JP4611285B2 - グラフィックデータ再生を管理するためのデータ構造を有する記録媒体、それによる記録及び再生方法及び装置 - Google Patents

Description

本発明は高密度光ディスクのグラフィックデータを管理及び再生する方法に関する。

近年、ＤＶＤ（Ｄｉｇｉｔａｌ Ｖｅｒｓａｔｉｌｅ Ｄｉｓｃ）や、光ディスクとの間でデータの記録・再生を行うＤＶＤレコーダ及びＤＶＤプレイヤー等の光ディスク装置が活発に開発され、商用化されている。これらの光ディスクは、大容量の高解像度ビデオデータと高品質オーディオデータを記憶することができる。

一般的に、ＤＶＤは、サブタイトルデータとして呼ばれる場合があるメインビデオデータとグラフィックデータを保存する。サブタイトルデータは、普通、ビットマップイメージとして表されるテキストデータや字幕データとみなされる。しかしこういうタイプのサブタイトルデータはイメージデータであるため、ヨーロッパ型ビデオ放送標準のＥＴＳＩ ＥＮ ３００ ７４３ Ｖ１．２．１のような規格は、サブタイトルデータをサブタイトルやグラフを提供するためのテキストやグラフィック情報として定義する。本明細書では‘グラフィックデータ’や‘グラフィック情報’という用語をテキストやグラフィック情報を示す‘サブタイトルデータ’という用語に代替して用いる。

ＤＶＤには、メインビデオデータと重畳表示される字幕またはロゴ等のようなサブタイトル（Ｓｕｂｔｉｔｌｅ）データがイメージデータで記録保存され、光ディスク装置では、メインビデオデータと共に、サブタイトルの字幕及びイメージデータを読み出して再生して、テレビのような外部連結機器の画面を介して出力表示する。

これにより、光ディスク装置を具備したユーザは、ＤＶＤから読み出して再生されるメインビデオデータの再生映像と、サブタイトルデータの字幕またはロゴ映像等を、テレビのような外部連結機器の画面を介して同時に視聴確認することができる。

一方、近年、従来のＤＶＤに比べて記録密度が高い高密度光ディスクが提案され、その新しく提案された高密度光ディスクの規格化に関わる議論が産業界で行われている。例えば、ビットマップ（ＢＭＰ）データ等のイメージデータのフォーマットでＢＤ−ＲＯＭのグラフィカルサブタイトルデータを記録、管理する方法が推奨されている。

しかし、ＢＤ−ＲＯＭ上に記録されたサブタイトル画像データの再生を管理するための適切なデータ構造又は方法が未だ提供されていない。ＢＤ−ＲＯＭ等の新規に提案された高密度光ディスクの商用化を効率よく促進するために、記録媒体データ構造及びデータ構造の記録方法だけではなく、サブタイトルを再生するための効率的な方法が必要とされる。

本発明の一実施形態による記録媒体はグラフィックデータの再生を管理するためのデータ構造を含む。

本発明の一実施形態で、記録媒体は少なくとも一つのグラフィック情報セグメントと少なくとも一つのオブジェクトデータセグメントを含むグラフィック情報領域を含む。各オブジェクトデータセグメントはグラフィックイメージオブジェクトの少なくとも一部を再生するためのデータを提供する。各グラフィック情報セグメントはオブジェクト識別子（ｏｂｊｅｃｔ ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒ）とオブジェクトクロッピングフラグ（ｏｂｊｅｃｔ ｃｒｏｐｐｉｎｇ ｆｌａｇ）を含む。オブジェクト識別子はグラフィックイメージオブジェクトを識別して、オブジェクトクロッピングフラグはグラフィック情報セグメントが識別されたグラフィックイメージオブジェクトのクロッピング情報を含むか否かを指し示す。

他の実施形態で、記録媒体は少なくとも一つの表示情報セグメントと少なくとも一つのカラー情報セグメントを含むグラフィック情報領域を有する。各表示情報セグメントは単に一部分ではない全体の表示のための情報を提供する。各表示情報セグメントはカラー情報群を識別するカラー情報群識別子を含んで、カラー情報セグメントは識別されたカラー情報群に属するカラー情報を提供する。

またこの実施形態で、グラフィック情報領域はグラフィックイメージオブジェクトの少なくとも一部を再生するためのデータを提供する少なくとも一つのオブジェクトデータセグメントを含む。ここで、表示情報セグメントはグラフィックイメージオブジェクトを識別するオブジェクト識別子を含む。

本発明はなお一層、前述の発明によるデータ構造とデータストリームを記録及び再生するための装置及び方法を提供する。

以下、本発明によるグラフィックデータの再生を管理するためのデータ構造を有する記録媒体、それによる記録及び再生方法及び装置に対する望ましい実施形態に対して、添付した図面を参照しながら詳細に説明する。

ブルーレイディスク（ＢＤ−ＲＯＭ）のような高密度記録媒体はＢＭＰデータ等のような所定フォーマットのイメージデータが、字幕またはロゴ等のような多様なサブタイトルデータとして記録されることができる。本明細書で‘グラフィックデータ’や‘グラフィック情報’という用語はテキストやグラフィック情報を意味する‘サブタイトルデータ’という用語で交換的に用いることができる。ＤＶＤで、字幕またはロゴ等のようなサブタイトルデータはイメージデータのフォーマットで記録されて再生時にメインビデオデータに合成される。すなわち、ＤＶＤを再生時に、光ディスクプレーヤーのような光ディスク再生装置はＤＶＤでメインビデオデータと共に、サブタイトルイメージデータを読んで合成された映像をテレビ受像機のような外部出力装置を介して出力する。

図１はスクリーン出力画面の実施形態であって、本発明によって一つのページ内にサブタイトルデータと呼ばれる複数のグラフィックデータのオブジェクトを示したものである。また、サブタイトルデータ、例えば図１に示したように、ＢＭＰフォーマットを有する字幕とロゴ等の多様なイメージデータが、それぞれ相異なるオブジェクト（ｏｂｊｅｃｔ １、２、３）であって、一つの表示画面、すなわち等しい一つのページ内に出力表示されることができ、前述のそれぞれのオブジェクトと一つのページ（ｐａｇｅ）は、図２に示したように、一つのページ内に複数のオブジェクトが含まれて管理される階層的ページ構造で記録管理される。

図２は、本発明の一実施形態による階層的ページ構造を示す。図２に示したように、オブジェクトは一つのページで管理される。ページ構造には、各オブジェクトイメージに対するカラー及び輝度、そして透明度等を再生及び制御するためのカラールックアップテーブル（ＣＬＵＴ １．２）が記録管理されるが、カラールックアップテーブルは、一つのオブジェクトイメージに関連付けられたり、または複数のオブジェクトイメージに関連付けられたりすることができ、また複数のページに共通的に関連付けられるグローバルカラールックアップテーブル（Ｇｌｏｂａｌ ＣＬＵＴ）を記録管理することもできる。

そして、オブジェクトイメージ及び再生制御情報は、図３ないし図５に示したように、ページ構成セグメント（ＰＣＳ：Ｐａｇｅ Ｃｏｍｐｏｓｉｔｉｏｎ Ｓｅｇｍｅｎｔ）と、オブジェクトデータセグメント（ＯＤＳ：Ｏｂｊｅｃｔ Ｄａｔａ Ｓｅｇｍｅｎｔ）、そしてカラールックアップテーブル定義セグメント（ＣＤＳ：ＣｏｌｏｒＬｏｏｋ Ｕｐ Ｔａｂｌｅ Ｄｅｆｉｎｉｔｉｏｎ Ｓｅｇｍｅｎｔ）に分離されて記録及び管理されることができる。

図３は、本発明による高密度記録媒体に記録されたページ構成セグメントのデータ構造の一実施形態を示す。図３に示したように、ページ構成セグメントには、同期バイト（ｓｙｎｃ ｂｙｔｅ）、セグメントタイプ（ｓｅｇｍｅｎｔ ｔｙｐｅ）、ページＩＤ（ｐａｇｅ ｉｄ）、セグメントレングス（ｓｅｇｍｅｎｔ ｌｅｎｇｔｈ）、ページタイムアウト（ｐａｇｅ ｔｉｍｅ ｏｕｔ）、ページバージョンナンバー（ｐａｇｅ ｖｅｒｓｉｏｎ ｎｕｍｂｅｒ）が記録されるが、同期バイトは同期化の検証に用いられる数値を含むよく知られた領域である。またセグメントタイプは、該セグメントがページ構成セグメントであることを示すための情報であって、ページＩＤは、該ページが韓国語または英語等のような任意の特定言語をサービスするサブタイトルのページであることを示すための情報であり、セグメントレングスはページバージョンナンバー領域のセグメント長さを示す。また、ページタイムアウトは、該ページのバッファリングデータをバッファ内で削除処理するための情報である。ページバージョンナンバーはページ構成セグメント（ＰＣＳ）のバージョンを示す。

そして、ページ構成セグメントには、カラールックアップテーブルＩＤ（ＣＬＵＴ ｉｄ）、オブジェクトＩＤ（ｏｂｊｅｃｔ ｉｄ）、オブジェクトタイプ（ｏｂｊｅｃｔ ｔｙｐｅ）、オブジェクトプロバイダフラグ（ｏｂｊｅｃｔ ｐｒｏｖｉｄｅｒ ｆｌａｇ）、オブジェクトクロッピングフラグ（ｏｂｊｅｃｔ ｃｌｏｐｐｉｎｇ ｆｌａｇ）、オブジェクト水平／垂直ポジション（ｏｂｊｅｃｔ ｈｏｒｉｚｏｎｔａｌ／ｖｅｒｔｉｃａｌ ｐｏｓｉｔｉｏｎ）を記録することができる。

カラールックアップテーブルＩＤ（ＣＬＵＴ ｉｄ）はＰＣＳに関連したカラールックアップテーブル群を識別してオブジェクトＩＤ（ｏｂｊｅｃｔ ｉｄ）は表示スクリーンのようなページにオブジェクトが現れることを識別する。オブジェクトタイプ（ｏｂｊｅｃｔ ｔｙｐｅ）はビットマップ、文字、文字ストリングのようなオブジェクトのタイプを示す。オブジェクトプロバイダフラグ（ｏｂｊｅｃｔ ｐｒｏｖｉｄｅｒ ｆｌａｇ）はどのようにオブジェクトＩＤ（ｏｂｊｅｃｔ ｉｄ）によって識別されるオブジェクトが、例えば字幕データストリームに供給されるかどうかを現わす。オブジェクトクロッピングフラグはＰＣＳがオブジェクトＩＤ（ｏｂｊｅｃｔ ｉｄ）によって識別されるオブジェクトをクロッピングする領域を定義するクロッピング情報を含むのか否かを現わす。また、オブジェクトクロッピングフラグが、例えば‘１’に設定されている場合、オブジェクト水平／垂直クロッピング（ｏｂｊｅｃｔ ｈｏｒｉｚｏｎｔａｌ／ｖｅｒｔｉｃａｌ ｃｌｏｐｐｉｎｇ）、オブジェクトクロッピング幅／高さ（ｏｂｊｅｃｔ ｃｌｏｐｐｉｎｇ ｗｉｄｔｈ／ｈｅｉｇｈｔ）が記録されることができるが、オブジェクト水平／垂直クロッピングとオブジェクトクロッピング幅／高さは、一つのオブジェクトイメージのうち、一部のみを部分的に出力表示するために記録管理される情報である。具体的に言えば、オブジェクト水平／垂直クロッピング情報はオブジェクトクロッピング幅／高さによって範囲を有するクロッピング領域の位置を明示してクロッピング領域の範囲内でのオブジェクトのみを出力する。

一方、ＰＣＳもオブジェクト水平／垂直クロッピング情報を有して、これは出力画面上でオブジェクトＩＤにより確認されるオブジェクトの位置を指し示す。

一方、図４に示したように、オブジェクトデータセグメントには、同期バイト（ｓｙｎｃ ｂｙｔｅ）、セグメントタイプ（ｓｅｇｍｅｎｔ ｔｙｐｅ）、ページＩＤ（ｐａｇｅ ｉｄ）、セグメントレングス（ｓｅｇｍｅｎｔ ｌｅｎｇｔｈ）、ラスト・イン・シーケンス（ｌａｓｔ ｉｎ ｓｅｑｕｅｎｃｅ）を記録することができるが、同期バイトは同期化の検証に用いられる数値を提供して、セグメントタイプは、該セグメントがオブジェクトデータセグメントであることを示すための情報であり、ページＩＤは、該セグメントが属するページを示す情報である。またセグメントレングスはラスト・イン・シーケンス領域の長さを示す。ラスト・イン・シーケンスはＯＤＳによりグラフィックイメージデータが提供されるグラフィックイメージオブジェクトの再生に必要な最終ＯＤＳなのか否かを指し示す。次に説明するが、グラフィックイメージオブジェクトを形成するためには、グラフィックイメージデータに対する一つ以上のＯＤＳが必要である。

そして、オブジェクトデータセグメントには、オブジェクトＩＤ（ｏｂｊｅｃｔ ｉｄ）、オブジェクトバージョンナンバー（ｏｂｊｅｃｔ ｖｅｒｓｉｏｎ ｎｕｍｂｅｒ）、オブジェクトコーディング方式（ｏｂｊｅｃｔ ｃｏｄｉｎｇ ｍｅｔｈｏｄ）が記録されるが、オブジェクトＩＤはグラフィックイメージオブジェクトを識別する。このオブジェクトＩＤは識別されたグラフィックイメージオブジェクトの表示を管理するＰＣＳのオブジェクトＩＤと同じである。オブジェクトバージョンナンバーはＯＤＳでのグラフィックイメージデータのバージョンを示すものである。オブジェクトコーディング方式はグラフィックイメージオブジェクトのビットマップピクセルや文字コードのようなグラフィックイメージデータへのコーディング方式を示す。

オブジェクトコーディング方式が‘００’の場合、オブジェクトのトップフィールドデータ数を示すトップフィールドデータブロックレングス（ｔｏｐ ｆｉｅｌｄ ｄａｔａ ｂｌｏｃｋ ｌｅｎｇｔｈ）と、オブジェクトのボトムフィールドデータ数を示すボトムフィールドデータブロックレングス（ｂｏｔｔｏｍ ｆｉｅｌｄ ｄａｔａ ｂｌｏｃｋ ｌｅｎｇｔｈ）、そしてグラフィックイメージオブジェクトのランレングスコード化トップフィールドデータとボトムフィールドデータを示すピクセルデータサブブロック（ｐｉｘｅｌ ｄａｔａ ｓｕｂｂｌｏｃｋ）がＯＤＳに記録される。また、オブジェクトデータが文字コード（Ｃｈａｒａｃｔｅｒ ｃｏｄｅ）の場合、オブジェクトコーディング方式が‘０１’で記録されるが、この時文字コードの数（ｔｈｅ ｎｕｍｂｅｒ ｏｆ ｃｏｄｅｓ）とそれぞれの文字コード（Ｃｈａｒａｃｔｅｒ ｃｏｄｅ）が記録される。

図５は、本発明による高密度記録媒体上に記録されたカラールックアップテーブル定義セグメントのデータ構造の一実施形態を示す。図５に示したように、カラールックアップテーブル定義セグメントには、同期バイト（ｓｙｎｃ ｂｙｔｅ）、セグメントタイプ（ｓｅｇｍｅｎｔ ｔｙｐｅ）、ページＩＤ（ｐａｇｅ ｉｄ）、セグメントレングス（ｓｅｇｍｅｎｔ ｌｅｎｇｔｈ）、カラールックアップテーブルＩＤ（ＣＬＵＴ ｉｄ）、カラールックアップテーブルバージョンナンバー（ＣＬＵＴ ｖｅｒｓｉｏｎ ｎｕｍｂｅｒ）が記録されることができるが、同期バイトは同期化の検証に用いられる数値を提供して、セグメントタイプは、該セグメントがカラールックアップテーブル定義セグメントであることを示すための情報であり、ページＩＤは、該セグメントが属するページを示す情報である。セグメントレングスはカラールックアップテーブルバージョンナンバーの領域のセグメント長さを示して、カラールックアップテーブルＩＤはＣＤＳが属するカラールックアップテーブル群を示す。またＣＤＳはシングルカラー定義（ｓｉｎｇｌｅ ｃｏｌｏｒ ｄｅｆｉｎｉｔｉｏｎ）を提供して、カラールックアップテーブル群はカラーの鮮明度を選択することができるカラーパレット（ｃｏｌｏｒ ｐａｌｅｔｔｅ）を提供し、カラールックアップテーブルバージョンナンバーはＣＤＳのバージョンを指し示す。

そして、カラールックアップテーブル定義セグメントには、カラールックアップテーブルエントリーＩＤ（ＣＬＵＴ ｅｎｔｒｙ ｉｄ）、輝度値（Ｙ−ｖａｌｕｅ）、レッドカラー値（Ｃｒ−ｖａｌｕｅ）、ブルーカラー値（Ｃｂ−ｖａｌｕｅ）、そして透明度値（Ｔ−ｖａｌｕｅ）が記録される。カラールックアップテーブルエントリーＩＤはＣＤＳが属するカラールックアップテーブル群内のＣＤＳの項目（ｅｎｔｒｙ）を識別する。

図６は、本発明による高密度光ディスクのサブタイトルデータを再生するための方法が適用される光ディスク装置の一実施形態を示す。図６に示したように、本発明による高密度光ディスクのサブタイトルデータ再生方法が適用される光ディスク装置は、デマルチプレクサ（ｄｅｍｕｌｔｉｐｌｅｘｅｒ：ＤＥＭＵＸ）１１０、バッファ１１１、１１３、１１５、ページ選択部（ページセレクタ）１１２、デコーダ１１４、グラフィック生成部（グラフィックジェネレータ）１１６、コントローラ１１７、そしてＡ／Ｖプロセッサ１２０等を備える。

デマルチプレクサ１１０では、光ディスクから読み出されるデータストリーム、例えばトランスポートストリームのうち、パケットＩＤ（ＰＩＤ：Ｐａｃｋｅｔ ＩＤ）を検索参照して、サブタイトルまたはグラフィックデータと、Ａ／Ｖデータを分離出力し、Ａ／Ｖプロセッサ１２０では、分離出力されるＡ／Ｖデータをデコーディングしてオーディオ及びビデオで再生出力する一連の動作を遂行する。

分離出力されるサブタイトルデータは、バッファ１１１に一時的に保存された後、ページ選択部１１２に入力されて、ページ選択部１１２では、サブタイトルデータに含んで記録されたページＩＤ（ｐａｇｅ ｉｄ）を検索参照して、ユーザが希望する特定言語の字幕またはロゴ等に該当するページＩＤが記録されたサブタイトルデータ、すなわちページ構成セグメント（ＰＣＳ）とオブジェクトデータセグメント（ＯＤＳ）、そしてカラールックアップテーブル定義セグメント（ＣＤＳ）を選択出力する。

前述のように選択出力されるページ構成セグメント（ＰＣＳ）とオブジェクトデータセグメント（ＯＤＳ）、そしてカラールックアップテーブル定義セグメント（ＣＤＳ）は、バッファ１１３に一時的に保存された後デコーダ１１４に入力されて、デコーダ１１４では、セグメントをデコーディングする一連のデコーディング動作を遂行するが、この時オブジェクトデータセグメント（ＯＤＳ）に含まれたイメージデータは、バッファ１１５に一時的に保存された後、グラフィック生成部１１６に入力される。

一方、ページ構成セグメント（ＰＣＳ）とカラールックアップテーブル定義セグメント（ＣＤＳ）等に含まれた再生制御情報は、コントローラ１１７に入力されて、コントローラ１１７では、再生制御情報を参照して、グラフィック生成部１１６を動作制御する一連のコントロール動作を遂行する。

これにより、グラフィック生成部１１６では、ページ構成セグメント（ＰＣＳ）とカラールックアップテーブル定義セグメント（ＣＤＳ）等に含まれた多様な再生制御情報に相応するサブタイトルのグラフィックイメージを生成して出力し、サブタイトルのグラフィックイメージは、Ａ／Ｖプロセッサ１２０により再生出力されるメインビデオ映像と共に、サブタイトル映像で出力表示される。

図７は本発明による光ディスク記録及び再生装置の一実施形態の構成を示す。Ａ／Ｖエンコーダ９は、データ（例えば、静止画像データ、オーディオデータ、テキストサブタイトルデータ等）を受けてエンコーディングして、コーディング情報とストリーム属性情報と共にマルチプレクサ（Ｍｕｌｔｉｐｌｅｘｅｒ）８に出力する。マルチプレクサ８は、例えば、ＭＰＥＧ−２伝送ストリーム（ＭＰＥＧ−２ ｔｒａｎｓｐｏｒｔ ｓｔｒｅａｍ）を作るために、入力されるコーディング情報とストリーム属性情報を基礎にしてエンコーディングされたデータを多重化する。ソース・パケッタイザ（Ｓｏｕｒｃｅ ｐａｃｋｅｔｉｚｅｒ）７はマルチプレクサ８から入力される伝送パケットを光ディスクのオーディオビデオフォーマットに合うソースパケットでパケット化する。図７に示したように、Ａ／Ｖエンコーダ９、マルチプレクサ８、そしてソース・パケッタイザ７の動作はコントローラ１０により制御される。コントローラ１０がユーザから記録命令を受信すれば、Ａ／Ｖエンコーダ９、マルチプレクサ８、そしてソース・パケッタイザ７に制御情報を送る。例えば、コントローラ１０は、Ａ／Ｖエンコーダ９に実行するエンコーディング類型を指示して、マルチプレクサ８に作り出す伝送ストリームを指示して、そしてソース・パケッタイザ７にソースパケットのフォーマットを指示する。また、コントローラ１０は光ディスクにソース・パケッタイザ７の出力を記録することができるようにドライバ３を制御する。

例えば、ユーザとのインターフェース（ディスクに保存されていたりコンピュータシステムによりイントラネットまたはインターネットを介して提供する命令語）を介して受けた情報を基礎にして、コントローラ１０は光ディスクに図３ないし図５のデータ構造のうち一つまたはそれ以上を記録するようにドライバ３を制御する。

再生する間には、コントローラ１０はデータ構造を再生するようにドライバ３を制御する。すなわち、ディスクに含まれた情報とユーザインターフェース（記録及び再生装置の操作ボタンまたは装置と関連された遠隔制御）を介して受けたユーザ入力を基礎にして、コントローラ１０は光ディスクからデータを再生するようにドライバ３を制御する。

ソース・デパケッタイザ（Ｓｏｕｒｃｅ Ｄｅｐａｃｋｅｔｉｚｅｒ）４は再生されたソースパケットを受けてＭＰＥＧ−２伝送パケットストリームのようなデータストリームに転換する。デマルチプレクサ（Ｄｅｍｕｌｔｉｐｌｅｘｅｒ）５はデータストリームをエンコーディングされたデータに逆多重化する。Ａ／Ｖデコーダ６はエンコーディングされたデータをデコーディングして本来のデータに作る。再生する間、ソース・デパケッタイザ４、デマルチプレクサ５、そしてＡ／Ｖデコーダ６の動作はコントローラ１０により制御される。コントローラ１０がユーザから再生命令を受信すれば、ソース・デパケッタイザ４、デマルチプレクサ５、そしてＡ／Ｖデコーダ６に制御情報を送る。例えば、コントローラ１０は、ソース・デパケッタイザ４にソースパケットのフォーマットを指示して、デマルチプレクサ５に逆多重化する伝送ストリームを指示して、そしてＡ／Ｖデコーダ６に実行するデコーディング類型を指示する。図７の図示化された論理ブロック図は図６を詳細に示す。

図７は記録及び再生装置に関して図示しているが、図７の構成要素一部だけで記録動作または再生動作だけ提供する専用記録装置または専用再生装置も可能である。

本発明による高密度記録媒体にサブタイトルデータを管理する方法とデータ構造によりサブタイトルデータの効果的な再生管理が可能である。

本発明はサブタイトルデータの再生を管理するためのデータ構造を高密度記録媒体に記録するための方法及び装置を提供する。

本発明は、サブタイトルデータの再生を管理するためのデータ構造を基礎にして、サブタイトルを再生するための方法及び装置を提供する。

以上、前述した本発明の望ましい実施形態は例示の目的のために開示されたものであって、ＢＤ−ＲＯＭ以外の他の光ディスクにも拡大適用が可能であり、また当業者ならば添付された特許請求範囲に開示された本発明の技術的思想とその技術的範囲内で、多様な他の実施形態を改良、変更、代替または付加などが可能であることである。

本発明によって一つのページ内にサブタイトルデータと呼ばれる複数のグラフィックデータオブジェクトが表示された画面に対する実施形態を示した図である。 本発明による階層的ページ構造を示した図である。 本発明による高密度の記録媒体に記録されるページ構成セグメントのデータ構造に対する実施形態を示した図である。 本発明による高密度の記録媒体に記録されるオブジェクトデータセグメントのデータ構造に対する実施形態を示した図である。 本発明による高密度の記録媒体に記録されるカラールックアップテーブル定義セグメントのデータ構造に対する実施形態を示した図である。 本発明による高密度光ディスクのグラフィックデータ再生方法が適用される光ディスク装置に対する実施形態の構成を示した図である。 本発明による高密度光ディスクの記録及び再生装置に対する概念図の例を示した図である。

Claims (15)

1. グラフィックイメージオブジェクトを含むグラフィックデータと当該グラフィックデータの再生を管理するためのデータ構造とを有する光記録媒体において、前記データ構造は、
   表示ページ内の前記グラフィックイメージオブジェクトの表示を管理するための第１のセグメントであって、前記グラフィックイメージオブジェクトを指し示すオブジェクトインジケータと前記第１のセグメントが前記グラフィックイメージオブジェクトに対するクロッピング情報を含むか否かを指し示すオブジェクトクロッピングフラグとを含む第１のセグメントと、
   前記グラフィックイメージオブジェクトを定義するための第２のセグメントであって、前記グラフィックイメージオブジェクトを識別するオブジェクト識別子と前記第２のセグメントが前記グラフィックデータを提供する最後のセグメントであるか否かを示すラスト・イン・シーケンス情報とを含む第２のセグメントと、
   前記グラフィックイメージオブジェクトのカラーを定義するカラー情報を含む第３のセグメントと
   を格納しており、
   前記データ構造は再生装置により読み込まれ、前記グラフィックデータは前記読み込まれたデータ構造に従って再生されることを特徴とする光記録媒体。
2. 前記第１のセグメントは、前記グラフィックイメージオブジェクトに対するクロッピング情報を含み、
   前記クロッピング情報は、クロッピング領域に対する位置情報を含み、
   前記グラフィックデータの再生は、前記クロッピング領域に対する位置情報に従って前記グラフィックイメージオブジェクトを部分的に出力表示することを含むことを特徴とする請求項１記載の光記録媒体。
3. 前記クロッピング情報は、クロッピング領域に対するディメンション情報をさらに含み、
   前記グラフィックデータの再生は、前記クロッピング領域に対するディメンション情報に従って前記グラフィックイメージオブジェクトを部分的に出力表示することを含むことを特徴とする請求項２記載の光記録媒体。
4. 前記第１のセグメントは前記グラフィックイメージオブジェクトの位置情報を含むことを特徴とする請求項１記載の光記録媒体。
5. 前記第２のセグメントは前記グラフィックイメージオブジェクトのバージョンを指し示すバージョン番号を含むことを特徴とする請求項１記載の光記録媒体。
6. 前記第３のセグメントは前記カラー情報の群を識別するカラー情報群識別子をさらに含むことを特徴とする請求項１記載の光記録媒体。
7. 前記第３のセグメントは前記カラー情報のバージョンを指し示すバージョン番号をさらに含むことを特徴とする請求項６記載の光記録媒体。
8. 前記第３のセグメントは、前記カラー情報の群の前記カラー情報の項目を指し示す項目番号を含むことを特徴とする請求項６記載の光記録媒体。
9. 前記カラー情報は前記グラフィックイメージオブジェクトの輝度と色差情報を含むことを特徴とする請求項１記載の光記録媒体。
10. 前記カラー情報は前記グラフィックイメージオブジェクトの透明度情報を含むことを特徴とする請求項１記載の光記録媒体。
11. 前記第１のセグメントは、全体の表示のための情報を提供することを特徴とする請求項１記載の光記録媒体。
12. グラフィックイメージオブジェクトを含むグラフィックデータと当該グラフィックデータの再生を管理するためのデータ構造とを光記録媒体に記録する方法において、
    表示ページ内の前記グラフィックイメージオブジェクトの表示を管理するための第１のセグメントを前記データ構造として前記光記録媒体に記録するステップであって、第１のセグメントは前記グラフィックイメージオブジェクトを指し示すオブジェクトインジケータと前記第１のセグメントが前記グラフィックイメージオブジェクトに対するクロッピング情報を含むか否かを指し示すオブジェクトクロッピングフラグとを含む、ステップと、
    前記グラフィックイメージオブジェクトを定義するための第２のセグメントを前記データ構造として前記光記録媒体に記録するステップであって、前記第２のセグメントは前記グラフィックイメージオブジェクトを識別するオブジェクト識別子と前記第２のセグメントが前記グラフィックデータを提供する最後のセグメントであるか否かを示すラスト・イン・シーケンス情報とを含む、ステップと、
    前記グラフィックイメージオブジェクトのカラーを定義するカラー情報を含む第３のセグメントを前記データ構造として前記光記録媒体に記録するステップと
    を備え、
    前記データ構造は再生装置により読み込まれ、前記グラフィックデータは前記読み込まれたデータ構造に従って再生されることを特徴とする方法。
13. グラフィックイメージオブジェクトを含むグラフィックデータと当該グラフィックデータの再生を管理するためのデータ構造とを有する光記録媒体から前記グラフィックデータを再生する方法において、
    表示ページ内の前記グラフィックイメージオブジェクトの表示を管理するための第１のセグメントを前記光記録媒体の前記データ構造から読み込むステップであって、第１のセグメントは前記グラフィックイメージオブジェクトを指し示すオブジェクトインジケータと前記第１のセグメントが前記グラフィックイメージオブジェクトに対するクロッピング情報を含むか否かを指し示すオブジェクトクロッピングフラグとを含む、ステップと、
    前記グラフィックイメージオブジェクトを定義するための第２のセグメントを前記光記録媒体の前記データ構造から読み込むステップであって、前記第２のセグメントは前記グラフィックイメージオブジェクトを識別するオブジェクト識別子と前記第２のセグメントが前記グラフィックデータを提供する最後のセグメントであるか否かを示すラスト・イン・シーケンス情報とを含む、ステップと、
    前記グラフィックイメージオブジェクトのカラーを定義するカラー情報を含む第３のセグメントを前記光記録媒体の前記データ構造から読み込むステップと
    を備え、
    前記読み込まれた第１、第２及び第３のセグメントに従って、前記グラフィックデータは再生されることを特徴とする方法。
14. グラフィックイメージオブジェクトを含むグラフィックデータと当該グラフィックデータの再生を管理するためのデータ構造とを光記録媒体に記録する装置において、
    前記光記録媒体に前記グラフィックデータ及び前記データ構造を記録するように構成された光記録装置と、
    前記光記録装置を制御するコントローラとを含み、前記コントローラは、
    表示ページ内の前記グラフィックイメージオブジェクトの表示を管理するための第１のセグメントを前記データ構造として前記光記録媒体に記録し、第１のセグメントは前記グラフィックイメージオブジェクトを指し示すオブジェクトインジケータと前記第１のセグメントが前記グラフィックイメージオブジェクトに対するクロッピング情報を含むか否かを指し示すオブジェクトクロッピングフラグとを含み、
    前記グラフィックイメージオブジェクトを定義するための第２のセグメントを前記データ構造として前記光記録媒体に記録し、前記第２のセグメントは前記グラフィックイメージオブジェクトを識別するオブジェクト識別子と前記第２のセグメントが前記グラフィックデータを提供する最後のセグメントであるか否かを示すラスト・イン・シーケンス情報とを含み、
    前記グラフィックイメージオブジェクトのカラーを定義するカラー情報を含む第３のセグメントを前記データ構造として前記光記録媒体に記録する、ように前記光記録装置を制御し、
    前記データ構造は再生装置により読み込まれ、前記グラフィックデータは前記読み込まれたデータ構造に従って再生されることを特徴とする装置。
15. グラフィックイメージオブジェクトを含むグラフィックデータと当該グラフィックデータの再生を管理するためのデータ構造とが記録された光記録媒体から前記グラフィックデータを再生する装置において、
    前記光記録媒体に記録された前記グラフィックデータを再生するように構成された光再生装置と、
    前記光再生装置を制御するコントローラとを含み、前記コントローラは、
    表示ページ内の前記グラフィックイメージオブジェクトの表示を管理するための第１のセグメントを前記光記録媒体の前記データ構造から読み出し、第１のセグメントは前記グラフィックイメージオブジェクトを指し示すオブジェクトインジケータと前記第１のセグメントが前記グラフィックイメージオブジェクトに対するクロッピング情報を含むか否かを指し示すオブジェクトクロッピングフラグとを含み、
    前記グラフィックイメージオブジェクトを定義するための第２のセグメントを前記光記録媒体の前記データ構造から読み出し、前記第２のセグメントは前記グラフィックイメージオブジェクトを識別するオブジェクト識別子と前記第２のセグメントが前記グラフィックデータを提供する最後のセグメントであるか否かを示すラスト・イン・シーケンス情報とを含み、
    前記グラフィックイメージオブジェクトのカラーを定義するカラー情報を含む第３のセグメントを前記光記録媒体の前記データ構造から読み出し、
    前記読み込まれた第１、第２及び第３のセグメントに従って、前記グラフィックデータを前記光再生装置によって再生する、ように前記光再生装置を制御すること
    を特徴とする装置。

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