JP4614708B2 - ソースフォロワを有する回路および半導体装置 - Google Patents

ソースフォロワを有する回路および半導体装置 Download PDF

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Description

本発明はソースフォロワに関し、さらには薄膜トランジスタを用いて形成されるソースフォロワなどの増幅器を駆動回路に備えた半導体装置に関する。
なお、本明細書中において半導体装置とは、半導体特性を利用することで機能しうる装置全般を指し、電気光学装置、半導体回路および電子機器は全て半導体装置である。
図7に、一般的なソースフォロワの回路図を示す。図7に示すソースフォロワは、トランジスタ901のゲート(G)に入力電位Vinが与えられ、ドレイン(D)に電源から電位Vdd(Vdd>Gnd(グラウンドの電位))が与えられる。またソース(S)には定電流源902が接続されており、ソースの電位が出力電位Voutとなる。
上記構成を有するソースフォロワの出力電位Voutは、以下の数式1で表される。なおVgsはゲートの電位からソースの電位を差し引いた電圧(ゲート電圧)に相当する。
Figure 0004614708
このゲート電圧Vgsの値は、ゲート電圧Vgsとドレイン電流Idの関係によって決まってくる。トランジスタ901が飽和領域で動作している場合、そのドレイン電流Idは以下の数式2で表される。なお、μを移動度、C0を単位面積あたりのゲート容量、W/Lをチャネル形成領域のチャネル幅Wとチャネル長Lの比、Vthを閾値電圧とする。
Figure 0004614708
数式2においてμ、C0、W/L、Vthは全て個々のトランジスタによって決まる固定の値である。そしてトランジスタ901のドレイン電流Idは、定電流源902によってほぼ定まる。よって閾値電圧Vthが一定の場合は、数式2から、所定の値のゲート電圧Vgsが得られることがわかる。逆に言うと、閾値電圧がばらつくとゲート電圧Vgsも連動してばらつくことになり、結果的に出力電位Voutがばらつくことがわかる。
ソースフォロワの出力を合わせる従来の方法には、出力補正回路を施したものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−73165号公報
ソースフォロワを複数有する回路を考える。ソースフォロワでは定電流を生じる回路が必要となるが、最も簡単にはトランジスタを1個用いてそのトランジスタのソース端子を電源線に繋ぎ、ゲート端子にある定電位をいれてそのトランジスタを飽和領域で動作させることによって実現される。このときの定電流Idは上述の数式2で表される。
電源線の電位が、電流が流れることによって変動するとゲート端子とソース端子間の電圧Vgsも変わってしまい、定電流の値がソースフォロワ毎にばらつく。この結果、ソースフォロワでは、入力電位が同じでも出力がばらつくことになるのは上述の通りである。
この問題を解決するための手段としては、上述の特許文献1に記載されているような出力補正回路を施すという方法がある。しかし、この場合には、信号がいくつか余分に必要である。また、補正に使うことができる時間をとれないような回路ではこの方法を用いることはできない。その他には電源線の電位が変動しないくらい電源線幅を太くしたり、膜厚を厚くして配線の抵抗を下げるという方法もあるが、面積が非常に大きくなるといった欠点がある。
本発明では、定電流源となるトランジスタのゲート端子の電位Vbをそのトランジスタのソース端子に繋がれた電源線と同じように電位変動させることによって定電流のばらつきを無くし、これによってソースフォロワの出力のばらつきを無くす。
本明細書で開示する発明の1つは、
第1のトランジスタ、及び前記第1のトランジスタのソース電極に接続された第2のトランジスタとを有するn組のソースフォロワと、
前記n組のソースフォロワの前記第2のトランジスタのそれぞれのゲート電極に電気的に接続された第1の電源線と、
前記n組のソースフォロワの前記第2のトランジスタのそれぞれのソース電極に電気的に接続された第2の電源線と、
第3の電源線と、
前記第1の電源線と前記第3の電源線の間に設けられ、且つ前記第1の電源線と前記第3の電源線に電気的に接続された定電流源と、を有し、
前記定電流源及び前記第3の電源線によって前記第1の電源線の電位を補正することで、前記n組のソースフォロワのそれぞれの出力電位を補正することを特徴とする。
また、本明細書で開示する発明の1つは、
第1のトランジスタ、及び前記第1のトランジスタのソース電極に接続された第2のトランジスタとを有するn組のソースフォロワと、
前記n組のソースフォロワの前記第2のトランジスタのそれぞれのゲート電極に電気的に接続された第1の電源線と、
前記n組のソースフォロワの前記第2のトランジスタのそれぞれのソース電極に電気的に接続された第2の電源線と、
第3の電源線と、
前記第1の電源線と前記第3の電源線の間に設けられ、且つ前記第1の電源線と前記第3の電源線に電気的に接続された抵抗と、を有し、
前記抵抗及び前記第3の電源線によって前記第1の電源線の電位を補正することで、前記n組のソースフォロワのそれぞれの出力電位を補正することを特徴とする。
なお、前記第1のトランジスタ及び前記第2のトランジスタはそれぞれ、薄膜トランジスタであってもよい。
なお、前記第1のトランジスタ及び前記第2のトランジスタはそれぞれ、同じ導電型を有していてもよい。
なお、前記第1の電源線と前記第3の電源線の間に設けられた前記定電流源は、前記ソースフォロワと同数設けられていてもよい。
なお本発明のソースフォロワを有する回路を具備する半導体装置には、液晶表示装置、有機発光素子に代表される発光素子を各画素に備えた発光装置など、半導体膜を用いた回路素子を駆動回路に有しているその他の半導体装置が含まれる。また本発明の半導体装置は上記半導体装置に限定されず、本発明の複数のソースフォロワを有する回路を用いた半導体集積回路もその範疇に含まれる。
なお、本発明では、薄膜トランジスタ以外のトランジスタを用いることが可能である。本発明において用いられるトランジスタは、単結晶シリコンを用いて形成されたトランジスタであっても良いし、SOIを用いたトランジスタであっても良いし、多結晶シリコンやアモルファスシリコンを用いた薄膜トランジスタであっても良い。また、有機半導体を用いたトランジスタであっても良いし、カーボンナノチューブを用いたトランジスタであってもよい。また本発明の発光装置の画素に設けられたトランジスタは、シングルゲート構造を有していても良いし、ダブルゲート構造やそれ以上のゲート電極を有するマルチゲート構造であっても良い。
本発明は上記構成によって、ソースフォロワに接続された電源線の変動の影響によりソースフォロワの出力電位がばらつくのを防ぐことができる。この方法は、補正回路を用いる場合の様に新たに信号線を設ける必要が無く簡単である。また補正回路を用いる場合のように補正のための時間は必要ないため、常に出力をしなければいけないような回路にも適用することが可能である。
本発明の実施形態について、以下に説明する。ただし、本発明は以下の説明に限定されず、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。従って、本発明は以下に示す実施の形態の記述内容に限定して解釈されるものではない。
(実施の形態1)
図1の様な回路が本発明の複数のソースフォロワを有する回路の一形態に相当する回路図として挙げられる。
電源線Vbhを用意し、Vbとの間に適当な定電流源を用意する。定電流源は、抵抗でもかまわない。この定電流源に流れる電流をうまく設定し、Vbの電位変動を電源線のそれに合わせる。
図1では、Nチャネル型のトランジスタ101、102で構成された2個のソースフォロワが並んでいる。
図1に示されるようにn番目のソースフォロワに流れる電流をis(n)、高電位電源線の電位をVDD(n)、低電位電源線の電位をVSS(n)、定電流値を規定するための電源線の電位をVb(n)、本発明のために新たに加えられた電源線の電位をVbh(n)、nとn+1番目のソースフォロワ間のVDDの抵抗をRu(n)、VSSの抵抗をRd(n)、Vbの抵抗をrb(n)、Vbhの抵抗をrh(n)、Vb(n)とVbh(n)の間に設けられた定電流源に流れる電流をim(n)とする。また、Ru(n)に流れる電流をiu(n)、Rd(n)に流れる電流をid(n)、rb(n)に流れる電流をib(n)、rh(n)に流れる電流をih(n)とする。
このとき、n番目のソースフォロワに流れる電流は、Vb(n)がゲート端子に入力されているトランジスタのゲートソース間電圧Vgs(n)で決まり、数式3で書ける。
Figure 0004614708
このとき、Vgs(n+1)は、Vgs(n+1)=Vb(n+1)−VSS(n+1)でキルヒホッフの法則を用いてこの式を書きかえると数式4と書ける。
Figure 0004614708
Vgs(n+1)=Vgs(n)であるためには、数式5をみたさなければならない。
Figure 0004614708
数式5を満たすようにrb(n)とib(n)の値を決めれば、すべてのソースフォロワVgsは一定となる。
本発明は上記構成によって、電源線の電位変動の影響によりソースフォロワの出力電位がばらつくのを防ぐことができる。
そして、該複数のソースフォロワを有する回路を信号線駆動回路の出力側に設けることで、半導体装置の表示部に輝度むらが視認されてしまうのを防ぐことができる。
なお、図1では、Nチャネル型のトランジスタを用いたソースフォロワを用いているがPチャネル型のトランジスタを用いたソースフォロワの場合も同様である。
なお本発明のソースフォロワを有する回路を具備する半導体装置には、液晶表示装置、有機発光素子に代表される発光素子を各画素に備えた発光装置、DMD(Digital Micromirror Device)、PDP(Plasma Display Panel)、FED(Field Emission Display)等や、半導体膜を用いた回路素子を駆動回路に有しているその他の半導体装置が含まれる。また本発明の半導体装置は上記半導体装置に限定されず、本発明の複数のソースフォロワを有する回路を用いた半導体集積回路もその範疇に含まれる。
(実施の形態2)
図2では、Nチャネル型のトランジスタ201、202で構成された2n個のソースフォロワが並んでいてソースフォロワの電源線は両端のみから入力されている。
すべてのトランジスタのサイズを同じだとし、ソースフォロワ間を結ぶ電源線などの抵抗値も同じであるとする。
図2に示されるように高電位電源線の電位をVDD、低電位電源線の電位をVSS、定電流値を規定するための電源線をVb、本発明のために新たに加えられた電源線をVbh、ソースフォロワ間のVDDの抵抗をRu、VSSの抵抗をRd、Vbの抵抗をrb、Vbhの抵抗をrh、各ソースフォロワ毎にVbとVbhの間に設けられた抵抗をrmとする。rmは定電流源であるのが理想的であるが、抵抗を用いることとする。
このとき、1個のソースフォロワに流れる電流は、Vbがゲート端子に入力されているトランジスタのゲートソース間電圧Vgsで決まり、これをicとすると中央付近では、VDDは、n(n−1)×Ru×ic/2だけ電圧降下し、VSSはn(n−1)×Rd×ic/2だけ電圧が上昇する。
ソースフォロワはVDDの電位が変動しても出力は、ソースフォロワを構成するトランジスタが飽和領域で動作していればほとんど変わらないのでVDDの変動は無視できる。
Vbがすべての位置で一定であるとすると中央と両端とでVgsが異なることになるので例えば、入力VINk(k=1,2,,,n)がすべて同じであったとしても出力は中央と両端で変わってしまう。
この様子を図3に示す。VSSが電圧上昇することにより、入力VINk(k=1,2,,,n)がすべて同じであったとしても中央の方が両端よりも出力電位が高くなる。
n番目の抵抗rmに流れる電流をimnとする。抵抗rmの代わりに定電流源を配置するとimnはnによらず一定となる。またVbhとVbとの電位差をVb及びVbhの電位変動よりも十分大きくとればimnも一定とみなして構わない。この一定値をimとする。
このとき中央付近では、Vbはn(nー1)×rb×im/2だけ電位上昇し、Vbhはn(nー1)×rh×im/2だけ電位降下する。rhを十分小さくしておけばVbhの電位降下は無視することができる。
ここで rb×im= Rd×icとなるようにrbとimを調節する。
このようにすると図3の一点鎖線で表されたようにVbがVSSと同じ様な電位分布をするためにそれぞれのソースフォロワのVgsが一定になるので結果として入力VINk(k=1,2,,,n)がすべて同じであった場合には出力は一定となる。
なお図2の例では、電源線は複数のソースフォロワの両端から入力されていたが、そうでなくともVSSとVbの電位変動を合わせることは可能である。
なお図2の例では、ソースフォロワ間の電源線の抵抗及びソースフォロワに流れる電流は同じとしていたが、そうでなくともVSSとVbの電位変動を合わせることは可能である。
なお図2の例では、補正のための電流源または抵抗をソースフォロワと同じ数だけ入れていたが、違う数でも構わない。その場合でもVSSとVbの電位変動を近似的に合わせることは可能である。
なお、図2の例では、Nチャネル型のトランジスタを用いたソースフォロワを用いているがPチャネル型のトランジスタを用いたソースフォロワの場合も同様である。
以上の構成でなる本発明について、以下に示す実施例でもってさらに詳細な説明を行うこととする。
本実施例では、図2に示した複数の本発明のソースフォロワを駆動回路に備えた半導体装置の構成について説明する。図4に本実施例の半導体装置のブロック図を示す。図4に示す半導体装置は、表示素子を備えた画素を複数有する画素部411と、各画素を選択する走査線駆動回路412と、選択された画素へのビデオ信号の入力を制御する信号線駆動回路413とを有する。図4に示す半導体装置の信号線駆動回路413は、本発明のソースフォロワ回路を有する構成とすることによって、ソースフォロワのばらつきをなくし、画素部411の輝度むらが視認されてしまうのを防ぐことができる。
図4において信号線駆動回路413は、シフトレジスタ414、アナログラッチA415、アナログラッチB416、ソースフォロワ417を有している。
シフトレジスタ414には、クロック信号(CLK)、スタートパルス信号(SP)が入力されている。クロック信号(CLK)とスタートパルス信号(SP)が入力されると、シフトレジスタ414においてタイミング信号が生成され、一段目のアナログラッチA415に順に入力される。アナログラッチA415にタイミング信号が入力されると、該タイミング信号に同期して、ビデオ信号が順にアナログラッチA415に書き込まれ、保持される。なお、本実施例ではアナログラッチA415に順にビデオ信号を書き込んでいるが、本発明はこの構成に限定されない。複数のステージのアナログラッチA415をいくつかのグループに分け、各グループごとに並行してビデオ信号を入力する、いわゆる分割駆動を行っても良い。なおこのときのグループの数を分割数と呼ぶ。例えば4つのステージごとにラッチをグループに分けた場合、4分割で分割駆動すると言う。
アナログラッチA415の全てのステージのラッチへの、ビデオ信号の書き込みが一通り終了するまでの時間を、ライン期間と呼ぶ。実際には、上記ライン期間に水平帰線期間が加えられた期間をライン期間に含むことがある。
1ライン期間が終了すると、2段目のアナログラッチB416にラッチ信号(Latch Signal)が供給され、該ラッチ信号に同期してアナログラッチA415に保持されているビデオ信号が、アナログラッチB416に一斉に書き込まれ、保持される。ビデオ信号をアナログラッチB416に送出し終えたアナログラッチA415には、再びシフトレジスタ414からのタイミング信号に同期して、次のビデオ信号の書き込みが順次行われる。この2順目の1ライン期間中には、アナログラッチB416に書き込まれ、保持されているビデオ信号が、ソースフォロワ417に入力電位Vinとして入力される。
ソースフォロワ417は、図1に示したものと同じ構成を有しており、容量素子422に保持されているビデオ信号の電位が、入力電位Vinとしてソースフォロワ417に与えられ、ソースフォロワ417の出力電位がばらつくのを防ぐことができる。なおソースフォロワ417と信号線との間にスイッチング素子を設け、出力期間以外の書き込み期間や保持期間において、出力電位が信号線に与えられるのを防ぐようにしても良い。
図4に示した信号線駆動回路を有する半導体装置の場合、例えば、画素が表示を行う期間と出力期間を重ね、水平帰線期間または垂直帰線期間内に書き込み期間または保持期間を設けることができる。また、信号線に接続された画素へのビデオ信号の入力を行なう期間以外であるならば、必要に応じて帰線期間以外の期間に書き込み期間と保持期間を設けることも可能である。
なお、シフトレジスタ414、416の代わりに、例えばデコーダ回路のような信号線の選択ができる別の回路を用いても良い。
図5に、本発明のソースフォロワを駆動回路に備えた半導体装置の1つである発光装置の外観図を示す。半導体装置は、表示素子の駆動を制御するトランジスタが各画素に形成され、なおかつ表示素子を形成する前の一形態に相当する素子基板と、素子基板に表示素子が形成された形態に相当するパネルと、該パネルにコントローラ、電源回路等を含むICが実装された形態にあるモジュールなど、本発明を用いたことが立証可能なあらゆる形態が含まれる。本実施例ではモジュールの状態にある発光装置の、具体的な構成の一例について説明する。
図5に、コントローラ801及び電源回路802がパネル800に実装されたモジュールの外観図を示す。パネル800には、発光素子が各画素に設けられた画素部803と、前記画素部803が有する画素を選択する走査線駆動回路804と、選択された画素にビデオ信号を供給する信号線駆動回路805とが設けられている。この信号線駆動回路805は、実施例1と同様に本発明のソースフォロワ回路を有しており、ソースフォロワのばらつきをなくし、輝度むらが視認されてしまうのを防ぐことができる。
またプリント基板806にはコントローラ801、電源回路802が設けられており、コントローラ801または電源回路802から出力された各種信号及び電源電圧は、FPC807を介してパネル800の画素部803、走査線駆動回路804、信号線駆動回路805に供給される。複数のソースフォロワの駆動を制御する信号やビデオ信号も、コントローラ801から信号線駆動回路805に供給される。プリント基板806への電源電圧及び各種信号は、複数の入力端子が配置されたインターフェース(I/F)部808を介して供給される。
なお、本実施例ではパネル800にプリント基板806がFPCを用いて実装されているが、必ずしもこの構成に限定されない。COG(Chip on Glass)方式を用い、コントローラ801、電源回路802をパネル800に直接実装させるようにしても良い。コントローラ801や電源回路802を、パネル800内に一体形成しても良い。また、プリント基板806において、引きまわしの配線間に形成される容量や配線自体が有する抵抗等によって、電源電圧や信号にノイズがのったり、信号の立ち上がりが鈍ったりすることがある。そこで、プリント基板806にコンデンサ、バッファ等の各種素子を設けて、電源電圧や信号にノイズがのったり、信号の立ち上がりが鈍ったりするのを防ぐようにしても良い。
本発明のソースフォロワを有する回路を具備する半導体装置は、様々な電子機器に用いることができる。本発明のソースフォロワを有する回路を具備する半導体装置を用いた電子機器として、ビデオカメラ、デジタルカメラ、ゴーグル型ディスプレイ(ヘッドマウントディスプレイ)、ナビゲーションシステム、音響再生装置(カーオーディオ、オーディオコンポ等)、ノート型パーソナルコンピュータ、ゲーム機器、携帯情報端末(モバイルコンピュータ、携帯電話、携帯型ゲーム機または電子書籍等)、記録媒体を備えた画像再生装置(具体的にはDVD:Digital Versatile Disc)等の記録媒体を再生し、その画像を表示しうるディスプレイを備えた装置)などが挙げられる。それら電子機器の具体例を図6に示す。
図6(A)は表示装置であり、筐体2001、表示部2002等を含む。本発明のソースフォロワを有する回路を具備する半導体装置を表示部2002またはその他信号処理回路に用いることができる。なお、表示装置は、パソコン用、TV放送受信用、広告表示用などの全ての情報表示用表示装置が含まれる。よって、ソースフォロワの出力のばらつきを無くすことができ、表示部2002の輝度むらが視認されてしまうのを防ぐことができる。
図6(B)はデジタルスチルカメラであり、本体2101、表示部2102、受像部2103、操作キー2104、外部接続ポート2105、シャッター2106等を含む。本発明のソースフォロワを有する回路を具備する半導体装置を表示部2102またはその他信号処理回路に用いることができる。よって、ソースフォロワの出力のばらつきを無くすことができ、表示部2102の輝度むらが視認されてしまうのを防ぐことができる。
図6(C)はノート型パーソナルコンピュータであり、本体2201、筐体2202、表示部2203、キーボード2204、外部接続ポート2205、ポインティングマウス2206等を含む。本発明のソースフォロワを有する回路を具備する半導体装置を表示部2203またはその他信号処理回路に用いることができる。よって、ソースフォロワの出力のばらつきを無くすことができ、表示部2203の輝度むらが視認されてしまうのを防ぐことができる。
図6(D)はモバイルコンピュータであり、本体2301、表示部2302、スイッチ2303、操作キー2304、赤外線ポート2305等を含む。本発明のソースフォロワを有する回路を具備する半導体装置を表示部2302またはその他信号処理回路に用いることができる。よって、ソースフォロワの出力のばらつきを無くすことができ、表示部2302の輝度むらが視認されてしまうのを防ぐことができる。
図6(E)は記録媒体を備えた携帯型の画像再生装置(具体的にはDVD再生装置)であり、本体2401、筐体2402、表示部A2403、表示部B2404、記録媒体(DVD等)読み込み部2405、操作キー2406、スピーカー部2407等を含む。表示部A2403は主として画像情報を表示し、表示部B2404は主として文字情報を表示する。なお、記録媒体を備えた画像再生装置には家庭用ゲーム機器なども含まれる。本発明のソースフォロワを有する回路を具備する半導体装置を表示部A2403、B2404またはその他信号処理回路に用いることができる。よって、ソースフォロワの出力のばらつきを無くすことができ、表示部A2403、B2404の輝度むらが視認されてしまうのを防ぐことができる。
図6(F)はゴーグル型ディスプレイ(ヘッドマウントディスプレイ)であり、本体2501、表示部2502、アーム部2503を含む。本発明のソースフォロワを有する回路を具備する半導体装置を表示部2502またはその他信号処理回路に用いることができる。よって、ソースフォロワの出力のばらつきを無くすことができ、表示部2502の輝度むらが視認されてしまうのを防ぐことができる。
図6(G)はビデオカメラであり、本体2601、表示部2602、筐体2603、外部接続ポート2604、リモコン受信部2605、受像部2606、バッテリー2607、音声入力部2608、操作キー2609等を含む。本発明のソースフォロワを有する回路を具備する半導体装置を表示部2602またはその他信号処理回路に用いることができる。よって、ソースフォロワの出力のばらつきを無くすことができ、表示部2602の輝度むらが視認されてしまうのを防ぐことができる。
ここで図6(H)は携帯電話であり、本体2701、筐体2702、表示部2703、音声入力部2704、音声出力部2705、操作キー2706、外部接続ポート2707、アンテナ2708等を含む。なお、表示部2703は黒色の背景に白色の文字を表示することで携帯電話の消費電流を抑えることができる。本発明のソースフォロワを有する回路を具備する半導体装置を表示部2703またはその他信号処理回路に用いることができる。よって、ソースフォロワの出力のばらつきを無くすことができ、表示部2703の輝度むらが視認されてしまうのを防ぐことができる。
以上の様に、本発明の適用範囲は極めて広く、あらゆる分野の電子機器に用いることが可能である。
電源線幅を縮小することができ、ドライバのサイズを小さくすることができるため、高集積化した高性能な半導体装置を実現することができる。また、本発明のソースフォロワを有する回路を具備する半導体装置は、定電流源となるトランジスタの定電流のばらつきを無くし、これによってソースフォロワの出力のばらつきを無くすことができ、輝度むらが視認されてしまうのを防ぐことができる。
本発明の複数のソースフォロワを有する回路図である。 本発明の複数のソースフォロワを有する回路の一例を示す図である。 複数のソースフォロワを有する回路の例において各電源の電位の分布を示す図である。 本発明のソースフォロワを用いた半導体装置のブロック図を示す図である。 本発明の半導体装置の外観を示す図である。 本発明を用いた電子機器を示す図である。 一般的なソースフォロワの回路図である。
符号の説明
101 トランジスタ
102 トランジスタ
201 トランジスタ
202 トランジスタ
411 画素部
412 走査線駆動回路
413 信号線駆動回路
414 シフトレジスタ
415 アナログラッチA
416 アナログラッチB
417 ソースフォロワ
800 パネル
801 コントローラ
802 電源回路
803 画素部
804 走査線駆動回路
805 信号線駆動回路
806 プリント基板
807 FPC
808 I/F
2001 筐体
2002 表示部
2101 本体
2102 表示部
2103 受像部
2104 操作キー
2105 外部接続ポート
2106 シャッター
2201 本体
2202 筐体
2203 表示部
2204 キーボード
2205 外部接続ポート
2206 ポインティングマウス
2301 本体
2302 表示部
2303 スイッチ
2304 操作キー
2305 赤外線ポート
2401 本体
2402 筐体
2403 表示部A
2404 表示部B
2405 記録媒体読み込み部
2406 操作キー
2407 スピーカー部
2404 表示部B
2501 本体
2502 表示部
2503 アーム部
2601 本体
2602 表示部
2603 筐体
2604 外部接続ポート
2605 リモコン受信部
2606 受像部
2607 バッテリー
2608 音声入力部
2609 操作キー
2701 本体
2702 筐体
2703 表示部
2704 音声入力部
2705 音声出力部
2706 操作キー
2707 外部接続ポート
2708 アンテナ
901 トランジスタ
902 定電流源

Claims (5)

  1. 第1のトランジスタ及び第2のトランジスタを有するソースフォロワを複数有する回路であって、
    前記第1のトランジスタのソース電極は前記第2のトランジスタのドレイン電極に電気的に接続され、
    前記第2のトランジスタのゲート電極に電気的に接続された第1の電源線と、
    前記第2のトランジスタのソース電極に電気的に接続された第2の電源線と、
    定電流源を介して前記第1の電源線と電気的に接続された第3の電源線と、を有し、
    前記複数のソースフォロワのうち、n(nは自然数)番目とn+1番目のソースフォロワ間の前記第2の電源線の抵抗をRd(n)、n番目とn+1番目のソースフォロワ間の前記第1の電源線の抵抗をrb(n)、前記抵抗Rd(n)に流れる電流をid(n)、前記抵抗rb(n)に流れる電流をib(n)としたとき、
    Rd(n)×id(n)=rb(n)×ib(n)を満たし、
    前記第1の電源線と前記第3の電源線の間に設けられた前記定電流源は、前記複数のソースフォロワにおいて各ソースフォロワに一つずつ設けられていることを特徴とするソースフォロワを有する回路。
  2. 第1のトランジスタ及び第2のトランジスタを有するソースフォロワを複数有する回路であって、
    前記第1のトランジスタのソース電極は前記第2のトランジスタのドレイン電極に電気的に接続され、
    前記第2のトランジスタのゲート電極に電気的に接続された第1の電源線と、
    前記第2のトランジスタのソース電極に電気的に接続された第2の電源線と、
    抵抗を介して前記第1の電源線と電気的に接続された第3の電源線と、を有し、
    前記複数のソースフォロワのうち、n(nは自然数)番目とn+1番目のソースフォロワ間の前記第2の電源線の抵抗をRd、n番目とn+1番目のソースフォロワ間の前記第1の電源線の抵抗をrb、n番目のソースフォロワに流れる電流をic、前記第1の電源線と前記第3の電源線の間に設けられた前記抵抗に流れる電流をimとしたとき、
    rb×im=Rd×icを満たし、
    前記第1の電源線と前記第3の電源線の間に設けられた前記抵抗は、前記複数のソースフォロワにおいて各ソースフォロワに一つずつ設けられていることを特徴とするソースフォロワを有する回路。
  3. 請求項1または請求項において、
    前記第1のトランジスタ及び前記第2のトランジスタはそれぞれ、薄膜トランジスタであることを特徴とするソースフォロワを有する回路。
  4. 請求項1乃至請求項のいずれか一において、
    前記第1のトランジスタ及び前記第2のトランジスタのそれぞれの導電型は同じであることを特徴とするソースフォロワを有する回路。
  5. 画素部と、信号線駆動回路と、走査線駆動回路と、を有し、
    前記信号線駆動回路は、請求項1乃至請求項のいずれか一の前記ソースフォロワを有する回路を具備することを特徴とする半導体装置。
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