JP4617695B2 - 光源装置及びプロジェクタ - Google Patents

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Description

本発明は、光源装置及びこの光源装置を備えるプロジェクタの技術に関する。
光源装置の発光部として、LED等の固体発光光源、特に平面発光領域から光を放射する固体面発光光源が用いられる。近年、固体面発光光源の発光効率は目覚しく向上している(例えば、非特許文献1参照)。
田口常正著「白色LEDシステムの高輝度・高効率・長寿命化技術」、株式会社技術情報協会出版、2003年3月27日、p47−p50
プロジェクタの光源装置に、固体面発光光源を用いることが考えられている。この場合、光源の発光効率だけではなく、空間光変調装置や投写レンズを含めた光学系における光の利用効率を考える必要がある。光源と液晶ライトバルブ、ティルトミラーデバイス等の空間光変調装置とを含めた光学系において、有効に扱える光束が存在する空間的な広がりを面積と立体角の積(エテンデュー、Geometrical Extent)として表すことができる。この面積と立体角の積は、光学系において保存される。空間光変調装置は、有効に変調可能な光の取り込み角度に限りがあるため、光源装置は、できるだけ角度を揃えた光を空間光変調装置に供給することが要求される。
固体面発光光源の平面発光領域は、いわゆるランバート面として機能する。ランバート面からの光の明るさ(輝度)は、観察する角度に関わらず一定である。このため、プロジェクタにおいて固体面発光光源からの光を有効に利用するためには、固体面発光光源から拡散する光の進行方向を揃えるための構成が必要になる。しかしながら、面発光光源からの光の進行方向を揃えることは、点発光光源からの光の進行方向を揃えることより困難である。点発光光源の場合と同様にして固体面発光光源からの光の進行方向を揃える構成としても、効率良く固体面発光光源からの光を特定方向へ進行させる構成とすることが困難である。
また、固体面発光光源は、光取り出し効率を向上するためのモールド樹脂と組み合わせて用いられる。固体面発光光源とモールド樹脂とを組み合わせて用いると、固体面発光光源からの光のうちの一部の光は、モールド樹脂の界面で全反射して投写レンズ以外の方向へ進行してしまう。また、モールド樹脂から射出する光についても一部の光は、投写レンズ以外の方向へ進行してしまう。このようにして投写レンズ以外の方向へ進行する光が多くなることで、光利用効率が悪くなってしまう。このように、固体面発光光源を用いると、有効に光を利用することが困難であるという問題がある。本発明は上述の問題に鑑みてなされたものであって、光を特定方向へ効率良く供給することができ、高い光利用効率の光源装置及びプロジェクタを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明によれば、光を供給する発光部と、所定の屈折率の部材で構成され、基準平面に対して所定の角度で傾斜する傾斜面を有する導光部と、導光部の周辺に設けられ、基準平面に対して所定の角度をなす反射部と、を有し、導光部は、発光部からの光を直接、又は傾斜面で全反射してから傾斜面で屈折し特定方向及び反射部の方向へ射出するような屈折率と、所定の角度の傾斜面とを有し、反射部は、導光部からの光を特定方向へ反射するような所定の角度で設けられ、導光部及び反射部は、特定方向へ所定の角度範囲の光を供給することを特徴とする光源装置を提供することができる。
例えば発光部を導光部でモールドする構成とすると、発光部からの光は、直接又は傾斜面で全反射してから、傾斜面で屈折する。発光部から導光部の界面における臨界角以下の角度で傾斜面に入射する光は、傾斜面で屈折して導光部を射出する。導光部を所定の屈折率で構成し、及び傾斜面を所定の角度とすることで、発光部からの光のうち直接導光部の傾斜面で屈折する光は、特定方向及び反射部の方向へ射出する。特定方向とは、例えば発光部から見て照明対象物がある方向である。導光部の傾斜面で屈折して反射部の方向へ進行する光は、今度は反射部に入射する。ここで、反射部を所定の角度で設けることで、反射部は、導光部から反射部の方向へ射出する光を特定方向へ反射する。このようにして発光部からの光を導光部、又は導光部と反射部とを経る構成とすることで、発光部からの光を特定方向へ進行するように角度を揃えることができる。
また、発光部から導光部の界面における臨界角以上の角度で傾斜面に入射する光は、傾斜面で全反射して導光部の内部を再び進行する。発光部からの光のうち導光部の傾斜面で全反射する光は、次に、全反射した位置に対面する位置の傾斜面に入射する。導光部の傾斜面を所定の角度とすることで、全反射後に傾斜面へ入射するする光は、全反射を繰り返すうちに傾斜面に対する入射角が小さくなる。そして、導光部の界面における臨界角以下の角度となった光は、傾斜面で屈折して導光部を射出する。導光部を射出した光は、発光部から出て直接導光部を射出する光と同様に、特定方向及び反射部の方向へ進行する。反射部の方向へ進行する光は、反射部で特定方向へ反射する。このようにして導光部で全反射する光についても角度を揃えて特定方向へ進行させることができる。このように、導光部の屈折率及び傾斜面の角度と、反射部の角度とを適宜設定することにより、光を特定方向へ効率良く供給することができ、高い光利用効率の光源装置を得られる。この光源装置は、特に発光部としてランバート発光する固体面発光光源を用いる場合に有用である。
また、本発明の好ましい態様によれば、導光部は、特定方向に頂角を有する円錐形状であることが望ましい。また、導光部は、特定方向に頂角を有する角錐形状であることが望ましい。円錐又は角錐形状の導光部の底面に発光部を設けると、他の面を傾斜面として用いる構成にできる。これにより、光源装置を光利用効率の高い構成にできる。なお、角錐形状には三角錐、四角錐、五角錐以上の多角錐が含まれる。
また、本発明の好ましい態様によれば、導光部は、特定方向の側に、基準平面に略平行な平坦面を有することが望ましい。導光部の特定方向側に平坦面を設けると、発光部から平坦面に入射する光を直接特定方向へ進行させる構成にできる。これにより、導光部から特定方向へ進行する光を直接特定方向へ進行させる構成にできる。さらに、導光部は、特定方向の側に、凹面又は凸面を有することが望ましい。導光部の特定方向側の面を凹面又は凸面とすると、例えばレンズ機能により特定方向へ進行する光を増加することができる。これにより、導光部からの光の多くを直接特定方向へ進行可能な構成にできる。なお、導光部の特定方向側の面は導光部から光を特定方向へ進行可能であれば良く、例えば平坦面、凹面、凸面のいずれかを組み合わせた面であっても良い。
また、本発明の好ましい態様としては、反射部は、特定方向への長さが導光部の特定方向への長さより長いような形状を有することが望ましい。反射部が導光部より特定方向に長い形状とすることにより、導光部から屈折して射出する光を多く特定方向へ反射することが可能な構成にできる。これにより、さらに光利用効率を向上可能な光源装置を得られる。
また、本発明の好ましい態様としては、反射部は、発光部側に設けられる第1の反射面と、第1の反射面の特定方向側に設けられる第2の反射面と、を有し、第1の反射面及び第2の反射面は、第1の反射面と基準平面との間の角度が第2の反射面と基準平面との間の角度より大きくなるように設けられることが望ましい。例えば発光部の側面側に第1の反射面を設ける構成とする。第1の反射面について、第2の反射面より基準平面との間の角度を大きくすることにより、発光部の側面から第1の反射面の方向へ進行する光を特定方向へ反射可能な構成にできる。これにより、発光部の側面からそのまま横方向へ進行する光の多くを特定方向へ進行可能な構成にできる。
また、本発明の好ましい態様としては、反射部は、発光部からの光の光量分布を略均一にするロッドインテグレータを、反射部の特定方向側に接合することが望ましい。反射部の特定方向側にロッドインテグレータを接合する構成にすると、反射部とロッドインテグレータとで発光部からの光の光量分布を略均一にすることができる。これにより、発光部からの光の光量分布を略均一にすることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、発光部と導光部と反射部とで構成する光源ユニットを複数有することが望ましい。光源ユニットを複数有する構成とすることで、容易に光量を増加することができる。また、特定方向側から光源ユニットを見て反射部がハニカム状に配置される構成とすると、狭い面に光源ユニットを稠密に配置することができる。狭い面に光源ユニットを配置することで、光源装置の発光面積を小さく抑えることもできる。
さらに、本発明によれば、特定方向へ所定の角度範囲の光を供給する光源装置と、光源装置からの光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置と、空間光変調装置で変調された光を投写する投写レンズと、を有し、光源装置は、上記の光源装置であることを特徴とするプロジェクタを提供することができる。上記の光源装置を用いることで、光を特定方向へ効率良く供給することができ、光利用効率が高い構成にできる。プロジェクタに上記の光源装置を用いると、投写レンズの光軸に対して小さい角度、例えば±12.5°の光を増加させることができる。光軸に対して±12.5°の光とは、一般的にプロジェクタに用いられる投写レンズで投写可能な角度範囲の例である。また、空間光変調装置で変調可能な角度範囲の光を増加することも可能である。これにより、明るい投写像のプロジェクタを得られる。
以下に図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係るプロジェクタ100の概略構成を示す。まず、本発明の実施例1に係るプロジェクタ100の概略構成を説明し、次に、図2以降を参照して、本実施例の特徴的な光源装置102の構成を説明する。光源部101は、2つの光源装置102で構成されている。
光源装置102は、第1色光である赤色光(以下、「R光」という。)、第2色光である緑色光(以下、「G光」という。)、及び第3色光である青色光(以下、「B光」という。)を含む光を供給する。インテグレータ104は、光源部101からの光の光量分布を均一化する。光量分布を均一化された光は、偏光変換素子105にて特定の振動方向を有する偏光光、例えばs偏光光に変換される。s偏光光に変換された光は、色分離光学系を構成するR光透過ダイクロイックミラー106Rに入射する。
以下、R光について説明する。R光透過ダイクロイックミラー106Rは、R光を透過し、G光、B光を反射する。R光透過ダイクロイックミラー106Rを透過したR光は、反射ミラー107に入射する。反射ミラー107は、R光の光路を90度折り曲げる。光路を折り曲げられたR光は、第1色光であるR光を画像信号に応じて変調する第1色光用空間光変調装置110Rに入射する。第1色光用空間光変調装置110Rは、R光を画像信号に応じて変調する透過型の液晶表示装置である。なお、ダイクロイックミラーを透過しても、光の偏光方向は変化しないため、第1色光用空間光変調装置110Rに入射するR光は、s偏光光のままの状態である。
第1色光用空間光変調装置110Rは、λ/2位相差板123R、ガラス板124R、第1偏光板121R、液晶パネル120R、及び第2偏光板122Rを有する。λ/2位相差板123R及び第1偏光板121Rは、偏光方向を変換させない透光性のガラス板124Rに接する状態で配置される。これにより、第1偏光板121R及びλ/2位相差板123Rが、発熱により歪んでしまうという問題を回避できる。なお、図1において、第2偏光板122Rは独立して設けられているが、液晶パネル120Rの射出面や、クロスダイクロイックプリズム112の入射面に接する状態で配置しても良い。
第1色光用空間光変調装置110Rに入射したs偏光光は、λ/2位相差板123Rによりp偏光光に変換される。p偏光光に変換されたR光は、ガラス板124R及び第1偏光板121Rをそのまま透過し、液晶パネル120Rに入射する。液晶パネル120Rに入射したp偏光光は、画像信号に応じた変調により、R光がs偏光光に変換される。液晶パネル120Rの変調により、s偏光光に変換されたR光が、第2偏光板122Rから射出される。このようにして、第1色光用空間光変調装置110Rで変調されたR光は、色合成光学系であるクロスダイクロイックプリズム112に入射する。
次に、G光について説明する。R光透過ダイクロイックミラー106Rで反射された、G光とB光とは光路を90度折り曲げられる。光路を折り曲げられたG光とB光とは、B光透過ダイクロイックミラー106Gに入射する。B光透過ダイクロイックミラー106Gは、G光を反射し、B光を透過する。B光透過ダイクロイックミラー106Gで反射されたG光は、第2色光であるG光を画像信号に応じて変調する第2色光用空間光変調装置110Gに入射する。第2色光用空間光変調装置110GはG光を画像信号に応じて変調する透過型の液晶表示装置である。第2色光用空間光変調装置110Gは、液晶パネル120G、第1偏光板121G及び第2偏光板122Gを有する。液晶パネル120Gの詳細に関しては後述する。
第2色光用空間光変調装置110Gに入射するG光は、s偏光光に変換されている。第2色光用空間光変調装置110Gに入射したs偏光光は、第1偏光板121Gをそのまま透過し、液晶パネル120Gに入射する。液晶パネル120Gに入射したs偏光光は、画像信号に応じた変調により、G光がp偏光光に変換される。液晶パネル120Gの変調により、p偏光光に変換されたG光が、第2偏光板122Gから射出される。このようにして、第2色光用空間光変調装置110Gで変調されたG光は、色合成光学系であるクロスダイクロイックプリズム112に入射する。
次に、B光について説明する。B光透過ダイクロイックミラー106Gを透過したB光は、2枚のリレーレンズ108と、2枚の反射ミラー107とを経由して、第3色光であるB光を画像信号に応じて変調する第3色光用空間光変調装置110Bに入射する。第3色光用空間光変調装置110Bは、B光を画像信号に応じて変調する透過型の液晶表示装置である。
なお、B光にリレーレンズ108を経由させるのは、B光の光路の長さがR光及びG光の光路の長さよりも長いためである。リレーレンズ108を用いることにより、B光透過ダイクロイックミラー106Gを透過したB光を、そのまま第3色光用空間光変調装置110Bに導くことができる。第3色光用空間光変調装置110Bは、λ/2位相差板123B、ガラス板124B、第1偏光板121B、液晶パネル120B、及び第2偏光板122Bを有する。なお、第3色光用空間光変調装置110Bの構成は、上述した第1色光用空間光変調装置110Rの構成と同様なので、詳細な説明は省略する。
第3色光用空間光変調装置110Bに入射するB光は、s偏光光に変換されている。第3色光用空間光変調装置110Bに入射したs偏光光は、λ/2位相差板123Bによりp偏光光に変換される。p偏光光に変換されたB光は、ガラス板124B及び第1偏光板121Bをそのまま透過し、液晶パネル120Bに入射する。液晶パネル120Bに入射したp偏光光は、画像信号に応じた変調により、B光がs偏光光に変換される。液晶パネル120Bの変調により、s偏光光に変換されたB光が、第2偏光板122Bから射出される。第3色光用空間光変調装置110Bで変調されたB光は、色合成光学系であるクロスダイクロイックプリズム112に入射する。このように、色分離光学系を構成するR光透過ダイクロイックミラー106RとB光透過ダイクロイックミラー106Gとは、光源部101から供給される光を、第1色光であるR光と、第2色光であるG光と、第3色光であるB光とに分離する。
色合成光学系であるクロスダイクロイックプリズム112は、2つのダイクロイック膜112a、112bをX字型に直交して配置して構成されている。ダイクロイック膜112aは、B光を反射し、R光、G光を透過する。ダイクロイック膜112bは、R光を反射し、B光、G光を透過する。このように、クロスダイクロイックプリズム112は、第1色光用空間光変調装置110R、第2色光用空間光変調装置110G、及び第3色光用空間光変調装置110Bでそれぞれ変調されたR光、G光及びB光を合成する。投写レンズ114は、クロスダイクロイックプリズム112で合成された光をスクリーン116に投写する。これにより、スクリーン116上でフルカラー画像を得ることができる。
なお、上述のように、第1色光用空間光変調装置110R及び第3色光用空間光変調装置110Bからクロスダイクロイックプリズム112に入射される光は、s偏光光となるように設定される。また、第2色光用空間光変調装置110Gからクロスダイクロイックプリズム112に入射される光は、p偏光光となるように設定される。このようにクロスダイクロイックプリズム112に入射される光の偏光方向を異ならせることで、クロスダイクロイックプリズム112において各色光用空間光変調装置から射出される光を有効に合成できる。ダイクロイック膜112a、112bは、通常、s偏光光の反射特性に優れる。このため、ダイクロイック膜112a、112bで反射されるR光及びB光をs偏光光とし、ダイクロイック膜112a、112bを透過するG光をp偏光光としている。
次に、光源装置102の構成について説明する。図2は、光源装置102の、光軸AXを通過する断面における断面構成を示す。光源装置102は、固体面発光光源である発光部201を有する。固体面発光光源である発光部201は、例えばLEDである。発光部201は、平面発光領域202が光軸AXに対して略垂直になるように設けられている。発光部201は、平面発光領域202から光を供給する。発光部201の上には、導光部である円錐プリズム203が設けられている。円錐プリズム203は、特定方向に頂角を向けて設けられている。
発光部201からの光を光軸AXに沿ってインテグレータ104の方向へ進行させると、そのまま光軸AX上を直進して液晶型空間光変調装置110R、110G、110B、さらに投写レンズ114に到達する。円錐プリズム203の頂角を向ける特定方向とは、明るい投写像を得るために発光部201から大きい光量の光を進行させる照明方向であるプラスZ方向である。具体的に説明すると、円錐プリズム203は、頂点Pを光軸AX上に配置するように設けられている。なお、光軸AXは、Z軸と略一致している。円錐プリズム203は、光軸AXに関して回転対称となるように設けられている。
円錐プリズム203は、平面発光領域202に平行な基準平面SSと所定の角度α1をなして傾斜する傾斜面を有する。円錐プリズム203の傾斜面は、円錐プリズム203の底面の円形状に接している面である。図2に示す断面構成では、円錐プリズム203は、二等辺三角形で表されている。また、図2に示す断面構成では、傾斜面が二等辺三角形の斜辺S1、S2で表されている。円錐プリズム203は、所定の屈折率を有する硝子や透明樹脂等の透明部材で構成されている。また、円錐プリズム203は、発光部201を封止するモールド樹脂を兼ねる構成としても良い。
円錐プリズム203の周辺には、反射部205が設けられている。反射部205は、平面発光領域202に平行な基準平面SSに対して所定の角度β1をなすように設けられている。反射部205は、円錐プリズム203の周囲を円状に取り囲むように設けられている。反射部205の一方の端は、発光部201に接合している。また、反射部205の他方の端は、発光部201側の端より広がっている。反射部205は、光源装置102の射出側へ行くに従い広がるようなテーパ形状を有する。反射部205としては、高反射性部材、例えばアルミニウムや銀などの金属部材を用いることができる。
反射部205も、光軸AXに関して回転対称の形状をなしている。図2の断面構成には、反射部205のうち、互いに対向する2つの部分S3、S4の断面が示されている。反射部205は、特定方向であるプラスZ方向への長さが、円錐プリズム203のプラスZ方向への長さより長いような形状を有する。このため、円錐プリズム203は、円錐プリズム203よりプラスZ方向に大きい反射部205により覆われている。
次に、図2の構成において発光部201から供給された光の振舞いについて説明する。円錐プリズム203の傾斜面S1、S2と基準平面SSとがなす所定の角度α1は、70°であるとする。円錐プリズム203の屈折率n=1.49とする。また、反射部205と基準平面SSとがなす角度β1は、63.25°であるとする。発光部201は、ランバート発光して光軸AXに対して0°〜±90°の方向に略均一に光を供給している。
例えば、平面発光領域202に対して角度a1=40°で傾斜面S1の方向へ供給される光Laは、まず円錐プリズム203の界面である傾斜面S1に入射角度a2=略20°で入射する。入射角度a2=20°で傾斜面S1に入射した光Laは、スネルの屈折の法則に従い照明方向に屈折し、射出角度a3=30.64°で傾斜面S1から射出する。ここで、入射角度及び射出角度は、入射及び射出する面の垂線に対する角度を示している。傾斜面S1から射出する光Laは、光軸AXに平行な直線に対して角度a4=39.36°で進行して、今度は反射部205の反射面S3に入射する。そして、反射面S3で反射された光Laは、光軸AXに平行な直線に対して角度a5=略3.89°で照明方向へ進行する。このように、光Laは、円錐プリズム203の傾斜面S1における屈折と、反射部205の反射面S3における反射とにより進行方向が変換されて照明方向へ進行する。
次に、平面発光領域202に対して角度b1=58°で傾斜面S2の方向へ供給される光Lbは、まず円錐プリズム203の界面である傾斜面S2に入射角度b2=略38°で入射する。入射角度b2=38で傾斜面S2に入射した光Lbは、照明方向へ屈折し、光軸AXに平行な直線に対して角度b4=3.46°で照明方向へ進行する。光Lbは、円錐プリズム203の傾斜面S2における屈折により進行方向が変換されて照明方向へ進行する。
図3は、光源装置102において円錐プリズム203の傾斜面S1、S2で全反射する光の振舞いを示す。平面発光領域202に対して角度c1で供給される光Lcが円錐プリズム203の界面における臨界角を僅かに超える角度c2で傾斜面S1に入射したとする。この場合、光Lcは、傾斜面S1で全反射して傾斜面S2の方向へ進行する。傾斜面S2に入射する光Lcが今度は臨界角より小さい角度で傾斜面S2に入射すると、傾斜面S2で屈折して円錐プリズム203から射出する。ここで、反射部205は、円錐プリズム203より照明方向であるプラスZ方向に長い形状を有する。このため、照明方向へ屈折した光Lcは、反射部205に入射することができる。反射部205で反射された光Lcは、照明方向へ進行方向が変換される。
平面発光領域202に対して角度d1=80°で傾斜面S2の方向へ供給される光Ldは、傾斜面S2に臨界角以上の入射角度d2=60°で入射する。入射角度d2=60°で入射した光Ldは傾斜面S2で全反射して傾斜面S1の方向へ進行する。光Ldは、今度は臨界角より小さい角度で傾斜面S1に入射する。このとき、スネルの屈折の法則に従い、82%の光が屈折して円錐プリズム203から射出し、13%の光が傾斜面S1で反射して再び傾斜面S2の方向へ進行する。傾斜面S1で屈折して円錐プリズム203から射出した光Ldは、光軸AXに略平行な光となって照明方向へ進行する。
平面発光領域202に対して角度e1=90°で光軸AXに略平行に進行する光Leは、光Ldと同様にして進行して、光軸AXに平行な直線に対して角度e4=略10°で照明方向に進行する。このように、円錐プリズム203は、屈折率と、傾斜面の角度とを所定値とすることで、発光部201からの光を直接、又は傾斜面S1、S2で全反射してから傾斜面S1、S2で屈折し、照明方向及び反射部205の方向へ射出する。反射部205は、所定の角度で設けることで、円錐プリズム203からの光を照明方向へ反射する。このようにして、光源装置102は、円錐プリズム203及び反射部205により、光軸AXに対して小さい角度となる所定の角度範囲の光を照明方向へ供給することができる。
図4は、固体面発光光源と半球型モールド樹脂とを組み合わせた従来の光源装置から受光面に供給される光の角度分布の例を示す。図5は、本発明の光源装置102から受光面に供給される光の角度分布の例を示す。図4、図5ともに、光軸AXに対する光の角度を横軸(単位deg)に、任意単位の光の光量を縦軸にとって示している。図4に示す従来の光源装置からの光の角度分布は、0°〜13°の光が略均等な強度であることを示す。従来の光源装置に対して、図5に示す本発明の光源装置102は、プロジェクタ100で有効に利用可能な±12.5°の光の光量が約10倍増加している。また、従来の光源装置と比較して、本発明の光源装置102は、光軸AXに対して小さい角度の光が多く分布していることがわかる。このように、本発明によれば、光軸AXに対して角度が小さく揃った光を効率良く供給することができる。
以上説明したように、円錐プリズム203の屈折率及び傾斜面S1、S2の角度と、反射部205の角度とを適宜設定することにより、光を特定方向である照明方向へ効率良く供給することができる。これにより、光利用効率を高くすることができるという効果を奏する。また、特定方向へ光を効率良く供給できることで、投写レンズ114で投写可能な角度範囲の光を増加させることができる。また、空間光変調装置110R、110G、110Bで変調可能な角度範囲の光を増加することも可能である。これにより、明るい投写像を得られるという効果を奏する。
本発明の光源装置102によると、ランバート発光する固体面発光光源からの光の利用効率を向上することが可能である。このため、本発明の光源装置102の構成は、特に発光部201としてランバート発光する固体面発光光源を用いる場合に有用である。但し、発光部201としては面発光光源に限らず、点発光光源を用いることとしても良い。
図6は、本実施例の光源装置102の円錐プリズム203及び反射部205の上面構成を示す。図6に示す上面構成と比較して、図7〜図10を用いて本実施例の光源装置102の変形例について説明する。導光部としては、図7に示すように四角錐プリズム703を用いる構成としても良い。四角錐プリズム703の場合も、上記の円錐プリズム203の場合と同様に、特定方向に頂角を有する。また、四角錐プリズム703と組み合わせる反射部705は、上面構成が四角錐プリズム703の底面と略相似する四角形形状であることが望ましい。
図8は、三角錐プリズム803及び上面構成が三角形形状の反射部805を用いる構成例を示す。また、図8に示す光源装置は、3つの光源ユニット802、812、822を接合して構成されている。光源ユニット802、812、822は、それぞれ上面構成が三角形形状である以外は上記の光源装置102と同様の構成を有する。各光源ユニットの反射部805は、いずれも二等辺三角形形状の上面構成を有する。各光源ユニットは、上面から見ると二等辺三角形の向きが交互になるように配置されている。
図9は、正六角形形状の光源ユニット902R、902G、902Bからなる光源装置901の上面構成を示す。光源ユニット902R、902G、902Bは、それぞれR光、G光、B光を分担して供給する。また、図10の断面構成に示すように、光源ユニット902R、902G、902Bの六角錐プリズム1003は、それぞれ特定方向である照明方向側に平坦面S5を有する。六角錐プリズム1003の周辺には、上面から見ると正六角形形状の反射部1005が設けられている。平坦面S5は、図9に示す上面構成に示すように、六角錐プリズム1003の底面や反射部1005の外縁部の形状に略相似の正六角形形状を有する。なお、図10は、図9の構成の直線AA’断面の構成を示している。
平坦面S5は、発光部1001R、1001Gの平面発光領域に平行な基準平面に略平行に設けられている。六角錐プリズム1003の照明方向側に平坦面S5を設けると、発光部1001R、1001Gから平坦面S5に入射する光を直接照明方向へ進行させる構成にできる。なお、六角錐プリズム1003の照明方向側に設ける面としては平坦面S5に限らず、凹面又は凸面であっても良い。また、例えば平坦面、凹面、凸面のいずれかを組み合わせた面であっても良い。
図9に戻って、光源装置901は、各光源ユニット902R、902G、902Bの反射部1005の外縁部を隙間無く配置している。このように、各光源ユニット902R、902G、902Bをいわゆるハニカム構造を構成するように配列することで、光源装置901に各光源ユニット902R、902G、902Bを稠密に設けることができる。これにより、発光面積を小さく抑えることができる。光源装置901の発光面積を小さくすると光源装置901からの光束の空間的な広がりを低減し、さらに光利用効率を向上できる。なお、光源装置は、本変形例のように、複数の光源ユニットがそれぞれR光、G光、B光を分担して供給する構成としても良く、上記の光源装置102のようにR光、G光、B光を含む光を供給する構成としても良い。
本実施例の導光部は、円錐プリズム、三角錐、四角錐、五角錐以上の多角錐を含む角錐形状のプリズムを用いることができる。プリズムは、円錐、角錐形状以外に、例えば楕円その他の曲線からなる底面の錐体形状としても良い。なお、導光部としていずれも錐体プリズムを用いて説明しているが、導光部は錐体形状のプリズムに限られない。例えば、錐体形状以外の形状のプリズムを用いることとしても良い。錐体形状以外の形状としては、例えば、2つの錐体の底面どうしを組み合わせた形状、くびれをもつ壷形等とすることができる。また、図6〜図9を用いて説明するように導光部と反射部とは、上面構成が略相似形状である場合に限られず、異なる形状であっても良い。また、本実施例では図1に示すように色分離光学系を用いた構成について説明したが、色分離光学系を用いずに、R光用、G光用、B光用の光源装置を設ける構成としても良い。R光用、G光用、B光用光源装置は、対応する空間光変調装置に各色光がそれぞれ入射するように設けられる。
図11は、本発明の実施例2に係る光源装置1102の断面構成を示す。光源装置1102は、上記実施例1に係るプロジェクタ100に適用することができる。上記実施例1のプロジェクタ100と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。本実施例の光源装置1102は、反射部1105が第1の反射面S13、S14と、第2の反射面S3、S4とを有することを特徴とする。
光源装置1102は、導光部であるプリズム1103と、プリズム1103の周辺に反射部1105とを有する。プリズム1103は、円錐形状の頂角部分に凹面S15が設けられている。プリズム1103に凹面S15を設けることにより、発光部201からプリズム1103内部を光軸AX方向へ進行する光を、進行方向が光軸AXに略平行となるように揃えてプリズム1103から射出する構成にできる。プリズム1103の傾斜面S12は、上記実施例の光源装置と同様に、所定の角度α2をなしている。
反射部1105は、発光部201側に設けられる第1の反射面S13、S14と、第1の反射面S13、S14の特定方向側である照明方向側に設けられる第2の反射面S3、S4とを有する。反射部1105は、第1の反射面S13、S14が、平面発光領域202に平行な基準平面SSに対して所定の角度β2をなすように設けられている。さらに、反射部1105は、第2の反射面S3、S4が、平面発光領域202に平行な基準平面SS’に対して所定の角度γ2をなすように設けられている。第1の反射面S13、S14及び第2の反射面S3、S4は、角度β2が角度γ2より大きくなるように設けられている。なお、反射部1105は、光軸AXに関して回転対称の形状をなしている。
例えば、プリズム1103の傾斜面S12と基準平面SSとがなす所定の角度α2が、71°であるとする。プリズム1103の屈折率nを、上記実施例1の円錐プリズム203と同様に1.49であるとする。また、反射部1105の第1の反射面S13、S14と基準平面SSとがなす角度β2は、87°、第2の反射面S3、S4と基準平面SS’とがなす角度γ2は、58°であるとする。
光軸AXに対して大きい角度で発光部201から供給される光、例えば発光部201の側面近傍から真横に近い方向で供給される光Lfは、反射部1105の第1の反射面S13で反射してそのまま照明方向へ進行する。光Lfよりも光軸AXに対して小さい角度で発光部201から供給される光Lg、Lhは、それぞれ上記実施例1の光源装置と同様にして照明方向へ進行する。
このように、反射部1105の発光部201側に大きい角度の第1の反射面S13、S14を設けることにより、発光部201から光軸AXに対して大きい角度で供給される光を照明方向に進行させる構成にできる。これにより、発光部201から光軸AXに対して大きい角度で供給される光を積極的に照明方向へ進行させることができるという効果を奏する。
図12は、実施例2の変形例に係る光源装置1202の断面構成を示す。光源装置1202の反射部1205は、断面が2つの変曲点を持つ反射面S23、S24を有する。このように、曲面形状の反射部1205を設けることで、基準平面に対する角度を発光部201からの位置に応じて適宜設定することができる。
図13は、本発明の実施例3に係るプロジェクタ1300の概略構成を示す。本実施例のプロジェクタ1300は、光源装置102の特定方向側である照明方向側に、ロッドインテグレータ1312が設けられることを特徴とする。上記実施例1のプロジェクタ100と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。ロッドインテグレータ1312は、光源装置102の発光部201(図2参照)からの光の光量分布を略均一にする導光光学系である。ロッドインテグレータ1312は、反射部205(図2参照)の照明方向側の外縁部に接合されている。
ロッドインテグレータ1312の射出側には色分解のためのカラーホイール1313が設けられている。カラーホイール1313には、ダイクロイック膜が螺旋状等の適当な形状に組み合わされて設けられている。ダイクロイック膜は、特定の波長領域の光を透過し、他の波長領域の光を反射させる。例えば白色光を、3つの波長領域の光に色分解する場合は、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の光のみをそれぞれ透過させるR光透過ダイクロイック膜、G光透過ダイクロイック膜、B光透過ダイクロイック膜が形成されている。そして、カラーホイール1313は、光軸と平行な軸を中心に回転している。
カラーホイール1313で色分解された光は、リレーレンズ1314を透過して空間光変調装置であるティルトミラーデバイス1315に入射する。ティルトミラーデバイス1315は、画像信号に応じて光源装置102からの光を変調する。ティルトミラーデバイス1315としては、例えばテキサス・インスツルメンツ社のディジタルマイクロミラーデバイス(DMD)を用いることができる。投写レンズ1316は、ティルトミラーデバイス1315で反射された光をスクリーン1317上に投写する。
反射部205の特定方向側にロッドインテグレータ1312を接合する構成にすると、反射部205とロッドインテグレータ1312とで発光部201からの光の光量分布を略均一にすることができる。これにより、発光部201からの光の光量分布を略均一にすることが可能な構成にできる。なお、本実施例のプロジェクタ1300も、上記実施例1のプロジェクタ100と同様に、複数の光源装置102を用いることができる。
図14は、本発明の実施例4に係るプロジェクタ1400の概略構成を示す。本実施例のプロジェクタ1400は、図9を用いて説明した光源装置901を用いることができる。上記実施例1のプロジェクタ100と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。光源装置901は、各光源ユニットがR光、G光、B光を分担して供給する。
フライアイレンズ1412は、光源装置901からの光の光量分布を均一化する。そして、第1偏光板1413で特定の振動方向の偏光光であるp偏光光に変換された光は、液晶ライトバルブ1414の変調により、s偏光光に変換されて第2偏光板1415から射出する。液晶ライトバルブ1414は、各色光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置である。第2偏光板1415から射出した光は、投写レンズ1416からスクリーン1417に投写される。本実施例のプロジェクタ1400は、光源装置901における各色光の駆動と、液晶ライトバルブ1414の変調とを同期して制御することで各色光を変調する。
なお、上記各実施例のプロジェクタは、透過型液晶表示装置やティルトミラーデバイスを用いる構成としているが、反射型液晶表示装置を用いても良い。また、各実施例で説明した光源装置は、プロジェクタに用いる場合に限らず、特定方向へ光を供給する他の装置に適用することができる。例えば、各実施例の光源装置は、特定方向を照明するための照明装置及び照明ユニットとして用いることができる。さらに、例えば交通信号機に本発明の光源装置を用いると、指向性が高い光を供給することで、交通信号機の認識性を向上することができる。また、例えば自動車の前照灯に本発明の光源装置を用いると、指向性が高く高効率な照明が可能となる上、コンパクトかつ長寿命な構成にできる。
以上のように、本発明に係る光源装置は、プロジェクタや、指向性の高い光を供給する照明装置に用いる場合に適している。
本発明の実施例1に係るプロジェクタの概略構成図。 光源装置の断面構成図。 光源装置の断面構成図。 光源装置からの光の角度分布の説明図。 光源装置からの光の角度分布の説明図。 実施例1の光源装置の導光部と反射部の上面構成図。 実施例1の変形例の説明図。 実施例1の変形例の説明図。 実施例1の変形例の説明図。 実施例1の変形例の説明図。 本発明の実施例2に係る光源装置の断面構成図。 実施例2の変形例の説明図。 本発明の実施例3に係るプロジェクタの概略構成図。 本発明の実施例4に係るプロジェクタの概略構成図。
符号の説明
101 光源部、102 光源装置、104 インテグレータ、105 偏光変換素子、106R R光透過ダイクロイックミラー、106G B光透過ダイクロイックミラー、107 反射ミラー、108 リレーレンズ、110R、110G、110B 液晶型空間光変調装置、112 クロスダイクロイックプリズム、112a、112b ダイクロイック膜、114 投写レンズ、116 スクリーン、120R、120G、120B 液晶パネル、121R、121G、121B 第1偏光板、122R、122G、122b 第2偏光板、123R、123B λ/2位相差板、124R、124B ガラス板、201 発光部、202 平面発光領域、203 円錐プリズム、205 反射部、205 反射面、703 四角錐プリズム、705 反射部、802、812、822 光源ユニット、803 三角錐プリズム、805 反射部、901 光源装置、902R、902G、902B 光源ユニット、1001R、1001G 発光部、1003 六角錐プリズム、1005 反射部、1102 光源装置、1103 プリズム、1105 反射部、1202 光源装置、1203 円錐プリズム、1205 反射部、1300 プロジェクタ、1312 ロッドインテグレータ、1313 カラーホイール、1314 リレーレンズ、1315 ティルトミラーデバイス、1316 投写レンズ、1317 スクリーン、1400 プロジェクタ、1412 フライアイレンズ、1413、1415 偏光板、1414 液晶ライトバルブ、1416 投写レンズ、1417 スクリーン、AX 光軸、SS 基準平面、P 頂点、S1、S2、S12 傾斜面、S3、S4 反射面、S5 平坦面、SS’ 基準平面、S15 凹面、S23、S24 反射面

Claims (6)

  1. 光を供給する、平面発光領域を有する発光部と、
    所定の屈折率の部材で構成され、前記平面発光領域と平行な基準平面に対して所定の角度で傾斜する傾斜面を有する導光部と、
    前記導光部の周辺に設けられ、前記基準平面に対して所定の角度をなす反射部と、を有し、
    前記導光部は、前記発光部からの光を直接、又は前記傾斜面で全反射してから前記傾斜面で屈折し、前記基準面に垂直である特定方向及び前記反射部の方向へ射出するような前記屈折率と、前記所定の角度の前記傾斜面とを有し、
    前記反射部は、前記導光部からの光を前記特定方向へ反射するような前記所定の角度で設けられ、
    前記導光部及び前記反射部は、前記特定方向へ所定の角度範囲の光を供給するものであり、
    前記発光部と前記導光部と前記反射部とで構成する光源ユニットを複数有し、
    前記導光部は六角錐プリズムであり、
    前記反射部は前記特定方向から見て正六角形状をなし、
    前記光源ユニットの前記反射部の外縁部が隙間無く配置されたことを特徴とする光源装置。
  2. 前記導光部は、前記特定方向の側に、前記基準平面に略平行な平坦面を有することを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記導光部は、前記特定方向の側に、凹面又は凸面を有することを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  4. 前記反射部は、前記特定方向への長さが前記導光部の前記特定方向への長さより長いような形状を有することを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の光源装置。
  5. 前記反射部は、前記発光部からの光の光量分布を略均一にするロッドインテグレータを、前記反射部の前記特定方向側に接合することを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の光源装置。
  6. 特定方向へ所定の角度範囲の光を供給する光源装置と、
    前記光源装置からの光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置と、
    前記空間光変調装置で変調された光を投写する投写レンズと、を有し、
    前記光源装置は、請求項1〜のいずれか一項に記載の光源装置であることを特徴とするプロジェクタ。
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