JP4624711B2 - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡 Download PDF

Info

Publication number
JP4624711B2
JP4624711B2 JP2004130129A JP2004130129A JP4624711B2 JP 4624711 B2 JP4624711 B2 JP 4624711B2 JP 2004130129 A JP2004130129 A JP 2004130129A JP 2004130129 A JP2004130129 A JP 2004130129A JP 4624711 B2 JP4624711 B2 JP 4624711B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
endoscope
trackball
bending
aws
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004130129A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005305047A (ja
Inventor
澄洋 内村
文幸 小野田
明 谷口
利昭 野口
克哉 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2004130129A priority Critical patent/JP4624711B2/ja
Priority to PCT/JP2005/006493 priority patent/WO2005094664A1/ja
Publication of JP2005305047A publication Critical patent/JP2005305047A/ja
Priority to US11/541,872 priority patent/US7883460B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4624711B2 publication Critical patent/JP4624711B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/00064Constructional details of the endoscope body
    • A61B1/00071Insertion part of the endoscope body
    • A61B1/00078Insertion part of the endoscope body with stiffening means

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Endoscopes (AREA)

Description

本発明は、体腔内などに挿入され、内視鏡検査等を行う内視鏡に関する。
従来より、内視鏡は医療分野、工業分野等において広く用いられている。内視鏡は、例えば、医療分野においては、患部である生体の体腔の部位、組織等に対して種々の処置を行う際に用いられている。内視鏡を用いて患部に対し種々の処置を行う場合、術者が種々の処置を確実に行うことができるように、内視鏡の湾曲部には、湾曲部を湾曲動作させることにより、湾曲部の先端部を所望の部位に向けることができるような機構が設けられている。前記機構を有する内視鏡としては、例えば、特許文献1において提案されているようなものがある。
特開2003−38418号公報
前記特許文献1に提案されている内視鏡が有する湾曲部は、複数の湾曲駒を有し、内視鏡操作部に設けられた湾曲部操作ノブの操作をもって、湾曲用ワイヤを進退移動させることにより、形状が変化する構成となっている。該構成を実現するためには、湾曲駒、湾曲用ワイヤ等の物理的機構を、操作部と、挿入部と、湾曲部とに設ける必要がある。そして、該物理的機構を、操作部と、挿入部と、湾曲部とに設けることにより、内視鏡そのものの構成が複雑になるという課題がある。
また、前記特許文献1に提案されている内視鏡においては、術者は、湾曲部操作ノブを用いた手元操作により、湾曲部の形状を変化させることができる。しかし、形状を変化させるための力量は、湾曲用ワイヤを移動させる力量に関係するため、前記特許文献1に提案されている内視鏡を用いて術者が湾曲部の形状を変化させる場合、挿入部等が複雑に曲がっていると、湾曲用ワイヤに力が十分に伝達されない。その結果、所定の同じ力量をもって湾曲用ワイヤを移動させても、毎回所定の同じ量だけ湾曲部の形状が変化するとは限らず、また、毎回所定の同じ量だけ湾曲部の形状を変化させるためには、湾曲用ワイヤを移動させる力量を湾曲部の形状に応じて調整する必要があり、術者の行う操作が難しくなるという課題がある。
(発明の目的)
本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであり、湾曲部の形状を変化させるための物理的機構が簡単であり、また、湾曲部の形状を変化させる際に、所定の同じ操作を行うことにより、毎回所定の同じ量だけ湾曲部の形状を変化させることができる内視鏡を提供することを目的とする。
本発明の内視鏡は、先端に湾曲部を有する挿入部と、術者が片手で把持可能な操作部とを具備した内視鏡において、 前記湾曲部は、電圧が印加されることにより、前記湾曲部の形状を変化させることができる湾曲部形状可変機構を複数箇所に有し、 前記操作部は、前記操作部の長手方向に沿って設けられた複数の操作手段と、前記操作部の前記複数の操作手段が設けられた面と反対側の上面に形成された斜面部と、前記斜面部に設けられたトラックボールと、前記トラックボールの変位操作を検出する検出部と、前記検出部における前記トラックボールの変位操作の検出結果に応じて前記湾曲部形状可変機構を制御することにより、前記湾曲部の形状を変化させる指示を行う湾曲部形状可変操作手段と、を有し、前記検出部は、前記トラックボールの押圧操作を検出し、前記湾曲部形状可変操作手段は、前記検出部における前記トラックボールの押圧操作の検出結果に応じて前記湾曲部の湾曲動作をオン又はオフに切り替えるとともに、前記検出部において前記トラックボールが押圧操作されていることが検出された場合には、前記湾曲部の湾曲動作をオフに切り替えて、前記湾曲部を湾曲させるための指令値を前記湾曲動作がオフに切り替わる直前の指令値に保持する。
本発明によれば、湾曲部の形状を変化させるための物理的機構が簡単であり、また、湾曲部の形状を変化させる際に、所定の同じ操作を行うことにより、毎回所定の同じ量だけ湾曲部の形状を変化させることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1ないし図26は本発明の実施の形態に係り、図1は本発明を備えた内視鏡システムの全体構成を示し、図2はデータ通信形態を示し、図3は本発明の内視鏡の概略の構成を示し、図4は本実施の形態を備えた内視鏡システムの全体構成を示し、図5はAWSユニット周辺部の具体的な外観形状を示し、図6はAWSユニットに着脱自在のAWSアダプタを取り付けた状態及び取り外した状態を示し、図7はAWSアダプタの構造を示し、図8は内視鏡システム制御装置及びAWSユニットの内部構成を示し、図9は内視鏡の詳細な構成を示す。
また、図10はアングル用部材及び硬度可変部材に用いられる導電性高分子人工筋肉(EPAM)の概略の特性を示し、図11は図9のC矢視により操作部に設けたトラックボール等を示し、図12は操作部本体にチューブユニットの基端が接点レスで着脱自在に接続される接点レス伝送部の構成を示し、図13は内視鏡内に設けられた構成要素における電気系の構成を示し、図14は内視鏡システム制御装置の主要部の電気系の構成を示し、図15はAWSユニットの電気系の構成を示し、図16は観察モニタのモニタ表示面の代表的な表示例とメニュー表示の具体例を示す。
また、図17はAWSユニットの起動処理の動作内容を示し、図18は内視鏡の起動処理の動作内容を示し、図19は撮像制御処理の動作内容を示し、図20は送気送水の制御処理の動作内容を示し、図21はアングル操作の制御処理を示し、図22は硬度可変操作に対する制御操作を示し、図23は硬度可変の設定操作とその操作に対応するUPD画像を示し、図24及び図25はヒューマンインターフェースにおける内視鏡側及び内視鏡システム制御装置側でのそれぞれの処理内容を示し、図26は多段アングル操作(湾曲操作)を行った際の湾曲部の外観形状を示す。
本発明の具体的な構成を説明する前に、本発明の概略の構成を図1ないし図3を参照して説明する。
図1に示すように本発明を備えた内視鏡システム1は、検査ベッド2に横たわる図示しない患者の体腔内に挿入して内視鏡検査を行う軟性の内視鏡(スコープともいう)3と、この内視鏡3が接続され、送気、送水及び吸引機能を備えた送気・送水・吸引ユニット(以下、AWSユニットと略記)4と、内視鏡3に内蔵された撮像素子に対する信号処理と、内視鏡3に設けられた各種操作手段に対する制御処理等を行う内視鏡システム制御装置5と、この内視鏡システム制御装置5により生成された映像信号を表示する液晶モニタ等による観察モニタ6とを有する。
また、この内視鏡システム1は、内視鏡システム制御装置5により生成された例えばデジタル映像信号をファイリング等する画像記録ユニット7と、AWSユニット4に接続され、内視鏡3の挿入部内に形状検出用コイル(以下、UPDコイルと略記)が内蔵された場合には、そのUPDコイルにより発生される電磁場の信号を受信する等して各UPDコイルの位置を検出して内視鏡3の挿入部の形状を表示するためのUPDコイルユニット8とを有する。
また、画像記録ユニット7は、この内視鏡システム1が設けられた病院内のLAN9と接続されており、このLAN9に有線或いは無線で接続された各端末装置により画像記録ユニット7にファイリングされた画像等を参照できるようにしている。
また、図1に示すように、AWSユニット4と内視鏡システム制御装置5とは無線で情報(データ)の送受信を行うようにしている。なお、図1では、内視鏡3は、AWSユニット4とケーブルで接続されているが、無線で情報(データ)の送受信(双方向の伝送)をするようにしても良い。また、内視鏡システム制御装置5は、内視鏡3と無線で情報の送受信を行うようにしても良い。
図2(A)〜図2(C)は、内視鏡システム1におけるユニット、装置間、或いは内視鏡3とユニット或いは装置間のデータ送受信を行う送受信ユニット(通信部)における3つの方式を示している。図2(A)では、具体例として、AWSユニット4と内視鏡システム制御装置5の場合として説明する。
図2(A)は無線方式を示し、AWSユニット4に内蔵したデータ通信制御部11により、データ送信部12を経て変調してアンテナ部13から無線で内視鏡システム制御装置5に送信する。
また、AWSユニット4は、内視鏡システム制御装置5側から無線で送信されるデータをアンテナ部13で受け、データ受信部14により復調してデータ通信制御部11にそのデータを送る。本発明では、無線方式でデータを送信する場合には、例えばIEEE802.11gの規格により最大のデータ通信速度が54MbpsのワイヤレスLANを形成している。
図2(B)は、有線方式であり、具体例として、内視鏡3とAWSユニット4とでデータ送受信を行う場合として説明する。内視鏡3に内蔵したデータ通信制御部11により、データ送信部12′を経て電気コネクタ15から有線でAWSユニット4に送信する。 また、AWSユニット4から送信されるデータは電気コネクタ15及びデータ受信部14′を経てデータ通信制御部11にそのデータを送る。
図2(C)は、光通信方式を示し、具体例として、AWSユニット4と内視鏡システム制御装置5とでデータ送受信を行う場合として説明する。AWSユニット4に内蔵したデータ通信制御部11は、光通信用の送受信を行うデータ送信部12″とデータ受信部14″を介して、このAWSユニット4に設けた光通信カプラ16と接続され、内視鏡システム制御装置5側の光通信カプラを介してデータの送受信を行う。
また、図3は、本発明の内視鏡3の概略の構成を示する。この内視鏡3は、内視鏡本体18と、この内視鏡本体18に着脱自在に接続され、例えば使い捨てタイプ(ディスポーザブルパイプ)のチューブユニット19とからなる。チューブユニット19は、従来のユニバーサルケーブルより細径化されており、本実施の形態において2つの管路チューブ63、64と電源線72a及び信号線72bのみから構成されている。
内視鏡本体18は、体腔内に挿入される軟性の挿入部21と、この挿入部21の後端に設けられた操作部22とを有し、この操作部22にはチューブユニット19の基端が着脱自在に接続される。
また、挿入部21の先端部24には、撮像素子として、撮像素子内部でゲインを可変とするCCD25を用いた撮像ユニットが配置されている。また、先端部24には先端部24が体腔内の内壁等と接触(圧接)した状態を検出する接触センサ142が設けてある。
また、先端部24の後端には低力量で湾曲させることができる湾曲部27が設けてあり、操作部22に設けたアングル/リモコン操作子28を操作することにより、湾曲部27を湾曲することができる。このアングル/リモコン操作子28は、アングル操作(湾曲操作)と、送気送水、吸引等の操作、内視鏡システム制御装置5等に対する遠隔制御操作(具体的には、フリーズ指示操作、レリーズ指示操作)としてのリモコン操作等を行うことができるようにしている。また、挿入部21には硬度可変とする部分が形成され、挿入などをより円滑に行えるようにしている。
また、挿入部21内には、洗浄レベル検出部29が設けてあり、管路の洗浄レベル等を検出できるようにしている。
次に図4を参照して、内視鏡システム1のより具体的な構成を説明する。
検査ベッド2の側面に隣接して液晶モニタ等により構成される観察モニタ6が配置され、また検査ベッド2の長手方向の一方の端部付近に移動自在に配置したカート31上には、内視鏡システム制御装置5、AWSユニット4、画像ファイル/LAN/電気メス/超音波ユニット(画像ファイルユニット、無線LAN或いは有線LAN、電気メス装置、超音波ユニット等を簡略化して表記)32が配置され、最上部にはタッチパネル付きモニタ33が配置されている。
また、検査ベッド2における患者が横たわる上面部分には、UPDコイルユニット8が埋め込まれている。このUPDコイルユニット8は、UPDケーブル34により、AWSユニット4に接続される。
本実施の形態ではAWSユニット4と内視鏡システム制御装置5とは、例えば図8に示すように無線の送受信ユニット77、101によりデータの送受信を行う。また、図4に示すように観察モニタ6は、モニタケーブル35により内視鏡システム制御装置5のモニタ用コネクタに接続される。
なお、図4に示すように内視鏡システム制御装置5と観察モニタ6とに、それぞれ送受信ユニット101、36を取り付け、内視鏡システム制御装置5から観察モニタ6に映像信号を送信して、その表示面にその映像信号互に対応する内視鏡画像を表示できるようにしても良い。
後述するように内視鏡システム制御装置5には、AWSユニット4側からCCD25により撮像した画像データと共に、UPDコイルユニット8を用いて検出した内視鏡3の挿入部形状(UPD画像)の画像データが送信され、従って内視鏡システム制御装置5は、これらの画像データに対応する映像信号を観察モニタ6に送り、その表示面に内視鏡画像と共にUPD画像も表示することもできるようにしている。
観察モニタ6は、このように複数種類の画像をその表示面に同時に表示できるように、高解像度TV(HDTV)のモニタにて構成される。
また、本実施の形態においては、検査ベッド2における長手方向の一方の端部及びその下部の位置には、収納用凹部が形成されており、この収納用凹部にトレー運搬用トロリ38を、スライド自在に収納できるようにしている。このトレー運搬用トロリ38の上部には、図9に示す内視鏡3が収納されるスコープトレー39が載置される。
そして、滅菌或いは消毒された内視鏡3を収納したスコープトレー39をトレー運搬用トロリ38により運搬でき、検査ベッド2の収納用凹部に収納できる。術者は、スコープトレー39から内視鏡3を引き出して内視鏡検査に使用できると共に、内視鏡検査の終了後には再びこのスコープトレー39に収納すれば良い。その後、トレー運搬用トロリ38により、使用後の内視鏡3を収納したスコープトレー39を運搬することにより、滅菌或いは消毒もスムーズに行うことができる。
また、図4に示すように、例えばAWSユニット4には、スコープコネクタ40が設けてある。そして、このスコープコネクタ40には、図8に示すように(内視鏡3の)スコープコネクタ41が着脱自在に接続される。
この場合、AWSユニット4側のスコープコネクタ40のより具体的な外観形状を図5及び図6に示す。また、図7はAWSユニット4のスコープコネクタ40に着脱自在に取り付けられるAWSアダプタ42の構造を示し、図8は、AWSユニット4側のスコープコネクタ40及び内視鏡3側のスコープコネクタ41の内部構造を接続状態で示している。
実際には図6(B)に示すようにAWSユニット4の前面には、凹部形状のAWSアダプタ取り付け部40aが設けてあり、このAWSアダプタ取り付け部40aには、図7に示すAWSアダプタ(管路接続アダプタ)42を取り付けることにより、スコープコネクタ40が形成され、このスコープコネクタ40に内視鏡3のスコープコネクタ41が接続される。
AWSアダプタ取り付け部40aには、スコープ接続用の電気コネクタ43と送気コネクタ44と、ピンチバルブ45とが設けてあり、このAWSアダプタ取り付け部40aに、AWSアダプタ42の内側端面が着脱自在に取り付けられ、その外側端面側から内視鏡3のスコープコネクタ41が接続される。
このAWSアダプタ42の詳細を図7に示す。図7(A)はAWSアダプタ42の正面図、図7(B)及び図7(C)は左及び右側面図、図7(D)及び図7(E)は、図7(A)のA−A′及びB−B′断面図をそれぞれ示す。
このAWSアダプタ42には、その前面の凹部42aにスコープコネクタ41が挿入され、その場合、この凹部内に設けた貫通孔42bにスコープコネクタ41における電気コネクタ部分が挿入され、この貫通孔42b内に臨むAWSユニット4に設けたスコープ接続用の電気コネクタ43に接続される。
また、この貫通孔42bの下側に送気送水コネクタ42cと吸引コネクタ42dとが設けてあり、スコープコネクタ41における送気送水口金63及び吸引口金64(図8及び図9参照)がそれぞれ接続される。
なお、AWSアダプタ42の基端面側には、AWSアダプタ取り付け部40aから突出するピンチバルブ45を収納する凹部42fが設けてある。
図7(E)に示すようにAWSアダプタ42に設けた送気送水コネクタ42cは、これに連通する内部の管路が分岐し、AWSユニット4の送気コネクタ44に接続される送気口金42eと、側方に突出する送水口金46とになる。また、吸引コネクタ42dは、これに連通する管路が側方に屈曲して側面に突出する吸引口金47になると共に、途中で例えば上方に分岐したリリーフ管路47aとなり、このリリーフ管路47aは途中でピンチバルブ45の内側を通された後、その上端は開口している。
このリリーフ管路47aは、吸引手段を形成する図示しない吸引ポンプを常時動作状態に設定した場合には、通常ピンチバルブ45により解放状態に設定されており、吸引操作が行われた場合にピンチバルブ45が駆動される。そして、このピンチバルブ45により、リリーフ管路47aが閉じられることにより解放が止められ、吸引の動作が行われるようになる。
これら送水口金46と吸引口金47には、図5等に示すように、送水タンク48と(吸引チューブ49aを介して途中に吸引タンク49bが介挿されて)吸引器とにそれぞれ接続される。送水タンク48は、AWSユニット4の送水タンク用コネクタ50に接続される。なお、AWSユニット4の前面におけるスコープコネクタ40の上部側に操作パネル4aが設けてある。
次に図9を参照して本発明の実施の形態の内視鏡3の具体的な構成を説明する。
図3において、その概略を説明したように、本実施の形態の内視鏡3は、軟性の挿入部21及びその後端に設けられた操作部22を有する内視鏡本体18と、この内視鏡本体18における操作部22の基端(前端)付近に設けた(チューブユニット接続用)コネクタ部51に、その基端の総合コネクタ部52が着脱自在に接続される使い捨てタイプ(ディスポタイプと略記)のチューブユニット19とからなり、このチューブユニット19の末端にはAWSユニット4に着脱自在に接続される上述のスコープコネクタ41が設けてある。
挿入部21は、この挿入部21の先端に設けた硬質の先端部24と、その先端部24の後端に設けられた湾曲自在の湾曲部27と、この湾曲部27の後端から操作部22までの細長の軟性部(蛇管部)53とからなり、この軟性部53における途中の複数箇所、具体的には2箇所には、電圧を印加することにより伸縮し、硬度も変化させることができる導電性高分子人工筋肉(EPAMと略記)と呼ばれる硬度可変用アクチュエータ54A、54Bとが設けてある。
挿入部21の先端部24に設けた照明窓の内側には、照明手段として例えば発光ダイオード(LEDと略記)56が取り付けられ、このLED56の照明光は、このLED56に一体的に取り付けられた照明レンズを介して前方に出射され、患部等の被写体を照明する。なお、このLED56は、白色光を発生するLEDでも良いし、赤(R),緑(G),青(B)の各波長域の光を発生するR用LED、G用LED及びB用LEDを用いて構成しても良い。照明手段を形成する発光素子としては、LED56に限定されるものでなく、LD(レーザダイオード)等を用いて形成することもできる。
また、この照明窓に隣接して設けた観察窓には、図示しない対物レンズが取り付けられ、その結像位置には、ゲイン可変の機能を内蔵したCCD25が配置され、被写体を撮像する撮像手段が形成されている。本実施の形態におけるCCD25は、ゲイン可変の機能をCCD素子自体に内蔵し、ゲイン可変の機能によりCCD出力信号のゲインを数100倍程度まで容易に可変できるので、LED56による照明光のもとでも、S/Nの低下の少ない明るい画像が得られるようにしている。また、LED56は、ランプの場合に比べて発光効率が良好であるので、LED56付近の温度上昇を抑制できる。
LED56及びCCD25にそれぞれ一端が接続され、挿入部21内に挿通された信号線の他端は、例えば操作部22内部に設けられ、集中制御処理(集約制御処理)を行う制御回路57に接続されている。
また、挿入部21内には、その長手方向に沿って所定間隔でUPDコイル58が複数配置され、各UPDコイル58に接続された信号線は、操作部22内に設けたUPDコイル駆動ユニット59を介して制御回路57に接続されている。
また、湾曲部27における外皮内側における周方向の4箇所には、その長手方向にEPAMを配置して形成した、湾曲部形状可変機構であるアングル用アクチュエータ27aが配置されている。アングル用アクチュエータ27aは、電圧が印加されることにより伸縮し、湾曲部27の形状を変化させることができる。アングル用アクチュエータ27aが有する前記作用のため、湾曲部27の形状を変化させるための物理的機構として、湾曲駒、湾曲ワイヤ等の物理的機構を別途設ける必要が無くなる。従って、湾曲部27の形状を変化させるための物理的機構を簡単にすることができる。また、アングル用アクチュエータ27aは、前記4箇所だけに設けられていなくとも良く、外皮内側に設けられていれば、4箇所以上の箇所に設けられていても良い。さらに、アングル用アクチュエータ27aが有する前記作用により、外皮内側において、周方向の4箇所以上の箇所にアングル用アクチュエータ27aを設けた場合、例えば、図26に示すように、湾曲部を多段に湾曲させることが可能である。なお、図26においては、X1からX7までの部分において、湾曲部27を7段に湾曲させているが、湾曲箇所は図26のX1からX7までの部分に限るものではなく、また、湾曲させる部分の数も7つの部分に限るものではない。また、このアングル用アクチュエータ27a及び硬度可変用アクチュエータ54A、54Bもそれぞれ信号線を介して制御回路57に接続されている。
アングル用アクチュエータ27a及び硬度可変用アクチュエータ54A、54Bに用いられるEPAMは、図10(A)に示すように例えば板形状の両面に電極を取り付け、電圧を印加することにより、図10(B)に示すように厚み方向に収縮させ、長手方向に伸長させることができる。なお、このEPAMは、図10(C)に示すように、例えば印加する電圧による電界強度Eの略2乗に比例して歪み量を可変することができる。
アングル用アクチュエータ27aとして利用する場合には、ワイヤ形状等に形成して一方を伸長させ、反対側を収縮させることにより、通常のワイヤによる機能と同様に湾曲部27を湾曲させることができる。さらに、EPAMが有する前記作用により、EPAMをアングル用アクチュエータ27aとして利用する場合、湾曲部の形状を変化させる際に、所定の同じ操作を行うことにより、毎回所定の同じ量だけ湾曲部の形状を変化させることができる。また、この伸長或いは収縮により、その硬度を可変させることができ、硬度可変用アクチュエータ54A、54Bではその機能を利用してその部分の硬度を可変可能にしている。
また、挿入部21内には、送気送水管路60a及び吸引管路61aとが挿通されており、その後端はコネクタ部51において開口した管路コネクタ部51aとなっている。そして、この管路コネクタ部51aには、チューブユニット19の基端の総合コネクタ部52におけるチューブコネクタ52aが着脱自在に接続される。
そして、送気送水管路60aは、チューブユニット19内に挿通された送気送水管路60bに接続され、吸引管路61aは、チューブユニット19内に挿通された吸引管路61bに接続されると共に、チューブコネクタ52a内で分岐して外部に開口し、鉗子等の処置具を挿入可能とする処置具挿入口(鉗子口と略記)62と連通する。この鉗子口62は、鉗子栓62aにより、使用しない場合には閉塞される。
これら送気送水管路60b及び吸引管路61bの手元側の後端は、スコープコネクタ41において、送気送水口金63及び吸引口金64となる。
送気送水口金63及び吸引口金64は、図6及び図7等に示したAWSアダプタ42の送気送水コネクタ42c及び吸引コネクタ42dにそれぞれ接続される。そして、図7に示すようにこのAWSアダプタ42の内部において送気送水コネクタ42cは、送気管路と送水管路に分岐する。図8に示すように、送気管路は、AWSユニット4内部の送気送水用ポンプ65に電磁弁B1を介挿して接続され、送水管路は、送水タンク48に接続される。また、この送水タンク48も、途中に電磁弁B2を介して送気送水用ポンプ65に接続される。 送気送水用ポンプ65、電磁弁B1及びB2は、制御線(駆動線)によりAWS制御ユニット66と接続され、このAWS制御ユニット66により開閉が制御され、送気及び送水を行うことができるようにしている。なお、AWS制御ユニット66は、ピンチバルブ45の開閉の制御により、吸引の動作制御も行う。
また、図9に示すように内視鏡本体18の操作部22には、術者が把持する把持部68が設けられ、この把持部68を含むその周辺には、レリーズ、フリーズ等のリモートコントロール操作(リモコン操作と略記)を行う、例えば3つのスコープスイッチSW1,SW2,SW3が操作部22の長手方向の軸に沿って設けてあり、それぞれ制御回路57に接続されている。
さらに操作部22におけるこれらスコープスイッチSW1,SW2,SW3が設けられた位置と反対側の上面として傾斜して形成された斜面部Saには、把持部68を把持した手で操作可能とする位置にアングル操作(湾曲操作)や切り換えて他のリモコン操作の設定等を行う防水構造のトラックボール69が設けてある。
また、図8におけるC矢視を図11に示す。図11に示すように、この斜面部Saにおけるトラックボール69の両側には、2つのスコープスイッチSW4,SW5が操作部22の長手方向の両側となる左右方向に左右対称となる位置に設けてある。スコープスイッチSW4,SW5は、通常は、送気送水スイッチと吸引スイッチの機能が割り付けられる。
図8におけるC矢視方向側から内視鏡3の操作部22を見た場合を正面とした場合、操作部22或いは挿入部21の長手方向に対してトラックボール69が長手方向の中心線上となり、かつ2つのスコープスイッチSW4,SW5は左右対称に配置されると共に、この中心線に沿ってその背面側にスコープスイッチSW1,SW2,SW3が配置されている。
このように操作部22は、複数の操作手段を有している。また、操作部22においては、トラックボール69等の各種の操作手段が、その長手方向の中心軸に関して左右対称に設けられているので、術者が操作部22の把持部68を把持して操作する場合、左手で把持する場合と右手で把持して操作する場合のいずれにおいても同じように良好な操作性を確保できるようにしている。
このトラックボール69及びスコープスイッチSW4,SW5も制御回路57に接続されている。トラックボール69及びスコープスイッチSW1〜SW5は、図3のアングル/リモコン操作子28に該当する。なお、後述するように、操作手段であるトラックボール69及びスコープスイッチSW1〜SW5においては、1ないし複数に湾曲部形状可変操作手段を割り付けることができる。また、トラックボール69及びスコープスイッチSW1〜SW5の内の1ないし複数に割り付けられた湾曲部形状可変操作手段は、術者の操作により、後述する、湾曲部形状可変制御手段であるアングル制御部91に対し指示が行われる。そして、該指示を受けたアングル制御部91がアングル用アクチュエータ27aを伸縮させることにより、湾曲部27の形状を変化させることができる。
また、この制御回路57から延出された電源線71a及び信号線71bは、コネクタ部51及び総合コネクタ部52において形成される接点レス伝送部72a,72bを介してチューブユニット19内を挿通された電源線73a及び信号線73bと接点レスにより電気的に接続される(その詳細は図12参照)。これら電源線73a及び信号線73bは、スコープコネクタ41において電源&信号接点を備えた電気コネクタ74に接続されている。なお、接点レス伝送部72a,72bにおけるコネクタ部51側を例えば接点レス伝送ユニット51bと呼ぶ。
そして、ユーザは、このスコープコネクタ41をAWSユニット4に接続することにより、図8に示すように電源線73aは、AWSユニット4の電気コネクタ43を介して電源ユニット75に接続され、信号線73bは、(電源ユニット75を介して)UPDユニット76と送受信ユニット77と、AWS制御ユニット66に接続される。なお、送受信ユニット77は、無線による電波の送受信を行うアンテナと接続される。
図12は、コネクタ部51と52における接点レス伝送部72a及び72bによる接点レスによる接続部の構成を示す。
電源ユニット75からチューブユニット19内を挿通された電源線73aにより供給される交流の電力は、コネクタ部52の外装ケース内に収納され、接点レス伝送部72aを形成する1次側のコイルC1aに供給される。
コネクタ部51の外装ケースの内側には、2次側のコイルC1bが配置され、前記1次側のコイルC1aと2次側のコイルC1bとは近接して磁束漏れが少ない状態で電磁結合するトランスT1を形成する。
そして、この電磁結合によって、このコイルC1aに供給された交流の電力が効率良く、2次側のコイルC1bに伝達される。このコイルC1bは、制御回路57内の電源回路78に接続され、電源回路78により制御回路57側で必要とされる直流電力を生成する。
電源回路78は、整流用のダイオードD及び平滑用コンデンサを介して整流された直流電圧を、例えば3端子電源用IC79及び平滑用コンデンサにより、制御回路57の動作に必要な直流電圧に変換して、制御回路57に供給する。
また、制御回路57に接続された(共通の信号伝送手段を形成する)信号線71bは、接点レス伝送部72bを形成するコイルC2aに接続され、このコイルC2aに近接して対向するコイルC2bはチューブユニット19内を挿通された信号線73bと接続されている。つまり、トランスT1の場合とほぼ同様に、コイルC2aとC2bとによる電磁結合するトランスT2により、接点レス伝送部72bが形成されている。
電磁結合するコイルC2a及びC2bを経て信号線71b側から信号線73b側に信号が伝達されると共に、逆方向にも信号が伝達される。
本実施の形態では、図13にてその内部構成を説明するように、制御回路57により各種の操作手段及び撮像手段等を集中的に制御ないしは管理する構成にすることにより、チューブユニット19内を挿通する電気信号線の本数を削減できるようにしている。また、内視鏡3に設ける機能を変更した場合においても、チューブユニット19内の信号線73bをそのまま変更無しで使用することができる。つまり、信号線73bは、各種の信号を共通して伝送する共通の信号伝送手段を形成している。
なお、図12に示すように、例えばトランスT2に隣接して、磁石M1及びM2とが異なる磁極同士が対向するように配置され、コネクタ部51に総合コネクタ部52を接続する際に、コイルC1aとC1b、コイルC2aとC2bとが近接して対向する状態で着脱自在に取り付けられるようにしている。なお、磁石M1及びM2の代わりに、両コネクタ部51、52に互いに嵌合して位置決めする凹凸部を設けるようにしても良い。
このように本実施の形態の内視鏡3は、内視鏡本体18をチューブユニット19と接点レスで着脱自在に接続する構成にしていることが特徴の1つになっている。
図13は、内視鏡本体18の操作部22内に配置された制御回路57等と、挿入部21の各部に配置された主要構成要素における電気系の構成を示す。
図13における左側の下部に示す挿入部21の先端部24には、CCD25とLED56とが配置され、図面中その上に記載された湾曲部27にはアングル用アクチュエータ(本実施の形態では具体的にはEPAM)27a及びエンコーダ27cが配置されている。
また、軟性部53には硬度可変用アクチュエータ54及びエンコーダ54c(本実施の形態では具体的にはEPAMによる硬度可変用アクチュエータ54A、54Bであるが、簡略化して1つで代表して示している)がそれぞれ配置されている。また、この軟性部53にはUPDコイル58が配置されている。
また、挿入部21の軟性部53の上に記載された操作部22の表面には、トラックボール69、送気送水SW(SW4)、吸引SW(SW5)、スコープSW(SW1〜3)が配置される。なお、後述するようにトラックボール69は、アングル操作と他の機能の選択設定等に利用される。
図13の左側に示したこれらは、信号線を介してその右側に示した操作部22に設けた制御回路57(なお、UPDコイル駆動ユニット59は操作部22内)と接続され、制御回路57は、それらの機能の駆動制御や信号処理等を行う。
制御回路57は、制御状態を管理するCPU等により構成される状態管理部81を有し、この状態管理部81は、各部の状態を保持(記憶)する状態保持メモリ82と接続されている。この状態保持メモリ82は、制御情報格納手段としてのプログラム格納メモリ82aを有し、このプログラム格納メモリ82aに格納される制御情報としてのプログラムデータを書き換えることにより、図13に示す構成要素を変更した場合にも、状態管理部81(を構成するCPU)は、その変更した構成に対応した制御(管理)を行えるようにしている。
また、この状態保持メモリ82或いは少なくともプログラム保持メモリ82aは、例えば不揮発性で電気的に書き換え可能なフラッシュメモリ或いはEEPROM等で構成され、状態管理部81を介してプログラムデータの変更を簡単に行えるようにしている。
例えば信号線71bを介して、つまり以下の有線による送受信ユニット83を介して状態管理部81に対して、プログラムデータの変更のコマンドを送り、そのコマンドの後に書き換えるプログラムデータをAWSユニット4側から送信することによりプログラムデータの変更を行えるようにしている。また、バージョンアップ等も信号線71bを介して容易に行えるようにしている。
また、この状態保持メモリ82に、以下のように各内視鏡3に固有な機種情報や使用状況に対応した個体情報を書き込んで保持し、その情報を有効利用できるようにしても良い。具体的には、状態保持メモリ82には、例えば内視鏡3の機種情報(例えば、CCD25の種類、挿入部長などの情報)を保持すると共に、内視鏡検査等の使用状況によって異なる各内視鏡3の個体別情報(例えば、使用時間(内視鏡検査の通算或いは積算の使用時間)、洗浄回数、調整値、保守履歴などの情報)が保持され、これらの情報はシステム動作の決定やユーザへの情報提供などに利用される。
またこれらの情報は、内視鏡システム制御装置5や図示しない洗浄装置など外部からの編集も可能としている。
このようにすることにより、状態保持メモリ82を従来のスコープIDの機能を兼ねることで共有して利用することで、スコープIDに持たす情報(データ)を有効に活用できる。
また、この状態保持メモリ82を有しているので、別途スコープIDを設ける必要がないし、既存のスコープIDよりも高機能化でき、より詳細に適切な設定、調整、管理、処理等を行うことが可能となる。
また、この状態管理部81は、(本実施の形態では)AWSユニット4と有線で通信を行う有線方式の送受信ユニット83と接続されている(この送受信ユニット83は、図2(B)に該当するので、その構成要素は図2(B)の符号を付けて示している。但し、電気コネクタ15は、操作部22内では接点レス伝送部72a、72bであり、チューブユニット19の端部では電気コネクタ74となる)。
また、この状態管理部81は、照明を制御する照明制御部84を介して、この照明制御部84により制御されるLED駆動部85を制御する。このLED駆動部85は、照明手段となるLED56を発光させるLED駆動信号をLED56に印加する。
このLED56の発光により、照明された患部等の被写体は、観察窓に取り付けられた図示しない対物レンズにより、その結像位置に配置されたCCD25の撮像面に結像され、このCCD25により光電変換される。
このCCD25は、状態管理部81により制御されるCCD駆動部86からのCCD駆動信号の印加により、光電変換して蓄積した信号電荷を撮像信号として出力する。この撮像信号は、A/Dコンバータ(ADCと略記)87によりアナログ信号からデジタル信号に変換された後、状態管理部81に入力されると共に、デジタル信号(画像データ)が画像メモリ88に格納される。この画像メモリ88の画像データは、送受信ユニット83のデータ送信部12′に送られる。
そして、電気コネクタ15(本実施の形態では接点レス伝送ユニット51b)からチューブユニット19内の信号線73bを経てAWSユニット4側に伝送される。さらにAWSユニット4から無線で内視鏡システム制御装置5に伝送される。
上記ADC87の出力信号は、明るさ検出部89に送られ、明るさ検出部89により検出された画像の明るさの情報は、状態管理部81に送られる。状態管理部81は、この情報により、照明制御部84を介してLED56による照明光量を適正な明るさとなるように調光制御を行う。
また、状態管理部81は、湾曲部形状可変制御手段であるアングル制御部91を介してアクチュエータ駆動部92を制御し、このアクチュエータ駆動部92によりアングル用アクチュエータ(EPAM)27aを駆動する管理をする。なお、このアングル用アクチュエータ(EPAM)27aの駆動量はエンコーダ27cにより検出され、駆動量が指示値に対応する値に一致するように制御される。また、湾曲部形状可変制御手段であるアングル制御部91は、湾曲部形状可変機構であるアングル用アクチュエータ27aを制御して伸縮させることにより、湾曲部27の形状を変化させる。
また、状態管理部81は、硬度可変制御部93を介してアクチュエータ駆動部94を制御し、このアクチュエータ駆動部94により硬度可変用アクチュエータ54を駆動する管理を行う。なお、この硬度可変用アクチュエータ54の駆動量はエンコーダ54cにより検出され、その駆動量が指示値に対応する値となるように制御される。
また、この状態管理部81には、操作部22に設けられたトラックボール69等からの操作量に対応する操作信号がトラックボール変位検出部95を介して入力される。
また、送気送水SW、吸引SW、スコープSWによるON等のスイッチ押しの操作は、スイッチ押し検出部96により検出され、その検出された情報は状態管理部81に入力される。EPAMは、外力による変形により起電力を発生する特性があり、駆動するEPAMの反対側に配置したEPAMをエンコーダとして用いても良い。
また、制御回路57は、電源伝送受信部97及び電源発生部98とを有する。電源伝送受信部97は、具体的には操作部22においては接点レス伝送部72aである。そして、電源発生部98に伝送された交流電源は、この電源発生部98において、直流電源に変換される。この電源発生部98は、図11の電源回路78に相当する。電源発生部98により生成された直流電源は、制御回路57内部の各部に、その動作に必要な電力を供給する。
図14は内視鏡システム制御装置5における図8の送受信ユニット101及び画像処理ユニット116の内部構成を示す。
この内視鏡システム制御装置5は、例えば無線方式の送受信ユニット101を有する。 AWSユニット4から無線により送信される画像信号等のデータは、アンテナ部13により取り込まれて、データ受信部14に送られ、増幅された後、復調処理される。このデータ受信部14は、データ通信制御部11によりその動作が制御され、受信されたデータはバッファメモリ102に順次蓄積される。
このバッファメモリ102の画像データは、画像データの処理を行う画像処理部103に送られる。この画像処理部103には、バッファメモリ102からの画像データの他に、キーボード104のキー入力により文字情報を発生する文字生成部105からの文字情報も入力され、画像データに文字情報をスーパインポーズ等することができる。
画像処理部103は、入力された画像データ等を画像メモリ制御部106に送り、この画像メモリ制御部106を介して画像メモリ107に画像データ等を一時格納すると共に、記録メディア158に記録する。
また、画像メモリ制御部106は、画像メモリ107に一時格納された画像データを読み出されてデジタルエンコーダ108に送り、デジタルエンコーダ108は画像データを所定の映像方式にエンコードし、D/Aコンバータ(DACと略記)109に出力する。このDAC109は、デジタルの映像信号をアナログの映像信号に変換する。このアナログの映像信号は、さらにラインドライバ110を経て映像出力端から観察モニタ6に出力され、観察モニタ6には映像信号に対応する画像が表示される。
また、画像メモリ107に一時格納された画像データは、読み出されてDVデータ生成部111にも入力され、このDVデータ生成部111によりDVデータが生成され、DVデータ出力端からDVデータが出力される。
また、この内視鏡システム制御装置5には、映像入力端及びDVデータ入力端とが設けてあり、映像入力端子から入力された映像信号は、ラインレシーバ112、ADC113を経てデジタル信号に変換された映像信号は、デジタルデコーダ114により復調されて、画像メモリ制御部106に入力される。
また、DVデータ入力端とに入力されたDVデータは、画像データ抽出部115により画像データが抽出(デコード)され、画像メモリ制御部106に入力される。
画像メモリ制御部106は、映像入力端或いはDVデータ入力端から入力される映像信号(画像データ)に対しても、画像メモリ107に一時記憶したり、記録メディア158に記録したり、或いは映像出力端から観察モニタ6に出力したりする。
本実施の形態においては、AWSユニット4側から、内視鏡3のCCD25により撮像された画像データとUPDユニット76により生成されたUPD画像データとが無線で内視鏡システム制御装置5に入力され、内視鏡システム制御装置5は、これらの画像データを所定の映像信号に変換して観察モニタ6に出力する。なお、内視鏡システム制御装置5は、UPD画像データの代わりにUPDコイル位置データを受信し、画像処理部103内でUPD画像データを生成しても良い。
図15はAWSユニット4の内部構成を示す。
内視鏡3の制御回路57からスコープ用の電気コネクタ43に入力された画像データ及びスイッチ等の操作データは、送受信ユニット77のデータ通信制御部11に出力され、UPDユニット76からのUPD画像データと共に、アンテナ部13から内視鏡システム制御装置5のアンテナ部13に送信する。
一方、内視鏡3の操作部22に設けた送気送水スイッチや吸引スイッチの操作等のAWS関連情報は、送気送水制御部122にも送られ、この送気送水制御部122は、操作された情報に対応してポンプ65及び電磁弁ユニット124の動作を制御する。 電磁弁ユニット124には、AWSアダプタ42を介して送気送水チューブ60b、61bが接続される。また、電磁弁ユニット124及びAWSアダプタ42には、送水タンク48が接続され、またAWSアダプタ42には吸引タンク49bが接続される。
また、AWSユニット4には商用電源が供給され、この商用電源は絶縁トランス126を介して電源伝送出力部127に送られる。この電源伝送出力部127は、商用電源とは絶縁された交流電源を、電気コネクタ43からこの電気コネクタ43に接続される内視鏡3の電源線73aに供給する。
上記電源伝送出力部127は、データ通信制御部11と接続された電力伝送制御部128により、電力伝送出力が制御される。
本実施の形態を備えた内視鏡システム1では、電源を投入した場合には観察モニタ6には、例えば図16(A)のように各種の画像が表示される。この場合、患者情報等を表示する情報表示領域Rj、内視鏡画像の表示領域Ri、UPD画像の表示領域Ru、フリーズ画像の表示領域Rf、及びアングル形状の表示領域Raの他にメニュー表示領域Rmが設けてあり、メニュー表示領域Rmには、メニューが表示される。なお、アングル形状の表示領域Raは、アングル用アクチュエータ27aのアングル操作量をエンコーダ27cにより検出し、その場合のアングル形状を表示する。
メニュー表示領域Rmに表示されるメニューとしては、図16(B)に示すメインメニューが表示される。このメインメニューには、スコープスイッチ、アングル感度、挿入部硬度、ズーム、画像強調、送気量と共に、前のメニュー画面に戻る操作指示を行うと、メニューの終了の操作指示をする終了の項目が表示される。
そして、ユーザは、トラックボール69等の操作により選択枠をスコープスイッチの項目に移動選択すると、そのスコープスイッチの項目の枠が太く表示されて選択されていることを示す表示となり、さらにトラックボール69を押して決定操作を行うことにより、図15(C)に示すように5つのスコープスイッチSW1からSW5に割り当てる機能を選択設定することができる。
次に、このような構成による内視鏡システム1の作用を説明する。
内視鏡検査を実施する前準備として、まず内視鏡本体18の操作部22のコネクタ部51にディスポタイプのチューブユニット19側の総合コネクタ部52を接続する。この場合、接点レス伝送部72a、72bを形成するトランスT1,T2は、互いに絶縁かつ防水状態で電磁的的に接続されることになる。この接続により、内視鏡3の準備は完了する。
次に、チューブユニット19のスコープコネクタ41をAWSユニット4のコネクタ43に接続する。この部分はワンタッチ接続により、各種管路、電源線、信号線、光接続が一度の接続動作で完了する。従来の内視鏡システムのように各種管路の接続や、電気コネクタの接続などをその都度それぞれ行う必要はない。
また、ユーザは、AWSユニット4をUPDコイルユニット8と接続し、内視鏡システム制御装置5を、観察モニタ6に接続する。また、必要に応じて、内視鏡システム制御装置5を画像記録ユニット7等と接続することにより、内視鏡システム1のセットアップが完了する。
次にAWSユニット4及び内視鏡システム制御装置5の電源をオンする。すると、AWSユニット4内の各部が動作状態になり電源ユニット75は、電源線73a等を介して内視鏡3側に電源を供給できる状態になる。
この場合のAWSユニット4及び内視鏡3の起動時の動作を図17及び図18を参照して説明する。
図15に示すAWSユニット4の電源ユニット75内の電力伝送制御部128は、起動処理を開始すると、図17に示すように、最初のステップS1において、電源伝送出力部127の状態を電力供給を停止、つまり電力供給をOFFにする。
その後、ステップS2において、監視タイマをONにした後、ステップS3に示すように電源伝送出力部127の状態を電力供給する状態、つまり電力供給をONにする。電源伝送出力部127が電力供給する状態となることにより、この電力がチューブユニット19内の電源線73aを介し、さらに接点レス伝送部72aを経て、操作部22の制御回路57内の電源発生部98に交流の電力が供給されるようになる。
その後、ステップS4に示すように電力伝送制御部128は、チューブユニット19内の信号線73bを介して内視鏡3側からの起動メッセージの受信待ちする状態となる。そして、電力伝送制御部128は、起動メッセージを受信しない場合には、ステップS5に示すように監視タイマの時間切れかの判断を行い、時間切れでない場合には、ステップS4に戻り、時間切れの場合には最初のステップS1に戻る。
一方、ステップS4において時間切れの前に起動メッセージを受信した場合には、電力伝送制御部128は、ステップS6に示すように監視タイマの時間計測をOFFにする。そして、ステップS7に示すように継続メッセージを発行して、この起動処理を終了する。
一方、内視鏡3の制御回路57には、電源発生部98に交流の電力が供給されることにより、制御回路57内の動作に必要な電力が供給され、起動処理を開始する。そして、図13に示す状態管理部81は、最初のステップS11において電源発生部98の電源電圧が安定化するのを待つ。
そして、電源電圧が安定化した場合には次のステップS12において、状態管理部81は、制御回路57各部のシステム初期化を行う。このシステム初期化の後、ステップS13に示すように状態管理部81は、起動メッセージを送受信ユニット83を介し、さらにチューブユニット19内の信号線73bを経て電力伝送制御部128に送信する。
この起動メッセージの送信後、ステップS14に示すように状態管理部81は、電力伝送制御部128側からの継続メッセージを受信するのを待つ状態となり、継続メッセージを受信した場合には、起動処理を終了する。一方、継続メッセージを受信しない場合には、ステップS15に示すように状態管理部81は、リトライ終了の条件(例えば予め設定されたリトライ回数の条件)に達しない場合には、ステップS13に戻り、再度起動メッセージを発行し、リトライ終了の条件になった場合には、エラー終了する。
上記起動処理が正常に終了すると、CCD25による撮像が開始し、ユーザは、操作部22の操作手段により送気送水、吸引、アングル操作、硬度可変操作等を行うことができる。
これらに関する代表的な処理動作を図19〜図22により説明する。図19は撮像制御処理の動作内容を示す。
図19に示すように、撮像処理が開始するとステップS21に示すように、内視鏡3は、撮像データ取得を行う。具体的には、状態管理部81の管理(制御)下で、LED56は発光すると共に、CCD駆動部86はCCD25を駆動する動作を開始し、CCD25により撮像された撮像信号はADC87によりデジタル信号(撮像データ)に変換される。その撮像データ(画像データ)は順次、画像メモリ88に記憶され、撮像データの取得が行われる。
取得された画像データは、ステップS22に示すように順次送信される。画像メモリ88から読み出された画像データは、送受信ユニット83からAWSユニット4に有線で送信され、このAWSユニット4の送受信ユニット77から無線で内視鏡システム制御装置5側に送信され、内視鏡システム制御装置5の内部で映像信号に変換されて観察モニタ6に表示されるようになる。
また、ADC87の撮像データは、明るさ検出部89に入力される。ステップS23に示すようにこの明るさ検出部89は、撮像データの輝度データの適宜の時間での平均値を算出するなどして、撮像データの明るさ検出を行う。
この明るさ検出部89の検出データは、例えば状態管理部81に入力され、指定の明るさか否かの判断が行われる(ステップS24)。そして、指定の明るさの場合には、撮像処理を終了し、次の撮像処理に移る。
一方、ステップS24において、状態管理部81は、指定の明るさでないと判断した場合には、ステップS25に示すように、照明制御部84に照明光調整の指示信号(制御信号)を送り、照明制御部84は、照明光量の調整を行う。例えば、照明制御部84は、LED56を発光させる駆動電流を増大或いは減少させる等して照明光量の調整を行う。照明制御部84は、この調整結果を状態管理部81に返す。
従って状態管理部81は、調整結果の情報により、照明制御部84により可能な明るさ調整範囲内かの判断を行う。そして、照明制御部84による明るさ調整で行えた場合には、ステップS27の処理を行わないで、この撮像処理制御を終了する。一方、照明制御部84による明るさ調整範囲から外れた場合には、ステップS27に示すように状態管理部81は、CCD駆動部86に対してCCDゲイン調整の信号を出力し、CCD25のゲインを調整することにより撮像データの明るさ調整を行う。そして、この撮像処理を終了する。
次に図20の送気送水処理を説明する。図11に示したように通常は、操作部22におけるトラックボール69の両側に送気送水スイッチと吸引スイッチとの機能が割り付けられる。
送気送水の処理が開始すると、図20のステップS31に示すように、制御回路57の状態管理部81は、送気送水スイッチの状態データの取得を行う。
送気送水スイッチの操作は、図13に示すスイッチ押し検出部96によりその操作が検出され、その検出結果の情報が入力されることにより、状態管理部81は、送気送水スイッチの状態データの取得を行う。
そして、ステップS32に示すように状態管理部81は、送気送水スイッチの状態変化を判断する。ステップS32において、送気送水スイッチの状態変化があったと判断した場合には、ステップS33に示すように状態管理部81は、ユーザにより操作された送気送水スイッチの指示に対応する送気送水制御データを送受信ユニット83を介してAWSユニット4側に送信する。
AWSユニット4における送気送水制御部122は、この送気送水制御データに対応して、ポンプ65や電磁弁ユニット124の制御動作を行う。そして、この送気送水処理動作を終了する。一方、ステップS32において、送気送水スイッチの状態変化がないと判断された場合には、ステップS33の処理を行うことなく、この送気送水処理動作を終了する。なお、吸引処理は、送気送水処理とほぼ同様であるので、その処理を省略する。
次に図21を参照してアングル操作制御の処理を説明する。アングル制御の処理が開始すると、ステップS41に示すように状態管理部81は、アングル制御が有効か否かの判断を行う。
本実施の形態においては、トラックボール69には、このトラックボール69が押圧されているか否かにより、状態管理部81は、ステップS41に示すようにアングル制御有効か否かの判断を行う。具体的には、状態管理部81は、トラックボール変位検出部95の出力により、トラックボール69の変位操作と押圧操作とを検出することができる。なお、トラックボール69が押圧されているとアングル制御がOFFにされる。
状態管理部81は、トラックボール変位検出部95の出力により、アングル制御が有効か否かの判断を行う。
そして、アングル制御が有効でないと判断した場合には、ステップS45に移り、前の指令値を保持する。一方、アングル制御が有効と判断した場合には、次のステップS42に進み、状態管理部81は、トラックボール69の操作によるその状態データの取得を行う。そして、次のステップS43において、状態管理部81は、トラックボール変位検出部95の出力により、さらに状態変化が有りか否かの判断を行う。
この場合、状態管理部81は、状態変化がないと判断した場合には、ステップS45に移り、逆に状態変化が有ると判断した場合には、次のステップS44において、トラックボール69の回転方向、回転量に対応する指令値を算出する。
ステップS44或いはS45の処理の後、ステップS46に示すように状態管理部81は、指令値をアングル制御部91を介してアクチュエータ駆動部92に送り、アングル用アクチュエータをサーボ処理する。
つまり、アクチュエータ駆動部92は、指令値に基づいてその指令値に対応するアングル状態(湾曲角)となるようにアングル用アクチュエータを駆動する。その際、アングル用アクチュエータのアングル状態をエンコーダにより検出し、このエンコーダにより検出される値が指令値に一致するようにアクチュエータ駆動部92は、アングル用アクチュエータを駆動する。このようにして、アングル制御処理を終了する。
なお、図21では、ステップS46のサーボ処理の際に、接触センサを設けた場合の処理動作(ステップS47及びS48)も示している。
次に図22を参照して、硬度可変操作の制御処理を説明する。この制御処理は、図21と基本的に同様の制御処理を行う。
硬度可変操作の制御処理が開始すると、ステップS51に示すように状態管理部81は、硬度可変制御が有効か否かの判断を行う。
具体的には、図16(B)に示したようにメインメニューにより挿入部硬度がスコープスイッチSW1〜SW5に割り付けられており、状態管理部81は、挿入部硬度のスコープスイッチが押されて有効にされたか否かの判断を行う。
そして、状態管理部81は、硬度可変制御が有効でないと判断した場合には、ステップS55に移り、前の指令値を保持する。一方、硬度可変制御が有効と判断した場合には、次のステップS52に進み、状態管理部81は、トラックボール69の操作によるその状態データの取得を行う。
そして、次のステップS53において、状態管理部81は、トラックボール変位検出部95の出力により、さらに状態変化が有りか否かの判断を行う。
この場合、状態管理部81は、状態変化がないと判断した場合には、ステップS55に移り、逆に状態変化が有ると判断した場合には、次のステップS54において、トラックボール69の回転方向、回転量に対応する指令値を算出する。
ステップS54或いはS55の処理の後、ステップS56に示すように状態管理部81は、指令値を硬度可変制御部93を介してアクチュエータ駆動部94に送り、硬度可変用アクチュエータ54A或いは54Bをサーボ処理する。
つまり、アクチュエータ駆動部94は、指令値に基づいてその指令値に対応する目的硬度となるように硬度可変用アクチュエータ54A或いは54Bを駆動する。その際、硬度可変用アクチュエータ54A或いは54Bの硬度可変状態をエンコーダ54cにより検出し、このエンコーダ54cにより検出される値が目的硬度に到達するようにアクチュエータ駆動部94は、硬度可変用アクチュエータ54A或いは54Bを駆動する。
このようなサーボ処理を行う最中となるステップS57において、硬度可変制御部93或いは状態管理部81は、アクチュエータ駆動部94により硬度可変用アクチュエータ54A或いは54Bの可変範囲内か否かの判断を行い、この可変範囲から逸脱した場合にはこの硬度可変制御の処理を終了する。
また、ステップS57において、硬度可変用アクチュエータ54A或いは54Bの可変範囲内の場合には、さらに次のステップS58において、硬度可変制御部93或いは状態管理部81は、目的硬度に到達したか否かの判断を行い、目的硬度に到達していない場合にはステップS56に戻り、サーボ処理を続行する。このようにして、目的硬度に到達した場合には、硬度可変の制御処理を終了する。
また、UPDユニット76は、UPDコイルユニット8により、内視鏡3の挿入部21の内部に配置されたUPDコイル58に位置を検出して、挿入部21の挿入形状を算出し、観察モニタ6の表示画面に挿入部形状、つまりUPD画像を表示する。
図23(A)〜(D)は、それぞれ右側のメニュー画面と左側のUPD画像とが対応する状態で示しており、ユーザがメニュー画面により、硬度可変用アクチュエータ54A、54Bの硬度を選択設定した場合における複数箇所(具体例では2つの箇所)に設けた硬度可変用アクチュエータ54A、54Bの硬度部分を設定した硬度に対応する色で表示することにより、その部分の硬度を識別し易くした様子を示す。
図23(A)はメインメニューの表示状態を示し、この表示状態でユーザが挿入部硬度可変を選択するを示す。この場合には、UPD画像は、挿入部硬度可変が選択される直前となるため、硬度可変用アクチュエータ54A、54Bの区間A、Bは、この区間A、B以外の部分と区別されないで表示される。
図23(B)のように挿入部硬度可変が選択されると、2箇所の硬度可変用アクチュエータ54A、54Bの区間A、Bに対して設定する硬度の区間範囲を示し、その区間A、Bでは硬度が(柔らかい)軟の状態から硬い硬の状態におけるいずれの硬度に設定するかの硬度設定画面となり、現在の硬度の位置がそれぞれ丸で示される。この場合、軟から硬まで、それぞれ異なる表示色で表示される。
従って、対応するUPD画像は、硬度可変用アクチュエータが設定されている硬度に対応する表示色で、硬度可変用アクチュエータの部分がカラー表示される。図23(B)の状態では、硬度区間は軟に近い状態に設定されており、この場合におけるUPD画像における硬度可変用アクチュエータ54Aおよび54Bの区間A、B部分は、黄色で表示される。
図23(C)は、図23(B)の状態において、例えば硬度可変用アクチュエータ54Bの区間Bの硬度を中央付近の硬度に設定した場合のものであり、この場合におけるUPD画像における硬度可変用アクチュエータ54Bの区間Bは緑色で表示される。
また、図23(D)は、図23(B)或いは図23(C)の状態において、例えば硬度可変用アクチュエータ54Bの区間Bの方の硬度を硬(硬い値)の硬度に設定した場合のものであり、この場合におけるUPD画像における硬度可変用アクチュエータ54BのBは、青色で表示される。
このように表示することにより、ユーザは、硬度可変用アクチュエータ54A、54Bの硬度を自由に設定できると共に、設定された硬度可変用アクチュエータ54A,54Bの区間A、B部分を設定された硬度に対応する表示色で表示するため、ユーザは硬度可変用アクチュエータ54A,54Bの硬度を簡単に識別することができる。
また、UPDコイル58により、挿入部21の形状が表示されるので、術者は挿入部21の挿入作業等を容易に行うことができる。
次に、ユーザによるリモコン操作を実現するヒューマンインターフェースの内視鏡3側及び内視鏡システム制御装置5側での処理内容を、図24及び図25を参照して説明する。なお、図24、図25中ではヒューマンインターフェースをHMIと略記する。
図24に示すようにヒューマンインターフェースの処理が開始すると、状態管理部81は、アングル有効スイッチがOFFにされるのを待つ。つまり、トラックボール69が押圧されてアングル有効スイッチがOFFにされるのを待つ。
そして、アングル有効スイッチがOFFにされると、次のステップS62に示すように状態管理部81は、GUI(グラフィカルユーザインターフェース)表示メッセージを発行する。このGUI表示メッセージは、内視鏡3からAWSユニット4を経由して無線で内視鏡システム制御装置5のシステム制御ユニット117内の(制御用CPU)に送られる。
状態管理部81は、GUI表示メッセージを発行した後、次のステップS63において、内視鏡システム制御装置5側からGUIの表示完了メッセージの受信待ちの状態となる。そして、状態管理部81は、このGUIの表示完了メッセージの受信できない場合には、ステップS64に進みリトライ終了の条件に該当するか否かの判断を行い、リトライ終了の条件に該当しない場合にはステップS63に戻り、逆にリトライ終了の条件に該当する場合にはエラー終了する。
ステップS63の処理において、状態管理部81は、表示完了メッセージを受信した場合には、ステップS65に移り、アングル有効スイッチがONされたか否かの判断を行う。そして、状態管理部81は、アングル有効スイッチがONにされた場合には、ステップS66に示すようにGUI終了メッセージを発行する。
このGUI終了メッセージは、GUI表示メッセージの場合と同様に、内視鏡3からAWSユニット4を経由して無線で内視鏡システム制御装置5に送信される。そして、このGUI終了メッセージを発行した後、状態管理部81は、次のステップS67において、内視鏡システム制御装置5側からGUIの表示終了メッセージの受信待ちの状態となる。そして、状態管理部81は、このGUIの表示終了メッセージを受信した場合には、このヒューマンインターフェース処理を終了する。
一方、状態管理部81は、このGUIの表示終了メッセージを受信できない場合には、ステップS68に進み、リトライ終了の条件に該当するか否かの判断を行い、リトライ終了の条件に該当しない場合にはステップS66に戻り、逆にリトライ終了の条件に該当する場合にはエラー終了する。
また、ステップS65において、アングル有効スイッチがONにされない場合には、ステップS69側のメニュー画面での処理に移り、このステップS69において、状態管理部81は、トラックボール69の状態の変化が有るか否かの判断をトラックボール変位検出部95の出力からある閾値以上の変化量が有るか否かによって判断する。
そして、ステップS70に示すように状態管理部81は、トラックボール69の状態の変化が有ると判断した場合には、そのトラックボール69の状態データ(変化データ)を取得する。
この場合、ユーザは、図16(B)のメインメニューの画面において、トラックボール69の操作に対応して動くカーソルにより、所望とする項目の機能を選択指示することができる。
そして、ステップS71に示すように状態管理部81は、ユーザによるトラックボール69の操作に対応した状態データを送信する。この状態データは、内視鏡3からCCD25の撮像データと同期してパケットデータとしてAWSユニット4を経て内視鏡システム制御装置5に送信される。この状態データの送信後、ステップS65の処理に戻る。
ステップS69において、状態管理部81は、トラックボール69の状態変化が無いと判断した場合には、ステップS72に示すようにスイッチ状態(スイッチSW1〜SW5)の変化が有るか否かをスイッチ押し検出部96による検出出力により判断する。
このステップS72において、スイッチ状態の変化がないと判断した場合にはステップS65に戻り、逆にスイッチ状態の変化があると判断した場合にはステップS73に示すように、状態管理部81は、スイッチ押し状態データを取得し、さらに次のステップS74において取得したスイッチ押しデータを送信してステップS65の処理に戻る。
一方、図25に示すようにヒューマンインターフェースの処理が開始すると、内視鏡システム制御装置5のシステム制御ユニット117のCPUは、最初のステップS81において、内視鏡3側からのGUI表示メッセージの受信待ちの状態となる。このCPUは、図8或いは図14の送受信ユニット101を介して無線によるGUI表示メッセージの受信を待つ。
そして、ステップS82に示すようにこのシステム制御ユニット117のCPUは、GUI表示メッセージを受信すると、GUI表示の制御処理を行う。つまり、CPUは、画像処理ユニット116に対してGUI表示を行う制御を行う。
ステップS82のGUI表示の処理後、ステップS83に示すようにCPUは、表示完了メッセージを発行する。CPUは、この表示完了メッセージを送受信ユニット101を介して送信する。次のステップS84において、CPUは、内視鏡3側からGUI終了メッセージを受信したか否かの判断を行う。そして、CPUは、このGUI終了メッセージを受信した場合には、ステップS85においてGUI表示を終了する処理を行った後、次のステップS86においてGUI表示終了メッセージを発行した後、このヒューマンインターフェースの処理を終了する。
ステップS84において、CPUは、GUI終了メッセージを受信していない場合には、ステップS87に移り、トラックボール69の受信データに変化が有るか否かの判断を行う。このトラックボール69の受信データの変化の有無の判断は、内視鏡3側によるトラックボール69の状態の変化の判断結果を受けて行う。そして、受信データに変化有りの場合には、ステップS88に示すようにトラックボール69の状態データの取得を行う。さらに次のステップS89において、CPUは、取得したトラックボール69の状態データ(変化データ)に対応する移動量、カーソルを移動させる。そして、ステップS84の処理に戻る。
また、ステップS87の処理において、トラックボール69の受信データに変化がないと判断した場合には、CPUは、ステップS90に示すようにスイッチの受信データに変化ありか否かの判断を、内視鏡3側での判断結果の送信データの受信した受信データにより行う。
そして、スイッチの受信データに変化ありと判断した場合には、ステップS91に示すようにCPUは、内視鏡3側からの送信情報からスイッチ押し状態データを取得する。さらにステップS91に示すようにCPUは、スイッチ押しがされたスイッチに割り付けられて機能の実行する処理を行ってステップS84の処理に戻る。また、ステップS90において、スイッチの受信データに変化が無い場合にもステップS84の処理に戻る。
このような動作を行う内視鏡システム1を形成する本実施の形態の内視鏡3によれば、この内視鏡3を操作部22において内視鏡本体18と、チューブユニット19とに分離可能にして、チューブユニット19側を使い捨てタイプにすることにより、内視鏡本体18の洗浄、滅菌等を容易に行うことができる。
つまり、内視鏡本体18における送気送水管路60a及び吸引管路61aは、チューブユニット19に対応するユニバーサルケーブルが一体的に形成された従来例の場合に比べてはるかに短くでき、従って洗浄や滅菌も行い易い。
また、この場合、チューブユニット19に対応するユニバーサルケーブルが一体的に形成された従来例の場合には、操作部22からユニバーサルケーブルが屈曲されるようにして連設されているが、本実施の形態では操作部22のコネクタ部51において、若干屈曲した程度の管路コネクタ部51aとなり、その他の部分は、ほぼ直線状に延びる送気送水管路60aと吸引管路61aとなっているので、管路内の洗浄や滅菌及び乾燥等の処理を容易かつ短時間に行うことができる。従って、内視鏡検査を行うことができる状態に短時間に設定できる。
また、本実施の形態では、内視鏡本体18と、チューブユニット19とを接点レスで着脱自在に接続する構造にしているので、内視鏡本体18を繰り返し洗浄、滅菌しても、接点レスでない場合の接点の導通不良等の発生がなく、信頼性を向上できる。
また、本実施の形態においては、操作部22にアングル操作手段、送気送水操作手段、吸引操作手段、硬度可変手段、フリーズ操作手段、レリーズ操作手段等の多数の操作手段を設けると共に、これらの操作手段を操作部22内に設けた制御回路57により集約的(集中的)に制御する構成にしている。また、この制御回路57は、撮像を行うための照明光を出射する発光手段及び撮像を行う撮像手段も上記操作手段と共に集約的に制御する構成にしている。
このように本実施の形態においては、内視鏡本体18に設けた各種機能を操作部22内部に設けた制御回路57により、集約的に制御すると共に、内視鏡本体18に接続されるAWSユニット4及び無線で情報を送受信を行う内視鏡システム制御装置5に対する操作手段に対する各種機能も集約的に制御する構成にしているので、ユーザ(より具体的には術者)は、操作部22に設けた各種の操作手段により各種の操作を自由に行うことができ、操作性を大幅に向上できる。
特に本実施の形態においては、操作部22内に集約的な制御を行う制御回路57を設けることにより、この制御回路57からCCD25により撮像して得た画像データと、操作手段による各種信号をパケット化等して1対の信号線71bにより共通に伝送するようにしているので、電気信号線の本数を削減できる(具体的には、信号を伝送する信号線2本と電力を伝送する電源線2本に削減できる。また、信号線と電源線とのそれぞれ一方を共通に利用すれば全体で3本にできる)。
従って、操作部22における接続部において接続されるチューブユニット19内に挿通することが必要となる信号線の本数も削減でき、チューブユニット19側を使い捨てにすることを可能にしている。
また、チューブユニット19内に挿通される信号線の本数を削減することにより、チューブユニット19を細径化及び屈曲し易くでき、ユーザが操作する場合における操作性を向上できる。
図1は本発明を備えた内視鏡システムの概略の構成図。 データ通信形態を示す図。 本発明の内視鏡の概略の構成を示す図。 本実施の形態を備えた内視鏡システムの全体構成を示す斜視図。 AWSユニット周辺部の具体的な外観形状を示す斜視図。 AWSユニットに着脱自在のAWSアダプタを取り付けた状態及び取り外した状態を示す斜視図。 内視鏡システム制御装置及びAWSユニットの内部構成及びスコープコネクタの接続部の構造を示す図。 AWSアダプタの構造を示す図。 内視鏡の詳細な構成を示す全体図。 アングル用部材及び硬度可変用アクチュエータに用いられる導電性高分子人工筋肉(EPAM)の概略の機能を示すための説明図。 図8のA矢視により操作部に設けたトラックボール等を示す図。 操作部本体にチューブユニットの基端が接点レスで着脱自在に接続される接点レス伝送部の構成を示す回路図。 内視鏡内に設けられた構成要素における電気系の構成を示すブロック図。 内視鏡システム制御装置の主要部の電気系の構成を示すブロック図。 AWSユニットの電気系の構成を示すブロック図。 観察モニタのモニタ表示面の代表的な表示例とメニュー表示の具体例を示す図。 AWSユニットの起動処理の動作内容を示すフローチャート図。 内視鏡の起動処理の動作内容を示すフローチャート図。 撮像制御処理の動作内容を示すフローチャート図。 送気送水の制御処理の動作内容を示すフローチャート図。 アングル操作の制御処理を示すフローチャート図。 硬度可変操作に対する制御操作を示すフローチャート図。 硬度可変の設定操作とその操作に対応するUPD画像を示す動作説明図。 ヒューマンインターフェースにおける内視鏡側での処理内容を示すフローチャート図。 ヒューマンインターフェースにおける内視鏡システム制御装置側での処理内容を示すフローチャート図。 多段アングル操作を行った際の湾曲部の外観形状図。
符号の説明
1…内視鏡システム
2…検査ベッド
3…内視鏡
4…AWSユニット
5…内視鏡制御システム
6…観察モニタ
7…画像記録ユニット
8…UPDコイルユニット
9…LAN
11…データ通信制御部
13…アンテナ部
15…電気コネクタ
18…内視鏡本体
19…チューブユニット
21…挿入部
22…操作部
25…CCD
27…湾曲部
27a…アングル用アクチュエータ
40、41…スコープコネクタ
42…AWSアダプタ
43…電気コネクタ
44…送気コネクタ
45…ピンチバルブ
51…コネクタ部
52…総合コネクタ部
53…軟性部
54A.54B…硬度可変用アクチュエータ
56…LED
57…制御回路
58…UPDコイル
59…UPDコイル駆動ユニット
60a、60b…送気送水管路
61a、61b…吸引管路
66…AWS制御ユニット
68…把持部
69…トラックボール
71a、73a…電源線
71b、73b…信号線
72a、72b…接点レス伝送部
75…電源ユニット
76…UPDユニット
77、83…送受信ユニット
81…状態管理部
82…状態保持メモリ
91…アングル制御部
92…アクチュエータ駆動部
93…硬度可変制御部
95…トラックボール変位検出部
143…透明度センサ
代理人 弁理士 伊藤 進

Claims (3)

  1. 先端に湾曲部を有する挿入部と、術者が片手で把持可能な操作部とを具備した内視鏡において、
    前記湾曲部は、電圧が印加されることにより、前記湾曲部の形状を変化させることができる湾曲部形状可変機構を複数箇所に有し、
    前記操作部は、
    前記操作部の長手方向に沿って設けられた複数の操作手段と、
    前記操作部の前記複数の操作手段が設けられた面と反対側の上面に形成された斜面部と、
    前記斜面部に設けられたトラックボールと、
    前記トラックボールの変位操作を検出する検出部と、
    前記検出部における前記トラックボールの変位操作の検出結果に応じて前記湾曲部形状可変機構を制御することにより、前記湾曲部の形状を変化させる指示を行う湾曲部形状可変操作手段と、
    を有し、
    前記検出部は、前記トラックボールの押圧操作を検出し、
    前記湾曲部形状可変操作手段は、前記検出部における前記トラックボールの押圧操作の検出結果に応じて前記湾曲部の湾曲動作をオン又はオフに切り替えるとともに、前記検出部において前記トラックボールが押圧操作されていることが検出された場合には、前記湾曲部の湾曲動作をオフに切り替えて、前記湾曲部を湾曲させるための指令値を前記湾曲動作がオフに切り替わる直前の指令値に保持する
    ことを特徴とする内視鏡。
  2. 前記湾曲部形状可変機構は、導電性高分子人工筋肉からなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  3. 前記トラックボール及び前記複数の操作手段は、前記操作部の長手方向の中心軸に対して左右対称に設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
JP2004130129A 2004-04-02 2004-04-26 内視鏡 Expired - Fee Related JP4624711B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004130129A JP4624711B2 (ja) 2004-04-26 2004-04-26 内視鏡
PCT/JP2005/006493 WO2005094664A1 (ja) 2004-04-02 2005-04-01 内視鏡
US11/541,872 US7883460B2 (en) 2004-04-02 2006-10-02 Endoscope

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004130129A JP4624711B2 (ja) 2004-04-26 2004-04-26 内視鏡

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005305047A JP2005305047A (ja) 2005-11-04
JP4624711B2 true JP4624711B2 (ja) 2011-02-02

Family

ID=35434461

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004130129A Expired - Fee Related JP4624711B2 (ja) 2004-04-02 2004-04-26 内視鏡

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4624711B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11045073B2 (en) * 2015-12-25 2021-06-29 Olympus Corporation Flexible tube insertion apparatus

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4679241B2 (ja) 2005-05-24 2011-04-27 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 内視鏡
US20070282165A1 (en) * 2006-05-31 2007-12-06 Karl Storz Endovision Optically coupled endoscope with microchip
US8784303B2 (en) * 2007-01-29 2014-07-22 Intuitive Surgical Operations, Inc. System for controlling an instrument using shape sensors
WO2016063682A1 (ja) * 2014-10-22 2016-04-28 オリンパス株式会社 内視鏡挿入形状観測装置

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05265624A (ja) * 1992-03-16 1993-10-15 Sharp Corp 情報入力装置
JPH0646989A (ja) * 1993-06-30 1994-02-22 Olympus Optical Co Ltd 形状記憶合金アクチュエータおよび挿入具
JPH0683530A (ja) * 1992-09-04 1994-03-25 Funai Electric Co Ltd トラックボール装置のスイッチ機構
JPH07124104A (ja) * 1993-11-01 1995-05-16 Olympus Optical Co Ltd マニピュレータ装置
JPH0810336A (ja) * 1994-06-30 1996-01-16 Agency Of Ind Science & Technol 医療用チューブ
JP2000271065A (ja) * 1999-03-19 2000-10-03 Toshiba Corp 内視鏡装置
JP2004121414A (ja) * 2002-09-30 2004-04-22 Olympus Corp 電動湾曲内視鏡

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6835173B2 (en) * 2001-10-05 2004-12-28 Scimed Life Systems, Inc. Robotic endoscope

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05265624A (ja) * 1992-03-16 1993-10-15 Sharp Corp 情報入力装置
JPH0683530A (ja) * 1992-09-04 1994-03-25 Funai Electric Co Ltd トラックボール装置のスイッチ機構
JPH0646989A (ja) * 1993-06-30 1994-02-22 Olympus Optical Co Ltd 形状記憶合金アクチュエータおよび挿入具
JPH07124104A (ja) * 1993-11-01 1995-05-16 Olympus Optical Co Ltd マニピュレータ装置
JPH0810336A (ja) * 1994-06-30 1996-01-16 Agency Of Ind Science & Technol 医療用チューブ
JP2000271065A (ja) * 1999-03-19 2000-10-03 Toshiba Corp 内視鏡装置
JP2004121414A (ja) * 2002-09-30 2004-04-22 Olympus Corp 電動湾曲内視鏡

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11045073B2 (en) * 2015-12-25 2021-06-29 Olympus Corporation Flexible tube insertion apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005305047A (ja) 2005-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2005102245A1 (ja) 医療用ベッド
JP4091016B2 (ja) 内視鏡システム
US7942810B2 (en) Endoscope and endoscopic system
US7963914B2 (en) Endoscope
US7896804B2 (en) Endoscope with first and second imaging and illumination units
WO2005094664A1 (ja) 内視鏡
WO2005096912A1 (ja) 内視鏡
JP3967731B2 (ja) カプセル型内視鏡
WO2005082227A1 (ja) 内視鏡および内視鏡システム
JP4231805B2 (ja) カプセル型内視鏡
JP4624711B2 (ja) 内視鏡
JP4377734B2 (ja) 内視鏡
JP4364051B2 (ja) 内視鏡
CN100471440C (zh) 内窥镜和内窥镜系统
JP2005237817A (ja) 内視鏡
JP4472382B2 (ja) 内視鏡
JP2005304779A (ja) 内視鏡
JP4500095B2 (ja) 内視鏡
JP2005204886A (ja) 内視鏡

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090804

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091002

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100302

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100419

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101026

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101104

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4624711

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131112

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees