JP4603961B2 - 設計支援システム及び設計支援方法 - Google Patents

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本発明は、設計支援システム及び設計支援方法に関し、詳しくはシステムLSIのアーキテクチャ設計支援システムに関する。
プロセス技術の進歩によりLSI(Large Scale Integrated Circuit)等の集積回路の集積度が増大し、これまでボードに複数のチップ(デバイス)を実装し実現されていたシステムをシステムLSIとして1チップ上に搭載することが可能となった。チップ上に搭載される機能モジュールも多様化し、回路規模が増大している。これに伴い、システムLSIを効率的に設計する手法として、従来のVerilog−HDLやVHDLといったハードウェア記述言語を使用した設計から、SystemCやSpecCといったシステム記述言語を使用した設計が普及してきた(例えば特許文献1参照)。
システム記述言語による設計支援ツールとして、Synopsys社のCoCentricや、CoWare社のN2Cが知られている。システム記述言語による設計支援ツールにおいては、システム記述言語により記述したモジュールを、ブロック図入力画面で入力し、システムLSIの設計を行うことが可能になっている。そして、システムLSIの設計が終了すると、設計支援ツールからシミュレーションモデルを生成し、シミュレータを起動してシステムシミュレーションを行い、システムLSIの機能や性能を確認できるものである。
ここで、システム記述言語によるモジュール記述は、記述の抽象度により以下に説明する3種類の記述レベルが一般に知られている。
<トランザクションレベル(TL)>
トランザクションレベルは、モジュール間の通信を捉えて機能を記述する抽象度レベルである。通信の開始及び終了の時間、通信データにより動作するため、クロックに対するシミュレーション精度は非常に低い。イベントにより機能をシミュレートするため、シミュレーション速度は非常に速い。
<バスサイクルアキュレート(BCA)>
バスサイクルアキュレートは、モジュールの入力と出力とのイベントとして機能を記述する抽象度レベルである。動作クロックに対し、入力部及び出力部で正確にシミュレートすることができる。
<レジスタトランスファレベル(RTL)>
レジスタトランスファレベルは、レジスタファイル間の同期転送を捉えて回路を記述する抽象度レベルである。動作クロックに対して正確に機能動作をシミュレートすることができ、シミュレーション精度は非常に高い。1クロック毎に機能をシミュレートするため、シミュレーション速度は非常に遅い。
記述の抽象度が高いほどシミュレーション速度は速くなり、一方、抽象度が低いほどシミュレーション精度は高くなる。システムLSIの設計では、抽象度の高い記述から徐々に抽象度の低い記述へと、モジュールの機能が詳細化されていく。設計者は、各種抽象度で記述されたモジュールを選択し、システムLSIの設計を行うのが一般的である。
システムLSIのブロック図を計算機の画面上に表示し、それを編集することでシステムLSIのアーキテクチャを設計するような設計支援システムがある。従来、システムLSIの設計は抽象度が低いRTLのみで設計していたため、従来のこのような設計支援システムも抽象度としてRTLを対象としたものがほとんどであった。しかしながら、最近では抽象度がより高いBCAやTLを対象とした設計支援システムが出てきた。
特開2001−142927号公報
抽象度が高いBCA、TLを対象とした設計支援システムは、従来の抽象度が低いRTLを対象とした設計支援システムとは異なり、チップに搭載される設計対象のシステムを構成する機能モジュールやバスについてより多くの情報を保持している。
従来の抽象度が低いRTLを対象とした設計支援システムは、機能モジュールについてはその境界部分のポートの数、各ポートの名前、ビット幅、及び入出力の方向等のポート情報を、バスについては単なる信号線の集まりとしての情報しか保持していない。
それに対して、抽象度が高いBCA、TLを対象とした設計支援システムは、機能モジュールについてはその境界部分のポート情報の他に、どのバスに接続可能か、バスに対してマスター又はスレーブのどちらとして動作するか、どんな機能を持っているか等の情報を保持している。また、バスについてはその構成信号の情報の他に、プロトコル、アービトレーションアルゴリズム、接続された機能モジュールのアドレス割り当て、データ転送帯域等の情報を保持している。
しかしながら、高い抽象度を対象とした設計支援システムのブロック図入力画面は、従来の低い抽象度を対象とした設計支援システムのそれと大差がなく、機能モジュールやバスについてのこれら多くの情報は一目では分からず、設計者が認識することができない。そのため、これら多くの情報のうちどれかを設計者が見落としたことで設計者の意図しない構成になってしまう。そして、そのことがシミュレーション等のより後の工程で発覚した場合には、再度ブロック図入力画面によって修正をするという作業の手戻りが発生することとなり、多大な時間及び労力を費やしてしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、設計対象のシステムを構成するモジュールについての情報を容易に認識可能なように設計者に提供できるようにすることを目的とする。
本発明の設計支援システムは、複数のモジュールを組み合わせて構成されるシステムの設計支援システムであって、設計対象のシステム構成に含まれるバスと、当該バスに接続する機能モジュールを選択する選択手段と、上記選択手段により選択されたバス及び機能モジュールを編集画面上に表示する表示制御手段とを備え、上記表示制御手段は、上記編集画面上に表示するバスの表示形態を当該バスの帯域に基づいて決定し表示することを特徴とする。
また、本発明の設計支援システムは、設計対象のシステム構成に含まれるバス及び当該バスに接続する機能モジュールを選択する選択手段と、選択された上記バスを編集画面上に表示する第1の表示制御手段と、選択された上記機能モジュールを編集画面上に表示する第2の表示制御手段と、上記編集画面上にバスを表示する際の表示形態を当該バスの帯域に基づいて決定する決定手段とを備えることを特徴とする。
本発明の設計支援方法は、複数のモジュールを組み合わせて構成されるシステムの設計支援方法であって、選択手段が、設計対象のシステム構成に含まれるバスと、当該バスに接続する機能モジュールを選択する選択工程と、表示制御手段が、上記選択工程で選択されたバス及び機能モジュールを編集画面上に表示する表示制御工程とを有し、上記表示制御工程では、上記編集画面上に表示するバスの表示形態を当該バスの帯域に基づいて決定し表示することを特徴とする。
本発明のプログラムは、複数のモジュールを組み合わせて構成されるシステムの設計支援処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、設計対象のシステム構成に含まれるバスと、当該バスに接続する機能モジュールを選択する選択ステップと、上記選択ステップで選択されたバスを、当該バスの帯域に基づいてその表示形態を決定し編集画面上に表示する表示制御ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上記プログラムを記録したことを特徴とする。
本発明によれば、設計対象のシステム構成に含まれるバスの表示形態をバスの帯域に基づいて変化させ、当該バスの帯域に応じた表示形態で編集画面上に表示することにより、容易に認識できるようにバスの帯域についての情報を提供できる。これにより、設計支援システムにおける編集画面を設計者が一目見ただけで、バスの帯域に関する情報を得ることが可能になる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態による設計支援システムのシステム構成例を示すブロック図である。本実施形態による設計支援システムは、システム記述言語によるシステムLSIのアーキテクチャ設計を行う(支援する)ものであり、例えば高い抽象度のBCA(バスサイクルアキュレート)やTL(トランザクションレベル)を対象とする。
本実施形態による設計支援システムは、図1に示すように、入力装置10、モジュール情報記憶部20、設計処理部30、表示制御部40、及び表示装置50を有する。
入力装置10は、設計支援システムに対する外部からの指示等を入力するためのものであり、例えばマウス、トラックボールなどのポインティングデバイスや、キーボード等である。設計対象とするシステムを構成するモジュールの選択・配置、並びにそれらの接続に係る設計支援システムに対する設計者による指示等が、入力装置10を介して入力される。
モジュール情報記憶部20には、設計支援システムによるアーキテクチャ設計において使用可能なモジュールの情報が記憶されている。モジュール情報記憶部20に記憶されるモジュール情報には、バス情報21及び機能モジュール情報22がある。
バス情報21は、機能モジュールを接続するバスに係る情報である。バス情報21としては、バスの種類及びデータ転送帯域の情報がバス毎に記憶されている。さらには、バスの構成信号、プロトコル、アービトレーションアルゴリズム、アドレス割り当て等の情報が適宜含まれる。
機能モジュール情報22は、所定の機能動作を実現する機能モジュールに係る情報である。機能モジュール情報22としては、機能モジュールの種類(どのような機能を有するか)及びバスに対してマスターとして動作するかスレーブとして動作するかの情報が機能モジュール毎に記憶されている。さらにマスターとして動作する場合にはバスに要求するデータ転送帯域の情報が機能モジュール毎に記憶されている。さらには、境界部分のポート情報(境界部分のポートの数、各ポートの名前、ビット幅、及び入出力の方向等)や接続可能なバスなどについての情報が適宜含まれる。
設計処理部30は、設計支援システムを統括的に制御してアーキテクチャ設計に係る処理を行うものであり、モジュール選択部31及び接続処理部32を有する。モジュール選択部31は、設計対象のシステムを構成するモジュールを選択するものである。具体的には、モジュール情報記憶部30に記憶されているモジュールの中から、入力装置10より入力される指示に応じたモジュールの情報を読み出すことによりモジュールの選択を行う。
接続処理部32は、モジュール選択部31により選択されたモジュールを互いに接続するものであり、選択されたバスとそれに接続する機能モジュールとを入力装置10より入力される指示に応じて接続する。このようにして、選択された複数のモジュール(バス及び機能モジュール)を接続し組み合わせていくことでアーキテクチャ設計が行われ、設計対象とするシステムが構成される。
表示制御部40は、公知のディスプレイ等で構成される表示装置50に、アーキテクチャ設計に係る編集画面であるブロック図入力画面を表示させる。このブロック図入力画面には、後述するように選択可能なモジュール(バス及び機能モジュール)及び設計対象のシステムを構成するために選択されたモジュールが表示される。表示制御部40は、設計処理部30で行われた処理に応じて表示を随時更新させ、当該処理を反映させたブロック図入力画面を表示装置50に表示させる。
また、表示制御部40は、表示形態決定部41を有する。表示形態決定部41は、設計対象のシステムを構成するために選択されたモジュールをブロック図入力画面上に表示する際の表示形態を決定する。表示形態決定部41は、選択されたモジュールの表示形態を当該モジュールに係る情報に基づいて決定し、その決定された表示形態でモジュールがブロック図入力画面上に表示される。
例えば、モジュールとしてバスの表示形態を決定する場合には、表示形態決定部41は、当該バスのデータ転送帯域や、当該バスに接続する機能モジュールがバスに対して要求するデータ転送帯域に基づいて表示形態を決定する。なお、これは一例であり、本発明はこれに限定されるものではない。
図2は、本実施形態の設計支援システムにおけるブロック図入力画面の一例を示す図である。図2において、1は設計支援システムにおけるブロック図入力画面全体であり、システムブロック図表示部分100、機能モジュール選択部分110、及びバス選択部分の各表示領域からなる。
システムブロック図表示部分100は、設計対象とするシステムのブロック図を表示する部分である。
ここで、101は設計対象とするシステムを構成するバスである。このバス101は、“BusA”という種類のバスである。また、102、103は両方共に設計対象とするシステムを構成する機能モジュールであり、バス101に対してマスターとして接続している。機能モジュール102は“ModuleA”、機能モジュール103は“ModuleB”という種類の機能モジュールである。104は設計対象とするシステムを構成する機能モジュールであり、バス101に対してスレーブとして接続している。機能モジュール104は“ModuleC”という種類の機能モジュールである。
機能モジュール選択部分110は、本実施形態の設計支援システムで使用可能な機能モジュールの種類をすべて或いはその一部を表示する部分である。機能モジュール選択部分110に表示された機能モジュールの選択は、以下のように実行できる。すなわち、設計支援システムが動作している計算機に直接又はネットワーク等を介して間接的に接続されている入力装置10(例えば、マウス、トラックボール、キーボード等)により任意の1つの機能モジュールの種類を選択指定可能となっている。
バス選択部分120は、本実施形態の設計支援システムで使用可能なバスの種類をすべて或いはその一部を表示する部分である。バス選択部分120に表示されたバスの選択は、以下のように実行できる。すなわち、設計支援システムが動作している計算機に直接又はネットワーク等を介して間接的に接続されている入力装置10(例えば、マウス、トラックボール、キーボード等)により任意の1つのバスの種類を選択指定可能となっている。
次に、本実施形態の設計支援システムによるブロック図入力画面を用いたシステムLSIの設計における動作について説明する。なお、以下の説明では一例として、入力装置10としてマウスを用い、図2に示したブロック図入力画面に表示されているシステムを設計するものとする。
まず、ブロック図入力画面のバス選択部分120に表示されている“BusA”を設計者がマウスを用いてポイント、クリックすることで、設計処理部30により設計対象のシステムLSIを構成するバスとして“BusA”が選択される。そして、“BusA”の選択状態のままブロック図入力画面のシステムブロック図表示部分100の任意の位置をマウスでポイント、クリックされると、“BusA”をバス101として配置する。
このとき、表示制御部40は、設計支援システムが情報として内部に保持している“BusA”のデータ転送帯域Wと係数Kにより、システムブロック図表示部分100に表示するバス101の画面上の幅(表示幅)Dを下記式(1)のようにして計算する。
D=W×K …(1)
ここで、上記式(1)における係数Kは、システムブロック図表示部分100にバスを表示し、それを設計者が見たときに適度に見やすい表示幅Dとなるように予め決定されている。上記式(1)により表示幅Dを算出することにより、バス101がそのデータ転送帯域に比例した太さ(表示幅)でシステムブロック図表示部分100に表示できる。
次に、ブロック図入力画面の機能モジュール選択部分100に表示されている“ModuleA”を設計者がマウスを用いてポイント、クリックすることで、設計処理部30により設計対象のシステムLSIを構成する機能モジュールとして“ModuleA”が選択される。そして、“ModuleA”の選択状態のままシステムブロック図表示部分100のバス101の左上の位置をマウスでポイント、クリックされると、“ModuleA”を機能モジュール102として配置する。
次に、機能モジュール選択部分110に表示されている“ModuleB”を設計者がマウスを用いてポイント、クリックすることで、設計処理部30により設計対象のシステムLSIを構成する機能モジュールとして“ModuleB”が選択される。そして、“ModuleB”の選択状態のままシステムブロック図表示部分100のバス101の右上の位置をマウスでポイント、クリックされると、“ModuleB”を機能モジュール103として配置する。
次に、機能モジュール選択部分110に表示されている“ModuleC”を設計者がマウスを用いてポイント、クリックすることで、設計処理部30により設計対象のシステムLSIを構成する機能モジュールとして“ModuleC”が選択される。そして、“ModuleC”の選択状態のままシステムブロック図表示部分100のバス101の下の位置をマウスでポイント、クリックされると、“ModuleC”を機能モジュール104として配置する。
最後に、機能モジュール102の位置を設計者がマウスでポイント、ボタンをプレースし、バス101をポイント、ボタンをリリースすることで、設計処理部30により機能モジュール102とバス101とが接続される。機能モジュール103、104についても同様にバス101と接続される。
なお、上述した説明では、バス101としての“BusA”のデータ転送帯域Wに基づいて、表示するバス101の画面上の表示幅を変えるようにしているが、画面上の表示色を変えるようにしても良い。
例えば、設計支援システムが内部に保持している“BusA”のデータ転送帯域Wと、画面上に表示する際のRGB色成分の内部表現値の最大値Mと、係数Kとにより、画面上の表示色を決定する。具体的には、システムブロック図表示部分100に表示するバス101の画面上の色(表示色)のRGB各成分を以下の式(2)〜式(4)のように決定するようにしても良い。
R=M−W×K …(2)
G=0 …(3)
B=W×K …(4)
ここで、上記式(2)〜式(4)における係数Kは、設計支援システムが内部に保持しているすべてのバスにおいての各色成分R、G、Bの値が内部表現値の最大値Mを越えないように定める。これによって、バス101はそのデータ転送帯域に応じた色(表示色)でシステムブロック図表示部分100に表示することができる。
以下に、機能モジュールをバスに接続した場合についての動作例を図3を参照して説明する。図3は上記図2に示したバス101を部分的に拡大したもので、バスの幅201は上述した動作例と同様にして算出したシステムブロック図表示部分100に表示するバス101の画面上の表示幅である。
設計者による操作に応じて機能モジュール102とバス101とが接続されると、設計支援システムが内部に保持している“ModuleA”のバス101に対する要求データ転送帯域Uと係数Kにより、機能モジュールが要求するデータ転送帯域の表示幅Eを以下の式(5)のようにして計算する。
E=U×K …(5)
これによって計算された表示幅は、すなわち機能モジュールが要求するデータ転送帯域の表示幅202であり、図3(A)に示すような表示形態でバス101と共にシステムブロック図表示部分100に表示する。
さらに、設計者による操作に応じて機能モジュール103とバス101とが接続されると、設計支援システムは機能モジュール102とバス101とが接続された場合と同様にする。すなわち、図3(B)に示すような表示形態でバス101と共に機能モジュール103が要求するデータ転送帯域の表示幅203で示す幅でシステムブロック図表示部分100に表示する。
さらに、設計者による操作に応じて機能モジュール104とバス101とが接続されると、設計支援システムは、“ModuleC”すなわち機能モジュール104がバス101に対してスレーブ接続する機能モジュールであることを内部に保持する情報から認識する。したがって、バスに対してスレーブ接続する機能モジュールは、それ自らがバスに対してデータ転送帯域を要求することはないため、画面表示は図3(B)に示すままにしておく。
なお、上述した説明では、バス101に付随させて機能モジュール102、103が要求するデータ転送帯域を識別可能なようにしてバス101とともに表示するようにしている。しかしながら、単に機能モジュール102、103がバス101に対して要求するデータ転送帯域に応じてバス101そのものの表示形態(例えば、バスの表示幅や表示色)を変えて表示するようにしても良い。
なお、図3(A)、(B)に示したように表示幅202、又は203の幅で表示される機能モジュールのバス101に対する要求データ転送帯域表示部分以外での、システムブロック図表示部分100に表示するバス101の表示色を以下のように決定してもよい。画面上の色(表示色)のRGB各成分を、設計支援システムが内部に保持している“BusA”のデータ転送帯域Wと、“ModuleA”がバス101に対して要求するデータ転送帯域Uと、“ModuleB”がバス101に対して要求するデータ転送帯域Vと、画面上に表示する際のRGB色成分の内部表現値の最大値Mと、係数Kとにより、以下の式(6)〜式(8)のように決定するようにしても良い。
R=M−(W−U−V)×K …(6)
G=0 …(7)
B=(W−U−V)×K …(8)
ただし、上記式(6)〜式(8)において、(W−U−V)の値が負になった場合には(W−U−V)の部分を0に置き換えるものとする。これによって、バス101から機能モジュールのバス101に対する要求データ転送帯域の合計を差し引いた残り帯域に応じた色で、バス101をシステムブロック図表示部分100に表示することができる。
以上、説明したように本実施形態によれば、設計対象のシステムを構成するために選択されたモジュールをブロック図入力画面のシステムブロック図表示部分100に表示する場合に、表示するモジュールの表示形態をそのモジュールに関する情報に応じて変化させる。
例えば、選択されたモジュールであるバスのデータ転送帯域Wに応じた表示幅又は表示色でシステムブロック図表示部分100に選択されたバスを表示する。これにより、設計者に選択されたバスのデータ転送帯域Wについての情報を容易に認識可能なように提供することができ、設計者は当該バスが表示されているシステムブロック図表示部分100を一目見ただけでデータ転送帯域Wの情報を得ることが可能になる。
また、例えば、選択されたモジュールであるバスを、そのバスに接続する機能モジュールがバスに対して要求するデータ転送帯域に基づいて表示形態を変えてシステムブロック図表示部分100に表示する。これにより、選択されたバスが、それに接続される機能ブロックから要求されているデータ転送帯域についての情報を容易に認識可能なように設計者に提供することができる。これにより、設計者は当該バスが表示されているシステムブロック図表示部分100を一目見ただけで要求されるデータ転送帯域の情報を得ることが可能になる。
さらに、例えば、選択されたモジュールであるバスのデータ転送帯域と、そのバスに接続される機能ブロックが要求するデータ転送帯域とに応じて表示形態を変えシステムブロック図表示部分100にバスを表示する。これにより、選択されたバスのデータ転送帯域が十分であるか否か等の情報を容易に認識可能なように提供することができ、設計者はシステムブロック図表示部分100を見ただけで容易に選択したバスが適切であるか否かを判断したりすることができる。
(本発明の他の実施形態)
上述した実施形態の機能を実現するべく各種のデバイスを動作させるように、該各種デバイスと接続された装置又はシステム内のコンピュータに対し、上記実施形態の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、その装置又はシステムのコンピュータ(CPU又はMPU)に格納されたプログラムに従って上記各種デバイスを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
また、この場合、上記ソフトウェアのプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体は本発明を構成する。また、そのプログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムコードを格納した記録媒体は本発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、コンピュータが供給されたプログラムコードを実行することにより、上述の実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)又は他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれることは言うまでもない。
さらに、供給されたプログラムコードがコンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれることは言うまでもない。
図4は、本実施形態に示した設計支援システムを実現可能なコンピュータ400のハードウェア構成例を示すブロック図である。
コンピュータ400は、図4に示すように、CPU401と、ROM402と、RAM403と、入力装置であるキーボード(KB)409のキーボードコントローラ(KBC)405とを備える。また、表示装置であるCRTディスプレイ(CRT)410のCRTコントローラ(CRTC)406と、ハードディスクドライブ(HD)411及びフレキシブルディスクドライブ(FD)412のディスクコントローラ(DKC)407と備える。更に、ネットワークインタフェースカード(NIC)408を備え、これらが、システムバス404を介して互いに通信可能に接続された構成としている。
CPU401は、ROM402又はハードディスクドライブ411に記憶されたソフトウェア(プログラム)、又はフレキシブルディスクドライブ412より供給されるソフトウェア(プログラム)を実行することで、システムバス404に接続された各構成部を総括的に制御する。すなわち、CPU401は、プログラムやデータの記録媒体であるROM402、ハードディスクドライブ411、又はフレキシブルディスクドライブ412から処理プログラムを読み出して実行することで、本実施形態での動作を実現するための制御を行う。
RAM403は、CPU401のメインメモリ及びワークエリア等として機能する。
キーボードコントローラ405は、キーボード409や図示していないポインティングデバイス等からの指示入力を制御する。
CRTコントローラ406は、CRT410の表示を制御する。
ディスクコントローラ407は、種々のアプリケーション、ユーザファイル、ネットワーク管理プログラム、及び本実施形態における処理プログラム等を記憶するハードディスクドライブ411及びフレキシブルディスクドライブ412とのアクセスを制御する。
ネットワークインタフェースカード408はネットワーク413上の他の装置と双方向にデータ等をやりとりする。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明の実施形態における設計支援システムのシステム構成例を示すブロック図である。 本実施形態におけるブロック図入力画面の一例を示す図である。 本実施形態におけるモジュール(バス)の表示例を示す図である。 本実施形態における設計支援システムを実現可能なコンピュータのハードウェア構成例を示す図である。
符号の説明
10 入力装置
20 モジュール情報記憶部
30 設計処理部
31 モジュール選択部
32 接続処理部
40 表示制御部
41 表示形態決定部
50 表示装置

Claims (11)

  1. 複数のモジュールを組み合わせて構成されるシステムの設計支援システムであって、
    設計対象のシステム構成に含まれるバスと、当該バスに接続する機能モジュールを選択する選択手段と、
    上記選択手段により選択されたバス及び機能モジュールを編集画面上に表示する表示制御手段とを備え、
    上記表示制御手段は、上記編集画面上に表示するバスの表示形態を当該バスの帯域に基づいて決定し表示することを特徴とする設計支援システム。
  2. 設計対象のシステム構成に含まれるバス及び当該バスに接続する機能モジュールを選択する選択手段と、
    選択された上記バスを編集画面上に表示する第1の表示制御手段と、
    選択された上記機能モジュールを編集画面上に表示する第2の表示制御手段と、
    上記編集画面上にバスを表示する際の表示形態を当該バスの帯域に基づいて決定する決定手段とを備えることを特徴とする設計支援システム。
  3. 上記編集画面上に表示するバスの表示幅を、当該バスの帯域に基づいて決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の設計支援システム。
  4. 上記バスの帯域に比例した表示幅で、当該バスを編集画面上に表示することを特徴とする請求項3に記載の設計支援システム。
  5. 上記編集画面上に表示するバスの表示色を、当該バスの帯域に基づいて決定することを特徴とする請求項3又は4に記載の設計支援システム。
  6. 上記編集画面上に表示するバスの表示形態を、当該バスに接続する上記機能モジュールが当該バスに対して要求する帯域に基づいて決定することを特徴とする請求項2に記載の設計支援システム。
  7. 上記編集画面上に表示するバスの表示色を、当該バスの帯域と、当該バスに接続しているすべての上記機能モジュールが当該バスに対して要求する帯域とに基づいて決定することを特徴とする請求項6に記載の設計支援システム。
  8. 上記バスに接続する上記機能モジュールが当該バスに対して要求する個々の帯域を、上記編集画面上に表示するバスに付随して識別表示することを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の設計支援システム。
  9. 複数のモジュールを組み合わせて構成されるシステムの設計支援方法であって、
    選択手段が、設計対象のシステム構成に含まれるバスと、当該バスに接続する機能モジュールを選択する選択工程と、
    表示制御手段が、上記選択工程で選択されたバス及び機能モジュールを編集画面上に表示する表示制御工程とを有し、
    上記表示制御工程では、上記編集画面上に表示するバスの表示形態を当該バスの帯域に基づいて決定し表示することを特徴とする設計支援方法。
  10. 複数のモジュールを組み合わせて構成されるシステムの設計支援処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    設計対象のシステム構成に含まれるバスと、当該バスに接続する機能モジュールを選択する選択ステップと、
    上記選択ステップで選択されたバスを、当該バスの帯域に基づいてその表示形態を決定し編集画面上に表示する表示制御ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
  11. 請求項10に記載のプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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