JP4621622B2 - 便座昇降装置 - Google Patents
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Description
である。
なる。このため、便器本体上面の奥の方を清掃しようとしても便器本体と便座との間には
極めて狭い隙間しか空いていないため、手が届かない。そこで、便器の側から、ラックが
形成されたガイド部材を立ち上げる一方、便座を支持するスライダにピニオンを設けてス
ライダをガイド部材に沿って昇降可能に構成することにより、便座を便蓋とともに上方に
持ち上げるようにした便座昇降装置が案出されている。また、ここに開示の便座昇降装置では、ピニオンに対してロータリダンパー装置を設けることにより、スライダを下降させる際、スライダが急速に下降しないように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
また、前記エアー逃がし部が、円周方向の一部のみに形成されている構成としたため、エアー逃がし部が形成された円周方向の一部を除く全ての部分をピストンの摺動面にすることができる。故に、エアー逃がし部によってピストン動作が妨げられることがない。
さらに、前記エアー逃がし部が、前記密閉空間の体積が最小となる位置の直前位置に形成され、前記密閉空間の体積が最小となる位置において前記ピストンの摺動部が前記エアー逃がし部と対向していない構成にした。密閉空間の体積が最小となる位置は、ピストンが移動する全範囲のうちで一方の端部に相当しており、この位置でピンストンが保持されることが多い。ピストンは、通常、その摺動部に、ゴム製のOリングが係合されている。そのため、このように構成することにより、密閉空間の体積が最小となる位置の直前位置でOリングがエアー逃がし部に対向しており、ピストンの保持位置においては、Oリングをエアー逃がし部に対向させずにすむ。故に、Oリングがエアー逃がし部に対向する時間が極めて短時間となり、Oリングが経時変化してエアー逃がし部の深部まで進入してしまうという問題がない。従って、Oリングがエアー逃がし部の深部まで進入することによるピストンの動作不良を未然に防止することができる。
図1(a)、(b)はそれぞれ、本発明を適用した便座昇降装置を用いた洋式トイレユ
ニットにおいて、便座を下ろした状態の説明図、および便座を便器本体から持ち上げた状
態を示す説明図である。図2(a)ないし(d)は、本発明を適用した便座昇降装置の平
面図、正面図、右側面図、および可動プレートを外した状態の正面図である。図3(a)
、(b)は、図2(a)のA−A線における概略断面図、および図2(a)のB−B線に
おける概略断面図である。
の便器本体11上で開閉される便座12と、この便座12上で開閉される便蓋13とを有
しており、便座12および便蓋13は、奥の方を中心に回転して平伏姿勢および起立姿勢
となる。ここで、便座12および便蓋13は、便座ユニットとして一体化されており、こ
の便座ユニットには、必要に応じて、便座12および便蓋13が自重で平伏する際の速度
を緩和するダンパー装置や便蓋を電動で開閉するための電動装置が内蔵される場合がある
。
ように、便座12(便座ユニット)を手動で便器本体11から浮き上がらせて、便器本体
11の上面を奥まで清掃可能とする便座昇降装置1が構成されている。
1は、便器本体11(図1を参照)の上面部分への固定面21を備えた固定プレート2(
座板)と、固定プレート2の後端で上方に折り曲げられた垂直面22の上端部分にビスで
固定された逆L字形状のストッパプレート3と、ストッパプレート3の水平部分31と固
定プレート2の固定面21との間に掛け渡された2本の円柱状のガイド軸41、42(ガ
イド部材)とを有しており、2本のガイド軸41、42には、これらのガイド軸41、4
2に沿って上下にスライド可能なスライダ5が支持されている。
受け部分51、52と、これらの軸受け部分51、52の上端部分を繋ぐ天板部分53と
を有している。スライダ5には、その前面および天板部分53を覆うように可動プレート
6が取り付けられており、可動プレート6の水平部分60の上面に便座12(便座ユニッ
ト)が取り付けられる。
スライダ5の左右の軸受け部分51、52では、固定プレート2の垂直面22と対向す
る部分に角穴55が各々開口している。これらの角穴55の内部には各々、係合部材95
が水平方向に進退可能に配置され、その奥には、係合部材95を固定プレート2の垂直面
22に向けて付勢するばね97が配置されている。
材95が通過する線上のうち、その下方位置に、係合部材95の先端部が入り込む下側凹
部98が左右に形成されている一方、上方位置には、係合部材95の先端部が入り込む上
側凹部99が左右に形成されている。
22側の下側凹部98は、便座12(便座ユニット)を下降させたときのスライダ5の保
持位置を規定する第1のストッパ91として機能する。また、スライダ5側の係合部材9
5、およびばね97と、固定プレート2の垂直面22側の上側凹部99は、便座12(便
座ユニット)を上昇させたときのスライダ5の保持位置を規定する第2のストッパ92と
して機能する。
このように構成した便座昇降装置1において、本形態では、固定プレート2の固定面2
1とスライダ5の天板部分53との間には、便座12(便座ユニット)を下降させるとき
にスライダ5に抗力を発揮するエアーダンパー機構7が配置されている。
53の下面から固定プレート2の固定面21に向けて円筒状のシリンダ71が延びている。
、圧縮コイルばねからなるアシストばね8(付勢手段)が配置されている。ここで、アシ
ストばね8は、シリンダ71の周りに同軸状に配置され、シリンダ71は、アシストばね
8のガイド部を兼ねている。
示す状態から便座12を浮き上がらせるには、第1のストッパ91での係合を解除する際
に10N以上の力を便座12に加えればよく、しかも、第1のストッパ91での係合を解
除した以降は、便座12に力を加えなくてもアシストばね8の付勢力で便座12が自動的
に上昇し、しかる後に、第2のストッパ92での係合により、図1(b)に示す状態で、
便座12は自動的に停止する。
30Nの力に加えて、アシストばね8を圧縮するための力を加えることになり、かつ、便
座12が下降するに伴って大きな力を加えていくことになるが、スライダ5に対してはエ
アーダンパー機構7が構成されているので、便座12に体重をかけても、便座12の下降
速度が遅いため、安全である。また、下降速度が遅いので、便座12が便器本体11に激
しく衝突することがなく、便座11などが破損するおそれもない。
大きいときでも、スライダ5は第1のストッパ91で保持されるので、便座12が便器本
体11から不用意に浮き上がることがない。また、アシストばね8の付勢力が便座12や
それと一体に昇降する機構の重量よりも小さいときでも、スライダ5は第2のストッパ9
2で保持されるので、それ以上、下降することがない。
本形態において、エアーダンパー機構7が、スライダ5の天板部材53の下面から固定プレート2の固定面21に向けて延びた円筒状のシリンダ71と、このシリンダ71内に配設されシリンダ71とにより密閉空間を形成する、固定プレート2側に支持されたピストン72とによって形成されている。故に、オイルを使用せずにダンパー作用を得ることができる。しかも、シリンダ71のピストン72が摺動する摺動面710には、このピストン72が摺動する摺動方向の全範囲のうち、密閉空間73のエアーの圧力が増加する後半部分に、シリンダ71の摺動面710を摺動するピストン72の摺動部であるOリング75の外壁側750を跨いで密閉空間73のエアーを外部へ逃がすエアー逃がし部711が形成されている。従って、連通孔76が塵埃等により閉鎖された場合であってもエアー逃がし部711を通じて密閉空間73からのエアーを放出することができる。故に、密閉空間73のエアー圧力の増加を抑制することにより、確実に便座12を下降させることができる。
上記実施の形態では、エアー逃がし部711が円周方向の一部に1箇所形成されているが、これに限定されるものではない。すなわち、複数箇所に形成してもよい。
2 固定プレート(座板)
5 スライダ
7 エアーダンパー機構
11 便器本体
12 便座
41、42 ガイド軸(ガイド部材)
71 シリンダ
72 ピストン
73 密閉空間
76 連通孔
76a すり鉢部
76b 凹部
76c 底面
710 摺動面
711 エアー逃がし部
750 Oリングの外壁側(摺動部)
Claims (3)
- 洋式の便器本体への固定部となる座板と、該座板から立ち上がったガイド部材と、該ガイド部材に沿って昇降可能に構成され、便座が取り付けられたスライダとを有する便座昇降装置において、
前記座板と前記スライダとの間には、前記便座を下降させるときに前記スライダに抗力を発揮するエアーダンパー機構を有し、該エアーダンパー機構は、前記座板と前記スライダのいずれか一方側に設けたシリンダと、該シリンダに密閉空間を形成する、前記座板と前記スライダのいずれか他方側に設けたピストンとから構成され、前記シリンダと前記ピストンとの摺動による相対移動に伴い、前記密閉空間内のエアーが流通する連通孔を前記スライダまたは前記ピストンに形成し、前記シリンダの前記ピストンが摺動する摺動面には、摺動方向の全範囲のうち前記密閉空間のエアーの圧力が増加する後半部分に、前記摺動面を摺動する前記ピストンの摺動部を跨いで前記密閉空間のエアーを逃がすエアー逃がし部が形成され、
前記エアー逃がし部は、円周方向の一部のみに、前記密閉空間の体積が最小となる位置の直前位置に形成され、前記密閉空間の体積が最小となる位置において前記ピストンの摺動部が前記エアー逃がし部と対向していないことを特徴とする便座昇降装置。 - 請求項1において、前記連通孔は、重力方向に延設されるとともに重力方向の下方に形成された前記密閉空間の反対側の端部が、前記密閉空間から離間する方向に開口面積が広がったすり鉢状に形成されたすり鉢部を有していることを特徴とする便座昇降装置。
- 請求項2において、前記すり鉢部の開口面積が広がった側の開口端面は、前記密閉空間からのエアーが放出される放出側の端面に形成された凹部の底面に形成されていることを特徴とする便座昇降装置。
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JP2005000635A (ja) * | 2003-05-16 | 2005-01-06 | Sankyo Seiki Mfg Co Ltd | 便座昇降装置 |
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2006
- 2006-03-31 JP JP2006101092A patent/JP4621622B2/ja active Active
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