JP4606460B2 - 電力伝送を最適化するための電力循環要求に応答する電力潮流制御装置 - Google Patents

電力伝送を最適化するための電力循環要求に応答する電力潮流制御装置 Download PDF

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Description

関連出願
本出願は、2003年6月30日出願の米国特許仮出願第60/483,694号の優先権の恩典を請求するものであり、この特許仮出願は、本明細書においてその全内容が引用により組み込まれている。
本発明は、一般的に、送電線における電力潮流の制御、より具体的には、電力伝送を最適化するための電力潮流送出方法に関する。
高圧交流(ac)送電線の電圧、インピーダンス、及び位相角の動的制御に対して「柔軟交流伝送システム(FACTS)」が使用されている。FACTSの概念が紹介されて以来、送電線の電力潮流を制御及び最適化するために、一群の電力電子機器が登場している。この機器は、3相正弦波電源として挙動するように制御することができる高電力インバータ構成の大定格値(4500Vから6000V、4000Aから6000A)ゲートターンオフサイリスタ(GTO)を利用するものである。FACTS制御装置は、送電線と同期して作動し、並列に接続して電圧調節のために制御可能な分路無効電流を生成するか、又は直接的に電力潮流を制御するために送電線と直列に接続することができる。この一群のFACTS制御装置には、「静的同期補償器(STATCOM)」、「同期直列補償器(SSSC)」、「統合電力潮流制御装置(UPFC)」、「送電線間電力潮流制御装置(IPFC)」、及び「汎用統合電力潮流制御装置(GUPFC)」がある。UPFCの背景にある基本理論は、L.Gyugyi他著「統合電力潮流制御装置:電力伝送制御の新しい手法」、電力送出に関するIEEE議事録、第10巻、1085ページから0193ページ、1995年に説明されている。IPFC及びGUPFCの背景にある基本理論は、それぞれ、S.Zelingher他著「変換式静的補償器プロジェクト−ハードウエア概要」、IEEE冬季電力会議議事録、第4巻、2511ページから2517ページ、2000年、及びB.Fardanesh他著「マルチコンバータFACTS装置:汎用統合電力潮流制御装置(GUPFC)」、IEEE冬季電力会議議事録、第4巻、2511ページから2517ページ、2000年に見ることができる。
「電源コンバータ(VSC)」ベースのFACTS制御装置に対しては、最大電力伝送は、一般的に、制御装置がその定格容量(例えば、最大電流、電圧、又はMVA定格値)で作動する時に発生する。STATCOM装置及びSSSC装置に対しては、定格容量での電力伝送は、ある一定の作動パラメータ又は設定値を緩めて確実な電力伝送を保証することによって達成することができる。しかし、UPFC、IPFC、及びGUPFC装置に対しては、定格容量での確実な電力伝送は、これらの制御装置の有効電力を循環させる機能によってより複雑になる。
FACTS装置をその定格容量で作動する1つの問題は、電圧崩壊の危険性が高くなる点である。電力崩壊が発生するのは、制御装置の出力電圧がサポートすることができるよりも多くの負荷に対応しようとする時である。すなわち、定格容量で作動するFACTS装置は、最大電力伝送を提供すると同時に、電力崩壊を回避し、すなわち、電圧安定性を維持する必要がある。
従って、FACTS装置がその定格容量又はそれ以下で作動しながら最大電力伝送と電圧安定性を提供することを可能にする電力送出方法が必要である。このような送出方法は、以下に限定されるものではないが、UPFC、IPFC、及びGUPFC設計を含む既存のFACTS設計に容易に統合されるべきである。
米国特許仮出願第60/483,694号 L.Gyugyi他著「統合電力潮流制御装置:電力伝送制御の新しい手法」、電力送出に関するIEEE議事録、第10巻、1085ページから0193ページ、1995年 S.Zelingher他著「変換式静的補償器プロジェクト−ハードウエア概要」、IEEE冬季電力会議議事録、第4巻、2511ページから2517ページ、2000年 B.Fardanesh他著「マルチコンバータFACTS装置:汎用統合電力潮流制御装置(GUPFC)」、IEEE冬季電力会議議事録、第4巻、2511ページから2517ページ、2000年 C.R.Fuerte−Esquivel他著「実際的な電力網の二次電力潮流解の包括的ニュートン−ラプソンUPFCモデル」、電力システムに関するIEEE議事録、第15巻、102ページから109ページ、2000年
開示する実施形態は、電力網において電力伝送を最適化するための電力循環要求に応答する電力潮流制御装置を提供することによって従来のシステム及び方法の欠陥を克服するものである。電力潮流制御装置がその定格容量で作動する時、電力潮流制御装置内の結合電源コンバータは、フロム・バス電圧設定値、送電線電力潮流設定値、又はその両方をもはや調節することはできない。このような場合、電力潮流制御装置は、電源コンバータの定格容量を超えることなく電力循環設調節制御に切り換わる。複雑な相互作用を有するいくつかの制御変数を単一の循環電力制御変数と入れ替えることにより、電力送出方法を選択する際の電力システムオペレータの役割が大幅に簡素化され、その結果、システムオペレータが不測事態発生後の条件下にリアルタイムで複数の制御変数を指定する必要がある場合がある従来の送出方法よりも効率的で人的エラーが発生しにくい送出方法がもたらされる。
一部の実施形態では、電力潮流制御装置は、循環電力要求に応答する制御装置を含む。第1の電源コンバータが制御装置に結合され、かつ送電線に結合されるようになっている。第1の電源コンバータは、送電線内の電力潮流を制御するように制御装置によって設定される。
一部の実施形態では、電力潮流制御装置は、直流リンクを通じて第1の電源コンバータに結合されて送電線に結合されるようになった第2の電源コンバータを含む。第2の電源コンバータはまた、送電線内の電力潮流を制御するように電力制御装置によって設定される。
一部の実施形態では、定格容量で作動する電力潮流制御装置を使用して送電線内の電力潮流を制御する方法は、送電線に結合した電力潮流制御装置が定格容量で作動しているかを判断する段階と、定格容量で作動している電力潮流制御装置に応答して循環電力要求を判断する段階と、送電線内の電力潮流を制御するために循環電力要求に基づいて電力潮流制御装置を設定する段階とを含む。
一部の実施形態では、循環電力要求は、結合VSCのその定格のそれぞれの容量又はそれ以下での作動を支配する様々な制約式を考慮する注入直列電圧モデルに基づいて、ニュートン−ラプソン(NR)アルゴリズムで効率的に計算される。
UPFCアーキテクチャの概要
以下の説明は、UPFCアーキテクチャに基づくものであるが、開示する実施形態は、限定はしないがIPFC及びGUPFC装置を含む2つ又はそれよりも多くの結合VSCを有する他の形式のFACTS装置に拡張することができる。
図1は、電力循環要求に応答するUPFCシステム100の主要素を示すブロック図である。UPFCシステム100は、直列挿入変圧器102と、並列変圧器104と、並列VSC106と、直列VSC108と、制御装置110と、リミットコンピュータ118とを含む。一部の実施形態では、並列VSC106と直列VSC108は、連続して結合され、dc蓄電コンデンサによって供給される共通dcリンク電圧Vdcから作動される。この構成は、実際の電力がVSC106と108のac端子間の送電線116でいずれの方向でも自由に流れることができる理想的な交流/交流電力コンバータとして機能する。更に、各VSC106、108は、その自体のac出力端子でそれぞれの電力潮流Qを独立に発生又は吸収することができる。
直列VSC108は、直列変圧器102を通じて送電線116と直列に、制御可能マグニチュードVm2と位相角を有する電圧
Figure 0004606460
を注入することによってUPFCシステム100の主機能を提供する。注入電圧
Figure 0004606460
は、基本的に同期ac電源の役目をする。送電線116電流
Figure 0004606460
は、この電源を通して流れ、その結果、電源とacシステムの間で無効電力と実電力の交換が行われる。直列変圧器102の端子で交換される無効電力潮流Qは、直列VSC108によって内部的に発生する。直列変圧器102の端子で交換された実電力潮流Pは、dc電力に変換され、これは、正又は負の実電力要求としてdcリンクに現れる。
並列VSC106は、dcリンクで直列VSC108によって要求された実電力潮流Pを供給又は吸収して、直列VSC108による送電線116内への直列電圧注入から生じる実電力交換をサポートする。直列VSC108のdcリンク電力要求は、並列VSC106によってacに変換して戻され、並列変圧器104を通じて送電線116に結合される。直列VSC108の実電力の必要性に加えて、並列VSC106は、制御可能な無効電力潮流Qを発生又は吸収し、送電線に対して独立した並列無効補正を提供することができる。
一部の実施形態では、並列及び直列VSC104、108は、各々、並列ダイオードが逆に接続した「ゲートターンオフサイリスタ(GTO)」のようないくつかの非対称形ターンオフ装置を含む。他の実施形態では、ターンオフ装置は、VSCに適切な完全な一体化装置の一部として内蔵された並列逆ダイオードを典型的に有する「絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)」である。VSCの基本作動は、適切なゲートパターン論理に従ってターンオフ装置を交互に開閉することにより、dc電圧からac電圧を発生することである。
制御装置110は、それぞれ、並列及び直列VSC106、108を制御するために並列コンバータ制御装置112と直列コンバータ制御装置114を含む。並列コンバータ制御装置112と直列コンバータ制御装置114は、図2から図15に関してより詳細に説明するように、循環電力の望ましい送出方法に従って注入電圧と位相角を生成するのに使用される様々な測定パラメータと電力調節パラメータ(例えば、設定値)を入力として受け取る。
UPFC潮流モデル
図2は、UPFCに関する潮流モデル200の回路図である。UPFCは、一般的に、有効電力PcがVSC間を循環するように、1つ又はそれよりも多くのdcコンデンサを通じて直列VSCに結合された並列電源コンバータ(VSC)を含む。並列VSCは、同等の並列変圧器リアクタンスXtlと直列に結合された注入並列電源
Figure 0004606460
によってモデル化することができる。直列VSCは、同等の直列変圧器リアクタンスXt2によって直列に結合された注入直列電源
Figure 0004606460
によってモデル化することができる。従って、UPFCを備えたNバス電力システムの電圧変数は、式(1)に従って並べることができる。
Figure 0004606460
ここで、
Figure 0004606460
は、i番目のバスの複素バス電圧であり、
Figure 0004606460
は、j番目のVSCによる複素注入電圧である。
VSCのdcコンデンサを結合することにより、電力潮流制御装置は、2つのVSC間で有効電力Pcを循環させる柔軟性を有して作動することができる。図1の電力潮流制御装置モデルに対しては、
Figure 0004606460
によって「バス」1に注入された有効電力、及び
Figure 0004606460
によって送電線に注入された有効電力は、それぞれ、以下の式によって与えられる。
Figure 0004606460
Figure 0004606460
2つの結合VSCによる正味有効電力発生はゼロであるために、電力損失を無視すると、潮流方程式は、以下のようになる。
Figure 0004606460
Figure 0004606460
Figure 0004606460
Figure 0004606460
ここで、Pd及びQdは、それぞれ、「バス」2内に流れ込む(すなわち、ツー・バス)望ましい送電線有効及び無効電力であり、V1dは、「バス」1での(すなわち、フロム・バス)望ましい電圧マグニチュードである。式(3)は、一般的に、その定格容量以下で作動するUPFCに有効である。
ニュートン−ラプソンアルゴリズム
一部の実施形態では、潮流方程式(3)の解は、VSC制御変数の感度を含むように拡張ヤコビアン行列を用いて高速収束ニュートン−ラプソン(NR)アルゴリズムを使用して求めることができる。例えば、Ng個の発電機とUPFCを有するNバス電力網においては、潮流方程式は、有効電力バス注入Pに関するN−1個の方程式fp、無効電力バス注入Qに関するN−Ng個の方程式fQ、設定値と電力循環方程式(3)との4つのVSC方程式FVSCとして公式化することができる。これらの式は、数学的に以下のように表すことができる。
Figure 0004606460
Figure 0004606460
Figure 0004606460
ここで、R=[V1ddd 0]であり、v=[V1...VN θ1...θNm1m2 α1 α2Tは、Ng発電機バス電圧マグニチュードとスイングバスの角度とを除いたバス電圧マグニチュードと角度、及び注入VSC電圧マグニチュードと角度の2(N+2)−Ng−1個のベクトル変数である。
NRアルゴリズムを適用するために、l番目の反復での解vlから始めて、更新解は、以下のようになる。
Figure 0004606460
ここで、βは、収束を助けるためのスカラーステップサイズであり、Δvlは、以下から解かれる。
Figure 0004606460
ここで、ΔSは、不適合ベクトルであり、ヤコビアン行列は、以下によって与えられる。
Figure 0004606460
すなわち、NRアルゴリズム方程式(5)から(7)は、C.R.Fuerte−Esquivel他著「実際的な電力網の二次電力潮流解の包括的ニュートン−ラプソンUPFCモデル」、電力システムに関するIEEE議事録、第15巻、102ページから109ページ、2000年に説明されているように、容易に既存の従来のRNアルゴリズムに組み込むことができ、この論文は、本明細書において引用により組み込まれている。大きなデータセットに対しては、スパース因数分解法を使用して効率的な解を達成することができる。NRアルゴリズムによってvにおける全ての変数が同時に更新されるので、反復が解のポイントに近い時に二次収束が達成される。
NRアルゴリズムにおける重要な段階は、UPFCシステム100の初期条件の選択である。初期「フロム・バス」及び「ツー・バス」電圧V1とV2に基づいて、式(3)を使用して電圧
Figure 0004606460

Figure 0004606460
を初期化することができる。
UPFC作動限界
UPFCに課す必要があるいくつかの実際的な作動限界があり、これらは、最大電力伝送容量に及ぼす影響を評価する時に重要である。以下は、限界値の一覧であり、下付き文字max及びminは、それぞれ、最大値及び最小値を示している。
1.並列VSC電流
Figure 0004606460
2.並列VSC電圧マグニチュード
Figure 0004606460
3.並列VSCのMVA定格値
Figure 0004606460
ここで、Sshは、並列VSC104によってUPFCフロム・バス(バス1)に注入される複素電力である。
4.直列VSC電圧マグニチュード
Figure 0004606460
5.直列VSCを通る送電線電流
Figure 0004606460
6.直列VSCのMVA定格値
Figure 0004606460
7.UPFCの最大及び最小送電線側電圧
Figure 0004606460
8.直列及び並列VSCの間の実電力伝送
Figure 0004606460
上述の限界値は、NR潮流プログラムに含まれるが、UPFCが限界値の1つ又はそれよりも多くで作動していると判断された時に実施される。限界値のいずれか1つに到達した時、UPFCの一部の設定値は調節することができない。例えば、並列VSC106のMVA定格値に到達した時、もはやフロム・バス電圧V1を望ましい設定値V1dに維持することはできない。従って、UPFCが上述の限界値の1つ又はそれよりも多くで作動している時、以下で詳細に説明するように、式(3)を限界値制約式で置換することができる。
循環電力送出方法
定格容量又はそれ以下で作動する電力潮流制御装置に対しては、一般的な方法は、潮流方程式(3)で求められるように、3つの望ましい設定値、すなわち、望ましいフロム・バス電圧V1dと、それぞれ、望ましい送電線有効及び無効電力潮流Pd及びQdとを指定することである。電力システム計画者及びオペレータは、設定値の適正な値V1dとPdを容易に提供することができる。無効電力潮流Qdは、ツー・バス及びツー・バスに接続したあらゆるバスでの電圧に影響を与えるが、望ましい送電線無効電力潮流Qdの仕様は、いつも明らかであるわけではない。更に、循環電力Pcは、一般的にQd指定の副産物として生じるものであり、直接的に指定されるものではない。
上述のように、電力潮流制御装置がその限界値のいずれかで作動している時、設定値V1d、Pd、及びQdの1つ又はそれよりも多くは、それ以上実施することはできない。これらの式の1つを任意に廃棄する代わりに、容量飽和が起こった時に循環電力Pcを指定することができる。MVA定格値、電流マグニチュード限界値、及び注入電圧マグニチュード限界値を例示的に使用して、送出方法で使用される一部の例示的な設定値及び制約事項を表1に要約する。並列VSCが飽和した時、循環電力Pcと限界値Sshmax、Ishmax、又はVmlmaxの1つとが適切な時に実施される。同様に、直列VSCが飽和した時、循環電力Pcと限界値Ssemax、Isemax、又はVm2maxの1つとが実施される。
(表I)
Figure 0004606460
例えば、直列VSC108のMVA定格値に到達し、式(3b)と(3c)の少なくとも一方を実施することができないと仮定する。このシナリオにおいては、式(3b)を以下の限界方程式と置換することができる。
Figure 0004606460
ここで、Qseは、直列VSC108によって送電線に注入された無効電力であり、以下によって与えられる。
Figure 0004606460
更に、望ましい循環電力Pcが指定されるように、式(3c)と(3d)を以下のように置き換えることができる。
Figure 0004606460
Figure 0004606460
一方、並列VSC106がそのMVA定格値に到達した時、式(3a)を以下の限界方程式と置換することができる。
Figure 0004606460
ここで、Qshは、並列VSC106によって「バス」1に注入された無効電力であり、以下によって与えられる。
Figure 0004606460
更に、式(3c)と(3d)は、循環電力方程式(6)と(7)で置換される。
並列VSC106と直列VSC108の両方がそれらのMVA定格値に到達した時、式(3a)と(3b)は、式(20)と(16)で置換され、式(3c)と(3d)は、式(18)と(19)で置換される。
同様に、UPFCが他の作動限界値に到達した時、限界方程式(16)と(20)をアクティブ化して、電力循環(18)と(19)を指定することができる。VSC注入電圧マグニチュード限界に対しては、限界方程式は、それぞれVmlmaxとVm2maxでVmlとVm2を実施するためのものである。電流マグニチュード限界に対しては、限界方程式は、以下のものである。
Figure 0004606460
Figure 0004606460
式(16)から(21)によって説明した循環電力送出方法は、VSC106、108の両方がその定格容量で作動することになる電圧安定性によって限定される最大電力伝送を計算するのに特に適している。電力循環Pcを指定することにより、VSC106、108間の結合量を系統的に評価して最適な結果を達成することができる。例えば、Pc=0の場合、この2つのVSCは、STATCOMとSSSCとして別々に作動される。直観的には、Pcをゼロから増加又は低減する(すなわち、結合を増加又は低減する)ことにより、電力循環Pcが更なる利点をもたらさなくなるまで又は潮流方程式(3)が解を持たなくなるまで電力伝送が改善することが期待される。
この循環電力送出方法をNR潮流アルゴリズムで実施するために、電力潮流制御装置内のVSCの定格値を各反復終了時にモニタする必要がある。並列VSC106又は直列VSC108のいずれか又は両方のVSCが定格容量で作動することになると判断された状態で、電力循環方程式(18)及び(19)と共に適正な限界方程式が、VSC方程式Fvsc(4c)として利用されることになり、ヤコビアン行列(7)は、補遺Aで説明するように修正されることになる。
図3から図5に関して十分に説明するように、上述の循環電力送出方法を使用して、オペレータ及び計画者のために有用なグラフ(例えば、PV曲線)を生成することができる。
PV曲線の生成
電圧安定性解析の一般的な手法は、電力システム負荷Ploadを増大して、重要なバス上の得られる電圧変動Vを観察することである。このような解析は、一般的に、多くの電力管理センターで使用されている電力−電圧(PV)曲線の形で呈示される。
整合PV曲線を生成するために、一部の実施形態では、VSC106、108がその定格容量にあるか否かに関係なく、上述のUPFC制御方法は、複数の作動条件で望ましい循環電力Pcを実施することによって若干修正することができる。すなわち、両方のVSC106、108が定格容量よりも小さい場合、式(6)及び(7)を通じて特定の電力循環レベルを要求する以外に、並列VSC106は、フロム・バス電圧V1dを調節することになり、直列VSC108は、送電線有効電力潮流Pdを調節することになる。送電線無効電力潮流Qdは、実施されない。リアルタイム実施においては、UPFCは、PV曲線を使用して望ましい作動点に電力循環を連続的に調節することにより、(V1d、Pd、Qd)設定値制御から電力循環制御まで作動することができる。
試験システム
図3は、PV曲線を生成するためのラジアル試験システム300のブロック図である。ラジアル試験システム300には、4つの「バス」1から4、同等の発電機、及び同等の負荷が含まれる。図3に示すように、UPFC302は、「バス」2の並列送電線上の1つに位置し、これは、システム300の電気的中間点である。尚、スイッチAを開路してスイッチBを閉路することにより、UPFC302が迂回され、これを以下では無補償システム300とも呼ぶ。UPFC302は、スイッチAが閉路状態かつスイッチBが開路状態であれば使用中である。この特定の試験システムに対して、並列及び直列VSC106,108は、50MVAという定格値を有する。他のシステム300のパラメータを以下の表IIに説明する。
(表II)
Figure 0004606460
尚、UPFC302の並列変圧器104と直列変圧器102は、それぞれ、Xt1=0.1pu及びXt2=0.002puのリアクタンスを有する。
「バス」3に掛かる負荷Ploadと「バス」1での必要な発電量を増大することにより、UPFC302がある状態とない状態で「バス」3電圧V3の変動を観察することができる。補償されたシステム(スイッチA閉路、スイッチB開路)に対しては、Pc=−10、−5、0、5、10MWの電力循環が観察される。尚、正のPcは、電力が並列VSC106から直列VSC108に循環していることを示している。飽和なしの状態で、並列電圧設定値及び直列有効電力潮流設定値は、それぞれ、V1d=1.03pu、及びPdが80%の負荷有効電力Ploadで実施される。VSC定格限界に到達した時はいつでも、電圧値又は潮流設定値はもはや実施されないが、MVA限界方程式で置換される。無補償システム300(スイッチA開路、スイッチB閉路)のPV曲線も含む、「バス」3に対する得られるPV曲線の組を図4に示す。PV曲線上のマーク付けした点は、収束潮流解から得られた値を示している。UPFC302フロム・バスV3の対応するPV曲線を図5に示している。
図4に示すように、特定の値で実施された循環電力Pcを有する各UPFC電力送出により、見慣れたPV曲線が生成される。これらのPV曲線から、電力循環ありと電力循環なしの影響が明確に分る。Pc=0の曲線は、STATCOMとSSSCの独立した作動を表している。0.95puで作動するV3に対しては、0から10MWにPcを上げることにより、伝送容量において20MWの増加を達成することができる。逆に、電力を直列VSC108から並列VSC106に循環させることにより、電力伝送容量が下がることになる。図4のX軸上に示すPloadの範囲においては、直列VSC108は、その50MVA限界で飽和状態であり、並列VSC106は、負荷有効電力が約570MWに到達するまで飽和せず、これは、PV曲線上のその値の近くにある「コーナ」点によって示されている。STATCOMの飽和も、V2が約570MWまで1.03puに維持されているように図4で観察することができる。
図4及び図5のPV曲線の組は、UPFC又は結合VSCを有する他のFACTS装置に送出する際に有用である。例えば、良好な送出方法は、Pc=−5MWを使用してPloadが570MWよりも小さい時にV3を約1puに維持することである。570MWを超えるPloadの場合、循環電力PcをPc=10MWまで上げることができ、この時、V3を約1puに維持することはもはや不可能である。一方、電圧安定性のマージンをモニタして、負荷低減措置が必要であるか否かを判断することができる。
上述のPV曲線をシステムオペレータが使用すると、電力システムにおいて1つ又はそれよりも多くのバスで電圧安定性を維持しながら最大電力伝送を行うことができる。一部の実施形態では、オペレータは、PV曲線から適切な値を読み取って循環電力要求Pcを入力することができ(例えば、キーボードを通じて)、これを自動電力潮流制御装置が使用して、適切な量の注入電圧
Figure 0004606460
を注入し、及び/又はVSC106、108の一方又は両方がその定格容量で作動している時に電圧安定性と共に最大電力伝送を達成することができる。他の実施形態では、PV曲線をルックアップテーブル又は他のデータ構造に格納することができ、これらは、一方又は両方のVSCが定格容量で作動していることを検出し、次にUPFC制御装置を使用するオペレータの介入なしに自動的に特定の循環電力Pcを指令するリミットコンピュータに応答して、監督コンピュータによって指標付けされる。
上述の循環電力送出方法を使用して、図3から図5に関して説明したように、オペレータ及び計画者に有用なグラフ(例えば、PV曲線)を生成することができるが、循環電力送出方法を電力潮流制御装置内でも使用すると、望ましい電圧安定性を維持しながら制約された条件下で自動電力潮流制御を提供することができる。
循環電力を使用した自動電力潮流制御
図6は、並列コンバータ制御システム112の実施形態のブロック図である。並列コンバータ制御システム112は、リミットコンピュータ118と、並列コンバータ調節制御ブロック602、604、606、608と、スイッチ610、612とを含む。制御ブロック602、604、606、608は、別々の制御ブロック(図示の通り)又は単一の制御装置としてソフトウエア及び/又はハードウエアに実装することができる。
リミットコンピュータ118は、並列VSC106が、ある一定の作動限界で作動しているかを判断し、スイッチ610を通じてゲート信号を供給するための適切な制御ブロック602、604、606、608を選択する。スイッチ612に結合されたリミットコンピュータ118からの指令信号603は、制御ブロック602、604、606、608のうちの1つを有効にするのに使用され、リミットコンピュータ118からスイッチ610への指令信号605は、選択された制御ブロックによって供給されたゲート信号のみが並列VSC106に受け渡されることを可能にするのに使用される。各調節制御ブロック602、604、606、608は、限界値違反シナリオに応じて制御方法を実施する。例えば、並列VSC106に対して限界値違反がない場合、V1ref及びPc調節制御ブロック(Sh1)602がアクティブ化される。並列VSC106が最大電圧マグニチュード限界値で作動している場合、Vml及びPc調節制御ブロック(Sh2)604がアクティブ化される。同様に、並列VSC106が電流マグニチュード限界値又はMVA限界値で作動している場合、それぞれ、Ish及びPc調節制御ブロック(Sh3)605又はSsh及びPc調節制御ブロック(Sh4)608がアクティブ化される。尚、並列コンバータ制御システム112は、電力網の構成及びモニタすべき限界値違反に応じて、必要に応じてより多くの又はより少ない制御ブロックを含むことができる。
図7は、直列コンバータ制御システム114の実施形態のブロック図である。並列コンバータ制御システム112と同様に、リミットコンピュータ118は、限界値違反条件に従って有効直列制御方法を判断し、スイッチ710、712は、適切なゲート信号を直列VSC108に供給するための調節制御ブロック702、704、706、708をアクティブ化するために使用される。例えば、直列VSC108が限界値の下で作動している場合、Pref及びPc調節制御ブロック(Se1)702がアクティブ化される。直列VSC108が電圧限界値、電流限界値、又はMVA限界値で作動している場合、Vm2及びPc調節制御ブロック(Se2)604、Ise及びPc調節制御ブロック(Se3)606、又はSse及びPc調節制御ブロック(Se4)608がそれぞれアクティブ化される。尚、直列コンバータ制御システム114は、電力網の構成及びモニタすべき限界値違反に応じて、必要に応じてより多くの又はより少ない制御ブロックを含むことができる。
並列コンバータ調節制御ブロック
図8は、並列コンバータV1ref及びPc調節制御ブロック(Sh1)602の実施形態のブロック図である。制御ブロック602は、性能信号誤差増幅器802と、実電流コンピュータ804と、電圧誤差増幅器806と、実及び無効電流コンピュータ808と、電流誤差増幅器810と、マグニチュード及び角度コンピュータ812と、電圧マグニチュード制限器816と、並列コンバータゲートパターン論理818と、位相固定ループ820とを含む。
一部の実施形態では、調節制御ブロック602は、位相固定ループ820で確立された同期規準フレームを使用して、UPFCフロム・バス電圧
Figure 0004606460
の位相角である規準フレーム角度θ1を生成する。循環電力Pcは、特定バス上の電圧、いくつかのバスの重み付き平均電圧値、又は送電線上の無効電力潮流とすることができる性能変数Jの望ましい値を最終的に達成するように調節される。性能信号誤差増幅器802は、実システムとシステムのモデル(例えば、PV曲線)との差異による変数J内の誤差に適合するように構成される。性能信号誤差増幅器802の出力は、循環電力設定値Pc *に追加される区分的循環電力成分である。一部の実施形態では、設定値Pc *は、システムのモデルに基づいて計算され、これは、実際には、実際の電力網と正確には同じでない場合がある。区分的調節により、誤差なく変数Jが確実に達成されることになる。V1ref及びPcの調節は、並列電流Ishを制御することによって達成される。望ましい実並列電流ishp *は、次式を使用して実電流コンピュータ804から計算される。
Figure 0004606460
ここで、V1は、実測フロム・バス電圧マグニチュードである。しかし、無効並列電流ishp *の規準は、設定値V1refを達成するために電圧誤差増幅器806から生成される。望ましい実電流ishp *と無効電流ishq *は、それぞれ、実測実電流値ishpと実測無効電流値ishqに比較され、その誤差は、有効及び無効並列電圧成分Vshp及びVshqを駆動するために電流誤差増幅器810内に移植され、それらは、マグニチュード及び角度コンピュータ812を使用して、フロム・バス電圧
Figure 0004606460
に対する並列コンバータ電圧マグニチュードVml及び角度ρlをもたらす。実及び無効電力成分p−qは、フロム・バス電圧
Figure 0004606460
に対して計算されるので、得られる電圧角度ρlは、並列コンバータゲートパターン論理818を使用して適正ゲート信号を生成する前にフロム・バス電圧角度θlに追加される。尚、電圧マグニチュード制限器816は、電圧出力Vmlが現在の制御ループで電圧マグニチュード限界値を超えないことを保証するものである。電圧マグニチュードが限界値に到達した場合、次の制御段階でリミットコンピュータ118は、Vml設定値を限界値で実施する制御方法を選択することになる。
図9は、並列コンバータVml及びPc調節制御ブロック(Sh2)604の実施形態のブロック図である。制御ブロック604は、性能信号誤差増幅器902と、電圧位相角コンピュータ904と、位相固定ループ906と、並列コンバータゲートパターン論理908とを含む。
この制御方法においては、Vml *は、最大電圧限界値とするか、又は固定電圧注入作動を達成するようにオペレータが指定することができる。望ましい電圧マグニチュードVml *を用いて、電圧角度ρlは、以下の式を使用して電圧位相角コンピュータ904により直接計算することができる。
Figure 0004606460
ここで、Ishは、実測並列電流マグニチュードであり、ρishは、フロム・バス電圧
Figure 0004606460
に対する電流角度である。式(23)から計算した電圧角度ρlは、並列VSC106の作動損失を含まない。しかし、性能信号誤差増幅器902は、性能変数J内の誤差を補償することになる。式(25)から計算した電圧角度ρlは、位相固定ループ906からフロム・バス電圧角度θlに追加される。これらの角度の合計と望ましい電圧マグニチュードVml *とは、適切なゲート信号を並列VSC106に供給するために並列コンバータゲート論理908に供給される。
図10は、並列コンバータIsh及びPc調節制御ブロック(Sh3)602の実施形態のブロック図である。制御ブロック606は、性能信号誤差増幅器1002と、電流位相角コンピュータ1004と、実及び無効電流コンピュータ1006、1008と、電流誤差増幅器1010と、マグニチュード及び角度コンピュータ1012と、位相固定ループ1014と、電圧マグニチュード制限器1016と、並列コンバータゲートパターン論理1018とを含む。
一部の実施形態では、電流マグニチュード規準Ish *は、最大電流限界値又はオペレータからの指定値とすることができる。規準並列電流マグニチュードIsh *と循環電力Pcを用いて、望ましい電流位相角ρish *は、次式を使用して電流位相角コンピュータ1004によりフロム・バス電圧に対して計算することができる。
Figure 0004606460
ここで、V1は、実測フロム・バス電圧マグニチュードである。Ish *とρish *から、実及び無効電流コンピュータ1006により実電流成分ishp *と無効電流成分ishq *を計算し、実及び無効電流コンピュータ1008によって計算された実測並列実及び無効電流ishp及びishqと比較され、並列コンバータ電圧を駆動することができる。式(26)では作動損失を無視するが、並列電流内の誤差は、電流誤差増幅器1010によって補償されることになる。性能信号誤差増幅器1002と、マグニチュード及び角度コンピュータ1012と、位相固定ループ1014と、電圧マグニチュード制限器1016と、並列コンバータゲートパターン論理1018は、図8に関して上述したように作動する。
図11は、並列コンバータSsh及びPc調節制御ブロック(Sh4)608の実施形態のブロック図である。制御ブロック608は、性能信号誤差増幅器1102と、電流マグニチュード及び角度コンピュータ1104と、実及び無効電流コンピュータ1106、1108と、電流誤差増幅器1110と、マグニチュード及び角度コンピュータ1112と、位相固定ループ1114と、電圧マグニチュード制限器1116と、並列コンバータゲートパターン論理1118とを含む。
望ましいMVA出力Ssh *と循環電力Pcから、電流角度及びマグニチュードコンピュータ1104は、以下の式によりフロム・バス電圧に対して望ましい並列電流マグニチュードIsh *及び電流角度ρish *を計算することができる。
Figure 0004606460
ここで、V1は、実測フロム・バス電圧マグニチュードである。式(27)では作動損失を無視するが、電流内の誤差は、電流誤差増幅器1110によって補償されることになる。性能信号誤差増幅器1102と、実及び無効電流コンピュータ1106,1108と、マグニチュード及び角度コンピュータ1112と、位相固定ループ1114と、電圧マグニチュード制限器1116と、並列コンバータゲートパターン論理1118は、図10に関して上述したように作動する。
直列コンバータ調節制御ブロック
図12は、直列コンバータPref及びPc調節制御ブロック(Se1)702の実施形態のブロック図である。制御ブロック702は、性能信号誤差増幅器1202と、実及び無効電流コンピュータ1204、1206と、電流誤差コンピュータ1208と、マグニチュード及び角度コンピュータ1210と、電圧マグニチュード制限器1212と、位相固定ループ1216と、直列コンバータゲートパターン論理1214とを含む。
以下の式により、実及び無効電流コンピュータ1204と設定値Pref及びPcとを使用してフロム・バス電圧
Figure 0004606460
に対する望ましい実及び無効電流成分ip *及びiq *を求める。
Figure 0004606460
ここで、V1εjθ1とV2εjθ2は、それぞれ、フロム・バスとツー・バスの実測複素電圧である。望ましい実電流ip *と無効電流iq *を実及び無効コンピュータ1206によって供給された実測実電流ip及び実測無効電流iqと比較し、マグニチュード及び角度コンピュータ1210によって受信される直列電圧VpとVqを駆動する。マグニチュード及び角度コンピュータ1210は、電圧マグニチュードVm2及び角度ρ2を供給する。電圧角度ρ2は、直列p−q成分もフロム・バス電圧に関して計算されるので、位相固定ループ1216によって生成されたフロム・バス電圧角度θ1に追加される。尚、電圧マグニチュード制限器1212は、電圧出力Vm2が現在の制御段階で電圧マグニチュード限界を超えないことを保証するものである。Vm2が次の制御段階で限界値に到達した場合、リミットコンピュータ118は、Vm1設定値を限界値で実施する制御方法を選択することになる。
図13は、直列コンバータVm2及びPc調節制御ブロック(Se2)704の実施形態のブロック図である。制御ブロック704は、性能信号誤差増幅器1302と、電圧位相角コンピュータ1304と、位相固定ループ1306と、直列コンバータパターン論理1308とを含む。
一部の実施形態では、規準Vm2 *は、固定直列電圧注入作動を達成するために、最大電圧限界値又はオペレータからの指定値とすることができ、これは、特に偶発事故後の有用な作動モードである。規準Vm2 *を用いて、電圧角度ρ2を直接に以下の式から計算することができる。
Figure 0004606460
ここで、Iseは、実測電流マグニチュードであり、ρishは、フロム・バス電圧に対する電流角度である。式(29)を使用して電圧位相角コンピュータ1304によって計算された電圧角度ρ2は、直列コンバータVSC108の作動損失を含まないが、性能信号誤差増幅器1302は、性能変数J内の誤差を補償することになる。位相固定ループ1306及び直列コンバータゲートパターン論理1308は、上述のように作動する。
図14は、直列コンバータIse及びPc調節制御ブロック(Se3)706の実施形態のブロック図である。制御ブロック706は、性能信号誤差増幅器1402と、電流位相角コンピュータ1404と、実及び無効電流コンピュータ1406と、電流誤差増幅器1408と、マグニチュード及び角度コンピュータ1410と、位相固定ループ1412と、電圧マグニチュード制限器1414と、直列コンバータゲートパターン論理1416とを含む。
一部の実施形態では、電流マグニチュード規準Ise *は、最大電流限界値とするか又はオペレータから指定することができる。望ましい直列電流マグニチュードIse *と循環電力Pcを用いて、望ましい電流位相角ρish *は、フロム・バス電圧に対して以下の式を使用して計算することができる。
Figure 0004606460
ここで、V1は、実測フロム・バス電圧マグニチュードであり、V2とθ2は、それぞれ、実測ツー・バス電圧マグニチュード及び角度である。望ましいIse *とρish *から、実電流ip *と無効電流iq *は、実及び無効電流コンピュータ1406によって計算され、実及び無効電流コンピュータ1418によって供給された実測並列電流ipとiqに比較されて直列電圧VpとVqを駆動し、電圧マグニチュードVm2及び角度ρ2をもたらすことができる。性能信号誤差増幅器1402と、電流位相角コンピュータ1404と、電流誤差増幅器1408と、マグニチュード及び角度コンピュータ1410と、位相固定ループ1412と、電圧マグニチュード制限器1414と、直列コンバータゲートパターン論理1416は、図12に関して上述したように作動する。
図15は、直列コンバータSse及びPc調節制御ブロック(Se4)708の実施形態のブロック図である。制御ブロック708は、性能信号誤差増幅器1502と、電流マグニチュード及び角度コンピュータ1504と、実及び無効電流コンピュータ1506、1508と、電流誤差増幅器1510と、マグニチュード及び角度コンピュータ1512と、位相固定ループ1514と、電圧マグニチュード制限器1516と、直列コンバータゲートパターン論理1518とを含む。
望ましい直列MVA出力Sse *と循環電力Pcから、望ましい直列電流マグニチュードIse *及び角度ρish *は、電流マグニチュード及び角度コンピュータ1504によって供給され、このコンピュータは、以下の式を実行する。
Figure 0004606460
ここで、V1εjθ1とV2εjθ2は、それぞれ、UPFCフロム・バス及びツー・バスの実測電圧である。性能信号誤差増幅器1502と、実及び無効電流コンピュータ1506、1508と、電流誤差増幅器1510と、マグニチュード及び角度コンピュータ1512と、位相固定ループ1514と、電圧マグニチュード制限器1516と、直列コンバータゲートパターン論理1518は、図14に関して上述したように作動する。
以上は、説明を目的として特定的な実施形態を参照して説明したものである。しかし、上述の例示的な説明は、網羅的であること又は開示した通りの形態に本発明を限定することを意図したものではない。以上の教示に鑑みて、多くの修正及び変形が可能である。これらの実施形態は、本発明の原理及びその実際的な用途を最も良く説明し、それによって他の当業者が本発明と想定される特定の使用に適する様々な修正を伴った様々な実施形態とを最も良く利用することを可能にするように選択して説明したものである。
補遺A
UPFCに対するヤコビアン行列
図2に示すUPFCモデルに対して、UPFCによる有効及び無効電力の注入は、以下の通りである。
Figure 0004606460
ここで、Psh、Qshは、並列VSCによるUPFCフロム・バス内への電力注入である。Psefrom及びQsefromは、直列VSCによるフロム・バス内への電力注入であり、Pseto及びQsetoは、直列VSCによるUPFCツー・バス内への電力注入である。Pseは、直列VSCの有効電力発生である。
式(A.1)から、摂動解析を行って拡大潮流ヤコビアン内の付加的な要素を計算することができる。
Figure 0004606460
実際には、電圧マグニチュード及び角度ではなく、直接及び直交直列電圧を使用する。直接及び直交電圧は、以下のように定義される。
Figure 0004606460
変数のこの変換は、電圧角度の循環周期性に付随するあらゆる曖昧さを回避するものである。(A.3)により、ヤコビアン行列要素は、以下のように修正される。
Figure 0004606460
UPFCに対して飽和が発生しない時、デフォルト潮流方程式fvscは、(3a,b,c,d)であり、(7)のfvscに対する対応するヤコビアン行列項は、(A.4)のΔV1、ΔPseto、(A.4)のΔQseto、及び(A.2)のΔPsh+ΔPseであり、各々は、ヤコビアン行列の1つの行を表している。UPFCが定格容量で作動している時、(7)のfvscに対するヤコビアン項は、以下に説明するように相応に修正する必要がある。
並列VSCのみが定格容量で作動し、直列VSCがそうでない場合、潮流方程式は、(3b)、(18)、(19)、及び(20)又は(22)のような並列VSCの限界方程式である。fvscに対するヤコビアン行列項は、ΔPseto(A.4)、ΔPsh(A.2)、ΔPse(A.2)、及び限界方程式に依存して限界方程式ヤコビアンΔSsh、ΔVml、又はΔIshに対応する4つの行であり、ここで、以下の通りである。
Figure 0004606460
Figure 0004606460
直列VSCのみが定格容量で作動し、並列VSCがそうでない場合、潮流方程式は、(3a)、(18)−(19)、及び(16)又は(23)のような直列VSCの限界方程式である。fvscに対するヤコビアン行列項は、ΔV1、ΔPsh(A.2)、ΔPse(A.2)、及び限界方程式に依存して限界方程式ヤコビアンΔSse、ΔVm2、又はΔIseに対応する4つの行であり、個々で、以下の通りである。
Figure 0004606460
Figure 0004606460
Figure 0004606460
並列VSCと直列VSCの両方が定格容量で作動する場合、潮流方程式は、(18)、(19)、及び並列VSCと直列VSCの対応する限界方程式である。fvscに対するヤコビアン行列項は、ΔPsh(A.2)、及びΔPse(A.2)、及びΔSsh(A.5)及びΔSse(A.7)、又はΔIse(A.6)及びΔVm2(A.8)のような適正限界方程式ヤコビアンに対応する4つの行である。
尚、ヤコビアン行列(7)において、fPとfQの上部の行は、送出方法が飽和のために切り替わる時に変化しない。しかし、バス有効電力注入fPに関するヤコビアン項に対しては、UPFCによって注入される有効電力ΔPsh+ΔPsefrom及びΔPsetoは、それぞれ、UPFCフロム・バス及びツー・バスに対応する行に挿入すべきである。同様に、fQに関連するヤコビアン行列項に対しては、無効電力ΔQsh+ΔQsefrom及びUPFCによって注入されるΔQsetoは、それぞれ、UPFCフロム・バス及びツー・バスに対応する行に挿入されるべきである。
電力循環要求に応答するUPFCのブロック図である。 図1に示すUPFCに対する潮流モデルの回路図である。 PV曲線を生成するラジアル試験システムのブロック図である。 図4に示すラジアル試験システム内の「バス」3のPV曲線のグラフである。 図4に示すラジアル試験システム内の「バス」2のPV曲線のグラフである。 並列コンバータ制御システムの実施形態のブロック図である。 直列コンバータ制御システムの実施形態のブロック図である。 並列コンバータV1ref及びPc調節制御ブロック(Sh1)の実施形態のブロック図である。 並列コンバータVml及びPc調節制御ブロック(Sh2)の実施形態のブロック図である。 並列コンバータIsh及びPc調節制御ブロック(Sh3)の実施形態のブロック図である。 並列コンバータSsh及びPc調節制御ブロック(Sh4)の実施形態のブロック図である。 直列コンバータPref及びPc調節制御ブロック(Se1)の実施形態のブロック図である。 直列コンバータVm2及びPc調節制御ブロック(Se2)の実施形態のブロック図である。 直列コンバータIse及びPc調節制御ブロック(Se3)の実施形態のブロック図である。 直列コンバータSse及びPc調節制御ブロック(Se4)の実施形態のブロック図である。
符号の説明
100 UPFCシステム
102 直列挿入変圧器
104 並列変圧器
106 並列VSC
108 直列VSC
110 制御装置
118 リミットコンピュータ

Claims (22)

  1. 循環電力要求に応答する制御装置と、
    前記循環電力要求に応答する前記制御装置に結合され、かつ送電線に結合され、前記循環電力要求に応答して該送電線の電力潮流を制御するように制御装置によって設定された第1の電源コンバータと、
    直流リンクを通じて前記第1の電源コンバータに結合され、かつ、前記送電線に結合された第2の電源コンバータであって、前記制御装置によって循環電力要求に応答して前記送電線の電力潮流を制御するよう構成された第2の電源コンバータと、を含み、
    循環電力要求に応答する前記制御装置は、前記第1及び第2の電源コンバータの少なくとも一方が作動限界になったときに、前記第1及び第2の電源コンバータの間で電力循環設定値制御に切り換わるようにされていることを特徴とする電力潮流制御装置。
  2. 前記循環電力要求は、リアルタイムで判断されることを特徴とする請求項1に記載の電力潮流制御装置。
  3. 前記循環電力要求は、ルックアップテーブルから判断されることを特徴とする請求項1に記載の電力潮流制御装置。
  4. 前記循環電力要求は、閉ループフィードバックシステムを使用して自動的かつ連続的に判断されることを特徴とする請求項1に記載の電力潮流制御装置。
  5. 循環電力要求に応答する前記制御装置は、同期規準フレームを使用して送電線電流を調節するベクトル制御方式を実施することを特徴とする請求項1に記載の電力潮流制御装置。
  6. 前記第1及び第2の電源コンバータは、「統合電力潮流制御装置(UPFC)」として構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電力潮流制御装置。
  7. 前記第1の電源コンバータは、MVA定格で作動しており、前記循環電力要求Pcdは、Qseが、
    Figure 0004606460
    及び
    Figure 0004606460
    によって与えられる時に、
    Figure 0004606460
    によって与えられる1組の潮流方程式と、
    Figure 0004606460
    及び
    Figure 0004606460
    によって与えられる前記第2の電源コンバータに対する第2の組の潮流方程式との解に基づいていることを特徴とし、ここで、
    se は、送電線にV m2 だけ注入される有効電力、
    se は、第1の電源コンバータによって送電線に注入される無効電力、
    semax は、第1の電源コンバータによって送電線に注入される複素電力の最大値、
    1 は、初期フロム・バス電圧、
    m2 は、第1の電源コンバータによって注入される注入電圧、
    θ 1 は、無効電力の計算において使用する位相角
    α 1 は、無効電力の計算に使用する位相角、
    2 は、初期ツー・バス電圧、
    θ 2 は、無効電力の計算において使用する位相角、
    α 2 は、無効電力の計算において使用する位相角、
    t2 は、第1の電源コンバータの変圧器のリアクタンス、
    1d は、フロム・バスにおける望ましい電圧、
    sh は、フロム・バスにV m1 だけ注入される有効電力、
    である、請求項6に記載の電力潮流制御装置。
  8. 前記第1の電源コンバータは、電圧マグニチュード限界値Vm2maxで作動しており、前記循環電力要求Pcdは、
    Figure 0004606460
    及び
    Figure 0004606460
    によって与えられる第1の組の潮流方程式と、
    Figure 0004606460
    及び
    Figure 0004606460
    によって与えられる前記第2の電源コンバータに対する第2の組の潮流方程式との解に基づいていることを特徴とし、ここで、
    se は、送電線にV m2 だけ注入される有効電力、
    m1 は、フロム・バスに注入される注入電圧、
    V1は、初期フロム・バス電圧、
    1d は、フロム・バスにおける望ましい電圧、
    sh は、フロム・バスにV m1 だけ注入される有効電力、
    である、請求項7に記載の電力潮流制御装置。
  9. 前記第2の電源コンバータは、MVA定格で作動しており、前記循環電力要求Pcdは、Qshが、
    Figure 0004606460
    及び
    Figure 0004606460
    によって与えられる時に、
    Figure 0004606460
    によって与えられる1組の潮流方程式と、
    Figure 0004606460
    及び
    Figure 0004606460
    によって与えられる前記第1の電源コンバータに対する第2の組の潮流方程式との解に基づいていることを特徴とし、ここで、
    sh は、フロム・バスにV m1 だけ注入される有効電力、
    sh は、第2の電源コンバータによってフロム・バスに注入される無効電力、
    shmax は、第2の電源コンバータによってフロム・バスに注入される複素電力の最大値、
    1 は、初期フロム・バス電圧、
    m1 は、第2の電源コンバータによって注入される注入電圧、
    θは、無効電力の計算に使用する位相角、
    α 1 は、無効電力の計算に使用する位相角、
    t1 は、第2の電源コンバータの変圧器のリアクタンス、
    2 は、初期ツー・バス電圧、
    m2 は、第1の電源コンバータによって注入される注入電圧、
    θ 2 は、無効電力の計算において使用する位相角、
    α 2 は、無効電力の計算において使用する位相角、
    θ 1 は、無効電力の計算において使用する位相角
    t2 は、第1の電源コンバータの変圧器のリアクタンス、
    d は、ツー・バスへの望ましい有効電力、
    se は、送電線にV m2 だけ注入される有効電力、
    である、請求項6に記載の電力潮流制御装置。
  10. 前記第2の電源コンバータは、電流マグニチュード限界値Ishmaxで作動しており、前記循環電力要求Pcdは、
    Figure 0004606460
    及び
    Figure 0004606460
    によって与えられる第1の組の潮流方程式と、
    Figure 0004606460
    及び
    Figure 0004606460
    によって与えられる前記第1の電源コンバータに対する第2の組の潮流方程式との解に基づいていることを特徴とし、ここで、
    i ε j θ i は、i番目のバスの複素バス電圧、
    mj ε j α j は、j番目の電圧源コンバータによる複素注入電圧、
    t1 は、第2の電源コンバータの変圧器のリアクタンス、
    sh は、フロム・バスにV m1 だけ注入される有効電力、
    2 は、初期ツー・バス電圧、
    m2 は、第1の電源コンバータによって注入される注入電圧、
    θ 2 は、無効電力の計算において使用する位相角、
    α 2 は、無効電力の計算において使用する位相角、
    1 は、初期フロム・バス電圧、
    θ 1 は、無効電力の計算において使用する位相角
    t2 は、第1の電源コンバータの変圧器のリアクタンス、
    d は、ツー・バスへの望ましい有効電力、
    se は、送電線にV m2 だけ注入される有効電力、
    である、請求項6に記載の電力潮流制御装置。
  11. 前記第1及び第2の電源コンバータは、MVA定格で作動しており、前記循環電力要求Pcdは、
    Figure 0004606460
    によって与えられる1組の潮流方程式の解に基づいており、ここで、Qseは、
    Figure 0004606460
    及び
    Figure 0004606460
    によって与えられ、Qshは、
    Figure 0004606460
    Figure 0004606460
    及び
    Figure 0004606460
    によって与えられることを特徴とし、ここで、
    se は、送電線にV m2 だけ注入される有効電力、
    se は、第1の電源コンバータによって送電線に注入される無効電力、
    semax は、第1の電源コンバータによって送電線に注入される複素電力の最大値、
    1 は、初期フロム・バス電圧、
    m2 は、第1の電源コンバータによって注入される注入電圧、
    θ 1 は、無効電力の計算において使用する位相角
    α 2 は、無効電力の計算において使用する位相角、
    2 は、初期ツー・バス電圧、
    θ 2 は、無効電力の計算において使用する位相角、
    t2 は、第1の電源コンバータの変圧器のリアクタンス、
    sh は、フロム・バスにV m1 だけ注入される有効電力、
    sh は、第2の電源コンバータによってフロム・バスに注入される無効電力、
    shmax は、第2の電源コンバータによってフロム・バスに注入される複素電力の最大値、
    m1 は、第2の電源コンバータによって注入される注入電圧、
    θは、無効電力の計算に使用する位相角、
    α 1 は、無効電力の計算に使用する位相角、
    t1 は、第2の電源コンバータの変圧器のリアクタンス、
    である、請求項6に記載の電力潮流制御装置。
  12. 前記第1の電源コンバータは、電圧マグニチュード限界値Vm2maxで作動しており、前記第2の電源コンバータは、電流マグニチュード限界値Ishmaxで作動しており、前記循環電力要求Pcdは、
    Figure 0004606460
    Figure 0004606460
    Figure 0004606460
    及び
    Figure 0004606460
    によって与えられる1組の潮流方程式の解に基づいていることを特徴とし、ここで、
    m1 は、第2の電源コンバータによって注入される注入電圧、
    i ε j θ i は、i番目のバスの複素バス電圧、
    mj ε j α j は、j番目の電圧源コンバータによる複素注入電圧、
    t1 は、第2の電源コンバータの変圧器のリアクタンス、
    se は、送電線にV m2 だけ注入される有効電力、
    sh は、フロム・バスにV m1 だけ注入される有効電力、
    である、請求項6に記載の電力潮流制御装置。
  13. 前記第1及び第2の電源コンバータは、「回線間電力潮流制御装置(IPFC)」として構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電力潮流制御装置。
  14. さらに第3の電源コンバータを含み、そして「汎用統合電力潮流制御装置(GUPFC)」として構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電力潮流制御装置。
  15. 定格容量で作動する電力潮流制御装置を使用して送電線内の電力潮流を制御する方法であって、
    送電線に結合された電力潮流制御装置が定格容量で作動しているかを判断する段階と、 定格容量で作動している前記電力潮流制御装置に応答して循環電力要求を判断する段階と、
    前記送電線内の電力潮流を制御するために前記循環電力要求に基づいて前記電力潮流制御装置を設定する段階とを含み、
    前記設定する段階には、送電線が定格容量で作動している場合は、電力潮流制御装置を、少なくとも2つの接続された電源コンバータの間での電力循環設定値制御を含むように設定する段階が含まれることを特徴とする方法。
  16. 前記循環電力要求を判断する前記段階は、
    前記送電線上のバスに対する望ましい電圧安定性マージンを判断する段階と、
    前記バス上の前記望ましい電圧安定性マージンを維持することになる電力潮流調節を判断する段階と、
    前記バス上の前記望ましい電圧安定性マージンを維持しながら最大電力潮流調節をもたらすことになる循環電力要求を判断する段階と、
    を更に含む、
    ことを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 前記循環電力要求は、前記送電線上のバスに対する望ましい電圧安定性マージン及び電力潮流の調節値に基づいて、所定の電圧崩壊曲線から判断されることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  18. 循環電力要求が、前記送電線上のバスに対する望ましい電圧安定性のマージン及び電力潮流の調節値に基づいて、所定の電圧崩壊曲線から自動的に判断されることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  19. 命令が格納されたコンピュータ可読媒体であって、
    前記命令が、送電線に結合された電力潮流制御システム内のプロセッサによって実行された時に、
    前記送電線上のバスに対する望ましい電圧安定性マージンを判断し、
    前記バス上の前記望ましい電圧安定性マージンを維持することになる電力潮流調節を判断し、
    前記バス上の前記望ましい電圧安定性マージンを維持しながら最大電力潮流調節をもたらすことになる循環電力要求を判断する、
    作業を前記プロセッサに実行させ、
    循環電力要求を判断することには、少なくとも2つの電源コンバータの間での電力循環設定値制御を含むことを特徴とするコンピュータ可読媒体。
  20. 前記循環電力要求は、前記送電線上のバスに対する望ましい電圧安定性マージン及び電力潮流の調節値に基づいて所定の電圧崩壊曲線から判断されることを特徴とする請求項19に記載のコンピュータ可読媒体。
  21. 循環電力要求が、前記送電線上のバスに対する望ましい電圧安定性マージン及び電力潮流の調節値に基づいて、ルックアップテーブルから自動的に判断されることを特徴とする請求項19に記載のコンピュータ可読媒体。
  22. 定格容量で作動する電力潮流制御装置を使用して送電線内の電力潮流を制御するためのシステムであって、
    送電線に結合された電力潮流制御装置が定格容量で作動しているかを判断するための手段と、
    定格容量で作動している前記電力潮流制御装置に応答して循環電力要求を判断するための手段と、
    前記送電線内の電力潮流を制御するために前記循環電力要求に基づいて前記電力潮流制御装置を設定するための手段と、を含み、
    電力潮流制御装置は、少なくとも2つの接続された電源コンバータの間での電力循環設定値制御を含むように設定するようにされていることを特徴とするシステム。
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