JP4606176B2 - 合成樹脂製瓦桟 - Google Patents

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Description

本発明は、屋根の上に使用される合成樹脂製瓦桟に関するものである。
従来から、住宅の屋根に瓦を固定するため、木製や発泡樹脂製の底面が平坦な断面矩形状の瓦桟が用いられている。この瓦桟は、屋根の上面に屋根の傾斜方向と垂直な方向で上面を釘打ちして、瓦桟底面と屋根を密着させ固定しており、これにより瓦を係止する。
ところで、瓦施工作業の際に作業効率を良くするため、瓦桟に足を掛けたりその上を歩いたりして作業することが多い。そこで瓦桟の上面に滑り止め用の凹凸を形成する場合がある。(例えば、特許文献1参照)。
しかし足が掛かる部分は、屋根傾斜に対して上側に当る瓦桟の上面辺側の角部が殆どであり、この場合の上面のみの凹凸では足が掛かる面積が少なく充分な滑り止め効果が得られなかった。
特開2002−349020公報
本発明は、従来の上面のみの凹凸では充分に得られなかった滑り止め効果を得ることを技術的課題とする。
請求項1に係る発明の合成樹脂製瓦桟は、屋根の上に固定し瓦を支持する合成樹脂製瓦桟でにおいて、断面矩形状の上辺側の片方及び/又は両方の角部を平坦又は円弧状に面取りし、該面取り部に長手方向に連続する1乃至複数の滑り止め用の凸条を有することを特徴とする。
そしてまた、請求項2に係る発明の合成樹脂製瓦桟は、請求項1に記載の合成樹脂製瓦桟において、滑り止め用の凸条を斜め上方外側に突設し、屋根の傾斜面に設置した際に凸条が略上方に向くようにしたことを特徴とする。
さらにまた、請求項に係る発明の合成樹脂製瓦桟は、請求項1または2に記載の合成樹脂製瓦桟において、滑り止め用の凸条を多数の突起に分割したことを特徴とする。
請求項1に係る発明の合成樹脂製瓦桟によれば、屋根の傾斜面に設置した際に人が最も足を掛ける断面矩形状の上辺側の片方及び/又は両方の角部を平坦又は円弧状に面取りした部位に長手方向に連続する1乃至複数の滑り止め用の凸条を設けたことで、確実な滑り止め効果が得られる。
また、請求項2係る発明の合成樹脂製瓦桟によれば、滑り止め用の凸条を斜め上方外側に突設し、屋根の傾斜面に設置した際に凸条が略上方に向くようにしたことで、人の足が凸条に対し略垂直に当るようになり、より確実な滑り止め効果が得られる。
また、請求項係る発明の合成樹脂製瓦桟によれば、滑り止め用の凸条を多数の突起に分割したことで、瓦桟に対し長手方向の滑り止め効果が得られ、瓦桟を屋根の傾斜に直交するように使用した場合は、屋根の横歩きに対し、また屋根の傾斜に垂直に使用した場合は屋根を登る際に効果がある。
以下、実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。但し本発明は以下の実施形態にとらわれることはない。
まず、本発明の瓦桟1を施工した状態を図1に示す。屋根11の上面に屋根の傾斜方向と垂直な方向で通常貼設される防水ルーフィング12の上に置き、釘13打ち込むことにより、防水ルーフィング12上に瓦桟底面を密着させ固定する。そしてこの瓦桟1に瓦14を係止し、釘15を打ち込むことにより固定する。この瓦14固定作業の際に、人が作業し易いように瓦桟1に足を掛けて作業をする。その厳密な足の掛かり方は、屋根面から瓦桟1の屋根傾斜上辺側の角部に掛かるように踏むことが最も多いのである。そこで本発明は、最も足が掛かることが多い瓦桟1の上辺側の角部近傍に、滑り止め用の凸条を設けようとするものである。
第1実施形態
第1実施形態では図2(a)に示すように、断面矩形状である瓦桟1の上辺側の両角部近傍の側面側に、滑り止め用の凸条2が2条突設されている。この凸条2は連続しているかあるいは図2(b)に示すように一定間隔に多数の突起2´に分割して構成されている。
さらに、上面には中央付近に平面3が形成され、この平面3に釘打ち部を示す凹部4が設けられ、その平面3の両側に滑り止め用の補助凸条5が2条突設されている。
さらに、底面には屋根の傾斜方向と直交する方向に並ぶ複数の位置に、一定間隔で屋根の傾斜方向に貫通する排水溝6が設けられている。
また、図示しないが、排水溝6の裏側に位置する箇所には釘打ち禁止部分としてエンボス部が設けられている。
また、瓦桟1は、発泡材を用いて押出発泡成形して得られる樹脂発泡成形体であることが考えられる。材質は特に限定はされないが、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンとα−オレフィン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリロニトリル共重合体、アノオノマー等のポリオレフィン系樹脂;ポリスチレン、アクリロニトリル−スチレン樹脂(AS樹脂)などのポリスチレン樹脂;ポリ塩化ビニル;ナイロン6、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン11、ナイロン12などのポリアミド樹脂;ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどの熱可塑性ポリエステル樹脂;ポリカーボネート、ポリフェニレンエーテルなどを使用することにより、釘打ち可能な樹脂成形体を成形することが出来る。
さらに、ポリブタジエン微粒子を含有するハイインパクトポリスチレン(HIPS)や、アクトロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂(ABS樹脂)など、ゴム成分を微粒子等の形状で含有している樹脂を用いることにより、良好な耐衝撃性を有する樹脂成形体を得ることが出来、釘打ちの時の割れなどを抑制できる効果が得られる。
さらに、上記の樹脂発泡成形体の外周部に、樹脂を発泡させずに被覆層を設けることにより、成形時の寸法精度や、製品の耐久強度を上げることが可能となる。このとき、用いる樹脂は任意に用いることができるが、上記に挙げられたものを使用することが考えられる。特に、ポリブタジエン微粒子を含有するハイインパクトポリスチレン(HIPS)や、アクトロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂(ABS樹脂)など、ゴム成分を微粒子等の形状で含有している樹脂を用いることにより、良好な耐衝撃性を有する樹脂成形体を得ることが出来、釘打ちの時の割れなどを抑制できる効果が得られるため、好ましい。
このように構成された瓦桟1は、屋根の傾斜面に設置した際に最も人が足を掛ける上辺側角部近傍に凸条2を設けたことで、より確実な滑り止め効果が得られる。また、凸条を突起2´に分割することで、人が瓦残上を横歩きする際の滑り止め効果に有効である。
第2実施形態
第2の実施形態では図3(a)に示すように、上辺側の両角部近傍に設けられた滑り止め用の凸条2が側面側だけでなく、角部を挟んだ上面側にも設けられている。このように対向する上面側にも設けることで、滑り止め効果を向上できる。
また、第1の実施形態と同様にこの凸条2は連続しているかあるいは図3(b)に示すように一定間隔に多数の突起2´に分割して構成される。さらに、その他も第1の実施形態と同様に設けられ、そして同様の効果を得ることができる。
第3実施形態
第3の実施形態では図4に示すように、上辺側の両角部近傍に設けられた滑り止め用の凸条2が角部上で斜め45°上方外側に向けて1条、さらに側面側及び上面側に1条づつ突設されている。このように斜め上方外側に向けて突設すると、屋根の傾斜面に設置した際に凸条2が略上方に向くようになる。すると人の足が凸条に対し略垂直に当るようになり、より確実な滑り止め効果が得られる。なお、斜め45°の上方としているが、屋根の傾斜に応じて任意に決定できる。
また、第1の実施形態と同様にこの凸条2は連続しているかあるいは一定間隔に多数の突起に分割して構成される。さらに、その他も第1の実施形態と同様に設けられ、そして同様の効果を得ることができる。
第4実施形態
第4の実施形態では図5(a)に示すように、上辺側の角部を平坦に面取りし、その面取り部に滑り止め用の凸条2を突設している。また、面取り部を上辺側にのみ設けることで、通常の瓦桟と同様に瓦を引掛けて固定できる。
このように上辺側の角部を平坦な面取り部とし、そこに滑り止め用の凸条2を設けると、屋根の傾斜面に設置した際に略上方に向く凸条を容易にかつより多く突設することが可能となる。
また、第1の実施形態と同様にこの凸条2は連続しているかあるいは一定間隔に多数の突起に分割して構成される。さらに、その他も第1の実施形態と同様に設けられ、そして同様の効果を得ることができる。
また、図5(b)に示すように、上辺側の角部を円弧状に面取りした面取り部としても同様の効果が得られる。
本発明の瓦桟を屋根に設置した状態の説明図 本発明の第1実施形態に係る瓦桟の断面図及び平面斜視図 本発明の第2実施形態に係る瓦桟の断面図及び平面斜視図 本発明の第3実施形態に係る瓦桟の断面図 本発明の第4実施形態に係る瓦桟の断面図
1 瓦桟
2 凸条
2´ 突起
3 平面
4 凹部
5 補助凸条
6 排水溝
11 屋根
12 防水ルーフィング
13 釘
14 瓦
15 釘

Claims (3)

  1. 屋根の上に固定し瓦を支持する瓦桟において、断面矩形状の上辺側の片方及び/又は両方の角部を平坦又は円弧状に面取りし、該面取り部に長手方向に連続する1乃至複数の滑り止め用の凸条を突設したことを特徴とする合成樹脂製瓦桟。
  2. 滑り止め用の凸条を斜め上方外側に突設し、屋根の傾斜面に設置した際に凸条が略上方に向くようにしたことを特徴とする請求項1記載の合成樹脂製瓦桟。
  3. 滑り止め用の凸条を多数の突起に分割したことを特徴とする請求項1または2記載の合成樹脂製瓦桟。
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