JP4618212B2 - 光ディスク - Google Patents

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Description

この発明は、樹脂モールドされたアンテナ一体のICタグモジュールを封止してなる光ディスクに関する。
従来、物流・管理の効率化や製品のトレーサービリティーのために、電源が不要で非接触のIDとして、安価なバーコードラベルが存在している。しかし、傷・汚れなどに弱いこと、本体ではなく包装体に印刷・貼付けされることが多いため製造から廃棄までのライフサイクルでの使用を考えた場合は実用的ではなかった。また例えラベルを樹脂フィルムなどで保護したとしても傷・汚れに対する根本的な解決にはならず、ラベルを製品に接着するためにまつわる接着不良・剥れ、接着スペースの確保といった問題も生じていた。
そこで近年、IC化されたICタグが利用されるようになっている。非接触にて読み取り、または読み書きが可能であるうえ従来のバーコードに比べ情報量が多いという利点があり、このようなICタグは従来の識別方法とは一線を画すため、今後使用数、使用範囲とも急激な拡大が期待されている。
また、ICタグそのもののコストは大量生産による価格低下だけでなく通信のためのアンテナをICに一体化するなどのICタグモジュール技術が開発されている(特許文献1,2)。そのため、将来は一個5円を切ると言われており、今後あらゆる商品の電子タグとして実装される可能性が高い。
最近では、複製不可能な個別IDを付与できるという意味から、コンテンツ保護、課金などのための利用が考えられており、光ディスクへのICタグモジュールの埋め込みによる搭載が提案されている。
しかしながら、光ディスクにICタグモジュールを搭載した場合、ディスク成形用樹脂とICタグモジュールの密度(比重)が違うため重量のアンバランスが生じ回転サーボへの悪影響を及ぼす。そのため、その問題に対処する技術が提案されており、例えば、特許文献1では、バランサーとしてダミーのチップを搭載することでアンバランス量を減らす技術が開示されている。
特開2005−209323号公報
しかしながら、特許文献1の技術はバランスを取るためとはいえ、光ディスクに余分なチップを搭載することになり好ましいものではなかった。
本発明は、以上の従来技術における問題に鑑みてなされたものであり、再生品質を落とすことなく低コストでICタグモジュールを搭載した光ディスクを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために提供する本発明は、ICタグモジュールを内蔵する光ディスクにおいて、記録層を有する光学読み取り部と、密度が1.2g/cm以上の成形材料で前記ICタグモジュールが封止されてなるICタグモジュール封止部とから構成されることを特徴とする光ディスクである。
ここで、前記成形材料は、熱可塑性樹脂単体または該熱可塑性樹脂を含む材料であることが好ましい。また、前記熱可塑性樹脂は、脂肪族ポリエステルを含むものであることが好適である。
また、前記成形材料は、密度1.5g/cm以上の非金属フィラーを含むことが好ましい。
また、前記ICタグモジュールは、前記記録層より光ディスク内周領域に配置されるとよい。
また、前記光学読み取り部が上層であり、前記ICタグモジュール封止部が下層であることが好ましい。このとき、前記ICタグモジュール封止部は、厚さが前記ICタグモジュールの厚さ以上、当該光ディスクの厚さ以下の内周部と、該内周部よりも薄い外周部とからなり、前記内周部に前記ICタグモジュールが封止されることが好適である。
本発明によれば、光ディスクにおける著作権や課金に使用可能な商品固有IDのセキュリティの高いICタグモジュールの実装が低コストで出来る。また、ICタグモジュール封止部と光学読み取り部を分離させることで非金属フィラーが使用できるため、高密度の成形材料を作成でき偏重心量が小さく高速読み出しが可能なID内蔵光ディスクを製造できる。また、成形材料密度によりICタグモジュールによる重量アンバランスを小さく出来るため、その分タグサイズを大きくしてICタグモジュールの通信距離を稼ぐことが可能となる。
発明者らは、ICタグモジュールを光ディスクのうち信号エリアがなく光学読み取り不要な内周部に配置するとともにICタグモジュールを封止する光ディスクの成形材料の密度を高くすることで偏重心量を小さくする発想のもとに、鋭意検討を行い本発明を成すに至った。
以下に、本発明に係る光ディスクについて説明する。
本発明に係る光ディスクは、ICタグモジュールを内蔵する光ディスクであって、記録層を有する光学読み取り部と、密度が1.2g/cm以上の成形材料で前記ICタグモジュールが封止されてなるICタグモジュール封止部とから構成されることを特徴とするものである。
図1に、本発明に係る光ディスクの第1の実施の形態における構成を示す。図1(a)は光ディスクを光学読み取り側からみた正面図であり、図1(b)は光ディスクの断面図である。
光ディスク10は、円形の空隙の中心穴である内周部18を有するドーナツ円盤形状を呈しており(図1(a))、図中上層となる光学読み取り部14と、下層となるICタグモジュール封止部16とが積層されてなるものである(図1(b))。
近年、著作権保護の点からメディア媒体のコンテンツ保護が強く求められており光ディスクにICタグモジュールを内蔵することの提案が種々成されている。このとき、ICタグモジュールを搭載することで光ディスクとして重量のアンバランスが増え高速回転時のサーボへの影響が無視できない。
図2に、光ディスクを構成する成形材料(樹脂)密度を規定した場合の該成形材料とICタグモジュールとのアンバランス重量((ICタグモジュール重量)−(同サイズの樹脂重量))をプロットした結果を示す。ここでは、タグサイズを1〜3倍に変化させて示してある。ICタグモジュールの通信距離を稼ぐためにはアンテナ面積を大きくするのが一番効果的であるが、アンテナ面積を大きくするとその分アンバランス量が増えてしまう。図2において、低密度の樹脂であるCOP(シクロオレフィンポリマー、密度1.01g/cm3)を基準に考えると密度1.6g/cm3程度の樹脂を使用すればタグサイズを2倍にすることができる。しかし、光学特性も兼ね備えた高密度の光ディスク用樹脂は存在しない。
そこで、本発明では、図1に示したように光ディスク10を光学読み取り部14と光学特性が必要ないICタグモジュール封止部16とに分けることで、ICタグモジュールを内蔵することによるアンバランスの問題を解消した。すなわち、ICタグモジュール封止部16では光学特性を考慮する必要がないために成形材料として高密度の樹脂を選択することができるだけでなく、樹脂にフィラーを添加することも可能となるため、このようにして密度を調整した成形材料でICタグモジュールを封止してなるICタグモジュール封止部16と、光学的特性を確保した光学読み取り部14とを組み合わせることで偏重心の小さい光ディスクの作製が可能となる。なお、光ディスクには、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu−ray Disc)があるが、このうちBD−ROMは光学読み取りが表面読み取りであるために、厚さ1.2mmの光ディスクの厚み方向を薄い光学読み取り部14(上層)と、厚みのあるICタグモジュールICを内蔵するICタグモジュール封止部16(下層)とに分離可能である。またDVDを考えてもクランプエリアなどの内周部は光学的特性の必要がなく分離可能である。
光学読み取り部14は、ピットが形成されたベース層11と、前記ピット上に設けられる反射膜からなる記録層12と、該記録層12を保護し、記録層12から情報を光学的に読み取るための光路を確保する保護層13とからなる。ベース層11は樹脂からなり射出成形によりピット形成とともに作製される。なお、ICタグモジュール封止部16の光学読み取り側の主面上に前記ピットを形成してベース層11を省略してもよい。
ICタグモジュール封止部16は、ドーナツ円盤形状の平板で光ディスク10の機械的強度を確保するためのものであり、密度が1.2g/cm以上の成形材料16bでICタグモジュールICが封止されてなる。この成形材料16bの密度は1.33〜2.1g/cmであることが好ましい。密度下限は前述のようにアンバランス問題を改善するためであり、密度上限は光ディスクとしてのドライブ装置への負荷制限による。
前記成形材料16bは、熱可塑性樹脂単体または該熱可塑性樹脂を含む材料であることが好ましい。また、熱可塑性樹脂は、脂肪族ポリエステルを含むものであることが好ましい。
前記脂肪族ポリエステルは、生分解性を有する有機高分子化合物(生分解性高分子化合物)である。この生分解性高分子化合物は、使用後は自然界において微生物が関与して低分子化合物、最終的に水と二酸化炭素に分解する化合物(生分解性プラスチック研究会、ISO/TC−207/SC3)である。
脂肪族ポリエステルとしては、ポリ−L−乳酸(PLLA)、L−乳酸とD−乳酸とのランダム共重合体等のポリ乳酸、またはそれらの誘導体がより好適である。一般的なポリ乳酸は、融点が160〜170℃程度、ガラス転移温度が58℃程度の生分解性に優れた結晶性ポリマーである。またこれらの他、例えばポリカプロラクトン、ポリヒドキシ酪酸、ポリヒドロキシ吉草酸、ポリエチレンスクシネート、ポリブチレンスクシネート、ポリブチレンアジペート、ポリリンゴ酸、ポリグリコール酸、ポリコハク酸エステル、ポリシュウ酸エステル、ポリジグリコール酸ブチレン、ポリジオキサノン、微生物合成ポリエステル等も適用でき、微生物合成ポリエステルとしては、例えば、3−ヒドロキシブチレート(3HB)、3−ヒドロキシバリレート(3HV)、またはその共重合体等が挙げられる。
また脂肪族ポリエステルの分子量(数平均分子量)は、30000〜200000程度が好適である。分子量が30000未満であると、最終的に得られる複合組成物の強度が不充分となり、一方、200000を超えると、成形性や加工性が劣化してしまうためである。
また、成形材料16bには、ICタグモジュールの通信特性に影響を及ぼさない非金属のフィラーを添加することができ、とくに密度1.5g/cm以上の非金属フィラーを含むことが好ましい。
この非金属フィラーとしては、例えば炭酸カルシウム(重質)(CaCO、2.7)、炭酸カルシウム(軟質)(CaCO、2.6)、炭酸カルシウム(コロイド)(CaCO、2.5〜2.6)、炭酸カルシウム(胡粉)(CaCO、2.7)、珪石粉末(SiO、2.5〜2.6)、ガラスビーズ(SiO、2.4〜2.5)、珪藻土(SiO、1.6〜2.0)、合成シリカ(湿式)(SiO・mHO、2.0〜2.1)、合成シリカ(乾式)(SiO・mHO、2.0〜2.2)、ケイ酸カルシウム(合成、アモルファス)(mCaO・nSiO・xHO、2.0〜2.2)、ケイ酸カルシウム(ゾノトライト)(6CaO・6SiO・HO、2.7)、ケイ酸カルシウム(ウオラストナイト)(CaO・SiO、2.9)、タルク(3MgO・4SiO・HO、2.7〜2.8)、アタルバルジャイト(5MgO・8SiO・9HO、2.4)、アスベスト(クリソタイル)(2.4〜2.6)、アスベスト(アサモサイト)(3.1〜3.3)、アスベスト(アンソフィナイト)(2.8〜3.1)、カーボンブラック(C、1.8〜1.9)、アセチレンブラック(C、1.9〜2.0)、ファーネスブラック(C、1.8〜1.9)、黒鉛粉末(C、2.2)、炭素繊維(1.7〜1.9)、窒化珪素(SiN、3.2)、炭化珪素(SiC、3.1)、三酸化アンチモン(Sb、5.5〜5.9)、二硫化モリブデン(MoS、4.8)、酸化鉄(Fe、5.2)、酸化マグネシウム(MgO、3.2〜3.4)、水酸化マグネシウム(Mg(OH)、3.2〜3.4)、塩基性炭酸マグネシウム(4MgO・Mg(OH)・4HO、2.2〜2.3)、ハイドロタルサイト(Mg4.5Al(OH)13CO・3.5H2O、2.1)、アルミナ(Al、3.7〜3.9)、酸化ジルコン(ZrO、5.5)、水酸化アルミニウム(Al(OH)、2.4)、ベントナイト(Al・4SiO・2HO、2.0〜2.6)、ゼオライト(Na(Al・mSiO)・HO、2.1〜2.2)、カオリンクレー(Al・2SiO・2HO、2.5〜2.6)、パイロフェライト(ロー石クレー)(Al・4SiO・HO、2.7〜2.9)セリナイト(K2O・3Al・6SiO・2HO、2.7〜2.8)、マイカ(フロゴバイト)(KMg(SiAl)20(OH)、2.7〜3.0)、マイカ(マスコバイト)(KAl(SiAl)20(OH)、2.8〜3.2)、硫酸カルシウム(無水)(CaSO、2.9〜3.0)、ケイ酸ジルコン(ZrSiO、4.7)、亜硫酸カルシウム(CaSO・1/2HO、2.6)、酸化チタン(ルチル)(TiO,4.2〜4.3)、酸化チタン(アナターゼ)(TiO,3.7〜3.9)、チタン酸カリウム(KO・6TiO、3.3)、硫酸バリウム(沈降性)(BaSO・4.2〜4.5)、硫酸バリウム(バライト)(BaSO・4.2〜4.6)、炭酸バリウム(BaCO、4.3〜4.4)、チタン酸バリウム(BaTiO、5.5〜5.6)、酸化亜鉛(湿式)(ZnO、5.2)、酸化亜鉛(乾式)(ZnO、5.4〜5.7)が挙げられる。なお、カッコ内の数値はそれぞれの密度(g/cm)を示す。
ICタグモジュールICは、RFID(Radio Frequency Identification)と呼ばれる樹脂モールドされたアンテナ一体型のICタグモジュールである。また、電源を持つ必要がなくチップ単体でICタグの全機能を有するパッシブ型ICタグであり、例えば、大日本印刷株式会社製「Mタグ(ACCUWAVE-IM0505-SLI)」(5.45mm角、厚さ0.76mm)、日立マクセル株式会社製「コイル・オン・チップRFID(ME-Y2000)」(2.5mm角)などが挙げられる。これらのICタグモジュールはエポキシ樹脂でモールドされている。
一般にICタグの通信距離は使用周波帯、アンテナサイズ、リーダー出力パワーなどで決まり数mm〜数mの範囲が主流であるが、アンテナ内蔵型はアンテナサイズを大きく出来ないために通信距離が短くなる傾向がある。ここに例示したものは微弱型のリーダー/ライタでは数mm〜30mmの通信距離となっている。
光学読み取り部14と、ICタグモジュール封止部16はそれぞれ別個に製造した後、貼り合わせなどで接合して光ディスク10とする。あるいは、ベース層11に記録層12を形成したものとICタグモジュール封止部16とを貼り合わせ、その後保護層13を形成するようにしてもよい。
また、ICタグモジュール封止部16を製造するに当っては、ICタグモジュールICを前記成形材料の射出成形と同時に封止して製造するとよい。このとき、ICタグモジュールを射出成形機の金型の所定の位置に配置し、240℃以下の成形温度で射出成形することが好ましい。ICタグモジュールICへの成形時のダメージを少なくし長期信頼性を向上させるためである。
なお、ICタグモジュールICは、記録エリアArである記録層12よりも光ディスク内周領域である内周部Aiに位置するようにICタグモジュール封止部16内に配置されることが好ましい(図1(b))。これにより、ICタグモジュールICの通信に記録層12が影響を及ぼすことがなく、光ディスク10としてのアンバランスも軽減することができる。また、ICタグモジュールICの配置を、ICタグモジュールICの重心が光ディスク10の内周側に位置するように配置するとなおよい。
図3に、第1の実施の形態の変形例を示す。図3(a)は光ディスクを光学読み取り側からみた正面図であり、図3(b)は光ディスクの断面図である。
光ディスク20は、円形の空隙の中心穴である内周部28を有するドーナツ円盤形状を呈しており(図3(a))、図中上層となる光学読み取り部24と、下層となるICタグモジュール封止部26とが積層されてなるものである(図3(b))。また、図3(a)に示す正面図において、記録エリア(外周部)Arは光学読み取り部24からなり、内周部AiはICタグモジュール封止部26の一部からなる。
光学読み取り部24は、内径部28よりも内径の大きな中心穴を有するドーナツ円盤形状の平板であり、ピットが形成されたベース層21と、前記ピット上に設けられる反射膜からなる記録層22と、該記録層22を保護し、記録層22から情報を光学的に読み取るための光路を確保する保護層23とからなる(図3(b))。ベース層21、記録層22、保護層23それぞれの構成材料は、図1におけるベース層11、記録層12、保護層13それぞれの構成材料と同じであるが、ベース層21は図1に示したベース層11よりも厚く、射出成形によりピット形成とともに作製される。
ICタグモジュール封止部26は、内径部28である中心穴を有するドーナツ円盤であり、厚さがICタグモジュールICの厚さ以上、光ディスク20の厚さ以下の封止内周部26iと、封止内周部26iよりも薄い封止外周部26oとからなる(図3(b))。図3(b)では、封止内周部26iの厚さが光ディスク20の厚さとなる場合を示している。なお、封止内周部26iはクランプエリアなど光学読み取りには何ら寄与しない部分である。また、ICタグモジュール封止部26は、図1に示すICタグモジュール封止部16を構成する成形材料16bと同じ成形材料26bで成形されており、封止内周部26iにICタグモジュールICが封止されている。
また、ICタグモジュールICは、記録エリアArである記録層22よりも光ディスク内周領域である内周部Aiに位置するようにICタグモジュール封止部26内に配置されており(図3(b))、ICタグモジュールICの通信に記録層22が影響を及ぼすことがなく、光ディスク20としてのアンバランスも軽減させている。
図3に示した光ディスク20では、ICタグモージュール封止部26の封止内周部26iの厚さを厚くすることでICタグモジュールの埋め込みができ偏重心量が小さく、かつディスク全体重量を抑えることが可能となる。また、ICタグモジュール封止部26の封止内周部26iの厚さを1.2mmとし、光学読み取り部24はその分内径の穴をクランプエリアを含む大きさの穴とすることで、光学読み取り部24とICタグモジュール封止部26との貼り合わせの際の位置合わせが容易となる。また光学読み取り部24の厚さを0.6mmとすれば読み取り面が一方向しかない片面DVDの作成が可能となる。
以上のように、本発明の光ディスクでは、ICタグモジュールを封止することでICタグを抜き出すなどの海賊行為に強いIDを商品に付与することが可能となる。そのため、バーコードでは対応が難しい著作権保護などのセキュリティ、課金用IDとしての使用も可能となる。
すなわち、内蔵するICタグモジュールのような電子部品の信頼性を確保するのは例えば樹脂封止により外気と遮断することが望ましい。本発明では、ICタグモジュールをその電子部品としての信頼性を確保しつつ実際の商品に搭載するために、該ICタグモジュールを光ディスク成形体中に封止している。これによりICタグモジュールの装着のコストが低減されるだけでなく、信頼性やセキュリティを向上させることができる。
とくに、本実施の形態の光ディスク10は、Blu−ray Disc(BD)−ROMやBD−RAMに好適ある。例えば、BD−ROMではコンテンツ保護や課金などにICタグモジュールを利用することができる。また、BD−RAMではセキュリティ管理などにICタグモジュールを利用することができる。
つぎに、本発明に係る光ディスクの第2の実施の形態について説明する。
図4に、本発明に係る光ディスクの第2の実施の形態の構成を示す。図4(a)は光ディスクの正面図であり、図4(b)は光ディスクの断面図である。また、図4(c)はICタグモジュールの拡大図である。
光ディスク30は、円形の空隙の中心穴である内周部38を有するドーナツ円盤形状を呈しており(図4(a))、光ディスク外周部を占める光学読み取り部34と、光ディスク内周部を占め密度が1.2g/cm以上の成形材料でICタグモジュールICが封止されてなるICタグモジュール封止部36とが一体成形されてなるものである(図4(b))。したがって、光学読み取り部34のベース部分とICタグモジュール封止部36とは同じ成形材料36bで成形されている。なお、成形材料36bは、第1の実施の形態でいう成形材料16b、26bのうち光ディスクとして光学特性を満足するものを使用する。また、光学読み取り部34は成形された前記ベース部分の上に記録層その他必要な層構造を有している。
ところで、光ディスクにおいて、ICタグモジュールを内蔵することで重量のアンバランスが増え高速回転時のサーボへの影響が無視できない。例えば、DVDなどではサーボ系への負担を軽くしより安定な再生を可能とするために偏重心量が規定されている。この値が小さいほど高速回転時の安定性が増すことになり、DVDにおいては1g・cmとなっている。光ディスクでは記録/再生のビットレートを高くするために倍速以上の高回転が当たり前のように行われており、ディスクのアンバランス重量は小さいことが望ましい。回転によるアンバランス力は角速度の二乗に比例するために2倍速で安定な再生をするためには偏重心量は基準速の1/4、すなわち0.25g・cm以下となる。
ここで、回転によるアンバランス力は以下の式(1)で表される。
(回転によるアンバランス力)=(アンバランス重量)×(中心からの距離)×(角速度) ・・・ (1)
すなわち、同じ位置と回転速度ならアンバランス重量が小さい方が、また同じアンバランス重量ならディスク内周にICタグモジュールを位置させることで値を小さく出来るが、ディスクセンターは中心穴でありこの部分への実装は不可能であり好適な搭載エリアが存在する。
また、アンバランス重量は以下の式(2)で表される。
(アンバランス重量)=((ICタグ密度)―(樹脂密度))×(ICタグ体積) ・・・(2)
アンバランス重量を小さくするにはICタグ密度と樹脂密度の差を小さくする、またはICタグモジュールのサイズを小さくすることが必要である。また、使用するICタグモジュールが決められている場合はICタグモジュールの密度と近い密度の樹脂とすることで値を小さく出来る。
ここで、本発明で使用するICタグモジュールICの密度はその構成要素により決まるが、主な構成要素はICタグチップ(シリコン)が2.33g/cm3、アンテナ基板(ガラスエポキシ)が1.5〜1.7g/cm3、パッケージモールド(エポキシ樹脂)が1.8〜1.9g/cm3である。基本構成要素が全て一般的な光ディスク成形に使われるプラスチックよりも重いためICタグモジュールの密度は光ディスク樹脂より高くなってしまう。例えば、大日本印刷株式会社製「Mタグ(ACCUWAVE-IM0505-SLI)」(5.45mm角、厚さ0.76mm)の密度は2.0g/cm3である。
光ディスクで使われる成形材料(樹脂)は機械的特性だけではなく光学特性が重要なため短波長での透過率が高いPC(ポリカーボネート、密度1.2g/cm3)やCOP(シクロオレフィンポリマー、密度1.01g/cm3)などが使用されており添加剤は光学的特性の面で使用できない。密度が高いポリカーボネートで考えてもICタグモジュールとの密度差は0.8g/cmある。ここで、本発明で使用する成形材料36bのうち、脂肪族ポリエステルを含む材料はこれらよりも密度が高い。例えば、ポリ乳酸を主原料とする熱可塑性樹脂(三井化学社製:H100J)は密度が1.33g/cmでありアンバランス重量を小さくするのに有利である。
また、図4(a)、(b)に示した光ディスク成形体において、12cmディスクを考えると内径部38はφ15mmの中心穴であり、半径7.5mm以内は物理的にICタグモジュール搭載不可能な領域である。また、φ45mm(半径22.5mm)より外周は信号記録エリアであり、ROMディスクにおいては金属反射膜によりICタグの通信距離が短くなってしまうために搭載エリアとしては不適となる。従って、製造マージンを考慮した場合、半径8〜22mmが好適なICタグモジュール搭載エリアと考えられる。さらに内周の凹凸形状を考えると平坦部であるディスククランプエリア36aがICタグモジュール配置に適しており半径11.0〜16.5mmがより好適と考えられる。
また、ICタグモジュールICではICチップ(シリコンチップ)Cの密度が一番高いため必ずしも重心はICタグモジュール中心とならないことがある。その場合はタグ重心が光ディスク内周側に来るように配置することでより重量アンバランスを小さくし、光ディスクを安定して回転させることができる(図4(c))。
以下、本発明の光ディスクの効果を検証した結果を示す。
(実施例1)
本実施例では、以下に示す条件で図1に示した光ディスク10を作製し、再生速度と光ディスクにおけるICタグモジュールが許容される位置との関係を検討した。
(1)使用材料
・ICタグモジュールIC:大日本印刷株式会社製「Mタグ(ACCUWAVE-IM0505-SLI)」(通信周波数13.56MHz帯のアンテナ一体型)
・・重量:0.047g
・・体積:0.023cm
・・サイズ:5.45mm角
・・厚さ:0.75mm
・・密度:2.04g/cm
・成形材料16b:ポリ乳酸を主原料とする熱可塑性樹脂(三井化学社製:H100J)(密度1.33g/cm
(2)光ディスク製造
まず、ICタグモジュール封止部16を作製した。詳しくは、型締圧50トンの射出成形機(日精樹脂工業製、NEX500)を用いて成形材料16bにより射出成型を行った。ここでは、BD−ROMを想定して外径12cm、厚さ1.0mmのディスク形状のICタグモジュール封止部16の成形体を形成し、ついで該成形体のクランプエリアに設けられたタグ形状の凹みにICタグモジュールICを埋めUVレジンにより封止してICタグモジュール封止部16とした。なおこのとき、ICタグモジュールICを埋め込む凹み位置を変化させて作製した。
つぎに、厚さ1.0mmのICタグモジュール封止部16と、厚さ0.1mmのベース層11、記録層12からなるピット部とを貼り合わせ、その後UVレジンでコートすることで保護層13を形成して、光ディスク10を完成した。なお、ディスク形状やICタグの通信に問題ないことを確認した。
また、実施例2として、成形材料をPC(ポリカーボネート、密度1.2g/cm3)、比較例1として、COP(シクロオレフィンポリマー、密度1.01g/cm3)に変更し、それ以外は本実施例と同じ条件で光ディスクを製造した。
得られた光ディスクサンプルを光ディスク再生装置に装着し、再生速度をDVD1倍速、2倍速、3倍速、4倍速と変化させ、それぞれの再生速度における偏重心量のスペックを満足するICタグモジュールの位置を調査した。なお、ICタグモジュールICによる偏重心量のスペックを光ディスクとしてのスペックの1/10とし、ICタグモジュールICの重心位置をタグセンターとして見積もった。すなわち、DVD1倍速における光ディスクの偏重心量スペックは1g・cm以下であるので、ICタグモジュールICによる偏重心量のスペックを0.1g・cm以下とした。また、DVD2倍速における光ディスクの偏重心量スペックは0.25g・cm以下であるので、ICタグモジュールICによる偏重心量のスペックを0.025g・cm以下とした。また、DVD3倍速における光ディスクの偏重心量スペックは0.11g・cm以下であるので、ICタグモジュールICによる偏重心量のスペックを0.011g・cm以下とした。また、DVD4倍速における光ディスクの偏重心量スペックは0.06g・cm以下であるので、ICタグモジュールICによる偏重心量のスペックを0.006g・cm以下とした。
表1に評価結果を示す。ここで、ICタグモジュールの位置はICタグモジュールICの外周端と内周端それぞれの位置を最外周、最内周とし光ディスクの中心からの距離で示してある。なお、ICタグモジュールの配置として光ディスクとして好適な範囲は、内周端が内径部18よりも外周側となり、外周端が記録層12よりも内周側となる範囲であり、具体的には内周8mm以上、外周22mm以下である。
Figure 0004618212
表1において、ICタグモジュールの外周端より光ディスク内周側にタグが実装されていればICタグモジュール搭載によるアンバランスの影響を十分小さく出来る。例えば、比較例2で2倍速目標をクリアするには半径13.2mmより内周側に配置しなければならないが、最内周端が7.8mmに位置するため中心穴とのマージンが非常に少なくなっている。2倍速への対応を考えた場合、比較例1ではディスク内径でのマージンが少なく非常に高度な位置だしが必要であるが、実施例2で使用したPCの密度以上であれば内周及び外周のマージンを確保することができる。実施例1ではICタグモジュール搭載位置の許容エリアがさらに広いため、より好適な配置エリアのクランプエリアに合わせることが可能である。
また、実施例1の樹脂密度は1.33g/cm3であるが、フィラーなどの添加剤により成形材料の密度調整が可能である。ただし、金属フィラーはICタグモジュールの通信特性に影響を及ぼすために使用出来ない。綿や麻などの植物繊維や(密度は約1.5g/cm3)、炭酸カルシウムやタルク(密度は約2.7g/cm3)などの無機(非金属)フィラーを使用することで通信特性に影響なく密度を上げることができた。
本発明に係る光ディスクの第1の実施の形態における構成を示す概略図である。 成形材料密度とアンバランス重量との関係を示す図である。 本発明に係る光ディスクの第1の実施の形態における変形例を示す概略図である。 本発明に係る光ディスクの第2の実施の形態における構成を示す概略図である。
符号の説明
10,20,30・・・光ディスク、11,21・・・ベース層、12,22・・・記録層、13,23・・・保護層、14,24・・・光学読み取り部、16,26,36・・・ICタグモジュール封止部、16,26b,36b・・・成形材料、26i・・・封止内周部、26o・・・封止外周部、18,28,38・・・内径部、36a・・・クランプエリア、Ai・・・内周部、Ar・・・記録エリア(外周部)、IC・・・ICタグモジュール

Claims (6)

  1. 上層である、記録層を有する光学読み取り部と、
    下層である、分子量(数平均分子量)が30000〜200000の脂肪族ポリエステルを含む熱可塑性樹脂からなり、密度が1.33〜2.1g/cm 3 の成形材料であって密度1.5g/cm 3 以上の非金属フィラーを含むものでICタグモジュールが封止されてなるICタグモジュール封止部とから構成され、
    前記ICタグモジュールは前記記録層より光ディスク内周領域に配置されている光ディスク。
  2. 前記ICタグモジュール封止部は、厚さが前記ICタグモジュールの厚さ以上、当該光ディスクの厚さ以下の内周部と、該内周部よりも薄い外周部とからなり、前記内周部に前記ICタグモジュールが封止されている請求項1に記載の光ディスク。
  3. 前記脂肪族ポリエステルはポリ乳酸またはその誘導体である請求項1または2に記載の光ディスク。
  4. 上層である、記録層を有する光学読み取り部と、
    下層である、分子量(数平均分子量)が30000〜200000の脂肪族ポリエステルを含む熱可塑性樹脂からなり、密度が1.33〜2.1g/cm 3 の成形材料でICタグモジュールが封止されてなるICタグモジュール封止部とから構成され、
    前記ICタグモジュール封止部は、厚さが前記ICタグモジュールの厚さ以上、当該光ディスクの厚さ以下の内周部と、該内周部よりも薄い外周部とからなり、前記内周部に前記ICタグモジュールが封止されている光ディスク。
  5. 前記成形材料は、密度1.5g/cm 3 以上の非金属フィラーを含む請求項4に記載の光ディスク。
  6. 前記脂肪族ポリエステルはポリ乳酸またはその誘導体である請求項4または5に記載の光ディスク。
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