JP4605523B2 - 圧造機におけるトランスファチャック - Google Patents

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本発明は、複数のダイが並設されたダイブロックの前面にチャックフレームをダイの並設方向に往復揺動可能に設けると共に、チャックフレームの前面に、開閉チャックやオープンチャックをもつチャックユニットを交換可能に取り付けてなる圧造機におけるトランスファチャックに関する。
従来、この種のトランスファチャックとしては、たとえばラムの往復運動に連動して回転するカム軸に周縁カムを固定すると共に、隣り合うダイの前面間を往復運動する管軸の下端に一対の開閉チャックを開閉自由に支持して、その管軸内に上記一対のチャックと係合してその軸方向の移動により上記チャックを開閉する操作棒を挿通し、フレームに固定した支持体に一端部が上記周縁カムに係合する方向に揺動付勢されたレバーを揺動自由に軸支して、そのレバーの遊端部を操作棒に係合し、上記チャックをラムと連動して開閉する構成とする一方、ダイブロックの隣り合うダイの中間位置の上方に軸心を鉛直方向とする第1歯車を設けると共に、ラムの往復動に連動して第1歯車の軸心を中心とする左右の揺動角が等しい一定角度の揺動を生ずる揺動体(チャックフレーム)に第2歯車を回転自由に支持して、この第2歯車の中心に固定して垂下した支持軸の下端に上記チャックを支持し、第1歯車と第2歯車が互いに近接した噛合位置と、互いに離反した非噛合位置に移動可能として、開閉チャックで挟持されたワークを、両歯車の噛合状態で180°回転させ、また、両歯車の非噛合状態で元の姿勢を保ったままで隣り合う他のダイにの前面に移送するようにしたものが知られている。
実公昭62−35545号 公報
ところが、上記したトランスファチャックによれば、ラムの往復運動に連動して操作棒を上下移動させるチャック開閉用のレバーを備えた複雑なカム連動機構をダイブロックの上部に設ける必要があり、そのため構造が非常に複雑で圧造機への組付けも煩雑となる問題があり、また、カム連動機構により開閉チャックの位置や動きに制約を受けるといった問題を有していた。
そこで本発明は、開閉チャックの開閉駆動を行うに際し、ラムの往復運動に連動するカム連動機構との関連をなくして、開閉チャックの位置及び開閉機能が入用なタイミングに応じてコンピュータ化できるようにし、その上、開閉チャックに多彩な動きを与えられる圧造機におけるトランスファチャックの提供を課題とする。
上記課題を解決するために、本願の請求項1に記載の発明は、複数のダイが並設されたダイブロックの前面にチャックフレームをダイの並設方向に往復揺動可能に設けると共に、チャックフレームの前面に、開閉チャックをもつチャックユニットを交換可能に取り付けてなる圧造機におけるトランスファチャックであって、チャックユニットにおけるチャック本体の下部に一対の開閉チャックを軸支する支持台を支持すると共に、チャック本体の上部に上記チャックを開閉させる駆動軸を上下移動可能に支持し、かつ、駆動軸の下端を連係機構を介して上記チャックに連結し、駆動軸の上下移動により上記チャックを開閉させる一方、チャック本体の上部に駆動軸を所定のタイミングにて上下移動させるサーボモータからなる駆動手段を設けると共に、駆動軸を常時は下方へ付勢して開閉チャックを閉じる付勢手段を設け、かつ、駆動軸の上部とサーボモータのボールネジとを連結部材を介してそれぞれ回転自由に連結して、サーボモータの回転によりボールネジを上昇させたとき、連結部材を介して駆動軸を付勢手段に抗し引き上げて上記チャックを開放させる一方、ボールネジを下降させたとき、付勢手段による一定の付勢力で駆動軸を押し下げて上記チャックを閉鎖させるように連結部材とボールネジとの間に軸方向の遊びを設けたことを特徴とする。
また、本願の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加えて、チャック本体の上部に駆動軸を上下移動及び回転可能に支持すると共に、駆動軸の下部を支持台の中心部に回転不能でかつ軸方向に移動可能に支持する一方、ダイブロックの隣り合うダイの中間位置の上方にチャックユニットが往復揺動によりダイ間を移動する軌跡に合わせてピッチサークルが設けられた第1歯車を設けると共に、この第1歯車と噛み合う第2歯車をもった筒軸をチャック本体の上方支持部に回転自由に支持し、かつ、筒軸内に駆動軸の上部を回転不能でかつ軸方向に移動可能に挿通して、チャックユニットの往復揺動時第1歯車と第2歯車との噛み合いにより駆動軸を回転させて支持台をチャック本体に対し180°回転させるようにしたことを特徴とする。
また、本願の請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の構成に加えて、チャックフレーム側に、チャックユニットが往復揺動によりダイ間を移動する所定のタイミングに合わせてチャックユニットを前後移動又は昇降のいずれか一方、或いは両方を行う前後移動手段と昇降手段とを備えていることを特徴とする。
さらに、本願の請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の構成に加えて、チャックフレーム側に、チャックユニットが往復揺動によりダイ間を移動する所定のタイミングに合わせてチャックユニットを前方に振り子運動させる振り子運動手段を備えていることを特徴とする。
本発明の圧造機におけるトランスファチャックによれば、ダイブロック前面に設けられるチャックユニットのチャック本体の上部に、チャック開閉用の駆動軸を所定のタイミングにて上下移動させるサーボモータからなる駆動手段を積極的に設けるようにしたので、従来のように駆動軸を上下動させてチャックの開閉動作を行う揺動レバーが不要となり、これによりラムの往復運動に連動するカム連動機構との関連がなくなるため、開閉チャックの位置及び開閉機能が入用なタイミングに応じてコンピュータ化することができる。しかも、駆動軸を常時は下方へ付勢して開閉チャックを閉じる付勢手段を設け、かつ、駆動軸の上部とサーボモータのボールネジとを連結部材を介してそれぞれ回転自由に連結して、サーボモータの回転によりボールネジを上昇させたとき、連結部材を介して駆動軸を付勢手段に抗して引き上げて上記チャックを開放させる一方、ボールネジを下降させたとき、付勢手段による一定の付勢力で駆動軸を押し下げて上記チャックを閉鎖させるように連結部材とボールネジとの間に軸方向の遊びを設けたから、開閉チャックがワークを挟持するときには、常に付勢手段による一定の付勢力でワークを落としたり或は傷付けたりすることなく確実に挟持することができる。
また、ダイブロックの隣り合うダイの中間位置の上方に設けられる第1歯車と噛み合う第2歯車をもった筒軸をチャック本体の上方支持部に回転自由に支持し、かつ、筒軸内に駆動軸の上部を回転不能でかつ軸方向に移動可能に挿通して、チャックユニットの往復揺動時第1歯車と第2歯車との噛み合いにより駆動軸を回転させて支持台をチャック本体に対し180°回転させるようにすれば、簡単な構成で駆動軸をその上下移動を許しながら回転させることができる。
さらに、チャック本体の上部にサーボモータなどの駆動手段を設ける構成とすることにより、チャックフレーム側に前後移動手段や昇降手段或いは振り子運動手段などを設けて、チャックユニットをチャックフレームに対して容易に前後移動させたり、昇降させたり或いは前方に振り子運動させることが可能となり、その結果、開閉チャックに開閉動作と180°の回転動作の他、前後移動や昇降など多彩な動きを与えることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1及び図2は本発明に係るトランスファチャックを備えた圧造機を示し、この圧造機1における機台2の所定位置にはダイブロック3が配設されており、該ダイブロック3には、粗から精に至る複数個のダイ4…4が一定間隔に並設されている。また、上記ダイブロック3の前方位置には、ダイブロック3に対して前後動するラム(図示せず)が設けられ、ラムの前面には、上記ダイ4…4と対向するように複数個のパンチ(図示せず)が配設されている。
上記ダイブロック3の上方には、素材を前段側のダイから最終段のダイにかけて順次搬送するトランスファチャック5が装備されており、このトランスファチャック5は、上記機台2上に配置されたフレーム部材6と、該フレーム部材6の両側部に一端が枢着されて揺動自在とされた左右一対の揺動アーム7,7と、これらの揺動アーム7,7の他端に両側部がそれぞれ回動可能とされたチャックフレーム8と、該チャックフレーム8と上記フレーム部材6との間において両側部が上記一対の揺動アーム7,7にそれぞれ回動自在に連結された中間フレーム9と、上記チャックフレーム8の前面に上記各ダイ4の並設間隔と同間隔に、かつ各ダイ4と同数個として設けられた複数のチャックユニットA,B,Cとを備えている。上記チャックフレーム8の一側部には、ラムの進退動作に同期して所定ストロークで往復駆動される駆動ロッドRによりチャックフレーム8を各ダイ4の並設方向に往復動することにより、該チャックフレーム8の前面に取り付けられた各チャックユニットA,B,Cを隣接するダイ4の軸芯前面位置間で往復駆動するようになっている。
そして、本発明にかかるチャックユニットBは、図3及び図4に示すように、上記チャックフレーム8の前面に着脱可能に取り付けられるカセット構造のチャック本体11を備え、このチャック本体11の下方支持部11aに一対の開閉チャック12,13を軸支する支持台14をこれの中心部に形成した円筒部14aを介して回転のみ可能に支持すると共に、チャック本体11の上方支持部11bに後述する筒軸を介して上記チャック12,13を開閉させる駆動軸15を上下移動及び回転可能に支持している。そして、駆動軸15の下部を円筒部14aに挿通させ、その下端を後述する連結機構を介して上記チャック12,13に連結し駆動軸15の上下移動により上記チャック12,13を開閉させる一方、駆動軸15の下部近くを支持台14の中心部に回転不能でかつ軸方向に移動可能に支持させ、駆動軸15の回転により支持台14を一体的に回転させるように構成している。なお、支持台14に駆動軸15を回転不能でかつ軸方向に移動可能に支持する構造としては、たとえば長孔とピンによる結合やスプライン結合を採用すればよい。
また、中間フレーム9の上部にチャックユニットBが往復揺動によりダイ間を移動する軌跡に合わせてピッチサークルが設けられた第1歯車16を設ける一方、この第1歯車16と噛み合う第2歯車17をもった筒軸18をチャック本体11の上方支持部11bに回転自由に支持し、かつ、筒軸18内に上記駆動軸15の上部を回転不能でかつ軸方向に移動可能に挿通して、チャックユニットBの往復揺動時、第1歯車16と第2歯車17との噛み合いにより駆動軸15を、つまり支持台14をチャック本体11に対し180°回転させるように構成している。なお、筒軸18内に駆動軸15の上部を回転不能でかつ軸方向に移動可能に支持する構造としては、たとえば長孔とピンによる結合やスプライン結合を採用すればよい。
また、チャック本体11の上方支持部11b下面と駆動軸15の中間部との間に駆動軸15を常時は下方へ付勢する付勢ばね19を設ける一方、駆動軸15の上端部に連結部15aを設けると共に、チャック本体11の上方支持部11b前面に上方に立ち上がるブラケット21を設けると共に、ブラケット21にボールネジ22を有するサーボモータ23を設けて、ボールネジ22の先端部と駆動軸15の上端連結部15aとを連係枠24を介してそれぞれ回転自由に連結し、サーボモータ23の回転に伴うボールネジ22の上下動により連係枠24を介して駆動軸15を上下移動させるように構成されている。つまり、ボールネジ22を上動することにより、連係枠24を介して駆動軸15を付勢ばね19に抗して持ち上げて開閉チャック12,13を開放し、また、ボールネジ22を下動することにより、連係枠24を介して駆動軸15を付勢ばね19により下方に移動させて開閉チャック12,13を閉じてワークWを掴むように構成されている。
図に示す実施の形態では、ボールネジ22を下降させたとき、付勢ばね19による所定の付勢力で駆動軸15を押し下げて上記チャック12,13を閉鎖させるように、連係枠24とボールネジ22との間に軸方向の遊びSを設けている。
一方、支持台14には爪部とアーム部とでなる一対の開閉チャック12,13を交差状に軸支すると共に、開閉チャック12,13の軸支部近くに設けた揺動連結板25,26を介して駆動軸15を開閉チャック12,13と連結し、開閉チャック12,13が開くときは、駆動軸15における各揺動連結板25,26との軸支点と開閉チャック12,13における揺動板25,26との軸支点が三角状となり、開閉チャック12,13が閉じるときは、三つの軸支点が一直線状に近付いて蝶番が開いた突っ張り状態となって強力なグリップ力を発生させるように構成している。これにより開閉チャック12,13によるワークWの挟持が突っ張り作用を利用して確実かつ強固に行え、移送時の振り落としがなくなり、ワーク移送の高速化を図ることができる。
また、上記サーボモータ23の駆動タイミングは、たとえばラムを前後動させるクランク軸又はクランク軸等を駆動する主駆動モータ側からロータリーエンコーダー等によってとり、コンピュータなどの制御手段(図示せず)を介してサーボモータ23を駆動するようにすればよい。
また、ワークWの大きさや形状をチェックする際には、作業者の操作部(図示せず)の操作によりサーボモータ23を任意に駆動して開閉チャック12,13を開放させたり、或いはワークWのパンチへの食い付きなどの不具合が発生した場合、これを検出するセンサー(図示せず)からの検出信号によりサーボモータ23を優先駆動して開閉チャックを強制的に開放させたりするように構成されている。
上記した回転移送用の開閉チャック12,13を備えたチャックユニットBのチャックフレーム8への取り付けは、チャックフレーム8の前面所定位置に設けられたネジ孔8aにチャック本体11のボス部11cに挿通したボルト30,30を締結すればよい。
以上のように本発明の圧造機におけるトランスファチャックによれば、チャックユニットBにおけるチャック本体11の下部に一対の開閉チャック12,13を軸支する支持台14を支持すると共に、チャック本体11の上部に上記チャック12,13を開閉させる駆動軸15を上下移動可能に支持する一方、駆動軸15の下端を連係機構を介して上記チャック12,13に連結し駆動軸の上下移動により上記チャック12,13を開閉させる一方、チャック本体11の上部に駆動軸15の上部と連係枠24を介して係合するボールネジ22を有するサーボモータ23を設けてサーボモータ23の回転により駆動軸15を上下移動させるように構成したから、従来のように駆動軸を上下動させて開閉チャックの開閉駆動を行う揺動レバーが不要となり、つまり揺動レバーを駆動するための複雑なカム駆動機構を不要にでき、開閉チャックの位置及び開閉機能が入用なタイミングに応じてコンピュータ化することができる。
また、ダイブロック3の隣り合うダイ4の中間位置の上方に設けられる第1歯車16と噛み合う第2歯車17をもった筒軸18をチャック本体11の上方支持部11bに回転自由に支持し、かつ、筒軸18内に駆動軸15の上部を回転不能でかつ軸方向に移動可能に挿通して、チャックユニットBの往復揺動時、第1歯車16と第2歯車17との噛み合いにより駆動軸15を回転させて支持台14をチャック本体11に対し180°回転させるように構成しているので、一つの駆動軸15の回転と上下移動により開閉チャック12,13の180°回転とチャック12,13の開閉とを簡単な構造で正確に行うことができる。
さらに、駆動軸15を常時は下方へ付勢して開閉チャック12,13を閉じる付勢ばね19を設けると共に、駆動軸15の上部とサーボモータ23のボールネジ22とを連係枠24を介してそれぞれ回転自由に連結して、サーボモータ23の回転によりボールネジ22を上昇させたとき、連係枠24を介して駆動軸15を付勢ばね19に抗し引き上げて上記チャック12,13を開放させる一方、ボールネジ22を下降させたとき、付勢ばね19による所定の付勢力で駆動軸15を押し下げて上記チャック12,13を閉鎖させるように、連係枠24とボールネジとの間に軸方向の遊びSを設けているから、ボールネジ22を降下させて開閉チャック12,13でワークWを挟持するときには、上記遊びSによりボールネジ22が駆動軸15を直接押し下げるのではなく、付勢ばね19の付勢力で駆動軸15を押し下げることになる。これにより、ボールネジ22を遊びSの範囲内で停止することにより、常に付勢ばね19による一定の付勢力でワークWを傷付けたり或は落としたりすることなく確実に挟持できる。
また、チャックユニットBの上部に設けたサーボモータ23により開閉チャック12,13を開閉させる構成とした場合、チャックユニットBをチャックフレーム8に対して前後移動させたり昇降させたりする前後移動手段32や昇降手段33を無理なく設けることができ、その結果、開閉チャック12,13に前後移動や昇降など多彩な動きを与えることが可能となる。
つまり、図5に示すようにチャックフレーム8を揺動アーム7に支持される第1フレーム8AとチャックユニットBを支持する第2フレーム8Bとに分割し、第2フレーム8Bを第1フレーム8Aに対しガイド杆31,31を介して前後方向に移動可能支持すると共に、第1フレーム8Aに設けられた前後シリンダ32により第2フレーム8Bを第1フレーム8Aに対し前後移動させるように構成する一方、第1フレーム8AにチャックユニットBを溝嵌合により昇降可能に支持すると共に、第2フレーム8Bに設けられた昇降シリンダ33によりチャックユニットBを第2フレーム8Bに対し昇降させるように構成する。
このように前後シリンダ32を設けて、所定のタイミングで第2フレーム8Bと共にチャックユニットBを前方への移動させる場合には、たとえば短いショルダーパーツ等の圧造したワークWを開閉チャック12,13で積極的にダイから前方につまみ出すことができるし、また、バルブリテーナー等のパーツの両面を圧造する際、圧造時及びワークWがダイから押し出されるときには開閉チャック12,13の爪部をダイ4に密着させ、回転移送するときはそのワークWをダイ4に当たらない距離まで離すようにして回転運動を妨げないように前後移動させることも可能となる。また、昇降シリンダ33を設けることにより、開閉チャック12,13の爪の開き代より太径のパンチによる圧造に対しても開閉チャック12,13を上方位置に逃がすことが可能となる。これにより、圧造中にパンチ径を越えて前工程のワークWのチャッキングが行える位置に移動が行え、難形状パーツ、熱間圧造機に対してその効果は大きい。その結果、開閉チャック12,13に開閉動作と180°の回転動作の他、前後移動や昇降など多彩な動きを与えることが可能となる。
なお、前後移動シリンダ32及び昇降シリンダ33の作動タイミングは、たとえばラムを前後動させるクランク軸又はクランク軸等を駆動する主駆動モータ側からロータリーエンコーダー等によってとり、コンピュータなどの制御手段(図示せず)を介して作動するようにすればよい。
また、前後移動シリンダ32及び昇降シリンダ33は両方設ける他、いずれか一方であってもよい。また、チャックユニットBの前後移動手段を設ける場合、上記した前後シリンダ31による他、図6に示すようにラムの往復運動に連動するカム駆動機構34をを介して前後動する前後移動杆35を設けて、この前後移動杆35の前後移動によりこれの先端に固定した第2フレーム8Bを所定のタイミングで前後移動させる構成としてもよい。
さらに、前後移動手段又は昇降手段に代えてチャックユニットBをチャックフレーム8に対して前方に振り子運動させる振り子運動機構36を設けてもよい。この場合、図7に示すようにチャックフレーム8にチャックユニットBの中間上部をピン37により支持して前方に揺動可能に支持する一方、ラムの往復運動に連動するカム駆動機構38を介して前後動する前後移動杆39を設けて、この前後移動杆39の前後移動によりこれの先端の当接させたチャックユニットBを所定のタイミングで前方に振り子運動させる構成としてもよい。この場合にも、振り子運動機構36を無理なく設けることができると共に、上記した前後移動シリンダ32と昇降シリンダ33を設けた場合と同様の効果が得られる。
また、ノックアウトピンの折損又はパンチに食い付いたワークWによる2ヶ噛みを感知するセンサー(図示せず)を設けて、センサーからの2ヶ噛み検出信号に基づき制御装置を介してサーボモータ23を駆動して開閉チャックを開くように構成すれば、前工程のワークWが落下して2度打ちを防止できる。また、作業者が任意にサーボモータ23を駆動して開閉チャックを開かせて中間工程のワークWを取り出してワークWの大きさや形状等をチェックすることもできる。
なお、チャックユニットAは上部にボールネジ付きのサーボモータを備えた平行移送用の開閉チャック(基本的にチャックユニットBのチャック開閉機構と同様の構造となるのでその説明については省略する。)であり、またチャックユニットCは既存の回転平行移送用のオープンチャックである。また、チャックユニットA,B,Cは必要に応じて交換できることは勿論である。
本発明の実施形態を示す一部切欠側断面図である。 同一部切欠平断面図である。 本発明にかかるチャックユニットの一部省略説明図である。 同チャックユニットの挟持状態を示す説明図である。 別の実施の形態を示す要部の側断面図である。 別の実施の形態を示す要部の概略側断面図である。 別の実施の形態を示す要部の概略側断面図である。
符号の説明
1 圧造機
3 ダイブロック
4 ダイ
5 トランスファチャック
8 チャックフレーム
B チャックユニット
11 チャック本体
12 開閉チャック
13 開閉チャック
14 支持台
15 駆動軸
16 第1歯車
17 第2歯車
18 筒軸
19 付勢ばね
22 ボールネジ
23 サーボモータ
24 連係枠
25 揺動連結板
26 揺動連結板
32 前後移動シリンダ
33 昇降シリンダ
35 前後移動杆
36 振り子運動機構

Claims (4)

  1. 複数のダイが並設されたダイブロックの前面にチャックフレームをダイの並設方向に往復揺動可能に設けると共に、チャックフレームの前面に、開閉チャックをもつチャックユニットを交換可能に取り付けてなる圧造機におけるトランスファチャックであって、チャックユニットにおけるチャック本体の下部に一対の開閉チャックを軸支する支持台を支持すると共に、チャック本体の上部に上記チャックを開閉させる駆動軸を上下移動可能に支持し、かつ、駆動軸の下端を連係機構を介して上記チャックに連結し、駆動軸の上下移動により上記チャックを開閉させる一方、チャック本体の上部に駆動軸を所定のタイミングにて上下移動させるサーボモータからなる駆動手段を設けると共に、駆動軸を常時は下方へ付勢して開閉チャックを閉じる付勢手段を設け、かつ、駆動軸の上部とサーボモータのボールネジとを連結部材を介してそれぞれ回転自由に連結して、サーボモータの回転によりボールネジを上昇させたとき、連結部材を介して駆動軸を付勢手段に抗し引き上げて上記チャックを開放させる一方、ボールネジを下降させたとき、付勢手段による一定の付勢力で駆動軸を押し下げて上記チャックを 閉鎖させるように連結部材とボールネジとの間に軸方向の遊びを設けたことを特徴とする圧造機におけるトランスファチャック。
  2. チャック本体の上部に駆動軸を上下移動及び回転可能に支持すると共に、駆動軸の下部を支持台の中心部に回転不能でかつ軸方向に移動可能に支持する一方、ダイブロックの隣り合うダイの中間位置の上方にチャックユニットが往復揺動によりダイ間を移動する軌跡に合わせてピッチサークルが設けられた第1歯車を設けると共に、この第1歯車と噛み合う第2歯車をもった筒軸をチャック本体の上方支持部に回転自由に支持し、かつ、筒軸内に駆動軸の上部を回転不能でかつ軸方向に移動可能に挿通して、チャックユニットの往復揺動時第1歯車と第2歯車との噛み合いにより駆動軸を回転させて支持台をチャック本体に対し180°回転させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の圧造機におけるトランスファチャック。
  3. チャックフレーム側に、チャックユニットが往復揺動によりダイ間を移動する所定のタイミングに合わせてチャックユニットを前後移動又は昇降のいずれか一方、或いは両方を行う前後移動手段と昇降手段とを備えていることを特徴とする請求項2記載の圧造機におけるトランスファチャック。
  4. チャックフレーム側に、チャックユニットが往復揺動によりダイ間を移動する所定のタイミングに合わせてチャックユニットを前方に振り子運動させる振り子運動手段を備えていることを特徴とする請求項2記載の圧造機におけるトランスファチャック。
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