JP4618381B2 - フライバック式昇圧回路およびそれを用いたストロボ装置 - Google Patents

フライバック式昇圧回路およびそれを用いたストロボ装置 Download PDF

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Description

本発明は、トランスを用いて入力電圧を昇圧し、昇圧した電圧を充電して負荷素子へ出力するフライバック式昇圧回路およびそれを用いたストロボ装置に関し、特にトランスの2次側の出力電圧検出端子または2次巻線の接地用の端子の結線状態の検知に関する。
図6に従来例のフライバック式昇圧回路300の回路構成を示す。ロジック回路320から出力されたクロック(Clock)信号がNチャネルFET322のゲートに供給されると、このNチャネルFET322はオン/オフ動作を繰り返す。NチャネルFET322がオンすると、トランス341の1次側に電流が流れ、その期間に2次側には電流が流れず、トランス341の2次側にエネルギーが蓄えられる。NチャネルFET322がオフすると、トランス341の2次側に蓄積されたエネルギーが放出され、2次電流が流れることによりダイオード342を介して負荷容量343に電荷が蓄積される。
トランス341の2次側の端子に出力電圧検出端子T4を設け、該出力電圧検出端子T4により各昇圧動作の期間中に検出した充電電圧を充電検知端子配線350を介してオペアンプ321に供給する。オペアンプ321で、基準電源330から出力された基準電圧Eと充電検知端子配線350を介して供給された充電電圧が比較され、充電電圧が基準電圧E以上になると、ロジック回路320からクロック信号の出力を停止し、昇圧動作を停止する。すなわち、フライバック式昇圧回路300は、トランス341の充電電圧を検出してクロック信号を制御することにより、負荷容量343に蓄積された充電電圧(電荷)が所定値以上にならないようにしている。
上述したように、図6に示す従来のフライバック式昇圧回路300は、出力電圧検出端子T4の電圧が目標電圧まで跳ね上がるのを確認して、充電電圧が所定の電圧まで上昇したことを検出し、充電電圧が一定以上にならないように制御している。
また、他の従来例として、引用文献1のコンデンサ充電装置には、トランスの出力側に充電検出端子を設け、トランスの2次電流を検出して充電中の発振モードを制御することにより、充電時間のロスタイムを削減する技術が開示してある。しかしながら、これらの従来例には、出力電圧検出端子T4の接続(または結線とも記載する)不良またはトランスの2次巻線の接地用の端子の結線状態を判断して、検出動作の異常を検出する技術は開示されていない。
したがって、上述のフライバック式昇圧回路300とコンデンサ充電装置は、実装不良などで出力電圧検出端子T4の結線不良またはトランス341の2次巻線の接地用の端子が未結線状態または結線不良が発生することがある。この場合、入力電圧を昇圧し過ぎて充電電圧が設定値以上になり、負荷素子等が劣化してしまう等の不利益がある。
特開2003−59689号公報
本発明の目的は、上述の不利益を鑑みることにより、フライバック式昇圧回路のトランスの2次巻線の一部または出力に出力電圧を検出する出力電圧検出端子を設け、昇圧開始前に出力電圧検出端子を介してトランスに電流を供給し、出力電圧検出端子T4の接続端子またはトランスの2次巻線の接地用の端子の抵抗成分により発生する電圧を検出すことにより該出力電圧検出端子またはトランスの2次巻線の接地用の端子の端子浮きがないかの未結線状態を検出して、出力電圧が異常に高圧になるのを避けることにより負荷素子の破壊を防止することにある。
本発明のフライバック式昇圧回路は、フライバック式昇圧回路のトランスの2次巻線に出力電圧を検出する出力電圧検出端子を設け、昇圧開始前に上記出力電圧検出端子を介して上記トランスの2次側に電流を供給することにより、上記出力電圧検出端子に発生する電圧を検出し該出力電圧検出端子または上記トランスの2次巻線の接地用の端子の浮きがないかの未結線状態を検出するフライバック式昇圧回路であって、上記出力電圧検出端子は、上記トランスの2次側の巻線の一部に設けられ、該トランスの2次側の出力電圧に比例した電圧を検出し、上記フライバック式昇圧回路は、上記トランスの1次側に接続され、スイッチ動作により1次電流を発生させるトランジスタと、上記トランスの2次側の出力端子に接続されたダイオードと、上記ダイオードから出力された電圧を充電する負荷容量と、上記トランスの2次側の巻線の一部に設けられた上記出力電圧検出端子に電流を供給する電流源をオン、オフする第1のスイッチと、上記出力電圧検出端子の電圧と比較する基準電圧を発生する基準電源と、上記出力電圧検出端子の電圧と基準電圧の比較結果に基づき上記トランジスタのスイッチ動作を制御する制御部と、を有する。
本発明のストロボ装置は、フライバック式昇圧回路により電圧を昇圧し、この昇圧した電圧を放電管に供給して該放電管を駆動して発光させるストロボ装置において、上記フライバック式昇圧回路のトランスの2次巻線に出力電圧を検出する出力電圧検出端子を設け、昇圧開始前に上記出力電圧検出端子を介して上記トランスの2次側の巻線の一部に電流を供給することにより、上記出力電圧検出端子に発生する電圧を検出し該出力電圧検出端子または上記トランスの2次側の巻線の接地用端子の端子浮きがないかの未結線状態を検出し、上記出力電圧検出端子は、上記トランスの2次側の巻線の一部に設けられ、該トランスの2次側の出力電圧に比例する電圧を検出し、上記フライバック式昇圧回路は、上記トランスの1次巻線の端子に接続され、スイッチ動作により1次電流を発生させるトランジスタと、上記トランスの2次側の出力端子に接続されたダイオードと、上記ダイオードから出力された電圧を充電する負荷容量と、上記トランスの2次巻線の一部に設けられた上記出力電圧検出端子に電流を供給する電流源をオン、オフする第1のスイッチと、上記出力電圧検出端子の電圧と比較する基準電圧を発生する基準電源と、上記出力電圧検出端子の電圧と基準電圧の比較結果に基づき上記トランジスタのスイッチ動作を制御する制御部と、を有する。
本発明は、昇圧動作開始前に昇圧用のトランスの2次側に設けた出力電圧検出端子を介してトランスの2次巻線またはその一部に電流を供給することにより、該出力電圧検出端子で検出した電圧が基準電圧以下であるか否かを検出する。検出した結果、出力電圧検出端子に発生する電圧が基準電圧より高いときは、昇圧動作を停止し、基準電圧より低いときは昇圧動作を開始する。
本発明は、昇圧前に出力電圧検出端子T4の接続端子またトランスの2次巻線の接地用の端子に端子浮きが発生してないか検出して出力電圧検出端子に不具合があると直ちに昇圧動作を停止することにより、トランスの出力に接続された負荷素子が劣化しないように未然に問題を防ぐことができる。
図1は、フライバック式昇圧回路の回路構成を示す図である。 図2は、フライバック式昇圧回路の動作を説明するためのフローチャートである。 図3は、フライバック式昇圧回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。 図4は、フライバック式昇圧回路の動作を示す特性図である。 図5は、ストロボ装置を駆動する主要部の回路図である。 図6は、従来のフライバック式昇圧回路の回路構成図である。
以下、発明を実施するための形態について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施形態(フライバック式昇圧回路)
2.第2の実施形態(ストロボ装置)
<1.第1の実施形態>
[フライバック式昇圧回路の構成]
図1に、第1の実施形態であるフライバック式昇圧回路100の回路構成を示す。
バッテリVBAT40のプラス端子は昇圧用のトランス41の1次側の端子T1に接続され、このバッテリVBAT40のマイナス端子は基準電位たとえばグランド(GND)に接続される。トランス41の1次側の端子T2はNチャネルFET(Field Effect Transistor:電界効果トランジスタ)22のドレインに接続される。このNチャネルFET22のゲートはロジック回路20の第4の端子(出力端子)に接続され、ソースはグランドに接続される。
なお、図1においては昇圧用のスイッチングトランジスタをNチャネルFET22で構成した例を示したが、これに代わりNPNバイポーラトランジスタ等でも構成することができることから、明らかにこの素子に限定されるものではない。
トランス41の2次側の出力端子T3は、ダイオード42のアノードに接続され、出力電圧検出端子T4は、出力電圧の検出用の端子として設けられている。この出力電圧検出端子T4は、スイッチSW46の一方の端子dと、充電検知端子配線(または出力電圧検出端子配線)50を介してオペアンプ21の反転入力端子(−)に接続される。トランス41の2次巻線の接地用の端子T5はグランドに接続される。なお、出力電圧検出端子T4をトランス41の2次巻線の一部に設ける構成は、トランスの2次巻線の出力端子T3と接地用の端子T5間に出力電圧検出端子T4が構成されたことを意味する。すなわち、出力電圧検出端子T4は、出力電圧を所定比に分圧した電圧を導出するためにトランス41の2次巻線コイルの巻数比に応じた取り出し端子である。
ダイオード42のカソードは負荷容量43の一方の端子に接続され、この負荷容量43の他方の端子はグランドに接続される。
なお、ダイオード42は、1例として、シリコン拡散接合型の高速整流ダイオードが用いられる。このダイオード42のピーク順電圧VFMは、例えば平均順電流IFMが0.5[A]の場合、約2.2[V]である。以下、ダイオード42の動作中のピーク順電圧VFMを2.2[V]とする。
また、トランス41の2次側の出力電圧検出端子T4は、スイッチSW46の一方の端子dに接続される。このスイッチSW46の他方の端子eは電流源47の一方の端子に接続され、この電流源47の他方の端子はグランドに接続される。さらに、このスイッチSW46の制御端子fは制御回路35の第1の端子に接続される。
制御回路35の第3の端子はロジック回路20の第3の端子に接続され、また、第2の端子は、基準電圧発生回路30の信号切り替え用のスイッチSW31の制御端子に接続される。
基準電圧発生回路30は、スイッチSW31と基準電圧E,Eを発生する第1と第2の基準電源32,33で構成される。基準電圧Eを発生する基準電源32のプラス端子はスイッチSW31の端子aに接続され、マイナス端子はグランドに接続される。また、基準電圧Eを発生する基準電源33のプラス端子はスイッチSW31の端子bに接続され、マイナス端子はグランドに接続される。そして、スイッチSW31の端子cは、オペアンプ21の非反転入力端子(+)に接続される。
なお、基準電圧Eは、昇圧動作を開始する前の比較電圧であり、また、基準電圧Eは、昇圧動作時の基準電圧であり、出力電圧の最大値を例えば300[V]に設定すると、巻線比により分圧され、例えば30.0[V]である。
ロジック回路20の第1の端子にはスタート(Start)信号が入力され、第2の端子にはオペアンプ(演算増幅器)21の出力端子が接続される。
ロジック回路20は、スタート(Start)信号に伴い動作を開始し、また制御回路35は、基準電圧発生回路30のスイッチSW31の制御端子にスイッチ切り換え用の制御信号を出力する。
オペアンプ21は、トランス41の出力電圧検出端子T4からの検出電圧と基準電圧発生回路30から供給される基準電圧EまたはEと比較して、その比較結果に応じた制御信号を出力する。
比較した結果、出力電圧検出端子T4から充電検知端子配線50を介して得られた検出電圧が基準電圧Eより高いと、出力電圧検出端子T4または接地用の端子T5が浮いていると判断される。すると、オペアンプ21から“H”レベルの電圧をロジック回路20の第2の端子に出力する。
一方、充電検知端子配線50を介して得られた検出電圧が基準電圧Eより低いと、出力電圧検出端子T4または接地用の端子T5の結線(接続)状態は正常で端子浮きは無いと判断される。この判断結果に応じてオペアンプ21から“L”レベルの電圧をロジック回路20の第2の端子に出力する。
以後、結線状態を接続状態とも記載し、また、「端子浮き」の用語は、結線または接続状態が悪く抵抗成分が発生している状態を示す。
基準電圧Eは昇圧動作中に、オペアンプ21の非反転入力端子(+)に供給され、出力電圧検出端子T4で検出された検出電圧と比較される。比較した結果、検出電圧が基準電圧Eより低いと、オペアンプ21の出力端子から“L”レベルの電圧が出力され、検出電圧が基準電圧Eより高いと、“H”レベルの電圧が出力される。
基準電圧発生回路30は、制御回路35の制御信号によりスイッチSW31を切り替えて端子cを端子a、端子bのいずれか一方に接続し、基準電圧EまたはEを出力する。昇圧動作の開始前に、基準電圧発生回路30は、まず基準電圧Eを出力し、出力電圧検出端子T4または接地用の端子T5の端子浮きがあるか否かが検出される。そして、接地用の端子T5の端子浮きがないと判断されたとき、スイッチSW31が切り換えられて基準電圧発生回路30から基準電圧Eが出力される。
制御回路35は、昇圧動作開始前に、基準電圧発生回路30へ制御信号を出力し、スイッチSW31の端子aと端子cを接続し、基準電圧Eが出力されるように制御する。また、これと同時に、スイッチSW46に制御信号を供給し、端子dと端子eを接続してトランス41の出力電圧検出端子T4に電流源47から電流Iを供給する。
また、制御回路35の第3の端子に、ロジック回路20の第3の端子から出力電圧検出端子T4の電圧が所定以下であることを示す制御信号が供給される。すると、制御回路35の第1の端子から、スイッチSW46をオープンにする制御信号を出力し、端子dと端子e間を遮断する。これに伴い、電流Iはトランス41の出力電圧検出端子T4へ供給されることが停止される。さらに、制御回路35の第2の端子から、基準電圧発生回路30のスイッチSW31へ、基準電圧Eから基準電圧Eへ切り換える制御信号を出力する。
[トランス41の構成と基本動作の説明]
次にトランス41の構成と基本動作について説明する。
トランス41の1次巻線対2次巻線の比率NP(S+F)は以下の式により求められる。NチャネルFET22のドレイン電圧をVdnとすると、スイッチ端子の動作条件を超えないようにするために、比率NP(S+F)は以下の式で表される。
[数1]
P(S+F)>=(Vcap+VFM)/Vdn ・・・(1)
なお、VFMはダイオード(42)のピーク順電圧を示し、Vcapはメイン(負荷)容量43に蓄積される満充電電圧を示し、NP(S+F)は1次巻線対2次巻線比率を示す。
具体例として、Vcap=300[V]、VFM=2.2[V]、Vdn=30[V]とすると、NP(S+F)≒10となる。すなわち、トランス41の1次と2次の巻数比は1:10となる。
次に、2次巻線比率NSFについて説明する。
2次巻線比率NSFは負荷容量43に充電する満充電電圧を決定するパラメータで、以下の式で表される。
[数2]
SF=(VCAP+VFM)/VT4 ・・・(2)
なお、VFMとVCAPは式(1)における同じ値を示し、VT4はトランス41の出力電圧検出端子T4における満充電電圧を示す。
具体例として、VCAP=300[V]、VFM=2.2[V]、VT4=30[V]とすると、NSF≒10となる。図1におけるトランス41の2次側の出力端子T3と出力電圧検出端子T4の巻数比をn:1とすると、n=9となる。
次に、トランス41の1次側のインダクタンス値について説明する。
1次側のインダクタンスをLとすると、このLは、
[数3]
=>(VT4*Tfil)*NSF/(I*NP(S+F))・・(3)
と表される。なお、*印は乗算記号を表し、VT4、NSF、NP(S+F)は式(1)と式(2)における値と同じであり、Tfilはロジック回路20に内蔵された不図示のフィルタのフィルタ処理時間を示す。
[フライバック式昇圧回路の動作説明]
次に、図1に示すフライバック式昇圧回路100の動作について、図2のフローチャートを参照しながら説明する。
ステップST12において、フライバック式昇圧回路100は、待機状態(Disable)に設定される。このとき、バッテリVBAT40は不図示のスイッチによりトランス41の1次側の端子T1に電圧を供給しない。また、ロジック回路20にはまだ電源が供給されていない。
ステップST13において、システムが起動(Enable)されると、上述のVBAT40からの電圧がトランス41の1次側の端子T1に供給されると共にロジック回路20、オペアンプ21、制御回路35やその他の回路に電圧が供給され各回路の動作が開始される。
ステップST14において、ロジック回路20にスタート信号が供給されると、制御回路35から基準電圧発生回路30に制御信号が供給されて、スイッチSW31を切り替えて端子cと端子aが接続される。その結果、基準電圧発生回路30から、基準電圧E(2.2[V]より高く設定される)が出力されオペアンプ21の非反転入力端子(+)に供給される。この基準電圧Eに関する2.2[V]はこの値に限定するものでなく、上記ダイオード42のピーク順電圧に依存する電圧であれば良く、ダイオードの種類に応じて変わる。
また、これと同時に、制御回路35からスイッチSW46の制御端子fに制御信号が供給され、端子dと端子eが接続される。その結果、電流源47から電流Iが充電検知端子配線50を介してトランス41の2次側の出力電圧検出端子T4に供給され、この出力電圧検出端子T4から接地用の端子T5を介してグランドに所定期間電流が流れる。またこれと同時に、負荷容量43に初期動作時に蓄えられた電圧の条件によって、電流Iが出力電圧検出端子T4、出力端子T3、ダイオード42を介して負荷容量43にも所定期間流れる。なお、本実施例においては、負荷容量43の初期電圧(VCAP)は0〜300[V]である。
以下理解し易くする為に、電流Iを出力電圧検出端子T4に供給したときに、トランス41の2次巻線の出力端子T3と出力電圧検出端子T4間の巻線に発生する電圧VLSと端子T4−T5間の巻線に発生する電圧VLFを省略して説明する。
接続不良には、出力電圧検出端子T4の接続不良(RT4)と接地用の端子T5のグランドに対する接続不良(RT5)があり、極端な場合、接続が完全に不良すなわち断線(オープン)する例がある。なお、上述した抵抗成分RT4は出力電圧検出端子T4と2次巻線との接続点で発生する抵抗であり、抵抗成分(RT5)は接地用の端子T5とグランドの接続点で発生する抵抗である。
出力電圧検出端子T4の結線不良、または接地用の端子T5が結線不良でグランドに対して浮いていると(抵抗成分が発生)、電流Iを電圧検出端子T4に供給すると端子接続不良に伴う抵抗成分(RT4,RT5)により電圧が発生する。なお、上述した抵抗成分RT4とRT5は接続の状態により変化し、0〜∞[Ω]の範囲をとり、オープン(断線)の場合は∞[Ω]となる。その結果、出力電圧検出端子T4、T5で検出される電圧は、理論上0[V]から(RT4+RT5)*I47[V]の範囲となる。
まず、負荷容量43に蓄積された電圧(VCAP)が0[V]のときの動作について説明する。
出力電圧検出端子T4には、(RT4+RT5)*I[V]の電圧が発生し、この発生した電圧が、VFM(2.2[V])+VCAP(0[V])以下の時はダイオードは非導通となる。そして、出力電圧検出端子T4で検出された電圧がオペアンプ21の反転入力端子(−)に供給される。出力電圧検出端子T4で検出された電圧が、基準電圧Eより低いと断線は無いものとして判断され、ステップ15及びステップ16へ移行し充電動作が開始される。
一方、出力電圧検出端子T4または接地用の端子T5の結線状態が悪いと、抵抗値(RT4+RT5)が大きくなる。出力電圧検出端子T4で検出される電圧(RT4+RT5)*I[V]がVFM(2.2[V])+VCAP(0[V])の電圧以上になると、ダイオード42は導通し、また、この出力電圧検出端子T4で発生した電圧がオペアンプ21の反転入力端子(−)に供給される。
オペアンプ21の反転入力端子(−)に供給された電圧が基準電圧Eより高いと、これに対応してロジック回路20が制御され、出力電圧検出端子T4または接地用の端子T5は断線しているものとして次の充電の開始動作は停止される。
次に、負荷容量43の電圧(VCAP)が、例えば0[V]以上で300[V]の範囲のときの動作について説明する。上述と同様に、出力電圧検出端子T4または接地用の端子T5の結線状態が良く抵抗成分(RT4+RT5)が小さい場合について説明する。VFM(2.2[V])+VCAP(0[V])〜VFM(2.2[V])+VCAP(300[V])の各電圧が(RT4+RT5)*I[V]の電圧と比較して低いのでダイオード42は非導通となる。
一方、接地用の端子T5の結線状態が悪く例えば断線した時、上記の比較結果は逆になり、ダイオード42は導通する。
よって、オペアンプ21の反転入力端子(−)の電圧が非反転入力端子(+)に供給される基準電圧Eより高い場合、オペアンプ21の出力端子から“L”レベルの電圧がロジック回路20に出力される。すなわち、この場合、出力電圧検出端子T4または接地用の端子T5に端子浮き、または断線があると判断し、ステップST12に移行し、フライバック式昇圧回路100の昇圧動作の開始は停止される。
今まで、トランス41の2次側の各端子(T3−T4,T4−T5)間で発生する電圧VLS,VLFを省略して説明したが、正確にはこれらの電圧を加味する必要がある。この場合、基準電圧Eは、VCAPが最低の電圧(0[V])においてもダイオード42のピーク順電圧VFM(2.2[V])より高く設定する必要がある。
次に、トランス41の2次巻線の出力電圧検出端子T4が結線され、且つ接地用の端子T5がグランドに対して正常に結線されている場合の動作について説明する。
出力電圧検出端子T4が正常に結線され且つトランス41の端子T5とグランド間が正常に結線されている場合、抵抗値(RT4+RT5)は無視できるので、出力電圧検出端子T4へ電流を流しても電圧は発生しないかまたは所定値以下である。
また、負荷容量43の初期電圧(VCAP)が上述のように0[V]以上から300[V]の場合、例えばVFM(2.2[V])+VCAP(0[V])〜VFM(2.2[V])+VCAP(300[V])の各電圧が(RT4+RT5)*I[V]の電圧と比較される。
この場合、出力電圧検出端子T4で検出される電圧は、(RT4+RT5)*I[V]であり、ダイオード42側の出力電圧VFM(2.2[V])+VCAP(0[V])〜VFM(2.2[V])+VCAP(300[V])と比較して低い。したがって、ダイオード42はオフし、電流Iは出力電圧検出端子T4から接地用の端子T5を介してグランドに所定期間流れる。
その結果、出力電圧検出端子T4で検出された電圧が、オペアンプ21の非反転入力端子(−)に入力され、この入力電圧は基準電圧Eより低い。すると、オペアンプ21の出力端子から“H”レベルの電圧がロジック回路20に出力される。すなわち、この場合、充電検知端子配線50と出力電圧検出端子T4は正常に結線されていると判断し、ステップST15に移行する。
ステップST15において、制御回路35からスイッチSW46に制御信号が供給され、端子dと端子e間が遮断される。また、制御回路35から基準電圧発生回路30のスイッチSW31にも制御信号が供給されて端子cと端子bが接続される。その結果、基準電圧発生回路30の出力端子から基準電圧E、例えば30.0[V]が出力され、オペアンプ21の非反転入力端子(+)に供給される。なお、図2のフローチャートにおいては、基準電圧EからEへの切換えを、簡略化して「Vref切換」と図示する。
ステップST16において、ロジック回路20からクロック(Clock)信号がNチャネルFET22のゲートに供給される。NチャネルFET22は、クロック信号の“H”レベルの期間にオン動作を行い、バッテリVBAT40からトランス41の1次側の端子T1からT2、さらにNチャネルFET22のドレイン−ソースを介してグランドにスイッチング電流が流れる。
ロジック回路20からクロック(Clock)信号の“L”レベルの電圧がNチャネルFET22のゲートに供給されると、NチャネルFET22の動作は、オフとなりスイッチ動作を停止する。
このNチャネルFET22がオフする期間、トランス41に蓄積されたエネルギーが放出されて出力端子T3、接地用の端子T5を介してグランドに2次電流が流れ、それにより電荷が負荷容量43に蓄積される。
また、このとき、出力電圧検出端子T4に接続されている充電検知端子配線50を介して、出力電圧検出端子T4で検出された検出電圧がオペアンプ21の反転入力端子(−)に供給される。
反転入力端子(−)に供給された検出電圧が基準電圧Eと比較され、検出電圧が基準電圧Eより低いとオペアンプ21から“H”レベルの電圧が出力され、ロジック回路20に供給される。そして、ロジック回路20は、クロック信号をNチャネルFET22のゲートに出力する。
ステップST17において、オペアンプ21で比較した結果、出力電圧検出端子T4から検出された検出電圧が基準電圧Eより高いかまたは低いかを検出し、検出電圧が基準電圧Eより低いとステップST16に移行し、充電動作を繰り返し行う。
一方、充電動作を繰り返した結果、出力電圧検出端子T4から検出された検出電圧が基準電圧Eの30.0[V]より高くなると、負荷容量43に所定の電圧である満充電電圧に充電されたことを判断する(図2のステップST16では「満充電検出?」と記載)。そして、ステップST12に移行し、充電動作を停止(Disable)する。
以下同様な動作を繰り返す。
[フライバック式昇圧回路の充電動作説明]
次に、図3にフライバック式昇圧回路100の動作タイミングチャートを示し、図1を参照しながら充電動作を詳細に説明する。
時刻t1で電源がフライバック式昇圧回路100の各回路に供給され、時刻t2でロジック回路20、基準電圧発生回路30や制御回路35等に供給される電圧が安定する。
時刻t2〜時刻t3の期間において、出力電圧検出端子T4または2次巻線の接地用の端子T5の浮きがあるか否かについての検出動作が行われる(図3(a)参照)。
端子浮きがあると、スタート(Start)信号であるV(CHARGE_ON)信号が“L”レベルを維持する(図3(b)参照)。端子浮きが検出されないと、トランス41の出力電圧検出端子T4の接続(結線)、または接地用の端子T5の接続(結線)が正常であり、負荷容量43に充電される電圧が正常に測定できると判断して、NチャネルFET22のスイッチ動作が開始される。
なお、上述した出力電圧検出端子T4またはトランス41の2次巻線の接地用の端子T5の端子浮きの検出は、オペアンプ21で出力電圧検出端子T4で検出された検出電圧と基準電圧発生回路30で発生する基準電圧Eを比較することにより行われる。出力電圧検出端子T4の端子浮きの検出動作に関する詳細な説明は既に行ったので、説明は省略する。
出力電圧検出端子T4またはトランス41の2次巻線の接地用の端子T5の端子浮きの検出動作が行われた結果、端子浮きが検出されず正常な検出動作が行われると判断される。それに伴い、制御回路35から基準電圧発生回路30に制御信号が供給され、スイッチSW31が切り替えられて基準電圧発生回路30から基準電圧Eが出力される。
昇圧開始の時刻t3になると、スタート信号のV(CHARGE_ON)が“H”レベルになり、この“H”レベルの電圧がロジック回路20に供給される。ロジック回路20で論理演算や遅延動作などの処理が行われる。
時刻t4〜t5の期間において、Clock(クロック)信号は“H”レベルであり、ロジック回路20からクロック信号の“H”レベルの電圧がNチャネルFET22のゲートに供給される。すると、NチャネルFET22はオンし、バッテリVBAT40から、トランス41の1次側の端子T1から端子T2を介し、さらにNチャネルFET22のドレイン−ソースを経由して基準電位、例えばグランドに1次電流が流れる。なおこの1次電流は、時刻t4〜時刻t5まで期間、時間経過と共に増加する三角状のピーク電流Ipeakを示す(図3(c)参照)。
この為、トランス41の2次巻線の出力端子T3と接地用の端子T5間には誘起電圧が発生するがダイオード42の極性により電流が流れることが阻止され、トランス41から誘起電流が流れずエネルギーがトランス41に蓄積される。このトランス41によるエネルギーの蓄積は時刻t4〜t5の期間行われる。
時刻t5になると、ロジック回路20から出力されるクロック信号が“L”レベルになり、この“L”レベルの電圧がNチャネルFET22のゲートに供給され、NチャネルFET22はオフする。その結果、トランス41からNチャネルFET22を介してグランドに流れる1次電流は遮断される。
NチャネルFET22が時刻t5〜時刻t6の期間オフされるので、トランス41に1次側に蓄積されたエネルギーが放出される。それに伴い、トランス41の2次側に2次電流が流れ、ダイオード42を介して負荷容量43に電荷(または電流)が蓄積される(図3(d)参照)。
時刻t6になると、トランス41の2次側の出力電圧検出端子T4で検出された検出電圧が充電検知端子配線50を介してオペアンプ21の反転入力端子(−)に供給され、基準電圧E、例えば、30.0[V]と比較される。時刻t6においては、出力電圧検出端子T4で検出された検出電圧が基準電圧以下であるので、オペアンプ21から“H”レベルの電圧がロジック回路20に出力され、このロジック回路20からクロック信号が継続して出力される(図3(e)参照)。
図3(f)に、時刻t5〜時刻t6の期間にトランス41に2次電流が流れ、その結果、負荷容量43に電荷が蓄積されたときの電圧波形図を示す。
以下同様に、クロック信号の“H”レベルと“L”レベルの電圧に応じてNチャネルFET22が、オン、オフ動作を繰り返す。
時刻t7〜時刻t8の期間は、NチャネルFET22がオンし、トランス41に1次電流が流れエネルギーが蓄積される。時刻t8〜時刻t9の期間中、NチャネルFET22がオフし、トランス41の2次側に2次電流が流れて負荷容量43に電荷がさらに充電され、その結果、時刻t6の充電電圧に加算されて電圧が昇圧する。
この昇圧した充電電圧を時刻t9で、出力電圧検出端子T4を介して充電検知端子配線50を経由してオペアンプ21の反転入力端子(−)に供給し、基準電圧Eと比較する。
時刻t9において、出力電圧検出端子T4で検出した電圧は、基準電圧Eより低いので、昇圧動作を続行する。
以下同様な動作を繰り返し、時刻t12〜時刻t14において、出力電圧検出端子T4から検出された電圧が基準電圧Eより高くなると、オペアンプ21から“L”レベルの電圧が出力され、この“L”レベルの電圧がロジック回路20に供給される。すると、このロジック回路20は、NチャネルFET22のゲートに供給するクロック信号の発生又はその出力を停止する。
時刻t15において、制御回路35から出力されたスタート信号のV(CHARGE_ON)信号が“H”レベルから“L”レベルに遷移し、その結果、以後の昇圧動作の一連の動作は停止する。
図4に、フライバック式昇圧回路100において、時間経過に伴うトランス41の2次側の出力電圧検出端子T4で検出された電圧と負荷容量43に蓄積された電圧の電圧波形を示す。
図4において、トランス41の2次側の出力電圧検出端子T4と接地用の端子T5間の巻線を1とし、出力端子T3と出力電圧検出端子T4間の巻数比をnとしたときの出力電圧の例を示す。すなわち、出力電圧検出端子T4から検出される電圧は、出力端子T3で発生する電圧に対して、1/(n+1)の電圧が検出される。例えばn=9とすると、出力電圧検出端子T4から出力される電圧は、出力電圧の1/10である。
図4において、出力電圧は負荷容量43の充電電圧を示し、この負荷容量43の充電電圧の最大値(満充電電圧)はフォトフラッシュとして使用する場合、例えば約300[V]であり、この充電電圧は、所定の時刻から時間経過と共に増加し昇圧する。また、出力電圧検出端子T4で検出される電圧波形は、クロック信号によりNチャネルFET22がオフし、オン動作を開始する直前の検出した電圧を示し、最大電圧は約30.0[V]である。
フライバック式昇圧回路において、トランス41の2次側もしくは出力端子にて電圧を検出する場合、出力電圧検出端子T4の結線不良または接地用の端子T5とグランドが結線不良であると制御不能に陥る。最悪の場合には、トランス41の2次側の出力端子に接続された素子に高電圧が加わり信頼性問題を起こす。
これに対して本発明によれば、上述したように昇圧動作の開始前に端子浮きが発生してないか検出し出力電圧検出端子T4の結線不良または接地用の端子T5の端子浮きを検出して、昇圧動作を行わないことにより制御不可能な高圧発生を未然に防ぐことができる。
以上説明したことからも明らかなように、本発明による技術思想は、フライバック式昇圧回路に限定することなく、出力電圧を検出する出力電圧検出端子を独立して持っている電源回路全てに適用することができる。それにより、出力電圧を検出する出力電圧検出端子T4の結線不良または接地用の端子T5の端子浮き(結線不良)に起因する電源回路の後段の破壊や発熱等の信頼性トラブルを未然に防ぐことができる。
<2.第2の実施形態>
[ストロボ装置の主要部構成]
図5に、第2の実施形態であるフライバック式昇圧回路を用いたストロボ装置200の主要部の構成を示す。
図5に破線で囲んだフライバック式昇圧回路210は図1に示したフライバック式昇圧回路100と同じ回路構成であるので、ここではフライバック式昇圧回路210の構成とその動作についての説明は省略する。
フライバック式昇圧回路210の出力Toutが放電管、例えばキセノン管244の一方の端子Kに接続され、他方の端子KにスイッチングトランジスタSWTr245のコレクタが接続される。このスイッチングトランジスタSWTr245の制御端子に、キセノン管の発光を制御する制御信号が供給され、エミッタは基準電位のグランドに接続される。またキセノン管244の制御端子Kは、例えば不図示のトランスを介してスイッチングトランジスタSWTr245のコレクタに接続される。
スイッチングトランジスタSWTr245として、例えばIGBT(Insulating Gate Bipolar Transistor:絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)が用いられる。この絶縁ゲート型バイポーラトランジスタは、入力部がMOS構造で出力部がバイポーラ構造のパワー用トランジスタであり、高耐圧、大電流に適した半導体で、少ないドライブ電力で高電力を制御する。
[ストロボ装置の動作説明]
図5に示した点線で囲まれたフライバック式昇圧回路210は、図1に示した動作と同様であり動作説明は省略する。
電源電圧が各回路に供給された後、ロジック回路20に昇圧開始のスタート信号のV(CHARGE_ON)が供給される前に、トランス41の出力電圧の一部を検出する出力電圧検出端子T4と充電検知端子配線50の接続(結線)状態、トランス41の2次巻線の接地用の端子T5の結線状態が判断される。出力電圧検出端子T4の結線状態または接地用の端子T5とグランドの結線状態が不十分で端子が浮いた状態、あるいは断線しているとオペアンプ21の反転入力端子(−)の電圧が基準電圧Eより高くなり、以後の昇圧動作の開始を停止する。
一方、オペアンプ21の反転入力端子(−)の電圧が基準電圧E以下の場合、出力電圧検出端子T4の結線と、接地用の端子T5とグランドの結線が正常でありトランス41の出力電圧が測定可能である判断する。そして、以後のNチャネルFET22のスイッチ動作による昇圧動作を開始する。
端子浮きが無いと判断されると、フライバック式昇圧回路210は昇圧動作を繰り返し行う。そして、出力端子Toutの電圧が満充電電圧の約300[V]以上になると、フラッシュオン信号とその他の制御信号によりスイッチングトランジスタSWTr245のゲートGを制御するゲート制御信号が生成される。このゲート制御信号が、スイッチングトランジスタSWTr245のゲートGに入力されてオン動作し、それに応じてキセノン管244の端子KとKが駆動され発光することによりフラッシュ動作を行う。
このように、ストロボ装置200のフライバック式昇圧回路210に、トランス41からの出力電圧を検出する出力電圧検出端子T4の結線状態と、トランス41の2次巻線の接地用の端子T5の結線状態を判断する手段を設ける。その結果、トランス41の2次側の負荷容量43に充電される充電電圧を正確に測定でき、充電電圧が所定電圧以上になることを防止できる。よって、トランス41の出力側に接続された素子に所定以上の高電圧が印加されることが無いので、破壊または劣化されることを防止することができ、装置の信頼性を向上することができる。
本発明において、トランスは、トランス41に対応する。上記トランスの1次側に接続され、スイッチ動作により1次電流を発生させるトランジスタは、NチャネルFET22に対応する。上記トランスの2次側の出力端子に接続されたダイオードは、ダイオード42に対応する。上記ダイオード42から出力される電圧を充電する負荷容量は、負荷容量43に対応する。上記トランスの2次側の巻線の一部に設けられた上記出力電圧検出端子に電流を供給する電流源を切り換える第1のスイッチは、スイッチSW46に対応する。上記出力電圧検出端子の電圧と比較する基準電圧を発生する基準電源は、基準電電圧発生回路30に対応する。上記出力電圧検出端子の電圧と基準電圧の比較結果に基づき上記トランジスタのスイッチ動作を制御する制御部は、ロジック回路20に対応する。
20,320…ロジック回路、21,321…オペアンプ、22,322…NチャネルFET、30…基準電圧発生回路、31,46…スイッチ、32,33,330…基準電源、35…制御回路、40,340…バッテリ、41,341…トランス、42,342…ダイオード、43,343…負荷容量、47…電流源、50,350…充電検知端子配線、100,210,300…フライバック式昇圧回路、200…ストロボ装置、244…キセノン管、245…スイッチングトランジスタ。

Claims (10)

  1. フライバック式昇圧回路のトランスの2次巻線に出力電圧を検出する出力電圧検出端子を設け、昇圧開始前に上記出力電圧検出端子を介して上記トランスの2次側に電流を供給することにより、上記出力電圧検出端子に発生する電圧を検出し該出力電圧検出端子または上記トランスの2次巻線の接地用の端子の浮きがないかの未結線状態を検出するフライバック式昇圧回路であって、
    上記出力電圧検出端子は、
    上記トランスの2次側の巻線の一部に設けられ、該トランスの2次側の出力電圧に比例した電圧を検出し、
    上記フライバック式昇圧回路は、
    上記トランスの1次側に接続され、スイッチ動作により1次電流を発生させるトランジスタと、
    上記トランスの2次側の出力端子に接続されたダイオードと、
    上記ダイオードから出力された電圧を充電する負荷容量と、
    上記トランスの2次側の巻線の一部に設けられた上記出力電圧検出端子に電流を供給する電流源をオン、オフする第1のスイッチと、
    上記出力電圧検出端子の電圧と比較する基準電圧を発生する基準電源と、
    上記出力電圧検出端子の電圧と基準電圧の比較結果に基づき上記トランジスタのスイッチ動作を制御する制御部と、
    を有するフライバック式昇圧回路。
  2. 上記制御部は、上記出力電圧検出端子の電圧が基準電圧以下の場合、上記トランジスタのスイッチ動作を停止し、上記トランスの2次巻線のグランドに接続される端子が断線したと判断する
    請求項1記載のフライバック式昇圧回路。
  3. 上記基準電源は、複数の上記基準電圧を発生する
    請求項記載のフライバック式昇圧回路。
  4. 上記基準電源は、上記複数の基準電圧を発生する基準電圧を切り換える第2のスイッチを有する
    請求項3記載のフライバック式昇圧回路。
  5. 上記第1のスイッチは、上記トランジスタがスイッチ動作を開始する前に、導通して上記電流源から電流を上記出力電圧検出端子に供給する
    請求項記載のフライバック式昇圧回路。
  6. 上記第2のスイッチは、上記第1のスイッチがオフのとき第1の電圧を導出し、オンのとき第2の電圧を導出する、
    請求項記載のフライバック式昇圧回路。
  7. 上記第1の電圧は、上記ダイオードのピーク順電圧より高い
    請求項記載のフライバック式昇圧回路。
  8. フライバック式昇圧回路により電圧を昇圧し、この昇圧した電圧を放電管に供給して該放電管を駆動して発光させるストロボ装置において、
    上記フライバック式昇圧回路のトランスの2次巻線に出力電圧を検出する出力電圧検出端子を設け、昇圧開始前に上記出力電圧検出端子を介して上記トランスの2次側の巻線の一部に電流を供給することにより、上記出力電圧検出端子に発生する電圧を検出し該出力電圧検出端子または上記トランスの2次側の巻線の接地用端子の端子浮きがないかの未結線状態を検出し、
    上記出力電圧検出端子は、
    上記トランスの2次側の巻線の一部に設けられ、該トランスの2次側の出力電圧に比例する電圧を検出し、
    上記フライバック式昇圧回路は、
    上記トランスの1次巻線の端子に接続され、スイッチ動作により1次電流を発生させるトランジスタと、
    上記トランスの2次側の出力端子に接続されたダイオードと、
    上記ダイオードから出力された電圧を充電する負荷容量と、
    上記トランスの2次巻線の一部に設けられた上記出力電圧検出端子に電流を供給する電流源をオン、オフする第1のスイッチと、
    上記出力電圧検出端子の電圧と比較する基準電圧を発生する基準電源と、
    上記出力電圧検出端子の電圧と基準電圧の比較結果に基づき上記トランジスタのスイッチ動作を制御する制御部と、
    を有するストロボ装置。
  9. 上記制御部は、上記出力電圧検出端子の電圧が基準電圧以下の場合、上記トランジスタのスイッチ動作を停止し、上記出力電圧検出端子、または上記トランスの2次側の巻線のグランドに接続される端子が断線したと判断する
    請求項記載のストロボ装置
  10. 上記基準電圧は、上記ダイオードのピーク順電圧より高い
    請求項9記載のストロボ装置。
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