JP4607639B2 - シナリオエラー検出処理装置及び方法並びにシナリオ生成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば携帯電話、モバイル端末等の通信端末が設計された通りに機能するか否かを検査するために、基地局を模擬した擬似基地局において通信シーケンスをシミュレーションするための動作を記述したシナリオ中のエラーを検出するシナリオエラー検出処理装置及び方法並びにシナリオ生成装置に関するものである。
近年、試験現場に通信端末を持ち込み、所定の通信プロトコル(例えば、W−CDMA等)による通信において、基地局と通信端末との間で遣り取りされるネットワーク層(レイヤ3)の通信シーケンスを主に記録したログ情報を通信端末から取得する、所謂、フィールドテストを実施した後、このログ情報に基づいて基地局を模擬した擬似基地局を制御するシナリオを作成し、通信端末を擬似基地局に接続して通信端末を作成されたシナリオで操作することにより、通信端末の動作状態を検査するようにしている。
そして、上述した検査方式にあっては、シナリオの作成には、規格内容や擬似基地局の動作についての知識が必要である。例えば、3GPP(The 3rd Generation Partnership Project:第3世代移動通信システム標準化プロジェクト)で策定される規格等は量が多く、しかも現状では周期的に更新される内容もある。このため、シナリオを作成することができる作業者は充分な知識のある者に限られている。その上、レイヤ2/レイヤ1の設定に必要なパラメータも多いので、シナリオの作成がより一層複雑になってしまい、知識を持つ者が作成しても、シナリオを作成するのに多大な時間を要してしまう。このため、擬似基地局をシミュレーションするためのシナリオを作成する時間を短縮することが要求される。
ところで、シナリオを自動的に作成するものとして、下記特許文献1には、表示装置上に通信端末のキー配列と同様なキー配列を表示し、表示されたキーをマウス等で指定して、ユーザが実際に行う正常操作と共に、誤操作をも想定した試験手順書を自動的に作成した後、シミュレータが解読可能な記述言語に自動変換して試験システム用のシナリオを作成し、このシナリオに基づいて通信端末の動作状態を検査するようにした試験手順書自動作成システムが開示されている。
特開平9−91169号公報
しかしながら、通信端末の動作状態を検査するにあたって、手動、自動の何れで作成されたシナリオにおいても、この作成されたシナリオは目視してチェックするか、通信端末と擬似基地局との間で実際に動作検証するまでは、そのシナリオの有用性について知ることができなかった。
そして、作成されたシナリオを動作実績のある資産とするまでには、作成されたシナリオをチェックしたり動作検証を実施し、不正な部分があった場合に、直接シナリオを編集して再びチェックや動作検証するという作業を繰り返す必要があった。しかも、作成されたシナリオが長くなると、そのシナリオをミスなくチェックすることが困難であった。加えて、シナリオの編集は通信規格に関する知識のある者でなければ実施できないという問題があった。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであって、通信規格に関して十分な知識を持たない者でも簡単にシナリオのエラーを検出することができるシナリオエラー検出処理装置及び方法を提供することを目的とし、またこのようなエラー検出対象となるシナリオを自動生成することができるシナリオ生成装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に記載されたシナリオエラー検出処理装置は、移動体通信端末2と所定の通信規格で規定された通信プロトコルで通信を行って前記移動体通信端末を試験するための擬似基地局装置3が実行する該通信プロトコルに基づいたプロトコルメッセージの送受信の順序と内容をシーケンスとして記述したシナリオのエラーを検出するシナリオエラー検出処理装置5であって、
前記所定の通信規格に基づいた複数の前記プロトコルメッセージと当該複数のプロトコルメッセージのIDとなる符号との個々の対応を参照可能とした第1の参照テーブル11aと、前記プロトコルメッセージ各々に対して次に送受信され得る前記プロトコルメッセージに対応する前記符号との対応を示した前記プロトコルメッセージのシーケンスを参照可能とした第2の参照テーブル11bとを含むデータベース11と、
入力された前記シナリオに記述された複数の前記プロトコルメッセージを前記データベースに含まれる前記第1の参照テーブルに基づきそれぞれ符号化し、該符号化された前記プロトコルメッセージを前記シナリオに記述されたシーケンスに従い前記第2の参照テーブルに基づき送受信可能か判定を行い、その判定結果を出力するエラーチェック手段12とを具備することを特徴とする。
請求項2に記載されたシナリオエラー検出処理装置は、請求項1記載のシナリオエラー検出処理装置において、
前記エラーチェック手段12は、前記シナリオに記述されたシーケンスに従い前記第2の参照テーブル11bに基づき送受信可能か判定した結果が送受信不可としてエラーとなったとき、エラー対象となったプロトコルメッセージの修正候補を前記第1の参照テーブルと前記第2の参照テーブルとから抽出して出力するシーケンスエラー検出部12bを有することを特徴とする。
請求項3に記載されたシナリオエラー検出処理装置は、前記請求項1記載のシナリオエラー検出装置装置5の構成に加えて、前記エラーチェック手段12からの前記判定結果を受けて識別可能に表示する出力手段13を具備することを特徴とする。
請求項4に記載されたシナリオエラー検出処理装置は、前記請求項2記載のシナリオエラー検出装置装置5の構成に加えて、前記シーケンスエラー検出部12bからの前記エラー対象となったプロトコルメッセージの修正候補を受けて表示する出力手段13を具備することを特徴とする。
請求項5に記載されたシナリオエラー検出処理装置は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のシナリオエラー検出処理装置において、
前記データベース11は、前記第1の参照テーブル11aと前記第2の参照テーブル(11b)とに新たなプロトコルメッセージおよび前記プロトコルメッセージに対する次に送受信され得る前記プロトコルメッセージとの新たな対応を学習させるための学習対象シナリオの入力が可能なデータベース学習手段11cを有し、
前記データベース学習手段は、入力された学習対象シナリオに記述された前記プロトコルメッセージおよび前記プロトコルメッセージのシーケンスから、前記第1の参照テーブルに定義されていないプロトコルメッセージを抽出し、この抽出したプロトコルメッセージを符号化して前記第1の参照テーブルに追加するとともに、前記第2の参照テーブルに定義されていない各々の前記プロトコルメッセージに対する次に送受信され得る前記プロトコルメッセージとの対応を抽出し、この抽出したプロトコルメッセージと次に送受信され得るプロトコルメッセージとの対応を符号化した対応にして前記第2の参照テーブルに追加することを特徴とする。
請求項6に記載されたシナリオ生成装置は、前記請求項1のシナリオエラー検出処理装置5の構成に加えて、
前記通信端末2と前記擬似基地局装置3との間の所定の通信規格で規定された通信プロトコルによる通信におけるプロトコルメッセージのシーケンスを記憶したログ情報からシナリオを生成して前記シナリオエラー検出処理装置に出力するシナリオ生成手段6aを有することを特徴とする。
請求項7に記載されたシナリオエラー検出処理方法は、移動体通信端末2と所定の通信規格で規定された通信プロトコルで通信を行って前記移動体通信端末を試験するための擬似基地局装置3が実行する該通信プロトコルに基づいたプロトコルメッセージの送受信の順序と内容をシーケンスとして記述したシナリオのエラーを検出するものであって、前記所定の通信規格に基づいた複数の前記プロトコルメッセージと当該複数のプロトコルメッセージのIDとなる符号との個々の対応を参照可能とした第1の参照テーブル11aと、前記プロトコルメッセージ各々に対して次に送受信され得る前記プロトコルメッセージに対応する前記符号との対応を示した前記プロトコルメッセージのシーケンスを参照可能とした第2の参照テーブル11bとを含むデータベース11を備えたシナリオエラー検出処理装置を用いたシナリオエラー検出処理方法であって、
入力された前記シナリオに記述された複数の前記プロトコルメッセージを前記データベースに含まれる前記第1の参照テーブルに基づきそれぞれ符号化するステップと、
該符号化された前記プロトコルメッセージを前記シナリオに記述されたシーケンスに従い前記第2の参照テーブルに基づき送受信可能か判定を行い、その判定結果を出力するステップとを含むことを特徴とする。
請求項8に記載されたシナリオエラー検出処理方法は、請求項7記載のシナリオエラー検出処理方法において、
前記シナリオに記述されたシーケンスに従い前記第2の参照テーブル11bに基づき送受信可能か判定した結果が送受信不可としてエラーとなったとき、エラー対象となったプロトコルメッセージの修正候補を前記第1の参照テーブルと前記第2の参照テーブルとから抽出して出力するステップを含むことを特徴とする。
請求項9に記載されたシナリオ生成方法は、請求項7又は請求項8記載のシナリオエラー検出処理方法において、
前記第1の参照テーブル11aと前記第2の参照テーブル11bとに新たなプロトコルメッセージおよび前記プロトコルメッセージに対する次に送受信され得る前記プロトコルメッセージとの新たな対応を学習させるために入力される学習対象シナリオに記述されたプロトコルメッセージおよび前記プロトコルメッセージのシーケンスから、前記第1の参照テーブル11aに定義されていないプロトコルメッセージを抽出し、この抽出したプロトコルメッセージを符号化して前記第1の参照テーブルに追加するとともに、前記第2の参照テーブル11bに定義されていない各々の前記プロトコルメッセージに対する次に送受信され得る前記プロトコルメッセージとの対応を抽出し、この抽出したプロトコルメッセージと次に送受信され得るプロトコルメッセージとの対応を符号化した対応にして前記第2の参照テーブルに追加するステップを含むことを特徴とする。
本発明によれば、シナリオを入力するだけで即座にシナリオのエラーの有無を検出するので、長いシナリオであっても簡単にシナリオのエラー検出を行うことができる。しかも、シナリオのエラーが検出された場合には、エラーのあった箇所を識別表示するとともに、エラーの修正候補が表示されるので、生成したシナリオを直接編集する作業を行う場合でも、上記表示内容を参照しながら簡単に実施することができる。
結果として、これまで通信規格の知識のある者が行っていた作業の一部を通信規格の十分な知識を持たない者でも簡単に行うことができる。
また、正常と確認されているプロトコルメッセージ(以下、メッセージともいう)によるシーケンスと、第1、第2の参照テーブルとの差分を学習機能によって追加登録することができる。そして、通常、各キャリアは通信規格に則った通信プロトコルを提供するが、その解釈、実施方法、新機能の実施等により一部例外や機能追加等があり得る。そのような場合でも、対応するプロトコルメッセージに関するデータテーブルを予め学習機能によって登録しておくことにより対応することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら具体的に説明する。図1は本発明に係るシナリオエラー検出処理装置及びシナリオ生成装置を含む通信端末試験システムのブロック構成図、図2はデータベースにおける第1の参照テーブルの一例を示す図、図3はデータベースにおける第2の参照テーブルの一例を示す図、図4はシナリオエラー検出処理に関する動作フローチャート、図5は正常なプロトコルメッセージのシーケンスを記述したシナリオの一例を示す図、図6は図5のシナリオに記述されたプロトコルメッセージを第1の参照テーブルに基づいて符号化した場合の各プロトコルメッセージと符号との対応を示す図、図7は正常時のシナリオ検出処理の一例を示す説明図、図8はエラーを含むプロトコルメッセージのシーケンスを記述したシナリオの一例を示す図、図9は図8のシナリオに記述されたプロトコルメッセージを第1の参照テーブルに基づいて符号化した場合の各プロトコルメッセージと符号との対応を示す図、図10は異常時のシナリオ検出処理の一例を示す説明図、図11(a),(b)は正常時及び異常時の表示例を示す図、図12はデータベースの学習機能の動作フローチャート、図13は正常確認されたプロトコルメッセージのシーケンスを記述したシナリオの一例を示す図、図14は図13のシナリオに記述されたプロトコルメッセージを第1の参照テーブルに基づいて符号化した場合の各プロトコルメッセージと符号との対応を示す図、図15はデータベースを更新する場合の説明図、図16はデータベースを更新しない場合の説明図である。
本発明に係るシナリオエラー検出処理装置及びシナリオ生成装置は、図1に示すような通信端末試験システムに採用される。図1に示す通信端末試験システム1は、通信端末2、擬似基地局装置3、ログ情報取得装置4、シナリオエラー検出処理装置5、シナリオ生成装置6を備えて概略構成される。
通信端末2は、試験対象として、例えば携帯電話、モバイル端末等の携帯通信端末で構成される。
擬似基地局装置3は、シナリオ生成装置6によって生成されたシナリオに基づいて通信端末2との間で通信を行うことにより、例えばフィールドテスト(通信端末2と実網との間で通信を行う試験)において、少なくともネットワーク層(レイヤ3)の通信シーケンスを記録したログ情報を通信端末2から取得し、それに基づいたシナリオによりフィールドテストで発生した通信シーケンスを再現して通信端末2の動作状態を検査している。
ログ情報取得装置4は、通信端末2と擬似基地局装置3との間で送受信される所定の通信規格で規定された通信プロトコルのプロトコルメッセージ(レイヤ3メッセージ等)のログ情報を取得し、この取得したログ情報をシナリオ生成装置6に出力している。
シナリオ生成装置6は、ログ情報取得装置4が取得したログ情報に基づいて所定のシナリオを自動生成するシナリオ生成手段6aを有している。さらに説明すると、このシナリオ生成手段6aは、ログ情報取得装置4が取得したログ情報を入力とし、この入力されたログ情報に記述された通信シーケンスに含まれるプロトコルメッセージを解析し、この解析結果に基づいてシナリオを自動生成し、この自動生成されたシナリオをシナリオエラー検出処理装置5に出力している。
また、シナリオ生成装置6は、シナリオエラー検出処理装置5によるシナリオエラー検出処理をエラー検出が不要な部分まで行わないように指定箇所のプロトコルメッセージまでスキップ可能とするため、上記指定箇所のプロトコルメッセージに識別可能なインデックスとしてのタグ情報が付加できるようになっている。
図1において、シナリオエラー検出処理装置5は、シナリオ生成装置6に包含されているが、基本的にはシナリオ生成装置6とは別に独立した単体の装置として構成することができる。
(実施例1)
このシナリオエラー検出処理装置5は、通信端末2と所定の通信規格で規定された通信プロトコルで通信を行うために擬似基地局装置3が実行する通信プロトコルに基づいたプロトコルメッセージのシーケンスを記述したシナリオのエラーを検出している。
また、シナリオエラー検出処理装置5は、シナリオ生成装置6から入力されるシナリオに指定箇所のプロトコルメッセージに識別可能なタグ情報が付加されている場合、そのタグ情報を認識し、そのタグ情報が付加された指定箇所のプロトコルメッセージまでスキップして後述するシナリオエラー検出処理を行うことができる。
このシナリオエラー検出処理装置5は、図1に示すように、データベース11、エラーチェック手段12、出力手段13を備えて概略構成される。データベース11は、シナリオ生成手段6aからのシナリオとの比較対象として、シーケンスの正常パターンがデータ化され記憶されている。そして、データベース11は、所定の通信規格に基づいた各プロトコルメッセージを符号化(以下、数値化ともいう)したテーブル、各プロトコルメッセージ毎に次に取り得るプロトコルメッセージの符号との対応関係を示すテーブルなどの各種データを格納している。なお、データベース11は、例えば所定の通信規格(例えば3GPPで規格化されたW−CDMA)の規格で要求されているシーケンスをデータベースの初期値として開発者が予め登録しておくものである。
図1に示すように、データベース11は、第1の参照テーブル11a、第2の参照テーブル11b、データベース学習手段11cを備えている。
第1の参照テーブル11aには、所定の通信規格に基づいた複数のプロトコルメッセージと当該複数のプロトコルメッセージのIDとなる符号との個々の対応関係を示すテーブルが参照可能に格納されている。
具体的に、図2の例では、1行目のプロトコルメッセージ「MASTER INFORMATION BLOCK」の符号が「1」、2行目のプロトコルメッセージ「SYSTEM INFORMATION BLOCK TYPE1」の符号が「2」、3行目のプロトコルメッセージ「SYSTEM INFORMATION BLOCK TYPE2」の符号が「3」といった順序で各プロトコルメッセージを符号化したテーブルとして第1の参照テーブル11aに格納されている。
この第1の参照テーブル11aのプロトコルメッセージの順序は特に制限するものではないが、正常に動作するシナリオで主に記載される順序に基づいて作成することができる。また、アルファベット順や規格で定義された順序に基づいて作成しても良い。
第2の参照テーブル11bには、第1の参照テーブル11aに格納された各プロトコルメッセージに対して通信規格に基づく次に送受信され得るプロトコルメッセージの符号との対応関係を示したシーケンスが参照可能に格納されている。また加えて、第2の参照テーブル11bには、予め正常と確認された複数行のプロトコルメッセージによるシーケンスを記述したシナリオに関して、そのシナリオを構成する各プロトコルメッセージに対して次に送受信され得るプロトコルメッセージの符号との対応関係を示すテーブルを格納しても良い。
具体的に、図3の例では、プロトコルメッセージ「MASTER INFORMATION BLOCK」に対して次に取り得るプロトコルメッセージの符号が「2,3,4,5,…」、プロトコルメッセージ「SYSTEM INFORMATION BLOCK TYPE1」に対して次に取り得るプロトコルメッセージの符号が「3,4,5,…」、プロトコルメッセージ「SYSTEM INFORMATION BLOCK TYPE2」に対して次に取り得るプロトコルメッセージの符号が「4,5,…」といったように、各プロトコルメッセージに対して次に送受信され得るプロトコルメッセージの符号との対応関係を示すテーブルが第2の参照テーブル11bに格納されている。
また、図示していないが、第2の参照テーブル11bは、メッセージ欄または別欄にメッセージに対応した符号を入れて使用しても良い。
なお、上述した第1の参照テーブル11aと第2の参照テーブル11bとは、異なる規格毎に選択可能に設けることもできる。
データベース学習手段11cは、後述するデータベース学習処理を実行するもので、予め正常シーケンスとして確認された学習対象シナリオを外部から入力可能としている。このデータベース学習手段11cでは、入力された学習対象シナリオからシーケンスを抽出し、さらにシーケンスを構成する各プロトコルメッセージを符号化し、データベース11に登録されているテーブルとの差分をデータベース11に追加している。
さらに説明すると、データベース学習手段11cでは、学習対象シナリオに記述されたプロトコルメッセージとそのプロトコルメッセージのシーケンスから第1の参照テーブル11aに定義されていないプロトコルメッセージを抽出し、この抽出したプロトコルメッセージを符号化して第1の参照テーブル11aに追加している。また、学習対象シナリオに記述されたプロトコルメッセージとそのプロトコルメッセージのシーケンスから第2の参照テーブル11bに定義されていないプロトコルメッセージと次に送受信され得るプロトコルメッセージとの対応を抽出し、この抽出したプロトコルメッセージと次に送受信され得るプロトコルメッセージとの対応を符号化した対応にして第2の参照テーブル11bに追加している。
エラーチェック手段12は、後述するシナリオエラー検出処理を実行するもので、シナリオ生成手段6aから入力されるシナリオに記述された各プロトコルメッセージを第1の参照テーブル11aに基づいて符号化(数値化)し、この符号化された各プロトコルメッセージをシナリオに記述されたシーケンスに従って第2の参照テーブル11bに基づいて送受信可能か否かを判別してエラーチェックを行うもので、符号化部12a、シーケンスエラー検出部12bを備えている。
符号化部12aは、シナリオ生成手段6aから自動生成出力されるシナリオを入力としている。この符号化部12aでは、入力されたシナリオに記述された複数行のプロトコルメッセージを、シーケンスに従ってデータベース11の第1の参照テーブル11aを参照しながら符号化している。
シーケンスエラー検出部12bは、符号化部12aにより符号化されたプロトコルメッセージを、シナリオに記述されたシーケンスに従って判定基準となる第2の参照テーブル11bを参照しながら送受信可能か否か判定し、その判定結果を出力している。
出力手段13は、エラーチェック手段12のシーケンスエラー検出部12bによる判定結果に応じた出力を行っている。具体的に、出力手段13は、シナリオエラー検出処理装置5によるエラーチェック結果(正常又は異常)を識別可能に出力表示している。また、出力手段13は、エラーチェック結果の表示の他、エラーチェック済みのシナリオを外部にファイルとして出力することもできる。
次に、上記のように構成されるシナリオエラー検出処理装置5が実行する処理について図4乃至図16を参照しながら説明する。まず、シナリオエラー検出処理の動作について図4乃至図11を参照しながら説明する。
(実施例2)
図4に示すように、シナリオエラー検出処理では、まずエラー検出対象となるシナリオをシナリオ生成手段6aから取り込む(ST1)。次に、取り込んだシナリオに記述された複数行のプロトコルメッセージを、第1の参照テーブル11aを参照しながらシーケンスの順序に従ってそれぞれ符号化する(ST2)。続いて、符号化された複数行のプロトコルメッセージの中から判定対象となるプロトコルメッセージを取得する(ST3)。
そして、ST3で取得したプロトコルメッセージが最後(最終行)のプロトコルメッセージか否かを判別する(ST4)。ST3で取得したプロトコルメッセージが最後のプロトコルメッセージと判定すると(ST4−Yes)、エラーが発見されなかったときの正常時処理を実行する(ST5)。この正常時処理では、出力手段13に正常通知され、例えば図11(a)に示すように、そのシーケンスが正常であることを示す表示がなされる。
また、取得したプロトコルメッセージが1行のみの場合にも、次に取り得るプロトコルメッセージがないので、最後のプロトコルメッセージと判断し、正常時処理を実行する(ST5)。
なお、通常はプロトコルメッセージが複数行で構成されており、1行目のプロトコルメッセージからシーケンスの順序に従って順番に取得するため、次のステップ(ST6)に進む。
ST3で取得したプロトコルメッセージが最後のプロトコルメッセージでないと判定すると(ST4−No)、データベース11から判定基準となるメッセージテーブル(第2の参照テーブル11b)を取得する(ST6)。そして、判定基準となるメッセージテーブルの内容と、判定対象となるプロトコルメッセージの次に取り得るプロトコルメッセージとの符号(数値)を比較する(ST7)。
ST7の比較によって一致する符号(数値)があるか否かを判別する(ST8)。もし、一致する数値があると判定すると(ST8−Yes)、この時点ではシナリオに記述されたシーケンスのプロトコルメッセージには不正がなく正常と判断する。そして、判定対象となるプロトコルメッセージの次のプロトコルメッセージを新たな判定対象メッセージとし(ST9)、ST4の処理に戻る。以下、シナリオに記述されたシーケンスのプロトコルメッセージが正常な場合には、最後のプロトコルメッセージまでST4〜ST9の処理が繰り返される。
ここで、図7は正常時のシナリオ検出処理の具体例を示している。この例では、シナリオに記述されたシーケンスのプロトコルメッセージは、図5に示すように、「RRC CONNECTION REQUEST」、「RRC CONNECTION SETUP」、「RRC CONNECTION SETUP COMPLETE」の順番に記述されている。そして、図5の各行のプロトコルメッセージは、図6に示すように、第1の参照テーブル11aを参照しながら「RRC CONNECTION REQUEST」は符号「20」、「RRC CONNECTION SETUP」は符号「21」、「RRC CONNECTION SETUP COMPLETE」は符号「22」にそれぞれ符号化される。そして、図7において、「RRC CONNECTION REQUEST」を比較対象メッセージとすると、比較対象メッセージの次に存在するメッセージ「RRC CONNECTION SETUP」の符号「21」と、第2の参照テーブル11bにおける比較対象メッセージの次に取り得るメッセージ「RRC CONNECTION SETUP」の符号「21」とを比較し、符号の数値が一致するため正常と判定する。なお、第2の参照テーブル11bにおける比較対象となるプロトコルメッセージは、符号化されていても良い。
これに対し、ST7の比較によって一致する数値がないと判定すると(ST8−No)、そのシナリオに記述されたシーケンスのプロトコルメッセージに不正があると判定し(ST10)、異常時処理を実行する(ST11)。この異常時処理では、例えばエラー通知や修正候補の通知として、不正があったプロトコルメッセージの表示とともに、そのプロトコルメッセージの修正候補を一覧表示する。
ここで、図10は異常時のシナリオ検出処理の具体例を示している。この例では、シナリオに記述されたシーケンスのプロトコルメッセージは、図8に示すように、「RRC CONNECTION REQUEST」、「LOCATION UPDATING REQUEST」、「RRC CONNECTION SETUP」、「RRC CONNECTION SETUP COMPLETE」の順番に記述されている。そして、図8の各行のプロトコルメッセージは、図9に示すように、第1の参照テーブル11aを参照しながら「RRC CONNECTION REQUEST」は符号「20」、「LOCATION UPDATING REQUEST」は符号「50」、「RRC CONNECTION SETUP」は符号「21」、「RRC CONNECTION SETUP COMPLETE」は符号「22」にそれぞれ符号化される。そして、図10において、「RRC CONNECTION REQUEST」を比較対象メッセージとすると、比較対象メッセージの次に存在するメッセージ「LOCATION UPDATING REQUEST」の符号「50」と、第2の参照テーブル11bにおける比較対象メッセージの次に取り得るメッセージ「RRC CONNECTION SETUP」の符号「21」とを比較し、符号の数値が一致しないため異常と判定する。そして、図11(b)に示すように、不正を知らせる表示として、(「RRC CONNECTION REQUEST」(1行目)の次のメッセージ「LOCATION UPDATING REQUEST」(2行目)のメッセージが不正です。)と表示するとともに、プロトコルメッセージ修正候補として(「RRC CONNECTION SETUP」)と表示する。
ところで、上述した図4の処理において、シナリオ生成装置6から入力されるシナリオに指定箇所のプロトコルメッセージに識別可能なタグ情報が付加されている場合には、そのタグ情報を認識し、そのタグ情報が付加された指定箇所のプロトコルメッセージまでスキップして上述したシナリオエラー検出処理を行っている。これにより、ユーザがシナリオ生成装置6で指定した任意箇所のプロトコルメッセージからのエラーを検出することができる。また、シナリオエラー検出処理の終了箇所を示すタグ情報を付加することが可能であることは言うまでもない。
また、本例では、シナリオ生成手段6aで自動生成されて入力されるシナリオのエラー検出を行う場合を例にとって説明しているが、例えば手作業により手動生成されたシナリオをエラーチェック手段12に入力し、そのシナリオのエラーを上述したシナリオエラー検出処理によって検出することもできる。
上述の手作業により手動生成されたシナリオは、シナリオ生成手段6aを介して入力するようにしても良い。別の形態では、エラーチェック手段12が、エラーを検出した場所とプロトコルメッセージの修正候補とをシナリオ生成手段6aに出力することで、シナリオ生成手段6aで自動生成されたシナリオを自動で修正することも可能である。また、上述の手作業により手動生成されたシナリオがシナリオ生成手段6aから入力された場合は、同様に、シナリオ生成手段6aで手作業により手動生成されたシナリオを自動で修正することも可能である。
(実施例3)
次に、シナリオエラー検出処理装置5内で実行されるデータベース11の学習機能の動作について図12乃至図16を参照しながら説明する。
図12に示すように、正常と確認されているシナリオやログ情報が入力されると(ST21)、その入力情報がシナリオか否かを判別する(ST22)。ここで、入力情報をシナリオと判定すると、そのまま次のステップ(ST24)に移行する。これに対し、入力情報がシナリオではない、すなわち入力情報をログ情報と判定すると、そのログ情報をシナリオに変換し(ST23)、次のステップ(ST24)に移行する。
次に、ST24では、シナリオに記述されたプロトコルメッセージをシーケンスの順序に従って抽出する。そして、抽出した各プロトコルメッセージを第1の参照テーブル11aを参照しながら符号化する(ST25)。次に、判定対象とするプロトコルメッセージと次にくるプロトコルメッセージについてデータベース11の第2の参照テーブル11bに登録されている判定基準と比較する(ST26)。そして、同じ内容が存在するか否かを判別する(ST27)。
ST27において、同じ内容が存在すると判定すると、判定対象とするプロトコルメッセージの次にくるプロトコルメッセージを新しい判定対象メッセージとし(ST28)、ST26の動作に戻る。
これに対し、ST27において、同じ内容が存在しないと判定すると、判定対象とするプロトコルメッセージの次にくるプロトコルメッセージを新しい判定基準としてデータベース11に追加する(ST29)。
ここで、図15はデータベース11を更新する場合の具体例、図16はデータベース11を更新しない場合の具体例をそれぞれ示している。
これらの例において、シナリオに記述されたシーケンスのプロトコルメッセージは、図13に示すように、「RRC CONNECTION REQUEST」、「RRC CONNECTION SETUP」、「RRC CONNECTION SETUP COMPLETE」、「CM SERVICE REQUEST」の順番に記述されている。そして、図13の各行のプロトコルメッセージは、図14に示すように、第1の参照テーブル11aを参照しながら「RRC CONNECTION REQUEST」は符号「20」、「RRC CONNECTION SETUP」は符号「21」、「RRC CONNECTION SETUP COMPLETE」は符号「22」、「CM SERVICE REQUEST」は符号「60」にそれぞれ符号化される。
ここで、「RRC CONNECTION SETUP COMPLETE」(符号「22」)が判定対象となったとき、この「RRC CONNECTION SETUP COMPLETE」(符号「22」)が次に取り得るメッセージとして「CM SERVICE REQUEST」(符号「60」)が登録されているか否かを第2の参照テーブル11bを参照しながら調べる。図15の例では、「RRC CONNECTION SETUP COMPLETE」(符号「22」)の次に取り得るメッセージとして登録されている符号は「50」のみで、符号「22」の後に符号「60」が来るシーケンスについては登録されていない。
従って、図15の例では、「RRC CONNECTION SETUP COMPLETE」(符号「22」)の後に「CM SERVICE REQUEST」(符号「60」)が来るシーケンスをエラーと判定するので、「RRC CONNECTION SETUP COMPLETE」(符号「22」)の次に取り得るメッセージの符号として現在の符号「50」のみに対し、符号「60」を差分として追加登録し、データベース11を更新する。
これに対し、図16の例では、「RRC CONNECTION SETUP COMPLETE」(符号「22」)の次に取り得るメッセージとして登録されている符号は「50」、「60」であり、符号「22」の後に「60」が来るシーケンスについても登録されている。
従って、図16の例では、「RRC CONNECTION SETUP COMPLETE」(符号「22」)の後に「CM SERVICE REQUEST」(符号「60」)が来るシーケンスであってもエラーと判定されないので、データベース11の更新は行われない。
ところで、上述した図12のST25の処理において、抽出したプロトコルメッセージを符号化する際、第1の参照テーブル11aにないプロトコルメッセージについては特定の符号で符号化し、特定の符号化グループのプロトコルメッセージとして第1の参照テーブル11aに追加して登録することができる。これにより、通信規格の変更や、機能追加等によりプロトコルメッセージが増えても対応可能となる。また、後から追加したプロトコルメッセージに、識別可能となる符号(例えば900〜999など)を割り当てて対応付けることで追加されたプロトコルメッセージを区別して判別することができる。
また、データベース11の第1の参照テーブル11aや第2の参照テーブル11bにデータが無い場合には、予め正常シーケンスとして確認された学習対象シナリオを外部から入力すれば、この学習対象シナリオのシーケンスに従った順序で複数行のプロトコルメッセージの各プロトコルメッセージを符号化(数値化)したテーブルが第1の参照テーブル11aに格納され、学習対象シナリオを構成する各プロトコルメッセージに対して次に送受信可能なプロトコルメッセージの符号との対応関係を示すテーブルが第2の参照テーブル11bに格納される。これにより、データベース11に判定基準のためのテーブルが予め格納されていなくても、予め正常シーケンスとして確認されたシナリオを入力して学習機能を働かせることによって判定基準のためのテーブルを格納することができる。
このように、本例によれば、シナリオを入力するだけで即座にシナリオのエラーの有無を検出するので、長いシナリオであっても簡単にシナリオのエラー検出を行うことができる。
また、シナリオのエラーが検出された場合には、エラーのあった箇所を識別表示するとともに、エラーの修正候補が表示される。このため、通信規格に関して十分な知識を持たない者でも、上記表示内容を参照しながら、生成したシナリオを直接編集する作業を簡単に実施することができる。さらに、エラーのあった箇所とエラーの修正候補に関する情報から、生成したシナリオを自動修正することもできる。
結果として、これまで通信規格の知識のある者が行っていた作業の一部を通信規格の十分な知識を持たない者でも簡単に行うことができる。このため、通信規格の知識のある者が行っていたシナリオを動作検証する作業を軽減することができる。
また、本例では、正常と確認されているプロトコルメッセージによるシーケンスと、第1、第2の参照テーブル11a,11bとの差分を学習機能によって追加登録することができる。そして、通常、各キャリアは通信規格に則った通信プロトコルを提供するが、その解釈、実施方法、新機能の実施等により一部例外や機能追加等があり得る。そのような場合でも、対応するプロトコルメッセージに関するデータテーブルを予め学習機能によって登録しておくことにより対応することができる。
さらに、データベース11に含まれる第1の参照テーブル11aと第2の参照テーブル11bとを規格毎に設け、使用されている規格に応じて適宜選択することもできる。これにより、各種規格に応じたシナリオのエラー検出を行うことができる。
本発明に係るシナリオエラー検出処理装置及びシナリオ生成装置を含む通信端末試験システムのブロック構成図である。 データベースにおける第1の参照テーブルの一例を示す図である。 データベースにおける第2の参照テーブルの一例を示す図である。 シナリオエラー検出処理に関する動作フローチャートである。 正常なメッセージのシーケンスを記述したシナリオの一例を示す図である。 図5のシナリオに記述されたメッセージを第1の参照テーブルに基づいて符号化した場合の各メッセージと符号との対応を示す図である。 正常時のシナリオ検出処理の一例を示す説明図である。 エラーを含むメッセージのシーケンスを記述したシナリオの一例を示す図である。 図8のシナリオに記述されたメッセージを第1の参照テーブルに基づいて符号化した場合の各メッセージと符号との対応を示す図である。 異常時のシナリオ検出処理の一例を示す説明図である。 (a),(b) 正常時及び異常時の表示例を示す図である。 データベースの学習機能の動作フローチャートである。 正常確認されたメッセージのシーケンスを記述したシナリオの一例を示す図である。 図13のシナリオに記述されたメッセージを第1の参照テーブルに基づいて符号化した場合の各メッセージと符号との対応を示す図である。 データベースを更新する場合の説明図である。 データベースを更新しない場合の説明図である。
符号の説明
1 通信端末試験システム
2 通信端末
3 擬似基地局装置
4 ログ情報取得装置
5 シナリオエラー検出処理装置
6 シナリオ生成装置
6a シナリオ生成手段
11 データベース
11a 第1の参照テーブル
11b 第2の参照テーブル
11c データベース学習手段
12 エラーチェック手段
12a 符号化部
12b シーケンスエラー検出部
13 出力手段

Claims (9)

  1. 移動体通信端末(2)と所定の通信規格で規定された通信プロトコルで通信を行って前記移動体通信端末を試験するための擬似基地局装置(3)が実行する該通信プロトコルに基づいたプロトコルメッセージの送受信の順序と内容をシーケンスとして記述したシナリオのエラーを検出するシナリオエラー検出処理装置(5)であって、
    前記所定の通信規格に基づいた複数の前記プロトコルメッセージと当該複数のプロトコルメッセージのIDとなる符号との個々の対応を参照可能とした第1の参照テーブル(11a)と、前記プロトコルメッセージ各々に対して次に送受信され得る前記プロトコルメッセージに対応する前記符号との対応を示した前記プロトコルメッセージのシーケンスを参照可能とした第2の参照テーブル(11b)とを含むデータベース(11)と、
    入力された前記シナリオに記述された複数の前記プロトコルメッセージを前記データベースに含まれる前記第1の参照テーブルに基づきそれぞれ符号化し、該符号化された前記プロトコルメッセージを前記シナリオに記述されたシーケンスに従い前記第2の参照テーブルに基づき送受信可能か判定を行い、その判定結果を出力するエラーチェック手段(12)とを具備することを特徴とするシナリオエラー検出処理装置。
  2. 前記エラーチェック手段(12)は、前記シナリオに記述されたシーケンスに従い前記第2の参照テーブル(11b)に基づき送受信可能か判定した結果が送受信不可としてエラーとなったとき、エラー対象となったプロトコルメッセージの修正候補を前記第1の参照テーブルと前記第2の参照テーブルとから抽出して出力するシーケンスエラー検出部(12b)を有することを特徴とする請求項1記載のシナリオエラー検出処理装置。
  3. 前記請求項1記載のシナリオエラー検出処理装置(5)の構成に加えて、前記エラーチェック手段(12)からの前記判定結果を受けて識別可能に表示する出力手段(13)を具備することを特徴とする請求項1記載のシナリオエラー検出処理装置。
  4. 前記請求項2記載のシナリオエラー検出処理装置(5)の構成に加えて、前記シーケンスエラー検出部(12b)からの前記エラー対象となったプロトコルメッセージの修正候補を受けて表示する出力手段(13)を具備することを特徴とする請求項2記載のシナリオエラー検出処理装置。
  5. 前記データベース(11)は、前記第1の参照テーブル(11a)と前記第2の参照テーブル(11b)とに新たなプロトコルメッセージおよび前記プロトコルメッセージに対する次に送受信され得る前記プロトコルメッセージとの新たな対応を学習させるための学習対象シナリオの入力が可能なデータベース学習手段(11c)を有し、
    前記データベース学習手段は、入力された学習対象シナリオに記述された前記プロトコルメッセージおよび前記プロトコルメッセージのシーケンスから、前記第1の参照テーブルに定義されていないプロトコルメッセージを抽出し、この抽出したプロトコルメッセージを符号化して前記第1の参照テーブルに追加するとともに、前記第2の参照テーブルに定義されていない各々の前記プロトコルメッセージに対する次に送受信され得る前記プロトコルメッセージとの対応を抽出し、この抽出したプロトコルメッセージと次に送受信され得るプロトコルメッセージとの対応を符号化した対応にして前記第2の参照テーブルに追加することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のシナリオエラー検出処理装置。
  6. 前記請求項1のシナリオエラー検出処理装置(5)の構成に加えて、
    前記移動体通信端末(2)と前記擬似基地局装置(3)との間の所定の通信規格で規定された通信プロトコルによる通信におけるプロトコルメッセージのシーケンスを記憶したログ情報からシナリオを生成して前記シナリオエラー検出処理装置に出力するシナリオ生成手段(6a)を有することを特徴とするシナリオ生成装置。
  7. 移動体通信端末(2)と所定の通信規格で規定された通信プロトコルで通信を行って前記移動体通信端末を試験するための擬似基地局装置(3)が実行する該通信プロトコルに基づいたプロトコルメッセージの送受信の順序と内容をシーケンスとして記述したシナリオのエラーを検出するものであって、前記所定の通信規格に基づいた複数の前記プロトコルメッセージと当該複数のプロトコルメッセージのIDとなる符号との個々の対応を参照可能とした第1の参照テーブル(11a)と、前記プロトコルメッセージ各々に対して次に送受信され得る前記プロトコルメッセージに対応する前記符号との対応を示した前記プロトコルメッセージのシーケンスを参照可能とした第2の参照テーブル(11b)とを含むデータベース(11)を備えたシナリオエラー検出処理装置を用いたシナリオエラー検出処理方法であって、
    入力された前記シナリオに記述された複数の前記プロトコルメッセージを前記データベースに含まれる前記第1の参照テーブルに基づきそれぞれ符号化するステップと、
    該符号化された前記プロトコルメッセージを前記シナリオに記述されたシーケンスに従い前記第2の参照テーブルに基づき送受信可能か判定を行い、その判定結果を出力するステップとを含むことを特徴とするシナリオエラー検出処理方法。
  8. 前記シナリオに記述されたシーケンスに従い前記第2の参照テーブル(11b)に基づき送受信可能か判定した結果が送受信不可としてエラーとなったとき、エラー対象となったプロトコルメッセージの修正候補を前記第1の参照テーブルと前記第2の参照テーブルとから抽出して出力するステップを含むことを特徴とする請求項7記載のシナリオエラー検出処理方法。
  9. 前記第1の参照テーブル(11a)と前記第2の参照テーブル(11b)とに新たなプロトコルメッセージおよび前記プロトコルメッセージに対する次に送受信され得る前記プロトコルメッセージとの新たな対応を学習させるために入力される学習対象シナリオに記述されたプロトコルメッセージおよび前記プロトコルメッセージのシーケンスから、前記第1の参照テーブル(11a)に定義されていないプロトコルメッセージを抽出し、この抽出したプロトコルメッセージを符号化して前記第1の参照テーブルに追加するとともに、前記第2の参照テーブル(11b)に定義されていない各々の前記プロトコルメッセージに対する次に送受信され得る前記プロトコルメッセージとの対応を抽出し、この抽出したプロトコルメッセージと次に送受信され得るプロトコルメッセージとの対応を符号化した対応にして前記第2の参照テーブルに追加するステップを含むことを特徴とする請求項7又は請求項8記載のシナリオエラー検出処理方法。
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