JP2023114686A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回路規模の増大を抑えつつ、2次側回路における損失を低減可能であり、電流検出装置を用いることなく、出力電流が分流して流れる回路の電流分割比を制御できる電力変換装置を提供すること。【解決手段】電力変換装置1は、1次巻線11aと直列接続されたスイッチング素子Qpと、2次巻線11bの正極端と2次側接地電位との間に直列接続されたキャパシタ12及び整流素子Q2と、2次巻線11bの負極端と2次側接地電位との間に接続された整流素子Q1と、接続点CP1と正極出力端子1Pとの間に接続されたインダクタ13と、2次巻線11bの正極端と正極出力端子1Pとの間に直列接続されたスイッチング素子Q3及びインダクタ14と、接続点CP2と2次側接地電位との間に接続された整流素子Q4と、を備え、制御装置16は、スイッチング素子Qpとスイッチング素子Q3とを一定周期で交互に導通状態に設定する。【選択図】図1

Description

本開示は、電力変換装置に関する。
近年、DC/DCコンバータに要求される出力電流が増大してきている。出力電流の増大に伴い、トランスの2次側回路を流れる電流が増大し、その結果、2次側回路における損失が増大している。このような問題に対して、トランスを含む2次側回路を並列化することにより、2次側回路を流れる電流を分散させる構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
中国特許出願公開第105743356号明細書
しかしながら、特許文献1に記載の回路構成では、2つのトランスが必要となるので、回路規模が増大する。並列化した2つの回路に流れる電流のバランスを制御するために、一般的に当該並列化した2つの回路のそれぞれに電流検出装置が設けられる。
本開示は、回路規模の増大を抑えつつ、2次側回路における損失を低減可能であり、電流検出装置を用いることなく、出力電流が分流して流れる回路の電流分割比を制御できる電力変換装置を説明する。
本開示の一側面に係る電力変換装置は、フォワード型の電力変換装置である。この電力変換装置は、1次巻線及び2次巻線を有するトランスと、1次巻線と直列に接続された第1スイッチング素子と、2次巻線の一端と2次側接地電位との間に直列に接続されたキャパシタ及び第1整流素子と、2次巻線の他端と2次側接地電位との間に接続された第2整流素子と、正極出力端子と、2次側接地電位に接続された負極出力端子と、キャパシタと第1整流素子との第1接続点と正極出力端子との間に接続された第1インダクタと、2次巻線の一端と正極出力端子との間に直列に接続された第2スイッチング素子及び第2インダクタと、第2スイッチング素子と第2インダクタとの第2接続点と2次側接地電位との間に接続された第3整流素子と、第1スイッチング素子及び第2スイッチング素子の導通/非導通状態を切り替える制御装置と、を備える。制御装置は、第1スイッチング素子と第2スイッチング素子とを一定周期で交互に導通状態に設定する。
この電力変換装置では、第1スイッチング素子が導通状態に設定され、第2スイッチング素子は非導通状態に設定された場合には、2次巻線に電圧が生じ、2次巻線に生じた電圧からキャパシタの両端電圧及び出力電圧を引くことによって得られる電圧が、第1インダクタに印加される。これにより、第1インダクタに流れる電流が増加し、キャパシタが充電される。このとき、第2インダクタには出力電圧が逆方向に印加されるので、第2インダクタに流れる電流は減少する。一方、第2スイッチング素子が導通状態に設定され、第1スイッチング素子は非導通状態に設定された場合には、キャパシタの両端電圧から出力電圧を引くことによって得られる電圧が第2インダクタに印加される。これにより、第2インダクタに流れる電流が増加し、キャパシタが放電される。このとき、第1インダクタには出力電圧が逆方向に印加されるので、第1インダクタに流れる電流は減少する。このように、トランスを並列化することなく、第1インダクタと第2インダクタとに分散して電流が流れる。したがって、回路規模の増大を抑えつつ、第1インダクタ及び第2インダクタにおける直流損失を含む2次側回路での損失を低減することが可能となる。さらに、第1スイッチング素子のデューティー比と第2スイッチング素子のデューティー比とを調整することによって、第1インダクタに流れる電流と第2インダクタに流れる電流との割合(電流分割比)を変えることができる。したがって、電流検出装置を用いることなく、出力電流が分流して流れる回路の電流分割比を制御することが可能となる。
いくつかの実施形態では、制御装置は、第1スイッチング素子のデューティー比と第2スイッチング素子のデューティー比とが等しくなるように、第1スイッチング素子及び第2スイッチング素子の導通/非導通状態を切り替えてもよい。この場合、第1インダクタを流れる電流の平均値と、第2インダクタを流れる電流の平均値とを等しくすることができる。
いくつかの実施形態では、制御装置は、第1スイッチング素子を非導通状態から導通状態に切り替えてから第2スイッチング素子を非導通状態から導通状態に切り替えるまでの時間差を調整してもよい。この場合、出力電流の高調波成分を調整することができる。例えば、特定の周波数帯域に存在する高調波成分を低減することができる。
いくつかの実施形態では、第1整流素子は、スイッチング素子であってもよい。制御装置は、第1スイッチング素子が導通状態である期間には、第1整流素子を非導通状態に制御し、第1スイッチング素子が非導通状態である期間には、第1整流素子を導通状態に制御してもよい。この場合、第1整流素子がダイオードである場合と比較して、第1整流素子における損失を低減することが可能となる。
いくつかの実施形態では、第2整流素子は、スイッチング素子であってもよい。制御装置は、第1スイッチング素子が導通状態である期間には、第2整流素子を導通状態に制御し、第1スイッチング素子が非導通状態である期間には、第2整流素子を非導通状態に制御してもよい。この場合、第2整流素子がダイオードである場合と比較して、第2整流素子における損失を低減することが可能となる。
いくつかの実施形態では、第3整流素子は、スイッチング素子であってもよい。制御装置は、第2スイッチング素子が導通状態である期間には、第3整流素子を非導通状態に制御し、第2スイッチング素子が非導通状態である期間には、第3整流素子を導通状態に制御してもよい。この場合、第3整流素子がダイオードである場合と比較して、第3整流素子における損失を低減することが可能となる。
本開示によれば、回路規模の増大を抑えつつ、2次側回路における損失を低減でき、電流検出装置を用いることなく、出力電流が分流して流れる回路の電流分割比を制御することができる。
図1は、一実施形態に係る電力変換装置の回路構成の一例を示す図である。 図2は、図1に示される各スイッチング素子のスイッチングタイミングを示す図である。 図3は、図2に示されるフェーズΦ1における電流経路を示す図である。 図4は、図2に示されるフェーズΦ2,Φ4における電流経路を示す図である。 図5は、図2に示されるフェーズΦ3における電流経路を示す図である。 図6は、図1に示される電力変換装置の定常状態を解析するための回路モデルを示す図である。 図7は、図1に示される電力変換回路の回路構成の別例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら一実施形態に係る電力変換装置を詳細に説明する。図面の説明において、同一又は同等の要素には同一符号が用いられ、重複する説明は省略される。
図1を参照しながら、一実施形態に係る電力変換装置の回路構成を説明する。図1は、一実施形態に係る電力変換装置の回路構成の一例を示す図である。図1に示される電力変換装置1は、直流電圧を変換する装置(DC/DCコンバータ)である。電力変換装置1は、例えば、ハイブリッド自動車(HV)、プラグインハイブリッド自動車(PHV)、及び電気自動車(EV)等の電動車で用いられる。この場合、電力変換装置1は、例えば、高圧バッテリの電圧を補機電圧に変換する。電力変換装置1は、フォワード型の電力変換装置である。フォワード型は、トランスの1次巻線が一方向にのみ励磁され、1次巻線の励磁期間中だけ、トランスを介して2次側にエネルギーを伝達する方式である。
電力変換装置1は、トランス11と、キャパシタ12と、インダクタ13(第1インダクタ)と、インダクタ14(第2インダクタ)と、キャパシタ15と、制御装置16と、スイッチング素子Qp(第1スイッチング素子)と、整流素子Q1(第2整流素子)と、整流素子Q2(第1整流素子)と、スイッチング素子Q3(第2スイッチング素子)と、整流素子Q4(第3整流素子)と、正極出力端子1Pと、負極出力端子1Nと、を含む。本実施形態では、整流素子Q1、整流素子Q2、及び整流素子Q4として、スイッチング素子が用いられる。
各スイッチング素子は、その主端子間の電気的な状態を導通状態(オン状態)と非導通状態(オフ状態)との間で切り替え可能な回路要素である。本実施形態では、スイッチング素子は、逆並列ダイオードが接続された金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ(MOSFET:Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)である。MOSFETの場合、主端子はドレイン及びソースである。逆並列ダイオードのカソードは、MOSFETのドレインに接続されており、逆並列ダイオードのアノードは、MOSFETのソースに接続されている。スイッチング素子は、逆並列ダイオードが並列に接続された絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT:Insulated Gate Bipolar Transistor)であってもよい。IGBTの場合、主端子はコレクタ及びエミッタである。各スイッチング素子のゲートに、制御装置16からゲート電圧が印加されることによって、スイッチング素子の主端子間が導通状態と非導通状態との間で切り替えられる。本明細書では、スイッチング素子又は整流素子の主端子間の導通状態/非導通状態を、単に「スイッチング素子又は整流素子の導通状態/非導通状態」と記す。
トランス11は、1次巻線11a及び2次巻線11bを有する。具体的には、1次巻線11aと2次巻線11bとがコアに巻回されている。1次巻線11aにおいて、図1中の黒丸が付された側の電位が、黒丸が付されていない側の電位よりも高くなるように、1次巻線11aに電圧が印加された場合、2次巻線11bの黒丸が付された側の電圧が、黒丸が付されていない側の電位よりも高くなるように、2次巻線11bに電圧が発生するものとする。以下、1次巻線11a及び2次巻線11bともに、黒丸が付された側を正極端、黒丸が付されていない側を負極端と呼ぶ。1次巻線11aの正極端には入力電圧が印加される。1次巻線11aの負極端は、スイッチング素子Qpを介して1次側接地電位に接続されている。スイッチング素子Qpは、1次巻線11aと直列に接続されている。具体的には、スイッチング素子Qpの一端(ドレイン)は、1次巻線11aの負極端に接続されている。スイッチング素子Qpの他端(ソース)は、1次側接地電位に接続されている。
キャパシタ12及び整流素子Q2は、2次巻線11bの正極端と2次側接地電位との間に直列に接続されている。具体的には、キャパシタ12の一端は、2次巻線11bの正極端に接続されている。キャパシタ12の他端と整流素子Q2の一端(ドレイン)とは、接続点CP1(第1接続点)において互いに接続されている。整流素子Q2の他端(ソース)は、2次側接地電位に接続されている。
インダクタ13は、接続点CP1と正極出力端子1Pとの間に接続されている。具体的には、インダクタ13の一端は接続点CP1に接続され、インダクタ13の他端は正極出力端子1Pに接続されている。
整流素子Q1は、2次巻線11bの負極端と2次側接地電位との間に接続されている。具体的には、整流素子Q1の一端(ドレイン)は2次巻線11bの負極端に接続され、整流素子Q1の他端(ソース)は2次側接地電位に接続されている。
スイッチング素子Q3及びインダクタ14は、2次巻線11bの正極端と正極出力端子1Pとの間に直列に接続されている。具体的には、スイッチング素子Q3の一端(ドレイン)は、2次巻線11bの正極端に接続されている。スイッチング素子Q3の他端(ソース)とインダクタ14の一端とは、接続点CP2(第2接続点)において互いに接続されている。インダクタ14の他端は、正極出力端子1Pに接続されている。
整流素子Q4は、接続点CP2と2次側接地電位との間に接続されている。具体的には、整流素子Q4の一端(ドレイン)は接続点CP2に接続され、整流素子Q4の他端(ソース)は2次側接地電位に接続されている。
キャパシタ15は、正極出力端子1Pと負極出力端子1Nとの間に接続されている。具体的には、キャパシタ15の一端は正極出力端子1Pに接続され、キャパシタ15の他端は負極出力端子1Nに接続されている。負極出力端子1Nは、2次側接地電位に接続されている。
制御装置16は、各スイッチング素子の導通/非導通状態を切り替える回路である。制御装置16は、各スイッチング素子にゲート電圧を供給することによって、スイッチング素子の導通/非導通状態を切り替える。
次に、図2~図5を参照しながら、電力変換装置1の動作を説明する。図2は、図1に示される各スイッチング素子のスイッチングタイミングを示す図である。図2において、斜線を施した期間に、該当するスイッチング素子が導通状態なることを示している。図3は、図2に示されるフェーズΦ1における電流経路を示す図である。図4は、図2に示されるフェーズΦ2,Φ4における電流経路を示す図である。図5は、図2に示されるフェーズΦ3における電流経路を示す図である。
図2に示されるように、制御装置16は、スイッチング素子Qpの導通/非導通状態と整流素子Q1の導通/非導通状態とを同期して切り替える。具体的には、制御装置16は、スイッチング素子Qpが導通状態である期間には、整流素子Q1を導通状態に制御し、スイッチング素子Qpが非導通状態である期間には、整流素子Q1を非導通状態に制御する。制御装置16は、スイッチング素子Qpの導通/非導通状態と整流素子Q2の導通/非導通状態とを相補的に切り替える。具体的には、制御装置16は、スイッチング素子Qpが導通状態である期間には、整流素子Q2を非導通状態に制御し、スイッチング素子Qpが非導通状態である期間には、整流素子Q2を導通状態に制御する。
制御装置16は、スイッチング素子Qpとスイッチング素子Q3とを交互に導通状態に設定する。ここで、「交互に導通状態に設定する」とは、スイッチング素子Qpとスイッチング素子Q3とがともに導通状態にはならないことを意味しており、両者がともに非導通状態になる時間が存在する場合も含む。本実施形態では、制御装置16は、スイッチング素子Qpを非導通状態から導通状態に切り替えてから時間差Δ×Tだけ経過したことに応じて、スイッチング素子Q3を非導通状態から導通状態に切り替える。制御装置16は、スイッチング素子Q3の導通/非導通状態と整流素子Q4の導通/非導通状態とを相補的に切り替える。具体的には、制御装置16は、スイッチング素子Q3が導通状態である期間には、整流素子Q4を非導通状態に制御し、スイッチング素子Q3が非導通状態である期間には、整流素子Q4を導通状態に制御する。
なお、スイッチング素子Qpのデューティー比をd、スイッチング素子Q3のデューティー比をdとする。デューティー比とは、1周期中のスイッチング素子が導通状態となっている時間の割合である。つまり、スイッチング素子Qpは、デューティー比dに1周期の時間Tを乗算することによって得られる時間(d×T)だけ導通状態となっている。スイッチング素子Q3は、デューティー比dに1周期の時間Tを乗算することによって得られる時間(d×T)だけ導通状態となっている。スイッチング素子Qpとスイッチング素子Q3とは同時に導通状態となることはないので、時間差Δ×Tは時間(d×T)よりも大きい。
本実施形態における制御装置16は、各スイッチング素子のスイッチングタイミングを制御することにより、デューティー比d、デューティー比d、及び時間差Δ×Tを調整する。例えば、制御装置16は、デューティー比dとデューティー比dとが等しくなるように、スイッチング素子Qp及びスイッチング素子Q3の導通/非導通状態を一定周期で切り替える。
上述のように各スイッチング素子の導通/非導通状態が切り替えられることによって、フェーズΦ1、フェーズΦ2、フェーズΦ3、及びフェーズΦ4がその順に繰り返される。以下に、各フェーズにおける電流経路を説明する。以下の説明において、電力変換装置1の回路は定常状態にあると仮定している。なお、実際の動作では、フェーズΦ1~フェーズΦ4以外にデッドタイムの期間が含まれる。
<フェーズΦ1>
図3に示されるように、フェーズΦ1では、スイッチング素子Qp及び整流素子Q1,Q4が導通状態であり、整流素子Q2及びスイッチング素子Q3が非導通状態である。スイッチング素子Qpが非導通状態から導通状態になるので、1次巻線11aには、正極端の電位が負極端の電位よりも高くなるように、入力電圧が印加され、2次巻線11bに電圧V(図6参照)が、正極端の電位が負極端の電位よりも高くなるように生じる。これにより、2次巻線11bの正極端からキャパシタ12、インダクタ13、正極出力端子1P、負荷、及び整流素子Q1を順に通って2次巻線11bの負極端に戻る電流経路に電流Iが流れる。このとき、インダクタ13には、2次巻線11bに生じる電圧Vから、キャパシタ12の両端電圧V(図6参照)と電力変換装置1の出力電圧V(図6参照)とを引くことによって得られる電圧が印加される。このため、インダクタ13を流れる電流Iは増加する。キャパシタ12は、電流Iによって充電される。
フェーズΦ4からフェーズΦ1に切り替わっても、インダクタ14を流れる電流Iの電流経路は変化しない。具体的には、インダクタ14の他端から正極出力端子1P、負荷、及び整流素子Q4を順に通ってインダクタ14の一端に戻る電流経路に電流Iが流れる。このとき、インダクタ14には、出力電圧Vが逆方向に印加されるので、インダクタ14を流れる電流Iは減少する。
<フェーズΦ2>
図4に示されるように、フェーズΦ2では、整流素子Q2,Q4が導通状態であり、スイッチング素子Qp,Q3及び整流素子Q1が非導通状態である。スイッチング素子Qp及び整流素子Q1が導通状態から非導通状態となり、整流素子Q2が非導通状態から導通状態となるので、電流Iの連続性により、インダクタ13の他端から正極出力端子1P、負荷、及び整流素子Q2を順に通ってインダクタ13の一端に戻る電流経路に電流Iが流れる。このとき、インダクタ13には、出力電圧Vが逆方向に印加されるので、電流Iは減少に転じる。フェーズΦ1からフェーズΦ2に切り替わっても、電流Iの電流経路は変化しないので、電流Iは減少し続ける。フェーズΦ2では、キャパシタ12は充電も放電もされない。
<フェーズΦ3>
図5に示されるように、フェーズΦ3では、整流素子Q2及びスイッチング素子Q3が導通状態であり、スイッチング素子Qp及び整流素子Q1,Q4が非導通状態である。フェーズΦ2からフェーズΦ3に切り替わっても、電流Iの電流経路は変化しないので、電流Iは減少し続ける。スイッチング素子Q3が非導通状態から導通状態となり、整流素子Q4が導通状態から非導通状態となるので、インダクタ14には両端電圧Vから出力電圧Vを引くことによって得られる電圧が印加される。これにより、電流Iは増加に転じる。キャパシタ12は、電流Iによって放電される。
<フェーズΦ4>
図4に示されるように、フェーズΦ4では、整流素子Q2,Q4が導通状態であり、スイッチング素子Qp,Q3及び整流素子Q1が非導通状態である。フェーズΦ4での電流経路は、フェーズΦ2での電流経路と同じである。具体的には、フェーズΦ3からフェーズΦ4に切り替わっても、電流Iの電流経路は変化しないので、電流Iは減少し続ける。スイッチング素子Q3が導通状態から非導通状態となり、整流素子Q4が非導通状態から導通状態となるので、電流Iの連続性により、インダクタ14の他端から正極出力端子1P、負荷、及び整流素子Q4を順に通ってインダクタ14の一端に戻る電流経路に電流Iが流れる。このとき、インダクタ14には、出力電圧Vが逆方向に印加されるので、インダクタ14を流れる電流Iは減少に転じる。フェーズΦ4では、キャパシタ12は充電も放電もされない。
なお、フォワード型DC/DCコンバータにおいては、スイッチング素子Qpが非導通状態となった後に、トランスの励磁インダクタに蓄えられたエネルギーを処理するための回路が、1次側に設けられるのが通常である。当該回路がない場合、励磁インダクタに蓄えられたエネルギーのために、スイッチング素子Qpに過大な電圧が印加され、スイッチング素子Qpが破損することもある。励磁インダクタに蓄えられたエネルギーを処理する回路として、アクティブクランプ回路、回生回路、及びスナバ回路等が知られている。本実施形態でも、励磁インダクタに蓄えられたエネルギーを処理する回路が適宜設けられているものとするが、一般的な技術であるため、ここでは図示及び説明を割愛する。
次に、図6を参照しながら、電力変換装置1の定常状態を説明する。図6は、図1に示される電力変換装置の定常状態を解析するための回路モデルを示す図である。なお、各電流値及び電圧値は、スイッチング周期の1周期における平均値である。以下の解析においては、デューティー比dとデューティー比dとが異なる場合も含まれている。
式(1)に示されるように、電圧Vは、入力電圧Vと1次巻線11aの巻数Nと2次巻線11bの巻数Nとによって決まる。
Figure 2023114686000002
インダクタ13におけるET積のバランスにより、電圧V、両端電圧V、出力電圧V、インダクタ13のデューティー比d、及び1周期の時間Tとの間に、式(2)の関係が成立する。
Figure 2023114686000003
式(2)から式(3)が得られる。
Figure 2023114686000004
インダクタ14におけるET積のバランスにより、両端電圧V、出力電圧V、インダクタ14のデューティー比d、及び1周期の時間Tとの間に、式(4)の関係が成立する。
Figure 2023114686000005
式(4)から式(5)が得られる。
Figure 2023114686000006
式(3)及び式(5)から式(6)及び式(7)が得られる。
Figure 2023114686000007

Figure 2023114686000008
キャパシタ12における電荷バランスにより、電流I、電流I、デューティー比d、デューティー比d、及び1周期の時間Tとの間に、式(8)の関係が成立する。
Figure 2023114686000009
式(8)から式(9)が得られる。
Figure 2023114686000010
以上のように、電圧V、両端電圧V、出力電圧V、電流I、及び電流Iは、いずれも時間差比Δに依存しないことが分かる。
デューティー比dとデューティー比dとが等しい場合には、式(6)、式(7)、及び式(9)からそれぞれ式(10)~(12)が得られる。
Figure 2023114686000011

Figure 2023114686000012

Figure 2023114686000013
この場合、出力電圧Vの最大値は、電圧Vの4分の1となる。キャパシタ12の両端電圧Vは、電圧Vの半分となる。さらに、インダクタ13,14のインダクタンスによらずに、電流I(の平均値)と電流I(の平均値)とが等しくなる。したがって、電流I(の平均値)と電流I(の平均値)とを等しくするために電流検出センサを設けたり、電流バランス制御を行ったりする必要が無い。
次に、出力電流波形をフーリエ級数に展開して、デューティー比d、デューティー比d、及び時間差比Δによる高調波成分の変化を考察する。簡単な計算により、出力電流i(t)のフーリエ級数展開が得られる。出力電流i(t)のフーリエ級数展開を式(13)とすると、フーリエ係数a、フーリエ係数a、及びフーリエ係数bは、それぞれ式(14)~式(16)で表される。なお、インダクタンスLは、インダクタ13のインダクタンスであり、インダクタンスLは、インダクタ14のインダクタンスである。
Figure 2023114686000014

Figure 2023114686000015

Figure 2023114686000016

Figure 2023114686000017
式(15)及び式(16)によれば、時間差比Δを調整することにより、特定の高周波成分の大きさが調整可能であることが分かる。したがって、時間差比Δを調整することによって、ノイズ、並びに、出力電流及び出力電圧のリプルを低減することが可能となる。このとき、デューティー比d及びデューティー比dが一定であれば、時間差比Δが変更されても出力電圧に影響は無い。例えば、デューティー比dとデューティー比dとが等しく、インダクタンスLとインダクタンスLとが等しいという条件の下で、時間差比Δを0.5とすると、nが奇数の時にフーリエ係数a及びフーリエ係数bをともに0とすることができる。
以上説明した電力変換装置1では、スイッチング素子Qpが導通状態に設定され、スイッチング素子Q3は非導通状態に設定された場合には、2次巻線11bに電圧Vが生じる。そして、電圧Vからキャパシタ12の両端電圧V及び出力電圧Vを引くことによって得られる電圧が、インダクタ13に印加される。これにより、インダクタ13に流れる電流Iが増加し、キャパシタ12が充電される。このとき、インダクタ14には出力電圧Vが逆方向に印加されるので、インダクタ14に流れる電流Iは減少する。一方、スイッチング素子Q3が導通状態に設定され、スイッチング素子Qpは非導通状態に設定された場合には、キャパシタ12の両端電圧Vから出力電圧Vを引くことによって得られる電圧がインダクタ14に印加される。これにより、インダクタ14に流れる電流Iが増加し、キャパシタ12が放電される。このとき、インダクタ13には出力電圧Vが逆方向に印加されるので、インダクタ13に流れる電流Iは減少する。このように、トランスを並列化することなく、インダクタ13とインダクタ14とに分散して電流が流れる。したがって、回路規模の増大を抑えつつ、2次側回路における損失、特にインダクタ13とインダクタ14の抵抗成分による直流損失を低減することが可能となる。
式(9)によれば、デューティー比dとデューティー比dとを調整することによって、インダクタ13を流れる電流Iの平均値とインダクタ14を流れる電流Iの平均値との割合(電流分割比)を変えることができる。したがって、電流検出装置を用いることなく、出力電流が分流して流れる回路の電流分割比を制御することが可能となる。
制御装置16は、デューティー比dとデューティー比dとが等しくなるように、スイッチング素子Qp及びスイッチング素子Q3の導通/非導通状態を切り替えてもよい。この場合、追加の電流バランス制御を行うことなく、インダクタ13を流れる電流Iの平均値とインダクタ14を流れる電流Iの平均値とを自動的に等しくすることができる。この構成により、例えば、インダクタ13とインダクタ14とが同仕様である場合、電流Iの平均値と電流Iの平均値とを等しくすることにより、インダクタ13,14における直流損失が最小になる。
式(15)及び式(16)によれば、制御装置16が時間差比Δを調整することによって、出力電流の高調波成分を調整することができる。例えば、AM(Amplitude Modulation)帯といった特定の周波数帯域に存在する高調波成分を低減することができる。
上記実施形態では、整流素子Q1は、スイッチング素子である。制御装置16は、スイッチング素子Qpが導通状態である期間には、整流素子Q1を導通状態に制御し、スイッチング素子Qpが非導通状態である期間には、整流素子Q1を非導通状態に制御する。スイッチング素子Qpが導通状態である期間に整流素子Q1には電流が流れるので、当該期間に整流素子Q1を導通状態に設定することにより、スイッチング素子(トランジスタ)に電流が流れる。スイッチング素子(トランジスタ)における電圧降下は、ダイオードにおける電圧降下よりも小さい。したがって、整流素子Q1がダイオードである場合と比較して、整流素子Q1における損失を低減することが可能となる。
上記実施形態では、整流素子Q2は、スイッチング素子である。制御装置16は、スイッチング素子Qpが導通状態である期間には、整流素子Q2を非導通状態に制御し、スイッチング素子Qpが非導通状態である期間には、整流素子Q2を導通状態に制御する。スイッチング素子Qpが非導通状態である期間に整流素子Q2には電流が流れるので、当該期間に整流素子Q2を導通状態に設定することにより、スイッチング素子(トランジスタ)に電流が流れる。スイッチング素子(トランジスタ)における電圧降下は、ダイオードにおける電圧降下よりも小さい。したがって、整流素子Q2がダイオードである場合と比較して、整流素子Q2における損失を低減することが可能となる。
上記実施形態では、整流素子Q4は、スイッチング素子である。制御装置16は、スイッチング素子Q3が導通状態である期間には、整流素子Q4を非導通状態に制御し、スイッチング素子Q3が非導通状態である期間には、整流素子Q4を導通状態に制御する。スイッチング素子Q3が非導通状態である期間に整流素子Q4には電流が流れるので、当該期間に整流素子Q4を導通状態に設定することにより、スイッチング素子(トランジスタ)に電流が流れる。スイッチング素子(トランジスタ)における電圧降下は、ダイオードにおける電圧降下よりも小さい。したがって、整流素子Q4がダイオードである場合と比較して、整流素子Q4における損失を低減することが可能となる。
以上、本開示の一実施形態について詳細に説明されたが、本開示に係る電力変換装置は上記実施形態に限定されない。
電力変換装置1は、キャパシタ15を含まなくてもよい。
整流素子Q1、整流素子Q2、及び整流素子Q4の少なくとも1つは、ダイオードであってもよい。図7は、図1に示される電力変換回路の回路構成の別例を示す図である。図7に示される電力変換装置1Aは、整流素子Q1、整流素子Q2、及び整流素子Q4に代えて、整流素子D1(第2整流素子)、整流素子D2(第1整流素子)、及び整流素子D4(第3整流素子)を含む点において電力変換装置1と主に相違する。整流素子D1、整流素子D2、及び整流素子D4は、ダイオードである。整流素子D1、整流素子D2、及び整流素子D4がダイオードである場合、主端子はアノード及びカソードである。
整流素子D1のカソードは2次巻線11bの負極端に接続され、整流素子D1のアノードは2次側接地電位に接続されている。整流素子D2のカソードは接続点CP1を介してキャパシタ12の他端に接続され、整流素子D2のアノードは2次側接地電位に接続されている。整流素子D4のカソードは接続点CP2に接続され、整流素子D4のアノードは2次側接地電位に接続されている。
電力変換装置1Aにおいても、電力変換装置1と共通の構成については、電力変換装置1と同様の効果が奏される。さらに、電力変換装置1Aでは、整流素子D1、整流素子D2、及び整流素子D4がダイオードであるので、制御装置16はこれらの整流素子を制御する必要が無い。したがって、回路構成を簡易化することが可能となる。
1,1A…電力変換装置、1N…負極出力端子、1P…正極出力端子、11…トランス、11a…1次巻線、11b…2次巻線、12…キャパシタ、13…インダクタ(第1インダクタ)、14…インダクタ(第2インダクタ)、15…キャパシタ、16…制御装置、CP1…接続点(第1接続点)、CP2…接続点(第2接続点)、D1…整流素子(第2整流素子)、D2…整流素子(第1整流素子)、D4…整流素子(第3整流素子)、Q1…整流素子(第2整流素子)、Q2…整流素子(第1整流素子)、Q3…スイッチング素子(第2スイッチング素子)、Q4…整流素子(第3整流素子)、Qp…スイッチング素子(第1スイッチング素子)。

Claims (6)

  1. フォワード型の電力変換装置であって、
    1次巻線及び2次巻線を有するトランスと、
    前記1次巻線と直列に接続された第1スイッチング素子と、
    前記2次巻線の一端と2次側接地電位との間に直列に接続されたキャパシタ及び第1整流素子と、
    前記2次巻線の他端と2次側接地電位との間に接続された第2整流素子と、
    正極出力端子と、
    前記2次側接地電位に接続された負極出力端子と、
    前記キャパシタと前記第1整流素子との第1接続点と前記正極出力端子との間に接続された第1インダクタと、
    前記2次巻線の前記一端と前記正極出力端子との間に直列に接続された第2スイッチング素子及び第2インダクタと、
    前記第2スイッチング素子と前記第2インダクタとの第2接続点と前記2次側接地電位との間に接続された第3整流素子と、
    前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子の導通/非導通状態を切り替える制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子とを一定周期で交互に導通状態に設定する、電力変換装置。
  2. 前記制御装置は、前記第1スイッチング素子のデューティー比と前記第2スイッチング素子のデューティー比とが等しくなるように、前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子の導通/非導通状態を切り替える、請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記制御装置は、前記第1スイッチング素子を非導通状態から導通状態に切り替えてから前記第2スイッチング素子を非導通状態から導通状態に切り替えるまでの時間差を調整する、請求項1又は請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 前記第1整流素子は、スイッチング素子であり、
    前記制御装置は、前記第1スイッチング素子が導通状態である期間には、前記第1整流素子を非導通状態に制御し、前記第1スイッチング素子が非導通状態である期間には、前記第1整流素子を導通状態に制御する、請求項1~請求項3のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  5. 前記第2整流素子は、スイッチング素子であり、
    前記制御装置は、前記第1スイッチング素子が導通状態である期間には、前記第2整流素子を導通状態に制御し、前記第1スイッチング素子が非導通状態である期間には、前記第2整流素子を非導通状態に制御する、請求項1~請求項4のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  6. 前記第3整流素子は、スイッチング素子であり、
    前記制御装置は、前記第2スイッチング素子が導通状態である期間には、前記第3整流素子を非導通状態に制御し、前記第2スイッチング素子が非導通状態である期間には、前記第3整流素子を導通状態に制御する、請求項1~請求項5のいずれか一項に記載の電力変換装置。
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