JP4619948B2 - 無線通信システムのための外部ループ電力制御 - Google Patents

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Description

本発明は、一般には、無線通信システムに関する。詳細には、本発明は、そのようなシステムにおける電力制御に関する。
無線遠隔通信システムは、当技術分野でよく知られている。無線システムに世界規模の相互接続性を提供するために、これまでにいくつかの標準(規格)が開発され、実施されている。現在広く使用されている標準の1つは、GSM(Global System for Mobile Telecommunications;グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ)として知られる。この標準は、いわゆる第2世代の移動無線システム標準(2G)とみなされ、続いてその改訂版(2.5G)が制定された。GPRS(General Packet Radio Service)とEDGE(Enhanced Data GSM Environment)は、(2Gの)GSMネットワークに加えて比較的高速のデータサービスを提供する2.5G技術の例である。これらの標準はそれぞれ、追加的な機能と強化で以前の標準をさらに改良することを追求した。1998年1月に、ETSI SMG(European Telecommunications Standard Institute − Special Mobile Group;ヨーロッパ電気通信規格研究所 特別モバイル・グループ)は、UMTS(Universal Mobile Telecommunications Systems;ユニバーサル移動電話システムズ)と称される第3世代無線システムの無線アクセス方式について合意した。UMTS標準をさらに実装するために、1998年12月に3GPP(Third Generation Partnership Project;第三世代連携プロジェクト)が形成された。3GPPは、現在も共通の第3世代移動無線標準の作業に取り組んでいる。
現在の3GPP仕様による典型的なUMTSシステムのアーキテクチャを図1に示す。UMTSネットワークアーキテクチャは、現在一般に入手可能な3GPP仕様文献で詳細に定義されている、Iuと称されるインタフェースを介してUTRAN(UMTS Terrestrial Radio Access Network;UMTS地上波無線アクセス網)と相互に接続されたコアネットワーク(CN:Core Network;基幹回線網)を含む。UTRANは、Uuと称される無線インタフェースを介し、3GPPではユーザ機器(UE)と称される無線送受信装置(WTRU)を通じて、ユーザに無線遠隔通信サービスを提供するように構成される。UTRANは、1つまたは複数の無線ネットワークコントローラ(RNC)と、3GPPではノードBと称される基地局を有し、これらが、UEと無線通信するための地理的な有効範囲を共同的に提供する。3GPPでIubと称されるインタフェースを介して、各RNCに1つまたは複数のノードBが接続される。UTRANは、異なるRNCに接続されたノードBのグループを複数有することができるが、図1に示す例には2つのグループを図示する。UTRANで2つ以上のRNCが提供される場合は、Iurインタフェースを介してRNC間の通信が行われる。
ネットワークの構成要素にとって外部との通信は、ユーザレベルではUuインタフェースを介してノードBにより、そしてネットワークレベルでは外部システムとの各種のCN接続を介してCNによって行われる。
一般に、ノードBなどの基地局の主要な機能は、その基地局のネットワークとWTRU(無線送受信装置)の間の無線接続を提供することである。通例、基地局は、接続されていないWTRUが基地局のタイミングと同期した状態になることを可能にする共通のチャネル信号を発する。3GPPでは、ノードBが、UEとの間の物理的な無線接続を行う。ノードBは、Uuインタフェースを介してノードBから送信される無線信号を制御するRNCから、Iubインタフェースを通じて信号を受信する。
CNは、正しい宛先に情報をルーティングする役割を担う。例えば、CNは、ノードBの1つを介してUMTSに受信されるUEからの音声トラフィックを公衆交換電話網(PSTN)にルーティングする、またはインターネットを行き先とするパケットデータをルーティングすることができる。3GPPでは、CNは次の6つの主要な構成要素を有する。1)サービング(serving)GPRS(一般パケット無線サービス)サポートノード、2)ゲートウェイGPRSサポートノード、3)ボーダーゲートウェイ、4)ビジタ(visitor)位置レジスタ、5)移動サービス交換センター、6)ゲートウェイ移動サービス交換センター。サービングGPRSサポートノードは、インターネットなどのパケット交換ドメインへのアクセスを提供する。ゲートウェイGPRSサポートノードは、他のネットワークに接続するためのゲートウェイノードである。他の事業者のネットワークまたはインターネットに向かうデータトラフィックは、すべてゲートウェイGPRSサポートノードを通過する。ボーダーゲートウェイは、ネットワーク外部の侵入者による、ネットワーク領域内の利用者への攻撃を防止するファイアウォール(保安用システム)として機能する。ビジタ位置レジスタは、サービスを提供するために必要とされる利用者データの現在のサービスネットワークの「コピー」である。この情報は、初めは、モバイル利用者を管理するデータベースから得られる。移動サービス交換センターは、UMTS端末からネットワークへの「回路交換」接続を担当する。ゲートウェイ移動サービス交換センターは、現在の利用者の場所に基づいて、必要とされるルーティング機能を実施する。ゲートウェイ移動サービス交換センターは、外部ネットワークからの利用者からの接続要求も受信し、管理する。
RNCは、一般に、UTRANの内部機能を制御する。RNCは、ノードBとのUuインタフェース接続を介したローカルコンポーネントと、例えば国内のUMTS内の携帯電話から行われる海外通話など、CNと外部システム間の接続を介した外部のサービスコンポーネントを有する通信の仲介サービスも提供する。
通例、RNCは、複数の基地局を監視し、ノードBによってサービスされるワイヤレス無線サービスの有効範囲の地理的範囲にある無線リソース(資源)を管理し、Uuインタフェースのための物理的な無線リソースを制御する。3GPPでは、RNCのIuインタフェースは、CNへの2種類の接続、すなわちパケット交換ドメインへの接続と、回路交換ドメインへの接続を提供する。RNCの他の重要な機能には、機密性と保全性の保護が含まれる。
多くの無線通信システムでは、適応送信電力制御アルゴリズムが用いられる。そのようなシステムでは、多くの通信が、同じ無線周波スペクトルを共有することができる。特定の通信を受信する際には、同じスペクトルを使用するすべての他の通信が、その特定の通信に干渉(混信)を生じさせる。その結果、1つの通信の送信電力レベルを上げると、そのスペクトル中のすべての他の通信の信号品質が低下する。しかし、送信電力レベルを下げすぎると、受信機における信号対干渉比(SI比)などで測定される受信信号の品質が望ましくないものになる。
無線通信システムの電力制御の各種方法が当技術分野でよく知られている。無線通信システムのための開ループと閉ループの電力制御送信機システムの例を、それぞれ図2と図3に示す。このようなシステムの目的は、フェーディング(fading)のある伝播チャネルと時間で変動する干渉とが存在する場合に、送信電力を急速に変化させて送信電力を最小にし、同時に、リモート端末(remote end)でデータが許容できる品質で受信されることを保証することである。
3GPP(Third Generation Partnership Project;第三世代連携プロジェクト)の時分割双方向(TDD)および周波数分割双方向(FDD)システムなどの通信システムでは、共有される可変レートデータの複数の専用チャネルが、送信のために組み合わせられている。そのようなシステムの背景的な仕様データが、非特許文献1から入手できる。結果としてより最適なパフォーマンスをもたらすデータレート変更のための電力制御適応の高速な方法およびシステムが、本発明の譲受人が所有する特許出願に教示されている(特許文献1および2001年7月12日出願の米国特許出願第09/904,001号参照)。
3GPPのW−CDMAシステムでは、電力制御がリンクの適応方法として使用される。専用の物理チャネル(DPCH)の送信電力を調整して最小の送信電力レベルで一定のサービス品質(QoS)を達成し、それによりシステム内の干渉レベルを抑える、動的な電力制御がDPCHに適用されている。
1つの手法としては、送信電力制御を、外部ループ電力制御(OLPC)と内部ループ電力制御(ILPC)と呼ばれる別個のプロセス(処理工程)に分割することである。電力制御システムは、一般に、内部ループが開いているか、閉じているかに応じて、開ループまたは閉ループと称される。図2および図3の例に図示されている両方のシステムのタイプの外部ループは、閉ループである。図2に図示するシステムの開ループタイプの内部ループは、開ループである。
外部ループの電力制御では、特定の送信機の電力レベルは、目標SI比(target signal to interference ration)の値に基づく。受信機が送信を受ける際に、受信信号の品質が測定される。送信される情報は、トランスポートブロック(TB:搬送ブロック)単位で送信され、受信信号品質は、ブロック誤り率(BLER)に基づいて監視することができる。BLERは、通例はデータの巡回冗長性検査(CRC)によって受信機で推定される。その推定BLERが、そのチャネルにおける各種のデータサービスタイプのQoS要件を表す目標BLERなどの目標品質の必要条件と比較される。測定された受信信号品質に基づいて、目標SI比の調整制御信号が送信機に送信される。送信機は、その調整要求に応答して目標SI比を調整する。
時分割双方向(TDD)方式を利用する3GPP(third generation partnership program;第三世代連携プログラム)広帯域符号分割多重接続(W−CDMA)システムでは、UTRAN(SRNC−RRC)が、呼/セッションの確立時にWTRUに初期の目標SI比を設定し、その後、上り回線(UL)のBLER測定の観測結果の指示に従って、その呼の存続期間中にWTRUの目標SI比を継続的に調整する。
内部ループ電力制御では、受信機が、SI比などの受信信号品質の測定値を閾値(すなわち目標SI比)と比較する。SI比が閾値を上回る場合には、電力レベルを下げる送信電力コマンド(TPC)が送信される。SI比が閾値を下回る場合には、電力レベルを上げるTPCが送信される。通例、TPCは、送信機への専用チャネル中でデータと多重化される。送信機は、受信されたTPCに応答して、送信電力レベルを変更する。
従来の、3GPPシステムにおける外部ループ電力制御アルゴリズムは、特定のチャネル条件を想定して、BLERとSI比の固定された対応付けを使用して、必要とされる目標BLERに基づいて各符号化複合トランスポートチャネル(CCTrCH)の初期目標SI比を設定する。CCTrCHは、普通、数個のトランスポートチャネル(TrCH)を多重化することにより1つの物理的無線チャネルで各種のサービスを送信するために用いられ、各サービスは独自のTrCHで送信される。CCTrCH単位でBLERレベルを監視するために、検討対象のCCTrCHに多重化されるトランスポートチャネルの中から基準トランスポートチャネル(RTrCH)を選択することができる。例えば、TrCHが、AWGNチャネルを含むCCTrCHにおけるすべてのチャネル条件の中間点にあると考えることができるなら、TrCH−1がRTrCHに選択されてよい。目標BLERと目標SI比との不一致は、特にBLERが非常に低い場合に、所与のチャネル条件に応じて著しく変動する可能性がある。例えば、ケース1のチャネル条件で、TrCH−1の目標BLER=0.01の場合の目標SI比は、AWGNチャネル条件にある別のトランスポートチャネルの目標SI比よりも4dB以上多く必要とする可能性がある(すなわちTrCH−1の方が強い信号を必要とする)。目標BLERに必要とされる目標SI比はチャネル条件に伴って変動するので、WTRUが目標BLERを初期の目標SI比に変換する際には、このチャネル条件の不一致によって誤りが生じる可能性がある。その結果、目標SI比を決定するための反復的なプロセスは、要求される目標への収束によって克服しなければならない初期の差を有し、これはCRCプロセスを行えるようにさせることによって複雑になり、これらすべてが目標SI比に収束するための望ましくない遅延を生じさせる。
この遅延の結果、電力制御アルゴリズム全体に動作効率の低下が生じる可能性がある。遅延は、伝送速度の単位である伝送時間間隔(TTI)で表される。最小の間隔は1フレーム分のデータであり、これは、通例3GPP通信システムでは10ミリ秒に規定される。3GPPシステムでは、TTIの長さは、10、20、40、または80ミリ秒である。
国際公開番号WO 02/09311 A2 2002年1月31日公開 3GPP TS 25.223 v3.3.0, 3GPP TS 25.222 v3.2.0, 3GPP TS 25.224 v3.6 and Volume 3 specifications of Air-Interface for 3G Multiple System Version 1.0, Revision 1.0 by the Association of Radio Industries Businesses (ARIB)
無線チャネルは、また、ビデオ、音声、データなどの各種サービスを送信することができ、それぞれが異なるQoSの要件を有する。非実時間(NRT)のデータサービスの場合には、データは、持続時間が短い多くのバーストで送信される。例えば3GPPシステムでは、このデータバーストは、一時専用チャネル(Temp−DCH)にトランスポートブロックとして対応付けられる。この対応付けは、Temp−DCHの割り当てに関しても参照される。1つまたは複数のトランスポートブロックがTTI単位でチャネルに対応付けられる。したがって、各サービスは、数個のTTIにまたがって対応付けられ、一方、目標SI比の調整は、Temp−DCHの割り当てのためのOLPC(外部ループ電力制御)の際にTTI単位で行われる。
音声タイプの送信とデータタイプの送信を比較すると、実時間(RT)の音声送信は、より緩い目標BLERを有する可能性が高く(すなわちBLER値がより高く)、一方、NRTのデータ送信には、より低い目標BLERでより低い誤り率が必要とされる。したがって、QoSを保証するための予想される遅延は、音声送信の場合よりもデータのダウンロードの場合の方が長い。さらに、目標SI比調整のために必要とされる過渡的なステップサイズは、そのサービスのQoS要件に応じて設定される。RTデータの初期目標SI比は、常に所望の目標SI比に収束するが、Temp−DCHの割り当てのたびに新しく割り当てられるNRTデータの初期目標SI比は、Temp−DCH割り当ての持続期間が短いため、所望の目標SI比に収束しない場合がある。
本発明は、Temp−DCHの割り当ての持続期間を、電力制御を強化するための追加的パラメータとして利用できるということが分かったものである。
本発明の方法は、選択的に大きさが設定されたブロック割り当てで順方向チャネルにデータ信号を送信する無線送受信装置(WTRU)のための送信電力制御の方法を提供する。このWTRUは、順方向チャネルを通じて受信されるデータ信号に基づいて計算される目標数的指標(target metrics)に応じて順方向チャネルの電力調整を行うように構成されている。本方法は、以下のステップを有する。それぞれが所定のサイズSである、連続したデータ信号ブロック割り当てが、順方向チャネルでWTRUから時間間隔を空けて受信される。各ブロック割り当てのデータ信号について、WTRUの順方向チャネルの電力調整の目標数的指標が、順方向チャネルで受信される信号中の所定の誤り条件の検出に基づいて計算されるが、これには、初期の目標数的指標値を設定するステップと、データの各ブロック割り当てのために計算された最後の目標数的指標を記憶するステップとが含まれる。最初のブロック割り当て後の各ブロック割り当てのデータ信号について、1つ前のブロック割り当てに計算された最後の目標数的指標と、1つ前のブロック割り当てからの時間間隔に基づく割り当て間の調整量とに応じて、初期の目標数的指標値が設定される。初期値をとる準備期間の後、目標数的指標が、所定の長さの時間間隔でステップアップ量またはステップダウン量だけ変更され、それにより、1つ前の時間間隔中に所定の誤り条件が検出された場合は、目標数的指標がステップアップ量だけ増大され、1つ前の時間間隔中に所定の誤り条件が検出されない場合は、目標数的指標がステップダウン量だけ減少される。初期過渡状態レベルへのステップダウン量の設定は、所定のブロック割り当てサイズSに基づき、初期のステップダウン量が、少なくとも、定常状態の定常状態レベルの所定のステップダウン量と同じ大きさに設定されるようにする。初期ステップダウン量が、定常状態の定常状態レベルの所定のステップダウン量よりも大きい場合に、1つ前の時間間隔中に所定の誤り条件が検出される場合には、ステップダウン量が、定常状態の定常状態レベルの所定のステップダウン量になるまで、ステップダウン量が、選択された量だけ低いレベルに減少される。
本発明の装置は、所定のサイズSに選択的にサイズが設定されたブロック割り当で順方向チャネルにデータ信号を送信する送信側WTRU(無線送受信装置)のための送信電力制御を実施する受信側WTRUを提供する。送信側WTRUは、受信側WTRUで計算された目標数的指標に応じて順方向チャネルの送信電力調整を行うように構成されている。受信側WTRUは、以下の構成を備えている。受信機は、WTRUから、順方向チャネルで時間間隔が空けられた連続したデータ信号のブロック割り当てを受信する。プロセッサは、順方向チャネルで受信されるデータ信号中の所定の誤り条件の検出に基づいて、送信側WTRUで順方向チャネルの送信電力調整を実施するための目標数的指標を計算するように構成されている。プロセッサは、各ブロック割り当てのデータ信号について、初期目標数的指標値が設定され、データのブロック割り当てごとに計算された最後の目標数的指標が記憶されるように、目標数的指標を計算するようにも構成されている。プロセッサはさらに、最初のブロック割り当て後の各ブロック割り当てのデータ信号について、1つ前のブロック割り当てに計算された、記憶された最後の目標数的指標と、1つ前のブロック割り当てから時間間隔を空けるための割り当て間の調整量とに応じて、初期目標数的指標値が設定されるように構成されている。初期値をとる準備期間の後、所定の長さの時間間隔で目標数的指標がステップアップ量またはステップダウン量だけ変更され、それにより、1つ前の時間間隔中に所定の誤り条件が検出された場合には、目標数的指標がステップアップ量だけ増大され、1つ前の時間間隔中に所定の誤り条件が検出されない場合には、目標数的指標がステップダウン量だけ減少される。初期ステップダウン量が定常状態の定常状態レベルの所定のステップダウン量と少なくとも同じ大きさに設定されるように、所定のブロック割り当てサイズSに基づいて、ステップダウン量が初期過渡状態レベルに設定され、初期ステップダウン量が、定常状態の定常状態レベルの所定のステップダウン量よりも大きい場合で、1つ前の時間間隔中に所定の誤り条件が検出される場合には、ステップダウン量が、定常状態の定常状態レベルの所定のステップダウン量になるまで、ステップダウン量が、選択された量だけ低いレベルに減少される。
図面を参照して本発明を説明するが、すべての図面を通じて、同様の要素は同様の参照符号で表す。用語「基地局」、「無線送受信装置(WTRU)」、および「モバイル装置」は、それぞれの一般的な意味で使用される。本明細書で使用される用語「基地局」には、これらに限定しないが、基地局、ノードB、サイトコントローラ、アクセスポイント、あるいは、基地局が関連付けられたネットワークへの無線アクセスをWTRUに提供する、無線環境にある他のインタフェース装置が含まれる。
本明細書で使用される用語「WTRU」には、これらに限定しないが、ユーザ機器(UE)、移動局、固定型または移動型の利用者装置、ページャ、または、無線環境での動作が可能な他のタイプのデバイスが含まれる。WTRUには、電話機、テレビ電話、およびネットワーク接続を有するインターネット対応電話などの個人通信機器が含まれる。また、WTRUには、同様のネットワーク機能を有する無線モデムを備えたPDAやノート型コンピュータなどの携帯型の個人コンピューティングデバイスが含まれる。携帯型のWTRU、またはその他の形で場所を変えることができるWTRUを、モバイルユニットと称する。
時分割双方向方式を利用する3GPP(third generation partnership program;第三世代連携プログラム)広帯域符号分割多重接続(WCDMA)システムとの関連で実施形態を説明するが、それらの実施形態は、符号分割多重接続(CDMA)/時分割多重接続(TDMA)混合型の通信システムに適用することができる。また、これらの実施形態は、一般に、提案される3GPP W−CDMA(広帯域CDMA)の周波数分割双方向(FDD)方式などのCDMAシステムに適用することができる。
3GPPなどの無線システムのための従来の電力制御法は、いわゆる内部ループと外部ループを利用する。電力制御システムは、内部ループが開いているか、閉じているかに応じて開ループまたは閉ループと称される。両タイプのシステムの外部ループは、閉ループである。
「送信側」通信局10と「受信側」通信局30を有する開ループの電力制御システムの関連部分を図2に示す。局10、30はともに、トランシーバ(送受信機)である。通例は、一方が、3GPPではノードBと称される基地局であり、もう一方が、3GPPでユーザ機器(UE)と称されるあるタイプのWTRUである。説明を分かりやすくするために、選択された構成要素のみを図示し、本発明は、好ましい3GPPシステムの点から説明するが、本発明は、WTRU同士が通信するアドホック(ad hoc)のネットワーキングを行うようなシステムであっても、無線通信システム全般に適用することができる。電力制御は、過度の干渉を発生させずに、複数のユーザに対する高品質のシグナリング(信号伝達)を維持するために重要である。
送信局10は、送信するユーザデータ信号を搬送するデータ線12を有する送信機11を含む。ユーザデータ信号は、プロセッサ(処理装置)15の出力13からの送信電力調整を適用して送信電力レベルを調整することによって調整された所望の電力レベルを備えている。ユーザデータは、送信機11のアンテナシステム14から送信される。
送信データを含むワイヤレス無線信号20が、受信アンテナシステム31を介して受信局30に受信される。受信アンテナシステムは、受信データの品質に影響する干渉無線信号21も受信する。受信局30は、受信信号が入力され、測定された干渉電力データを出力する干渉電力測定装置32を含む。受信局30は、データ品質測定装置34も含み、この測定装置34にも受信信号が入力され、データ品質信号を生成する。データ品質測定装置34は、プロセッサ(処理装置)36に結合され、プロセッサ36は、信号品質データを受け取り、入力37を通じて受け取られるユーザによって定義された品質標準パラメータに基づいて、目標の信号対干渉比(SI比:希望信号レベルと妨害信号レベルの比)データを計算する。
受信局30は、干渉電力測定装置32と目標SI比生成プロセッサ36とに結合された送信機38も含む。受信局の送信機38は、それぞれユーザデータ、基準信号、および基準信号送信電力データの入力40、41、42も含む。受信局30は、自局のユーザデータと制御関連データと基準信号を、関連付けられたアンテナシステム39を介して送信する。
送信局10は、受信機16と、それに関連付けられた受信アンテナシステム17を含む。送信局の受信機16は、受信局30から送信される無線信号を受信し、この無線信号は、受信局のユーザデータ44と、受信局30で生成された制御信号とデータ45を含む。
送信局の送信機のプロセッサ15は、送信電力の調整値を計算するために、送信局の受信機16に関連付けられる。送信機11は、受信された基準信号の電力を測定する装置18も含み、装置18は、経路損失計算回路19に関連付けられる。
送信電力の調整値を計算するために、プロセッサ15は、受信局の目標SI比生成プロセッサ36によって生成された目標SI比データを搬送する目標SI比データ入力22からのデータと、受信局の干渉電力測定装置32によって生成された干渉データを搬送する干渉電力データ入力23からのデータと、経路損失計算回路19の出力である経路損失信号を搬送する経路損失データ入力24からのデータとを受け取る。経路損失信号は、受信局30から供給される基準信号送信電力データを搬送する基準信号送信電力データ入力25と、送信機11の基準信号電力測定装置18の出力を搬送する測定基準信号電力入力26とを介して受け取られたデータから、経路損失計算回路19によって生成される。基準信号測定装置18は、送信局の受信機16に結合されて、受信局の送信機38から受信された基準信号の電力を測定する。経路損失計算回路19は、入力25によって伝達される既知の基準電力信号の強度と、入力26で伝達される測定された受信電力強度との差に基づいて経路損失を判定することが好ましい。
干渉電力データ、基準信号電力データ、および目標SI比の値は、伝播チャネルと干渉の時間で変動するレートに比べて著しく低いレートで送信局10に伝達される。「内部」ループは、測定された干渉に依拠するシステム部分である。必要最小限の送信電力の推定値がどれほど適正であるかを示す、時間で変動する伝播チャネルと干渉のレートに匹敵するレートでのアルゴリズムへのフィードバックがないので、このシステムは「開ループ」とみなされる。必要とされる送信電力レベルが急速に変化する場合は、このシステムは、それに応じて反応して適時に電力調整を変更することができない。
図2の開ループ電力制御システムの外部ループに関して、リモートの受信局30で、測定装置34を介して受信データの品質が評価される。デジタルデータの品質の一般的な測定基準は、ビット誤り率とブロック誤り率である。これらの基準を計算するには、時間で変動する伝播チャネルと干渉の期間よりもかなり長い期間にわたって蓄積されたデータが必要となる。所与の基準について、その基準と受信SI比の間には理論的な関係が存在する。リモートの受信機に基準を評価するのに十分なデータが蓄積されると、プロセッサ36で、そのデータが計算され、所望の基準(要求されるサービス品質を表す)と比較され、そして更新された目標SI比が出力される。更新された目標SI比は、(理論上は)送信機の内部ループで適用されると、測定された基準を所望の値に収束させる値である。最後に、更新された目標SI比が、受信局送信機38と送信局受信機16を介して、その内部ループで使用するために送信機11に渡される。目標SI比の更新レートは、品質統計を蓄積するために必要な時間と、電力が制御される送信機への伝達レートの実際的な制限によって制限される。
図3を参照すると、閉ループの電力制御システムを用いる、送信局50と受信局70を有する通信システムが図示されている。
送信局50は、送信するユーザデータ信号を搬送するデータ線52を有する送信機51を含む。ユーザデータ信号は、プロセッサ55の出力53からの送信電力調整値を適用して電力レベルを調整することによって調整される所望の電力レベルを備えている。ユーザデータは、送信機51のアンテナシステム54を介して送信される。
送信データを含むワイヤレス無線信号60が、受信アンテナシステム71を介して受信局70に受信される。受信アンテナシステムは、受信データの品質に影響する干渉無線信号61も受信する。受信局70は、受信信号が入力され、測定されたSI比データを出力する干渉電力測定装置72を含む。受信局70は、データ品質測定装置73も含み、データ品質測定装置73にも受信信号が入力され、データ品質信号を生成する。データ品質測定装置73は、プロセッサ74に結合され、プロセッサ74は、信号品質データを受け取り、入力75を通じて受け取られるユーザによって定義された品質標準パラメータに基づいて、目標信号対干渉比(SI比)データを計算する。
コンバイナ(combiner:結合器)、好ましくは、減算器は、装置72からの測定SI比データを、プロセッサ74で計算された目標SI比データと、好ましくは減算することにより比較してSI比誤差信号を出力する。コンバイナ76からのSI比誤差信号は、処理回路77に入力され、回路77は、その信号に基づいてステップアップ/ダウンコマンドを生成する。
受信局70は、処理回路77に結合された送信機78も含む。受信局の送信機78は、ユーザデータの入力80も含む。受信局70は、自局のユーザデータと制御関連データを、関連付けられたアンテナシステム79を介して送信する。
送信局50は、受信機56と、それに関連付けられた受信アンテナシステム57を含む。送信局の受信機56は、受信局70から送信された無線信号を受信し、この信号は、受信局のユーザデータ84と受信局で生成された制御データ85とを含む。
送信局の送信機のプロセッサ55は、送信局の受信機16に関連付けられた入力58を有する。プロセッサ55は、入力58を通じてアップ/ダウンのコマンド信号を受け取り、その信号に基づいて送信電力の調整値を計算する。
閉ループの電力制御システムの内部ループに関して、送信局の送信機51は、リモートの受信局70で生成された高レートのステップアップコマンドおよびステップダウンコマンドに基づいて、送信機の電力を設定する。リモートの受信局70では、受信データのSI比が測定装置72によって測定され、プロセッサ74で生成された目標SI比の値とコンバイナ76を介して比較される。目標SI比は、(理論上は)その値でデータが受信された場合に、要求されるサービス品質が得られる値である。測定された受信SI比が目標SI比よりも小さい場合は、処理回路77により、受信局の送信機78と送信局の受信機56を介して送信機51にステップダウンコマンドが発行され、それ以外の場合はステップアップコマンドが発行される。時間で変動する伝播チャネルと干渉に実時間で反応することができるステップアップコマンドとステップダウンコマンドが高レートでフィードバックされるので、この電力制御システムは閉ループとみなされる。時間で変動する干渉と伝播が原因で必要な送信電力レベルが変化する場合には、このシステムは、迅速に反応し、その変化に応じて送信電力を調整する。
閉ループの電力制御システムの外部ループに関して、受信データの品質が、受信局70の測定装置73で評価される。デジタルデータ品質の一般的な測定基準は、ビット誤り率とブロック誤り率である。これらの基準を計算するには、時間で変動する伝播チャネルと干渉の期間よりかなり長い期間にわたって蓄積されたデータが必要となる。所与の基準について、その基準と受信SI比の間には理論的な関係がある。リモートの受信機に基準を評価するのに十分なデータが蓄積されると、プロセッサ74によりそのデータが計算され、求められる基準(要求されるサービス品質を表す)と比較され、更新された目標SI比が出力される。更新された目標SI比は、(理論上は)受信機のアルゴリズムに適用された場合に、測定される基準を要求される値に収束させる値である。そして、更新されたSI比が内部ループで使用されて、送信局の電力スケール生成プロセッサ55に送信されて送信機51の電力を制御するステップアップ/ステップダウンコマンドの方向を決定する。
図2に図示する開ループシステムとして実施されるか、図3に図示する閉ループシステムとして実施されるかに関係なく、外部ループの電力制御では、目標SI比などの初期の目標数的指標(target metrics)が設定され、そして、無線通信の際に行われる外部ループのフィードバックに基づいてその目標数的指標が再計算される。従来、目標数的指標の調整は、ステップアップとステップダウンの設定された増分値を用いて所望の目標値に収束する固定ステップ法を使用して行われる。
この従来の手法に本発明によって変更を加えて、NRTデータの初期目標SI比を決定する。例えば、無線リンクのセットアップの開始時またはハンドオーバ時に、3GPPシステムのWTRUは、次の従来のステップを用いる。
(1)最初のTemp−DCH割り当ての継続時間(またはTTIサイズS)が閾値(例えば所定の収束時間目標値)よりも短い場合は、初期の対応付け参照テーブルから初期目標SI比を得、ある値(例えば2*log10(1/BLER))だけオフセットする。オフセット値は、フェーディングチャネル条件の変動に基づいて決定される。例えばフェーディングチャネルの条件が非常に不安定な場合は、オフセット値が上方に調整される。下り回線の外部ループ電力制御は、初期目標SI比の調整を一切行わない(すなわちTemp−DCHの目標SI比は初期目標SI比に固定される)。下り回線の内部ループ電力制御(ILPC)は、通常通り実行されて、高速のフェーディングと系統/測定のバイアス誤差を補償する。一般に、ILPCは、目標SI比の調整を伴わない。
(2)最初のTemp−DCH割り当ての継続時間が、閾値(例えばあらかじめ決定された収束時間の目標値)より長い場合は、初期の対応付け参照テーブルから初期目標SI比を得、下り回線の電力制御が通常通り動作する。
(3)以前のサービスについての目標SI比の変化(測定された実際の目標SI比−RNCからの初期目標SI比)を入手できる場合は、上記のステップ(1)および(2)の代わりに、目標SI比の変化の平均で、新しいサービスの初期目標SI比が調整される。これは、以前のサービスで外部ループ電力制御によって達成された向上した精度を利用する。
初期目標SI比が設定されると、下り回線の外部ループ電力制御プロセスは、データのCRCの結果に基づいて目標SI比を調整する「ジャンプ」アルゴリズムを利用する。図4に、一般的なジャンプアルゴリズムの使用例を図式的に示す。目標SI比の各ステップアップおよびステップダウンは、各TTIの始めに1回行われる、比較的固定されたステップサイズの調整である。CRCはTTIごとに行われることが好ましく、ステップダウンの調整は、誤りのないすべてのCRCに行われ、一方、CRCの誤りが検出されるとステップアップの調整が行われる。
本発明の好ましい実施形態では、基本的なジャンプアルゴリズムは、次のように表される。k番目のブロックのCRC検査で誤りが検出されない場合は、
target_SIR(k) = target_SIR(k-1) - SD (dB), 式1
そうでなく、CRC誤りが発生した場合は、
target_SIR(k) = target_SIR(k-1) + SU (dB) 式2
となる。
ここで、ステップダウンSDおよびステップアップSUは、次の式で計算される。
SD = SS * target_BLER 式3
SU=SS - SD 式4
SSは、目標SI比調整のステップサイズであり、これについては、本発明の教示により使用される好ましいステップサイズの種類との関連で下記でさらに述べる。
下り回線の外部ループ電力制御には、一般に、予備的な(準備段階の)内部ループ整定状態、過渡状態、および定常状態、の3つの状態がある。本発明による、これらの異なる下り回線外部ループ電力制御状態における目標SI比(target_SIR)の調整の一例を図5に示す。下り回線の外部ループ電力を調整して目標SI比を制御する方法およびシステムが(2003年9月10日出願の国際出願番号PCT/US 03/28412、および2003年9月10日出願の米国特許出願第10/659,673号。これら特許出願は、本発明の譲り受け人により所有されている)に教示されている。
図5に示すように、目標SI比は、内部ループの整定状態では常に一定に維持されることが好ましい。内部ループの整定状態では、内部ループのTPCアルゴリズムは、初期目標SI比を変えずに、初期のシステム系統誤差とランダム測定誤差を補正する。
過渡状態では、外部ループの電力制御アルゴリズムは、チャネル条件の不一致によって生じた初期目標SI比誤差を補正することを試みる。初めに、過渡状態におけるジャンプアルゴリズムは、大きなステップダウンサイズを使用して目標SI比を急速に下げる、すなわち強制的にCRC誤りを発生させることが好ましい。定常状態では、外部ループの電力制御アルゴリズムは、比較的小さいステップダウンサイズを利用することにより、目標SI比を維持することを試みる。この例示的なWTRUの下り回線OLPCの本発明の一態様は、初め過渡状態で使用される比較的大きなステップサイズを、定常状態で利用されるより小さなステップサイズに推移させることである。この例の別の態様は、所定の期間内にCRC誤りが発生しない定常状態でステップサイズを増大させることである。
過渡状態では、例えば次のように目標BLER(ブロック誤り率)と基準トランスポートチャネルの1TTI当たりのトランスポートブロックの数NBに基づいて大きな初期ステップサイズSSTSを計算することができる。
SSTs = 2 [log10(1/BLER_target)]/ NB (dB) 式5
例えば、BLER_target=10-2、かつNB=2の場合は、SSTS=2になる。そして、上記の式3および4を適用すると、過渡状態の初期ステップダウンおよびステップアップの値SDT、SUTは、SDT=0.02、SUT=(2−0.02)=1.98になる。
CRC誤りの発生を使用して、過渡状態のステップサイズが定常状態のステップサイズSSSSに収束するまで、ステップサイズの減少をトリガする。この例では、定常状態SSSSは、次のように計算されることが好ましい。
SSss = 0.25 [log10(1/BLER_target)]/ NB (dB) 式6
過渡状態で、あるTTIにCRC誤りが発生すると、ステップサイズは半分に減少されることが好ましい。そして、減少されたステップサイズがジャンプアルゴリズムに適用される。この手順は、新しいステップサイズが定常状態のステップサイズに収束するまで反復される。上記の例では、SSTS= 23 * SSssなので、3回の反復の後に収束が生じる。したがって、過渡状態でCRC誤りがあるTTIごとに、次のステップサイズは、新しいステップサイズが定常状態のステップサイズに収束するまで、初期ステップサイズSSTSから1/2nだけ減少されていくことが好ましく、nは、少なくとも1回のCRC誤りがあった過渡状態の始まり以降のTTIの数である。収束が発生すると、定常状態に入り、ステップサイズの減少はそれ以上行われない。
図5に、実際面における上記の例の図式表現を提供する。点(ポイント)Aで最初のCRC誤りが発生すると、過渡状態のステップアップの半分SUT/2だけ目標SI比が増大される。CRC誤りが発生するとステップダウンサイズの調整も行われ、その後CRC誤りなしでトランスポートブロックが受信されると、目標SI比がSDT/2だけ減少される。次のCRC誤りが発生すると、ステップアップサイズがSUT/4に減少され、目標SI比がその量だけ上げられ、ステップダウンサイズがSDT/4に調整される。このアルゴリズムは、調整されたステップアップサイズSUTが定常状態のステップアップサイズSUSと等しくなるまで継続し、SUSは、図5および図6に示す例では、SUT/8に等しい。この時点で定常状態に入る。ステップアップサイズとステップダウンサイズは、それぞれSUSとSDSに固定される。
過渡状態に入った時にCRC誤りが連続的に検出される場合は、定常状態への収束は、かなり急速である可能性がある。図6に、上記の例におけるその場合を図示するが、ここでは、過渡状態に入った直後にいくつかのブロックがCRC誤りとともに受信され、その結果、目標SI比が過渡状態のステップアップSUTだけ連続的に減少されている。図6に示すように、最初のCRCの結果、点Aで誤りがあることが示され、その結果、目標SI比がSUT/2だけステップアップされ、ステップダウンサイズがSDT/2に設定される。図6には、ステップアップ後の最初のCRCの結果、誤りがあることが示される可能性も示す。そのような場合は、点(ポイント)Bに示すように、目標SI比が再度上げられるが、この場合はSUT/4だけ上げられる。このワーストケースのシナリオを続けると、過渡状態の3番目のTTIで再びCRC誤りが発生する。次の目標SI比のステップアップ調整量は、SUT/8になる。このステップアップはあらかじめ決められた定常状態のステップアップSUSと等しいので、この時点で過渡状態が終了し、定常状態が開始する。その結果、目標SI比がSUS=SUT/8だけ増大され、ステップダウンサイズがSDS=SDT/8に設定される。一般に、CRC誤りが発生すると、それがいつ発生するかに関係なく、前回のステップアップの半分の量だけの目標SI比のステップアップが開始される。
定常状態に入ると、ステップアップサイズとステップダウンサイズは、一般に、それぞれSUSとSDSに維持される。通例、通信基準にほとんど変化がない場合は、定常状態のアルゴリズムは、従来のジャンプアルゴリズムの場合と同様に、規則正しいパターン(図示せず)で連続した一連のステップアップコマンドとステップダウンコマンドを生成する。しかし、干渉の変化または他の要因が原因で通信に急速な動作条件の変化が生じた場合は、定常状態のアルゴリズムの適用がそれほど効果的でない場合がある。したがって、定常状態を時折変動させて、急速に変化する条件に対処する。
定常状態では、CRC誤りが発生せずに所定の観測期間が経過すると、ステップダウンサイズが自動的に上げられることが好ましい。例えば、図5および図6に示すように、CRC誤りが発生せずに8TTIが経過すると、ステップダウンサイズが一時的に倍にされ、8番目以降の連続したステップダウンが、SDSの量の2倍になるようにする。
目標SI比は収束に近いと想定されるので、観測期間は比較的長いことが好ましい。観測期間は、5/BLERの連続したトランスポートブロックに設定されることが好ましい。ステップダウンの値2SDSは、CRC誤りが発生するまで固定されたままであり、CRC誤りが発生するとSDSに戻される。これは、チャネル条件の突然の改善が発生し、要求される目標SI比と比較して過度の測定SI比が発生した時に収束時間を改善する。定常状態は、CCTrCH通信の存続期間にわたって持続し、観測期間に等しい時間の増分内にCRC誤りがない時には常にこのタイプの調整が行われることが好ましい。
あるいは、CRC誤りが発生せずに所定の観測期間が経過した時、このプロセスは、過渡状態に戻って収束時間を短縮し、そして、目標SI比が上記と同じように収束すると定常状態に移ることができる。そのような場合には、上記の例では、CRC誤りが検出されると、上記で定義したようにステップダウン値がSDSからSDTSに切り替わり、次いで漸進的に定常状態の値に減少される。
CCTrCH中のRTrCHについて、1つのTTIにつき2つ以上のトランスポートブロックが受信される(すなわちNB>1)場合は、目標SI比は次のように調整されることが好ましい。
target_SIR = current_target_SIR + (SU * NE) - SD * (NB - NE) 式7
Eは、RTrCHの1TTI当たりのCRC誤りの数と定義される。しかし、ステップサイズは、TTIの始まりに、かつそのTTIに少なくとも1つのCRC誤りがある場合にのみ、1TTIにつき1回だけ調整されることが好ましい。
上記の外部ループアルゴリズムは、図2に図示する開ループシステムのプロセッサ36および図3に図示する閉ループシステムのプロセッサ74など、目標SI比を計算するプロセッサ中で実施されることが好ましい。このアルゴリズムの実施は、新しいTTIでCRC誤りが発生するかどうかを判定し、それに応じてステップアップサイズとステップダウンサイズを調整し、個々のCRC結果に基づいてステップの調整を適用する。例えば、4つのトランスポートブロック(NB=4)を有し、そのうち3つのブロックにCRC誤りがあるTTIを考えられたい。そのTTI以前のステップアップサイズがSUT/2で、ステップダウンサイズがSDT/2である場合には、外部ループアルゴリズムは、まずステップサイズをSUT/4とSDT/4に調整し、それに応じて目標SI比(target_SIR)を更新する。最終的な結果は、調整後の
target_SIR=current_target_SIR+3(SUT/8)-(SDT/8)
になる。
3GPPシステムの場合には、過渡状態と定常状態の両方で、RTrCHが再選択され(例えば可変ビットレートのサービスの場合)、その新しいRTrCHの目標BLERが古い目標BLERと異なる場合は、新しい目標BLERに基づいてSI比のステップサイズが再計算される。定常状態では、観測期間も更新され、誤りのないブロックの現在の数が0にリセットされる。過渡状態では、ステップサイズを再計算することに加えて、追加的な調整を行って、その状態ですでに発生している可能性のある収束を補償する。すなわち、初期のステップアップSUまたはステップダウンSD値は適用されず、検出されたCRC誤りのための現在の調整が適用される。先と同様に、係数1/2nで微量の(fractional)ステップアップまたはステップダウンサイズが計算され、nは、少なくとも1つのCRC誤りがあった過渡状態の開始以降のTTI数である。例えば、RTrCHが再選択される前の現在のステップダウンサイズがSDTold/4であった場合には、RTrCHの再選択の直後のステップダウンサイズは、SDTnew/4に設定されなければならず、ステップアップサイズは、SUTnew/4に設定されなければならない。
図7A〜図7Cに、3GPPシステムにおける下り回線の外部ループ電力制御の好ましいアルゴリズムを実施するためのフローチャートを提供する。図7Aで、段階(ステージ)300は、内部ループの整定状態で好ましい手順を表す。ステップ302で、内部ループの整定時間、過渡状態のステップサイズSSTS、定常状態のステップサイズSSSS、およびTTIの数のパラメータが初期化される。内部ループの整定時間は、100ミリ秒に設定されることが好ましい。過渡状態のステップサイズSSTSと定常状態のステップサイズSSSSの値は、それぞれ上記の式6および式7に従って初期化される。TTI数の値は、ゼロに設定される。
ステップ304で、積(TTI数×TTIの長さ)と内部ループの整定時間との比較が行われる。その積が内部ループの整定時間よりも大きい場合は、整定状態が終了しており、電力制御アルゴリズムは、過渡状態に移る。積が整定時間よりも小さい場合は、ステップ306でTTI数が1だけ増分され、整定状態がステップ304に戻って再度比較を行う。したがって、アルゴリズムの段階300は、内部ループの電力制御で初期の系統誤差とランダム測定誤差を補正できるのに十分なTTIが経過していることを保証する。
図7Bで、段階307は、過渡状態で行われる下り回線の外部ループ電力制御の好ましい手順を表す。このフローチャートの図7Aの部分のステップ304で肯定の判定が行われることにより、ステップ308が開始される。ステップ308で、過渡状態のパラメータが初期化される。ステップサイズは、式5によりSSTSに設定されることが好ましく、過渡状態のステップダウンは、BLERの値が要素として考慮されるステップサイズ(すなわちSDT=BLER*SSTS)になり、過渡状態のステップアップSUTは、ステップサイズSSTとステップダウン値SDTの差(すなわちSUT=SSTS−SDT)になる。
ステップ310で、ステップサイズSSTSと定常状態のステップサイズSSSSとの比較が行われる。SSTSの初期値は、式6によりステップ302で決定される。ステップ310で、ステップサイズSSTSが定常状態のステップサイズSSSSよりも大きいかどうかが判定される。定常状態のステップサイズより大きくない場合は、過渡状態が終了しており、アルゴリズムは、このフローチャートの図7Cの部分のステップ320に進む。大きい場合は、方法はステップ312に進み、TTIのCRC誤りの数NEが少なくとも1であるかどうかを調べる。少なくとも1でない場合には、方法はステップ318に進み、次の式に従って目標SI比(target_SIR)を下げる。
target_SIR = current_target_SIR - SDT*NB 式8
ステップ318で、目標SI比が、少なくとも最小値MIN_DL_SIRに設定される。すなわち、目標SI比が所定の値MIN_DL_SIRよりも小さい場合には、目標SI比は、その最小の値に等しく設定される。ステップ318が完了すると、プロセスは、新しく減少された目標SI比でステップ310に戻る。
ステップ312に戻り、現在のTTIに少なくとも1つのCRC誤りが検出された場合には、ステップ314で、ステップサイズSSTS、ステップアップSUT、およびステップダウンSDTのパラメータが次のように調整される。過渡状態のステップサイズSSTSは、現在のSSTSの値の半分に設定される。ステップアップSUTとステップダウンSDTの値は、式3および式4により、過渡状態のステップサイズSSTSの新しい値に従って再調整される。
ステップ316で、次の式により目標SI比(target_SIR)が増大される。
target_SIR = current_target_SIR+(SUT*NE) - SDT(NB-NE) 式9
新しい目標SI比の値が所定の最大値MAX_DL_SIR以下であるか調べられる。新しい目標SI比がこの最大値よりも大きいことが判明した場合には、新しい目標SI比は、最大値MAX_DL_SIRに再設定される。過渡状態は、ステップ310に戻ってステップ310で過渡状態のステップサイズが定常状態のステップサイズより大きくなるまでこのサイクルを繰り返すことにより持続する。
図7Cで、段階319は、下り回線の外部ループ電力制御の定常状態部分の好ましい手順を表す。ステップ320で、SI比のステップサイズと定常状態のステップアップ値SUSを含む、定常状態のパラメータが調整される。SI比のステップサイズは、ステップ302で決定される定常状態のステップサイズSSSSに設定される。定常状態のステップサイズSSSSを使用して、式3により、ステップアップ値SUSが計算される。ステップ322で、観測期間が5/BLER以上であるかどうかが確認される。初め、観測期間は5/BLERより短く、その場合はステップ324が開始し、ステップダウン値SDSがBLER*SSSSに等しくされる。
ステップ328で、そのTTIに少なくとも1つのCRC誤りが検出されるかどうかが調べられる。少なくとも1つのCRC誤りが検出される場合は、ステップ330が開始し、目標SI比(target_SIR)が次のように上げられる。
target_SIR = current_target_SIR+(SUs*NE) - SDs(NB-NE) 式10
CRC誤りが検出されたため、観測期間がゼロにリセットされる。新しい目標SI比が値MAX_DL_SIRよりも大きい場合は、新しい目標SI比が最大値MAX_DL_SIRに設定される。大きくない場合は、目標SI比は、式10で計算された値のままとなる。プロセスはステップ322に戻って観測期間を調べる。観測期間が5/BLER以上になると、ステップ326が開始し、ステップダウン値SDSが倍にされる。プロセスは次いでステップ328に進み、CRC誤りがあるか調べる。CRC誤りが検出されない場合は、ステップ332が開始し、次の式に従って目標SI比(target_SIR)が減少される。
target_SIR = current_target_SIR-(SDs*NB) 式11
この新しい目標SI比の値が最小値MIN_DL_SIRよりも小さい場合は、新しい目標SI比が最小値MIN_DL_SIRに設定される。そうでない場合は、新しい目標値は、計算された値のままとなる。ステップ332の後、アルゴリズム状態319はステップ322に戻り、CCTrCHが非アクティブになるまでアルゴリズム319が反復する。
特にTemp_DCHの割り当てを通じたNRTデータの送信の場合について、以下に、第1の割り当てに続くTemp_DCHの割り当ての好ましいプロセスを簡単に説明する。初期の目標SI比は、前回のTemp_DCH割り当てで残された最後の目標SI比からとられる。この初期目標SI比の値は、(初期対応付け参照テーブルからとられる)初期目標SI比に上限のマージンを足した値を上限とし、(初期対応付け参照テーブルからとられる)初期目標SI比から下限のマージンを引いた値を下限とする。初期目標SI比は、データレートと、新しいTemp−DCH割り当てに必要とされるBLERに基づいても調整される。Temp−DCH割り当て要求の到着間の時間が長すぎる(10秒など)場合は、RNC参照テーブルからとられた初期目標SI比と、前回のTemp−DCH割り当ての制限された目標SI比との適切な重みをつけた(すなわち到着間時間を考慮するように加味された)の線形結合が使用される。上記の所与のTemp−DCH割り当ての調整を含む初期目標SI比が最終的に決定されると、そのTemp−DCH割り当てのための外部ループ電力制御動作の間は、目標SI比の値は、その初期目標SI比の値を所与のマージンだけ上回る、または下回ることを許されない。
図8に、特に目標SI比の履歴を使用してTemp−DCHにNRTデータを割り当てるための、下り回線の外部ループ電力制御を強化したアルゴリズム500を実施するフローチャートを示す。このプロセスの結果、上記のジャンプアルゴリズムの初期の過渡状態のステップサイズが選択されるが、ここではTemp−DCH割り当ての継続時間に基づいて選択される。段階501は、Temp−DCHの割り当てごとに調整された初期目標SI比を生成する好ましい手順を提供する。
ステップ502で、WTRUのための無線リンクの確立の開始のために、またはハンドオーバ(引継ぎ)が行われるたびに、従来の方法に変更を加えた上記の方法を使用して初期目標SI比が選択される。ステップ503で、そのTemp−DCHが最初の割り当てであるかどうか、すなわちWTRUのための無線リンクの確立の開始、または各ハンドオーバであるかどうかを調べる。最初の割り当てである場合には、ステップ504でパラメータalphaをゼロに初期化する。最初の割り当てでない場合には、アルゴリズム500は直接ステップ505に進み、そのTempDCHのための新しい初期目標SI比(target_SIR)が次の式によって調整されて、割り当てと割り当ての間の到着間時間(inter―arrival time)を補償する。
target_SIR(j) = (alpha)*(target_SIR(j-1))+(1-alpha)*(initial_target_SIR)
式12
jは、現在のTemp−DCH割り当てを表し、target_SIR(j-1)は、前回のTemp−DCH割り当ての最後の目標SI比を表し、initial_target SIRは、対応付け参照テーブルから決定される初期目標SI比である。alpha係数は、現在のTemp−DCH割り当ての開始と、前回のTemp−DCH割り当ての終わりの間の到着間時間を考慮する忘却係数である(到着間時間をTとすると、alpha=exp(-T/10))。
ステップ506で、値MIN_DL_SIRおよびMAX DL_SIRに従って、計算された目標SI比の上限および下限テストが行われる。値target_SIRが所定の最大値MAX_DL_SIRよりも大きい場合には、値target_SIRは、計算された値ではなく、この最大値に設定される。一方、目標SI比が所定の最小値MIN_DL_SIRよりも小さい場合には、target_SIRの値は、計算された値ではなく、この最小値に設定される。ステップ507で、データレートに基づいて目標SI比が調整される。
次いで、ステップ508で、Temp−DCH割り当ての継続時間に基づいて、初期の過渡状態のステップサイズが求められる。RNCは、好ましくはTTIの数で、NRTデータバーストのヘッダに符号化したTemp−DCH割り当ての継続時間情報を送信する。WTRUは、Temp−DCHの割り当ての継続時間を受け取り、それに従って復号する。ステップ508は、図7Bのステップ308に対応するが、Temp−DCH処理のために変更されている。以下のステップサイズの選択は、Temp−DCH割り当ての好ましい範囲の点から説明する。Temp−DCH割り当ての継続時間が100TTIよりも短い場合(累積密度関数の90〜95%)で、初期の過渡状態ステップサイズは、定常状態のステップサイズに等しくなる(すなわちSIR_step_size_TS = SIR_step_size_SS))。
Temp−DCH割り当ての継続時間が100〜200TTIの間である場合には、初期の過渡状態ステップサイズは、定常状態のステップサイズの2倍(SIR_step_size_TS = 2 SIR_step_size_SS)になり、1回のCRC誤りが発生した後に、外部ループの電力制御は、過渡状態から定常状態に移る。
Temp−DCH割り当ての継続時間が200〜400TTIの間である場合は、SIR_step_size_TS = 4 SIR_step_size_SSになり、外部ループの電力制御は、2回のCRC誤りが発生した後に過渡状態から定常状態に移る。
最後に、Temp−DCH割り当ての継続時間が400TTIより長い場合は、SIR_step size_TS = 8 SIR_step_size_SSとなり、これは、RTの初期過渡状態ステップサイズと同じである。外部ループの電力制御は、3回CRC誤りが発生した後に過渡状態から定常状態に移り、上記の例が実施される。
ステップ508の後、ステップ509で、図7B〜図7Cの強化された外部ループ電力制御に従って、現在のTemp−DCH割り当てについて外部ループの電力制御が開始する。
アルゴリズム500は、新しいTemp−DCH割り当てのたびに反復する。
前述の説明ではNRT(非実時間)データを例として参照したが、本発明は、比較的短い持続時間のRT(実時間)にも適用することができることに留意されたい。さらに、Temp−DCHの継続時間、目標SI比のマージン、Temp−DCH割り当て要求の到着間時間を構成するパラメータを変化させて、より良好な動作効率を得ることができることに留意されたい。
図5〜図8に図示されるアルゴリズムを実施するコンポーネントは、特定用途集積回路(ASIC)などの単一の集積回路に実施されることが好ましい。しかし、このアルゴリズムの一部は、複数の別個の集積回路にも容易に実施することができる。
前述の説明では、3GPPシステムにおける外部ループの電力制御に言及したが、これは例示的なものに過ぎず、限定ではない。本発明は、GSM.2G、2.5G、または外部ループ電力制御に相当する電力制御が実施される他のタイプの無線通信システムを含む、他の無線通信システムに適用することができる。当業者には、本発明と整合性がとれた他の変更形態および変形形態が認識されるであろう。
従来のUMTSネットワークのシステムアーキテクチャの概要を示す図である。 目標SI比(目標SIR)の基準を介して外部ループの電力制御を実施する無線通信システムのための従来の開ループ電力制御システムの略図である。 目標SI比の基準を介して外部ループの電力制御を実施する無線通信システムのための従来の閉ループ電力制御システムの略図である。 下り回線のOLPCに適用することが可能なジャンプアルゴリズムに従った目標SI比の調整のグラフである。 本発明の教示による例示的なWTRUの下り回線OLPCによる目標SI比の調整を示すグラフである。 本発明の教示による短縮された過渡状態を有する例示的なWTRUの下り回線OLPCによる目標SI比(目標SIR)調整を示すグラフである。 本発明の教示による例示的な下り回線のOLPCアルゴリズムの方法フローチャートである。 本発明の教示による例示的な下り回線のOLPCアルゴリズムの方法フローチャートである。 本発明の教示による例示的な下り回線のOLPCアルゴリズムの方法フローチャートである。 本発明の教示によるNRTデータのための強化されたOLPCアルゴリズムのフローチャートである。

Claims (24)

  1. 選択的にサイズが設定されたブロック割り当てで順方向チャネルにデータ信号を送信するWTRU(無線送受信装置)のための送信電力制御方法であって、該WTRUは、前記順方向チャネルで受信される前記データ信号に基づいて計算される目標数的指標に応じて順方向チャネルの電力調整を行うように構成され、前記方法は、
    所定のサイズSを有するブロック割り当てでの前記順方向チャネルで前記WTRUからデータ信号を受信するステップと、
    前記順方向チャネルで受信される前記信号中の所定の誤り条件の検出に基づいて、前記WTRUの順方向チャネルの電力制御の目標数的指標を計算するステップであって、
    初期目標数的指標値を設定するステップと、
    前記初期目標数的指標値をとる準備期間の後、所定の長さの時間間隔でステップアップ量またはステップダウン量だけ前記目標数的指標を変更し、それにより、1つ前の時間間隔中に第1の所定の誤り条件が検出されることに応じて前記ステップアップ量だけ前記目標数的指標が増大され、また前記1つ前の時間間隔中に前記第1の所定の誤り条件が検出されないことに応じて前記ステップダウン量だけ前記目標数的指標が減少されるステップと
    を含むステップと、
    過渡状態でのステップダウン量が定常状態の定常状態レベルの所定のステップダウン量と少なくとも同じ大きさに設定されるように、所定のブロック割り当てサイズSに基づいて、前記ステップダウン量を初期過渡状態レベルに設定し、前記ステップダウン量が、前記定常状態の定常状態レベルの前記所定のステップダウン量よりも大きい場合に、1つ前の時間間隔中に前記第1の所定の誤り条件が検出されることに応じて、前記ステップダウン量が前記定常状態の定常状態レベルの所定のステップダウン量に減少するまで、前記ステップダウン量を選択された量だけ低いレベルに下げるステップと
    を包含することを特徴とする方法。
  2. 前記ステップアップ量が、前記ステップダウン量と確定済みの対応関係を有し、前記目標数的指標を計算するステップはさらに、前記ステップダウン量が前記定常状態レベルに設定されている間に、所定数の時間間隔中に第2の所定の誤り条件が検出されないことに応じて、選択された量だけ前記ステップアップ量およびステップダウン量を増加するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記ステップアップ量は、前記ステップダウン量と確定済みの対応関係を有し、前記目標数的指標は、目標SI(信号対干渉)比であり、巡回冗長検査を行って前記所定の誤り条件を検出し、
    前記WTRUの閉ループの送信電力制御が実施され、さらに、
    前記計算された目標SI比に応じて電力ステップコマンドを生成し、逆方向チャネルで前記電力ステップコマンドを送信するステップと、
    前記逆方向チャネルで前記WTRUによって前記電力ステップコマンドを受信し、前記受信された電力ステップコマンドに基づいて順方向チャネルの送信のための電力調整を計算するステップと
    を包含することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記ステップアップ量は、前記ステップダウン量と確定済みの対応関係を有し、前記目標数的指標は、目標SI(信号対干渉)比であり、巡回冗長検査を行って前記所定の誤り条件を検出することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記ステップアップ量は、個々のステップダウン量よりも大きく、前記初期過渡レベルのステップダウン量は、前記定常状態の定常状態レベルの前記所定のステップダウン量の2n倍であり、nは負でない整数であり、前記ステップダウン量が減少される場合には、減少量は、1/2倍であることを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 前記目標数的指標を計算するステップはさらに、前記ステップダウン量が前記定常状態レベルに設定されている間に、所定数の時間間隔中に第2の所定の誤り条件が検出されないことに応じて、前記ステップアップ量およびステップダウン量を2倍に増すステップを含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. ブロック割り当てのサイズSは、TTI(伝送時間間隔)単位で規定され、前記過渡状態でのステップダウン量は、前記初期過渡状態レベルとして、S<100TTIの場合はn=0、100TTI≦S<200TTIの場合はn=1、200TTI≦S<400TTIの場合はn=2、S≧400TTIの場合はn=3となるように設定されることを特徴とする請求項5に記載の方法。
  8. 前記方法は、UMTS(ユニバーサル移動電話システム)で実施され、前記WTRUは、下り回線チャネルでユーザ信号を送信するネットワークユニットであり、前記目標数的指標の計算は、前記下り回線チャネルを受信し、上り回線チャネルで前記ネットワークユニットに送信される電力ステップコマンドを生成するWTRUによって行われることを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 前記WRTUは、下り回線チャネルでユーザ信号を送信するネットワークユニットであり、前記目標数的指標の計算は、前記下り回線チャネルを受信するWTRUによって行われることを特徴とする請求項4に記載の方法。
  10. 前記WTRUは、上り回線チャネルでユーザ信号を送信し、前記目標数的指標の計算は、前記上り回線チャネルを受信するネットワークユニットによって行われることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  11. 前記WTRUの開ループの送信電力制御が実施され、さらに、前記WTRUが受信された目標SI比に基づいて順方向チャネルの送信の電力調整を計算するように、前記計算された目標SI比を逆方向チャネルで前記WTRUが受信するステップを包含することを特徴とする請求項3に記載の方法。
  12. 選択的にサイズが設定されたブロック割り当てで順方向チャネルにデータ信号を送信するWTRU(無線送受信装置)のための送信電力制御方法であって、該WTRUは、前記順方向チャネルで受信される前記データ信号に基づいて計算される目標数的指標に応じて順方向チャネルの電力制御を行うように構成され、前記方法は、
    前記WTRUから、前記順方向チャネルで、時間的に間隔が空けられた一連のデータ信号のブロック割り当てを受信するステップと、
    各ブロック割り当てのデータ信号について、順方向チャネルで受信される信号中の所定の誤り条件の検出に基づいて、WTRUの順方向チャネルの電力調整の目標数的指標を計算するステップであって、初期の目標数的指標値を設定するステップと、データの各ブロック割り当てのために計算された最後の目標数的指標を記憶するステップを含むステップと、
    最初のブロック割り当て後の各ブロック割り当てのデータ信号について、1つ前のブロック割り当てで計算された最後の目標数的指標と、1つ前のブロック割り当てからの前記時間間隔に基づく割り当て間の調整量とに応じて、前記初期の目標数的指標値を設定するステップとを包含し、
    各前記ブロック割り当ては所定のサイズSを有し、順方向チャネルで受信される信号中の所定の誤り条件の検出に基づいて、前記WTRUの順方向チャネルの電力調整の目標数的指標を計算するステップはさらに、
    前記初期の目標数的指標値をとる準備期間の後、所定の長さの時間間隔でステップアップ量またはステップダウン量だけ前記目標数的指標を変更し、それにより、1つ前の時間間隔中に第1の所定の誤り条件が検出されることに応じて、前記ステップアップ量だけ前記目標数的指標が増大され、前記1つ前の時間間隔において前記第1の所定の誤り条件が検出されないことに応じて、前記ステップダウン量だけ前記目標数的指標が減少されるステップと
    過渡状態でのステップダウン量が定常状態の定常状態レベルの所定のステップダウン量と少なくとも同じ大きさのレベルに設定されるように、所定のブロック割り当てサイズSに基づいて、前記ステップダウン量を初期過渡状態レベルで設定し、前記ステップダウン量が、前記定常状態の定常状態レベルの前記所定のステップダウン量よりも大きい場合に、1つ前の時間間隔中に前記第1の所定の誤り条件が検出されることに応じて、前記ステップダウン量が前記定常状態の定常状態レベルの所定のステップダウン量になるまで、前記ステップダウン量を選択された量だけ低いレベルに下げるステップと
    を含むことを特徴とする方法。
  13. 選択的にサイズが設定されたブロック割り当てで順方向チャネルによりデータ信号を送信する送信側WTRU(無線送受信装置)のために送信電力制御を実施する受信側WTRUであって、前記送信側WTRUは、前記受信側WTRUによって計算される目標数的指標に応じて順方向チャネルの送信電力調整を行うように構成され、前記受信側WTRUは、
    所定のサイズSを有するブロック割り当てで前記送信側WTRUから前記順方向チャネルで前記データ信号を受信する受信機と、
    前記順方向チャネルで受信される前記データ信号中の所定の誤り条件の検出に基づいて、前記送信側WTRUで順方向チャネルの送信電力調整を実施するための前記目標数的指標を計算するプロセッサと
    を備え、
    前記プロセッサは、
    初期値をとる準備期間の後、初期目標数的指標が所定の長さの時間間隔でステップアップ量またはステップダウン量だけ変更され、それにより、1つ前の時間間隔中に所定の誤り条件が検出された場合には、前記初期目標数的指標がステップアップ量だけ増大され、1つ前の時間間隔中に第1の所定の誤り条件が検出されないことに応じて、前記目標数的指標が前記ステップダウン量だけ減少され、
    過渡状態でのステップダウン量が、少なくとも定常状態の定常状態レベルの所定のステップダウン量と同じ大きさに設定されるように、前記所定のブロック割り当てのサイズSに基づいて、前記ステップダウン量が初期過渡状態レベルに設定され、前記ステップダウン量が前記定常状態の定常状態レベルの前記所定のステップダウン量よりも大きい場合、1つ前の時間間隔中に前記第1の所定の誤り条件が検出されることに応じて、前記ステップダウン量が前記定常状態の定常状態レベルの前記所定のステップダウン量に減少するまで、前記ステップダウン量が選択された量だけ低いレベルまで減少されるように計算するよう構成されていることを特徴とする受信側WTRU。
  14. 前記プロセッサはさらに、前記ステップアップ量が前記ステップダウン量と確定済みの対応関係を有し、前記ステップダウン量が前記定常状態レベルに設定されている間に、所定数の時間間隔中に第2の所定の誤り条件が検出されないことに応じて、選択された量だけ前記ステップアップ量およびステップダウン量が増加されるように計算するよう構成されていることを特徴とする請求項13に記載の受信側WTRU。
  15. 前記目標数的指標は、目標SI(信号対干渉)比であり、前記プロセッサはさらに、前記ステップアップ量が前記ステップダウン量と確定済みの対応関係を有するように計算するよう構成され、前記受信側WTRUは、巡回冗長検査を行って前記所定の誤り条件を検出するように構成されていることを特徴とする請求項13に記載の受信側WTRU。
  16. 前記プロセッサは、前記ステップアップ量が個々のステップダウン量よりも大きくなるように計算するよう構成され、前記初期過渡状態レベルのステップダウン量は、前記定常状態の定常状態レベルの前記所定のステップダウン量の2n倍であり、nは負でない整数であり、前記ステップダウン量が減少される場合には、減少量は、1/2倍であることを特徴とする請求項13に記載の受信側WTRU。
  17. 前記プロセッサはさらに、前記ステップダウン量が前記定常状態レベルに設定されている間に、所定数の時間間隔中に所定の誤り条件が検出されないことに応じて、前記ステップアップ量およびステップダウン量が2倍に増加されるように計算するよう構成されていることを特徴とする請求項15に記載の受信側WTRU。
  18. ブロック割り当てのサイズSは、TTI(伝送時間間隔)単位で規定され、前記プロセッサはさらに、前記過渡状態でのステップダウン量が、前記初期過渡状態レベルとして、S<100TTIの場合はn=0、100TTI≦S<200TTIの場合はn=1、200TTI≦S<400TTIの場合はn=2、S≧400TTIの場合はn=3に設定されるように計算するよう構成されていることを特徴とする請求項16に記載の受信側WTRU。
  19. 前記受信側WTRUは、UMTS(ユニバーサル移動電話システム)で使用するために実施され、前記送信側WTRUは、下り回線でユーザ信号を送信するネットワークユニットであり、前記受信側WTRUは、前記下り回線チャネルで受信される前記データ信号中の所定の誤り条件の検出に基づいて目標数的指標を計算するように構成されていることを特徴とする請求項17に記載の受信側WTRU。
  20. 前記送信側WRTUは、下り回線チャネルでユーザ信号を送信するネットワークユニットであり、前記受信側WTRUは、前記下り回線チャネルで受信される前記データ信号中の所定の誤り条件の検出に基づいて目標数的指標を計算するように構成されていることを特徴とする請求項15に記載の受信側WTRU。
  21. 前記送信側WTRUは、上り回線チャネルでユーザ信号を送信し、前記受信側WTRUは、前記上り回線チャネルで受信される前記データ信号中の所定の誤り条件の検出に基づいて目標数的指標を計算するように構成されていることを特徴とする請求項15に記載の受信側WTRU。
  22. 前記送信側WTRUの開ループの送信電力制御が実施され、前記受信側WTRUはさらに、前記計算された目標SI比を逆方向チャネルで前記送信側WTRUに送信するように構成された送信機を備えていることを特徴とする請求項15に記載の受信側WTRU。
  23. 前記WTRUの閉ループの送信電力制御が実施され、前記受信側WTRUのプロセッサはさらに、前記計算された目標SI比に応じて電力ステップコマンドを生成するように構成され、前記受信側WTRUはさらに、前記電力ステップコマンドを逆方向チャネルで前記送信側WTRUに送信するように構成された送信機を備えていることを特徴とする請求項15に記載の受信側WTRU。
  24. 選択的にサイズが設定されたブロック割り当てで順方向チャネルにデータ信号を送信する送信側WTRU(無線送受信装置)のための送信電力制御を実施する受信側WTRUであって、前記送信側WTRUは、前記受信側WTRUによって計算される目標数的指標に応じて順方向チャネルの送信電力調整を行うように構成され、前記受信側WTRUは、
    前記WTRUから、前記順方向チャネルで、時間的に間隔が空けられた一連のデータ信号のブロック割り当てを受信する受信機と、
    前記順方向チャネルで受信される前記データ信号中の所定の誤り条件の検出に基づいて、前記送信側WTRUの順方向チャネルの電力調整を実施するための前記目標数的指標を計算するプロセッサと
    を備え、
    前記プロセッサは、
    前記各ブロック割り当ての前記データ信号について、初期目標数的指標値が設定され、データの各ブロック割り当てのために計算された最後の目標数的指標が記憶され、
    最初のブロック割り当て後の各ブロック割り当ての前記データ信号について、1つ前のブロック割り当てで計算された、前記記憶された最後の目標数的指標と、前記1つ前のブロック割り当てからの時間間隔とに応じて前記初期目標数的指標値が設定されるように目標数的指標を計算するよう構成されており、
    各前記ブロック割り当ては所定のサイズSを有し、前記プロセッサはさらに、
    前記初期目標数的指標値をとる準備期間の後、所定の長さの時間間隔でステップアップ量またはステップダウン量だけ前記目標数的指標が変更され、それにより、1つ前の時間間隔中に第1の所定の誤り条件が検出されることに応じて、前記ステップアップ量だけ前記目標数的指標が増大され、前記1つ前の時間間隔中に前記第1の所定の誤り条件が検出されないことに応じて、前記ステップダウン量だけ前記目標数的指標が減少され、
    過渡状態でのステップダウン量が定常状態の定常状態レベルの所定のステップダウン量と少なくとも同じ大きさに設定されるように、所定のブロック割り当てサイズSに基づいて、前記ステップダウン量が初期過渡状態レベルに設定され、前記ステップダウン量が前記定常状態の定常状態レベルの前記所定のステップダウン量よりも大きい場合に、1つ前の時間間隔中に前記第1の所定の誤り条件が検出されことに応じて、前記ステップダウン量が前記定常状態の定常状態レベルの前記所定のステップダウン量になるまで、前記ステップダウン量が選択された量だけ低いレベルに減少されるように計算するよう構成されていることを特徴とする受信側WTRU。
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