JP4627688B2 - 流込式水力発電設備における発電出力制御装置、水位調整装置および、発電出力制御方法 - Google Patents

流込式水力発電設備における発電出力制御装置、水位調整装置および、発電出力制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、流込式水力発電設備(発電所)において、その発電出力を制御するための発電出力制御装置、水位調整装置および、発電出力制御方法に関する。
流込式水力発電は、河川の流量を人工的に調節することなく、そのまま利用して発電し、河川の自然流量の形が、ほとんどそのまま電力の形になるものである。このような流込式水力発電における発電設備は、例えば、河川からの水を一時的に貯える上水槽の下方に、フランシス水車やペルトン水車などの水車が設置され、この水車と上水槽とが水圧管で接続されている。また、水車は、水を受けて回転し発電機を回すランナ(羽根車)と、このランナへの水の流量を調節するガイドベーン(案内羽根)やニードル(ノズル)などの流量調節部とを備えている。そして、水圧管を介して、上水槽から水車に水を流し、水車のランナを回転させて発電するものである。
このような流込式水力発電では、河川の流量が変動すると、上水槽内の水位も変動してしまうため、河川の流量に合わせて自動的に発電出力を調整する水位調整装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この水位調整装置は、例えば、上水槽内の水位を検出する水位検出器を備え、水位が上昇した場合には、水車のガイドベーンを開いてランナへの水の流量を増やし、水位が低下した場合には、水車のガイドベーンを閉じてランナへの水の流量を減らす。そしてこれにより、河川の流量に係わらず、上水槽内の水位が常に一定になるように調整するものである。
特開平5−227799号公報
ところで、発電設備では、その最大発電電力値(最大発電出力)を認可電力値(認可出力)として許認可を受け、発電されている電力値(発電電力値)がこの認可電力値を超えてはならないとされている。このため、上記のような水位調整装置では、河川の流量が増加して上水槽内の水位が上昇し続け、発電電力値がこの認可電力値に達した場合には、ガイドベーンをロック(現位置で停止)させ、発電電力値が認可電力値を超えないようにしている。
しかしながら、ガイドベーンをロックしたとしても、上水槽内の水位が上昇し続けると、発電電力値が認可電力値を超えてしまう場合がある。すなわち、発電電力値の基礎となる理論水力Pは、次式に示すように、上水槽内の水位を含めた有効落差Hに比例する。このため、上水槽内の水位が上昇し続けて有効落差Hが高くなると、発電電力値が認可電力値を超えてしまい、水位が低下するまで認可電力値を超過した状態が継続されてしまう。なお、次式で記号Qは流量である。
P=9.8×Q×H
そこで本発明は、流込式水力発電設備において、上水槽内の水位が上昇しても、発電されている電力値が認可電力値を超えることを防止できる発電出力制御装置、水位調整装置および、発電出力制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、河川からの水を一時的に貯える上水槽の下方に、水を受けて回転するランナとこのランナへの水の流量を調節する流量調節部とを有する水車が設置され、この水車と前記上水槽とが水圧管で接続された流込式水力発電設備において、前記流量調節部を制御する水位調整装置であって、前記上水槽内の水位を検出する水位検出器と、前記水車によって発電されている電力値を計測する電力計測器とを備え、前記上水槽内の水位が上昇している場合には、前記ランナへの水の流量が増えるように前記流量調節部を制御し、前記上水槽内の水位が低下している場合には、前記ランナへの水の流量が減るように前記流量調節部を制御することで、前記上水槽内の水位が一定になるようにする水調運転を通常制御とし、前記電力計測器によって計測された計測電力値が第1設定電力値に達すると、前記上水槽内の水位に係らず前記ランナへの水の流量が増えないように前記流量調節部を制御し、前記計測電力値がさらに上昇して第2設定電力値に達すると、前記上水槽内の水位に係らず前記ランナへの水の流量が減るように前記流量調節部を制御する、ことを特徴としている。
(作用)
通常時には、上水槽内の水位が一定になるように流量調節部が制御され、計測電力値が第1設定電力値に達すると、ランナへの水の流量が現状維持される。このため、たとえ上水槽内の水位が上昇し続けたとしても、ランナへの水の流量が増加することで発電出力が上昇することがない。さらに、上水槽内の水位(有効落差)が上昇し続け、計測電力値が第2設定電力値に達すると、ランナへの水の流量が減るように流量調節部が制御され、発電出力が低下する。
請求項2に記載の発明は、河川からの水を一時的に貯える上水槽の下方に、水を受けて回転するランナとこのランナへの水の流量を調節する流量調節部とを有する水車が設置され、この水車と前記上水槽とが水圧管で接続された流込式水力発電設備において、前記流量調節部を制御する水位調整方法であって、前記上水槽内の水位が上昇している場合には、前記ランナへの水の流量が増えるように前記流量調節部を制御し、前記上水槽内の水位が低下している場合には、前記ランナへの水の流量が減るように前記流量調節部を制御することで、前記上水槽内の水位が一定になるようにする水調運転を通常制御とし、前記水車によって発電されている電力値が第1設定電力値に達すると、前記上水槽内の水位に係らず前記ランナへの水の流量が増えないように前記流量調節部を制御し、前記電力値がさらに上昇して第2設定電力値に達すると、前記上水槽内の水位に係らず前記ランナへの水の流量が減るように前記流量調節部を制御する、ことを特徴としている。
請求項1および請求項2に記載の発明によれば、例えば、第1設定電力値を認可電力値よりもやや低い値とし、第2設定電力値を認可電力値とすることで、たとえ上水槽内の水位(有効落差)が上昇し続けたとしても、計測電力値が認可電力値に達した時点で発電出力が低下し、発電されている電力値が認可電力値を超えることがない。すなわち、通常時には、河川の流量に係らず上水槽内の水位が一定になるように水調運転しつつ、発電電力値が認可電力値を超えることを防止することができる。
以下、本発明を図示の実施形態に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係わる流込式水力発電設備1を示す構成模式図である。この流込式水力発電設備1は、河川Rからの水を一時的に貯える上水槽2の下方に、後述するフランシス水車3や発電機(図示せず)などを備えた水車発電装置4が設置され、この水車発電装置4と上水槽2とが水圧管5で接続されている。また、後述するように、上水槽2内の水位が一定になるようにフランシス水車3を制御するための水位調整装置6(発電出力制御装置)が配設されている。
フランシス水車3は、図2に示すように、ケーシング31内に、水を受けて回転するランナ32(羽根車)と、このランナ32への水の流量を調節する流量調節部としてのガイドベーン33(案内羽根)とが配設されている。また、フランシス水車3には発電機が直結され、ランナ32の回転に伴って発電機が回転するようになっている。さらに、ガイドベーン33は油圧式の駆動制御装置(図示せず)によって駆動、制御され、角度を変えることでランナ32への水の流量が調節されるようになっている。そして、水圧管5を介して、上水槽2からフランシス水車3に水が供給されると、ガイドベーン33を介してランナ32に水が流れる。この水を受けてランナ32が回転し、これに伴って発電機が回転して発電されるものである。
水位調整装置6は、広く一般に使用されている水位調整装置と同等の基本的構成および基本的機能を備えている。すなわち、図3に示すように、上水槽2内の水位を検出する水位検出器61と、この水位検出器61からの検出信号をアナログ信号に変換する水位変換器62とを備えている。また、アナログ信号を受信してディジタル情報に変換するアナログ入力部63と、ガイドベーン33の駆動制御装置などに制御信号(接点指令)を出力する接点出力部64および、これらを制御するCPU65とを備えている。さらに、符号66は開度変換器で、この開度変換器66によってガイドベーン33からの開度データがアナログ信号に変換され、アナログ入力部63を介してCPU65で読み取られるようになっている。なお、符号67は電源部で、商用電源からの電力をCPU65に供給するものである。
そして、水位変換器62およびアナログ入力部63を介して水位検出器61からの水位検出値を受け、CPU65にて変位などを演算する。この演算結果に基づいて接点出力部64からガイドベーン33の駆動制御装置に制御信号を出力するものである。具体的には、図4に示すように、まず、アナログ入力部63から現在(最新)の水位を取得し(ステップS1)、前回取得した水位と比較して水位の変位を演算する(ステップS2)。そして、水位が上昇しているか否かを判断し(ステップS3)、上昇している場合には、「上げ信号」を接点出力部64からガイドベーン33の駆動制御装置に出力する(ステップS4)。これにより、ガイドベーン33の開度が大きくなり、ランナ32への水の流量が増加し、発電出力が上昇する。一方、水位が上昇していない場合には、水位が低下しているか否かを判断し(ステップS5)、低下している場合には、「下げ信号」を接点出力部64からガイドベーン33の駆動制御装置に出力する(ステップS6)。これにより、ガイドベーン33の開度が小さくなり、ランナ32への水の流量が低下し、発電出力が低下する。そして、取得した水位検出値や駆動制御装置への制御内容(出力内容)などをメモリに記憶する(ステップS7)。このようにして、河川Rの流量に係わらず、上水槽2内の水位が常時は一定になるように調整されるものである。なお、このように、上水槽2内の水位が一定になるように発電されている運転状態を水調運転状態という。
さらに、水位調整装置6は、電力計測器68を備えている。この電力計測器68は、水車発電装置4の出力側に配設された電圧センサPT、電流センサCTおよび電力変換器68aを備え、電圧センサPTからの電圧信号と電流センサCTからの電流信号とに基づいて、電力変換器68aが発電されている電力値(有効電力)を演算(計測)するものである。そして、この電力値が計測電力値として、アナログ入力部63を介してCPU65によって読み取られ、この計測電力値に基づいて接点出力部64からガイドベーン33の駆動制御装置に制御信号が出力される。
具体的には、図5に示すように、まず、アナログ入力部63から計測電力値を取得し(ステップS11)、この計測電力値が予め設定されている第1設定電力値以上であるか否かを判断する(ステップS12)。そして、第1設定電力値以上でない場合には、そのまま水調運転を継続し、第1設定電力値以上である場合には、ガイドベーン33の駆動制御装置に「上げ信号」が入力されないように、「上げ信号」をロックする(ステップS13)。すなわち、接点出力部64から「ロック信号」が出力される。これにより、ガイドベーン33の開度が現位置でロックされ、ランナ32への水の流量が現状維持される。さらに、計測電力値が予め設定されている第2設定電力値以上であるか否かを判断し(ステップS14)、第2設定電力値以上でない場合には、水調運転を継続する。一方、第2設定電力値以上である場合には、「下げ信号」を接点出力部64からガイドベーン33の駆動制御装置に出力する(ステップS15)。同時に、出力オーバー中であることを示す警報ランプなどを表示させるための指令信号が、駆動制御装置に出力される。これにより、ガイドベーン33の開度が小さくなり、ランナ32への水の流量が低下し、発電出力が低下するものである。
ところで、発電されている電力値は電力計測器68によって常時計測され、上記のような処理(サイクリック処理)は常時行われている。このため、ステップS12およびステップS14における判断は、計測電力値が第1設定電力値または第2設定電力値に達した時点でも行われ、その達した時点でステップS13またはステップS15の処理が行われることになる。すなわち、計測電力値が第1設定電力値に達した時点で、上記のようにしてランナ32への水の流量が現状維持され、計測電力値が第2設定電力値に達した時点で、上記のようにして発電出力が低下される。このため、計測電力値が第2設定電力値よりも大きくなることがないものである。なお、図3中、符号77Rは、ガイドベーン33の開度を大きくし、発電出力を上げるための出力増用リレイ、符号77Lは、ガイドベーン33の開度を小さくし、発電出力を下げるための出力減用リレイである。
次に、このような構成の流込式水力発電設備1および水位調整装置6の作動について説明する。ここで、本実施形態では、本流込式水力発電設備1の最大発電電力値(最大発電出力)、すなわち認可電力値(認可出力)を1000kWとして、上記の第1設定電力値を970kW、第2設定電力値を認可電力値である1000kWとする。
まず、通常の状態においては、上記の水調運転状態で発電がされる。すなわち、河川Rの流量に係わらず、上水槽2内の水位が一定になるように、ガイドベーン33の開度すなわち発電出力が制御されながら発電される。このような水調運転状態で、上記のように、発電されている電力値が計測電力値としてCPU65によって読み取られると、この計測電力値に基づいてガイドベーン33の駆動制御装置が制御される。
例えば、上記のように、計測電力値が第1設定電力値970kWに達すると、接点出力部64から「ロック信号」が出力される。これにより、たとえ上水槽2内の水位が上昇したとしても、ガイドベーン33の駆動制御装置に「上げ信号」が入力されず、ガイドベーン33の開度は現位置でロックされる。これにより、ランナ32への水の流量Qが現状維持され、ランナ32への水の流量Qが増加することで発電出力(発電される電力値)が上昇することがなくなる。
その後さらに、上水槽2内の水位すなわち有効落差H(図1参照)が上昇し続けると、次式に示すように、流量Qが一定であっても、有効落差Hが上昇するために、発電出力(理論水力P)が上昇する。
P=9.8×Q×H
そして、計測電力値が第2設定電力値1000kWに達すると、接点出力部64からガイドベーン33の駆動制御装置に「下げ信号」が出力される。これにより、ガイドベーン33の開度が小さくなり、ランナ32への水の流量が低下し、発電出力が低下するものである。ここで、本実施形態では、発電出力(発電される電力値)が第1設定電力値970kW程度まで低下するように、ガイドベーン33の駆動制御装置に「下げ信号」を出力する。なぜなら、ガイドベーン33の開度を小さくし過ぎると、ランナ32への水の流量が極端に低下し、上水槽2内の水位および有効落差Hが上昇してしまうからである。
このように、本流込式水力発電設備1および本水位調整装置6によれば、上水槽2内の水位が上昇しても、計測電力値すなわち実際に発電されている電力値が第1設定電力値970kWに達した時点で、ランナ32への水の流量Qが増加することで発電出力が上昇することがない。さらに、たとえ上水槽2内の水位(有効落差H)が上昇し続けたとしても、計測電力値が第2設定電力値1000kWに達した時点で、発電出力が低下される。この結果、上水槽2内の水位が上昇しても、発電されている電力値(発電出力)が認可電力値1000kWを超えることがない。
以上、この発明の実施形態について説明したが、具体的な構成は、本実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、上記のように、第1設定電力値を970kW、第2設定電力値を認可電力値である1000kWとしているが、これらの値よりも第1設定電力値および第2設定電力値を低く設定し、発電出力が確実に認可電力値未満になるようにしてもよい。そして、発電設備や需要状況などに応じて第1設定電力値および第2設定電力値を設定することで、個々の発電設備などに応じた適切かつ柔軟な出力制御が可能となる。さらに、本実施形態では、接点出力部64からガイドベーン33の駆動制御装置に、「上げ信号」などの制御信号を出力しているが、駆動制御装置を数値制御するようにしてもよい。また、フランシス水車3に限らず、ペルトン水車やカプラン水車などその他の水車であってもよく、従って、流量調節部もガイドベーン33に限らず、ニードル(ノズル)などであってもよいことは勿論である。
ところで、本実施形態では、水位調整装置6が発電出力制御装置を備え、発電されている電力値が認可電力値を超えないようにしているが、発電出力制御装置を独立して設けるようにしてもよい。すなわち、上記のような電力計測器68を備え、上記のようなアナログ入力部63と接点出力部64とCPU65とを水車制御手段とする。そして、電力計測器68によって計測された計測電力値に基づいて、水車制御手段によってガイドベーン33の駆動制御装置を制御するようにしてもよい。このような発電出力制御装置では、水調運転(水位調整機能)の有無に係わらず、発電されている電力値が認可電力値を超えないようにされるものである。また、水位調整機能のみを備えた既存の水位調整装置において、発電されている電力値が認可電力値を超えないようにするには、上記のような電力計測器68を備えるとともに、上記のような判断(ステップS12、S14)に基づいて「ロック信号」や「下げ信号」を出力するシーケンス回路などを組み込めばよい。
本発明の実施形態に係わる流込式水力発電設備の構成模式図。 本発明の実施形態に係わる流込式水力発電設備におけるフランシス水車の概略構成断面図。 本発明の実施形態に係わる流込式水力発電設備における水位調整装置の構成ブロック図。 本発明の実施形態に係わる流込式水力発電設備における水位調整装置の水調運転状態における処理フローを示すフローチャート図。 本発明の実施形態に係わる流込式水力発電設備における水位調整装置の発電出力制御状態における処理フローを示すフローチャート図。
符号の説明
1 流込式水力発電設備
2 上水槽
3 フランシス水車(水車)
31 ケーシング
32 ランナ
33 ガイドベーン(流量調節部)
4 水車発電装置
5 水圧管
6 水位調整装置(発電出力制御装置)
61 水位検出器
62 水位変換器
63 アナログ入力部(水車制御手段)
64 接点出力部(水車制御手段)
65 CPU(水車制御手段)
66 開度変換器
68 電力計測器
68a 電力変換器
PT 電圧センサ
CT 電流センサ
R 河川
H 有効落差

Claims (2)

  1. 河川からの水を一時的に貯える上水槽の下方に、水を受けて回転するランナとこのランナへの水の流量を調節する流量調節部とを有する水車が設置され、この水車と前記上水槽とが水圧管で接続された流込式水力発電設備において、前記流量調節部を制御する水位調整装置であって、
    前記上水槽内の水位を検出する水位検出器と、前記水車によって発電されている電力値を計測する電力計測器とを備え、
    前記上水槽内の水位が上昇している場合には、前記ランナへの水の流量が増えるように前記流量調節部を制御し、前記上水槽内の水位が低下している場合には、前記ランナへの水の流量が減るように前記流量調節部を制御することで、前記上水槽内の水位が一定になるようにする水調運転を通常制御とし、
    前記電力計測器によって計測された計測電力値が第1設定電力値に達すると、前記上水槽内の水位に係らず前記ランナへの水の流量が増えないように前記流量調節部を制御し、前記計測電力値がさらに上昇して第2設定電力値に達すると、前記上水槽内の水位に係らず前記ランナへの水の流量が減るように前記流量調節部を制御する、
    ことを特徴とする水位調整装置。
  2. 河川からの水を一時的に貯える上水槽の下方に、水を受けて回転するランナとこのランナへの水の流量を調節する流量調節部とを有する水車が設置され、この水車と前記上水槽とが水圧管で接続された流込式水力発電設備において、前記流量調節部を制御する水位調整方法であって、
    前記上水槽内の水位が上昇している場合には、前記ランナへの水の流量が増えるように前記流量調節部を制御し、前記上水槽内の水位が低下している場合には、前記ランナへの水の流量が減るように前記流量調節部を制御することで、前記上水槽内の水位が一定になるようにする水調運転を通常制御とし、
    前記水車によって発電されている電力値が第1設定電力値に達すると、前記上水槽内の水位に係らず前記ランナへの水の流量が増えないように前記流量調節部を制御し、前記電力値がさらに上昇して第2設定電力値に達すると、前記上水槽内の水位に係らず前記ランナへの水の流量が減るように前記流量調節部を制御する、
    ことを特徴とする水位調整方法
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