JP4622828B2 - ガス化装置 - Google Patents

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Description

本発明はガス化装置に関する。
ガス化炉の流動層又は固定層に原料として石炭やバイオマスを投入し、熱分解してガス化ガスを得るガス化装置においては、ガス化に伴ってタールが発生する。このタールは、炭化水素を抽出するため、或は後工程で機器の内面に付着して当該機器に作動不良や閉塞(いわゆるタールトラブル)を生じさせるのを防止するため、分解する必要がある。
触媒を用いてタールを分解するようにしたガス化装置の従来の一例は図7に示されている。図7はガス化炉内で流動層を形成する砂に触媒を混入させたものである。図中、aは内部に流動層bが形成されるようにしたガス化炉であり、ガス化炉aには、上面に接続した原料供給ラインcからバイオマス、石炭等の原料Mを投入し得るようになっている。又、ガス化炉aの底面に設けたガス化剤供給ラインdからは、複数のガス化剤供給ノズルeを介して水蒸気、空気、酸素、二酸化炭素等のガス化剤Mgをガス化炉a内に導入し得るようになっており、ガス化炉a内では、ガス化剤Mgにより砂や触媒が流動化されて流動層bが形成されるようになっている。この流動層bは触媒流動層である。
ガス化炉1の上面にはガス化ガス排出管fが接続されており、ガス化炉aで生成されたガス化ガスGgは、ガス化ガス排出管fからサイクロン等の分離器gに導入され、粉化した触媒や砂等を含む粉粒体Peを除去されて清浄化され、清浄化されたガス化ガスGgは分離器gの頂部に接続された管路から、例えば、ガスタービン等に送給されるようになっている。
又、図示してないが、ガス化炉aからはオーバフロー管iを介し、ガス化炉aでガス化する段階で生じたチャーCや砂、触媒等の流動媒体Sを図示してない燃焼炉へ送給し得るようになっており、燃焼炉からは未燃のチャーCと流動媒体Sとが、図示してない分離器で分離されて降下管jを介しガス化炉aへ戻り得るようになっている。
上記ガス化装置においては、ガス化剤供給ラインdから供給されたガス化剤Mgはガス化剤吹出しノズルeからガス化炉a内に導入される。又、バイオマスや石炭といった原料Mは原料供給ラインcからガス化炉a内に投入される。このため、ガス化炉a内の触媒や砂を含む流動媒体Sは流動化すると共に、原料Mが熱分解してチャーCが生成され、しかも熱分解により生成したチャーは水蒸気により水性ガス化され、更に水性ガス化して生成したCOのシフト反応が行なわれてガス化ガスGgが生成される。
ガス化ガスGgはガス化炉aからガス化ガス排出管fを経て分離器gへ導入され、分離器gにおいて粉化した触媒や砂等を含む粉粒体Peを除去されて清浄化され、清浄化されたガス化ガスGgは分離器gの頂部に接続された管路hから、例えば、ガスタービン等に送給される。
又、原料Mが熱分解されてガス化ガスGgが生成される際にはタールが生じるが、タールはガス化炉1内において触媒に接触し熱分解され、炭化水素となってガス化し、ガス化ガスGgとなる。
図8は触媒を用いてタールを分解するようにした従来のガス化装置の他の例であり、本例では、触媒は流動媒体Sに混入されず、ガス化ガス排出管fの中途部に、内部に触媒層が形成された触媒充填塔kを設けた例である。この場合にも、ガス化ガスGgは図7の装置と同様にして生成されるが、ガス化ガスGgに同伴されたタールは触媒充填塔kにおいて触媒に接触し熱分解され、炭化水素となってガス化し、ガス化炉aからのガス化ガスGgと共に、ガス化ガスGgの一部として分離器gへ送給される。
なお、タールの分解手段として触媒を用いた技術文献としては特許文献1がある。又、石炭やバイオマスのガス化においては、タールの分解手段として炉内触媒、及び触媒流動層又は触媒充填塔を用いた方法が1980年くらいから種々検討されている。最近では研究報告書である非特許文献1に炉内触媒と触媒流動層の比較検討がなされている。
特開平9−53082号公報 Energy & Fuels,13,1122−1127(Biomass Gasification in Fluidized Bed:Where To Locate the Dolomite To Improve Gasification)
しかしながら、図7のように、ガス化炉a内の流動層bに触媒を混入した装置では、触媒を交換する必要はなく、適宜追加すれば良い反面、バイオマスや石炭から発生したタールと流動層b中の触媒とが十分に接触せず、タールの分解を十分に効率良く行なうのが困難である。
又、図8のように、ガス化ガス排出管fの中途部に触媒充填塔kを設けてタールを含むガスを触媒充填塔kに流通させるようにした装置では、十分な充填塔容量を確保することでタールの十分な分解は可能である反面、触媒が劣化するため触媒を適宜抜出し交換する必要があり、従って触媒交換のための装置が必要となり、又、十分な容量とする必要があるため、規模が大きくなり、以上のことから設備費、運転維持費が高価となるという問題がある。
本発明は上述の実情に鑑み、触媒を交換しなくても、又、それほど大型化しなくても、タールの触媒に対する接触時間を長く取ることができるようにして、タールを高性能で分解し得るようにしたガス化装置を提供することを目的としてなしたものである。
本発明の請求項1のガス化装置は、内部に触媒が混在する層を有し、石炭やバイオマスといった原料を層内で熱分解してガス化ガスを生成させると共に、前記原料の熱分解により生成したタールを前記触媒に接触させて分解させるようにしたガス化炉と、内部に触媒充填層が形成されると共に、前記ガス化炉で生成されたガス化ガスとタールが前記触媒充填層を通り送給され、且つ、タールが触媒充填層を形成する触媒に接触して分解され、しかも、先端開口から触媒がガス化炉内に投入され得るようにした管路とを備えたものである。
本発明の請求項2のガス化装置においては、管路のガス化炉側の部分はガス化炉の上部空間内に位置すると共に、ガス化炉側部側から中心側へ向かって上り勾配に形成されている。
本発明の請求項3のガス化装置においては、管路のガス化炉側の部分は、先端開口がガス化炉内上部空間に向けて開口した状態でガス化炉内の層内に位置すると共に、ガス化炉側部側から中心側へ向かって上り勾配に形成されている。
本発明の請求項4のガス化装置においては、管路はガス化炉内の上部空間に連通するようガス化炉壁面に接続されると共に、ガス化炉から離反した側からガス化炉側に向かって上り勾配に形成され、且つ管路の外周には該管路を包囲するよう外管が配置されて、管路と外管との間に管路内の触媒充填層を加熱するためのガスが流通する空隙が形成されている。
本発明の請求項5のガス化装置においては、ガス化炉内の層は流動層であり、請求項6のガス化装置においては、ガス化炉内の層は固定層である。
本発明の請求項7のガス化装置は、管路内に供給するための触媒が貯留された触媒貯留手段と、該触媒貯留手段から切出された触媒を前記管路からガス化炉側へ送給する手段を設けたものである。
本発明の請求項8のガス化装置は、管路から取出されたガス化ガスを送給するためのガス化ガス送給ラインを備えており、請求項9のガス化装置は、ガス化炉から少なくともチャーと触媒を有する媒体を送給されてチャーを燃焼させる燃焼炉と、該燃焼炉からの燃焼排ガスから媒体を分離する第一分離手段と、該第一分離手段で分離された媒体をガス化炉へ戻す戻しラインを備えている。
本発明の請求項10のガス化装置は、ガス化ガス送給ラインから送給されたガス化ガスから粉粒体を分離する第二分離手段を設けたものであり、請求項11のガス化装置は、第一分離手段に接続された排ガス管を、内部に触媒充填層が形成された管路の外周に該管路を包囲するよう配置された外管に接続し、第一分離手段で媒体若しくは粉粒対を除去されて清浄化されたガスを、前記排ガス管を介し、前記管路と外管との間に形成された空隙に送給して、管路内の触媒充填層を加熱し得るようにしたものである。
本発明のガス化装置によれば、以下のごとき種々の優れた効果を奏し得る。
I)ガス化ガスに同伴されたタールはガス化炉内の触媒に接触して粗分解されると共に、残った微量のタールは管路内の触媒充填層において触媒に接触して分解されるため、二段階に亘りタールを触媒と接触させることにより、タールの触媒に対する接触時間を十分長く取ることができてタールの分解を高効率且つ確実に行なうことができる。
II)タールの量が少なくて高い分解性能が求められない場合は、管路の触媒を充填する部分をコンパクトにすることができ、又、触媒は管路からガス化炉内に送給して炉内触媒として利用するようにしているため、炉内触媒として利用することなく管路から触媒を排出するための機構が不要となり、その結果、コストダウンや機器トラブルの減少を図ることができる。
III)タールの分解には例えば、約800℃以上の温度が必要であるが、管路内で触媒充填層を形成する触媒はガス化炉内の伝熱を利用しているため、特別な加熱手段が不要で、斯かる加熱手段から熱を取り回す煩雑さを防止することができ、この点からもコストダウンを図ることができる。
IV)請求項3のように、管路のガス化炉側の部分を、先端開口がガス化炉内上部空間に向けて開口した状態でガス化炉内の層内に位置させたり、或は、請求項4のように管路と外管との間に管路内の触媒充填層を加熱するためのガスが流通する空隙を設けた場合には、管路内の触媒充填層の加熱をより一層確実に行なうことができ、その結果、タールの分解をより一層効率良く行なうことができる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1は請求項1、請求項2、請求項5、請求項7〜請求項10に関する本発明のガス化装置の第一実施形態例で、ガス化炉内には流動層が形成された例である。図中、1は内部に流動層2が形成されるようにしたガス化炉であり、ガス化炉1には、上面に接続した原料供給ライン3からバイオマス、石炭等の原料Mを投入し得るようになっている。又、ガス化炉1の底面に設けたガス化剤供給ライン4からは、複数のガス化剤供給ノズル5を介して水蒸気、空気、酸素、二酸化炭素等のガス化剤Mgをガス化炉1内に導入し得るようになっており、ガス化炉1内では、ガス化剤Mgにより砂や触媒が流動化されて流動層2が形成されるようになっている。触媒としては、例えば、ドロマイト、石灰等のカルシューム系触媒、又は酸化鉄やニッケル系の触媒が使用される。
ガス化炉1に近接して燃焼炉6が設置されており、ガス化炉1と燃焼炉6とは、オーバフロー管7により接続され、原料Mをガス化炉1でガス化する段階で生じたチャーCや、砂及び触媒等の流動媒体Sはガス化炉1の側部から燃焼炉6の底部側へ送給し得るようになっている。
燃焼炉6は縦型筒状の炉体8を備えた循環流動層燃焼炉で、炉体8の底部には複数の空気供給ノズル9が設置されている。而して、オーバフロー管7から炉体8内の空気供給ノズル9の上方側へ投入されたチャーCや、砂及び触媒等の流動媒体Sは、燃焼炉6の底面に設けられた空気供給ライン10から空気供給ノズル9を介して炉体8内に導入された空気Aにより高速で流動化されつつ炉体8内を上昇してチャーCが燃焼され、流動媒体Sを加熱し得るようになっている。
燃焼炉6の炉体8頂部には排ガス管11を介してサイクロン等の分離器12が接続され、分離器12で未燃のチャーCと流動媒体Sを分離されて清浄化された燃焼排ガスGeは分離器12の頂部に設けた排ガス管13から下流に送給されるようになっており、分離器12で分離された未燃のチャーCと、砂及び触媒を含む流動媒体Sは、分離器12の下端に設けた降下管14からガス化炉1へ戻され得るようになっている。
ガス化炉1の燃焼炉6側とは反対側の外方からガス化炉1内の上部空間内までは、ガス化炉1外側方までは略水平に配置され、且つ、ガス化炉1外側からガス化炉1の上部空間内までは、ガス化炉1外側からガス化炉1の中心側に向かって上り勾配に形成された管路15が配置されている。
而して、管路15のガス化炉1外方中途水平部には、縦方向へ延びる管路16が接続されており、管路15の管路16接続部よりもガス化炉1側及び管路16は、ガス化炉1で生成されたガス化ガスGgを送給するためのガス化ガス送給ラインとして機能し得るようになっており、又、管路15は触媒充填層形成部としても機能し得るようになっている。
管路15のガス化炉1内に位置する部分を、ガス化炉1外側からガス化炉1中心側に向かって上り勾配にするのは、ガス化炉1側において触媒Cyがガス化炉1内に自由落下するのを防止して触媒充填層Lgyを確実に形成させるためである。
管路15の管路16接続部よりもガス化炉1側から離反した位置には、中途部に回転可能なロータリバルブ17を備えた短管18を介して触媒ホッパ19が接続されており、ロータリバルブ17を回転駆動させることにより、触媒ホッパ19に貯留された触媒Cyを管路15へ切出し得るようになっている。
又、管路15のガス化炉1側から離反した端部には、流体圧シリンダ20により管路15内を軸心方向へ往復動して、管路15内に切出された触媒Cyをガス化炉1側へ押圧させ得るようにしたプッシャ21が嵌入されている。
管路16は上部側が水平に曲折しており、管路16の水平部はサイクロン等の分離器22に接続されている。又、分離器22の頂部には、ガス化ガス送給管23が接続されており、分離器22に導入されて粉化した触媒や砂等を含む粉粒体Peを除去されて清浄化されたガス化ガスGgはガス化ガス送給管23から、例えば、ガスタービン等に送給されるようになっている。又、分離器22で分離除去された粉化した触媒や砂等を含む粉粒体Peは、排出管24から外部へ廃棄し得るようになっている。
次に本発明の作動について説明する。
上記ガス化装置においては、ガス化剤供給ライン4から供給されたガス化剤Mgはガス化剤供給ノズル5からガス化炉1内に導入される。又、バイオマスや石炭等の原料Mは原料供給ライン3からガス化炉1内に投入される。このため、ガス化炉1内の触媒や砂は流動化して高温の流動層2が形成されると共に、流動層2内において原料Mが熱分解(I)してチャーCが生成されると共に、熱分解で生成したチャーCを水蒸気により水性ガス化(II)し、更に水性ガス化して生成したCOのシフト反応(III)が行なわれてガス化ガスGgが生成される。
(I)熱分解
原料 → 揮発分(CO、H、炭化水素)+C(チャー)
(II)水性ガス化
C(チャーの一部)+HO(水蒸気)→CO+H
(III) シフト反応
CO+HO(水蒸気)→CO+H
又、ガス化炉1の流動層2において原料Mが熱分解してガス化ガスGgが生成される際にはタールが生じるが、タールの一部は流動層2をガス化ガスGgと共に上昇する際に、流動層2内の触媒(炉内触媒)と接触して熱により粗分解され、一部はガス化してガス化ガスGgの一部となり、未分解のタールとガス化ガスGgはガス化炉1の上部中空部に充満して先端開口15aから管路15内に導入される。
一方、ロータリバルブ17の回転により触媒ホッパ19から切出されて管路15内に投入された触媒Cyは、流体圧シリンダ20の作動により往復動するプッシャ21により押圧されて管路15内をガス化炉1の中心側(矢印方向D2)へ移送されるため、管路15内の短管18接続部よりもガス化炉1側には触媒Cyが充填されて触媒充填層Lcyが形成されており、管路15内の触媒Cyはガス化炉1の伝熱により約800℃の高温に加熱されている。
このため、管路15内にガス化ガスGgと共に導入されて管路15内を管路16側(矢印方向D1)へガス化ガスGgと共に送給されるタールは、管路15内の触媒充填層Lcyにおいて触媒Cyにより熱分解されて炭化水素化となり、ガス化ガスGgの一部となる。
ガス化ガスGgは管路15から管路16を経て分離器22へ導入され、分離器22で粉化した触媒や砂等を含む粉粒体Peを除去されて清浄化され、清浄化されたガス化ガスGgは分離器22の頂部に接続されたガス化ガス送給管23から、例えば、ガスタービン等に送給される。分離器22でガス化ガスGgから分離された粉粒体Peは排出管24から廃棄される。
流体圧シリンダ20の作動によりプッシャ21を連続的に往復動させ、又、ロータリバルブ17も連続的に回転作動させると、管路15内の触媒充填層Lcyを形成する触媒Cyは、順次、連続的にガス化炉1側へ送給され、管路15の先端開口15aからガス化炉1内へ連続的に投入される。
流体圧シリンダ20の作動によりプッシャ21を間歇的に往復動させ、又、ロータリバルブ17も間歇的に回転作動させると、管路15内の触媒充填層Lcyを形成する触媒Cyは、順次、間歇的に送給されて管路15の先端開口15aからガス化炉1内へ投入される。而して、ガス化炉1内に供給された触媒Cyは流動層2に混入し、炉内触媒として機能する。
一方、ガス化炉1内で流動層2を形成するチャーCや、砂及び触媒等の流動媒体Sはオーバフロー管7を通って燃焼炉6の炉体8底面近傍に供給され、燃焼炉6の底面に設けられた空気供給ライン10から空気供給ノズル9を介して炉体8内に導入された空気Aにより高速で流動化されて炉体8内を上昇しつつチャーCが燃焼され、流動媒体Sが加熱される。而して、未燃のチャーCや、砂及び触媒等の流動媒体Sは、燃焼炉6の炉体8頂部の排ガス管11から分離器12へ導入され、分離器12で未燃のチャーCと流動媒体Sを分離されて清浄化された燃焼排ガスGeは、排ガス管13から下流に送給され、分離器12で分離された未燃のチャーCと、砂及び触媒を含む流動媒体Sは、高温状態で分離器12の下端に設けた降下管14からガス化炉1へ戻され、流動層2として利用される。
本図示例においては、ガス化ガスGgに同伴されたタールはガス化炉1内の触媒に接触して粗分解されると共に、残った微量のタールは管路15内の触媒充填層Lcyにおいて触媒Cyに接触して分解される。このように二段階に亘りタールを触媒Cyと接触させることにより、タールの触媒に対する接触時間を十分長く取ることができてタールの分解を高効率で確実に行なうことができる。
又、タールの量が少なくて高い分解性能が求められない場合は、管路15の触媒Cyを充填する部分をコンパクトにすることができ、更に、触媒Cyは管路15からガス化炉1内に送給して炉内触媒として利用するようにしているため、炉内触媒として利用することなく管路15から触媒Cyを排出するための機構が不要となる。その結果、コストダウンや機器トラブルの減少を図ることができる。
更に又、タールの分解には例えば、約800℃以上の温度が必要であるが、管路15内で触媒充填層Lcyを形成する触媒Cyはガス化炉1内の伝熱を利用しているため、特別な加熱手段が不要で、他の加熱手段から熱を取り回す煩雑さを防止することができ、この点からもコストダウンを図ることができる。
図2は請求項1、請求項3、請求項5、請求項7〜請求項10に関する本発明のガス化装置の第二実施形態例で、ガス化炉内には流動層が形成された例である。図2中、図1に示すものと同一のものには同一の符号が付してある。而して、本図示例の特徴とするところは、管路15のガス化炉1内に位置する部分を、先端開口15aが流動層2の上方のガス化炉1内空間に向け開口するよう、流動層2内に位置させた点である。このようにすることにより、管路15内の触媒充填層Lcyを形成する触媒Cは、ガス化炉1の流動層2からの伝熱により、図1の場合よりも確実により高い温度に加熱することができるため、タールの分解効率はより一層向上する。
図3は請求項1、請求項4、請求項5、請求項7〜請求項11に関する本発明のガス化装置の第三実施形態例で、ガス化炉内には流動層が形成された例である。図3中、図1、図2に示すものと同一のものには同一の符号が付してある。而して、本図示例の特徴とするところは、管路15全体をガス化炉1の外部に位置させて、ガス化炉1へ向い昇り勾配に形成された部分のガス化炉1側先端をガス化炉1に接続すると共に、管路15の管路16よりもガス化炉1側において、管路16からガス化炉1外側部まで管路15を包囲するよう外管25を設けて二重管構成とし、外管25のガス化炉1近傍に、排ガス管13からの燃焼排ガスGeを管路15と外管25との間の空隙25aに導入して、管路15内を流通するガス化ガスGgと平行流となるように、導入管26を接続し、外管25の管路16側端部近傍に、空隙25aを送給されてきた燃焼排ガスGeが導出される導出管27を接続した例である。
本図示例においては、燃焼炉6から排ガス管11を経て分離器12へ送給された燃焼排ガスGeは、分離器12でチャーCや、砂及び触媒を含む流動媒体Sを分離され、排ガス管13から導入管26を経て外管25と管路15との間の空隙25aに導入され、ガス化炉1から管路15内に導入されたガス化ガスGgや未分解のタールに対し平行流となるよう空隙25a内を流通し、管路15内を流れるガス化ガスGgと協働して管路15内の触媒充填層Lcyを形成する触媒Cyを加熱して導出管27から外部へ導出される。
このように、管路15内の触媒Cyをガス化ガスGgの他に燃焼排ガスGeをも利用して加熱しているため、触媒Cyを図1の場合よりも確実により高い温度に加熱することができ、管路15内におけるタールの分解効率はより一層向上する。
図4は請求項1、請求項3、請求項6〜請求項10に関する本発明のガス化装置の第四実施形態例で、ガス化炉内には固定層が形成された例である。図4中、図1〜図3に示すものと同一のものには同一の符号が付してある。而して、本図示例の特徴とするところは、ガス化炉1内には、灰や触媒により固定層28が形成されており、管路15のガス化炉1内の部分は、先端開口15aが固定層28の上方のガス化炉1内空間に向け開口するよう、固定層28内に位置している点である。
而して、本図示例のガス化装置は流動層が形成されず固定層28が形成されること以外は、図2のガス化装置と略同一構成である。なお、固定層28の場合、前記各例に示す流動層2を形成する際に用いられる砂は使用されず、又、ガス化剤供給ノズル5からガス化炉1内に供給されるガス化剤Mgの流速は、前記各例の場合に比較して低速となっている。而して、本図示例のガス化装置は、図2のガス化装置と同様の作用効果を奏することができる。
図5は請求項1、請求項3、請求項6〜請求項8、請求項10に関する本発明のガス化装置の第五実施形態例で、ガス化炉内には固定層が形成された例である。図5中、図1〜図4に示すものと同一のものには同一の符号が付してある。而して、本図示例の特徴とするところは、第一実施形態例〜第四実施形態例において設置されていた燃焼炉6は設けないようにした点である。管路15のガス化炉1内の部分は図4の場合と同様、先端開口15aが固定層28の上方のガス化炉1内空間に向け開口するよう、固定層28内に位置している。
本図示例では、第一実施形態例〜第四実施形態例において設置されていた燃焼炉6が設けられていないため、ガス化炉1内の灰や触媒は燃焼炉6へは送給されず、ライン29に示すように触媒ホッパ19へ送給される。触媒ホッパ19へは例えばコンベヤや空気輸送装置等の搬送手段により搬送される。
本図示例のガス化装置は、図2、図4のガス化装置と同様の効果を奏することができるうえ、図1〜図4に示す燃焼炉6を設ける必要がないため、設備費、運転維持費を安価にすることができる。
図6は請求項1、請求項4、請求項6〜請求項8、請求項10、請求項11に関する本発明のガス化装置の第六実施形態例で、ガス化炉内には固定層が形成された例である。図6中、図1〜図5に示すものと同一のものには同一の符号が付してある。而して、本図示例の特徴とするところは、第五実施形態例と同様、第一実施形態例〜第四実施形態例において設置されていた燃焼炉6は設けないようにした点以外に、ガス化剤Mgはガス化炉1の外側部に接続したガス化剤供給ライン4’からガス化炉1内の上部空間に供給するようにし、ガス化炉1で石炭やバイオマス等の原料の熱分解により生成されたガス化ガスGg及び未分解のタールはガス化炉1の底面から管路30を介して、触媒充填層Lcyが形成されている管路15内に導入するようにした点である。
又、管路15の先端開口15aをガス化炉1の壁面に接続した点、管路15の外周に外管25を設置して二重管構成とし、管路15と外管25との間に形成された空隙25aには、他のラインからのガスを供給し、管路15内の触媒充填層Lcyを加熱するようにしている点は、図3に示す第三形態例と略同一である。ここで、燃焼炉6は設けられていないため、触媒充填層Lcyを加熱するためのガスは、例えば、分離器22からガス化ガス送給管23へ導出されたガス化ガスGgを、図示してない管路から空隙25aに送給して用いるようにする。
本図示例のガス化装置においても、図1〜図5に示すガス化装置と同様の効果を奏することができるうえ、図1〜図4に示す燃焼炉6を設ける必要がないため、設備費、運転維持費を安価にすることができる。
なお、本発明のガス化装置は、触媒ホッパ19からの触媒切出し手段としてはロータリバルブに替えてスライドダンパを用いるようにすることも可能であり、又、流体圧シリンダにより作動するプッシャに替えてスクリューフィーダ等の供給手段を用いることも可能であること、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明のガス化装置の第一実施形態例を示す概念的な立面図である。 本発明のガス化装置の第二実施形態例を示す概念的な立面図である。 本発明のガス化装置の第三実施形態例を示す概念的な立面図である。 本発明のガス化装置の第四実施形態例を示す概念的な立面図である。 本発明のガス化装置の第五実施形態例を示す概念的な立面図である。 本発明のガス化装置の第六実施形態例を示す概念的な立面図である。 従来のガス化装置の一例を示す概念的な立面図である。 従来のガス化装置の他の例を示す概念的な立面図である。
符号の説明
1 ガス化炉
2 流動層(層)
6 燃焼炉
11 排ガス管
12 分離器(第一分離手段)
13 排ガス管
14 降下管(戻しライン)
15 管路
15a 先端開口
16 管路(ガス化ガス送給ライン)
19 触媒ホッパ(触媒貯留手段)
20 流体圧シリンダ(送給する手段)
21 プッシャ(送給する手段)
22 分離器(第二分離手段)
25 外管
25a 空隙
28 固定層(層)
C チャー
Cy 触媒
Ge 燃焼排ガス(ガス)
Gg ガス化ガス(ガス)
Lcy 触媒充填層
M 原料
Pe 粉粒体
S 流動媒体(媒体)

Claims (11)

  1. 内部に触媒が混在する層を有し、石炭やバイオマスといった原料を前記層内で熱分解してガス化ガスを生成させると共に、前記原料の熱分解により生成したタールを前記触媒に接触させて分解させるようにしたガス化炉と、内部に触媒充填層が形成されると共に、前記ガス化炉で生成されたガス化ガスとタールが前記触媒充填層を通り送給され、且つ、タールが触媒充填層を形成する触媒に接触して分解され、しかも、先端開口から触媒がガス化炉内に投入され得るようにした管路とを備えたことを特徴とするガス化装置。
  2. 管路のガス化炉側の部分はガス化炉の上部空間内に位置すると共に、ガス化炉側部側から中心側へ向かって上り勾配に形成されている請求項1記載のガス化装置。
  3. 管路のガス化炉側の部分は、先端開口がガス化炉内上部空間に向けて開口した状態でガス化炉内の層内に位置すると共に、ガス化炉側部側から中心側へ向かって上り勾配に形成されている請求項1記載のガス化装置。
  4. 管路はガス化炉内の上部空間に連通するようガス化炉壁面に接続されると共に、ガス化炉から離反した側からガス化炉側に向かって上り勾配に形成され、且つ管路の外周には該管路を包囲するよう外管が配置されて、管路と外管との間に管路内の触媒充填層を加熱するためのガスが流通する空隙が形成された請求項1に記載のガス化装置。
  5. ガス化炉内の層は流動層である請求項1乃至4の何れかに記載のガス化装置。
  6. ガス化炉内の層は固定層である請求項1乃至4の何れかに記載のガス化装置。
  7. 管路内に供給するための触媒が貯留された触媒貯留手段と、該触媒貯留手段から切出された触媒を前記管路からガス化炉側へ送給する手段を設けた請求項1乃至6の何れかに記載のガス化装置。
  8. 管路から取出されたガス化ガスを送給するためのガス化ガス送給ラインを備えた請求項1乃至7の何れかに記載のガス化装置。
  9. ガス化炉から少なくともチャーと触媒を有する媒体を送給されてチャーを燃焼させる燃焼炉と、該燃焼炉からの燃焼排ガスから媒体を分離する第一分離手段と、該第一分離手段で分離された媒体をガス化炉へ戻す戻しラインを備えた請求項1乃至8の何れかに記載のガス化装置。
  10. ガス化ガス送給ラインから送給されたガス化ガスから粉粒体を分離する第二分離手段を設けた請求項に記載のガス化装置。
  11. 第一分離手段に接続された排ガス管を、内部に触媒充填層が形成された管路の外周に該管路を包囲するよう配置された外管に接続し、第一分離手段で媒体若しくは粉粒対を除去されて清浄化されたガスを、前記排ガス管を介し、前記管路と外管との間に形成された空隙に送給して、管路内の触媒充填層を加熱し得るようにした請求項9に記載のガス化装置。
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