JP4605852B2 - 通話サービス提供装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信網を介して通信端末間に音声による広告が入った通話サービスを提供する通話サービス提供装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、通信網を介して通信端末間に音声による広告が入った通話サービスを利用者に提供し、通話料の一部又は全部を広告主に負担させるシステムが提案されている(例えば、特開平8−130579号公報)。
【0003】
このシステムによれば、利用者にとっては、広告を聞く代わりに安価な料金又は無料で通話が可能となり、広告主にとっては新たな広告媒体が増え宣伝効果を高めることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述したようなシステムにおいて、利用者に通話サービス中に提供する広告を、網側で適当に選択した広告を自動的に送出するようにしてもよい点が知られている(特開平8−130579号公報の第8欄第6〜8行)。
【0005】
しかしながら、従来は、広告の選択をいかにして行うべきか全く不明であり、その選択の手法によっては、広告の価値が減殺されたり、広告主間の不平等を招いたり、広告主の利益を不当に損なったり、広告入り通話サービスの利用者の利益を損なったりし兼ねない。
【0006】
また、前記従来のシステムでは、広告が音声であることの特質について何ら考慮されておらず、その特質を十分に生かした広告入り通話サービスの提供を行うことができない。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、広告の価値を高めたり、広告主間の公平性を高めたり、利用者及び広告主の双方の利益を高めたりすることができる広告入り通話サービスを提供することができる通話サービス提供装置を提供することを目的とする。
【0008】
また、本発明は、広告が音声であることの特質を十分に生かした質の高い広告入り通話サービスを提供することができる通話サービス提供装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明の第1の態様による通話サービス提供装置は、通信網を介して通信端末間に音声による広告が入った通話サービスを提供する通話サービス提供装置において、前記広告入り通話サービスについて登録された加入者に関する情報である加入者情報を記憶する記憶手段と、登録された広告に関する情報である広告情報を記憶する記憶手段と、前記広告入り通話サービスの1つの呼の中において発信者の通信端末に送出すべき広告を、少なくとも当該発信者の前記加入者情報の一部及び前記広告情報の一部を参照して、前記登録された広告のうちから選択するとともに当該呼の中における広告の送出順番を決定する選択決定手段と、前記選択決定手段により選択された広告を前記選択決定手段により決定された送出順番で、当該発信者の通信端末に送出する送出手段とを備えたものである。
【0010】
この第1の態様によれば、1つの呼の中において発信者側に送出すべき広告を、少なくとも当該発信者の加入者情報の一部及び広告情報の一部を参照して、登録された広告のうちから選択するので、例えば、加入者情報に加入者の個人情報(例えば、年齢、性別、趣味等)を含ませ、広告情報として、広告先となり得る通信端末を選択するための条件であって前記個人情報に関連する条件(例えば、年齢層、性別、趣味等)を含ませておけば、利用者にとっては、自分の関心の高い有益な広告を受けることができる利点が得られ、広告主にとっては、広告を関心の高い利用者に提供することができるので、高い宣伝効果を上げることができる利点が得られる。
【0011】
本発明の第2の態様による通話サービス提供装置は、前記第1の態様において、前記選択決定手段は、当該発信者の通信端末に対する過去の広告送出状況に基づいて、今回の呼の中において当該発信者の通信端末に送出すべき広告の選択及びその送出順番の決定の両方又は一方を行うものである。
【0012】
本発明者の研究の結果、音声による情報は聴取者にとって時間的にシリアルに入力されて認識されるという特質を有することから、音声による広告が入った通話サービスにおいては、1つの呼の中において複数の広告を利用者に送出する場合、1つの呼における広告の順番によって聴取者である利用者に与える印象度が異なることが判明した。すなわち、同じ広告であっても、1つの呼の中において先に送出するほど、利用者に与える印象度が大きくなって宣伝効果が高まり、広告の価値が高まることが判明した。また、音声の前記特質から、音声による広告が入った通話サービスにおいては、利用者が複数回のサービス利用に渡って、毎回、各呼の中で同じ広告を同じ順番で聞くと、利用者にとって新鮮味がなくなって飽きてしまい、利用者に与える印象度が小さくなって宣伝効果が低下してしまうが、例えば、今回と前回とで利用者が聞く広告が異なる場合は勿論、今回と前回とで同じ複数の広告を聞いても、1つの呼における広告の送出順番が今回と前回とで異なれば、利用者にとって新鮮味を失いにくくて飽きにくくなり、宣伝効果が低下しにくいことが判明した。
【0013】
前記第2の態様は、本発明者によるこのような新たな知見に基づいてなされたものである。前記第2の態様によれば、今回の呼の中において発信者の通信端末に送出すべき広告の内容とその送出順番のうちの少なくとも一方が、同じ発信者の通信端末に対する過去の広告送出状況に基づいて、決定される。したがって、前記第2の態様によれば、例えば、今回と前回とで同じ発信者が聞く広告を異ならせたりその送出順番を変えたりすることができる。このため、利用者にとっては新鮮味を失うにくくて飽きにくい利点が得られ、広告主にとっては、利用者が新鮮味を失いにくいことから宣伝効果が低下しにくいという利点が得られるとともに、例えば毎回送出順番が固定されてしまうことによる広告間の宣伝効果の不平等、ひいては広告主間の不平等が解消されるという利点が得られる。
【0014】
本発明の第3の態様による通話サービス提供装置は、前記第2の態様において、前記送出手段は、通話前に発信者の通信端末に少なくとも1つの広告を送出し、前記過去の広告送出状況は、過去の呼の中において当該発信者の通信端末に通話前にどの広告を送出したかであるものである。
【0015】
この第3の態様は、前記第2の態様における過去の広告送出状況の例を挙げたものである。通話前に発信者の通信端末に少なくとも1つの広告を送出する場合には、通話前の広告は通話開始後の広告に比べて利用者に与える印象度が格段に大きい。したがって、この第3の態様のように過去の呼の中における通話前の広告が何であったかに基づいて今回の呼の中の広告の選択とその送出順番の決定の少なくとも一方を行えば、例えば今回と前回とで、少なくとも通話前の広告の内容かその送出順番を変えることができるので、前述した第2の態様の利点の程度が大きくなる。また、全ての過去の送出状況を保持してそれに基づいて今回の呼の中の広告の選択や送出順番の決定を行えば、理論上は、前述した第2の態様の利点の程度が極めて大きくなるが、装置構成上、例えばメモリの著しい大容量化やCPU等の処理速度の著しい高速化が必要になり、現実的ではない。これに対し、過去の広告送出状況として、過去の呼の中において当該発信者の通信端末に通話前にどの広告を送出したかを採用すれば、例えば過去の呼の中の通話開始後に送出した広告が何であったかを利用しなくても、前述した第2の態様の利点をある程度大きくしながら、メモリの大容量化やCPU等の処理速度の高速化を抑制することができる。
【0016】
本発明の第4の態様による通話サービス提供装置は、前記第1乃至第3のいずれかの態様において、前記選択決定手段は、前記登録された広告の過去の送出状況に基づいて、今回の呼の中において当該発信者の通信端末に送出すべき広告の選択及びその送出順番の決定の両方又は一方を行うものである。
【0017】
前述した第1の態様のように利用者に適した広告を送出する場合、その観点のみで送出すべき広告を選択すると、広告間で送出回数に大きな差が生じ、ひいてはいわば宣伝効果発生量に大きな差が生じ、したがって、広告主間の不平等が大きくなってしまう。これに対し、前記第4の態様によれば、今回の呼の中において発信者の通信端末に送出すべき広告の内容とその送出順番のうちの少なくとも一方が、登録された広告の過去の広告送出状況に基づいて、決定される。したがって、前記第4の態様によれば、広告間での宣伝効果発生量の不平等、ひいては広告主間の不平等を解消することができる。
【0018】
本発明の第5の態様による通話サービス提供装置は、前記第4の態様において、前記登録された広告の前記過去の送出状況は、当該広告の広告全期間中又は所定期間中の送出回数であるものである。
【0019】
この第5の態様は登録された広告の過去の送出状況の例を挙げたものであるが、この送出状況はこの例に限定されるものではない。
【0020】
本発明の第6の態様による通話サービス提供装置は、前記第1乃至第5のいずれかの態様において、前記広告情報は、各広告について個別に指定可能な当該広告の送出に関する優先度を含み、前記選択決定手段は、前記登録された広告の前記優先度に基づいて、当該発信者の通信端末に送出すべき広告の選択及びその送出順番の決定の両方又は一方を行うものである。
【0021】
この第6の態様によれば、各広告について優先度を指定することができ、今回の呼の中において発信者の通信端末に送出すべき広告の内容とその送出順番のうちの少なくとも一方が、当該優先度に基づいて、決定される。したがって、各広告間で宣伝効果発生量をランク分けすることができ、そのランクに応じた広告料を広告主から徴収することができる。このことは、広告主にとっては、自分が意図する宣伝効果発生量をその発生量に応じた料金で得ることができるので、広告料と宣伝効果との適正なバランスを得ることができるという利点が得られることになる。
【0022】
本発明の第7の態様による通話サービス提供装置は、前記第1乃至第6のいずれかの態様において、前記選択決定手段は、前記登録された広告のうちから所定の検索条件を具備する広告を検索する検索手段を有するものである。そして、この第7の態様では、前記選択決定手段は、前記検索手段により検索されて前記検索条件に該当した広告のうちから当該発信者の通信端末に送出すべき広告を選択するものである。前記検索手段により検索されたが前記検索条件に該当する広告がない場合に、前記広告入り通話サービスの提供を拒否する手段を、更に備える。
【0023】
前述した第1の態様のように発信者に適した広告を送出しようする場合、登録された広告の中に当該発信者に適した広告が存在しない場合もあり得る。このような場合、当該発信者に必ずしも適していなくても何らかの広告を送出することが考えられる。しかし、利用者にとっては、関心のない広告を聞くことになる。また、広告主から徴収する広告料は通常広告の送出回数に基づいて算出されるので、広告主にとっては、自分が望まない利用者に広告が送出されたことによって課金されることになる。これに対し、前記第7の態様によれば、登録された広告の中に当該発信者に適した広告が存在しない場合には、広告入り通話サービスの提供が拒否されるので、利用者にとっても広告主にとってもそのような不利益を被ることがなくなる。
【0024】
本発明の第8の態様による通話サービス提供装置は、前記第1乃至第7のいずれかの態様による通話サービス提供装置において、前記送出手段は、前記選択決定手段により選択された広告を前記選択決定手段により決定された送出順番で、1つの呼の中における通話及び広告送出の所定の実施パターンに従って、当該発信者の通信端末に送出するものである。そして、第8の態様では、前記実施パターンを所定の条件に従って変更する手段を更に備える。
【0025】
1つの呼の中における通話及び広告送出の実施パターン(例えば、広告回数、通話時間など)を変えると、利用者が受ける印象が変わり、ひいては広告の宣伝効果等も変わる。前記第8の態様によれば、1つの呼の中における通話及び広告送出の実施パターンを所定の条件に従って変更することができるので、状況に応じて広告の宣伝効果等を変えることができ、木目の細かい広告入り通話サービスを提供することができる。
【0026】
本発明の第9の態様による通話サービス提供装置は、前記第8の態様において、前記所定の条件は時間に関連する条件であるものである。この条件としては、具体的には、時間帯を採用することができる。例えば、昼間と夜間とで、前記実施パターンを変えることができる。もっとも、前記第8の態様では、時間以外の他の条件を採用してもよい。
【0027】
本発明の第10の態様による通話サービス提供装置は、前記第1乃至第9のいずれかの態様において、前記広告情報は、各広告について個別に指定可能であって当該広告を送出するための条件である広告送出条件と、各広告について個別に指定可能であって当該広告の広告先となり得る通信端末を選択するための条件である広告先選択条件とを含むものである。そして、この第10の態様では、前記選択決定手段は、前記登録された広告のうちから、前記広告送出条件が満されかつ当該発信者の通信端末が前記広告先選択条件を満たすことを検索条件の少なくとも一部として、広告を検索する検索手段を有する。前記選択決定手段は、前記検索手段により検索されて前記検索条件に該当した広告のうちから当該発信者の通信端末に送出すべき広告を選択する。発信者の通信端末の位置を示す位置情報を受ける手段を更に備える。前記広告先選択条件は、通信端末の発信位置に関する条件を含む。発信者の通信端末の位置を示す位置情報としては、例えば、発信者の通信端末が携帯端末等の移動端末である場合には、通信端末が交信する無線基地局の識別信号や、端末自身が有するGPS位置検出器の検出信号を用いることができる。
【0028】
この第10の態様によれば、広告先選択条件が通信端末の発信位置に関する条件を含んでいるので、利用者に自分の位置に応じた広告を送出することができる。したがって、利用者にとっては自分の所在に適した広告(例えば、近くの映画館や飲食店の広告など)を受けることができる利点が得られ、広告主にとっては、広告地域を自分が望む範囲に限定することができ、小売り店のバーゲンセールの広告などの地域性の強い広告であっても、より効果的に宣伝効果を得ることができる。
【0029】
本発明の第11の態様による通話サービス提供装置は、前記第1乃至第10のいずれかの態様による通話サービス提供装置において、前記広告情報は、各広告について個別に指定可能であって当該広告を送出するための条件である広告送出条件と、各広告について個別に指定可能であって当該広告の広告先となり得る通信端末を選択するための条件である広告先選択条件とを含むものである。そして、この第11の態様では、前記選択決定手段は、前記登録された広告のうちから、前記広告送出条件が満されかつ当該発信者の通信端末が前記広告先選択条件を満たすことを検索条件の少なくとも一部として、広告を検索する検索手段を有する。前記選択決定手段は、前記検索手段により検索されて前記検索条件に該当した広告のうちから当該発信者の通信端末に送出すべき広告を選択する。前記広告先選択条件は、各広告について複数種指定可能である。前記広告情報は、各広告について個別に指定可能な適用条件であって対応する広告先選択条件が前記検索手段により用いられるための適用条件を含む。前記検索手段は前記適用条件が満たされる広告先選択条件を用いて検索を行うものである。
【0030】
この第11の態様によれば、各広告について広告先選択条件を複数種指定可能であるとともに、その広告先選択条件を適用するための適用条件を指定することができるので、広告先選択条件を状況に応じて適宜変えることができる。したがって、利用者にとっては、状況に応じてより自分の関心の高い有益な広告を受けることができる利点が得られ、広告主にとっては、広告を状況に応じてより関心の高い利用者に提供することができるので、より高い宣伝効果を上げることができる利点が得られる。
【0031】
本発明の第12の態様による通話サービス提供装置は、前記第11の態様において、前記適用条件は時間に関連する条件であるものである。この条件としては、具体的には、時間帯を採用することができる。例えば、昼間と夜間とで、前記実施パターンを変えることができる。もっとも、前記第11の態様では、時間以外の他の条件を採用してもよい。
【0032】
本発明の第13の態様による通話サービス提供装置は、前記第1乃至第12のいずれかの態様において、前記広告情報は、各広告について個別に指定可能であって当該広告を送出するための条件である広告送出条件と、各広告について個別に指定可能であって当該広告の広告先となり得る通信端末を選択するための条件である広告先選択条件とを含むものである。そして、この第13の態様では、前記選択決定手段は、前記登録された広告のうちから、前記広告送出条件が満されかつ当該発信者の通信端末が前記広告先選択条件を満たすことを検索条件の少なくとも一部として、広告を検索する検索手段を有する。前記選択決定手段は、前記検索手段により検索されて前記検索条件に該当した広告のうちから当該発信者の通信端末に送出すべき広告を選択する。前記広告送出条件は、当該広告の広告全期間中の送出回数が、指定された最大送出回数を以内であることという条件、及び、少なくとも1つの単位期間ごとの当該広告の送出回数が、指定された最大送出回数以内であることという条件、のうちの少なくとも一方の条件を含む。
【0033】
前述した第1の態様のように利用者に適した広告を送出する場合、その観点のみで送出すべき広告を選択すると、広告すべき期間を限定したとしても、当該広告が送出される回数や頻度の上限を予測することは困難である。したがって、広告主から徴収する広告料は通常広告の送出回数に基づいて算出されることから、広告主にとっては広告料の総計の上限や単位期間(例えば、1ヶ月、1週間、1日など))ごとの広告料を予測することができなくなり、不便である。これに対し、前記第13の態様によれば、広告送出条件が広告全期間中の最大回数や単位期間ごとの最大回数を指定でき、当該広告の送出がその回数に制限されるので、広告主にとって便利である。
【0034】
本発明の第14の態様による通話サービス提供装置は、前記第1乃至第13のいずれかの態様において、前記広告入り通話サービスを要求する通信が所定の利用条件を具備していない場合に、前記広告入り通話サービスの提供を拒否する手段を備えたものである。
【0035】
この第14の態様によれば、利用条件を具備している場合にのみ広告入り通話サービスが提供されるので、運用上好ましい。この利用条件としては、例えば、登録された加入者であること、当該発信者による利用回数が所定回数以内であること、接続先がサービスエリア内であること、発信元がサービスエリア内であることなどを挙げることができる。
【0036】
本発明の第15の態様による通話サービス提供装置は、前記第14の態様において、前記利用条件は、前記広告入り通話サービスを要求する通信が音声通信であるという条件を含むものである。
【0037】
この第15の態様は、前記第14の態様における利用条件の例を挙げたものである。近年、音声通信回線を利用して電子メール等のデータ通信が行われることが多い。前記第1乃至第14の態様により提供される広告入り通話サービスにおいて、このような音声通信回線を利用したデータ通信を許容すると、広告を聞かない利用者が安価な料金又は無料で通信を行うこととなり、広告主にとっては広告を与えていない利用者の通信料を負担することになってしまう。このため、前記第15の態様のように、データ通信の場合には広告入り通話サービスの提供を拒否することが好ましい。
【0038】
本発明の第16の態様による通話サービス提供装置は、前記第1乃至第15のいずれかの態様において、広告を送出した状況を示す広告履歴情報を生成する生成手段を備え、前記広告履歴情報は、1つの呼の中における当該広告の送出順番を示す情報を含むものである。
【0039】
この第16の態様によれば、広告履歴情報が生成されるので、この広告履歴情報を広告主に対する課金情報として用いることができる他、この履歴情報をそのままあるいは加工して広告主に対して提供することにより、通話サービス提供事業者は、広告主に対しての公正な運用状況を示すことができるとともに、広告主に対して広告戦略等の判断材料を提供することができる。そして、前述したように、1つの呼の中における広告の送出順番によって当該広告の宣伝効果が異なるので、前記第16の態様のように広告履歴情報に送出順番を含めておくと、広告履歴情報の価値が一層高まる。
【0040】
本発明の第17の態様による通話サービス提供装置は、前記第1乃至第16のいずれかの態様において、前記広告入り通話サービスの1つの呼の中において、発信者の通信端末に広告を送出している際に、前記登録された広告のうちから発信者の通信端末の広告の選択と独立して選択した広告、所定の広告あるいはその他の所定の音声を、着信者の通信端末に送出する手段を備えたものである。
【0041】
前記第1乃至第16の態様では、着信者の通信端末に対しては送信者との通話以外については限定されるものではないが、この第17の態様のように、前記登録された広告のうちから発信者の通信端末の広告の選択と独立して選択した広告、所定の広告あるいはその他の所定の音声を、着信者の通信端末に送出することが好ましい。特に着信者の通信端末にも広告を送出すると、広告の送出量を効率良く増大させ、宣伝効果を高めることができるので、好ましい。着信者は発信者と共に登録した加入者に限定してよいし、特に限定しなくてもよい。着信者の通信端末にも広告を送出する場合、発信者の通信端末に送出する広告と同じ広告を着信者の通信端末に送出することも可能であるが、発信者と着信者とは当然別の個人情報を有しているので、発信者の通信端末の広告と独立して選択することが好ましい。着信者の通信端末に送出する広告の選択等については発信者の通信端末に送出する広告の選択等と同様に行うことができる。ただし、着信者を登録した加入者に限定しない場合には、当該着信者について加入者情報がない点を考慮する。
【0042】
なお、前記第1乃至第17の態様において、発信者の通信端末は、携帯電話等の移動端末に限定してもよいし、固定端末に限定してもよいし、いずれにも限定しなくてもよい。また、受信者の通信端末も、携帯電話等の移動端末に限定してもよいし、固定端末に限定してもよいし、いずれにも限定しなくてもよい。さらに、前記第1乃至第17の態様において、通信網は、その種類が何ら限定されるものではないし、また複数種の通信網が複合したものであってもよいことは、言うまでもない。
【0043】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による通話サービス提供装置について、図面を参照して説明する。
【0044】
[第1の実施の形態]
【0045】
図1は、本発明の第1の実施の形態による通話サービス提供装置1を示す概略ブロック図である。
【0046】
この通話サービス提供装置1は、通信網41を介して、通信端末43間に音声による広告が入った通話サービスを提供する。図1では、通信端末43は携帯電話等の移動端末として示されているが、本実施の形態では、通信網41は携帯電話網と固定電話網とを複合したものとなっており、通話サービス提供装置1は、発信側としての移動端末と着信側としての移動端末か固定端末かのいずれかとの間に、広告入り通話サービスを提供するように構成されている。もっとも、本発明では、これに限定されるものではない。なお、図1において、42は、通信網41の一部を構成する無線基地局を示す。
【0047】
通話サービス提供装置1は、図1に示すように、コンピュータ等で構成される通話サービス制御部2と、音声送出部3と、データ蓄積部4と、メモリ5と、スイッチ部6と、ルータ7と、これらの間を接続するバス8とを備えている。
【0048】
データ蓄積部4は、加入者属性データ蓄積部31と、広告属性データ蓄積部32と、広告データ蓄積部33を有している。広告データ蓄積部33には、登録された広告に関する情報である広告情報の一部をなす広告音声データが、ファイル形式で記憶され、ファイル名で識別されるようになっている。
【0049】
加入者属性データ蓄積部31には、広告入り通話サービスについて登録された加入者に関する情報である加入者情報としての、図2に示す加入者属性データが記憶されている。図2に示す加入者属性データは、各加入者ごとに作成されている。図2に示す例では、電話番号が加入者識別情報となっており、他の項目が当該加入者の個人情報となっている。本実施の形態では、通信端末43として携帯電話の加入者のみを登録し得るものとしている。もっとも、本発明ではこれに限定されるものではない。
【0050】
広告属性データ蓄積部32には、登録された広告に関する情報である広告情報の他の一部をなす、図3に示す広告属性データが記憶されている。図3に示す広告属性データは、各広告ごとに作成されている。図3に示す例では、広告属性データは、当該広告に関する基本的な属性を示す基本属性データと、各広告について個別に指定可能であって当該広告を送出するための条件を示す広告送出条件データと、互いに対応する組をなす適用条件データ及び広告先選択条件データとからなる。
【0051】
図3中の基本属性データの例を図4に示し、図3中の広告送出条件データの例を図5に示す。図4に示す例では、基本属性データは、広告IDの他、広告主ID、広告データ蓄積部33内の広告音声データを特定する広告音声ファイル名、発着信広告区分、及び、当該広告の送出に関する優先度としての送出順優先度、の各項目からなる。図5に示す例では、広告送出条件データは、広告期間を指定するための広告開始年月日、広告終了年月日、広告開始時刻及び広告終了時刻の各項目を含む他、1日最大広告送出回数、1ヶ月最大広告送出回数及び期間中最大広告送出回数の各項目を含み、これらの広告送出回数を制限するか否か及び制限する場合の最大回数を指定できるようになっている。
【0052】
図3中の広告先選択条件データは、各広告について個別に指定可能であって、当該広告の広告先となり得る通信端末43を選択するための条件を示すものであり、その例を図7に示す。図7に示す広告先選択条件データの項目は、図2中に示す加入者属性データの電話番号以外の項目にそれぞれ対応している。
【0053】
図3中の適用条件データは、各広告について個別に指定可能なものであって、対応する広告先選択条件(図3において、当該適用条件データの直下の広告先選択条件データ)が適用されるための条件を示すものであり、その例を図6に示す。本実施の形態では、適用条件データ及び広告先選択条件データの組の数は、1組以上であり、各広告ごとに任意に定めることができるようになっている。すなわち、本実施の形態では、各広告について広告先選択条件を複数種指定できるようになっている。また、本実施の形態では、適用条件データは、図6に示すように、適用開始年月日、適用終了年月日、適用開始時刻及び適用終了時刻からなり、適用条件が時間に関する条件となっている。もっとも、本発明では、適用条件は、時間以外の他の条件を採用してもよい。
【0054】
再び図1を参照すると、音声送出部3は、通話サービス制御部2の制御下で、発信者の通信端末43や着信者の通信端末43に、広告音声やガイダンス音声等の音声を、バス8、スイッチ部6及び通信網41を介して送出する。図1においては、広告音声を送出する音声送出部3の機能を広告音声送出部21として示し、ガイダンス音声を送出する音声送出部3の機能をガイダンス音声送出部22として示している。なお、広告音声の送出は、通話サービス制御部2により指示された広告に対応する広告音声データを広告データ蓄積部33の中から転送することにより行われる。
【0055】
通話サービス制御部2は、その機能として、呼制御部11と、位置データ変換部12と、広告選択・送出順番決定処理部13と、広告履歴情報生成・転送部14とを有している。
【0056】
広告選択・送出順番決定処理部13は、広告入り通話サービスの1つの呼の中において発信者及び着信者の通信端末43にそれぞれ送出すべき広告を、データ蓄積部4の広告属性データ蓄積部32に登録された広告のうちから選択するとともに当該呼の中における送信者及び着信者への広告の送出順番をそれぞれ決定する。
【0057】
呼制御部11は、基本的には、送信者の通信端末43から無線基地局42、通信網41及びスイッチ部6を介して送られてきた制御信号等に基づいて、呼制御を行い、更にその呼制御の際に、広告選択・送出順番決定処理部13により選択された広告を決定された順番で、1つの呼の中における通話及び広告送出の所定の実施パターンに従って、発信者及び着信者の通信端末43にそれぞれ送出する。
【0058】
ここで、この通話サービス提供装置1により提供される広告入り通話サービスの1つの呼の中における通話及び広告送出の所定の実施パターンの一例について、図9を参照して説明する。この実施パターンでは、図9に示すように、通話前に1番目からM番目までの発信者用広告の期間があり、その後、1番目からN+1番目までの通話の期間とM+1番目からM+N番目までの発信者及び着信者双方への広告の期間とが交互にあり、最後に、広告入り通話サービスを終了する旨のサービス終了ガイダンスの期間があり、その後、当該呼が自動的に切断される。なお、本実施の形態では、広告期間中は、通話は不能とされる。また、本実施の形態では、Mの値、Nの値、1番目からN+1番目までの通話の期間の各長さの値、全ての広告期間について同じとされる広告期間の長さの値を、システムパラメータとして任意に設定することができるようになっている。これらのシステムパラメータは、メモリ5内に書き換え可能に格納されており、呼制御部11がこれらのパラメータを参照して作動することにより、当該パラメータに応じた実施パターンが実現されるようになっている。なお、M及びNはそれぞれ0以上の任意の値を設定することができるが、M及びNを同時に0に設定することはできない。Mを0に設定すると、通話前に広告を送出しないパターンとなり、Nを0に設定すると、通話開始後に広告を送出しないパターンとなる。
【0059】
なお、通話及び広告送出の実施パターンは、以上説明したパターンに限定されるものではなく、例えば、通話開始後に2つの広告の期間が連続して存在しているようなパターンを採用することも可能である。
【0060】
また、図9に示すように、本実施の形態では、通話期間が終了する時点より所定時間前に、まもなく当該通話期間が終了することを予告するトーン等の予告音を、送信者及び着信者に送出するようになっている。
【0061】
再び図1を参照すると、位置データ変換部12は、発信者の通信端末43が移動端末である場合、当該携帯端末が交信する最寄りの無線基地局42の基地局IDを、通信網41及びスイッチ部6を介して、当該通信端末43の発信位置情報として受け取る。そして、位置データ変換部12は、メモリ5内に予め格納された変換テーブルを用いて、受け取った基地局IDを所定の住所コードに変換し、住所コードに変換された発信位置情報をメモリ5内に格納する。この発信位置情報は、後述するように、呼制御部11、広告選択・送出順番決定処理部13及び広告履歴情報生成・転送部14により参照される。
【0062】
また、図1中のスイッチ部6は、呼制御部11による制御下で、通話サービス提供装置1と通信網41との接続処理を行う。さらに、バス8が、ルータ7及び専用線50を介して、当該広告入り通話サービスの提供事業者のセンタに設置したコンピュータ51に接続されている。コンピュータ51は、データ蓄積部4の各部31〜33に前述した各データを登録する登録システム52、及び、通話サービス提供装置1の広告履歴情報生成・転送部14から転送されてきた広告履歴情報を集計して広告主に広告料を請求する請求書を発行する課金システム53を構成している。本実施の形態では、このように、登録システム52や課金システム53が登録希望者や広告主に対してオフラインとなっているが、登録システム52及び課金システム53をオンライン構成とすることができることは、言うまでもない。
【0063】
さらに、図1中の広告履歴情報生成・転送部14は、広告を1回送出する度に、当該広告を送出した状況を示す広告履歴データを作成し、この広告履歴データをバス8、ルータ7及び専用線50を介してセンタのコンピュータ51に転送する。この広告履歴データの一例を図8に示す。この広告履歴データは、広告の1回の送出ごとに1件生成される。したがって、ある広告IDを持つ広告履歴データの件数が当該広告IDに係る広告の送出回数を示すことになる。図8に示す広告履歴データのうちどの項目を課金のための集計項目として用いるかなどの課金処理の方法は、適宜定めることができる。
【0064】
ところで、図8に示す広告履歴データでは同図に示す各項目を有しているので、広告主に対する課金情報として用いることができる他、この広告履歴データをそのままあるいは加工して広告主に対して提供することにより、通話サービス提供事業者は、広告主に対しての公正な運用状況を示すことができるとともに、広告主に対して広告戦略等の判断材料を提供することができる。例えば、ある広告をある年齢層の何人に対して何回送出したかなどの情報を広告主に提供することが可能となる。図8に示す広告履歴データでは、本広告が1つの呼の中で何番目に送出されたかを示す広告送出順番を含んでいるので、1つの呼の中における広告の送出順番によって当該広告の宣伝効果が異なることから、広告履歴情報の価値が一層高まる。
【0065】
次に、本実施の形態による通話サービス提供装置1の動作の一例について、図10乃至図12を参照して説明する。
【0066】
図10乃至図12は、本実施の形態による通話サービス提供装置1の動作の一例を示すフローチャートである。
【0067】
発信者の通信端末43により、オフフック後にサービス特番(広告入り通話サービスを要求する旨の番号)+相手先電話番号がダイヤルされて、発呼が行われると(ステップS1)、呼制御部11は、通信網41及びスイッチ部6を介して、発信者電話番号、通信相手先電話番号、当該通信が音声通信かデータ通信かを識別する音声/データ識別子を受信する(ステップS2)。
【0068】
次に、呼制御部11は、当該通信が音声通信であるか否かを、ステップS2で受信した音声/データ識別子に基づいて判定する(ステップS3)。音声通信でなければ、呼制御部11は、接続した通信路を切断する(ステップS14)。一方、音声通信であれば、ステップS4へ移行する。
【0069】
ステップS4において、呼制御部11は、ステップS2で受信した発信者電話番号と同じ電話番号を持つ加入者属性データが加入者属性データ蓄積部31内に存在するか否かを判定することによって、当該発信者が広告入り通話サービスについて登録された加入者であるか否かを判定する。発信者が登録加入者でなければ、呼制御部11は、ガイダンス音声送出部22に指示して、登録者でないことを理由として広告入り通話サービスを許可しない旨の音声ガイダンスを発信者の通信端末43に送出させ(ステップS5)、通信路を切断する(ステップS14)。一方、発信者が登録加入者であれば、ステップS6へ移行する。
【0070】
ステップS6において、呼制御部11は、ステップS2で受信した通信相手先電話番号から通信相手先が所定のサービスエリア内か否かを判定する。エリア内でなければ、呼制御部11は、ガイダンス音声送出部22に指示して、接続先を理由として広告入り通話サービスを許可しない旨の音声ガイダンスを発信者の通信端末43に送出させ(ステップS7)、通信路を切断する(ステップS14)。一方、発信者が登録加入者であれば、ステップS8へ移行する。
【0071】
ステップS8において、呼制御部11は、後述するステップS35でカウントアップしメモリ5に保持されている当該発信者の広告入り通話サービスの1ヶ月当たりの利用回数が所定の制限回数内か否かを判定する。制限回数を越えていれば、呼制御部11は、ガイダンス音声送出部22に指示して、利用回数が制限回数を超過することを理由として広告入り通話サービスを許可しない旨の音声ガイダンスを発信者の通信端末43に送出させ(ステップS9)、通信路を切断する(ステップS14)。一方、制限回数内であれば、ステップS10へ移行する。
【0072】
ステップS10において、呼制御部11は、ステップS2で受信され位置データ変換部12で変換された発信位置情報に基づいて、当該発信位置が所定のサービスエリア内であるか否かを判定する。エリア内でなければ、呼制御部11は、ガイダンス音声送出部22に指示して、発信位置がエリア内でないことを理由として広告入り通話サービスを許可しない旨の音声ガイダンスを発信者の通信端末43に送出させ(ステップS11)、通信路を切断する(ステップS14)。一方、発信位置がエリア内であれば、ステップS12へ移行する。
【0073】
以上のステップS3〜S11,S14は、広告入り通話サービスを要求する通信が所定の利用条件を具備していない場合に、広告入り通話サービスの提供を拒否する手段に相当している。
【0074】
ステップS12において、広告選択・送出順番決定処理部13は、当該呼の中において発信者の通信端末43に送出すべき広告を選択するとともにその送出順番を決定する、発信者用広告の選択・送出順番の決定処理を行う(ステップS12)。このステップS12の処理については、図13及び図14を参照して後述する。
【0075】
次いで、処理部13は、当該呼の中において着信者の通信端末43に送出すべき広告を選択するとともにその送出順番を決定する、着信者用広告の選択・送出順番の決定処理を行う(ステップS13)。ステップS13の処理はステップS12と独立して行われるものであるが、このステップS13の処理については、図15及び図16を参照して後述する。
【0076】
その後、呼制御部11は、後述するステップS23でカウントアップされる通話前広告回数の値(メモリ5内の値)で示される当該呼の中での通話前広告回数が、M(図9参照)以上であるか否かを判定する(ステップS21)。M以上であれば、すなわち、図9に示す所定の実施パターンに従って通話前の広告の送出が全て完了すれば、ステップS31へ移行する。一方、M以上でなければ、すなわち、通話前の広告の送出が完了していなければ、ステップS22へ移行する。
【0077】
ステップS22において、呼制御部11は、図9に示す所定の実施パターンに従うように、ステップS12で選択され送出順番が決定された1つの広告を、広告音声送出部21に指示して、発信者の通信端末43に送出させる(ステップS22)。
【0078】
次に、呼制御部11は、メモリ5内の通話前広告回数の値をカウントアップする(ステップS23)。次いで、呼制御部11は、ステップS22で送出した広告の送出回数をカウントアップする(ステップS24)。つまり、ステップS22で送出した広告の広告IDに関連づけた送出回数のカウント値をカウントアップする。本実施の形態では、このカウント値には、期間中広告送出回数をカウントするため当該広告の広告送出全期間中リセットされないカウント値と、1日ごとの送出回数をカウントするため1日ごとにリセットされるカウント値と、1ヶ月ごとの送出回数をカウントするため1ヶ月ごとにリセットされるカウント値の、3種類がある。
【0079】
次に、呼制御部11は、ステップS22で広告を送出した加入者(発信者)の電話番号に関連づけてステップS22で送出した通話前広告の広告IDを、メモリ5内に記憶させる(ステップS25)。なお、本実施の形態では、ステップS25において記憶した加入者電話番号と関連づけた広告IDは、当該加入者に関する1回の呼の分のみを保持しておけばよい。
【0080】
その後、広告履歴情報生成・転送部14は、ステップS22で送出した広告に関して図8に示す広告履歴データを生成し、このデータをルータ7を介してコンピュータに転送し(ステップS26)、ステップS21へ戻る。
【0081】
ステップS31において、呼制御部11は、スイッチ部6及び通信網41を介して通信相手先へ接続要求を出す。この要求に対して接続先の通信端末43から応答があるか否かにより、その接続先への接続がなされたか否かを判定する(ステップS32)。接続先の通信端末43の電源が切れていたなどによりその接続ができない場合には、呼制御部11は通信路を切断する(ステップS42)。一方、接続先の通信端末43に対して接続が完了すると、呼制御部11は、当該発信者の広告入り通話サービスの利用回数をカウントアップする(ステップS33)。つまり、当該発信者の電話番号に関連づけた広告入り通話サービスの利用回数のカウント値をカウントアップする。このカウント値は、例えば、1ヶ月ごとの利用回数をカウントするため、毎月の月末にリセットされる。
【0082】
次に、呼制御部11は、図9に示す所定の実施パターンに従って、発信者及び着信者の通信端末43間の通話状態を開始させ(ステップS34)、当該呼の中の通話回数(メモリ5内の値)をカウントアップし(ステップS35)、図9に示す所定の実施パターンに従ったその回の通話時間が終了する所定時間前に、まもなく当該通話時間が終了することを予告するトーン等の割り込み予告音を、発信者及び着信者の通信端末43に送出させる(ステップS36)。呼制御部11は、この予告音挿入後は、図9に示す所定の実施パターンに従ったその回の通話時間が終了するまで、通話状態にする。その回の通話時間が終了すると、呼制御部11は、ステップS35でカウントアップした通話回数がN+1(図9参照)以上であるか否かを判定する(ステップS37)。
【0083】
N+1以上でなければ、すなわち、図9に示す所定の実施パターンに従って通話後の最後の通話期間が完了していなければ、ステップS39へ移行する。
【0084】
ステップS39において、呼制御部11は、図9に示す所定の実施パターンに従うように、ステップS12で選択され送出順番が決定された1つの広告を、広告音声送出部21に指示して、発信者の通信端末43に送出させる。同時に、ステップS39において、ステップS13で選択され送出順番が決定された1つの広告を、広告音声送出部21に指示して、着信者の通信端末43に送出させる。
【0085】
次に、呼制御部11は、ステップS39で送出した広告の送出回数をカウントアップする(ステップS40)。つまり、ステップS39で送出した広告の広告IDに関連づけた送出回数のカウント値をカウントアップする。本実施の形態では、このカウント値には、前述したように、期間中広告送出回数をカウントするため当該広告の広告送出全期間中リセットされないカウント値と、1日ごとの送出回数をカウントするため1日ごとにリセットされるカウント値と、1ヶ月ごとの送出回数をカウントするため1ヶ月ごとにリセットされるカウント値の、3種類がある。
【0086】
その後、広告履歴情報生成・転送部14は、ステップS39で送出した広告に関して図8に示す広告履歴データを生成し、このデータをルータ7を介してコンピュータに転送し(ステップS41)、ステップS34へ戻る。
【0087】
一方、ステップS37でN+1以上であると判定されれば、すなわち、図9に示す所定の実施パターンに従って通話後の最後の通話期間が完了すれば、呼制御部11は、ガイダンス音声送出部22に指示して、広告入り通話サービスを終了させる旨の音声ガイダンスを発信者及び着信者の通信端末43に送出させ(ステップS38)、通信路を切断する(ステップS42)。
【0088】
ここで、図10中のステップS12の処理(発信者用広告の選択・送出順番の決定処理)の詳細について、図13及び図14を参照して説明する。
【0089】
図10中のステップS12の処理が開始すると、広告選択・送出順番決定処理部13は、登録されている広告のうちから(すなわち、広告属性データ蓄積部32内に記憶されている広告属性データのうちから)、後述するステップS52〜S55の処理が未だ終了していない1つの広告(すなわち、1つの広告属性データ)を、ステップS52〜S53の処理の対象として選定する(ステップS51)。
【0090】
次に、処理部13は、ステップS51で対象として選定された広告が発信者用広告であるか否かを判定する(ステップS52)。この判定は、当該広告の広告属性データ(図3参照)の中の基本属性データ(図4参照)の中の発着信広告区分を参照することにより行うことができる。発信者用広告でなければステップS56へ移行し、発信者用広告であればステップS53へ移行する。
【0091】
ステップS53において、処理部13は、ステップS51で対象として選定された広告が、当該広告の広告属性データ(図3参照)の中の広告送出条件(図5参照)の全ての項目の条件を満たすか否かを判定する。ここで、広告開始年月日、広告終了年月日、広告開始時刻及び広告終了時刻については、現在時点(年月日時刻)と比較すればよい。また、1日最大広告送出回数、1ヶ月最大広告送出回数及び期間中最大広告送出回数の各項目については、指定がなければ当該項目の条件は無条件に満たしているものとして判定し、指定があれば、前述した図11中のステップS24又は図12中のステップS40においてカウントアップした3種類の広告送出回数(メモリ5内の値)のうち対応する広告送出回数が、指定された最大送出回数内である場合にのみ、当該項目の条件が満たされたと判定すればよい。図5に示す広告送出条件の全ての項目の条件のうち1つの項目の条件でも満たされていなければ、ステップS56へ移行し、図5に示す広告送出条件の全ての項目条件が満たされていれば、ステップS54へ移行する。
【0092】
ステップS54において、処理部13は、当該発信者が、ステップS51で対象として選定された広告の現在適用される広告先選択条件の全てを具備している否かを判定する。すなわち、処理部13は、対応する適用条件(図6参照)が現時点で満たされて適用される広告先選択条件データ(図7参照)の中の全ての項目の条件を、当該発信者の加入者属性データ(図2参照)の中の対応する各項目の内容が満たすか否かを判定する。現時点で適用される広告先選択条件データ(図7参照)の中の全ての項目の条件のうち1つの項目の条件でも満たされていなければ、ステップS56へ移行し、現時点で適用される広告先選択条件データ(図7参照)の中の全ての項目の条件が満たされていれば、ステップS55へ移行する。
【0093】
ステップS55において、処理部13は、ステップS51で対象として選定された広告の広告IDを、メモリ5内の発側送出候補リストに追加し、その後、ステップS56へ移行する。なお、図面には示していないが、発側送出候補リスト内の全ての広告IDは、ステップS12の処理の開始時にクリアされている。
【0094】
ステップS56において、処理部13は、登録されている全ての広告について(すなわち、広告属性データ蓄積部32内に記憶されている全ての広告属性データについて)、ステップS52〜S55の処理が終了したか否かを判定する。全ての広告についてステップS52〜S55の処理終了していなければステップS51へ戻り、全ての広告についてステップS52〜S55の処理終了していれば、ステップS57へ移行する。
【0095】
以上説明したステップS51〜S56が、登録された広告のうちから所定の検索条件を具備する広告を検索する検索手段に相当している。
【0096】
ステップS57において、処理部13は、メモリ5内の発側送出候補リストに広告IDが存在するか否か、すなわち、発信者の通信端末43に送信する候補となる広告があるか否かを判定する。発側送出候補リストに広告IDが存在する場合(つまり、前記所定の検索条件に該当した広告がある場合)は、ステップS61へ移行する。一方、発側送出候補リストに広告IDが存在しない場合(つまり、前記所定の検索条件に該当する広告がない場合)には、呼制御部11は、該当する広告がないことを理由として広告入り通話サービスを終了する旨の音声ガイダンスを発信者の通信端末43に送出させ(ステップS58)、通信路を切断する(ステップS59)。これらのステップS58,59は、該当する広告がない場合に広告入り通話サービスの提供を拒否する手段に相当している。
【0097】
ステップS61において、処理部13は、発側送出候補リスト内の広告IDを並べ替える。この並べ替えは、発側送出候補リスト内の広告IDを持つ各広告属性データ(図3参照)の中の送出順優先度(図4参照)と、発側送出候補リスト内の広告IDに関連づけてメモリ5内に記憶されている当該広告の送出回数(図11中のステップS24、図12中のステップS40でカウントされたもの)とを参照して、行う。この送出回数としては、期間中広告送出回数、1日ごとの送出回数、1ヶ月ごとの送出回数のいずれを参照してもよい。そして、送出順優先度を第1優先並べ替えキーとして送出順優先度の高い順に、かつ、送出回数を第2の並べ替えキーとして送出回数の少ない順に、発側送出候補リスト内の広告IDを先頭から並べ替える。つまり、送出順優先度の高い順に広告IDを並べ替え、同じ送出優先度の広告IDが複数ある場合には、同じ送出優先度の広告IDの群の中で送出回数の少ない順に広告IDを並べ替える。このとき、同じ優先度の広告IDの群の中で同じ送出回数の広告IDが複数ある場合には、その同じ送出回数の広告IDについては適当な任意の順となるように並べればよい。
【0098】
その後、処理部13は、発側送出候補リスト内の広告IDの数(候補数)が図9中のM(通話前広告の回数)より多いか否かを判定する(ステップS62)。
【0099】
候補数がM以下であれば、処理部13は、発側送出候補リストの順に、かつ、候補数がM+N(発信者の通信端末43に送出する広告の総回数)より少なければサイクリックに、発信者の通信端末43に送出すべき広告とその送出順を決定する(ステップS64)。このとき、サイクリックに決定する場合は、1周目でも当該発信者の前回利用時(前回の呼の際)の通話前送出広告(この広告IDは、図11中のステップS25でメモリ5内に記憶されている。)を除外しない。ステップS64の処理を終了すると、図10中のステップS12の処理を終了する。
【0100】
このステップS64の処理について、具体例を挙げて説明する。M=2,N=3,M+N=5である場合において、発側送出候補リスト内に2つの広告A,Bがその順で並んでいるとすると、処理部13は、たとえ当該発信者の前回の広告入り通話サービス時における通話前送出広告がA,Bであったとしても、A,B,A,B,Aの順で広告を5回発信者の通信端末43に送出すべきことを決定する。また、M=2,N=0,M+N=2である場合において、発側送出候補リスト内に2つの広告A,Bがその順で並んでいるとすると、処理部13は、たとえ広告A,Bが当該発信者の前回の広告入り通話サービス時における通話前送出広告がA,Bであったとしても、A,Bの順で広告を2回発信者の通信端末43に送出すべきことを決定する。
【0101】
一方、ステップS62で候補数がMより多ければ、処理部13は、発側送出候補リストの順に、かつ、候補数がM+N(発信者の通信端末43に送出する広告の総回数)より少なければサイクリックに、発信者の通信端末43に送出すべき広告とその送出順を決定するが、サイクリックに決定する場合は、1周目では当該発信者の前回利用時(前回の呼の際)の通話前送出広告(この広告IDは、図11中のステップS25でメモリ5内に記憶されている。)を除外し、2周目以上では除外した広告を組み込む(ステップS63)。ステップS63の処理を終了すると、図10中のステップS12の処理を終了する。
【0102】
このステップS63の処理について、具体例を挙げて説明する。M=2,N=5,M+N=7である場合において、発側送出候補リスト内に4つの広告A,B,C,Dがその順で並んでいるとすると、処理部13は、当該発信者の前回の広告入り通話サービス時における通話前送出広告がA〜Dでなければ、A,B,C,D,A,B,Cの順で広告を7回発信者の通信端末43に送出すべきことを決定するが、当該発信者の前回の広告入り通話サービス時における通話前送出広告がA,Bであれば、C,D,A,B,C,D,Aの順で広告を7回発信者の通信端末43に送出すべきことを決定する。M=2,N=3,M+N=4である場合において、発側送出候補リスト内に5つの広告A,B,C,D,Eがその順で並んでいるとすると、処理部13は、当該発信者の前回の広告入り通話サービス時における通話前送出広告がA〜Dでなければ、A,B,C,Dの順で広告を4回発信者の通信端末43に送出すべきことを決定するが、当該発信者の前回の広告入り通話サービス時における通話前送出広告がB,Cであれば、A,D,A,Bの順で広告を4回発信者の通信端末43に送出すべきことを決定する。
【0103】
このように、ステップS63の処理では、1周目では当該発信者の前回利用時(前回の呼の際)の通話前送出広告(この広告IDは、図11中のステップS25でメモリ5内に記憶されている。)を除外し、2周目以上では除外した広告を組み込むので、当該発信者の通信端末43に対する過去の広告送出状況に基づいて、今回の呼の中において当該発信者の通信端末43に送出すべき広告の選択及びその決定を行っていることになる。もっとも、このような過去の広告送出状況としては、通話前送出広告が何であったかに限定されるものではない。
【0104】
ところで、本実施の形態では、前述したように、ステップS61において、送出順優先度及び当該広告の送出回数(当該広告の過去の送出状況に相当)をそれぞれ並べ替えキーとして、発側送出候補リスト内の広告IDを並べ替え、ステップS64,S63において、並べ替えたリストに基づいて発信者の通信端末43に送出すべき広告の選択及びその送出順番の決定を行っている。したがって、本実施の形態では、送出順優先度及び当該広告の過去の送出状況に基づいて、発信者の通信端末43に送出すべき広告の選択及びその送出順番の決定を行っていることになる。
【0105】
ここで、図10中のステップS13の処理(着信者用広告の選択・送出順番の決定処理)の詳細について、図15及び図16を参照して説明する。
【0106】
図10中のステップS13の処理が開始すると、広告選択・送出順番決定処理部13は、登録されている広告のうちから(すなわち、広告属性データ蓄積部32内に記憶されている広告属性データのうちから)、後述するステップS72〜S75の処理が未だ終了していない1つの広告(すなわち、1つの広告属性データ)を、ステップS72〜S73の処理の対象として選定する(ステップS71)。
【0107】
次に、処理部13は、ステップS71で対象として選定された広告が着信者用広告であるか否かを判定する(ステップS72)。この判定は、当該広告の広告属性データ(図3参照)の中の基本属性データ(図4参照)の中の発着信広告区分を参照することにより行うことができる。着信者用広告でなければステップS77へ移行し、着信者用広告であればステップS73へ移行する。
【0108】
ステップS73において、処理部13は、ステップS71で対象として選定された広告が、当該広告の広告属性データ(図3参照)の中の広告送出条件(図5参照)の全ての項目の条件を満たすか否かを判定する。ステップS73の判定は、前述した図13中のステップS53の判定と同様に行われる。図5に示す広告送出条件の全ての項目の条件のうち1つの項目の条件でも満たされていなければ、ステップS77へ移行し、図5に示す広告送出条件の全ての項目条件が満たされていれば、ステップS74へ移行する。
【0109】
ステップS74において、処理部13は、ステップS2で受信した着信者電話番号(通信相手電話番号)と同じ電話番号を持つ加入者属性データが加入者属性データ蓄積部31内に存在するか否かを判定することによって、当該着信者が広告入り通話サービスについて登録された加入者であるか否かを判定する。着信者が登録加入者でなければステップS76へ移行し、発信者が登録加入者であればステップS75へ移行する。
【0110】
ステップS75において、処理部13は、当該着信者が、ステップS71で対象として選定された広告の現在適用される広告先選択条件の全てを具備している否かを判定する。すなわち、処理部13は、対応する適用条件(図6参照)が現時点で満たされて適用される広告先選択条件データ(図7参照)の中の全ての項目の条件を、当該着信者の加入者属性データ(図2参照)の中の対応する各項目の内容が満たすか否かを判定する。現時点で適用される広告先選択条件データ(図7参照)の中の全ての項目の条件のうち1つの項目の条件でも満たされていなければ、ステップS77へ移行し、現時点で適用される広告先選択条件データ(図7参照)の中の全ての項目の条件が満たされていれば、ステップS76へ移行する。
【0111】
ステップS76において、処理部13は、ステップS71で対象として選定された広告の広告IDを、メモリ5内の着側送出候補リストに追加し、その後、ステップS77へ移行する。なお、図面には示していないが、着側送出候補リスト内の全ての広告IDは、ステップS13の処理の開始時にクリアされている。
【0112】
ステップS77において、処理部13は、登録されている全ての広告について(すなわち、広告属性データ蓄積部32内に記憶されている全ての広告属性データについて)、ステップS72〜S76の処理が終了したか否かを判定する。全ての広告についてステップS72〜S76の処理終了していなければステップS71へ戻り、全ての広告についてステップS72〜S56の処理終了していれば、ステップS78へ移行する。
【0113】
以上説明したステップS71〜S77が、登録された広告のうちから所定の検索条件を具備する広告を検索する検索手段に相当している。
【0114】
ステップS78において、処理部13は、メモリ5内の着側送出候補リストに広告IDが存在するか否か、すなわち、着信者の通信端末43に送信する候補となる広告があるか否かを判定する。着側送出候補リストに広告IDが存在する場合(つまり、前記所定の検索条件に該当した広告がある場合)は、ステップS81へ移行する。一方、着側送出候補リストに広告IDが存在しない場合(つまり、前記所定の検索条件に該当する広告がない場合)には、処理部13は、着信者の通信端末43に送出すべき広告として、ダミー広告(例えば、着信者に待たせる旨の「しばらくお待ちください」の音声や、通話サービス提供事業者の広告、保留音、メロディーや音楽など)を決定する(ステップS79)。ステップS79の処理を終了すると、図10中のステップS13の処理を終了する。
【0115】
なお、これまでは説明しなかったが、当該呼の中でステップS79を経た後に図12中のステップS39に至ると、ステップS39において、ステップS79で決定されたダミー広告を、音声送出部3に指示して、着信者の通信端末43に送出させる。
【0116】
ステップS81において、処理部13は、着側送出候補リスト内の広告IDを並べ替える。この並べ替えは、発側送出候補リスト内の広告IDの並べ替えに関する前記ステップS61の処理と同様に、送出順優先度を第1優先並べ替えキーとして送出順優先度の高い順に、かつ、送出回数を第2の並べ替えキーとして送出回数の少ない順に、着側送出候補リスト内の広告IDを先頭から並べ替える。
【0117】
その後、処理部13は、着側送出候補リストの順に、かつ、候補数がN(着信者の通信端末43に送出する広告の総回数)より少なければサイクリックに、着信者の通信端末43に送出すべき広告とその送出順を決定する(ステップS84)。ステップS82の処理を終了すると、図10中のステップS12の処理を終了する。
【0118】
このステップS63の処理について、具体例を挙げて説明する。N=5である場合において、着側送出候補リスト内に4つの広告A,B,C,Dがその順で並んでいるとすると、処理部13は、A,B,C,D,Aの順で広告を5回着信者の通信端末43に送出すべきことを決定する。N=3である場合において、着側送出候補リスト内に5つの広告A,B,C,D,Eがその順で並んでいるとすると、処理部13は、A,B,Cの順で広告を3回発信者の通信端末43に送出すべきことを決定する。
【0119】
以上説明した本実施の形態による通話サービス提供装置1では、ステップS12のように、1つの呼の中において発信者側に送出すべき広告を、少なくとも当該発信者の加入者属性データ及び広告属性データを参照して、登録された広告のうちから選択するので、利用者にとっては、自分の関心の高い有益な広告を受けることができる利点が得られ、広告主にとっては、広告を関心の高い利用者に提供することができるので、高い宣伝効果を上げることができる利点が得られる。
【0120】
また、本実施の形態では、ステップS63のように、今回の呼の中において発信者の通信端末43に送出すべき広告の内容とその送出順番が、同じ発信者の通信端末43に対する過去の広告送出状況(本実施の形態では、過去の呼の中において当該発信者の通信端末43に通話前にどの広告を送出したか)に基づいて、決定されている。したがって、本実施の形態によれば、今回と前回とで同じ発信者が通話前に聞く広告が基本的に変更されることとなる。このため、利用者にとっては新鮮味を失うにくくて飽きにくい利点が得られ、広告主にとっては、利用者が新鮮味を失いにくいことから宣伝効果が低下しにくいという利点が得られるとともに、例えば毎回送出順番が固定されてしまうことによる広告間の宣伝効果の不平等、ひいては広告主間の不平等が解消されるという利点が得られる。
【0121】
さらに、本実施の形態では、ステップS61〜ステップS64のように、送出順優先度及び当該広告の過去の送出状況に基づいて、発信者の通信端末43に送出すべき広告の選択及びその送出順番の決定を行っている。したがって、本実施の形態によれば、当該広告の過去の送出状況に基づいて発信者の通信端末43に送出すべき広告の選択及びその送出順番の決定を行っていることから、広告間での宣伝効果発生量の不平等、ひいては広告主間の不平等を解消することができる。また、送出順優先度に基づいて発信者の通信端末43に送出すべき広告の選択及びその送出順番の決定を行っていることから、各広告間で宣伝効果発生量をランク分けすることができ、そのランクに応じた広告料を広告主から徴収することができる。このことは、広告主にとっては、自分が意図する宣伝効果発生量をその発生量に応じた料金で得ることができるので、広告料と宣伝効果との適正なバランスを得ることができるという利点が得られることになる。
【0122】
さらにまた、本実施の形態によれば、ステップS51〜S56により所定の検索条件で広告が検索されたが検索条件に該当する広告がない場合には、ステップS58,S59のように、広告入り通話サービスの提供が拒否される。したがって、利用者にとっては、関心のない広告を聞くことを強いられるという不利益を被ることがなくなり、広告主にとっては、自分が望まない利用者に広告が送出されたことによって課金されるという不利益を被ることがなくなる。
【0123】
また、本実施の形態によれば、図7に示すように、広告先選択条件データが通信端末43の発信位置に関する条件を含んでいるので、利用者に自分の位置に応じた広告を送出することができる。したがって、利用者にとっては自分の所在に適した広告を受けることができる利点が得られ、広告主にとっては、広告地域を自分が望む範囲に限定することができ、地域性の強い広告であっても、より効果的に宣伝効果を得ることができる。
【0124】
さらに、本実施の形態によれば、図3乃至図7に示すように、各広告について広告先選択条件を複数種指定可能であるとともに、その広告先選択条件を適用するための適用条件を指定することができるので、広告先選択条件を状況(本実施の形態では、時間帯)に応じて適宜変えることができる。したがって、利用者にとっては、状況に応じてより自分の関心の高い有益な広告を受けることができる利点が得られ、広告主にとっては、広告を状況に応じてより関心の高い利用者に提供することができるので、より高い宣伝効果を上げることができる利点が得られる。
【0125】
また、本実施の形態によれば、図5に示すように、広告送出条件として1最大広告送出回数、1ヶ月最大広告送出回数、期間中最大広告送出回数を指定可能であり、それらが指定された場合には、当該広告の送出がその回数に制限される。したがって、広告料の上限を設定することが可能となり、広告主にとって便利である。
【0126】
さらに、本実施の形態によれば、ステップS3,S14のように、広告入り通話サービスを要求する通信が音声通信でなければ、広告入り通話サービスの提供が拒否されるので、広告を聞かない利用者が安価な料金又は無料で通信を行うような事態を防止し、広告主が広告を与えていない利用者の通信料を負担するような事態を防止することができる。
【0127】
さらにまた、本実施の形態によれば、ステップS26,S41のように図8に示す広告履歴情報が生成されるので、この広告履歴情報を広告主に対する課金情報として用いることができる他、この履歴情報をそのままあるいは加工して広告主に対して提供することにより、通話サービス提供事業者は、広告主に対しての公正な運用状況を示すことができるとともに、広告主に対して広告戦略等の判断材料を提供することができる。そして、1つの呼の中における広告の送出順番によって当該広告の宣伝効果が異なるが、本実施の形態では、広告履歴情報が送出順番を含んでいるので、広告履歴情報の価値が一層高まっている。
【0128】
また、本実施の形態では、広告が発信者の通信端末43に送出されるのみならず、前記登録された広告のうちから発信者の通信端末43の広告の選択と独立してステップS13により選択された広告が、着信者の通信端末43に広告を送出されるので、広告の送出量を効率良く増大させ、宣伝効果を高めることができる。
【0129】
[第2の実施の形態]
【0130】
図17は、本発明の第2の実施の形態による通話サービス提供装置において用いる広告属性データを示す図である。
【0131】
本実施の形態が前記第1の実施の形態と異なる所は、広告属性データが1種類のみの広告先選択条件データを有しており適用条件データを有していない点と、図13中のステップS54及び図15中のステップS75で用いられる広告先選択条件データは、同じ広告については常に同じとなる点のみである。
【0132】
本実施の形態によれば、前記第1の実施の形態に比べると、状況に応じた優先先選択条件の切り替えを行うことができないものの、他の点については、前記第1の実施の形態と同様の利点が得られる。
【0133】
[第3の実施の形態]
【0134】
図18は、本発明の第3の実施の形態による通話サービス提供装置において用いるシステムデータを示す図である。
【0135】
本実施の形態が前記第1の実施の形態と異なる所は、以下に説明する点のみである。
【0136】
前記第1の実施の形態では、図9に示す実施パターンを特定するシステムパラメータ(Mの値、Nの値、1番目からN+1番目までの通話の期間の各長さの値、全ての広告期間について同じとされる広告期間の長さの値)は、一旦設定すると、その設定を変更しない限り変更することができず、例えば時間帯などの状況に応じて自動的に変更することはできない。
【0137】
これに対し、本実施の形態では、前記システムパラメータ(Mの値、Nの値、1番目からN+1番目までの通話の期間の各長さの値、全ての広告期間について同じとされる広告期間の長さの値)をパターン設定データとし、このパターン設定データを複数種指定可能とするとともに、各パターン設定データが適用される条件を示す適用条件データを指定可能としている。すなわち、本実施の形態では、図18に示すように、互いに対応する組をなす適用条件データ及びパターン設定データからなるシステムデータを、メモリ5内に格納している。適用条件データ及びパターン設定データの組の数は、2組以上の任意の数となっている。図18中の適用条件データは、例えば、図6に示す適用条件データと同様の内容とし、当該適用条件を時間に関する条件とされる。
【0138】
そして、本実施の形態では、ステップS12,S13,S21,S22,S34,S36,S37,S39で適用条件が満たされるパターン設定データが参照される。
【0139】
本実施の形態によれば、前記第1の実施の形態と同様の利点が得られる他、1つの呼の中における通話及び広告送出の実施パターンを時間帯に応じて変更することができるので、時間帯に応じて広告の宣伝効果等を変えることができ、木目の細かい広告入り通話サービスを提供することができるという利点も得られる。
【0140】
[第4の実施の形態]
【0141】
図19は、本発明の第4の実施の形態による通話サービス提供装置における動作の要部を示すフローチャートである。図19において、図14中のステップと同一又は対応するステップには同一符号を付し、その重複する説明は省略する。
【0142】
本実施の形態が前記第1の実施の形態と異なる所は、図14に示す動作に代えて図19に示す動作を行う点のみである。すなわち、前記第1の実施の形態では、図13中のステップS57でYESの場合に図14中のステップS61に移行し、ステップS61の後にステップS62に移行するのに対し、本実施の形態では、図13中のステップS57でYESの場合に図19中のステップS91に移行し、ステップS91の後にステップS62に移行する点のみである。
【0143】
そして、本実施の形態では、ステップS91において、送出順優先度は並べ替えキーとせずに、送出回数のみを並べ替えキーとして送出回数の少ない順に、発側送出候補リスト内の広告IDを先頭から並べ替える。
【0144】
本実施の形態によれば、送出順優先度を考慮していないので、各広告間で宣伝効果発生量をランク分けしてそのランクに応じた広告料を広告主から徴収するようなことができないが、それ以外については、前記第1の態様と同様の利点が得られる。
【0145】
[第5の実施の形態]
【0146】
図20は、本発明の第5の実施の形態による通話サービス提供装置における動作の要部を示すフローチャートである。図20において、図16中のステップと同一又は対応するステップには同一符号を付し、その重複する説明は省略する。
【0147】
本実施の形態が前記第1の実施の形態と異なる所は、図16に示す動作に代えて図20に示す動作を行う点のみである。すなわち、前記第1の実施の形態では、図15中のステップS78でYESの場合にステップ図16中のS81に移行し、ステップS81の後にステップS82に移行するのに対し、本実施の形態では、図15中のステップS78でYESの場合に図20中のステップS101に移行し、ステップS101の後にステップS82に移行する点のみである。
【0148】
そして、本実施の形態では、ステップS101において、送出順優先度は並べ替えキーとせずに、送出回数のみを並べ替えキーとして送出回数の少ない順に、着側送出候補リスト内の広告IDを先頭から並べ替える。
【0149】
本実施の形態によっても、前記第1の態様と同様の利点が得られる。
【0150】
[第6の実施の形態]
【0151】
図21は、本発明の第6の実施の形態による通話サービス提供装置における動作の要部を示すフローチャートである。図21において、図15中のステップと同一又は対応するステップには同一符号を付し、その重複する説明は省略する。
【0152】
本実施の形態が前記第1の実施の形態と異なる所は、図15に示す動作に代えて図21に示す動作を行う点のみである。すなわち、前記第1の実施の形態では、図15中のステップS74,S75が取り除かれ、ステップS73でYESの場合には常にステップS76へ移行する点のみである。
【0153】
本実施の形態によっても、前記第1の態様と同様の利点が得られる。
【0154】
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではない。
【0155】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、広告の価値を高めたり、広告主間の公平性を高めたり、利用者及び広告主の双方の利益を高めたりすることができる広告入り通話サービスを提供することができる。
【0156】
また、本発明によれば、広告が音声であることの特質を十分に生かした質の高い広告入り通話サービスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による通話サービス提供装置を示す概略ブロック図である。
【図2】加入者属性データの一例を示す図である。
【図3】広告属性データの一例を示す図である。
【図4】基本属性データの一例を示す図である。
【図5】広告送出条件データの一例を示す図である。
【図6】適用条件データの一例を示す図である。
【図7】広告先選択条件データの一例を示す図である。
【図8】広告履歴データの一例を示す図である。
【図9】通話及び広告送出の所定の実施パターンの一例を示す図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態による通話サービス提供装置の動作の一例を示すフローチャートである。
【図11】図10に引き続くフローチャートである。
【図12】図11に引き続くフローチャートである。
【図13】図10中のステップS12の詳細を示すフローチャートである。
【図14】図13に引き続くフローチャートである。
【図15】図10中のステップS13の詳細を示すフローチャートである。
【図16】図15に引き続くフローチャートである。
【図17】広告属性データの他の例を示す図である。
【図18】システムデータの一例を示す図である。
【図19】本発明の第4の実施の形態による通話サービス提供装置における動作の要部を示すフローチャートである。
【図20】本発明の第5の実施の形態による通話サービス提供装置における動作の要部を示すフローチャートである。
【図21】本発明の第6の実施の形態による通話サービス提供装置における動作の要部を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 通話サービス提供装置
2 通話サービス制御部
3 音声送出部
4 データ蓄積部
5 メモリ
6 スイッチ部
7 ルータ
8 バス
11 呼制御部
12 位置データ変換部
13 広告選択・送出順番決定処理部
14 広告履歴情報生成・転送部
21 広告音声送出部
22 ガイダンス音声送出部
31 加入者属性データ蓄積部
32 広告属性データ蓄積部
33 広告データ蓄積部

Claims (3)

  1. 通信網を介して通信端末間に音声による広告が入った通話サービスを提供する通話サービス提供装置において、
    前記広告入り通話サービスについて登録された加入者に関する情報である加入者情報を記憶する第1の記憶手段と、
    登録された広告に関する情報である広告情報を記憶する第2の記憶手段と、
    前記広告入り通話サービスの1つの呼の中において発信者の通信端末に送出すべき広告を、少なくとも当該発信者の前記加入者情報の一部及び前記広告情報の一部を参照して、前記登録された広告のうちから選択するとともに当該呼の中における広告の送出順番を決定する選択決定手段と、
    前記選択決定手段により選択された広告を前記選択決定手段により決定された送出順番で、当該発信者の通信端末に送出する送出手段と、
    前記登録された加入者について、当該加入者の通信端末に対する過去の呼の中において当該加入者の通信端末に通話前のみにどの広告を送出したかを記憶する第3の記憶手段と、
    を備え、
    前記送出手段は、通話前に発信者の通信端末にM個(Mは1以上の整数)の広告を送出するとともに、前記1つの呼の中において通話開始後に発信者の通信端末に少なくとも1つの広告を送出し、
    前記広告情報は、各広告について個別に指定可能な当該広告の送出に関する優先度を含み、
    前記選択決定手段は、(i)前記登録された広告のうちから所定の検索条件を具備する広告を検索して前記検索条件に該当した広告のリストを得る検索手段と、(ii)当該広告の前記優先度を第1優先並べ替えキーとして前記優先度の高い順に、かつ、当該広告の過去の広告全期間中又は所定期間中の送出回数を第2の並べ替えキーとして前記送出回数の少ない順に、前記リスト内の広告を先頭から並べ替える手段と、(iii)前記並べ替える手段により並べ替えられた前記リストを参照して、前記リスト内の広告の数が前記Mよりも大きい場合は、1周目では前記第3の記憶手段に記憶されている当該発信者に対する前回の呼の際の通話前送出広告を除外するという条件の下で、前記リストの先頭から前記リストの順にサイクリックに、当該発信者の通信端末に送出すべき広告の選択及びその送出順番の決定する手段と、を有する、
    ことを特徴とする通話サービス提供装置。
  2. 前記広告入り通話サービスを要求する通信が所定の利用条件を具備していない場合に、前記広告入り通話サービスの提供を拒否する手段を備え、
    前記利用条件は、前記広告入り通話サービスを要求する通信が音声通信であるという条件を含むことを特徴とする請求項記載の通話サービス提供装置。
  3. 広告を送出した状況を示す広告履歴情報を生成する生成手段を備え、前記広告履歴情報は、1つの呼の中における当該広告の送出順番を示す情報を含むことを特徴とする請求項1又は2記載の通話サービス提供装置。
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