JP4622398B2 - 液晶表示装置及び液晶表示装置の駆動方法 - Google Patents

液晶表示装置及び液晶表示装置の駆動方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数の液晶表示パネルを備える液晶表示装置及びその駆動方法に関する。
携帯電話機やPDA等の携帯型の電子機器では、表示装置として、軽量化、薄型化、低消費電力化が可能な液晶表示装置が多く用いられている。特に、アクティブ素子としてTFT(薄膜トランジスタ)を用いたアクティブマトリクス方式の液晶表示装置が多用されている。
かかる液晶表示装置では、液晶表示パネル上に、複数の走査ライン及び複数の信号ラインがそれぞれ直交して配置され、各交点近傍に画素電極を有する表示画素が形成されている。
図20は、表示画素の構成の一例を示す等価回路図である。同図に示すように、各表示画素は、薄膜トランジスタ(TFT)12と、画素電極14aと対向電極14bとの間に液晶が充填されて成る画素容量14と、画素容量14と並列接続され、画素容量14の印加電圧を保持する補助容量16とから構成される。
より詳細には、薄膜トランジスタ12のゲート電極12aが走査ラインGに接続され、ソース電極12bが信号ラインSに接続され、ドレイン電極12cが画素容量14の画素電極14a及び補助容量16の一方の電極に接続されている。また、画素容量14の対向電極14bには、所定の共通電圧(対向電極信号)VCOMが印加され、補助容量16の他方の電極は共通ライン(補助容量ライン)Cに接続される。そして、走査ラインGを介してゲート電極12aに高電圧が印加されて薄膜トランジスタ12がONとなると、画素電極14aに信号ラインSの電圧が印加されることで画素電極14aと対向電極14bとの間に電界が形成され、その間に充填されている液晶が駆動される。
尚、液晶表示装置では、表示画像を視覚的に捉えられるようにするため、例えば液晶表示パネルの裏面にLED等のバックライトが設けられる。そして、液晶の配列によってバックライトの射出光の透過量が制御されて、各表示画素の輝度が調整される。
また、近年では、メインディスプレイ及びサブディスプレイを備える折り畳み型の携帯電話機に代表されるような複数の液晶表示パネルを備える液晶表示装置も知られている。このような複数の液晶表示パネルを備える液晶表示装置では、構造を簡略化するため、信号ラインを共通にすることが多い。例えば2つの液晶表示パネルを有する場合には、一方の液晶表示パネルに配設した信号ラインを他方の液晶表示パネルに延長して配線し、双方の液晶表示パネルを1つのソースドライバ回路で駆動するように構成される。尚、走査ラインは、液晶表示パネル毎に別個に配線され、各液晶表示パネルの対向電極に印加される共通電圧VCOMは、液晶表示パネル毎に生成される(例えば、特許文献1)。
特開2004−163790号公報
図21に、信号ラインSが共通配線された2つの液晶表示パネルを有する液晶表示装置の、1フレーム期間での駆動波形の一例を示す。但し、一方の液晶表示パネル(第1の液晶表示パネル)の走査ライン数を「m1」とし、他方の液晶表示パネル(第2の液晶表示パネル)の走査ライン数を「m2」とする。同図では、横軸を各画面走査期間に対応した時間軸として、上から順に、第1の液晶表示パネルの走査ラインG1〜Gm1のそれぞれに印加される走査信号、第2の液晶パネルの走査ラインGm1+1〜Gm1+m2のそれぞれに印加される走査信号、信号ラインSに印加される表示信号、第1の液晶表示パネルの共通ライン(対向電極)に印加される共通電圧VCOM1、第2の液晶表示パネルの共通ライン(対向電極)に印加される共通電圧VCOM2、を示している。
同図に示すように、各液晶表示パネルに1つの画像を表示させる1フレーム期間は、第1の液晶表示パネルの各走査ラインG1〜Gm1を走査対象とする第1画面走査期間と、第2の液晶表示パネルの各走査ラインGm1+1〜Gm1+m2を走査対象とする第2画面走査期間と、から成る。
第1画面走査期間では、第1の液晶表示パネルの走査ラインG1〜Gm1に順に所定幅の高電位パルス(ゲートパルス)が印加され、各走査ラインが順次選択状態とされる。そして、その選択状態とされた走査ラインGに対応する各表示画素の画素電極に、対応する信号ラインSの電圧が印加されることで、該走査ラインGに対応する1ライン分の表示データが書き込まれ、第1の液晶表示パネルへの画像表示が行われる。
このとき、信号ラインSには、第1の液晶表示パネルに表示させる画像の表示信号が印加されている。また、第1の液晶表示パネルの対向電極には、該第1の液晶表示パネルの特性に応じた共通電圧VCOM1が印加され、第2の液晶表示パネルには、該第2の液晶表示パネルの特性に応じた共通電圧VCOM2が印加されている。
第2画面走査期間では、第2液晶表示パネルの走査ラインGm1+1〜Gm1+m2に順にゲートパルスが印加され、各走査ラインが順次選択状態とされる。そして、その選択状態とされた走査ラインGに対応する各表示画素の画素電極に、対応する信号ラインSの電位が印加されることで、該走査ラインSに対応する1ライン分の表示データが書き込まれ、第2の液晶表示パネルへの画像表示が行われる。
このとき、信号ラインSには、第2の液晶表示パネルに表示させる画像の表示信号が印加されている。また、第1の液晶表示パネルの対向電極には共通電圧VCOM1が印加され、第2の液晶表示パネルの共通電圧VCOM2が印加されている。
このように、2つの液晶表示パネルを有する液晶表示装置では、各液晶表示パネルを交互に走査対象として、所望の画像を表示させる。
ところで、表示画面として複数の液晶表示パネルを備える液晶表示装置では、常に全ての液晶表示パネルが使用される「表示状態」とは限らず、例えば何れか一つの液晶表示パネルが「非表示状態(スタンバイ状態)」とされる場合がある。
具体的には、例えば2つの液晶表示パネルを有する液晶表示装置を携帯電話機等に適用する場合には、一方の液晶表示パネルをメインディスプレイとし、他方の液晶ディスプレイをサブディスプレイとする。そして、携帯電話機の不使用時には、メインディスプレイを「非表示状態」とし、サブディスプレイを「表示状態」としてこれに補助的に時刻等の情報を表示するといった使い方がされる。
「非表示状態」の液晶表示パネルについては、その走査期間において走査ラインの走査(ゲートパルスの印加)を行わずに全面「白表示(ノーマリホワイト方式の場合)」とさせるとともに、そのバックライトを非点灯とすることで消費電力の削減を図っている。しかし、各液晶表示パネルの共通電圧VCOMは、その液晶表示パネルが「表示状態」であるか「非表示状態」であるかに関わらずに継続して印加されている。即ち、「非表示状態」であっても、「表示状態」の場合と同様に共通電圧VCOMが印加されている。
図22は、表示画素における寄生容量を示す等価回路図である。同図に示すように、マトリクス方式の液晶表示パネルでは、その構造上、信号ラインSと共通ラインとが近接する各交点近傍に寄生容量18が形成されることが知られている。この寄生容量18には、信号ラインSと共通ラインCとの電位差(電圧)がかかるが、その電圧の大きさ(向きを含む)が変化すると寄生容量18に対する充放電が起こり、それによる電力を消費する。
このため、「非表示状態」の液晶表示パネルにおいて、該液晶表示パネルの共通ラインCに印加される共通電圧VCOMが極性反転する毎に、信号ラインと該共通ラインCとの間の寄生容量18で充放電が起こり、電力消費が発生していた。この消費電力は、画像表示には関係の無い無駄な消費電力となっていた。
また、複数の液晶表示パネルを有する液晶表示装置では、各液晶表示パネル毎に配線される信号ライン数が異なることがある。このような場合には、信号ラインが少ない方の液晶表示パネルの信号ラインを他の液晶表示パネルに延長させて配線し、各液晶表示パネルで信号ラインを共通に配線している。
具体的には、図23に示すように、一方の液晶表示パネルの信号ライン数が他方の液晶表示パネルの信号ライン数より少ない2つの液晶表示パネルを有する場合には、他方の表示パネルに配線された信号ラインS1〜Sjの内、信号ラインS1〜Siが一方の表示パネルに伸延されて配線される。即ち、信号ラインS1〜Siが2つの液晶表示パネルに共通配線され、残りの信号ラインSi+1〜Sjは他方の表示パネルのみに配線される構造となっている。また、一方の液晶表示パネルの共通ラインC1には、該一方の液晶表示パネルの特性に応じた共通電圧VCOM1が印加され、他方の液晶表示パネルの共通ラインC2には、該他方の液晶表示パネルの特性に応じた共通電圧VCOM2が印加される。
そして、信号ライン数が少ない一方の液晶表示パネルの走査期間では、表示させる画像の表示信号が信号ラインS1〜Siに印加され、該液晶表示パネルに配線されていない信号ラインSi+1〜Sjについては、不使用でありその電圧は任意とされる。
しかしこのとき、他方の液晶表示パネルの共通電圧VCOM2の極性反転に伴って、不使用の信号ラインSi+1〜Sjと共通ラインC2との間の寄生容量18で充放電が起こり、電力消費が発生していた。これもまた、画像表示に関係の無い無駄な消費電力となっていた。
上記事情に鑑みて本発明は為されたのであり、その目的は、信号ラインが共通に配線された複数の液晶表示パネルを備える液晶表示装置において、消費電力の削減を図ることであって、特に、複数の液晶表示パネルの内、一の液晶表示パネルが非表示状態の場合に、信号ラインと共通ライン(補助容量ライン)との間に形成される寄生容量による消費電力を抑制することである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ドレイン電極とソース電極のうちの一方が第1の信号ラインに接続されるとともに他方が第1の画素電極に接続された第1の薄膜トランジスタを有し、前記第1の画素電極との間で補助容量を形成するための第1の共通ラインが前記第1の信号ラインに対して交差するように配置されている第1の液晶表示パネルと、
ドレイン電極とソース電極のうちの一方が第2の信号ラインに接続されるとともに他方が第2の画素電極に接続された第2の薄膜トランジスタを有し、前記第2の画素電極との間で補助容量を形成するための第2の共通ラインが前記第2の信号ラインに対して交差するように配置され、前記第2の信号ラインが前記第1の信号ラインと電気的に接続されている第2の液晶表示パネルと、
所定の周期で第1の電位と第2の電位との間で電位が切り換わる第1の信号を生成する第1の信号生成手段と、
所定の周期で第3の電位と第4の電位との間で電位が切り換わるとともに前記第3の電位が前記第1の電位及び前記第2の電位とは異なる電位に設定された第2の信号を生成する第2の信号生成手段と、
を備え、
前記第1の液晶表示パネル及び前記第2の液晶表示パネルがともに表示状態に設定されているときに、前記第1の共通ラインに対して前記第1の信号を供給するとともに前記第2の共通ラインに対して前記第2の信号を供給し、
前記第1の液晶表示パネルが表示状態に設定される一方で前記第2の液晶表示パネルが非表示状態に設定されているときに、前記第1の共通ライン及び前記第2の共通ラインに対して前記第1の信号を供給することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の液晶表示装置において、前記第1の液晶表示パネルが表示状態に設定される一方で前記第2の液晶表示パネルが非表示状態に設定されているときに、1フレームのうちの前記第2の液晶表示パネルに割り当てられた期間においては前記第2の信号ラインに前記第1の信号を供給することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の液晶表示装置において、前記第1の液晶表示パネルが表示状態に設定される一方で前記第2の液晶表示パネルが非表示状態に設定されているときに、前記第2の薄膜トランジスタは、複数フレームに付き1回の割合でオン状態に設定されることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の液晶表示装置において、前記第1の液晶表示パネルが表示状態に設定される一方で前記第2の液晶表示パネルが非表示状態に設定されているときであって、前記第2の薄膜トランジスタがオン状態に設定されるフレームにおける前記第2の液晶表示パネルに割り当てられた期間では、前記第1の信号に代えて前記第2の信号を前記第2の共通ラインに供給することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項3または4に記載の液晶表示装置において、前記1フレームのうちの前記第2の液晶表示パネルに割り当てられた期間は、前記第1の液晶表示パネルの各走査ラインに対して順にゲートパルスを供給するタイミングとは異なるタイミングであることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の何れかに記載の液晶表示装置において、前記第1の液晶表示パネルは、前記第1の共通ラインと電気的に接続された第1の対向電極が前記第1の画素電極との間に液晶を介して前記第1の画素電極に対して対向するように配置され、前記第2の液晶表示パネルは、前記第2の共通ラインと電気的に接続された第2の対向電極が前記第2の画素電極との間に液晶を介して前記第2の画素電極に対して対向するように配置されていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、ドレイン電極とソース電極のうちの一方が第1の信号ラインに接続されるとともに他方が第1の画素電極に接続された第1の薄膜トランジスタを有し、前記第1の画素電極との間で補助容量を形成するための第1の共通ラインが前記第1の信号ラインに対して交差するように配置されている第1の液晶表示パネルと、
ドレイン電極とソース電極のうちの一方が第2の信号ラインに接続されるとともに他方が第2の画素電極に接続された第2の薄膜トランジスタを有し、前記第2の画素電極との間で補助容量を形成するための第2の共通ラインが前記第2の信号ラインに対して交差するように配置され、前記第2の信号ラインが前記第1の信号ラインと電気的に接続されている第2の液晶表示パネルと、を備えた液晶表示装置の駆動方法であって、
所定の周期で第1の電位と第2の電位との間で電位が切り換わる第1の信号を生成し、
所定の周期で第3の電位と第4の電位との間で電位が切り換わるとともに前記第3の電位が前記第1の電位及び前記第2の電位とは異なる電位に設定された第2の信号を生成し、
前記第1の液晶表示パネル及び前記第2の液晶表示パネルがともに表示状態に設定されているときに、前記第1の共通ラインに対して前記第1の信号を供給するとともに前記第2の共通ラインに対して前記第2の信号を供給し、
前記第1の液晶表示パネルが表示状態に設定される一方で前記第2の液晶表示パネルが非表示状態に設定されているときに、前記第1の共通ライン及び前記第2の共通ラインに対して前記第1の信号を供給することを特徴とする。
本発明によれば、信号ラインが共通に配線された複数の液晶表示パネルを備える液晶表示装置において、複数の液晶表示パネルの内、一の液晶表示パネルが非表示状態の場合に、信号ラインと共通ライン(補助容量ライン)との間に形成される寄生容量による消費電力を抑制し、液晶表示パネルの駆動にかかる消費電力を削減できる。
以下、図面を参照して、本発明に好適な実施形態を説明する。以下では、複数の信号ライン(ソースライン)を共通とする2つの液晶表示パネルを有する液晶表示装置を説明する。尚、以下においては、ソースドライバ回路やゲートドライバ回路を含む1つのドライバ回路を2つの液晶表示パネルで共用するように構成した場合を説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば1つのソースドライバ回路が2つの液晶表示パネルで共用され、液晶表示パネルそれぞれに専用のゲートドライバ回路が設けられる構成等としても良い。
先ず、本実施形態における液晶表示装置の概略構成を説明する。
図1は、本実施形態における液晶表示装置1の概略構成図である。同図に示すように、液晶表示装置1は、2つの表示画面を有するものであり、第1画面としての液晶表示パネル10Aと、第2画面としての液晶表示パネル10Bとを備えている。液晶表示パネル10A,10Bは、例えばフレキシブルプリント基板FPCを介して電気的に接続されている。また、液晶表示パネル10B側に、後述するソースドライバ回路(信号側駆動手段)やゲートドライバ回路(走査側駆動手段)、VCOM回路(対向電極駆動手段)を含むドライバ回路(駆動回路)20が設けられており、これによって液晶表示パネル10A,10Bの双方が駆動される。
このような液晶表示装置1に適用される2つの実施形態を、以下、順に説明する。
[第1実施形態]
図2は、第1実施形態における液晶表示装置1の全体構成を示すブロック図である。同図に示すように、第1実施形態では、液晶表示装置1は、液晶表示パネル10A,10Bと、ソースドライバ回路22と、ソース切替回路23Aと、ゲートドライバ回路24A,24Bと、VCOM回路26A,26Bと、VCOM切替回路27A,27Bと、反転RGB発生回路30と、LCDコントローラ40Aと、を備えて構成される。尚、ソースドライバ回路22やソース切替回路23A、ゲートドライバ回路24A,24B、VCOM回路26A,26B、VCOM切替回路27A,27Bは、図1のドライバ回路20に含まれるものである。
図3は、各液晶表示パネルの等価回路を示す回路構成図である。同図に示すように、液晶表示パネル10Aには、ゲートドライバ回路24Aに接続された「m1」本の走査ラインG1〜Gm1が配置(配線)されているとともに、この走査ラインG1〜Gm1と直交するように、ソース切替回路23Aに接続された「k」本の信号ラインS1〜Skが配置されている。そして、走査ラインG1〜Gm1と信号ラインS1〜Skとの各交点近傍には、アクティブ素子である薄膜トランジスタ(TFT)12と、画素電極−対向電極間に液晶が充填されて成る画素容量(液晶容量)14と、画素容量14と並列に設けられ、画素容量14に印加された信号電圧を保持する補助容量16と、から構成される表示画素が形成されている。即ち、液晶表示パネル10Aには、画素数「k×m1」の第1画面が形成されている。
より詳細には、画素容量14は、画素電極が薄膜トランジスタ12を介して走査ラインG及び信号ラインSに接続され、対向電極が共通ライン(補助容量ライン)C1に接続され、VCOM切替回路27Aから出力される共通電圧(対向電極信号)VCOM1が対向電極及び共通ラインC1に印加されている。
そして、走査ラインG1〜Gm1が順次高電位とされて選択状態となると、対応する各表示画素の薄膜トランジスタ12がONになり、該各表示画素に対応する信号ラインS1〜Skの電位が印加されることで1ライン分の表示データが書き込まれ、1つの画像が液晶表示パネル10Aに表示される。
また、液晶表示パネル10Bには、ゲートドライバ回路24Bに接続された「m2」本の走査ラインGm1+1〜Gm1+m2が配置されているとともに、この走査ラインGm1+1〜Gm1+m2と直交するように、ソース切替回路23Aに接続された「k」本の信号ラインS1〜Skが配置されている。そして、走査ラインGm1+1〜Gm1+m2と信号ラインS1〜Skとの各交点近傍には、液晶表示パネル10Aと同様に、薄膜トランジスタ12と、画素容量14と、補助容量16と、から構成される表示画素が形成されている。即ち、液晶表示パネル10Bには、画素数「k×m2」の第2画面が形成されている。また、各画素容量14の対向電極は共通ラインC2が接続され、VCOM切替回路27Bから出力される共通電圧(対向電極信号)VCOM2が対向電極及び共通ラインC2に印加されている。
また、液晶表示パネル10Bに配線されている信号ラインS1〜Skは、例えばフレキシブルプリント基板FPCを介して液晶表示パネル10Aに延長して配線されている。即ち、第1実施形態では、ソース切替回路23Aに接続された信号ラインS1〜Skが液晶表示パネル10A,10Bに共通して配線されている。
図2において、反転RGB発生回路30は、液晶表示装置1の外部から入力される映像信号から、水平同期信号H、垂直同期信号V及びコンポジット同期信号CSYを抽出してLCDコントローラ40Aに出力する。また、映像信号に含まれるRGBの各色信号(RGB信号)を抽出し、LCDコントローラ40Aから入力される反転制御信号FRPに基づいてRGB信号の極性を周期的に反転させてRGB反転信号(輝度信号)を生成し、ソースドライバ回路22に出力する。
LCDコントローラ40Aは、反転RGB発生回路30から入力される水平同期信号H、垂直同期信号V及びコンポジット同期信号CSYに基づいて、映像信号に基づく画像を液晶表示パネル10A,10Bに表示させるための制御を行う。
具体的には、LCDコントローラ40Aは、信号ラインS1〜Skに印加する表示信号の極性反転を制御する反転制御信号FRPを生成して反転RGB発生回路30に出力する。また、液晶表示パネル10Aの特性に応じた共通電圧VCOMAの極性反転を制御する反転制御信号FRP1を生成してVCOM回路26Aに出力するとともに、液晶表示パネル10Bの特性に応じた共通電圧VCOMBの極性反転を制御する反転制御信号FRP2を生成してVCOM回路26Bに出力する。
また、LCDコントローラ40Aは、信号ラインS1〜Skへの表示信号の印加タイミングを制御する水平制御信号HCを生成してソースドライバ回路22に出力する。また、走査ラインG1〜Gm1への走査信号(ゲートパルス)の印加タイミングを制御する垂直制御信号VC1を生成してゲートドライバ回路24Aに出力するとともに、走査ラインGm1+1〜Gm1+m2への走査信号(ゲートパルス)の印加タイミングを制御する垂直制御信号VC2を生成してゲートドライバ回路24Bに出力する。
更に、LCDコントローラ40Aは、共通電圧VCOMA,VCOMBのどちらを共通電圧VCOM1として液晶表示パネル10Aの共通ラインC1に印加させるかを制御するVCOM切替信号VS1を生成してVCOM切替回路27Aに出力するとともに、共通電圧VCOMA,VCOMBのどちらを共通電圧VCOM2として液晶表示パネル10Bの共通ラインC2に印加させるかを制御するVCOM切替信号VS2を生成してVCOM切替回路27Bに出力する。また、RGB反転信号、共通電圧VCOMA,VCOMBの何れを信号ラインSに印加させるかを制御するソース切替信号SSを生成してソース切替回路23Aに出力する。
ソースドライバ回路22は、LCDコントローラ40Aから入力される水平制御信号HCに基づいて、反転RGB発生回路30から入力されるRGB反転信号(輝度信号)を順次サンプリングし、対応する表示信号電圧を生成してソース切替回路23Aに出力する。
ソース切替回路23Aは、LCDコントローラ40Aから入力されるソース切替信号SSに従って、ソースドライバ回路22から入力される表示信号電圧、VCOM回路26Aから入力される共通電圧VCOMA、VCOM回路26Bから入力される共通電圧VCOMBの何れかを、水平走査期間毎に、信号ラインS1〜Snに印加する
ゲートドライバ回路24Aは、LCDコントローラ40Aから入力される垂直制御信号VC1に基づいて、液晶表示パネル10Aの走査ラインG1〜Gm1に走査信号(ゲートパルス)を順次印加する。また、ゲートドライバ回路24Bは、LCDコントローラ40Aから入力される垂直制御信号VC2に基づいて、液晶表示パネル10Bの走査ラインGm+1〜Gm1+m2に走査信号(ゲートパルス)を順次印加する。
VCOM回路26Aは、液晶表示パネル10Aの特性に応じた共通電圧VCOMAを生成し、LCDコントローラ40Aから入力される反転制御信号FRP1に基づいて極性を反転させて、VCOM切替回路27A,27B及びソース切替回路23Aのそれぞれに出力する。また、VCOM回路26Bは、液晶表示パネル10Bの特性に応じた共通電圧VCOMBを生成し、LCDコントローラ40Aから入力される反転制御信号FRP2に基づいて極性を反転させて、VCOM切替回路27A,27B及びソース切替回路23Aのそれぞれに出力する。
VCOM切替回路27Aは、LCDコントローラ40Aから入力されるVCOM切替信号VS1に従って、VCOM回路26Aから入力される共通電圧VCOMA、或いは、VCOM回路26Bから入力される共通電圧VCOMBを、共通電圧VCOM1として液晶表示パネル10Aの共通ラインC1に印加する。また、VCOM切替回路27Bは、LCDコントローラ40Aから入力されるVCOM切替信号VS2に従って、VCOM回路26Aから入力される共通電圧VCOMA、或いは、VCOM回路26Bから入力される共通電圧VCOMBを、共通電圧VCOM2として液晶表示パネル10Bの共通ラインC2に印加する。
<駆動方法>
次に、第1実施形態における液晶表示装置1の駆動方法を説明する。
第1実施形態は、液晶表示パネル10A,10Bのそれぞれが「非表示状態(スタンバイ状態)」或いは「表示状態」であるかに応じた駆動方法である。尚ここでは、液晶表示パネル10A,10Bをライン反転駆動することとする。
(A)2画面表示の場合
液晶表示パネル10A,10Bがともに「表示状態」である2画面表示の場合には、図21に示した駆動波形に従って、従来の駆動方法と同様に駆動される。
即ち、第1画面走査期間では、走査ラインG1〜Gm1が順に走査され、液晶表示パネル10Aへの画像表示が行われる。このとき、信号ラインSには、液晶表示パネル10Aに表示させる画像の表示信号が印加される。また、共通ラインC1には、共通電圧VCOM1として共通電圧VCOMAが印加され、共通ラインC2には、共通電圧VCOM2として共通電圧VCOMBが印加されている。
また、第2画面走査期間では、走査ラインGm1+1〜Gm1+m2が順に走査され、液晶表示パネル10Bへの画像表示が行われる。このとき、信号ラインSには、液晶表示パネル10Bに表示させる画像の表示信号が印加される。また、第1画面走査期間と同様に、共通ラインC1には、共通電圧VCOM1として共通電圧VCOMAが印加され、共通ラインC2には、共通電圧VCOM2として共通電圧VCOMBが印加されている。
このように、2画面表示の場合には、LCDコントローラ40Aは、VCOM切替回路27Aに対して、共通電圧VCOMAを共通電圧VCOM1として共通ラインC1に印加させるVCOM切替信号VS1を出力し、VCOM切替回路27Bに対して、共通電圧VCOMBを共通電圧VCOM2として共通ラインC2に印加させるVCOM切替信号VS2を出力する。また、ソース切替回路23Aに対しては、RGB反転信号を信号ラインSに印加させるソース切替信号SSを出力する。
(B)液晶表示パネル10Aが「非表示状態」の場合
図4は、液晶表示パネル10Aが「非表示状態」であり、液晶表示パネル10Bが「表示状態」である場合の、1フレーム期間での駆動波形を示す図である。また、図5は、図4の駆動波形で駆動した場合の各液晶表示パネルの状態を説明するための状態図である。図4では、図中上から順に、走査ラインG1〜Gm1+m2のそれぞれに印加される走査信号、信号ラインSに印加される表示信号、共通電圧VCOM1,VCOM2、を示している。
図4に示すように、第1画面走査期間では、液晶表示パネル10Aが「非表示状態」であるため、走査ラインG1〜Gmにはゲートパルスが印加されない。また、信号ラインSには共通電圧VCOMBが印加される。そして、共通ラインC1には、共通電圧VCOM1として共通電圧VCOMBが印加され、共通ラインC2には、共通電圧VCOM2として共通電圧VCOMBが印加される。
つまり、第1画面走査期間では、図5(a)に示すように、走査ラインG1〜Gm1が非選択状態となるので、液晶表示パネル10Aでは、薄膜トランジスタ12の全てがOFFであり、各表示画素の画素電極には電圧が印加されない。従って、液晶表示パネル10Aは全画面「白表示」となる。
また、信号ラインS1〜Sk及び共通ラインC1には、ともに共通電圧VCOMBが印加されるため、信号ラインS1〜Skと共通ラインC1との電圧が等しく(=VCOMB)なる。従って、信号ラインS1〜Skと共通ラインC1との間に形成される寄生容量18には電圧がかからない(電圧がゼロになる)ため、寄生容量18での充放電が起こらずに電力消費が発生しない。故に、一方の液晶表示パネルが「非表示状態」の場合の従来の駆動方法と比較して、液晶表示パネル10A,10Bの駆動にかかる消費電力が削減される。
尚このとき、走査ラインGm+1〜Gm1+m2は非選択状態となっており、液晶表示パネル10Bでは、各画素容量14に1フレーム前の印加電圧が保持され、従って、直前(1フレーム前)の表示画像を継続して表示している。
次いで、図4において、第2画面走査期間では、走査ラインGm1+1〜Gm1+m2に順次ゲートパルスが印加され、信号ラインSには、液晶表示パネル10Bに表示させる画像の表示信号が印加される。また、共通ラインC1には、共通電圧VCOM1として共通電圧VCOMBが印加され、共通ラインC2には、共通電圧VCOM2として共通電圧VCOMBが印加される。
つまり、第2画面走査期間では、図5(b)に示すように、走査ラインGm1+1〜Gm1+m2が順次選択状態とされ、その選択状態とされた各信号ラインGに対応する各表示画素の画素電極に、信号ラインSに印加されている表示信号が印加される。従って、液晶表示パネル10Bには所望の画像が表示される。尚このとき、走査ラインG1〜Gm1は非選択状態となっているので、走査ラインG1〜Gm1に対応する各画素容量14には、直前(第1画面走査期間)の印加電圧が保持されている。即ち、液晶表示パネル10Aは全画面「白表示」となっている。
このように、一方の液晶表示パネル10Aが「非表示状態」であり、他方の液晶表示パネル10Bが「表示状態」の場合、LCDコントローラ40Aは、VCOM切替回路27Aに対して、共通電圧VCOMBを共通電圧VCOM1として共通ラインC1に印加させるVCOM切替信号VS1を出力し、VCOM切替回路27Bに対して、共通電圧VCOMBを共通電圧VCOM2として共通ラインC2に印加させるVCOM切替信号VS2を出力する。また、ソース切替回路23Aに対しては、第1画面走査期間では共通電圧VCOMBを信号ラインSに印加させ、第2画面走査期間ではRGB反転信号を信号ラインSに印加させるソース切替信号SSを出力する。このとき、VCOM回路26Aの出力信号(共通電圧VCOMA)を用いないため、VCOM回路26Aの動作を停止させて、消費電力を削減するようにしても良い。
(C)液晶表示パネル10Bが「非表示状態」の場合
図6は、液晶表示パネル10Aが「表示状態」であり、液晶表示パネル10Bが「非表示状態」であるの場合の、1フレーム期間での駆動波形を示す図である。同図においては、横軸を各画面走査期間に対応した時間軸として、上から順に、走査ラインG1〜Gm1+m2のそれぞれに印加される走査信号、信号ラインSに印加される表示信号、共通電圧VCOM1,VCOM2、を示している。
同図に示すように、第1画面走査期間では、走査ラインG1〜Gm1に順次ゲートパルスが印加され、信号ラインSには、液晶表示パネル10Aに表示させる画像の表示信号が印加される。また、共通ラインC1には、共通電圧VCOM1として共通電圧VCOMAが印加され、共通ラインC2には、共通電圧VCOM2として共通電圧VCOMAが印加される。従って、液晶表示パネル10Aには所望の画像の表示がなされる。
第2画面走査期間では、液晶表示パネル10Bが「非表示状態」であるため、走査ラインGm1+1〜Gm1+m2にはゲートパルスが印加されない。従って、液晶表示パネル10Bは全画面「白表示」となる。
また、信号ラインSには共通電圧VCOMAが印加され、共通ラインC2には共通電圧VCOM2として共通電圧VCOMAが印加され、共通ラインC1には共通電圧VCOM1として共通電圧VCOMAが印加される。従って、信号ラインS1〜Skと共通ラインC2とが同電圧(=VCOMA)となるので、信号ラインS1〜Skと共通ラインC2との間に形成される寄生容量18に電圧がかからず、充放電が起こらないため、この寄生容量18での電力消費が発生しない。故に、一方の液晶表示パネルが「非表示状態」の場合の従来の駆動方法と比較して、液晶表示パネル10A,10Bの駆動にかかる消費電力が削減される。
つまり、液晶表示パネル10Aが「表示状態」であり、液晶表示パネル10Bが「非表示状態」の場合、LCDコントローラ40Aは、VCOM切替回路27Aに対して、共通電圧VCOM1として共通電圧VCOMAを共通ラインC1に印加させるVCOM切替信号VS1を出力し、VCOM切替回路27Bに対して、共通電圧VCOM2として共通電圧VCOMAを共通ラインC2に印加させるVCOM切替信号VS2を出力する。また、ソース切替回路23Aに対しては、第1画面走査期間ではRGB反転信号を信号ラインSに印加させ、第2画面走査期間では共通電圧VCOMAを信号ラインSに印加させるソース切替信号SSを出力する。このとき、VCOM回路26Bの出力信号(共通電圧VCOMB)を用いないため、VCOM回路26Bの動作を停止させて、消費電力を削減するようにしても良い。
(D)リフレッシュ動作時
「非表示状態」の液晶表示パネルでは、「白表示」を維持するために白表示データを書き込むリフレッシュ動作が所定周期で行われる。
(D−1)液晶表示パネル10Aが「非表示状態」の場合
図7は、液晶表示パネル10Aが「非表示状態」の場合に、リフレッシュを行う際の1フレーム期間での駆動波形を示す図である。また、図8は、図7の駆動波形で駆動した場合の各液晶表示パネルの状態を説明するための状態図である。図7では、横軸を各画面走査期間に対応した時間軸として、上から順に、走査ラインG1〜Gm1+m2のそれぞれに印加される走査信号、信号ラインSに印加される表示信号、共通電圧VCOM1,VCOM2、を示している。
図7に示すように、第1画面走査期間では、走査ラインG1〜Gm1に順次ゲートパルスが印加され、信号ラインSには、液晶表示パネル10Aを「白表示」とするための表示信号が印加される。また、共通ラインC1には、共通電圧VCOM1として共通電圧VCOMAが印加され、共通ラインC2には、共通電圧VCOM2として共通電圧VCOMBが印加される。
即ち、図8(a)に示すように、走査ラインG1〜Gm1が順次選択状態とされ、その選択状態とされた各走査ラインGに対応する各表示画素の画素電極に、信号ラインSに印加されている「白表示」の表示信号が印加される。従って、液晶表示パネル10Aは「白表示」にリフレッシュされる。尚このとき、走査ラインGm1+1〜Gm1+m2は非選択状態となっているので、走査ラインG1+1〜Gm1+m2に対応する各画素容量14には、1フレーム前の印加電圧が保持されている。従って、液晶表示パネル10Bには、1フレーム前の表示画像が継続して表示されている。
図7において、第2画面走査期間では、走査ラインGm1+1〜Gm1+m2に順次ゲートパルスが印加され、信号ラインSには、液晶表示パネル10Bに表示させる画像の表示信号が印加される。また、共通ラインC1には、共通電圧VCOM1として共通電圧VCOMBが印加され、共通ラインC2には、共通電圧VCOM2として共通電圧VCOMBが印加される。
即ち、図8(b)に示すように、走査ラインGm1+1〜Gm1+m2が順次選択状態とされ、その選択状態とされた各走査ラインGに対応する各表示画素の画素電極に、信号ラインSに印加されている表示信号が印加される。即ち、液晶表示パネル10Bには、所望の画像が表示される。尚このとき、走査ラインG1〜Gm1は非選択状態となっているので、液晶表示パネル10Aには、直前(第1画面走査期間)の「白表示」が継続されている。
つまり、「非表示状態」である液晶表示パネル10Aのリフレッシュ動作時には、LCDコントローラ40Aは、VCOM切替回路27Aに対して、第1画面走査期間では共通電圧VCOM1として共通電圧VCOMAを印加させ、第2画面走査期間では共通電圧VCOM2として共通電圧VCOMBを印加させるVCOM切替信号VS1を出力し、VCOM切替回路27Bに対して、共通電圧VCOM2として共通電圧VCOMBを印加指さるVCOM切替信号VS2を出力する。また、ソース切替回路23Aに対しては、第1画面走査期間では画面を「白表示」とするための表示信号を信号ラインSに印加させ、第2画面走査期間では液晶表示パネル10Bに表示させる画像の表示信号を信号ラインSに印加させるソース切替信号SSを出力する。
(D−2)液晶表示パネル10Bが「非表示状態」の場合
図9は、液晶表示パネル10Bが「非表示状態」の場合に、リフレッシュ動作を行う際の1フレーム期間での駆動波形を示す図である。同図では、横軸を各画面走査期間に対応する時間軸として、上から順に、走査ラインG1〜Gm1+m2のそれぞれに印加される走査信号、ソースラインSに印加される表示信号、共通電圧VCOM1,VCOM2、を示している。
同図に示すように、第1画面走査期間では、信号ラインSには、液晶表示パネル10Aに表示させる画像の表示信号が印加される。また、共通ラインC1には、共通電圧VCOM1として共通電圧VCOMAが印加され、共通ラインC2には、共通電圧VCOM2として共通電圧VCOMAが印加される。従って、液晶表示パネル10Aには所望の画像が表示される。
また、第2画面走査期間では、信号ラインSには、液晶表示パネル10Bを「白表示」にするための表示信号が印加される。また、共通ラインC1には、共通電圧VCOM1として共通電圧VCOMAが印加され、共通ラインC2には、共通電圧VCOM2として共通電圧VCOMBが印加される。従って、液晶表示パネル10Bは「白表示」にリフレッシュされる。
つまり、「非表示状態」である液晶表示パネル10Bのリフレッシュ動作時には、LCDコントローラ40Aは、VCOM切替回路27Aに対して、共通電圧VCOM1として共通電圧VCOMAを印加させるVCOM切替信号VS1を出力し、VCOM切替回路27Bに対して、第1画面走査期間では共通電圧VCOM2として共通電圧VCOMAを印加させ、第2画面走査期間では共通電圧VCOM2として共通電圧VCOMBを印加させるVCOM切替信号VS2を出力する。また、ソース切替回路23Aに対しては、第1画面走査期間では液晶表示パネル10Aに表示させる画像の表示信号を信号ラインSに印加させ、第2画面走査期間では画面を「白表示」とさせるための表示信号を信号ラインSに印加させるソース切替信号SSを出力する。
尚、図7、図9は、各液晶表示パネル10A,10Bをリフレッシュする際の駆動波形を示したが、各液晶表示パネル10A,10Bを非表示状態に遷移させる場合も、同様の駆動波形によって駆動できる。
<作用・効果>
以上のように、第1実施形態によれば、2つの液晶表示パネル10A,10Bの内、一方が非表示状態の場合、その非表示状態の液晶表示パネルの走査期間において、共通配線されている信号ラインS及び液晶表示パネル10A,10Bの各共通ラインC1,C2に、他方の液晶表示パネルの共通電圧が印加される。具体的は、液晶表示パネル10Aが非表示状態の場合には、第1画面走査期間において、表示信号及び共通電圧VCOM1,VCOM1を共通電圧VCOMBとし、液晶表示パネル10Bが非表示状態の場合には、第2画面走査期間において、表示信号及び共通電圧VCOM1,VCOM2を共通電圧VCOMAとする。
従って、該走査期間の間、信号ラインSと各共通ラインC1,C2とは同電圧となるので、信号ラインSと各共通ラインC1,C2との間に形成される寄生容量18に電圧がかからず、これらの寄生容量18での電力消費が発生しない。故に、液晶表示パネル10A,10Bの駆動にかかる電力が、従来の駆動方法と比較して削減される。
<変形例>
尚、上述した第1実施形態では、「非表示状態」の液晶表示パネルの走査期間において、信号ラインSに他方の液晶表示パネルの共通電圧と同一電圧の信号を印加させることとしたが、これを、ハイインピーダンス(HiZ)とすることとしても良い。
図10は、第1実施形態における、液晶表示パネル10Aが「非表示状態」である場合の駆動波形の変形例を示す図であり、図11は、図10の駆動波形で駆動した場合の各液晶表示パネルの状態を説明するための状態図である。また、図12は、第1実施形態における、液晶表示パネル10Bが「非表示状態」である場合の駆動波形の変形例を示す図であり、図13は、図12の駆動波形で駆動した場合の各液晶表示パネルの状態を説明するための状態図である。即ち、液晶表示パネル10Aが「非表示状態」の場合には、図10に示すように、該液晶表示パネル10Aを走査対象とする第1画面走査期間において、信号ラインSへの出力をハイインピーダンス(HiZ)とする。また、共通ラインC1には、共通電圧VCOM1として共通電圧VCOMBを印加させ、共通ラインC2には、共通電圧VCOM2として共通電圧VCOMBを印加させる。
従って、図11に示すように、信号ラインS1〜Skがハイインピーダンス状態であり、且つ、この信号ラインS1〜Skと交差する各共通ラインC1,C2それぞれがともに同電圧(=VCOMB)となるので、信号ラインS1〜Skと共通ラインC1,C2との間には寄生容量18が形成されない。即ち、これら寄生容量18での電力消費が発生しない。このため、一方の液晶表示パネルが「非表示状態」の場合の従来の駆動方法と比較して、液晶表示パネル10A,10Bの駆動にかかる消費電力の削減が実現される。
また、液晶表示パネル10Bが「非表示状態」の場合には、図12に示すように、該液晶表示パネル10Bを走査対象とする第2画面走査期間において、信号ラインSへの出力をハイインピーダンス(HiZ)とする。また、共通ラインC1には、共通電圧VCOM1として共通電圧VCOMAを印加させ、共通ラインC2には、共通電圧VCOM2として共通電圧VCOMAを印加させる。
従って、図13に示すように、信号ラインS1〜Skがハイインピーダンス状態であり、且つ、この信号ラインS1〜Skと交差する各共通ラインC1,C2それぞれがともに同電圧(=VCOMA)となるので、信号ラインS1〜Skと共通ラインC1,C2との間には寄生容量18が形成されない。即ち、これら寄生容量18での電力消費が発生しない。このため、一方の液晶表示パネルを「非表示状態」の場合の従来の駆動方法と比較して、液晶表示パネル10A,10Bの駆動にかかる消費電力の削減が実現される。
また、上述した第1実施形態においては、VCOM切替回路27A,27BによってVCOM回路26A,26Bの出力信号(共通電圧VCOMA,VCOMB)を切り替える構成としたが、これに限らず、VCOM切替回路27A,27Bを備えず、VCOM回路26A,26Bの設定を適宜変えて、VCOM回路26A,26Bから所望の出力信号(共通電圧VCOMA,VCOMB)を出力させるようにしても良い。
更に、上述した第1実施形態においては、ソース切替回路23Aを備えて、ソースドライバ回路22から入力される表示信号電圧、VCOM回路26A,26Bから入力される共通電圧VCOMA,VCOMBの何れかを切り替えて、信号ラインSに印加する構成としたが、これに限らず、ソースドライバ回路22の設定を適宜変えて、ソースドライバ回路22から共通電圧VCOMA、VCOMBと同一の信号を出力させるようにしても良い。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態を説明する。
尚、第2実施形態において、上述した第1実施形態と同一の構成要素については同符合を付し、詳細な説明を省略或いは簡略する。
<構成>
図14は、第2実施形態における液晶表示装置1の全体構成を示すブロック図である。同図に示すように、第2実施形態では、液晶表示装置1は、液晶表示パネル10A,10Bと、ソースドライバ回路22と、ソース切替回路23Bと、ゲートドライバ回路24A,24Bと、VCOM回路26A,26Bと、反転RGB発生回路30と、LCDコントローラ40Bと、を備えて構成される。
図15は、各液晶表示パネルの等価回路を示す回路構成図である。同図に示すように、液晶表示パネル10Aには、「m1」本の走査ラインG1〜Gm1、及び、「i」本の信号ラインS1〜Siが直交するように配置され、この走査ラインG1〜Gm1と信号ラインS1〜Siの各交点近傍に表示画素が形成されている。即ち、液晶表示パネル10Aには、画素数「i×m1」の第1画面が形成されている。また、各表示画素の画素電極には共通ラインC1が接続され、この共通ラインC1を介して、VCOM回路26Aから出力される共通電圧VCOM1が印加されている。
また、液晶表示パネル10Bには、「m2」本の走査ラインGm1+1〜Gm1+m2、及び、「j」本の信号ラインS1〜Sjが直交するように配置され、この走査ラインGm1+1〜Gm1+m2と信号ラインS1〜Sjの各交点近傍に表示画素が形成されている。但し、j>i、とする。即ち、液晶表示パネル10Bには、画素数「j×m2」の第2画面が形成されている。また、各表示画素の画素電極には共通ラインC2が接続され、この共通ラインC2を介して、VCOM回路26Bから出力される共通電圧VCOM2が印加されている。
また、液晶表示パネル10Bに配線されている信号ラインS1〜Sjの内、i本の信号ラインS1〜Siが、フレキシブルプリント基板FPCを介して液晶表示パネル10Aに延長され、配線されている。即ち、第2実施形態の液晶表示装置1では、信号ラインS1〜Sjの内、「i」本の信号ラインS1〜Siが液晶表示パネル10A,10Bに共通して配線され、残りの信号ラインSi+1〜Sjが表示パネルBのみに配線されている。
図14において、VCOM回路26Aは、液晶表示パネル10Aの特性に応じた共通電圧VCOM1を生成し、LCDコントローラ40Bから入力される反転制御信号FRP1に従って極性反転させて、共通ラインC1に印加する。VCOM回路26Bは、液晶表示パネル10Bの特性に応じた共通電圧VCOM2を生成し、LCDコントローラ40Bから入力される反転制御信号FRP2に従って極性反転させて、共通ラインC2に印加するとともに、ソース切替回路23Bに出力する。
また、第2実施形態では、ソースドライバ回路22から出力される表示信号電圧の内、信号ラインSi+1〜Sjに印加させる信号電圧は、ソース切替回路23Bに出力される。そして、ソース切替回路23Bは、LCDコントローラ40Bから入力される出力切替信号に従って、ソースドライバ回路22から入力される表示信号電圧、或いは、VCOM回路26Bから入力される共通電圧VCOM2を、信号ラインSi+1〜Sjに印加する。
<駆動方法>
次に、第2実施形態における液晶表示装置1の駆動方法を説明する。
図16は、第2実施形態における液晶表示装置1の、1フレーム期間での駆動波形を示す図である。また、図17は、図16の駆動波形で駆動した場合の各液晶表示パネルの状態を説明するための状態図である。図16では、横軸を各画面走査期間に対応した時間軸として、上から順に、走査ラインG1〜Gm1+m2のそれぞれに印加される走査信号、信号ラインS1〜Siに印加される表示信号、信号ラインSi+1〜Sjに印加される表示信号、共通電圧VCOM1,VCOM2、を示している。
同図に示すように、第1画面走査期間では、走査ラインG1〜Gm1に順次ゲートパルスが印加される。また、信号ラインS1〜Siには、液晶表示パネル10Aに表示させる画像の表示信号が印加され、信号ラインSi+1〜Sjには、共通電圧VCOM2が印加される。そして、共通ラインC1には共通電圧VCOM1が印加され、共通ラインC2には共通電圧VCOM2が印加される。
即ち、図17に示すように、走査ラインG1〜Gm1が順次選択状態となり、その選択状態とされた各走査ラインGに、信号ラインSに印加されている表示信号が印加される。従って、液晶表示パネル10Aは所望の画像が表示される。
一方、第1画面走査期間における液晶表示パネル10Bにおいては、走査ラインGm1+1〜Gm1+m2は非選択状態であり、従って、直前(1フレーム前)の表示画像が継続して表示されている。また、信号ラインSi+1〜Sj及び共通ラインC2には、ともに共通電圧VCOM2が印加されるため、信号ラインSi+1〜Sjと共通ラインC2との電圧が等しく(=VCOM2)となっている。従って、信号ラインSi+1〜Sjと共通ラインC2との間に形成される寄生容量18に電圧がかからない(電圧がゼロになる)ため、寄生容量18での充放電が起こらずに電力消費が発生しない。故に、従来の駆動方法と比較して、液晶表示パネル10A,10Bの駆動にかかる消費電力が削減される。
図16において、第2画面走査期間では、走査ラインGm1+1〜Gm1+m2に順次ゲートパルスが印加され、信号ラインS1〜Si,Si+1〜Sjには、液晶表示パネル2に表示させる画像の表示信号が印加される。従って、液晶表示パネル10Bには、所望の画像が表示される。
<作用・効果>
以上のように、第2実施形態によれば、液晶表示パネル10Bよりも信号ライン数が少ない液晶表示パネル10Aの走査期間において、液晶表示パネル10Aに配線されていない(不使用の)信号ラインSi+1〜Sjに、液晶表示パネル10Bの共通電圧VCOM2が印加される。従って、該走査期間の間、信号ラインSi+1〜Sjと共通ラインC2とは同電圧(=VCOM2)となるので、信号ラインSi+1〜Sjと共通ラインC2との間に形成される寄生容量18に電圧がかからず、これらの寄生容量18での電力消費が発生しない。故に、液晶表示パネル10A,10Bの駆動にかかる電力が、従来の駆動方法と比較して削減される。
<変形例>
尚、上述した第2実施形態では、液晶表示パネル10Aを走査対象とする第1画面走査期間において、信号ラインSi+1〜Sjに液晶表示パネル10Bの共通電圧VCOM2と同一電圧を印加することとしたが、これを、ハイインピーダンス(HiZ)としても良い。
図18は、第2実施形態における駆動波形の変形例を示す図であり、図19は、図18の駆動波形で駆動した場合の各液晶表示パネルの状態を説明する場合の状態図である。即ち、図18に示すように、第1画面走査期間において、信号ラインSi+1〜Sjへの出力をハイインピーダンス(HiZ)とする。従って、図19に示すように、信号ラインSi+1〜Sjがハイインピーダンス状態であり、且つ、この信号ラインSi+1〜Sjに直交する共通ラインC2の電圧が等しく(=VCOM2)なる。このため、信号ラインSi+1〜Sjと共通ラインC2との間には寄生容量18が形成されない。即ち、これら寄生容量18による電力消費が発生しない。故に、従来の駆動方法と比較して、信号ライン数が異なる液晶表示パネル10A,10Bの駆動にかかる消費電力が削減される。
また、上述した第2実施形態においては、ソース切替回路23Bを備えて、ソースドライバ回路22から入力される表示信号電圧及びVCOM回路26Aから入力される共通電圧VCOMAの何れかを切り替えて、信号ラインSに印加する構成としたが、これに限らず、ソースドライバ回路22の設定を適宜変えて、ソースドライバ回路22から共通電圧VCOMAと同一の信号を出力させるようにしても良い。
液晶表示装置の概略構成図。 第1実施形態における液晶表示装置の全体構成図。 各液晶表示パネルの等価回路図。 一方の液晶表示パネルが非表示状態の場合の駆動波形図。 図4の駆動波形で駆動した場合の各液晶表示パネルの状態図。 他方の液晶表示パネルが非表示状態の場合の駆動波形図。 一方の液晶表示パネルが非表示状態の場合のリフレッシュ動作時の駆動波形図。 図7の駆動波形で駆動した場合の各液晶表示パネルの状態図。 他方の液晶表示パネルが非表示状態の場合のリフレッシュ動作時の駆動波形図。 第1実施形態における駆動波形の変形例。 図10の駆動波形で駆動した場合の各液晶表示パネルの状態図。 第1実施形態における駆動波形の変形例。 図12の駆動波形で駆動した場合の各液晶表示パネルの状態図。 第2実施形態における液晶表示装置の全体構成図。 各液晶表示パネルの等価回路図。 第2実施形態における駆動波形図。 図16の駆動波形で駆動した場合の各液晶表示パネルの状態図。 第2実施形態における駆動波形の変形例。 図18の駆動波形で駆動した場合の各液晶表示パネルの状態図。 表示画素の等価回路図。 従来の2つの液晶表示パネルの駆動波形図。 表示画素の寄生容量を示す等価回路図。 信号ラインが異なる2つの液晶表示パネルの回路構成図。
符号の説明
1 液晶表示装置
10A,10B 液晶表示パネル
G(G1〜Gm〜Gn) 走査ライン
S(S1〜Sk、S1〜Si〜Sj) 信号ライン
C(C1,C2) 共通ライン
12 薄膜トランジスタ(TFT)
14 画素容量
14a 画素電極
14b 対向電極
16 補助容量
18 寄生容量
20 ドライバ(駆動回路)
22 ソースドライバ回路
23A,23B ソース切替回路
24A,24B ゲートドライバ回路
26A,26B VCOM回路
27A,27B VCOM切替回路
30 反転RGB発生回路
40A,40B LCDコントローラ

Claims (7)

  1. ドレイン電極とソース電極のうちの一方が第1の信号ラインに接続されるとともに他方が第1の画素電極に接続された第1の薄膜トランジスタを有し、前記第1の画素電極との間で補助容量を形成するための第1の共通ラインが前記第1の信号ラインに対して交差するように配置されている第1の液晶表示パネルと、
    ドレイン電極とソース電極のうちの一方が第2の信号ラインに接続されるとともに他方が第2の画素電極に接続された第2の薄膜トランジスタを有し、前記第2の画素電極との間で補助容量を形成するための第2の共通ラインが前記第2の信号ラインに対して交差するように配置され、前記第2の信号ラインが前記第1の信号ラインと電気的に接続されている第2の液晶表示パネルと、
    所定の周期で第1の電位と第2の電位との間で電位が切り換わる第1の信号を生成する第1の信号生成手段と、
    所定の周期で第3の電位と第4の電位との間で電位が切り換わるとともに前記第3の電位が前記第1の電位及び前記第2の電位とは異なる電位に設定された第2の信号を生成する第2の信号生成手段と、
    を備え、
    前記第1の液晶表示パネル及び前記第2の液晶表示パネルがともに表示状態に設定されているときに、前記第1の共通ラインに対して前記第1の信号を供給するとともに前記第2の共通ラインに対して前記第2の信号を供給し、
    前記第1の液晶表示パネルが表示状態に設定される一方で前記第2の液晶表示パネルが非表示状態に設定されているときに、前記第1の共通ライン及び前記第2の共通ラインに対して前記第1の信号を供給することを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記第1の液晶表示パネルが表示状態に設定される一方で前記第2の液晶表示パネルが非表示状態に設定されているときに、1フレームのうちの前記第2の液晶表示パネルに割り当てられた期間においては前記第2の信号ラインに前記第1の信号を供給することを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記第1の液晶表示パネルが表示状態に設定される一方で前記第2の液晶表示パネルが非表示状態に設定されているときに、前記第2の薄膜トランジスタは、複数フレームに付き1回の割合でオン状態に設定されることを特徴とする請求項1または2に記載の液晶表示装置。
  4. 前記第1の液晶表示パネルが表示状態に設定される一方で前記第2の液晶表示パネルが非表示状態に設定されているときであって、前記第2の薄膜トランジスタがオン状態に設定されるフレームにおける前記第2の液晶表示パネルに割り当てられた期間では、前記第1の信号に代えて前記第2の信号を前記第2の共通ラインに供給することを特徴とする請求項3に記載の液晶表示装置。
  5. 前記1フレームのうちの前記第2の液晶表示パネルに割り当てられた期間は、前記第1の液晶表示パネルの各走査ラインに対して順にゲートパルスを供給するタイミングとは異なるタイミングであることを特徴とする請求項3または4に記載の液晶表示装置。
  6. 前記第1の液晶表示パネルは、前記第1の共通ラインと電気的に接続された第1の対向電極が前記第1の画素電極との間に液晶を介して前記第1の画素電極に対して対向するように配置され、
    前記第2の液晶表示パネルは、前記第2の共通ラインと電気的に接続された第2の対向電極が前記第2の画素電極との間に液晶を介して前記第2の画素電極に対して対向するように配置されていることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の液晶表示装置。
  7. ドレイン電極とソース電極のうちの一方が第1の信号ラインに接続されるとともに他方が第1の画素電極に接続された第1の薄膜トランジスタを有し、前記第1の画素電極との間で補助容量を形成するための第1の共通ラインが前記第1の信号ラインに対して交差するように配置されている第1の液晶表示パネルと、
    ドレイン電極とソース電極のうちの一方が第2の信号ラインに接続されるとともに他方が第2の画素電極に接続された第2の薄膜トランジスタを有し、前記第2の画素電極との間で補助容量を形成するための第2の共通ラインが前記第2の信号ラインに対して交差するように配置され、前記第2の信号ラインが前記第1の信号ラインと電気的に接続されている第2の液晶表示パネルと、を備えた液晶表示装置の駆動方法であって、
    所定の周期で第1の電位と第2の電位との間で電位が切り換わる第1の信号を生成し、
    所定の周期で第3の電位と第4の電位との間で電位が切り換わるとともに前記第3の電位が前記第1の電位及び前記第2の電位とは異なる電位に設定された第2の信号を生成し、
    前記第1の液晶表示パネル及び前記第2の液晶表示パネルがともに表示状態に設定されているときに、前記第1の共通ラインに対して前記第1の信号を供給するとともに前記第2の共通ラインに対して前記第2の信号を供給し、
    前記第1の液晶表示パネルが表示状態に設定される一方で前記第2の液晶表示パネルが非表示状態に設定されているときに、前記第1の共通ライン及び前記第2の共通ラインに対して前記第1の信号を供給することを特徴とする液晶表示装置の駆動方法。
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