JP4607982B2 - 無線送信方法、基地局装置、無線通信方法、及び無線通信システム - Google Patents
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Q.H.Spencer, A.Lee Swindlehurst, Martin Haardt, "Zero-forcing Methods for Downlink Spatial Multiplexing in Multiuser MIMO Channels", IEEE Trans. Signal Processing, Vol.52, No.2, Feb.2004, pp.461-471.
前記基地局装置から送信される送信ビームを受信し、受信した送信ビームをES−MLD法により復号を行い自端末宛の希望ストリームを出力することを特徴とする無線通信方法である。
図1は、本実施形態による無線通信システム1を示す概略ブロック図である。
無線通信システム1は、基地局装置10(当該基地局装置10は、いわゆるアクセスポイントでもある)と、複数のユーザ端末50−1〜50−n(以下、複数のユーザ端末50−1〜50−nのいずれか1つ、あるいはこれらをまとめて示す場合、ユーザ端末50ともいう)とを備えている。基地局装置10は、複数のアンテナ41−1〜41−p(以下、複数のアンテナ41−1〜41−pを示す場合、アンテナ41ともいう)を備えている。ユーザ端末50は、それぞれ複数のアンテナ601−1〜601−Z、602−1〜602−Z、60n−1〜60n−Z(以下、これらのアンテナについて、いずれか1つのユーザ端末50についての複数のアンテナを示す場合、アンテナ600という)を備えている。
図3は、本実施形態に係る基地局装置10の概略構成を示したブロック図である。基地局装置10において、送信ウエイト設定部21は、予め定められる総送信電力の範囲内で、ユーザ端末50ごとの送信電力(P1,P2,…,Pn)を設定する。また、送信ウエイト設定部21は、送信ウエイト抽出部27において所望のBER(Bit Error Rate)を満たす送信ウエイトが抽出できない場合、総送信電力を予め定められる割合で増減させ、増減させた総送信電力の範囲内で、ユーザ端末50ごとの送信電力を設定する。また、送信ウエイト設定部21は、設定したユーザ端末50ごとの送信電力(P1,P2,…,Pn)に対してブロック対角化法(BD法)を適用して、ユーザ端末ごとに予め定められる数の希望ストリームごとの送信ウエイトを設定する。
ここで、計算機シミュレーションとしては、まず、基地局装置10とそれぞれのユーザ端末50間における幾つかの通信条件下でのチャネル応答行列を任意に生成して、ユーザ端末50ごとの平均のBERを算出する。そして、算出したBERに対応するユーザ端末50ごとのSINRをチャネル応答行列に基づいて算出するなどの手法がある。これにより算出されたBERとSINRとを対応付けた対応関係情報が生成されて内部の記憶領域に記憶されることになる。
次に、図4及び図5を参照しつつ基地局装置10の動作について説明する。
まず、送信ウエイト設定部21は、予め定められる総送信電力の範囲内で、ユーザ端末50ごとの送信電力(P1,P2,…,Pn)を設定する(ステップS1)。次に、送信ウエイト設定部21は、設定したユーザ端末50ごとの送信電力(P1,P2,…,Pn)に対してブロック対角化法を適用して、ユーザ端末ごとに予め定められる数の希望ストリームごとの送信ウエイトを設定する(ステップS2)。
次に、図6及び図7を参照しつつ、送信ウエイト抽出部27において行われる平面カット法について説明する。図6は、平面カット法の処理手順を示したフローチャートである。まず、送信ウエイト設定部21にて設定された送信ウエイトを初期値として設定する(ステップSa1)。次に、i=1番目の送信ウエイトを変数として選択し、残りの送信ウエイトは固定する(ステップSa2)。当該変動変数を変動させることにより、評価関数Aは、1変数の関数となる。そして、1変数の評価関数Aの評価値の最大値を求める(ステップSa3)。なお、フローチャートのステップSa3の式は、一般化した式であり、ハット(^)のついていないxiが変動変数であり、ハット(^)のついているそれ以外のxは、固定されていることを意味しており、i=1の際の当該式は、x1にハット(^)が付かず、それ以外のxにはハット(^)が付くことになる。
前述したように、送信ウエイト設定部21は、送信ウエイト抽出部27において求められるBERの値が所望のBERに漸近するまで、総送信電力を増減させて処理を繰り返す。上述した処理では、予め定められる割合で増減させるとして記載したが、この割合を収束点に近づくに従って小さくしてもよい。換言すると、総送信電力の増減割合は、検出したBER評価基準値と所望のBER評価基準値の差に応じた割合としてもよい。図8は、増減割合を検出したBER評価基準値(図8の「BER」)と所望のBER評価基準値(図8の「所望BER」)の差に応じた割合とした場合のBERの収束特性を示した図である。同図において、最初の総送信電力の増減幅(ステップ幅)は大きく、収束点に近づけば近づくほど小さくなっており、これにより、BERの値を発散させることなく、収束を早めて収束点に漸近させることができていることがわかる。
評価関数Aでは、全ユーザ端末50の平均BERを最小化する規範で、求められる送信ウエイトに作用することになるが、評価関数Bでは、SINRの積は、高いSNRの場合、全ユーザ端末の伝送容量の総和と関係があるため、全ユーザ端末50にわたる伝送容量の総和を最大化、すなわち伝送効率を良くする方向で、求められる送信ウエイトに作用することになる。
21 送信ウエイト設定部
22 受信ウエイト推定値算出部
23 干渉ストリーム受信電力式生成部
24 希望ストリーム受信電力式生成部
25 評価関数生成部
26 雑音信号電力算出部
27 送信ウエイト抽出部
30 送信ビーム形成部
31 通信制御部
Claims (16)
- 複数のアンテナを備えた基地局装置と、複数のアンテナを備えた複数のユーザ端末とを備え、前記基地局装置の複数のアンテナと前記ユーザ端末の複数のアンテナの間で複数のストリームを確立して無線通信を行う無線通信システムにおける基地局装置による無線送信方法であって、
予め定められる総送信電力の範囲内で、前記ユーザ端末へ送信を行う際の前記ユーザ端末ごとの送信電力を設定し、当該ユーザ端末ごとの送信電力に対してブロック対角化法を適用して、前記ユーザ端末ごとに予め定められる数の希望ストリームごとの送信ウエイトを設定する送信ウエイト設定工程と、
前記送信ウエイト設定工程にて設定したそれぞれの前記送信電力及び前記希望ストリームごとの送信ウエイトにて送信され前記ユーザ端末側でMMSE受信復号すると仮定した場合の前記ユーザ端末側のMMSE受信ウエイト推定値を、前記希望ストリームごとに算出する受信ウエイト推定値算出工程と、
前記受信ウエイト推定値算出工程により算出されたMMSE受信ウエイト推定値と、前記希望ストリームごとに予め算出される伝達関数とに基づいて、前記MMSE受信ウエイトにて前記ユーザ端末が受信した場合の前記ユーザ端末ごとの希望ストリームの受信電力の算出式を前記送信ウエイトを変数として含む形式で生成する希望ストリーム受信電力式生成工程と、
前記受信ウエイト推定値算出工程により算出されたMMSE受信ウエイト推定値と、前記希望ストリームごとに予め算出される伝達関数とに基づいて、前記MMSE受信ウエイトにて前記ユーザ端末が受信した場合の他のユーザ端末に向けて送信される希望ストリームに起因する前記ユーザ端末ごとの干渉ストリームの受信電力の算出式を前記送信ウエイトを変数として含む形式で生成する干渉ストリーム受信電力式生成工程と、
前記希望ストリーム受信電力算出式と、前記干渉ストリーム受信電力算出式とに基づいて、前記送信ウエイトを変数として含む評価関数を生成する評価関数生成工程と、
前記評価関数生成工程にて生成した評価関数に変数として含まれる前記送信ウエイトに、前記送信ウエイト設定工程で設定した前記希望ストリームごとの送信ウエイトを初期値として入力し、前記評価関数の評価値を最大化する前記送信ウエイトを選択し、選択した前記送信ウエイトに対応する前記ユーザ端末ごとのビット誤り率に基づくビット誤り率評価基準値と、予め定められる所望のビット誤り率評価基準値との差が一定値以内である場合、選択した前記送信ウエイトを前記ユーザ端末についての送信ウエイトとして抽出する送信ウエイト抽出工程と、
前記送信ウエイト抽出工程により抽出された送信ウエイトに基づいて送信ビームを形成する送信ビーム形成工程と、を含み、
前記送信ウエイト設定工程は、
前記ビット誤り率評価基準値と、前記所望のビット誤り率評価基準値との差が一定値以内でない場合、前記ビット誤り率評価基準値と、前記所望のビット誤り率評価基準値とに基づいて前記総送信電力を増減させ、増減させた総送信電力と、抽出された前記複数の送信ウエイトの値とに応じて、希望ストリームごとの送信ウエイトを新たに設定し、前記受信ウエイト推定値算出工程以降の工程を繰り返させる
ことを特徴とする無線送信方法。 - 前記ユーザ端末ごとの雑音信号電力を算出する雑音信号電力算出工程を含み、
前記評価関数生成工程は、
前記希望ストリーム受信電力算出式から得られる希望ストリーム受信電力の全ユーザ端末についての総和をS0とし、前記干渉ストリーム受信電力算出式から得られる干渉ストリーム受信電力の全ユーザ端末についての総和をI0とし、前記雑音信号電力算出工程により算出された雑音信号電力の全ユーザ端末についての総和である総雑音信号電力をN0とした場合に、S0/(I0+N0)を評価関数として生成する
ことを特徴とする請求項1に記載の無線送信方法。 - 前記ユーザ端末ごとの雑音信号電力を算出する雑音信号電力算出工程を含み、
前記評価関数生成工程は、
前記希望ストリーム受信電力算出式から得られる前記ユーザ端末ごとの希望ストリーム受信電力をSとし、前記干渉ストリーム受信電力算出式から得られる前記ユーザ端末ごとの干渉ストリーム受信電力をIとし、前記雑音電力算出工程により算出された前記ユーザ端末ごとの雑音信号電力をNとした場合に、全ての前記ユーザ端末についてのS/(I+N)の積を評価関数として生成する
ことを特徴とする請求項1に記載の無線送信方法。 - 前記ユーザ端末ごとの雑音信号電力を算出する雑音信号電力算出工程を含み、
前記評価関数生成工程は、
前記希望ストリーム受信電力算出式から得られる前記ユーザ端末ごとの希望ストリーム受信電力をSとし、前記干渉ストリーム受信電力算出式から得られる前記ユーザ端末ごとの干渉ストリーム受信電力をIとし、前記雑音電力算出工程により算出された前記ユーザ端末ごとの雑音信号電力をNとした場合に、全ての前記ユーザ端末についてのS/(I+N)の和を評価関数として生成する
ことを特徴とする請求項1に記載の無線送信方法。 - 前記ユーザ端末にて受信した際の前記ユーザ端末ごとのSINRと、前記ユーザ端末ごとのビット誤り率とが対応付けられた対応関係情報を記憶する対応関係情報記憶部を備えており、
前記送信ウエイト抽出工程は、
前記評価関数の評価値を最大化する前記送信ウエイトを選択した場合、選択した前記送信ウエイトに対応する前記ユーザ端末ごとのSINRを算出し、算出したSINRに対応するビット誤り率を前記対応関係情報記憶部から読み出して前記ユーザ端末ごとのビット誤り率を求め、求めたビット誤り率に基づくビット誤り率評価基準値を算出し、算出したビット誤り率評価基準値と、前記所望のビット誤り率評価基準値との差が一定値以内である場合、選択した前記送信ウエイトを前記ユーザ端末についての送信ウエイトとして抽出する
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の無線送信方法。 - 前記ユーザ端末ごとに、前記ユーザ端末の前記希望ストリームごとのSINRを組み合わせたSINRの組み合わせと、前記ユーザ端末ごとのビット誤り率とが対応付けられた対応関係情報を記憶する対応関係情報記憶部を備えており、
前記送信ウエイト抽出工程は、
前記評価関数の評価値を最大化する前記送信ウエイトを選択した場合、選択した前記送信ウエイトに対応する前記ユーザ端末ごとの前記希望ストリームのSINRの組み合わせを求め、求めたSINRの組み合わせに対応する前記ユーザ端末のビット誤り率を前記対応関係情報記憶部から読み出し、読み出したビット誤り率に基づくビット誤り率評価基準値を算出し、算出したビット誤り率評価基準値と、前記所望のビット誤り率評価基準値との差が一定値以内である場合、選択した前記送信ウエイトを前記ユーザ端末についての送信ウエイトとして抽出する
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の無線送信方法。 - 前記対応関係情報記憶部は、
前記ユーザ端末ごとに、前記ユーザ端末の前記希望ストリーム及び前記干渉ストリームごとのSINRを組み合わせたSINRの組み合わせと、前記ユーザ端末ごとのビット誤り率とが対応付けられた対応関係情報を記憶しており、
前記送信ウエイト抽出工程は、
前記評価関数の評価値を最大化する前記送信ウエイトを選択した場合、選択した前記送信ウエイトに対応する前記ユーザ端末ごとの前記希望ストリーム及び前記干渉ストリームのSINRの組み合わせを求め、求めたSINRの組み合わせに対応する前記ユーザ端末のビット誤り率を前記対応関係情報記憶部から読み出し、読み出したビット誤り率に基づくビット誤り率評価基準値を算出し、算出したビット誤り率評価基準値と、前記所望のビット誤り率評価基準値との差が一定値以内である場合、選択した前記送信ウエイトを前記ユーザ端末についての送信ウエイトとして抽出する
ことを特徴とする請求項6に記載の無線送信方法。 - 前記評価関数生成工程は、
前記希望ストリーム受信電力算出式と、前記干渉ストリーム受信電力算出式とに基づいて、前記送信ウエイトを変数として含み前記ビット誤り率評価基準値を評価値として出力する評価関数を生成し、
前記送信ウエイト抽出工程は、
前記評価値を最大化する前記送信ウエイトを選択し、前記送信ウエイトを選択した際の前記評価関数の評価値である前記ユーザ端末ごとのビット誤り率に基づくビット誤り率評価基準値と、前記所望のビット誤り率評価基準値との差が一定値以内である場合、選択した前記送信ウエイトを前記ユーザ端末についての送信ウエイトとして抽出する
ことを特徴とする請求項1に記載の無線送信方法。 - 前記ビット誤り率評価基準値は、
前記ユーザ端末ごとのビット誤り率の和で示される
ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1つに記載の無線通信方法。 - 前記ビット誤り率評価基準値は、
前記ユーザ端末ごとのビット誤り率をBERとした場合、1/(1−BER)の積で示される
ことを特徴とする請求項1から9のいずれか1つに記載の無線通信方法。 - 前記送信ウエイト抽出工程は、
前記評価関数生成工程にて生成した評価関数に変数として含まれる前記送信ウエイトに、前記送信ウエイト設定工程で設定した前記希望ストリームごとの送信ウエイトを初期値として入力し、前記複数の送信ウエイトのうちのいずれか1つの送信ウエイトを選択して当該送信ウエイトの値を増減させて、当該送信ウエイトについての前記評価値の最大化を行い、次に、前記増減させた送信ウエイトの値を維持しつつ当該送信ウエイト以外のいずれか1つの送信ウエイトを選択して増減させて当該送信ウエイトについての前記評価値の最大化を行うことを全ての送信ウエイトについて順次繰り返す第1の工程と、
前記第1の工程にて求められた評価値と1つ前の前記第1の工程にて求められた評価値との差分と、予め定められる所定値とに基いて繰り返しを終了するか否かを判定し、終了すると判定した場合、終了すると判定した際の送信ウエイトを、前記評価関数の評価値を最大化する前記送信ウエイトとして抽出する判定抽出工程と、
を含むことを特徴とする請求項1から10のいずれか1つに記載の無線送信方法。 - 前記送信ウエイト設定工程は、
予め定められる総送信電力の範囲内で、前記ユーザ端末へ送信を行う際の前記ユーザ端末ごとの送信電力を設定する際に、前記ブロック対角化法を送信ビーム形成に利用した場合に、前記希望ストリームについて最大の伝送容量が得られる送信電力を設定する
ことを特徴とする請求項1から11に記載の無線送信方法。 - 前記送信ウエイト設定工程は、
前記ビット誤り率基準値と、前記所望のビット誤り率評価基準値との差が一定値以内でない場合、前記ビット誤り率基準値と、前記所望のビット誤り率評価基準値とに基づいて前記総送信電力を増減させる際に、前記ビット誤り率基準値と、予め定められる所望のビット誤り率評価基準値との差に応じた増減幅で、前記総送信電力を増減させる
ことを特徴とする請求項1から12に記載の無線送信方法。 - 複数のアンテナを備えた基地局装置と、複数のアンテナを備えた複数のユーザ端末とを備え、前記基地局装置の複数のアンテナと前記ユーザ端末の複数のアンテナの間で複数のストリームを確立して無線通信を行う無線通信システムにおける基地局装置であって、
予め定められる総送信電力の範囲内で、前記ユーザ端末へ送信を行う際の前記ユーザ端末ごとの送信電力を設定し、当該ユーザ端末ごとの送信電力に対してブロック対角化法を適用して、前記ユーザ端末ごとに予め定められる数の希望ストリームごとの送信ウエイトを設定する送信ウエイト設定部と、
前記送信ウエイト設定部により設定されたそれぞれの前記送信電力及び前記希望ストリームごとの送信ウエイトにて送信され前記ユーザ端末側でMMSE受信復号すると仮定した場合の前記ユーザ端末側のMMSE受信ウエイト推定値を、前記希望ストリームごとに算出する受信ウエイト推定値算出部と、
前記受信ウエイト推定値算出部により算出されたMMSE受信ウエイト推定値と、前記希望ストリームごとに予め算出される伝達関数とに基づいて、前記MMSE受信ウエイトにて前記ユーザ端末が受信した場合の前記ユーザ端末ごとの希望ストリームの受信電力の算出式を前記送信ウエイトを変数として含む形式で生成する希望ストリーム受信電力式生成部と、
前記受信ウエイト推定値算出部により算出されたMMSE受信ウエイト推定値と、前記希望ストリームごとに予め算出される伝達関数とに基づいて、前記MMSE受信ウエイトにて前記ユーザ端末が受信した場合の他のユーザ端末に向けて送信される希望ストリームに起因する前記ユーザ端末ごとの干渉ストリームの受信電力の算出式を前記送信ウエイトを変数として含む形式で生成する干渉ストリーム受信電力式生成部と、
前記希望ストリーム受信電力算出式と、前記干渉ストリーム受信電力算出式とに基づいて、前記送信ウエイトを変数として含む評価関数を生成する評価関数生成部と、
前記評価関数生成部が生成した評価関数に変数として含まれる前記送信ウエイトに、前記送信ウエイト設定部が設定した前記希望ストリームごとの送信ウエイトを初期値として入力し、前記評価関数の評価値を最大化する前記送信ウエイトを選択し、選択した前記送信ウエイトに対応する前記ユーザ端末ごとのビット誤り率に基づくビット誤り率評価基準値と、予め定められる所望のビット誤り率評価基準値との差が一定値以内である場合、選択した前記送信ウエイトを前記ユーザ端末についての送信ウエイトとして抽出する送信ウエイト抽出部と、
前記送信ウエイト抽出部により抽出された送信ウエイトに基づいて送信ビームを形成する送信ビーム形成部と、を備え、
前記送信ウエイト設定部は、
前記送信ウエイト抽出部が求めた前記ビット誤り率評価基準値と、前記所望のビット誤り率評価基準値との差が一定値以内でない場合、前記ビット誤り率評価基準値と、前記所望のビット誤り率評価基準値とに基づいて前記総送信電力を増減させ、増減させた総送信電力と、抽出された前記複数の送信ウエイトの値とに応じて、希望ストリームごとの送信ウエイトを新たに設定する
ことを特徴とする基地局装置。 - 複数のアンテナを備えた基地局装置と、複数のアンテナを備えた複数のユーザ端末とを備え、前記基地局装置の複数のアンテナと前記ユーザ端末の複数のアンテナの間で複数のストリームを確立して無線通信を行う無線通信システムにおける無線通信方法であって、
前記基地局装置にて、
予め定められる総送信電力の範囲内で、前記ユーザ端末へ送信を行う際の前記ユーザ端末ごとの送信電力を設定し、当該ユーザ端末ごとの送信電力に対してブロック対角化法を適用して、前記ユーザ端末ごとに予め定められる数の希望ストリームごとの送信ウエイトを設定する送信ウエイト設定工程と、
前記送信ウエイト設定工程にて設定したそれぞれの前記送信電力及び前記希望ストリームごとの送信ウエイトにて送信され前記ユーザ端末側でMMSE受信復号すると仮定した場合の前記ユーザ端末側のMMSE受信ウエイト推定値を、前記希望ストリームごとに算出する受信ウエイト推定値算出工程と、
前記受信ウエイト推定値算出工程により算出されたMMSE受信ウエイト推定値と、前記希望ストリームごとに予め算出される伝達関数とに基づいて、前記MMSE受信ウエイトにて前記ユーザ端末が受信した場合の前記ユーザ端末ごとの希望ストリームの受信電力の算出式を前記送信ウエイトを変数として含む形式で生成する希望ストリーム受信電力式生成工程と、
前記受信ウエイト推定値算出工程により算出されたMMSE受信ウエイト推定値と、前記希望ストリームごとに予め算出される伝達関数とに基づいて、前記MMSE受信ウエイトにて前記ユーザ端末が受信した場合の他のユーザ端末に向けて送信される希望ストリームに起因する前記ユーザ端末ごとの干渉ストリームの受信電力の算出式を前記送信ウエイトを変数として含む形式で生成する干渉ストリーム受信電力式生成工程と、
前記希望ストリーム受信電力算出式と、前記干渉ストリーム受信電力算出式とに基づいて、前記送信ウエイトを変数として含む評価関数を生成する評価関数生成工程と、
前記評価関数生成工程にて生成した評価関数に変数として含まれる前記送信ウエイトに、前記送信ウエイト設定工程で設定した前記希望ストリームごとの送信ウエイトを初期値として入力し、前記評価関数の評価値を最大化する前記送信ウエイトを選択し、選択した前記送信ウエイトに対応する前記ユーザ端末ごとのビット誤り率に基づくビット誤り率評価基準値と、予め定められる所望のビット誤り率評価基準値との差が一定値以内である場合、選択した前記送信ウエイトを前記ユーザ端末についての送信ウエイトとして抽出する送信ウエイト抽出工程と、
前記送信ウエイト抽出工程により抽出された送信ウエイトに基づいて送信ビームを形成する送信ビーム形成工程と、を含み、
前記送信ウエイト設定工程は、
前記ビット誤り率評価基準値と、前記所望のビット誤り率評価基準値との差が一定値以内でない場合、前記ビット誤り率評価基準値と、前記所望のビット誤り率評価基準値とに基づいて前記総送信電力を増減させ、増減させた総送信電力と、抽出された前記複数の送信ウエイトの値とに応じて、希望ストリームごとの送信ウエイトを新たに設定し、前記受信ウエイト推定値算出工程以降の工程を繰り返させ、
前記ユーザ端末にて、
前記基地局装置から送信される送信ビームを受信し、受信した送信ビームをES−MLD法により復号を行い自端末宛の希望ストリームを出力する
ことを特徴とする無線通信方法。 - 複数のアンテナを備えた基地局装置と、複数のアンテナを備えた複数のユーザ端末とを備え、前記基地局装置の複数のアンテナと前記ユーザ端末の複数のアンテナの間で複数のストリームを確立して無線通信を行う無線通信システムであって、
前記基地局装置は、
予め定められる総送信電力の範囲内で、前記ユーザ端末へ送信を行う際の前記ユーザ端末ごとの送信電力を設定し、当該ユーザ端末ごとの送信電力に対してブロック対角化法を適用して、前記ユーザ端末ごとに予め定められる数の希望ストリームごとの送信ウエイトを設定する送信ウエイト設定部と、
前記送信ウエイト設定部により設定されたそれぞれの前記送信電力及び前記希望ストリームごとの送信ウエイトにて送信され前記ユーザ端末側でMMSE受信復号すると仮定した場合の前記ユーザ端末側のMMSE受信ウエイト推定値を、前記希望ストリームごとに算出する受信ウエイト推定値算出部と、
前記受信ウエイト推定値算出部により算出されたMMSE受信ウエイト推定値と、前記希望ストリームごとに予め算出される伝達関数とに基づいて、前記MMSE受信ウエイトにて前記ユーザ端末が受信した場合の前記ユーザ端末ごとの希望ストリームの受信電力の算出式を前記送信ウエイトを変数として含む形式で生成する希望ストリーム受信電力式生成部と、
前記受信ウエイト推定値算出部により算出されたMMSE受信ウエイト推定値と、前記希望ストリームごとに予め算出される伝達関数とに基づいて、前記MMSE受信ウエイトにて前記ユーザ端末が受信した場合の他のユーザ端末に向けて送信される希望ストリームに起因する前記ユーザ端末ごとの干渉ストリームの受信電力の算出式を前記送信ウエイトを変数として含む形式で生成する干渉ストリーム受信電力式生成部と、
前記希望ストリーム受信電力算出式と、前記干渉ストリーム受信電力算出式とに基づいて、前記送信ウエイトを変数として含む評価関数を生成する評価関数生成部と、
前記評価関数生成部が生成した評価関数に変数として含まれる前記送信ウエイトに、前記送信ウエイト設定部が設定した前記希望ストリームごとの送信ウエイトを初期値として入力し、前記評価関数の評価値を最大化する前記送信ウエイトを選択し、選択した前記送信ウエイトに対応する前記ユーザ端末ごとのビット誤り率に基づくビット誤り率評価基準値と、予め定められる所望のビット誤り率評価基準値との差が一定値以内である場合、選択した前記送信ウエイトを前記ユーザ端末についての送信ウエイトとして抽出する送信ウエイト抽出部と、
前記送信ウエイト抽出部により抽出された送信ウエイトに基づいて送信ビームを形成する送信ビーム形成部と、を備え、
前記送信ウエイト設定部は、
前記送信ウエイト抽出部が求めた前記ビット誤り率評価基準値と、前記所望のビット誤り率評価基準値との差が一定値以内でない場合、前記ビット誤り率評価基準値と、前記所望のビット誤り率評価基準値とに基づいて前記総送信電力を増減させ、増減させた総送信電力と、抽出された前記複数の送信ウエイトの値とに応じて、希望ストリームごとの送信ウエイトを新たに設定し、
前記ユーザ端末は、
前記基地局装置から送信される送信ビームを受信し、受信した送信ビームをES−MLD法により復号を行い自端末宛の希望ストリームを出力する
ことを特徴とする無線通信システム。
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