JP5613120B2 - 無線通信方法、及び無線通信システム - Google Patents
無線通信方法、及び無線通信システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP5613120B2 JP5613120B2 JP2011164361A JP2011164361A JP5613120B2 JP 5613120 B2 JP5613120 B2 JP 5613120B2 JP 2011164361 A JP2011164361 A JP 2011164361A JP 2011164361 A JP2011164361 A JP 2011164361A JP 5613120 B2 JP5613120 B2 JP 5613120B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base station
- station apparatus
- terminal station
- power
- transmission
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Description
また、無線通信の需要の高まりは、宅内・オフィス等の場所に、APの設置の増加を引き起こしている。更に、将来の集合住宅等の環境では、各家庭にAPを設置されることが予想され、近接する場所に複数のAPが設置されると、近接する通信セルの信号が互いに干渉となり、良好な無線通信ができなくなるという問題が生じる可能性が高い。
周波数チャネルにおいては、IEEE802.11a/n/acそれぞれの無線機が存在する場合、それぞれ20MHz、40MHz、80MHz、160MHzのいずれかの周波数チャネルを用いて、干渉を回避して動作している。更に、時間においては、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access/Collision Avoidance)で送信を行うことで、異なる時間で通信を行うことにより干渉を回避している(非特許文献1)。
しかも、無線LANは、各通信セルが自律分散制御により成り立つ無線通信システムであるために、通信セルごとに最適な周波数チャネルや、最適な時間を割り当てることが困難である。そのため、アクセスポイントやステーションが備えている能力を発揮できないことも問題である。
同様に、自律分散制御において、通信セル間で連携して送信電力を制御する技術も検討されている。しかし、自律分散制御において、通信セルごとの最適な送信電力を決定することは困難である。しかも、干渉電力を抑圧することは、自信の通信の受信電力を低下させることになり、スループットの大幅な増加は難しい。
図1は、第1実施形態における無線通信システム1の一例を示す概念図である。同図に示すように、無線通信システム1は、2つの基地局装置100−1、100−2と、基地局装置100−1と無線パケット通信をする端末局装置200-1と、基地局装置100−2と無線パケット通信をする端末局装置200−2とを具備している。
端末局装置200−1は、基地局装置100−1がなす通信セル101−1に属し、基地局装置100−1を介して不図示の外部ネットワークとの通信を行う。また、端末局装置200−2は、基地局装置100−2がなす通信セル101−2に属し、基地局装置100−2を介して前述の外部ネットワークとの通信を行う。
また、図1において、通信セル101−1と、通信セル101−2とが重なり合う領域があり、当該領域において互いの無線パケット通信が干渉するために、周波数チャネルの通信帯域を通信セル101−1と、通信セル101−2とで時間軸上で按分して用いている。
基地局装置100−1と基地局装置100−2とは同じ構成を有しており、以下、基地局装置100−1又は基地局装置100−2のいずれか一方、あるいは両方を示すときに基地局装置100という。また、端末局装置200−1と端末局装置200−2とは同じ構成を有しており、以下、端末局装置200−1、200−2のいずれか、あるいは全てを示すときに端末局装置200という。
また、信号電力取得部114は、算出した信号電力S及び干渉電力Iを情報記憶部115に記憶させる。
基地局装置100から端末局装置200にデータの送信が行われるとき、選択テーブル115Aに基づいて、信号電力対干渉雑音電力比に応じた変調方式及び符号化レートの組合せが選択される。ここで、信号電力対干渉雑音電力比SINRは、信号電力Sと干渉電力Iと雑音電力Nとに基づいて算出され、単位が[dB]である場合、次式(2)を用いて算出される。
送信設定情報選択部116は、情報記憶部115に記憶されている信号電力S及び干渉電力Iを読み出し、信号電力対干渉雑音電力比を算出する。このとき、雑音電力Nは、無線部112が受信した無線パケット以外の信号の電力から算出するようにしてもよいし、予め定められた電力値を用いるようにしてもよい。送信設定情報選択部116は、算出した信号電力対干渉雑音電力比に対応する変調方式及び符号化レートの組合せを情報記憶部115の選択テーブル115Aから読み出し、読み出した変調方式及び符号化レートを示す送信設定情報を送信信号生成部118に出力する。
無線部212は、アンテナ211を介して受信した受信信号から無線パケットを検出し、検出した無線パケットを信号電力測定部213と、伝搬チャネル測定部214とに出力する。また、無線部212は、通知信号生成部216から入力される無線パケットを、アンテナ211を介して送信する。
通知信号生成部216は、情報記憶部215に記憶されている干渉情報、及び伝搬チャネルの特性を示す情報を読み出し、読み出した情報を含む通知信号を生成する。通知信号生成部216は、生成した通知信号を無線部212に出力する。
図4は、本実施形態における無線通信システム1の無線パケットの送信動作を示すタイムチャートである。ここでは、基地局装置100−1では端末局装置200−1宛ての送信データが生起し、基地局装置100−2でも端末局装置200−2宛ての送信データが生起している場合について説明する。また、「基地局装置100−1のランダム時間」が「基地局装置100−2のランダム時間」より短いものとする。ランダム時間は、乱数に基づいて設定される期間であり、当該期間に亘ってキャリアセンス(Carrier Sense:CS)を行い、当該期間おいて他の装置が送信した信号を検出しなかった場合、すなわちアイドル中の場合、呼出信号を送信する。呼出信号には、宛先を示す宛先アドレスと、周辺通信セルの基地局装置100のアドレスと、伝搬チャネル推定用の既知信号とが含まれている。なお、周辺通信セルとは、近接する通信セルのことである。
このとき、基地局装置100−1及び基地局装置100−2は、各端末局装置200における干渉の状況に応じた変調方式及び符号化レートを選択しているので、無線パケットを同時に送信することができる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態では、各基地局装置が無線パケットを同時に送信することができる変調方式及び符号化レートを用いた場合の合計伝送時間と、各基地局装置が無線パケットを同時に送信しない場合の合計伝送時間とを比較し、合計伝送時間が小さい方を選択する。これにより、更に、スループットの向上を図り、より効率よく通信を行うことができる。
伝送時間算出部319は、情報記憶部115に記憶されている送信設定情報を読み出し、読み出した送信設定情報に基づいてデータの送信に要する伝送時間の算出を行う。伝送時間算出部319は、算出した伝送時間に基づいて、送信設定情報を用いて周辺セルの基地局装置300と同時に送信を行うか、周辺セルの基地局装置300と異なる時間に送信を行うかのいずれか一方を選択する。ここで、周辺セルの基地局装置300と異なる時間に送信を行う際には、例えば、CSMA/CA等を用いた送信を行う。
図6は、本実施形態における無線通信システムの無線パケットの送信動作を示すタイムチャートである。ここでは、無線通信システムは、2つの基地局装置300−1、300−2と、端末局装置200−1、200−2とを具備しており、それぞれの装置が第1実施形態の図1に示した状態と同じ位置関係にある場合について説明する。また、基地局装置300−1と端末局装置200−1とは通信セル301−1に属し、基地局装置300−2と端末局装置200−2とは通信セル301−2に属しているものとする。
時刻t61において、基地局装置300−1はランダムな時間間隔でキャリアセンス(CS)の結果、他の信号を検出しないためアイドル中と判定し、宛先アドレスとしての端末局装置200−1のアドレスと、周辺通信セルの基地局装置300−2のアドレスと、伝搬チャネル推定用のトレーニング信号とを含む呼出信号を送信する。このとき、端末局装置200−1は、受信した呼出信号に基づいて、伝搬チャネルを測定するとともに、信号電力を測定する。また、端末局装置200−2は、受信した呼出信号に基づいて、伝搬チャネルを測定するとともに、干渉電力を測定する。
また、基地局装置300−1、300−2において、伝送時間算出部319は、同時に無線パケット送信しない場合の合計伝送時間T´1、T´2を次式(4−1)、(4−2)を用いて算出する。
また、式(4−1)におけるT´D2は、通信セル301−2において、基地局装置300−2が基地局装置300−1と同時に無線パケットを送信せずに、周辺通信セルの基地局装置300−1と異なるタイミングで送信した場合の伝送時間である。この伝送時間T´D2は、伝送時間T´D1と同様に、例えば、端末局装置200−2の信号電力に応じて選択された変調方式及び符号化レートを用いて、CSMA/CA等の公知の方法でデータを送信した際に要する時間である。なお、変調方式及び符号化レートは、基地局装置300−2と端末局装置200−2との間の伝搬チャネルに基づいて選択してもよい。
また、T´Oは、データを送信した場合のデータ伝送以外で発生する伝送に係るオーバーヘッドの時間である。
時刻t65において、基地局装置300−2は、伝送時間算出部319が算出した合計伝送時間T2、T´2を示す通知信号を生成し、無線部112が通知信号を周辺通信セルの基地局装置300−1に送信する。
各基地局装置300において、伝送時間算出部319は、基地局装置300−1、300−2が互いに交換した合計伝送時間に基づいて、次式(5−1)、(5−2)を用いて最大伝送時間Tmax、T´maxを算出する。
基地局装置300−1、300−2は、最大伝送時間Tmax、T´maxを比較し、最大伝送時間T´maxが最大伝送時間Tmaxより大きい場合(Tmax<T´max)、同時に無線パケットを送信することを選択する。
時刻t66において、基地局装置300−1は、送信設定情報選択部116が選択した送信設定情報に基づいて、データ1を含む無線パケットを端末局装置200−1に送信する。このとき同じタイミングで、基地局装置300−2は、送信設定情報選択部116が選択した送信設定情報に基づいて、データ2を含む無線パケットを端末局装置200−2に送信する。
同図において、時刻t71から時刻t75までの処理は、図6の時刻t61から時刻t65までの処理と同じであるので、その説明を省略する。
基地局装置300−1、300−2は、最大伝送時間Tmax、T´maxを比較し、最大伝送時間T´maxが最大伝送時間Tmaxより小さい場合(Tmax>T´max)、同時に無線パケットを送信せずに、互いの無線パケットが干渉を起こさないように異なるタイミングで無線パケットを送信する。
データ1の送信の後に期間Tが経過した後の時刻t77において、宛先の端末局装置200−1は、受信信号に含まれている無線パケットを誤りなく復号すると、確認信号ACKを基地局装置100−1に送信する。また、図7には図示していないが、端末局装置200−1が確認信号ACKを送信した後に、基地局装置300−2は、基地局装置300−1と同様に、データ2を含む無線パケット端末局装置200−2に送信する。
なお、基地局装置300−1、300−2は、同時に無線パケットを送信しない場合、端末局装置200との間の伝搬チャネルに応じて、変調方式及び符号化レートを選択するようにしてもよい。
これにより、スループットが向上する送信方法を選択することにより、より効率よく通信を行うことができる。
次に、3つの通信セルが近接して配置されている場合における、無線通信方法の処理について説明する。この場合、3つの通信セルの基地局装置が同時に送信する。
また、本実施形態における基地局装置100及び端末局装置200は、第1実施形態(図2)と同じ構成であるので、その説明を省略する。
基地局装置100−1では端末局装置200−1宛ての送信データが生起し、基地局装置100−2では端末局装置200−2宛ての送信データが生起し、基地局装置100−3では端末局装置200−3宛ての送信データが生起している。
基地局装置100−3が呼出信号を送信した後の期間Tが経過した後の時刻t93において、各端末局装置200は、測定した伝搬チャネル、あるいは、信号電力及び干渉電力を含む応答信号を、自装置が属する通信セルの基地局装置100に送信する。このとき直交する符号を用いて同時に送信してもよいが、呼出信号のアドレス順に、期間Tの間隔で順次応答信号を送信してもよい。
時刻t95において、各基地局装置100−1〜100−3は、それぞれが選択した変調方式及び符号化レートに基づいて、各端末局装置200−1〜200−3にデータ1〜3を送信する。
ここで、第n番目(n=1,…,N)の通信セルに属する端末局装置200における信号電力対干渉雑音電力比SINRnは、次式(9)により算出される。
このように、信号電力対干渉雑音電力比を算出することにより、N個の通信セルが近接して配置されている場合においても、各基地局装置100において送信設定情報を選択することができる。各基地局装置100において、選択した送信設定情報に基づいて、無線パケットを同時に送信することにより、各端末局装置200において無線パケットを誤りなく受信することができ、無線通信システム3のスループットを向上させることができる。
次に、第4実施形態における無線通信システムについて説明する。第4実施形態では、第1又は第2実施形態における基地局装置がマルチユーザMIMO通信方式を用いて、同じ通信セルに属する複数の端末局装置に対して、無線パケットを同時に送信する。
基地局装置500−1と基地局装置500−2とは同じ構成を有しており、以下、基地局装置500−1又は基地局装置500−2のいずれか一方、あるいは両方を示すときに基地局装置500という。また、端末局装置600−1と端末局装置600−2とは同じ構成を有しており、以下、端末局装置600−1、600−2のいずれか、あるいは全てを示すときに端末局装置600という。
時刻t121において、基地局装置500−1は、ランダムな時間間隔でキャリアセンス(CS)を行い、他の信号を検出せずにアイドル中と判定すると、端末局装置600−1、600−2を宛先アドレスとし、周辺通信セルの基地局装置500−2のアドレスを含む呼出信号を送信する。このとき、各端末局装置600−1〜600−4は、基地局装置500−1から受信した呼出信号に基づいて、伝搬チャネルの測定を行う。
基地局装置500−2が呼出信号を送信してから期間Tが経過した後のt123において、各端末局装置600は、測定した伝搬チャネルを含んだ応答信号を、自装置が属する通信セルの基地局装置500に送信する。
基地局装置500−1が通信信号を送信してから期間Tが経過した後の時刻t125において、基地局装置500−2は、受信した応答信号によって通知された伝搬チャネルから算出した送信ウエイトを含む通知信号を、周辺通信セルの基地局装置500−1に送信する。
信号電力取得部114は、次式(10)を用いて、マルチユーザMIMO通信を行ったときの端末局装置600−1における信号電力の平均値S1を算出する。
また、基地局装置500−2において、信号電力取得部114が、端末局装置600−2、600−4それぞれにおける信号電力対干渉雑音電力比SINR2、SINR4を算出する。そして、送信設定情報選択部116が、信号電力対干渉雑音電力比SINR2、SINR4に基づいて、送信設定情報を選択する。
この場合、基地局装置500は、自装置と同じ通信セルに属する端末局装置600ごとに、当該端末局装置600から受信した応答信号によって通知された情報に基づいて、変調方式及び符号化レートを含む送信設定情報を選択する。基地局装置500−1、500−2は、送信設定情報に基づいて無線パケットを同時に送信する際に要する合計伝送時間T1,k、T2,kを次式(13−1)、(13−2)を用いて算出する。
また、TD1,kは、通信セル501−1の第k番目の端末局装置600の送信データ量及び送信設定情報から算出される合計伝送時間である。TD2,kは、通信セル501−2の第k番目の端末局装置600の送信データ量及び送信設定情報から算出される伝送時間である。
また、基地局装置500−1、500−2は、次式(14−1)、(14−2)を用いて、伝送時間T1、T2を算出する。
また、基地局装置500−1、500−2は、次式(16−1)、(16−2)を用いて、伝送時間T´1、T´2を算出する。
これにより、基地局装置500がマルチユーザMIMO通信方式を用いる場合においても、データ伝送に要する時間に基づいて、送信設定情報に基づいて各基地局装置500が同時に無線パケットを送信するか、各基地局装置500が異なるタイミングで無線パケットを送信するかを選択し、データ伝送に要する合計伝送時間が小さい送信方法を選択することによりスループットを向上させることができる。
なお、上述の各実施形態において、各基地局装置が無線パケットに対して用いる変調方式及び符号化レートを示す情報を、無線パケットの所定の領域に含めるようにして、各端末局装置が把握できるようにしてもよい。
100,100−1,100−2,100−3,300,300−1,300−2,500,500−1,500−2…基地局装置
101,101−1,101−2,101−3,301−1,301−2,501,501−1,501−2…通信セル
111,211,511,611…アンテナ
112,212,512,612…無線部
113…伝搬チャネル取得部
114…信号電力取得部
115,215…情報記憶部
115A…選択テーブル
116…送信設定情報選択部
117…ネットワークインターフェース
118…送信信号生成部
200,200−1,200−2,200−3,600,600−1,600−2,600−3,600−4…端末局装置
213…信号電力測定部
214…伝搬チャネル測定部
216…通知信号生成部
319…伝送時間算出部
Claims (5)
- 第1の基地局装置及び第1の端末局装置により構成される第1の通信セルと、第2の基地局装置及び第2の端末局装置により構成される第2の通信セルとが近接して配置されている無線通信システムにおけるマルチユーザMIMO通信方式を用いた無線通信方法であって、
前記第1の基地局装置から受信する信号と、前記第1の基地局装置以外の基地局装置から受信する信号とを用いて、各基地局装置と前記第1の端末局装置との間の伝搬チャネルの特性を測定する測定ステップと、
前記伝搬チャネルの特性に基づいて送信ウエイトを算出する送信ウエイト算出ステップと、
前記伝搬チャネルの特性と前記送信ウエイトとに基づいて前記第1の端末局装置における信号電力と干渉電力とを推定する電力推定ステップと、
変調方式及び符号化レートの組合せと信号電力対干渉雑音電力比とが予め対応付けられている選択テーブルから、前記信号電力と前記干渉電力とから算出された信号電力対干渉雑音電力比に対応する変調方式及び符号化レートを読み出して選択する送信設定選択ステップと、
前記送信設定選択ステップにおいて選択された変調方式及び符号化レートを用いた前記第1の基地局装置から前記第1の端末局装置への送信を行う送信ステップと、
を有することを特徴とする無線通信方法。 - 請求項1に記載の無線通信方法であって、
前記電力推定ステップには、
前記第1の端末局装置と前記第1の基地局装置との間の伝搬チャネルの特性と、前記第1の基地局装置が前記第1の端末局装置へ送信する際の用いる前記送信ウエイトとの乗算結果に対するフロベニウスノルムの二乗値を前記信号電力として算出するステップと、
前記第1の端末局装置と前記第1の基地局装置以外の基地局装置との間の伝搬チャネルの特性と該基地局装置が前記第1の端末局装置以外の端末局装置へ送信する際に用いる前記送信ウエイトとの乗算結果に対するフロベニウスノルムの二乗値を前記干渉電力として算出するステップと
が含まれることを特徴とする無線通信方法。 - 基地局装置と通信する端末局装置及び該基地局装置を有する通信セルが複数近接して配置されている無線通信システムにおけるマルチユーザMIMO通信方式を用いた無線通信方法であって、
前記端末局装置が属している通信セルの前記基地局装置から受信する信号と、該端末局装置が属している通信セル以外の近接する通信セルの前記基地局装置から受信する信号とを用いて、各基地局装置と該端末局装置との間の伝搬チャネルの特性を測定する測定ステップと、
前記伝搬チャネルの特性に基づいて前記端末局装置それぞれに対する送信ウエイトを算出する送信ウエイト算出ステップと、
前記伝搬チャネルの特性と前記送信ウエイトとに基づいて前記端末局装置それぞれにおける信号電力と干渉電力とを推定する電力推定ステップと、
前記端末局装置ごとに、前記近接する通信セルの前記基地局装置からの干渉電力の総和と前記信号電力とから信号電力対干渉雑音電力比を算出し、変調方式及び符号化レートの組合せと信号電力対干渉雑音電力比とが予め対応付けられている選択テーブルから、前記算出した信号電力対干渉雑音電力比に対応する変調方式及び符号化レートの組合せを読み出して選択する送信設定選択ステップと、
前記基地局装置それぞれが、前記送信設定選択ステップにおいて前記端末局装置に対して選択された変調方式及び符号化レートの組合せを用いて、自装置が属している通信セルの端末局装置に対する送信を行う送信ステップと、
を有することを特徴とする無線通信方法。 - 第1の基地局装置及び第1の端末局装置を有する第1の通信セルと、第2の基地局装置及び第2の端末局装置を有する第2の通信セルとが近接して配置され、マルチユーザMIMO通信方式を用いる無線通信システムであって、
前記第1の端末局装置は、
前記第1の基地局装置から受信する信号と、前記第1の基地局装置以外の基地局装置から受信する信号とを用いて、各基地局装置と自装置と間の伝搬チャネルの特性を測定する伝搬チャネル測定部を備え、
前記第1の基地局装置は、
前記伝搬チャネルの特性に基づいて送信ウエイトを算出する送信ウエイト算出手段と、
前記伝搬チャネルの特性と前記送信ウエイトとに基づいて前記第1の端末局装置における信号電力と干渉電力とを推定する信号電力取得部と、
変調方式及び符号化レートの組合せと信号電力対干渉雑音電力比とが予め対応付けられている選択テーブルから、前記信号電力と前記干渉電力とから算出された信号電力対干渉雑音電力比に対応する変調方式及び符号化レートを読み出して選択する送信設定情報選択部と、
前記送信設定情報選択部が選択した変調方式及び符号化レートを用いて前記第1の端末局装置にデータを送信する第1の無線部と、を備える
ことを特徴とする無線通信システム。 - 基地局装置と通信する端末局装置及び該基地局装置を有する通信セルが複数近接して配置され、マルチユーザMIMO通信方式を用いる無線通信システムであって、
前記端末局装置は、
自装置が属している通信セルの前記基地局装置から受信する信号と、該端末局装置が属している通信セル以外の近接する通信セルの前記基地局装置から受信する信号とを用いて、各基地局装置と該端末局装置との間の伝搬チャネルの特性を測定する信号電力測定部を備え、
前記基地局装置は、
前記伝搬チャネルの特性に基づいて送信ウエイトを算出する送信ウエイト算出手段と、
前記伝搬チャネルの特性と前記送信ウエイトとに基づいて前記端末局装置における信号電力と干渉電力とを推定する信号電力取得部と、
自装置と同じ通信セルに属している前記端末局装置ごとに、前記近接する通信セルの前記基地局装置からの干渉電力の総和と前記信号電力とから信号電力対干渉雑音電力比を算出し、変調方式及び符号化レートの組合せと信号電力対干渉雑音電力比とが予め対応付けられている選択テーブルから、前記算出した信号電力対干渉雑音電力比に対応する変調方式及び符号化レートの組合せを読み出して選択する送信設定情報選択部と、
前記送信設定情報選択部が前記端末局装置に対して選択した変調方式及び符号化レートの組合せを用いて、該端末局装置に対する送信を行う無線部と、を備える
ことを特徴とする無線通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011164361A JP5613120B2 (ja) | 2011-07-27 | 2011-07-27 | 無線通信方法、及び無線通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011164361A JP5613120B2 (ja) | 2011-07-27 | 2011-07-27 | 無線通信方法、及び無線通信システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013030903A JP2013030903A (ja) | 2013-02-07 |
JP5613120B2 true JP5613120B2 (ja) | 2014-10-22 |
Family
ID=47787546
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011164361A Active JP5613120B2 (ja) | 2011-07-27 | 2011-07-27 | 無線通信方法、及び無線通信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5613120B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6151074B2 (ja) | 2013-04-15 | 2017-06-21 | 京セラ株式会社 | 通信システムおよび通信制御方法 |
DE112013006986B4 (de) | 2013-04-25 | 2020-12-10 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fahrassistenzvorrichtung und Fahrassistenzverfahren |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4607982B2 (ja) * | 2008-03-28 | 2011-01-05 | 日本電信電話株式会社 | 無線送信方法、基地局装置、無線通信方法、及び無線通信システム |
US8594049B2 (en) * | 2008-03-31 | 2013-11-26 | Nec Corporation | Wireless communication system, base station, mobile station, and method for determining transmission parameter |
JP5033822B2 (ja) * | 2009-02-19 | 2012-09-26 | 日本電信電話株式会社 | 無線通信システム、基地局およびスケジューリング方法 |
-
2011
- 2011-07-27 JP JP2011164361A patent/JP5613120B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013030903A (ja) | 2013-02-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20190199565A1 (en) | Multi-user communication in wireless networks | |
EP3047615B1 (en) | Systems and methods for full duplex communication over a wireless network | |
CN102484883B (zh) | 用于在客户端发起的通信传输方案中进行多用户通信的方法和装置 | |
JP5675927B2 (ja) | Sdma対応の無線lanにおけるアップリンクリクエスト空間分割多元接続(rsdma)メッセージをスケジュールするための方法および装置 | |
US20140161109A1 (en) | Scheduler and scheduling method for transmitting data in mimo based wireless lan system | |
US10681677B2 (en) | Coordinated transmissions among virtual access points (VAPS) | |
JP2021513783A (ja) | 協調マルチアクセスポイントap伝送のための方法および関連装置 | |
WO2014180274A1 (en) | System and method for wi-fi downlink-uplink protocol design for uplink interference alignment | |
JP2010538514A (ja) | 改善されたマルチユーザ伝送 | |
US10219285B2 (en) | Wireless communication device and method for determining transmission rate based on interference amount information | |
JP5420903B2 (ja) | スマートアンテナを有する無線通信システムにおいてデータを送受信する方法および装置 | |
US20210105157A1 (en) | Channel estimation method and apparatus, and communications system | |
WO2018222177A1 (en) | Methods and arrangements for collaborative beamforming in multi-access point wi-fi networks | |
US8675510B2 (en) | Scheduler and scheduling method for transmitting data in MIMO based wireless LAN system | |
KR102239504B1 (ko) | Txop를 사용하는 무선 통신 방법 및 이를 사용하는 무선 통신 단말 | |
JP5613120B2 (ja) | 無線通信方法、及び無線通信システム | |
US12075362B2 (en) | System and method for uplink power control in multi-AP coordination | |
US20170244530A1 (en) | Downlink link adaptation with block acknowledgement feedback | |
JP5584663B2 (ja) | 無線通信方法、及び無線通信システム | |
Perez Moreno | A study of the system impact from different approaches to link adaptation in WLAN | |
JP2014086824A (ja) | 無線端末装置、無線制御装置、無線通信方法および無線通信システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20130606 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130710 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20130801 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131120 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131210 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140130 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140902 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140905 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5613120 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |