JP4627696B2 - 真空装置 - Google Patents

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Description

本発明は、真空中で発生させたプラズマを利用するスパッタ装置、エッチング装置、PVD装置、電子ビーム蒸着装置などの真空負荷における異常放電の発生を防止又は抑制する異常放電防止装置を備える真空装置に関する。
真空中でプラズマを発生させ、そのプラズマを利用して加工又は処理するスパッタ装置、エッチング装置、PVD装置、電子ビーム蒸着装置などの真空負荷は以前から広い分野で使用されている。そして、このような真空負荷にあっては、何らかの原因で電極間のインピーダンスが低下したり、あるいは導電性の異物で電極間が短絡されることによって、異常放電が発生することが既に知られている。このような異常放電が発生すると、特にスパッタ装置ではスパッタリング中の液晶などの基板材料に欠陥を与え、製品の歩留まりの低下を招くという問題があり、また、電子ビーム蒸着装置では放電エネルギーによってフィラメントが断線してしまうなどの問題がある。このような問題を解決するため、異常放電を防止、又は抑制する異常放電防止回路がすでに種々提案されており、例えば比較的回路構成が簡単で、効果的な異常放電防止回路として、真空負荷に並列接続した半導体スイッチ素子を定期的に又は異常放電が発生したときに短時間オンさせることによって、逆極性のパルス状電圧を真空負荷に印加して異常放電を発生させない、あるいは発生した異常放電を速やかに消滅させる技術も提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
このように定期的に又は異常放電が発生したときに半導体スイッチ素子を短時間オンさせる回路構成の場合には、特に半導体スイッチ素子をオフさせるときに、それまで半導体スイッチ素子に流れていた電流を急激に遮断すると、半導体スイッチ素子にかなり高い電圧が印加され、半導体スイッチ素子の電力損失が大幅に増大することが知られており、これを防止するための回路も既に提案されている(例えば、特許文献4参照)。特許文献4では、図5に示すように、直流電源1とインダクタ2、真空負荷3それぞれに並列接続され、かつ逆電圧電源4と直列接続されている半導体スイッチ素子5に、並列にコンデンサCとダイオードDとを接続すると共に、更に並列に放電用抵抗器Rを接続し、半導体スイッチ素子5のターンオフ時に発生する回路の配線インダクタンスなどによるサージエネルギーをコンデンサCにバイパスさせて、半導体スイッチ素子5の両端の電圧が急激に上昇するのを防いでいる。そして、半導体スイッチ素子5のターンオフ時にコンデンサCに充電された電荷は、次に半導体スイッチ素子5がオンするときに放電用抵抗器Rを通して放電され、コンデンサCに充電された電荷は放電用抵抗器Rですべて消費され、熱となる。なお、半導体スイッチ素子5は、制御回路6によってオン駆動され、真空負荷3に逆電圧電源4の逆電圧を印加する。
従来例として図5の真空装置について更に説明すると、異常放電を発生させないために、制御回路6は、半導体スイッチ素子5を例えば10kHzの繰り返し周波数で周期的に一定の時間幅でオンさせる。半導体スイッチ素子5が周期的にオンすることによって、逆電圧電源4から半導体スイッチ素子5を通して真空負荷3に正極性のパルス電圧が加わり、異常放電の原因となるターゲット上の負の帯電電荷を中和している。一般的に、逆電圧電源4の電圧は直流電源1の出力電圧の20%程度の大きさに設定され、例えば、直流電源1の出力電圧が−500Vの場合、逆電圧電源4の出力電圧Vrは100V程度である。したがって、半導体スイッチ素子5が駆動される繰り返し周波数fを10kHz、コンデンサCの静電容量cを0.1μFとし、半導体スイッチ素子5のターンオフ時に発生する電圧上昇分を100Vとすると、コンデンサの電圧Vは700V程度になる。つまり、半導体スイッチ素子5に印加される電圧を高々この程度の電圧に抑制することができるが、このように仮定した場合の損失電力PLは、PL=0.5×c×V×f=0.5×0.1×10−6×700×10×10から245Wとなる。この電力損失による発熱は、ファンなどによる空冷で処理することができるが、環境問題の面から好ましくなく、真空装置内の温度を上昇させる原因にもなるので、最小限に抑制することが望まれる。
従来の真空装置についてもう少し詳しく述べると、定常の運転では、直流電源1からインダクタ2を通して真空負荷3にプラズマ電流Ipが継続的に流れている。半導体スイッチ素子5がオンすると、インダクタ2を流れていた電流は逆電圧電源4と半導体スイッチ素子5との経路側に転流し、同時に真空負荷3に逆電圧を印加する。このとき、逆電圧電源4と半導体スイッチ素子5との経路を流れる電流は、直前までインダクタ2を流れていた電流値を初期値として、ΔIだけ増加する。電流ΔIは、E・T/Lとなる。ここで、Eは直流電源1の出力電圧Vと逆電圧電源4の出力電圧Vrとの和の電圧であり、Tは半導体スイッチ素子5のオン時間である。ただし、インダクタ2のインダクタンスLが十分に大きければ、電流ΔIを無視できるから、半導体スイッチ素子5を流れる電流はプラズマ電流Ipに近似することができる。
継続的な繰り返しパルスの場合、その繰り返しパルスのパルスデューティをDuとすると、逆電圧電源4が供給する電流Irは、Ir×Duとなる。この電流Irは高いデューティパルスや大容量の真空装置では無視できない電流となり、逆電圧電源4の容量は大きくなる。例えば、直流電源1が50kW(−500V、100A)の出力容量を有し、繰り返し周波数10kHzで、20μmのパルス幅の逆電圧パルスを印加している状態でプラズマ電流を発生したとき、逆電圧電源4の出力電流Irは、Ip×Du=100×0.2から20Aとなり、逆電圧電源4の出力容量Prは、Vr×Ir=100×20から2000Wとなり、非常に大きな電力となる。したがって、真空負荷3が大容量になるほど、逆電圧電源4の容量は増大する。これに伴い、半導体スイッチ素子5のオフ時に発生する電力損失も増大することが分かる。
特開平07−197258号公報 特開平08−311647号公報 特開2005−151612公報 特開2004−007885公報
以上述べたように、前記特許文献4に開示された異常放電発生防止機能を備える真空装置にあっては、異常放電の発生を防止するために、又は発生した異常放電を速やかに消滅させるために、半導体スイッチ素子5を定期的に又は異常放電の発生時に逆電圧電源4から真空負荷3に逆電圧を印加したり、あるいは異常放電の予知時にオンさせて、逆電圧電源4から真空負荷3に逆電圧を印加しているが、その場合には半導体スイッチ素子5のオフ時に大きな電圧が半導体スイッチ素子5に加わってしまうので、これを軽減するために半導体スイッチ素子5のオフ時に発生するサージエネルギーを一旦コンデンサCに吸収して蓄え、次に半導体スイッチ素子5がオンするときに放電用抵抗器Rに放電している。しかしこの場合には、コンデンサCに一旦蓄えられた逆電圧電源4からのエネルギーは、前述したように放電用抵抗器Rで消費され、すべて電力損失となる。
本発明はかかる従来の真空装置の課題を解決するために、半導体スイッチ素子のオフ時に逆電圧電源からのエネルギーをコンデンサに一旦蓄え、その次に半導体スイッチ素子がオンするときに逆電圧電源と直流電源との双方又はいずれか一方に前記コンデンサに蓄えたエネルギーを帰還することによって、電力損失を抑制し、温度上昇を制限すると共に、逆電圧電源の小容量化などを実現することを主な課題としている。
前述のような問題を解決するため、発明1は、直流電源と、その直流電源の出力端子と真空負荷との間にこれらと直列に接続されているインダクタと、前記真空負荷に跨って並列に接続されていて、かつ互いに直列接続されている半導体スイッチ素子と逆電圧電源と、前記半導体スイッチ素子をオン、オフ駆動する制御回路とを備え、前記半導体スイッチ素子がオンするときに前記直流電源の出力電圧とは逆極性の電圧を前記逆電圧電源から前記真空負荷に印加する真空装置において、互いに直列接続されている第1のダイオードとコンデンサとを前記半導体スイッチ素子に跨って並列に接続し、パルストランスの1次巻線の一端を、前記第1のダイオードと前記コンデンサとの間に接続すると共に、その他端を前記半導体スイッチ素子と前記逆電圧電源との間に接続し、前記直流電源の出力端子間に第2のダイオードを介して前記パルストランスの2次巻線を接続し、前記半導体スイッチ素子のオフの際に前記コンデンサに充電された電荷を、前記半導体スイッチ素子のオンの際に前記パルストランスを介して前記直流電源に帰還することを特徴とする真空装置を提供する。
前述のような問題を解決するため、発明2は、直流電源と、その直流電源の出力端子と真空負荷との間にこれらと直列に接続されているインダクタと、前記真空負荷に跨って並列に接続されていて、かつ互いに直列接続されている半導体スイッチ素子と逆電圧電源と、前記半導体スイッチ素子をオン、オフ駆動する制御回路とを備え、前記半導体スイッチ素子がオンするときに前記直流電源の出力電圧とは逆極性の電圧を前記逆電圧電源から前記真空負荷に印加する真空装置において、互いに直列接続されている第1のダイオードとコンデンサとを前記半導体スイッチ素子に跨って並列に接続し、パルストランスの1次巻線の一端を、前記第1のダイオードと前記コンデンサとの間に接続すると共に、その他端を前記半導体スイッチ素子と前記逆電圧電源との間に接続し、前記逆電圧電源の出力端子間に第3のダイオードを介して前記パルストランスの2次巻線を接続し、前記半導体スイッチ素子のオフの際に前記コンデンサに充電された電荷を、前記半導体スイッチ素子のオンの際に前記パルストランスを介して前記逆電圧電源に帰還することを特徴とする真空装置を提供する。
前述のような問題を解決するため、発明3は、直流電源と、その直流電源の出力端子と真空負荷との間にこれらと直列に接続されているインダクタと、前記真空負荷に跨って並列に接続されていて、かつ互いに直列接続されている半導体スイッチ素子と逆電圧電源と、前記半導体スイッチ素子をオン、オフ駆動する制御回路とを備え、前記半導体スイッチ素子がオンするときに前記直流電源の出力電圧とは逆極性の電圧を前記逆電圧電源から前記真空負荷に印加する真空装置において、互いに直列接続されている第1のダイオードとコンデンサとを前記半導体スイッチ素子に跨って並列に接続し、パルストランスの1次巻線の一端を、前記第1のダイオードと前記コンデンサとの間に接続すると共に、その他端を前記半導体スイッチ素子と前記逆電圧電源との間に接続し、前記直流電源の出力端子間に第2のダイオードを介して前記パルストランスの第1の2次巻線を接続し、前記逆電圧電源の出力端子間に第3のダイオードを介して前記パルストランスの第2の2次巻線を接続し、前記第2の2次巻線と前記第1の2次巻線との巻数比を、前記逆電圧電源の出力電圧と前記直流電源の出力電圧との比率よりも大きくし、前記半導体スイッチ素子のオフの際に前記コンデンサに充電された電荷を、前記半導体スイッチ素子のオンの際に前記パルストランスを介して前記逆電圧電源及び前記直流電源に帰還することを特徴とする真空装置を提供する。
発明4は、前記第1の発明ないし前記第3の発明のいずれかにおいて、前記パルストランスの前記1次巻線の前記他端と前記逆電圧電源の正極の出力端子との間には、一方の極性の第4のダイオードと他方の極性の第5のダイオードの双方、又はいずれかが接続されていることを特徴とする真空装置を提供する。
発明5は、前記第1の発明ないし前記第4の発明のいずれかにおいて、前記コンデンサのキャパシタンスは、前記パルストランスの1次巻線が呈するインダクタンスと共振を生じ、その共振の1周期の1/4が前記半導体スイッチ素子のオン時間幅よりも短くなるように、前記キャパシタンスと前記インダクタンスとが選定されていることを特徴とする真空装置を提供する。
発明6は、前記第1の発明ないし前記第5の発明のいずれかにおいて、前記パルストランスは、前記半導体スイッチ素子がオンするときに1次巻線を流れる電流により励磁されて磁気エネルギーを蓄積し、前記半導体スイッチ素子がターンオフするときに前記磁気エネルギーを放出するフライバック型のパルストランスであることを特徴とする真空装置を提供する。
前記第1の発明によれば、半導体スイッチ素子のオフ時に逆電圧電源からのエネルギーをコンデンサに一旦蓄え、そのエネルギーを直流電源に帰還しているので、電力損失を低減することができ、電力効率の向上、環境の改善、真空装置の温度上昇の抑制などを達成することができる。
前記第2の発明によれば、半導体スイッチ素子のオフ時に逆電圧電源からのエネルギーをコンデンサに一旦蓄え、そのエネルギーを逆電圧電源に帰還しているので、電力損失を低減することができ、電力効率の向上、環境の改善、真空装置の温度上昇の抑制、及び逆電圧電源の小容量化、小型化などを達成することができる。
前記第3の発明によれば、前記第1の発明と前記第2の発明で得られる効果の他に、前記エネルギーの帰還に伴う逆電圧電源の電圧の上昇を抑制することができる。
前記第4の発明によれば、前記第1の発明ないし前記第3の発明のいずれかで得られる効果の他に、前記第4のダイオードを備えることにより、逆電圧電源からパルストランスの1次巻線を通して電流を流さないので、逆電圧電源からの放出電力を低減でき、逆電圧電源のより小容量化が可能である。また、前記第5のダイオードを備えることにより、パルストランスのリセット電圧を確保することができ、この真空装置を安定に動作させることができる。
前記第5の発明によれば、前記第1の発明ないし前記第4の発明で得られる効果の他に、より効率的に直流電源又は逆電圧電源に前記エネルギーを帰還できるので、より一層電力効率の向上、環境の改善、真空装置の温度上昇の抑制などを達成することができる。
前記第6の発明によれば、前記第1の発明ないし前記第5の発明で得られる効果の他に、フライバック型のパルストランスを用いることにより、前記コンデンサに充電したエネルギーをパルストランスに磁気エネルギーとして蓄積し、効率的に直流電源にエネルギーを帰還させることができる。
〔実施形態1〕
先ず図1及び図4によって本発明を実施するための実施形態1の真空装置100について説明する。図1は真空装置100の回路構成を示し、図4は真空装置100の各部の動作波形を示す図である。図1において、図5で示した記号と同一の記号は同じ名称の部材を示すものとする。直流電源1は、図示しない商用三相交流電源又は単相交流電源の交流電力を整流する整流器及び平滑化するフィルタ回路などからなる真空負荷3に適した直流電源である。逆電圧電源4は、真空負荷3に適したパルス状の逆電圧を印加できる直流電源であり、この実施形態では半導体スイッチ素子5に直列に接続されているコンデンサ4A、コンデンサ4Aを所望電圧まで充電するための直流電源、つまり充電回路4B、及び充電回路4Bの極性と同方向で、コンデンサ4Aに並列に接続されたダイオード4Cからなる。半導体スイッチ素子5はIGBT又はMOSFETなどのような電圧駆動型の半導体素子であることが好ましい。また、半導体スイッチ素子5は寄生ダイオード5Aを有する。
互いに直列接続され、半導体スイッチ素子5と並列に接続されているコンデンサ7、第1のダイオード8は図5に示したコンデンサC、ダイオードDにそれぞれ相当するものである。逆電圧電源4の正極の出力端子と半導体スイッチ素子5の正極端子との間には直列に第2のダイオード9が接続されている。パルストランス10の1次巻線N1の一端は、コンデンサ7とダイオード8との接続箇所に接続され、1次巻線N1の他端は、第3のダイオード11を通して半導体スイッチ素子5と第2のダイオード9との接続箇所に接続されている。パルストランス10の2次巻線N2は第4のダイオード12を通して直流電源1の両端に接続されている。パルストランス10の1次巻線N1、2次巻線N2に付された黒点は極性を示し、黒点から分かるように、パルストランス10はフライバック型のものである。また、必ずしも必要でないが、半導体スイッチ素子5と第2のダイオード9とに跨って第5のダイオード13、コンデンサ7と並列に第6のダイオード14が接続されている。
ここで各ダイオードの働きについて簡単に説明しておくと、第1のダイオード8はコンデンサ7に充電された電荷が直接半導体スイッチ素子5に流れるのを防ぎ、コンデンサ7に充電された電荷がパルストランス10の1次巻線N1を通して放電されるようにするものである。第2のダイオード9は、パルストランス10の1次巻線N1から逆電圧電源4の正極に電流が流れるのを防いで、1次巻線N1のリセット電圧を確保するためのものである。第3のダイオード11は、逆電圧電源4の正極からパルストランス10の1次巻線N1に電流が流れるのを防止するためのものである。第4のダイオード12は、パルストランス10に蓄積されたエネルギーを直流電源1に放出するダイオードである。第5のダイオード13は、インダクタ2と真空負荷3と半導体スイッチ素子5との接続点aの電圧が逆電圧電源4の正極端子の電圧よりも高くなったときにオンして、半導体スイッチ素子5及び第2のダイオード9の保護を行うものである。第6のダイオード14は、共振によってコンデンサ7が逆極性に充電されるのを防止するものである。また、逆電圧電源4のダイオード4Cは、事故などによってコンデンサ4Aが完全に放電した場合に逆方向に充電されるのを防止する働きを行う。
次に図4を用いて、半導体スイッチ素子5のスイッチングに伴うコンデンサ7の充電、あるいは放電に関連する動作について説明を行う。半導体スイッチ素子5がオンすることにより、逆電圧電源4から逆電圧を真空負荷3に印加する動作、及び半導体スイッチ素子5がオフするときのコンデンサ7とダイオード8の動作については図5で示した従来例と同じである。説明を理解し易くするために、直流電源1、逆電圧電源4の出力電圧、出力電流、サージ電圧などの諸条件は前述従来例の値と同じであるとする。図4において、時刻t0では半導体スイッチ素子5がオフしているものとすると、直流電源1は500V、100Aを供給しており、真空負荷3の電圧は、インダクタ2の電圧をゼロとすると、図4(A)に示すように、ほぼ−500Vにある。コンデンサ7は、図4(B)に示すように、直流電源1の出力電圧500Vと逆電圧電源4の出力電圧100Vとサージ電圧100Vとの和の電圧である略700Vに充電されている。
時刻t1で半導体スイッチ素子5がオンすると、それまで真空負荷3を通してインダクタ2を流れていた電流Ipは逆電圧電源4と半導体スイッチ素子5との経路に転流、つまり逆電圧電源4が電流Ipを担持して供給する。同時に、コンデンサ7の充電エネルギーはパルストランス10の1次巻線N1、ダイオード11、半導体スイッチ素子5を通して放電され、実質的にコンデンサ7の充電電圧はパルストランス10の1次巻線N1にすべて印加され、コンデンサ7の充電エネルギーは1次巻線N1に磁気エネルギーとして蓄えられる。この動作はパルストランス10の1次巻線N1が有するインダクタンスL1とコンデンサ7のキャパシタンスC1との共振現象を伴う。図4(C)に示すように、1次巻線N1のインダクタンスとコンデンサ7のキャパシタンスとの共振電流のピークが半導体スイッチ素子5のオン期間中にあれば、コンデンサ7の充電エネルギーを効果的にパルストランス10の2次巻線N2側に伝達することができるので好ましい。したがって、1次巻線N1のインダクタンスL1とコンデンサ7のキャパシタンスC1との共振周波数の1周期Trの1/4が半導体スイッチ素子5のオン時間(例えば20μm)以下になるように、1次巻線N1のインダクタンスL1とコンデンサ7のキャパシタンスC1とを選定すれば、半導体スイッチ素子5のオン時間中にコンデンサ7の放電電流はピーク値に達し、同時にコンデンサ7の電圧がゼロとなる(時刻t2)。コンデンサ7の電圧がゼロになると、時刻t2で共振電流はダイオード14を通して流れる。
時刻t3で半導体スイッチ素子5がオフすると、パルストランス10の2次巻線N2の電圧は黒点側が負、非黒点側が正となり、1次巻線N1のインダクタンスに蓄えられた前記磁気エネルギーは、図4(D)に示すように、2次巻線N2からダイオード12を通して電流として直流電源1に放出される。ダイオード12が導通することによってパルストランス10の2次巻線N2の電圧は直流電源1の電圧にクランプされる。したがって、パルストランス10の1次巻線N1と2次巻線N2との比率を適当に設定することによって、1次巻線N1の電圧も所望の電圧にクランプすることができる。このように、半導体スイッチ素子5のターンオフ時にコンデンサ7に充電されたエネルギーは直流電源1に帰還され、熱損失にならならず、また、エネルギーが直流電源1側に帰還されるので、その帰還時に半導体スイッチ素子5を流れる電流を小さくできる。特に、前述したようにパルストランス10の1次巻線N1のインダクタンスL1とコンデンサ7のキャパシタンスC1とを選定することによって、コンデンサ7に充電されたエネルギーを効率的に直流電源1に帰還することができる。
〔実施形態2〕
次に図2を用いて本発明の実施形態2について説明する。実施形態2の真空装置200では、前述のようにパルストランス10の1次巻線N1のインダクタンスに蓄えた磁気エネルギーを逆電圧電源4に帰還するところが実施形態1の真空装置100と異なる。真空装置100と異なる点について主に説明する。図2において、図1で用いた記号と同じ記号は同じ名称の部材を示すものとする。真空装置200では、パルストランス10の2次巻線N2をダイオード15を介して逆電圧電源4に跨って接続している。したがって、半導体スイッチ素子5のオフの際にダイオード8を介してコンデンサ7に充電された電荷は、次に半導体スイッチ素子5がオンするときにパルストランス10の1次巻線N1、ダイオード11を介して放電され、パルストランス10の1次巻線N1のインダクタンスに磁気エネルギーとして蓄積される。ここまでの動作は真空装置100と同じである。
そして、半導体スイッチ素子5がオフすると、パルストランス10の2次巻線N2の電圧は黒点側が負、非黒点側が正となり、1次巻線N1のインダクタンスに蓄えられた前記磁気エネルギーは、2次巻線N2からダイオード15を通して電流として逆電圧電源4のコンデンサ4Aに放出され、コンデンサ4Aを充電する。つまり、半導体スイッチ素子5のターンオフ時にコンデンサ7に充電されたエネルギーは逆電圧電源4のコンデンサ4Aに帰還され、熱損失にならない。実施形態1と同様であるので再度述べないが、パルストランス10の1次巻線N1のインダクタンスL1とコンデンサ7のキャパシタンスC1とを選定、特にコンデンサ7を選定して、半導体スイッチ素子5のオン時間中にコンデンサ7の放電電流がピーク値に達するようにすることにより、逆電圧電源4を小容量化することができる。例えば、実施形態1の真空装置100における逆電圧電源4の出力容量を2000Wとし、前述からコンデンサ7の充電エネルギーを245Wとすると、この真空装置200では245Wが逆電圧電源4に帰還されるので、逆電圧電源4は1755Wの出力容量をもてばよいことになる。
〔実施形態3〕
次に図3を用いて本発明の実施形態3について説明する。実施形態3の真空装置300では、前述のようにパルストランス10の1次巻線N1のインダクタンスに蓄えた磁気エネルギーを逆電圧電源4と直流電源1とに帰還するところが真空装置100、真空装置200と異なる。真空装置100、200と異なる点について主に説明する。図3において、図1、図2で用いた記号と同じ記号は同じ名称の部材を示すものとする。真空装置300では、パルストランス10は第1の2次巻線N2aと第2の2次巻線N2bとを備える。パルストランス10の第1の2次巻線N2aを実施形態1と同様にダイオード12を介して直流電源1に跨って接続すると共に、パルストランス10の第2の2次巻線N2bを実施形態2と同様にダイオード15を介して逆電圧電源4に跨って接続している。この真空装置300では、コンデンサ7に充電された電荷を逆電圧電源4に優先的にエネルギーとして帰還し、帰還エネルギーが過剰の場合には直流電源1にもその過剰分を帰還して逆電圧が必要以上に上昇するのを防ぐところに特徴がある。
一般に、このような真空装置にあっては、負荷電流が少ないときには直流電源1の出力電流が少なくなるばかりでなく、逆電圧電源4の出力電流も少なくなる。しかし、コンデンサ7に充電されるエネルギーは従来例で数式を用いて述べたように周波数に依存し、軽負荷のときにも減少しない。したがって、軽負荷時にはコンデンサ7に充電されるエネルギーを逆電圧電源4にすべて帰還すると、逆電圧が必要以上に上昇する危険性がある。この問題を解決するために、この真空装置300ではパルストランス10に第1の2次巻線N2aと第2の2次巻線N2bとを設け、第1の2次巻線N2aと第2の2次巻線N2bとの巻数比を、直流電源1の出力電圧(例えば500V)に対する逆電圧電源4の出力電圧(例えば100V)の比率5対1(20%)よりも大きな割合、例えば4対1(25%)に設定することによって、逆電圧電源4の逆電圧の上昇を直流電源1の出力電圧の1/4に制限することができる。
パルストランス10の第1の2次巻線N2aと第2の2次巻線N2bの黒点側が負、非黒点側が正となって、1次巻線N1のインダクタンスに蓄えられた前記磁気エネルギーが第1の2次巻線N2a、第2の2次巻線N2bを介して放出される段階において、第1の2次巻線N2a、第2の2次巻線N2bそれぞれの電圧が上昇し、先ず第1の2次巻線N2aの電圧が逆電圧電源4の出力電圧(例えば100V)を越えると、ダイオード15が導通して逆電圧電源4のコンデンサ4Aを充電する。そして、第1の2次巻線N2a、第2の2次巻線N2bそれぞれの電圧が更に上昇し、第2の2次巻線N2bの電圧が直流電源1の出力電圧(例えば500V)を越えると、ダイオード12が導通することにより第2の2次巻線N2bからも磁気エネルギーは帰還され、第2の2次巻線N2bの電圧はほぼ直流電源1の出力電圧にクランプされる。
したがって、前述のように、第1の2次巻線N2aと第2の2次巻線N2bの巻数比が4対1であることから、第2の2次巻線N2bの電圧はほぼ125(500/4)V程度に制限されるので、逆電圧電源4のコンデンサ4Aの電圧もほぼ125(500/4)V程度以下に制限され、過剰になることはない。第1の2次巻線N2aと第2の2次巻線N2bとの好ましい巻数比の範囲は、直流電源1の出力電圧と逆電圧電源4の出力電圧との比率Pと同程度ないし比率Pの150%程度迄である。
このことから、パルストランス10の第1の2次巻線N2aと第2の2次巻線N2bとの巻数比を4対1に限らず、適切に設定することによって、逆電圧電源4の電圧を所望の値以下に制限できる。この実施形態3でも、逆電圧電源4のコンデンサ4Aの充電電力の一部分をコンデンサ7から供給することができるので、逆電圧電源4を小容量化できる。
以上の実施形態では、いずれも制御回路6は半導体スイッチ素子5を予め決めた周波数で、予め決めたパルス幅だけオン、オフ動作させたが、このような異常放電の予防法は電力損失が大きいために、異常放電の発生を検出し、異常放電が検出されたときだけ、半導体スイッチ素子5を予め決めたパルス幅だけオンさせる異常放電抑制方法が既に提案されており、このような異常放電抑制方法にも本発明をそのまま適用できることは明らかである。更に、異常放電の発生を予知して、異常放電が発生する直前に半導体スイッチ素子5を予め決めたパルス幅だけオンさせることにより、異常放電を発生させない異常放電発生防止方法も提案されており、このような異常放電発生防止方法にも本発明をそのまま適用することができる。
また以上の実施形態では、半導体スイッチ素子5を1個の半導体素子として説明したが、スパッタ装置は負荷電圧が数100Vであるために、半導体スイッチ素子5としてIGBT又はMOSFETなどを使用する場合は、例えば1200Vの耐圧を有する素子1個で実現できるが、電子ビーム装置の場合には負荷電圧が10kV程度であるため、1200Vの耐圧を有するIGBT又はMOSFETなどを複数個直列接続することにより実現できる。この場合にはそれぞれのIGBT又はMOSFETなどにコンデンサが並列接続され、これらコンデンサに充電されたエネルギーがパルストランス10の1次巻線を通して放電されるように構成しておけばよい。
本発明の実施形態1に係る第1の真空装置100の回路構成を示す図である。 本発明の実施形態2に係る第2の真空装置200の回路構成を示す図である。 本発明の実施形態3に係る第3の真空装置300の回路構成を示す図である。 本発明に係る第1の真空装置100を説明するための波形図である。 従来の真空装置の回路構成を説明するための図である
符号の説明
1・・・直流電源
2・・・インダクタ
3・・・真空負荷
4・・・逆電圧電源
5・・・半導体スイッチ素子
6・・・制御回路
7・・・コンデンサ
8・・・ダイオード
9・・・ダイオード
10・・・パルストランス
11〜15・・・ダイオード

Claims (6)

  1. 直流電源と、該直流電源の出力端子と真空負荷との間にこれらと直列に接続されているインダクタと、前記真空負荷に跨って並列に接続されていて、かつ互いに直列接続されている半導体スイッチ素子と逆電圧電源と、前記半導体スイッチ素子をオン、オフ駆動する制御回路とを備え、前記半導体スイッチ素子がオンするときに前記直流電源の出力電圧とは逆極性の電圧を前記逆電圧電源から前記真空負荷に印加する真空装置において、
    互いに直列接続されている第1のダイオードとコンデンサとを前記半導体スイッチ素子に跨って並列に接続し、
    パルストランスの1次巻線の一端を、前記第1のダイオードと前記コンデンサとの間に接続すると共に、その他端を前記半導体スイッチ素子と前記逆電圧電源との間に接続し、
    前記直流電源の出力端子間に第2のダイオードを介して前記パルストランスの2次巻線を接続し、
    前記半導体スイッチ素子のオフの際に前記コンデンサに充電された電荷を、前記半導体スイッチ素子のオンの際に前記パルストランスを介して前記直流電源に帰還することを特徴とする真空装置。
  2. 直流電源と、該直流電源の出力端子と真空負荷との間にこれらと直列に接続されているインダクタと、前記真空負荷に跨って並列に接続されていて、かつ互いに直列接続されている半導体スイッチ素子と逆電圧電源と、前記半導体スイッチ素子をオン、オフ駆動する制御回路とを備え、前記半導体スイッチ素子がオンするときに前記直流電源の出力電圧とは逆極性の電圧を前記逆電圧電源から前記真空負荷に印加する真空装置において、
    互いに直列接続されている第1のダイオードとコンデンサとを前記半導体スイッチ素子に跨って並列に接続し、
    パルストランスの1次巻線の一端を、前記第1のダイオードと前記コンデンサとの間に接続すると共に、その他端を前記半導体スイッチ素子と前記逆電圧電源との間に接続し、
    前記逆電圧電源の出力端子間に第3のダイオードを介して前記パルストランスの2次巻線を接続し、
    前記半導体スイッチ素子のオフの際に前記コンデンサに充電された電荷を、前記半導体スイッチ素子のオンの際に前記パルストランスを介して前記逆電圧電源に帰還することを特徴とする真空装置。
  3. 直流電源と、該直流電源の出力端子と真空負荷との間にこれらと直列に接続されているインダクタと、前記真空負荷に跨って並列に接続されていて、かつ互いに直列接続されている半導体スイッチ素子と逆電圧電源と、前記半導体スイッチ素子をオン、オフ駆動する制御回路とを備え、前記半導体スイッチ素子がオンするときに前記直流電源の出力電圧とは逆極性の電圧を前記逆電圧電源から前記真空負荷に印加する真空装置において、
    互いに直列接続されている第1のダイオードとコンデンサとを前記半導体スイッチ素子に跨って並列に接続し、
    パルストランスの1次巻線の一端を、前記第1のダイオードと前記コンデンサとの間に接続すると共に、その他端を前記半導体スイッチ素子と前記逆電圧電源との間に接続し、
    前記直流電源の出力端子間に第2のダイオードを介して前記パルストランスの第1の2次巻線を接続し、
    前記逆電圧電源の出力端子間に第3のダイオードを介して前記パルストランスの第2の2次巻線を接続し、
    前記第2の2次巻線と前記第1の2次巻線との巻数比を、前記逆電圧電源の出力電圧と前記直流電源の出力電圧との比率よりも大きくし、
    前記半導体スイッチ素子のオフの際に前記コンデンサに充電された電荷を、前記半導体スイッチ素子のオンの際に前記パルストランスを介して前記逆電圧電源及び前記直流電源に帰還することを特徴とする真空装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかにおいて、
    前記パルストランスの前記1次巻線の前記他端と前記逆電圧電源の正極の出力端子との間には、一方の極性の第4のダイオードと他方の極性の第5のダイオードの双方、又はいずれかが接続されていることを特徴とする真空装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかにおいて、
    前記コンデンサのキャパシタンスは、前記パルストランスの1次巻線が呈するインダクタンスと共振を生じ、その共振の1周期の1/4が前記半導体スイッチ素子のオン時間幅よりも短くなるように、前記キャパシタンスと前記インダクタンスとが選定されていることを特徴とする真空装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかにおいて、
    前記パルストランスは、前記半導体スイッチ素子がオンするときに1次巻線を流れる電流により励磁されて磁気エネルギーを蓄積し、前記半導体スイッチ素子がターンオフするときに前記磁気エネルギーを放出するフライバック型のパルストランスであることを特徴とする真空装置。
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