JP4622458B2 - 超電導モータ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、超電導モータ装置に関し、特に、電気自動車やハイブリッド自動車に搭載される駆動用あるいは発電用のモータにおいて、超電導コイルおよび常電導コイルを効率良く冷却するものに関する。
近年、ガソリン等の化石燃料の枯渇や排気ガスによる環境悪化を改善すべく、電気エネルギーによりモータを駆動して走行する電気自動車やハイブリッド自動車の開発が進められている。この場合、常電導モータを使用した場合には、電気抵抗による銅損が発生して低効率となると共に通電電流に限界があるために高出力化が困難となる問題がある。一方、特開平6−6907号公報に開示されているように、超電導モータを採用すれば、超電導コイルでの銅損がなくなり高効率になると共に小型化および高出力化を図ることが可能となる。
超電導モータでは、界磁コイルに超電導材を用いると共に電機子コイルに常電導材(例えば、銅線)を用いる場合が多い。モータにおいて入力電力に対して得られる回転出力の効率は約90%前後と言われ、約10%程度は熱に変換されているのが現状で、前記加熱により常電導材の温度が上昇すると、銅損が増大して非効率になると共に、常電導コイルの巻線に絶縁破壊が生じたり各種部品の耐久性にも悪影響が及ぶことになる。
そのため、モータでは発生した熱を空冷装置や水冷装置により放熱・冷却することで加熱対策を行っているが、これら冷却装置は一般に大きいため冷却機構を簡素化することが求められる。
また、前記冷却装置では外気等との温度差を利用して冷却を行う原理であるため冷却力に限度があり、電機子コイルでの発熱が十分に抑えられずに電機子コイルに通電する電流量を制限せざるを得ず、出力トルクの増加を図ることが困難となる問題がある。
特開平6−6907号公報
本発明は、前記問題に鑑みてなされたもので、超電導モータへの通電量増加を図ることができる簡素な冷却構造を提供することを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、ステータとロータのいずれか一方に超電導コイルを用いる一方、いずれか他方に常電導コイルを用い、前記超電導コイルを液体水素あるいは液体窒素で冷却する液体冷却部を設けると共に、前記常電導コイルを前記液体冷却部で気化された液体水素あるいは液体窒素で冷却する気体冷却部を設けており、さらに
前記気体冷却部の温度を検知する温度センサと、該気体冷却部の気体導入路に設けた開閉弁と、前記温度センサからの検知信号により前記気体冷却部の温度が閾値以上で前記開閉弁を開作動すると共に閾値未満であると閉作動する制御手段とを設けていることを特徴とする超電導モータ装置を提供している。
前記構成とすると、所要の超電導性能を発揮させるために超電導コイルを冷却することで昇温気化した液体水素あるいは液体窒素をさらに常電導コイルの冷却用に流用しているので、別途、空冷装置や水冷装置を用意する必要がなく、冷却機構を簡素化することができる。
さらに、冷媒として液体水素あるいは液体窒素を用いて極低温としているため、超電導コイルを冷却した後でも未だ十分な冷却力を有する。よって、常電導コイルは十分に冷却されて抵抗率が低減し、その結果、常電導コイルに通電する電流量を増加することができ、モータの出力トルクの増加を図ることができる。
また、常電導コイルを冷やし過ぎた場合には、常電導コイルを固定するコアに渦電流損が発生して却ってロスが生じる結果となるが、常電導コイルの冷却に用いる冷媒は超電導コイルの冷却により昇温した気化水素等を用いているので、過冷却も防止することができる。
なお、前記超電導コイルを界磁コイルとして用いると共に、前記常電導コイルを電機子コイルとして用いていると好ましい。
超電導コイルはステータに取り付け且つ常電導コイルをロータに取り付ける構成としてもよく、またはその逆でもよい。
例えば、界磁コイルとなる前記超電導コイルをロータに、電機子コイルとなる前記常電導コイルをステータに取り付け、
前記ステータの外面側に第1断熱層を設けていると共に、前記ステータの内面と前記ロータの外面との間に隔壁となる第2断熱層を介設し、
前記液体冷却部を、前記ロータと前記第2断熱層との間の空間、前記ロータを貫通する回転軸の中空部あるいは/および前記ロータに穿設された空隙から構成し、
前記気体冷却部を、前記ステータと第2断熱層との間の空間、前記ステータに穿設された空隙あるいは/および前記ステータと前記第1断熱層との間の空間から構成しているとよい。
あるいは、界磁コイルとなる前記超電導コイルをステータに、電機子コイルとなる前記常電導コイルをロータに取り付け、
前記ステータの外面側に第1断熱層を設けていると共に、前記ステータの内面と前記ロータの外面との間に隔壁となる第2断熱層を介設し、
前記液体冷却部を、前記ステータと第2断熱層との間の空間、前記ステータに穿設された空隙あるいは/および前記ステータと前記第1断熱層との間の空間から構成し、
前記気体冷却部を、前記ロータと前記第2断熱層との間の空間、前記ロータを貫通する回転軸の中空部あるいは/および前記ロータに穿設された空隙から構成しているとよい。
前記各構成とすると、ステータの外面側に第1断熱層を設けているので、ステータを冷媒で冷却する際の冷気がモータ外部に漏れるのを防止することができる。
また、ステータとロータとの間に第2断熱層を介設しているので、ステータ側あるいはロータ側の冷却部の冷熱が相手側(ロータ側あるいはステータ側)に伝達するのを防止することができる。したがって、超電導コイルおよび常電導コイルの夫々に対して的確な温度で個別に冷却することが可能となる。
また、気体冷却部、液体冷却部として前記した各空間を用いることで、超電導コイル、常電導コイルの夫々を確実に冷却することができる。特に、ステータとロータとの間のギャップ空間に超電導コイルあるいは常電導コイルが露出して取り付けられている場合には、前記空間を気体冷却部あるいは液体冷却部として利用することで、コイルを直接的に冷却することができ、冷却効率が向上する。
前記液体冷却部には、前記液体水素あるいは液体窒素を直接導入して循環し、あるいは前記液体水素あるいは液体窒素と熱交換器を介して冷却される別の液体を収容している一方、
前記気体冷却部には、前記液体冷却部で気化された液体水素或いは液体窒素を直接導入して循環し、あるいは、前記気化された液体水素あるいは液体窒素と熱交換器を介して冷却される別の気体を収容していると好ましい。
前記構成とすると、液体水素あるいは液体窒素からなる冷媒を液体冷却部や気体冷却部に導入して直接的に冷却する場合には、冷却媒体が他に要らないという利点がある。一方、別の伝熱媒体である液体や気体を液体冷却部や気体冷却部に収容して冷媒から間接的に冷却を行う場合には、冷媒用の流路を冷却部に連通する必要がなくなり冷媒用の流路が簡素化できると共に、流路の接合箇所が低減することで気密性が向上する利点がある。
また、液体冷却部に用いる別の液体としては、同じように液体水素や液体窒素を用いると好適である。一方、気体冷却部に用いる別の気体としては、前記液体水素や液体窒素と沸点温度が近いものが好ましく、冷媒に水素を用いている場合にはネオンやヘリウムを用いると好適である。
前記のように、気体冷却部の温度を検知する温度センサと、該気体冷却部の気体導入路に設けた開閉弁と、前記温度センサからの検知信号により前記気体冷却部の温度が閾値以上で前記開閉弁を開作動すると共に閾値未満であると閉作動する制御手段とを設けている。
前記構成とすると、気体冷却部が過冷却された場合には開閉弁を閉作動することで冷媒循環を停止し、常電導コイルの周囲温度が昇温するまで待機することとなる。その結果、常電導コイルのコアの過冷却による渦電流損の増加を防止することができ、エネルギー効率の高い最適な冷却を行うことが可能となる。また、制御手段に接続された過熱ヒータを冷媒の流路に設け、過冷却時に該加熱ヒータをオンすることで気体冷却部の温度を迅速に昇温するようにすればより好ましい。
液体水素タンクに貯留される水素を燃料とする発電手段を有する車両に搭載され、前記発電手段で生成された電力を前記超電導コイルおよび常電導コイルに給電して駆動するものであって、
前記液体水素タンクに貯留される液体水素を前記液体冷却部側へ導入する経路と、
前記液体冷却部で発生する気化された液体水素を前記気体冷却部に導入する経路と、
前記液体水素タンクから液体冷却部への経路中で発生した気化された液体水素を前記気体冷却部に導入する経路と、
前記気体冷却部で加熱された気化された液体水素を前記発電手段に導入する経路とを備えていると好適である。
前記構成とすると、超電導コイルおよび常電導コイルの冷却用の冷媒として既に車載されている液体水素を流用でき、車両の燃料源との共用化を図ることができる。また、各コイルを冷却することにより昇温気化した気体水素を発電手段に供給することで、液体水素タンクの液体水素を気化させる装置を別途設ける必要がなくなり効率的となる。
以上の説明より明らかなように、本発明によれば、超電導コイルを極低温に冷却して昇温して気化した液体水素あるいは液体窒素をさらに常電導コイルの冷却用に流用しているので、別途、空冷装置や水冷装置を用意する必要がなく冷却機構を簡素化することが可能となる。さらに、前記液体水素あるいは液体窒素は極低温であり超電導コイルを冷却して気化した後でも未だ十分な冷却力を有するため、常電導コイルで発生するジュール熱を十分に抑えることができ、常電導コイルに通電容量が増大して出力トルクの増加が図られる。また、常電導コイルの冷却に用いる冷媒は超電導コイルの冷却により昇温した冷媒を用いているので、過冷却による渦電流損の増加も防止することができる。
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は第1実施形態の電気自動車10(車両)を示し、液体水素を貯留する液体水素タンク11と、液体水素タンク11から供給される水素を酸素と反応させて電力を生成する燃料電池12(発電手段)と、燃料電池12で発電された電力を蓄電するバッテリー13と、バッテリー13からの直流電流を所定電圧の交流に変換するインバータ14と、インバータ14から供給される電力により駆動される超電導モータ装置15とを備えている。
超電導モータ装置15は、図2および図3に示すように、ステータ16と、該ステータ16の中空部に回転自在に配置されたロータ17とを備えている。
ステータ16は、鉄粉に絶縁コーティングを施した粉末磁性体を用いて形成されたステータコア18を外周面が断面円形状で且つ内周面が六角形状とし、ステータコア18の内周面の各6辺にそれぞれ常電導材(例えば、銅)を巻き回した各常電導コイル19(電機子コイル)をレーストラックコイル状に配置固定している。また、ステータコア18の外面には真空状の第1断熱層20を被覆している。さらに、ステータ16の内面とロータ17の外面との間のギャップ空間を気体冷却部26としている。
ロータ17は、前記粉末磁性体を用いて円柱状に形成されたロータコア21の中心に回転軸23を貫通固定し、該回転軸23は軸受を介してステータ17の外部に延出している。また、回転軸23の内部には中空状のヒートパイプである液体冷却部24を穿設しており、液体冷却部24の内部空間には液体水素や液体窒素等の伝熱媒体を貯留している。ロータコア21には超電導材を巻き回した超電導コイル22(界磁コイル)を固定し、ロータコア21の最外面は真空状の第2断熱層25で被覆している。なお、超電導材としては、ビスマス系やイットリウム系等の高温超電導材が好適に用いられる。
液体水素タンク11から導出された第1冷媒流路27は、回転軸23の端部と軸受28を介して接続しており、第1冷媒流路27の中間部分が熱交換器の役目を果たすコールドヘッド29を介して液体冷却部24に冷熱を伝達する構成としている。
第1冷媒流路27は、気体冷却部26に連通する第2冷媒流路31と循環装置30を介して接続しており、気体冷却部26から導出される第3冷媒流路32を通風ファン33を介して循環装置30に接続している。即ち、第2冷媒流路31および第3冷媒流路32の端部は、ステータコア18の壁面の連通孔18aに接続している。また、循環装置30から導出される第4冷媒流路34は燃料電池12に接続している。
循環装置30は、図4に示すように、第1冷媒流路27と第2冷媒流路31とを連結する電磁弁からなる第1開閉弁35と、第2冷媒流路31と第3冷媒流路32とを連結する電磁弁からなる第2開閉弁36と、第3冷媒流路32と第4冷媒流路34とを連結する電磁弁からなる第3開閉弁37と、第3冷媒流路32内に配置された温度センサ39と、第2冷媒流路31内に配置された加熱ヒータ40と、第1〜第3開閉弁35〜37と温度センサ39と加熱ヒータ40とに接続された制御手段38とを備えている。
制御手段38は、温度センサ39で検知される冷媒温度が設定値以上である場合に、第1開閉弁35および第3開閉弁37をオープンすると共に第2開閉弁36をクローズする構成としている。一方、温度センサ39で検知される冷媒温度が設定値未満である場合には、第1開閉弁35および第3開閉弁37をクローズすると共に第2開閉弁36をオープンにし、かつ加熱ヒータ40をオンにする構成としている。
このように、制御手段38により温度制御を行うことで、ステータ冷却部26内の気体温度を0〜50℃の範囲にコントロールしている。
次に、超電導モータ装置15の動作について説明する。
液体水素タンク11からの液体水素が冷媒として第1冷媒流路27を流れることで、コールドヘッド29を介して液体冷却部24内の伝熱媒体が極低温に冷却され、回転軸23およびロータコア21を介して超電導材からなる超電導コイル22を間接的に冷却している。
また、第1冷媒流路27を流れると共に液体冷却部24と熱交換して昇温気化した約20K(ケルビン)の液体水素(以下、気体水素と称す)は循環装置30に導入される。気体冷却部25に連通する第3冷媒流路32の温度が温度センサ39により設定値以上であると検知されている場合には、第1開閉弁35および第3開閉弁37がオープンで、かつ第2開閉弁36がクローズされているので、通風ファン33の送風により第1冷媒流路27からの気体水素が第2冷媒流路31を通じて気体冷却部26に流入する。気体冷却部26を循環して常電導コイル19を冷却して昇温した気体水素は、第3冷媒流路32から排出されて第4冷媒流路34を通じて燃料電池12に供給される。
前記のように気体冷却部25を気体水素が流通することで、温度センサ39で検知される冷媒温度が設定値未満となった場合には、第1開閉弁35および第3開閉弁37をクローズすると共に第2開閉弁36をオープンにすることで、第2冷却流路31、気体冷却部26および第3冷媒流路32で形成される閉じた経路を気体水素が循環し、気体水素の昇温が図られる。それでも気体水素の温度が低すぎる場合には、制御手段38からの指令により加熱ヒータ40がオンとなり気体水素が加熱される。
これにより、温度センサ39で検知される気体水素の温度が設定値以上となった場合には、再度、第1開閉弁35および第3開閉弁37がオープンで、かつ第2開閉弁36がクローズの状態に戻され、気体冷却部26を循環した気体水素が燃料電池12に供給される。
以上の構成とすると、超電導材からなる超電導コイル22を冷却した後の気体水素を流用して常電導コイル19を冷却しており、図5に示すように、該冷却により銅線からなる常電導コイル29の抵抗値が低下するので、通電量を増大して瞬時的な出力トルクの増大を図ることができる。さらに、空冷装置や水冷装置を別途用意する必要がなく、超電導材冷却用の液体水素を利用する構成としているため、冷却機構を簡素化することができる。
また、常電導コイル19の冷却に用いる冷媒は超電導コイル22の冷却により昇温気化した気体水素を用いているので、過冷却による渦電流損の増加も防止することができる。
例えば、電磁鋼板での渦電流損の一般式は、以下の数式1で表される。
[数式1]
渦電流損(W/m3)=K・(d・f・Bm)2/ρ
但し、Kは材料特有の係数、dは積層鋼板の1枚当たりの厚み、fは周期変化の周波数、ρは電気抵抗率、Bmは最大磁束密度である。
以上の式から明らかなように、ステータコア18が冷え過ぎて電気抵抗率が大幅に低減されると、ステータコア18で発生する渦電流損は逆に増加するので、気体冷却部26の過冷却を防ぐことで、ステータコア18における渦電流損を抑制することができる。
また、ステータ16とロータ17との間のギャップ空間に気体冷却部25を設けているので、常電導コイル19を直接的に冷却することができ、冷却効率の向上を図ることが可能となる。さらに、燃料電池12では気化された水素が必要となるが、超電導コイル22および常電導コイル19との熱交換により昇温気化された水素を燃料電池12に送っていることで、液体水素タンク11に貯留された液体水素の気化に必要なエネルギーを低減することができる。
なお、本実施形態の超電導モータ装置15は駆動用モータであるが、車輪の回転動力を電気エネルギーに変換する発電用モータとして利用してもよい。
図6は変形例を示し、燃料電池の代わりに、発電手段200として水素エンジン201と発電機202を用いてもよい。詳しくは、液体水素タンク11から水素エンジン201に水素が供給され、水素エンジン201で得られた回転駆動力を発電機202に入力して発電を行い、該発電された電力をバッテリー13に蓄電する。また、超電導モータ装置15を循環した水素は水素エンジン201に供給されるようにしている。なお、他の構成は前述した第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
図7は第2実施形態を示す。
第1実施形態との相違点は、液体冷却部24に液体水素タンク11からの液体水素を直接導入している点である。
即ち、回転軸23の端部を軸受28を介して固定部材43に接続し、液体水素タンク11からの流入流路42を固定部材43を貫通して液体冷却部24に連通している一方、同じく固定部材43を貫通して液体冷却部24に連通した流出流路44を循環装置30に接続している。なお、他の構成は第1実施形態と同様であるため同一符号を付して説明を省略する。
図8は第3実施形態を示す。
第1実施形態との相違点は、液体水素タンク11からの水素を気体冷却部26に直接導入せずに熱交換器46を用いている点である。
液体水素タンク11から導出された第1冷媒流路49を流れる液体水素は、その中間位置でコールドヘッド29を介して液体冷却部24内の伝熱媒体と熱交換して昇温気化すると共に、開閉弁50を介して熱交換器46の一側流路47を通過し、燃料電池12へと供給される。
気体冷却部26は、水素と沸点温度が近いネオンやヘリウム等の伝熱媒体が冷媒として封入された循環流路53が連通されて閉空間を形成し、循環流路53には熱交換器46の他側流路48と通風ファン33を介設している。
また、循環流路53には温度センサ51および加熱ヒータ54が配置され、制御手段52にそれぞれ接続している。即ち、制御手段52は、温度センサ51で検知される冷媒温度が設定値以上である場合に開閉弁50をオープンする一方、温度センサ51で検知される冷媒温度が設定値未満である場合には、開閉弁50をクローズすると共に加熱ヒータ54をオンにする構成としている。なお、他の構成は第1実施形態と同様であるため同一符号を付して説明を省略する。
前記構成とすると、第1冷媒流路を流れる気体水素を循環流路53に連結する必要がないので、水素の通過する流路の気密性が向上する利点がある。
図9は第4実施形態を示す。
第3実施形態との相違点は、液体水素タンク11から導出される第1冷媒流路56に循環流路57を包囲するジャケット部56aを設けている点である。
即ち、液体水素タンク11から第1冷媒流路56を流れる液体水素が液体冷却部24と熱交換することにより昇温気化し、気体冷却部26と連通する循環流路57を包囲するジャケット部56aをその気体水素が流れることで、循環流路57内の伝熱媒体を間接的に冷却し、常電導コイル19を冷却する。なお、他の構成は第3実施形態と同様であるため説明を省略する。
図10は第5実施形態を示す。
第1実施形態との相違点は、ステータコア67の外面側に気体冷却部69を設けている点である。
本実施形態の超電導モータ装置65のステータ66は断面環状で、内周面に多数のスロット67aが周方向に形成されており、該スロット67aには常電導材である銅線が分布巻きされて常電導コイル68が形成され、三相交流が給電されている。ステータ66の最外面に設けられた真空状の第1断熱層70とステータコア67との間の空間は気体冷却部69とし、循環装置30に接続された第2冷媒流路71および第3冷媒流路72を気体冷却部69に連通している。即ち、気体冷却部69を流れる約20K程度の気体水素がステータコア67を介して常電導コイル68を冷却する。なお、他の構成は第1実施形態と同様であるため同一符号を付して説明を省略する。
図12および図13は第6実施形態を示す。
第1実施形態との相違点は、超電導材からなる超電導コイル79をステータ76側に設け、常電導材からなる常電導コイル84をロータ77側に設けている点である。
ステータ76は、最外面に設けられた真空状の第1断熱層81とステータコア78との間の空間を液体冷却部80とし、液体水素タンク11と第1冷媒流路87を介して連通している。また、ステータコア78の内周面側には超電導材からなる超電導コイル79を固定しており、最内面に真空状の第2断熱層82を設けている。
ロータ77は、ロータコア83の外周面に周方向に間隔をあけて8つの凸部83aを突設しており、それぞれの凸部83aに常電導材(例えば、銅線)を巻回して常電導コイル84を形成している。また、ロータコア83を貫通する回転軸85にはネオンやヘリウム等の伝熱媒体が封入された気体冷却部86を穿設しており、回転軸85の端部には軸受28を介して固定筒体94を接続している。
液体冷却部80から導出される第2冷媒流路88は開閉弁89を介して燃料電池12に接続しており、その中間部分を固定筒体94に接続することでコールドヘッド90を介して気体冷却部86内の伝熱媒体(ネオンやヘリウム等)に第2冷媒流路88を流通する気体水素の冷熱を伝達している。また、気体冷却部86には温度センサ91および加熱ヒータ92が配置され、制御手段93にそれぞれ接続している。即ち、制御手段93は、温度センサ91で検知される冷媒温度が設定値以上である場合に開閉弁89をオープンする一方、温度センサ91で検知される冷媒温度が設定値未満である場合には、開閉弁89をクローズすると共に加熱ヒータ92をオンにする構成としている。
以上の構成とすることで、ステータ冷却部80を流通する液体水素が超電導材からなる超電導コイル79を冷却することで昇温気化され、更にその気体水素により気体冷却部86を介して常電導コイル84を冷却することができる。
図14は第7実施形態を示す。
第6実施形態との相違点は、気体冷却部98としてロータコア97に複数の流路を穿設している点である。
即ち、ロータコア97の外周に固定された8つの常電導コイル84の夫々に対応するように8つの気体冷却部98をロータコア97に穿設している。これにより、気体冷却部98が常電導コイル84の近接した位置で夫々を冷却することができ、冷却効率が向上する。なお、他の構成は第6実施形態と同様であるため説明を省略する。また、ステータコア76側についても同様に、ステータコア78に液体冷却部となる流路を穿設する構造としてもよい。
図15は第8実施形態を示す。
第1実施形態との相違点は、ロータ105とステータ101との間のギャップ空間を液体冷却部109とすると共に、ステータコア18の外面側に気体冷却部102を設けている点である。
ステータ101は、ステータコア18の外周面が断面円形状で且つ内周面が六角形状であり、ステータコア18の内周面の各6辺にそれぞれ常電導材(例えば、銅)からなる常電導コイル19をレーストラックコイル状に配置固定している。また、ステータ101の最外面には真空状の第1断熱層103を被覆し、ステータコア18の外面と第1断熱層103の内面との間の空間を気体冷却部102としている。また、ステータ101の最内面には真空状の第2断熱層104を設けている。
ロータ105は、円柱状のロータコア106の中心に回転軸108を貫通固定し、該回転軸23は軸受を介してステータ17の外部に延出している。ロータコア106の外周面側には超電導材からなる常電導コイル107を固定し、ステータ101の内面とロータ105の外面との間の空間を液体冷却部109としている。
液体水素タンク11から導出された流入流路110は、ステータコア18の壁面の連通孔18aに接続して液体冷却部109と連通している。また、液体冷却部109からはステータコア18の壁面の連通孔18bより流出流路111を導出しており、流出流路111を循環装置30に接続している。循環装置30は第1実施形態で示したものと同様であり、流出流路111を気体冷却部109に連通する第2冷媒流路31と接続しており、気体冷却部109から導出される第3冷媒流路32を通風ファン33を介して循環装置30に接続している。また、循環装置30から導出される第4冷媒流路34は燃料電池12に接続している。なお、他の構成は第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
以上の構成とすると、液体水素タンク11から液体冷却部109へ連通する第1冷媒流路110をロータ105に接続せずに済むので、第1冷媒流路110に関して回転を考慮する必要がなくなり、設計を容易にすることができるメリットがある。
本発明の第1実施形態の車両を示すブロック図である。 第1実施形態の超電導モータ装置の断面図である。 第1実施形態の超電導モータ装置の別方向から見た断面図である。 第1実施形態の要部拡大図である。 銅線の温度と抵抗率との関係を表すグラフである。 変形例の車両を示すブロック図である。 第2実施形態の超電導モータ装置の断面図である。 第3実施形態の超電導モータ装置の断面図である。 第4実施形態の超電導モータ装置の断面図である。 第5実施形態の超電導モータ装置の断面図である。 第5実施形態の超電導モータ装置の別方向から見た断面図である。 第6実施形態の超電導モータ装置の断面図である。 第6実施形態の超電導モータ装置の別方向から見た断面図である。 第7実施形態の超電導モータ装置の断面図である。 第8実施形態の超電導モータ装置の断面図である。 第8実施形態の超電導モータ装置の別方向から見た断面図である。
符号の説明
10 車両
11 液体水素タンク
12 燃料電池
13 バッテリー
14 インバータ
15 超電導モータ装置
16 ステータ
17 ロータ
18 ステータコア
19 超電導コイル(界磁コイル)
20 第1断熱層
21 ロータコア
22 常電導コイル(電機子コイル)
23 回転軸
24 液体冷却部
25 第2断熱層
26 気体冷却部
29 コールドヘッド
30 循環装置
33 通風ファン
35〜37 開閉弁
38 制御手段
39 温度センサ
40 加熱ヒータ
46 熱交換器

Claims (6)

  1. ステータとロータのいずれか一方に超電導コイルを用いる一方、いずれか他方に常電導コイルを用い、前記超電導コイルを液体水素あるいは液体窒素で冷却する液体冷却部を設けると共に、前記常電導コイルを前記液体冷却部で気化された液体水素あるいは液体窒素で冷却する気体冷却部を設けており、さらに
    前記気体冷却部の温度を検知する温度センサと、該気体冷却部の気体導入路に設けた開閉弁と、前記温度センサからの検知信号により前記気体冷却部の温度が閾値以上で前記開閉弁を開作動すると共に閾値未満であると閉作動する制御手段とを設けていることを特徴とする超電導モータ装置。
  2. 前記超電導コイルを界磁コイルとして用いると共に、前記常電導コイルを電機子コイルとして用いている請求項1に記載の超電導モータ装置。
  3. 前記液体冷却部には、前記液体水素あるいは液体窒素を直接導入して循環し、あるいは前記液体水素あるいは液体窒素と熱交換器を介して冷却される別の液体を収容している一方、
    前記気体冷却部には、前記液体冷却部で気化された液体水素或いは液体窒素を直接導入して循環し、あるいは、前記気化された液体水素あるいは液体窒素と熱交換器を介して冷却される別の気体を収容している請求項1または請求項2に記載の超電導モータ装置。
  4. 液体水素タンクに貯留される水素を燃料とする発電手段を有する車両に搭載され、前記発電手段で生成された電力を前記超電導コイルおよび常電導コイルに給電して駆動するものであって、
    前記液体水素タンクに貯留される液体水素を前記液体冷却部側へ導入する経路と、
    前記液体冷却部で発生する気化された液体水素を前記気体冷却部に導入する経路と、
    前記液体水素タンクから液体冷却部への経路中で発生した気化された液体水素を前記気体冷却部に導入する経路と
    前記気体冷却部で加熱された気化された液体水素を前記発電手段に導入する経路とを備えている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の超電導モータ装置。
  5. 界磁コイルとなる前記超電導コイルをロータに、電機子コイルとなる前記常電導コイルをステータに取り付け、
    前記ステータの外面側に第1断熱層を設けていると共に、前記ステータの内面と前記ロータの外面との間に隔壁となる第2断熱層を介設し、
    前記液体冷却部を、前記ロータと前記第2断熱層との間の空間、前記ロータを貫通する回転軸の中空部あるいは/および前記ロータに穿設された空隙から構成し、
    前記気体冷却部を、前記ステータと第2断熱層との間の空間、前記ステータに穿設された空隙あるいは/および前記ステータと前記第1断熱層との間の空間から構成している請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の超電導モータ装置。
  6. 界磁コイルとなる前記超電導コイルをステータに、電機子コイルとなる前記常電導コイルをロータに取り付け、
    前記ステータの外面側に第1断熱層を設けていると共に、前記ステータの内面と前記ロータの外面との間に隔壁となる第2断熱層を介設し、
    前記液体冷却部を、前記ステータと第2断熱層との間の空間、前記ステータに穿設された空隙あるいは/および前記ステータと前記第1断熱層との間の空間から構成し、
    前記気体冷却部を、前記ロータと前記第2断熱層との間の空間、前記ロータを貫通する回転軸の中空部あるいは/および前記ロータに穿設された空隙から構成している請求項1に記載の超電導モータ装置。
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