JP4622869B2 - アクセス方法、アクセスシステム及び基地局 - Google Patents

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本発明は、多数の端末局が1つの基地局にアクセスするアクセス方法、アクセスシステム及び前記アクセスシステムの基地局に関する。
環境測定や災害予知等を目的として、地理的に広範囲に設置された多数の端末局から、データ収集を行うシステムにおいて、端末局が基地局に送信するパケットは、端末局において、定期的に観測したデータを送信するための定期パケットと、所定の基準値を超えた場合等、端末局において発生した何らかの異常や緊急に通知すべきデータを、突発的に送信するための不定期パケットとが混在する。
このうち、不定期パケットについては、地震や河川の異常水位等に対応して、多数の端末局が同時多発的にパケットを送信する状況が想定される。このとき端末局が送信するパケットの多くは異常を示すデータ若しくはその数値、又は回線要求のための信号であり、パケット長そのものは短いと考えられ、したがって、送信方法としてはランダムアクセス方法が適している。しかしながら、空いているチャネル数が少ないときに、同時に多数の端末局がパケットを送信した場合は、不定期パケットの多くが衝突するため、スループットが著しく減少し、緊急に通知すべきデータであるにも係らず、送信遅延時間が長くなる、あるいは、送信できなくなるといった問題が生じる。
無線LAN(Local Area Network)の規格において、端末局は、一度衝突したパケットが他の端末局と再度同じタイミングで衝突することを避けるために、再送信時間をランダムに選択している(例えば、非特許文献1参照。)。更に、集中的にパケットが増加した場合、衝突回数に応じて再送信時間を延ばすことにより、トラフィックを減少させ、スループットを向上させている。
福田豊、千草かおり、尾家祐二、"Peer−to−Peer通信を考慮したWireless LAN通信機構の提案"、電子情報通信学会、技術研究報告、NS2002−272、IN2002−245、pp.73−78、2003年3月
パケットがポアソン生起に従う場合、最もスループットが高い、即ち最も遅延時間が短くなるのは、アロハ方式においてはトラフィックが0.5のとき、スロットアロハ方式においてはトラフィックが1のときであることが知られている。しかし、現実のトラフィックは、必ずしも0.5又は1であることはなく、従来技術においても最大のスループットが得られていないという問題がある。
したがって、本発明はパケットの衝突を回避して、高いスループットを維持し、よって、遅延時間を短くすることを可能とするアクセス方法、アクセスシステム及び前記アクセスシステムの基地局を提供することを目的とする。
本発明におけるアクセス方法によれば、
基地局と、1つ以上の端末局とを含むシステムにおける端末局の基地局へのアクセス方法あって、基地局は、処理期間内の各スロットの受信信号から、全端末局より送信されたパケットの総数を推定し、推定したパケット総数から送信確率を算出し、端末局は、基地局から通知された送信確率に基づき、次の処理期間におけるパケット送信可否を決定し、基地局は、前記処理期間内において、端末局より送信されたパケット数が0であるスロット数、端末局より送信されたパケット数が1であるスロット数、端末局より送信されたパケット数が2以上であるスロット数の少なくとも1つを計測し、全端末局からのパケットの送信が2項分布に従うものとして、前記計測した結果及び処理期間内のスロット数から、前記処理期間内に全端末局より送信されたパケットの総数を推定することを特徴とする。
また、本発明のアクセス方法における他の実施形態によれば、
端末局においてパケット送信可と決定する確率は、送信確率に比例することも好ましい。
本発明におけるシステムによれば、
基地局と、1つ以上の端末局とを含むシステムであって、基地局は、処理期間内の各スロットの受信信号から、全端末局より送信されたパケットの総数を推定する手段と、推定したパケット総数から送信確率を算出する手段と、算出した送信確率を端末局に通知する手段とを有し、端末局は、通知された送信確率から次の処理期間でのパケット送信可否を決定する手段を有し、前記パケットの総数を推定する手段は、前記処理期間内において、端末局より送信されたパケット数が0であるスロット数、端末局より送信されたパケット数が1であるスロット数、端末局より送信されたパケット数が2以上であるスロット数の少なくとも1つを計測する手段と、全端末局からのパケットの送信が2項分布に従うものとして、前記計測した結果及び処理期間内のスロット数から、前記処理期間内に全端末局より送信されたパケット総数を推定する手段とを含むことを特徴とする。
本発明における基地局によれば、
1つ以上の端末局と通信する基地局であって、処理期間内において、端末局より送信されたパケット数が0であるスロット数、端末局より送信されたパケット数が1であるスロット数、端末局より送信されたパケット数が2以上であるスロット数の少なくとも1つを計測する手段と、全端末局からのパケットの送信が2項分布に従うものとして、前記計測した結果及び処理期間内のスロット数から、前記処理期間内に全端末局より送信されたパケット総数を推定する手段とを有することを特徴とする。
多数の端末局が突発的に送信するパケットについて、高いスループットを維持し、遅延時間を短くできる。また、全端末局より送信されたパケットの総数を推定することで、災害等の規模を速やかに予測することができる。
本発明を実施するための最良の実施形態について、以下では図面を用いて詳細に説明する。
図1は、基地局1と、複数の端末局2とにより構成される本発明のデータ収集システムの構成図である。データ収集システムにおいては、端末局2が基地局1へデータ送信を行うが、これらデータを送信するパケットとしては、端末局2が定期的に観測したデータ等を送信する定期パケットと、緊急に通知すべきデータ等が発生したときに突発的に送信する不定期パケットが混在している。
図2は、複数の端末局2が、基地局1へのパケット送信に使用するスロットを説明する図である。図2において、縦軸は周波数スロット、横軸は時間スロットを表しており、各端末局2は基地局1へのデータ送信のために、周波数スロット及び時間スロットで区切られた1つのスロットを占有する。
端末局2が基地局へ送信するパケットのうち定期パケットについては、基地局で、あらかじめ送信時間のスケジューリングを行うことが可能であり、スケジューリングにおいては、使用する周波数スロットをできるだけ抑え、周波数リソースの有効利用を行う。本発明のデータ収集システムでは、定期パケットのスケジューリング結果に基づき、定期パケット送信に必要となる周波数スロットの最大数を、最大周波数スロット数とし、周波数有効利用の観点から、スケジューリングにより定期パケット用として割り当てたスロット以外の空きスロットを、不定期パケット用、即ち、ランダムアクセス用スロットとして利用する。
図2において、斜線を引いたスロットは、基地局1でのスケジューリング結果に基づき、定期パケット送信用に割り当てられたスロットであり、それ以外の空きスロットが、不定期パケット送信用である。なお、スケジューリング結果は、各端末局2に通知されるため、各端末局は空きスロットを認識している。
図3は、本発明によるアクセス方法についての処理フロー図である。ここで、処理期間とは、基地局1及び端末局2が図3に示す処理を実行する単位で、任意の時間スロットからなる期間である。
まず、基地局1における処理フローを図3(a)に基づき説明する。
(S31)基地局1は、ある処理期間内において、各端末2が空きスロットを使用して送信する不定期パケットを受信する。
(S32)基地局1は、空きスロットの受信信号から、当該処理期間内において、端末局2から送信された不定期パケットの総数である、不定期パケット総数rを推定する。
(S33)推定した不定期パケット総数rと、当該処理期間内の空きスロット数から、次の処理期間における、不定期パケットの送信確率である送信確率pを決定する。
(S34)決定した、次の処理期間における送信確率pを全端末局2に通知する。
続いて、端末局2における処理フローを図3(b)に基づき説明する。
(S35)端末局2は、基地局1から次の処理期間における送信確率pを受信する。
(S36)端末局2は、受信した送信確率pに応じて、次の処理期間におけるパケット送信可否を決定する。ここで、送信不可と決定した場合は、送信すべき不定期パケットを、次の処理期間以後の処理期間にて送信するよう保存して終了する。
(S37)S36において送信可と決定した場合には、次の処理期間において不定期パケットの送信を行う。
ランダムアクセス方式としてスロットアロハを用いたデータ収集システムを例にして、図3に示す処理を具体的に説明する。なお、以下では簡単のため、スロット長が1パケット長であり、処理期間を1つの時間スロットからなる期間であるものとする。
まず、基地局1は、S32において時間スロットiにおける不定期パケット総数rを推定する。ここで、時間スロットiにおける空きスロット数をk、送信パケットが1つも存在しなかった空きスロットの割合をai0、送信パケットが1つのみであった空きスロットの割合をai1、送信パケットが2つ以上あった空きスロットの割合をai2とすると、確率的に以下の式が成り立つ。
Figure 0004622869
ここで、時間スロットiにおける空きスロット数kは、基地局が把握している値である。また、送信パケットが1つも存在しなかった空きスロット数をki0、送信パケットが1つのみであった空きスロット数をki1、送信パケットが2以上あった空きスロット数をki2とすると、
i0=ki0/k、ai1=ki1/k、ai2=ki2/k
であるが、ki0は何ら信号を受信しなかった空きスロット数に等しく、ki1は不定期パケットの復調が可能であったスロット数に等しく、ki2は受信レベルが増加するものの、不定期パケットの復調が不可であったスロット数に等しいことより、いずれも基地局で観測可能である。
よって、基地局1は、式(1)〜(3)のいずれかを使用することで、不定期パケット総数rを導出できる。例えば、式(1)より、
Figure 0004622869
であり、式(1)及び(2)より、
=(k−1)×ai1/ai0
などと求めることができる。
不定期パケット総数rから、例えば、災害規模等を速やかに推定することができる。
続いて、基地局1は、S33において時間スロットi+1における送信確率pi+1を決定する。ここで、送信確率pi+1は、端末局2が時間スロットi+1における不定期パケット送信可否を判断するための指標であり、例えば、端末局2は、0から1までの一様乱数を発生させ、発生した数値が、送信確率pi+1以下の場合に時間スロットi+1において不定期パケットの送信を行うと決定する。よって、送信確率pi+1が0の場合は、全端末局2が、時間スロットi+1において不定期パケットの送信を行わず、送信確率pi+1が1の場合は、送信すべき不定期パケットを有する全端末局2が、時間スロットi+1において不定期パケットの送信を行う。
まず、時間スロットiにおける送信確率pと、時間スロットiにおける不定期パケット総数rから、時間スロットiにおける全端末局2での、待ち不定期パケット数Rは、
=r/p
であったと推定できる。時間スロットi+1における送信確率pi+1は、同様に、
i+1=ri+1/Ri+1 (4)
で与えられる。ここで、時間スロットi+1における全端末局2での、待ち不定期パケット数Ri+1は、時間スロットiでの待ち不定期パケット数Rから、時間スロットiにおいて送信に成功したパケット数ki1を引いた値、すなわち、
i+1=R−ki1 (5)
である。
ここで、スループットを最大化するためには、送信に成功する確率、すなわち1つの空きスロットで送信される不定期パケットが1つである確率ai1、つまり、式(2)を最大とするように、時間スロットi+1における不定期パケット総数ri+1を制御すればよい。ai1が最大となるrは、式(2)を微分して極値を計算することで、
=−1/ln{(k−1)/k
と求めることができる。なお、kが十分大きい場合、
=−1/ln{(k−1)/k}≒2k /(2k+1)
であるため、
−1<r<k
の関係が成り立つ。r=k−1及びr=kを式(2)に代入すると、いずれも同じai1の値が得られるため、kが十分大きい場合には、最大スループットとなるrとして、r=k−1又はr=kを使用することができる。
よって、時間スロットi+1における不定期パケット総数ri+1が、
i+1=−1/ln{(ki+1−1)/ki+1
あるいは、近似的に、
i+1=ki+1−1又はri+1=ki+1
となる様に送信確率pi+1を決定する。つまり、式(4)及び(5)より、送信確率pi+1は、
i+1=−1/(R−ki1)ln{(ki+1−1)/ki+1
ただし、Pi+1>1のときPi+1=1
又は、近似的に、
i+1=ki1/(R−ki1)} ただし、Pi+1>1のときPi+1=1
となる。
一方、各時間スロット内での空きスロット数が比較的多く、また、その数が時間と共に変化しない場合、上記近似式は以下のように簡略化できる。まず、時間スロットiにおいて送信に成功したパケット数ki1は、最大スループットが約exp(−1)であることより、ki1≒exp(−1)×rと近似でき、式(5)は、
i+1=R−exp(−1)×r (6)
と変形できる。各時間スロットにおける空きスロット数が一定であるため、ki+1=k≒rであり、また、R=rであるため、式(6)の漸化式より、
Figure 0004622869
が得られる。したがって、不定期パケット総数rからrより、送信確率pi+1を求めることができる。
なお、空きスロット数と比較して、同時に送信される不定期パケット数が非常に多い場合、ai0=0となり、式(1)を使用してrを推定することができない。そのため、例えば、pi+1=p/2などにより、送信確率を段階的に下げることで、ai0等を検知できる程度にまで、不定期パケット総数を減少させる。
端末局2は、上述した方法により基地局1が求めた、時間スロットi+1における、送信確率pi+1を受信し、例えば、0から1までの一様乱数を発生させ、発生した数値が、送信確率pi+1以下の場合には、不定期パケット送信可と判定する等、送信確率pi+1に比例して、不定期パケット送信可との判定確率が高くなる方法で、不定期パケット送信可否を判定する。なお、端末局2が不定期パケット送信に使用する時間スロットは、端末局2が任意に選択する。また、不定期パケット送信不可である場合には、送信すべき不定期パケットを保存し、送信確率pi+2を基地局1から受信した際に、同じ方法にて不定期パケット送信可否を判定する。
上記説明では、スループットを優先し、トラフィックが最大となる様に、送信確率を決定したが、衝突率を規定値以下にする目的であれば、トラフィックが低くなるように、送信確率を決定する。また、同じ送信確率を、総ての端末局2に通知しているが、端末局2に対して優先度をつけ、優先度に応じた送信確率を通知することで、トラフィックに差をつけても良い。
また、上記説明では簡単のため、処理期間を1つの時間スロットとしたが、各時間スロットにおける空きスロット数が少ない場合や、時間スロット長が短い場合には、複数の時間スロットを処理期間として処理するがことが望ましい。図4は、処理期間を、3つの時間スロットとした場合を示す図である。この場合、基地局1は、3つの時間スロットに渡って受信した不定期パケットから、不定期パケット総数を推定して、次の3つの時間スロットでの送信確率を求め、端末局2は、送信確率から送信可と判断した場合には、次の3つの時間スロット内の任意の空きスロットを用いて、不定期パケットを送信する。
また、純アロハ方式の場合、上述したスロットアロハ方式によるシステムでの式(1)から(3)を、以下に示す式(1)´から(3)´に置き換えれば良い。
Figure 0004622869
ここで、時間スロットiにおいて、パケット長と同一の長さの時間スロットで区切ったときに、前後の時間スロットにおける空きスロット数がk、送信パケットが1つも存在しなかった空きスロットの割合がai0、送信パケットが1つのみであった空きスロットの割合がai1、送信パケットが2つ以上あった空きスロットの割合がai2である。
図5は、スロットアロハ方式でのシミュレーション結果を示す図である。シミュレーション条件として、同時に多数の不定期パケットが発生する状況を考慮する。空きスロット数は、時間スロットにより0から1000までランダムに変化し(空きスロットの平均は500)、パケット長と時間スロット長は同一であるものとする。また、従来方式は、1度目の衝突では、直後の5つの時間スロット内に含まれる空きスロットから、ランダムに使用するスロットを選択し、n度目の衝突では直後の5n個の時間スロットからランダムに使用するスロットを選択するものとした。なお、スループットの理論限界値は、およそexp(−1)=0.3679である。
図5において、縦軸はスループットであり、横軸は瞬時トラフィックである。なお、瞬時トラフィックとは、同時に発生した不定期パケット数を、平均の空きスロット数で割った値として定義する。図5に示す通り、本発明による方法では、ほぼ理論限界値のスループットが得られ、従来方法と比較してスループットが倍、つまり、遅延時間をほぼ半分とすることが可能である。
最後に、式(1)から(3)及び式(1)´から(3)´について説明を行う。
ある事象に対して、Aの発生する確率をpとする場合、r回の事象に対して、x回Aが発生する確率f(x)は、以下の2項分布の式で得られる。
Figure 0004622869
ここで、“ある事象”を“不定期パケットの発生”とし、“A”を“着目する空きスロットに、不定期パケットが存在すること”とする。空きスロット数はkであるため、不定期パケットの発生に対して、着目する空きスロットにパケットが存在する確率p=1/kである。代入すると、上記の式は、
Figure 0004622869
となり、着目する空きスロットに不定期パケットが存在しない確率は、
Figure 0004622869
であり、着目する空きスロットに不定期パケットが1つのみ存在する確率は、
Figure 0004622869
であり、着目する空きスロットに不定期パケットが2つ以上存在する確率は、
1−f(0)−f(1)
で、式(1)から(3)が導出できる。
次に、パケット長がmスロット長の場合を考える。トラフィックを上記の場合と一致させるため、r回の事象、つまりr個の不定期パケットの発生は、r/m回の事象、つまり、r/m個の不定期パケットの発生とする。書き換えると、x回Aが発生する確率f(x)は、
Figure 0004622869
である。
着目するスロット番号をi〜i+(m−1)とすると、着目するスロットで不定期パケットが発生しない確率は、スロット番号i−(m−1)〜i+(m−1)に渡り、連続して不定期パケットが発生しない確率であり、
Figure 0004622869
で与えられる。
次に、スロット番号iで不定期パケットが1つだけ発生し、その不定期パケットが衝突しない確率を求める。この場合、スロット番号iのみで不定期パケットが1個発生し、それ以外のスロット番号i−(m−1)〜i+(m−1)で、不定期パケットが発生しない確率であり、
Figure 0004622869
である。着目するスロット番号をfm(0)と同様に、スロット番号i〜i+(m−1)とすると、このスロット内で生起した不定期パケットが衝突しない確率は、上記確率のm倍である(例えば、スロット番号i+2のみで不定期パケットが1個発生し、スロット番号i−(m−3)〜i+(m+1)に渡り、連続して不定期パケットが発生しない確率は上記と同じ。)。したがって、スロット番号i〜i+(m−1)に渡り、不定期パケットが1個のみ存在する確率は、
Figure 0004622869
である。ここで、m→∞での値が、純アロハにおける確率で、着目する空きスロットに不定期パケットが存在しない確率及び不定期パケットが1つのみ存在する確率は、それぞれ、
Figure 0004622869
であり、不定期パケットが2つ以上存在する確率は、
1−f(0)―f(1)
より、式(1)´から(3)´が導出できる。
データ収集システムの構成図である。 複数の端末局が、基地局へのパケット送信に使用するスロットを説明する図である。 本発明によるアクセス方法の処理フロー図である。 処理期間を、3つの時間スロットとした場合を示す図である。 スロットアロハ方式でのシミュレーション結果を示す図である。
符号の説明
1 基地局
2 端末局

Claims (4)

  1. 基地局と、1つ以上の端末局とを含むシステムにおける端末局の基地局へのアクセス方法あって、
    基地局は、処理期間内の各スロットの受信信号から、全端末局より送信されたパケットの総数を推定し、推定したパケット総数から送信確率を算出し、
    端末局は、基地局から通知された送信確率に基づき、次の処理期間におけるパケット送信可否を決定し、
    基地局は、前記処理期間内において、端末局より送信されたパケット数が0であるスロット数、端末局より送信されたパケット数が1であるスロット数、端末局より送信されたパケット数が2以上であるスロット数の少なくとも1つを計測し、全端末局からのパケットの送信が2項分布に従うものとして、前記計測した結果及び処理期間内のスロット数から、前記処理期間内に全端末局より送信されたパケットの総数を推定すること、
    を特徴とする方法。
  2. 端末局においてパケット送信可と決定する確率は、送信確率に比例することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 基地局と、1つ以上の端末局とを含むシステムであって、
    基地局は、
    処理期間内の各スロットの受信信号から、全端末局より送信されたパケットの総数を推定する手段と、
    推定したパケット総数から送信確率を算出する手段と、
    算出した送信確率を端末局に通知する手段と、
    を有し、
    端末局は、通知された送信確率から次の処理期間でのパケット送信可否を決定する手段を有し、
    前記パケットの総数を推定する手段は、
    前記処理期間内において、端末局より送信されたパケット数が0であるスロット数、端末局より送信されたパケット数が1であるスロット数、端末局より送信されたパケット数が2以上であるスロット数の少なくとも1つを計測する手段と、
    全端末局からのパケットの送信が2項分布に従うものとして、前記計測した結果及び処理期間内のスロット数から、前記処理期間内に全端末局より送信されたパケット総数を推定する手段と、
    を含むことを特徴とするシステム。
  4. 1つ以上の端末局と通信する基地局であって、
    処理期間内において、端末局より送信されたパケット数が0であるスロット数、端末局より送信されたパケット数が1であるスロット数、端末局より送信されたパケット数が2以上であるスロット数の少なくとも1つを計測する手段と、
    全端末局からのパケットの送信が2項分布に従うものとして、前記計測した結果及び処理期間内のスロット数から、前記処理期間内に全端末局より送信されたパケット総数を推定する手段と、
    を有することを特徴とする基地局。
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