JP4613004B2 - 入力素子に設けられる入力操作アッセンブリ - Google Patents

入力素子に設けられる入力操作アッセンブリ Download PDF

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Description

本発明は、操作端が素子本体に対して直立している中立状態と、この中立状態から押し込まれた押下状態と、中立状態から複数の方向に倒れた傾倒状態とに変位可能な入力素子に、設けられる入力操作アッセンブリ、及びこれを備えている入力装置に関する。
従来の入力装置としては、例えば、以下の特許文献1,2に記載されているものがある。
特許文献1,2に記載されている入力装置は、いずれも、オン/オフスイッチ素子と、このスイッチ素子の操作端を動作させる操作ボタンと、を備えているものである。この入力装置では、スイッチ素子の操作端が必要以上の力で押下されるのを防ぐために、操作ボタンの移動量を規制するストッパが設けられている。
また、操作部材が複数の方向に倒される入力装置としては、例えば、特許文献3に記載されているジョイスティック型入力装置がある。
この入力装置は、ベースプレートと、操作部材である操作レバーと、操作レバーを傾倒可能に支持する玉軸受と、操作レバーの各方向への傾倒を検知する複数のセンサ素子と、を備えている。玉軸受は、ベースプレートに固定されており、このベースプレートに、操作レバーが必要以上に倒されるのを防ぐストッパが設けられている。
以上の入力装置は、いずれも、操作部材の移動量を規制するストッパを設けることで、操作部材の移動を検知する素子にかかる荷重等を制限し、この素子を保護している。
特開平9−63399号公報 図1
特開2001−6484号公報 図1 特開平5−134804号公報 図1
入力装置としては、以上の他、操作部材が直立している中立状態と、この中立状態から押し込まれた押下状態と、中立状態から複数の方向に倒れた傾倒状態とに、変位させるものがある。このような入力装置では、押下状態を検知する素子と、傾倒状態を検知する素子とを別個に設けているものが多い。しかしながら、このような入力装置は、複数の素子が必要である関係上、大型化してしまうので、近年では、1つの素子で押下状態及び傾倒状態を検知するものも考えられている。
そこで、本発明は、1つの素子で押下状態及び傾倒状態を検知するもので、この素子にかかる荷重等を制限して、この素子を保護することができる入力操作アッセンブリ、及びこれを備えている入力装置を提供することを目的とする。
前記問題点を解決するための入力操作アッセンブリに係る発明は、
素子本体と該素子本体から突出した操作端とを有し、該操作端が該素子本体に対して直立している中立状態と、該中立状態から該素子本体側に押し込まれた押下状態と、該中立状態から該素子本体に対して複数の方向に倒れた傾倒状態とに変位可能な入力素子に、設けられる入力操作アッセンブリにおいて、
第1及び第2当接面を有し、前記入力素子の操作端に取り付けられる操作部材と、
前記操作部材に対して、前記中立状態から前記押下状態の方向(以下、押下方向とする)の荷重が作用したとき、前記操作部材の前記第1当接面と接触することで、該操作部材が該中立状態から該押下方向へ予め定められた規定移動量以上変位するのを規制する第1ストッパと、
前記操作部材に対して、前記押下方向に垂直な横方向の荷重が作用したときに、前記操作部材の前記第2当接面に接触することで、該操作部材が前記中立状態から前記傾倒状態の方向へ予め定められた規定角度以上変位するのを規制する第2ストッパと、
を備え、
前記第2当接面は、前記入力素子の操作端からの距離が前記第1当接面よりも遠くに位置し、
前記第2ストッパは、前記入力素子の操作端からの距離が前記第1ストッパよりも遠くに位置し、且つ、前記押下方向と前記横方向の間の斜め方向の荷重が作用したときに、前記操作部材が前記操作端と共に該押下方向に移動しつつ傾倒して、前記第1当接面と前記第1ストッパとが接触している状態で、前記第2当接面と接触し得るよう、該第1ストッパ側に広がっている、ことを特徴とするものである。
ここで、以上の入力操作アッセンブリは、
前記第1ストッパと第2ストッパとの間に位置する第3ストッパを備え、
前記操作部材は、前記第1当接面と前記第2当接面との間に位置し、前記第3ストッパと接触し得る第3当接面を有し、
前記第3ストッパは、前記第1ストッパと前記第1当接面とが接触し且つ前記第2ストッパと前記第2当接面とが接触しているときに、前記第3当接面と接触する、ものであってもよい。
また、以上の入力操作アッセンブリは、
前記第1ストッパ及び前記第1当接面と、前記第2ストッパ及び前記第2当接面とは、前記操作端を中心として、環状に広がっている、ものであることが好ましい。
さらに、以上の入力操作アッセンブリは、
前記入力素子の操作端に固定され、前記操作部材を前記押下方向に相対移動可能に直接又は間接的に支持するガイド部材と、
前記操作部材が前記ガイド部材に対して前記押下方向に移動すると、該操作部材の移動量に応じた弾性力を発して、該ガイド部材を該押下方向に押す弾性部材と、
を備え、
前記操作部材の前記押下方向への前記予め定められた規定移動量は、前記操作端の前記押下方向への予め定められている規定移動量よりも僅かに大きい、ものであってもよい。
また、前記目的を達成するための入力装置は、
以上の入力操作アッセンブリと、前記入力素子とを備えていることを特徴とするものである。
本発明によれば、操作部材が、押下方向の荷重に対して第1ストッパで受けられ、横方向の荷重に対して第2ストッパで受けられ、極めて大きな荷重になる可能性がある斜め方向の荷重に対して第1及び第2ストッパで受けられるので、あらゆる方向からの荷重から入力素子を保護することができる。
以下、本発明に係る入力装置の一実施形態について、図面を用いて説明する。
本実施形態の入力装置は、図1に示すように、入力素子1と、この入力素子1が搭載される基板4と、入力操作アッセンブリ10と、を備えている。この入力装置は、例えば、車両内に配置される情報提供装置、例えば、カーナビゲーション装置の入力手段として利用され、2つの前席の間等に配置される。このため、このような利用形態が予想される入力装置では、急ブレーキで荷物等が崩れたときや、子供の悪戯等で予期せぬ荷重がかかることがある。そこで、本実施形態は、このような予期せぬ荷重から入力素子1を保護することを目的としている。
本実施形態の入力素子1は、素子本体3と、この素子本体3から突出している操作端2とを有している。この入力素子1の操作端2は、素子本体3に対して直立している中立状態(図1に示す状態)と、中立状態から素子本体側に押し込まれた押下状態(図2に示す状態)と、中立状態から素子本体3に対して複数の方向に倒れた傾倒状態(図3に示す状態)とに変位可能である。操作端2は、図5に示すように、中立状態から8方向に倒すことができる。すなわち、操作端2は、傾倒状態として8つの形態が可能である。
入力操作アッセンブリ10は、入力素子1の操作端2に固定されるガイド部材30と、ガイド部材30に対して相対移動可能に設けられるノブ受け部材40と、操作者が操作する操作ノブ(操作部材)20と、ノブ受け部材40とガイド部材30との間に配されるスプリング50と、操作ノブ20の移動量を規制するための各種ストッパ11,12,13が形成されている基板カバー15とを有して構成されている。
ガイド部材30は、円柱状のガイド本体31と、ガイド本体31の一方の端部に形成されているフランジ部32とを有している。このガイド部材30の一方の端部には、入力素子1の操作端2が挿入される操作端嵌入穴33が形成され、ガイド部材30の他方の端部には、ネジ穴34が形成されている。ノブ受け部材40は、ガイド部材30のガイド本体31の外周に内周面が摺接する円筒状のノブ受け本体41と、円筒状のノブ受け本体41の一方の端部に形成されているフランジ部42とを有している。
ガイド部材30は、その操作端嵌入穴33に入力素子1の操作端2が嵌入されることで、操作端2に対して固定される。ノブ受け部材40のノブ受け本体41には、ガイド部材30のガイド本体31が摺動可能に挿入される。ガイド部材30のネジ穴34には、ノブ受け部材40がガイド部材30から抜けるのを防止するために、抜け止めネジ51が捩じ込まれる。ガイド部材30のフランジ部32とノブ受け部材40のフランジ部42との間には、コイルスプリング(弾性部材)50が配置される。
操作ノブ20には、第1、第2、第3当接面21,22,23が形成されている。各当接面21,22,23は、操作ノブ20の中心軸を中心として、内側から第1当接面21、第3当接面23、第2当接面22の順で、それぞれ環状に形成されている(図5に示す)。この操作ノブ20は、入力素子1の操作端2の延長線上に、自身の中心軸が存在するように、ノブ受け部材40に固定される。すなわち、この操作ノブ20は、操作端2に固定されるガイド部材30、このガイド部材30に摺動可能なノブ受け部材40を介して、操作端2に取り付けられる。
基板カバー15には、入力素子1の操作端2を基板カバー15から露出させるための入力素子用孔14が形成されていると共に、この入力素子用孔14の回りに、内側から順に、操作ノブ20の第1当接面21が接触する第1ストッパ11、第3当接面23が接触する第3ストッパ13、第2当接面22が接触する第2ストッパ12が同心円状に形成されている(図5に示す)。
次に、本実施形態の入力装置の動作について説明する。
まず、入力素子1の操作端2が、図1に示す中立状態から、図2に示す押下状態に変位する際の動作について説明する。
図1及び図6(a)に示すように、入力素子1の操作端2が中立状態の際には、操作ノブ20の第1当接面21と第1ストッパ11とは、距離(d+α)離れており、コイルスプリング50は、最も伸びた状態で、その長さはmである。なお、ここでは、入力素子1の操作端2が中立状態から押下状態へ移動する際の移動距離、つまり規定ストロークはdで、素子本体3は、操作端2が中立状態から素子本体側へ距離d移動する直前で押下状態を検知するものとする。
操作者が、操作ノブ20を中立状態から押下状態の方向(以下、押下方向Aとする)へ押すと、操作ノブ20と共に、この操作ノブ20に固定されているノブ受け部材40、このノブ受け部材40のフランジ部42に押されるコイルスプリング50、コイルスプリング50に押されるガイド部材30、このガイド部材30が固定されている入力素子1の操作端2が、それぞれ押下方向Aに移動する。
入力素子1の操作端2は、距離d移動すると、この距離dが操作端2の規定ストークであるため、この位置からさらに押下方向Aに移動できなくなる。この状態から、操作者がさらに操作ノブ20を押下方向Aへ押すと、入力素子1の操作端2及びガイド部材30は、その位置に留まる一方で、コイルスプリング50が縮んで、操作ノブ20及びノブ受け部材40が押下方向Aに移動する。そして、図2及び図6(b)に示すように、操作ノブ20の第1当接面21が第1ストッパ11に接触し、この時点で、これ以上、操作者が押下方向Aに操作ノブ20を押しても移動できなくなる。なお、このとき、コイルスプリングの長さは(m−α)になり、また、図2に示すように、第2当接面22と第2ストッパ12、及び第3当接面23と第3ストッパ13は、いずれも接触しない。
以上のように、本実施形態では、押下方向Aの荷重が作用した場合、操作ノブ20が第1ストッパ11で受けられるので、操作者が必要以上に強く操作ノブ20を押しても、入力素子1の操作端2には、コイルスプリング50の弾性力分しかかず、押下方向Aの必要以上の荷重に対して、入力素子1を保護することができる。
ところで、本実施形態のように、操作端2の規定ストロークがdであり、操作端2が中立状態から素子本体側へ距離d移動する直前で、素子本体3により押下状態が検知される場合、中立状態での第1当接面21と第1ストッパ11との間の距離がdであれば、基本的に問題はない。しかしながら、入力装置の組立誤差や、入力装置を構成する各部品の寸法誤差等により、中立状態での第1当接面21と第1ストッパ11との間の距離を正確にdにすることは極めて難しいため、仮に、操作ノブ20と操作端2とが直結されており、しかも、中立状態での第1当接面21と第1ストッパ11との間の距離がdより僅かに長くなってしまった場合には、操作端2を規定ストローク以上に移動させてしまう可能性があり、逆に、中立状態での第1当接面21と第1ストッパ11との間の距離がdより僅かに短くなってしまった場合には、第1ストッパ11に接触させるまで操作ノブ20を移動させても、素子本体3で押下状態を検知できない可能性がある。
そこで、本実施形態では、押下方向Aにおける操作ノブ20の移動量、つまり、中立状態での第1当接面21と第1ストッパ11との間の距離を、操作端2の規定ストロークdより長い、(d+α)にして、+α分をコイルスプリング50で吸収することで、入力装置の組立誤差や各部品の寸法誤差があっても、操作端2を規定ストローク以上に移動させることなく、しかも、確実に押下状態を検知できるようにしている。すなわち、本実施形態では、押下状態に近い状態になると、操作ノブ20にかかる荷重に関係なく、コイルスプリング50の弾性力のみで操作端2を押すようにすることで、以上の不具合を解決している。
次に、入力素子1の操作端2が、図1に示す中立状態から、図3に示す傾倒状態に変位する際の動作について説明する。
操作者が、操作ノブ20を中立状態から押下方向Aに対して垂直な方向(以下、横方向Bとする)へ押すと、操作ノブ20と共に、ノブ受け部材40、ガイド部材30、入力素子1の操作端2が、それぞれ、操作端2の基部を中心として揺動する。そして、操作端2の傾倒状態が素子本体3に検知された後、図3に示すように、操作ノブ20の最外周に形成されている第2当接面22が第2ストッパ12と接触した時点で、操作ノブ20及び操作端2等は、これ以上揺動できなくなる。なお、このとき、環状の第2当接面22の全面のうち一部のみが第2ストッパ12と接触しており、第1当接面21と第1ストッパ11、及び第3当接面23と第3ストッパ13は、いずれも接触していない。また、本実施形態の入力素子1は、操作端2の傾倒状態が素子本体3に検知されてからの揺動ストロークが、操作端2の押下状態が素子本体3に検知されてからの押下ストロークよりも大きいため、この揺動動作に関しては、入力装置の組立誤差等を吸収するためにスプリング等を設けていない。
以上のように、本実施形態では、横方向Bの荷重に関しては、操作ノブ20が第2ストッパ12で受けられるので、横方向Bの必要以上の荷重に対して、入力素子1を保護することができる。
ところで、子供が誤って、入力装置に触れてしまうときなど、予期し得ない荷重が入力装置にかかる場合、その荷重は、押下方向Aの成分のみ又は横方向Bの成分のみの荷重であることは稀で、多くの場合、押下方向Aの成分と横方向Bの成分を含む荷重である。つまり、突発的で且つ予期し得ない荷重のほとんどが、斜め方向Cの荷重で、しかも、予め想定されている押下方向Aや横方向Bの荷重よりも大きい荷重である可能性が高い。
そこで、次に、図1に示す中立状態のとき、斜め方向Cの荷重が操作ノブ20にかかった際の動作について、図4を用いて説明する。
斜め方向Cの荷重が操作ノブ20にかかった場合、操作ノブ20の動作は、以上で説明した押下方向Aのみの荷重がかかったときの動作と、横方向Bのみの荷重がかかったときの動作とを合わせた動作となる。つまり、操作ノブ20は、押下方向Aに押されつつ、入力素子1の操作端2の基部を中心として揺動する。
この揺動で、操作ノブ20の第1当接面21が第1ストッパ11に接触し、第2当接面22が第2ストッパ12に接触し、第3当接面23が第3ストッパ13に接触する。すなわち、全ての当接面21,22,23がそれぞれ対応ストッパ11,12,13に接触する。但し、環状に形成されている各当接面21,22,23の全面が、同じく環状に形成されている対応ストッパ11,12,13に接触するのではなく、環状に形成されている各当接面21,22,23の一部が環状に形成されている対応ストッパ11,12,13の一部に接触する。
ここで、横方向Bのみの荷重が作用したときには、図3に示すように、第2当接面22のみが第2ストッパ12に接触し、その他の当接面21,23はそれぞれ対応ストッパ11,13に接触しないにも関わらず、斜め方向Cの荷重が作用したときには、図4に示すように、全ての当接面21,22,23がそれぞれ対応ストッパ11,12,13に接触する理由について、図7を用いて説明する。なお、同図は、各当接面21,22,23と対応ストッパ11,12,13との関係を簡単にするため、各ストッパ11,12,13が同一平面上にあるように描き、それに対応して、押下方向Aにおける各当接面相互の位置関係も変えている。
同図(a)に示すように、中立状態(同図(a)での二点破線で示す)で横方向Bのみの荷重が作用したときには、前述した通り、操作ノブ20が中立状態から規定角度θ揺動して第2当接面22のみが第2ストッパ12に接触し、その他の当接面21,23はそれぞれ対応ストッパ11,13に接触しない。この際、第2当接面22よりも内側に形成されている第3当接面23と第3ストッパ13との離間距離は、第3当接面23よりもさらに内側に形成されている第1当接面21と第1ストッパ11との離間距離よりも小さい。より具体的には、各当接面21,22,23と対応ストッパ11,12,13との離間距離は、操作ノブ20の揺動中心Oからの距離に反比例しており、各当接面21,22,23は直線P上に並び、図7におけるストッパ11,12,13に対して直線Pが角度θを成している。したがって、各当接面21,22,23がストッパ11,12,13に接するためには、各当接面21,22,23を連ねた直線Pとストッパ11,12,13との成す角度が0°であればよい。
このため、斜め方向Cの荷重が作用したときには、同図(b)に示すように、操作ノブが中立状態から角度(θ−θ)揺動して、各当接面を連ねた直線Pとストッパとの成す角度が0°のときに、各当接面21,22,23の全てがストッパ11,12,13と接することになる。このように、本実施形態では、斜め方向Cの荷重が作用したときには、操作端2の揺動角度として予め定められている規定角度θよりも、小さい角度(θ−θ)の揺動で、操作ノブ20の各当接面21,22,23の全てが対応ストッパ11,12,13と接する。また、図3に示すように、操作ノブ20が揺動すれば、操作ノブ20が押下方向Aに移動しなくても、操作ノブ20の第1当接面21と第1ストッパ11との距離が小さくなるので、斜め方向Cの荷重が作用したときには、操作ノブ20の押下方向Aへの規定距離(d+α)よりも、押下方向Aに関して小さい距離の移動で、操作ノブ20の第1当接面21と第1ストッパ11とが接触する。
なお、斜め方向Cの荷重が作用したときには、この荷重の押下方向成分の荷重で、操作ノブ20が押下方向Aに移動するので、横方向Bのみの荷重が作用したときよりも(同図(b)及び図4で二点破線で示す)、操作ノブ20の揺動半径が僅かに小さくなり、操作ノブ20は僅かに揺動中心O側に寄る。このため、横方向Bのみの荷重が作用したときと斜め方向Cの荷重が作用したときとの両方のときに、操作ノブ20の第2当接面22に接触する第2ストッパ12は、横方向Bのみの荷重が作用したときに第2当接面22に接触する部分の他、この部分よりも揺動中心O側に、言い換えると第1ストッパ側に広がり、斜め方向Cの荷重が作用したときに第2当接面22と接触する部分も必要になる。
斜め方向Cの荷重が作用したとき、操作ノブ20は、以上で述べたように、瞬間的に各当接面21,22,23の全てが対応ストッパ11,12,13に接触するが、斜め方向Cの荷重の押下方向Aの成分により、操作ノブ20の中心軸近傍が押下方向Aに移動し、最終的に、図2に示す状態、つまり、環状の第1当接面21の全面が第1ストッパ11に接触した押下状態になる。
以上のように、本実施形態では、斜め方向Cの荷重に関しては、瞬間的に、操作ノブ20が3つのストッパ11,12,13で受けられ、斜め方向Cの予期し得ない大きな荷重から、入力素子1を保護することができる。しかも、本実施形態では、操作ノブ20が3つのストッパ11,12,13で受けられるときは、操作端2の揺動角度として予め定められている規定角度θよりも小さい角度(θ−θ)揺動し、操作端2の押下方向への移動距離として予め定められている規定距離よりも小さい距離移動したときであるから、入力素子1の操作端2を規定距離等以上に移動等させることもない。
以上のように、本実施形態では、操作ノブ20が、押下方向Aの荷重に対して第1ストッパ11で受けられ、横方向Bの荷重に対して第2ストッパ12で受けられ、極めて大きな荷重になる可能性がある斜め方向Cの荷重に対して3つのストッパ11,12,13で受けられるので、あらゆる方向からの荷重から入力素子1を保護することができる。
なお、本実施形態では、操作ノブ20に第3当接面23を形成したが、これは無くてもよいし、またさらに第4当接面を形成してもよい。
本発明に係る第一の実施形態における入力装置(中立状態)の断面図である。 本発明に係る第一の実施形態における入力装置(押下状態)の断面図である。 本発明に係る第一の実施形態における入力装置(傾倒状態)の断面図である。 本発明に係る第一の実施形態における斜め荷重がかかったときの入力装置の断面図である。 本発明に係る第一の実施形態における基板カバー及び入力素子の平面図である。 本発明に係る第一の実施形態における中立状態から押下状態への変位の動作を説明するための説明図である。 本発明に係る第一の実施形態における斜め荷重が作用したときに全ての当接面が対応ストッパに接触する理由を示す説明図である。
符号の説明
1:入力素子 2:操作端
3:素子本体 10:入力操作アッセンブリ
11:第1ストッパ 12:第2ストッパ
13:第3ストッパ 20:操作ノブ(操作部材)
21:第1当接面 22:第2当接面
23:第3当接面 30:ガイド部材
40:ノブ受け部材 50:コイルスプリング50

Claims (4)

  1. 素子本体と該素子本体から突出した操作端とを有し、該操作端が該素子本体に対して直立している中立状態と、該中立状態から該素子本体側に押し込まれた押下状態と、該中立状態から該素子本体に対して複数の方向に倒れた傾倒状態とに変位可能な入力素子に、設けられる入力操作アッセンブリにおいて、
    第1及び第2当接面を有し、前記入力素子の操作端に取り付けられる操作部材と、
    前記操作部材に対して、前記中立状態から前記押下状態に変位する方向である押下方向の荷重が作用したとき、前記操作部材の前記第1当接面と接触することで、該操作部材が該中立状態から該押下方向へ予め定められた規定移動量以上変位するのを規制する第1ストッパと、
    前記操作部材に対して、前記押下方向に垂直な横方向の荷重が作用したときに、前記操作部材の前記第2当接面に接触することで、該操作部材が前記中立状態から前記傾倒状態の方向へ予め定められた規定角度以上変位するのを規制する第2 ストッパと、
    前記第1ストッパと第2ストッパとの間に位置する第3ストッパと
    を備え、
    前記第2当接面は、
    前記入力素子の操作端からの距離が前記第1当接面よりも遠くに位置し、
    前記第2ストッパは、
    前記入力素子の操作端からの距離が前記第1ストッパよりも遠くに位置し、且つ、前記押下方向と前記横方向の間の斜め方向の荷重が作用したときに、前記操作部材が前記操作端と共に該押下方向に移動しつつ傾倒して、前記第1当接面と前記第1ストッパとが接触している状態で、前記第2当接面と接触し得るよう、該第1ストッパ側に広がっており、
    前記操作部材は、
    前記第1当接面と前記第2当接面との間に位置し、前記第3ストッパと接触し得る第3当接面を有し、
    前記第3ストッパは、
    前記第1ストッパと前記第1当接面とが接触し且つ前記第2ストッパと前記第2当接面とが接触しているときに、前記第3当接面と接触することを特徴とする入力操作アッセンブリ。
  2. 請求項1に記載の入力操作アッセンブリにおいて、
    前記第1ストッパ及び前記第1当接面と、前記第2ストッパ及び前記第2当接面とは、
    前記操作端を中心として、環状に広がっていることを特徴とする入力操作アッセンブリ。
  3. 請求項1または2に記載の入力操作アッセンブリにおいて、
    前記入力素子の操作端に固定され、前記操作部材を前記押下方向に相対移動可能に直接又は間接的に支持するガイド部材と、
    前記操作部材が前記ガイド部材に対して前記押下方向に移動すると、該操作部材の移動量に応じた弾性力を発して、該ガイド部材を該押下方向に押す弾性部材と
    を備え、
    前記操作部材の前記押下方向への前記予め定められた規定移動量は、
    前記操作端の前記押下方向への予め定められている規定移動量よりも僅かに大きいことを特徴とする入力操作アッセンブリ。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の入力操作アッセンブリと、
    前記入力素子と
    を備えていることを特徴とする入力装置。
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