JP4603393B2 - 位置情報管理装置、位置情報管理方法、位置情報管理プログラム、及びコンピュータに読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

位置情報管理装置、位置情報管理方法、位置情報管理プログラム、及びコンピュータに読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、位置情報管理装置、位置情報管理方法、位置情報管理プログラム、コンピュータに読み取り可能な記録媒体及び位置情報管理システムに関するものであり、特に携帯型情報記憶媒体から情報が発信された時間によらず位置情報を取得する技術に関するものである。
従来、RFIDタグ等の無線タグから受信した信号から特定できる屋内での人やモノの位置情報は、物品管理や入退室管理等、さまざまなアプリケーションで利用することが可能である。
そこで、無線タグやPHS等の複数の端末機器からの情報を取得して一括処理する技術が提案されている。そして、位置を一括して管理することで、各種アプリケーションが容易に位置情報を利用することが可能となる(例えば特許文献1)。
この特許文献1に記載された発明では、アプリケーションサーバが位置情報処理サーバに位置情報の送信を要求することで、位置情報処理サーバから端末機器の位置情報が送信される。これによりアプリケーションサーバは位置情報を得ることができる。
特開2002−315032号公報
しかしながら、特許文献1に記載された発明では、無線タグから発信された電波を検知して位置情報に変換するタイミングについて具体的に明示されていない。であれば、発信された電波を検知した際に位置情報に算出しているものと思料できる。この場合、電波を検知する検知局から、ほぼ同じタイミングで複数のタグの情報が送信されるとデータの受信と共に位置計算をほぼ同時に行うため、演算処理の負荷が集中するという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、演算処理の負荷を分散させた位置情報管理装置、位置情報管理方法、位置情報管理プログラム、コンピュータに読み取り可能な記録媒体及び位置情報管理システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、物体に備えられた携帯型情報記憶媒体を検出装置が検出することで特定できる物体の位置情報を管理する位置情報管理装置において、前記検出装置から所定情報を受信する処理を行う受信処理手段と、前記受信処理手段により受信した前記所定情報を記憶する記憶手段と、前記携帯型情報記憶媒体と、当該携帯型情報記憶媒体について位置を取得する取得間隔と、を対応付けて記憶する間隔記憶手段と、前記検出装置が検出した前記携帯型情報記憶媒体の数で、前記位置情報を取得する間隔を示した予め定められた取得時間を除すことで算出された実行時間毎に、前記記憶手段により記憶された前記所定情報に基づいて、前記携帯型情報記憶媒体の位置を示す位置情報を取得する位置取得手段と、を備え、前記位置取得手段は、さらに、前記位置情報の取得を開始する際、検出した前記携帯型情報記憶媒体のうち、前記位置情報を前回取得した時刻から経過した時間より、長い前記取得間隔と対応付けられた前記携帯型情報記憶媒体を、位置情報の取得対象から除外すること、を特徴とする。
また、請求項にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記位置取得手段により前記位置情報を取得した場合に、取得した前記位置情報を他のアプリケーション又はプロセスに通知する処理を行う通知処理手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記記憶手段は、前記位置取得手段により前記位置情報を取得した場合に、取得した前記位置情報を記憶し、他のアプリケーション又はプロセスから前記位置情報の出力する要求を受け付ける要求受付手段と、前記要求受付手段により前記位置情報を出力する要求を受け付けた場合に、前記記憶手段に記憶された前記位置情報を前記他のアプリケーション又はプロセスに通知する処理を行う通知処理手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項にかかる発明は、物体に備えられた携帯型情報記憶媒体を検出装置が検出することで特定できる物体の位置情報を位置情報管理装置が管理する位置情報管理方法において、前記位置情報管理装置が、前記携帯型情報記憶媒体と、当該携帯型情報記憶媒体について位置を取得する取得間隔と、を対応付けて記憶する間隔記憶手段を備え、受信処理手段が、前記検出装置から所定情報を受信する処理を行う受信処理ステップと、前記受信処理ステップにより受信した前記所定情報を記憶手段に記憶する記憶ステップと、位置取得手段が、前記検出装置が検出した前記携帯型情報記憶媒体の数で、前記位置情報を取得する間隔を示した予め定められた取得時間を除すことで算出された実行時間毎に、前記記憶手段により記憶された前記所定情報に基づいて、前記携帯型情報記憶媒体の位置を示す位置情報を取得する位置取得ステップと、を有し、前記位置取得ステップは、さらに、前記位置情報の取得を開始する際、検出した前記携帯型情報記憶媒体のうち、前記位置情報を前回取得した時刻から経過した時間より、長い前記取得間隔と対応付けられた前記携帯型情報記憶媒体を、位置情報の取得対象から除外すること、を特徴とする。
また、請求項にかかる発明は、請求項4にかかる発明において、通知処理手段が、前記位置取得ステップにより前記位置情報を取得した場合に、取得した前記位置情報を他のアプリケーション又はプロセスに通知する処理を行う通知処理ステップと、を備えたことを特徴とする。
また、請求項にかかる発明は、請求項4にかかる発明において、前記記憶ステップは、前記位置取得ステップにより前記位置情報を取得した場合に、さらに取得した前記位置情報を前記記憶手段に記憶し、要求受付手段が、他のアプリケーション又はプロセスから前記位置情報の出力する要求を受け付ける要求受付ステップと、通知処理手段が、前記要求受付ステップにより前記位置情報を出力する要求を受け付けた場合に、前記記憶ステップに記憶された前記位置情報を前記他のアプリケーション又はプロセスに通知する処理を行う通知処理ステップと、を備えたことを特徴とする。
また、請求項にかかる発明は、請求項4乃至6のいずれか1つに記載された位置情報管理方法をコンピュータで実行させることを特徴とする。
また、請求項にかかる発明は、請求項に記載された位置情報管理プログラムを格納したコンピュータの読み取り可能な記録媒体であることを特徴とする。
請求項1にかかる発明によれば、検出装置から所定情報を受信した時間によらずに位置情報を取得するため、複数の携帯型記憶媒体を示す所定情報を集中して受信した場合でも、位置情報の算出を予め定められた実行時間毎に位置情報を取得するため、演算処理の負荷が時間により偏ることがなくなるため、演算処理の負荷を分散させることができるという効果を奏する。さらに、予め定められた算出間隔時間を、検出された携帯型情報記憶媒体の数で除した実行間隔毎に位置情報を取得することで、算出間隔時間には全ての携帯型情報記憶媒体の位置情報を取得できているため、演算処理の負荷を分散させると共に正確な携帯型情報記憶媒体の位置情報を取得することができるという効果を奏する。
また、請求項にかかる発明によれば、位置取得手段が位置情報を取得した場合に、取得された位置情報を通知する処理を行うことで、所定情報を集中して受信した場合でも、位置情報の取得が分散して行われる以上、位置情報を通知する処理も分散して行われることになるため、通知処理の負荷を分散させることができるという効果を奏する。
また、請求項にかかる発明によれば、位置情報を保存して、要求に応じて位置情報を通知する処理を行うことで、位置情報の通知する要求を受け付ける度に位置情報を演算する必要がないため、演算処理の負荷を分散させることができるという効果を奏する。
また、請求項にかかる発明によれば、検出装置から所定情報を受信した時間によらずに位置情報を取得するため、複数の携帯型記憶媒体を示す所定情報を集中して受信した場合でも、位置情報の算出を予め定められた実行時間毎に位置情報を取得するため、演算処理の負荷が時間により偏ることがなくなるため、演算処理の負荷を分散させることができるという効果を奏する。さらに、予め定められた算出間隔時間を、検出された携帯型情報記憶媒体の数で除した実行間隔毎に位置情報を取得することで、算出間隔時間には全ての携帯型情報記憶媒体の位置情報を取得できているため、演算処理の負荷を分散させると共に正確な携帯型情報記憶媒体の位置情報を取得することができるという効果を奏する。
また、請求項にかかる発明によれば、位置取得手段が位置情報を取得した場合に、取得された位置情報を通知する処理を行うことで、所定情報を集中して受信した場合でも、位置情報の取得が分散して行われる以上、位置情報を通知する処理も分散して行われることになるため、通知処理の負荷を分散させることができるという効果を奏する。
また、請求項にかかる発明によれば、位置情報を保存して、要求に応じて位置情報を通知する処理を行うことで、位置情報の通知する要求を受け付ける度に位置情報を演算する必要がないため、演算処理の負荷を分散させることができるという効果を奏する。
また、請求項にかかる発明によれば、コンピュータに読み取らせて実行することによって、請求項4乃至6のいずれか一つに記載された位置情報管理方法をコンピュータの利用で実現することができ、これら各位置情報管理方法と同様の効果を奏する。
また、請求項にかかる発明によれば、請求項に記載された位置情報管理プログラムを格納した記録媒体であり、この記録媒体をコンピュータに読み込ませることで、位置情報管理プログラムを実行することが可能という効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる位置情報管理装置、位置情報管理方法、位置情報管理プログラム、コンピュータに読み取り可能な記録媒体及び位置情報管理システムの最良な実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる位置情報管理システムの構成を示すブロック図である。本実施の形態にかかる位置情報管理システムでは、物体に対して備え付けられたアクティブタグ161a〜nと、アクティブタグ161a〜nから送信された識別信号を受信するリーダ151a〜nと、リーダ151a〜nに接続された位置情報管理サーバ100から構成される。本図に示すように、アクティブタグ161a〜nから出力された信号をリーダ151a〜nが検知する。そして、リーダ151a〜nは検知した識別信号に含まれていた情報及び計測された信号強度を、ネットワークを通じて接続された位置情報管理サーバ100に送信する。そして、位置情報管理サーバ100は、送信された情報及び計測された信号強度に基づいて取得した情報を、アプリケーション毎に送信する。
また、本実施の形態において物体とは、物のみならず人間を含むこととする。これにより、例えばアクティブタグ161lを利用者が保持し、アクティブタグ161mを利用者が保持するPHS等の物に備え付け、アクティブタグ161nを搬入対象となる荷物に備え付ける等の様々な状況でタグを検出し、後述する処理を行うことが可能になる。
アクティブタグ161a〜nは、換言すれば携帯型情報記憶媒体に相当し、上記の物体毎に備えられていることとする。本実施の形態においてアクティブタグ161a〜nは、電波により1秒毎に識別信号を発信する。なお、本実施の形態は携帯型情報記憶媒体をアクティブに電波を発信するタグに制限するものではなく、例えばパッシブなものでもかまわない。より具体的な例としてパッシブ型RFIDタグあるいはアクティブに電波を発するBluetooth規格やZigBee規格で通信を行っても良い。
リーダ151a〜nは、換言すれば検出装置に相当し、アクティブタグ161a〜nから識別信号を受信した場合、位置情報管理サーバ100を示すアドレス及びポートに、受信した識別信号に含まれていたタグID、計測された信号強度が送信され、位置情報管理サーバ100でリーダ151a〜nのリーダIDと対応付けられる。このリーダIDは、リーダIDとリーダのアドレスの対応関係から特定できる。そして、送信元のリーダのアドレスは、上記情報を送る際に用いられたパケットのヘッダに含まれている送信元アドレスより特定できる。
また、本実施の形態とは異なる形態としてリーダ151a〜nが上記の情報と共にリーダ151a〜nを示すリーダIDを対応付けて送信することにしてもよい。
図2は、本発明の位置情報管理サーバ100の全体構成を概念的に示した説明図である。各リーダ151a〜cは検知された識別信号を、この信号強度と共に位置情報管理サーバ100にネットワークを通じて送信し、さらに位置情報管理サーバ100は、受信した情報に基づいて物体の位置情報等を取得して、アプリケーションA201〜アプリケーションD204にネットワークを通じて通知する。このアプリケーションA201〜アプリケーションD204に対する通知は所定の時間毎に送信する、又は各アプリケーションから要求があった場合に送信する。
図1に戻り、位置情報管理サーバ100の内部は、記憶部101と、受信処理部102と、タグ情報管理部103と、位置情報取得部104と、位置情報DB管理部105と、通知情報生成部106と、通知処理部107と、要求受付部108とを備え、リーダ151a〜nから送信された識別信号及び計測された信号強度を保存した後、物体の位置情報を算出し、位置情報を含んだ通知情報を生成して他のアプリケーションに通知、又は算出した位置情報を保存しておき、他のアプリケーションから要求があった場合に位置情報を含んだ通知情報を生成して通知する。
記憶部101は、デバイスデータベース111と、位置情報データベース112と、送信先アドレスと、を記憶する。送信先アドレスは、位置情報を取得する度に位置情報を含んだ通知情報を送信する送信先を示したアドレスとする。
デバイスデータベース111は、リーダ位置管理テーブルと、タグ信号管理テーブルとを保持する。図3はリーダ位置管理テーブルの構造を示した図である。本図に示すように、リーダ位置管理テーブルは、リーダIDと、リーダの位置情報、リーダのアドレス及びリーダの座標系を対応付けて保持している。リーダIDとリーダのアドレスを対応付けていることで、情報の送信元のリーダのアドレスからリーダIDを特定することができる。
これによりリーダIDに基づいて座標系及びリーダの位置情報を特定することができる。座標系とは、リーダの位置を位置座標で示すために用いられている座標系をいい、領域毎に異なる座標系が定められている。本実施の形態では階毎に異なる座標系が割り当てられていることとする。このため、「座標系」フィールドは、階数を保持する。
図4はタグ信号管理テーブルの構造を示した図である。本図に示すように、タグ信号管理テーブルは、タグIDと、リーダIDと、信号強度と、検出時間とを対応付けて保持している。つまり、タグ信号管理テーブルは、リーダ151a〜nから送信された情報に検出時間を対応付けた情報をレコードとして管理している。また、タグIDは、アクティブタグ161a〜nを備えられた物体を特定するために用いられるIDとする。
そして、位置情報データベース112は、ID位置管理テーブルを保持する。図5は、ID位置管理テーブルの構造を示した図である。本図に示すように、ID位置管理テーブルは、タグIDと、座標系と、位置情報と、検出時間とを対応付けて保持している。このID位置管理テーブルが保持する各レコードは、リーダ位置管理テーブル、タグ信号管理テーブル、が保持するレコードに基づいて生成されたものである。
受信処理部102は、リーダ151a〜nから送信された情報を受信する処理を行う。本実施の形態において受信処理部102は、リーダ151a〜nからネットワークを介して受信したタグID、計測された信号強度を受信する。受信した際、受信したパケットのヘッダを参照することでリーダのIPアドレスを特定できる。このタグID、信号強度及びリーダのIPアドレスは、リーダ151a〜nから送信される予め定められた情報であり、換言すれば所定情報に相当する。この受信処理部102は、これら受信した情報に検出時間を対応付けた情報で、タグ信号管理テーブルを更新するようにタグ情報管理部103に依頼する。検出時間とは、リーダ151a〜nがアクティブタグ161a〜nを検出したとみなされる時間、換言すればリーダ151a〜nからタグID等を受信した時の現在時間とする。
タグ情報管理部103は、デバイスDBが保持する各テーブルに対して処理を行う。本実施の形態では、タグ情報管理部103は、リーダ位置管理テーブルを参照して受信処理部102から入力されたリーダのIPアドレスよりリーダIDを特定し、この特定されたリーダIDと、入力されたタグIDと、信号強度と、検出時間を対応付けた情報で、タグ信号管理テーブルのリーダIDとタグIDをキーとして一致するレコードに対して更新を行う。これにより、タグ信号管理テーブルでは、リーダIDとタグIDと対応付けられた信号強度と検出時間について最新の情報が保持される。
また、タグ情報管理部103は、位置情報取得部104からの要求により、タグ信号管理テーブルが保持しているユニークなタグIDの数を抽出して出力する。また、タグ情報管理部103は、位置情報取得部104からの要求により、所定の時間毎に、タグ信号管理テーブルからタグIDをリーダID、信号強度と、検出時間と対応付けて出力する。この際、出力したリーダIDと対応付けられた位置情報をリーダ位置管理テーブルから取得して出力する。本実施の形態では所定の時間を3秒とする。
また、タグ情報管理部103は、上述したようにレコードを更新する際にリーダIDとタグIDをキーに設定して更新することとした。また、レコードは更新されなかった場合には一定時間だけ保持される。本実施の形態では、この一定時間を3秒とする。これにより、例えば、所定のアクティブタグを1秒前にリーダ151a、リーダ151b及びリーダ151cで検出されたこととする。そして、今回リーダ151a及びリーダ151bでのみ検出された場合に、リーダ151aとリーダ151bを示すリーダIDと対応付けられたレコードについて更新され、リーダ151cを示すリーダIDと対応付けられたレコードは1秒前の情報が保持されている。
これにより、3秒以内に一度以上リーダがタグを検出していれば、このリーダを示すリーダIDと対応付けられたレコードを、位置情報の算出対象とすることができる。つまり、何らかの障害により一時的にアクティブタグからの信号が検出できなかった場合でも位置情報を算出することができる。
位置情報取得部104は、新たな位置情報を取得する時間として3秒毎にタグ情報管理部103からタグ信号管理テーブルが保持しているタグIDと対応付けられたリーダID、信号強度及び検出時間、並びにリーダ位置管理テーブルが保持しているリーダIDと対応付けられた座標系及び位置情報を取得する。そして、位置情報取得部104は、予め定められた位置情報を取得する時間間隔を検出したタグIDの数で除した時間間隔毎に、検出されたアクティブタグ1個毎の位置情報を算出する。これにより、3秒間で検出された全てのアクティブタグの位置情報を取得できる。なお、本実施の形態における3秒は、位置情報を取得するための予め定められた時間、換言すれば取得時間に相当する。
また、位置情報取得部104は、位置情報を取得したアクティブタグを示すタグIDと対応付けられた位置情報及び検出時間を、位置情報DB管理部105及び通知情報生成部106に出力する。本実施の形態では、位置情報取得部104は、検出されたアクティブタグ1個の位置情報を取得する度に、位置情報DB管理部105及び通知情報生成部106にタグID、位置情報及び座標系等を対応付けて出力する。また、通知情報生成部106に出力する際には、通知情報を生成する依頼も行う。これにより通知情報生成部106は、位置情報の取得をトリガーとして通知情報を生成することができる。
また、位置情報取得部104が位置情報を特定する方法について説明する。例えばアクティブタグ161bを検出したリーダが1個しかない場合、検出したリーダの座標系及び位置情報をアクティブタグ161bの位置を示す座標系及び位置情報とする。また、アクティブタグ161cを検出したリーダが複数ある場合のアクティブタグ161cの位置情報の算出方法は、様々な方法のうちどのような方法を用いてもよい。位置情報の算出方法としては、検出したリーダの位置情報の平均値、又は検出したリーダの位置情報に信号強度で重み付けした上で平均値をとる方法等が考えられる。
また、位置情報取得部104が3秒毎に位置情報を算出する間隔を決定し、上述したようにタグ情報管理部103は3秒以上情報を保持している。これにより、位置情報取得部104は、仮にリーダがアクティブタグから発信された信号を3回に1回程度しか受信できない電波状況でも、更新された情報に基づいて位置情報を算出することができる。
そして、位置情報取得部104は、検出されたアクティブタグの位置情報の算出を、3秒の間に分散して処理を行う。
まず、位置情報取得部104は、3秒毎にタグ情報管理部103から現在検出されているタグIDの数を取得する。そして、位置情報取得部104は、3秒ごとにタグ情報管理部103からタグ信号管理テーブルが保持している3秒以内に検出されたタグIDと対応付けられたリーダID、信号強度及び検出時間を取得する。また、位置情報取得部104は、タグ情報管理部103から取得したリーダIDに対応付けられた座標系及び位置情報を取得する。なお、タグ情報管理部103から取得した検出されたタグIDの数は、タグ信号管理テーブルが保持しているタグIDから抽出される。
そして、位置情報取得部104は、3秒を取得したタグIDの数で除した算出間隔毎に、タグID一個の位置情報の算出を行う。なお、この算出間隔は、位置情報の算出処理が実行される時間を示した時間であり、換言すると実行時間に相当する。これにより、3秒の間に、検出された全てのアクティブタグの位置情報を取得できると共に、演算処理の負荷を分散させることができる。
位置情報DB管理部105は、位置情報データベース112が保持する各テーブルに対して処理を行う。本実施の形態では、位置情報DB管理部105は、位置情報取得部104からタグIDと対応付けられた位置情報、座標系及び検出時間が入力された場合、入力されたタグID、位置情報、座標系及び検出時間を1レコードとしてID情報管理テーブルを更新する。
また、位置情報DB管理部105は、後述する要求受付部108から送信先、送信する条件と共に位置情報を送信する旨の要求が入力された場合、ID位置管理テーブルから送信する条件を満たしたレコードの情報を取得して、取得したレコード情報を入力された送信先及び通知情報を生成する依頼と共に通知情報生成部106に出力する。
通知情報生成部106は、通知情報を生成する依頼と共に入力された情報に基づいて通知情報を生成して、送信先と共に通知処理部107に出力する。本実施の形態では、通知情報生成部106は、位置情報取得部104又は位置情報DB管理部105から通知情報を生成する依頼が入力される。また、通知情報生成部106は、通知情報を、入力されたタグID、検出時間、座標系及び位置情報から生成する。
また、通知情報生成部106は、位置情報DB管理部105から通知情報を生成する依頼が入力された場合、位置情報DB管理部105から入力された送信先を、生成した通知情報と共に通知処理部107に出力する。
また、通知情報生成部106は、位置情報取得部104から通知情報を生成する依頼が入力された場合、記憶部101が記憶する送信先アドレスを取得し、この取得した送信先を通知情報と共に通知処理部107に出力する。
通知処理部107は、通知情報生成部106から通知情報、送信先が入力された場合、送信先に通知情報を送信する処理を行う。送信する方法はどの様な方法を用いてもよい。
送信する方法としては、例えば送信プロトコルとして‘HTTP−GET’又は‘SOAP’を用いることが考えられる。また、送信先毎に送信方法を変更してもよい。送信方法を変更する場合、例えば記憶部101で予め送信先と送信方法を対応付けて記憶しておく等が考えられる。
また、通知処理部107から送信する処理を行う際に、暗号化する処理を行ってもよい。この暗号化処理により位置情報管理サーバ100とアプリケーションの間で暗号化され、情報の漏洩を防止できる。この暗号化する処理はどのような処理を用いても良く、例えばIpsec、https、SSL或いはDES等が考えられる。
要求受付部108は、位置情報管理サーバ100に接続されたアプリケーション又はプロセスからの位置情報を送信する要求を受け付けて、要求に適した位置情報を出力するための処理を行う。また、要求受付部108は、他のアプリケーションから情報を送信する要求と、送信する条件を受け付ける。そして、他のアプリケーションから要求を受け付けた場合、要求受付部108は、送信を要求したアプリケーションを送信先と定め、送信先、送信する条件及び位置情報を送信する旨の要求を位置情報DB管理部105に出力する。
次に、以上のように構成された本実施の形態にかかる位置情報管理サーバ100におけるタグID等の情報の受信からアプリケーションに通知情報を通知するまでの処理について説明する。図6は、本実施の形態にかかる位置情報管理サーバ100における上述した処理の手順を示すフローチャートである。
まず、受信処理部102は、リーダ151a〜nが検出したアクティブタグ161a〜nのタグID等の情報をリーダ151a〜nから受信する(ステップS601)。
そして、タグ情報管理部103が、受信処理部102が受信したタグID、受信したリーダのリーダID、信号強度及び検出時間を対応付けてタグ信号管理テーブルを更新する(ステップS602)。
次に、位置情報取得部104は、3秒毎にタグ情報管理部103から、タグ信号管理テーブルで保持されているタグIDの数を、検出されたタグの数として取得する(ステップS603)。
そして、位置情報取得部104は、3秒をステップS603で取得したタグの数で除した時間毎に、検出されたアクティブタグのうち一個のアクティブタグの位置情報を算出する(ステップS604)。つまり、3秒間で検出された全てのアクティブタグの位置情報を取得する。
次に、位置情報DB管理部105は、ステップS604で算出されたタグID、位置情報及び検出時間を対応付けたレコードで、ID位置管理テーブルを更新する(ステップS605)。
通知情報生成部106は、通知情報を生成する依頼と共に入力された情報に基づいて通知情報を生成して、送信先と共に通知処理部107に出力する(ステップS606)。また、通知情報生成部106は、記憶部101が記憶する送信先アドレスを取得し、この取得した送信先を通知情報と共に通知処理部107に出力する。
次に、通知処理部107は、生成された通知情報を、通知情報と共に入力された送信先に通知する処理を行う(ステップS607)。
上述した処理手順により、負荷を分散させながらも所定の時間毎に更新されたアクティブタグ161a〜nの位置情報を送信することが可能となる。なお、上述した処理手順は、本実施の形態によるタグID等の情報を受信してから通知情報を生成して通知処理を行うまでの処理手順の例を示したものであり、本発明をこの処理手順に制限するものではない。
次に、以上のように構成された本実施の形態にかかる位置情報取得部104が位置情報を算出する処理手順について説明する。図7は、本実施の形態にかかる位置情報取得部104における上述した処理の手順を示すフローチャートである。
まず、位置情報取得部104は、タグ情報管理部103からタグ信号管理テーブルで保持されている3秒以内に更新されたタグIDの数を取得する(ステップS701)。また、タグIDの数が0でない場合に限りステップS702以降の処理を行う。タグIDの数が0の場合は3秒後に再びステップS701から処理を開始する。
次に、位置情報取得部104は、タグ情報管理部103から、タグ信号管理テーブルで保持されているタグIDと対応付けられたリーダID、信号強度及び検出時間を取得し、さらに取得したリーダIDに対応付けられた位置情報を取得する(ステップS702)。
そして、位置情報取得部104は、3秒をステップS701のタグIDの数で除して、算出間隔を求める(ステップS703)。
次に、位置情報取得部104は、全てのタグIDの位置情報の算出が終了したか否か判断する(ステップS704)。全てのタグIDの位置情報を算出したと判断した場合(ステップS704:Yes)、ステップS701から処理を開始することになる。
全てのタグIDの位置情報を算出していないと判断した場合(ステップS704:No)、位置情報取得部104は、1個のタグIDについて位置情報を算出する(ステップS705)。
そして、位置情報取得部104は、位置計算結果が得られた場合、通知情報生成部106に計算結果となる位置情報をタグID、検出時間及び座標系と対応付けて出力する(ステップS706)。また、この際に位置情報取得部104は、位置情報DB管理部105に対しても位置情報を上記の情報と対応付けて出力する。
次に、位置情報取得部104は、算出間隔で示された時間だけ待機する(ステップS707)。そして、位置情報取得部104は、待機した後にステップS704から処理を再開する。
上述した処理手順により、処理を分散させつつも通知情報生成部106に算出した位置情報を出力することが可能となる。なお、上述した処理手順は、本実施の形態によるタグIDの数を取得してから算出した位置情報を通知情報生成部106に出力するまでの処理手順の例を示したものであり、本発明をこの処理手順に制限するものではない。
次に、上述した構成の入出力の流れについて例をあげて説明する。まず、アクティブタグ161aをリーダ151a〜cで検出している場合の例について説明する。図8は、アクティブタグ161aをリーダ151a〜cで検出して通知情報を生成して出力するまでの処理手順を示すシーケンス図である。本図で示した例では、検出されたアクティブタグは、アクティブタグ161aのみとし、送信先アドレスに設定されているアプリケーションはアプリケーションAのみとする。
ここで、シーケンス図について説明しておく。図8の上部に並んだ矩形は、それぞれ構成をオブジェクトとして示している。各オブジェクトから下方に伸びた線は、各オブジェクトが生存していることを示す線(ライフライン)であり、上方から下方に向かって時間が流れているものとみなされる。この線上に存在する細長い矩形は、当該のオブジェクトが実際に活動している期間(活性期間)を示す。各ライフラインの間を結ぶ横向きの矢印は、オブジェクトによる入出力を示す。
図8に示すように、アクティブタグ161aから信号が発信された場合、アクティブタグ161aからの信号をリーダ151a〜cが検出する(ステップS801〜ステップS803)。
そして、各リーダ151a〜cは、検出したアクティブタグのタグID、信号強度にリーダ自身を示すリーダIDを対応付けて受信処理部102に出力する(ステップS804〜ステップS806)。
次に、受信処理部102は、リーダ151a〜cからタグID、信号強度及びリーダIDを受信すると、これらの情報に現在時間を検出時間として対応付けてタグ情報管理部103に出力する(ステップS807〜ステップS809)。タグ情報管理部103は、入力された情報でタグ信号管理テーブルを更新する。
そして、タグ情報管理部103は、位置情報取得部104からタグ信号管理テーブルの情報を出力する要求を受け付ける(ステップS810)。そして、タグ情報管理部103は、タグIDの数、そしてタグIDと対応付けられた情報を位置情報取得部104に出力する(ステップS811)。
次に、位置情報取得部104は、入力された情報からタグIDと対応付けられた位置情報を算出する(ステップS812)。本図で示した例では、位置情報取得部104が算出する位置情報は、アクティブタグ161aの位置情報となる。
そして、位置情報取得部104は、算出した位置情報をタグIDと対応付けて位置情報DB管理部105に出力する(ステップS813)。次に、位置情報取得部104は、算出した位置情報をタグIDと対応付けて通知情報生成部106に出力する(ステップS814)。
そして、通知情報生成部106は、入力されたタグID及び位置情報等から通知情報を生成する(ステップS815)。次に通知処理部107が、生成した通知情報をアプリケーションAに通知する(ステップS816)。
次にアプリケーションBから位置情報を出力する要求を受け付けた場合について説明する。要求受付部108がアプリケーションBから位置情報の送信要求を受け付ける(ステップS817)。この際に、要求受付部108は、送信する位置情報の条件等も同時に受け取る。
そして、要求受付部108は、送信依頼を受け付けた場合に、アプリケーションBを送信先として設定し、位置情報DB管理部105に位置情報を送信する依頼を行う(ステップS818)。
次に、位置情報DB管理部105は、依頼を受け付けると、ID位置管理テーブルから条件を満たした情報を取得して、取得した情報を受け取った送信先と共に、通知情報生成部106に出力して、通知情報の生成を依頼する(ステップS819)。
そして、通知情報生成部106は、通知情報の生成の依頼を受け付けると、受け取った情報から通知情報を生成し、生成した通知情報を送信先と共に通知処理部107に出力する(ステップS820)。
通知処理部107は、受け取った通知情報を、送信先に送信する処理を行う(ステップS821)。
また、アプリケーションBから位置情報の要求を受け付けるか否かにかかわらず、アクティブタグ161aは信号を発信しているため、上述したステップS801〜ステップS809と同様に、リーダ151a〜cが信号を受信してからタグ情報管理部103がタグ信号管理テーブルを更新するまでの処理を行っている(ステップS822〜ステップS836)。
上述した処理手順により、処理を分散させつつも通知情報生成部106に算出した位置情報を出力することが可能となる。また、アプリケーションBのように他のアプリケーションから位置情報の通知する依頼を受け付けた場合でも、ID位置管理テーブルに記憶された情報を用いて通知情報を生成するため、新たに位置情報を取得する必要なく、すぐに位置情報が含まれた通知情報を生成して送信することができる。これにより負荷が軽減されると共に、即座に送信することができる。
また、ステップS822〜ステップS836で示したように、電波状態が悪くリーダ151a〜cがアクティブタグ161aの信号を検出できない場合でも、3秒以内に一度でも受信してタグ信号管理テーブルに記憶されていれば、位置情報を算出することができる。本シーケンス図で示した例では、リーダ151aが検出した信号としてステップS828の入力を用い、リーダ151bが検出した信号としてステップS834の入力を用い、リーダ151cが検出した信号としてステップS823の入力を用いることで、アクティブタグ161aを検出した3つのリーダ151a〜cから受信した所定情報に基づいて位置情報が算出できる。
そして、ステップS810〜ステップS816に示したのと同様に、位置情報を算出し、通知情報を生成してアプリケーションAに送信されることとなる(ステップS837〜ステップS843)。
なお、上述した処理手順は、本実施の形態によるタグIDの数を取得してから算出した位置情報を通知情報生成部106に出力するまでの処理手順の例を示したものであり、本発明をこの処理手順に制限するものではない。
図9は、位置情報管理サーバ100の機能を実現するためのプログラムを実行したPCのハードウェア構成を示した図である。本実施の形態のPC900は、CPU(Central Processing Unit)901等の制御装置と、ROM(Read Only Memory)902やRAM(Random Access Memory)903等の記憶装置と、HDD(Hard Disk Drive)、CD(Compact Disk)ドライブ装置等の外部記憶装置904と、ディスプレイ装置等の表示装置905と、キーボードやマウス等の入力装置906と、ネットワークと接続する通信インターフェース907と、これらを接続したバス908と、を備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。
本実施形態の位置情報管理サーバ100で実行される位置情報管理プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、本実施形態の位置情報管理サーバ100で実行される位置情報管理プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、本実施形態の位置情報管理サーバ100で実行される位置情報管理プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供又は配布するように構成してもよい。
また、本実施形態の位置情報管理プログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
本実施の形態の位置情報管理サーバ100で実行される位置情報管理プログラムは、上述した各部(受信処理部、タグ情報管理部、位置情報取得部、位置情報DB管理部、通知情報生成部、通知処理部、要求受付部)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPUが上記記録媒体から位置情報管理プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、受信処理部、タグ情報管理部、位置情報取得部、位置情報DB管理部、通知情報生成部、通知処理部、要求受付部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
本実施の形態においては、3秒毎に全てのアクティブタグ161a〜nの位置情報を更新することとしたが、この更新間隔を3秒に制限するものではない。
また、本実施の形態では、送信先をアプリケーションに制限するものではなく、プロセスや他の装置等に送信してもよい。
このように、アクティブタグ161a〜nから発信される間隔によらず、位置情報を取得する更新する間隔を示す所定の時間を、アクティブタグが検出された数で除した算出間隔毎に位置情報を取得することで、位置情報を算出するための負荷を分散させることができる。また、位置情報取得する所定の時間毎に全ての位置情報が更新されているので、所定の時間毎の正確な位置情報を取得することができる。
さらに、アクティブタグ161a〜nから発信されたタグID等の情報が含まれた所定情報をタグ信号管理テーブルに保持してから位置情報を算出するので、電波障害等の理由により信号を検出できなかった場合でも前回保持した所定情報を用いて位置情報が算出できる。複数のリーダがある場合では、例えば、あるタイミングでは所定のアクティブタグから発信された所定情報を3個のリーダから受信したが、次のタイミングでは電波障害等の理由により2個のリーダから受信できない場合でも、今回検知できなかったリーダの情報として、前回このリーダが検知した情報を用いて位置情報を算出できるので、より正確に位置情報を算出できる。
(変形例)
また、上述した各実施の形態に限定されるものではなく、以下に例示するような種々の変形が可能である。
(変形例1)
上述した実施の形態において、位置情報の算出する手順として所定の時間(例えば3秒)を、検出したタグIDの数で除して得られた算出間隔毎に一個のアクティブタグの位置情報を算出していたが、他の手順により位置情報を算出してもよい。そこで、本変形例では、上述した実施の形態と異なる例として、タグID毎に位置情報を算出する間隔が異なる場合について説明する。
図10は、本変形例の位置情報管理サーバの記憶部に記憶されるデバイスDBで保持するタグIDとタグ算出間隔とを対応付けた算出間隔管理テーブルのテーブル構造を示した図である。本図で示したように以前位置情報を算出してから、タグ算出間隔以上経過した場合に対応付けられたタグIDについて位置情報を算出することとする。
つまり、図10で示した算出間隔管理テーブルの例では、タグIDがTAGID0001の場合には1秒以上経過した場合に、TAGID0002については3秒以上経過した場合に、位置情報が算出される。そして、TAGID0003とTAGID0004については30秒以上経過した場合に位置情報が算出される。
また、本変形例において位置情報取得部は、所定の時間(例えば3秒)毎に位置情報を算出する間隔を決定することとする。この場合、算出する間隔を決定してから3秒経過するまでの間に、前回位置情報を算出してからタグ算出間隔以上経過したタグIDの数を取得する。そして、この3秒をタグIDの数で除した算出間隔毎に一個のタグIDの位置情報を取得することとする。
例えば、位置情報取得部が位置情報を算出する間隔を決定する際に、所定の時間を3秒毎とする。この場合、TAGID0001、TAGID0002は毎回位置情報の算出が行われることとなり、TAGID0003は前回位置情報を算出してから14秒しか経過していない場合には対象から除外され、TAGID0004は前回位置情報を算出してから31秒経過している場合には対象として定められる。つまり、TAGID0001、TAGID0002及びTAGID0004が算出される対象となる。そして、位置情報取得部は、3秒を3で除した1秒毎に、算出される対象である1個のタグIDの位置情報を算出する。
これにより、あまり位置情報が変更されない固定資産などの物について位置情報の算出間隔を長くして、位置情報がすぐに変更される人について位置情報の算出間隔を短くする等の設定が可能になる。つまり、位置情報が変更されないタグIDについての演算量を軽減させることができるため、演算負荷を軽減できる。また、位置情報がすぐに変更されるタグIDについては位置情報を算出する頻度を高くすることで正確に位置情報を算出することができる。
(変形例2)
さらに、位置情報を算出する間隔として、アクティブタグが信号を発信する間隔に基づいて予め位置情報を算出する間隔を固定してもよい。例えば、アクティブタグが0.1秒に1回信号を発信する場合に、位置情報取得部が算出間隔として0.1秒毎に1個のアクティブタグの位置情報の算出を行う等が考えられる。この場合、検出されたタグIDの数が100個等になった場合に、検出されたタグIDと対応付けられた位置情報が全て更新されるまで10秒間経過することになる。本変形例の場合では、検出されたタグIDの数によらず常に位置情報の算出にかかる負荷が一定になる点に利点を有する。
以上のように、本発明にかかる位置情報管理装置、位置情報管理方法、位置情報管理プログラム、コンピュータに読み取り可能な記録媒体及び位置情報管理システムは、受信したタグの位置情報等を管理する技術に有用であり、特に、位置情報を算出するために最適な算出間隔を定める技術に適している。
実施の形態にかかる位置情報管理システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態にかかる位置情報管理サーバの全体構成を概念的に示した説明図である。 実施の形態にかかる位置情報管理サーバの記憶部に記憶されたリーダ位置管理テーブルの構造を示した図である。 実施の形態にかかる位置情報管理サーバの記憶部に記憶されたタグ信号管理テーブルの構造を示した図である。 実施の形態にかかる位置情報管理サーバの記憶部に記憶されたID位置管理テーブルの構造を示した図である。 実施の形態にかかる位置情報管理サーバにおけるタグID等の情報の受信からアプリケーションに通知情報を通知するまでの処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態にかかる位置情報取得部における位置情報を算出する処理手順を示すフローチャートである。 実施の形態にかかる位置情報取得システムにおけるアクティブタグ161aをリーダ151a〜cで検出して通知情報を生成して出力するまでの処理手順を示すシーケンス図である。 実施の形態にかかる位置情報管理サーバの機能を実現するためのプログラムを実行したPCのハードウェア構成を示した図である。 変形例1にかかる位置情報管理サーバの記憶部に記憶されるデバイスDBで保持するタグIDとタグ算出間隔とを対応付けた算出間隔管理テーブルのテーブル構造を示した図である。
符号の説明
100 位置情報管理サーバ
101 記憶部
102 受信処理部
103 タグ情報管理部
104 位置情報取得部
105 位置情報DB管理部
106 通知情報生成部
107 通知処理部
108 要求受付部
111 デバイスデータベース
112 位置情報データベース
151a〜n リーダ
161a〜n アクティブタグ
201 アプリケーションA
202 アプリケーションB
203 アプリケーションC
204 アプリケーションD
900 PC
901 CPU
902 ROM
903 RAM
904 外部記憶装置
905 表示装置
906 入力装置
907 通信インターフェース
908 バス

Claims (8)

  1. 物体に備えられた携帯型情報記憶媒体を検出装置が検出することで特定できる物体の位置情報を管理する位置情報管理装置において、
    前記検出装置から所定情報を受信する処理を行う受信処理手段と、
    前記受信処理手段により受信した前記所定情報を記憶する記憶手段と、
    前記携帯型情報記憶媒体と、当該携帯型情報記憶媒体について位置を取得する取得間隔と、を対応付けて記憶する間隔記憶手段と、
    前記検出装置が検出した前記携帯型情報記憶媒体の数で、前記位置情報を取得する間隔を示した予め定められた取得時間を除すことで算出された実行時間毎に、前記記憶手段により記憶された前記所定情報に基づいて、前記携帯型情報記憶媒体の位置を示す位置情報を取得する位置取得手段と、を備え、
    前記位置取得手段は、さらに、前記位置情報の取得を開始する際、検出した前記携帯型情報記憶媒体のうち、前記位置情報を前回取得した時刻から経過した時間より、長い前記取得間隔と対応付けられた前記携帯型情報記憶媒体を、位置情報の取得対象から除外すること、
    特徴とする位置情報管理装置。
  2. 前記位置取得手段により前記位置情報を取得した場合に、取得した前記位置情報を他のアプリケーション又はプロセスに通知する処理を行う通知処理手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の位置情報管理装置。
  3. 前記記憶手段は、前記位置取得手段により前記位置情報を取得した場合に、取得した前記位置情報を記憶し、
    他のアプリケーション又はプロセスから前記位置情報の出力する要求を受け付ける要求受付手段と、
    前記要求受付手段により前記位置情報を出力する要求を受け付けた場合に、前記記憶手段に記憶された前記位置情報を前記他のアプリケーション又はプロセスに通知する処理を行う通知処理手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の位置情報管理装置。
  4. 物体に備えられた携帯型情報記憶媒体を検出装置が検出することで特定できる物体の位置情報を位置情報管理装置が管理する位置情報管理方法において、
    前記位置情報管理装置が、前記携帯型情報記憶媒体と、当該携帯型情報記憶媒体について位置を取得する取得間隔と、を対応付けて記憶する間隔記憶手段を備え、
    受信処理手段が、前記検出装置から所定情報を受信する処理を行う受信処理ステップと、
    前記受信処理ステップにより受信した前記所定情報を記憶手段に記憶する記憶ステップと、
    位置取得手段が、前記検出装置が検出した前記携帯型情報記憶媒体の数で、前記位置情報を取得する間隔を示した予め定められた取得時間を除すことで算出された実行時間毎に、前記記憶手段により記憶された前記所定情報に基づいて、前記携帯型情報記憶媒体の位置を示す位置情報を取得する位置取得ステップと、を有し、
    前記位置取得ステップは、さらに、前記位置情報の取得を開始する際、検出した前記携帯型情報記憶媒体のうち、前記位置情報を前回取得した時刻から経過した時間より、長い前記取得間隔と対応付けられた前記携帯型情報記憶媒体を、位置情報の取得対象から除外すること、
    特徴とする位置情報管理方法。
  5. 通知処理手段が、前記位置取得ステップにより前記位置情報を取得した場合に、取得した前記位置情報を他のアプリケーション又はプロセスに通知する処理を行う通知処理ステップと、
    を備えたことを特徴とする請求項4に記載の位置情報管理方法。
  6. 前記記憶ステップは、前記位置取得ステップにより前記位置情報を取得した場合に、さらに取得した前記位置情報を前記記憶手段に記憶し、
    要求受付手段が、他のアプリケーション又はプロセスから前記位置情報の出力する要求を受け付ける要求受付ステップと、
    通知処理手段が、前記要求受付ステップにより前記位置情報を出力する要求を受け付けた場合に、前記記憶ステップに記憶された前記位置情報を前記他のアプリケーション又はプロセスに通知する処理を行う通知処理ステップと、
    を備えたことを特徴とする請求項4に記載の位置情報管理方法。
  7. 請求項4乃至6のいずれか1つに記載された位置情報管理方法をコンピュータで実行させることを特徴とする位置情報管理プログラム。
  8. 請求項に記載された位置情報管理プログラムを格納したコンピュータの読み取り可能な記録媒体。
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