JP4624352B2 - 成分を貯蔵、混合、および投与するための装置並びに方法 - Google Patents

Description

本発明は、請求項１及び請求項１６の前提部に記載された、第１の成分を第２の液体成分と混合し、その混合物を投与する手段を備えた、成分を貯蔵、混合、および投与するための装置並びに方法に関するものである。第１の成分は、粉末状、粒状、或いは医療又は歯科医療で使用される多孔性の骨置換材料若しくは骨セメント、又は同様の材料でもよい。

請求項１の前提部に記載された装置は市販されており、通常、粉末状材料をその中に貯蔵する容器を備え、それに液体成分が加えられ、続いて成分が混合され、混合物がピストンによって投与されるものである。

少なくとも２つの成分を局所的に分離させて貯蔵することにより、貯蔵がより複雑になり、例えば混同がおこるために比較的少量の液体成分の混合が厄介になる。

成分を別々に貯蔵する他の装置が当技術分野で知られており、その装置では、比較的少量の液体成分が、例えば比較的多量の粉末状成分用チャンバのピストン又はスラスト・ロッドの後部に貯蔵される。この種の構成は、通常、成分の間に配置された弁を備えており、その弁を介して液体成分を粉末状成分に加えることができる。この解決法の欠点は、成分を制御可能に移送することができないことである。この従来技術に関する幾つかの参照文献の一例としてＵＳ−Ａ−３３７０７５４を挙げることができる。

組織接着剤を調製し付与するためのセットがＥＰ−０２９２４７２により知られており、いずれの場合も４つの注射器本体が結合部材によって対に組み合わされて、それぞれユニットを形成するようになされている。結合部材は、それぞれ対応する円錐部分を注射器上に受けるための円錐体を備える。参照文献では、２つの隣接する注射器の間の連結部しか開示されておらず、弁装置が開示されていないため、可能な適用分野が限られている。

ＵＳ−Ａ−６４０２３６４では、着色美容組成物のための投与器が開示されており、中央に配置された注射器が、顔料を１つ又は他の隣接する容器からチャネルを有するねじ蓋を介して吸引して、それらを混合し投与するように構成されている。こうした構成は医療分野には不適切である。

国際公開第００３５５０６では、骨セメントの調製のための粉末用容器及び液体用容器が開示されており、そこでは、真空用結合部が必然的に必要とされ、２つの容器の間の連結部が基本的に常に開放され、液体用容器が混合操作の直前に開放される。しかし、容器の間の連結を選択的に行うことは不可能である。

こうした従来技術を踏まえて、本発明の目的は、成分、より詳細には粉末状、粒状、多孔性、及び液体材料を貯蔵、混合、及び投与するための装置及び方法を提供することであり、この装置及び方法は、貯蔵中に成分を完全に隔離する一方、容器の操作及び構成を簡単にし、且つ第２の液体成分の第１の成分への導入の簡単な制御を可能にし、投与装置への液体の外部吸引又は導入などの広範な応用例を提供する。この目的を達成する装置は、請求項１及び請求項１６に記載されている。

本発明を以下で例示の実施例の図面を参照してより詳細に説明する。

図１は、粉末状材料用容器２、液体材料用容器３、混合された材料を投与するためのピストン組立体４、液体成分を容器２に移送するためのピストン組立体５、粉末状成分と液体成分とを容器２内で混合するための混合装置６、並びに第２の容器３の出口領域２６と第１の容器２の入口２５との間の移送領域７を備える第１の実施例の本発明装置１の基本構造を概略的に示す。容器の背後には保持フランジ５１が設けられている。

代替として、第１の成分は、粉末状材料の代わりに、液体、粒状、多孔性、又は投与する前に液体が混合されているペースト状材料でもよい。しかし、以下では一例として粉末状材料について記載し、簡単にするために、第１の容器を粉末用容器、第２又は第３の容器を液体用容器とする。また、投与装置は市販のカートリッジでもよい。さらに、本明細書の用語「混合」は、１つの成分の他の成分への溶解も含む。

第１の成分である粉状材料２７用の容器２、及び第２の液体成分２８用の容器３は並列に配置され、空隙によって分離されて、１つの容器から他方の容器への拡散が阻止されるようになされている。並列配置構成には、液体成分と粉状材料との間の連結部が必要とされ、容器間の連結部を選択的に開放又は閉鎖する手段を移送領域７に設けなければならない。これは有利には、以下で説明するような弁装置８によって実現される。

混合装置６は本質的に混合ロッド９からなり、混合ロッド９は、容器内で前後に移動可能であり、回転つまみ１０、及び混合部材、この例では混合円板１１が設けられており、混合円板１１は、この例のように穿孔され、且つ／又は周縁部に切抜きが設けられている。あるいは、他の適した設計を有することもできる。混合円板１１は、混合ロッド及び回転つまみによって回転可能且つ前後に移動可能であり、粉状材料と液体成分との完全な混合を行うことができる。

混合装置は混合操作後にはもはや使用されないため、図１で示したように、混合ロッド９には概ねピストン組立体のスラスト板１３の高さに所定の破断点１２が設けられている。この破断点で、回転つまみを備えた混合ロッドの突き出た端部を折り取ることができる。

ピストンを通って延在する混合ロッド、回転つまみ、及び混合円板を備える混合装置を、弁装置の無い他の注射器又は投与器具に使用することもできる。

第２の液体成分用のピストン組立体に関して、２つの変形形態が可能である。すなわち、ピストン１４及びスラスト・ロッド１５を有するピストン組立体、又は負圧によって変位可能なピストン１４だけを有する図８によるピストン組立体である。

図１〜図３は、弁装置８の第１の実施例を示す。弁装置８は、ブラケット１８Ｂと、容器２の包囲体底部５３および容器３の包囲体底部５４に配置された対応するソケット１６、２０に係合する２つの差込突起１８Ａとを備えた包囲体１８を有する弁キャップ１７の形態をしている。キャップ包囲体１８内に、２対のプラグ２１および２２から成るプラグ組立体１９が、包囲体に対して可逆に配置され、包囲体から突き出たつまみ１９Ａを備える。図３から分かるように、プラグ２１は中実（中身が詰まっている）であり移送領域７の閉鎖部として働くが、プラグ２２にはそれぞれ連結チャネル２４によって相互連結された孔２３が設けられている。

どちらの対のプラグが容器２の入口２５及び容器３の出口２６に挿入されるかによって、２つの容器が互いに連結されるか、又は連結されなくなる。キャップを取り外し、プラグを９０°回転させて差込係止部によって再連結することによって、連結が選択的に阻止され、又は確立される。

図４〜図７は、図１の装置の適用における４つの異なる相を示す。図４では、ピストン組立体４が液体２８を容器２内に注入するように操作され、図５では、弁が開放から閉鎖に変更された後に、液体２８が混合装置６によって粉末２７と混合される。

図６では、混合装置の混合ロッドの端部が所定の破断点で折られて除去され、弁キャップを除去すると装置による投与ができる状態になっている。図７では、投与先端部２９が取り付けられ、ピストン組立体４によって混合物が投与される。

図８の実施例の変形形態では、容器３のピストン１４がスラスト・ロッドではなく負圧によって作動する。ピストン３５を有するピストン組立体４を中間位置から引き込むことによって負圧が生じるため、容器３内のピストン１４が出口２６の方向に移動する。そのためには、出口２６と入口２５との間に開放連結部が存在しなければならない。この変形形態では、容器２の壁が内側溝又はビードを含み、ピストン３５が、完全に引き出されるのを阻止する対応手段を備えると有利である。

図９の他の実施例の変形形態では、カートリッジ又は容器２のピストン５８が容器２に連結されたスラスト・ロッドではなく投与器具のスラスト・ロッドによって作動され、混合ロッド９の所定の破断点５９がピストンの比較的近くに存在する。ピストン５８は、混合ロッドが所定の破断点５９で折り取られた場合に、ピストン５８の傾斜を阻止するのに十分な軸線方向の長さを有する必要がある。

図１０の真空による構成の適用例では、真空源が空の液体用容器３に連結され、容器３が粉末用容器２と連通し、容器２を真空にして真空状態で混合する。図１０は、容器３の入口端部３６を示しており、容器３の包囲体にフィルタ３７が組み込まれている。入口端部の内径Ｄ２は、容器の残りの部分の径Ｄ１よりも大きく、肩部３８を形成している。図１０は、この図ではシール・リップ４０を設けられたピストン１４が液体を容器２内に移送するために作動した後の吸引を示す。真空にすることによって、矢印４１の記号で示すように、ピストン１４は、シール・リップが拡張領域Ｄ２に到達するまで引き込められ、それによって容器内に含まれた空気を逃がすことができる。これは、ＰＭＭＡなどのある粉末を最適の空気がない状態で完全に混合するには必須条件である。フィルタ３７を真空結合ノズル内に配置することもできる。

図１１及び図１２は、第３の容器４４が包囲体４３内に２つの容器２及び３に隣接して配置されている装置４２を示す。ピストン４５及びスラスト・ロッド４６を備える第３の容器４４は、ピストン及びスラスト・ロッドを備える容器３と同様に設計することができるが、場合によっては異なる寸法を有することができ、例えばホルモン、抗生物質などを含む他の液体成分５２が充填される。

図１１の開始位置では、容器２、３からの混合物用の出口４８及び容器４４の出口４９が共通の閉鎖部５５によって密閉されており、閉鎖部５５は粉末に移送された第１の液体が混合されている間は連結を阻止する。第２の液体及び混合物を投与するには、閉鎖部を取り外し、混合機３０又は付属装置を共通出口４７に取り付ける。それには、包囲体底部５７内の通常の差込結合部材を使用してもよい。

図１２は、容器３からの液体を先ず容器２に移送し、その後、容器２からの混合物及び容器４４からの成分を共通の混合機を介して投与することを示している。

図１１及び図１２に基づき、容器２の周りに容器を１つだけではなく、それぞれ出口の閉鎖部、及び容器の出口と容器２の出口との共通結合部を備えた容器４４と同様の追加の複数の容器を配置することができる。

図１３〜図１８では、例えば血液などの液体を吸引し、それを粉末と混合し、その混合物を投与できるようにする、本発明による器具が示されている。図１３は、粉末７１用の「Ａ」で示された粉末用容器６１、及び液体７２用の「Ｂ」で示された液体用容器６２を備えた器具６０を示す斜視図である。入口側に、回転つまみ６６を有する混合ロッド６５、スラスト・フランジ７４を有する取外し式スラスト・ロッド６９、並びに保持フランジ７５が見える。

出口側には、差込結合部材７７を有する締結部分７６及び回転リング１００を備えた弁組立体７３が配置されている。回転リング１００の自由端に取手部分７８が設けられ、締結部分７６の指示円板７６Ａ付近に指針７９が設けられており、指針７９は、指示円板７６Ａ上で三方弁の現在の位置を示し、例えば、Ａ−−Ｂは２つの貯蔵容器間の連結、又はＡ−−０或いはＢ−−０は容器Ａ或いは容器Ｂと入口／出口の間の連結、又は図１９による閉鎖位置を示す。弁組立体の取り付け中の位置合せのために締結部分に鼻状突起８０が設けられている。

弁組立体を、差込結合部材ではない他の方法で、例えば、弁本体上に直接設けることのできる回転して固定するスナップ・オン式連結部によって締結することもできる。

入口付近に、ピストン６３が粉末用容器６１内に配置されており、それを通って、混合ロッド６５、回転つまみ６６、及び混合円板６７を有する混合装置６４が通過する。液体用容器６２には、容器の入口付近にピストン６８が設けられ、ピストン６８は別の取外し式スラスト・ロッド６９によって出口７０に向けて変位することができる。

前記の例のような二重注射器６０の応用例では、すなわち図１４と図１５の図の間で液体を移送、混合、および投与する場合には、スラスト・ロッド６９が完全に押し込められ、液体７２が液体用容器６２から粉末用容器６１に移送され、スラスト・ロッド６９が取り除かれ、次いでピストン６３と回転つまみ６６の下側との間に押し込まれて、混合ロッドを押し付けると混合ロッドによってピストン６３がスラスト・ロッド６９を介して作動されて、混合物７１＋７２が投与される。この目的のため、スラスト・ロッドの断面を半円形よりも少し大きくして、混合ロッドを部分的に取り囲み、混合ロッドをスラスト・ロッドの形状によってクランプ締めするようにする。

図１４及び図１５の例では、取外し式スラスト・ロッドの操作を説明するために、弁組立体７３は要約して記載して示している。弁組立体７３の詳細な説明を、図１６〜図１９を参照して以下に述べる。

図１６〜図１９に記載の投与器具６０は主に、例えば血液などの液体を液体用容器６２内に受け、その後それを粉末用容器に移送した後に粉末と混合し、次いでそれを投与するためにも有用である。この目的で、容器は互いに、又は共通入口／出口１０１に回転リング１００を介して連結される。

また、スラスト・ロッド及びピストン端部は、スラスト・ロッドによってピストンを引き込めて液体を吸引するようにスラスト・ロッドを結合できるように設計される。この結合は例えば、ピストン端部のスラスト・ロッド側にピストンよりも僅かに小さい径を有するオフセット円状段を設け、半円形のスラスト・ロッドよりも僅かに大きいピストン側端部にある内側の溝がその段上で摺動可能であり、又はそこから解放可能であるようにすることによって実現できる。

三方弁の形の弁組立体７３は、本質的に締結部分７６、締結部分７６に固定された弁本体８１、及び回転リング１００から構成される。弁本体８１は結合部分１０６を備え、結合部分１０６は、結合ノズル１０２及び１０３によって２つの容器の出口１０４、１０５内に挿入可能であり、出口側で入口／出口部分１０７が後続する。結合部分１０６は、円形カラー１１４によって締結部分７６の円形溝１１５に保持される。

入口／出口部分１０７には孔１０９が設けられ、孔１０９は角度が付けられ、入口／出口部分の周辺部で終端する。同様に、図１７で最もよく分かるように、弁本体の結合部分１０６の入口／出口１１０、１１１もこの周辺部で終端し、より具体的には入口／出口の孔１０９の開口部と同じ高さで終端する。入口／出口部分１０７は回転リング１００によって取り囲まれており、回転リング１００は結合部分１０６上で保持され、入口／出口の周囲の入口／出口を越えて延在し、断面図Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄで分かるように、円周の３分の１よりも少し長く延在する内側溝１１２が設けられている。

それぞれ図１６〜図１９、又はＡ、Ｂ、Ｃ及びＤを比較すると分かるように、内側溝１１２は回転リングの位置によって、図１６、Ａのように液体用容器６２を共通入口／出口１０１に、図１７、Ｂのように２つの入口／出口１１０、１１１を互いに、図１８、Ｃのように粉末用容器６１を共通入口／出口１０１に連結するか、又は図１９、Ｄのように回転リングがどの入口又は出口との連結も持たない閉位置にある。

図１６の位置で、例えば血液などの液体を、ピストン６８を引き込めることによって吸引することができる。図１７の位置では、回転リングが１２０°回転され、それによって２つの容器を互いに連結し、液体を粉末用容器内に移すことができる。回転リングをさらに６０°回転した後に、両方の容器が閉鎖され、混合物が混合される。次いで弁組立体が図１８の位置に移動することによって、粉末用容器６１内の混合物を投与することができる。他の液体を液体用容器内に吸引して、それを粉末用容器に移し、引き続き混合することも可能である。

入口／出口１０１は、ねじ山１０８を有するルーアー（Ｌｕｅｒ）コネクタの形態であり、他の注射器又は出口取付け部の連結を可能にしている。しかし図２０を参照すると、差込結合部によって弁組立体を分離し、他の連結部、例えば差込連結部によって通常に使用される他のルーアー・コネクタ３１を取り付けることもできる。

別法として、弁組立体７３を、上記のものではなく、例えば２つの容器の入口／出口を互いに、又はそれぞれ共通の入口／出口に連結し、或いは入口／出口を全て閉鎖するための部分的に円形の内側溝を有する回転リングを備えた三方弁として通常の方法で他の装置に使用することもできる。こうした実施例では、また、弁組立体を、差込結合部材ではなく他の方法で、例えば締結部分を使用せずに、弁本体上に直接設けることのできる回転して固定されたスナップ・オン式連結部によっても締結することができる。

例えば連結を確立し又は閉鎖する自動弁組立体、或いは溝付きの回転つまみを有する簡単な回転若しくは平坦なシール回転弁などの他の弁組立体も可能である。

図２１〜図２４は、１つの部材として作製する代わりに、複数の構成部材からなる注射器又はカートリッジを作製し、使用前に必要に応じて接合される別々の貯蔵容器として充填できることを示す。

図２１及び図２２は、粉末用容器８２及び液体用容器８３を示す。断面が比較的大きい容器、すなわち粉末用容器８２は保持フランジ８４を備え、容器８２を越えて延在する保持フランジ８４の部分８５は第２の容器８３を受ける働きをする。この目的のため、突起部８５の周縁部に円形ビード８６が設けられている。

比較的大きい容器は、出口側に出口フランジ８７を有し、出口フランジ８７は通常の差込結合手段８８並びに比較的小さい容器の出口９０を受けるための開口部８９を備える。上記の構成は１：１の容器にも適用される。

したがって、図２３及び図２４に記載の３つの成分用注射器構成にも同じことが当てはまる。粉末用容器９１は保持フランジ９２を備える。保持フランジ９２は、それぞれ液体用容器８３、９７を保持する働きをする突起部分９３、９４の周りに延びる円形ビード９５、９６が設けられた突起部９３、９４を有する。出口フランジ９８は、２つの差込結合突起８８Ａ、８８Ｂ、及び中央二重差込突起８８Ｄ、並びにそれぞれ液体用容器の出口９０、９９を受けるための２つの開口部８９Ａ、８９Ｂを備える。２つの差込結合部は、それぞれ弁組立体又は出口取付け部或いは混合機が設けられた容器９１、８３、又は９１、９７を連結する働きをする。

図で示した例示の実施例では、液体用容器の出口が開口部８９Ａ、８９Ｂ内に挿入され、容器がビード８６又は９５、９６上にスナップ嵌めされる。２つ、３つ、又はそれ以上の構成要素の投与器具を形成する個々の容器の連結及び取り付けは、別法として他の手段、例えばスナップ・オン式連結などによって行うこともできる。また、二重注射器又は二重カートリッジをこの方法でさらなる別の容器に連結することもできる。

本発明の装置の第１の例示の実施例を示す部分断面図及び斜視図。 図１の解決法の詳細を示す概略図。 図２の弁の第１の例示の実施例を示す断面図。 図１の装置内で１つの成分を他の成分中に移す間、並びに混合し調製済み混合物を投与する間の方法の様々なステップを示す図。 図１の装置内で１つの成分を他の成分中に移す間、並びに混合し調製済み混合物を投与する間の方法の様々なステップを示す図。 図１の装置内で１つの成分を他の成分中に移す間、並びに混合し調製済み混合物を投与する間の方法の様々なステップを示す図。 図１の装置内で１つの成分を他の成分中に移す間、並びに混合し調製済み混合物を投与する間の方法の様々なステップを示す図。 第２の液体成分用のスラスト・ロッドの無いピストンを有する実施例の変形形態を示す図。 スラスト・ロッドの無い投与ピストンの第２の例示の実施例を示す図。 真空結合部を有する他の例示の実施例を示す図。 本発明による装置の他の例示の実施例を示す図。 異なる出口構成及びスラスト・ロッドの位置の図１１の装置を示す図。 液体を吸引し、その液体を粉末と混合し、混合物を投与するための本発明による装置の他の例示の実施例を示す斜視図。 使用直前の図１３の装置を示す長手方向の部分断面図。 液体を移した後の図１４の装置を示す図。 図１３の注射器の三方弁の形態の入口／出口領域及び線Ａ−Ａで切り取られた断面Ａを示す拡大詳細図。 図１６の入口／出口、及び線Ｂ−Ｂで切り取られた断面Ｂを示す異なる断面平面図。 図１６の入口／出口、及び線Ｃ−Ｃで切り取られた断面Ｃを示す異なる断面平面図。 弁の閉位置の第４の断面Ｄを示す図。 他の出口付属装置を示す図。 別々の貯蔵容器を有する２つの成分用注射器を示す図。 組み立てた図２１の２つの成分用注射器を示す図。 別々の貯蔵容器を有する３つの成分用注射器を示す図。 組み立てた図２３の３つの成分用注射器を示す図。

Claims (19)

1. 第１の成分（２７、７１）を第２の液体成分（２８、７２）と混合し、混合した材料を投与する手段を備える、成分を貯蔵、混合、および投与するための装置において、
   個々の成分（２７、２８、５２、７１、７２）が、それぞれ並列に配置された容器（２、３、４４；６１、６２）内に配置され、
   前記第２の液体成分（２８、７２）を貯蔵するための容器（３、６２）の出口領域（２６）と前記第１の成分（２７、７１）を貯蔵するための容器（２、６１）の液体入口（２５、７８）との間の移送領域（７、７４）に、閉鎖部又は連結チャネルが選択的に設けられ、
   混合手段が、前記第１の成分（２７）用の容器（２、６１）内に配置された混合装置（６、６４）を備え、該混合装置が、混合物（２７＋２８；７１＋７２）の投与手段（４、６３）から分離され、前記容器内で前後に移動可能且つ回転可能な混合部材（１１、６７）を有する混合ロッド（９、６５）を備えることを特徴とする、装置。
2. 前記混合部材が穿孔され、及び／又は周縁部に切抜きが設けられた混合円板（１１、６７）であることを特徴とする、請求項１に記載された装置。
3. 前記混合ロッド（９）が所定の破断点（１２、５９）を有することを特徴とする、請求項１又は請求項２に記載された装置。
4. 前記移送領域（７、７４）内に弁組立体（８、７３）が配置されて、閉鎖又は連結を選択的に提供することを特徴とする、請求項１に記載された装置。
5. 前記弁組立体（８）が、前記第１及び第２の液体成分用の容器（２、３）の包囲体底部（５３、５４）に取り外し可能に取付け可能な弁キャップ（１７）であり、２対のプラグ（２１、２２）を備え、そのうちの１対が中実プラグ（２１）であり他方の対（２２）が連結チャネル（２４）によって互いに連結されたプラグであり、前記弁キャップは、前記プラグが前記移送領域（７）内の連結を開放するか、又は阻止するように取付け可能であることを特徴とする、請求項４に記載された装置。
6. 前記弁キャップ（１７）が、キャップ包囲体（１８）に対して可逆に配置された中実（２１）及び相互連結された（２２）プラグ対のプラグ装置（１９）を備えることを特徴とする、請求項５に記載された装置。
7. 前記弁組立体（７３）が、周縁部の一部に延在する円形内側溝（１１２）を備えた回転リング（１００）を有する三方弁を備え、該三方弁が、共通入口／出口部分（１０７）内の１つの孔（１０９）を容器（６１、６２）の入口／出口（１０４、１０５）の１つに連結するか、又は前記容器の両方の出口（１０４、１０５）を互いに連結するか選択的に行い、或いは入口／出口を全て閉鎖することができることを特徴とする、請求項４に記載された装置。
8. 前記三方弁が、弁本体（８１）の容器側に配置された締結部分（７６）及び前記弁本体（８１）の出口側に固定された回転リング（１００）を有する弁本体（８１）を備えることを特徴とする、請求項７に記載された装置。
9. 前記第１の成分が粉状、粒状、又は多孔性の材料（２７、７１）であることを特徴とする、請求項１から請求項８までのいずれか１項に記載された装置。
10. 前記第２の液体成分用の容器（３）が、前記容器（３）の入口端部（３６）で前記容器の残りの部分の径（Ｄ１）よりも大きい径（Ｄ２）を有する断面を含むことを特徴とする、請求項１から請求項９までのいずれか１項に記載された装置。
11. 前記第２の液体成分（２８、６２）用のピストン（１４、６８）が、スラスト・ロッド（１５、６９）によって作動され、又は負圧によって移動可能であることを特徴とする、請求項１から請求項１０までのいずれか１項に記載された装置。
12. 前記スラスト・ロッド（６９）が取外し式であり、前記混合ロッド（６５）の回転つまみ（６６）の下側と前記第１の成分（２７）用の粉末用容器（６１）のピストン（６３）との間に押し込まれて、前記混合ロッドによって混合物を投与できるようになされていることを特徴とする、請求項１１に記載の装置。
13. 前記取外し式スラスト・ロッド（６９）のピストン側端部及び前記ピストン（６８）のスラスト・ロッド側端部が、前記ピストンを引っ張るために前記スラスト・ロッドを前記ピストン（６８）に結合し、使用後に前記ピストン（６８）を取り外すために離脱されることを特徴とする、請求項１２に記載された装置。
14. 弁組立体（７３）の共通入口／出口部分（１０７）に、注射器又は他の部分の連結を可能にする結合用付属装置（９４、９５）又は部材（１０８）が設けられることを特徴とする、請求項４に記載された装置。
15. 容器（８２、８３；９１、８３、９７）が、単独部品の形態をしており、組み立てることができるようになっていることを特徴とする、請求項１から請求項１４までのいずれか１項に記載された装置。
16. 第１の容器（８２、９１）が、前記容器を越えて延びた、第２の容器（８３）又は第２と第３の容器（８３、９７）を受けるための円形ビード（８６；９５、９６）が設けられた１つ又は２つの部分（８５；９３、９４）を有する保持フランジ（８４、９２）を備え、
    他の容器（８３、９７）の出口（９０、９９）が、前記第１の容器（８２、９１）の出口フランジ（８７、９８）の開口部（８９、８９Ａ、８９Ｂ）を通って押し付けられるように適合されていることを特徴とする、請求項１５に記載された装置。
17. 容器（２、３；６１、６２、８２、８３；９１、９７、８３）の出口フランジに、コード化された差込結合手段（１６、２０；１８Ａ；７７、８８；８８Ａ、８８Ｂ、８８Ｄ）が設けられることを特徴とする、請求項１から請求項１６までのいずれか１項に記載された装置。
18. 第１の成分と第２の液体成分の混合物を、請求項１から請求項１６までのいずれか１項に記載された装置によって調整し投与するための方法において、前記第２の液体成分を前記第１の成分中に導入して、その後前記第１の成分と混合し、前記第１の成分の容器の出口を通って投与することを特徴とする方法。
19. 第１の成分と第２の液体成分の混合物を、請求項７に記載された装置によって調整し投与するための方法において、
    前記第２の液体成分を共通入口／出口部分（１０７）を介して液体用容器（６２）内に吸引し、
    弁組立体を、容器（６１、６２）の両方の入口／出口（１０４、１０５）を互いに連結して、前記液体を粉末用容器に移送するように適合させ、
    前記弁組立体を、出口を閉鎖して混合物が混合装置によって混合されるように適合させ、
    次いで前記弁組立体を、前記混合物を投与し、又は第３の成分或いは第２の液体を前記液体用容器内に導入することができるように適合させることを特徴とする方法。

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