JP4598125B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

この発明は半導体装置に係り、特に、車載電子装置に好適な半導体装置に関するものである。
近年、自動車等の車両においてエレクトロニクス化の進歩は著しく、様々な半導体集積回路(以下、ICと称す)やセンサが搭載されている。更に、搭載される各々のセンサに対しても、そのセンサを制御する為やその検知データを読み出す為に、制御用のICが搭載されている。このようなことから、自動車に搭載されるICの総数は非常に多くなっており、その数は年々増加しているといった状況である。
従来、これらのICやセンサは、電子機器モジュールとして、プリント基板に、1個または複数のICと共に配置されている。そして、このような電子機器モジュールは、容量素子等の受動素子や、車載電子機器としての厳しい電磁ノイズ(またはEMC:Electromagnetic Compatibility)規格を満たす為に、貫通コンデンサやフェライトビーズ等の電磁ノイズ対策素子が配置されている。しかし、昨今の一層の低コスト化、実装面積削減化の流れに伴い、従来、複数のICで構成されていた電子機器モジュールの機能を、単一のICで実現させたり、電子機器モジュールとしてプリント基板上に実装されていた容量素子等の受動素子をもIC内に取り込み集積化させたりといった集積化の流れが進んでいる。このように、低コスト化、実装面積削減化の究極の形としての「電子機器モジュールのIC1チップ化」といった最終目標の実現についても、各々の電子機器毎に検討が開始されている。
この「電子機器モジュールのIC1チップ化」において、最も困難な障害となると考えられているものとして、IC単体による電磁ノイズ耐性の確保といった問題が挙げられる。従来、電子機器モジュールとして、プリント基板上に実装されたICチップ外の対策素子にて確保していた車載電子機器対応の電磁ノイズ対策の機能を、ICチップ内にて実現する必要があることになる。このような必要性から、貫通コンデンサやフェライトビーズ等の電磁ノイズ対策素子を無くす代わりに、電磁ノイズによりICチップに流入される高周波電流をチップ内部回路に対して遮断すべく、ICチップ上の入出力回路部にローパスフィルタ回路を形成し、IC単体による電磁ノイズ耐性の確保が試みられている。
しかしながら、この場合、ICチップ上に形成する電磁ノイズ対策ローパスフィルタ回路が大面積となり、コスト増大、占有面積増大を引き起こしていた。例えば、特許文献1では、電磁ノイズ対策として、IC上の回路に、IC上の抵抗と容量素子を用いたローパスフィルタ回路を搭載し、電磁ノイズ耐性を確保しているが、著しいコスト増大、チップ面積増大を引き起こしていた。
特開平9−45855号公報
即ち、一般的な電磁ノイズ規格として、1MHz〜1GHzの電磁ノイズが入ってきても、ICが誤動作を起こさないという電磁ノイズ・イミュニティ規格を考えると、1MHz以上の信号を除去可能なローパスフィルタを実現する必要がある。このようなローパスフィルタとして、抵抗と容量素子を用いたRCローパスフィルタを考えた場合、このフィルタの遮断周波数fcは、fc=1/(2πRC)(Hz)で求められることから、fcを1MHz未満にするためには、抵抗値を5kΩと高抵抗なものを使用した場合においても、C>31.8pFとする必要がある。一般的なIC上の容量素子の単位面積当たりの容量は〜1fF/μm2であるから、C>31.8pFは、IC上の容量素子占有面積が0.032mm2となる。
1個の入出力パッド(ここでパッドはICの入出力電極としてIC上に形成された金属配線パターンを示す。ICがパッケージに封止される場合、このパッドからパッケージのピンにワイヤボンディング等で電気的に接続される)に対し、この面積が必要となることから、接地パッドを除いたパッド数が10個といった少ないパッド数のICにおいても、ローパスフィルタの形成に必要とする総面積が0.32mm2と大きくなる。この面積は、例えばチップ面積2mm2のICにおいては、チップ面積の16%にも相当する。更に、抵抗値として5kΩと高抵抗なものを使用可能なケースは、デジタル信号パッドのようにほとんど電流が流れないパッドに対してのみである。電源パッドやアナログパッドのように、流れる電流値が低くないパッドにおいては、流れる電流値と抵抗値の積により求まる電圧降下が発生し、その電圧降下が電源電圧値等の回路上の電圧値に対し充分低いことが必要となる。このため、例えば消費電流10mAが流れるパッドに対しては、50Ω程度の抵抗しか用いることができない(この場合も0.5Vの電圧降下が発生し、電源電圧が5Vであっても電源電圧の10%になる)。抵抗値が50Ωであれば、必要な容量素子はC>3180pFとなり、この時、占有面積はこのパッドに対してのみで3.2mm2と増大してしまう。
以上のように、電磁ノイズ対策ローパスフィルタ回路をIC内の回路として搭載する場合、著しいコスト増大、占有面積増大が発生することが理解できる。従って、IC単体における電磁ノイズの耐性確保が「電子機器モジュールのIC1チップ化」における非常に困難な障害であることがわかる。
この発明は上記の問題を解決する為になされたもので、半導体装置上に形成するローパスフィルタの個数を削減してコスト増大を抑制すると共に、電磁ノイズ耐性を有する半導体装置を実現することを目的とする。
この発明に係る半導体装置は、複数の入出力パッドのそれぞれに接続したPMOSトランジスタまたはNMOSトランジスタからなる複数の2端子スイッチを用いて単一のローパスフィルタ回路に接続し、PMOSトランジスタによる2端子スイッチをオンさせる際、PMOSトランジスタのN型ウェル電極に正電圧を印加すると共にゲート電極に負電圧を印加し、NMOSトランジスタによる2端子スイッチをオンさせる際、NMOSトランジスタのN型ウェル電極に負電圧を印加すると共に、ゲート電極に正電圧を印加するようにしたものである。
このことによって、半導体装置上に形成するローパスフィルタの個数を削減してコスト増大を抑制すると共に、電磁ノイズ耐性を有する半導体装置を実現することができる。
この発明の実施の形態1による半導体装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態1による半導体装置におけるPMOSトランジスタの模式図である。 この発明の実施の形態1による半導体装置におけるローパスフィルタ回路の一例を示す回路図である この発明の実施の形態1による半導体装置におけるローパスフィルタ回路の他の例を示す回路図である。 この発明の実施の形態1による半導体装置におけるスイッチ切替のタイミングチャートである。 この発明の実施の形態1による半導体装置を比較するためのMOSトランジスタ相補スイッチを用いた場合の回路図である。 図6の装置のシミュレーション結果を示す説明図である。 この発明の実施の形態1による半導体装置におけるPMOSトランジスタのスイッチを用いた場合の回路図である。 図8の装置のシミュレーション結果を示す説明図である。 この発明の実施の形態2による半導体装置におけるPMOSトランジスタの模式図である。 この発明の実施の形態2による半導体装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態2による半導体装置におけるスイッチ切替のタイミングチャートである。 この発明の実施の形態3による半導体装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態3による半導体装置における静電気サージ保護回路の電流−電圧特性を示す説明図である。 この発明の実施の形態3による半導体装置における静電気サージ保護回路の一例を示す回路図である。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための最良の形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
本発明では、例えば、ADC(Analog−to−Digital Converter:アナログ・デジタル変換) ICチップの制御信号および入出力信号のうち、ADC開始指令デジタル入力信号とアナログ入力と出力イネーブルデジタル出力信号の3つの信号については、外部と電気的に接続して通信する必要があるタイミングを時間的に全く重ならないようにすることができることに着目し、1個のローパスフィルタ回路を、上記3つの信号に対し、時分割で使用することを実現し、多数のローパスフィルタの形成によるチップ面積増大を顕著に抑制するようにしたものである。
ADC ICは、ICの中でも、ノイズに対して十分な注意が必要なアナログ回路を用いて形成されており、また、高分解能なADCにおいては特に、非常に微小な電圧のノイズでも分解能を劣化させることになる為、電磁ノイズによる誤動作耐性の確保が非常に困難なICであり、本発明では、このように微小電圧ノイズにも注意が必要なADC ICの電磁ノイズ耐性を、IC単体で実現することに取り組んだものである。
図1は、この発明の実施の形態1による半導体装置を示す構成図である。
図示の半導体装置は、ADC IC1を示しており、このADC IC1は、ADC開始指令デジタル入力信号パッド2、アナログ入力パッド3、出力イネーブルデジタル出力信号パッド4の3つのパッドに対し、それぞれ、ICの主電源の電圧値より高耐圧のPMOSトランジスタスイッチ5,6,7を介して、1つのローパスフィルタ回路8を接続している。更に、ローパスフィルタ回路8後段の3つのMOSトランジスタ相補スイッチ9,10,11にて、それぞれ内部回路12へ接続するよう構成されている。また、内部回路12には、ローパスフィルタ回路13,14,15を介して、デジタル(シリアル)出力パッド16、デジタル回路用電源パッド17、アナログ回路用電源パッド18が接続されている。また、内部回路にはデジタル回路用接地パッド19およびアナログ回路用接地パッド20が接続されている。
ADC開始指令デジタル入力信号パッド2は、ADC開始指令デジタル入力信号が入力される電極である。また、アナログ入力パッド3はアナログ信号が入力される電極、出力イネーブルデジタル出力信号パッド4は出力イネーブルデジタル出力信号が出力される電極である。PMOSトランジスタスイッチ5は、一方の端子がADC開始指令デジタル入力信号パッド2に接続された2端子スイッチである。PMOSトランジスタスイッチ6は、一方の端子がアナログ入力パッド3に接続された2端子スイッチである。PMOSトランジスタスイッチ7は、一方の端子が出力イネーブルデジタル出力信号パッド4に接続された2端子スイッチである。また、これらPMOSトランジスタスイッチ5,6,7の他方の端子はローパスフィルタ回路8に接続されている。
PMOSトランジスタスイッチ5,6,7は、高耐圧のPMOSトランジスタで構成され、そのN型ウェルに正電圧、ゲート電極に負電圧が印加されるよう構成されている。
図2は、PMOSトランジスタの模式図である。
図示のように、PMOSトランジスタは、P型シリコン基板101上にN型ウェル102を形成し、このN型ウェル102内にP型拡散層であるソース103、ドレイン104を形成し、更に、ゲート絶縁膜105を介してゲート106を形成したトランジスタである。
ここでは説明を簡略化するため、一例として、ADC IC1の主電源電圧が5V、高耐圧のPMOSトランジスタの耐圧が12V以上とした場合を説明する。ここで「高耐圧」とは、ソース103/ドレイン104とN型ウェル102間のPN接合の耐圧、および、ソース103・ドレイン104間の耐圧が高いだけでなく、PMOSトランジスタのゲート絶縁膜105が、主電源(ここでは5V)用のMOSトランジスタに比べて膜厚が厚く形成され、ゲート106とN型ウェル102間、ゲート106とソース103間、ゲート106とドレイン104間の全てに、例えば12V以上の高電圧差を印加することが可能で、ゲート絶縁膜105信頼性の観点からも印加が許されることを示す。
ADC ICでは、ICチップ上で、精度向上の為の補正回路等として、紫外線消去電気的書込可能読み出し専用メモリEPROMや電気的書換可能読み出し専用メモリEEPROMやフラッシュメモリといったメモリを使用している場合がしばしばある。このような場合は、これらのメモリの駆動用(書込動作用)としてメモリの周辺回路部にて使用されている主電源の電圧値以上の高耐圧のMOSトランジスタを、本発明の高耐圧PMOSトランジスタとして使用しても良い。
ローパスフィルタ回路8は、前段側(パッド側)がPMOSトランジスタスイッチ5,6,7の他方の端子に、また、後段側(内部回路12側)がMOSトランジスタ相補スイッチ9,10,11の一方の端子に接続されたフィルタである。
図3及び図4は、ローパスフィルタ回路8の一例を示す回路図である。
ローパスフィルタ回路8としては、特に回路形式は問わないが、例えば、図3に示す1次RCローパスフィルタや、図4に示す2次RCローパスフィルタ等を用いることができる。ここで、図3に示すRCローパスフィルタは、1組の抵抗素子21と容量素子22とからなるものであり、図4に示す2次RCローパスフィルタは抵抗素子23と容量素子24からなるRCローパスフィルタと、抵抗素子25と容量素子26からなるRCローパスフィルタとが接続されたものである。
上述したように、一般的な電磁ノイズ規格として、1MHz〜1GHzの電磁ノイズが入ってきても、ICが誤動作を起こさないという電磁ノイズ・イミュニティ規格を遵守する場合は、1MHz以上の信号を除去可能なローパスフィルタを実現する必要があり、また、入出力される信号に影響は与えないよう、ローパスフィルタを設計する必要がある。この場合、ローパスフィルタのカットオフ周波数は1MHz未満の、ある周波数となるよう設計される。抵抗素子Rとしては、シリコン半導体プロセスで使用可能な一般的抵抗素子を用いて良いが、拡散層を用いた抵抗素子では、拡散層を囲むウェルまたはシリコン基板との間に寄生ダイオードが形成される為、この場合も整流現象の発生が起こる。この整流現象を抑制すべく、ゲート電極等にて形成されるポリシリコン層を用いた、ポリシリコン抵抗素子等の、寄生ダイオードが形成されない抵抗素子を用いる方が好ましい。容量素子Cについては、ローパスフィルタの出力側に接続される為、寄生ダイオードの有無は影響せず、MOSトランジスタゲート容量素子を用いても、2層のポリシリコン層を用いて形成されるポリシリコン間容量素子や、金属配線層を用いて形成されるMIM(Metal−Insulator−Metal)容量素子を用いても良い。
MOSトランジスタ相補スイッチ9,10,11は、それぞれ公知のMOSトランジスタからなるスイッチ回路であり、それぞれがPMOSトランジスタスイッチ5,6,7と同期してオンオフされるよう構成されている。
内部回路12は、アナログ信号をデジタル信号に変換する公知のADC回路である。このADC回路としては様々な方式があるが、どの方式のものでも適用可能である。内部回路12は、ADC開始指令デジタル入力信号が入力されると、アナログ入力信号をサンプリングし、各々の方式により、アナログ信号をデジタル値に変換する。そして、変換動作完了後、出力イネーブルデジタル出力信号をハイレベルとして出力し、変換後のデジタル値をデジタル信号として出力する。このデジタル出力は、ここで例として説明しているようにシリアル出力としても、また、パラレル出力としても良い。
ローパスフィルタ回路13,14,15は、それぞれローパスフィルタ回路8と同様の構成からなるフィルタであり、ローパスフィルタ回路13は、内部回路12とデジタル出力パッド16との間に接続されている。また、ローパスフィルタ回路14は、内部回路12とデジタル回路用電源パッド17との間、ローパスフィルタ回路15は、内部回路12とアナログ回路用電源パッド18との間に接続されている。デジタル出力パッド16は、上述したように、デジタル(シリアル)信号を出力するための電極である。また、デジタル回路用電源パッド17は、デジタル回路に対して電源供給を行うための電極であり、アナログ回路用電源パッド18は、アナログ回路に対して電源供給を行うための電極である。更に、デジタル回路用接地パッド19及びアナログ回路用接地パッド20は、それぞれ内部回路12のデジタル回路及びアナログ回路を接地するための電極である。尚、通常、デジタル回路の雑音をアナログ回路から分離する為に、電源および接地パッドをアナログ回路用とデジタル回路用で別々に用意している場合が多く、ここでもそのような構成としている。
次に、実施の形態1の動作について説明する。
上述したように、ADC ICチップにおいては、ADC開始指令デジタル入力信号とアナログ入力と出力イネーブルデジタル出力信号の3つの信号が外部と電気的に接続して通信する必要があるタイミングを、時間的に全く重ならないようにすることができることに着目し、一つのローパスフィルタ回路8を、これら3つの信号に対し、時分割で使用するようにしている。
即ち、ADC動作開始前はADC開始指令デジタル入力信号パッド2が内部回路12に接続されるようPMOSトランジスタスイッチ5およびMOSトランジスタ相補スイッチ9をオン状態とする。ADC開始指令デジタル入力信号入力後は、アナログ入力パッド3が内部回路12に接続されるようPMOSトランジスタスイッチ6およびMOSトランジスタ相補スイッチ10をオン状態とする。これにより、入力されるアナログ信号をサンプリングする。その後、出力イネーブルデジタル出力信号パッド4が内部回路12に接続されるようPMOSトランジスタスイッチ7およびMOSトランジスタ相補スイッチ11をオン状態とし、内部回路12によってADC動作を行い、ADC動作終了後、出力イネーブルデジタル出力信号を出力イネーブルデジタル出力信号パッド4から出力する。そして、出力イネーブルデジタル出力信号を出力後、再度、ADC開始指令デジタル入力信号パッド2が内部回路12に接続されるようPMOSトランジスタスイッチ5およびMOSトランジスタ相補スイッチ9をオン状態とする。
図5は、これらのスイッチ切替のタイミングチャートである。
このタイミングチャートは、PMOSトランジスタスイッチ5,6,7のゲート電圧V1a、V2a、V3aと、MOSトランジスタ相補スイッチ9,10,11のゲート電圧V1b、V2b、V3bの電圧レベル推移を、ADC開始指令デジタル入力信号、出力イネーブルデジタル出力信号と共に示したものである。
ここでは説明の簡略化の為、例として、ICの主電源電圧が5V、高耐圧のPMOSトランジスタの耐圧が12V以上とした場合にて説明している。また、この図には、アナログ入力をサンプリングする期間と、ADC変換動作期間も図中に示している。
このように、PMOSトランジスタスイッチ5,6,7とMOSトランジスタ相補スイッチ9,10,11とのスイッチ切替により、ローパスフィルタ回路8を時分割で共用して、ADC開始指令デジタル入力信号パッド2、アナログ入力パッド3、出力イネーブルデジタル出力信号パッド4と内部回路12との接続を選択的に行っている。
ここで、本発明のPMOSトランジスタスイッチとの比較のため、ローパスフィルタ回路8より前段(パッド側)に形成するスイッチを、通常のスイッチのように、MOSトランジスタ相補スイッチによって形成した場合に起こる現象を、シミュレーション結果を用いて説明する。
説明を簡略化するため、図6に示すように、元来の入力信号としてDC電圧で0Vの信号を考え、この信号に、IC外で電磁ノイズにより100MHzの高周波信号がピーク間電圧5Vで重畳した信号VSがICに入力され、通常のMOSトランジスタ相補スイッチ27に入力された場合を考える。
図7はそのシミュレーション結果を示す説明図である。
MOSトランジスタ相補スイッチのうち、NMOSトランジスタはソース/ドレイン領域がN型で、ウェル領域がP型である為、NMOSトランジスタのソース/ドレイン領域にはPN接合ダイオードが接続されることになる。通常の構成ではNMOSトランジスタのPウェルは接地されている為、NMOSトランジスタのソース/ドレイン領域はPN接合ビルトイン電圧〜0.8Vだけ低くなると、即ち、〜−0.8Vより低くなるとPN接合ダイオードがONし、大電流が流れる。その結果、高周波の波に−0.8Vより低い電圧領域が存在する信号VSがMOSトランジスタ相補スイッチに入力されると、MOSトランジスタ相補スイッチを通った後の電圧VSWは、図7のように、−0.8V程度で波形がクリップされる結果となる。この“整流”現象が発生すると、この信号が後段のローパスフィルタを通り、高周波のノイズ信号が除去され、復元されるDC信号の電圧値は、図7のVLPFの結果に示されるように、元来の0Vから0.5V程度に増大していることがわかる。
入力信号がアナログ入力信号であれば、このような電圧上昇は入力データの変動を意味しており、ICの動作が正しく行われないこととなる。また、入力信号がデジタル信号であっても、電磁ノイズにより重畳される高周波信号の振幅が更に増大すると、復元されるDC電圧の電圧値が更に増大して、ついには、デジタル信号のハイレベルに判別されることとなり、ICの誤動作となる。
以上のように、ローパスフィルタより前段側にスイッチを構成すると、整流現象が発生し、ひとたび整流現象が発生すると、ローパスフィルタを通しても、復元された電圧値はもとのデータの電圧値から変動してしまうのである。ここでは、波形の電圧値が−0.8Vより低くなる場合について述べたが、同様の現象は、電源電圧(この例では5V)+ビルトイン電圧より高くなった場合にもPMOSトランジスタにおいて発生する。即ち、この場合は、上記の場合とは逆に元来の電圧値よりも低下してしまうことになる。
このように、ICチップ外で電磁ノイズ対策素子を設けない場合は、電磁ノイズによる高周波電流がICチップのパッドに流入する為、ローパスフィルタより前段側にMOSトランジスタによるスイッチ回路があると、その回路が高周波電流にさらされることとなり、整流現象が発生し、元のデータの電圧値の変動を引き起こし、回路の誤動作につながることから、従来、ローパスフィルタより前段側にスイッチを形成することは不可能と考えられていた。
このような状況の下、本実施の形態では、ローパスフィルタ回路8より前段側に形成するMOSトランジスタを、耐圧値が電源電圧より高い、高耐圧のPMOSトランジスタからなるPMOSトランジスタスイッチ5,6,7を用い、N型ウェルに正電圧(この例では8.2V)を印加し、スイッチをONする際のゲート電圧としては負電圧(この例では−3.8V)を印加する。即ち、N型ウェルに正電圧(この例では8.2V)を印加し、スイッチをONする際のゲート電圧としては負電圧(この例では−3.8V)を印加することにより、トランジスタのソース/ドレインに負電圧が印加されても整流現象が発生せず(ソース/ドレイン・N型ウェル間のPN接合ダイオードがONせず)、また、この負電圧の電圧値がゲート印加電圧(この例では−3.8V)より高ければ、ゲート絶縁膜信頼性の観点からのゲート耐圧としても何ら問題ない。更に、トランジスタのソース/ドレインに正電圧が印加されても、N型ウェル印加電圧(8.2V)にビルトイン電圧〜0.8Vを加算した電圧値より低ければ、整流現象が発生しない(ソース・N型ウェル間およびドレイン・N型ウェル間のPN接合ダイオードがONしない)ようにすることが実現できる。
このような整流現象の発生の抑制により、ローパスフィルタを通した後の電圧レベルが、元来の電圧レベルから変動してしまうという誤動作を防止することが可能となる。
図8は、そのシミュレーションの説明図であり、図9はシミュレーション結果の説明図である。これらの図は、PMOSトランジスタスイッチ28のN型ウェルに8.2V、ゲート電圧として−3.8Vを印加した場合を示している。また、Vsは、図6の場合と同様の信号である。図9のローパスフィルタ入力のVSWに示すように、波形がクリップされることがなく、従って、ローパスフィルタ出力のVLPFに示すように電圧値も0Vが得られている。
このように、整流現象の発生を抑制することができるため、耐電磁ノイズ耐性を阻害することなく、ローパスフィルタ回路8より前段側にスイッチを形成することが可能となり、ローパスフィルタ回路8の時分割利用が初めて可能になる。これにより、例えば、従来の手法により耐電磁ノイズADC ICチップを形成することを考えた場合、ローパスフィルタ回路8を、デジタル回路用接地パッド19及びアナログ回路用接地パッド20を除く各パッド毎に一つずつ、従って、一般的ADC ICチップの構成においては、少なくとも6個のローパスフィルタをICチップ上に形成する必要がある。その結果、深刻なチップ面積の増大が引き起こされ、現実的なコストで、ICチップ外での電磁ノイズ対策素子無しによる耐電磁ノイズADC ICチップを実現することは不可能であったのに対し、本実施の形態では、一つのローパスフィルタ回路8を3つのパッドにて時分割で共用することが可能となる。その結果、ICチップ外での電磁ノイズ対策素子無しによる耐電磁ノイズADC ICチップを、4個のローパスフィルタの形成で実現可能となり、チップ面積増大分を33%削減することが達成されるという、重要、かつ、新たな効果を得ることができる。
尚、ICの電源電圧として1種類の電源電圧だけでなく、数種類の電源電圧を有する場合がある。このように数種類の電圧を電源電圧として有する場合、PMOSトランジスタスイッチ5,6,7のN型ウェルに印加する正電圧として、数種類の電源電圧のうち最も低い正電圧の電源電圧より高い電圧値とする。
以上のように、実施の形態1の半導体装置によれば、複数の入出力パッドと、一方の端子が複数の入出力パッドのそれぞれに接続されたPMOSトランジスタからなる複数の2端子スイッチと、複数の2端子スイッチの全ての他方の端子に、一方の端子が接続された単一のローパスフィルタ回路と、ローパスフィルタ回路の他方の端子に、一方の端子がそれぞれ接続され、2端子スイッチと同期してオンオフされる複数のスイッチ回路と、複数のスイッチ回路の他方の端子に接続され、それぞれ入出力パッドの信号に対応した処理を行う内部回路とを備え、PMOSトランジスタによる2端子スイッチをオンさせる際、PMOSトランジスタのN型ウェル電極に正電圧を印加すると共にゲート電極に負電圧を印加するようにしたので、半導体装置上に形成するローパスフィルタの個数を削減してコスト増大を抑制すると共に、電磁ノイズ耐性を有する半導体装置を実現することができる。
また、実施の形態1の半導体装置によれば、2端子スイッチのPMOSトランジスタのゲート絶縁膜は、内部回路で使用されているMOSトランジスタのゲート絶縁膜に比べて、その膜厚が厚いよう構成したので、高耐圧のPMOSトランジスタが得られ、半導体装置としての信頼性を向上させることができる。
また、実施の形態1の半導体装置によれば、PMOSトランジスタによる2端子スイッチをオンさせる際、PMOSトランジスタのN型ウェル電極に対して印加する電圧は、電源電圧のうち最も低い正電圧の電源電圧より高い電圧であるようにしたので、複数種類の電源電圧を持つ半導体装置に対しても適用可能とすることができる。
また、実施の形態1の半導体装置によれば、複数の入出力パッドと、対応する内部回路とが単一のローパスフィルタ回路を時分割で共用するようにしたので、単一のローパスフィルタ回路の共用を簡単な構成で実現することができる。
また、実施の形態1の半導体装置によれば、半導体装置としてアナログ・デジタル変換を行う半導体装置としたので、IC単体にて高い電磁ノイズ耐性を有するアナログ・デジタル変換装置を実現し、かつ、ICのチップ面積増大によるコスト増大を抑制することができる。
実施の形態2.
実施の形態2は、ローパスフィルタ回路8に入力される信号をスイッチングするためのスイッチングトランジスタとして、NMOSトランジスタを用いたものである。
図10は、実施の形態2で用いるNMOSトランジスタの模式図である。
本実施の形態におけるNMOSトランジスタは、トリプルウェルを用いたプロセスにより、N型ディープウェルを形成したものである。このNMOSトランジスタは、P型シリコン基板201上にN型ディープウェル202を形成し、このN型ディープウェル202内にP型ウェル203を形成している。そして、P型ウェル203内に、N型拡散層であるソース204、ドレイン205を形成し、更に、ゲート絶縁膜206を介してゲート207を形成したトランジスタである。また、ゲート絶縁膜206は、主電源(ここでは5V)用のMOSトランジスタに比べて膜厚が厚く形成されている。
このように、NMOSトランジスタをN型ディープウェル202内に形成し、P型シリコン基板201と隔離すれば、NMOSトランジスタのP型ウェル203に負電圧を印加することが可能となる。
図11は、実施の形態2の半導体装置を示す構成図である。
図示の半導体装置は、実施の形態1と同様のADC IC1aを示しており、このADCIC1aは、実施の形態1のPMOSトランジスタスイッチ5,6,7の代わりに、NMOSトランジスタスイッチ29,30,31を設けたものである。これ以外の構成は図1に示した実施の形態1と同様であるため、対応する部分に同一符号を付してその説明を省略する。
図12は、これらNMOSトランジスタスイッチ29,30,31の切替のタイミングチャートである。
図12に示すように、P型ウェル203に−3.8Vといった負電圧を印加し(Vpwell)、ゲート207に8.2Vといった電源電圧よりより高い正電圧を印加する(V1a,V2a,V3a)。このような電圧印加条件によりPMOSトランジスタスイッチ5,6,7の場合と同様の効果が得られる。
以上のように、実施の形態2の半導体装置によれば、2端子スイッチを実施の形態1のPMOSトランジスタスイッチに代えてNMOSトランジスタスイッチとしたので、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態3.
実施の形態3は、実施の形態1の構成に加え、高耐圧PMOSトランジスタの前段(パッド側)に、静電気サージ保護回路を挿入するようにしたものである。
図13は、実施の形態3の半導体装置を示す構成図である。
図示のように、実施の形態3のADC IC1bは、ADC開始指令デジタル入力信号パッド2とPMOSトランジスタスイッチ5との間に、静電気サージ保護回路32,35を、アナログ入力パッド3とPMOSトランジスタスイッチ6との間に静電気サージ保護回路33,36を、また、出力イネーブルデジタル出力信号パッド4とPMOSトランジスタスイッチ7との間に静電気サージ保護回路34,37をそれぞれ設けている。また、ローパスフィルタ回路13とデジタル出力パッド16の間に、静電気サージ保護回路38,41を設け、更に、ローパスフィルタ回路14とデジタル回路用電源パッド17との間に静電気サージ保護回路39,42を、ローパスフィルタ回路15とアナログ回路用電源パッド18との間に静電気サージ保護回路40,43をそれぞれ設けている。その他の構成及び動作は実施の形態1と同様であるため、ここでの説明は省略する。尚、静電気サージ保護回路32,35と、その他の静電気サージ保護回路は同様の構成であるため、以下、これらを代表して静電気サージ保護回路32,35について説明する。
静電気サージ保護回路32,35は、そのクランプ電圧が、正電圧方向では、PMOSトランジスタスイッチ5,6,7のN型ウェル印加電圧(例では8.2V)より高く、負電圧方向では、PMOSトランジスタスイッチ5,6,7のゲート印加電圧(例では−3.8V)より低い特性となる回路を使用する。その特性は図14に示すような電流−電圧特性である。
このような静電気サージ保護回路32,35としては、例えば2対のダイオード(ツェナーダイオード等)を相反する向きで縦列接続した回路を用いることができる。
図15は、静電気サージ保護回路の一例を示す回路図である。
図示のように、電源線44と信号線45との間に、相反する向きで縦列接続したダイオード46,47を接続し、また、信号線45と接地線48との間に、相反する向きで縦列接続したダイオード49,50を接続することで、静電気サージ保護回路32,35を実現している。ここで、ダイオード46,47が静電気サージ保護回路32を、ダイオード49,50が静電気サージ保護回路35にそれぞれ対応するものである。
尚、上記実施の形態3は、実施の形態1に適用した場合を説明したが、実施の形態2に対して適用してもよい。
以上のように、実施の形態3の半導体装置によれば、実施の形態1または実施の形態2の構成に加えて静電気サージ保護回路を設けたので、実施の形態1または実施の形態2の効果に加えて、電磁ノイズだけでなく静電気サージの流入に対しても強い耐性を実現可能な半導体装置を提供することができる。
尚、上記各実施の形態では、ADC ICチップにおけるローパスフィルタの時分割使用の手法を提案しているが、他のICチップにおいても、ICで使用される入出力信号で、外部と電気的に接続して通信する必要があるタイミングを時間的に全く重ならないようにすることができる場合に、各実施の形態の手法を適用することはもちろん可能であり、対象がADC ICチップに限定されるものではない。
以上のように、この発明に係る半導体装置は、半導体装置上に形成するローパスフィルタの個数を削減してコスト増大を抑制する構成に関するものであり、例えば、ADC IC等に用いるのに適している。

Claims (5)

  1. 複数の入出力パッドと、
    一方の端子が前記複数の入出力パッドのそれぞれに接続されたPMOSトランジスタまたはNMOSトランジスタからなる複数の2端子スイッチと、
    前記複数の2端子スイッチの全ての他方の端子に、一方の端子が接続された単一のローパスフィルタ回路と、
    前記ローパスフィルタ回路の他方の端子に、一方の端子がそれぞれ接続され、前記2端子スイッチと同期してオンオフされる複数のスイッチ回路と、
    前記複数のスイッチ回路の他方の端子に接続され、それぞれ前記入出力パッドの信号に対応した処理を行う内部回路とを備え、
    前記PMOSトランジスタによる2端子スイッチをオンさせる際、当該PMOSトランジスタのN型ウェル電極に正電圧を印加すると共にゲート電極に負電圧を印加し、前記NMOSトランジスタによる2端子スイッチをオンさせる際、当該NMOSトランジスタのN型ウェル電極に負電圧を印加すると共に、ゲート電極に正電圧を印加することを特徴とする半導体装置。
  2. 2端子スイッチのPMOSトランジスタ及びNMOSトランジスタのゲート絶縁膜は、内部回路で使用されているMOSトランジスタのゲート絶縁膜に比べて、その膜厚が厚いことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. PMOSトランジスタによる2端子スイッチをオンさせる際、当該PMOSトランジスタのN型ウェル電極に対して印加する電圧は、電源電圧のうち最も低い正電圧の電源電圧より高い電圧であり、NMOSトランジスタによる2端子スイッチをオンさせる際、当該NMOSトランジスタのゲート電極に対して印加する電圧は、電源電圧のうち最も低い正電圧の電源電圧より高い電圧であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  4. 複数の入出力パッドと、対応する内部回路とが単一のローパスフィルタ回路を時分割で共用することを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  5. アナログ・デジタル変換を行う半導体装置であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
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