JP4616685B2 - 段形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、組立、分解、搬送などの取扱いを容易になしうる軽量化された段形成装置に関する。
写真撮影用のひな壇、運動競技、パレードなど見学用の観覧席、各種イベント、演説、歌劇などを催すためのステージ、朝礼台のほか、商品陳列、保管用の棚など各種用途に使用される段を構成するため、支持枠体上に段板を水平に架け渡す各種構成の段形成装置が用いられている。
例えば、図19に示すように、受け部b、bが階段状にならぶとともに、左右に配された側フレームa、aの後部間を、一対の矩形枠状の継ぎ枠c、cを中間で折り曲げ可能に接続した連結部dを介して連結した折り畳み可能な架台eと、この架台eの受け部b、b間に架け渡され、かつ前記受け部bに立設された位置決めピンp に位置決めされる段板fとからなる段形成装置が提案されている。(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−184050号公報
しかしながら、側フレームa、及び継ぎ枠cは、鋼鉄製の型鋼を溶接により枠組みして構成され、しかも側フレームaと連結部dとの接続金具g1、及び連結部dを構成する左右の継ぎ枠c、cの接続金具g2は、鉄製の金具が使用される。しかも段板fは、亜鉛メッキ鋼板を用いた鋼製足場板などにより形成される。そのため、堅牢な段構造体が形成されるものの、全体重量は相当重くなり、その組立、分解、そして搬送などの取扱いは、多数の作業者を動員して行なうことになる。そのため、設営、撤去に相当の時間が掛かるとともにコストが嵩むという問題がある。また大規模な段を形成する場合には、その作業に、例えばフォークリフトなどの機械設備を必要とし、更に機械設備を動かすためには余裕のあるスペースが要求され、狭い場所での設営が困難な場合もある。
本発明は、側フレーム、段板の構成部材を含み、前記継ぎ部材の構成部材、接続金具の構成部材を、アルミニウムを含む非鉄の軽量合金を用いて形成することを基本とし、全体重量が軽量化されて、組立、分解などの取扱いを簡単で短時間になし得る段形成装置の提供を課題としている。
前記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、平行に配されるとともに、継ぎ部材を介して折り畳み・展開可能に結合される一対の側フレームを有する支持枠体と、前記側フレームに形成される受部間に架け渡される段板とを含む段形成装置であって、前記側フレームは、前記継ぎ部材に接続される縦枠材を具え、前記継ぎ部材は、上下の横材間を連結材により結合した2つの継ぎフレームと、該継ぎフレームが向き合う内端部で折り畳み自在に接続する内の接続金具と、該継ぎフレームの外端部で前記縦枠材に対して回転可能に接続される外の接続金具とを具え、前記外の接続金具は、前記継ぎフレームが前記側フレームに対して直交する展開時に、前記縦枠材に当接して前記継ぎフレームの回転を阻止する当面を具えることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、前記側フレーム、前記段板、前記継ぎ部材、前記内の接続金具、及び前記外の接続金具の構成部材は、アルミニウムを含む非鉄の軽量合金で形成されることを特徴とする。
請求項3に係る発明においては、前記連結材は、上下の横材を継ぐ斜材を用いて形成するとともに、この連結材は断面コ字材、かつ上下の横材は通孔を有する角筒枠材からなり、また請求項4に係る発明では、内の接続金具は、向き合う各上下の横材の内端部の前記通孔に挿入固定される結合部と、結合部から向き合う側に突出し、突出端面を当片としかつ上下の横材に設ける各内の接続金具を貫通する通し軸が通る軸受け孔を設けた蝶番部とを具える2つの内の金具片を具え、しかも側フレームが展開され、直線状態をこえた状態において、前記当片が互いに当接することを特徴とする。
請求項5に係る発明の側フレームは、その下部に螺合して垂下する脚片を有し、前記脚片は、回転により昇降して、側フレームの高さを調整しうるアジャスターを構成し、また請求項6に係る発明の側フレームは、下部後方へ張り出すことにより後への転倒を阻止する添え脚部を設けたことを特徴とする。
請求項1に係る発明は、継ぎフレームが側フレームに対して直交する展開時に、外の接続金具が縦枠材に当接して継ぎフレームの回転を阻止することができるので、段板を安定して支持できるとともに、シンプルな構造により軽量化しうる。
請求項2に係る発明では、主要部分をなす段板、継ぎ部材、及び接続金具の構成部材が非鉄の軽量合金を用いて形成されるため、全重量が軽量化され搬送、組立、分解などの作業を少人数で簡単に行なえ、かつ短時間に設営できる。従って、設置、解体、搬送など機動性が要求される記念撮影の雛壇、商品陳列台など仮設の段を構築する場合に、好適に使用できる。
また請求項3に係る発明のように構成すると、斜材を用いた連結材により上下の横材を1つの部材で継ぐことができるため、軽量化できる。しかも連結材は断面コ字材、上下の横材は角筒枠材を用いるため、軽量、かつ高い剛性に構成できる。
請求項4に係る発明において、内の接続金具は、結合部を上下の横材の通孔に挿入固定する簡単な構造により取り付けるために軽量化でき、また内の接続金具の当片相互が当接することにより継ぎ部材の開き角度が規制されるため、シンプルな構造で確実に位置決めができ、その結果軽量化しうる。
請求項5に係る発明では、アジャスターにより左右の側フレームの高さを整一に調整して水平を維持できるため、段板を安定して支持でき、また請求項6に係る発明のように構成すると、荷重が偏位した場合でも転倒を防止でき、安全な使用を確保しうる。
以下、本発明の実施の一形態を、図示例とともに説明する。段形成装置1は、写真撮影用のひな壇、運動競技、パレードなど見学用の観覧席、各種イベント、演説、歌劇などを催すためのステージ、朝礼台のほか、商品陳列、保管用の棚その他の段部を形成する際に使用され、図1に示すように、段部を形成する段板7と、この段板7を支持する支持枠体6とからなる。また前記支持枠体6は、平行に配される側フレーム5、及びこの側フレーム5を折り畳み可能に結合する継ぎ部材3を有する。
前記側フレーム5は、図1に示すように、角筒からなる縦枠材8を含んで構成され、本形態では、前記縦枠材8を有する矩形枠状の後枠72と、この後枠72略半分の高さで前に連続する矩形枠状の前枠73とが一体化した階段状に構成され、しかも左右に一対が配される。前記後枠72、及び前枠73の上枠材79は、階段状に上下に配され、かつ段板7の端部を支持する受部2を形成する。また前記受部2には、各々前後に2本づつの位置決めピン24が立設される。またこの受部2には、図2に示すように、その上面を覆う緩衝シート74が敷設される。そしてこの緩衝シート74は、ゴム、熱可塑性エラストマー、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)などを用いて、例えば0.3〜5mm程度の厚さに形成される。
前記側フレーム5は本形態では、図2に示すように、上枠材79は、上面が両側方へ小長さでのびた小フランジ79Aを有する角筒を用いて形成され、かつ端部に2個のアングル片をビスを用いて固着することにより、一対の垂下片79B、79Bが形成される。また前記縦枠材8は、その上端部に、前記上枠材79に向く面の上端が切欠した受け部8Aが設けられる。前記上枠材79は、前記垂下片79B、79Bを縦枠材8の内部に挿入するとともに、縦枠材8に向く端部を前記受け部8Aに嵌合し、かつリベット80により固着することにより側フレーム5が枠組みされる。なお縦枠材8の上端は、上枠材79の小フランジ79Aの下面に当接して該小フランジ79Aにカバーされるため、上端エッジ部が露出することなく安全性が向上する点で好ましい。
前記側フレーム5は、後枠72の後端下部及び、前枠73の前端下部にゴム足材75が設けられる。このゴム足材75は、図8に示すように、矩形板状をなす基部75A上に複数個(本形態では、2個)の突起75Bを一体に立設して形成される。本形態の突起75Bは、外向きの係合爪を有し、かつ変形性を高めるため4本の小片に分割されたものが例示される。また基部75Aは、その一側に側フレーム5下端部の段部5Bに係合しうる小高さの立上げ片75Cが形成される。そしてゴム足材75は、側フレーム5の下面に穿設された受孔5Aに前記突起75Bを嵌合することにより側フレーム5の下部に取り付けられ、これにより側フレーム5を滑り止めされた安定した状態で設置しうる点で好ましい。
また前記ゴム足材75に替え、図18に示すように、側フレーム5を構成する角筒状の下枠材90の下板に丸穴状の開口91を形成するとともに上板下面にナット76Aを溶着し、上端に操作ツマミ21Aを設け、下端に漏斗状の設置部21Bを設けたネジ棒からなる脚片21を前記ナット76Aに螺合することにより、アジャスター22を形成することもできる。前記脚片21は、操作ツマミ21Aの回転操作により昇降することにより前記設置部21Bが開口91から出没して側フレーム5の下隅部の高さを調整できる。その結果水平状態が維持された、安定した段を形成しうる点で好ましい。なお図中の76Bは、高さ調整された脚片21を固定するための緩み止めナットである。
図9に示すように、側フレーム5の縦枠材8には、その下端後部に添え脚部23が取り付けられる。この添え脚部23は、直角三角形枠状をなし、蝶ボルト77により縦枠材8に着脱自在に取り付けられる。また前記添え脚部23は、その下枠材が外に延長した張出し部23Aが形成され、この張出し部23Aに補助アジャスター78が設けられる。この補助アジャスター78は、上端部にダイヤル状の操作ツマミ78Aを設けるとともに下端部に設置部78Bを有する螺棒78Dを、前記張出し部23Aに螺装することにより昇降自在に取り付け、更に緩み止めナット78Cを螺装して構成されている。このように構成された添え脚部23は、前記補助アジャスター78によって高さ調整されるため、荷重が後方へ偏位した場合、その荷重を安定して支持できる。その結果、側フレーム5の後方への転倒が阻止され、段の設置安定性を高めて安全な使用状態が確保できる点で好ましい。
前記継ぎ部材3は、2以上の継ぎフレーム11と、この継ぎフレーム11を接続する内の接続金具4Aとを具え、さらに前記継ぎフレーム11は、上下の横材9、及びこの上下の横材9間を結合する連結材10からなる。
前記上下の横材9は、図1、3に示すように、断面が縦長矩形状をなすとともに長手方向に連続した通孔14を有するの角筒枠材を用いて形成され、上下に平行かつ水平に配された上の横材9Uと、下の横材9Dとを含み構成される。
前記連結材10は、本形態では、上下の横材9間を斜めにつなぐ斜材13を用いて形成され、かつ左右の側フレーム5間で逆ハの字状の配される。本形態の連結材10は、断面コ字状材を用いて形成され、そのウエブを前にして配される。またその上下端部は、図3に示すように、フランジを切欠するとともに、そのウエブを上下の横材9に前から重ねるとともにリベット81により上下の横材9に固着される。このように上下の横材9を結合する連結材10は斜材13によって構成されて、一つの部材によって上下の横材9をつなぐことができるため、部材数を減じて軽量化を図ることができるとともに構造をシンプル化しうる点で好ましい。しかも本形態では、上下の横材9は角筒枠材、連結材10は断面コ字状材を用いて形成しているため、軽量化できるとともに高い剛性が得られる点で好ましい。
前記内の接続金具4Aは、図1、5に示すように、前記継ぎフレーム11の向き合う内端部に各々配され、上下の横材9の通孔14に挿入されて固定される結合部15と、この結合部15から向き合う側に突出する蝶番部19とを具えた第1、第2の内の金具片20A、20Bを含み構成される。前記結合部15は本形態では、前記通孔14に挿入されて密に嵌合しうる直方体状をなし、上下に並んだ螺孔82を有する。そして前記上下の横材9の通孔14に挿入されるとともに、上下の横材9を挿通するとともに前記螺孔82に螺合するビスにより固着される。このように本形態の内の接続金具4Aは、結合部15を上下の横材9の通孔14に挿入することによりシンプルな構造でしかも強固に固定されるため、軽量かつ堅牢な構造を形成できる。
前記蝶番部19は、前記結合部15よりも上下寸法を大として前記結合部15と一体に形成された蝶番片19Aを有し、この蝶番片19Aの先端部によって当片16が構成される。また前記蝶番片19Aには、上下に向く軸受け孔18を有する蝶番管19Bが設けられる。そしてこの蝶番管19Bは、前記第1、第2の内の金具片20A、20Bにおいて交互に形成される。本形態では、第1の内の金具片20Aの上下に隔設された2個の蝶番管19Bが、第2の内の金具片20Bの蝶番管19Bを上下から挟んで配置され、このとき縦に並ぶ蝶番管19Bの軸受け孔18は、上下に連通して配される。
更に前記の如く、上の横材9U、及び下の横材9Dの向き合う内端部に各々配されて、上下に並ぶ内の接続金具4A、4Aに、縦の通し軸17が貫通する。この通し軸17は、その上下端部に細径部17Aが形成されるとともにこの細径部17Aの先端にネジ部17Bが螺刻される。そして上下に並ぶ内の接続金具4A、4Aの軸受け孔18に細径部17Aを各々貫通するとともに、ネジ部17Bにワッシャ、及びダブルナットを螺装することにより抜け止めされる。これにより図6(A)(B)に示すように、上下の内の接続金具4A、4Aは、この通し軸17を芯として開閉可能に形成され、その結果左右の継ぎフレーム11、11が折り畳み自在に接続される。
図6(B)に示すように折り畳まれた継ぎ部材3は、前記通し軸17を芯として拡開し、図6(A)に示すように、直線状態をこえて後へ小角度後側へ折れ曲がる状態において前記当片16、16が互いに当接することによりそれ以上後への折れ曲がりが阻止される。このように当片16によって、継ぎフレーム11の展開角度が規制されるため、シンプルな構造によって継ぎ部材3の確実な位置決めが行なえ、その結果全体の重さを軽減しうる。
内の接続金具4Aの他の実施形態が図15に例示される。本形態における第1、第2の内の金具片20A、20Bは、左右の継ぎフレーム11、11に挿入固定された結合部15、15に蝶番管19Bが直接設けられている。そしてこの蝶番管19Bは、上下に向く軸受け孔18を有するとともに、本形態では第1、第2の内の金具片20A、20Bの向き合う側に各々2個づつが上下に交互に配置されている。前記内の接続金具4Aの芯となる通し軸17は、本形態では、上下端部を螺孔17Dとしたパイプ材17Eと、前記軸受け孔18に挿入されるスリーブ17Fと、該スリーブ17Fを通って前記螺孔17Dに螺合する長寸のビス17Gとからなる。このように構成された第1、第2の内の金具片20A、20Bは前記通し軸17を芯として連結され、図16(A)(B)に示すように、左右の継ぎフレーム11、11が折り畳み自在に接続される。本形態の第1、第2の内の金具片20A、20Bは、2個の同一の部品を反転して配置して構成できるため、組立作業が容易に行えるとともにコストを低減しうる点で好ましい。
本形態の内の接続金具4Aは、図15に示すように、第1、第2の内の金具片20A、20Bの下部に、各々互いに係合しうる第1、第2の係合片92A、92Bが取り付けられる。前記第1、第2の係合片92A、92Bは、各々直方体状の基部93と、この基部93の一側に一体に形成される環状体94とを含み構成され、更に第1の係合片92Aには係合爪97を、第2の係合片92Bには前記係合爪97に係合しうる係合溝95を設けたものを例示している。そして前記基部93は、位置決めピン93Aと、ビス孔93Bとが設けられ、前記位置決めピン93Aを前記上下の横材9に穿設された位置決め孔(図示せず)に嵌合するとともに、ビス孔93Bに挿入されたビス96により上下の横材9に固着される。このように構成された第1、第2の係合片92A、92Bは、図17(B)に示すように、左右の継ぎフレーム11、11が折り畳まれた時は、同様に略V字状に折り畳まれ、図17(A)に示すように、左右の継ぎフレーム11、11の拡開に連動して拡開するとともに、直線状態をこえた状態において前記係合爪97が係合溝95に係合し、この係合により左右の継ぎフレーム11、11の拡開状態がロックされる。本形態では、第1、第2の係合片92A、92Bの係合により、左右の継ぎフレーム11、11が直線状態をこえて展開した姿勢が保持されるため、左右の側フレーム5を広げた姿勢を安定して維持できる点で好ましい。
また継ぎフレーム11の外端部は、図3に示すように、外の接続金具4Bにより側フレーム5の縦枠材8に接続される。この外の接続金具4Bは、固定蝶番片83A及び可動蝶番片83Bが軸着された外の蝶番部83と、前記可動蝶番片83Bの外面から突出するとともに先端に外の結合部84を有する取付基部85とを具える。前記固定蝶番片83Aは、図4に示すように、リベットにより前記縦枠材8の前面8Bに固着され、これにより外の接続金具は、側フレーム5に取り付けられる。また前記外の結合部84は、前記上下の横材9の通孔14に外端部から挿入するとともに、上下の横材9外端部と前記取付基部85とを溶接することにより、上下の横材9外端部と可動蝶番片83Bとを固着する。
前記可動蝶番片83Bには、縦枠材8に向けて小長さで突出する当面12が形成される。そして、図4(A)に示すように、上下の横材9が側フレーム5に対して直行する方向に回転する際、前記当面12は側フレーム5の一面にベタ当接することにより、上下の横材9のそれ以上の回転が阻止される。このように当面12を側フレーム5にベタ当接させる簡単な構成により、継ぎフレーム11の回転角度を規制するため、構造が簡素化されて軽量化を図ることができ、しかも側フレーム5は拡がった状態を安定して支持される点で好ましい。図4(B)は、外の接続金具4Bを軸として、上下の横材9が回転した状態を示す。
外の接続金具4Bの他の実施形態が図13に例示される。本形態では、前記図15に例示した内の接続金具4Aと同じ部品を使用して構成される。すなわち本形態の可動蝶番片83Bは、前記内の接続金具4Aにおける一方の結合部15が、外の接続金具4Bにおいては外の結合部84として前記上下の横材9の通孔14に外端部から挿入され、かつ他方の結合部15は、3分の1程度の厚さに切削することにより固定蝶番片83Aとして形成され、縦枠材8の前面8Bに固着される。本形態では、内の接続金具4Aと同じ部品を使用して外の接続金具4Bを形成するため、部品の標準化を高めて品質を安定させることができ、併せてコストを削減しうる。
本形態の外の接続金具4Bは、図14(A)(B)に示すように、可動蝶番片83Bの蝶番管19B端部により当面12が形成される。そして図14(A)に示すように、前記当面12が側フレーム5の一面にベタ当接することによって、上下の横材9はそれ以上の回転が阻止される。
前記段板7は、図11に示すように、矩形板状の段板本体32と、この段板本体32の端部を覆うエッジキャップ33とからなり、前記段板本体32は、フラットな長矩形状の上板部30と、この上板部30の下部に設けた補強リブ部31とからなる。補強リブ部31は、上板部30の下面から垂下し、上板部30の全長を長手方向にのび、かつ巾方向に隔設された複数本のリブを含み構成される。そしてこのリブは、両側部に配置される一対の外のリブ36と、この外のリブ36の間に配置される複数本の内のリブ37と、前記受部2の位置決めピン24が挿入することにより位置決めしうる挿通孔62が穿設された位置決め用リブ39とを含み構成される。
前記エッジキャップ33は、直立板状の端基板部34と、この端基板部34から前記段板本体32に向かって突出し、エッジキャップ33を前記段板本体32に係合させるための係止部35とを具える。前記端基板部34は、上板部30の端面を覆う帯状の上継ぎ部34Aと、この上継ぎ部34Aから垂下して、前記外、内のリブ36、37及び位置決め用リブ39の端面を覆って櫛歯状に垂下する複数の垂下面部34Bとからなる。このように、段板本体32の固く尖った端部は、上板部30、補強リブ部31が各々上継ぎ部34A、の垂下面部34Bにより覆われるため、人体に触れることがなく、その結果段板7上に登る使用者、段板7を用いた組立作業或いは解体作業を行なう作業者が誤って怪我をする危険性が抑制されて、安全に使用できる。
しかも端基板部34は、その上端が上板部30の上面と整一に形成される。従ってその上面は全くフラットに形成され、エッジキャップ33が段板本体32の上面よりも上に突出して、段板本体32の端部に段差を生じることがない。そのため、例え段板7を複数枚縦に連続させた場合でも、その継ぎ目を含めた全長に亘ってフラットな面が形成され、その結果、上に登った使用者が蹴躓いて転倒したり、落下事故を起こすことがなく、安全に使用できる。また店舗、倉庫において、段板7を物品の陳列、保管の棚として使用する場合には、フラットな棚の上に安定した姿勢で載置できるため、整然としたディスプレイを演出できるとともに、ガタツキを生じることはなく、また、電気機器類などを載せて棚上で操作する場合にも安定して取り扱いできる。
このように構成された側フレーム5、段板7、継ぎ部材3、及び接続金具4の構成部材は、純アルミに銅、マンガン、ケイ素、マグネシウムなどを添加したアルミニウム合金、純マグネシウムにアルミニウム、亜鉛、けい素、マンガンなど添加したマグネシウム合金の他、チタン合金などの非鉄の軽量合金を用いて形成される。そのため、全体が軽量化され部材の搬送、組立、分解などの取扱い作業を少人数で簡単に行なえ、しかも熟練を要することなく、短時間で設営できる。従って、異なる場所に移動して設置が要求される記念撮影の雛壇、商品陳列台など仮設の段構築に好適に使用でき、設置、解体、搬送など機動性を発揮して便利に使用できる。なお非鉄の軽量合金のなかで、特にアルミ合金はコスト面から好適に使用できる。なお前記構成部材とは、側フレーム5などに使用される部材の中で、強度メンバーとなる主要なもののみを指す。従って、例えばビス、溶接箇所などはステンレスなどが使用され、或いは付属品としての前記緩衝シート74、ゴム足材75などはゴムなどの有機材料が使用される。
しかして、前記段形成装置1を使用する際には、図10(A)に示すように、前記内の接続金具4Aの当片16、16相互が当接し、かつ前記外の接続金具4Bの当面12が側フレーム5にベタ当接するまで前記継ぎ部材3を拡開し、これにより左右の側フレーム5相互を平行かつ略最大巾にまで展開させる。この状態で、段板7の両端部を左右の受部2、2に載置して側フレーム5、5間に架け渡し、同時に図12(A)に示すように、前記受部2の位置決めピン24を挿通孔62に挿入して段板7の位置決め、及び脱落防止を行う。
この時、複数個の支持枠体6を段板7の長さ寸法と略同じ間隔で横方向に配置し、図12(A)に示すように、段板7を受部2に隙間なく連続して載置すると、横に長く続く段を形成できる。また段板7が連続しない受部2には、図12(B)に示すように、段板7と同厚に形成された角棒状のエッジカバー87を装着すると、段板7の端部の段落ち部を塞いで躓きを防止できる点で好ましい。
また、段形成装置1を解体する際には、段板7を受部2から取り外し、継ぎ部材3を内の接続金具4Aにおいて折り曲げることにより、図10(B)に示すように、側フレーム5を最大巾から小さく折り畳むことができる。そして図10(C)に示すように、継ぎ部材3を、V字状に折り曲げると、側フレーム5、5は継ぎ部材3を挟んで重なるまで近接し、小さく折り畳むことができる。そして、図7に示すように、一方の側フレーム5に取り付けたバネ片88の係合孔88Aを、他方の側フレーム5に突設したビス頭からなる突起89に係合することにより開き止めすると、支持枠体6をコンパクトな折り畳み状態で固定でき、搬送作業を効率化しうる点で好ましい。なお前記バネ片88は、ABS樹脂を用いて形成され、そのため軽量化できるととも耐衝撃性に優れ、しかも錆を生じることがない点で好ましい。
尚、叙上の説明は本発明の実施の形態を例示したものである。従って本発明の技術的範囲はこれに何ら限定されるものではなく、前記した実施の形態の他にも、各種の変形例が含まれる。
本発明の一実施の形態を例示する分解斜視図である。 側フレームの要部を示す分解斜視図である。 側フレームと継ぎ部材との接合部を説明する分解斜視図である。 側フレームと継ぎ部材との接合部を説明し、(A)(B)は異なる状態を示す断面図である。 継ぎ部材の要部を説明する分解斜視図である。 (A)(B)はその異なる状態を示す断面図である。 側フレームの折り畳み状態を例示する要部斜視図である。 ゴム足材の取り付け状態を説明する分解斜視図である。 添え脚部を説明する斜視図である。 (A)は側フレームを展開した使用状態、(B)は折り畳み途中の状態、(C)は折り畳んだ状態を各々説明する平面図である。 段板の要部分解斜視図である。 段板の取り付け状態を説明し、(A)、(B)は異なる使用状態を説明する要部の断面図である。 他の実施形態の側フレームと継ぎ部材との接合部を説明する分解斜視図である。 その側フレームと継ぎ部材との接合部を説明し、(A)(B)は異なる状態を示す断面図である。 その継ぎ部材の要部を説明する分解斜視図である。 (A)(B)はその異なる状態を示す断面図である。 (A)(B)は他の部分の異なる状態を示す断面図である。 アジャスターを説明する要部正面図である。 従来例の分解斜視図である。
符号の説明
1 段形成装置
2 受部
3 継ぎ部材
4 接続金具
4A 内の接続金具
4B 外の接続金具
5 側フレーム
6 支持枠体
7 段板
8 縦枠材
9 横材
10 連結材
11 継ぎフレーム
12 当面
13 斜材
14 通孔
15 結合部
16 当片
17 通し軸
18 軸受け孔
19 蝶番部
20 内の金具片
21 脚片
22 アジャスター
23 添え脚部

Claims (6)

  1. 平行に配されるとともに、継ぎ部材を介して折り畳み・展開可能に結合される一対の側フレームを有する支持枠体と、前記側フレームに形成される受部間に架け渡される段板とを含む段形成装置であって、
    前記側フレームは、前記継ぎ部材に接続される縦枠材を具え、
    前記継ぎ部材は、上下の横材間を連結材により結合した2つの継ぎフレームと、該継ぎフレームが向き合う内端部で折り畳み自在に接続する内の接続金具と、該継ぎフレームの外端部で前記縦枠材に対して回転可能に接続される外の接続金具とを具え、
    前記外の接続金具は、前記継ぎフレームが前記側フレームに対して直交する展開時に、前記縦枠材に当接して前記継ぎフレームの回転を阻止する当面を具えることを特徴とする特徴とする段形成装置。
  2. 前記側フレーム、前記段板、前記継ぎ部材、前記内の接続金具、及び前記外の接続金具の構成部材は、アルミニウムを含む非鉄の軽量合金で形成されることを特徴とする請求項1に段形成装置。
  3. 前記連結材は、上下の横材を継ぐ斜材を用いて形成するとともに、この連結材は断面コ字材、かつ上下の横材は通孔を有する角筒枠材からなることを特徴とする請求項1又は2記載の段形成装置。
  4. 前記内の接続金具は、向き合う各上下の横材の内端部の前記通孔に挿入固定される結合部と、結合部から向き合う側に突出し、突出端面を当片としかつ上下の横材に設ける各内の接続金具を貫通する通し軸が通る軸受け孔を設けた蝶番部とを具える2つの内の金具片を具え、
    しかも側フレームが展開され、直線状態をこえた状態において、前記当片が互いに当接することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の段形成装置。
  5. 前記側フレームは、その下部に螺合して垂下する脚片を有し、
    前記脚片は、回転により昇降して、側フレームの高さを調整しうるアジャスターを構成することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の段形成装置。
  6. 前記側フレームは、下部後方へ張り出すことにより後への転倒を阻止する添え脚部を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の段形成装置。
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