JP4616503B2 - 簡易折畳式机 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、簡単に組立てたり、折畳むことができ、折り畳んだ際には、扁平な嵩の低いブロック形状にすることができる簡易折畳式机に関する。
【従来の技術】
従来より、例えば、特開平11−32839号公報にあるように、運搬、保管等に便利なように、折り畳むことができる机がある。この机は、天板に、該天板下面奥部に配設され、該天板に対して水平方向の枢軸を有する蝶番を介して背面パネルが折畳み可能に取り付けられ、更に該天板の下面両側部に対向して配設され、背面パネルに対して鉛直方向の枢軸を有する蝶番を介して脚パネルが折畳み可能に取り付けられていることにより、脚パネルを天板と背面パネルの間に挟んで折畳むことができるようになっている。
【0002】
しかしながら、天板と背面パネルを繋ぐ蝶番に、平蝶番を使用しているので、脚パネルを折畳んだ際の、該脚パネルの厚み分の空間を確保する為に、天板と背面パネルの間に、パネル桟が必要であった。更に、背面パネルを折畳めるように、該脚パネルを、該パネル桟の高さ分、天板に対して鉛直方向に摺動できる様な蝶番を使用する等の折畳み調整が必要であった。
【0003】
また、左右の脚パネルを同レベルで、天板と背面パネルの間に折畳んで挟むことが出来るように、脚パネルの幅は、天板の幅の2分の1以下でなければならなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来の折り畳み式机の有する問題点に鑑み、パネル桟を必要とせず、更に脚パネルを天板に対して鉛直方向に摺動させる必要の無く、容易且つ短時間で折り畳んだり、組み立てることができ、そして折り畳んだ際には、扁平な嵩の低いブロック形状にすることができる簡易折畳式机を提供することを目的とする。
【0005】
また、脚パネルの幅が、天板の幅の2分の1以下でなくても折り畳むことができる簡易折畳式机を提供することを目的とする。
【0006】
更に、簡易折畳式机を組立て・折畳む作業の際に、天板奥部が直接作業床面と擦れて傷むことが無く、またパソコンや電話機等の配線等の載置スペースを考慮した簡易折畳式机を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、簡易折畳式机であって、天板と、該天板の下面奥部に配設され、且つ該天板に対して水平方向の枢軸を有するクランク形状の蝶番を介して折り畳み可能に取り付けられた背面パネルと、該天板の下面両側部に配設され、且つ背面パネルに対して鉛直方向の枢軸を有する蝶番を介して折り畳み可能に取り付けられた脚パネルとを備え、前記天板下面奥部と前記脚パネルとの間隙に、一部が該天板下面奥部から突出するように間隙部材が配設されることを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、背面パネルに対して、天板、脚パネルを折畳むことができ、更に天板に対して水平方向の枢軸を有するクランク形状の蝶番を介して背面パネルが取り付けられることにより、脚パネルを折畳んだ際の、脚パネルの厚み分の空間を確保できる為、パネル桟等の折畳み調整部材を必要としない。また、パネル桟があるが為の折畳み調整も必要ない。この結果、材料コスト及び製造工数を削減でき、また、机の組立て・折畳み作業も容易となる。
また、前記簡易折畳式机を組立て又は折畳む作業を行う際、天板奥部が直接作業床面と擦れて傷んでしまう恐れがある。しかし、本発明によれば、前記天板下面奥部と前記脚パネルとの間隙に、一部が天板下面奥部から突出するように間隙部材が配設されることにより、天板下面奥部が直接作業床面と擦れることが無いので、天板下面奥部を保護することができる。
更に、例えば前記机を壁に接触させて使用する場合や、前記机を2台を対面させて使用する場合等には、机と壁、机と机の間に、間隙が生じる為、その間隙をパソコンや電話機等の配線等を載置するスペースとして使用することができる。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の簡易折畳式机であって、前記脚パネルのうち、少なくとも一方の脚パネルに用いられる蝶番は、クランク形状の蝶番であることを特徴とする。
【0010】
本発明によれば、前記脚パネルのうち、少なくとも一方の脚パネルに取り付けられる蝶番は、クランク形状の蝶番であることにより、他の一方の脚パネルを折畳んだ際の脚パネルの厚み分の空間を確保できる為、脚パネルを重ねて折畳むことができる。この結果、天板の幅が脚パネルの幅より大きければ、脚パネルの幅の大きさに、例えば天板の幅の2分の1以下でなければならない等の制限が必要無い。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の簡易折畳式机であって、前記脚パネルを、前記天板と前記背面パネルの間に挟んで折り畳むようにしたことを特徴とする。
【0012】
本発明によれば、前記簡易折畳式机を折畳んだ際に、扁平な嵩の低いブロック形状にすることができ、コンパクトで、取り扱いが簡単な状態にすることができる。
【0016】
請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項の簡易折畳式机であって、前記間隙部材の、前記天板下面奥部から突出している部分は、湾曲部を有することを特徴とする。
【0017】
本発明によれば、上述に説明した間隙を配線等を載置するスペースとして使用する場合に、前記間隙部材の、天板奥部から突出している部分の湾曲部と、円筒状の配線等とがほぼ係合する為、配線等を傷つけることなく、よりコンパクトに載置することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明は、天板と、該天板の下面奥部に配設され、且つ該天板に対して水平方向の枢軸を有するクランク形状の蝶番を介して折り畳み可能に取り付けられた背面パネルと、該天板の下面両側部に配設され、且つ背面パネルに対して鉛直方向の枢軸を有するクランク形状の蝶番を介して折り畳み可能に取り付けられた脚パネルとを備える簡易折畳式机である。そして、脚パネルを、天板と背面パネルの間に挟んで折り畳むことができる。また、簡易折畳式机を組立て・折畳む作業の際に天板を保護する為及び配線等を載置するスペースとして使用できるように、天板下面奥部から突出した湾曲部を有する間隙部材が、天板下面奥部と脚パネルの間隙に配設される。
【0019】
【実施例】
天板1の下面奥部には、図5に示すように、天板1を背面パネル2に揺動可能に取り付ける、図8(a)、(b)に示す蝶番5を構成する蝶番片52が、所定の位置に螺設される。また、天板1の下面奥部には、図11に示す間隙部材8が、所定の位置に螺設される。更に、天板1の下面前部には、該机を組み立てた際に天板1と脚パネル3及び脚パネル4を固定する為の、図12に示す固定部材9の側片96が、所定の位置に螺設される。
【0020】
背面パネル2の上面には、図5に示すように、天板1を揺動可能に取り付ける、図8(a)、(b)に示す蝶番5を構成する蝶番片55が、所定の位置に螺設される。また、図6(a)に示すように、背面パネル2の一側面には、脚パネル3を揺動可能に取り付ける、図9(a)、(b)に示す蝶番6を構成する蝶番片64が、所定の位置に螺設される。更に、図6(b)に示すように、背面パネル2の他側面には、脚パネル4を揺動可能に取り付ける、図10(a)、(b)に示す蝶番7を構成する蝶番片74が、所定の位置に螺設される。
【0021】
脚パネル3の上面前部には、図6(a)に示すように、該机を組み立てた際に、天板1に螺設された固定部材9を固定する為の取付ピン30aが、所定の位置に配設された取付孔30に埋設される。また、脚パネル3の内側面には、図9(a)、(b)に示す蝶番6を構成する蝶番片62が、所定の位置に螺設される。
【0022】
脚パネル4の上面前部には、図6(b)に示すように、該机を組み立てた際に、天板1に螺設された固定部材9を固定する為の取付ピン40aが、所定の位置に配設された取付孔40に埋設される。また、脚パネル4の内側面には、図10(a)、(b)に示す蝶番7を構成する蝶番片72が、所定の位置に螺設される。
【0023】
蝶番5は、図8(a)、(b)に示すように、枢軸51と、天板1側に取り付ける蝶番片52と、背面パネル2側に取り付ける蝶番片55からなる。該蝶番片52は、ステンレス等の素材で構成され、軸孔53と、天板1に螺設する為のネジ孔と、ばね装置54を有する。該ばね装置54は、蝶番片52を、蝶番片55の折曲部55aと同一面の状態又はほぼ93度の傾き状態に固定させる為のものであり、ばね54aと、ばね止め54bと、スライド係合部54cと、汎用プラスチック等の素材で構成されたスライドカム部材54dを有する。
【0024】
一方、蝶番片55は、ステンレス等の素材で構成され、枢軸51を挿入する軸孔56と、背面パネル2に螺設する為のネジ孔と、L字型に折曲された折曲部55aを有するクランク形状をなしている。この折曲部55aによって、本発明の折畳机を折り畳んだ際、脚パネル3、4の厚み分の空間を確保できる。該折曲部55aは、両側面に、蝶番片52の回動を一部制御する為の、ほぼ90度に折曲された部分の先端部が更にほぼ60度に内折された爪部55bを有し、端部中央に、汎用プラスチック等の素材で構成され、枢軸51を挿入する軸孔58を有するカム部57を有する。また、蝶番片55の90度に折曲される角部には、該角部の強度を増す為、所定の位置に補強部55cを有する。該補強部55cの表側は、角部に対して鉛直に、ほぼ三角錐状に陥没するよう押圧され、それによって該補強部55cの裏側は、ほぼ三角錐状に突起している。
【0025】
そして、蝶番片52の軸孔53及び蝶番片55の軸孔56及びカム部57の軸孔58に枢軸51を挿入した後、枢軸51の両端をカシメ加工等により係止し、枢軸51の抜け止めを行うと、蝶番5が形成される。
【0026】
次に、蝶番5の動作について説明する。蝶番片52を、枢軸51を中心にして51aの方向に動かすと、スライドカム部材54dがカム部57により、スライド係合部54cに沿って、ばね54aに対して54eの方向に摺動し、これによりばね54aは圧縮される。そして蝶番片52と蝶番片55の折曲部55aとがほぼ93度の傾き状態になると、スライドカム部材54dがカム部57により、スライド係合部54cに沿って、ばね54aに対して54fの方向に摺動する。
これにより圧縮されていたばね54aが定常状態となる為、ばね54aを圧縮させる程の力を与えない限り、蝶番片52は制動される。
【0027】
逆に、枢軸51を中心にして51bの方向に動かすと、スライドカム部材54dがカム部57により、スライド係合部54cに沿って、ばね54aに対して54eの方向に摺動し、これによりばね54aは圧縮される。そして該蝶番片52と蝶番片55の折曲部55aとが同一面の状態になると、スライドカム部材54dがカム部57により、スライド係合部54cに沿って、ばね54aに対して54fの方向に摺動する。しかし、ばね54aは、まだ圧縮されている状態なので、ばね54aの弾力によってスライドカム部材54dがカム部57を押圧することにより、ばね54aを更に圧縮させる程の力を与えない限り、該蝶番片52は制動される。
【0028】
蝶番6は、図9(a)、(b)に示すように、枢軸61と、脚パネル3側に取り付ける蝶番片62と、背面パネル2側に取り付ける蝶番片64とからなる。(尚、これを逆に取り付けることも可能である。)蝶番片62は、ステンレス等の素材で構成され、枢軸61を挿入する軸孔63と、脚パネル3に螺設する為のネジ孔を有する。
【0029】
一方、蝶番片64は、ステンレス等の素材で構成され、枢軸61を挿入する軸孔65と、背面パネル2に螺設する為のネジ孔と、L字型に折曲された折曲部64aを有するクランク形状をなしている。
【0030】
そして、蝶番片62の軸孔63及び蝶番片64の軸孔65に枢軸61を挿入した後、枢軸61の両端をカシメ加工等により係止し、枢軸61の抜け止めを行うと、蝶番6が形成される。そして、背面パネル2に蝶番片64を螺設し、脚パネル3に蝶番片62を螺設すると、背面パネル2に脚パネル3を、枢軸61を中心にして61a方向及び61b方向に、揺動可能に一体化できる。
【0031】
蝶番7は、図10(a)、(b)に示すように、枢軸71と、背面パネル2側に取り付ける蝶番片72と、脚パネル4側に取り付ける蝶番片74とからなる。
(尚、これを逆に取り付けることも可能である。)該蝶番片72は、ステンレス等の素材で構成され、枢軸71を挿入する軸孔73と、脚パネル4に螺設する為のネジ孔を有する。
【0032】
一方、該蝶番片74は、ステンレス等の素材で構成され、枢軸71を挿入する軸孔75と、背面パネル2に螺設する為のネジ孔と、L字型に折曲された折曲部74aを有するクランク形状をなしている。尚、この折曲部72aの幅の大きさW3は、脚パネル3を折畳んだ際の脚パネル3の厚みW1+折曲部64aの幅の大きさW2以上の大きさであることが望ましい。これによって、脚パネル3を折畳んだ際の脚パネルの厚み分の空間を確保できる。また、蝶番片74の90度に折曲される角部には、該角部の強度を増す為、所定の位置に補強部74bを有する。該補強部74bの表側は、該角部に対して鉛直に、ほぼ三角錐状に陥没するよう押圧され、それによって該補強部74bの裏側は、ほぼ三角錐状に突起している。
【0033】
そして、蝶番片72の軸孔73及び蝶番片74の軸孔75に枢軸71を挿入した後、枢軸71の両端をカシメ加工等により係止し、枢軸71の抜け止めを行うと、蝶番7が形成される。そして、背面パネル2に蝶番片74を螺設し、脚パネル4に蝶番片72を螺設すると、背面パネル2に脚パネル4を、枢軸71を中心にして71a方向及び71b方向に、揺動可能に一体化できる。
【0034】
間隙部材8は、汎用プラスチック等の素材で構成され、図11に示すように、天板1の下面奥部に螺設する為の、円錐台に円筒を積重した形状のネジ孔80を備える。また、パソコンや電話機等の配線をコンパクトに載置できるような、滑らかにマット仕上げされた湾曲部81を備える。
【0035】
固定部材9は、天板1と脚パネル3及び脚パネル4を固定させる為のものである。図12は、脚パネル3に取り付ける固定部材9を示しているが、枢軸91を有する蝶番構造をしており、ロックレバー92は、枢軸91を中心にして180度回動可能である。側片96が天板1に螺設される。そして、脚パネル3の取付ピン30aを符号93aの取付溝に嵌合させて、ロックレバー92を枢軸91を中心にして91a方向に回転させ、基部93に重なるような状態になると、ロックブロック94が94aの方向に動き、それによってばね95が圧縮され、そのばね95の弾力により取付ピン30aが、図7に示すように、制動される。よって、脚パネル3は天板1に固定される。逆に、ロックレバー92を91bの方向にほぼ180度回転させると、ロックブロック94が94bの方向に動き、それによってばね95は定常状態となり、取付ピン30aは可動状態となる。よって、脚パネル3の天板1に対する固定は解除される。尚、脚パネル4に取り付ける固定部材9は、図示しないが、図12に示す脚パネル3に取り付ける固定部材9の鏡像形状をしており、構造、機能及び取り扱いは上述の通りである。又、天板1と脚パネル3及び脚パネル4を固定することができれば、上述の通りでなくても良く、例えばねじ等の固定部材でも構わない。
【0036】
次に、この簡易折畳式机の組立方法について説明する。天板1に間隙部材8及び固定部材9を螺設し、その天板1に蝶番片52を取り付けるとともに、背面パネル2に蝶番片55を取り付け、天板1に背面パネル2を枢軸51を中心にして揺動可能に一体化させる。また、脚パネル3に蝶番片64を取り付けるとともに、背面パネル2に蝶番片62を取り付け、背面パネル2に脚パネル3を枢軸61を中心にして揺動可能に一体化させる。また、脚パネル4に蝶番片74を取り付けるとともに、背面パネル2に蝶番片72を取り付け、背面パネル2に脚パネル4を枢軸71を中心にして揺動可能に一体化させる。そして、天板1、背面パネル2、脚パネル3、脚パネル4等を所定の机の形に組み立て、天板1に螺設された固定部材9のロックレバー92を枢軸91を中心にして91a方向に回転させ、基部93に重なるような状態にさせると、脚パネル3及び脚パネル4は天板1に固定される。なお、この組立て作業は、背面パネル2を作業床面に置いて行うことが、作業上望ましい。
【0037】
次に、この簡易折畳式机の折り畳み方法について説明する。背面パネル2を作業床面に置いて、天板1に螺設された固定部材9のロックレバー92を枢軸91を中心にして91bの方向にほぼ180度回転させると、脚パネル3及び脚パネル4の天板1に対する固定は解除される。これにより、脚パネル3及び脚パネル4を背面パネル2に対して枢軸61及び枢軸71を中心にして揺動できるようになる。そこで、図3(b)に示すように、脚パネル3を背面パネル2に対して枢軸61を中心にして揺動させ、脚パネル4を背面パネル2に対して枢軸71を中心にして揺動させた後、天板1を、背面パネル2に対して水平方向の枢軸51を中心にして揺動させると、図4に示すような1つの扁平な嵩の低いブロック形状となる。
【0038】
このように、この簡易折畳式机は、容易且つ短時間で折り畳んだり、組み立てることができ、また、折り畳んだ際、1つの扁平な嵩の低いブロック形状にすることができ、取扱性が良好なものとなる。
【0039】
以上、好ましい実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明はその実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した技術的範囲内で種々に改変できる。尚、上述した実施形態にあっては、脚パネル3に蝶番6を取り付け、脚パネル4に蝶番7を取り付けるようにしたが、脚パネル3に蝶番7を取り付け、脚パネル4に蝶番6を取り付けるようにしても良い。
【0040】
また、天板1と、脚パネル3及び脚パネル4との固定方法は、上述のとおりでなくても良い。
【0041】
【発明の効果】
本発明によれば、天板に、該天板の下面奥部に配設され、且つ該天板に対して水平方向の枢軸を有するクランク形状の蝶番を介して背面パネルが取り付けられることにより、脚パネルを折畳んだ際の、該脚パネルの厚み分の空間を確保できる為、パネル桟等の折畳み調整部材を必要としない。また、パネル桟があるが為の折畳み調整も必要ない。この結果、材料コスト及び製造工数を削減でき、また、机の組立て・折畳み作業も容易となる。
【0042】
本発明によれば、前記脚パネルのうち、少なくとも一方の脚パネルに取り付けられる蝶番は、クランク形状の蝶番であることにより、他の一方の脚パネルを折畳んだ際の該脚パネルの厚み分の空間を確保できる為、脚パネルを重ねて折畳むことができる。この結果、天板の幅が脚パネルの幅より大きければ、該脚パネルの幅の大きさに、例えば天板の幅の2分の1以下でなければならない等の制限が必要無い。
【0043】
本発明によれば、前記簡易折畳式机を折畳んだ際に、扁平な嵩の低いブロック形状にすることができ、コンパクトで、取り扱いが簡単な状態にすることができる。
【0044】
前記簡易折畳式机を組立て又は折畳む作業を行う際、天板奥部が直接作業床面と擦れて傷んでしまう恐れがある。しかし、本発明によれば、前記天板下面奥部と前記脚パネルとの間隙に、一部が該天板下面奥部から突出するように間隙部材が配設されることにより、天板下面奥部が直接作業床面と擦れることが無いので、天板下面奥部を保護することができる。
【0045】
更に、例えば前記机を壁に接触させて使用する場合や、前記机を2台を対面させて使用する場合等には、該机と壁、該机と該机の間に、間隙が生じる為、該間隙をパソコンや電話機等の配線等の載置スペースとして使用することができる。
【0046】
本発明によれば、上述に説明した間隙を配線等の収納スペースとして使用する場合に、前記間隙部材の、前記天板奥部から突出している部分の湾曲部と、円筒状の配線等とがほぼ係合する為、該配線等を傷つけることなく、よりコンパクトに載置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における一実施形態における簡易折畳式机の正面図。
【図2】図1の側面図。
【図3(a)】図1の底面図。
【図3(b)】図1の底面図で、脚パネル3、4を折り畳んだ状態を示す図。
【図4】本発明における一実施形態における簡易折畳式机を折畳んだ状態を示す図。
【図5】天板1に背面パネル2を蝶番5を介して取り付けた状態を示す図。
【図6(a)】背面パネル2に脚パネル3を蝶番6を介して取り付けた状態を示す図。
【図6(b)】背面パネル2に脚パネル4を蝶番7を介して取り付けた状態を示す図。
【図7】脚パネル3に固定部材9を取り付けた状態を示す図。
【図8(a)】蝶番5の説明図で、(A)は正面図、(B)は上面図、(C)は背面図、(D)は左側面図、(E)は右側面図。
【図8(b)】蝶番5の正面拡大図。
【図9(a)】蝶番6の説明図で、(A)は正面図、(B)は上面図、(C)は背面図、(D)は右側面図、(E)は右側面図。
【図9(b)】蝶番6の説明図で、(A)は蝶番片62の正面図、(B)は蝶番片62の上面図、(C)は蝶番片64の正面図、(D)は蝶番片64の上面図、(E)は蝶番片64の右側面図。
【図10(a)】蝶番7の説明図で、(A)は正面図、(B)は上面図、(C)は背面図、(D)は左側面図、(E)は右側面図。
【図10(b)】蝶番7の説明図で、(A)は蝶番片72の正面図、(B)は蝶番片72の上面図、(C)は蝶番片74の正面図、(D)は蝶番片72の上面図、(E)は蝶番片72の右側面図。
【図11】間隙部材8の説明図で、(A)は正面図、(B)は上面図、(C)は底面図、(D)は背面図、(E)は左側面図、(F)は右側面図、(G)はF−F線による断面図。
【図12】固定部材9の説明図で、(A)は正面図、(B)は上面図、(C)は右側面図。
【符号の説明】
1 天板
2 背面パネル
3 脚パネル
4 脚パネル
5 蝶番
6 蝶番
7 蝶番
8 間隙部材
9 固定部材
Claims (4)
- 天板と、該天板の下面奥部に配設され、且つ該天板に対して水平方向の枢軸を有するクランク形状の蝶番を介して折り畳み可能に取り付けられた背面パネルと、該天板の下面両側部に配設され、且つ背面パネルに対して鉛直方向の枢軸を有する蝶番を介して折り畳み可能に取り付けられた脚パネルとを備え、
前記天板下面奥部と前記脚パネルとの間隙に、一部が該天板下面奥部から突出するように間隙部材が配設されることを特徴とする簡易折畳式机。 - 請求項1において、前記脚パネルのうち、少なくとも一方の脚パネルに用いられる蝶番は、クランク形状の蝶番であることを特徴とする簡易折畳式机。
- 請求項1又は請求項2において、前記脚パネルを、前記天板と前記背面パネルの間に挟んで折り畳むようにしたことを特徴とする簡易折畳式机。
- 請求項1乃至請求項3のいずれか1項において、前記間隙部材の、前記天板下面奥部から突出している部分は、湾曲部を有することを特徴とする簡易折畳式机。
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JPS61136927U (ja) * | 1985-02-15 | 1986-08-26 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002306248A (ja) | 2002-10-22 |
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