JP4595315B2 - 燃料電池用水処理装置 - Google Patents

燃料電池用水処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4595315B2
JP4595315B2 JP2003386823A JP2003386823A JP4595315B2 JP 4595315 B2 JP4595315 B2 JP 4595315B2 JP 2003386823 A JP2003386823 A JP 2003386823A JP 2003386823 A JP2003386823 A JP 2003386823A JP 4595315 B2 JP4595315 B2 JP 4595315B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
chamber
fuel cell
water treatment
exchange membrane
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003386823A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005149947A (ja
Inventor
昌之 三輪
好輝 三角
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurita Water Industries Ltd
Original Assignee
Kurita Water Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kurita Water Industries Ltd filed Critical Kurita Water Industries Ltd
Priority to JP2003386823A priority Critical patent/JP4595315B2/ja
Publication of JP2005149947A publication Critical patent/JP2005149947A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4595315B2 publication Critical patent/JP4595315B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)

Description

本発明は燃料電池からの回収水を前処理装置及び電気脱イオン装置によって処理する燃料電池用水処理装置に関するものであり、特に燃料電池が固体高分子型燃料電池である場合に好適な燃料電池用水処理装置に関する。
I.燃料電池から排出される凝縮水などの水を回収して処理し、燃料改質装置(水蒸気改質装置)の水源等として利用するために、この回収水を電気脱イオン装置で処理することが特開平9−161833号公報、特開2001−232394号公報等に記載されている。前者の特開平9−161833号公報にあっては、燃料電池はリン酸型燃料電池であり、後者の特開2001−232394号公報にあっては、燃料電池は固体高分子型燃料電池である。この固体高分子型燃料電池にあっては、固体電解質としてフッ素系陽イオン交換膜が用いられており、燃料電池排水中には微量ながらフッ素イオンが含まれる。このため、上記特開平9−161833号公報のようにリン酸型燃料電池排水を処理するタイプの水処理装置では、フッ素が除去されず、フッ素によって電気脱イオン装置内のイオン交換体が早期に劣化するおそれがある。
後者の特開2001−232394号公報には、固体高分子型燃料電池の凝縮水を脱炭酸処理、逆浸透膜処理(RO処理)、及び電気脱イオン処理することが記載されている。
II.従来の電気脱イオン装置は、電極(陽極と陰極)同士の間に複数のカチオン交換膜とアニオン交換膜とを交互に配列して脱塩室と濃縮室とを交互に形成し、脱塩室にイオン交換樹脂を充填した構成を有する。この電気脱イオン装置にあっては陽極、陰極間に電圧を印加しながら脱塩室に被処理水を流入させると共に、濃縮室に濃縮水を流通させて被処理水中の不純物イオンを除去し、脱イオン水を製造する(例えば特開平10−43554号公報)。
特開平9−161833号公報 特開2001−232394号公報 特開平10−43554号公報
I.本発明は、電気脱イオン装置と前処理装置とが一体とされた極めてコンパクトな燃料電池用水処理装置を提供することを第1の目的とする。
II.上記特開2001−232394号公報では、その第0029段落の通り、電気脱イオン装置の前段に設けたRO装置によって溶解イオン成分の約90%が除去されるが、それでもなお若干のフッ素イオンがRO装置を通って電気脱イオン装置に流入し、電気脱イオン装置のイオン交換体を劣化させるおそれがある。
本発明は、その一態様において、電気脱イオン装置に流入する水からフッ素を十分に除去するよう改良された燃料電池用水処理装置を提供することを第2の目的とする。
III.従来の電気脱イオン装置は、陰極と陽極との間に複数の脱塩室と濃縮室とを交互に形成したものであるため、陰極と陽極との間の電気抵抗が大きく、両極間の印加電圧が高い。また、構造が複雑であり、製作に手間がかかる。
本発明は、その一態様において、構成が簡易で製作が容易であると共に、印加電圧が低くて済む電気脱イオン装置を備えた燃料電池用水処理装置を提供することを第3の目的とする。
IV.従来の電気脱イオン装置のエンドプレートやフレームを合成樹脂製とする場合、この合成樹脂はポリプロピレンや塩化ビニルなど耐熱性の低いものであった。このため、比較的温度の高い箇所(例えば、燃料電池の隣接部位)に配置することはできなかった。
本発明は、その一態様において、比較的温度の高い箇所にも配置することができる電気脱イオン装置を備えた燃料電池用水処理装置を提供することを第4の目的とする。
本発明(請求項1)の燃料電池用水処理装置は、燃料電池から回収された回収水を前処理装置で前処理した後、電気脱イオン装置で脱イオン処理する燃料電池用水処理装置において、該電気脱イオン装置及び前処理装置が略同一の厚さ及び高さの矩形箱型に構成され、該電気脱イオン装置及び前処理装置が一体化されることにより、全体として矩形箱型に構成されていることを特徴とするものである。
かかる本発明(請求項1)の燃料電池用水処理装置にあっては、前処理装置及び電気脱イオン装置が全体として矩形箱型となっており、小型でコンパクトなものとなる。
本発明では、前処理装置が、上流側より順次に配置された脱炭酸装置、フッ素吸着装置及び金属吸着装置よりなる水処理部を備えると共に、さらに、該水処理部に通水するためのポンプと、該水処理部及びポンプを制御する制御装置とを備え、これらの水処理部、ポンプ及び制御装置が矩形箱形のケーシング内に配置されていることが好ましい(請求項2)。このように構成した場合、燃料電池用水処理装置が高機能で小型且つコンパクトなものとなる。
また、請求項2の燃料電池用水処理装置にあっては、燃料電池回収水を脱炭酸処理、フッ素除去処理及び金属フッ素除去処理した後、電気脱イオン装置で処理することにより、高水質の処理水を生産することができる。この処理水は燃料電池用燃料改質等に好適である。この燃料電池用水処理装置にあっては、フッ素が除去されるので、電気脱イオン装置のイオン交換樹脂の劣化が防止される。
本発明の燃料電池用水処理装置にあっては、脱炭酸装置は、原水中に気体を吹き込んで脱炭酸処理するものであり、この気体を洗気するための洗気装置が前記ケーシング内に配置されており、該洗気装置は、前記電気脱イオン装置の排水を受け入れ、この排水と気体とを接触させて洗気するよう構成されていることが望ましい(請求項3)。
この脱炭酸処理は、原水中に気体を吹き込むようにして行われるものであり、構成が簡易である。また、この脱炭酸処理に用いられる気体は、水で洗気され、空気(大気)中のダストが除塵処理されたものであるので、脱炭酸処理水を汚染しない。
この洗気処理は、電気脱イオン装置排水と気体とを接触させるものであり、電気脱イオン装置の排水を有効活用することができる。
本発明の燃料電池用水処理装置では、フッ素吸着部及び金属吸着部が該ケーシングに設けられた区画板により区画形成されているとともに、これらフッ素吸着部及び金属吸着部の水の流路が、前記ケーシング内に設けられた仕切板に沿って延設されている構成としてもよい(請求項4)。そして、この区画板及び仕切板は耐熱性合成樹脂からなるのが好ましい(請求項5)。
本発明の燃料電池用水処理装置では、電気脱イオン装置及び前処理装置には、両者の対面部にそれぞれ水流通用のポートが設けられており、該電気脱イオン装置と前処理装置とが連結されることにより両者の該ポートが対面して連通されている構成としてもよい(請求項6)。
この請求項4〜6のように構成すれば、燃料電池用水処理装置がコンパクトで且つ十分な脱イオン特性を有したものとなる。
この場合、電気脱イオン装置には、脱イオン処理部と該ポートとを連通するための水路が設けられており、該水路に流量調整部材が設けられている構成としてもよい(請求項7)。また、該水路に水質測定用電極が設けられている構成としてもよい(請求項8)。
請求項7,8のように構成することにより、燃料電池用水処理装置の高機能化を図ることができる。
本発明では、該電気脱イオン装置は、それぞれプレートに保持された陰極と陽極との間にカチオン交換膜とアニオン交換膜とが配置され、陰極側に配置されたカチオン交換膜と陽極側に配置されたアニオン交換膜との間に、周囲がフレームで囲まれた脱塩室が設けられたものであることが好ましく(請求項9)、特に、該電気脱イオン装置にあっては、陰極側から陽極側に向って、第1のカチオン交換膜と、アニオン交換膜と、第2のカチオン交換膜とがこの順に配置され、該陰極と第1のカチオン交換膜との間が濃縮室兼陰極室とされ、第1のカチオン交換膜と該アニオン交換膜との間が脱塩室とされ、該アニオン交換膜と第2のカチオン交換膜との間が濃縮室とされ、該第2のカチオン交換膜と該陽極との間が陽極室とされていることが好ましい(請求項10)。
この請求項10の燃料電池用水処理装置に用いられている電気脱イオン装置は、脱塩室が1室であり、且つこの脱塩室の両側にはそれぞれ濃縮室と陰極室兼濃縮室とが配置されているため、電極間距離が小さく、電極間の印加電圧が低い。この電気脱イオン装置は、脱塩室が1室であり、単位時間当たりの生産水量が少ないが、小型燃料電池には十分に実用することができる。
また、この電気脱イオン装置は、2個のフレームと2枚のカチオン交換膜及び1枚のアニオン交換膜とを1対のプレート間に挟持することにより組み立てることができ、構造及び組立てが簡単である。
この電気脱イオン装置のプレート及びフレームを耐熱性合成樹脂製とすることが好ましく(請求項11)、また、電気脱イオン装置及び前処理装置の矩形箱型のケーシングが耐熱性合成樹脂よりなることが好ましい(請求項12)。このように構成した場合、比較的温度の高い箇所に配置しても、プレート及びフレーム等の変形、あるいはそれらからの成分の溶出などが防止される。
なお、耐熱性合成樹脂としては、シンジオタクチックポリスチレン(SPS)あるいはポリアセタール樹脂が好適である(請求項13)。
上記の通り、本発明の燃料電池用水処理装置は、小型でコンパクトである。本発明の一態様にあっては、燃料電池からの水からフッ素がフッ素吸着除去装置によって高度に吸着除去されるため、電気脱イオン装置のイオン交換体がフッ素によって劣化することが防止され、長期にわたって安定して燃料電池排水の処理を行うことができる。
本発明の一態様によると、燃料電池用水処理装置を比較的温度の高い箇所にも配置することができる。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。
第1図は実施の形態に係る燃料電池用水処理装置のフロー図である。燃料電池の凝縮水等の回収水は、脱炭酸装置1、フッ素吸着除去装置2、金属除去装置3及び電気脱イオン装置4によって処理され、電気脱イオン装置4で生成する脱イオン水が燃料改質器等に供給される。
この実施の形態では、脱炭酸装置1は空気曝気方式のものである。曝気用の空気は、洗気装置5中でバブリングされて浄化処理された後、脱炭酸装置1内の水中に吹き込まれる。この洗気装置5へは電気脱イオン装置4の濃縮室あるいは電極室からの排水が導入されている。この洗気装置5の排水は系外に排出される。
この洗気装置5の好適な態様は後に詳述される。
この脱炭酸装置1は、後述の第8図に示す略螺旋状の屈折板32と、この屈折板32の螺旋状流路に充填された充填材とを備えたものである。なお、この構成についても後に詳述する。
この燃料電池用水処理装置にあっては、燃料電池回収水からフッ素がフッ素吸着除去装置2によって高度に吸着除去されるため、電気脱イオン装置4のイオン交換体がフッ素によって劣化することが防止され、長期にわたって安定して燃料電池排水の処理を行い、燃料改質装置の水源等として利用することができる。
また、脱炭酸装置1は屈折板及び充填材よりなるものであり、小型でありながら脱炭酸特性に優れる。このため、電気脱イオン装置4の負荷が小さい。
この脱炭酸装置1に供給される気体(空気)は、洗気装置5で除塵処理されており、原水(回収水)が汚染されることが防止される。この洗気装置5は、電気脱イオン装置4の排水によって洗気するものであり、電気脱イオン装置4の排水が有効に再利用される。
この燃料電池用水処理装置にあっては、フッ素吸着除去装置2からセリウムイオン、アルミニウムイオンなどの金属イオンが溶出しても、金属除去装置3により除去される。このため、電気脱イオン装置4のイオン交換体の性能を長期にわたって高く維持することが可能となる。
次に、上記洗気装置、脱炭酸装置、フッ素吸着除去装置及び金属除去装置がケーシング内に配置されてなる前処理装置と、この前処理装置に付設された電気脱イオン装置4とを備えてなる燃料電池用水処理装置について第2図〜第9図を参照して説明する。
第2図は、この燃料電池用水処理装置の下方から見上げた状態の斜視図、第3図はこのケーシングのフロントカバーを開けた状態の斜視図、第4図は第3図からフッ素吸着樹脂及び金属吸着樹脂を取り除いた状態の斜視図、第5図は第4図の構成を示す正面図、第6図は洗気室内のフレームの斜視図、第7図は第5図のVII−VII線断面図、第8図は脱炭酸室内の屈折板の斜視図、第9図は充填物の模式図である。
この燃料電池用水処理装置は、前記の通り、脱炭酸装置1を有する矩形箱型の前処理装置10と、矩形箱型の電気脱イオン装置4とを一体化したものである。この前処理装置10のケーシング12は、浅い矩形箱型のものであり、正面にフロントカバー14が取り付けられている。前処理装置10の高さ及び奥行きと電気脱イオン装置4の高さ及び奥行きとは同一であり、これらの連結体は全体として矩形箱型となっている。
なお、このケーシング12は、ガラス繊維を混入させたSPS(シンジオタクチックポリスチレン製)とされているが、材料はこれに限定されない。
第4,5図の通り、電気脱イオン装置4の濃縮室兼陰極室からの排水が移送管18を介して洗気室20に導入され、空気の洗浄が行なわれる。なお、もう一方の移送管18の先端は、ケーシング12の側壁面を貫通し、ケーシング12の側外面に開放している。
次に、第6図を参照して洗気室20の構成について詳細に説明する。なお、第6図(a)、(b)は互いに反対方向から見た斜視図である。第6図(b)では、洗気室20内に滞留している水が示されている。
この洗気室20は、ケーシング12に一体に設けられた1対の上下方向の区画板20a、20b(第5図)間に形成されている。
この洗気室20内には、エアポンプ(図示略)から送気されてきた空気がエアチューブ21を介して吹き込まれる。この洗気室20内にはフレーム22が設置されている。該フレーム22は、囲枠部23、垂下板24、立上板25を備え、中央室26、水流出室27、及び空気流出室28が形成されている。チューブ21の末端は該中央室26内に差し込まれている。水は前記移送管18を介して中央室26に導入される。中央室26と水流出室27との間に、囲枠部23の上辺から垂下する垂下板24が設けられており、中央室26内の水はこの垂下板24の下端を回り込んで水流出室27に移流し、この水流出室27の上部から溢流口29を介してケーシング12外ヘ流出する。中央室26及び水流出室27内には、この溢流口29の下縁レベルにまで水が溜まっており、チューブ21の下端はこの水中に没している。
中央室26と空気流出室28とは、囲枠部23の底辺から起立する立上板25によって区画されている。
チューブ21から水中に吹き込まれた空気は、水面から離脱した後、該立上板25の上端を回り込んで空気流出室28に流入し、前記空気導入口31を介して脱炭酸室30内に吹き込まれ、脱炭酸に用いられる。
洗気室20で洗浄された空気は、空気導入口31から脱炭酸装置が設置された脱炭酸室30へ導入され、洗浄に供された水はケーシング12の背面に設けられた流出孔(図示略)から流出し、廃棄される。
この脱炭酸室30内の脱炭酸装置は、略螺旋状の屈折板32と、充填物とからなる。
脱炭酸室30内の上部には、ケーシング12の背面又は上面の被処理水導入口(図示略)から被処理水が導入されている。脱炭酸室30内において、空気導入口31からの空気が屈折板32を周回しながら立ち登り、被処理水と接触し、脱炭酸を行う。
なお、屈折板32の螺旋状通路34内には第9図に模式的に示す、合成樹脂又は金属製ワイヤを絡ませたランダムな三次元構造の充填物33が充填され、空気がゆっくりと且つ細かく分断されながら屈折板に沿って上昇し、十分に脱炭酸が行われるよう構成されている。このワイヤの径は0.05〜0.5mm程度が好適である。充填物のワイヤ間の通路の平均径は2〜10mm特に3〜7mm程度が好適である。
この屈折板32は、金属板にスリットを入れて折曲したものを多段螺旋状に溶接等により連結したものやシンジオタクチックポリスチレンなどのプラスチックで一体成形したものであり、螺旋の軸心部には細長い仕切板が縦通されている。螺旋の1段当りの高さは5〜10mm程度が好適である。
この実施の形態では、脱炭酸室30が直方体形状であるため、屈折板32の各段を構成する金属板(又はプラスチック)が方形状となっているが、脱炭酸室が円筒形であれば、屈折板はスクリュ螺子状とされる。なお、本明細書中において、略螺旋状とは、数学的な螺旋構造に限らず、本実施例のような屈折状やこれに類する多角形的なもの、さらには折り返し段状のものを含む。
なお、脱炭酸室30の高さが100mm、奥行き及び幅が50mmであり、図示の通り7段の屈折板32が配置され、平均開口径が約5mmの充填物を屈折状流路に充填してなる脱炭酸装置に、水温5℃、炭酸濃度80ppmの水を40mL/minで通水し、空気を2000mL/minで散気したところ、処理水の炭酸濃度は10ppm以下となることが認められた。
脱炭酸処理された水は、この脱炭酸室30から移流口36(第5図)を介して中継室40(第4,7図)に流入し、この中継室40から移流口42(第7図)を介して貯水室50へ流入する。第7図の通り、この中継室40は貯水室50の背後側に上下方向へ延設されている。この中継室40の上部に水の移流口42が設けられている。
なお、脱炭酸室30内の水位は、この移流口42の下縁の高さとなる。脱炭酸室の水位高は、室高さの50%以上である。
貯水室50内には、水位を検知するためのフロートスイッチ52,54が設けられている。このフロートスイッチ52,54のいずれもがOFFの場合には、次に説明するポンプ62が停止される。
なお、このポンプ62及びそのモータ64を設置したポンプ設置室の背後側は二重底状とされて制御回路設置室(図示略)が形成され、この制御回路設置室内にモータ64や電気脱イオン装置4の制御回路を搭載した回路基板(図示略)が設置されている。
このポンプ62は、電気脱イオン装置4等の差圧が上昇しても流量が低下しないようにするために、容積式ポンプとされている。
貯水室50内の水は、チューブ60、モータ64によって駆動されるポンプ62及びチューブ66を介して第1のフッ素除去室70の下部に導入され、該室70内を上昇する。次いで、水は、このフッ素除去室70の上部から移流管71を介して第2のフッ素除去室72の上部に導入され、該室72内を下降する。次いで、移流口73を介して第3のフッ素除去室74の下部に導入され、該室74内を上昇する。
各フッ素除去室70,72,74内にはフッ素吸着樹脂76(第3図)が充填されており、フッ素イオンが吸着除去される。なお、フッ素吸着樹脂の代わりに珪酸アルミナなどのフッ素吸着能を有するアルミナ化合物を用いることもできる。
第3のフッ素除去室74内の上部に達した水は、移流口78から第1の金属除去室80の上部に移流し、該室80内を下降する。次いで、移流口81から第2の金属除去室82の下部に流入し、該室82内を上昇する。該室82の上部に到達した水は、移流口84を介して電気脱イオン装置4に導入される。なお、図示はしないが、この移流口84を覆うように精密濾過膜が配置され、樹脂の破片が電気脱イオン装置4に流入しないよう構成されている。
各金属除去室80,82には金属吸着樹脂86が充填されており、金属イオンが吸着除去される。
このように、この前処理装置10によって脱炭酸、フッ素除去及び金属除去された水が移流口84を介して電気脱イオン装置4に導入される。
このケーシング10内には、各除去室70,72,74,80,82を区画形成するために仕切板90,92,94,96,98が上下方向に延設されており、各室70,72,74,80,82は上下方向に延在している。
なお、このように仕切板を設けて各室70,72,74,80,82を上下に細長く延設することにより、通水線速を例えばLV3(h−1)と高くすることができる。これにより、樹脂76,86と水との接触効率が高くなり、イオン除去性能が向上する。
仕切板はケーシング12と一体に射出成形しても良いし、ケーシング12に別途取り付けても良い。
チューブ66は仕切板90を貫通しており、移流管71は仕切板92を貫通している。移流口73,78,81は仕切板94,96,98に設けられている。移流口84はケーシング12の側壁に穿設されている。
次に、電気脱イオン装置4の構成について第10図〜第15図を参照して詳細に説明する。
この電気脱イオン装置は、陽極と陰極との間にカチオン交換膜とアニオン交換膜とを配列して脱塩室と濃縮室とを形成し、脱塩室にイオン交換体を充填した構成のものである。なお、陽極室と陰極室とが各々独立して設けられてもよいが、この実施の形態では、陰極室が濃縮室を兼用している。
第10図はこの電気脱イオン装置の模式的な縦断面図、第11図はこの電気脱イオン装置の分解斜視図、第12図及び第13図はこの電気脱イオン装置の一部の拡大分解斜視図、第14図は陰極側の流路形成板の斜視図である。
なお、第12,13図ではカチオン交換膜及びアニオン交換膜の図示が省略されている。
第10図に概略的に示される通り、この電気脱イオン装置4にあっては、陰極101と陽極102との間に、それぞれ耐熱性の第1のカチオン交換膜103と、アニオン交換膜104と、第2のカチオン交換膜103’とを1枚ずつ配置し、陰極101と第1のカチオン交換膜103との間に濃縮室兼陰極室105を形成し、第1のカチオン交換膜103とアニオン交換膜104との間に脱塩室107を形成し、アニオン交換膜104と第2のカチオン交換膜103’との間に濃縮室110を形成し、第2のカチオン交換膜103’と陽極102との間に陽極室106を形成している。
陰極101及び陽極102は耐熱性合成樹脂製(好ましくはSPS製)のプレート120,150に保持され、脱塩室107及び濃縮室110の周囲は耐熱性合成樹脂製(好ましくはSPS製)のフレーム130,140によって囲まれている。
濃縮室110にはアニオン交換樹脂(図示略)が充填されており、濃縮室兼陰極室105及び陽極室106にはそれぞれカチオン交換樹脂(図示略)が充填されている。この濃縮室兼陰極室105、濃縮室110及び陽極室106に充填されるイオン交換樹脂は、アニオン交換樹脂やアニオン交換樹脂とカチオン交換樹脂を混合したものであってもよい。脱塩室107にはカチオン交換樹脂とアニオン交換樹脂とが混合状態にて充填されている。
脱塩室107の一端側には原水の流入口が設けられ、他端側には脱イオン水の流出口が設けられている。脱イオン水の一部は分取され、陽極室106に導入される。陽極室106の流出水は濃縮室110へその一端側から流入し、他端側から流出する。濃縮室110の流出水は、濃縮室兼陰極室105へその一端側から流入し、他端側から排水として排出される。
陰極101と陽極102との間に電圧を印加した状態にて原水として前処理装置の移流口84(第4,5図参照)からの水を脱塩室107に導入すると、原水中のカチオンは第1のカチオン交換膜103を透過し、陰極電極水に混入して排出される。原水中のアニオンはアニオン交換膜104を透過して濃縮室110に移動し、濃縮室流出水に混入して濃縮室兼陰極室105を経て排出される。
この電気脱イオン装置にあっては、陰極101と陽極102との間にそれぞれ1個の濃縮室兼陰極室105、脱塩室107、濃縮室110及び陽極室106のみが配置されており、陰極101と陽極102との距離が小さい。そのため、電極101,102間の印加電圧が低くても十分に電極101,102間に電流を流して脱イオン処理することができる。
また、脱塩室内のClは濃縮室110にのみ移動し、陽極室106へは移動しない。このため、陽極室106内のCl濃度は脱イオン水中に存在するClのみとなり、陽極室106で陽極酸化により生じるClが著しく少ない。そのため、陽極室106内のカチオン交換樹脂108や、陽極室106に臨む第2のカチオン交換膜103’の劣化が防止される。
なお、陰極室が濃縮室を兼ねていることから、陰極室内の電極水の電気伝導度が高い。これによっても、電極101,102間の印加電圧が低くても電極101,102間に十分に電流を流すことが可能となる。
濃縮室兼陰極室105、濃縮室110及び陽極室106での通水方向は、脱塩室107と並流通水でも向流通水でもよいが、上昇流通水であることが望ましい。これは、各室105,106には、直流電流によってHやO、場合によっては少量のCl等の気体が発生するので、上昇流で通水し気体の排出を促進させ偏流を防ぐためである。
次に、第11図〜第13図を参照して各プレート及びフレームの構成について説明する。プレート120,150は、カチオン膜103,103’に対峙する側の板央部が凹んだ凹所となっており、この凹所底面に薄板、フィルム状ないしは膜状の陰極101又は陽極102が設けられている。この凹所内が濃縮室兼陰極室105又は陽極室106となっている。
フレーム130,140は枠状であり、枠の内側が脱塩室107又は濃縮室110となっている。フレーム130,140には、各室107,110から上下に延在する凹部131,132及び141,142が設けられている。
この実施の形態では、プレート120,150の外側に流路形成板160,170が配置されている。
流路形成板160、プレート120及びカチオン膜103の上部には、原水を脱塩室107に導入するための原水導入孔161,121,103aが厚み方向に貫設されている。これらの孔161,121,103aは同軸状に、且つフレーム130の上部の凹部131に重なり合うように設けられている。
カチオン膜103、プレート120及び流路形成板160の下部には、脱塩室107から脱イオン水を取り出すための孔103b,122,162が同軸状、且つフレーム130の下部の凹部132に重なり合うように設けられている。
流路形成板160、プレート120、カチオン膜103、フレーム130、アニオン膜104、フレーム140、カチオン膜103’、プレート150及び流路形成板170には、脱イオン水の一部を分取して陽極室106に導くために、互いに同軸状に孔163,123,103c,133,104c,143,103’c,153,173が厚み方向に貫設されている。プレート150及び流路形成板170の下部には、この脱イオン水を陽極室106に導くための孔155,175が厚み方向に貫設されている。孔155は陽極室106に臨んでいる。流路形成板170の外向き板面には、孔173,175を連通する溝174が設けられている。
プレート150及び流路形成板170の上部には、陽極室流出水を取り出すための孔156,176が同軸的に厚み方向に貫設されている。流路形成板170の外向き板面には、この孔176と、下部に設けられた孔178とを連通するための溝177が設けられている。フレーム140、カチオン膜103’及びプレート150には、該孔178と同軸に孔148,103’d及び158が同軸状に設けられている。孔148はフレーム140の下部の凹部142に臨んでいる。
フレーム140の上部の凹部141に臨んで、濃縮室排水を流出させるための孔149が厚み方向に貫設されている。
アニオン膜104、フレーム130、カチオン膜103、プレート120及び流路形成板160の上部には、この濃縮室排水を取り出すための孔104e,139,103e,129,169が該孔149と同軸的に厚み方向に貫設されている。
流路形成板160の下部には、この濃縮室排水を濃縮室兼陰極室105に導くための孔167,127が同軸的に厚み方向に貫設されている。
プレート120及び流路形成板160の上部には、濃縮室兼陰極室105から排水を流出させるための孔128,168が同軸的に厚み方向に貫設されている。
第14図に示す通り、流路形成板160の外向き面には、脱塩室107からの脱イオン水の取出用孔162に連なる流路溝(以下、溝と略)180が設けられている。この溝180は上方に立ち上がり、途中で溝181,182に分岐している。溝181は、下向きに延在し、その下端は孔163に連通している。
溝182は、溝180を延長するように上方に延在し、流路形成板160の上端近傍にまで達している。この溝183の上端と流路形成板160の側面とは、脱イオン水の取り出し用小孔183を介して連通している。
なお、この溝180の途中には、脱イオン水の水質(この実施の形態では電気伝導度)を測定するための電極184が設けられている。溝181及び182には、それぞれ、流量調整用のオリフィス185,186が設置されている。
流路形成板160の外向き面には、濃縮室流出水を孔169から孔167に導くための溝189が上下方向に延設されている。
これらの流路形成板160,170、プレート120,150、フレーム130,140及び膜103,103’,104の積層体の両側にステンレス製のアウタープレート191,192(第2図参照)が配置され、ボルト(図示略)によって緊締されることにより、電気脱イオン装置4が完成する。各溝175,177、180〜183、189にアウタープレート191又は192が重なることにより、各溝が流路となる。
なお、陰極側のアウタープレート191には、上記の孔161,168とそれぞれ同軸に原水導入用の孔と排水取出用の孔(図示略)が設けられる。この原水導入用の孔は前記ケーシング12の移流口84と同軸配置されており、ケーシング12と電気脱イオン装置4とが連結された際に連通する。排水取出用の孔は、ケーシング12の移送管18の先端面と同軸配置されており、ケーシング12と電気脱イオン装置4とが連結された際に連通する。
各孔及び溝を流れる水の流れについて概略的に説明すると、次の通りである。
移流口84からの原水(前処理された水)は、孔161,121,103a、脱塩室107、孔103b,122,162、溝180の順に流れて脱イオン水となる。その一部(例えば50〜98%)は溝182、小孔183を介して取り出され、燃料電池へ供給される。残部は、溝181、孔163,123,103c,133,104c,143,103’c,153,173、溝174、孔175,155、陽極室106、孔156,176、溝177、孔178,158,103’d,148、濃縮室110、孔149,104e,139,103e,129,169、溝189、孔167,127、濃縮室兼陰極室105、孔128,168の順に流れ、前記移送管18へ送り込まれる。このようにして、前記第10図に示した通りに水が流れるようになる。
なお、上記実施の形態は本発明の一例であり、本発明は図示以外の形態をもとりうる。たとえば、上記実施形態においては電気脱イオン装置4の排水を洗気室20に供給しているが、燃料電池システムにおいて発生する凝縮水を供給するようにしてもよい。
実施の形態に係る燃料電池用水処理装置のフロー図である。 第1図の燃料電池用水処理装置の下方から見上げた状態の斜視図である。 第2図のケーシングのフロントカバーをあけた状態の斜視図である。 第3図からフッ素吸着樹脂及び金属吸着樹脂を取り除いた状態の斜視図である。 第4図の構成を示す正面図である。 洗気室内のフレームの斜視図である。 第5図のVII−VII線断面図である。 脱炭酸室内の屈折板の斜視図である。 充填物の模式的な斜視図である。 実施の形態に係る電気脱イオン装置の概略的な縦断面図である。 図10の電気脱イオン装置を示す概略的な分解斜視図である。 図10の電気脱イオン装置を示す概略的な分解斜視図である。 図10の電気脱イオン装置を示す概略的な分解斜視図である。 陰極側の流路形成板の斜視図である。
符号の説明
10 前処理装置
12 ケーシング
18 移送管
20 洗気室
20a,20b 仕切板
21 空気吹込用チューブ
22 フレーム
23 囲枠部
24 垂下板
25 立上板
26 中央室
27 水流出室
28 空気流出室
29 溢流口
30 脱炭酸室
32 屈折板
33 充填物
50 貯留室
62 ポンプ
70,72,74 フッ素除去室
76 フッ素吸着樹脂
80,82 金属除去室
86 金属吸着樹脂
101 陰極
102 陽極
103,103’ カチオン交換膜
104 アニオン交換膜
105 濃縮室兼陰極室
107 濃縮室兼陽極室
107 脱塩室
120,150 プレート
120,130 フレーム
160,170 流路形成板
174,177,181,182,183,189 溝
184 電気伝導度計の電極
185,186 オリフィス

Claims (13)

  1. 燃料電池から回収された回収水を前処理装置で前処理した後、電気脱イオン装置で脱イオン処理する燃料電池用水処理装置において、
    該電気脱イオン装置及び前処理装置が略同一の厚さ及び高さの矩形箱型に構成され、該電気脱イオン装置及び前処理装置が一体化されることにより、全体として矩形箱型に構成されていることを特徴とする燃料電池用水処理装置。
  2. 請求項1において、該前処理装置が、上流側より順次に配置された脱炭酸装置、フッ素吸着装置及び金属吸着装置よりなる水処理部を備えると共に、さらに、該水処理部に通水するためのポンプと、該水処理部及びポンプを制御する制御装置とを備え、これらの水処理部、ポンプ及び制御装置が矩形箱形のケーシング内に配置されていることを特徴とする燃料電池用水処理装置。
  3. 請求項2において、該脱炭酸装置は、原水中に気体を吹き込んで脱炭酸処理するものであり、
    この気体を洗気するための洗気装置が前記ケーシング内に配置されており、
    該洗気装置は、前記電気脱イオン装置の排水を受け入れ、この排水と気体とを接触させて洗気するよう構成されていることを特徴とする燃料電池用水処理装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項において、該フッ素吸着部及び金属吸着部が該ケーシングに設けられた区画板により区画形成されているとともに、これらフッ素吸着部及び金属吸着部の水の流路が、前記ケーシング内に設けられた仕切板に沿って延設されていることを特徴とする燃料電池用水処理装置。
  5. 請求項4において、前記区画板及び仕切板が耐熱性合成樹脂よりなることを特徴とする燃料電池用水処理装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項において、該電気脱イオン装置及び前処理装置には、両者の対面部にそれぞれ水流通用のポートが設けられており、該電気脱イオン装置と前処理装置とが連結されることにより両者の該ポートが対面して連通されていることを特徴とする燃料電池用水処理装置。
  7. 請求項6において、該電気脱イオン装置には、その内部の脱イオン処理部と該ポートとを連通するための水路が設けられており、該水路に流量調整部材が設けられていることを特徴とする燃料電池用水処理装置。
  8. 請求項6において、該電気脱イオン装置には、その内部の脱イオン処理部と該ポートとを連通するための水路が設けられており、該水路に水質測定用電極が設けられていることを特徴とする燃料電池用水処理装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項において、
    該電気脱イオン装置は、
    それぞれプレートに保持された陰極と陽極との間にカチオン交換膜とアニオン交換膜とが配置され、
    陰極側に配置されたカチオン交換膜と陽極側に配置されたアニオン交換膜との間に、周囲がフレームで囲まれた脱塩室が設けられたものである
    ことを特徴とする燃料電池用水処理装置。
  10. 請求項9において、該電気脱イオン装置にあっては、陰極側から陽極側に向って、第1のカチオン交換膜と、アニオン交換膜と、第2のカチオン交換膜とがこの順に配置され、
    該陰極と第1のカチオン交換膜との間が濃縮室兼陰極室とされ、
    第1のカチオン交換膜と該アニオン交換膜との間が脱塩室とされ、
    該アニオン交換膜と第2のカチオン交換膜との間が濃縮室とされ、
    該第2のカチオン交換膜と該陽極との間が陽極室とされていることを特徴とする燃料電池用水処理装置。
  11. 請求項9又は10において、前記プレート及びフレームは耐熱性合成樹脂よりなることを特徴とする燃料電池用水処理装置。
  12. 請求項1ないし11のいずれか1項において、前記電気脱イオン装置及び前処理装置の
    矩形箱型のケーシングが耐熱性合成樹脂よりなることを特徴とする燃料電池用水処理装置。
  13. 請求項5,11及び12のいずれか1項において、前記耐熱性合成樹脂は、シンジオタクチックポリスチレン又はポリアセタール樹脂であることを特徴とする燃料電池用水処理装置。
JP2003386823A 2003-11-17 2003-11-17 燃料電池用水処理装置 Expired - Fee Related JP4595315B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003386823A JP4595315B2 (ja) 2003-11-17 2003-11-17 燃料電池用水処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003386823A JP4595315B2 (ja) 2003-11-17 2003-11-17 燃料電池用水処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005149947A JP2005149947A (ja) 2005-06-09
JP4595315B2 true JP4595315B2 (ja) 2010-12-08

Family

ID=34694402

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003386823A Expired - Fee Related JP4595315B2 (ja) 2003-11-17 2003-11-17 燃料電池用水処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4595315B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5173302B2 (ja) * 2007-07-27 2013-04-03 京セラ株式会社 燃料電池装置
JP5228575B2 (ja) * 2008-03-31 2013-07-03 富士電機株式会社 燃料電池発電装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11114576A (ja) * 1997-10-20 1999-04-27 Japan Organo Co Ltd 脱イオン水製造装置
JP2001113281A (ja) * 1999-08-11 2001-04-24 Kurita Water Ind Ltd 電気脱イオン装置及び純水製造装置
JP2001232394A (ja) * 2000-02-25 2001-08-28 Tokyo Gas Co Ltd 燃料電池の水処理装置
JP2002216828A (ja) * 2001-01-15 2002-08-02 Toshiba Home Technology Corp 燃料電池装置
JP2004160380A (ja) * 2002-11-14 2004-06-10 Miura Co Ltd 純水製造装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11114576A (ja) * 1997-10-20 1999-04-27 Japan Organo Co Ltd 脱イオン水製造装置
JP2001113281A (ja) * 1999-08-11 2001-04-24 Kurita Water Ind Ltd 電気脱イオン装置及び純水製造装置
JP2001232394A (ja) * 2000-02-25 2001-08-28 Tokyo Gas Co Ltd 燃料電池の水処理装置
JP2002216828A (ja) * 2001-01-15 2002-08-02 Toshiba Home Technology Corp 燃料電池装置
JP2004160380A (ja) * 2002-11-14 2004-06-10 Miura Co Ltd 純水製造装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005149947A (ja) 2005-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3794268B2 (ja) 電気脱イオン装置及びその運転方法
JP3385553B2 (ja) 電気式脱イオン水製造装置及び脱イオン水製造方法
US8715477B2 (en) Apparatus and process for separation and selective recomposition of ions
US20080078672A1 (en) Hybrid Capacitive Deionization and Electro-Deionization (CDI-EDI) Electrochemical Cell for Fluid Purification
JP4400218B2 (ja) 電気式脱イオン装置及び脱イオン方法
JP3969221B2 (ja) 脱イオン水の製造方法及び装置
JP2004216302A (ja) 電気脱イオン装置及び水処理装置
JP5295927B2 (ja) 電気式脱イオン水製造装置
JP3273707B2 (ja) 電気脱イオン法による脱イオン水の製造法
JP5015990B2 (ja) 電気式脱イオン水製造装置
JP5145305B2 (ja) 電気式脱イオン水製造装置
WO1997046492A1 (fr) Procede de production d'eau deionisee par une technique de deionisation electrique
JP4595315B2 (ja) 燃料電池用水処理装置
JP4556410B2 (ja) 燃料電池用水処理装置
JP2009142724A (ja) 電気式脱イオン水製造装置および脱イオン水製造方法
KR101325841B1 (ko) 연료 전지용 수처리 장치
JP3593892B2 (ja) 純水製造方法及び装置
JP6571312B2 (ja) 純水製造方法
AU2013345396B2 (en) Electrochemical separation device
JP4228866B2 (ja) 脱炭酸装置
JP3985494B2 (ja) 電気式脱イオン装置及び脱イオン方法
JP4631173B2 (ja) 電気脱イオン装置
JP4453972B2 (ja) 電気脱イオン装置及び電気脱イオン装置の運転方法
JP2001321773A (ja) 電気式脱イオン水製造装置及び脱イオン水製造方法
KR102423875B1 (ko) 스케일 방지와 cdi 공정 회수율 향상을 위한 농축수 순환재생 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061109

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100426

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100518

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100716

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100824

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100906

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131001

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees