JP5033822B2 - 無線通信システム、基地局およびスケジューリング方法 - Google Patents

無線通信システム、基地局およびスケジューリング方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数の基地局を備えた無線通信システムにおいて、システム全体のトータルスループットを向上させる無線リソースのスケジューリングを行う無線通信システム、基地局およびスケジューリング方法に関する。
IEEE802.16で規格化されているIEEE802.16e-2005規格の通信方式(いわゆるモバイルWiMAX(Worldwide interoperability for microwave access) )では、高速なデータサービスに加えて、VoIPやストリーミング配信など、様々なアプリケーションに幅広く対応できるように設計されている。
モバイルWiMAXでは、周波数利用効率を向上させるために、FFR(Fractional Frequency Reuse)と呼ばれる柔軟性の高い周波数再利用の仕組みが利用できるように設計されている。通常のFFRでは、図14に示すフレーム構成のように、基地局(以下、BS)の近傍、すなわちセル中心エリアの端末(以下、SS)に対しては周波数再利用係数=1で周波数を割り当て、セルエッジに位置するSSに対しては周波数再利用係数=3で周波数を割り当てる(非特許文献1)。BS近傍のSSは、受信電力が大きく干渉波の影響が小さいため、BSは隣接するBSと同じ時間かつ周波数を用いて当該SSとの通信が可能である。一方、BSのセルエッジに位置するSSは、受信電力が小さく干渉波の影響が大きいため、BSは隣接するBSと異なる時間または周波数を用いて干渉回避しながら当該SSとの通信を行う。また、セルエッジのSSに割り当てるゾーンと、セル中心エリアのSSに割り当てるゾーンは、一般的に時分割される。FFRにおけるスループットの改善には、BSはSSの位置がBS近傍かセルエッジかを適切に判断する必要がある。非特許文献2では、SINR(信号電力対干渉雑音電力比)またはCINR(搬送波電力対干渉雑音電力比)に閾値を設け、BSとSSとのSINRまたはCINRが閾値以上であれば、BS近傍と判断して周波数再利用係数=1で動作するように周波数の割り当てを行う。
非特許文献3では、周波数利用効率を向上させるために、次のような手法を提示している。複数のBSが、それぞれのサービスエリアに位置するSSとのSNR(信号電力対雑音電力比)またはCNR(搬送波電力対雑音電力比)を把握し、それらの情報を複数のBSが交換・共有する。続いて、それらの値から同じ時間で同じ周波数を用いて異なるSSと通信する複数のBSの組合せを設定する。
BS0とBS1とBS2と複数のSSで無線通信システムが構成される場合、従来のFFRでは、各BSとSSのSINRが閾値以上であれば、BS0とBS1とBS2は同じ時間で同じ周波数を用いて通信する(多重数=3)。しかし、図15に示すように、BSの一部のみが同じ時間で同じ周波数を用いたとき(多重数=2)の方が、トータルスループットを高くできる場合がある。なお、本明細書では、隣接BSが同じ時間で同じ周波数を用いて異なるSSと通信することを、多重またはリソース多重と呼ぶ。
また、非特許文献3では、トータルスループットの最大化のために、複数のBSとそれらのサービスエリアに位置するSSとのSNR情報を用いて、最適な多重組合せパターンを動的に選択する手法を提示している。各スロット(時分割または周波数分割された各SSに割り当てる通信領域)において、多重して通信するSSのスループットの合計が最大になるように、各スロットにおける多重組合せと当該多重組合せにおいて通信するSSを選択する。具体的には、図16に示される伝送レートリストを用いて、多重して通信するSSのスループットの和が最大になるように、多重組合せパターンと当該パターンで通信するSSを選択する。すなわち、全ての多重組合せパターンに対する合計レートを比較する。例えば、多重組合せパターンBS0,BS1,BS2の合計レートはX1+X2+X3であり、多重組合せパターンBS0,BS1の合計レートはX4+X5であるが、それらの合計レートの中で最大となる多重組合せパターンを選択する。
庄納 崇 編著、「WiMAX教科書」、インプレスR&D、pp.107-108 藤井啓正、吉野仁、「Fractional Frequency Reuseを用いるOFDMAセルラシステムの特性解析 通信容量およびアウテージレート」、無線通信システム研究会、RSC2007-161 2007年 大野陽平、清水達也、中津川征士、「複数中継局を備えた無線アクセスシステムにおける周波数リユース効果」、2008年電子情報通信学会ソサイエティ大会、B-5-103 、2008年
従来のFFRでは、リソースを多重して通信するBSの組合せは固定的であり、各BSは自律的にSSのリソース多重可否を判別して送信電力を制御する方法が用いられていた。
しかし、この場合には、SSの位置(セル中心エリアやセルエッジ)に応じてリソースを多重して通信するBSの最適な組合せの設定が困難であり、隣接セルへの干渉量を制御できないため、トータルスループットが劣化する問題があった。
本発明は、複数の基地局BSを備えた無線通信システムにおいて、フレーム全体でトータルスループットを向上させることができる無線通信システム、基地局およびスケジューリング方法を提供することを目的とする。
第1の発明は、共通する複数の周波数を用いて通信を行う複数の基地局と複数の端末局によって構成される無線通信システムにおいて、複数の基地局が互いに異なる単一の周波数に送信電力を集中して送信する電力集中ゾーンと、複数の基地局が共通する複数の周波数で送信するリソース多重ゾーンとを時分割してダウンリンクのフレームが構成され、複数の基地局のうち集中制御機能を有する基地局は、複数の基地局の一部または全部で構成される組合せパターンごとに、各組合せパターンに含まれる全ての基地局が、同時に共通する複数の周波数で送信するリソース多重ゾーンでそれぞれ相手の端末局に対して送信したときに通信可能な伝送レートと、単一の基地局からなる組合せパターンについて、単一の周波数に該基地局の送信電力を集中して送信する電力集中ゾーンで相手の端末局に対して送信したときの通信可能な伝送レートとを推定する第1の手段と、組合せパターンごとに、組合せパターンに含まれる全ての基地局と通信する複数の端末局のグループの中で、推定された伝送レートが最大となる端末局を選択し、さらにグループごとに選択された端末局の伝送レートの和が最大となる組合せパターンを、該組合せパターンにより選択された端末局が通信に使用する組合せパターンとして決定し、通信に使用する組合せパターンが決定した端末局を除外して、さらに端末局の選択、組合せパターンの決定、端末局の除外の手順を繰り返し、すべての端末局が通信に使用する組合せパターンを決定する第2の手段とを備える。
第1の発明の無線通信システムにおいて、第1の手段は、複数の基地局と複数の端末局とのCNR(搬送波電力対雑音電力比)を収集し、そのCNRの情報を基に各端末局が直接通信する基地局を決定する手段と、複数の基地局の一部または全部で構成される組合せパターンごとに、各組合せパターンに含まれる全ての基地局が、同時に共通する複数の周波数でそれぞれ相手の端末局に対して送信したときの、各端末局と端末局が直接通信する基地局とのCINRを計算して各伝送レートを推定する手段とを備える。
第1の発明の無線通信システムにおいて、組合せパターンごとの伝送レートは、組合せパターンに含まれる全ての基地局が同時に同一周波数の信号を送信しないときの伝送レートで正規化したものを用いる。
第2の発明は、共通する複数の周波数を用いて通信を行う複数の基地局と複数の端末局によって構成される無線通信システムのスケジューリング方法において、複数の基地局が互いに異なる単一の周波数に送信電力を集中して送信する電力集中ゾーンと、複数の基地局が共通する複数の周波数で送信するリソース多重ゾーンとを時分割してダウンリンクのフレームが構成され、複数の基地局のうち集中制御機能を有する基地局は、複数の基地局の一部または全部で構成される組合せパターンごとに、各組合せパターンに含まれる全ての基地局が、同時に共通する複数の周波数で送信するリソース多重ゾーンでそれぞれ相手の端末局に対して送信したときに通信可能な伝送レートと、単一の基地局からなる組合せパターンについて、単一の周波数に該基地局の送信電力を集中して送信する電力集中ゾーンで相手の端末局に対して送信したときの通信可能な伝送レートとを推定する第1のステップと、組合せパターンごとに、組合せパターンに含まれる全ての基地局と通信する複数の端末局のグループの中で、推定された伝送レートが最大となる端末局を選択し、さらにグループごとに選択された端末局の伝送レートの和が最大となる組合せパターンを、該組合せパターンにより選択された端末局が通信に使用する組合せパターンとして決定し、通信に使用する組合せパターンが決定した端末局を除外して、さらに端末局の選択、組合せパターンの決定、端末局の除外の手順を繰り返し、すべての端末局が通信に使用する組合せパターンを決定する第2のステップとを有する。
第2の発明の無線通信システムのスケジューリング方法において、第1のステップは、複数の基地局と複数の端末局とのCNRを収集し、そのCNRの情報を基に各端末局が直接通信する基地局を決定するステップと、複数の基地局の一部または全部で構成される組合せパターンごとに、各組合せパターンに含まれる全ての基地局が、同時に共通する複数の周波数でそれぞれ相手の端末局に対して送信したときの、各端末局と端末局が直接通信する基地局とのCINRを計算して各伝送レートを推定するステップとを有する。
第2の発明の無線通信システムのスケジューリング方法において、組合せパターンごとの伝送レートは、組合せパターンに含まれる全ての基地局が同時に同一周波数の信号を送信しないときの伝送レートで正規化したものを用いる。
第3の発明は、共通する複数の周波数を用いて通信を行う複数の基地局と複数の端末局によって構成される無線通信システムで集中制御機能を有する基地局において、複数の基地局が互いに異なる単一の周波数に送信電力を集中して送信する電力集中ゾーンと、複数の基地局が共通する複数の周波数で送信するリソース多重ゾーンとを時分割してダウンリンクのフレームが構成され、複数の基地局の一部または全部で構成される組合せパターンごとに、各組合せパターンに含まれる全ての基地局が、同時に共通する複数の周波数で送信するリソース多重ゾーンでそれぞれ相手の端末局に対して送信したときに通信可能な伝送レートと、単一の基地局からなる組合せパターンについて、単一の周波数に該基地局の送信電力を集中して送信する電力集中ゾーンで相手の端末局に対して送信したときの通信可能な伝送レートとを推定する第1の手段と、組合せパターンごとに、組合せパターンに含まれる全ての基地局と通信する複数の端末局のグループの中で、推定された伝送レートが最大となる端末局を選択し、さらにグループごとに選択された端末局の伝送レートの和が最大となる組合せパターンを、該組合せパターンにより選択された端末局が通信に使用する組合せパターンとして決定し、通信に使用する組合せパターンが決定した端末局を除外して、さらに端末局の選択、組合せパターンの決定、端末局の除外の手順を繰り返し、すべての端末局が通信に使用する組合せパターンを決定する第2の手段とを備える。
第3の発明の基地局において、第1の手段は、複数の基地局と複数の端末局とのCNRを収集し、そのCNRの情報を基に各端末局が直接通信する基地局を決定する手段と、複数の基地局の一部または全部で構成される組合せパターンごとに、各組合せパターンに含まれる全ての基地局が、同時に共通する複数の周波数でそれぞれ相手の端末局に対して送信したときの、各端末局と端末局が直接通信する基地局とのCINRを計算して各伝送レートを推定する手段とを備える。
第3の発明の基地局において、組合せパターンごとの伝送レートは、組合せパターンに含まれる全ての基地局が同時に同一周波数の信号を送信しないときの伝送レートで正規化したものを用いる。
本発明は、複数の基地局が送信に用いる電力集中ゾーンとリソース多重ゾーンの双方の組合せパターンの中から、トータルスループットを最大化する基地局の組合せパターンと、その組合せパターンで各基地局が通信する端末局を最適化することができる。これにより、帯域を制限してピーク電力を向上させるとともに、隣接セルへの干渉量を制御でき、周波数の利用効率およびトータルスループットを向上させることができる。
本発明の無線通信システムの実施形態を示す図である。 BS10のスケジューラ12の構成例を示す図である。 スケジュール情報構築部32で得られるダウンリンクのフレーム構成の一例を示す図である。 スケジュール情報構築部32のスケジューリング処理手順を示すフローチャートである。 伝搬路情報記憶部31の一例を示す図である。 グループ化処理の一例を示す図である。 CINRリストの一例を示す図である。 電力集中制御を考慮したCINRリストの一例を示す図である。 伝送レートリストの一例を示す図である。 正規化した伝送レートリストの一例を示す図である。 多重組合せリストの一例を示す図である。 RS20のスケジューラ22の構成例を示す図である。 本発明によるスケジューリング結果に基づく各BSのフレーム構成の一例を示す図である。 従来のFFRを用いたフレーム構成の一例を示す図である。 従来のリソース制御を用いたフレーム構成の一例を示す図である。 従来の多重組合せパターン選定の一例を示す図である。
(無線通信システムの実施例)
図1は、本発明の無線通信システムの実施例の構成を示す。
図1において、本実施例の無線通信システムは、バックボーンネットワーク1に接続されるBS10、複数(m個)のBS20(1) 〜20(m) 、複数(n個)のSS30(1) 〜30(n) から構成される。BS10は、その他複数のBS20(1) 〜20(m) が使用する周波数および時間などのスケジューリング情報を集中制御で決定する機能を有する。なお、図1に示すBS20(1) 〜20(m) は、バックボーンネットワーク1との接続を必要とせず、BS10とデータトラフィックや制御情報を無線信号によって通信する、いわゆる無線中継局である。
BS10のデータバッファ部11は、バックボーンネットワーク1からデータを入力する。スケジューラ12は、受信部17から入力する伝搬路情報を基にスケジュール情報を構築する。そして、そのスケジュール情報に従ってデータバッファ部11からデータを取り出し、送信データ生成部13へ出力する。送信データ生成部13は、スケジューラ12から入力するデータと、スケジュール情報から構成される制御メッセージを用いてフレームを作成する。送信部14は、送信データ生成部13で作成されたフレームを変調および周波数変換により無線信号に変換し、スケジュール情報に基づいて送受信の切り替えを制御するTDDスイッチ15を介してアンテナ16から複数のBS20およびBS配下のSS30に送信する。
また、BS10のアンテナ16で受信する無線信号は、TDDスイッチ15を介して受信部17に入力する。受信部17は、ULサブフレームの無線信号を周波数変換および復調し、復調された受信データをデータバッファ部11に出力し、さらにバックボーンネットワーク1に出力する。
BS20は、アンテナ26に受信する無線信号をTDDスイッチ25を介して受信部27に入力する。受信部27は、無線信号を周波数変換および復調して受信データと制御メッセージを出力する。BS10から送信された制御メッセージはスケジューラ22に入力され、BS10、SS30との送受信に用いる周波数領域および時間領域を把握する。受信部27で復調された受信データはデータバッファ部21に入力される。
BS20のスケジューラ22は、BS10から通知されるスケジュール情報と受信部27から入力する伝搬路情報を基にスケジュール情報を構築する。そして、そのスケジュール情報に従ってデータバッファ部21からデータを取り出し、送信データ生成部23へ出力する。送信データ生成部23は、スケジューラ22から入力するデータと、スケジュール情報から構成される制御メッセージを用いてフレームを作成する。送信部24は、送信データ生成部23で作成されたフレームを変調および周波数変換により無線信号に変換し、スケジュール情報に基づいて送受信の切り替えを制御するTDDスイッチ25を介してアンテナ26からBS10またはSS30に送信する。
SS30は、アンテナ31を介してBS10またはBS20が送信するスケジュール情報を参照して送受信を行う。
(BS10のスケジューラ12の構成例)
図2は、BS10のスケジューラ12の構成例を示す。
図2において、スケジューラ12は、受信部17から入力する伝搬路情報を記憶する伝搬路情報記憶部31と、スケジュール情報を構築するスケジュール情報構築部32から構成される。
図3は、スケジュール情報構築部32で得られるダウンリンクのフレーム構成の一例を示す。
ここでは、DLフレームをリソース多重ゾーンと電力集中ゾーンに時分割する。リソース多重ゾーンでは、複数のBSがリソースを多重してそれぞれ異なるSSと通信する。電力集中ゾーンでは、複数のBSにそれぞれ異なる周波数帯域の一部が割り当てられ、それぞれに割り当てられた周波数帯域で電力集中して通信する。
BS10のスケジューラ12の伝搬路情報記憶部31には、BS(j) とSS(i) 間のCNR(BSj CNR(i)) と、BS(0) とその他のBS(j) 間のCNR(BS CNR RELAY(j))が保存されている。iはSSの識別番号であり、jはBSの識別番号(0〜m)である。ここで、BS(0) は図1のBS10に該当し、BS(1) 〜BS(m) は図1のBS20(1) 〜20(m) に該当する。一例として、BS数が3、SS数が6の場合の伝搬路情報記憶部31の状態を図5に示す。CNR(Carrier-to-Noise Ratio) は、BSが周波数多重しないときにSSが受信する搬送波電力対雑音電力比の値である。
BSj CNR(i)は、BS(j) が各SS(i) の送信信号をアンテナ16、TDDスイッチ15を介して受信部17で受信してそのCNRを把握するか、またはBSが送信する制御信号(プリアンブルなど)をSS(i) が受信し、SS(i) でCNRを把握してその結果をBSに通知することにより、伝搬路情報記憶部31に登録される。
続いて、BS(0) を除く各BS(j) が把握したBSj CNR(i)をBS(0) へ通知することにより、伝搬路情報記憶部31に登録される。このとき、BS(0) がその他のBS(j) の送信信号を受信することにより、BS(0) とその他のBS(j) と間のCNRが把握される。
図4は、スケジュール情報構築部32のスケジューリング処理手順を示す。
図4において、SSのグループ化(S101) では、SSが直接通信するBS(j) を決定し、BS(j) と直接通信するSSはBS(j) グループに分類する。BS数が3、SS数が6の場合のグループ化処理の一例を図6に示す。図6では、SS(1) とSS(2) はBS(0) グループに分類され、SS(3) とSS(4) はBS(1) グループに分類され、SS(5) とSS(6) はBS(2) グループに分類される。ここでの分類は、各SS(i) にとって最もCNRの高いBS(j) のグループを選択してもよい。
続いて、BS(j) がリソースを多重したときの干渉量を考慮した伝送レートリストを作成する(S102)。伝送レートリストは、多重組合せパターンに対応した伝送レートが計算される。BS数がLであった場合、多重組合せパターン数Xは、
X=2L −1
である。まず、組み合わせパターンごとのCINRリストが真値で
CINR=(SSが直接通信するBS(j) からのCNR)
/(1+Σ多重組み合わせパターンで干渉となるBS(j) からのCNR)
と計算される。
一例として、BS数が3、SS数が6の場合のCINRリストを図7に示す。多重組合せパターン数は7である。多重組合せパターンID=1は、BS(0),BS(1),BS(2) の3個をすべて多重した場合である。多重組合せパターンID=2〜4は、BS(0),BS(1),BS(2) のいずれか2個を多重した場合である。多重組合せパターンID=5〜7は、BS(0),BS(1),BS(2) のいずれもリソースを多重しない場合である。
続いて、電力制御を適用するためにCINRリストに新たに多重組合せパターンを追加する。複数のBSのうち1つが電力集中して送信する場合には、その他のBSと通信するSSへの干渉電力増大を回避するために、その他のBSとリソース多重せず、当該BSはその時間と周波数を占有する。したがって、CINRリストに追加される多重組合せパターンに示すCNRは、多重組合せパターンに含まれるBS数が1である多重組合せパターンIDのCNRから計算される。計算方法は、図8に示すように、図7のCNR(真値)に、NUM(システムが用いる全周波数帯域幅/各BSが使用する周波数帯域幅)が乗算される。このNUM値は、図5の伝搬路情報記憶部31を参照して登録されているBS数を把握し、
NUM=登録されているBS数+1
とする。なお、ここで1を加算しているのは、スケジューリング処理を行うBS(0) 自身も電力集中することを考慮しているからである。
続いて、図8に示す多重組合せパターンが追加されたCINRリストの値と通信可能な変調方式の多値数から伝送レートリストの値が推定され、図9に示すような伝送レートリストが作成される。ここでは、追加された多重組合せパターンでは、電力集中を適用するため、他のBSとリソースを多重せずに分割共有する。したがって、各BSが使用する周波数帯域はBS数で等分されることを想定して、CNRから推定した伝送レートの値にNUMを除算している。
なお、図7〜図9において斜線を記入した部分は、そのSSは周波数多重通信を行わないことを示す。例えば、図8の多重組合せパターンID=2の列では、BS(0) とBS(1) が同時送信した場合の各SSのCINRが記されている。SS(1) とSS(2) はBS(0) と直接接続するグループであり、対応する欄にBS(0) とのCINRが記されている。また、SS(3) とSS(4) はBS(1) と直接接続するグループであり、対応する欄にBS(1) とのCINRが記されている。一方、SS(5) とSS(6) はBS(2) と直接接続するグループであり、多重組合せパターンID=2ではBS(2) は信号を送信しないため、斜線が記入されている。
続いて、図4において多重組合せパターンIDをx=1と設定し(S103)、ステップS102で作成した伝送レートリストから多重組合せパターンID=xにおいて多重化する各グループ(BS(j) グループ)から最も伝送レートの高いSSを伝送レートリストから選択する(S104)。続いて、多重化する各グループで選択したSSの伝送レートの和を計算する(S105)。多重組合せパターンIDのxを1つずつ増やしながら(S107)、ステップS104,S105 を繰り返す。すべての多重組合せパターンでステップS104,S105 を繰り返した後に(S106でYes )、各多重組合せパターンにおけるステップS105で計算した値を比較し(S108)、最大となる多重組合せパターンで選択したSSを多重組合せとして確定するとともにその伝送レートを保存し(S109)、そのSSの伝送レートを伝送レートリストから削除する(S110)。そして、ステップS103〜S110を繰り返し、すべてのSSの多重組合せを確定したら(S111でYes )、図3のフレームを構築するための多重組合せリストを作成してスケジューリング処理手順を終了する(S112)。
また、伝送レートリストは、図10に示すように各SSの多重組合せパターンごとの伝送レートを、多重していないときの各SSの伝送レートで正規化してもよい。この場合についても、正規化された伝送レートを参照して図4のステップS103〜S111の処理を実施し、多重組合せの設定を行う。
BS数が3、SS数が6の場合の多重組合せリストの一例を図11に示す。多重組合せリストには確定した多重組合せが示されていると同時に、その多重組合せの伝送レートが示されている。多重組合せリストにおいて、多重組合せパターンIDが1〜7の多重組合せに割り当てられたSSは、図3に示すリソース多重ゾーンに割り当てられ、多重組合せパターンIDが8の多重組合せに割り当てられたSSは、図3に示す電力集中ゾーンに割り当てられる。図11の例では、SS(1),SS(2) は多重組合せパターンID=4であり、図3に示すリソース多重ゾーンでそれぞれBS(1) ,BS(2) と多重通信する。SS(3) は多重組合せパターンID=5であり、図3に示すリソース多重ゾーンでBS(0) と通信する。SS(4),SS(5),SS(6) は多重組合せパターンID=8であり、図3に示す電力集中ゾーンでそれぞれBS(0),BS(1),BS(2) と電力集中によって通信する。なお、電力集中ゾーンでは、BS(0),BS(1),BS(2) はそれぞれ異なる周波数帯域を用いて通信するように設定される。
また、リソース多重ゾーンと電力集中ゾーンの比率も、上記の多重組合せリストに基づいて決定する。例えば、SSを割り当てた多重組合せのうち、電力集中を考慮していない多重組合せ数と電力集中を考慮した多重組合せ数から次のように設定することができる。
リソース多重ゾーン/電力集中ゾーン
=SSを割り当てた多重組合せのうち電力集中を考慮していない多重組合せ数
/(SSを割り当てた多重組合せのうち電力集中を考慮した多重組合せ数×NUM)
図11の例では、前者は2(ID=4,5)であり、後者は1(ID=8)、NUM(BS数)は3であるので、リソース多重ゾーンと電力集中ゾーンの比率は2:3と設定可能である。なお、ここで、分母にNUM:3を乗算しているのは、電力集中ゾーンではリソース多重せずにBSの数で分割共有されるので、全てのSSに同じリソース量(時間×周波数帯域)を与える場合は、電力集中ゾーン長をNUM(BS数)に比例して設定する必要があるからである。
BS10のスケジューラ12は、スケジュール情報構築部32で以上のようにスケジューリング情報を構築し、送信データ生成部13へ出力する。送信データ生成部13は、スケジューラ12から入力するデータとスケジュール情報によって図3に示すフレームを作成する。図3に示す制御信号は、BS10からSSに割り当てた通信領域の情報を含む。一方、BS10が設定した複数のBS20のスケジューリング情報(例えば、リソース多重ゾーンで各BS20に割り当てたSSの多重組合せ数、電力集中ゾーンで各BS20に割り当てた周波数とSSの情報、リソース多重ゾーンと電力集中ゾーンの比率)は、図3に示すフレームとは異なる時間または周波数でBS10からBS20へ転送される。
(BS20のスケジューラ22の構成例)
図12は、BS20のスケジューラ22の構成例を示す。
図12において、スケジューラ22は、BS20配下のSSごとの伝搬路情報を記憶する伝搬路情報記憶部33、BS10から通知されたスケジュール情報を保持するスケジュール情報保持部34、スケジュール情報構築部35から構成される。スケジュール情報保持部34には、BS20がBS10から受信した制御信号に含まれるスケジュール情報、例えばリソース多重ゾーンで各BS20に割り当てたSSの多重組合せ情報、電力集中ゾーンで各BS20に割り当てた周波数とSSの情報、リソース多重ゾーンと電力集中ゾーンの比率などが、受信部27から入力して保存される。スケジュール情報構築部35は、BSのスケジュール情報保持部34を参照して、BS20から複数のSSへのスケジュール情報を構築し、送信データ生成部23へ出力する。
図13は、本発明によるスケジューリング結果に基づく各BSのフレーム構成を示す。 図13において、電力集中ゾーンでは、SS(4),SS(5),SS(6) はそれぞれBS(0),BS(1),BS(2) と異なる周波数帯域f1,f2,f3を用いて通信する。リソース多重ゾーンでは、周波数帯域f1+f2+f3を用いて、SS(3) がBS(0) と通信し、SS(1),SS(2) がそれぞれBS(1),BS(2) と多重通信する。また、電力集中ゾーンとリソース多重ゾーンの時間比率は、図11の多重組合せリストからSSを割り当てた多重組合せ数に基づいて3:2と設定される。
なお、以上の実施例では、BS10とBS20は無線信号によって複数のSSとのCNR情報やスケジューリング情報などを通信する方法であり、BS20はいわゆる無線中継局として機能していた。しかし、BS10とBS20はスケジューリング情報などを有線回線を介して通信することも可能である。この場合のBS20は、それぞれが図1のバックボーンネットワーク1に接続されることになる。このようなシステムでは、BS10とBS20がそれぞれ把握している複数のSSとのCNR情報やスケジューリング情報は、バックボーンネットワーク1を介して転送される。さらに、BS20がバックボーンネットワーク1に接続しなくても、BS10と光ファイバ伝送路などの有線回線を介して接続されていれば、これを介してCNR情報やスケジューリング情報を転送することができる。
1 バックボーンネットワーク
10 基地局(BS(0) )
20 基地局(BS(1) 〜BS(m) )
11,21 データバッファ部
12,22 スケジューラ
13,23 送信データ生成部
14,24 送信部
15,25 TDDスイッチ
16,26 アンテナ
17,27 受信部
31,33 伝搬路情報記憶部
32,35 スケジュール情報構築部
34 スケジュール情報保持部

Claims (9)

  1. 共通する複数の周波数を用いて通信を行う複数の基地局と複数の端末局によって構成される無線通信システムにおいて、
    前記複数の基地局が互いに異なる単一の周波数に送信電力を集中して送信する電力集中ゾーンと、前記複数の基地局が共通する複数の周波数で送信するリソース多重ゾーンとを時分割してダウンリンクのフレームが構成され、
    前記複数の基地局のうち集中制御機能を有する基地局は、
    前記複数の基地局の一部または全部で構成される組合せパターンごとに、各組合せパターンに含まれる全ての基地局が、同時に共通する複数の周波数で送信する前記リソース多重ゾーンでそれぞれ相手の端末局に対して送信したときに通信可能な伝送レートと、単一の基地局からなる組合せパターンについて、単一の周波数に該基地局の送信電力を集中して送信する前記電力集中ゾーンで相手の端末局に対して送信したときの通信可能な伝送レートとを推定する第1の手段と、
    前記組合せパターンごとに、前記組合せパターンに含まれる全ての基地局と通信する複数の端末局のグループの中で、前記推定された伝送レートが最大となる端末局を選択し、さらにグループごとに選択された端末局の伝送レートの和が最大となる組合せパターンを、該組合せパターンにより選択された端末局が通信に使用する組合せパターンとして決定し、通信に使用する組合せパターンが決定した端末局を除外して、さらに前記端末局の選択、前記組合せパターンの決定、前記端末局の除外の手順を繰り返し、すべての端末局が通信に使用する組合せパターンを決定する第2の手段と
    を備えたことを特徴とする無線通信システム。
  2. 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、
    前記第1の手段は、
    前記複数の基地局と前記複数の端末局とのCNR(搬送波電力対雑音電力比)を収集し、そのCNRの情報を基に各端末局が直接通信する前記基地局を決定する手段と、
    前記複数の基地局の一部または全部で構成される組合せパターンごとに、各組合せパターンに含まれる全ての基地局が、同時に共通する複数の周波数でそれぞれ相手の端末局に対して送信したときの、各端末局と端末局が直接通信する基地局とのCINR(搬送波電力対干渉雑音電力比)を計算して前記各伝送レートを推定する手段と
    を備えたことを特徴とする無線通信システム。
  3. 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、
    前記組合せパターンごとの伝送レートは、前記組合せパターンに含まれる全ての基地局が同時に同一周波数の信号を送信しないときの前記伝送レートで正規化したものを用いる
    ことを特徴とする無線通信システム。
  4. 共通する複数の周波数を用いて通信を行う複数の基地局と複数の端末局によって構成される無線通信システムのスケジューリング方法において、
    前記複数の基地局が互いに異なる単一の周波数に送信電力を集中して送信する電力集中ゾーンと、前記複数の基地局が共通する複数の周波数で送信するリソース多重ゾーンとを時分割してダウンリンクのフレームが構成され、
    前記複数の基地局のうち集中制御機能を有する基地局は、
    前記複数の基地局の一部または全部で構成される組合せパターンごとに、各組合せパターンに含まれる全ての基地局が、同時に共通する複数の周波数で送信する前記リソース多重ゾーンでそれぞれ相手の端末局に対して送信したときに通信可能な伝送レートと、単一の基地局からなる組合せパターンについて、単一の周波数に該基地局の送信電力を集中して送信する前記電力集中ゾーンで相手の端末局に対して送信したときの通信可能な伝送レートとを推定する第1のステップと、
    前記組合せパターンごとに、前記組合せパターンに含まれる全ての基地局と通信する複数の端末局のグループの中で、前記推定された伝送レートが最大となる端末局を選択し、さらにグループごとに選択された端末局の伝送レートの和が最大となる組合せパターンを、該組合せパターンにより選択された端末局が通信に使用する組合せパターンとして決定し、通信に使用する組合せパターンが決定した端末局を除外して、さらに前記端末局の選択、前記組合せパターンの決定、前記端末局の除外の手順を繰り返し、すべての端末局が通信に使用する組合せパターンを決定する第2のステップと
    を有することを特徴とする無線通信システムのスケジューリング方法。
  5. 請求項4に記載の無線通信システムのスケジューリング方法において、
    前記第1のステップは、
    複数の基地局と前記複数の端末局とのCNR(搬送波電力対雑音電力比)を収集し、そのCNRの情報を基に各端末局が直接通信する前記基地局を決定するステップと、
    前記複数の基地局の一部または全部で構成される組合せパターンごとに、各組合せパターンに含まれる全ての基地局が、同時に共通する複数の周波数でそれぞれ相手の端末局に対して送信したときの、各端末局と端末局が直接通信する基地局とのCINR(搬送波電力対干渉雑音電力比)を計算して前記各伝送レートを推定するステップと
    を有することを特徴とする無線通信システムのスケジューリング方法。
  6. 請求項4に記載の無線通信システムのスケジューリング方法において、
    前記組合せパターンごとの伝送レートは、前記組合せパターンに含まれる全ての基地局が同時に同一周波数の信号を送信しないときの前記伝送レートで正規化したものを用いる
    ことを特徴とする無線通信システムのスケジューリング方法。
  7. 共通する複数の周波数を用いて通信を行う複数の基地局と複数の端末局によって構成される無線通信システムで集中制御機能を有する基地局において、
    前記複数の基地局が互いに異なる単一の周波数に送信電力を集中して送信する電力集中ゾーンと、前記複数の基地局が共通する複数の周波数で送信するリソース多重ゾーンとを時分割してダウンリンクのフレームが構成され、
    前記複数の基地局の一部または全部で構成される組合せパターンごとに、各組合せパターンに含まれる全ての基地局が、同時に共通する複数の周波数で送信する前記リソース多重ゾーンでそれぞれ相手の端末局に対して送信したときに通信可能な伝送レートと、単一の基地局からなる組合せパターンについて、単一の周波数に該基地局の送信電力を集中して送信する前記電力集中ゾーンで相手の端末局に対して送信したときの通信可能な伝送レートとを推定する第1の手段と、
    前記組合せパターンごとに、前記組合せパターンに含まれる全ての基地局と通信する複数の端末局のグループの中で、前記推定された伝送レートが最大となる端末局を選択し、さらにグループごとに選択された端末局の伝送レートの和が最大となる組合せパターンを、該組合せパターンにより選択された端末局が通信に使用する組合せパターンとして決定し、通信に使用する組合せパターンが決定した端末局を除外して、さらに前記端末局の選択、前記組合せパターンの決定、前記端末局の除外の手順を繰り返し、すべての端末局が通信に使用する組合せパターンを決定する第2の手段と
    を備えたことを特徴とする基地局。
  8. 請求項7に記載の基地局において、
    前記第1の手段は、
    複数の基地局と前記複数の端末局とのCNR(搬送波電力対雑音電力比)を収集し、そのCNRの情報を基に各端末局が直接通信する前記基地局を決定する手段と、
    前記複数の基地局の一部または全部で構成される組合せパターンごとに、各組合せパターンに含まれる全ての基地局が、同時に共通する複数の周波数でそれぞれ相手の端末局に対して送信したときの、各端末局と端末局が直接通信する基地局とのCINR(搬送波電力対干渉雑音電力比)を計算して前記各伝送レートを推定する手段と
    を備えたことを特徴とする基地局。
  9. 請求項7に記載の基地局において、
    前記組合せパターンごとの伝送レートは、前記組合せパターンに含まれる全ての基地局が同時に同一周波数の信号を送信しないときの前記伝送レートで正規化したものを用いる
    ことを特徴とする基地局。
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