JP4625908B2 - 偏光変調型イメージング・エリプソメータ - Google Patents
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Description
Ψ=tan−1(|rp|/|rs|) (1)
Δ=δrp−δrs (2)
ここで、|rp|はp成分の反射率の絶対値、|rs|はs成分の反射率の絶対値、δrpはp成分の位相の変化、δrsはs成分の位相の変化を意味する。つまり、Ψは入射光が試料表面で反射する際に起こる光の強度の変化、Δは同じく位相の変化を表している。これらの測定によって求めたパラメータから、フィッティングや、理論的な変換式、あるいは実験やシミュレーションにより求めた校正曲線を用いて、試料の膜厚や屈折率を決定することができる。
所定の周波数で振幅が周期的に変化する光を放射する光源部と、
試料を設置する試料設置部と、
コリメータ、偏光子、及び前記光源部からの光を変調し、該光のp偏光およびs偏光の位相差を正弦関数的に変化させて前記試料設置部に設置された試料の測定面に照射する光弾性位相変調子を有する入射光学部と、
前記試料を反射または透過した光の偏光状態を検出する検光子、及び該検光子からの光を電気信号に変換して出力する二次元検出器を有する射出光学部と、
前記光源部及び前記光弾性位相変調子を、数10kHz〜数100kHzの範囲内の同じ周波数で動作するように制御し、前記二次元検出器からの出力信号が入力される制御・解析部とを備え、
前記偏光子、前記光弾性位相変調子、前記試料及び前記検光子の配置が、前記偏光子、前記光弾性位相変調子、前記試料、前記検光子の順に光路上に配置されるPMSA型の配置であり、
前記光源部が、前記光弾性位相変調子の動作クロックに対して所定の時間遅れを有する測定光を逐次発生し、
前記制御・解析部が、前記二次元検出器で観測する前記試料表面の二次元画像の各画素における偏光解析パラメータΨ及びΔを、前記二次元検出器の出力信号を用いて、次の条件(1)〜(3)の下で、
(1)前記光弾性位相変調子を通過した光の、時間的に変化するp偏光およびs偏光の位相差の振幅強度をα、該振幅強度αを因数とするm次(mは0以上の整数)の第1種ベッセル関数をJm(α)、mが奇数次のJm(α)を含む因子をJS、及びmが偶数次のJm(α)を含む因子をJCで表す:
(2)前記検出器によって検出される光の強度の直流成分をIDC、正弦波成分の振幅強度をIS、及び余弦波成分の振幅強度をICで表し、前記偏光子、前記光弾性位相変調子および前記検光子の方位角をそれぞれP、M、およびAとして、前記IDC、前記ISおよび前記ICが、
IDC=(1−cos2Ψcos2A)
+cos2(P−M)cos2M(cos2A−cos2Ψ)
+sin2AcosΔcos2(P−M)sin2Ψsin2M
IS=sin2(P−M)sin2Asin2ΨsinΔ
IC=sin2(P−M)[(cos2Ψ−cos2A)sin2M
+sin2Acos2Msin2ΨcosΔ]
で表される:
(3)前記二次元検出器の出力信号の正弦波成分をSS、余弦波成分をSC、及び直流成分をSDCで表し、RS=SS/SDC、及びRC=SC/SDCとする:
前記光弾性位相変調子が理想的であるとき、
に基づき計算し、
前記光弾性位相変調子が静的位相差δ0を有するとき、
に基づき計算することを特徴としている。
試料を設置する試料設置部と、
コリメータ及び偏光子を有する入射光学部と、
前記試料を反射または透過した光を変調し、該光のp偏光およびs偏光の位相差を正弦関数的に変化させる光弾性位相変調子、該光弾性位相変調子を透過した光の偏光状態を検出する検光子、及び該検光子からの光を電気信号に変換して出力する二次元検出器を有する射出光学部と、
前記光源部及び前記光弾性位相変調子を、数10kHz〜数100kHzの範囲内の同じ周波数で動作するように制御し、前記二次元検出器からの出力信号が入力される制御・解析部とを備え、
前記偏光子、前記試料、前記光弾性位相変調子及び前記検光子の配置が、前記偏光子、前記試料、前記光弾性位相変調子、前記検光子の順に光路上に配置されるPSMA型の配置であり、
前記光源部が、前記光弾性位相変調子の動作クロックに対して所定の時間遅れを有する測定光を逐次発生し、
前記制御・解析部が、前記二次元検出器で観測する前記試料表面の二次元画像の各画素における偏光解析パラメータΨ及びΔを、前記二次元検出器の出力信号を用いて、次の条件(1)〜(3)の下で、
(1)前記光弾性位相変調子を通過した光の、時間的に変化するp偏光およびs偏光の位相差の振幅強度をα、該振幅強度αを因数とするm次(mは0以上の整数)の第1種ベッセル関数をJm(α)、mが奇数次のJm(α)を含む因子をJS、及びmが偶数次のJm(α)を含む因子をJCで表す:
(2)前記検出器によって検出される光の強度の直流成分をIDC、正弦波成分の振幅強度をIS、及び余弦波成分の振幅強度をICで表し、前記偏光子、前記光弾性位相変調子および前記検光子の方位角をそれぞれP、M、およびAとして、前記IDC、前記ISおよび前記ICが、
IDC=(1−cos2Ψcos2P)
+cos2(A−M)cos2M(cos2P−cos2Ψ)
+sin2PcosΔcos2(A−M)sin2Ψsin2M
IS=sin2(A−M)sin2Psin2ΨsinΔ
IC=sin2(A−M)[(cos2Ψ−cos2P)sin2M
+sin2Pcos2Msin2ΨcosΔ]
で表される:
(3)前記二次元検出器の出力信号の正弦波成分をSS、余弦波成分をSC、及び直流成分をSDCで表し、RS=SS/SDC、及びRC=SC/SDCとする:
前記光弾性位相変調子が理想的であるとき、
に基づき計算し、
前記光弾性位相変調子が静的位相差δ0を有するとき、
に基づき計算することを特徴としている。
前記制御・解析部が、4種類の前記測定光の逐次発生によって得られる前記二次元検出器の出力信号を取得してそれぞれS0、S1、S2、およびS3とし、前記SS、前記SCおよび前記SDCの値をそれぞれ
SS=S3−S1
SC=S0−S1+S2−S3
SDC=S0+S1+S2+S3
によって求めることを特徴としている。
前記制御・解析部が、2種類の前記測定光の逐次発生によって得られる前記二次元検出器の出力信号を取得してそれぞれS0およびS1とし、前記SS及び前記SDCの値を
SS=S0−S1
SDC=S0+S1
によって求め、
前記光源部が、ONの間隔を1/4周期とする第1測定光と、この第1測定光と位相が逆でONの間隔を3/4周期とする第2測定光を逐次発生し、
前記制御・解析部が、前記第1測定光及び第2測定光の逐次発生によって得られる前記二次元検出器の出力信号を取得してそれぞれS2およびS3とし、前記SC及び前記SDCの値を
SC=(3S2−S3)/2
SDC=S2+S3
によって求めることを特徴としている。
Mp(t)=4+2cos[ω(t+p/4f)−π/2]+2cos[2ω(t+p/4f)]
で表される4種類の測定光を逐次発生し、
前記制御・解析部が、4種類の前記測定光の逐次発生によって得られる前記二次元検出器の出力信号を取得して、前記pが0、1、2、及び3のそれぞれである場合の前記出力信号をS0、S1、S2、およびS3とし、前記SS、前記SCおよび前記SDCの値をそれぞれ
SS=S1−S3
SC=S0−S1+S2−S3
SDC=S0+S1+S2+S3
によって求めることを特徴としている。
M1p(t)=2+2cos[ω(t+p/2f)−π/2] および
M2p(t)=2+2cos[2ω(t+p/4f)]
で表される4種類の測定光を逐次発生し、
前記制御・解析部が、4種類の前記測定光の逐次発生によって得られる前記二次元検出器の出力信号を取得し、
前記pが0又は1の場合に前記M1pに対応する前記出力信号をそれぞれS10、S11とし、前記pが0又は1の場合に前記M2pに対応する前記出力信号をS20、S21として、前記SS及びSCの値を、SS=S10−S11、SC=S20−S21によって求め、前記SDCの値を、SDC=S10+S11、又はSDC=S20+S21によって求めることを特徴としている。
前記制御・解析部が、前記P、前記Mおよび前記Aを、
P=P’−P0
M=M’−M0
A=A’−A0
で表される式により校正し、
前記M0及び前記A0が、
偏光解析パラメータΨ及びΔの値が、30°<Ψ<60°または120°<Ψ<150°、かつ70°<Δ<110°である試料を用い、P’=45°と設定した場合に、前記SSと前記SCの前記光弾性位相変調子の開口部におけるそれぞれの平均値がどちらも0になるときの前記M’及び前記A’の値であり、
前記P0が、
偏光解析パラメータΨ及びΔの値が、30°<Ψ<60°または120°<Ψ<150°、かつ70°<Δ<110°である前記試料を用い、M’=0°+M0かつA’=45°+A0と設定した場合に、前記SSと前記SCの前記開口部におけるそれぞれの平均値がどちらも0になるときの前記P’の値であることを特徴としている。
このαの値より前記JSおよび前記JCを算出することを特徴としている。
前記制御・解析部が、既知の前記偏光解析パラメータΨ及びΔを代入して計算した前記IDC、前記ISおよび前記ICの値をIDC cal、IS calおよびIC calとし、前記標準試料を用いて測定された前記RSおよび前記RCの前記開口径を直径とする円形領域内におけるそれぞれの校正値の平均値を求めてRS cal,av及びRC cal,avとし、
を用いて開口径内におけるδ0の平均値を求める処理を、測定を行う必要のある波長ごとに行うことを特徴としている。
前記制御・解析部が、
前記光弾性位相変調子が理想的であるとき、
又は、前記光弾性位相変調子が静的位相差δ0を有するとき、
の形式で与えられる2種類の式を少なくとも2通り求め、
これら少なくとも計4個の式から前記J0(α)の値を決定し、
前記αと前記J0(α)の関係をあらかじめ計算で求めておいた対応表であるルックアップテーブルによって、前記光弾性位相変調子の開口内の各点において、振幅強度αを決定することを特徴としている。
前記光弾性位相変調子が正八角形にカットされた素子板である場合、中心の位置を(x0、y0)、中心でのαの値をα0、α=0となる中心からの距離をr0とし、前記開口内の各点において測定した前記振幅強度αを用い、
前記光弾性位相変調子が矩形の素子板である場合、短軸方向の中心の高さをy0、中心でのαの値をα0、α=0となる中心からの距離をr0とし、前記開口内の各点において振幅強度αを測定し、異なる高さy毎に横方向の位置xが異なる値を平均した前記振幅強度αを用いて、
前記開口内の各点における振幅強度αの校正値を決定することを特徴としている。
前記制御・解析部が、時間遅れを1/4および3/4周期とする2種類の前記測定光の逐次発生によって得られる前記二次元検出器の出力信号を取得してそれぞれS4およびS5とし、前記SSの値を
SS=S4−S5
によって求め、これをSS1とし、
前記光源部が、ONの間隔を1/2周期とし、時間遅れをそれぞれ0および1/2周期とする2種類の測定光を逐次発生し、
前記制御・解析部が、時間遅れを0および1/2周期とする2種類の前記測定光の逐次発生によって得られる前記二次元検出器の出力信号を取得してそれぞれS6およびS7とし、前記SSの値を
SS=S6−S7
によって求め、これをSS2とし、
前記制御・解析部が、これら2種類の正弦波成分値SS1及びSS2の比であるS S1 /S S2 の実測値を求め、
で表される関係式を用いて、あらかじめ計算で求めておいた対応表であるルックアップテーブルによって前記JS、前記JCおよび前記J0(α)を決定することを特徴としている。
M3p(t)=2+2cos[3ω(t+p/6f)−π/2]
で表される2種類の測定光をさらに逐次発生し、
前記制御・解析部が、4種類の前記測定光の逐次発生によって得られる前記二次元検出器の出力信号を取得し、
前記pが0又は1の場合に前記M3pに対応する前記出力信号をそれぞれS30、S31として、S S3 をS S3 =S30−S31により求め、
前記SsをS S1 として、
前記制御・解析部が、これら2種類の正弦波成分値S S1 及びS S3 の比であるS S1 /S S3 の実測値を求め、
S S1 /S S3 =J1(α)/J3(α)
で表される関係式を用いて、あらかじめ計算で求めておいた対応表であるルックアップテーブルによって前記JS、前記JCおよび前記J0(α)を決定することを特徴としている。
該白色光源から入射される光を分光し、所定の波長の光を前記振幅変調素子に入力するモノクロメータまたは狭帯域フィルタをさらに備えることを特徴としている。
前記電源が前記発光ダイオードまたはダイオードレーザーを所定の周波数で駆動することを特徴としている。
偏光変調型エリプソメータは、PCSA型またはPSCA型配置において、補償子Cの代わりに、透過する光の位相を時刻とともに変化させる光弾性位相変調子(以下、位相変調子と略記する)を用いる。単一の検出器で測定した出力信号を、位相変調子の動作に同期させたロックインアンプなどを用いて処理することにより、基本波成分、第二高調波成分などを抽出し、それらの振幅強度から偏光解析パラメータであるΨおよびΔを決定できる。
I(t)=I0{IDC+ISsin[δ(t)]+ICcos[δ(t)]} (3)
ここで、tは時間、I0は試料の反射率または透過率、および光学素子の透過率に依存する係数、δ(t)は位相差である。
IDC=(1−cos2Ψcos2A)
+cos2(P−M)cos2M(cos2A−cos2Ψ)
+sin2AcosΔcos2(P−M)sin2Ψsin2M (4a)
IS=sin2(P−M)sin2Asin2ΨsinΔ (4b)
IC=sin2(P−M)[(cos2Ψ−cos2A)sin2M
+sin2Acos2Msin2ΨcosΔ] (4c)
なお、光源Lと検出器Dとの間に、偏光子P、試料S、位相変調子M、検光子Aの順に配置したPSMA型の構成も用いることができ、その場合、検出器によって検出される光強度は式(4a)〜(4c)においてPとAとを入れ替えた式、及び式(3)によって表される。以下では、簡単のため、PMSA型の場合についてのみ説明するが、この関係を用いることによりPSMA型の場合にも適用される。
M=0°、90°、180°の場合、
ここで、(±)は、方位角Mが0°および180°の場合は“+1”、90°の場合は“−1”である。
M=45°、135°の場合、
ここで、(±)は、方位角Mが45°の場合は“−1”、135°の場合は“+1”である。
δ(t)=αsinωt (7)
ここで、ωは角周波数である。また、最大位相差を表す振幅強度αは位相変調子Mの駆動電圧と光の波長の関数である。このとき、式(3)に含まれるδ(t)の余弦および正弦関数はベッセル関数を含む無限級数で、それぞれ次式(8)、(9)のように展開できる。
前述のように、CCDを検出器に用いる場合、位相変調子の動作と同じ周波数で、試料に照射する測定光を断続することにより、信号からΨおよびΔを含む項を抽出し、単一検出器の場合と同様にロックイン検出を実現することができる。
前記の通り、位相変調子を透過した光はp偏光とs偏光の位相差が時間的に変化する光となり、その強度は式(10)のように表される。これはベッセル関数を含む因子を係数とするフーリエ級数とみなすことができ、次式(11)のように書き直すことができる。
IM(t)=I(t)M(t+p/2Pf) (13)
ここで、大文字のPは整数であり、また、小文字のpは0から2P−1までの整数、fは周波数である。異なる位相差に対応する2P種類の変調を受けた信号IM(t)は、逐次CCDに電荷として蓄積され、出力信号として読み出される。CCDの蓄積時間は位相変調子の動作よりも十分に長いので、この出力信号は信号IM(t)を上記蓄積時間にわたって積分した値に等しい。したがって、次式(14)で表されるCCDの出力信号Spが得られる。
まず、位相変調子の動作と同じ周波数で試料に照射する測定光を断続することにより、測定光に前記振幅変調を施し、偏光解析パラメータ(Ψ、Δ)を求める方法に関して説明する。図2の下段に示したように、ONの間隔を1/4周期(デューティ比25%)として測定光の断続を行う。図2の上段には、測定光のON、OFFに伴う出力信号波形を示す。この操作は位相変調子Mを透過した信号光を次式で表わされる矩形波M(t)で変調することと等価である。
IM(t)=I(t)M(t+p/4f) (16)
ここで、pは0から3までの整数、fは周波数である。異なる位相差に対応する4種類の変調を受けた測定光IM(t)は、逐次CCDに電荷として蓄積され、出力信号として読み出される。CCDの蓄積サイクルは位相変調子の動作よりも十分に長いので、この出力信号はIM(t)の時間平均に等しい。したがって、次式で表されるCCDの出力信号Sp(p=0、1、2、3)が得られる。
SS=S3−S1=KT0I0ISJS (18)
SC=S0−S1+S2−S3=KT0I0ICJC (19)
SDC=S0+S1+S2+S3=KT0I0[IDC+ICJ0(α)] (20)
ここで、SS、SC、およびSDCはそれぞれCCDの出力信号の正弦波成分、余弦波成分、および直流成分と考えることができる。また、JS、JCは、それぞれ次式(21)、(22)で定義する。
前記と同様に測定光の断続によって測定光に前記振幅変調を施し、正弦波・余弦波成分を検出するが、前記のように一括して検出するのではなく、個別に検出したあとデータを統合することにより、偏光解析パラメータ(Ψ、Δ)を求める方法に関して説明する。
IM(t)=I(t)M(t+p/2f) (26)
ここで、pは0または1である。異なる位相差に対応する2種類の変調を受けた測定光IM(t)に応じた電荷は、交互にCCDに蓄積され、出力信号として読み出され、次式で表されるCCDの出力信号Sp(p=0、1)が得られる。
SS=S0−S1=KT0I0ISJS (28)
SDC=S0+S1=KT0I0[IDC+ICJ0(α)] (29)
ここで、JSを次式で定義する。
IM(t)=I(t)Mp(t) (33)
ここで、pは0または1である。異なるデューティ比に対応する2種類の変調を受けた測定光IM(t)に応じた電荷は、交互にCCDに蓄積され、出力信号として読み出され、次式で表されるCCDの出力信号S0およびS1が得られる。
SC=(3S0−S1)/2=KT0I0ICJC (36)
SDC=S0+S1=KT0I0[IDC+ICJ0(α)] (37)
ここで、JCを次式で定義する。
位相変調子の動作と同じ基本周波数を有するアナログ信号を用い、試料に照射する測定光を振幅変調することにより、測定光の断続を行う場合と同様に、CCDの出力信号からΨおよびΔを含む項を抽出し、単一検出器の場合と同様にロックイン検出を実現することができる。
この振幅変調は、透過率を高速で変化させることができる液晶フィルタを用い、測定光の強度を変化させることにより実現することができる。また、発光ダイオードまたはダイオード・レーザーを光源とし、これをアナログ信号で駆動することによっても実現することができる。
IM(t)=I(t)M(t+p/2Pf) (41)
ここで、大文字のPは整数であり、変調信号に含まれる最高高調波の次数Qと等しいかまたはそれよりも大きくなければならない。また、小文字のpは0から2P−1までの整数、fは周波数である。異なる位相差に対応する2P種類の変調を受けた信号IM(t)は、逐次CCDに電荷として蓄積され、出力信号として読み出される。CCDの蓄積時間は位相変調子の動作よりも十分に長いので、この出力信号は信号IM(t)を上記蓄積時間にわたって積分した値に等しい。したがって、次式(42)で表されるCCDの出力信号Spが得られる。
r=0 X0=a0b0 Y0=0 (45)
r<P Xr=arbrcos(φr−Ψr) Yr=arbrsin(φr−Ψr) (46)
r=P XP=2aPbPcos(φr−Ψr) YP=0 (47)
位相変調子を透過した光は、式(11)で表すように高次の高調波を含んでいるが、位相は、基本波および奇数次の高調波の場合は−π/2、偶数次の高調波の場合は0と、一定である。また、偏光解析パラメータを求める目的では、直流成分、基本波および第2高調波の成分の強度を求めることができれば十分である。そのため、目的の信号に含まれる最高高調波の次数と等しいかそれより大なる整数をPとするとき、位相をシフトさせた2P種類以上の変調信号を用いて測定を行い、離散的フーリエ変換を用いて数値処理を行う上記の手法は、以下に示すように簡略化される。
Mp(t)=4+2cos[ω(t+p/4f)−π/2]+2cos[2ω(t+p/4f)] (48)
ここで、pは0から3までの整数である。その結果、CCDの出力信号Spは次式(49
)のようになる。
Sp=4KT0a0+2KT0[a1cos(πp/2)+a2cos(πp)] (49)
偏光解析パラメータを求めるため、これら出力信号の線形結合を計算すると、次式(50)〜(52)の結果を得る。
SS=S0−S2=4KT0a1=4KT0I0ISJ1(α) (50)
SC=S0−S1+S2−S3=8KT0a2=8KT0I0ICJ2(α) (51)
SDC=S0+S1+S2+S3=16KT0a0=16KT0I0[IDC+ICJ0(α)] (52)
ここで、SS、SC、およびSDCはそれぞれCCDの出力信号の正弦波成分、余弦波成分、および直流成分である。これらの式は、CCDの蓄積時間KT0を含む前置因子を除けば、単一の検出器を用いて測定を行い、ロックインアンプなどを用いて検出・データ処理した場合と同じである。したがって、周知の方法により、上記で表される直流成分、基本波成分および第2高調波成分から偏光解析パラメータであるΨおよびΔを決定できる。
SS=16KT0I0ISJS (53)
SC=16KT0I0ICJC (54)
SDC=16KT0I0[IDC+ICJ0(α)] (55)
これらの式は、測定光を断続することにより振幅変調を施した場合と、前置因子が16倍となっている点を除けば同一である。さらに、前置因子、および試料Sの反射率または透過率、および光学素子の透過率に関係する係数I0を消去した次式(56)および(57)を得ることができる。
一方、変調信号として位相変調子と同一の基本周波数を有する基本波と第2高調波に基づき、それぞれ位相を2分の1波長遅らせた次式で示す計4種類の信号を用いることもできる。
M1p(t)=2+2cos[ω(t+p/2f)−π/2] (58)
M2p(t)=2+2cos[2ω(t+p/4f)] (59)
ここで、pは0または1である。その結果、CCDの出力信号Spは次のようになる。
S1p=2KT0a0+2KT0a1cos(πp) (60)
S2p=2KT0a0+2KT0a2cos(πp) (61)
偏光解析パラメータを求めるため、これら出力信号の線形結合を計算すると、次式(62)〜(65)の結果を得る。
SS=S10−S11=4KT0a1=4KT0I0ISJ1(α) (62)
SDC=S10+S11=4KT0a0=4KT0I0[IDC+ICJ0(α)] (63)
SC=S20 −S21=4KT0a2=4KT0I0ICJ2(α) (64)
SDC=S20+S21=4KT0a0=4KT0I0[IDC+ICJ0(α)] (65)
ここで、SS、SC、およびSDCはそれぞれCCDの出力信号の正弦波成分、余弦波成分、および直流成分であり、上記の場合と同様に、CCDの蓄積時間KT0を含む前置因子を除けば、単一の検出器およびロックインアンプなどを用いて測定・データ処理した場合と同一である。また、JS =J 1(α)およびJC =J 2(α)とおけば、上式は次のように変形される。
SS=4KT0I0ISJS (66)
SC=4KT0I0ICJC (67)
SDC=4KT0I0[IDC+ICJ0(α)] (68)
さらに、上記の場合と同様に、式(56)および(57)を得ることができる。
以上では、位相変調子Mによって引き起こされる測定光の位相差は式(7)に示したように純粋な正弦関数によって表されると仮定してきた。しかしながら、位相変調子は印加電圧を与えないときにも透過光にわずかな位相差(静的位相差)δ0を引き起こす場合がある。このような位相変調子を用いる場合、測定光の位相差は印加電圧がある時、次式のように表される。
δ(t)=αsinωt+δ0 (69)
式(3)および(7)に含まれるδ(t)の正弦および余弦関数は、δ0<<1よりcosδ0≒1を用いると、次式(70)、(71)のように変形される。
sin[δ(t)]=sin(αsinωt+δ0)
=sin(αsinωt)+cos(αsinωt)sinδ0 (70)
cos[δ(t)]=cos(αsinωt+δ0)
=cos(αsinωt)−sin(αsinωt)sinδ0 (71)
したがって、検出器における光強度は一般に次式のようになる。
I(t)=I0{IDC+(IS−ICsinδ0)sin(αsinωt)
+(IC+ISsinδ0)cos(αsinωt)} (72)
並列同期検出法によって正弦波・余弦波成分の検出を行うため、上記したのと同様に、位相変調子Mと同一の基本周波数を有する矩形波、または正弦波とその高調波の合成波を用い、位相変調子Mの動作クロックに対し所定の時間遅れを設けて逐次変調を加え、それぞれに対応するCCDの出力信号を計算処理することにより、CCDの出力信号の正弦波成分SS、余弦波成分SC、および直流成分SDCが次のように求められる。
SS=ASI0(IS−ICsinδ0)JS (73)
SC=ACI0(IC+ISsinδ0)JC (74)
SDC=S0+S1=ADCI0[IDC+(IC+ISsinδ0)J0(α)] (75)
ここで、AS、AC、およびADCは前置因子であり、CCDの蓄積時間KT0と上記したそれぞれの手法によって異なる所定の整数との積である。こうして、式(23)、(24)、または式(31)、(39)に対応して、次式(76)、(77)を得ることができる。
1) 校正上の留意点
ロックインアンプなどを用いて単一検出器からの信号を解析する場合に類似して、検出器にCCDを用いる場合でも、その出力信号から正弦波成分、余弦波成分、および直流成分をリアルタイムで抽出することができ、さらにそれらの比をとることにより、装置の特性に起因する因子をある程度消去することができる。しかしながら、これらの式にはまだ位相変調子の振幅強度を因数とする0次ベッセル関数、1次以上のベッセル関数を含む無限級数因子、位相変調子の静的位相差が含まれている。試料の有する偏光解析パラメータをリアルタイムで測定するためには、試料を用いた測定を行う前にこれらの因子を校正する必要がある。
偏光変調型イメージング・エリプソメータにおいて方位角設定の誤差を校正する方法について説明する。この方法は、静的位相差のない理想的な位相変調子の場合にも、静的位相差を有する位相変調子の場合にも適用できる。
P=P’−P0 (78a)
M=M’−M0 (78b)
A=A’−A0 (78c)
ここで、P0、M0およびA0は、上記の校正で求められた、それぞれの素子の真の方位角0°における表示値である。
位相変調子Mの振幅強度αは駆動電圧と光の波長の関数であるが、市販の位相変調子では、この関係があらかじめ求められており、振幅強度と波長を入力すると、適切な駆動電圧が自動的に設定されるのが一般的である。この時、α=137.8°と設定すると、0次ベッセル関数の値は、J0(α)=0となる。1次以上のベッセル関数や、前記JSおよびJCがベッセル関数を含む無限級数因子である場合も、これらをαの値を用いて容易に算出できる。なお、0次ベッセル関数の値を上記のように調整すると、並列同期検出法によって求められる正弦波成分、余弦波成分、および直流成分の間のクロストークをある程度抑制することができるため、確度を向上させることができる。
ここで、RS、RC、IDC、IS、およびICの上付き添え字calは校正値であることを表し、RS、RCの上付き添え字avは開口径全体の平均値であることを表す。上記の通り、前記JSおよびJCは設定した振幅強度αから算出できるので、標準試料Sを用いて測定を行い、式(79)または(80)を用いることにより静的位相差δ0を決定することができる。静的位相差δ0は開口径内で均一と考えてよく、校正値として開口径内における平均値を用いるのが妥当である。また、複数の波長で測定を行う必要のある場合には、その波長ごとに上記校正を行う。
試料なし(Ψ=45°、Δ=0°):
IDC=1+cos2(P−M)cos2Mcos2A
+sin2Acos2(P−M)sin2M (81a)
IS=0 (81b)
IC=−sin2(P−M) +sin2Acos2Msin2ΨcosΔ−cos2Asin2M (81c)
補償子(1/4波長板)、方位角90°(Ψ=45°、Δ=90°):
IDC=1 (82a)
IS=sin2(P−M)sin2A (82b)
IC=−sin2(P−M)cos2Asin2M (82c)
偏光子、方位角0°(Ψ=0°、Δ=0°)
IDC=(1−cos2A)+cos2(P−M)cos2M(cos2A−1) (83a)
IS=0 (83b)
IC=sin2(P−M)(1−cos2A)sin2M (83c)
偏光子、方位角90°(Ψ=90°、Δ=0°)
IDC=1+cos2(P−M)cos2Mcos2A
+sin2Acos2(P−M)sin2M (84a)
IS=0 (84b)
IC=−sin2(P−M)(1+cos2A)sin2M (84c)
4)位相変調子の振幅強度の校正
市販の位相変調子に記載されている振幅強度99%以上の開口径において測定を行う場合は、位相変調子の振幅強度は開口径内で均一と考えてよく、設定した振幅強度を基に測定を行うことができる。しかしながら、測定光と位相変調子の中心を完全に一致させるのは難しいので、使用する開口径をこの80%程度以下とする必要がある。もっと大きな開口径を用いる必要がある場合や、振幅強度99%以上の高確度の測定が必要である場合は、測定を行う開口径内の各点において、位相変調子の振幅強度の校正を行う。
正八角形にカットされた素子板を用いた位相変調子の場合、中心の位置を(x0、y0)、中心でのαの値をα0、α=0となる中心からの距離をr0とすると、振幅強度αは、開口内の位置(x、y)の関数として、次の式で表される。
以上では、位相変調子Mの振幅強度には経時変化などがなく、測定を行っている間、校正のときに決定したJS、JCやJ0(α)の値は一定と考えてきた。しかし、振幅強度は測定を行う光の波長や温度によって変化することが知られている。温度依存性については、素子の温度を精密に制御することにより、ある程度抑制することはできるが完全ではない。
M3p(t)=2+2cos[3ω(t+p/6f)−π/2] (92)
ここで、pは0または1である。CCDの出力信号Spは次のようになる。
S3p=2KT0a0+2KT0a3cos(pπ) (93)
これら出力信号の線形結合は次のようになる。
SS3=S30−S31=4KT0a3=4KT0I0ISJ3(α) (94)
SDC=S30+S31=4KT0a0=4KT0I0[IDC+ICJ0(α)] (95)
第3高調波成分は基本波成分と同じ係数“4KT0I0IS”を有するため、単一検出器を用いる場合と同様に、それらの比は一次のベッセル関数と三次のベッセル関数の比J1(α)/J3(α)に等しい。すなわち、次式の関係が成り立つ。
SS1/SS3=J1(α)/J3(α)
この値は試料の偏光解析パラメータとは無関係な位相変調子の振幅強度αの関数であり、振幅強度αが137.8°のとき、αの1°の変化で、J1(α)/J3(α)は約2.3%変動する。この変化は通常容易に検出することができ、αの変化による無限級数因子やJ0(α)の値の変動を補正することができる。J1(α)/J3(α)は振幅強度αの単調減少関数であるため、あらかじめ計算で求めておいた関係を対応表であるルックアップテーブルとして用意しておくことにより、測定によって得られたSS1/SS3の値からJ0(α)、J1(α)、およびJ2(α)を高速に決定することができる。
本発明の実施の形態に係る偏光変調型イメージング・エリプソメータは、図4に示すように、光源部1と、試料設置部2と、入射光学部3と、射出光学部4と、制御・解析部5と、支持手段6と、光源部1からの光を入射光学部3に伝送する光ファイバ7と、射出光学部4の出力である電気信号を制御・解析部5に伝送する信号ケーブル8とを備えて構成されている。装置構成としては、図4に示した縦型に限定されず、図5に示した横型であってもよい。
P 偏光子
M 光弾性位相変調子(位相変調子)
S 試料
A 検光子
D 検出器
1 光源部
2 試料設置部
3 入射光学部
4 射出光学部
5 制御・解析部
6 支持手段
7 光ファイバ
8 信号ケーブル
Claims (19)
- 所定の周波数で振幅が周期的に変化する光を放射する光源部と、
試料を設置する試料設置部と、
コリメータ、偏光子、及び前記光源部からの光を変調し、該光のp偏光およびs偏光の位相差を正弦関数的に変化させて前記試料設置部に設置された試料の測定面に照射する光弾性位相変調子を有する入射光学部と、
前記試料を反射または透過した光の偏光状態を検出する検光子、及び該検光子からの光を電気信号に変換して出力する二次元検出器を有する射出光学部と、
前記光源部及び前記光弾性位相変調子を、数10kHz〜数100kHzの範囲内の同じ周波数で動作するように制御し、前記二次元検出器からの出力信号が入力される制御・解析部とを備え、
前記偏光子、前記光弾性位相変調子、前記試料及び前記検光子の配置が、前記偏光子、前記光弾性位相変調子、前記試料、前記検光子の順に光路上に配置されるPMSA型の配置であり、
前記光源部が、前記光弾性位相変調子の動作クロックに対して所定の時間遅れを有する測定光を逐次発生し、
前記制御・解析部が、前記二次元検出器で観測する前記試料表面の二次元画像の各画素における偏光解析パラメータΨ及びΔを、前記二次元検出器の出力信号を用いて、次の条件(1)〜(3)の下で、
(1)前記光弾性位相変調子を通過した光の、時間的に変化するp偏光およびs偏光の位相差の振幅強度をα、該振幅強度αを因数とするm次(mは0以上の整数)の第1種ベッセル関数をJm(α)、mが奇数次のJm(α)を含む因子をJS、及びmが偶数次のJm(α)を含む因子をJCで表す:
(2)前記検出器によって検出される光の強度の直流成分をIDC、正弦波成分の振幅強度をIS、及び余弦波成分の振幅強度をICで表し、前記偏光子、前記光弾性位相変調子および前記検光子の方位角をそれぞれP、M、およびAとして、前記IDC、前記ISおよび前記ICが、
IDC=(1−cos2Ψcos2A)
+cos2(P−M)cos2M(cos2A−cos2Ψ)
+sin2AcosΔcos2(P−M)sin2Ψsin2M
IS=sin2(P−M)sin2Asin2ΨsinΔ
IC=sin2(P−M)[(cos2Ψ−cos2A)sin2M
+sin2Acos2Msin2ΨcosΔ]
で表される:
(3)前記二次元検出器の出力信号の正弦波成分をSS、余弦波成分をSC、及び直流成分をSDCで表し、RS=SS/SDC、及びRC=SC/SDCとする:
前記光弾性位相変調子が理想的であるとき、
に基づき計算し、
前記光弾性位相変調子が静的位相差δ0を有するとき、
に基づき計算することを特徴とする偏光変調型イメージング・エリプソメータ。 - 所定の周波数で振幅が周期的に変化する光を放射する光源部と、
試料を設置する試料設置部と、
コリメータ及び偏光子を有する入射光学部と、
前記試料を反射または透過した光を変調し、該光のp偏光およびs偏光の位相差を正弦関数的に変化させる光弾性位相変調子、該光弾性位相変調子を透過した光の偏光状態を検出する検光子、及び該検光子からの光を電気信号に変換して出力する二次元検出器を有する射出光学部と、
前記光源部及び前記光弾性位相変調子を、数10kHz〜数100kHzの範囲内の同じ周波数で動作するように制御し、前記二次元検出器からの出力信号が入力される制御・解析部とを備え、
前記偏光子、前記試料、前記光弾性位相変調子及び前記検光子の配置が、前記偏光子、前記試料、前記光弾性位相変調子、前記検光子の順に光路上に配置されるPSMA型の配置であり、
前記光源部が、前記光弾性位相変調子の動作クロックに対して所定の時間遅れを有する測定光を逐次発生し、
前記制御・解析部が、前記二次元検出器で観測する前記試料表面の二次元画像の各画素における偏光解析パラメータΨ及びΔを、前記二次元検出器の出力信号を用いて、次の条件(1)〜(3)の下で、
(1)前記光弾性位相変調子を通過した光の、時間的に変化するp偏光およびs偏光の位相差の振幅強度をα、該振幅強度αを因数とするm次(mは0以上の整数)の第1種ベッセル関数をJm(α)、mが奇数次のJm(α)を含む因子をJS、及びmが偶数次のJm(α)を含む因子をJCで表す:
(2)前記検出器によって検出される光の強度の直流成分をIDC、正弦波成分の振幅強度をIS、及び余弦波成分の振幅強度をICで表し、前記偏光子、前記光弾性位相変調子および前記検光子の方位角をそれぞれP、M、およびAとして、前記IDC、前記ISおよび前記ICが、
IDC=(1−cos2Ψcos2P)
+cos2(A−M)cos2M(cos2P−cos2Ψ)
+sin2PcosΔcos2(A−M)sin2Ψsin2M
IS=sin2(A−M)sin2Psin2ΨsinΔ
IC=sin2(A−M)[(cos2Ψ−cos2P)sin2M
+sin2Pcos2Msin2ΨcosΔ]
で表される:
(3)前記二次元検出器の出力信号の正弦波成分をSS、余弦波成分をSC、及び直流成分をSDCで表し、RS=SS/SDC、及びRC=SC/SDCとする:
前記光弾性位相変調子が理想的であるとき、
に基づき計算し、
前記光弾性位相変調子が静的位相差δ0を有するとき、
に基づき計算することを特徴とする偏光変調型イメージング・エリプソメータ。 - 前記光源部が、前記光弾性位相変調子の動作クロックに対して、ONの間隔が1/4周期である矩形波であり、0、1/4、1/2、及び3/4周期の時間遅れを有する4種類の測定光を逐次発生し、
前記制御・解析部が、4種類の前記測定光の逐次発生によって得られる前記二次元検出器の出力信号を取得してそれぞれS0、S1、S2、およびS3とし、前記SS、前記SCおよび前記SDCの値をそれぞれ
SS=S3−S1
SC=S0−S1+S2−S3
SDC=S0+S1+S2+S3
によって求めることを特徴とする請求項1又は2に記載の偏光変調型イメージング・エリプソメータ。 - 前記光源部が、前記光弾性位相変調子の動作クロックに対して、ONの間隔が1/2周期である矩形波であり、時間遅れをそれぞれ0および1/2周期とする2種類の測定光を逐次発生し、
前記制御・解析部が、2種類の前記測定光の逐次発生によって得られる前記二次元検出器の出力信号を取得してそれぞれS0およびS1とし、前記SS及び前記SDCの値を
SS=S0−S1
SDC=S0+S1
によって求め、
前記光源部が、ONの間隔を1/4周期とする第1測定光と、この第1測定光と位相が逆でONの間隔を3/4周期とする第2測定光を逐次発生し、
前記制御・解析部が、前記第1測定光及び第2測定光の逐次発生によって得られる前記二次元検出器の出力信号を取得してそれぞれS2およびS3とし、前記SC及び前記SDCの値を
SC=(3S2−S3)/2
SDC=S2+S3
によって求めることを特徴とする請求項1又は2に記載の偏光変調型イメージング・エリプソメータ。 - 前記光源部が、前記光弾性位相変調子の動作クロックの周波数をfとし、角周波数をωとし、pを0以上3以下の何れかの整数値として、振幅Mpが時間tの関数
Mp(t)=4+2cos[ω(t+p/4f)−π/2]+2cos[2ω(t+p/4f)]
で表される4種類の測定光を逐次発生し、
前記制御・解析部が、4種類の前記測定光の逐次発生によって得られる前記二次元検出器の出力信号を取得して、前記pが0、1、2、及び3のそれぞれである場合の前記出力信号をS0、S1、S2、およびS3とし、前記SS、前記SCおよび前記SDCの値をそれぞれ
SS=S1−S3
SC=S0−S1+S2−S3
SDC=S0+S1+S2+S3
によって求めることを特徴とする請求項1又は2に記載の偏光変調型イメージング・エリプソメータ。 - 前記光源部が、前記光弾性位相変調子の動作クロックの角周波数をωとし、pを0又は1として、振幅M1p、M2pが時間tの関数
M1p(t)=2+2cos[ω(t+p/2f)−π/2] および
M2p(t)=2+2cos[2ω(t+p/4f)]
で表される4種類の測定光を逐次発生し、
前記制御・解析部が、4種類の前記測定光の逐次発生によって得られる前記二次元検出器の出力信号を取得し、
前記pが0又は1の場合に前記M1pに対応する前記出力信号をそれぞれS10、S11とし、前記pが0又は1の場合に前記M2pに対応する前記出力信号をS20、S21として、前記SS及びSCの値を、SS=S10−S11、SC=S20−S21によって求め、前記SDCの値を、SDC=S10+S11、又はSDC=S20+S21によって求めることを特徴とする請求項1又は2に記載の偏光変調型イメージング・エリプソメータ。 - 前記偏光子、前記光弾性位相変調子および前記検光子の目盛り上の方位角をそれぞれP’、M’およびA’とし、
前記制御・解析部が、前記P、前記Mおよび前記Aを、
P=P’−P0
M=M’−M0
A=A’−A0
で表される式により校正し、
前記M0及び前記A0が、
偏光解析パラメータΨ及びΔの値が、30°<Ψ<60°または120°<Ψ<150°、かつ70°<Δ<110°である試料を用い、P’=45°と設定した場合に、前記SSと前記SCの前記光弾性位相変調子の開口部におけるそれぞれの平均値がどちらも0になるときの前記M’及び前記A’の値であり、
前記P0が、
偏光解析パラメータΨ及びΔの値が、30°<Ψ<60°または120°<Ψ<150°、かつ70°<Δ<110°である前記試料を用い、M’=0°+M0かつA’=45°+A0と設定した場合に、前記SSと前記SCの前記開口部におけるそれぞれの平均値がどちらも0になるときの前記P’の値であることを特徴とする請求項1〜4の何れかの項に記載の偏光変調型イメージング・エリプソメータ。 - 前記αが、J0(α)=0となるときの値である137.8°であり、
このαの値より前記JSおよび前記JCを算出することを特徴とする請求項1〜7の何れかの項に記載の偏光変調型イメージング・エリプソメータ。 - 前記制御・解析部が、前記光弾性位相変調子が静的位相差δ0を有するとき、該光弾性位相変調子の振幅強度99%以上の開口径を直径とする円と同心であり、前記開口径の80%以下の直径の円形領域内を使用し、偏光解析パラメータΨ及びΔが既知である標準試料を用いて測定を行い、
前記制御・解析部が、既知の前記偏光解析パラメータΨ及びΔを代入して計算した前記IDC、前記ISおよび前記ICの値をIDC cal、IS calおよびIC calとし、前記標準試料を用いて測定された前記RSおよび前記RCの前記開口径を直径とする円形領域内におけるそれぞれの校正値の平均値を求めてRS cal,av及びRC cal,avとし、
を用いて開口径内におけるδ0の平均値を求める処理を、測定を行う必要のある波長ごとに行うことを特徴とする請求項1〜8の何れかの項に記載の偏光変調型イメージング・エリプソメータ。 - 前記制御・解析部が、前記光弾性位相変調子の振幅強度99%以上の開口径を直径とする円と同心であり、前記開口径の80%以下の直径の円形領域内を使用して得られた測定結果を用い、振幅強度を前記円形領域内で均一と仮定して、前記偏光解析パラメータΨ及びΔの計算を行うことを特徴とする請求項1〜9の何れかの項に記載の偏光変調型イメージング・エリプソメータ。
- 偏光解析パラメータΨ及びΔが既知である標準試料の偏光解析パラメータΨ及びΔを代入して計算した前記IDC、前記ISおよび前記ICの値をIDC cal、IS calおよびIC calとし、該標準試料を用いて測定された前記RSおよび前記RCの値をRS cal及びRC calとするとき、前記制御・解析部が、異なる偏光解析パラメータΨ及びΔを有する少なくとも2種類の標準試料を用いて測定を行い、
前記制御・解析部が、
前記光弾性位相変調子が理想的であるとき、
又は、前記光弾性位相変調子が静的位相差δ0を有するとき、
の形式で与えられる2種類の式を少なくとも2通り求め、
これら少なくとも計4個の式から前記J0(α)の値を決定し、
前記αと前記J0(α)の関係をあらかじめ計算で求めておいた対応表であるルックアップテーブルによって、前記光弾性位相変調子の開口内の各点において、振幅強度αを決定することを特徴とする請求項1〜9の何れかの項に記載の偏光変調型イメージング・エリプソメータ。 - 前記制御・解析部が、
前記光弾性位相変調子が正八角形にカットされた素子板である場合、中心の位置を(x0、y0)、中心でのαの値をα0、α=0となる中心からの距離をr0とし、前記開口内の各点において測定した前記振幅強度αを用い、
で表される式に対してフィッティングを行い、3個の未知パラメータx0、y0、r0を決定し、
前記光弾性位相変調子が矩形の素子板である場合、短軸方向の中心の高さをy0、中心でのαの値をα0、α=0となる中心からの距離をr0とし、前記開口内の各点において振幅強度αを測定し、異なる高さy毎に横方向の位置xが異なる値を平均した前記振幅強度αを用いて、
で表される式に対してフィッティングを行い、2個の未知パラメータy0、r0を決定し、
前記開口内の各点における振幅強度αの校正値を決定することを特徴とする請求項11に記載の偏光変調型イメージング・エリプソメータ。 - 前記光源部が、前記光弾性位相変調子の動作クロックに対して、ONの間隔を1/4周期とし、時間遅れをそれぞれ1/4および3/4周期とする2種類の測定光を逐次発生し、
前記制御・解析部が、時間遅れを1/4および3/4周期とする2種類の前記測定光の逐次発生によって得られる前記二次元検出器の出力信号を取得してそれぞれS4およびS5とし、前記SSの値を
SS=S4−S5
によって求め、これをSS1とし、
前記光源部が、ONの間隔を1/2周期とし、時間遅れをそれぞれ0および1/2周期とする2種類の測定光を逐次発生し、
前記制御・解析部が、時間遅れを0および1/2周期とする2種類の前記測定光の逐次発生によって得られる前記二次元検出器の出力信号を取得してそれぞれS6およびS7とし、前記SSの値を
SS=S6−S7
によって求め、これをSS2とし、
前記制御・解析部が、これら2種類の正弦波成分値SS1及びSS2の比であるS S1 /S S2 の実測値を求め、
で表される関係式を用いて、あらかじめ計算で求めておいた対応表であるルックアップテーブルによって前記JS、前記JCおよび前記J0(α)を決定することを特徴とする請求項1〜10および12のうちの何れか1項に記載の偏光変調型イメージング・エリプソメータ。 - 前記光源部が、前記光弾性位相変調子の動作クロックの角周波数をωとし、pを0又は1として、振幅M3pが時間tの関数
M3p(t)=2+2cos[3ω(t+p/6f)−π/2]
で表される2種類の測定光をさらに逐次発生し、
前記制御・解析部が、4種類の前記測定光の逐次発生によって得られる前記二次元検出器の出力信号を取得し、
前記pが0又は1の場合に前記M3pに対応する前記出力信号をそれぞれS30、S31として、S S3 をS S3 =S30−S31により求め、
前記SsをS S1 として、
前記制御・解析部が、これら2種類の正弦波成分値S S1 及びS S3 の比であるS S1 /S S3 の実測値を求め、
S S1 /S S3 =J1(α)/J3(α)
で表される関係式を用いて、あらかじめ計算で求めておいた対応表であるルックアップテーブルによって前記JS、前記JCおよび前記J0(α)を決定することを特徴とする請求項1〜10および12のうちの何れか1項に記載の偏光変調型イメージング・エリプソメータ。 - 前記光源部が、連続的に光を放射する光源と、該光源から入射される光を所定周波数で変調し、透過光として出力する振幅変調素子とをさらに備えることを特徴とする請求項1〜14の何れか1項に記載の偏光変調型イメージング・エリプソメータ。
- 前記振幅変調素子が音響光学素子又は電気光学素子又は液晶フィルタであることを特徴とする請求項15に記載の偏光変調型イメージング・エリプソメータ。
- 前記光源が白色光源であり、
該白色光源から入射される光を分光し、所定の波長の光を前記振幅変調素子に入力するモノクロメータまたは狭帯域フィルタをさらに備えることを特徴とする請求項15又は16に記載の偏光変調型イメージング・エリプソメータ。 - 前記光源部が、発光ダイオードまたはダイオードレーザーと、出力電圧を周期的に変化させることができる電源とを備え、
前記電源が前記発光ダイオードまたはダイオードレーザーを所定の周波数で駆動することを特徴とする請求項1〜14の何れか1項に記載の偏光変調型イメージング・エリプソメータ。 - 前記二次元検出器が、CCDセンサまたはCMOSイメージセンサを用いた撮像素子であることを特徴とする請求項1〜18の何れかの項に記載の偏光変調型イメージング・エリプソメータ。
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