JP4601235B2 - 減少した付着傾向をもつ創傷被覆剤 - Google Patents

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Description

【0001】
本発明は、創傷との付着に対する傾向を全く又はほとんど示さないことに卓越している、創傷治癒を促進するための創傷被覆剤に関する。
【0002】
創傷被覆剤は、最良の可能な方法で創傷治癒を促進するために様々な要求を充足しなければならない。一つには、創傷を、異物の侵入及び外部からの圧力の作用のような、環境の影響から保護しなければならない。この理由のために、創傷被覆剤は、二次感染の尤度を減少させるために、無菌及び滅菌可能でなければならない。さらに、創傷被覆剤は、閉鎖の下で湿ったを維持したとき創傷がより良好に治癒するように、創傷の温かさ及び湿ったを維持することに役立つ。とりわけ、以下の機構が、閉鎖性の環境の“治癒”効果に対する根拠として、文献で議論されている。酸素の欠除によって、創傷は、血液を経由して創傷の領域中に酸素をもたらすことを強いられる。これは、血管新生における増加したパンヌスの形成、及びそれによる高められた創傷治癒によって起こる。
【0003】
他方では、創傷被覆剤は、創傷の滲出物を抜き出すことを許容するために、及び湿ったチャンバの形成を予防するために、良好な吸収能及び十分な吸収の容量を示さなければならない。特に、排出しないと共にもしかすると微生物で感染する創傷の滲出物は、高い危険度の感染を伝える。
【0004】
加えて、創傷被覆剤は、十分な湿潤の耐性を所持しなければならなず、創傷治癒を刺激し得るかもしれない、残留物が残ることを予防しなければならない。創傷治癒の過程を促進するために、創傷被覆剤は、十分な酸素及び水蒸気の浸透性、及びそれによる通気性を保証するべきである。それは、創傷の安静を保証するために、あてがう及び取り除くことが容易であるだけでなく、創傷の滲出物の一定の摂取及びもしかすると反応性物質の放出を可能とするために、創傷に適合させ、皮膚に優しくあるべきである。
【0005】
既知の創傷被覆剤には、これらが、創傷と癒着するように粘着する不利な傾向を有することがしばしば見出されてきた。これに対する理由は、創傷治癒のうちに形成されてきた、新しく形成された組織、例えば肉芽組織、血管が、創傷被覆剤の底側と、創傷被覆剤中へ移動する、又は創傷被覆剤中へ発達し始める枝を形成する、細胞と共に成長することである。癒着した帯具を取り去ることを伴う、帯具のいずれの変化でも、新しい肉芽組織及び上皮の縁を、それと一緒に破るので、このように治癒は、創傷との創傷被覆剤のこのような癒着によって遅れる。
【0006】
創傷被覆剤との創傷の粘着又は付着の危険度を、短い時間周期により粘着又は付着が起こり得ないように、しばしば帯具を変化させることによって減少させることができることは真実である。しかしながら、治癒の過程に妨害をできるだけ引き起こさないように、ほとんどめったに又はあまりしばしば創傷被覆剤を変化させないことが好ましい。完全に吸い込んだ創傷被覆剤を取り去ることは、創傷の滲出物の成分及びそれによる免疫適格細胞における損失を引き起こす(これらは、抗原を認識すると共に対応する抗体を生産する細胞、及び異物を受ける、よって無力化することが可能である細胞である)ので、治癒の過程は、創傷被覆剤の各変化で中断されるか又は妨害される。
【0007】
このように本発明の目的は、創傷と共に成長することに対する傾向がほとんど又は全く有さない創傷被覆剤を提供することであった。同時に、このような創傷被覆剤は、上述の一般的な要求を満たさなければならない。
【0008】
驚くべきことに、この目的は、少なくとも単層である層を含む創傷被覆剤において、前記層は、創傷に面すると共に創傷との接触に至る側で多孔質膜又は半透過性フィルムに接続されることで達成される。創傷の表面と少なくとも単層の創傷被覆剤の層との間に位置する、この多孔質膜又はフィルムは、フィルム中及びフィルムの上部における層中への細胞の内殖又は出芽を阻害するか又は予防する。それによって、創傷被覆剤と治癒する創傷の付着を予防する。
【0009】
以下において、本発明による創傷被覆剤を、図1及び2に示す実施例によって、より詳細に説明することにする。図1及び2は、本発明の創傷被覆剤を、その層の構造を示すために断面で表す。
【0010】
本発明による減少した付着の傾向をもつ創傷被覆剤は、図1に示すような単純な実施例において、多孔質膜又は半透過性フィルム(1)及び重ね合わせられた層(2)を含む。膜又はフィルム(1)は、創傷被覆剤の下側を形成し、その下側は、創傷の表面に置かれることになる。層(2)は、創傷の表面の外側の層又は上側を形成することになる。
【0011】
基本的に、それらの膜又はフィルムは、精密濾過又は限外濾過で通常使用される多孔質膜又は半透過性フィルムとして適する。好ましくは、孔の直径又は排除限界は、組織細胞がその膜又はフィルム中へもはや成長することができないように選択される。特に適切であるのは、その孔の大きさが10μmよりも小さい、実用的には1μmよりも小さい、及び好ましくは0.25μmよりも小さい膜である。
【0012】
半透過性フィルムは、タンパク質分子を含む、水及びそれに溶ける物質に対して浸透性であるフィルムであることが理解される。使用可能な膜又はフィルムを、例えば、酢酸セルロース、三酢酸セルロース、硝酸セルロース、再生セルロース、ポリビニルアルコール、又はポリアミドを主材料として製造してもよい。
【0013】
その膜又はフィルムの頂上に位置すると共に好ましくはそれに固定して接続される層(2)は、好ましくは、創傷の滲出物を吸い取ると共に排出することに役立つ吸収性の層として形成される。従って、当業者に知られている吸収性材料を含有してもよい。適切な材料の例は、膨潤可能な重合体、例えば、ゼラチンを主材料としたヒドロゲル、コラーゲン、コラーゲン−ヘパリン複合体、アルギナート、ペクチン、デンプン、アルブミン、アガロース、セルロースの種類(例えばカルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース)、ポリエチレングリコーレン、ポリビニルピロリドン、メチルピロリドンキトサン、シクロデキストリン類、ヒアルロン酸類、ポリ酸無水物類、ポリビニルアルコール類、ポリアクリル酸、ポロクサマー、及びポリアクリルアミド類である。
【0014】
加えて、創傷被覆剤の外側又は上側には、層(2)上に静止する、それぞれそれと接続されるカバー層(3)を提供してもよい。それは、例えば、創傷被覆剤に強度を与えると共にそれを、損傷を受けた状態になることから保護する保護層として役立つ場合もある。また、それは、湿気に対して不浸透性即ち水蒸気に対して不浸透性であってもよい。
【0015】
加えて、本発明の創傷被覆剤の構造は、反応性物質に対して不浸透性のカバー層も、任意であるが同様の反応性物質に対して不浸透性の保護フィルム又は可剥性フィルムも含む。カバー層として適切であるのは、まず第一に、ポリエステルであるが、ポリ塩化ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、セルロース誘導体、及びさらに多くの他のもののような、ほとんどの任意の他の皮膚に優しいプラスチックでもある。個々の場合において、カバー層には、例えば、金属、特にアルミニウム、又は二酸化ケイ素若しくは当業者に知られている同様の物質のような他の拡散遮蔽添加物の蒸着によって、追加の層を提供してもよい。取り外し可能な保護層に対して、それをシリコン化のような適切な表面処理によって取り外し可能にするとの条件で、裏当て層に使用されるのと同じ材料を使用してもよい。しかし、ポリテトラフルオロエチレンで処理した紙、セロハン(R)、ポリ塩化ビニルなどのような他の取り外し可能な保護層を使用してもよい。
【0016】
特に有利であるのは、この発明による創傷被覆剤の実施例であり、ここで膜又はフィルム(1)及び/又は層(2)のいずれかは、創傷治癒を促進する薬学的な反応性の試剤、又はその膜又はフィルムによって若しくはその膜又はフィルムを経由して創傷まで届けられ得るいくつかの試剤を含有する。例えば、創傷に面する膜若しくはフィルム(1)の外側には、一つ若しくは複数の反応性物質を加えてもよく、又は、層(2)には、一つ又はそれ以上の反応性物質を吸い込ませるか若しくは含浸させてもよい。好ましくは、創傷治癒を促進する反応性物質を、この目的のために使用してもよい。
【0017】
創傷被覆剤が反応性物質を含有する場合、同時にそれが、一つ又は複数の反応性物質の制御された放出を可能とする試剤を含むとすれば、それは特に有用である。これは、例えば、反応性物質の放出を制御する追加の膜の援助で、又は、反応性物質の貯蔵所として役立つと共に反応性物質が制御された様式で放出される重合体の基材を使用することによって達成され得る。
【0018】
本発明による創傷被覆剤に混合してもよい創傷治癒を促進する反応性物質として、ホルモン類の群から選択されるものだけでなく、成長因子、抗生物質、防腐薬、防カビ薬、鎮痛薬、酵素阻害剤、抗ヒスタミン薬、ビタミン類、グルココルチコイド類、抗ウィルス性反応性物質、ステロイド類、デオキシリボヌクレオシド類を含む、ヌクレオシド類、酵素(例えばタンパク質キナーゼC)の群から選択されるものは、特に適する。成長因子の群の、以下のもの、血小板に由来する成長因子、表皮の成長因子、血小板に由来する内皮細胞の成長因子、酸性の線維芽細胞の成長因子、塩基性の線維芽細胞の成長因子、形質転換成長因子アルファ、形質転換成長因子ベータ、ケラチン合成細胞成長因子、インシュリン様成長因子1、インシュリン様成長因子2、及び腫瘍壊死因子は、成長因子の中で、特に適し、血小板に由来する成長因子は、特に好ましい。
【0019】
ホルモン類の群からは、好ましくは、インシュリン、成長ホルモン、チロキシン、トリヨウ素チロニン(triiodine thyronine)が選択される。
【0020】
図2から理解することができるように、本発明は、層(2)が二つ又はそれ以上の層で作られる実施例もまた包含する。例えば、この層は、例えば二つの層(5,7)が重合体のコーティングでありそれぞれの二つの他の層(4,6)が不織布様又は織物様の材料で作られる四つの層(4−7)からなっていてもよい。同様に、層(2)は、二つの個々の層からなっていてもよく、その一方は、重合体を主材料として製造され、他方は、不織布様又は織物様の材料からなる。しかしながら、層(2)の様々な層における適切な材料の組み合わせ及び配置から結果として生じる場合もある多数のさらなる実施例もまた可能である。
【0021】
同様に図2に示す実施例は、本発明に一致して、底側における多孔質膜又は半透過性フィルム(1)を所持し、その底側は、創傷における創傷被覆剤の粘着を阻害するために、創傷に面する。加えて、このような実施例には、上側にカバー層(3)を提供してもよく、その上側は、創傷からそらされる。
【0022】
層(2)が二層又は多層構造のものであり一つ又は複数の反応性物質を含有する、実施例を選択するとすれば、これは、これらの層の一つのみ又はいくつかのみを、反応性物質を含有するものであるように、形成するさらなる可能性に帰着する。例えば、その上に位置する反応性物質を含有する層からの反応性物質の放出を調整する、制御膜として層の一つを提供することもまた可能である。
【0023】
本発明による減少した付着の傾向をもつ創傷被服剤は、創傷の清拭における一般的な使用に適する。慢性の又はゆっくり治癒する創傷を治療することに本創傷被覆剤を使用することは、特に有利である。
【0024】
適当に、貯蔵の目的に、本発明による創傷被覆剤に、加えて、そのフィルム又は膜の外側に可剥性フィルムを提供し、その可剥性フィルムは、例えば、カバー層に関して述べた材料からなっていてもよく、及び/又は、創傷被覆剤は、通例の材料の周囲の外側のパッケージに含有される。
[付記]
付記[1]:少なくとも単層である層(2)を含む創傷被覆剤であって、前記層は、前記創傷に面する多孔質膜又は半透過性フィルム(1)に接続されることを特徴とする創傷被覆剤。
付記[2]:前記層(2)は、少なくとも部分的に吸収性材料で作られるか又はこのような材料を含有することを特徴とする付記[1]に記載の創傷被覆剤。
付記[3]:前記多孔質膜の前記孔の直径は、前記膜への組織細胞の侵入又は内殖が予防されると共に前記孔の直径は、10μm以下であり、実用的には1μm以下であり、好ましくは0.25μm以下であるように選択されることを特徴とする付記[1]又は[2]に記載の創傷被覆剤。
付記[4]:前記層(2)には、前記皮膚からそらされる、その外側にカバー層(3)が提供され、前記カバー層(3)は、前記創傷被覆剤の最も外側の層を形成することを特徴とする付記[1]乃至[3]の一つ又は複数に記載の創傷被覆剤。
付記[5]:前記層(2)は、二つ又はそれ以上の層を含み、好ましくは少なくとも一つの層は、不織布様の材料又は織物様の材料で作られ、少なくとも一つのさらなる層は、重合体で作られることを特徴とする付記[1]乃至[4]の一つ又は複数に記載の創傷被覆剤。
付記[6]:前記層(2)、又はその同じものを形成する前記層の一つ、及び/又は前記多孔質膜又は半透過性フィルム(1)は、創傷治癒を促進する、少なくとも一つの反応性物質を含有することを特徴とする付記[1]乃至[5]の一つ又は複数に記載の創傷被覆剤。
付記[7]:前記多孔質膜又は半透過性フィルム(1)は、創傷治癒を促進する、少なくとも一つの反応性物質を含有し、好ましくは、前記創傷に面する、その外側のみに、一つ又は複数の前記反応性物質が加えられることを特徴とする付記[6]に記載の創傷被覆剤。
付記[8]:成長因子、特に血小板に由来する成長因子は、創傷治癒を促進する反応性物質として加えられることを特徴とする付記[6]又は[7]に記載の創傷被覆剤。
付記[9]:それは、一つ又は複数の前記反応性物質の制御された放出を果たす手段を含み、前記手段は、好ましくは、放出を制御する膜、又は放出を制御する重合体の組成物であることを特徴とする付記[6]乃至[8]の一つ又は複数に記載の創傷被覆剤。
付記[10]:加えて、それには、前記膜若しくはフィルムの前記外側に保護フィルムが提供されること、又はそれは、周囲の外側のパッケージに含有されることを特徴とする付記[1]乃至[9]の一つ又は複数に記載の創傷被覆剤。
付記[11]:創傷の処置及び創傷治癒を促進することに関する、好ましくは慢性の又はゆっくり治癒する創傷の長期間の処置に関する付記[1]乃至[10]の一つ又は複数に記載の創傷被覆剤の使用。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の創傷被覆剤を、その層の構造を示すために断面で表す。
【図2】 本発明の創傷被覆剤を、その層の構造を示すために断面で表す。

Claims (10)

  1. 少なくとも単一の層である層(2)を含むと共にそれの創傷の接触の側に多孔質の膜又は半透過性のフィルム(1)を有する創傷被覆材であって、
    前記多孔質の膜又は半透過性のフィルム(1)は、前記膜又はフィルム及び前記層への細胞の内植又は出芽を予防する、創傷被覆材において、
    前記創傷被覆材は、前記多孔質の膜又は半透過性のフィルム(1)に含有されたものである少なくとも一つの創傷を治癒することを促進する物質を含むこと、及び、前記フィルムの膜の、前記創傷に面する、より外側は、前記創傷を治癒することを促進する物質が装填されたものであること
    を特徴とする、創傷被覆材。
  2. 請求項1に記載の創傷被覆材において、
    前記層(2)は、吸収性の材料で少なくとも部分的に作られたものである又はそのような材料を含有する
    ことを特徴とする、創傷被覆材。
  3. 請求項1又は2に記載の創傷被覆材において、
    前記多孔質の膜の孔の直径は、前記膜への組織細胞の侵入又は内植が予防されるように、選択されたものであると共に、
    前記孔の直径は、10μm以下、実用的には1μm以下、及び好ましくは0.25μm以下である
    ことを特徴とする、創傷被覆材。
  4. 請求項1乃至3の一つ又は複数に記載された創傷被覆材において、
    前記層(2)は、皮膚からそらされたものである、外部の側にカバー層(3)が提供されたものであると共に、
    前記カバー層(3)は、前記創傷被覆材の最も外側の層を形成する
    ことを特徴とする、創傷被覆材。
  5. 請求項1乃至4の一つ又は複数に記載された創傷被覆材において、
    前記層(2)は、好ましくは少なくとも一つの層が不織布様の材料又は織物様の材料で作られたものであること、及び、少なくとも一つのさらなる層が重合体で作られたものであることを備えた、二つ又はより多い層を含む
    ことを特徴とする、創傷被覆材。
  6. 請求項1乃至5の一つ又は複数に記載された創傷被覆材において、
    前記層(2)は、創傷を治癒することを促進する少なくとも一つの作用物質を含有する
    ことを特徴とする、創傷被覆材。
  7. 請求項1乃至6の一つ又は複数に記載された創傷被覆材において、
    成長因子、特に、血小板に由来した成長因子は、創傷を治癒することを促進する作用物質として加えられたものである
    ことを特徴とする、創傷被覆材。
  8. 請求項1乃至7の一つ又は複数に記載された創傷被覆材において、
    前記創傷被覆材は、前記作用物質の制御された放出を果たす手段を含むと共に、
    前記手段は、好ましくは、放出を制御する膜又は放出を制御する重合体組成物である
    ことを特徴とする、創傷被覆材。
  9. 請求項1乃至8の一つ又は複数に記載された創傷被覆材において、
    前記創傷被覆材は、前記膜若しくはフィルムのより外の側に保護のフィルムが提供されたものであること、又は、それは、周囲のより外側のパッケージに含有されたものであること
    を特徴とする、創傷被覆材。
  10. 創傷の処置及び創傷を治癒することを促進することのための、好ましくは慢性の又は遅い治癒の創傷のより長い期間の処置のための、請求項1乃至9の一つ又は複数に記載された創傷被覆材の使用
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