JP4627543B2 - ジェットポンプ及びジェットポンプを用いた沸騰水型原子炉 - Google Patents

ジェットポンプ及びジェットポンプを用いた沸騰水型原子炉 Download PDF

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Description

本発明は、沸騰水型原子炉の圧力容器に設置されるジェットポンプ及びジットポンプを用いた沸騰水型原子炉に関する。
沸騰水型原子炉では炉心に循環させる冷却水となる炉水の流量を少ない駆動流体流量で確保するため、特開昭59−188100号公報に記載されているように原子炉の圧力容器内にジェットポンプを設置している。
このジェットポンプの駆動流体は、圧力容器の内部から配管で炉水を引き出して再循環ポンプで昇圧してジェットポンプのノズルから下流側のスロートに噴出させている。
このノズルから噴出された駆動流体によってジェットポンプのスロート内部の静圧が低下し、スロートの上部のベルマウス周囲の被駆動流体がベルマウスを通ってスロート内に吸い込まれて該スロート部で前記駆動流体と運動量を交換しながら混合してスロートの下部のディフューザへ流入する。
ディフューザでは流れが剥離しない程度に流路面積が緩やかに拡大され、ディフューザを通過する間に運動エネルギーを圧力に変換して、吸い込まれる前の被駆動流体の圧力よりも高い圧力にしてディフューザから吐出して炉心に炉水を供給する。
以上の原理により、ジェットポンプでは駆動流体の流量よりも多くの流量を下流へ吐出することができる。
沸騰水型原子炉に用いられているジェットポンプの例として前記特開昭59−188100号公報に記載されたジェットポンプでは5本のノズルが取り付けられており、各ノズルはその先端付近で流路を一段階で絞った形状として駆動流体が高速で噴出するように構成した技術が開示されている。
また、特開平7−119700号公報に記載されたジェットポンプでは、ジェットポンプの中心軸に長尺ノズルを取り付け、その長尺ノズルを取り囲むように複数の短尺ノズルを周方向に等ピッチで取り付けて、被駆動流体を長尺ノズルと短尺ノズルとの2段階でスムーズに加速させてジェットポンプの効率向上を図る技術が開示されている。
特開昭59−188100号公報 特開平7−119700号公報
ジェットポンプの効率を向上させると炉心に供給される炉水の流量が増加し、炉心流量の制御幅を拡大させて燃料経済性を向上させることができる。
ジェットポンプはノズルから噴出された高速の駆動流体がスロート部の静圧を低下させることによって周囲の被駆動流体を吸込むようになっており、駆動流体はノズルからある拡がり角でスロートへ向けて噴出される。
この拡がり角を小さくすると駆動流体がスロート部へ到達したときの噴流速度の低下が抑制され、スロート部の静圧をより低下させることができるので、被駆動流体をより多く吸込むことができる。
この駆動流体の拡がり角を小さくする手段としてジェットポンプのノズル先端の絞り角を大きくする方法があり、特開昭59−188100号公報にジェットポンプのノズルの流路を一段階で絞った構造の技術が開示されている。
しかしながら特開昭59−188100号公報に記載されたジェットポンプのノズルの流路を一段階で絞った構造では、ノズルの噴出口径を一定に保ってノズル先端の絞り角を大きくするとノズル直線部の径または長さが大きくならざるを得ず、この結果、ノズル自体が被駆動流体の流路抵抗となるのでジェットポンプの効率低下が避けられない。
また、被駆動流体をスムーズに加速させると損失が少なくジェットポンプの効率が向上するが、特開平7−119700号公報に記載された長尺ノズルと複数の短尺ノズルを備えた構造のノズルでは、長尺ノズルとその周囲に複数配置された短尺ノズルの流量配分を適切に取るのが困難でどちらかに流量が偏りやすく、流量配分が偏ると被駆動流体のスムーズな加速が行われずにジェットポンプの効率向上が図れない可能性が大である。
本発明の目的は、スロート入口での駆動流体の速度低下を抑制すると共に被駆動流体の吸い込み量を増加させて、ジェットポンプのM比とジェットポンプの効率を向上させたジェットポンプを提供することにある。
本発明のジェットポンプは、駆動流体をノズルへ導くライザ管と、このライザ管の下流側に設置され該ライザ管から導かれた駆動流体の流れを転向させるベント管と、このベント管の下流側に設置され該ベント管で転向された駆動流体を噴出するノズルと、周囲の被駆動流体の吸い込み口であるベルマウスと、このベルマウスの下流側に設置され該ベルマウスから吸い込まれた被駆動流体と前記ノズルから噴射された駆動流体とが混合するスロートと、このスロートの下流側に設置されこの混合した流体の圧力を昇圧して吐出させるディフューザを備えたジェットポンプにおいて、前記ノズルを取り付けるノズル台座に複数本のノズルを同心円状に配置し、前記各ノズルには流路径が一定のノズル直管部と、このノズル直管部の下流側で流路径が絞られたノズル絞り部とをそれぞれ複数設置し、前記ノズル絞り部のうちノズル噴出口に近いノズル絞り部のノズル絞り角度が他のノズル絞り部のノズル絞り角度よりも大きくなるように形成し、更にノズル噴出口部に近い前記ノズル絞り部の下流側にノズル噴出口を先端に備えた流路径が一定又は流路径がノズル先端のノズル噴出口に向かって減少するようにノズル絞り角θが2度未満に形成されたノズル絞り部を用いたノズル下端部を設置することを特徴とする。
本発明によれば、スロート入口での駆動流体の速度低下を抑制して被駆動流体の吸い込み量を増加させて、ジェットポンプのM比とジェットポンプの効率を向上させたジェットポンプが実現できる。
本発明の実施例である沸騰水型原子炉に設置されたジェットポンプについて、図面を用いて以下に説明する。
沸騰水型原子炉に設置された本発明を適用した一実施例のジェットポンプについて図1及び図2を用いて説明する。
図2は沸騰水型原子炉を示す縦断面図であり、圧力容器3の内部の下部には外周をシュラウド2で覆われた炉心5が設置されている。
そして、圧力容器3の内部の炉心5の上部には気水分離器6が設置され、この気水分離器6の上部には蒸気乾燥器7が設置された構造となっている。
炉心5に炉水を供給するジェットポンプ1は、圧力容器3の内部における炉心5を覆うシュラウド2の外周側と圧力容器3の内周側との間に形成される空間のダウンカマ4に設置されている。
このジェットポンプ1によってダウンカマ4から炉心5に送り込まれた炉水は、核熱により沸騰し、炉心5の上部に設置された気水分離器6に流入して蒸気と水に分離され、更に気水分離器6の上部に設置された蒸気乾燥器7に流入して乾燥した蒸気が分離される。
そして分離された乾燥した蒸気は圧力容器3の上部に配設された主蒸気配管8を通じて圧力容器3の内部から蒸気タービン(図示せず)に供給されて該蒸気タービンを駆動する。
また、圧力容器3の内部の気水分離器6で分離された炉水は再びダウンカマ4へ戻される。
ダウンカマ4に戻った炉水は圧力容器3に配設された給水配管9を通じて圧力容器3の外部から供給された給水と混合して再びダウンカマ4に設置されたジェットポンプ1に吸い込まれ、炉心5に送られる。
ジェットポンプ1の駆動流体はダウンカマ4の炉水を用いている。
即ち、ダウンカマ4から炉水を導出する配管11を圧力容器3の外部に配設し、この配管11に設置された再循環ポンプ12によって配管11を通じて引き出されたダウンカマ4の炉水を昇圧し、昇圧した炉水をこの配管11を通じてダウンカマ4に設置されたジェットポンプ1に駆動流体として送り込んでいる。
図3は図2に示した沸騰水型原子炉に設置されたジェットポンプ1を拡大した図であり、再循環ポンプ12から配管11を通じて送られた駆動流体は、ジェットポンプ1を構成するライザ管13を通って上方に供給され、この供給された駆動流体はライザ管13の下流側となるジェットポンプ1の上部に配設されたベント管14で180°流れの向きを変えた後に、ベント管14の下流側に設置されたノズル31に導かれる。
そしてこのノズル31から駆動流体は下流側のベルマウス16及びスロート17に向かって高速で噴出される。
ノズル31の下部にはその上部にベルマウス16を備えたスロート17が設置されており、ベルマウス16はノズル31からスロート17に駆動流体を高速で噴出することによってスロート17内の静圧を低下させ、この静圧の低下を利用してダウンカマ4の周辺流体(被駆動流体)をベルマウス16から吸い込んでスムーズにスロート17へ導く役割をしている。
既設の原子炉では、噴出した駆動流体の約2倍の周囲流体(被駆動流体)を吸い込むことができる。
そしてノズル31から噴出された駆動流体と、ベルマウス16から吸い込まれた被駆動流体はスロート17の内部で運動量交換を行いながら混合し、スロート17の下部に配設されたディフューザ18に送り込まれる。
ディフューザ18は流れが剥離を起こさないよう程度に流路が徐々に拡大して形成されており、このディフューザ18で運動エネルギーが圧力に変換される。
このディフューザ18において、被駆動流体は吸い込まれた位置における圧力よりもその圧力を高めて、この駆動流体と被駆動流体とが混合した混合流体がディフューザ18から吐出されて、ジェットポンプ1から炉水を炉心5へ送り込んでいる。
このように、ジェットポンプ1は少ない駆動流体の流量で多くの炉水の流量を炉心5に送り込むことができるため、再循環系の配管径を小さくすることができる。
また、原子炉出力は炉心を流れる炉水の流量でも制御しているが、再循環ポンプ12の動力を制御することによりジェットポンプ1のノズル31から噴出される駆動流体の流量を変化させて、炉心流量を制御することができる。
ところで、ジェットポンプ1の性能は、駆動流体流量と被駆動流体流量の比であるM比と圧力比であるN比で示すことができる。
M比の定義はM=Qs/Qn、N比の定義は、N=(Pd−Ps)/(Pn−Pd)である。
ここで、Qは流量、Pは全圧で、添字n、s、dはノズル部31、ベルマウス16の吸い込み部、ディフューザ部18をそれぞれ示す。
ジェットポンプ効率ηはM比とN比の積η=M×N×100(%)で表される。
ジェットポンプ1のM比、ジェットポンプ効率ηを向上させると、より少ない駆動水流量で所定の炉心流量を確保できるので、再循環ポンプ12の動力を削減してランニングコストを抑えることが可能となる。
また、炉心流量を増加させて炉心流量の制御幅を拡大すると原子炉の燃料サイクル末期での燃焼度を向上させることができるため、燃料経済性が向上する。
また、高M比、高効率のジェットポンプを用いれば、炉心流量を増加させるために再循環ポンプ12を高性能なポンプに交換する必要性がなくなる。
したがって、ジェットポンプのM比とジェットポンプ効率が向上すると、より少ない再循環ポンプ動力で所定の炉心流量を確保することができ、再循環ポンプ12のランニングコストを低減することができる。
また、炉心出力の増加に対応して炉心流量を増加させると燃料経済性が向上するが、M比とジェットポンプ効率を向上させたジェットポンプを用いることにより、再循環ポンプ12を同じポンプ動力のままで炉心出力増加に対応した炉心流量を確保することができるので、再循環ポンプ12を高性能なポンプに交換することが不要で出力向上に伴う機器交換のコストを抑えることができる。
図1及び図4は、図2に示した本実施例のジェットポンプに設置されたノズル31の詳細構造を示すものである。
図1及び図4において、本実施例のジェットポンプ1に設置されるノズル31はノズル台座20に下方に伸延した略円筒形状のノズル31aを合計6本、同心円状に等間隔で配置した構造となっている。
これらのノズル31aの詳細について図5を用いて更に説明する。
図5に示すように、ノズル31aは流路径となるノズル内径をノズルの上流側から下流側にかけてD1〜D5と順次定義した場合、ノズル内径の大小は、D1>D2=D3>D4=D5となるように形成されている。
つまり、本実施例のジェットポンプ1では、ノズル31aはノズルの最上流側で流路径を一定に形成したノズル内径D1のノズル直管部32と、このノズル直管部32の下流側に位置して流路径が絞られたノズル内径D1からD2に減少する長さL1の第一段のノズル絞り部33と、このノズル絞り部33の下流側に位置して流路径を一定に形成した内径D2と同径のノズル内径D3を有するノズル直管部34と、このノズル直管部34の下流側に位置して流路径が絞られたノズル内径がD3からD4へ減少する長さL2の第2段のノズル絞り部35と、このノズル絞り部35の下流側となる最下流側に位置して流路径を一定に形成した内径D4と同径のノズルD5を有するノズル噴出口40を備えたノズル下端部36とから構成されている。
そして本実施例のジェットポンプ1のノズル31aにおいては、上記した第1段のノズル絞り部33及び第2段のノズル絞り部35の2箇所でノズルの流路が絞られた構成となっている。
そして上記したようにノズル絞り部33及びノズル絞り部35の上流側にノズル直管部32とノズル直管部34をそれぞれ設けた構成となっている。
本実施例のジェットポンプ1のノズル31aでは、第1段のノズル絞り部33の絞り角θ1と第2段のノズル絞り部35の絞り角θ2はそれぞれ次の(1)式、(2)式で計算できる。
θ1=tan−1((D1−D2)/2/L1)・・・(1)
θ2=tan−1((D3−D4)/2/L2)・・・(2)
本実施例のジェットポンプ1のノズル31aにおいては、上記した第1段のノズル絞り部33及び第2段のノズル絞り部35の各ノズル絞り角θ1、θ2はノズル噴出部40に近い第2段のノズル絞り部35のノズル絞り角θ2の方が第1段のノズル絞り部33のノズル絞り角θ1よりも角度が大きくなるように、θ2>θ1に形成されている。
さらに、第2段のノズル絞り部35の下流側にはノズル下端部36が接続されており、このノズル下端部36の先端には駆動流体を噴出するノズル噴出口40が形成されている。
前記したノズル下端部36としては、流路径を一定に形成した内径D4と同一径の内径D5のノズル直管部、または流路径が緩やかに絞られた内径D4がノズル先端に向かって少々減少するノズル絞り部によって形成する。
このノズル下端部36には、流路径を一定に形成した内径D5で先端に駆動流体を噴出するノズル噴出口40が形成されたノズル直管部を用いるのが望ましいが、このノズル下端部36から噴出する駆動流体の噴流の流速を向上させるために前記ノズル直管部に替えて流路径が緩やかに絞られて内径D4がノズル先端のノズル噴出口40に向かって少々減少するノズル絞り部を用いても良い。
ノズル下端部36に流路径が緩やかに絞られた前記ノズル絞り部を用いる場合には、ノズル下端部36の噴出口40から噴出する駆動流体の広がりを所望の範囲内に抑制するためにこのノズル絞り部のノズル絞り角θは2度未満程度の小さな角度で形成するのが望ましい。
上記した図5に示した構成の本実施例のジェットポンプ1におけるノズル31aにおいて、図3に示したライザ管13及びベント管14を経由してノズル31aに流入した駆動流体10は、まずこのノズル31aを構成している最上流側のノズル内径D1を有するノズル直管部32を流れ、次にノズル直管部32の下流側に位置してノズル内径がD1からD2に減少する第1段のノズル絞り部33を流下して徐々に加速される。
その後、駆動流体10はノズル絞り部33の下流側に位置してノズル内径D3を有するノズル直管部34を流れ、更にこのノズル直管部34の下流側に位置してノズル内径がD3からD4に減少する大きい絞り角θ2を持つ第2段のノズル絞り部35を流下して加速される。
この第2段のノズル絞り部35の絞り角θ2は、上流側の第1段のノズル絞り部33の絞り角θ1よりも大きい絞り角を有するように構成されている。
そしてノズル絞り部35を流下して加速された駆動流体10はノズル絞り部35の下流側に位置してノズル内径D5を有するノズル直管部又はノズル内径がD5から緩やかに絞られたノズル絞り部で形成されたノズル下端部36の先端に設けたノズル噴出口40から下流側のスロート17に向かう噴流21となって噴出される。
駆動流体10は第2段のノズル絞り部35でノズル31aの中心軸に向かう速度成分が与えられるが、流体は壁面に沿って流れる性質があるため、ノズル絞り部35の下流側にノズル直管部又は緩やかに絞られたノズル絞り部から形成された前記ノズル下端部36を設けることによって、ノズル下端部36の先端に形成したノズル噴出口40から直径D5で噴出される。
このとき、第2段のノズル絞り部35の絞り角θ2が大きいほどノズル中心軸に向かう運動量が残るため、ノズル下端部36のノズル噴出口40から噴出される噴流21aの拡がりが抑えられて、ノズル噴出口40から下流へL3進んだときの噴流21aの直径D6を所望の範囲内に抑制して小さく形成させることができる。
噴流21aの直径D6は噴流21の流路幅であり、噴流21の直径D6が小さいほど噴流21の速度が大きいことになる。
噴流21aの拡がりを抑制して速度を維持したままノズル31aから駆動流体がスロート17へ流入すると、スロート17内部の静圧がより低下するため該スロート17上部のベルマウス16から周囲の被駆動流体22をスロート17内部により多く吸込むことができる。
仮にこのノズル下端部36がノズル絞り部35の下流側に設置されていない場合には、第2段のノズル絞り部35で与えられたノズル31aの中心軸に向かう駆動流体の運動量により噴流21の直径が噴出後も小さくなる。
すなわち、ノズル噴出口40から距離L3での噴流21の直径D6が望ましくは直径D4=D5のノズル直管部から形成されたノズル下端部36の直径D5よりも小さくなり、噴流速度が上昇して加速損失が増大するため、駆動流体の流量が減少する。
このため、ノズル絞り部35の下流側にノズル下端部36を設置してノズル噴出口40から噴出する噴流21aの直径がノズル直管部を形成する直径D5以下にならないようにして、加速損失増大による駆動流体の流量減少を防いでいる。
なお、加速損失の増加が無視できる程度にノズル下端部36は、前述したようにノズル直管部に替えてノズル絞り部35より小さい絞り角をつけたノズル絞り部から形成してもよい。
また、ノズル絞り部はノズル31aに2箇所以上設けると、ノズル31aの圧力損失を抑制しつつ、被駆動流体の流路を広くすることができる。
次に、仮にノズル噴出口40の内径をD5で固定して、D2の内径をD1=D2としてノズル絞り部33を直管とし、ノズル絞り部をノズル絞り部35の1箇所にした場合を考える。
ノズル絞り部35の長さL2を変更しない場合、ノズル直管部32とノズル絞り部33の流路が狭くなって内部を流れる駆動流体10の流速が増加するため、摩擦損失が増大して駆動流体10の流量が減少する。
また、ノズル絞り部35の長さL2を大きくしてノズル絞り部35の上流の流路面積を大きくする場合には、ノズル31aの外径が大きくなり、複数のノズル31a間に形成される被駆動流体22の流路面積を狭くするので、被駆動流体22の吸い込み量が減少してしまう。
したがって、本実施例のジェットポンプ1のノズル31aのように2箇所以上のノズル絞り部をノズル31aに設けることによって、ノズル31a内の流路が狭くなり内部を流れる駆動流体10の流速が増加して摩擦損失が増大する領域を小さくし、且つノズル31aの外径の大きい領域を小さくして吸い込む被駆動流体22の流路面積を確保することができる。
本実施例のジェットポンプ1によれば、図1に示すようにノズル台座20に流入した駆動流体10はノズル31aを通って加速され、噴流21aとなってスロート17に噴出される。
前述したように噴流21aの拡がりを抑えることができるため、スロート17に到達した噴流21aの速度は大きくなってスロート17内の静圧がより低下し、その結果、被駆動流体22をスロート17により多く吸込むことができる。
1段階で絞られた絞り部と直管部からなる従来構造のジェットポンプのノズルと比較して、本実施例のジェットポンプ1のノズル31aにおいては、図5に示した実施例を用いて詳細に説明したように2箇所の絞り部を設けたことによって、ノズル31a内の圧力損失を1段階で絞られた絞り部を有するノズルと同等で、かつ、ノズル間に形成される被駆動流体の流路面積の減少を最小限に抑えることが可能となる。
図6は、実験で得られた実線で示した本発明のジェットポンプ1のポンプ特性であるM比とジェットポンプ効率を、破線で示した比較例の従来の1段階で絞られた絞り部と直管部からなるノズルを備えたジェットポンプのポンプ特性のそれと共に示したものである。
本実施例のジェットポンプ1においては、前記した構成のノズル31aの効果によって同流量の駆動流体に対して吸込める被駆動流体の流量を多くすることができるため、図7に実線で示したようにジェットポンプのポンプ特性がM比が高くなる方に遷移しているだけでなく、ピークのジェットポンプ効率も向上している。
上記した本実施例のジェットポンプは、駆動流体を噴出するノズル31aと、周囲の被駆動流体の吸い込み口であるベルマウス16と、駆動流体と被駆動流体が混合するスロート17と、前記駆動流体と前記被駆動流体の混合流体の圧力を昇圧して吐出させるディフューザ18で構成されるジェットポンプであって、ノズルを取り付けるノズル台座20に複数本のノズル31aを同心円状に等間隔で配置し、前記各ノズル31aにはノズル直管部32、34、36と流路が絞られたノズル絞り部33、35とをそれぞれ備えると共に前記ノズル絞り部33、35は複数設置するようにし、前記ノズル31aのノズル噴出口部40に近いノズル絞り部35のノズル絞り角θ2が他のノズル絞り部33のノズル絞り角θ1よりも大きくなるように形成している。
このノズル絞り部35の絞り角θ2を大きく形成することによって駆動流体が噴出された後の拡がりを抑制してスロート17の入口での駆動流体の速度低下を抑制するとともに、ノズル絞り部35の下流側に下端にノズル噴出口40を備えたノズル直管部又は流路が緩やかに絞られたノズル絞り部を形成するノズル下端部36を設けて、絞りによって過度に速度が上昇してノズル部の圧力損失が大きく上昇するのを防いでいる。
スロート17での駆動流体の速度が維持されているため、スロート17の内部の静圧がより低下して被駆動流体の吸い込み量が多くなり、ジェットポンプのM比と効率を向上させることができる。
以上の説明から明らかなように、本実施例のジェットポンプによれば、スロート入口での駆動流体の速度低下を抑制すると共に被駆動流体の吸い込み量を増加させて、ジェットポンプの流量比(M比)とジェットポンプの効率を向上させたジェットポンプが実現できる。
沸騰水型原子炉に設置された本発明を適用した他の実施例であるジェットポンプ1について図7及び図8を用いて説明する。
本実施例のジェットポンプ1は、図1、図3〜図6に示した先の実施例であるジェットポンプ1とは基本構成とが共通しているので、共通の構成についてはその説明を省略し、相違する部分についてのみ説明する。
図7及び図8に示した本実施例のジェットポンプ1では、ジェットポンプ1を構成するノズルはノズルの長さが異なる長尺ノズル31aと短尺ノズル31bの2種類を備えており、長尺ノズル31aと短尺ノズル31bはそれぞれ3本ずつ合計6本を同心円状に交互に等間隔に配置している。
また、本実施例のジェットポンプ1を構成するノズルである長尺ノズル31aと短尺ノズル31bの下端のノズル先端となる先端位置の差をxとしている。
また、短尺ノズル31bの第1段のノズル絞り部33bと第2段のノズル絞り部35bのうち、ノズル噴出部40bに近い位置の第2段のノズル絞り部35bにおけるノズル絞り角θ2bは、第1段のノズル絞り部33bにおけるノズル絞り角θ1bよりも大きくなるように、θ2b>θ1bに形成している。
同様に、長尺ノズル31aの第1段のノズル絞り部33aと第2段のノズル絞り部35aのうち、ノズル噴出部40aに近い位置の第2段のノズル絞り部35aにおけるノズル絞り角θ2aは、第1段のノズル絞り部33aにおけるノズル絞り角θ1aよりも大きくなるように、θ2a>θ1aに形成している。
また、本実施例のジェットポンプ1に設置されたノズルを構成する長尺ノズル31aの第2段のノズル絞り部35aにおけるノズル絞り角θ2aと、短尺ノズル31bの第2段のノズル絞り部35bにおけるノズル絞り角θ2bでは、短尺ノズル31bの第2段のノズル絞り部35bにおけるノズル絞り角θ2bが長尺ノズル31aの第2段のノズル絞り部35aにおけるノズル絞り角θ2aよりも大きくなるように、θ2b>θ2aに形成している。
更に本実施例のジェットポンプ1に設置されたノズルを構成する長尺ノズル31aの第2段のノズル絞り部35a及び短尺ノズル31bの第2段のノズル絞り部35bの下流側にはノズル下端部36a、36bがそれぞれ接続されており、これらのノズル下端部36a、36bの先端には駆動流体を噴出するノズル噴出口40a、40bがそれぞれ形成されている。
そして前記したノズル下端部36としては、流路径を一定に形成した内径D4と同一径の内径D5のノズル直管部、または流路径が緩やかに絞られた内径がノズル先端に向かって少々減少するノズル絞り部によって形成する。
これらのノズル下端部36a、36bには、流路径を一定に形成されて先端に駆動流体を噴出するノズル噴出口40a、40bが形成されたノズル直管部を用いるのが望ましいが、これらのノズル下端部36a、36bから噴出する駆動流体の噴流の流速を向上させるために前記ノズル直管部に替えて流路径が緩やかに絞られて内径がノズル先端のノズル噴出口40a、40bに向かって少々減少するノズル絞り部を用いても良い。
ノズル下端部36a、36bに流路径が緩やかに絞られたノズル絞り部を用いる場合には、ノズル下端部36a、36bの噴出口40a、40bからそれぞれ噴出する駆動流体の広がりを所望の範囲内に抑制するためにこのノズル絞り部のノズル絞り角θは2度未満程度の小さな角度で形成するのが望ましい。
また以上の構成からなるジェットポンプにおいて、ノズル台座20に流入した駆動流体10は複数設置された長尺ノズル31a及び短尺ノズル31bを通って加速され、噴流21aおよび噴流21bとしてスロート17内に噴出される。
長尺ノズル31aと短尺ノズル31bに設置された前記ノズル絞り部35a、35bでの各ノズル絞り角θ2a、θ2bとノズル長さの違いによる圧力損失の増減は無視できる程度なので、ノズル台座20に流入した駆動流体10は6本のノズル(3本の長尺ノズル31aと3本の短尺ノズル31b)をほぼ均等に流量配分されて流れる。
長尺ノズル31a及び短尺ノズル31bからスロート17内に噴出した噴流21a及び噴流21bによってベルマウス16からスロート17内に吸い込まれる被駆動流体22は、まず、短尺ノズル31bから噴出される駆動流体10の半分の流量の噴流21bにより加速される。
短尺ノズル31bから噴出された噴流21bで加速された被駆動流体22は、距離x進んだところで長尺ノズル31aから噴出される噴流21aによりさらに加速される。
このように、被駆動流体22を2段階で加速すると、駆動流体10の全流量で一度に加速するよりも、被駆動流体22をスムーズに加速できるため、損失が少なくジェットポンプ効率が向上する。
また、距離x分だけ被駆動流体22の流路面積が拡がっているため、被駆動流体22をスロート17に吸込みやすく、M比とジェットポンプ効率が向上する。
本実施例のジェットポンプ1においても、詳細な説明は省略するが図6に実線で示した本発明のジェットポンプ1のポンプ特性であるM比とジェットポンプ効率と同様のポンプ特性を得ることができる。
また本実施例のジェットポンプ1においては、前記した構成のノズル31aの効果によって同流量の駆動流体に対して吸込める被駆動流体の流量を多くすることができるため、図7に示されたようにジェットポンプのポンプ特性がM比が高くなる方に遷移しているだけでなく、ピークのジェットポンプ効率も向上している。
ところで短尺ノズル31bから噴出された噴流21bは、噴流21aと比較して、距離xだけ先に被駆動流体22と運動量交換を行うため、長尺ノズル31aのノズル絞り部35aと短尺ノズル31bのノズル絞り部35bの各ノズル絞り角θ2a、θ2bを同じに設定すると、スロート17内部の同じ位置で噴流速度を比較した場合、噴流21bの速度のほうが小さくなる。
しかしながら、本実施例のジェットポンプ1では、短尺ノズル31bのノズル噴出部40bの直上となるノズル絞り部35bにおけるノズル絞り角θ2bを、長尺ノズル31aのノズル噴出部40aの直上となるノズル絞り部35aにおけるノズル絞り角θ2aよりも大きくなるように、θ2b>θ2aと形成しているため、噴流21bの拡がり角が噴流21aの拡がり角よりも小さい。
特に、スロート17内部の同じ高さにおいて噴流21aと噴流21bの速度が同じになるようにノズル絞り角θ2a、θ2bを調整しておけば、スロート17部における噴流速度のアンバランスがなくなりエネルギー損失を低減できるため、ジェットポンプ効率が向上する。
本実施例のジェットポンプでは、ノズル本数を偶数とし、ノズルをノズル台座の同心円上に等間隔で配置し、ノズルの長さを2種類とし、短尺ノズル31bと長尺ノズル31aを交互に配置する。
短尺ノズル31bからの噴流で被駆動流体を第1段階に加速し、次に長尺ノズル31aで第2段階に加速する。
このように2段階に加速することにより被駆動流体をスムーズに加速することができるため圧力損失を低減でき、かつ、被駆動流体の吸い込み面積が増加するためジェットポンプのM比及び効率を向上させることができる。
また本実施例のジェットポンプでは、短尺ノズル31bのノズル噴出口40bの直上に位置するノズル絞り部35bの絞り角θ2bが長尺ズル31aのノズル噴出口40aの直上に位置するノズル絞り部35aの絞り角θ2aよりも角度を大きく形成する。
短尺ノズル31bのノズル噴出口40bの直上のノズル絞り部35aのノズル絞り角θ2bを長尺ズル31aのノズル噴出口40aの直上のノズル絞り部35bのノズル絞り角θ2aよりも大きく形成することにより、ノズル先端とスロート17の入口部までの距離が長尺ノズル31aよりも長いことによるスロート17の入口での長尺ノズル31aと短尺ノズル31bの駆動流体の速度差を緩和して、安定的に被駆動流体を吸い込めるようにしてジェットポンプのM比と効率を向上させることができる。
以上の説明から明らかなように、本実施例のジェットポンプによれば、スロート入口での駆動流体の速度低下を抑制すると共に被駆動流体の吸い込み量を増加させて、ジェットポンプの流量比(M比)とジェットポンプの効率を向上させたジェットポンプが実現できる。
本発明は、沸騰水型原子炉の圧力容器に設置されるジェットポンプに適用可能である。
本発明の一実施例であるジェットポンプのノズルを拡大して示す部分断面図。 本発明のジェットポンプが設置される沸騰水型原子炉の概略構造を示す断面図。 沸騰水型原子炉に設置した本発明の実施例であるジェットポンプの全体構成を示す斜視図。 図1に示した本発明の実施例であるジェットポンプのノズルを設置した状況を示すノズルの水平断面配置図。 図1に示した本発明の実施例であるジェットポンプのノズルの詳細構造を示す断面図。 本発明の実施例であるジェットポンプの性能を比較例と共に示した特性図。 本発明の他の実施例であるジェットポンプのノズルを拡大して示す部分断面図。 図7に示した本発明の他の実施例であるジェットポンプのノズルを設置した状況を示すノズルの水平断面配置図。
符号の説明
1:ジェットポンプ、2:シュラウド、3:圧力容器、4:ダウンカマ、5:炉心、6:気水分離器、7:蒸気乾燥器、8:主蒸気配管、9:給水配管、10:駆動流体、11:再循環系配管、12:再循環ポンプ、13:ライザ管、14:ベント管、31a、31b:ノズル、16:ベルマウス、17:スロート、18:ディフューザ、20:ノズル台座、21a、21b:噴流、22:被駆動流体、32、32a、32b、34、34a、34b:ノズル直管部、33、33a、33b、35、35a、35b:ノズル絞り部、36、36a、36b:ノズル下端部、40、40a、40b:ノズル噴出口。

Claims (4)

  1. 駆動流体をノズルへ導くライザ管と、このライザ管の下流側に設置され該ライザ管から導かれた駆動流体の流れを転向させるベント管と、このベント管の下流側に設置され該ベント管で転向された駆動流体を噴出するノズルと、周囲の被駆動流体の吸い込み口であるベルマウスと、このベルマウスの下流側に設置され該ベルマウスから吸い込まれた被駆動流体と前記ノズルから噴射された駆動流体とが混合するスロートと、このスロートの下流側に設置されこの混合した流体の圧力を昇圧して吐出させるディフューザを備えたジェットポンプにおいて、前記ノズルを取り付けるノズル台座に複数本のノズルを同心円状に配置し、前記各ノズルには流路径が一定のノズル直管部と、このノズル直管部の下流側で流路径が絞られたノズル絞り部とをそれぞれ複数設置し、前記ノズル絞り部のうちノズル噴出口に近いノズル絞り部のノズル絞り角度が他のノズル絞り部のノズル絞り角度よりも大きくなるように形成し、更にノズル噴出口部に近い前記ノズル絞り部の下流側にノズル噴出口を先端に備えた流路径が一定又は流路径がノズル先端のノズル噴出口に向かって減少するようにノズル絞り角θが2度未満に形成されたノズル絞り部を用いたノズル下端部を設置することを特徴とするジェットポンプ。
  2. 請求項1に記載のジェットポンプにおいて、前記ノズルをノズル台座の同心円状に偶数本等間隔で配置すると共に、前記ノズルは長さの短い短尺ノズルと長さの長い長尺ノズルとが交互に位置するように配置したことを特徴とするジェットポンプ。
  3. 請求項2に記載のジェットポンプにおいて、前記ノズルに備えた短尺ノズルのノズル噴出口部に近いノズル絞り部のノズル絞り角度が長尺ノズルのノズル噴出口に近いノズル絞り部のノズル絞り角度よりも大きくなるように形成されていることを特徴とするジェットポンプ。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載されたジェットポンプを用いた沸騰水型原子炉。
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