JP4618545B2 - リード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具 - Google Patents

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Description

本発明は、気管支喘息や慢性閉塞性肺疾患の患者が、治療用の微細粉末状薬剤を吸入器を使用して吸入する際に補助具として用いる、確実に吸入操作が行われたことを患者本人が確認できるよう、音が出る、リード付きの微細粉末状治療薬吸入器補助具である。
従来、気管支喘息や慢性閉塞性肺疾患の治療薬は内服薬が主体であったが、その後、フロンガスを充填した小型ボンベによる液状の薬剤を噴霧・吸入するタイプの吸入器が開発された。
周知の如く、フロンガスは環境破壊の原因であり、人体への影響も懸念されるため、最近では微細粉末状の薬剤を患者本人が吸気の力で自己吸入する方式の治療薬が主流となりつつあり、そのため様々な構造・形態の微細粉末状治療薬剤吸入器が用いられている。
前記微細粉末状治療薬剤吸入器の共通点としては、患者自身の吸気によって、薬室内の微細粉末状の薬剤を巻き上げ、渦流を発生させたり、格子をくぐらせることにより、微細粉末を均等に拡散させ、マウスピースから患者口腔内、さらに気道内へと吸入させる点がある。また、吸気肺活量と微細粉末薬剤吸入経路の空気流量を補正し、呼吸困難を生じさせないための空気取り入れ孔が設けられている点がある。
しかしながら、前記の微細粉末状の治療薬剤を自己吸入する方式の従来の吸入器は、微細粉末状の治療薬剤が極めて微量であるため、患者本人が吸入を確実に行えたかどうかを確認できないという欠点がある。
また、特に、お年寄りや小児の患者では、吸入操作自体ができず、マウスピースを吹いてしまうことがあり、患者が治療薬を適切に使用することができないのが実状である。
そこで、本発明は、前記微細粉末状治療薬剤吸入器の有用性を最大限発揮し、吸入操作が正しく行われたかを利用者を含め、客観的にその都度確認することを可能にするために吸入器に取り付けて使用する吸入補助具を提供することを目的とするものである。
本発明であるリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具は、上記の課題を解決するために、シリコンラバー製の本体の右側面にリードを嵌合させ、従来から用いられている微細粉末状治療薬剤吸入器のマウスピース部分に取り付けることで、微細粉末状治療薬剤吸入器と患者の口の間に、リードを装着した補助具を介入させ、吸気操作が確実に行われた場合には、音が発生するようにしたことを特徴とするリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具の構成とした。
本発明であるリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具は、以下の効果が得られる。
第1に本発明であるリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具は、従来から使用されている様々な構成・形態の微細粉末状治療薬剤吸入器に取り付け使用することができるとともに、リードから音が出ることで治療薬を吸入する患者本人が、十分に治療薬剤を吸入できたことを確認することが可能となる。
第2に本発明であるリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具は口でくわえるだけでなく、歯で噛み固定して吸入を行うので、本発明を使用することで、吸入操作ができないお年寄りや小児の患者も治療薬剤を十分に吸入することができる。
第3に本発明であるリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具は、シリコンラバー製であるので随時洗浄して清潔に保つことができるとともに、微細粉末状治療薬剤吸入器補助具の使用方法に習熟したら噛合部を切り取ることができるので、長期間の使用が可能である。
本発明であるリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具の正面図である。 本発明であるリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具の右側面図である。 本発明であるリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具の左側面図である。 本発明であるリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具の平面図である。 本発明であるリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具の底面図である。 本発明であるリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具の断面図である。 本発明であるリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具に用いるリードの右側面図である。 本発明であるリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具に用いるリードの断面図である。 本発明であるリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具の機構を示す断面図である。 本発明であるリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具をフルタイドディスカス(登録商標)に用いた状態の正面図である。 本発明であるリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具をフルタイドディスカス(登録商標)に用いた状態の一部断面図である。 本発明であるリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具をパルミコートタービュヘイラー(登録商標)に用いた状態の正面図である。 本発明であるリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具をパルミコートタービュヘイラー(登録商標)に用いた状態の一部断面図である。 本発明であるリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具をディスクヘラー(登録商標)に用いた状態の正面図である。 本発明であるリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具をディスクヘラー(登録商標)に用いた状態の一部断面図である。
以下に、添付図面に基づき、本発明であるリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具について詳細に説明する。図1から図6は本発明であるリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具を示した図、図7及び図8は本発明であるリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具に使用するリードを示した図、図9は本発明であるリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具の機構を示した図、図10から図15は本発明であるリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具を従来の微細粉末状治療薬剤吸入器に取り付けた使用状態を示す図である。
図1は本発明であるリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具の正面図、図2は本発明であるリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具の右側面図、図3は本発明であるリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具の左側面図、図4は本発明であるリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具の平面図、図5は本発明であるリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具の底面図、図6は本発明である微細粉末状治療薬剤吸入器補助具の断面図である。
本発明であるリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具1は、図1から図3に示すように、本体3と前記本体3の上部に設けられた噛合部2と前記本体3の右側部に取り付けられたリード4で構成されている。
本体3は上部が左右両方向に広がった筒体3bの上部に上端縁3aが形成され、筒体3bの下部には正面接合片3c、左端3d、右端3e、背面接合片3gからなりラッパ状に形成された接合部が設けられている。また、筒体3bの右側部にはリード4を差し込むための孔が形成されている。
本体3の上部に設けられた噛合部2は、先端に楕円形状の保持材2bを備えた左突起2a、前記左突起2aと左右対称となる先端に楕円形状の保持材2fを備えた右突起2eから構成されている。
前記噛合部2の左突起2aに設けられた保持材2bは、肉厚で上端2cから下端2dに向かって緩やかに湾曲している。また、前記保持材2bと同様に、右突起2eに設けられた保持材2fも上端2gから下端2hに向かって緩やかに湾曲している。
図4及び図5に示すように、本体3を形成する筒体3bの外周面3fは略楕円形状であり、同様に内周面3hも略楕円形状である。筒体3bの上端には吸入口3iが形成されている。
また、図5に示すように、本体3の下部に設けられている正面接合片3c、左端3d、右端3e、背面接合片3gからなる接合部の接合部内周面3jは、接合口3kから筒体3bの下端に向かって窄まるように形成されている。
図6に示すように、筒体3b内部の内周面3h及び接合部内部の接合部内周面3jは、吸入経路5を形成し、筒体3bの右側部に嵌合されたリード4は、筒体3bよりもやや吸入経路5内に突出するようにして差し込まれている。
図7は本発明であるリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具に用いるリードの右側面図、図8は本発明であるリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具に用いるリードの断面図である。
図7及び図8に示すように、リード4は円筒状で、筒体4aの右端には長方形状の孔4cが形成された半円形状の突出板4bが突設され、左端には半円形状の閉塞板4eが筒体4aの左端上部に連設されている。
前記閉塞板4eには突出板4bの位置までの長さの弁4dが連設されている。前記弁4dによって筒体4a内は共鳴室4fと流動室4gに区切られており、弁4dと突出板4bの上部との間には隙間4hが形成されている。
空気6がリード4内に吸い込まれると、弁4dと突出板4aの間に形成された隙間4hを空気6aが通り抜ける際に弁4dが振動する。前記弁4dの振動が共鳴室4f内で共鳴し、「ピー」という音7が発生する。
空気6aが隙間4hを通り抜ける際に弁4dを振動させることで、リード4からは音が発せられ、空気6bは流動室4gを通り抜けてリード4の外部へ放出される。
図9は、本発明であるリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具の機構を示す断面図である。図9に示すように、患者がリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具1を使用する場合、噛合部2を口8にくわえ、左右突起2a、2eを歯で噛み固定する。その際、保持材2b、2fで歯を保持するようにする。
患者は、噛合部2を口8にくわえて固定した状態で空気9を吸い込むと、リード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具1の下部の接合口3kから空気9aが吸入されると同時に、リード4からも空気6が吸入されるため、リード4は「ピー」という音7を発生させる。
前記接合口3kから吸入される空気9aは、吸入経路5を通って口腔内に吸入され、リード4から吸入されて吸入経路5内に放出された空気6bも吸入経路5内で接合口3kから吸入された空気9aと一緒になり、口腔内に吸入される。よって、リード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具1を用いると、正しく空気を吸入できた時に「ピー」という音7が発生し、吸入操作が正しく行われたことがわかる。
本発明であるリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具1は、シリコンラバー製である。そのため、柔軟性・強靱性・安全性等に優れており、容易に洗浄することが可能である。また、シリコンラバー製であるため、本発明である微細粉末状治療薬剤吸入器補助具1の使用方法に習熟し、口8にくわえるだけで噛合部2の突起2a、2eを歯で噛んで固定しなくても使用することが可能になった場合には、突起2a、2eを容易に切り取ることが可能である。
また、本発明であるリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具1は、シリコンラバー製であるために、柔軟性に優れており、従来から用いられている各種の微細粉末状治療薬剤吸入器に取り付け使用することが可能である。
図10から図15には、本発明であるリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具を従来から用いられている各種の微細粉末状治療薬剤吸入器に取り付け使用している状態を示した。
図10及び図11は、従来から用いられているグラクソ・スミスクライン社製の微細粉末状治療薬剤吸入器であるフルタイドディスカス(登録商標)に本発明であるリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具を取り付けて使用している状態を示す図である。
図10に示すように、従来から用いられている微細粉末状治療薬剤吸入器であるフルタイドディスカス(登録商標)10に本発明であるリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具1を取り付け使用する場合の取付方法は、フルタイドディスカス(登録商標)10のマウスピース11をリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具1の正面接合片3c、左端3d、右端3e、背面接合片3gからなる接合部の接合口3kに差し込み、接合させる。
前記リード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具1の接合部は、ラッパ状の形状であるため、マウスピース11に接合させると、マウスピース11の左右が湾曲した形状にぴったりと合い、密着するようにして取り付けることができる。
図11に示すように、リード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具1を取り付けたフルタイドディスカス(登録商標)10の使用方法は、先ず患者が噛合部2を口8にくわえ、噛合部2の突起2a、2eを歯で噛み固定し、空気9を吸い込む。
この時、リード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具1は、フルタイドディスカス(登録商標)10の本来持つ機構を邪魔することなくマウスピース11部分を補助する目的でのみ取り付けられているので、治療薬剤を吸入するために必要な空気孔等を塞ぐことなく取り付けられている。
そのため、患者が噛合部2を口8にくわえ、空気9を吸い込むとフルタイドディスカス(登録商標)10の空気孔から空気9aが吸い込まれ、前記空気9aが本体10b内に装着された薬室から治療薬剤10cを巻き上げて、治療薬剤10cとともにマウスピース11からリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具1の吸入経路5内に放出され、吸入経路5を通り、口腔内に吸入される。
同時に、患者が空気9を吸い込むことでリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具1の右側面に差し込まれたリード4内にも空気6が吸い込まれ、弁4dを振動させて空気6bがリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具1内の吸入経路5に放出されるため、リード4が「ピー」という音7を発生させる。それにより、患者が正しく治療薬剤10cを吸入できたことが分かる。
図12及び図13は、従来から使用されているアストラゼネカ社製の微細粉末状治療薬剤吸入器であるパルミコートタービュヘイラー(登録商標)に本発明であるリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具を取り付けて使用している状態を示す図である。
本発明であるリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具1を従来から使用されている微細粉末状治療薬剤吸入器であるパルミコートタービュヘイラー(登録商標)12に取り付ける取付方法は、図12に示すように、パルミコートタービュヘイラー(登録商標)12の本体13の上部に設けられたマウスピース12aをリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具1の接合口3kに差し込み接合させる。
図12に示すように、リード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具1をマウスピース12aに取り付けても、パルミコートタービュヘイラー(登録商標)12の空気を取り入れるための空気取り入れ溝13cは本体13の筒体13aの上部外周面に縦長の形状で設けられ、更に空気孔13eが筒体13aの下部に取り付けられた嵌合部13fに設けられているため、リード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具1がパルミコートタービュヘイラー(登録商標)12の持つ空気の流入等の機構を塞ぐことはない。
図13に示すように、本発明であるリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具1は、柔軟性のあるシリコンラバー製であるので、マウスピース12aの上方の窄まった部分は流入経路5内に差し込まれていてもマウスピース12aの下方の円筒部分にリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具1の内周面3hが密着し、しっかりと取り付けられる。
リード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具1を取り付けたパルミコートタービュヘイラー(登録商標)の使用方法は、先ず、噛合部2を患者が口8にくわえ、突起2a、2eを歯で噛み固定し、空気9を吸い込む。
すると、パルミコートタービュヘイラー(登録商標)12は本体13に形成された空気取り入れ溝13c及び空気孔13eから空気9a、9aが本体13内に取り込まれ、空気孔13eから取り込まれた空気9bが吸入薬剤筒13b内の治療薬剤12bを巻き上げマウスピース12aから空気9cとともに治療薬剤12bが吸入経路5内に放出され、空気とともに治療薬剤12bが口腔内に吸入される。
この時、同時にリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具1の右側面に差し込まれたリード4内にも空気6が吸い込まれ、弁4dを振動させた空気がリード4から吸入経路5内に放出され、「ピー」という音7を発生させる。そのため、患者は正しく治療薬剤12bが口腔内に吸入できたことが分かる。
図14及び図15は、本発明であるリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具を従来から使用されている微細粉末状治療薬剤吸入器であるグラクソ・スミスクライン社製のディスクヘラー(登録商標)14に取り付けて使用している状態を示す図である。
図14に示すように、本発明であるリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具1をディスクヘラー(登録商標)14に取り付ける取付方法は、ディスクヘラー(登録商標)14のマウスピース15をリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具1の接合口3kに差し込む。
図15に示すように、本発明であるリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具1の筒体3b内部の内周面3hの径は、マウスピース15の左右側面に設けられた左右小孔15a、15bの上端部分の径と一致するため、内周面3hの下端部がマウスピース15の左右小孔15a、15bの上端部分と密着し、固定される。従って、マウスピース15全体をリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具1がすっぽりと覆うことなく、ディスクヘラー(登録商標)14の本来からの機構を邪魔することなく、吸入操作を補助することができる。
即ち、筒体3b内部の内周面3hの下端部がマウスピース15の左右小孔15a、15bの上端部分と密着しているため、左右小孔15a、15bはリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具1の接合部内周面3jに周囲を覆われることになるが、接合部内周面3jは接合口3kに向かってラッパ状にその内周が大きくなっているため、左右小孔15a、15bは塞がれることなく、空気を取り入れることが可能であり、吸気肺活量と微細粉末状薬剤吸入経路の空気流量の差を補正し呼吸困難を生じないようにする為に設けられている左右小孔15a、15bの機能を損なうことがない。
リード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具1を取り付けたディスクヘラー(登録商標)14の使用方法は、先ず、マウスピース15に取り付けたリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具1の噛合部2を口8にくわえ、左右突起2a、2eを歯で噛み固定し、空気9を吸い込む。
空気9が吸い込まれると、ディスクヘラー(登録商標)14の本体14aに装着したロタディスク16の表面に針部14cによって開けられた表面孔16aから空気9aがロタディスク16内に取り込まれる。また、マウスピース15に形成された左右小孔15a、15bからも空気9aが取り込まれる。
前記ロタディスク16の表面孔16aからロタディスク16内に取り込まれた空気9aは、ロタディスク16内の治療薬剤16bを巻き上げ本体14aからマウスピース15内に放出され、左右小孔15a、15bからマウスピース15内に取り込まれた空気9aとともにリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具1の吸入経路5を通り、口腔内に吸入される。
この時、リード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具1の筒体3bに差し込まれたリード4からも空気6が吸い込まれ、弁4dを振動させ、流動室4gを通って空気6bが吸入経路5に放出されるため、リード4は「ピー」という音7を発生させる。そのため、患者が正しく吸入操作を行った場合にのみ音7が発生し、患者自身が正しく吸入操作を行ったことを確認することができる。
1 リード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具
2 噛合部
2a 左突起
2b 保持材
2c 上端
2d 下端
2e 右突起
2f 保持材
2g 上端
2h 下端
3 本体
3a 上端縁
3b 筒体
3c 正面接合片
3d 左端
3e 右端
3f 外周面
3g 背面接合片
3h 内周面
3i 吸入口
3j 接合部内周面
3k 接合口
4 リード
4a 筒体
4b 突出板
4c 孔
4d 弁
4e 閉塞板
4f 共鳴室
4g 流動室
4h 隙間
5 吸入経路
6 空気
6a 空気
6b 空気
7 音
8 口
9 空気
9a 空気
9b 空気
9c 空気
10 フルタイドディスカス(登録商標)
10b 本体
10c 治療薬剤
11 マウスピース
12 パルミコートタービュヘイラー(登録商標)
12a マウスピース
12b 治療薬剤
13 本体
13a 筒体
13b 吸入薬剤筒
13c 空気取り入れ溝
13e 空気孔
13f 嵌合部
14 ディスクヘラー(登録商標)
14a 本体
14c 針部
15 マウスピース
15a 左小孔
15b 右小孔
16 ロタディスク
16a 表面孔
16b 治療薬剤

Claims (1)

  1. 吸気肺活量と微細粉末薬剤吸入経路の空気流量を補正する空気取り入れ孔を備える微細粉末状治療薬剤吸入器を補助するために用いるシリコンラバー製の上部が左右両方向に広がり右側部に孔を有する筒体と前記筒体の下部に連設され正面及び背面が下に凸の弧状で左右が上に弧状に凹み内周面は正面、背面、左右端の下端部から前記筒体の下端に向かって窄まるラッパ状の接合部からなる本体と、
    前記本体の上部に設け先端に保持材を備え前記保持材の幅より狭い左右右突起からなる切り取り可能に設けられた噛合部と、
    前記本体の右側部の孔に嵌合させたリードとからなり、
    微細粉末状治療薬剤吸入器のマウスピースに前記空気取り入れ孔を塞ぐことなく接合させ吸気が確実に行われた場合にのみリードから音が発生することを特徴とするリード付き微細粉末状治療薬剤吸入器補助具。
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