JP4617327B2 - 二硫化モリブデン複合めっき液の調製方法、二硫化モリブデン複合めっき方法およびニッケル−二硫化モリブデン複合めっき皮膜 - Google Patents
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まず、本発明の二硫化モリブデン複合めっき液の調製方法について説明する。
本発明の二硫化モリブデン複合めっき液の調製方法は、二硫化モリブデンの微粉末を低級アルコールと混合し攪拌して上記二硫化モリブデンの微粉末を解す解粒処理工程と、上記二硫化モリブデンの微粉末および上記低級アルコールの混合液をめっき液に加える混合工程と、上記二硫化モリブデンおよび上記低級アルコールを含有するめっき液から上記低級アルコールを揮散させて除去するアルコール除去工程とを有することを特徴とするものである。
以下、本発明の二硫化モリブデン複合めっき液の調製方法における各工程について説明する。
本発明における解粒工程は、二硫化モリブデンの微粉末を低級アルコールと混合し攪拌して上記二硫化モリブデンの微粉末を解す工程である。
具体的には、二硫化モリブデン微粉末としては、添川理化学社製のものが好適に用いられる。
本発明における混合工程は、上記二硫化モリブデンの微粉末および上記低級アルコールの混合液をめっき液に加える工程である。
めっき液中の金属の含有量としては特に限定されるものではないが、アルコール除去工程後に得られる二硫化モリブデン複合めっき液中の金属イオンの濃度が所定の範囲となるように適宜調整される。
めっき液中のレベリング剤の含有量としては特に限定されるものではないが、アルコール除去工程後に得られる二硫化モリブデン複合めっき液中のレベリング剤の含有量が所定の範囲となるように適宜調整される。
めっき液中のピット防止剤の含有量としては特に限定されるものではないが、アルコール除去工程後に得られる二硫化モリブデン複合めっき液中のピット防止剤の含有量が所定の範囲となるように適宜調整される。
また、二硫化モリブデン微粉末および低級アルコールの混合液とめっき液とを混合するまでの時間としては特に限定されない。
本発明におけるアルコール除去工程は、上記二硫化モリブデンおよび上記低級アルコールを含有するめっき液から上記低級アルコールを揮散させて除去する工程である。
本発明により調製される二硫化モリブデン複合めっき液中の二硫化モリブデン微粒子の含有量としては、めっき時の電流密度等によって異なるものであるが、2.5g/L〜40g/Lの範囲内とすることが好ましい。複合めっき液中の二硫化モリブデン微粒子の含有量が少なすぎると、二硫化モリブデン複合めっき液を用いて形成される複合めっき皮膜にて二硫化モリブデン微粒子による潤滑性が充分に発揮されない可能性があるからである。逆に、複合めっき液中の二硫化モリブデン微粒子の含有量が多すぎると、二硫化モリブデン微粒子が凝集しやすくなり、均一で平滑で緻密な複合めっき皮膜を得られない場合があるからである。
次に、本発明の二硫化モリブデン複合めっき方法について説明する。
本発明の二硫化モリブデン複合めっき方法は、上述した二硫化モリブデン複合めっき液の調製方法で調製した二硫化モリブデン複合めっき液を用いて被めっき素材にめっきを施すことを特徴とするものである。
潤滑性および耐久性に優れる複合めっき皮膜を得るためには、上述した範囲の中でも、二硫化モリブデン複合めっき液中の二硫化モリブデン微粒子の含有量を比較的多くし、めっき時の電流密度を比較的小さくすることが好ましい。
本発明のニッケル−二硫化モリブデン複合めっき皮膜は、2つの実施態様に分けることができる。以下、各実施態様について説明する。
本発明のニッケル−二硫化モリブデン複合めっき皮膜の第1実施態様は、二硫化モリブデン微粒子がニッケルマトリックス中に分散した電気めっき皮膜であるニッケル−二硫化モリブデン複合めっき皮膜であって、上記皮膜中の上記二硫化モリブデン微粒子の含有量が2.7wt%以上であり、平均ビッカース硬さ(HV)が300以上であることを特徴とするものである。
本発明のニッケル−二硫化モリブデン複合めっき皮膜の第2実施態様は、二硫化モリブデン微粒子がニッケルマトリックス中に分散したニッケル−二硫化モリブデン複合めっき皮膜であって、上記皮膜の最表面に位置し、空隙率が比較的大きい表面層と、上記表面層の上記皮膜内部側に位置し、上記表面層よりも空隙率が小さい充填層とを有することを特徴とするものである。
初期層の空隙率としては、充填層の空隙率よりも大きければ特に限定されるものではない。
また、初期層の厚みとしては、複合めっき皮膜の厚みおよびめっき条件等により異なるものであるが、通常20μm以下である。
なお、皮膜中の二硫化モリブデン微粒子の含有量の上限および測定方法等については、上記第1実施態様と同様であるので、ここでの説明は省略する。
なお、ビッカース硬さの測定方法等については、上記第1実施態様と同様であるので、ここでの説明は省略する。
なお、摩擦係数の測定方法等については、上記第1実施態様と同様であるので、ここでの説明は省略する。
本発明のニッケル−二硫化モリブデン複合めっき皮膜の他の実施態様は、二硫化モリブデン微粉末を低級アルコールと混合し攪拌して該微粉末を解して、レベリング剤を含むスルファミン酸ニッケルめっき液に添加し、攪拌によりアルコールを揮散して複合めっき浴を調整し、該めっき浴を用いためっきで形成するニッケル−二流化モリブデン複合めっき皮膜において、二硫化モリブデン微粒子がマトリックス中に均一に分布する平滑な皮膜を形成し得る処理条件よりもめっき浴中の二硫化モリブデン含有量を増やすことにより得られた枝分かれしたミクロ構造を特徴とするものである。
[実施例1]
二硫化モリブデン微粉末を分散したニッケルめっき液を調製し、電解法により被めっき素材のアルミニウム合金板にニッケル−二硫化モリブデン複合めっきを行なった。
スルファミン酸ニッケル: 400 g/L
塩化ニッケル : 65 g/L
ホウ酸 : 30 g/L
ラウリル硫酸ナトリウム: 0.08g/L
レベリング剤(1,3,6−ナフタレントリスルフォン酸三ナトリウム)
: 12 g/L
(手順1)二硫化モリブデン微粉末25gを150mLのエタノールと混ぜ、超音波をかけて掻き混ぜる。
(手順2)上記のスルファミン酸ニッケルめっき液10Lに手順1の混合液を加えて空気攪拌し、めっき液中に均一に分散させる。
(手順3)55℃で24時間のエアレーションを行い、めっき液からエタノールを揮散して除去し、複合めっき液を得る。
pH : 5.0
液温度 : 56℃
電流密度 : 9.5A/dm2
攪拌 : エアー攪拌
めっき時間 : 25分
(複合めっき皮膜の形成)
二硫化モリブデン微粉末を分散したニッケルめっき浴を調製し、電解法により被めっき素材のアルミニウム合金板にニッケル−二硫化モリブデン複合めっき皮膜を得るめっき試験を行なった。
塩化ニッケル : 65 g/L
ホウ酸 : 30 g/L
ラウリル硫酸ナトリウム: 0.08g/L
レベリング剤(1,3,6−ナフタレントリスルフォン酸三ナトリウム)
: 12 g/L
めっき浴中の二硫化モリブデン微粉末の含有量(分散剤量)5g/L、10g/L、20g/Lの3ケースとした。
(手順1)所定量(50g、100g、200g)の二硫化モリブデン微粉末を150〜300mLのエタノールと混ぜ、超音波をかけて掻き混ぜる。
(手順2)上記のスルファミン酸ニッケルめっき液10Lに手順1の混合液を加えて空気攪拌し、めっき液中に均一に分散させる。
(手順3)55℃で24時間のエアレーションを行い、めっき液からエタノールを揮散して除去し、複合めっき浴を得る。
pH : 5.0
液温度 : 56℃
電流密度 : 2.5A/dm2、6.5A/dm2、9.5A/dm2
攪拌 : エアー攪拌
通電量 : 4A・Hr
まず、こうして得られた試験片の全てに対し外観検査、マイクロメーターによる膜厚測定およびステンレスロッドテストによる潤滑性評価を行い、そのうちの一部には連続加重式引掻強度試験機のトライボギア TYPE 18Lによる摩擦力測定を行った。また一部の試験片にはEPMA分析やSEM観察を行った。さらに一部の試験片のビッカース硬さを測定した。
図7(試験片No. 6)の皮膜は、表面に枝分れしたミクロ構造を有している。この枝分かれしたミクロ構造の部分は摩擦時に大きな面圧がかかり潰れやすい。枝分かれしたミクロ構造の部分が潰れると皮膜中に含有されていた二硫化モリブデン微粒子が皮膜の表面全体に拡がり、潤滑性が発現すると考えられる。図7(試験片No. 6)の皮膜は繰り返し摩擦で潤滑性が低下するが、これはこの枝分かれしたミクロ構造の部分が摩滅したためだと考えられる。
二硫化モリブデン微粉末にエタノール処理を施さず、さらに一部の試験片を作製する際にレベリング剤が添加されていない複合めっき液を用いた以外は、実施例2と同様にして複合めっき皮膜を形成した。また、実施例2と同様に評価を行った。
試験条件および結果の一覧を下記表2に示す。
一部の試験片を作製する際にレベリング剤が添加されていない複合めっき液を用いた以外は、実施例2と同様にして複合めっき皮膜を形成した。また、実施例2と同様に評価を行った。
試験条件および結果の一覧を下記表3に示す。
また、レベリング剤を含有しない複合めっき液から得られた皮膜のSEM観察像である図12および図13から、複合めっき液に添加されている界面活性剤のラウリル硫酸ナトリウムは、単独では二硫化モリブデン微粒子を一粒ずつ別れて析出させる上での効果がないと考えられる。
02 二層分離した複合めっき液の上澄み
03 二層分離した複合めっき液の沈殿物
04 容器
05 二硫化モリブデン微粉末の塊
06 複合めっき皮膜
07 アルミニウム合金母材(被めっき素材)
08 ニッケルマトリックス
09 二硫化モリブデン微粒子
10 めっき皮膜中の突起物
11 ミクロ構造を構成する粒状の単位電析物
12 空隙
Claims (4)
- 二硫化モリブデンの微粉末を低級アルコールと混合し攪拌して前記二硫化モリブデンの微粉末を解す解粒処理工程と、
前記二硫化モリブデンの微粉末および前記低級アルコールの混合液をめっき液に加える混合工程と、
前記二硫化モリブデンおよび前記低級アルコールを含有するめっき液から前記低級アルコールを揮散させて除去するアルコール除去工程と
を有し、前記低級アルコールがメタノール、エタノール、n−プロパノールまたはイソプロパノールであることを特徴とする二硫化モリブデン複合めっき液の調製方法。 - 前記めっき液が、レベリング剤を含有することを特徴とする請求項1に記載の二硫化モリブデン複合めっき液の調製方法。
- 前記めっき液が、スルファミン酸ニッケルめっき液であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の二硫化モリブデン複合めっき液の調製方法。
- 請求項1から請求項3までのいずれかに記載の二硫化モリブデン複合めっき液の調製方法で調製した二硫化モリブデン複合めっき液を用いて被めっき素材にめっきを施すことを特徴とする二硫化モリブデン複合めっき方法。
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