JP4614810B2 - 輸液投与薬剤特定装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、患者の体調、病状等に関する情報に基づいて、輸液投与すべき薬剤のすべての組み合わせ及び該組み合わせに含まれる薬剤に係る薬剤アンプルの種類及び個数を算出し、優先順位を付して表示することができる輸液投与薬剤特定装置及びコンピュータプログラムに関する。
従来、患者の状態に応じて病状を回復するために必要なエネルギー量、アミノ酸量等の栄養量を確保すべく、薬剤を投与している。しかし、患者の体格の相違、性別の相違、年齢の相違等によっても必要とされるエネルギーの総量は変化し、病状の相違、例えば患者が寝たきりであるか否か、意識の有無、安静の必要の有無等の相違、及び手術の程度、外傷の程度等に応じて、適切なエネルギー量を患者に投与する必要がある。
医療の現場においては、輸液により薬剤を投与する、及び経腸剤を提供することにより、患者ごとに必要とされる水分、カロリー、アミノ酸、脂肪、ナトリウム、カリウム等の栄養素を患者に摂取させることにより、必要なエネルギー量を確保している。患者に摂取させる栄養素の成分ごとの必要量は、患者の身長、体重、年齢、性別等の基本情報、摂取する食事量、病態、尿量等に基づいて、不足している栄養素の量を算出し、不足している栄養素の量に基づいて適した薬剤の組み合わせ及び該組み合わせに含まれる薬剤に係る薬剤アンプルの種類及び個数を特定していた。
例えば、非特許文献1及び2では、水分、カロリー、アミノ酸、脂肪、ナトリウム、カリウム等の量を入力することにより、その量を充足する輸液薬剤の組み合わせパターンを抽出することができるに止まっている。
輸液情報システム研究会編、「これからの輸液療法の指針と考え方 ADMICS」、大塚製薬株式会社、1988年12月1日 大塚製薬株式会社編、「輸液情報コンサルテーションシステム ADMICS for Windows(登録商標) 95」、株式会社協和企画、1998年3月31日
しかし、非特許文献1及び2に開示してある方法では、必要な栄養素の量までは特定することができず、経験則に基づいてエネルギー量、水分量、カロリー量、アミノ酸量、脂肪量、ナトリウム量、カリウム量等を受付ける必要があった。また、薬剤の組み合わせ及び該組み合わせに含まれる薬剤に係る薬剤アンプルの種類及び個数が、同一条件下で選択される組み合わせ候補の中で最適である保証はなく、すべての組み合わせについて選択する可能性を検証することが困難であるという問題点があった。
また、経験則に基づく薬剤の組み合わせ及び該組み合わせに含まれる薬剤に係る薬剤アンプルの種類及び個数の特定方法は逐次的処理となることから、所定の条件下で特定される薬剤組み合わせ候補の1つにすぎず、すべての組み合わせの中でどの程度優れた組み合わせであるのか評価する指標が存在しない。したがって、複数の薬剤の組み合わせ及び該組み合わせに含まれる薬剤に係る薬剤アンプルの種類及び個数が候補として検討される場合、どの薬剤の組み合わせ及び該組み合わせに含まれる薬剤に係る薬剤アンプルの種類及び個数を選択するのがより患者にとって好ましいのか判断すること自体が困難であるという問題点もあった。
さらに、薬剤によっては、配合してから時間が経過することにより成分が変化する薬剤も存在しており、このような性質を有する薬剤を選択する場合、投与するまでの時間を考慮する必要がある。しかし、従来の薬剤特定方法は、投与するまでの時間に関する情報を考慮していないことから、医療従事者の知識、経験等に依存しており、投与する薬剤の効果、安全性等を確実に担保することが困難であるという問題点もあった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、患者にとって必要なエネルギー量、アミノ酸量等の栄養量を確実に確保することができる輸液投与薬剤の組み合わせ及び量を、患者にとって適した組み合わせから順次選択することができる輸液投与薬剤特定装置及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
また本発明は、薬剤を輸液投与するまでの時間を考慮することにより、配合変化が生じるおそれのある薬剤を、輸液投与薬剤から排除して組み合わせ候補を特定することができる輸液投与薬剤特定装置及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために第1発明に係る輸液投与薬剤特定装置は、患者に関する情報を受け付け、受け付けた患者に関する情報に基づいて、輸液投与又は経腸により患者に供給すべきエネルギー量を算出し、算出したエネルギー量から輸液投与又は経腸により患者に与える必要成分量を成分ごとに算出し、算出した成分ごとの必要成分量に基づいて、輸液投与すべき薬剤の組み合わせ、並びに該組み合わせに含まれる薬剤に係る薬剤アンプルの種類及び個数からなる薬剤組み合わせ候補を特定する輸液投与薬剤特定装置において、算出した成分ごとの必要成分量に基づき、成分ごとに成分量の許容変動範囲を指定した標準範囲テーブルを参照して、輸液投与により供給可能な成分量の上限値及び下限値を成分ごとに算出する手段と、経腸により供給可能な成分ごとの成分量を経腸薬剤テーブルを参照して受け付ける手段と、受け付けた成分量に基づき、成分ごとに成分量の許容変動範囲を指定した標準範囲テーブルを参照して、経腸により供給可能な成分量の上限値及び下限値を成分ごとに算出する手段と、算出した輸液投与により供給可能な成分量の上限値が、算出した経腸により供給可能な成分量の上限値より大きい成分、又は算出した輸液投与により供給可能な成分量の下限値が、算出した経腸により供給可能な成分量の下限値より小さい成分が存在するか否かを判断する手段と、該手段で、存在しないと判断した場合、経腸により供給可能な成分ごとの成分量に基づいて、経腸により供給可能な薬剤組み合わせ候補を複数算出する手段と、算出した複数の薬剤組み合わせ候補について、所定の条件に基づいて優先順位を算出し、優先順位の高い順に表示する手段と、表示された複数の薬剤組み合わせ候補から一つの薬剤の組み合わせの選択を受け付ける手段と、選択された薬剤の組み合わせに基づいて、輸液投与すべき薬剤の組み合わせ候補を複数算出する手段と、算出した輸液投与すべき複数の薬剤組み合わせ候補について、所定の条件に基づいて優先順位を算出し、優先順位の高い順に表示する手段と、表示された輸液投与すべき複数の薬剤組み合わせ候補から一つの薬剤の組み合わせの選択を受け付ける手段とを備えることを特徴とする。
また、第2発明に係る輸液投与薬剤特定装置は、第1発明において、前記患者に関する情報は、薬剤の輸液投与を受けるまでの時間を含み、薬剤の組み合わせ、該組み合わせに含まれる薬剤に係る薬剤アンプルの種類及び個数を算出する場合、複数の薬剤を配合した後に経過時間が過ぎることにより特性に変化が生じる薬剤であって、前記経過時間が薬剤の輸液投与を受けるまでの時間より長い薬剤を組み合わせの対象から除外するようにしてあることを特徴とする。
また、第3発明に係る輸液投与薬剤特定装置は、第1又は第2発明において、前記条件は、薬剤アンプルの総数が少ない組み合わせを優先するものであることを特徴とする。
また、第4発明に係る輸液投与薬剤特定装置は、第1又は第2発明において、前記条件は、薬剤アンプルの種類が少ない組み合わせを優先するものであることを特徴とする。
また、第5発明に係るコンピュータプログラムは、患者に関する情報を受け付け、受け付けた患者に関する情報に基づいて、輸液投与又は経腸により患者に供給すべきエネルギー量を算出し、算出したエネルギー量から輸液投与又は経腸により患者に与える必要成分量を成分ごとに算出し、算出した成分ごとの必要成分量に基づいて、輸液投与すべき薬剤の組み合わせ、並びに該組み合わせに含まれる薬剤に係る薬剤アンプルの種類及び個数からなる薬剤組み合わせ候補を特定するコンピュータで実行することが可能なコンピュータプログラムにおいて、前記コンピュータを、算出した成分ごとの必要成分量に基づき、成分ごとに成分量の許容変動範囲を指定した標準範囲テーブルを参照して、輸液投与により供給可能な成分量の上限値及び下限値を成分ごとに算出する手段、経腸により供給可能な成分ごとの成分量を経腸薬剤テーブルを参照して受け付ける手段、受け付けた成分量に基づき、成分ごとに成分量の許容変動範囲を指定した標準範囲テーブルを参照して、経腸により供給可能な成分量の上限値及び下限値を成分ごとに算出する手段、算出した輸液投与により供給可能な成分量の上限値が、算出した経腸により供給可能な成分量の上限値より大きい成分、又は算出した輸液投与により供給可能な成分量の下限値が、算出した経腸により供給可能な成分量の下限値より小さい成分が存在するか否かを判断する手段、該手段で、存在しないと判断した場合、経腸により供給可能な成分ごとの成分量に基づいて、経腸により供給可能な薬剤組み合わせ候補を複数算出する手段、算出した複数の薬剤組み合わせ候補について、所定の条件に基づいて優先順位を算出し、優先順位の高い順に表示する手段、表示された複数の薬剤組み合わせ候補から一つの薬剤の組み合わせの選択を受け付ける手段、選択された薬剤の組み合わせに基づいて、輸液投与すべき薬剤の組み合わせ候補を複数算出する手段、算出した輸液投与すべき複数の薬剤組み合わせ候補について、所定の条件に基づいて優先順位を算出し、優先順位の高い順に表示する手段、表示された輸液投与すべき複数の薬剤組み合わせ候補から一つの薬剤の組み合わせの選択を受け付ける手段として機能させることを特徴とする。
第1発明及び第5発明では、受け付けた患者に関する情報に基づいて、輸液投与又は経腸により患者に供給すべきエネルギー量を算出し、算出したエネルギー量から成分ごとの成分量を算出する。算出した成分ごとの成分量に基づいて、輸液投与により供給可能な成分量の範囲(上限値及び下限値)を成分ごとに算出しておく。次に、経腸により供給可能な成分ごとの成分量に基づいて、経腸により供給可能な成分量の範囲(上限値及び下限値)を成分ごとに算出する。そして、輸液投与により供給可能な成分量の範囲、経腸により供給可能な成分量の範囲を超えている成分が存在しない場合、経腸により供給可能な複数の薬剤の組み合わせ、並びに該組み合わせに含まれる薬剤に係る薬剤アンプルの種類及び個数(薬剤組み合わせ候補)を算出し、所定の条件に基づいた優先順位を付して表示する。
表示に係る複数の薬剤組み合わせ候補の中から、作業者により選択された薬剤組み合わせ候補に基づいて、複数の輸液投与すべき薬剤の組み合わせ候補を算出し、所定の条件に基づいて優先順位を付して表示し、作業者による選択を受付ける。
これにより、まず経腸剤による栄養素の供給予定を確定した上で、輸液投与すべき薬剤の組み合わせ候補を特定することができ、必要な栄養素を充足するために最小限必要な投与する薬剤の組み合わせ候補を特定することができる。したがって、医療従事者の経験則に依らずに最適な薬剤の組み合わせ並びに該組み合わせに含まれる薬剤に係る薬剤アンプルの種類及び個数を、所定の条件に基づいて選択することができ、薬剤投与過剰、又は必要な成分の不足を未然に防止することが可能となる。
第2発明では、患者に関する情報は、薬剤の輸液投与を受けるまでの時間を含んでおり、薬剤の組み合わせ、並びに該組み合わせに含まれる薬剤に係る薬剤アンプルの種類及び個数を算出する場合、複数の薬剤を配合した後に経過時間が過ぎることにより特性に変化が生じる薬剤であって、経過時間が薬剤の輸液投与を受けるまでの時間より長い薬剤を組み合わせの対象から除外している。これにより、薬剤の輸液投与時に沈殿、混濁等の特性変化が生じているおそれのある薬剤を、組み合わせに係る薬剤から確実に排除することができ、特性の変化により生じるおそれのある有害事象を未然に防止し、薬剤輸液投与により期待される病状回復効果を確実に奏することが可能となる。
第3発明では、複数の薬剤の組み合わせ、該組み合わせに含まれる薬剤に係る薬剤アンプルの種類及び個数を表示する順序を定める優先順位を定める条件として、薬剤アンプルの総数が少ない組み合わせを優先するようにしてある。これにより、薬剤アンプルの総数が少ない組み合わせを優先的に表示することから、輸液投与時の取り扱いミス等の医療ミスの発生を未然に防止することができ、より安全度の高い薬剤の組み合わせ、並びに該組み合わせに含まれる薬剤に係る薬剤アンプルの種類及び個数を選択することが可能となる。
第4発明では、複数の薬剤の組み合わせ、該組み合わせに含まれる薬剤に係る薬剤アンプルの種類及び個数を表示する順序を定める優先順位を定める条件として、薬剤アンプルの種類が少ない組み合わせを優先するようにしてある。これにより、薬剤アンプルの種類が少ない組み合わせを優先的に表示することから、輸液投与時の取り扱いミス等の医療ミスの発生を未然に防止することができ、より安全度の高い薬剤の組み合わせ、並びに該組み合わせに含まれる薬剤に係る薬剤アンプルの種類及び個数を選択することが可能となる。
第1発明及び第5発明によれば、まず経腸剤による栄養素の供給予定を確定した上で、輸液投与すべき薬剤の組み合わせ候補を特定することができ、必要な栄養素を充足するために最小限必要な投与する薬剤の組み合わせ候補を特定することができる。したがって、医療従事者の経験則に依らずに最適な薬剤の組み合わせ並びに該組み合わせに含まれる薬剤に係る薬剤アンプルの種類及び個数を、所定の条件に基づいて選択することができ、薬剤投与過剰、又は必要な成分の不足を未然に防止することが可能となる。
第2発明では、薬剤の輸液投与時に沈殿、混濁等の特性変化が生じているおそれのある薬剤を、組み合わせに係る薬剤から確実に排除することができ、特性の変化により生じるおそれのある有害事象を未然に防止し、薬剤輸液投与により期待される病状回復効果を確実に奏することが可能となる。
第3発明又は第4発明では、薬剤アンプルの総数が少ない組み合わせ又は薬剤アンプルの種類が少ない組み合わせを優先的に表示することから、輸液投与時の取り扱いミス等の医療ミスの発生を未然に防止することができ、より安全度の高い薬剤の組み合わせ、並びに該組み合わせに含まれる薬剤に係る薬剤アンプルの種類及び個数を選択することが可能となる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る投与薬剤特定装置10の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施の形態に係る投与薬剤特定装置10は、少なくとも、CPU(中央演算装置)11、記憶手段12、RAM13、外部の通信手段と接続する通信インタフェース14、入力装置15、表示装置16及びDVD、CD等の可搬型記憶媒体18を用いる補助記憶手段17で構成されている。
CPU11は、内部バス19を介して投与薬剤特定装置10の上述したようなハードウェア各部と接続されており、上述したハードウェア各部を制御するとともに、記憶手段12に記憶されている処理プログラム、例えば患者の基本情報、食事摂取量、病態等を受付けて記憶する患者情報取得プログラム、必要な栄養素の総量を栄養素ごとに算出する必要栄養量算出プログラム、薬剤の組み合わせ、該組み合わせに含まれる薬剤に係る薬剤アンプルの種類及び個数からなる薬剤組み合わせ情報を算出する薬剤組み合わせ情報特定プログラム等に従って、種々のソフトウェア的機能を実行する。
記憶手段12は、内蔵される固定型記憶装置(ハードディスク)、ROM等で構成され、通信インタフェース14を介した外部のコンピュータ、又はDVD、CD−ROM等の可搬型記憶媒体18から取得した、投与薬剤特定装置10として機能させるために必要な処理プログラムを記憶している。記憶手段12は、処理プログラムだけではなく、受付けた患者情報を記憶する患者情報データベース121、経腸剤及びその成分を記憶してある経腸薬剤テーブル122、投与する薬剤及びその成分を記憶してある投与薬剤テーブル123、薬剤の組み合わせごとに特性に経時変化が生じるか否かを記憶してある特性変化情報テーブル124、成分ごとに成分量の許容変動範囲を指定した標準範囲テーブル125、投与すべき成分ごとの成分量の範囲を記憶してある投与範囲確定テーブル126、経腸薬剤により摂取される成分ごとの成分量の範囲を記憶してある経腸範囲確定テーブル127等を記憶している。
RAM13は、DRAM等で構成され、ソフトウェアの実行時に発生する一時的なデータを記憶する。通信インタフェース14は内部バス19に接続されており、外部のネットワーク網と通信することができるよう接続することにより、処理に必要なデータを送受信することができる。
入力装置15は、患者の基本情報、食事摂取量、病態等を入力するキーボード、マウス等であり、テキストデータはキーボードにより打鍵入力し、入力領域の選択、ボタンの選択等はマウス等のポインティングデバイスで行う。表示装置16は、画像を表示出力する液晶表示装置(LCD)、表示ディスプレイ(CRT)等の表示装置である。もちろん、両者を組み合わせて、画面上に表示された画像を選択することができるタッチパネルであっても良い。
補助記憶手段17は、CD、DVD等の可搬型記憶媒体18を用い、記憶手段12へ、CPU11が処理するプログラム、データ等をダウンロードする。また、CPU11が処理したデータをバックアップすべく書き込むことも可能である。
なお、本実施の形態では、投与薬剤特定装置10と入力装置15、表示装置16とが一体となっている場合について説明するが、特にこれに限定されるものではなく、1つの入力装置15、表示装置16が、複数の投与薬剤特定装置10、10、・・・とネットワーク網等を介して接続されている形態であっても良いし、1つの投与薬剤特定装置10が、複数の入力装置15、15、・・・、及び複数の表示装置16、16、・・・とネットワーク網等を介して接続されている形態であっても良い。
図2及び図3は、本発明の実施の形態に係る投与薬剤特定装置10のCPU11の処理手順を示すフローチャートである。投与薬剤特定装置10のCPU11は、入力装置15から又は外部のネットワーク網と通信することにより外部から、患者に関する情報を受付ける(ステップS201)。受付ける患者に関する情報は、例えば性別、年齢、体重、身長等の患者基本情報、現在の栄養成分の状態量、病態、尿量、薬剤を投与するまでの時間を少なくとも含んでいる。
患者基本情報は、患者の特徴に応じた必要とするエネルギー量の算出に用いる。また、現在の栄養成分の状態量は、例えば食事等により摂取された結果としての現在の栄養成分の成分量、例えば水分量、アミノ酸量、脂肪量、ナトリウム量、カリウム量等である。さらに病態は、患者の活動状態、例えば寝たきりで有るのか、歩行可能か等に関する情報、外傷の程度等を係数化して受付ける。
また、尿量は患者の体内の水分量を推定するのに用い、薬剤を投与するまでの時間は、薬剤の組み合わせによっては、時間が経過することにより特性に変化が生じる組み合わせも有ることから、特性に変化が生じる前に投与可能か否かを判断するのに用いる。
入力装置15から受付けた患者に関する情報は、記憶手段12の患者情報データベース121に記憶される。図4は、本実施の形態に係る患者情報データベース121に記憶されるデータのデータ項目の例示図である。図4に示すように、患者情報データベース121は、患者を識別する情報である患者IDごとに、性別、身長、年齢、体重等の患者基本情報、現在の栄養成分の状態量、病態を示す活動係数及びストレス係数、尿量、薬剤を投与するまでの時間を記憶している。
CPU11は、受付けた患者に関する情報に基づいて、エネルギー必要量RE(必要カロリー)の総量を算出する(ステップS202)。エネルギー必要量REは、基礎エネルギー消費量BEE(Basic Energy Expenditure)を算出し、算出したエネルギー必要量BEEに患者の病態を示す活動係数及びストレス係数を乗算することにより算出する(数1参照)。
(数1)
RE=BEE×(活動係数)×(ストレス係数)
基礎エネルギー消費量BEEは、一般にハリス−ベネディクト(Harris-Benedict)の式と呼ばれる(数2)に基づいて算出する。(数2)において、上式は患者が男性である場合の、下式は患者が女性である場合の、それぞれの場合の基礎エネルギー消費量BEEの算出式の例を示している。基礎エネルギー消費量BEEの単位はKcal/日であり、体重の単位はkg、身長の単位はcm、年齢の単位は才である。
(数2)
BEE=66.47+13.75×体重+5.0×身長−6.75×年齢
BEE=655.1+9.56×体重+1.85×身長−4.68×年齢
基礎エネルギー消費量BEEの算出方法は、(数2)に限定されるものではなく、例えば日本人のための簡易式である(数3)を用いて算出しても良いし、体重のみを用いて算出する簡易式である(数4)を用いても良い。なお、(数3)において、上式は患者が男性である場合の、下式は患者が女性である場合の、それぞれの場合の基礎エネルギー消費量BEEの算出式の例を示している。
(数3)
BEE=14.1×体重+620
BEE=10.8×体重+620
(数4)
BEE=体重×30
患者の病態を示す活動係数は、患者の運動量の補正係数である。例えば患者が寝たきりの状態であり、覚醒していない場合の活動係数を1.0とし、覚醒した場合の活動係数を1.1、ベッド上で安静状態である場合の活動係数を1.2、ベッド上で活動可能な状態である場合の活動係数を1.3と特定し、それぞれ基礎エネルギー消費量BEEに乗算することにより、エネルギー必要量REを補正する。
患者の病態を示すストレス係数は、同じ運動をした場合であっても患者の病態によって患者のストレス(負荷)が相違することに基づいた、患者の負荷の補正係数である。例えば、軽度の手術後である場合のストレス係数を1.1とし、中程度の手術後である場合のストレス係数を1.2、高度の手術後である場合のストレス係数を1.3、外傷である場合を1.35、頭部損傷等の重度の外傷で有る場合のストレス係数を1.6と特定し、それぞれ基礎エネルギー消費量BEEに乗算することにより、エネルギー必要量REを補正する。
CPU11は、算出したエネルギー必要量の総量から、食事等により摂取したエネルギ−量、すなわち現在の成分ごとの摂取状態に係るエネルギー量を減算することにより、投与すべきエネルギー量を算出する(ステップS203)。CPU11は、算出した投与すべきエネルギー量を充足するために必要な成分ごとの成分量を特定する(ステップS204)。本実施の形態では、水分量、アミノ酸量、脂肪量等を算出し、ナトリウム量、カリウム量等は別個入力を受付ける。
水分量は、患者情報データベース121に記憶してある尿量に基づいて、(数5)を用いて算出する。(数5)の尿量の単位はmlである。なお、補正量は700mlに限定されるものではなく、条件に応じて適宜受付ける。
(数5)
水分量=尿量+700
尿量を用いることなく、体重に基づいて(数6)を用いて推算しても良い。(数6)の体重の単位はkgである。
(数6)
水分量=体重×35
アミノ酸量は、体重及びストレス係数を用いて、(数7)に基づいて算出する。もちろん、入力値として受付けても良いし、記憶手段12に履歴情報として記憶してある過去の数値を用いても良い。
(数7)
アミノ酸量=体重×ストレス係数/1000
脂肪量は、エネルギー必要量REの20%として算出しても良いし、ナトリウム量、カリウム量と同様に、入力値として受付けても良いし、記憶手段12に履歴情報として記憶してある過去の数値を用いても良い。
CPU11は、上述した演算処理により算出、又は受付けた成分ごとの成分量を、必要成分量として、記憶手段12に記憶しておく。
記憶手段12は、成分ごとに成分量の許容変動範囲を指定した標準範囲テーブル125を記憶している。図5は、本実施の形態に係る標準範囲テーブル125に記憶されるデータのデータ項目の例示図である。図5に示すように、標準範囲テーブル125は、水分量、カロリー量、アミノ酸量、脂肪量、ナトリウム量、カリウム量の許容変動範囲を百分率で記憶している。
CPU11は、標準範囲テーブル125から、成分ごとの許容変動範囲の百分率を抽出し、記憶してある成分ごとの成分量に乗算することにより、投与すべき成分ごとの成分量の範囲を算出し、投与範囲確定テーブル126に記憶する(ステップS205)。図6は、本実施の形態に係る投与範囲確定テーブル126に記憶されるデータのデータ項目の例示図である。図6に示すように、投与範囲確定テーブル126は、水分量、カロリー量、アミノ酸量、脂肪量、ナトリウム量、カリウム量のについて必要成分量とその許容誤差範囲を記憶している。
エネルギー必要量REを充足するエネルギーは、薬剤の投与だけではなく、摂取する経腸薬剤でも充足される。したがって、CPU11は、経腸薬剤により患者が摂取することができる成分ごとの成分量及び図5に示す標準範囲テーブル125と同一項目からなる許容変動範囲を受付け(ステップS206)、受付けた成分ごとの成分量に、受付けた成分ごとの許容変動範囲の百分率を乗算することにより、経腸による成分ごとの成分量の範囲を算出し、図6に示す投与範囲確定テーブル126と同一項目からなる経腸範囲確定テーブル127に記憶する(ステップS207)。
CPU11は、投与範囲確定テーブル126と経腸範囲確定テーブル127とを成分ごとに比較し、投与範囲確定テーブル126で定めている範囲よりも経腸範囲確定テーブル127で定めている範囲の方が広い成分、換言すれば投与すべき成分量より経腸により供給される成分量の方が大きい成分が有るか否かを判断する(ステップS208)。具体的には、CPU11は、投与範囲確定テーブル126で定めている上限値より、経腸範囲確定テーブル127で定めている上限値の方が大きい成分が有るか否か、又は投与範囲確定テーブル126で定めている下限値より、経腸範囲確定テーブル127で定めている下限値の方が大きい成分が有るか否かを判断する。
CPU11が、投与すべき成分量より経腸により供給される成分量の方が大きい成分が有ると判断した場合(ステップS208:YES)、CPU11は、ステップS206へ戻り、経腸薬剤により患者が摂取することができる成分ごとの成分量を変更して、上述した処理を繰り返す。
すなわち、経腸薬剤により投与が必要とされる成分量を充足している場合には、新たに薬剤の投与を行う必要がない。また、必要以上に投与が必要とされる成分を摂取することにより過剰摂取となっているおそれもある。したがって、このような場合には、経腸薬剤により患者が摂取することができる成分量を下げるようにすることで、過剰摂取を未然に回避することが可能となる。
CPU11が、投与範囲確定テーブル126で定めている範囲よりも経腸範囲確定テーブル127で定めている範囲の方が広い成分が無いと判断した場合(ステップS208:NO)、CPU11は、経腸範囲確定テーブル127に基づいて、経腸により成分ごとの成分量を充足するのに必要な薬剤の組み合わせ、並びに該組み合わせに含まれる薬剤に係る薬剤アンプルの種類及び個数を算出する(ステップS209)。具体的には、以下のような処理を行う。
経腸薬剤及びその成分を記憶してある経腸薬剤テーブル122を参照して、経腸薬剤を摂取することにより、経腸範囲確定テーブル127に記憶してある成分ごとの成分量の範囲を充足する経腸薬剤の組み合わせを求める。説明を簡単にするために、経腸薬剤を、薬剤の特質に応じて6つの経腸薬剤群A、B、C、D、E、Fに分類する。本実施の形態では、経腸薬剤群Aは糖質を補充する薬剤群を、経腸薬剤群Bはナトリウム及びカリウムを補充する薬剤群を、経腸薬剤群Cはカリウムを含まない薬剤群を、経腸薬剤群Dはアミノ酸を補充する薬剤群を、経腸薬剤群Eは脂肪を補充する薬剤群を、経腸薬剤群Fはカロリーを補充する薬剤群を、それぞれ示している。
図7は、本実施の形態に係る経腸薬剤テーブル122に記憶されるデータのデータ項目の例示図である。図7のように経腸薬剤テーブル122は、経腸薬剤群ごとの薬剤1本あたりに含まれる水分量、カロリー量、アミノ酸量、脂肪量、ナトリウム量、カリウム量を、薬剤を識別する情報で有る薬剤コード、優先区分に対応付けて記憶してある。
そして、経腸薬剤群Aに含まれる薬剤1本あたりに含まれる水分量をA(水)、カロリー量をA(カ)、アミノ酸量をA(ア)、脂肪量をA(脂)、ナトリウム量をA(N)、カリウム量をA(K)、薬剤群Bに含まれる薬剤1本あたりに含まれる水分量をB(水)、・・・、と以下同様に定め、各群の薬剤の本数をu、v、w、x、y、zとした場合、(数8)に示す連立不等式を満たす整数u、v、w、x、y、zを求めることにより、経腸薬剤として必要な成分量を充足する薬剤の組み合わせ、並びに該組み合わせに含まれる薬剤に係る薬剤アンプルの種類及び個数を算出することができる。
Figure 0004614810
(数8)は連立不等式であることから、経腸薬剤として必要な成分量を充足する薬剤の組み合わせ、並びに該組み合わせに含まれる薬剤に係る薬剤アンプルの種類及び個数は一義的に定まるものではなく、複数の組み合わせ、又は複数の薬剤アンプルの種類及び個数が候補として算出される。CPU11は、記憶手段12に記憶してある所定の優先条件に基づいて、算出した複数の薬剤の組み合わせ候補に関する表示優先順位を算出し(ステップS210)、算出した優先順位に基づいて複数の薬剤の組み合わせ候補を表示装置16へ表示出力し(ステップS211)、利用者による選択入力の待ち状態となる。
図8は、複数の組み合わせ候補が表示装置16へ表示出力された場合の表示画面の例示図である。図8に示すように、最初は優先順位の最も高い薬剤の組み合わせ候補が表示出力されている。本実施の形態では、組み合わせ数インジケータ82の表示により、5つの薬剤の組み合わせ候補を有することがわかる。また、図8の例では、経腸薬剤の計算結果が、経腸成分量の許容範囲に含まれていることがわかる。利用者は、順次移動ボタン81により他の薬剤の組み合わせ情報を閲覧することができる。利用者は、表示されている複数の薬剤の組み合わせ候補の中から、いずれか1つの薬剤の組み合わせを、例えばマウス等で保存ボタン83をクリックすることにより選択する。
CPU11は、利用者による薬剤の組み合わせ候補の選択を受付け(ステップS301)、選択を受付けた組み合わせに係る経腸薬剤の水分量の合計量、カロリー量の合計量、アミノ酸量の合計量、脂肪量の合計量、ナトリウム量の合計量、カリウム量の合計量を算出し(ステップS302)、投与範囲確定テーブル126で定めている範囲から成分ごとに減算することにより、投与薬剤により投与すべき薬剤の成分ごとの成分量の範囲を算出する(ステップS303)。CPU11は、投与すべき薬剤の成分ごとの成分量の範囲を充足する薬剤の組み合わせ、並びに該組み合わせに含まれる薬剤に係る薬剤アンプルの種類及び個数を算出する(ステップS304)。具体的には、以下のような処理を行う。
CPU11は、投与薬剤及びその成分を記憶してある投与薬剤テーブル123を参照して、算出した投与薬剤により投与すべき薬剤の成分ごとの成分量の範囲を充足する投与薬剤の組み合わせを求める。説明を簡単にするために、投与薬剤を、薬剤の特質に応じて6つの投与薬剤群A、B、C、D、E、Fに分類する。本実施の形態では、投与薬剤群Aは糖質を補充する薬剤群を、投与薬剤群Bはナトリウム及びカリウムを補充する薬剤群を、投与薬剤群Cはカリウムを含まない薬剤群を、投与薬剤群Dはアミノ酸を補充する薬剤群を、投与薬剤群Eは脂肪を補充する薬剤群を、投与薬剤群Fはカロリーを補充する薬剤群を、それぞれ示している。
図9は、本実施の形態に係る投与薬剤テーブル123に記憶されるデータのデータ項目の例示図である。図9のように投与薬剤テーブル123は、投与薬剤群ごとの薬剤1本あたりに含まれる水分量、カロリー量、アミノ酸量、脂肪量、ナトリウム量、カリウム量を、薬剤を識別する情報で有る薬剤コード、優先区分に対応付けて記憶してある。
そして、経腸薬剤群の場合と同様に、投与薬剤群Aに含まれる薬剤1本あたりに含まれる水分量をA(水)、カロリー量をA(カ)、アミノ酸量をA(ア)、脂肪量をA(脂)、ナトリウム量をA(N)、カリウム量をA(K)、投与薬剤群Bに含まれる薬剤1本あたりに含まれる水分量をB(水)、・・・、と以下同様に定め、各群の薬剤の本数をu、v、w、x、y、zとした場合、(数9)に示す連立不等式を満たす整数u、v、w、x、y、zを求めることにより、投与薬剤として必要な成分量を充足する薬剤の組み合わせ、並びに該組み合わせに含まれる薬剤に係る薬剤アンプルの種類及び個数を算出することができる。なお、(数9)における成分ごとの上限値及び下限値は、上述した処理で算出した経腸薬剤の水分量の合計量、カロリー量の合計量、アミノ酸量の合計量、脂肪量の合計量、ナトリウム量の合計量、カリウム量の合計量を、投与範囲確定テーブル126で定めた投与すべき水分量、カロリー量、アミノ酸量、脂肪量、ナトリウム量、カリウム量の範囲を、成分ごとの差分に対して加減算した値である。
Figure 0004614810
(数9)は連立不等式であることから、投与薬剤として必要な成分量を充足する薬剤の組み合わせ、並びに該組み合わせに含まれる薬剤に係る薬剤アンプルの種類及び個数は一義的に定まるものではなく、複数の組み合わせ、又は複数の薬剤アンプルの種類及び個数が候補として算出される。CPU11は、記憶手段12に記憶してある所定の優先条件に基づいて、算出した複数の薬剤の組み合わせ候補に関する表示優先順位を算出し(ステップS305)、算出した優先順位に基づいて複数の薬剤の組み合わせ候補を表示装置16へ表示出力し(ステップS306)、利用者による選択入力の待ち状態となる。
図10は、複数の組み合わせ候補が表示装置16へ表示出力された場合の表示画面の例示図である。図10に示すように、最初は優先順位の最も高い薬剤の組み合わせ候補が表示出力されている。本実施の形態では、組み合わせ数インジケータ102の表示により、5つの薬剤の組み合わせ候補を有することがわかる。また、図10の例では、投与薬剤の計算結果が、投与成分量の許容範囲に含まれていることがわかる。利用者は、順次移動ボタン101により他の薬剤の組み合わせ情報を閲覧することができる。利用者は、表示されている複数の薬剤の組み合わせ候補の中から、いずれか1つの薬剤の組み合わせを、例えばマウス等で保存ボタン103をクリックすることにより選択する。
CPU11は、利用者による薬剤の組み合わせ候補の選択を受付け(ステップS307)、受付けた選択に係る薬剤の組み合わせにより、投与すべき薬剤が特定されたものとして記憶手段12に記憶する(ステップS308)。
なお、患者に関する情報には、薬剤の投与を受けるまでの時間を含むことが好ましい。すなわち、経腸薬剤及び投与薬剤について、薬剤の組み合わせ、並びに該組み合わせに含まれる薬剤に係る薬剤アンプルの種類及び個数を算出する場合、複数の薬剤の配合後の経過時間により特性に変化が生じる薬剤であって、経過時間が薬剤の投与を受けるまでの時間より長い薬剤は、有害事象等の可能性が高いことから組み合わせ検討の対象から除外する方が安全上の観点からも望ましい。
そこで、本実施の形態では、記憶手段12に特性変化情報テーブル124を備え、配合してからの経過時間により特性等に変化が生じるか否かを記憶しておく。図11は、本実施の形態に係る特性変化情報テーブル124に記憶されるデータのデータ項目の例示図である。図11に示すように、特性変化情報テーブル124は、薬剤の組み合わせ情報と、それに対応した特性変化の有無に関する情報、配合してから特性変化が生じるまでの時間及び生じる特性変化に関する情報が記憶してある。
具体的には、n(nは自然数)個の薬剤の組み合わせごとに、配合後の経過時間及び特性変化の有無を記憶してある。特性が経過時間に応じて変化しない薬剤の組合せで有る場合、特性変化は‘無し’であり、配合後の経過時間は空白又はヌル(null)情報となる。特性変化情報には、所定時間経過後に生じる特性変化の種類を記憶する。例えば、混濁、沈殿、色変化、力価低下等である。
図12は、本発明の実施の形態に係る投与薬剤特定装置10のCPU11の処理手順を示すフローチャートである。CPU11は、経腸薬剤及び投与薬剤について、薬剤の組み合わせ、並びに該組み合わせに含まれる薬剤に係る薬剤アンプルの種類及び個数を算出する場合、特性変化情報テーブル124を照会し(ステップS1201)、特性変化‘有’である組み合わせが存在するか否かを判断する(ステップS1202)。
CPU11が、特性変化‘有’である薬剤の組み合わせが存在しないと判断した場合(ステップS1202:NO)、CPU11は、薬剤の組み合わせ、並びに該組み合わせに含まれる薬剤に係る薬剤アンプルの種類及び個数の算出から排除すべき薬剤の組み合わせがないものと判断し、処理を終了する。CPU11が、特性変化‘有’である薬剤の組み合わせが存在すると判断した場合(ステップS1202:YES)、CPU11は、特性変化‘有’である薬剤の組み合わせについて、受付けた投与するまでの時間が、記憶してある配合後の経過時間より長いか否かを判断する(ステップS1203)。
CPU11が、受付けた投与するまでの時間が、記憶してある配合後の経過時間以下であると判断した場合(ステップS1203:NO)、CPU11は、特性の変化が発生する前に経腸又は投与することができるものと判断し、処理を終了する。CPU11が、受付けた投与するまでの時間が、記憶してある配合後の経過時間より長いと判断した場合(ステップS1203:YES)、CPU11は、該薬剤の組み合わせを、経腸薬剤及び投与薬剤の組み合わせ、並びに該組み合わせに含まれる薬剤に係る薬剤アンプルの種類及び個数の算出時の薬剤組み合わせ候補から排除する(ステップS1204)。
上述した処理を実行することにより、薬剤の投与時に沈殿、混濁等の特性変化が生じているおそれのある薬剤の組み合わせを確実に排除することができ、特性の変化により生じるおそれのある有害事象を未然に防止し、薬剤投与により期待される病状回復効果を確実に奏することが可能となる。なお、上述した処理は、経腸薬剤及び投与薬剤の組み合わせ、並びに該組み合わせに含まれる薬剤に係る薬剤アンプルの種類及び個数の算出する前に限定されるものではなく、算出してから排除すべき組み合わせが存在するか否かの判断に用いても良い。
以上のように本実施の形態によれば、まず経腸剤による栄養素の供給予定を確定した上で、投与すべき薬剤の薬剤組み合わせ情報を特定することができ、必要な栄養素を充足するために最小限必要な投与する薬剤の薬剤組み合わせ情報を特定することができる。したがって、医療従事者の経験則に依らずに最適な薬剤の組み合わせ並びに該組み合わせに含まれる薬剤に係る薬剤アンプルの種類及び個数を、所定の条件に基づいて選択することができ、薬剤投与過剰、又は必要な成分の不足を未然に防止することが可能となる。
以上の実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
患者に関する情報を受け付け、
受け付けた患者に関する情報に基づいて、投与又は経腸により患者に供給すべきエネルギー量を算出し、
算出したエネルギー量から投与又は経腸により患者に与える必要成分量を成分ごとに算出し、
算出した成分ごとの必要成分量に基づいて、投与すべき薬剤の組み合わせ、並びに該組み合わせに含まれる薬剤に係る薬剤アンプルの種類及び個数からなる薬剤組み合わせ情報を特定する投与薬剤特定装置において、
算出した成分ごとの必要成分量に基づいて、投与により供給可能な成分量の上限値及び下限値を成分ごとに算出する手段と、
経腸により供給可能な成分ごとの成分量を受け付ける手段と、
受け付けた成分量に基づいて、経腸により供給可能な成分量の上限値及び下限値を成分ごとに算出する手段と、
算出した投与により供給可能な成分量の上限値が、算出した経腸により供給可能な成分量の上限値より大きい成分、又は算出した投与により供給可能な成分量の下限値が、算出した経腸により供給可能な成分量の下限値より小さい成分が存在するか否かを判断する手段と、
該手段で、存在しないと判断した場合、経腸により供給可能な成分ごとの成分量に基づいて、経腸により供給可能な薬剤組み合わせ情報を複数算出する手段と、
算出した複数の薬剤組み合わせ情報について、所定の条件に基づいて優先順位を算出し、優先順位の高い順に表示する手段と、
表示された複数の薬剤組み合わせ情報の選択を受け付ける手段と、
選択された薬剤組み合わせ情報に基づいて、投与すべき薬剤の薬剤組み合わせ情報を複数算出する手段と、
算出した投与すべき複数の薬剤組み合わせ情報について、所定の条件に基づいて優先順位を算出し、優先順位の高い順に表示する手段と、
表示された投与すべき複数の薬剤組み合わせ情報の選択を受け付ける手段と
を備えることを特徴とする投与薬剤特定装置。
(付記2)
前記患者に関する情報は、薬剤の投与を受けるまでの時間を含み、
薬剤の組み合わせ、該組み合わせに含まれる薬剤に係る薬剤アンプルの種類及び個数を算出する場合、複数の薬剤の配合後の経過時間により特性に変化が生じる薬剤であって、前記経過時間が薬剤の投与を受けるまでの時間より長い薬剤を組み合わせの対象から除外するようにしてあることを特徴とする付記1記載の投与薬剤特定装置。
(付記3)
前記条件は、薬剤アンプルの総数が少ない組み合わせを優先するものであることを特徴とする付記1又は2記載の投与薬剤特定装置。
(付記4)
前記条件は、薬剤アンプルの種類が少ない組み合わせを優先するものであることを特徴とする付記1又は2記載の投与薬剤特定装置。
(付記5)
患者に関する情報を受け付け、
受け付けた患者に関する情報に基づいて、投与又は経腸により患者に供給すべきエネルギー量を算出し、
算出したエネルギー量から投与又は経腸により患者に与える必要成分量を成分ごとに算出し、
算出した成分ごとの必要成分量に基づいて、投与すべき薬剤の組み合わせ、並びに該組み合わせに含まれる薬剤に係る薬剤アンプルの種類及び個数からなる薬剤組み合わせ情報を特定する投与薬剤特定方法において、
算出した成分ごとの必要成分量に基づいて、投与により供給可能な成分量の上限値及び下限値を成分ごとに算出し、
経腸により供給可能な成分ごとの成分量を受け付け、
受け付けた成分量に基づいて、経腸により供給可能な成分量の上限値及び下限値を成分ごとに算出し、
算出した投与により供給可能な成分量の上限値が、算出した経腸により供給可能な成分量の上限値より大きい成分、又は算出した投与により供給可能な成分量の下限値が、算出した経腸により供給可能な成分量の下限値より小さい成分が存在するか否かを判断し、
存在しないと判断した場合、経腸により供給可能な成分ごとの成分量に基づいて、経腸により供給可能な薬剤組み合わせ情報を複数算出し、
算出した複数の薬剤組み合わせ情報について、所定の条件に基づいて優先順位を算出し、優先順位の高い順に表示し、
表示された複数の薬剤組み合わせ情報の選択を受け付け、
選択された薬剤組み合わせ情報に基づいて、投与すべき薬剤の薬剤組み合わせ情報を複数算出し、
算出した投与すべき複数の薬剤組み合わせ情報について、所定の条件に基づいて優先順位を算出し、優先順位の高い順に表示し、
表示された投与すべき複数の薬剤組み合わせ情報の選択を受け付けることを特徴とする投与薬剤特定方法。
(付記6)
前記患者に関する情報は、薬剤の投与を受けるまでの時間を含み、
薬剤の組み合わせ、該組み合わせに含まれる薬剤に係る薬剤アンプルの種類及び個数を算出する場合、複数の薬剤の配合後の経過時間により特性に変化が生じる薬剤であって、前記経過時間が薬剤の投与を受けるまでの時間より長い薬剤を組み合わせの対象から除外することを特徴とする付記5記載の投与薬剤特定方法。
(付記7)
前記条件は、薬剤アンプルの総数が少ない組み合わせを優先するものであることを特徴とする付記5又は6記載の投与薬剤特定方法。
(付記8)
前記条件は、薬剤アンプルの種類が少ない組み合わせを優先するものであることを特徴とする付記5又は6記載の投与薬剤特定方法。
(付記9)
患者に関する情報を受け付け、
受け付けた患者に関する情報に基づいて、投与又は経腸により患者に供給すべきエネルギー量を算出し、
算出したエネルギー量から投与又は経腸により患者に与える必要成分量を成分ごとに算出し、
算出した成分ごとの必要成分量に基づいて、投与すべき薬剤の組み合わせ、並びに該組み合わせに含まれる薬剤に係る薬剤アンプルの種類及び個数からなる薬剤組み合わせ情報を特定するコンピュータで実行することが可能なコンピュータプログラムにおいて、
前記コンピュータを、
算出した成分ごとの必要成分量に基づいて、投与により供給可能な成分量の上限値及び下限値を成分ごとに算出する手段、
経腸により供給可能な成分ごとの成分量を受け付ける手段、
受け付けた成分量に基づいて、経腸により供給可能な成分量の上限値及び下限値を成分ごとに算出する手段、
算出した投与により供給可能な成分量の上限値が、算出した経腸により供給可能な成分量の上限値より大きい成分、又は算出した投与により供給可能な成分量の下限値が、算出した経腸により供給可能な成分量の下限値より小さい成分が存在するか否かを判断する手段、
該手段で、存在しないと判断した場合、経腸により供給可能な成分ごとの成分量に基づいて、経腸により供給可能な薬剤組み合わせ情報を複数算出する手段、
算出した複数の薬剤組み合わせ情報について、所定の条件に基づいて優先順位を算出し、優先順位の高い順に表示する手段、
表示された複数の薬剤組み合わせ情報の選択を受け付ける手段、
選択された薬剤組み合わせ情報に基づいて、投与すべき薬剤の薬剤組み合わせ情報を複数算出する手段、
算出した投与すべき複数の薬剤組み合わせ情報について、所定の条件に基づいて優先順位を算出し、優先順位の高い順に表示する手段、
表示された投与すべき複数の薬剤組み合わせ情報の選択を受け付ける手段
として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
(付記10)
前記患者に関する情報は、薬剤の投与を受けるまでの時間を含み、
薬剤の組み合わせ、該組み合わせに含まれる薬剤に係る薬剤アンプルの種類及び個数を算出する場合、複数の薬剤の配合後の経過時間により特性に変化が生じる薬剤であって、前記経過時間が薬剤の投与を受けるまでの時間より長い薬剤を組み合わせの対象から除外するようにしてあることを特徴とする付記9記載のコンピュータプログラム。
(付記11)
前記条件は、薬剤アンプルの総数が少ない組み合わせを優先するものであることを特徴とする付記9又は10記載のコンピュータプログラム。
(付記12)
前記条件は、薬剤アンプルの種類が少ない組み合わせを優先するものであることを特徴とする付記9又は10記載のコンピュータプログラム。
本発明の実施の形態に係る投与薬剤特定装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る投与薬剤特定装置のCPUの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る投与薬剤特定装置のCPUの処理手順を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る患者情報データベースに記憶されるデータのデータ項目の例示図である。 本実施の形態に係る標準範囲テーブルに記憶されるデータのデータ項目の例示図である。 本実施の形態に係る投与範囲確定テーブルに記憶されるデータのデータ項目の例示図である。 本実施の形態に係る経腸薬剤テーブルに記憶されるデータのデータ項目の例示図である。 複数の組み合わせ候補が表示装置へ表示出力された場合の表示画面の例示図である。 本実施の形態に係る投与薬剤テーブルに記憶されるデータのデータ項目の例示図である。 複数の組み合わせ候補が表示装置へ表示出力された場合の表示画面の例示図である。 本実施の形態に係る特性変化情報テーブルに記憶されるデータのデータ項目の例示図である。 本発明の実施の形態に係る投与薬剤特定装置のCPUの処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10 投与薬剤特定装置
11 CPU
12 記憶手段
13 RAM
14 通信インタフェース
15 入力装置
16 表示装置
17 補助記憶手段
18 可搬型記憶媒体
121 患者情報データベース
122 経腸薬剤テーブル
123 投与薬剤テーブル
124 特性変化情報テーブル
125 標準範囲テーブル
126 投与範囲確定テーブル
127 経腸範囲確定テーブル

Claims (5)

  1. 患者に関する情報を受け付け、
    受け付けた患者に関する情報に基づいて、輸液投与又は経腸により患者に供給すべきエネルギー量を算出し、
    算出したエネルギー量から輸液投与又は経腸により患者に与える必要成分量を成分ごとに算出し、
    算出した成分ごとの必要成分量に基づいて、輸液投与すべき薬剤の組み合わせ、並びに該組み合わせに含まれる薬剤に係る薬剤アンプルの種類及び個数からなる薬剤組み合わせ候補を特定する輸液投与薬剤特定装置において、
    算出した成分ごとの必要成分量に基づき、成分ごとに成分量の許容変動範囲を指定した標準範囲テーブルを参照して、輸液投与により供給可能な成分量の上限値及び下限値を成分ごとに算出する手段と、
    経腸により供給可能な成分ごとの成分量を経腸薬剤テーブルを参照して受け付ける手段と、
    受け付けた成分量に基づき、成分ごとに成分量の許容変動範囲を指定した標準範囲テーブルを参照して、経腸により供給可能な成分量の上限値及び下限値を成分ごとに算出する手段と、
    算出した輸液投与により供給可能な成分量の上限値が、算出した経腸により供給可能な成分量の上限値より大きい成分、又は算出した輸液投与により供給可能な成分量の下限値が、算出した経腸により供給可能な成分量の下限値より小さい成分が存在するか否かを判断する手段と、
    該手段で、存在しないと判断した場合、経腸により供給可能な成分ごとの成分量に基づいて、経腸により供給可能な薬剤組み合わせ候補を複数算出する手段と、
    算出した複数の薬剤組み合わせ候補について、所定の条件に基づいて優先順位を算出し、優先順位の高い順に表示する手段と、
    表示された複数の薬剤組み合わせ候補から一つの薬剤の組み合わせの選択を受け付ける手段と、
    選択された薬剤の組み合わせに基づいて、輸液投与すべき薬剤の組み合わせ候補を複数算出する手段と、
    算出した輸液投与すべき複数の薬剤組み合わせ候補について、所定の条件に基づいて優先順位を算出し、優先順位の高い順に表示する手段と、
    表示された輸液投与すべき複数の薬剤組み合わせ候補から一つの薬剤の組み合わせの選択を受け付ける手段と
    を備えることを特徴とする輸液投与薬剤特定装置。
  2. 前記患者に関する情報は、薬剤の輸液投与を受けるまでの時間を含み、
    薬剤の組み合わせ、該組み合わせに含まれる薬剤に係る薬剤アンプルの種類及び個数を算出する場合、複数の薬剤を配合した後に経過時間が過ぎることにより特性に変化が生じる薬剤であって、前記経過時間が薬剤の輸液投与を受けるまでの時間より長い薬剤を組み合わせの対象から除外するようにしてあることを特徴とする請求項1記載の輸液投与薬剤特定装置。
  3. 前記条件は、薬剤アンプルの総数が少ない組み合わせを優先するものであることを特徴とする請求項1又は2記載の輸液投与薬剤特定装置。
  4. 前記条件は、薬剤アンプルの種類が少ない組み合わせを優先するものであることを特徴とする請求項1又は2記載の輸液投与薬剤特定装置。
  5. 患者に関する情報を受け付け、
    受け付けた患者に関する情報に基づいて、輸液投与又は経腸により患者に供給すべきエネルギー量を算出し、
    算出したエネルギー量から輸液投与又は経腸により患者に与える必要成分量を成分ごとに算出し、
    算出した成分ごとの必要成分量に基づいて、輸液投与すべき薬剤の組み合わせ、並びに該組み合わせに含まれる薬剤に係る薬剤アンプルの種類及び個数からなる薬剤組み合わせ候補を特定するコンピュータで実行することが可能なコンピュータプログラムにおいて、
    前記コンピュータを、
    算出した成分ごとの必要成分量に基づき、成分ごとに成分量の許容変動範囲を指定した標準範囲テーブルを参照して、輸液投与により供給可能な成分量の上限値及び下限値を成分ごとに算出する手段、
    経腸により供給可能な成分ごとの成分量を経腸薬剤テーブルを参照して受け付ける手段、
    受け付けた成分量に基づき、成分ごとに成分量の許容変動範囲を指定した標準範囲テーブルを参照して、経腸により供給可能な成分量の上限値及び下限値を成分ごとに算出する手段、
    算出した輸液投与により供給可能な成分量の上限値が、算出した経腸により供給可能な成分量の上限値より大きい成分、又は算出した輸液投与により供給可能な成分量の下限値が、算出した経腸により供給可能な成分量の下限値より小さい成分が存在するか否かを判断する手段、
    該手段で、存在しないと判断した場合、経腸により供給可能な成分ごとの成分量に基づいて、経腸により供給可能な薬剤組み合わせ候補を複数算出する手段、
    算出した複数の薬剤組み合わせ候補について、所定の条件に基づいて優先順位を算出し、優先順位の高い順に表示する手段、
    表示された複数の薬剤組み合わせ候補から一つの薬剤の組み合わせの選択を受け付ける手段、
    選択された薬剤の組み合わせに基づいて、輸液投与すべき薬剤の組み合わせ候補を複数算出する手段、
    算出した輸液投与すべき複数の薬剤組み合わせ候補について、所定の条件に基づいて優先順位を算出し、優先順位の高い順に表示する手段、
    表示された輸液投与すべき複数の薬剤組み合わせ候補から一つの薬剤の組み合わせの選択を受け付ける手段
    として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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