JP4620580B2 - 無線基地局 - Google Patents

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Description

本発明は、移動端末との無線通信を行う無線基地局に係り、特に、移動端末からの信号の受信品質が一定となるように送信データの中に電力制御(TPC:Transmitter Power Control)コマンドを挿入し、また移動端末からのTPCコマンドにより送信電力を調整する、いわゆる送信電力制御を行う無線基地局に関する。
従来技術を用いた送信電力制御を行う無線基地局の構成について、W−CDMA(Wide Band - Code Divisional Multiple Access)システムを例にして図8を用いて説明する。図8は、従来の無線基地局の構成ブロック図である。
従来の無線基地局は、図8に示すように、基地局配下の各呼のベースバンド送受信を行うベースバンド送受信部11,12,13…と、チャネルを多重化してベースバンド(BB)送信信号を出力するチャネル(CH)多重部21とを備えている。
尚、ベースバンド送受信部11はチャネルゼロ(#CH0)を、ベースバンド送受信部12はチャネル1(#CH1)を、ベースバンド送受信部13はチャネル2(#CH2)を担当している。
各ベースバンド送受信部は、送信データの符号化を行う符号化部101と、符号化した送信データに対し同期検波用パイロットシンボル及びTPCコマンドを挿入するフレーム生成部102と、例えばQPSK(Quadrature Phase Shift Keying:直交位相変移変調),16QAM(16-positions Quadrature Amplitude Modulation)などの一次変調を行う変調部103と、呼毎の拡散コードを用いて拡散変調を行う拡散部104と、呼毎の電力値を決定する電力制御部105と、呼毎の拡散信号と電力制御部105で決定された電力値を乗算する電力設定部106と、また、受信信号から呼毎の参照コードを用いて逆拡散を行い、呼の受信信号を抽出する逆拡散部107−1,107−2と、抽出した呼毎の受信信号に対し同期検波を施す検波部108−1,108−2と、抽出した呼毎の受信信号に対しその受信品質(SIR:Signal to Interference Ratio:希望波電力対干渉波電力比)を測定するSIR測定部109と、測定したSIRから挿入TPCコマンドを決定する挿入TPC生成部110と、同期検波した受信信号のうちTPCコマンドについて判定するTPC判定部111と、同期検波した受信信号のうち伝送データについて判定するデータ判定部112と、判定した伝送データの復号を行う復号化部113とから構成される。
また、CH多重部21は、呼毎の送信処理後のデータを加算多重する部位である。
図8に示す従来の無線基地局の動作、特に送信電力制御に係る動作について説明する。
まず、符号化部101で符号化された送信データは、フレーム生成部102に入力される。フレーム生成部102では送信データに対し同期検波用パイロットシンボル及びTPCコマンドを挿入する。
パイロットシンボル、TPCコマンドは図9に示すように、送信信号1スロット(slot)周期で挿入される。図9は、ダウンリンク(Down Link:DL)とアップリンク(Up Link:UL)のフレーム構成例を示す図である。尚、図9で、pはパイロットシンボルを、dはデータシンボルを、tはTPCコマンドを表している。
パイロットシンボルは当該呼のシステムタイミングを元に付与されたslot番号について基地局、端末とも既知であるユニークなシンボルが挿入される。
TPCコマンドに関しては、例えば図9の呼A(UL)の受信パイロットシンボルからそのSIRを測定し、測定結果に応じて挿入TPC生成部110にて挿入TPCコマンドが決定、生成される。一般的には当該呼の基準SIRと測定SIRを比較し、
測定SIR > 基準SIR 時には DOWNコマンド
測定SIR < 基準SIR 時には UPコマンド
を生成する。
その生成された挿入TPCコマンドがフレーム生成部102で呼A(DL)の送信信号の次の1slotに挿入され、フレーム化された送信データは変調部103で変調され、拡散部104で拡散が施され、電力設定部106に入力される。
一方受信したBB信号は当該呼用の参照コードによって逆拡散部107−1,107−2で逆拡散され、検波部108−1,108−2で同期検波が施され、TPCコマンドシンボルはTPC判定部111でTPCコマンドの判定がされ、データシンボルはデータ判定部112でデータの判定がされる。
データ判定部112にて判定されたデータは復号化部113で復号され、受信データを得ることができる。
また、TPC判定部111に判定されるTPCコマンドは、一般的に「電力UP」、「電力DOWN」の情報を持っており、TPC判定部111での判定結果から電力制御部105において、現状の電力値に対して例えば「電力UP」の場合は+1dB、「電力DOWN」の場合は−1dBという電力を決定することになる。
決定した電力値は、図9に示すようなタイミングにて反映され、電力設定部106にて送信データと乗算され、出力される。各呼毎の電力値によってbit拡張された送信データは、CH多重部21にて多重化され出力される。
尚、ある送受信局において、対向局からの受信品質が一定になるように対向局からの送信電力を調整する、いわゆる送信電力制御を行うことを前提とするDS−CDMA(Direct Sequence Code Division Multiple Access:直接拡散符号分割多元接続)における送信電力制御に関する先行技術として、特開2005−159496「送信電力制御方法」がある(特許文献1参照)。
特開2005−159496号公報
無線基地局においては上記動作が複数呼について行われることになるが、この場合、以下に説明する問題点があった。
この問題点について図10、図11を参照しながら説明する。図10は、呼毎のフレーム境界がシステムタイミングに対して相対的にオフセットを持つ場合のフレーム構成の模式図であり、図11は、呼毎のフレーム境界がシステムタイミングに一致している場合のフレーム構成の模式図である。
図10に示すような場合、呼毎の許容電力設定時間、挿入TPC生成時間が同様にシステムタイミングに対して相対的にオフセットを持っており、言い換えると許容時間に対する実効的な呼毎の処理の負荷分散が行われていることと等価となる。
これに対して、図11の場合、呼毎の許容電力設定時間、挿入TPC生成時間が完全に一致しているので、許容時間に対する呼毎の実効的な処理時間が短いことが要求され、すなわち負荷が集中していることと等価となる。
システムがこの状況を許容しているとき、この負荷集中にも対応できるように高速な処理を実行しなければならない。例えば上記処理を信号処理プロセッサも用いて行うことを想定した場合、負荷集中時にも対応できるような高速なプロセッサを用いるということが考えられる。
しかしながら、一般的に高速なプロセッサほど高価であるという問題がある。
また、上記処理の処理構成として、単位時間当たりの処理量、例えば1シンボル時間に2呼、のように決めて処理する場合、ある呼に対しては許容時間を守れるが、ある呼に対しては守れないという問題が発生する。許容時間を守れない場合、いわゆる電力制御遅延による寄生振動が発生し、基地局側、端末側双方の受信品質が劣化することになる。
また、図8の挿入TPC処理はフレーム生成部102にて行われる構成となっており、フレーム生成処理以降、変調部103での変調、拡散部104での拡散、電力設定部106での電力設定と処理が続くことになる。
すなわち、TPCコマンドを挿入するタイミングは変調、拡散、電力設定などの処理時間を考慮し、時間的にさらに前に処理する必要がある。これは、実効的には図9の許容挿入TPC生成時間がさらに短いということを意味し、負荷集中時の上記問題をさらに深刻にするものと考えられる。
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、簡易な方法で電力制御の負荷集中を緩和し、また、制御遅延を緩和する無線基地局を提供することを目的とする。
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、移動端末からの信号の受信品質が一定となるよう送信データに電力制御コマンドを挿入し、移動端末からの受信データにおける電力制御コマンドに基づいて送信電力を調整する無線基地局であって、受信信号の品質を測定する品質測定部と、送信データに挿入する電力制御コマンドを決定する条件を制御する電力制御コマンド挿入ステータス制御部と、測定した受信信号の品質と電力制御コマンドを決定する条件により挿入する電力制御コマンドを決定する電力制御コマンド決定部と、受信データから電力制御コマンドを同期検波し、判定する検波・判定部と、呼に対する送信電力を決定する条件を制御する電力設定ステータス制御部と、判定した電力制御コマンドと送信電力を決定する条件により当該呼に対する送信電力値を決定する電力決定部と、符号化された送信データに対して同期検波用パイロットシンボルとダミーの電力制御コマンドを挿入してフレームを生成すると共にダミーの電力制御コマンドを挿入したシンボルを識別する挿入電力制御コマンドタイミング情報を出力するフレーム生成部と、フレーム生成した送信データを一次変調する変調部と、呼毎の拡散コードを用いて拡散変調を行う拡散部と、フレーム生成部から挿入電力制御コマンドタイミング情報を入力し、電力制御コマンド挿入タイミング到来時に、電力制御コマンド決定部で決定された電力制御コマンドの判定結果によって、電力決定部で決定された送信電力値の符号を反転し、呼毎に拡散変調された信号を乗算する電力設定部とを有することを特徴とする。
本発明は、上記無線基地局において、電力制御コマンド決定部における電力制御コマンドの決定と、電力決定部における送信電力値の決定を呼毎のタイミングで行い、電力制御コマンド挿入ステータス制御部における制御処理と、電力設定ステータス制御部における制御処理を、基地局配下の全呼に対して一括で行うか、または単位時間当たりの処理呼数を定めて行うことを特徴とする。
本発明によれば、移動端末からの信号の受信品質が一定となるよう送信データに電力制御コマンドを挿入し、移動端末からの受信データにおける電力制御コマンドに基づいて送信電力を調整する無線基地局であって、受信信号の品質を測定する品質測定部と、送信データに挿入する電力制御コマンドを決定する条件を制御する電力制御コマンド挿入ステータス制御部と、測定した受信信号の品質と電力制御コマンドを決定する条件により挿入する電力制御コマンドを決定する電力制御コマンド決定部と、受信データから電力制御コマンドを同期検波し、判定する検波・判定部と、呼に対する送信電力を決定する条件を制御する電力設定ステータス制御部と、判定した電力制御コマンドと送信電力を決定する条件により当該呼に対する送信電力値を決定する電力決定部と、符号化された送信データに対して同期検波用パイロットシンボルとダミーの電力制御コマンドを挿入してフレームを生成すると共にダミーの電力制御コマンドを挿入したシンボルを識別する挿入電力制御コマンドタイミング情報を出力するフレーム生成部と、フレーム生成した送信データを一次変調する変調部と、呼毎の拡散コードを用いて拡散変調を行う拡散部と、フレーム生成部から挿入電力制御コマンドタイミング情報を入力し、電力制御コマンド挿入タイミング到来時に、電力制御コマンド決定部で決定された電力制御コマンドの判定結果によって、電力決定部で決定された送信電力値の符号を反転し、呼毎に拡散変調された信号を乗算する電力設定部とを有する無線基地局としているので、電力制御コマンドの設定を電力設定部で行うことにより、リアルタイム性を要求される電力制御コマンド決定部での処理はフレーム生成部、変調部、拡散部の処理時間分遅延させることができ、リアルタイム性が要求される処理が集中した場合でも、負荷分散を行うことができる効果がある。
本発明によれば、電力制御コマンド決定部における電力制御コマンドの決定と、電力決定部における送信電力値の決定を呼毎のタイミングで行い、電力制御コマンド挿入ステータス制御部における制御処理と、電力設定ステータス制御部における制御処理を、基地局配下の全呼に対して一括で行うか、または単位時間当たりの処理呼数を定めて行う上記無線基地局としているので、リアルタイム性を要求される電力制御コマンド決定部での処理及び電力決定部での処理と、リアルタイム性を要求されない電力制御コマンド挿入ステータス制御部の制御処理及び電力設定ステータス制御部の制御処理とを分離して異なるタイミングで行うことができ、リアルタイム性を必要とする処理の負荷の集中を軽減できる効果がある。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
本発明の実施の形態に係る無線基地局は、フレーム生成部ではダミーのTPCコマンドを挿入しておき、電力設定部でTPCコマンドの設定を行うようにしているので、挿入するTPCコマンド決定の処理をフレーム生成部、変調部、拡散部での処理時間分遅延させることができ、処理が集中しても負荷分散を行うことができる。
また、本発明の実施の形態に係る無線基地局は、リアルタイム性を要求されるTPCコマンド決定の処理及び電力値決定の処理と、リアルタイム性を要求されないTPCコマンド挿入ステータスの制御処理及び電力設定ステータス制御処理とを分離して異なるタイミングで行うようにしているので、リアルタイム性を必要とする処理の負荷の集中を軽減できるものである。
本発明の実施の形態に係る無線基地局の構成について図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る無線基地局の構成ブロック図である。
本発明の実施の形態に係る無線基地局(本基地局)は、図1に示すように、基地局配下の各呼のベースバンド送受信を行うベースバンド送受信部51,52,53…と、チャネルを多重化してベースバンド(BB)送信信号を出力するチャネル(CH)多重部61と、送信電力を決定するための条件を制御する電力設定ステータス制御部71と、挿入するTPCコマンドを決定するための条件を制御するTPC挿入ステータス制御部81とを備えている。
尚、ベースバンド送受信部51はチャネルゼロ(#CH0)を、ベースバンド送受信部52はチャネル1(#CH1)を、ベースバンド送受信部53はチャネル2(#CH2)を担当している。
各ベースバンド送受信部は、送信データの符号化を行う符号化部501と、符号化した送信データに対し同期検波用パイロットシンボル及びダミーのTPCコマンドを挿入するフレーム生成部502と、例えばQPSK,16QAMなどの一次変調を行う変調部503と、呼毎の拡散コードを用いて拡散変調を行う拡散部504と、呼毎の電力値を決定し、その電力値を出力する電力決定部505と、呼毎の拡散信号と電力決定部505で決定された電力値を乗算する電力設定部506と、また、受信信号から呼毎の参照コードを用いて逆拡散を行い、呼の受信信号を抽出する逆拡散部507−1,507−2と、抽出した呼毎の受信信号に対し同期検波を施す検波部508−1,508−2と、抽出した呼毎の受信信号に対しその受信品質(SIR)を測定するSIR測定部509と、測定したSIRから挿入TPCコマンドを決定する挿入TPC生成部510と、同期検波した受信信号のうちTPCコマンドについて判定するTPC判定部511と、同期検波した受信信号のうち伝送データについて判定するデータ判定部512と、判定した伝送データの復号を行う復号化部513とから構成される。
また、CH多重部61は、呼毎の送信処理後のデータを加算多重する部位である。
電力設定ステータス制御部71は、無線基地局配下の呼に対する送信電力を決定するための条件を制御する部位である。
TPC挿入ステータス制御部81は、無線基地局配下の呼に対して挿入するTPCコマンドを決定するための条件を制御する部位である。
次に、本基地局における動作について図1を参照しながら説明する。
符号化部501で符号化された送信データは、フレーム生成部502に入力される。
フレーム生成部502では送信データに対し同期検波用パイロットシンボル及びダミーのTPCコマンドを挿入する。パイロットシンボル、TPCコマンドは従来技術と同様、送信信号1slot周期で挿入される。パイロットシンボルは当該呼のシステムタイミングを元に付与されたslot番号について基地局、端末とも既知であるユニークなシンボルが挿入される。
本発明の実施の形態においては、フレーム生成部502にて挿入するTPCコマンドに関しては測定したSIRに拘わらず、固定のシンボルをダミーで挿入する。更に、フレーム生成部502は、ダミーのTPCコマンドを挿入したシンボルを識別できるように挿入TPCタイミング情報を生成し、電力設定部506に出力する。そして、フレーム化された送信データは変調部503で変調され、拡散部504で拡散が施され、電力設定部506に入力される。
電力設定部506では電力の設定及びTPCコマンドの挿入が行われる。
ここで図2を用いて電力設定部506におけるTPCコマンドの挿入方法について説明する。図2は、電力設定部の概略構成ブロック図である。
図2において、挿入TPC判定部601は、挿入TPC決定部510からの出力である挿入するTPC情報(挿入TPC情報)が「電力UP指示」又は「電力DOWN指示」であるかを判定する。
スイッチ部602は、上記判定した挿入TPC情報によって「電力DOWN指示」であれば、“−1”を出力し、「電力UP指示」であれば、“+1”を出力するのを切り替える。
乗算器603は、電力決定部505の出力である電力設定値とスイッチ部602の出力を乗算し、電力設定値に符号を付与する。
乗算器604は、「+」又は「−」の符号が付された電力設定値と拡散部504から拡散信号を乗算し、電力設定後の拡散信号を出力する。
上述したように、フレーム生成部502にて挿入されるTPCコマンドシンボルはダミーであり、固定のシンボルである。仮に一次変調にQPSKを想定し、図3のように仮定すると、TPCシンボルは図3の(1)か(2)かのどちらかをとりうる。図3は、QPSK変調におけるTPCコマンドシンボルマッピングの例を示す図である。
挿入TPCタイミング情報をフレーム生成部502から入力し、TPC挿入タイミング到来時に、挿入TPCコマンド判定結果からスイッチ602を動作させ、乗算器603で電力設定値に符号を付与し、+(電力設定値)若しくは−(電力設定値)を出力する。
ダミーで挿入するTPCコマンドをUPコマンド(図3中(1))と仮定すると、乗算器603の出力の値が−(電力設定値)の場合、挿入TPCコマンドは乗算器604の乗算により反転され、図3中(2)の位相点になる。
逆に、乗算器603の出力の値が+(電力設定値)の場合、挿入TPCコマンドは乗算器604の乗算後も図3中(1)の位相点が維持される。
本基地局では、挿入TPCのタイミングを実効的に従来技術よりも遅延させることが可能となる。
一方受信したBB信号は当該呼用の参照コードによって逆拡散部507−1,507−2で逆拡散され、同期検波部508−1,508−2で同期検波が施され、TPCコマンドシンボルはTPC判定部511にて判定され、データシンボルはデータ判定部512にて判定される。データ判定部512にて判定されたデータは復号化部513で復号され、受信データを得ることができる。
ここで本基地局における送信電力制御手段について図4〜7を用いて説明する。図4は、送信電力の決定のための条件内容を示す図であり、図5は、電力設定ステータス制御部と電力決定部の処理例を示す図であり、図6は、挿入TPCの決定のための条件内容を示す図であり、図7は、TPC挿入ステータス制御部と挿入TPC決定部の処理例を示す図である。
図4に示す送信電力決定のための条件は、電力設定ステータス制御部71で「入力」に対する「条件」を「判断」し、その「判断」結果を電力決定部505に出力すると、電力決定部505が「判断」結果に従った「状態」になるよう制御するようになっている。
つまり、「入力」欄に示す情報等が電力設定ステータス制御部71に入力された場合に、「条件、判断」欄に示すように、当該情報等に対応した条件について判断し、「状態」欄に示すように、条件に対する判断結果によって電力決定部505で状態を制御するものである。
電力設定ステータス制御部71は、それぞれの状態の優先度、若しくはシステム上取り得る、又は取り得ないを判断し、出力としては図5中に記載しているように、強制電力増加制御、電力値hold(維持)制御、判定TPCによる±1dB制御、判定TPCによる±2dB制御、送信OFFというステータスの中からどれかを選択し、電力設定ステータスとして出力する。
電力決定部505では電力設定ステータスに基づき動作を行う。
例えば、判定TPCによる土1dB制御ステータスが指定されたときには、当該呼のタイミングにて当該呼における電力設定値算出、決定処理に判定TPCと前基準電力値を用いて現電力設定値を決定、更新する。
以上の例のように、電力値の決定に関する処理(制御)のうち、例えば判定TPCの結果が既知になってから処理が初めてできる部分として、電力決定部505などの真にリアルタイム性が要求される処理と、予め既知で真にリアルタイム性が要求されない部分として、電力設定ステータス制御部71での処理とに分けられる。
図6に示す挿入TPC決定のための条件は、TPC挿入ステータス制御部81で「入力」に対する「条件」を「判断」し、その「判断」結果を挿入TPC決定部510に出力すると、挿入TPC決定部510が「判断」結果に従った「状態」になるよう制御するようになっている。
図7は、挿入TPCを決定する場合についての処理を示したものであるが、図7はW−CDMAにおける挿入TPCを決定するための条件の例を示している。
図6の入力を基に、TPC挿入ステータス制御部81では図6中の条件について判断し、それぞれについて状態を確定する。それぞれの状態の優先度、若しくはシステム上取り得る、又は取り得ないを判断し、出力としては図7中に記載しているように、前回出力に対する反転出力を挿入、強制UPコマンドを挿入、TargetSIRとSIR測定結果の比較結果を挿入、挿入せずというステータスの中からどれかを選択し、TPC挿入ステータスとして出力する。
挿入TPC決定部510ではTPC挿入ステータスに基づき動作を行う。
例えば、TargetSIRとSIR測定結果の比較結果を挿入ステータスが指定されたときには、当該呼のタイミングにて当該呼における挿入TPC算出、決定処理に測定SIRとTargetSIRを用いて挿入TPCを決定、更新する。
以上の例のように、挿入TPCの処理に関しても電力設定処理と同様に、挿入TPCの決定に関する処理(制御)のうち、例えばSIRの測定結果が既知になってから処理が初めてできる部分として、挿入TPC決定部510などの真にリアルタイム性が要求される処理と、予め既知で真にリアルタイム性が要求されない部分として、TPC挿入ステータス制御部81の処理とに分けられる。
このように真にリアルタイム性が要求される処理(制御)と予め既知で真にリアルタイム性が要求されない処理(制御)に分けることによる、複数呼に対する送信電力制御処理について説明する。
真にリアルタイム性が必要とされない電力設定ステータス制御処理、TPC挿入ステータス制御処理は既知であるということを利用して、例えば複数呼に対してあらかじめプロセッサの負荷状況に応じて一括に処理することも可能であるし、単位時間当たりの処理呼数を一意に決めて負荷を分散させることが可能となり、結果的に真にリアルタイム性が必要とする処理の負荷の集中度を軽減することにつながり、負荷集中による許容時間規定未達の問題も緩和される。
以上詳細に説明したように、本基地局の構成及び送信電力制御手順により、送信電力制御処理の負荷を分散させるとともに、挿入TPC生成に対する実効的な許容時間を増大させることができる効果がある。
本発明は、簡易な方法で電力制御の負荷集中を緩和し、また、制御遅延を緩和する無線基地局に好適である。
本発明の実施の形態に係る無線基地局の構成ブロック図である。 電力設定部の概略構成ブロック図である。 QPSK変調におけるTPCコマンドシンボルマッピングの例を示す図である。 送信電力の決定のための条件内容を示す図である。 電力設定ステータス制御部と電力決定部の処理例を示す図である。 挿入TPCの決定のための条件内容を示す図である。 TPC挿入ステータス制御部と挿入TPC決定部の処理例を示す図である。 従来の無線基地局の構成ブロック図である。 ダウンリンク(DL)とアップリンク(UL)のフレーム構成例を示す図である。 呼毎のフレーム境界がシステムタイミングに対して相対的にオフセットを持つ場合のフレーム構成の模式図でである。 呼毎のフレーム境界がシステムタイミングに一致している場合のフレーム構成の模式図である。
符号の説明
11,12,13,51,52,53…ベースバンド送受信部、 101,501…符号化部、 102,502…フレーム生成部、 103,503…変調部、 104,504…拡散部、 105…電力制御部、 106…電力設定部、 107−1,107−2…逆拡散部、 507−1,507−2…逆拡散部、 108−1,108−2…検波部、 508−1,508−2…検波部、 109,509…SIR測定部、 110…挿入TPC生成部、 510…挿入TPC決定部、 111,511…TPC判定部、 112,512…データ判定部、 113,513…復号化部、 21,61…CH多重部、 71…電力設定ステータス制御部、 81…TPC挿入ステータス制御部

Claims (2)

  1. 移動端末からの信号の受信品質が一定となるよう送信データに電力制御コマンドを挿入し、移動端末からの受信データにおける電力制御コマンドに基づいて送信電力を調整する無線基地局であって、
    受信信号の品質を測定する品質測定部と、
    送信データに挿入する電力制御コマンドを決定する条件を制御する電力制御コマンド挿入ステータス制御部と、
    測定した受信信号の品質と電力制御コマンドを決定する条件により挿入する電力制御コマンドを決定する電力制御コマンド決定部と、
    受信データから電力制御コマンドを同期検波し、判定する検波・判定部と、
    呼に対する送信電力を決定する条件を制御する電力設定ステータス制御部と、
    判定した電力制御コマンドと送信電力を決定する条件により当該呼に対する送信電力値を決定する電力決定部と、
    符号化された送信データに対して同期検波用パイロットシンボルとダミーの電力制御コマンドを挿入してフレームを生成すると共に前記ダミーの電力制御コマンドを挿入したシンボルを識別する挿入電力制御コマンドタイミング情報を出力するフレーム生成部と、
    フレーム生成した送信データを一次変調する変調部と、
    呼毎の拡散コードを用いて拡散変調を行う拡散部と、
    前記フレーム生成部から前記挿入電力制御コマンドタイミング情報を入力し、電力制御コマンド挿入タイミング到来時に、前記電力制御コマンド決定部で決定された電力制御コマンドの判定結果によって、前記電力決定部で決定された送信電力値の符号を反転し、呼毎に拡散変調された信号を乗算する電力設定部と、
    を有することを特徴とする無線基地局。
  2. 電力制御コマンド決定部における電力制御コマンドの決定と、電力決定部における送信電力値の決定を呼毎のタイミングで行い、
    電力制御コマンド挿入ステータス制御部における制御処理と、電力設定ステータス制御部における制御処理を、基地局配下の全呼に対して一括で行うか、または単位時間当たりの処理呼数を定めて行うことを特徴とする請求項1記載の無線基地局。
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