JP4609241B2 - 電子部品の高さ検出センサの光軸調整方法 - Google Patents

電子部品の高さ検出センサの光軸調整方法 Download PDF

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Description

本発明は、電子部品実装装置に備えられた電子部品の高さ検出センサの光軸調整方法に関するものである。
電子部品供給部からノズルにより電子部品をピックアップして基板等の実装対象に実装する電子部品の実装分野においては、電子部品を正確に基板等の実装対象に実装するため、ノズルによりピックアップされた電子部品の高さを測定している。測定された電子部品の高さは、実装の際のノズルの高さ位置決め制御にフィードバックされる他、電子部品の寸法データと照合されて電子部品の吸着姿勢が判断され、異常吸着(電子部品が装着面を下方に向けた姿勢で吸着される以外の姿勢で吸着されること)等が検出される。これにより、電子部品が不安定な状態で基板等に実装される実装不良を未然に防いでいる。
電子部品の高さを測定する手段としては、光電センサを用いたものが知られている(例えば特許文献1参照)。これは、離間して配置された投光器から受光器に投光されるレーザ光にノズルを直交して下降させ、ノズル本体及びノズルにピックアップされた電子部品がそれぞれ光軸を通過した時点のノズルの高さを検出し、それぞれのノズルの高さの差から電子部品の高さを算出して電子部品の高さを測定するものである。
特開平11−298196号公報
特許文献1記載の手段によるノズルの高さの検出は、ノズル本体又はノズルにピックアップされた電子部品がレーザ光を遮光することにより変化する受光器の受光量が、ある閾値に達したときのノズル駆動部のエンコーダ値を検出して行われる。
しかしながら、投光器と受光器間の光軸が正しく調整されていないと、ノズルの高さの変化量と受光量の変化量との間の相関が乱れ、電子部品の精確な高さ測定ができない。特に近年の微小化した電子部品の測定に際しては、光軸を適切に調整してノズルの高さに相関する受光量の変化を明確にする必要がある。
そこで、本発明は、電子部品の高さ検出センサの光軸を適切に調整することができる電子部品の高さ検出センサの光軸調整方法を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、投光スポットとなる投光オリフィスから光を投光する投光器と、この投光器と対向して配置されてこの投光器から投光される光を受光スポットとなる受光オリフィスに受光する受光器と、この受光器の受光感度を調整可能な増幅装置からなる電子部品の高さ検出センサを備えた電子部品実装装置において、前記受光オリフィスの径は前記電子部品の前記投光された光を遮光する遮光面より小さい径であり、前記投光オリフィスの径は前記受光オリフィスの径よりも大きな径であり、前記受光器の受光感度を向上させた状態で前記投光器と前記受光器の相対位置を調整して光軸調整を行う際に、前記投光スポットとなる投光オリフィスと前記受光スポットとなる受光オリフィスの間にフィルタを介在させて前記受光器の受光量を減少させる。
請求項2記載の発明は、投光スポットとなる投光オリフィスからレーザ光を投光する投光器と、この投光器と対向して配置されてこの投光器から投光されるレーザ光を受光スポットとなる受光オリフィスに受光する受光器と、この受光器の受光感度を調整可能な増幅装置からなる電子部品の高さ検出センサを備えた電子部品実装装置において、前記受光オリフィスの径は前記電子部品の前記投光された光を遮光する遮光面より小さい径であり、前記投光オリフィスの径は前記受光オリフィスの径よりも大きな径であり、前記受光器の受光感度を向上させた状態で前記投光器と前記受光器の相対位置を調整して光軸調整を行う際に、前記投光スポットとなる投光オリフィスと前記受光スポットとなる受光オリフィスの間に低透光率のフィルタを介在させて前記受光器の受光量を減少させることにより、前記受光器の完全受光状態における受光量が前記受光器の飽和状態における受光量より低い値となるようにした。
本発明によれば、高さ検出センサの光軸調整を行う際に、フィルタを介在させて受光量を減少させているので、受光感度を向上させたままの状態で光軸調整を行うことができる。また、受光量を減少させることにより、完全受光状態となった時点を数値的に把握することができるので、精確な光軸調整が可能となる。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態における電子部品実装装置の平面図、図2(a)は本発明の一実施の形態における電子部品実装装置の移載ヘッドの平面図、図2(b)は本発明の一実施の形態における電子部品実装装置の移載ヘッドの正面図、図3(a)は本発明の一実施の形態における高さ検出センサの構成図、図3(b)は本発明の一実施の形態における高さ検出センサのオリフィス径と電子部品との関係を示した側面図、図3(c)は本発明の一実施の形態における高さ検出センサのオリフィス径と電子部品との関係を示した平面図、図4は本発明の一実施の形態における高さ検出センサの増幅装置の電気的構成図、図5(a)、(b)は本発明の一実施の形態における高さ検出センサの遮光長と受光量の関係を示すグラフ、図6は本発明の一実施の形態における電子部品実装装置の制御系のブロック図、図7は本発明の一実施の形態における高さ検出センサの光軸調整の様子を示す説明図、図8は本発明の一実施の形態における高さ検出センサの光軸調整度と受光量の関係を示すグラフである。
まず、電子部品実装装置の全体構成について、図1及び図2を参照して説明する。図1において、基台1上の略中央には搬送ガイド2が配設されている。搬送ガイド2は、実装対象としての基板3を搬送して所定位置に位置決めする基板位置決め部となっている。なお、本発明においては、基板3の搬送方向をX方向とし、これに水平面内で直交する方向をY方向とする。搬送ガイド2のY方向における両側方には電子部品供給部4が配設されており、複数個のパーツフィーダ5が並設されている。
基台1のX方向における両端部には一対のYテーブル6が配設されている。Yテーブル6上にはXテーブル7が架設されており、Yテーブル6の駆動によりY方向に移動できるようになっている。Xテーブル7の側部には移載ヘッド8が装着されており、Xテーブル7の駆動によりX方向に移動できるようになっている。すなわち、Yテーブル6及びXテーブル7は、移載ヘッド8を基台1上でX方向及びY方向に水平移動させる水平移動手段となっている。
図2(a)において、移載ヘッド8には複数のノズルユニット10が並設されている(本実施の形態では、4個のノズルユニットをX方向に配列したノズルユニット列をY方向に2列配列している)。各ノズルユニット10の下端部には電子部品Pを吸着するノズル11が装着されており、各ノズル11は、Z方向に昇降及びXY平面内で回転できるようになっている。
図1において、搬送ガイド2と電子部品供給部4の間にはラインカメラ14等からなる電子部品認識部が配設されており、ノズル11に吸着されてピックアップされた電子部品Pを下方から認識する。ラインカメラ14の側方には、ノズル高さ検出センサ20が配設されており、ノズル11に吸着されてピックアップされた電子部品Pの高さを測定する。
次に、ノズル高さ検出センサ20について、図3(a)、(b)を参照して説明する。図3(a)において、ノズル高さ検出センサ20は、離間して対向配置された投光器21及び受光器22と、投光器21及び受光器22と電気的に接続された増幅装置26とセンサ制御部27から構成される。投光器21と受光器22の対向する面には、それぞれ投光スポットとなる投光側オリフィス21aと受光スポットとなる受光側オリフィス22aが設けられており、投光側オリフィス21aを介して投光器21から水平に投光されるレーザ光25が受光側オリフィス22aを介して受光器22により受光される。
投光器21と受光器22には、それぞれ投光器駆動部23と受光器駆動部24が備えられている。これらの投光器駆動部23と受光器駆動部24の駆動により、投光器21と受光器22をそれぞれ上下方向及び水平方向に移動及び回転させて、投光器21と受光器22の光軸調整を行うようになっている。
受光器22に受光されるレーザ光25は光電素子により電圧に変換され、増幅装置26で増幅されてセンサ制御部27に出力される。従って、レーザ光25が遮光されて受光量に変化がある場合、この変化量が僅かであっても、センサ制御部27において、増幅された電圧の変化量として明確に検出することができる。
なお、投光側オリフィス21aと受光側オリフィス22aは、投光器21と受光器22の対向する面に設けられているが、図3においては説明の便宜上、投光側オリフィス21aと受光側オリフィス22aが設けられた面を前面に振った状態を図示している。
図4において、増幅装置26には、受光器出力電圧増幅回路であるオペアンプ28と複数の可変抵抗(本実施の形態では2個の可変抵抗R1、R2を示している)が備えられており、この可変抵抗R1、R2の抵抗値を増減することにより電圧の増幅量を調節することができ、これにより受光器22の受光感度を調整することができる。
図3(a)、(b)において、センサ制御部27はZ軸エンコーダ12と電気的に接続されている。Z軸エンコーダ12はZ軸駆動部13と直結しており、Z軸駆動部13の駆動によって昇降するノズル11のZ軸変位量をパルスによるエンコーダ値として検出する。
Z軸駆動部13の駆動によりノズル11を昇降させると、ノズル11の下端部及びノズル11の下端部に吸着された電子部品Pがレーザ光25に交差することによりレーザ光25が遮光されて受光器22の受光量が変化する。この受光量がある閾値α(図5参照)に達すると、センサ制御部27からZ軸エンコーダ12にon/off信号が発せられ、その時点のエンコーダ値を取得してデータ処理部40に送信するようになっている。
電子部品Pの高さはこのエンコーダ値から算出することができる。すなわち、ノズル11の下端部に吸着された電子部品Pの側面で遮光されて受光器22の受光量が閾値αになったときに取得されるエンコーダ値と、電子部品Pを吸着していない状態のノズル11の下端部でレーザ光25が遮光されて受光器22の受光量が閾値αになったときに取得されるエンコーダ値の差から電子部品Pの高さに相当するノズル11の移動量であるエンコーダ値を算出し、既知のエンコーダ値とノズル11の移動量の相関から電子部品Pの高さが算出される。
図5(a)において破線で示した線図S2は、通常の高さ検出センサにおける遮光長と受光量の関係を示したグラフである。ノズル11がレーザ光25に対して下降してレーザ光25と交差すると、それまで受光側オリフィス22aの全面に受光して飽和状態となっていた受光量が減少し始める。ノズル11が更に下降して、受光側オリフィス22aに受
光されていたレーザ光25が鉛直方向に遮光されて遮光長が増大していくと、受光器22の受光量が漸次減少し、受光器22にレーザ光25が受光されなくなる完全遮光状態となる(実際にはレーザ光25の回折現象により微量のレーザ光25が受光されるため、受光量は必ずしもゼロにはならない)。
図3(b)、(c)は、電子部品Pと投光側オリフィス21aと受光側オリフィス22aの大きさの関係を示している。電子部品Pは電子部品実装装置において取り扱われる電子部品のうち最小の電子部品である。この電子部品Pは、例えば0402チップ部品の場合、縦辺が約0.4mm、横辺が約0.2mm、厚さが約0.2mmであり、一般的な投光器及び受光器おける投受光スポットの径1mmに比べて小さい。そのため、受光器の受光量に与える電子部品Pによる遮光量の影響は小さく完全遮光が生じないので、遮光長と受光量の関係が図5に示す破線図のような相関にならず、閾値を設定して電子部品Pの高さを測定することはできない。
このような微小な電子部品Pの高さを測定するため、図3(b)に示すように、受光器22に設けられた受光側オリフィス22aは、電子部品Pの遮光面より小さい径dにして受光スポットを狭めている。これにより、遮光長の増大に伴って受光量が減少し、最終的には完全遮光状態が現れるようにしている。なお遮光面とは、レーザ光25を遮光する電子部品Pの高さhと縦辺W、横辺L、またノズルの外径Aをいう。なお、図3(c)では、電子部品の縦辺Wの面で遮光しているが、ノズル11を90度回転させて横辺Lの面で遮光することもできる。電子部品Pの高さを測定する際には、広い遮光面でレーザ光25を遮光するとより精確な測定を行うことができるので、例えば0402チップ電子部品は、横辺L(0.2mm)の面で遮光するよりも縦辺W(0.4mm)で遮光する方が精度の高い測定ができる。従って、測定の際には、電子部品Pを吸着したノズル11を回転させ、より広い遮光面をレーザ光25と交差させることが望ましい。
また、レーザ光25の回折の影響を抑えるために、投光器21の投光側オリフィス21aを小径にしてレーザ光線の幅を狭めることが望ましいが、あまり小径になると投光器21と受光器22との間で光軸調整が困難になるため、受光側オリフィス22aの径dより若干大きな径Dに形成している。例えば、投光側オリフィス21aの径Dを0.3mm、受光側オリフィス22aの径dを0.1mm程度にすると、回折の影響を抑制することができるとともに光軸調整の作業性を確保することができる。
受光器22に小径の受光側オリフィス22aを設けたことにより受光器22の受光量が減少するので、受光器22の受光感度を向上させて、遮光長の増大に伴う受光量の減少の相関をより明確に検知できるようにしている。受光感度の向上は、増幅装置26に備えられた可変抵抗R1、R2の抵抗値を変更することにより行われる。
図5(a)において実線で示した線図S1は、受光感度を向上させた場合の遮光長と受光量の関係を示したグラフである。完全遮光となる遮光長の直前までは受光量が飽和状態を保ち受光量は減少しないが、これを超えて遮光が進むと受光量が急激に減少する。このため、完全遮光状態となる遮光長近辺における実線図の傾きβ1は急勾配となっている。一方、従来の受光感度を向上させていない状態の遮光長と受光量の関係を示す破線図における傾きβ2は緩勾配となっている。
このため、閾値α近辺においては、同じ遮光長aに対する受光量の変化量が、受光感度を向上させた場合(図中cで表示)のほうが従来の受光感度を向上させていない場合(図中bで表示)より大きい。従って、高さ検出センサ20の周囲環境の温度の変化等による外乱によりセンサ特性に変化が生じた場合であっても、受光感度を向上させていると遮光長の変動を小さく抑えることができる。図5(b)において、外乱により受光量と遮光長
の相関が乱れ、正常状態における相関関係を示す実線図S1と破線図S2は、それぞれ受光量eに相当する分だけ下方に移動して実線図S3と破線図S4に表される相関関係に変化している。なお、実線図S3は受光感度を向上させた場合、線図S4は受光感度を向上させてない場合である。
実線図S1においては、閾値αに達した時点の遮光長はf1であるが、外乱によりセンサ特性が変化した実線図S3においては、閾値αに達した時点の遮光長はf3となっている。破線図S2、S4においても同様に、遮光長はそれぞれf2とf4となっている。f1とf3の遮光長の差g1は、f2とf4の遮光長の差g2より小さいので、外乱によりセンサ特性に変化が生じた場合であっても、受光感度を向上させていると、受光感度を向上させていない場合と比べより真の遮光長に近い値が示されることになる。これにより、様々な外乱の存在下においても、受光量が閾値αに達した時点のノズル11の高さのばらつきを小さく抑えることができるので、外乱による影響を抑えた安定したエンコーダ値を取得することができ、微小な電子部品Pの高さを精確に測定することができる。
なお、閾値αは、遮光長の増大と受光量の減少が相関する傾きβ1が発生する部分に設定されるが、完全遮光となる部分は回折による受光の影響が生じ、また、受光量が飽和状態から減少し始める部分も周辺環境によりばらつきが生じるので、両部分の略中央に設定するのが望ましい。
次に、電子部品実装装置の制御系について、図6を参照して説明する。制御部30は、搬送ガイド2、パーツフィーダ5、Yテーブル6、Xテーブル7、ノズルユニット10、ラインカメラ14、高さ検出センサ20とバス31により接続されており、NCプログラム34に基づいてこれらの駆動を制御する。NCプログラム34はデータベース部32に予め記憶されており、このデータベース部32には、他に電子部品ライブラリ33、基板データ35、ノズルデータ36、受光量閾値データ37が記憶されている。上記の閾値αはこの受光量閾値データ37に記憶されている。
また、制御部30はデータ処理部40と接続されており、データ処理部40は、取得されたエンコーダ値から電子部品Pの高さを測定するとともに、部品ライブラリ33に記憶された各種電子部品の寸法データと比較し、品種の照合や電子部品の吸着姿勢等の確認を行う。
操作・入力部41は、キーボードやデータドライブ等の入力手段からなり、電子部品実装装置の動作を手動にて制御し、データベース部32に予めデータを入力する。表示部42は、液晶パネルやCRT等の表示手段からなり、実装装置の動作等に関する各種の情報等を可視的に表示する。
電子部品実装装置は以上のように構成され、次に、電子部品実装装置における高さ検出センサ20の光軸調整について、図7及び図8を参照して説明する。光軸調整は、投光器21から水平に投光されるレーザ光25が受光器22に完全受光された状態、すなわち受光器22の受光スポットである受光側オリフィス22aの全面に受光された状態となるように投光器21と受光器22の位置や傾きを調整して行う。
図7において、投光器21と受光器22の間にフィルタ29を介在させてレーザ光25と交差させている。フィルタ29は低投光率フィルタであり、投光器21から投光されるレーザ光25を一部遮光して光量を半分程度に減少させている。投光器駆動部23と受光器駆動部24の駆動により、投光器21と受光器22を上下動させ、投光側オリフィス21aの中心高さと受光側オリフィス22aの中心高さを水平に揃える。また、投光器21から投光されるレーザ光25が水平になるように投光器21の傾きを調整する。そして、
レーザ光25の光線上に受光側オリフィス22aが位置するように受光器22の鉛直方向及び水平方向の傾きを調整する。
図8中の線図T1、T2は、投光器21と受光器22の光軸調整度と受光器22の受光量の関係を示している。図8において、横軸は光軸調整度を示しており、光軸調整度が0のときに投光器21と受光器22の光軸が一致し、0から+側若しくは−側に離れるに従って光軸のズレが大きくなる。
実線図T1は、投光器21と受光器22の間にフィルタ29を介在させて光軸調整を行った場合の光軸調整度と受光量の関係を示しており、光軸調整度が0のとき完全受光状態となって受光量W1は最大値となっている。従って、受光器駆動部24の駆動により受光側オリフィス22aの位置をレーザ光25に対して相対的に変化させたときの受光器22の受光量の変化をセンサ制御部27(図3(a)参照)で数値的に管理し、受光量が最大となるときの受光側オリフィス22aの位置を検出することにより高さ検出センサ20の光軸調整をすることができる。
図8中の破線図T2は、フィルタ29を介在させない場合の光軸調整度と受光量の関係を示している。受光器22の受光感度が向上された状態においては、完全受光状態とはなっていない場合であっても受光量は飽和値に達して飽和状態となっているので、完全受光状態を数値的に判断して光軸調整度が0となった時点を検出することができず、精確な光軸調整ができない。そのため、受光感度を向上させた高さ検出センサ20における光軸調整の際には、投光器21と受光器22の間にフィルタ29を介在させてレーザ光25に交差させることにより、受光器22に受光される光量を半分程度に減少させている。これにより、光軸調整度と受光量の関係が実線図T1で表される関係のようになり、受光量の最大値W1が飽和状態における受光量より低い値となって数値的に捉えることができるので、完全受光状態となった時点を明確に判断することが可能となる。
このように、微小な電子部品の高さを精確に測定するために受光感度が向上された高さ検出センサの光軸調整を行う際に低投光率フィルタを介在させて受光量を減少させているので、受光感度を向上させたままの状態で光軸調整を行うことができる。また、受光量を減少させることにより、完全受光状態となった時点を数値的に把握することができるので、精確な光軸調整が可能となる。
なお、この完全受光状態となった時点の受光量W1と受光側オリフィス22aの位置をセンサ制御部27に記憶させておくことにより、次回からの光軸調整が容易となるとともに、光軸調整毎の誤差をなくして検知精度のばらつきを抑えることができる。
本発明によれば、高さ検出センサの受光感度を向上させたままの状態で光軸調整を行うことができ、また、完全受光状態となった時点を数値的に把握することにより精確な光軸調整が可能となるので、微小な電子部品の高さを測定して実装する分野に有用である。
本発明の一実施の形態における電子部品実装装置の平面図 (a)本発明の一実施の形態における電子部品実装装置の移載ヘッドの平面図(b)本発明の一実施の形態における電子部品実装装置の移載ヘッドの正面図 (a)本発明の一実施の形態における高さ検出センサの構成図(b)本発明の一実施の形態における高さ検出センサのオリフィス径と電子部品との関係を示した側面図(c)本発明の一実施の形態における高さ検出センサのオリフィス径と電子部品との関係を示した平面図 本発明の一実施の形態における高さ検出センサの増幅装置の電気的構成図 (a)本発明の一実施の形態における高さ検出センサの遮光長と受光量の関係を示すグラフ(b)本発明の一実施の形態における高さ検出センサの遮光長と受光量の関係を示すグラフ 本発明の一実施の形態における電子部品実装装置の制御系のブロック図 本発明の一実施の形態における高さ検出センサの光軸調整の様子を示す説明図 本発明の一実施の形態における高さ検出センサの光軸調整度と受光量の関係を示すグラフ
符号の説明
20 高さ検出センサ
21 投光器
21a 投光側オリフィス
22 受光器
22a 受光側オリフィス
25 レーザ光
26 増幅装置
29 フィルタ

Claims (2)

  1. 投光スポットとなる投光オリフィスから光を投光する投光器と、この投光器と対向して配置されてこの投光器から投光される光を受光スポットとなる受光オリフィスに受光する受光器と、この受光器の受光感度を調整可能な増幅装置からなる電子部品の高さ検出センサを備えた電子部品実装装置において、
    前記受光オリフィスの径は前記電子部品の前記投光された光を遮光する遮光面より小さい径であり、前記投光オリフィスの径は前記受光オリフィスの径よりも大きな径であり、
    前記受光器の受光感度を向上させた状態で前記投光器と前記受光器の相対位置を調整して光軸調整を行う際に、前記投光スポットとなる投光オリフィスと前記受光スポットとなる受光オリフィスの間にフィルタを介在させて前記受光器の受光量を減少させることを特徴とする電子部品の高さ検出センサの光軸調整方法。
  2. 投光スポットとなる投光オリフィスからレーザ光を投光する投光器と、この投光器と対向して配置されてこの投光器から投光されるレーザ光を受光スポットとなる受光オリフィスに受光する受光器と、この受光器の受光感度を調整可能な増幅装置からなる電子部品の高さ検出センサを備えた電子部品実装装置において、
    前記受光オリフィスの径は前記電子部品の前記投光された光を遮光する遮光面より小さい径であり、前記投光オリフィスの径は前記受光オリフィスの径よりも大きな径であり、
    前記受光器の受光感度を向上させた状態で前記投光器と前記受光器の相対位置を調整して光軸調整を行う際に、前記投光スポットとなる投光オリフィスと前記受光スポットとなる受光オリフィスの間に低透光率のフィルタを介在させて前記受光器の受光量を減少させることにより、前記受光器の完全受光状態における受光量が前記受光器の飽和状態における受光量より低い値となるようにしたことを特徴とする電子部品の高さ検出センサの光軸調整方法。
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JP2005226997A (ja) * 2004-02-10 2005-08-25 Omron Corp 光電センサにおける光軸調整方法

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