JP4607628B2 - 小型艇のジェットポンプ取付構造 - Google Patents

小型艇のジェットポンプ取付構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4607628B2
JP4607628B2 JP2005071525A JP2005071525A JP4607628B2 JP 4607628 B2 JP4607628 B2 JP 4607628B2 JP 2005071525 A JP2005071525 A JP 2005071525A JP 2005071525 A JP2005071525 A JP 2005071525A JP 4607628 B2 JP4607628 B2 JP 4607628B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
jet pump
hull
thrust plate
front wall
wall portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005071525A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006248485A (ja
Inventor
知洋 布施
寛 岩上
孝吉 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2005071525A priority Critical patent/JP4607628B2/ja
Priority to US11/369,472 priority patent/US7267594B2/en
Publication of JP2006248485A publication Critical patent/JP2006248485A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4607628B2 publication Critical patent/JP4607628B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H11/00Marine propulsion by water jets
    • B63H11/02Marine propulsion by water jets the propulsive medium being ambient water
    • B63H11/04Marine propulsion by water jets the propulsive medium being ambient water by means of pumps
    • B63H11/08Marine propulsion by water jets the propulsive medium being ambient water by means of pumps of rotary type
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H21/00Use of propulsion power plant or units on vessels
    • B63H21/30Mounting of propulsion plant or unit, e.g. for anti-vibration purposes

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

本発明は、ハルの後部にポンプ室を備え、このポンプ室の前壁部にスラストプレートを介してジェットポンプを取り付けた小型艇のジェットポンプ取付構造に関する。
小型艇として、艇体の下部をハルで構成するとともに、艇体の上部をデッキで構成し、ハルの後部にジェットポンプを取り付け、このジェットポンプをエンジンで駆動することにより艇底の吸込口から水を吸い込み、吸い込んだ水を後方に噴射して滑走する艇が知られている。
小型艇のジェットポンプ取付構造として、ハルの後部にポンプ室を設け、このポンプ室の前壁部にスラストプレートを設け、このスラストプレートにジェットポンプを設けたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−89395号公報
この小型艇のジェットポンプ取付構造は、ポンプ室の前壁部にスラストプレートを設け、スラストプレートにジェットポンプを設けることで、ジェットポンプを所望の姿勢に保ち、ジェットポンプのノズルからジェット水を噴射し、噴射したジェット水を推進力として用いる。
ところで、艇体を構成するハルやデッキは樹脂製の部材であり、通常、射出成形で形成されている。
図6は従来の小型艇のハルを成形する工程を説明する図である。
成形型100の固定型101と可動型102とを型締めしてキャビティ103を形成する。キャビティ103に注入路104から溶融樹脂105を矢印aの如く供給する。
キャビティ103内の溶融樹脂105が凝固してハル106になる。
可動型102を矢印bの如く移動して成形型100を型開きし、型開きした成形型100からハル106を離型する。
ここで、ハル106はポンプ室107の前壁部108が略鉛直に形成されているので、前壁部108に抜き勾配が形成されていない。
このため、成形型100からハル106を離型する際に、ハル106を成形型100、特に可動型102から円滑に離型させることができない虞があり、そのことがハル106の制作容易化を妨げる要因になっていた。
本発明は、ジェットポンプを所望の姿勢で取り付けることができ、かつ、製作の容易化を図ることができる小型艇のジェットポンプ取付構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、艇体の下部を構成するハルの後部にポンプ室を備え、このポンプ室の前壁部にスラストプレートの前面を取り付け、このスラストプレートの後面にジェットポンプを取り付けてジェットポンプをポンプ室内に配設し、このポンプ室の前方にエンジンを設け、このエンジンでジェットポンプを駆動する小型艇のジェットポンプ取付構造において、前記ハルを成形する際の抜き勾配を確保するために、前記前壁部をハルの後方に向けて上り勾配に形成し、この前壁部と平行になるように、前記スラストプレートの前面を上り勾配に形成し、このスラストプレートの後面を、前記ジェットポンプの軸線と垂直に交差する面と平行に形成したことを特徴とする。
ポンプ室の前壁部をハルの後方に向けて上り勾配に形成し、この前壁部と平行になるように、スラストプレートの前面を上り勾配に形成した。
さらに、このスラストプレートの後面を、ジェットポンプの軸線と垂直に交差する面と平行に形成することで、スラストプレートをくさび状に形成した。
よって、上り勾配の前壁部に、スラストプレートの前面を取り付けた際に、スラストプレートの後面を、ジェットポンプの軸線と垂直に交差する面と平行に配置することができる。
このスラストプレートの後面に、ジェットポンプを取り付けることにより、ジェットポンプを所望の姿勢に保持することができる。
さらに、ポンプ室の前壁部をハルの後方に向けて上り勾配に形成した。よって、この上り勾配を、ハルの成形時に、抜き勾配として利用することが可能になる。
これにより、ハルを成形型で成形する際に、成形後のハルを、抜き勾配を利用して成形型から円滑に離型することができる。
請求項は、前記エンジンおよび前記ジェットポンプを直線状のプロペラ軸で連結し、このプロペラ軸を、前記ハルの後方に向けて下がり勾配に傾斜させ、前記スラストプレートの後面を、前記プロペラ軸の軸線と垂直に交差する面に形成したことを特徴とする。
プロペラ軸を、艇体の後方に向けて下がり勾配に傾斜させる。そして、スラストプレートの後面をプロペラ軸の軸線と垂直に交差する面に形成した。
ここで、このスラストプレートの後面は、ジェットポンプの軸線と垂直に交差する面と平行に形成されている。
これにより、スラストプレートの後面に、ジェットポンプを取り付けた際に、ジェットポンプの軸線をプロペラ軸の軸線と同軸上に配置することができる。
さらに、スラストプレートの後面をプロペラ軸の軸線と垂直に交差する面に形成することで、スラストプレートの後面をハルの後方に向けて上り勾配になるように形成することが可能になる。
ここで、スラストプレートの前面は、ハルの後方に向けて上り勾配に形成されている。
よって、スラストプレートの後面をハルの後方に向けて上り勾配に形成することで、スラストプレートの厚さを好適に保つことが可能になる。
請求項1に係る発明では、ジェットポンプを所望の姿勢に保持することで、ジェットポンプから噴射したジェット水を推進力として効率よく用いることができるという利点がある。
また、請求項1に係る発明では、成形後のハルを、抜き勾配を利用して成形型から円滑に離型することが可能になり、製作の容易化を図ることができるという利点がある。
請求項に係る発明では、ジェットポンプを所望の姿勢に保持し、かつ、ジェットポンプの軸線をプロペラ軸の軸線と同軸上に配置することができ、また、スラストプレートの厚さを好適に保つことが可能になるという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、「左」、「右」は運転者から見た方向に従い、Frは前側、Rrは後側を示す。
図1は本発明に係るジェットポンプ取付構造を備えた小型艇の側面図である。
小型艇10は、艇体11の下部を構成するハル12を、艇体11の上部を構成するデッキ13で覆い、ハル12とデッキ13とで艇体11を形成し、ハル12の前部12aに燃料タンク14を備え、この燃料タンク14の後方にエンジン15を備え、このエンジン15の後方にポンプ室16を備え、このポンプ室16にジェットポンプ取付構造20を介してジェットポンプ17を備え、ジェットポンプ17をエンジン15に連結し、このエンジン15に排気管18の導入側を取り付けるとともに排気管18の排出側をポンプ室16内に臨ませ、排気管18の途中にウォーターマフラー19を備え、燃料タンク14の上方に取り付けた操舵ハンドル22と、この操舵ハンドル22の後方に取り付けたシート23とを備えたウォータージェット推進艇である。
ハル12およびデッキ13は、例えば、射出成形で形成される樹脂製の部材である。
ハル12は、エンジン15の後方の艇底24に水導入路25が形成され、この水導入路25をポンプ室16まで上り勾配で延ばし、ポンプ室16の前壁部26にスラストプレート28が取り付けられている。
ポンプ室16は、ハル12の後部12bに構成されている。
このスラストプレート28に、ジェットポンプ17が取り付けられている。ジェットポンプ17は、プロペラ軸31およびカップリングジョイント32を介してエンジン15の出力軸33に連結されている。
ジェットポンプ17によれば、エンジン15を駆動してプロペラ軸31を回転させることにより、インペラ34を回転させる。インペラ34が回転することで、艇底24の水導入路25から吸引した水を、ハウジング35の後部ノズル36を介してステアリングノズル(操舵ノズル)37から艇体11の後方へ噴射する。
これにより、小型艇10が前進状態で滑走する。
小型艇10を後進させるときには、ステアリングノズル37の上方のリバースバケット38を、ステアリングノズル37後方の後進位置に移動する。
これにより、ステアリングノズル37から後方へ噴射した噴射水を、リバースバケット38で艇体11の前方に導き、導いた噴射水で小型艇10を後進させる。
図2は本発明に係る小型艇のジェットポンプ取付構造を示す断面図である。
ハル12の後部12bに小型艇のジェットポンプ取付構造20を備える。
小型艇のジェットポンプ取付構造20は、ポンプ室16の前壁部26の後面26aにスラストプレート28の前面28aを取り付け、このスラストプレート28の後面28bにジェットポンプ17を取り付けてジェットポンプ17をポンプ室16内の空間21に配設するものである。
ポンプ室16は、前壁部26を艇体幅方向に延ばし、前壁部26の右端部26b(図4参照)から右側壁部41を艇体後方に延ばし、前壁部26の左端部から左側壁部(図示せず)を艇体後方に延ばし、前壁部26および左右の側壁部41のそれぞれの頂部に天井部42を設け、底部44をライドプレート45で塞いだものである。
このポンプ室16は、後部46が開口されている。後部46の開口からジェットポンプ17の後部ノズル36やステアリングノズル37が後方に突出する。
このポンプ室16の前方、かつ艇底24(図1参照)には、ゲート48(図4も参照)が形成され、ゲート48の下部開口48aを閉塞部材49で塞ぐことにより水導入路25が形成されている。
水導入路25は、吸込口25aに格子部材51が取り付けられ、排出口25bがスラストプレート28の開口部53を経てハウジング35内に連通されている。
格子部材51の後端部51aに、ライドプレート45の前端部45aが係止されている。
ジェットポンプ17は、スラストプレート28の後面28bに取り付けるハウジング35を備える。
ハウジング35は、スラストプレート28の後面28bに円筒状のステータ55を取り付け、ステータ55の後部に後部ノズル36を設けたものである。
ステータ55内には、インペラ34が回転自在に配置されている。
インペラ34は、直線状のプロペラ軸31およびカップリングジョイント32を介して、図1に示すエンジン15の出力軸33に連結されている。
すなわち、エンジン15およびジェットポンプ17を、直線状のプロペラ軸31およびカップリングジョイント32で連結する。
プロペラ軸31は、カップリングジョイント32から前壁部26およびスラストプレート28を経て後方のインペラ34まで延びている。
このプロペラ軸31は、ハル12の後方に向けて下がり勾配に傾斜されている。プロペラ軸31の下がり勾配は、角度θ1である。
ステータ55の前面55aは、プロペラ軸31に対して略直交するように形成されている。
ジェットポンプ17によれば、エンジン15を駆動してインペラ34を回転させることにより、吸込口25aから水導入路25に水を吸引する。
吸引した水を、水導入路25の排出口25bおよびスラストプレート28の開口部53を経てハウジング35内に導く。
ハウジング35内に導いた水を、インペラ34で後方に送り出し、後部ノズル36を介してステアリングノズル37から艇体11の後方へ噴射する。
図3は本発明に係る小型艇のジェットポンプ取付構造を示す分解断面図である。
小型艇のジェットポンプ取付構造20は、ハル12を成形する際の抜き勾配θ2を確保するために、前壁部26をハル12の後方に向けて上り勾配に形成し、この前壁部26と平行になるように、スラストプレート28の前面28aを上り勾配に形成し、このスラストプレート28の後面28bを、ジェットポンプ17の軸線17aと垂直に交差する面と平行に形成したものである。
前壁部26を、ハル12の後方に向けて上り勾配に形成することで、前壁部26を鉛直線29aに対して角度θ2傾斜させる。
この角度θ2は、一例として、射出成形品の抜き勾配として適用することが可能な角度である。
前壁部26を角度θ2傾斜させることで、ハル12を成形する際の抜き勾配を確保することができる。
この傾斜状の前壁部26には、拡径部57がゲート48より一回り大きく形成されている。
スラストプレート28は、前面28aが、前壁部26と平行になるように上り勾配に形成されている。前面28aが、鉛直線29bに対して角度θ2傾斜される。
また、スラストプレート28は、後面28bが、ジェットポンプ17の軸線17aと垂直に交差する面と平行に形成されている。
さらに、スラストプレート28の後面28bは、プロペラ軸31の軸線31bと垂直に交差する面に形成されている。
よって、スラストプレート28の後面28bに、ステータ55の前面55aを当接した状態において、ジェットポンプ17の軸線17aを、プロペラ軸31の軸線31bと同軸上に配置できる。
さらに、スラストプレート28の後面28bをプロペラ軸31の軸線31bと垂直に交差する面に形成することで、後面28bをハル12の後方に向けて上り勾配になるように形成する。
ここで、スラストプレート28の前面28aは、ハル12の後方に向けて上り勾配に形成されている。
よって、スラストプレート28の後面28bをハル12の後方に向けて上り勾配に形成することで、スラストプレート28の厚さを好適に保つ。
このスラストプレート28は、前面28aからリング部58が艇体前方に向けて突出され、このリング部58に前・後面28a、28bの両面に開口する開口部53が形成されている。
なお、鉛直線29aおよび鉛直線29bは、互いに平行な線である。
スラストプレート28の前面28aを前壁部26の後面26aに当接することにより、リング部58が前壁部26の拡径部57に嵌合する。
ここで、スラストプレート28の前面28aを、前壁部26と平行になるように上り勾配に形成した。
これにより、スラストプレート28の前面28aを前壁部26の後面26aに当接させた状態において、スラストプレート28の後面28bが、ジェットポンプ17の軸線17aと垂直に交差する面と平行に配置される。
さらに、ステータ55の前面55aは、プロペラ軸31の軸線31bに対して直交するように形成されている。
よって、スラストプレート28の後面28bに、ステータ55の前面55aを取り付けることにより、ジェットポンプ17は、軸線17aがプロペラ軸31の軸線31bと同軸上になるように姿勢が保持される。
このように、スラストプレート28の後面28bを、ジェットポンプ17の軸線17aと垂直に交差する面と平行に形成することで、ジェットポンプ17をプロペラ軸31の勾配に合わせ、かつ、所望の姿勢に保持することができる。
これにより、ジェットポンプ17の後部ノズル36から噴射したジェット水を、推進力として効率よく用いることができる。
なお、プロペラ軸31は、後端部にスプライン31aが形成されている。さらに、インペラ34側の回転軸34aにスプライン34bが形成されている。
スプライン31aおよびスプライン34bを噛み合わせることにより、プロペラ軸31をインペラ34の回転軸34aに連結する。
図4は本発明に係る小型艇のジェットポンプ取付構造を示す分解斜視図である。
スラストプレート28は、略矩形状に形成され、前面28aを、ハル12の後方に向けて上り勾配に形成することで、鉛直線29bに対して角度θ2傾斜させ、後面28bを鉛直に形成することで、くさび状に形成されている。
スラストプレート28の四隅に取付孔62…がそれぞれ形成されている。
このスラストプレート28の前面28aを前壁部26の後面26aに当接することにより、リング部58を前壁部26の拡径部57に嵌合させる。
この状態で、スラストプレート28の後面28bに、ステータ55の前面55aを当接する。
前壁部26、スラストプレート28およびステータ55のそれぞれの取付孔61…,62…,63…(…は複数を示す)にボルト64…を差し込む。
前壁部26の取付孔61…から、ボルト64…のねじ部64a…を突出させ、突出したねじ部64a…にナット(図示せず)をねじ結合する。
これにより、前壁部26の後面26aにスラストプレート28の前面28aが当接し、かつスラストプレート28の後面28bにステータ55の前面55aが当接した状態で、前壁部26にスラストプレート28を介してジェットポンプ17を取り付ける。
この状態において、ジェットポンプ17は略水平の姿勢(すなわち、図2に示す姿勢)に保持される。
次に、ハルを射出成形する例を図5に基づいて説明する。
図5(a),(b)は本発明に係るジェットポンプ取付構造を備えたハルの成形工程を説明する図である。
(a)において、成形型71の固定型72と可動型73とを型締めしてキャビティ74を形成する。
キャビティ74に注入路75から溶融樹脂76を矢印Aの如く供給する。
溶融樹脂76が凝固してハル12となった後、可動型73を矢印Bの如く移動して、成形型71を型開きする。
(b)において、型開きした成形型71からハル12を離型する。
ここで、ポンプ室16の前壁部26を、ハル12の後方に向けて上り勾配に形成することで、前壁部26を鉛直線29aに対して角度θ2傾斜させている。
よって、前壁部26の上り勾配を、ハル12の成形時に、抜き勾配として利用することが可能になる。
これにより、ハル12を成形型71で成形する際に、成形後のハル12を、抜き勾配を利用して成形型71、すなわち、固定型72と可動型73から円滑に離型することができる。
なお、前記実施の形態では、スラストプレート28の形状を略矩形状に形成し、四隅に取付孔62…を形成した例について説明したが、これに限らないで、例えば円形などの他の形状を選択することも可能である。
また、前記実施の形態では、一例として、射出成形で成形されるハル12やデッキ13に本発明を適用した例について説明したが、これに限らないで、例えば、樹脂と強化材からなる複合材を型に吹き付ける等の、その他の方法で成形されるハル12やデッキ13に、本発明を適用しても同様の効果が得られることはいうまでもない。
本発明のジェットポンプ取付構造は、ハルの後部にポンプ室を備え、ポンプ室の前壁部にスラストプレートを介してジェットポンプを取り付けた小型艇への適用に好適である。
本発明に係るジェットポンプ取付構造を備えた小型艇の側面図である。 本発明に係る小型艇のジェットポンプ取付構造を示す断面図である。 本発明に係る小型艇のジェットポンプ取付構造を示す分解断面図である。 本発明に係る小型艇のジェットポンプ取付構造を示す分解斜視図である。 本発明に係るジェットポンプ取付構造を備えたハルの成形工程を説明する図である。 従来の小型艇のハルを成形する工程を説明する図である。
符号の説明
10…小型艇、11…艇体、12…ハル、12b…ハルの後部、13…デッキ、15…エンジン、16…ポンプ室、17…ジェットポンプ、17a…ジェットポンプの軸線、20…小型艇のジェットポンプ取付構造、26…前壁部、26a…前壁部の後面、28…スラストプレート、28a…スラストプレートの前面、28b…スラストプレートの後面、31…プロペラ軸、31b…プロペラ軸の軸線、33…出力軸。

Claims (1)

  1. 艇体(11)の下部を構成するハル(12)の後部(12b)にポンプ室(16)を備え、このポンプ室(16)の前壁部(26)にスラストプレート(28)の前面(28a)を取り付け、このスラストプレート(28)の後面(28b)にジェットポンプ(17)を取り付けてジェットポンプ(17)をポンプ室(16)内に配設し、このポンプ室(16)の前方にエンジン(15)を設け、このエンジン(15)でジェットポンプ(17)を駆動する小型艇(10)のジェットポンプ取付構造(20)において、
    前記ハル(12)を成形する際の抜き勾配(θ2)を確保するために、前記前壁部(26)をハル(12)の後方に向けて上り勾配に形成し、
    この前壁部(26)と平行になるように、前記スラストプレート(28)の前面(28a)を上り勾配に形成し、
    このスラストプレート(28)の後面(28b)を、前記ジェットポンプ(17)の軸線(17a)と垂直に交差する面と平行に形成し
    前記エンジン(15)および前記ジェットポンプ(17)を直線状のプロペラ軸(31)で連結し、
    このプロペラ軸(31)を、前記ハル(12)の後方に向けて下がり勾配に傾斜させ、
    前記スラストプレート(28)の後面(28b)を、前記プロペラ軸(31)の軸線(31b)と垂直に交差する面に形成したことを特徴とする小型艇のジェットポンプ取付構造。
JP2005071525A 2005-03-14 2005-03-14 小型艇のジェットポンプ取付構造 Expired - Fee Related JP4607628B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005071525A JP4607628B2 (ja) 2005-03-14 2005-03-14 小型艇のジェットポンプ取付構造
US11/369,472 US7267594B2 (en) 2005-03-14 2006-03-07 Jet pump mounting structure of small-sized boat

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005071525A JP4607628B2 (ja) 2005-03-14 2005-03-14 小型艇のジェットポンプ取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006248485A JP2006248485A (ja) 2006-09-21
JP4607628B2 true JP4607628B2 (ja) 2011-01-05

Family

ID=36971633

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005071525A Expired - Fee Related JP4607628B2 (ja) 2005-03-14 2005-03-14 小型艇のジェットポンプ取付構造

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7267594B2 (ja)
JP (1) JP4607628B2 (ja)

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02146010U (ja) * 1989-05-16 1990-12-11
JP2000062688A (ja) * 1998-06-11 2000-02-29 Yamaha Motor Co Ltd 小型船舶のジェット推進機取付構造
JP2000118494A (ja) * 1998-10-15 2000-04-25 Kawasaki Heavy Ind Ltd 滑走艇の斜流型ウォータージェットポンプとその取付構造
US6062922A (en) * 1998-10-30 2000-05-16 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Watercraft propulsion system
JP2001106184A (ja) * 1999-08-04 2001-04-17 Sanshin Ind Co Ltd ジェット推進艇の推進機の水吸い込みダクト構造
JP2003089395A (ja) * 2001-09-18 2003-03-25 Honda Motor Co Ltd 船舶用カプラ取付構造
US20030064638A1 (en) * 2001-09-18 2003-04-03 Tomohiro Fuse Water jet propulsion apparatus
JP2004098948A (ja) * 2002-09-11 2004-04-02 Honda Motor Co Ltd 小型水上艇
US6739923B2 (en) * 2002-01-09 2004-05-25 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Engine alignment jig assembly for small watercrafts and method of positioning engine using the same

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06286691A (ja) * 1993-03-31 1994-10-11 Suzuki Motor Corp ウオータージェット推進装置
JP3019687B2 (ja) * 1993-08-30 2000-03-13 みのる化成株式会社 ブロー成形ボート
JPH10119890A (ja) * 1996-10-17 1998-05-12 Yamaha Motor Co Ltd 船艇の水噴射式推進装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02146010U (ja) * 1989-05-16 1990-12-11
JP2000062688A (ja) * 1998-06-11 2000-02-29 Yamaha Motor Co Ltd 小型船舶のジェット推進機取付構造
JP2000118494A (ja) * 1998-10-15 2000-04-25 Kawasaki Heavy Ind Ltd 滑走艇の斜流型ウォータージェットポンプとその取付構造
US6062922A (en) * 1998-10-30 2000-05-16 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Watercraft propulsion system
JP2001106184A (ja) * 1999-08-04 2001-04-17 Sanshin Ind Co Ltd ジェット推進艇の推進機の水吸い込みダクト構造
JP2003089395A (ja) * 2001-09-18 2003-03-25 Honda Motor Co Ltd 船舶用カプラ取付構造
US20030064638A1 (en) * 2001-09-18 2003-04-03 Tomohiro Fuse Water jet propulsion apparatus
US6739923B2 (en) * 2002-01-09 2004-05-25 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Engine alignment jig assembly for small watercrafts and method of positioning engine using the same
JP2004098948A (ja) * 2002-09-11 2004-04-02 Honda Motor Co Ltd 小型水上艇

Also Published As

Publication number Publication date
US20060205295A1 (en) 2006-09-14
US7267594B2 (en) 2007-09-11
JP2006248485A (ja) 2006-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH02164694A (ja) 小型ジェット推進艇の操舵装置
JP4607628B2 (ja) 小型艇のジェットポンプ取付構造
US6546888B2 (en) Removable stabilizing fin for a watercraft
US11364985B2 (en) Jet propelled boat
JP5816238B2 (ja) ジェット推進艇
JP4091387B2 (ja) 小型水上艇
JP2006273213A (ja) 船艇の排気装置
JP4205543B2 (ja) 小型船
JP2003089389A (ja) ジェット推進艇
US6729918B2 (en) Jet-propelled watercraft
CA2516631C (en) Water jet propeller
JP3895568B2 (ja) ジェット推進艇
US6205942B1 (en) Bulkhead structure for personal watercraft
JP4091385B2 (ja) 小型水上艇
JP5724964B2 (ja) ウォータージェット推進装置の吸込ケーシング
JP4091384B2 (ja) 小型水上艇
JPH06199274A (ja) 小型滑走艇の船体およびその製造方法
JP2005145206A (ja) ウォータージェット推進型の小型滑走艇用のリバースバケット及びリバース機構
JP3854286B2 (ja) 推進玩具
JP4052568B2 (ja) 小型水上艇のライドプレート位置決め機構
CA2501787C (en) Water jet propulsion boat
JP2008074403A (ja) 小型水上艇
US9422046B2 (en) Boat propulsion device
JP2904443B2 (ja) 小型船のウォータジェット推進装置
JP2890733B2 (ja) 小型ジェット推進機の水噴射ユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100525

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100527

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100723

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101005

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101007

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131015

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees