JP4605721B2 - 投資情報処理装置、方法及びプログラム - Google Patents
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Description
また、本発明の他の一態様は、上記態様を方法という見方から捉えたもので、前記計算処理において前記コンピュータが、前記希望金額から前記年金額を減じた前記不足額が、前記分配金額未満のときは、その分配金額からその不足額を減算した分配金額の残額について、前記金融商品に再投資することを計算により決定する処理を実行し、前記執行処理において前記コンピュータが、前記再投資については、前記分配金額から不足額を減算した分配金額の残額について、ゼロにすると共に、前記投資金額に加算することにより、再投資を実行することを特徴とする。
これに加えて、年度初めの4月やクリスマスの12月など、一般的に資金需要の多い所定の月ならびに他の任意の月について多めの分配を選択可能とすることにより、社会習慣や顧客の事情に応じてメリハリの効いた資金提供を実現可能となる。
本実施形態は、金融商品、特に投資信託に関する情報処理を行うコンピュータからなる投資情報処理装置(以下「本装置」と呼ぶ)であって、対象とする金融商品は、代表的には投資信託のグローバル債券ファンドであるが、これに限らず他の株式などの投資信託や、投資信託以外の他の金融商品でもよい。
〔2−1.基本的作用効果〕
上記のように構成された本実施形態では、投資情報受付手段10が、投資信託などの金融商品について、投資金の投資金額(口数や外貨建てなどの数量で表現する場合を含む)及び各月の分配金額を含む顧客ごとの投資情報について入力を受け付け(投資情報受付処理)、このように受け付けた投資情報を顧客ごとに投資情報記憶手段15に記憶する(投資情報記憶処理)。
まず、上記の処理に用いる各情報のうち、年金額を、顧客の提供するデータから算出することもできる。この場合、年金額算出手段25が、顧客ごとに年金額の基礎となる基礎データ(年金加入期間や基準報酬月額など)の入力を受け付けて、基礎データ記憶手段27に記憶させるとともに、この基礎データからその顧客の各月の年金額を算出して年金額記憶手段22に記憶させる(年金額算出処理)。
また、希望月額は、直接指定する代りに、資金をいつまで受け取りたいかを指定して自動算出することもできる。この場合、希望受付手段30は、資金をいつまで(例えば、何歳まで)受け取りたいかの終期の指定を受け付けて、年金支給開始又は金融商品からの受取の開始から前記終期までの期間について各月の可能な希望月額を算出する。
以上のような計算や算出の画面表示も可能である。この場合、画面表示手段50により、入出力装置又は通信ネットワークNを介して、上記のような金融商品の投資情報、年金額、希望月額に関する計算や算出の画面表示を提供する(画面表示処理)。
また、金融商品に適用すべき買付単位、基準価額(売り単価、買い単価)、買付等の手数料率、外国為替レート(売りレート、買いレート)、信託報酬率などの適用値は、適用値記憶手段55に予め記憶しておき(適用値記憶処理)、計算手段40、執行手段45、画面表示手段50は、適用値記憶手段55に記憶されている適用値にしたがって計算や執行などの処理を行う。
また、顧客の大切な老後生活資金となる退職金の運用にあたっては、リスクコントロールが重要である。その一手段として、複数の金融商品を組み合わせて本発明を適用し分散投資を行ってリスク抑制を図ることが考えられる。ただしこの場合、組み合わせる投資対象の種類によっては、毎月分配型でなかったり自由に取崩し額を決められない一年定期などの金融商品もありうる。そのような場合でも、取り崩せない月に以下のように融資を活用することにより、毎月一定額を受け取ることが可能となる。
また、金融商品の評価額(基準価格など)の変動に応じて、取崩しの中止や開始等を行うことも可能である。この場合、条件受付手段70が、入出力装置又は通信ネットワークNを介して、顧客の金融商品について、取崩しの中止又は開始を行う条件として評価額又は運用利回りの変動条件の指定を受け付けて(条件受付処理)、このように受け付けた条件を条件記憶手段72に記憶させる。
ここで、変動条件が下落か上昇か、また、そのときの対応が取崩しの中止か開始等か、に応じて4種のパターンがあり得る。第1のパターンでは、評価額がどのように、すなわちどれだけ(いくらまで)下落(又は下落後所定だけ反転)した場合に取崩しを中止するかの変動条件の指定を受け付け、その変動条件まで下落したときに、その金融商品の取崩しを中止し、計算手段40の計算する不足額と同額について、融資処理手段60により顧客への融資を行う。
また、取崩しの中止と融資の代りに、顧客の持つ他の金融商品からの取崩しへの切替も可能である。この場合、条件受付手段70が、入出力装置又は通信ネットワークNを介して、顧客が保有している複数の金融商品のうち顧客の指定する第一の金融商品について、評価額がどれだけ下落した場合に取崩しを中止するか、及び、前記複数の金融商品のうち取崩しを代替する代替金融商品と、を含む変動条件の指定を受け付けて(条件受付処理)条件記憶手段72に記憶させる。そして、条件処理手段75が、顧客の金融商品について前記評価額の変動を監視し、条件記憶手段72に記憶されている前記変動条件まで下落すると、その金融商品の取崩しを中止しその代替として、前記代替金融商品を取り崩す(条件処理)。
以上のような変動条件に応じて、取崩しについて中止、開始などの処理(「変更内容」と呼ぶこととする)を行う場合の具体的な手順を図14に例示する。
また、希望月額は、予め決められた所定の月について、又は任意の月について、増額することができる。この場合、希望受付手段30は、入出力装置又は通信ネットワークNを介して顧客について、希望月額を増額したい月については、今年限りもしくは毎年、何月をいくらに、又はいくら(例えば+5万円)増額したいかの指定を受け付け、を希望月額記憶手段35に記憶させる。
また、分配金払出しや投資金取崩しによる資金受取額を、顧客の利用している他の商品やサービスにおける資金出入と連動させてもよく、この場合の処理を図15に例示する。この例では、条件受付手段71が、入出力装置又は通信ネットワークNを介して顧客について、各月について、予定されている資金の支出又は収入の別及びその金額を、支出収入予定として、入力受付し、それを顧客ごとに条件記憶手段73に記憶させる。
また、資金受取について、分配金と取崩しのどちらを優先するかの指定も可能である。この場合、条件受付手段71が、入出力装置又は通信ネットワークを介して顧客について、金融商品に基づく資金受取において分配金の払出し又は投資金の取崩しのどちらを優先するかにおける優先順位の選択を受け付けて、その優先順位を顧客ごとに条件記憶手段73に記憶させ、条件処理手段75が、そのように条件記憶手段73に記憶されている前記優先順位に従って、計算手段40に前記計算を行わせる。
また、基礎年金と厚生年金の支給期間の別に応じ、資金の受け取り方を切り替えることも可能である。この場合、図15に示すように、年金額受付手段20により、基礎年金の支給期間と、厚生年金の支給期間と、についてそれぞれ年金額の入力を受け付けて年金額記憶手段22に記憶させ、条件処理手段75が、年金額記憶手段22を参照することにより、基礎年金のみの支給期間は投資金元本を取崩し、厚生年金の支給期間は運用による分配金を受け取るように計算手段40を制御する。
また、資金の受け取り方を経済指標に応じて切り替えることも可能である。この場合、条件受付手段70は、入出力装置又は通信ネットワークNを介して、顧客の金融商品について、図14に示すように、どの経済指標がどの基準値まで下落又は上昇したかを変動条件として、その変動条件が成立した場合に、投資金の取崩しを中止又は開始するかの変更内容と、の指定を受け付けて顧客ごとに条件記憶手段72に記憶させる。
また、金融商品である投資信託を運用する場合、それに伴う株主優待を顧客に配分することが望ましい。この場合、投資情報受付手段10(図2)により、図16に示すように、金融商品である投資信託ごとに組入銘柄の株主優待品の内容及びその数量を表す情報(株主優待品の情報)の入力を、投資信託運用者などから受け付けて投資情報記憶手段15に記憶させる。
また、証券会社からの受取資金の振込元名義を顧客が指定することも可能である。この場合、図17に示すように、振込名義受付手段85が、振込元名義の指定を受け付けて振込名義記憶手段87に顧客ごとに記憶させる(振込名義受付処理)。
また、顧客の口座残高に応じて取崩しを減らしたり止めることも可能である。この場合、図1に示すように、以上説明してきたような投資情報処理装置1と、口座情報処理システム(「銀行システム」と呼ぶ)Bと、を通信ネットワークN(例えば専用線ネットワークやVPNなど)で組み合わせて、投資情報処理システムを構成する。この場合の銀行システムBは、分配金払出し又は投資金取崩しによる資金の振込先となる顧客の金融機関口座を管理するコンピュータである。
また、年金の振込と、金融商品からの資金受取の振込を一本化してわかりやすくすることもできる。この場合、各顧客は、図17に示す通り、金融商品用の証券口座A1と、年金受取用の第一の金融機関口座(例えば第一銀行口座とする)A2と、生活資金用の第二の金融機関口座(例えば第二銀行口座とする)A3と、を用いる。
10…投資情報受付手段
15…投資情報記憶手段
20…年金額受付手段
22…年金額記憶手段
25…年金額算出手段
27…基礎データ記憶手段
30…希望受付手段
35…希望月額記憶手段
40…計算手段
45…執行手段
50…シミュレーション手段
55…適用値記憶手段
60…融資処理手段
62…担保設定手段
64…融資実行手段
66…返済解除手段
68…融資情報記憶手段
70,71…条件受付手段
72,73…条件記憶手段
75…条件処理手段
80…優待配分手段
85…振込名義受付手段
87…振込名義記憶手段
88…振込実行手段
A…投資情報処理装置
A1…証券口座
A2…第一銀行口座
A3…第二銀行口座
B…銀行システム(口座情報処理システム)
B1…残高通知手段
B2…振込処理手段
N…通信ネットワーク
Claims (16)
- 金融商品に関する情報処理を行うコンピュータからなる投資情報処理装置において、
前記コンピュータが、金融商品について、投資金の投資金額及び各月の分配金額を含む顧客ごとの投資情報について入力を受け付ける、投資情報受付手段と、
前記コンピュータが、前記投資情報受付手段で受け付けた投資情報を顧客ごとに記憶する、投資情報記憶手段と、
前記コンピュータが、顧客ごとに、各月の年金額について入力を受け付ける、年金額受付手段と、
前記コンピュータが、前記年金額受付手段で受け付けた各月の年金額を顧客ごとに記憶する、年金額記憶手段と、
前記コンピュータが、顧客ごとの希望月額の指定を受け付ける、希望受付手段と、
前記コンピュータが、前記希望受付手段で受け付けた希望月額を顧客ごとに記憶する、希望月額記憶手段と、
前記コンピュータが、顧客ごとに各月について、前記希望月額記憶手段に記憶されている希望月額から、前記年金額記憶手段に記憶されている年金額を減じて不足額を計算し、不足額が0より大きければその不足額をその月の前記分配金額と比較し、不足額までの分配金を払い出しすることを計算により決定すると共に、不足額が分配金額を超過する場合は不足分から分配金額を減じた超過分を前記投資金から取崩しすることを、計算により決定する、計算手段と、
前記コンピュータが、その顧客の前記金融商品について前記計算手段での決定を執行する、執行手段と、
を前記コンピュータの演算制御部により実現するとともに、
前記執行手段として、
前記コンピュータが、前記計算手段による計算結果にしたがって、前記不足額までの分配金の払出しについては、その不足額を、前記分配金額から減算すると共に、顧客の所定の入出金用残高へ加算することにより、分配金の払出しを行い、
前記コンピュータが、前記投資金の取崩しについては、前記超過分を、前記投資金額から減算すると共に、前記入出金用残高へ加算することにより、投資金の取崩しを行い、
金融商品を担保に顧客への融資に関する処理を行う融資処理手段を前記演算制御部が実現し、
その融資処理手段は、
融資にあたり、融資記録及び担保の設定として、(1)日付と、融資金額と、融資残高と、担保となる顧客の金融商品と、を所定の融資情報記憶手段に記憶させると共に、(2)前記投資情報記憶手段に記憶された投資情報に、顧客のその金融商品が担保となっている旨の制限情報を記録する、担保設定手段と、
前記担保設定手段で前記担保の設定が完了すると、融資金額を、所定の融資主体の入出金を行う所定の口座又は勘定項目から減算させると共に、顧客の入出金を行う所定の口座又は勘定項目へ加算させる、ための電子指示情報を出力する融資実行手段と、
融資の返済にあたり、
返済金額を、顧客の入出金を行う所定の口座又は勘定項目から減算させる一方、所定の融資主体の入出金を行う所定の口座又は勘定項目へ加算させる、ための電子指示情報を出力するとともに、
返済記録及び担保設定の解除として(1)日付と、返済金額と、融資残高と、を前記融資情報記憶手段に記憶させると共に、(2)融資残高がゼロとなった場合は、前記投資情報記憶手段に記憶された投資情報から、顧客のその金融商品が担保となっている旨の制限情報を削除する
返済解除手段と、
を有し、
前記コンピュータが、前記金融商品に適用すべき買付単位、基準価額、手数料率、外国為替レート、信託報酬率、の少なくともいずれかを含む適用値を記憶する適用値記憶手段を有し、
顧客の金融商品について、評価額がどれだけ下落した場合に取崩しを中止するかの変動条件の指定を受け付ける条件受付手段と、
前記条件受付手段で受け付けた変動条件を記憶する条件記憶手段と、
前記変動条件を処理する条件処理手段と、
を前記演算制御部が実現し、
前記条件処理手段は、
顧客の金融商品について、前記投資情報記憶手段に記憶されている前記投資金額と、前記適用値記憶手段に記憶されている前記基準価額及び前記外国為替レートの少なくとも一方と、に基いて評価額を所定周期で算出すると共に、算出した前記評価額を前記条件記憶手段に記憶されている変動条件と比較し、
評価額が変動条件まで下落したことを前記比較により確認すると、その金融商品の取崩しを前記計算手段に中止させるとともに、前記計算手段で計算した前記超過分を融資金額とし、その金融商品を担保として、前記融資処理手段に顧客への融資を行わせる
ことを特徴とする投資情報処理装置。 - 金融商品に関する情報処理を行うコンピュータからなる投資情報処理装置において、
前記コンピュータが、金融商品について、投資金の投資金額及び各月の分配金額を含む顧客ごとの投資情報について入力を受け付ける、投資情報受付手段と、
前記コンピュータが、前記投資情報受付手段で受け付けた投資情報を顧客ごとに記憶する、投資情報記憶手段と、
前記コンピュータが、顧客ごとに、各月の年金額について入力を受け付ける、年金額受付手段と、
前記コンピュータが、前記年金額受付手段で受け付けた各月の年金額を顧客ごとに記憶する、年金額記憶手段と、
前記コンピュータが、顧客ごとの希望月額の指定を受け付ける、希望受付手段と、
前記コンピュータが、前記希望受付手段で受け付けた希望月額を顧客ごとに記憶する、希望月額記憶手段と、
前記コンピュータが、顧客ごとに各月について、前記希望月額記憶手段に記憶されている希望月額から、前記年金額記憶手段に記憶されている年金額を減じて不足額を計算し、不足額が0より大きければその不足額をその月の前記分配金額と比較し、不足額までの分配金を払い出しすることを計算により決定すると共に、不足額が分配金額を超過する場合は不足分から分配金額を減じた超過分を前記投資金から取崩しすることを、計算により決定する、計算手段と、
前記コンピュータが、その顧客の前記金融商品について前記計算手段での決定を執行する、執行手段と、
を前記コンピュータの演算制御部により実現するとともに、
前記執行手段として、
前記コンピュータが、前記計算手段による計算結果にしたがって、前記不足額までの分配金の払出しについては、その不足額を、前記分配金額から減算すると共に、顧客の所定の入出金用残高へ加算することにより、分配金の払出しを行い、
前記コンピュータが、前記投資金の取崩しについては、前記超過分を、前記投資金額から減算すると共に、前記入出金用残高へ加算することにより、投資金の取崩しを行い、
金融商品を担保に顧客への融資に関する処理を行う融資処理手段を前記演算制御部が実現し、
その融資処理手段は、
融資にあたり、融資記録及び担保の設定として、(1)日付と、融資金額と、融資残高と、担保となる顧客の金融商品と、を所定の融資情報記憶手段に記憶させると共に、(2)前記投資情報記憶手段に記憶された投資情報に、顧客のその金融商品が担保となっている旨の制限情報を記録する、担保設定手段と、
前記担保設定手段で前記担保の設定が完了すると、融資金額を、所定の融資主体の入出金を行う所定の口座又は勘定項目から減算させると共に、顧客の入出金を行う所定の口座又は勘定項目へ加算させる、ための電子指示情報を出力する融資実行手段と、
融資の返済にあたり、
返済金額を、顧客の入出金を行う所定の口座又は勘定項目から減算させる一方、所定の融資主体の入出金を行う所定の口座又は勘定項目へ加算させる、ための電子指示情報を出力するとともに、
返済記録及び担保設定の解除として(1)日付と、返済金額と、融資残高と、を前記融資情報記憶手段に記憶させると共に、(2)融資残高がゼロとなった場合は、前記投資情報記憶手段に記憶された投資情報から、顧客のその金融商品が担保となっている旨の制限情報を削除する
返済解除手段と、
を有し、
前記コンピュータが、前記金融商品に適用すべき買付単位、基準価額、手数料率、外国為替レート、信託報酬率、の少なくともいずれかを含む適用値を記憶する適用値記憶手段を有し、
顧客の金融商品について、評価額がどれだけ上昇した場合に取崩しを開始又は増額するかの変動条件の指定を受け付ける条件受付手段と、
前記条件受付手段で受け付けた変動条件を記憶する条件記憶手段と、
前記変動条件を処理する条件処理手段と、
を前記演算制御部が実現し、
前記条件処理手段は、
顧客の金融商品について、前記投資情報記憶手段に記憶されている前記投資金額と、前記適用値記憶手段に記憶されている前記基準価額及び前記外国為替レートの少なくとも一方と、に基いて評価額を所定周期で算出すると共に、算出した前記評価額を前記条件記憶手段に記憶されている変動条件と比較し、
評価額が変動条件まで上昇したことを前記比較により確認すると、その金融商品の取崩しを前記計算手段に開始又は増額させるとともに、その時点で顧客への融資が存在する場合は、その融資金額及びその利息額の全部又は一部についても、前記投資金の取崩しを前記執行手段に行わせ、その取崩しの金額を返済金額として前記融資の返済を、前記融資処理手段に行わせる
ことを特徴とする投資情報処理装置。 - 金融商品に関する情報処理を行うコンピュータからなる投資情報処理装置において、
前記コンピュータが、金融商品について、投資金の投資金額及び各月の分配金額を含む顧客ごとの投資情報について入力を受け付ける、投資情報受付手段と、
前記コンピュータが、前記投資情報受付手段で受け付けた投資情報を顧客ごとに記憶する、投資情報記憶手段と、
前記コンピュータが、顧客ごとに、各月の年金額について入力を受け付ける、年金額受付手段と、
前記コンピュータが、前記年金額受付手段で受け付けた各月の年金額を顧客ごとに記憶する、年金額記憶手段と、
前記コンピュータが、顧客ごとの希望月額の指定を受け付ける、希望受付手段と、
前記コンピュータが、前記希望受付手段で受け付けた希望月額を顧客ごとに記憶する、希望月額記憶手段と、
前記コンピュータが、顧客ごとに各月について、前記希望月額記憶手段に記憶されている希望月額から、前記年金額記憶手段に記憶されている年金額を減じて不足額を計算し、不足額が0より大きければその不足額をその月の前記分配金額と比較し、不足額までの分配金を払い出しすることを計算により決定すると共に、不足額が分配金額を超過する場合は不足分から分配金額を減じた超過分を前記投資金から取崩しすることを、計算により決定する、計算手段と、
前記コンピュータが、その顧客の前記金融商品について前記計算手段での決定を執行する、執行手段と、
を前記コンピュータの演算制御部により実現するとともに、
前記執行手段として、
前記コンピュータが、前記計算手段による計算結果にしたがって、前記不足額までの分配金の払出しについては、その不足額を、前記分配金額から減算すると共に、顧客の所定の入出金用残高へ加算することにより、分配金の払出しを行い、
前記コンピュータが、前記投資金の取崩しについては、前記超過分を、前記投資金額から減算すると共に、前記入出金用残高へ加算することにより、投資金の取崩しを行い、
金融商品を担保に顧客への融資に関する処理を行う融資処理手段を前記演算制御部が実現し、
その融資処理手段は、
融資にあたり、融資記録及び担保の設定として、(1)日付と、融資金額と、融資残高と、担保となる顧客の金融商品と、を所定の融資情報記憶手段に記憶させると共に、(2)前記投資情報記憶手段に記憶された投資情報に、顧客のその金融商品が担保となっている旨の制限情報を記録する、担保設定手段と、
前記担保設定手段で前記担保の設定が完了すると、融資金額を、所定の融資主体の入出金を行う所定の口座又は勘定項目から減算させると共に、顧客の入出金を行う所定の口座又は勘定項目へ加算させる、ための電子指示情報を出力する融資実行手段と、
融資の返済にあたり、
返済金額を、顧客の入出金を行う所定の口座又は勘定項目から減算させる一方、所定の融資主体の入出金を行う所定の口座又は勘定項目へ加算させる、ための電子指示情報を出力するとともに、
返済記録及び担保設定の解除として(1)日付と、返済金額と、融資残高と、を前記融資情報記憶手段に記憶させると共に、(2)融資残高がゼロとなった場合は、前記投資情報記憶手段に記憶された投資情報から、顧客のその金融商品が担保となっている旨の制限情報を削除する
返済解除手段と、
を有し、
前記コンピュータが、前記金融商品に適用すべき買付単位、基準価額、手数料率、外国為替レート、信託報酬率、の少なくともいずれかを含む適用値を記憶する適用値記憶手段を有し、
顧客の金融商品について、評価額がどれだけ上昇した場合に取崩しを中止するかの変動条件の指定を受け付ける条件受付手段と、
前記条件受付手段で受け付けた変動条件を記憶する条件記憶手段と、
前記変動条件を処理する条件処理手段と、
を前記演算制御部が実現し、
前記条件処理手段は、
顧客の金融商品について、前記投資情報記憶手段に記憶されている前記投資金額と、前記適用値記憶手段に記憶されている前記基準価額及び前記外国為替レートの少なくとも一方と、に基いて評価額を所定周期で算出すると共に、算出した前記評価額を前記条件記憶手段に記憶されている変動条件と比較し、
評価額が変動条件まで上昇したことを前記比較により確認すると、その金融商品の取崩しを前記計算手段に中止させるとともに、前記計算手段で計算した前記超過分を融資金額とし、その金融商品を担保として、前記融資処理手段に顧客への融資を行わせる
ことを特徴とする投資情報処理装置。 - 金融商品に関する情報処理を行うコンピュータからなる投資情報処理装置において、
前記コンピュータが、金融商品について、投資金の投資金額及び各月の分配金額を含む顧客ごとの投資情報について入力を受け付ける、投資情報受付手段と、
前記コンピュータが、前記投資情報受付手段で受け付けた投資情報を顧客ごとに記憶する、投資情報記憶手段と、
前記コンピュータが、顧客ごとに、各月の年金額について入力を受け付ける、年金額受付手段と、
前記コンピュータが、前記年金額受付手段で受け付けた各月の年金額を顧客ごとに記憶する、年金額記憶手段と、
前記コンピュータが、顧客ごとの希望月額の指定を受け付ける、希望受付手段と、
前記コンピュータが、前記希望受付手段で受け付けた希望月額を顧客ごとに記憶する、希望月額記憶手段と、
前記コンピュータが、顧客ごとに各月について、前記希望月額記憶手段に記憶されている希望月額から、前記年金額記憶手段に記憶されている年金額を減じて不足額を計算し、不足額が0より大きければその不足額をその月の前記分配金額と比較し、不足額までの分配金を払い出しすることを計算により決定すると共に、不足額が分配金額を超過する場合は不足分から分配金額を減じた超過分を前記投資金から取崩しすることを、計算により決定する、計算手段と、
前記コンピュータが、その顧客の前記金融商品について前記計算手段での決定を執行する、執行手段と、
を前記コンピュータの演算制御部により実現するとともに、
前記執行手段として、
前記コンピュータが、前記計算手段による計算結果にしたがって、前記不足額までの分配金の払出しについては、その不足額を、前記分配金額から減算すると共に、顧客の所定の入出金用残高へ加算することにより、分配金の払出しを行い、
前記コンピュータが、前記投資金の取崩しについては、前記超過分を、前記投資金額から減算すると共に、前記入出金用残高へ加算することにより、投資金の取崩しを行い、
金融商品を担保に顧客への融資に関する処理を行う融資処理手段を前記演算制御部が実現し、
その融資処理手段は、
融資にあたり、融資記録及び担保の設定として、(1)日付と、融資金額と、融資残高と、担保となる顧客の金融商品と、を所定の融資情報記憶手段に記憶させると共に、(2)前記投資情報記憶手段に記憶された投資情報に、顧客のその金融商品が担保となっている旨の制限情報を記録する、担保設定手段と、
前記担保設定手段で前記担保の設定が完了すると、融資金額を、所定の融資主体の入出金を行う所定の口座又は勘定項目から減算させると共に、顧客の入出金を行う所定の口座又は勘定項目へ加算させる、ための電子指示情報を出力する融資実行手段と、
融資の返済にあたり、
返済金額を、顧客の入出金を行う所定の口座又は勘定項目から減算させる一方、所定の融資主体の入出金を行う所定の口座又は勘定項目へ加算させる、ための電子指示情報を出力するとともに、
返済記録及び担保設定の解除として(1)日付と、返済金額と、融資残高と、を前記融資情報記憶手段に記憶させると共に、(2)融資残高がゼロとなった場合は、前記投資情報記憶手段に記憶された投資情報から、顧客のその金融商品が担保となっている旨の制限情報を削除する
返済解除手段と、
を有し、
前記コンピュータが、前記金融商品に適用すべき買付単位、基準価額、手数料率、外国為替レート、信託報酬率、の少なくともいずれかを含む適用値を記憶する適用値記憶手段を有し、
顧客の金融商品について、評価額がどれだけ下落した場合に取崩しを開始又は増額するかの変動条件の指定を受け付ける条件受付手段と、
前記条件受付手段で受け付けた変動条件を記憶する条件記憶手段と、
前記変動条件を処理する条件処理手段と、
を前記演算制御部が実現し、
前記条件処理手段は、
顧客の金融商品について、前記投資情報記憶手段に記憶されている前記投資金額と、前記適用値記憶手段に記憶されている前記基準価額及び前記外国為替レートの少なくとも一方と、に基いて評価額を所定周期で算出すると共に、算出した前記評価額を前記条件記憶手段に記憶されている変動条件と比較し、
評価額が変動条件まで下落したことを前記比較により確認すると、その金融商品の取崩しを前記計算手段に開始又は増額させるとともに、その時点で顧客への融資が存在する場合は、その融資金額及びその利息額の全部又は一部についても、前記投資金の取崩しを前記執行手段に行わせ、その取崩しの金額を返済金額として前記融資の返済を前記融資処理手段に行わせる
ことを特徴とする投資情報処理装置。 - 金融商品に関する情報処理を行うコンピュータからなる投資情報処理装置において、
前記コンピュータが、金融商品について、投資金の投資金額及び各月の分配金額を含む顧客ごとの投資情報について入力を受け付ける、投資情報受付手段と、
前記コンピュータが、前記投資情報受付手段で受け付けた投資情報を顧客ごとに記憶する、投資情報記憶手段と、
前記コンピュータが、顧客ごとに、各月の年金額について入力を受け付ける、年金額受付手段と、
前記コンピュータが、前記年金額受付手段で受け付けた各月の年金額を顧客ごとに記憶する、年金額記憶手段と、
前記コンピュータが、顧客ごとの希望月額の指定を受け付ける、希望受付手段と、
前記コンピュータが、前記希望受付手段で受け付けた希望月額を顧客ごとに記憶する、希望月額記憶手段と、
前記コンピュータが、顧客ごとに各月について、前記希望月額記憶手段に記憶されている希望月額から、前記年金額記憶手段に記憶されている年金額を減じて不足額を計算し、不足額が0より大きければその不足額をその月の前記分配金額と比較し、不足額までの分配金を払い出しすることを計算により決定すると共に、不足額が分配金額を超過する場合は不足分から分配金額を減じた超過分を前記投資金から取崩しすることを、計算により決定する、計算手段と、
前記コンピュータが、その顧客の前記金融商品について前記計算手段での決定を執行する、執行手段と、
を前記コンピュータの演算制御部により実現するとともに、
前記執行手段として、
前記コンピュータが、前記計算手段による計算結果にしたがって、前記不足額までの分配金の払出しについては、その不足額を、前記分配金額から減算すると共に、顧客の所定の入出金用残高へ加算することにより、分配金の払出しを行い、
前記コンピュータが、前記投資金の取崩しについては、前記超過分を、前記投資金額から減算すると共に、前記入出金用残高へ加算することにより、投資金の取崩しを行い、
金融商品を担保に顧客への融資に関する処理を行う融資処理手段を前記演算制御部が実現し、
その融資処理手段は、
融資にあたり、融資記録及び担保の設定として、(1)日付と、融資金額と、融資残高と、担保となる顧客の金融商品と、を所定の融資情報記憶手段に記憶させると共に、(2)前記投資情報記憶手段に記憶された投資情報に、顧客のその金融商品が担保となっている旨の制限情報を記録する、担保設定手段と、
前記担保設定手段で前記担保の設定が完了すると、融資金額を、所定の融資主体の入出金を行う所定の口座又は勘定項目から減算させると共に、顧客の入出金を行う所定の口座又は勘定項目へ加算させる、ための電子指示情報を出力する融資実行手段と、
融資の返済にあたり、
返済金額を、顧客の入出金を行う所定の口座又は勘定項目から減算させる一方、所定の融資主体の入出金を行う所定の口座又は勘定項目へ加算させる、ための電子指示情報を出力するとともに、
返済記録及び担保設定の解除として(1)日付と、返済金額と、融資残高と、を前記融資情報記憶手段に記憶させると共に、(2)融資残高がゼロとなった場合は、前記投資情報記憶手段に記憶された投資情報から、顧客のその金融商品が担保となっている旨の制限情報を削除する
返済解除手段と、
を有し、
入出力装置又は通信ネットワークを介して、顧客の金融商品について、分配金額又は運用利回りの少なくとも一方について、どれだけ下落又は上昇した場合に、取崩しを中止又は開始するかの変動条件の指定を受け付ける条件受付手段と、
前記条件受付手段で指定を受け付けた変動条件を記憶する条件記憶手段と、
前記変動条件を処理する条件処理手段と、
を前記演算制御部が実現し、
前記条件処理手段は、
顧客の金融商品について、前記投資情報記憶手段から分配金額を読み出し又は読み出した分配金額を投資金額で除して運用利回りを算出すると共に、それら分配金額又は運用利回りを前記条件記憶手段に記憶されている前記変動条件と比較し、分配金額又は運用利回りが前記変動条件まで下落又は上昇したことを前記比較により確認した場合に、その変動条件において取崩しを中止するか開始するかの別に応じ、
(1)その金融商品の取崩しを前記計算手段に中止させるとともに、前記計算手段で計算した前記超過分を融資金額とし、その金融商品を担保として、前記融資処理手段に顧客への融資を行わせ、
又は、
(2)その金融商品の取崩しを前記計算手段に開始させるとともに、その時点で顧客への融資が存在する場合は、その融資金額及びその利息額の全部又は一部についても、前記投資金の取崩しを前記執行手段に行わせ、その取崩しの金額を返済金額として前記融資の返済を前記融資処理手段に行わせる
ことを特徴とする投資情報処理装置。 - 金融商品に関する情報処理を行うコンピュータからなる投資情報処理装置において、
前記コンピュータが、金融商品について、投資金の投資金額及び各月の分配金額を含む顧客ごとの投資情報について入力を受け付ける、投資情報受付手段と、
前記コンピュータが、前記投資情報受付手段で受け付けた投資情報を顧客ごとに記憶する、投資情報記憶手段と、
前記コンピュータが、顧客ごとに、各月の年金額について入力を受け付ける、年金額受付手段と、
前記コンピュータが、前記年金額受付手段で受け付けた各月の年金額を顧客ごとに記憶する、年金額記憶手段と、
前記コンピュータが、顧客ごとの希望月額の指定を受け付ける、希望受付手段と、
前記コンピュータが、前記希望受付手段で受け付けた希望月額を顧客ごとに記憶する、希望月額記憶手段と、
前記コンピュータが、顧客ごとに各月について、前記希望月額記憶手段に記憶されている希望月額から、前記年金額記憶手段に記憶されている年金額を減じて不足額を計算し、不足額が0より大きければその不足額をその月の前記分配金額と比較し、不足額までの分配金を払い出しすることを計算により決定すると共に、不足額が分配金額を超過する場合は不足分から分配金額を減じた超過分を前記投資金から取崩しすることを、計算により決定する、計算手段と、
前記コンピュータが、その顧客の前記金融商品について前記計算手段での決定を執行する、執行手段と、
を前記コンピュータの演算制御部により実現するとともに、
前記執行手段として、
前記コンピュータが、前記計算手段による計算結果にしたがって、前記不足額までの分配金の払出しについては、その不足額を、前記分配金額から減算すると共に、顧客の所定の入出金用残高へ加算することにより、分配金の払出しを行い、
前記コンピュータが、前記投資金の取崩しについては、前記超過分を、前記投資金額から減算すると共に、前記入出金用残高へ加算することにより、投資金の取崩しを行い、
金融商品を担保に顧客への融資に関する処理を行う融資処理手段を前記演算制御部が実現し、
その融資処理手段は、
融資にあたり、融資記録及び担保の設定として、(1)日付と、融資金額と、融資残高と、担保となる顧客の金融商品と、を所定の融資情報記憶手段に記憶させると共に、(2)前記投資情報記憶手段に記憶された投資情報に、顧客のその金融商品が担保となっている旨の制限情報を記録する、担保設定手段と、
前記担保設定手段で前記担保の設定が完了すると、融資金額を、所定の融資主体の入出金を行う所定の口座又は勘定項目から減算させると共に、顧客の入出金を行う所定の口座又は勘定項目へ加算させる、ための電子指示情報を出力する融資実行手段と、
融資の返済にあたり、
返済金額を、顧客の入出金を行う所定の口座又は勘定項目から減算させる一方、所定の融資主体の入出金を行う所定の口座又は勘定項目へ加算させる、ための電子指示情報を出力するとともに、
返済記録及び担保設定の解除として(1)日付と、返済金額と、融資残高と、を前記融資情報記憶手段に記憶させると共に、(2)融資残高がゼロとなった場合は、前記投資情報記憶手段に記憶された投資情報から、顧客のその金融商品が担保となっている旨の制限情報を削除する
返済解除手段と、
を有し、
前記コンピュータが、前記金融商品に適用すべき買付単位、基準価額、手数料率、外国為替レート、信託報酬率、の少なくともいずれかを含む適用値を記憶する適用値記憶手段を有し、
入出力装置又は通信ネットワークを介して、顧客が保有している複数の金融商品のうち顧客の指定する第一の金融商品について、評価額がどれだけ下落した場合に取崩しを中止するか、及び、前記複数の金融商品のうち取崩しを代替する代替金融商品と、を含む変動条件の指定を受け付ける条件受付手段と、
前記条件受付手段で指定を受け付けた変動条件を記憶する条件記憶手段と、
前記変動条件を処理する条件処理手段と、
を前記演算制御部が実現し、
前記条件処理手段は、
前記第一の金融商品について、前記投資情報記憶手段に記憶されている前記投資金額と、前記適用値記憶手段に記憶されている前記基準価額及び前記外国為替レートの少なくとも一方と、に基いて評価額を所定周期で算出すると共に、算出した前記評価額を前記条件記憶手段に記憶されている変動条件と比較し、
評価額が変動条件まで下落したことを前記比較により確認すると、その第一の金融商品の取崩しを前記計算手段に中止させるとともに、その代替として、前記変動条件で定められている前記代替金融商品の取崩しを、前記計算手段に開始させる
ことを特徴とする投資情報処理装置。 - 所定の基礎データから各月の年金額を算出するための計算式を用いて年金額を算出する年金額算出手段を前記演算制御部が実現し、
その年金額算出手段は、
顧客ごとに年金額の基礎となる基礎データとして少なくとも、年金の種類と、算出基礎となる金額と、加入期間と、の入力を受け付け、
前記基礎データから前記計算式を用いて、その顧客の各月の年金額を算出して前記年金額記憶手段に記憶させる
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の投資情報処理装置。 - 前記計算手段は、前記希望月額から前記年金額を減じた前記不足額が、前記分配金額未満のときは、その分配金額からその不足額を減算した分配金額の残額について、前記金融商品に再投資することを計算により決定し、
前記執行手段は、前記再投資については、前記分配金額から不足額を減算した分配金額の残額について、ゼロにすると共に、前記投資金額に加算することにより、再投資を行う ことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の投資情報処理装置。 - 前記希望受付手段は、受取可能な月額を算出する可能月額算出手段を有し、
その可能月額算出手段は、
資金をいつまで受け取りたいかの終期の指定を受け付け、
前記投資情報記憶手段に記憶されている投資金額と、年金支給開始又は金融商品からの受取の開始から前記終期までの期間について前記年金額記憶手段に記憶されている各月の年金額と、を所定の試算用メモリ領域へコピーしたうえ、この試算用メモリ領域において、
{その時点で最も少ない各月の第一の年金額と次に少ない各月の第二の年金額を検索し、前記第二の年金額から前記第一の年金額を減じた各月の差分の合計額を、投資金額から減算して前記各月の第一の年金額に加算する}処理を、全ての月の年金額が等しくなるか投資金額が0以下になるまで繰り返したうえ、投資金額の残額があればその残額を全月数で除して各月に加算して均等配分し、その時点の最も年金額が少ない月の年金額を、可能な希望月額として算出し、
算出した前記希望月額を出力し、所定の承認操作を受け付けたうえ、その希望月額を前記希望月額記憶手段に記憶させる
ことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の投資情報処理装置。 - 前記希望受付手段は、受取可能な期間を算出する可能期間算出手段を有し、
その可能期間算出手段は、
希望月額の指定を受け付け、
前記投資情報記憶手段に記憶されている投資金額と、年金支給開始からの各月について前記年金額記憶手段に記憶されている年金額と、を所定の試算用メモリ領域へコピーしたうえ、この試算用メモリ領域において、
最初の月から順に、その月の年金額を前記希望月額から減じた差額を算出してその差額を前記投資金額から減算する処理を、投資金額が0以下になるまで繰り返すことにより、可能な期間を算出し、
算出した前記可能な期間を出力し、所定の承認操作を受け付けたうえ、指定されている前記希望月額を前記希望月額記憶手段に記憶させる
ことを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の投資情報処理装置。 - 前記希望受付手段は、
投資金額あたりの想定分配金額の指定を受け付け、この想定分配金額を前記試算用メモリ領域において各月の年金額に加算したうえ、前記可能月額算出手段で前記可能な希望月額を算出する
ことを特徴とする請求項9記載の投資情報処理装置。 - 前記金融商品に適用すべき買付単位、基準価額、手数料率、外国為替レート、信託報酬率、の少なくともいずれかを含む適用値を記憶する適用値記憶手段を有し、
前記計算手段又は前記執行手段の少なくとも一方は、
前記投資情報記憶手段に記憶されている投資金額から所定のタイミングで前記信託報酬率を控除するとともに、
前記計算又は前記執行にあたり、前記適用値記憶手段に記憶されている前記適用値に基いて、前記金融商品の売買について、前記買付単位への切り上げもしくは切り下げ、基準価額の乗除、前記手数料率の控除、及び、外貨建て金融商品にあっては前記外国為替レートの乗除、を行う
ことを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の投資情報処理装置。 - 前記投資情報受付手段は、前記金融商品について、投資金の取崩し又は分配金の払出しができない特定月の指定を受け付けるとともに前記投資情報記憶手段に記憶させ、
前記融資処理手段が、
前記投資情報記憶手段に記憶されている前記特定月については、前記計算手段で計算した前記不足額及び超過分の一方又は合計額を融資金額とし、その金融商品を担保として、顧客への融資を行なうとともに、
前記特定月より後の特定月でない最初の月に、当月分の前記投資金の取崩し又は分配金の払出しに加え、前記融資金額及びその利息額の合計額について、前記投資金の取崩し又は分配金の払出しを前記執行手段に行わせ、その取崩し又は払出しの金額を返済金額として前記融資の返済を行う
ことを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載の投資情報処理装置。 - 前記年金額受付手段は、前記年金額を家族の各構成員ごとに受け付け、
前記年金額記憶手段は、月ごとに、家族の各構成員について前記年金額受付手段で入力を受け付けた年金額もしくは前記年金額算出手段で算出した年金額を加算した合計額を世帯の年金額として記憶するとともに、その世帯の年金額を、前記計算手段に年金額として受け渡す
ことを特徴とする請求項7に記載の投資情報処理装置。 - 金融商品に関する情報処理をコンピュータが行う投資情報処理方法において、
前記コンピュータが、金融商品について、投資金の投資金額及び各月の分配金額を含む顧客ごとの投資情報について入力を受け付ける、投資情報受付処理と、
前記コンピュータが、前記投資情報受付処理で受け付けた投資情報を顧客ごとに、所定の投資情報記憶手段に記憶させる処理と、
前記コンピュータが、顧客ごとに、各月の年金額について入力を受け付ける、年金額受付処理と、
前記コンピュータが、前記年金額受付処理で受け付けた各月の年金額を顧客ごとに、所定の年金額記憶手段に記憶させる年金額記憶処理と、
前記コンピュータが、顧客ごとの希望月額の指定を受け付ける、希望受付処理と、
前記コンピュータが、前記希望受付処理で受け付けた希望月額を顧客ごとに、所定の希望月額記憶手段に記憶させる処理と、
前記コンピュータが、顧客ごとに各月について、前記希望月額記憶手段に記憶されている希望月額から、前記年金額記憶手段に記憶されている年金額を減じて不足額を計算し、不足額が0より大きければその不足額をその月の前記分配金額と比較し、不足額までの分配金を払い出しすることを計算により決定すると共に、不足額が分配金額を超過する場合は不足分から分配金額を減じた超過分を前記投資金から取崩しすることを、計算により決定する、計算処理と、
前記コンピュータが、その顧客の前記金融商品について前記計算処理での決定を執行する、執行処理と、
を有するとともに、
前記執行処理において、
前記コンピュータが、前記計算処理による計算結果にしたがって、前記不足額までの分配金の払出しについては、その不足額を、前記分配金額から減算すると共に、顧客の所定の入出金用残高へ加算することにより、分配金の払出しを行い、
前記コンピュータが、前記投資金の取崩しについては、前記超過分を、前記投資金額から減算すると共に、前記入出金用残高へ加算することにより、投資金の取崩しを行い、
前記コンピュータが、金融商品を担保に顧客への融資に関する処理を行う融資処理を実行し、
その融資処理は、融資にあたっての担保設定処理及び融資実行処理と、融資の返済にあたっての返済解除処理と、を有し、
前記担保設定処理では、前記コンピュータが、融資記録及び担保の設定として、(1)日付と、融資金額と、融資残高と、担保となる顧客の金融商品と、を所定の融資情報記憶手段に記憶させると共に、(2)前記投資情報記憶手段に記憶された投資情報に、顧客のその金融商品が担保となっている旨の制限情報を記録し、
前記融資実行処理では、前記コンピュータが、前記担保設定処理で前記担保の設定が完了した場合に、融資金額を、所定の融資主体の入出金を行う所定の口座又は勘定項目から減算させると共に、顧客の入出金を行う所定の口座又は勘定項目へ加算させる、ための電子指示情報を出力し、
前記返済解除処理では、
前記コンピュータが、返済金額を、顧客の入出金を行う所定の口座又は勘定項目から減算させる一方、所定の融資主体の入出金を行う所定の口座又は勘定項目へ加算させる、ための電子指示情報を出力し、
前記コンピュータが、返済記録及び担保設定の解除として(1)日付と、返済金額と、融資残高と、を前記融資情報記憶手段に記憶させると共に、(2)融資残高がゼロとなった場合は、前記投資情報記憶手段に記憶された投資情報から、顧客のその金融商品が担保となっている旨の制限情報を削除し、
前記金融商品に適用すべき買付単位、基準価額、手数料率、外国為替レート、信託報酬率、の少なくともいずれかを含む適用値を記憶する適用値記憶手段を前記コンピュータが有し、
前記コンピュータが、顧客の金融商品について、評価額がどれだけ下落した場合に取崩しを中止するかの変動条件の指定を受け付ける、条件受付処理と、
前記コンピュータが、前記条件受付処理で受け付けた変動条件を所定の条件記憶手段に記憶させる処理と、
前記コンピュータが、前記変動条件を処理する条件処理と、
を有し、
前記条件処理において、
前記コンピュータが、顧客の金融商品について、前記投資情報記憶手段に記憶されている前記投資金額と、前記適用値記憶手段に記憶されている前記基準価額及び前記外国為替レートの少なくとも一方と、に基いて評価額を所定周期で算出すると共に、算出した前記評価額を前記条件記憶手段に記憶されている変動条件と比較し、
前記コンピュータが、評価額が変動条件まで下落したことを前記比較により確認すると、その金融商品の取崩しを前記計算処理により中止させるとともに、前記計算処理で計算した前記超過分を融資金額とし、その金融商品を担保として顧客への融資を、前記融資処理によって行なう
ことを特徴とする投資情報処理方法。 - コンピュータを制御することにより、金融商品に関する情報処理を行なわせる投資情報処理プログラムにおいて、
そのプログラムは、
前記コンピュータを制御することにより、金融商品について、投資金の投資金額及び各月の分配金額を含む顧客ごとの投資情報について入力を受け付ける投資情報受付処理を実行させ、
前記コンピュータを制御することにより、前記投資情報受付処理で受け付けた投資情報を顧客ごとに、所定の投資情報記憶手段に記憶させる年金額記憶処理を実行させ、
前記コンピュータを制御することにより、顧客ごとに、各月の年金額について入力を受け付ける年金額受付処理を実行させ、
前記コンピュータを制御することにより、前記年金額受付処理で受け付けた各月の年金額を顧客ごとに、所定の年金額記憶手段に記憶させ、
前記コンピュータを制御することにより、顧客ごとの希望月額の指定を受け付ける希望受付処理を実行させ、
前記コンピュータを制御することにより、前記希望受付処理で受け付けた希望月額を顧客ごとに、所定の希望月額記憶手段に記憶させ、
前記コンピュータを制御することにより、顧客ごとに各月について、前記希望月額記憶手段に記憶されている希望月額から、前記年金額記憶手段に記憶されている年金額を減じて不足額を計算し、不足額が0より大きければその不足額をその月の前記分配金額と比較し、不足額までの分配金を払い出しすることを計算により決定すると共に、不足額が分配金額を超過する場合は不足分から分配金額を減じた超過分を前記投資金から取崩しすることを、計算により決定する、計算処理を実行させ、
前記コンピュータを制御することにより、その顧客の前記金融商品について前記計算処理での決定を執行する執行処理を実行させ、
前記執行処理においては、
前記コンピュータを制御することにより、前記計算処理による計算結果にしたがって、前記不足額までの分配金の払出しについては、その不足額を、前記分配金額から減算させると共に、顧客の所定の入出金用残高へ加算させることにより、分配金の払出しを実行させ、
前記コンピュータを制御することにより、前記投資金の取崩しについては、前記超過分を、前記投資金額から減算させると共に、前記入出金用残高へ加算させることにより、投資金の取崩しを実行させ、
前記コンピュータを制御することにより、金融商品を担保に顧客への融資に関する融資処理を実行させ、
その融資処理は、融資にあたっての担保設定処理及び融資実行処理と、融資の返済にあたっての返済解除処理と、を有し、
前記担保設定処理において、前記コンピュータを制御することにより、融資記録及び担保の設定として、(1)日付と、融資金額と、融資残高と、担保となる顧客の金融商品と、を所定の融資情報記憶手段に記憶させると共に、(2)前記投資情報記憶手段に記憶された投資情報に、顧客のその金融商品が担保となっている旨の制限情報を記録させ、
前記融資実行処理において、前記コンピュータを制御することにより、前記担保設定処理で前記担保の設定が完了した場合に、融資金額を、所定の融資主体の入出金を行う所定の口座又は勘定項目から減算させると共に、顧客の入出金を行う所定の口座又は勘定項目へ加算させる、ための電子指示情報を出力させ、
前記返済解除処理では、
前記コンピュータを制御することにより、返済金額を、顧客の入出金を行う所定の口座又は勘定項目から減算させる一方、所定の融資主体の入出金を行う所定の口座又は勘定項目へ加算させる、ための電子指示情報を出力させ、
前記コンピュータを制御することにより、返済記録及び担保設定の解除として(1)日付と、返済金額と、融資残高と、を前記融資情報記憶手段に記憶させると共に、(2)融資残高がゼロとなった場合は、前記投資情報記憶手段に記憶された投資情報から、顧客のその金融商品が担保となっている旨の制限情報を削除させ、
前記金融商品に適用すべき買付単位、基準価額、手数料率、外国為替レート、信託報酬率、の少なくともいずれかを含む適用値を記憶する適用値記憶手段を前記コンピュータが有し、
前記コンピュータを制御することにより、顧客の金融商品について、評価額がどれだけ下落した場合に取崩しを中止するかの変動条件の指定を受け付ける、条件受付処理を実行させ、
前記コンピュータを制御することにより、前記条件受付処理で受け付けた変動条件を所定の条件記憶手段に記憶させ、
前記コンピュータを制御することにより、前記変動条件を処理する条件処理を実行させ、
前記条件処理において、
前記コンピュータを制御することにより、顧客の金融商品について、前記投資情報記憶手段に記憶されている前記投資金額と、前記適用値記憶手段に記憶されている前記基準価額及び前記外国為替レートの少なくとも一方と、に基いて評価額を所定周期で算出させると共に、算出した前記評価額を前記条件記憶手段に記憶されている変動条件と比較させ、
前記コンピュータを制御することにより、評価額が変動条件まで下落したことを前記比較により確認すると、その金融商品の取崩しを前記計算処理において中止させるとともに、前記計算処理で計算した前記超過分を融資金額とし、その金融商品を担保として顧客への融資を、前記融資処理によって行わせる
ことを特徴とする投資情報処理プログラム。
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