JP4603737B2 - 通信装置及びネットワーク装置の管理方法、並びにプログラム及び記憶媒体 - Google Patents
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Description
[発明の分野]
本発明は、ネットワーク化企業の各装置を監視・管理するディレクトリ使用可能サーバの使用に関し、特に、ディレクトリ使用可能サーバネットワーク管理方法にレガシー装置を組み込むためのレガシー装置を検出し且つレガシー装置とインタフェースするLDAPディレクトリプロキシの使用に関する。
【0002】
[関連技術の説明]
通常、コンピューティングネットワーク環境は、ワークステーション及びサーバなどの多数の計算機装置と、プリンタ及びスキャナなどのその他のネットワーク装置とから構成される。ネットワークで接続された環境において、これらの多数の計算機装置及びネットワーク装置の保守及び管理を行なうには、ネットワーク管理者は非常に多くの時間及び労力を必要とする。例えば、ネットワーク管理者は、通常、サーバのドメイン名及びネットワーク装置に対応するIP(インターネットプロトコル)アドレスなどの適切なネットワーク情報を設定することによって、各ネットワーク装置をネットワークに統合するように構成する。また、ネットワーク管理者は、各ネットワーク装置の機能及びネットワークで接続された環境において各ネットワーク装置に求められる機能性に従って、各ネットワーク装置を構成する。
【0003】
自動的にローカルな周辺装置を認識・構成することができるプラグ&プレイ機能を備えたオペレーティングシステムを有する単純なパソコンとは異なり、ネットワークで接続された環境では、ネットワーク管理者は、通常、ネットワークに新規の装置が追加される度に、接続・構成を手動で行なう必要がある。また、新規のネットワーク装置が接続されたり、既存のネットワーク装置がネットワーク内で移動させられたりするため、ネットワーク構成は頻繁に変更される可能性がある。更に、ネットワークのユーザの要望に応じて、あるネットワーク装置のネットワークアクセス可能な機能性を変更するために、ネットワーク管理者は、そのネットワーク装置を再構成する必要が生じるかもしれない。例えば、ソートは時間のかかる処理であるので、プリンタがオフィスの多忙な区域に設置されている場合、ネットワーク管理者によりネットワークプリンタのソート機能が、最初から無効にされていることもある。その後、プリンタがソートを必要とするオフィスのそれほど多忙でない場所に移された場合、ネットワーク管理者は、ソート機能をサポートするためにそのネットワークプリンタを再構成(reconfigure)する必要が生じるであろう。また、ネットワークプリンタに封筒用のフィーダを設置する場合など、ネットワーク装置に新しいオプションが設置される場合にも、ネットワーク装置は再構成される。従って、ネットワーク上のネットワーク装置の台数が増加するにつれて、ネットワーク管理者が、そのネットワーク上の各ネットワーク装置の構成・保守に要する労力のレベルが飛躍的に上昇することは、理解できよう。
【0004】
ネットワーク管理者による各ネットワーク装置の管理は、そのネットワーク装置の設置場所でローカルに行われることが多い。従来の管理技法の1つでは、ネットワーク管理者は、フロントパネル及び/又はキーパッドなどのネットワーク装置のユーザインタフェースからそのネットワーク装置のネットワーク設定及び機能を入力及び/又は選択する。別の周知の管理技法では、ネットワーク管理者は、ネットワーク装置に対するネットワーク設定及び機能を入力・選択するために、特定のネットワーク装置に対してリモートアクセスを行なう標準化されたネットワーク管理ツールを使用する。例えば、ネットワーク管理者は、ネットワークプリンタのIPアドレス、あるいは、ソートなどの機能オプションの1つを変更するために、集中型SNMPツールを使用してSNMPプロトコルを介してネットワークプリンタへのリモートアクセスを行なっても良い。
【0005】
ネットワーク管理者が、ネットワーク装置に対して、その設定及び機能をローカルで入力するか、あるいは、リモートで入力するかに関わらず、ネットワーク装置の選択された設定及び機能は、通常、ネットワーク管理者がネットワークサーバのネットワーク構成ファイルなどの集中化したネットワーク位置に入力し、ネットワーク上の他のネットワーク装置によるアクセスを可能とするために、このネットワーク設定及び機能は公表される。
【0006】
このようにして、他のネットワーク装置は、各特定のネットワーク装置が有する共有のネットワーク機能性を認識し、利用することができる。言うまでもなく、ネットワーク装置の構成された設定及び機能が、ネットワーク装置の公表された設定及び機能に実際に対応しない場合、問題が生じるのは理解されるだろう。あるネットワーク装置の公表されたIPアドレスが、そのネットワーク装置に設定された実際のIPアドレスと一致しない場合、他のネットワーク装置は、ネットワークを介してそのネットワーク装置にアクセスしたり、装置を利用したりすることができない。
【0007】
また、ワークステーションのユーザは、ネットワークプリンタが実際は標準のレターサイズの用紙での印刷のみをサポートする場合に、ネットワークプリンタの公表された機能からプリンタがリーガルサイズの用紙での印刷をサポートすることを読み取り、リーガルサイズの用紙を必要とする印刷ジョブのネットワークプリンタへの送信を試みる可能性がある。従って、各ネットワーク装置を構成し且つ集中化したネットワーク位置に各ネットワーク装置の構成された設定及び機能を入力する詳細且つ重複的なネットワーク管理タスクは、膨大なものとなる可能性があり、結果として、集中化したネットワーク位置のデータと対応するネットワーク装置の実際の構成との間で同期化エラーが生じる可能性がある。このような不一致の生じる頻度は、ネットワーク上にネットワーク装置が多数存在する場合、飛躍的に増加することは理解できよう。
【0008】
前述の管理上の問題に対する1つの解決法は、ネットワーク化企業(network enterprize)でのネットワーク装置の保守・管理を行なうためにディレクトリサーバを使用する最近の傾向に表れている。このようなディレクトリ使用可能管理ツール(directory-enabled management tool)は、ネットワーク化企業の各ネットワーク装置に対応する選択されたネットワーク設定及び機能を記憶・保守するための集中化したネットワーク位置に対するディレクトリ構造を使用する。個々の登録又は登録事項(エントリ)は、各ネットワーク装置に関連する前述の情報を含むために、ディレクトリ構造内に設けられる。エントリは、階層方式のディレクトリ構造において編成され、このディレクトリ構造は、各種のネットワーク装置に対して個別の枝を有する。例えば、ディレクトリ構造は、ネットワークプリンタに対する枝(branch)、ネットワークコンピュータに対する枝及びその他の種類のネットワーク装置に対する枝を有し、ネットワークプリンタに対する枝は、インクジェットプリンタに対する下位枝、レーザプリンタに対する下位枝及びドットマトリックスプリンタに対する下位枝を有する。インクジェットプリンタに対する下位枝は、ネットワーク上のインクジェットプリンタの各々に対応する選択された設定及び機能を記憶するための複数のエントリを有する。
【0009】
標準化された構成又は体系(スキーマ)を使用してディレクトリ構造内の各エントリに対する形式を定義し、それにより、各ネットワーク装置のネットワーク設定及び機能を含むための一定の形式を提供するのが好ましい。このようにして、ディレクトリ使用可能サーバ上に常駐するディレクトリ構造は、他の全てのネットワーク装置によるアクセスを可能とするために、各ネットワーク装置のネットワーク設定及び機能が公表される集中化された位置を提供する。このようなディレクトリ使用可能サーバへのアクセスは、通常、ディレクトリ構造に/から入出力される情報を効率的に公表・検索するためのある種類の標準化されたディレクトリプロトコルを介して実現される。このようなプロトコルの例として、X.500ディレクトリアクセスプロトコル及びそれに関連する軽量プロトコルであるLDAP(Lightweight Directory Access Protocol)がある。ネットワーク化企業におけるネットワーク装置の保守・管理を行なうためにこのようなディレクトリ使用可能サーバを使用する場合、ネットワーク管理者などのユーザが、ディレクトリ使用可能サーバのディレクトリ構造における情報をアクセス・修正するためのインタフェースを提供するディレクトリ使用可能管理ツールと結合させると、非常に効率の良いネットワーク管理方法を提供することができる。LDAPは、通常、生成するネットワークトラフィックがX.500よりも少ないので、このようなディレクトリ使用可能管理方法は、ディレクトリ使用可能サーバでの通信プロトコルとして、X.500よりもLDAPを使用するのが好ましい。
【0010】
ディレクトリ使用可能ネットワーク管理方法を使用することにより、ネットワーク化企業の全てのネットワーク装置のネットワーク管理に必要な時間を大幅に削減し、複雑な管理を大幅に単純化することができる。例えば、ディレクトリ使用可能管理ツールは、ディレクトリ使用可能サーバのディレクトリ構造内のエントリを大規模に管理・変更するために、複雑な問い合わせ、バッチモード処理及び汎用エントリ変更などの標準ディレクトリ機能を使用することができる。従って、ディレクトリ使用可能サーバを有するネットワーク化企業におけるネットワーク装置は、ディレクトリ使用可能管理ツールなどのディレクトリ使用可能クライアントを用いてディレクトリ使用可能サーバにアクセスすることによって、ネットワーク上のいずれの場所にあっても、集中的に管理・アクセスすることができる。
【0011】
例えば、ネットワーク管理者は、インターネットを介して遠隔の場所からディレクトリ問い合わせ及び変更コマンドを通じて共通のグループのネットワーク装置へのアクセス及び変更を効率的に行なうことができる。このようなネットワーク管理機能は、大規模なネットワーク環境でのネットワーク管理の効率を大幅に高めることができることは理解されるだろう。また、ディレクトリ使用可能ネットワーク管理方法は、インターネットなどのより規模の大きいネットワーク化企業のネットワーク装置の機能の拡張を提供する。従って、大規模なネットワーク化企業が、各特定のネットワークのドメイン内でネットワーク化企業を管理するために、ネットワーク化企業全体を構成する種々のネットワーク間に分散する数台のディレクトリ使用可能サーバを有しても良いことは理解されるだろう。
【0012】
ディレクトリ使用可能サーバをネットワーク管理のために使用する傾向は、DMTF(Desktop Management Task Force)、DEN(Directory Enabled Network)イニシアチブ及びCIM(Common Information Model)イニシアチブの努力に反映されている。これらの努力は、ネットワーク上のネットワーク装置の管理を行なうためにディレクトリ構造を使用する幅広い構想及びディレクトリ使用可能サーバのデータ構造内でネットワーク上のネットワーク構成要素を表すための共通のデータ形式の作成に対して集中的に行われてきた。しかしながら、DMTF、DENイニシアチブ及びCIMイニシアチブは、ネットワーク化企業でネットワーク装置を管理するためのディレクトリ構造の実現に関連する諸問題の解決法を提供してはいない。具体的には、各ネットワーク装置に関連する情報のディレクトリ構造への入力及びディレクトリ構造での保守を行なう方法に関して、ネットワーク装置の管理のためのディレクトリ使用可能サーバの使用は、ネットワーク管理に対する従来のアプローチと同様の問題を提起する。ネットワーク管理者がディレクトリ構造内の各ネットワーク装置に関連する情報を入力・更新するのに必要な労力を軽減することが望ましい。従って、各ネットワーク装置に対応するディレクトリ構造へのエントリの効率的な公表を行なうためのメカニズムを提供するディレクトリ使用可能ネットワーク管理方法が必要である。
【0013】
また、ネットワーク装置の実際のネットワーク設定及び機能とネットワーク装置に対応するデータ構造のエントリにおいて公表されるネットワーク設定及び機能との間に不一致が生じる場合、ディレクトリ使用可能ネットワーク管理方法の使用は問題を生じる。これらの不一致が生じるのは、ネットワーク装置のネットワーク設定及び機能に対する変更が、従来のSNMPネットワーク管理ツールを介して手動で行われるか、あるいは、ネットワーク管理者などのユーザによりディレクトリ構造中のエントリに対して直接行われるためである。従って、設定に対する変更が行なわれたか否かに関わらず、ディレクトリ構造のエントリにおいて公表されるネットワーク設定及び機能とネットワーク装置自体のネットワーク設定及び機能との確実な同期化を提供するディレクトリ使用可能管理方法の実現が必要とされる。
【0014】
最後に、ディレクトリ使用可能ネットワーク管理方法の実現は、通常、ネットワーク化企業における全てのネットワーク装置が、ディレクトリ使用可能サーバをサポートするためにディレクトリ使用可能であることを想定する。この想定を正しいものとするためには、ディレクトリ使用可能管理機能をサポートする目的で、各ネットワーク装置は、LDAPなどの選択されたディレクトリプロトコルを介して通信を行なう機能を有する必要があり、また、適切な論理を有する必要がある。このようなネットワーク管理方法は、LDAPなどのディレクトリプロトコルを使用して通信する機能を持たず、このようなディレクトリ使用可能ネットワーク管理機能をサポートするために組み込まれる論理を持たないレガシーネットワーク装置を現在では多数使用することを考慮に入れていない。これらのレガシー装置が、今後とも長期にわたり使用されるものとすると、ディレクトリ使用可能ネットワーク管理方法にとって、ディレクトリ使用可能ネットワーク装置とレガシー装置の両方を含む混成異種ネットワーク化企業にこのレガシー装置を収容することが好ましい。従って、前述の諸問題を解決するディレクトリ使用可能ネットワーク管理方法が望まれる。
【0015】
[発明の概要]
本発明は、レガシー装置が自動的に検出され、各レガシーネットワーク装置の設定及び機能に関連する情報がSNMPなどのレガシープロトコルを使用することで得られるディレクトリ使用可能ネットワーク管理方法を提供することにより前述の問題に対処する。各レガシーネットワーク装置に対応する1組の情報は、データエントリにフォーマット化され、このデータエントリは、LDAPなどのディレクトリ通信プロトコルを介してディレクトリサーバに転送される。本発明のディレクトリ使用可能ネットワーク管理方法は、ネットワーク装置とこれに対応するディレクトリエントリの両方における変更を監視することによって、各ネットワーク装置の設定及び機能とディレクトリサーバの対応するエントリとの同期化を実現する。このようにして、ネットワーク管理者がネットワーク装置を管理する際に要求される労力を軽減し、ディレクトリ使用可能ネットワーク装置とレガシーネットワーク装置の両方を有する異種ネットワーク化企業を管理するディレクトリ使用可能ネットワーク管理方法を提供する。
【0016】
従って、本発明の1つの面の、ネットワーク装置及びディレクトリサーバに接続された通信装置は、第1の通信プロトコルを使用して、前記ネットワーク装置の存在を検出する検出手段と、前記検出手段により検出されたネットワーク装置から、当該ネットワーク装置に関する情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段が取得した情報を、第2の通信プロトコルを使用して前記ディレクトリサーバに送信するための形式に変換する変換手段と、前記変換手段により変換された情報を、前記ディレクトリサーバにおいてディレクトリエントリとして管理させるために、前記第2の通信プロトコルを使用して前記ディレクトリサーバに送信する第1の送信手段とを備え、前記第1の送信手段は、前記変換手段により変換された情報毎に、当該変換された情報を含むエントリ作成メッセージを前記ディレクトリサーバに送信し、前記第1の送信手段が送信した前記エントリ作成メッセージに対して、ディレクトリエントリが既に存在することを示すエラーメッセージが前記ディレクトリサーバから返送されてきた場合に、前記第1の送信手段は、当該既に存在するディレクトリエントリを前記変換手段により変換された情報に変更するために、エントリ変更メッセージを前記ディレクトリサーバに送信することを特徴とする。
【0017】
ディレクトリサーバと通信するために使用される通信プロトコルは、LDAPであるのが好ましく、レガシーネットワーク装置と通信するための通信プロトコルは、SNMPであるのが好ましい。また、検出されたネットワーク装置の各々からの情報ブロックは、印刷速度や用紙の種類などのネットワーク機能に加え、IPアドレスなどのネットワーク設定データを含むのが好ましい。各ディレクトリエントリの形式は、各ディレクトリエントリ間の整合性を保つため、標準化されたスキーマであるのが好ましい。
【0018】
前述の構成により、1つのネットワーク化企業でレガシーネットワーク装置とディレクトリ使用可能装置の両方をサポートするディレクトリ使用可能管理方法が提供される。このようにして、本発明では、ディレクトリ使用可能管理方法に含めるために、LDAPサポートをレガシーネットワーク装置にまで拡張するディレクトリプロキシを提供する。また、同期化機能により各ネットワーク装置の設定及び機能と対応するディレクトリエントリで発行される設定及び機能との確実な整合性が提供される。
【0019】
別の面において、本発明は、ネットワーク装置の管理方法であって、
第1の通信プロトコルを使用して、前記ネットワーク装置の存在を検出する検出工程と、
前記検出工程で検出されたネットワーク装置から、当該ネットワーク装置に関する情報を取得する情報取得工程と、
前記情報取得工程で取得された情報を、第2の通信プロトコルを使用してディレクトリサーバに送信するための形式に変換する変換工程と、
前記変換工程で変換された情報を、前記ディレクトリサーバにおいてディレクトリエントリとして管理させるために、前記第2の通信プロトコルを使用して前記ディレクトリサーバに送信する送信工程とを備え、
前記送信工程では、前記変換工程により変換された情報毎に、当該変換された情報を含むエントリ作成メッセージを前記ディレクトリサーバに送信し、
前記送信工程で送信した前記エントリ作成メッセージに対して、ディレクトリエントリが既に存在することを示すエラーメッセージが前記ディレクトリサーバから返送されてきた場合に、当該既に存在するディレクトリエントリを前記変換工程により変換された情報に変更するために、エントリ変更メッセージを前記ディレクトリサーバに送信することを特徴とする。この管理方法は、第1の通信プロトコルを使用することによって、検出されたネットワーク装置の各々においてネットワーク装置の情報ブロック中の情報の更新を監視することと、検出されたネットワーク装置のうちの1台の情報ブロック中の情報が更新された場合、第1の通信プロトコルを使用することによって、対応するネットワーク装置から情報ブロックの更新された情報を取得することと、対応するネットワーク装置に対するディレクトリエントリへの配置を行なうために、第2の通信プロトコルを使用することによって、ディレクトリサーバに更新された情報を送信することとを更に含む。また、管理方法は、第3の通信プロトコルを使用することによって、ディレクトリサーバからのディレクトリサーバにおいてディレクトリエントリが更新されたことを示す更新メッセージの発行を監視することと、更新メッセージが発行された場合、第2の通信プロトコルを使用することによって、ディレクトリサーバから更新されたディレクトリエントリを取得することと、更新されたディレクトリエントリから更新されたデータを抽出することと、対応するネットワーク装置の情報ブロックへの配置を行なうために、更新されたディレクトリエントリに対応するネットワーク装置に更新されたデータを送信することとを含む。
【0020】
ディレクトリサーバと通信するために使用される通信プロトコルは、LDAPであるのが好ましく、レガシーネットワーク装置と通信するための通信プロトコルは、SNMPであるのが好ましい。また、検出されたネットワーク装置の各々からの情報ブロックは、印刷速度や用紙の種類などのネットワーク機能に加え、IPアドレスなどのネットワーク設定データを含むのが好ましい。各ディレクトリエントリの形式は、各ディレクトリエントリ間の整合性を保つため、標準化されたスキーマであるのが好ましい。更に、検出されたネットワーク装置における更新された情報の監視は、頻繁に行われるのが好ましい。最後に、ディレクトリサーバからの更新メッセージの発行は、標準IPプロトコルを使用して更新メッセージを発行するディレクトリプラグインにより提供されるのが好ましい。
【0021】
前述の構成により、1つのネットワーク化企業でレガシーネットワーク装置とディレクトリ使用可能装置の両方をサポートするディレクトリ使用可能ネットワーク管理方法が提供される。このようにして、本発明では、ディレクトリ使用可能管理方法に含めるために、LDAPサポートをレガシーネットワーク装置にまで拡張するディレクトリプロキシを提供する。また、同期化機能により各ネットワーク装置の設定及び機能と対応するディレクトリエントリで発行される設定及び機能との確実な整合性が提供される。
【0022】
この概要は、本発明の性質の理解を速めるために提供されるものである。添付の図面と合せて以下の好適な実施形態の詳細な説明を参照することにより、本発明をより完全に理解することが可能となる。
【0023】
[好適な実施形態の詳細な説明]
図1は、本発明が使用されるネットワーク環境を示している。図1で明らかなように、ネットワーク10は、それぞれネットワーク18に接続されたサーバ11及び12とクライアントワークステーション13と周辺装置14、15、16及び17とを含む。ネットワーク接続18は、構内通信網(LAN)や広域網(WAN)であっても良く、又は、その他の種類のネットワークであっても良い。言うまでもなく、本発明は、図1に示すネットワークに限定されるものではなく、その他の多数の装置がネットワーク環境に含まれても良い。例えば、ネットワーク10は、ルータ、更なるコンピュータワークステーション、更なるサーバ及び追加の周辺装置を含んでも良い。事実上は、無限の台数の装置をネットワーク10に含めることができる。図1は、簡潔にする目的で、含まれるであろう装置のうちの数台のみを示している。
【0024】
クライアントワークステーション13は、コンピュータワークステーションであるのが好ましく、例えば、IBM互換機、Macintosh PC、UNIXワークステーション、Sun MicroSystems社製ワークステーション又はその他の種類のワークステーションであっても良い。クライアントワークステーション13は、ユーザがサーバ11及び/又は12のディレクトリサーバアプリケーションプログラムにアクセスし、このディレクトリサーバアプリケーション(以下、「ディレクトリサーバ」と呼ぶ)で変更を行なうことを可能にするLDAPクライアントアプリケーションプログラムを含むのが好ましい。ディレクトリサーバアプリケーションの例としては、Microsoft Active Directory Server、Netscape Directory Server及びNovell Directory Serverがある。言うまでもなく、これらは本発明を実施する際に使用されるディレクトリサーバアプリケーションプログラムのほんの一例に過ぎない。本発明は、これらの特定のアプリケーションに限定されるものではなく、いずれのディレクトリサーバアプリケーションを用いて実現されても良い。また、クライアントワークステーション13は、TCP/IPプロトコルを利用して通信を行なうことができるのが好ましい。後述するように、TCP/IPは、ディレクトリサーバ内のプラグインによりマルチキャストされるマルチキャストメッセージを受信するために利用される。
【0025】
クライアントワークステーション13のLDAPクライアントアプリケーションプログラムは、サーバ11及び12で実行中のディレクトリサーバアプリケーションとネットワーク18を介して通信する。クライアントワークステーション13とサーバ11及び12のディレクトリサーバとの通信は、図3を参照しながら以下により詳細に説明する。また、LDAPクライアントアプリケーションプログラムは、サーバ11及び12のディレクトリサーバのマルチキャストプラグインによりマルチキャストされるマルチキャストメッセージを受信して処理する。尚、クライアントワークステーション13のLDAPクライアントアプリケーションは、ユーザがディレクトリサーバで変更を行なうことを許可するがマルチキャストプラグインからマルチキャストメッセージを受信することは許可しないか、マルチキャストプラグインからマルチキャストメッセージを受信することのみ許可するがディレクトリサーバで変更を行なうことは許可しないか、あるいは、ディレクトリサーバで変更を行なうことを許可しマルチキャストメッセージを受信することも許可するかのいずれかであるように構成されても良い。更に、クライアントワークステーション13のLDAPクライアントアプリケーションは、ディレクトリサーバで変更を行なえるようにするために、サーバ11及び12のディレクトリサーバアプリケーションに対応する必要がない。すなわち、サーバ11及び12のディレクトリサーバアプリケーションがNetscape Directory Serverである場合、ユーザがディレクトリサーバで変更を行なえるようにするためにクライアントワークステーション13のLDAPクライアントアプリケーションをNetscape Directory ServerのLDAPクライアントにする必要はない。LDAPクライアントとディレクトリサーバとの通信は、LDAPプロトコルを用いて行われているので、サーバ11及び12のNetscape Directory Serverで変更を行なう際には、いずれのLDAPクライアントアプリケーションもクライアントワークステーション13において使用可能である。
【0026】
クライアントワークステーション13のLDAPクライアントアプリケーションは、サーバ11及び12のディレクトリサーバアプリケーションで変更を行なう唯一の方法ではない。変更は、サーバ11及び12自体のネイティブアプリケーションを介してサーバ11及び12のディレクトリサーバで行なうこともできる。また、変更は、ネットワーク上の装置内の埋込み型LDAPクライアントによって、あるいは、ディレクトリプロキシを介して行なうことが可能であろう。従って、本発明では、クライアントワークステーション13のLDAPクライアントアプリケーションにより変更が行なわれる必要がなく、本発明の目的は、ディレクトリサーバでの変更のために行われるネットワーク上の多種多様な装置とディレクトリサーバとの通信を管理することである。
【0027】
周辺装置14、15、16及び17は、ネットワーク10に含まれるいかなる種類の周辺装置であっても良い。すなわち、プリンタ、複写機、FAX装置、ルータなどであっても良く、図1では、これらの装置をプリンタ及び複写機として示すが、これに限定されない。しかしながら、簡潔にする目的で、周辺装置14、15及び16はプリンタとして説明され、周辺装置17はネットワーク複写機として説明される。
【0028】
種々のプリンタ及び複写機がネットワーク10に含まれても良いことは、容易に理解できる。例えば、ネットワーク10は、最新のネットワーク通信技術を含むプリンタと従来のネットワーク通信技術を含むプリンタとから構成されても良い。すなわち、プリンタの一部が、ディレクトリサーバと直接通信する能力を提供する最新技術を含んでも良い。この種のプリンタは、埋込み型LDAPクライアントを含んでも良い。一方、ネットワーク上の別のプリンタは、SNMPを介して通信し、ディレクトリサーバと直接通信する能力がないレガシープリンタなどの従来のプリンタであっても良い。この種のプリンタは、媒介装置がLDAPプロトコルを使用してディレクトリサーバと通信可能であることを必要とすることもある。更に、ネットワーク上のプリンタの一部は、LDAPプロトコルを使用してディレクトリサーバと直接通信することが可能な埋込み型のLDAPクライアントとディレクトリサーバと通信するための媒介手段を必要とするSNMPクライアントとの両方を含むハイブリッド装置であっても良い。簡潔にする目的で、ネットワーク10では、プリンタ14は、ディレクトリサーバと直接通信する埋込み型LDAPクライアントを含むプリンタであるとし、プリンタ16及び複写機17は、それぞれ、SNMPを使用して通信を行なうレガシープリンタ及びレガシー複写機であるとし、プリンタ15は、埋込み型LDAPクライアントを含み且つSNMPを使用して通信を行なうハイブリッドプリンタであるとする。
【0029】
図2は、各装置13から17と、例えば、サーバ11のディレクトリサーバとの間の通信プロトコルのアーキテクチャを示す。図2で明らかなように、ディレクトリサーバ25は、LDAPプロトコルを使用して、LDAPクライアント27、埋込み型クライアント装置28、ディレクトリプロキシ29及びハイブリッド装置31と通信を行なう。LDAPクライアント27は、例えば、クライアントワークステーション13上で実行中の上述のLDAPクライアントアプリケーションであっても良い。従って、LDAPクライアント27は、ディレクトリサーバで変更を行なうために、ディレクトリサーバ25と直接通信を行なう。埋込み型クライアント装置28及びハイブリッド装置31は、それぞれ、埋込み型LDAPクライアントを含むプリンタ14及び15であっても良い。埋込み型LDAPクライアント28とハイブリッド装置31との相違点の1つは、ハイブリッド装置31がSNMPを介して通信を行なう能力も含むのに対し、埋込み型LDAPクライアント28は、LDAPのみを介して通信を行なうことである。ディレクトリプロキシ29は、ディレクトリサーバ25で変更を行なうために、LDAPを介してディレクトリサーバ25と通信を行ない、ディレクトリサーバ25に対して、SMNP装置30とハイブリッド装置31との間の媒体手段、すなわち、変換器として動作する。ディレクトリプロキシ29に関しては、以下でより詳細に説明する。
【0030】
ディレクトリサーバ25は、プラグイン26及び40から43も含む。プラグイン26は、通知プラグインであり、詳細は以下で説明するが、簡単には、ディレクトリサーバ25で変更が行なわれる度に呼び出されるものである。通知プラグインは、呼び出されると、ネットワーク上の適切な装置に変更を通知する通知プロセスの管理を行なう。例えば、通知プラグイン26は、ネットワーク上のLDAP使用可能装置にユニキャストメッセージを送出したり、あるいは、マルチキャストメッセージを送信するためにマルチキャストプラグイン(40から43)のうちの1つを呼び出したりする。マルチキャストプラグイン40から43は、通知プラグイン26により呼び出されると、ディレクトリサーバ25で行われた変更に関する情報パケットを生成し、そのパケットをマルチキャストIPアドレスに送信する。マルチキャスト処理及びユニキャスト処理は、以下でより詳細に説明する。
【0031】
図3は、サーバ11の内部アーキテクチャのより詳細な図を示す。サーバ12は、サーバ11に類似しているので、簡潔にする目的で、サーバ11のみの説明を行なう。サーバ11は、例えば、Compaq Prosigniaサーバ又はその他の種類のサーバであっても良い。しかしながら、サーバ11は、それ自体がサーバである必要はなく、ディレクトリサーバアプリケーションプログラムを実行可能であればいかなるコンピュータであっても良い。図3に示すように、サーバ11は、ネットワークインタフェース35にインタフェースされる接続19によりネットワーク18に接続される。ネットワークインタフェース35は、ネットワークを介してサーバ11により情報の送受信を制御するネットワークカードであるのが好ましい。ネットワークインタフェース35とインタフェースされるのが、TCP/IPレイヤ36である。TCP/IPは、ユニキャスト処理及びマルチキャスト処理を行なうのに好適なプロトコルであるが、その他のプロトコルを代わりに使用することもできる。TCP/IPを使用したユニキャスト処理及びマルチキャスト処理の理解を深めるために、以下の点を考慮する。
【0032】
通常、IPアドレスには、1対1通信、ブロードキャスト及びマルチキャストの3つの異なるカテゴリが存在する。ここでは、1対1通信及びマルチキャストのみが関係するので、ブロードキャストの説明は省略する。1対1通信の場合、ある範囲のIPアドレスが割当てられ、ネットワーク上の各装置を明確に識別するのに使用される。例えば、図1に示すネットワークに接続された各装置は、ネットワーク上のその装置を識別する別々のIPアドレスを割当てられるであろう。各装置は、装置自体が保有するIPアドレスを手動で割当てられるか、あるいは、装置がネットワークに接続される度にアプリケーションプログラムにより自動的に割当てられる。従って、ユニキャスト処理を行なう場合、ディレクトリサーバプラグイン26から情報パケットを受信する各装置のIPアドレスが、プラグイン構成でセットアップされる。ディレクトリサーバで変更が行なわれた後に、通知プラグインが情報パケットを生成する場合、通知プラグイン構成でセットアップされたネットワーク上の各装置にこのパケットを送信する。
【0033】
マルチキャスト処理では、ある範囲のIPアドレスが割当てられるが、そのIPアドレスのうちの1つに送信されたメッセージは、その1つのIPアドレスで登録した複数のメンバーのみが受信する。1対1のIPアドレスとは異なり、マルチキャスト範囲のIPアドレスは、ある特定の装置に割当てられるものではない。これらのアドレスは、送られてきたメッセージを受信するマルチキャストグループを表す仮想のアドレスであり、受信したメッセージは、そのグループに登録したメンバーに配布される。従って、情報パケットは、ディレクトリサーバマルチキャストプラグインにより指定のマルチキャストグループにマルチキャストされ、グループの登録メンバーに配布される。
【0034】
図3において、TCP/IPレイヤ36にインタフェースされるのがLDAPプロトコルレイヤ37である。LDAPプロトコルレイヤ37は、LDAPクライアントとサーバ11のディレクトリサーバ25のようなディレクトリサーバとの通信を実現する。LDAPプロトコルレイヤは、ディレクトリサーバ25で変更を行なうLDAPクライアントが、クライアントワークステーション13のLDAPクライアントであるか、埋込み型LDAPクライアント28又はハイブリッド装置31の埋込み型クライアントであるか、ディレクトリプロキシ29のLDAPクライアントであるかに関わらず、ディレクトリサーバ25と通信するために使用される。従って、LDAPプロトコルを使用することで、LDAPクライアントは、ディレクトリサーバで変更を行なうことができる。
【0035】
図4は、メッセージシステムのアーキテクチャ及びサーバ11から少なくとも1つのマルチキャストグループのメンバーとして登録したクライアントへのマルチキャストメッセージの流れの一例を示す。図4は、マルチキャストするためのアーキテクチャのみを示し、ユニキャスト処理は、以下で詳細に説明される。図4のメッセージシステムは、ディレクトリサーバアプリケーションプログラムのプラグイン機能を使用するのが好ましい。すなわち、ディレクトリサーバで変更が行なわれ、通知プラグインがマルチキャストメッセージを送信すべきであると判定した場合、ディレクトリサーバは、マルチキャストプラグインを呼び出す。このマルチキャストプラグインは、情報パケットを生成し、マルチキャストグループにマルチキャストする。しかしながら、プラグインが必要な訳ではなく、マルチキャスト情報パケットを生成し、対応するマルチキャストグループにマルチキャストするその他の実現例を使用することもできるであろう。他の適用例に特有のプラグインも同様に実現されるが、ここでは、Netscape Directory Serverの一部としてサポートされるプラグインを説明する。
【0036】
図4で明らかなように、Netscape Directory Server25では、ADD(作成)プラグイン40、DELETE(削除)プラグイン41、MODIFY(変更)プラグイン42及びSEARCH(検索)プラグイン43の4種類のマルチキャストプラグインが実施される。Netscape Directory Serverによりサポートされるプラグインのうちの1種類は、処理後プラグインである。前述のディレクトリサーバ25用のマルチキャストプラグインは、それぞれ、処理後プラグインとして実施されるのが好ましい。処理後プラグインは、処理が行なわれた後(すなわち、処理後)に適切なプラグインが呼び出される時のプラグインである。従って、ディレクトリサーバで変更が行なわれた場合、ディレクトリサーバは、行われた変更の種類に対応する適切なマルチキャストプラグインを呼び出す。すなわち、新規オブジェクトがディレクトリサーバで作成された場合、ディレクトリサーバは、ADDプラグインを呼び出す。ADDプラグインが呼び出された場合、ADD変更に関する情報パケットを生成し、変更の種類に対応するマルチキャストグループにマルチキャストする。それにより、マルチキャストグループの登録メンバーは情報パケットを受信する。
【0037】
マルチキャスト処理により情報パケットを送信するために、各プラグインに対応するマルチキャストアドレスが確立される。各マルチキャストプラグインは、情報パケットの送信先である対応するマルチキャストアドレスを有する。例えば、図4で明らかなように、ADDプラグイン40は、ADD情報マルチキャストパケットを受信するように指定されたマルチキャストグループ45に情報パケットを送信する。同様に、DELETEプラグイン41は、対応するマルチキャストグループ46、MODIFYプラグイン42は、対応するマルチキャストグループ47、SEARCHプラグイン43は、対応するマルチキャストグループ47をそれぞれ有する。前述のマルチキャストグループの各々に対するマルチキャストIPアドレスの例は、以下の通りである。
【0038】
処理/マルチキャストグループ IPアドレス
ADD処理(マルチキャストグループ45): 225.6.7.8
DELETE処理(マルチキャストグループ46): 225.6.7.9
MODIFY処理(マルチキャストグループ47): 225.6.7.10
SEARCH処理(マルチキャストグループ48): 225.6.7.11
LDAPクライアントによりディレクトリサーバで変更が行なわれた場合、通知プラグインは、必要に応じて適切なマルチキャストプラグインを呼び出す。それにより、マルチキャストプラグインは、情報パケットを生成し、ネットワークを介して対応するマルチキャストIPアドレスにマルチキャストする。
【0039】
マルチキャストメッセージを受信するためには、メンバーは、受信を希望する変更情報パケットの種類に対応する各マルチキャストグループに登録する。例えば、図4で明らかなように、クライアント50は、マルチキャストグループ45及び46のメンバーとして登録する。従って、クライアント50は、ディレクトリサーバ25で行われたADD処理及びDELETE処理に対応するマルチキャストメッセージを受信する。クライアント51は、マルチキャストグループ45、46、47及び48に登録し、その結果、ディレクトリサーバ25で行われるADD処理、DELETE処理、MODIFY処理及びSEARCH処理に関するマルチキャストメッセージを受信する。クライアント52は、マルチキャストグループ47及び48のメンバーとして登録し、その結果、ディレクトリサーバ25で行われるMODIFY処理及びSEARCH処理に関するマルチキャストメッセージのみを受信する。ここで、ディレクトリプロキシ29は、前述の各マルチキャストグループのメンバーとして登録しても良い。
【0040】
従って、上述のように、LDAPクライアントは、ディレクトリサーバで変更を行なうためにディレクトリサーバとインタフェースし、このディレクトリサーバは、必要であれば行われた変更に対応するマルチキャストプラグインを呼び出す通知プラグインを呼び出す。マルチキャストプラグインは、処理後情報パケットを生成し、ネットワークを介して変更の種類に対応するマルチキャストグループにマルチキャストする。そのマルチキャストグループに登録したクライアントは、そのマルチキャストメッセージを受信する。
【0041】
ユニキャスト処理を行なうためには、通知プラグイン26は、ネットワーク上の特定のLDAP使用可能装置で行われた変更処理に対して、適切な時に変更情報パケットを送信するように構成されるであろう。例えば、通知プラグイン26は、LDAP使用可能装置のディレクトリ入力のため、変更がディレクトリサーバにより開始された場合、情報パケットを生成して装置にユニキャストするように構成されても良い。通知プラグイン26は、ディレクトリサーバで変更された特定の装置にのみユニキャストメッセージを送信し、ネットワーク上のその他の装置には送信しない。例えば、プリンタ14の構成がディレクトリサーバ25で変更された場合、通知プラグイン26は、プリンタ14にのみメッセージをユニキャストし、プリンタ15(同様にLDAP使用可能なハイブリッドプリンタ)にはユニキャストしない。しかしながら、後述するように、ユニキャスト処理に関する問題点の1つは、通知プラグインがユニキャストメッセージを送信する前に、どのLDAPクライアントが変更処理を行なったかを最初に判定することである。すなわち、プリンタ14のLDAPクライアントが変更を開始した場合、変更を開始したのはプリンタ14のLDAPクライアントであるので、プラグインは、変更を通知するユニキャストメッセージをプリンタ14に送信しない。しかし、クライアントワークステーション13のLDAPクライアントにより変更が開始された場合、プリンタ14のLDAPクライアントにより変更が開始された訳ではないので、通知プラグインは、変更を通知するためのユニキャストメッセージをプリンタ14に送信する。
【0042】
図5は、ディレクトリプロキシ29の内部アーキテクチャのより詳細な構成及びネットワーク上の種々の装置との通信を示す。図5に示すように、ディレクトリプロキシ29は、LDAPクライアント60、SNMPデバイスディスカバリモジュール61、SNMPデバイス監視/ポーリングモジュール62、SNMPクライアント63及びLDAP/SNMP変換器64を含む。LDAPクライアント60は、ディレクトリサーバ25で変更を行ない、変換を行なってネットワーク上のSNMP使用可能装置に送信する予定のLDAPコマンドをディレクトリサーバ25から受信するために、LDAPプロトコルを使用してディレクトリサーバ25と通信を行なう。また、LDAPクライアント60は、図4に関して上述したマルチキャストグループ45から48などの種々のマルチキャストグループからマルチキャストメッセージを受信する。更に、LDAPクライアント60は、LDAP/SNMP変換器64とのLDAPコマンドの送受信を行なう。
【0043】
SNMPクライアント63は、レガシー(SNMP)プリンタ16及びハイブリッド(SNMP/LDAP)プリンタ15を含むネットワーク上の全てのSNMP使用可能装置と通信を行なう。SNMPクライアント63は、ネットワーク上の全てのSNMP使用可能装置とSNMPコマンドの送受信を行なう。また、SNMPクライアント63は、SNMPデバイスディスカバリモジュール61及びSNMPデバイス監視/ポーリングモジュール62と通信し、モジュール61及び62とネットワーク上の全てのSNMP使用可能装置との間でのメッセージの送信を行なう。更に、SNMPクライアント63は、LDAP/SNMP変換器64と通信を行ない、SNMPコマンドの送受信を行なう。LDAP/SNMP変換器64は、SNMPクライアント63から受信したSNMPコマンドをLDAP形式に変換し、そのLDAPコマンドをLDAPクライアント60に送信する。また、LDAP/SNMP変換器64は、LDAPコマンドをLDAPクライアント60から受信し、それをSNMPコマンド形式に変換し、SNMPクライアント63に送信する。
【0044】
SNMPデバイスディスカバリモジュール61は、SNMPクライアント63を介して問い合わせ処理を行ない、ネットワーク上の全てのSNMP装置に関する情報を取得する。また、SNMPデバイスディスカバリモジュール61は、ネットワーク上の全てのSNMP装置から問い合わせに対する応答を受信し、その応答に基づいてSNMPコマンドをSNMPクライアント63に送信する。SNMPデバイス監視/ポーリングモジュール62も、SNMPクライアント63を介して問い合わせ処理を行ない、ネットワーク上の全てのSNMP装置に関する情報を取得する。モジュール61とモジュール62との相違点の1つは、モジュール61が、通常、ディレクトリプロキシの始動時に問い合わせを行なうのに対し、モジュール62は、通常、始動後に定期的な問い合わせを行ない、SNMP使用可能装置の全てから更新情報を取得することである。モジュール61及び62の処理は、以下でより詳細に説明する。
【0045】
通常、ネットワーク18に接続される装置には、埋込み型LDAPクライアント、埋込み型LDAPクライアントを持たないSNMP装置及びSNMP装置であり且つ埋込み型LDAPクライアントを有するハイブリッド装置の3つの異なる種類がある。ネットワーク上の各装置では、ディレクトリサーバ25のディレクトリ登録又はディレクトリ登録事項(ディレクトリエントリ)において構成情報の保守が行なわれる。すなわち、ディレクトリサーバ25は、全てのSNMP使用可能装置、全ての埋込み型LDAPクライアント装置及び全てのハイブリッド装置のディレクトリを含む。ディレクトリエントリは、通常、標準化された構成又は体系(スキーマ)に従ってフォーマット化されており、スキーマ拡張を含んでも良い。標準化されたスキーマは、その装置に対するディレクトリエントリにおいて行われた変更のソースを示すソースフラグを含む。ソースフラグは、通知プラグイン26により設定され、変更が、ディレクトリサーバ、すなわち、ネイティブアプリケーション又はワークステーション13のLDAPクライアントにより開始された場合、0に設定され、装置により開始された場合、1に設定される。3種類の装置の各々及びディレクトリサーバにおけるこれらの装置の構成に対する変更の行なわれ方については、図6を参照しながら説明する。
【0046】
図6は、3種類の装置の各々に対する変更の開始方法に関して3つの可能性のあるシナリオを示す。シナリオの1つでは、変更は、埋込み型LDAPクライアントを有する装置に対して開始される。埋込み型LDAPクライアント装置に対する変更は、装置自体の埋込み型LDAPクライアント、あるいは、ディレクトリサーバ、すなわち、ワークステーション13のLDAPクライアント又はサーバ11のネイティブアプリケーションにより開始されても良い。第2のシナリオでは、変更はSNMP装置に対して開始される。変更は、SNMP装置自体またはディレクトリサーバにより開始されても良い。第3のシナリオでは、変更は、ハイブリッド装置に対して開始される。変更は、装置自体、すなわち、この場合は装置のSNMPクライアント又は装置の埋込み型LDAPクライアントにより開始されても良く、あるいは、ディレクトリサーバにより開始されても良い。これらの3つのシナリオの各々についてより詳細に説明する。
【0047】
尚、以下では、通常、ディレクトリサーバ25におけるエントリが既に存在する装置の構成に対して行われる変更を説明する。しかしながら、装置のネットワークからの削除及び新規の装置のネットワークへの追加などのその他の変更も同様に行われることは容易に理解されるだろう。従って、簡潔にする目的で、ネットワーク上に既に存在する装置の構成に対する変更に関わる処理のみを説明する。上述のように、ネットワーク上の各装置の構成における変更は、装置自体とディレクトリサーバとのいずれによっても開始することができる。以下の説明では、ネットワーク管理者が、装置自体において装置のIPアドレスを変更する例と、ネットワーク管理者が、ディレクトリサーバにおいて装置のIPアドレスを変更する例との2つの例を提示することによって、両方の場合が説明される。
【0048】
最初に説明する装置は、プリンタ14などの埋込み型LDAPクライアントを有する装置である。プリンタ14は、埋込み型LDAPクライアントを含み、SNMPクライアントを含まない。プリンタ14は、純粋なLDAP使用可能装置であり、ハイブリッド装置ではない。図2に関して前述したように、埋込み型LDAPクライアントは、LDAPプロトコルを介してディレクトリサーバと直接通信を行なう。従って、装置の構成における変更は、LDAPを介して装置とディレクトリサーバとの間で直接伝達され、変換器を用いる必要はない。
【0049】
図6は、埋込み型LDAPクライアントを有する装置における変更の管理方法を含む3種類の各装置の管理方法のプロセスステップを表すフローチャートを示す。第1の埋込み型LDAPクライアントのシナリオの例では、管理者は、プリンタ14自体の埋込み型LDAPクライアントを使用してIPアドレスを変更する。
【0050】
第1の例では、ステップS601において、管理者は、プリンタ14の埋込み型LDAPクライアントを使用してプロセスを実行し、プリンタ14のIPアドレスを変更する。埋込み型LDAPクライアントによりプリンタ14に対する変更が行なわれた場合、埋込み型LDAPクライアントは、LDAPプロトコルを介してディレクトリサーバ25との通信を開始する。通信が一度確立されると、埋込み型LDAPクライアントは、LDAP_MODIFY(LDAP変更)コマンドを使用してディレクトリサーバに対する変更を自ら発行する。また、埋込み型LDAPクライアントは、ソースフラグを1に設定する。ディレクトリサーバ25に対する変更が行なわれると、通知プラグイン26が呼び出される(ステップS602)。
【0051】
ステップS603で、ディレクトリサーバに対する変更が一度行なわれると、ディレクトリサーバ通知プラグイン26は、ソースフラグを参照して、いずれの通知プロセスが行われるべきかを判定する。フラグが1に設定されている場合、通知プラグイン26は、変更が装置により開始されており、装置に変更を通知する必要がないことを認識する。従って、この例では、処理はステップS604へと進み、そこで通知プラグイン26は、ソースフラグを0にリセットし、通知プロセスを終了する。
【0052】
第2の埋込み型LDAPクライアントのシナリオの例では、管理者は、クライアントワークステーション13のLDAPクライアントを使用してディレクトリサーバ25のプリンタ14のIPアドレスを変更する。変更を行なうために、管理者は、ワークステーション13のLDAPクライアントアプリケーションを起動する。LDAPクライアントアプリケーションは、ディレクトリサーバ25にアクセスするように構成され、特に、プリンタ14を含むオブジェクトクラスをアクセスするように構成される。LDAPクライアントは、一度構成されると、LDAPプロトコルを介してディレクトリサーバ25との通信を確立する。一度通信が確立されると、LDAPクライアントアプリケーションは、管理者に対して、クライアントワークステーション13のディスプレイ上にプリンタ14を含むオブジェクトクラスに対するディレクトリ構造を表示する。クライアントワークステーション13のLDAPクライアントを使用して、管理者は、ディレクトリサーバ25においてプリンタ14のIPアドレスを変更する(ステップS601)。また、LDAPクライアントアプリケーションは、ソースフラグを0に設定する。変更が行なわれると、ディレクトリサーバは通知プラグイン26を呼び出す(ステップS602)。
【0053】
ステップS603では、通知プラグイン26は、ソースフラグが0に設定されているか否かを判定する。ここでは、ソースフラグは0に設定されているので、処理はステップS605に進む。ステップS605では、通知プラグイン26は、プリンタ14に対するディレクトリエントリを参照して、装置がLDAP使用可能であるかを判定する。この判定は、通知プラグインがLDAP使用可能装置に対してユニキャストメッセージを送信するべきか、あるいは、ディレクトリプロキシにより受信されるマルチキャストメッセージを送信するためにマルチキャストプラグインの1つを呼び出すべきかを判定するために行われる。通知プラグインが、装置がLDAP使用可能であると判定した場合、すなわち、本例においては、プリンタ14が埋込み型LDAPクライアントを有するのでLDAP使用可能であると判定した場合、処理はステップS606に進む。
【0054】
ステップS606では、通知プラグイン26は、ユニキャストメッセージを生成し、プリンタ14の埋込み型LDAPクライアントに対して、プリンタ14に対するディレクトリサーバ25のディレクトリエントリにおいて変更が行われたことを通知する。通知プラグイン26により送信されるユニキャストメッセージは、埋込み型LDAPクライアントに対して変更が行なわれたことを通知するだけであり、変更自体に関するいかなる明確な情報も含まない。このユニキャストメッセージを受信すると、プリンタ14の埋込み型LDAPクライアントは、ディレクトリサーバ25との通信を確立し、ディレクトリエントリを読み出して変更情報を取得する(S607)。変更情報を取得すると、埋込み型LDAPクライアントは、装置の構成を更新し(ステップS608)、プロセスは終了する。
【0055】
前述の第2の例の結果として、プリンタ14のIPアドレスは、ワークステーション13のLDAPクライアントによりディレクトリサーバにおいて変更され、ディレクトリサーバの通知プラグインは、プリンタ14の埋込み型LDAPクライアントに対して、ディレクトリサーバで変更が行なわれたことを通知し、埋込み型LDAPクライアントは、ディレクトリサーバの変更情報を読み出し、プリンタ14の構成を更新する。
【0056】
第2のシナリオでは、純粋なSNMP装置を説明する。図6は、SNMP装置における変更の管理方法に対するプロセスステップを示す。しかしながら、SNMP装置に対する変更の例を説明する前に、始動時の情報取得(SNMPデバイスディスカバリモジュール61及びそれに関連する図7のフローチャート)とネットワーク上の全てのSNMP装置に対する更新の取得(SNMPデバイス監視/ポーリングモジュール62及びそれに関連する図8のフローチャート)とを含むネットワーク上のSNMP装置に関する情報をディレクトリプロキシが取得する方法についてのより詳細な説明を行なう。
【0057】
図7において、SNMPデバイスディスカバリモジュール61は、通常、ネットワーク上の全てのSNMP使用可能装置に関するネットワーク情報を取得し、その情報は、ディレクトリプロキシを介してディレクトリサーバ向けに処理される。ディスカバリモジュール61は、ディレクトリプロキシの始動時又は新規の装置に対する定期的なポーリング処理中に、装置からネットワーク情報を取得する。ディレクトリプロキシが開始されると、ディスカバリモジュール61は、ネットワーク上の全てのSNMP装置を検出する。ネットワーク上のSNMP装置を検出するために、ディスカバリモジュール61は、ネットワーク上の全てのSNMP装置に関するネットワーク識別情報に対する問い合わせ(SNMP_QUERY:SNMP問い合わせ)を送出する(ステップS701)。ネットワーク上の全てのSNMP使用可能装置は、その問い合わせに対する応答を提出する(ステップS702)。SNMP使用可能装置からの応答は、その装置のIPアドレス、装置の種類、機種、MACアドレス、装置名及びMIB(Management Information Base:管理情報ベース)ボードの種類などのネットワーク識別情報を含む。
【0058】
ディスカバリモジュール61は、各装置から応答を受信すると、各装置のネットワーク識別情報を使用して、問い合わせに応答した各装置に対してSNMP_GET(SNMP取得)コマンドを送出する(ステップS703)。SNMP_GETコマンドは、SNMP装置に送信され、装置のネットワーク設定、装置のステータス及び装置の特徴などの情報をSNMP装置のMIBから取得する。要求を受信した各SNMP装置は、要求された情報を伴ってディスカバリモジュール61に応答する(ステップS704)。要求された情報を受信すると、ディスカバリモジュール61は、SNMPクライアント63と通信し、SNMP装置の情報をSNMPクライアント63に送信する(ステップS705)。続いて、SNMPクライアント63は、このSNMP装置の情報をLDAP/SNMP変換器64に送信する(ステップS706)。変換器64は、装置の情報をLDAP形式に変換し、LDAPクライアント60と通信し、LDAP形式のSNMP装置の情報をLDAPクライアント60に送信する(ステップS707)。次に、LDAPクライアント60は、ディレクトリサーバ25との通信を確立し、SNMP装置の情報をディレクトリサーバに対して自ら発行する(ステップS708)。LDAPクライアント60は、まず、LDAP_ADD(LDAP作成)コマンドを使用して、ディレクトリサーバ25にSNMP装置の情報を追加することを試みる。SNMP装置に対するエントリがディレクトリサーバ25に既に存在する場合、ディレクトリサーバにより、エラーメッセージがLDAPクライアントに返される。LDAPクライアント60は、LDAP_MODIFY(LDAP変更)コマンドを使用して、既存の装置に対するディレクトリサーバ25のディレクトリエントリ情報を置換する。
【0059】
従って、新規の装置がネットワーク上で検出された場合、又は、既存の装置の構成がディレクトリプロキシが始動されるのに先立って変更された場合、ディレクトリプロキシによる変更を始動時に開始することができる。ディレクトリプロキシにより始動時に変更を行なうこのプロセスでは、装置において変更が開始された場合と同様の装置管理処理が行なわれる。従って、以下の装置及び監視/ポーリングモジュールで開始された変更に関する説明は、ディレクトリプロキシのディスカバリモジュールにより開始された変更にも等しく適用される。
【0060】
図8は、SNMPデバイス監視/ポーリングモジュール62により行われるプロセスステップを示す。SNMPデバイス監視/ポーリングモジュール62は、監視又はポーリングの2つのモードの一方で動作しても良い。ポーリングモードでは、モジュール62は、通常、ネットワーク上で定期的な問い合わせを行ない、SNMP装置のいずれかが更新されたか否かを判定する。このモードでは、ディレクトリプロキシ29の始動後及びディスカバリモジュール61の処理終了後に、監視/ポーリングモジュール62は、更新された情報に対する変更問い合わせメッセージを送出することによって定期的な問い合わせ処理を行なっても良い。例えば、モジュール62は、ネットワーク上で検出されたSNMP装置の全てに対して選択されたMIBのデータ更新に関する問い合わせを行なうために、毎秒ポーリング処理を行なうように構成されても良い(ステップS801)。更新が行われていない場合、いずれの装置も応答しないので、設定されたタイムアウト時間の経過後に処理は終了する。各装置のいずれかの構成が変更されていた場合、ネットワーク上の更新された装置のみが、問い合わせを受信した際に監視/ポーリングモジュール62に対して変更が行なわれたことを示す変更情報応答を伴って問い合わせに応答する(ステップS802)。変更情報応答メッセージを受信すると、モジュール62は、応答した各装置に対して更新された情報に対する要求を送信する(ステップS803)。SNMP装置は、要求を受信すると、更新された情報をモジュール62に送信する(ステップS804)。モジュール61と同様に、モジュール62は、SNMPクライアント63にこの情報を送信し(ステップS805)、SNMPクライアント63は、それをLDAP/SNMP変換器64に送信する(ステップS806)。LDAP/SNMP変換器64は、SNMP情報をLDAP形式に変換し、LDAP形式の情報をLDAPクライアント60に送信する(ステップS807)。LDAPクライアント60は、ディレクトリサーバ25との通信を確立し、ディレクトリサーバにおいて変更を自ら発行する(ステップS808)。
【0061】
監視/ポーリングモジュール62は、更新を調べるためにネットワークをポーリングするのではなく、ネットワーク上の全てのSNMP装置からの更新に関する更新メッセージが送出されるのを待ってネットワークを監視することもできる。ここで、ネットワーク上の各SNMP装置は、装置において変更が行なわれた場合にネットワーク上にメッセージを送出することができる。モジュール62は、更新メッセージの送出を待ち、メッセージを受信すると、そのメッセージを送出した装置に対して、更新された情報を伴って応答するように要求する。このように、ステップS803からS808は、上述したのと同様の方法で実行される。ステップS801及びS802は、更新を調べるためにネットワークをポーリングするのではなく、メッセージの送出を待ってポーリングするように変更しただけである。
【0062】
今度は、図6の説明に戻り、SNMP装置及びディレクトリプロキシ29における変更について説明する。図7に関して上述したように、ディレクトリプロキシ29の始動時に、ディスカバリモジュール61は、ネットワーク上の全装置に関する情報を取得し、この情報は、ディレクトリプロキシ29を介してLDAPクライアント60向けに処理される。LDAPクライアント60は、ディレクトリサーバ25においてLDAP_ADD処理を行なうことを試みるが、ディレクトリサーバにSNMP装置に対するエントリが既に存在する場合は、エラーメッセージを受信する。LDAPクライアント60は、LDAP_MODIFYコマンドを実行し、ディレクトリサーバにおけるSNMP装置のディレクトリエントリを置換する(ステップS601)。LDAPクライアント60は、追加又は変更があった全てのSNMP装置に対してソースフラグを1に設定する。ディレクトリサーバにおいて変更を行なう際、通知プラグイン26が呼び出される(ステップS602)。ステップS603で、通知プラグイン26が、ソースフラグが1に設定されていると判定した場合、処理はステップS604に進む。ステップS604では、通知プラグインは、ソースフラグを0にリセットし、処理を終了する。
【0063】
次に、プリンタ16などのSNMP装置のIPアドレスが、装置自体において変更される場合について説明する。ディレクトリプロキシが始動されており、監視/ポーリングモジュール62は、更新を調べるためにネットワークのポーリングを行なっている最中であるとする。管理者が、プリンタ16においてプリンタのIPアドレスを変更する。プリンタ16に対して変更が行なわれた後、モジュール62のポーリング処理により、ネットワーク上に更新問い合わせメッセージが送出される。プリンタ16の構成が更新されているので、プリンタ16は、更新情報応答メッセージを伴って応答する。続いて、モジュール62は、更新された情報に対する要求をプリンタ16に送信し、プリンタ16は、モジュール62に更新された情報を送信する。モジュール62は、この更新された情報をSNMPクライアント63に送信し、SNMPクライアント63は、情報をLDAP/SNMP変換器64に送信する。LDAP/SNMP変換器64は、情報をSNMP形式からLDAP形式に変換し、LDAP形式の情報をLDAPクライアント60に送信する。LDAPクライアント60は、ディレクトリサーバ25との通信を確立し、ディレクトリサーバ25において変更を行ない、ソースフラグを1に設定する(ステップS601)。続いて、通知プラグイン26が呼び出される(ステップS602)。ステップS603で、通知プラグイン26は、ソースフラグが1に設定されていると判定し、それにより、処理はステップS604に進む。ステップS604では、通知プラグイン26は、ソースフラグを0にリセットし、処理は終了する。
【0064】
従って、SNMP使用可能装置の構成は、装置自体において変更され、この変更は、ディレクトリプロキシが更新された情報を調べるためにポーリングを行なうことによって検出される。変更は、ディレクトリプロキシのLDAPクライアントによりディレクトリサーバにおいて行なわれる。クライアントワークステーション13のLDAPクライアントアプリケーションを使用して、ディレクトリサーバにおいてSNMP使用可能装置(プリンタ16)のIPアドレスに対する変更が行われる場合について説明する。
【0065】
プリンタ16に対するIPアドレスは、埋込み型LDAPクライアントプリンタ14に対してIPアドレスの変更が行なわれた場合に関して上述したのと同様の方法で、ワークステーション13のLDAPクライアントを使用してディレクトリサーバ25において変更される。従って、ディレクトリサーバにおいて変更が行なわれ、ソースフラグが0に設定される(ステップS601)場合についての説明は、ここでは繰り返さない。
【0066】
プリンタ16に対するIPアドレスの変更が、一度ディレクトリサーバにおいて行われると、通知プラグイン26が呼び出される(ステップS602)。続いて、ステップS603で、通知プラグイン26は、フラグがステップS601で0に設定されたと判定し、装置に変更を通知する必要があると認識する。処理はステップS605に進む。ステップS605では、通知プラグイン26は、プリンタ16に対するディレクトリエントリからプリンタ16がSNMP使用可能装置であって埋込み型LDAPクライアントを含まないと判定する。従って、処理は、ステップS609に進み、通知プラグイン26は、ディレクトリサーバで行われた変更処理の種類により、マルチキャストプラグイン40から43のうちの1つを呼び出す。ここでは、ディレクトリサーバ25で変更処理が行われたので、MODIFY(変更)プラグイン42が呼び出される。MODIFYプラグイン42は、情報パケットを生成し、マルチキャストグループ47にこのパケットをマルチキャストする。マルチキャストグループ47の全ての登録メンバーは、情報パケットを受信する。ここで、ディレクトリプロキシ29及び場合によってはネットワーク上のその他のディレクトリプロキシは、マルチキャストグループ47のメンバーとして登録されているので、マルチキャストプラグインから情報パケットを受信する(ステップS610)。ディレクトリプロキシ29は、ディレクトリサーバ25において行われた変更に関するマルチキャストメッセージを調べるためにネットワークを監視しても良い。マルチキャストメッセージは、通常、変更が行なわれたという情報とディレクトリエントリが変更されたディレクトリエントリ識別情報とを含む。
【0067】
マルチキャストメッセージを受信すると、ディレクトリプロキシ29のLDAPクライアント60は、ディレクトリサーバ25との通信を確立し、更新されたディレクトリエントリを読み出す(ステップS610)。更新された情報を取得すると、LDAPクライアント60は、その情報をLDAP/SNMP変換器64に送信する。LDAP/SNMP変換器64では、更新された情報がSNMP形式に変換され、SNMPクライアント63に送信される(ステップS611)。SNMPクライアント63は、更新された情報をプリンタ16に送信し(ステップS611)、プリンタ16のMIBに新規のIPアドレスが設定される。
【0068】
従って、上述したように、ネットワーク上のSNMP装置の構成における変更は、ディレクトリサーバにおいて行われ、ディレクトリサーバ通知プラグインは、マルチキャストプラグインを呼び出す。マルチキャストプラグインは、マルチキャストメッセージを送出し、このメッセージはディレクトリプロキシにより受信される。ディレクトリプロキシのLDAPクライアントは、ディレクトリサーバと通信し、更新された情報を読み出し、ディレクトリプロキシの変換器にこれを送信する。変換器は、この情報をLDAP形式からSNMP形式に変換し、ディレクトリプロキシのSNMPクライアントに送信する。SNMPクライアントは、この情報をSNMP装置に送信し、この新規の情報は、SNMP装置において更新される。
【0069】
第3のシナリオにおいて、すなわち、プリンタ15などのハイブリッドSNMP使用可能且つLDAP使用可能装置に関しては、2つの例が説明される。一方は、変更がディレクトリサーバにおいて開始される場合であり、他方は、装置自体において変更が開始される場合である。
【0070】
図2に関して先に説明したように、ハイブリッド装置は、LDAPを介して直接ディレクトリサーバとの通信を行なうが、ディレクトリプロキシ(SNMP)を介しても通信を行なう。従って、ハイブリッド装置における通信の流れは、同時に行われる並行プロセス(LDAP及びSNMP)を含んでも良い。例えば、プリンタ15が最初にネットワークに接続されたディスカバリモードの間、ディレクトリプロキシの始動の間、又はディスカバリモジュール61の新規の装置を調べるための定期的なポーリング処理の間に、プリンタ15は、LDAP及びSNMPの2つの通信プロトコルを介してディレクトリサーバとの通信を行なうことを試みても良い。本シナリオでは、両プロトコルは、並行プロセスを行ない、新規の装置に対して同時にディレクトリサーバへのエントリを作成することを試みる。
【0071】
例えば、プリンタ15が埋込み型LDAPクライアントを含み、プリンタ15がネットワークに接続された時にこの埋込み型LDAPクライアントがディレクトリサーバ25との通信を確立するようにし、プリンタ15に対する新規のディレクトリエントリを作成することを試みても良い。しかしながら、プリンタ15は、SNMPを介してディレクトリプロキシ29とも通信を行なうので、新規の装置がネットワークに接続された場合、ディレクトリプロキシ29のディスカバリモジュール61が新規の装置を検出し、図7に関して上述したように装置のSNMP情報を取得する。続いて、ディレクトリプロキシ29のLDAPクライアント60は、ディレクトリサーバ25との通信を確立し、プリンタ15に対する新規のディレクトリエントリを作成することを試みる。
【0072】
並行プロセス、すなわち、LDAP及びSNMPの両方のプロセスが行われる本シナリオでは、最初にディレクトリサーバとの通信を確立するプロセスは、ADD(作成)処理を行なうプロセスであり、他方のプロセスは、後述するように通知プラグイン論理により管理される。すなわち、ディレクトリサーバの通知プラグインは、ハイブリッド装置の管理を制御する。従って、プリンタ15の埋込み型LDAPクライアントが、最初にディレクトリサーバ25との通信を確立する場合、ディレクトリサーバ25においてプリンタ15に対する新規のエントリを発行する。次に、LDAPクライアント60が、ディレクトリサーバ25との通信を確立し、LDAP_ADD処理を実行することを試みる場合、プリンタ15の埋込み型LDAPクライアントは、既にディレクトリエントリを作成しているので、エラーメッセージを受信する。従って、LDAPクライアント60は、LDAP_MODIFY処理を行なってディレクトリエントリを変更する。ディレクトリサーバ25の通知プラグインはソースフラグが1に設定されていることを確認し、プリンタ15に対してディレクトリプロキシ29による変更を通知するための更なる処理を行なわない。
【0073】
しかしながら、ディレクトリプロキシ29のLDAPクライアント60が、最初にディレクトリサーバ25との通信を確立する場合、プリンタ15に対する新規のディレクトリエントリを作成する。続いて、プリンタ15の埋込み型LDAPクライアントが、ディレクトリサーバ25との通信を確立する場合、変更を行なった後、通知プラグインがソースフラグが1であることを確認する。従って、装置に変更を通知するための更なる処理を行なわない。
【0074】
ハイブリッドプリンタ15の構成における変更は、上述したように、クライアントワークステーション13のLDAPクライアント又はサーバ11のネイティブアプリケーションプログラムを使用して、ディレクトリサーバ25のディレクトリエントリに対して行われても良い。ワークステーション13のLDAPクライアント又はネイティブアプリケーションプログラムを使用して、プリンタ15の構成における変更を行なうプロセスは、埋込み型LDAPクライアントプリンタ及びSNMPプリンタに関して上述したのと同様である。従って、このプロセスは、ここでは繰り返さない。ステップS601で、ディレクトリサーバ25のディレクトリエントリにおいて変更が行なわれる場合、ソースフラグは0に設定され、通知プラグイン26が呼び出される(ステップS602)。通知プラグイン26は、ステップS603で、ソースフラグが0に設定されていると判定し、ステップS605で、ディレクトリエントリを参照することによりプリンタ15がLDAP使用可能であると判定する。通知プラグイン26は、プリンタ15がLDAP使用可能であることを検出するので、通知プラグイン26は、プリンタ15の埋込み型LDAPクライアントにメッセージをユニキャストする(ステップS606)。以降のプロセスは、プリンタ14の埋込み型LDAPクライアントがディレクトリサーバ25との通信を確立し、変更された情報を読み出し(ステップS607)、埋込み型LDAPクライアントが、プリンタ15において変更を行なう(ステップS608)点で、上述のプリンタ14に対するプロセスと同様である。
【0075】
しかしながら、プリンタ15は、ハイブリッド装置であるので、プリンタ15の構成における変更が埋込み型LDAPクライアントにより一度行なわれると、ディレクトリプロキシ29は、監視/ポーリングモジュール62を介して変更を検出する。変更を検出すると、モジュール62は、上述のように動作して、更新された情報をプリンタ15から取得し、この更新された情報は、ディレクトリプロキシ29を介してLDAPクライアント60向けに処理される。ディレクトリプロキシ29のLDAPクライアント60は、ディレクトリサーバ25との通信を確立するが、ディレクトリエントリを更新することもある。ここで、ディレクトリプロキシ29は、LDAP使用可能装置を認識し、これらの装置に対する更なる処理を行なわないように構成されても良い。すなわち、ディレクトリプロキシが装置がハイブリッド装置であると認識する場合、ハイブリッド装置における変更を検出した時に、LDAPクライアントがこの変更を処理し、ディレクトリプロキシが変更を行なわないように構成されても良い。一方、ディレクトリプロキシ29は、既にLDAPクライアントによりディレクトリエントリが作成されていても、それを上書きしても良い。この場合、変更が行われた際に、ディレクトリプロキシによりソースフラグが1に設定される。通知プラグイン26が、ソースフラグが1に設定されていることを確認すると、処理はステップS604に進み、通知プラグイン26は、ソースフラグを0に設定し、通知プロセスは終了する。
【0076】
プリンタ15の構成における更新は、プリンタ15自体において行われても良い。この場合、埋込み型LDAPクライアント装置における更新に関して上述されたのと同様に、更新が行なわれる。上述のように、埋込み型LDAPクライアントは、ディレクトリサーバとの通信を確立し、LDAPクライアントは、ディレクトリエントリにおける変更を自ら発行する。ディレクトリサーバに対する変更を行なうと、埋込み型LDAPクライアントは、ソースフラグを1に設定する。続いて、ステップS602で、通知プラグイン26が呼び出される。ステップS603では、通知プラグイン26は、ソースフラグが1に設定されていると判定し、処理は、ステップS604に進む。ステップS604では、プラグインはフラグを0にリセットし、通知プロセスは終了する。
【0077】
プリンタ15において、埋込み型LDAPクライアントを使用して変更が行なわれた場合、ディレクトリプロキシ29の監視/ポーリングモジュール62が、変更を検出し、変更された情報を取得する。変更された情報は、ディレクトリプロキシ29を介してLDAPクライアント60向けに処理される。ディレクトリプロキシ29は、LDAP使用可能装置における変更を無視するように構成されても良い。しかしながら、ディレクトリプロキシ29が変更を処理する場合、LDAPクライアント60は、ディレクトリサーバ25との通信を確立し、再び変更を発行し、ソースフラグを1に設定する。通知プラグイン26が呼び出され(ステップS602)、ソースフラグが1に設定されていることを検出する(ステップS603)。従って、通知プラグイン26は、ソースフラグを0にリセットし、処理は終了する(ステップS604)。
【0078】
従って、ハイブリッド装置に関して、装置において行われた変更は、埋込み型LDAPクライアントを介してディレクトリサーバに送信される。場合によっては、ディレクトリプロキシが埋込み型LDAPクライアントにより行われた変更を検出し、再び変更を行なう。ディレクトリプロキシが変更を検出するが、装置がLDAP使用可能であると判定し、LDAPクライアントがこの変更を処理できるようにする場合もある。ディレクトリサーバにおいて行なわれた変更に関して、この変更は、埋込み型LDAPクライアントを介してハイブリッド装置に送信される。ディレクトリプロキシは、変更を検出し、LDAPクライアントが、この変更を処理するか、あるいは、再びこの変更を実行することを可能にする。
【0079】
本発明は、特定の例示的な実施形態に関して説明を行なってきた。本発明がこの上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨から逸脱することなく、種々の変更及び修正が行われても良いことは、当業者には理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能なネットワークシステムを示す図である。
【図2】図1のネットワーク上の各装置間での通信のアーキテクチャを示す図である。
【図3】図1に示すサーバの内部アーキテクチャを示す図である。
【図4】プラグインを使用するディレクトリサーバのアーキテクチャを示す図である。
【図5】ディレクトリプロキシの内部アーキテクチャのより詳細な構成及びネットワーク上の種々の装置との通信を示す図である。
【図6】図1のネットワーク上の装置の構成に対する変更の管理のためのプロセスステップのフローチャートである。
【図7】ディレクトリプロキシのディスカバリモジュールに対するプロセスステップのフローチャートである。
【図8】ディレクトリプロキシの監視/ポーリングモジュールに対するプロセスステップのフローチャートである。
Claims (17)
- ネットワーク装置及びディレクトリサーバに接続された通信装置であって、
第1の通信プロトコルを使用して、前記ネットワーク装置の存在を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出されたネットワーク装置から、当該ネットワーク装置に関する情報を取得する情報取得手段と、
前記情報取得手段が取得した情報を、第2の通信プロトコルを使用して前記ディレクトリサーバに送信するための形式に変換する変換手段と、
前記変換手段により変換された情報を、前記ディレクトリサーバにおいてディレクトリエントリとして管理させるために、前記第2の通信プロトコルを使用して前記ディレクトリサーバに送信する第1の送信手段とを備え、
前記第1の送信手段は、前記変換手段により変換された情報毎に、当該変換された情報を含むエントリ作成メッセージを前記ディレクトリサーバに送信し、
前記第1の送信手段が送信した前記エントリ作成メッセージに対して、ディレクトリエントリが既に存在することを示すエラーメッセージが前記ディレクトリサーバから返送されてきた場合に、前記第1の送信手段は、当該既に存在するディレクトリエントリを前記変換手段により変換された情報に変更するために、エントリ変更メッセージを前記ディレクトリサーバに送信する
ことを特徴とする通信装置。 - 前記通信装置はネットワークを介して複数のネットワーク装置に接続され、
前記検出手段は、前記ネットワークを介して、前記第1の通信プロトコルを使用して問合せメッセージをブロードキャスト送信し、当該問合せメッセージに対する応答メッセージを前記ネットワーク装置から受信することにより、前記ネットワーク装置の検出を行うことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。 - 前記情報取得手段は、前記検出手段により検出されたネットワーク装置に対して、前記第1の通信プロトコルを使用して情報要求メッセージを送信し、当該情報要求メッセージに対する応答メッセージを前記ネットワーク装置から受信することにより、前記ネットワーク装置に関する情報の取得を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
- 前記情報取得手段が取得するネットワーク装置に関する情報には、前記ネットワーク装置のネットワーク設定情報、及び当該ネットワーク装置のステータス情報が含まれることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の通信装置。
- 前記ネットワーク装置における当該ネットワーク装置に関する情報の更新を監視する第1の監視手段を更に備え、
前記ネットワーク装置において当該ネットワーク装置に関する情報が更新された場合に、前記情報取得手段は前記ネットワーク装置から前記更新された情報を取得し、前記変換手段は当該取得された情報を変換し、前記第1の送信手段は当該変換された情報を前記第2の通信プロトコルを使用して前記ディレクトリサーバに送信することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の通信装置。 - 前記第1の監視手段は、前記ネットワーク装置に対して、前記第1の通信プロトコルを使用して変更問合せメッセージを定期的に送信し、当該変更問合せメッセージに対する変更応答メッセージを前記ネットワーク装置から受信することにより、前記ネットワーク装置における当該ネットワーク装置に関する情報の更新を監視することを特徴とする請求項5に記載の通信装置。
- 前記更新された情報を取得する場合に、前記情報取得手段は、前記変更応答メッセージを送信したネットワーク装置に対して、前記第1の通信プロトコルを使用して前記情報要求メッセージを送信し、当該情報要求メッセージに対する応答メッセージを当該ネットワーク装置から受信することにより、前記更新された情報を取得することを特徴とする請求項6に記載の通信装置。
- 前記第1の送信手段により送信された情報が前記ディレクトリサーバにおいてディレクトリエントリとして格納された後、当該ディレクトリサーバにおける当該ディレクトリエントリの更新を監視する第2の監視手段と、
前記ディレクトリサーバにおいて前記ディレクトリエントリが更新された場合に、当該更新されたディレクトリエントリを取得するディレクトリエントリ取得手段と、
前記ディレクトリエントリ取得手段が取得したディレクトリエントリから更新されたデータを抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出されたデータを、前記第1の通信プロトコルを使用して前記ネットワーク装置に送信する第2の送信手段と、
を更に備えることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の通信装置。 - 前記第2の監視手段は、前記ディレクトリサーバに格納されたディレクトリエントリが更新された場合に当該ディレクトリサーバから発行されるマルチキャストメッセージを受信することにより、前記ディレクトリサーバにおける前記ディレクトリエントリの更新を監視することを特徴とする請求項8に記載の通信装置。
- 前記ディレクトリエントリ取得手段は、前記第2の監視手段が前記マルチキャストメッセージを受信したことに応じて、前記第2の通信プロトコルを使用して前記更新されたディレクトリエントリを前記ディレクトリサーバから読み出して取得することを特徴とする請求項9に記載の通信装置。
- 前記第1の通信プロトコルは、ネットワーク管理プロトコルであることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の通信装置。
- 前記第1の通信プロトコルは、SNMPであることを特徴とする請求項11に記載の通信装置。
- 前記第2の通信プロトコルは、ディレクトリプロトコルであることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の通信装置。
- 前記第2の通信プロトコルは、LDAPまたはX.500ディレクトリプロトコルであることを特徴とする請求項13に記載の通信装置。
- ネットワーク装置の管理方法であって、
第1の通信プロトコルを使用して、前記ネットワーク装置の存在を検出する検出工程と、
前記検出工程で検出されたネットワーク装置から、当該ネットワーク装置に関する情報を取得する情報取得工程と、
前記情報取得工程で取得された情報を、第2の通信プロトコルを使用してディレクトリサーバに送信するための形式に変換する変換工程と、
前記変換工程で変換された情報を、前記ディレクトリサーバにおいてディレクトリエントリとして管理させるために、前記第2の通信プロトコルを使用して前記ディレクトリサーバに送信する送信工程とを備え、
前記送信工程では、前記変換工程により変換された情報毎に、当該変換された情報を含むエントリ作成メッセージを前記ディレクトリサーバに送信し、
前記送信工程で送信した前記エントリ作成メッセージに対して、ディレクトリエントリが既に存在することを示すエラーメッセージが前記ディレクトリサーバから返送されてきた場合に、当該既に存在するディレクトリエントリを前記変換工程により変換された情報に変更するために、エントリ変更メッセージを前記ディレクトリサーバに送信する
ことを特徴とする管理方法。 - 請求項15に記載の管理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
- 請求項15に記載の管理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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