JP4617956B2 - 熱間圧延時の目標板厚設定方法 - Google Patents

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本発明は、冷間圧延用素材を製造するための熱間圧延時の目標板厚設定方法に関する。
一般に、冷延鋼板は、熱間圧延によって製造された熱延鋼板を素材として、これを冷間圧延し、さらに焼鈍が施されて製造される。ここで、冷延鋼板に所定材質を付与するためには冷間圧延時の圧下率が重要となる場合がある。
例えば、冷延鋼板のr値(ランクフォード値)の面内異方性Δrが大きいと、深絞り加工などの成形加工をする際にイアリング不良が発生する。ここで、r値の面内異方性Δrとは、引張方向によるr値の不均一性を示す指標であり、Δr=(r0 −2×r45+r90)/2で定義されるものである(但し、r0 は圧延方向、r45は圧延方向に対して45°の方向、r90は圧延方向に対して90°の方向に引張試験をして測定したr値を意味する)。このイアリング不良を防止するために、r値の面内異方性Δrを小さくする技術として、冷間圧延時の圧下率を適正化する技術が提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3)。
特許文献1には、低炭素アルミキルド鋼成分に、さらに、Tiを、Ti−48×(N/14+S/32)≧0.02、かつ、Ti≦0.1%なる条件を満たす範囲で含有した鋼を、800℃以上の温度域で熱間圧延した後、750℃以下で巻取り、酸洗して、圧下率70%以上、95%以下の冷間圧延を施すようにして、r値の面内異方性Δrを0.1以下とした冷延鋼板の製造方法が開示されている。
また、特許文献2には、Ti添加極低炭素鋼を熱間圧延し、560℃以下で巻取り、40%以上、かつ、下式の範囲の圧下率で冷間圧延し、650℃以上、Ac3変態点未満で再結晶焼鈍する冷延鋼板の製造方法が開示されている。
Figure 0004617956
ここで、CTは巻取温度(℃)、CRは圧下率(%)、BはB含有量(質量%)である。
更に、特許文献3には、B添加低炭素鋼を(1)仕上圧延温度をAr3以上、930℃以下で熱間圧延し、(2)熱間圧延後、t≦5.77−0.006×FT+250×Bを満足するt秒以内に200℃/s以上で冷却を開始して800〜700℃まで冷却し(但し、FTは仕上圧延温度(℃))、(3)冷却後、1s以上放冷した後、40℃/s以下で緩冷却した後に巻取り、(4)酸洗後、圧下率(90−|N−14/11B|×1000)%以下の冷間圧延を施し、(5)800℃以下で焼鈍する冷延鋼板の製造方法が開示されている。
特開平10−130780号公報 特開平11−61273号公報 特開2002−3951号公報
しかしながら、冷間圧延において所定の圧下率を確保できるように、素材となる熱延鋼板の仕上板厚、及び冷間圧延による仕上板厚を設定して、熱間圧延及び冷間圧延を行った場合でも、冷延鋼板の長手方向全長にわたって均一な材質特性が得られないという問題があった。特に、冷延鋼板において熱間圧延時の先端部に相当する部位について所期した材質特性が得られないという問題があった。
従って、本発明は上述のような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、冷延鋼板において、熱間圧延時の先端部に相当する部位においても、定常部と同様の材質特性が得られ、コイル長手方向全長にわたって均一な材質特性が得られるような、冷間圧延用の素材を製造可能な熱間圧延時の目標板厚設定方法を提供することにある。
本発明者らは、冷延鋼板のr値の面内異方性Δrについてコイル長手方向について詳細に調査したところ、熱間圧延時の先端部に相当する部位のΔrが他の定常部のΔrに比べて大きくなっていることがわかった。そして、その原因について調査した。熱間圧延時の先端部に相当する部位においては、熱延仕上厚が目標板厚よりも厚めに外れており、定常部と比較して板厚が厚くなっている。このため、冷間圧延時に所定の板厚まで圧延を行うと、先端部に相当する部位は定常部よりも圧下率が必要以上に高くなり、これが面内異方性を悪化させる原因であることがわかった。
そして、本発明者らは、この知見に基づいて、熱間圧延時の先端部の仕上板厚を定常部の仕上板厚と同一レベルとすることにより、冷延鋼板においてコイル長手方向全長にわたって均一な材質特性が得られるという発想に基づき、本発明を完成させた。
すなわち、本発明のうち請求項1に係る熱間圧延時の目標板厚設定方法は、冷間圧延用素材を製造するための熱間圧延時の目標板厚設定方法であって、熱間圧延時の先端部の目標板厚を、熱間圧延時の定常部の目標板厚よりも小さく設定することを特徴としている。
また、本発明のうち請求項2に係る熱間圧延時の目標板厚設定方法は、請求項1記載の熱間圧延時の目標板厚設定方法において、前記定常部の目標板厚は、冷間圧延時の必要圧下率が確保できるように設定されてなり、前記先端部の目標板厚は、該先端部を熱間圧延する際の目標板厚からの偏差実績に基づいて、前記先端部が目標板厚から前記偏差分だけ厚くなっても前記冷間圧延時の必要圧下率が確保できるように設定されてなることを特徴としている。
本発明のうち請求項1に係る熱間圧延時の目標板厚設定方法によれば、熱間圧延時の先端部の目標板厚を、熱間圧延時の定常部の目標板厚よりも小さく設定するので、熱間圧延時の先端部の板厚が厚めに外れたとしても定常部の板厚との板厚差が小さくなり、これにより、得られた熱延鋼板を冷間圧延用素材として用いた場合には先端部と定常部とで冷間圧延時の圧下率差が小さくなり、冷延鋼板において、熱間圧延時の先端部に相当する部位においても、定常部と同様の材質特性が得られ、コイル長手方向全長にわたって均一な材質特性が得られる。
また、本発明のうち請求項2に係る熱間圧延時の目標板厚設定方法によれば、請求項1記載の熱間圧延時の目標板厚設定方法において、前記定常部の目標板厚は、冷間圧延時の必要圧下率が確保できるように設定されてなり、前記先端部の目標板厚は、該先端部を熱間圧延する際の目標板厚からの偏差実績に基づいて、前記先端部が目標板厚から前記偏差分だけ厚くなっても前記冷間圧延時の必要圧下率が確保できるように設定されてなるので、得られた熱延鋼板を冷間圧延用素材として用いる場合に、コイル長手方向全長にわたって目標とする圧下率を確保でき、冷延鋼板において、コイル長手方向全長にわたって均一な材質特性が得られる。
先ず、本発明をするに至った知見について、図1及び図2を参照して説明する。図1は、C:0.01〜0.04質量%、Si:0.05質量%以下、Mn:0.05〜0.30質量%、P:0.03質量%以下、S:0.03質量%以下、残部Feおよび不可避的不純物からなる組成の冷延鋼板について、冷間圧延時の圧下率とr値の面内異方性Δrとの関係を示すグラフである。図2は、冷間圧延を行う際の素材となる熱延鋼板の板厚の長手方向変化を示す図である。
図1から理解できるように、冷延鋼板のr値の面内異方性Δrは、冷間圧延時の圧下率によって大きく変動する。そして、面内異方性Δrを0近傍とするために、冷間圧延時の圧下率を50%程度とするのが最適であることが図1から理解される。そして、面内異方性Δrを所定範囲にするには、冷間圧延時の圧下率を特定範囲内に設定することにより調整することができる。例えば、面内異方性Δrを0.2程度に制御したい場合には、55%の圧下率を採用すればよい。
一方、図2から理解されるように、冷間圧延を行う際の素材となる熱延鋼板の先端部(熱間圧延時の先端部)については、目標板厚(板厚偏差が0となる板厚)に対して板厚が厚くなり、前記目標板厚からの板厚偏差が大きくなっている。このような熱延鋼板を素材として、所定の仕上板厚にまで冷間圧延を行った場合には、熱間圧延時の先端部は定常部と比較して冷間圧延による圧下率は大きくなってしまう。従って、例えば0.2程度ので面内異方性Δrを得ようとして冷間圧延にて55%の圧下率が得られるように素材である熱延鋼板の仕上板厚を設定しても、先端部については、冷間圧延による圧下率が55%を超えた大きな値となってしまい、面内異方性Δrの値が大きく外れてしまう。これにより、冷延鋼板においてコイル長手方向全長にわたって均一な材質特性が得られないことになる。
そこで、本実施形態では、熱間圧延時の先端部の目標板厚を、仕上目標板厚よりも薄く設定する。以下、その具体例について図3及び図4を参照して説明する。図3は、本発明に係る熱間圧延時の目標板厚設定方法が適用される熱間圧延の仕上圧延設備を示す模式図である。図4は、板厚制御装置における処理フローのフローチャートである。
図3において、熱間圧延の仕上圧延設備1は、被圧延材(図示せず)を仕上圧延する複数のスタンド3a〜3fを有する仕上圧延機3を備えている。そして、各スタンド3a〜3fには、圧下装置4a〜4fの各々が設けられている。また、圧下装置4a〜4fには、圧下装置4a〜4fのそれぞれの操作を制御する板厚制御装置2が接続されている。そして、この板厚制御装置2には、熱間圧延の際の目標板厚値を被圧延材毎に板厚制御装置2に入力する上位コンピュータと、仕上圧延器3の出側に設置された板厚計5とが接続されている。
この仕上圧延設備において、上位コンピュータから板厚制御装置2に熱間圧延の際の目標板厚値が被圧延材毎に入力されると、板厚制御装置2では、目標板厚値に応じて仕上圧延機3の圧下スケジュールを決定し、各スタンド4a〜4fのそれぞれを操作し、初期セットアップを行い、被圧延材の仕上圧延を開始する。そして、板厚計5により、被圧延材の仕上板厚が測定され、この仕上板厚の測定結果が板厚制御装置2に入力され、板厚制御装置2によりフィードバック制御がなされる。このとき、被圧延材の先端部が通過し、ある程度圧延が進行した後は、フィードバック制御が働くので、定常部の仕上板厚の板厚精度を良好にできる。しかし、被圧延材の先端部については、フィードバック制御が働かず、また、初期セットアップの最適化についても限界があるので、実際の板厚は、目標板厚との偏差が大きくなる。ここで、先端部の板厚は、目標板厚に対して厚い側に外れる場合と、薄い側に外れる場合とがあるが、特にΔrへの影響は、厚い側に外れた場合が大きくなる。そして、例えば面内異方性Δr等の材質要求から冷間圧延時の圧下率が適正範囲から外れると不良品となる鋼種の場合には、先端部の板厚偏差があまりに大きいときには先端部が不良品となる。
そこで、図3に示す板厚制御装置2には、上位コンピュータから、被圧延材毎の情報として、冷間圧延時の圧下率を規制する必要があるもの(以下、冷間圧下率規制材と呼ぶ)であるか否かの情報が入力される。そして、板厚制御装置2では、この入力された情報に基づいて、被圧延材が冷間圧下率規制材である場合には、先端部についても後の冷間圧延時に規制範囲内の冷間圧下率が確保できるように、熱間圧延時の板厚制御を行う。
図4を参照して、板厚制御装置2における処理フローを説明する。上位コンピュータから冷間圧下率規制材であるか否かの情報が板厚制御装置2に入力されると、板厚制御装置2は、先ず、ステップS100において被圧延材が冷間圧下率規制材であるか否かを判定する。そして、冷間圧下率規制材である場合には、ステップS110で、先端部長さLと、先端部の目標板厚t0と、定常部の目標板厚t1とをそれぞれ設定する。
ここで、先端部長さLは、熱間圧延後の仕上板厚が目標板厚から大きく外れる被圧延材の長さであり(図2における「先端部」に相当)、この値は、圧延実績に基づいて、仕上板厚や鋼種毎に予め設定しておく。また、定常部の目標板厚t1は、熱間圧延時の仕上板厚に等しい値であり、冷間圧延後の仕上板厚から冷間圧下率を所定量確保できるように設定される値である。
また、先端部の目標板厚t0は、先端部を熱間圧延する際の目標板厚からの偏差実績に基づいて、この先端部が目標板厚から偏差分だけ厚くなっても冷間圧延時の必要圧下率が確保できる値を設定する。
具体的には、熱間圧延時の目標板厚tからの偏差実績がΔtであり、冷間圧延時の圧下率確保の観点からの板厚上限値がtmaxである場合には、先端部の目標板厚t0は、
t0=t1−(tmax−Δt)
とする。冷間圧延時の圧下率をより確実に確保するために、先端部の目標板厚t0を、
t0=t1−Δt
としてもよい。
そして、先端部の目標板厚をt0として仕上圧延を開始し、先端部長さLだけ被圧延材が進行した時点で、走間板厚変更が行われて定常部の目標板厚をt1として仕上圧延が継続されるのである。
なお、ステップS100において、冷間圧下率規制材でない場合には、ステップS120で仕上板厚に等しい値を被圧延材の長手方向全長にわたって目標板厚をt1に設定し、被圧延材の長手方向全長にわたって目標板厚t1で圧延が行われる。
以上説明したように、熱間圧延時の先端部の目標板厚t0を、熱間圧延時の定常部の目標板厚t1よりも小さく設定するので、熱間圧延時の先端部の板厚が厚めに外れたとしても定常部の板厚との板厚差が小さくなり、これにより、得られた熱延鋼板を冷間圧延用素材として用いた場合には先端部と定常部とで冷間圧延時の圧下率差が小さくなり、冷延鋼板において、熱間圧延時の先端部に相当する部位においても、定常部と同様の材質特性が得られ、コイル長手方向全長にわたって均一な材質特性を得ることができる。
また、定常部の目標板厚t1を、冷間圧延時の必要圧下率が確保できるように設定し、先端部の目標板厚t1を、該先端部を熱間圧延する際の目標板厚からの偏差実績Δtに基づいて、先端部が目標板厚から偏差Δt分だけ厚くなっても冷間圧延時の必要圧下率が確保できるように設定しているので、得られた熱延鋼板を冷間圧延用素材として用いる場合に、コイル長手方向全長にわたって目標とする圧下率を確保でき、冷延鋼板において、コイル長手方向全長にわたって均一な材質特性を得ることができる。
C:0.03質量%、Si:0.03質量%、Mn:0.15質量%、P:0.002質量%、S:0.005質量%、残部Feおよび不可避的不純物からなる組成の鋼片を、1150℃に加熱後、熱間圧延により仕上板厚3.5mmの熱延鋼板とした。ここで、仕上圧延の際に本発明を適用して、先端部については目標板厚を3.45mmに設定し、定常部については仕上板厚と同一の目標板厚に設定した。また、比較例として、長手方向全長にわたり目標板厚を仕上板厚と同一に設定した熱間圧延も行った。なお、熱延条件としては、仕上圧延温度770℃、巻取温度580℃とした。
得られた熱延鋼板を、酸洗後、冷間圧延により仕上板厚1.6mmの冷延鋼板とし、さらに780℃で焼鈍を行った。
焼鈍後の冷延鋼板について、長手方向の各位置(図5(a),(b)においてX、Y,Z;X’,Y’,Z’に対応する位置)から、引張方向を圧延方向、圧延方向に対して45°方向、圧延方向に対して90°方向の3種類の引張試験片(JIS号)を採取し、それぞれの試験片について引張試験を行ってr値を調査した。そして、r値の面内異方性Δr(Δr=(r0 −2×r45+r90)/2で定義される。但し、r0 は圧延方向、r45は圧延方向に対して45°の方向、r90は圧延方向に対して90°の方向に引張試験をして測定したr値)を調査した。
図5は、熱延鋼板の板厚実績値を、比較例(a)と本発明例(b)とについて示した図である。比較例では、先端部(X位置)の板厚が定常部(Y位置、Z位置)の板厚よりも大幅に厚くなっている。これに対して、本発明例では、熱間圧延時に先端部の目標板厚を定常部の目標板厚よりも薄く設定しているため、先端部(X’位置)の板厚は定常部(Y’位置、Z’位置)の板厚よりも若干厚くなっているものの、その板厚差は比較例と比べて小さくなっている。
表1に、冷間圧延、焼鈍後の鋼板について、面内異方性Δrを調査した結果を示す。Δrを調査するための引張試験片は、図5(a),(b)においてX、Y,Z;X’,Y’,Z’に対応する位置から採取している。さらに、表1には、素材板厚値(熱間圧延後の実板厚)、製品板厚(冷間圧延後の実板厚)及び冷間圧延時の圧下率を併記した。
Figure 0004617956
本発明例では、先端部に相当するX’位置においても面内異方性Δrが0.15であり、コイル全長にわたり均一かつ良好なr値の面内異方性を有する冷延鋼板が得られている。これに対して、比較例では、先端部に相当するX位置において、面内異方性Δrが0.33であり、定常部に相当するY位置、Z位置に対して大幅に大きくなっている。これは、先端部に相当するX位置における冷間圧延時の圧下率が、定常部に相当するY位置、Z位置における冷間圧延時の圧下率に比較して大きくなっているためである。
所定組成の冷延鋼板について、冷間圧延時の圧下率とr値の面内異方性Δrとの関係を示すグラフである。 冷間圧延を行う際の素材となる熱延鋼板の板厚の長手方向変化を示す図である。 本発明に係る熱間圧延時の目標板厚設定方法が適用される熱間圧延の仕上圧延設備を示す模式図である。 板厚制御装置における処理フローのフローチャートである。 熱延鋼板の板厚実績値を、比較例(a)と本発明例(b)とについて示した図である。
符号の説明
1 熱間圧延の仕上圧延設備
2 板厚制御装置
3 仕上圧延機
3a,3b,3c,3d,3e,3f スタンド
4a,4b,4c,4d,4e,4f 圧下装置
5 板厚計

Claims (2)

  1. 冷間圧延用素材を製造するための熱間圧延時の目標板厚設定方法であって、
    熱間圧延時の先端部の目標板厚を、熱間圧延時の定常部の目標板厚よりも小さく設定することを特徴とする熱間圧延時の目標板厚設定方法。
  2. 前記定常部の目標板厚は、冷間圧延時の必要圧下率が確保できるように設定されてなり、前記先端部の目標板厚は、該先端部を熱間圧延する際の目標板厚からの偏差実績に基づいて、前記先端部が目標板厚から前記偏差分だけ厚くなっても前記冷間圧延時の必要圧下率が確保できるように設定されてなることを特徴とする請求項1記載の熱間圧延時の目標板厚設定方法。
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