JP4594756B2 - 点字打刻ユニットおよびこれを備えた点字テープ作製装置 - Google Patents

点字打刻ユニットおよびこれを備えた点字テープ作製装置 Download PDF

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本発明は、点字テープに対し点字を打刻する点字打刻ユニットおよびこれを備えた点字テープ作製装置に関するものである。
図10に示すように、従来、押しピン341(打刻ピン)を有する刻字機構340a(打刻ヘッド)と、刻字機構340aに対向する面に凹部352(打刻受け凹部)が形成された刻字カバー340b(打刻受け部材)とを備え、刻字機構340aと刻字カバー340bとの間に導入され、裏面に保護紙333(剥離紙)を貼着したテープ状のラベルT(点字テープ)に対し、裏側から打刻して点字の凸部301(打刻凸部)を表面に形成する点字打刻ユニット340が知られている(特許文献1参照)。
登録実用新案第3054580号公報
しかしながら、このような点字打刻ユニット340では、刻字カバー340bを受けとして押しピン341により裏側からテープ状のラベルTを打刻すると、テープ状のラベルTが押しピン341の頭部341aと刻字カバー340bの凹部352の周縁部352aとに支持されながら表裏方向に引っ張られることとなる。このとき、凹部352の周縁部352aに面するラベルTの環状部位Trに引っ張り応力が集中し、この環状部位Trにおいて破れ(引きちぎられ)てしまい、打刻された点字の凸部301の裏面窪入部に保護紙333が破れ残ってしまうことがあった(同図(b)参照)。
このように保護紙が破れ残ると、その破れ残った部分が剥離した場合には、装置内にゴミとして残り、剥離しない場合でも、特に点字テープに使用されることの多い透明テープにおいては、表側から破れ残った保護紙が透けて見えてしまうため、点字ラベルとしての品位を損なってしまうという問題があった。
本発明は、点字テープに対し、裏面から打刻しても剥離紙を破くことなく、表面に点字を形成することができる点字打刻ユニットおよびこれを備えた点字テープ作製装置を提供することを目的とする。
本発明の点字打刻ユニットは、頭部が略半球状に形成された打刻ピンを有する打刻ヘッドと、打刻ヘッドに対向する被打刻面に打刻ピンの頭部と略相補的な形状の打刻受け凹部が形成された打刻受け部材と、を備え、打刻ヘッドと打刻受け部材との間に導入され、裏面に剥離紙を貼着した点字テープに対し、裏側から打刻して略半球状の打刻凸部を表面に形成する点字打刻ユニットであって、打刻受け凹部の周縁部には、打刻ピンの打刻時に周縁部に面する点字テープの環状部位を周縁部側へ逃がす環状のザグリ穴が形成され、ザグリ穴の断面は、周壁から奥壁に至る部分が直角を為していることを特徴とする。
この構成によれば、打刻ピンにより裏側から点字テープを打刻すると、点字テープが打刻ピンの頭部と打刻受け凹部の周縁部とに支持されながら表裏方向に引っ張られることとなるが、打刻受け凹部の周縁部に環状のザグリ穴を形成し、その周壁から奥壁に至る部分の断面を直角とすることで、点字テープの環状部位に生ずる引っ張り応力が緩衝されるため、点字テープの環状部位において破けてしまうことを防止することができる。
なお、ザグリ穴を精度良く形成することができる。すなわち、打刻受け部材を金型プレスによって作製する場合、金型に対して周縁部に対応する部分をザグリ穴と相補的な形状に加工しておき、金型プレスによりザグリ穴を直接形成することができる。また、ザグリ穴の無い打刻受け凹部を形成した打刻受け部材を金型プレスによって作製した後、切削等により周縁部にザグリ穴を形成してもよい。
この場合、ザグリ穴のザグリ径が、打刻受け凹部52の内面により形成される略半球の直径よりも0.2mmないし1.0mm大きく、ザグリ穴の深さが0.1mmないし0.3mmであることが好ましい。そして、ザグリ穴の深さが0.2mmであることがさらに好ましい。
この構成によれば、打刻ピンの打刻時に剥離紙が破けてしまうのを効果的に防止することができると共に、打刻凸部を適切な高さに形成することができる。
本発明の他の点字打刻ユニットは、頭部が略半球状に形成された打刻ピンを有する打刻ヘッドと、打刻ヘッドに対向する被打刻面に打刻ピンの頭部と略相補的な形状の打刻受け凹部が形成された打刻受け部材と、を備え、打刻ヘッドと打刻受け部材との間に導入され、裏面に剥離紙を貼着した点字テープに対し、裏側から打刻して略半球状の打刻凸部を表面に形成する点字打刻ユニットであって、打刻受け凹部の周縁部には、打刻ピンの打刻時に周縁部に面する点字テープの環状部位を周縁部側へ逃がす環状の面取り部が形成され、面取り部の断面は、周壁から奥壁に至る部分がアール形状を為していることを特徴とする
この構成によれば、面取り部の無い打刻受け凹部が形成された打刻受け部材を金型プレスによって作製した後、打刻受け凹部の周縁部を面取り加工することで、打刻受け凹部の周縁部に、周壁から奥壁に至る部分の断面がアール形状である環状の面取り部を形成することができる。
この場合、面取り部の深さが略0.1mmないし0.3mmであることが好ましく、面取り部の深さが0.2mmであることがさらに好ましい。
この構成によれば、打刻ピンの打刻時に剥離紙が破けてしまうのを効果的に防止することができると共に、打刻凸部を適切な高さに形成することができる。
本発明の点字テープ作製装置は、上述の点字打刻ユニットを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、打刻凸部の裏面窪入部に剥離紙が破れ残ってしまうことなく、点字が形成された点字テープを作製することができる。
以下、添付の図面を参照して、本発明に係る点字打刻ユニットおよびこれを備えた点字テープ作製装置の実施形態について説明する。この点字テープ作製装置は、導入された点字テープに対し、裏側から打刻して表面に打刻凸部を形成し、点字を表示するものである。そこで、まず、点字テープ作製装置により作製される点字について簡単に説明する。
図1(a)は、仮名文字「し」を表す点字B(6点点字)を示す図である。同図に示すように、点字Bは、縦3個×横2個の6個のビットパターンの点(打刻凸部)で1マス200(1文字または濁点等の属性)が表現される。したがって、点字Bは、1マス200が縦3個×横2個の配置パターンで6個の打刻ポイント201a〜201fに分割されており、仮名文字「し」を表示するときは、6個の打刻ポイント201a〜201fのうち4個の打刻ポイント201a,201b,201e,201fが選択的に打刻されて4個の打刻凸部202a,202b,202e,202fが形成される。
ビットパターンを構成する6個の打刻凸部202のうち、縦3個の打刻凸部202のピッチは例えば略2.4mmであり、横2個の打刻凸部202のピッチは例えば略2.1mmである。また、図示しないが、隣接マスの点までの(マス間)ピッチは例えば略3.3mmである。
なお、点字Bには、仮名文字や数字等を表す上記の6点点字の他、縦4個×横2個の8個のビットパターンの点で漢字を表す8点点字も使用されている。実施形態の点字テープ作製装置は、後述するように6点点字のみを打刻するものであるが、もちろん、8点点字をも打刻可能な構成であってもよい。
図1(b)は、打刻凸部202の断面形状である。同図に示すように、打刻凸部202の形状は、略半球形(角の丸まった円筒形)であって、その大きさは、直径φが略1.8mm、高さHが略0.4mmである。詳細は後述するが、点字テープ作製装置1に備えられた点字打刻ユニット40の打刻ピン41の頭部41aは半球形であり、打刻ピン41による打刻の受けとなる打刻受け凹部52も半球形であるが(図5(a)参照)、点字テープTの打刻凸部202は、打刻された後若干復元する(平坦になろうとする)ため、角の丸まった円筒形となる。
なお、打刻凸部202の高さHが0.1mm程度であってもまったく読めないということにはならないが、0.2mm以下では初心者、特に中途失明者には刺激が弱すぎる。逆に、0.6mm以上では刺激が強すぎると共に、打刻凸部202の腰が弱くてつぶれやすい。そのため、打刻凸部202の高さHは、0.3mmないし0.5mmの範囲であることが好ましい。
続いて、点字テープ作製装置について説明する。この点字テープ作製装置は、テープカートリッジに搭載された点字テープに対し、墨字の印刷動作および点字Bの打刻動作をひとつのパス(テープ送り経路)上で行うものである。もちろん、墨字の印刷動作と点字Bの打刻動作とを互いに異なるパス上で行う構成であってもよい。
図2に示すように、点字テープ作製装置1は、印刷動作および打刻動作を行う装置本体2と、点字テープTおよびインクリボン(図示省略)を収容し、装置本体2に装着されるテープカートリッジCとを備えている。
装置本体2は、握り部分を有する装置ケース11により外殻が形成され、装置ケース11の前部上面には各種入力キー12aを備えたキーボード12が配置されると共に、後部上面には、その左半部に開閉蓋13が取り付けられ、右半部にディスプレイ14が配設されている。そして、開閉蓋13の内側には、テープカートリッジCを装着するためのカートリッジ装着部15が窪入形成されており、テープカートリッジCは開閉蓋13を開放した状態でカートリッジ装着部15に着脱される。
装置ケース11の左側部には、カートリッジ装着部15と装置外部とを連通するテープ排出口16が形成され、このテープ排出口16には、図2では図示しないが、モータ駆動(カッタモータ136、図4参照)でハサミ形式のテープカッタ137(図4参照)が臨んでいる。そして、テープ排出口16から、墨字の印刷および/または点字Bの打刻が行われた点字テープTが送り出される際に、点字テープTがテープカッタ137により切断され、排出された点字テープTは点字ラベルとして使用される。
一方、カートリッジ装着部15には、発熱素子を有しヘッドカバー21aに覆われた印刷ヘッド21が備えられている。また、図2では図示しないが、カートリッジ装着部15の下側には、後述するテープカートリッジCのプラテンローラ28aおよびリボン巻取りリール28bにそれぞれ係合するプラテン駆動軸22aおよび巻取り駆動軸22bを駆動する送りモータ121(図4参照)やギヤ列等が内蔵され、カートリッジ装着部15の隅部には、マイクロスイッチで構成されたテープ識別センサ23(図4参照)が設けられている。さらに、カートリッジ装着部15のテープ排出口16側には、点字テープTに打刻凸部202を打刻する点字打刻ユニット40(後述する)が配設されている。
テープカートリッジCは、上下2分割のカートリッジケース26の内部に、一定の幅の点字テープTとインクリボンとをそれぞれロール状に巻回して収容している。また、カートリッジケース26には、カートリッジケース26を上下に貫通する略方形の貫通開口27が形成されており、テープカートリッジCを上記のカートリッジ装着部15に装着すると、この貫通開口27に装置側から印刷ヘッド21が差し込まれる。そして、点字テープTのみが、テープ送出口29から外部に排出され、インクリボンは内部(リボン巻取りリール28b)で巻き取られるようになっている。
なお、点字テープTには、テープ幅(12mm、18mm、24mm、36mm等)の異なる複数種のものが用意されている。そして、図示しないが、カートリッジケース26の裏面には、小さな複数の孔が形成されており、上記のテープ識別センサ23によってこの複数の孔が識別され、点字テープTの種別を識別する。
さらに、各テープ幅について、色(赤、青、黄、透明等)の異なる複数種の点字テープTが用意されている。点字Bが表示された点字ラベルは、墨字のみが印刷された通常のテープラベルに重ねて貼付される場合や、被貼着物に貼着した際に目立たないことが求められる場合が多いため、透明の点字テープTが使用されることが多い。
図3に示すように、点字テープTは、裏面に粘着剤層32が設けられ、ポリエチレンテレフタレート(PET)製のフィルムで構成された基材シート31と、この粘着剤層32により基材シート31に貼付された剥離紙33とから構成されている。なお、基材シート31の素材としては、適度な伸延性および剛性を有する塩化ビニル製のフィルムを用いてもよいが、塩化ビニル製のフィルムはダイオキシン発生の原因となるおそれがあるため、環境問題の観点からはPET製のフィルムを用いることが好ましい。一方、剥離紙33は、基材シート31をラベルとして使用する時まで粘着剤層32に埃などが付着しないようにするためのものであって、表面にシリコン処理がなされた上質紙等で構成されている。そのため、粘着剤層32が剥離紙33に及ぼす粘着力は、基材シート31に及ぼす粘着力よりも極端に小さくなっている。そして、適当な打刻高さ(0.3mmないし0.5mm)の打刻凸部202を形成すべく、粘着剤層32を含めた基材シート31の厚さは、30μmないし100μm、好ましくは50μmないし80μmの範囲で構成され、剥離紙33の厚さは、40μmないし100μm、好ましくは55μmないし85μmの範囲で構成される。実施形態の点字テープTは、粘着剤層32を含めた基材シート31の厚さが略60μm、剥離紙33の厚さが略80μmである。
なお、実施形態の点字テープTは、点字の打刻を主体とするテープであるが、一般的な墨字の印刷を主体とする印刷テープを用いてもよい。印刷テープは、点字テープTと略同様の構成であり、その厚さは、例えば、粘着剤層32を含めた基材シート31の厚さが略60μmであり、剥離紙33の厚さが略40μmである。
点字テープ作製装置1による墨字の印刷動作は、上記の送りモータ121を駆動源として、プラテン駆動軸22aおよび巻取り駆動軸22bを駆動してプラテンローラ28aおよびリボン巻取りリール28bをそれぞれ回転させることで、テープカートリッジC内の点字テープTおよびインクリボンの送りがなされ、且つこれらの送りに同期して印刷ヘッド21を駆動することで行われる。そして、印刷動作終了後、点字テープTの送りが続行され、印刷された部分が後述する点字打刻ユニット40の打刻ヘッド40aと打刻受け手段40bとの間に送られる。
一方、入力キー12aは、種々の指定およびデータを後述する制御部170に入力するものであって、キーボード12には、アルファベットキー群、記号キー群、数字キー群、仮名キー群を含む文字キー群の他、各種の動作を指定するための機能キー群等が配列されている。機能キー群には、テキスト入力時のデータ確定や改行、選択画面における各種モードの選択指示のための選択キー、各種入力を取りけるための取り消しキー、各キーの役割変更などに用いられるシフトキー、カーソル移動やディスプレイ14の表示範囲を移動させるための4個のカーソルキー、印刷・打刻動作を開始するための印刷打刻キー等が設けられている。
ユーザーは、ディスプレイ14を見ながらキーボード12を操作することにより、点字テープTに印刷/打刻する文字を入力すると共に、点字テープTに対し、墨字の印刷のみを行うモードと、点字Bの打刻のみを行うモードと、墨字の印刷および点字Bの打刻の双方を行うモードとのいずれかを選択する。そして、ユーザーが印刷打刻キーを押し下げると、これらの入力・選択に従って、墨字の印刷および/または点字Bの打刻が行われる。
続いて、点字テープ作製装置1の制御系について説明する。図4に示すように、点字テープ作製装置1の制御系は、基本的に、上記のキーボード12やディスプレイ14を有してユーザーとのインタフェースを行う操作部110と、送りモータ121を有してテープカートリッジCのインクリボンと点字テープTとを同時に送るテープ送り部120と、印刷ヘッド21を有して点字テープTに印刷を行う印刷部130と、点字打刻ユニット40の打刻ピン41およびソレノイド42(後述する)を有して点字テープTに対し打刻を行う打刻部140と、カッタモータ136およびテープカッタ137を有して点字テープTを切断する切断部135と、テープ識別センサ23等の各種センサを有して各種検出を行う検出部150と、各種ドライバを有して各部回路を駆動する駆動部160と、これらの各部を統括制御する制御部170とを備えている。このため、図2では図示しないが、装置ケース11の内部には、駆動部160や制御部170を構成する回路基板が搭載されており、ACアダプタ接続口に接続されている。
駆動部160は、制御部170から出力される制御信号に基づいて各部の駆動を行っており、ディスプレイ14の駆動を制御するディスプレイドライバ161と、印刷ヘッド21の駆動を制御するヘッドドライバ162と、打刻部140のソレノイド42の駆動を制御する打刻ドライバ163と、送りモータ121を制御する送りモータドライバ165およびカッタモータ136を制御するカッタモータドライバ166を有するモータドライバ164とを備えている。
制御部170は、CPU171、ROM172、キャラクタジェネレーションROM(CG−ROM)173、RAM174、周辺制御回路(P−CON)175を備え、互いに内部バス176により接続されている。
ROM172は、打刻部140によって点字Bを打刻させるための点字出力制御プログラム等、CPU171で処理する制御プログラムを記憶する制御プログラム領域172aの他、印刷ヘッド21への印加時間の算出等に使用される各種テーブル172bが格納されている。また、CG−ROM173は、点字テープ作製装置1に用意されている文字、記号、図形等のフォントデータを記憶していて、文字などを特定するコードデータが与えられたときに、対応するフォントデータを出力する。
RAM174は、電源キーの操作により電源がオフにされても、記憶したデータを保持しておくように図外のバックアップ回路によって電源の供給を受けており、各種レジスタ群174a、ユーザーがキーボード12から入力した文字などのテキストデータを記憶するテキストデータ領域174b、ディスプレイ14の表示画像データを記憶する表示画像データ領域174c、印刷画像データを記憶する印刷画像データ領域174d、各種バッファ領域174e等の領域を有し、制御処理のための作業領域として使用される。
P−CON175には、CPU171の機能を補うと共に周辺回路とのインタフェース信号を取り扱うための論理回路が組み込まれている。このため、P−CON175は、検出部150の各種センサやキーボード12と接続されて、検出部150からの前述した各種検出信号やキーボード12から入力された各種データおよび各種指令などを内部バス176に取り込むと共に、CPU171などから内部バス176に出力されたデータおよび制御信号を駆動部160に出力する。
そして、CPU171は、P−CON175を介して入力された各種検出信号、各種データおよび各種指令をROM172内の制御プログラムに従って処理した後、制御信号をP−CON175を介して駆動部160に出力することにより、印刷の位置制御やディスプレイ14の表示制御を行う等、点字テープ作製装置1全体を制御している。例えば、打刻部140により点字Bの打刻を行う場合には、CPU171は、ROM172に記憶させている点字出力制御プログラムを読み出して起動させると共に、RAM174に記憶させてあるテキストデータを読み出して、テキストデータを点字出力制御プログラムに基づいて点字データに変換した後、この点字データを打刻ドライバ163に出力する。
次に、本発明に係る点字打刻ユニットについて詳細に説明する。図5に示すように、点字打刻ユニット40は、上記のカートリッジ装着部15のテープ排出口16側に配設され(図2参照)、送られてきた点字テープTに対し、点字B(6点点字)を打刻するためのものであって、点字テープTの裏面側に配設された3個の打刻ピン41を有する打刻ヘッド40aと、点字テープTを挟んで3個の打刻ピン41に対向する位置に設けられた打刻受け手段40bとを備えている。なお、実施形態の点字テープ作製装置1では、印刷動作の後に打刻動作を行う場合と、打刻動作のみを行う場合とがある。
打刻ヘッド40aは、テープ幅方向に沿って、縦3個の打刻凸部202に対応するように2.4mmの間隔で配列された3個の打刻ピン41と、打刻ピン41の直線運動(打刻)の駆動源となるソレノイド42と、各打刻ピン41を点字テープTに対し垂直に保持すると共にソレノイド42を駆動源とした各打刻ピン41の直線運動をガイドするガイド部材43とを有している。打刻ピン41は、ステンレス鋼等で構成されており、頭部41aが半球状に形成され、その直径Φ(図7および図9参照)は略1.6mmである。
打刻ピン41とソレノイド42とは、アーム部材44によって接続されている。アーム部材44は、一端が打刻ピン41の尾部に半固定的に接続し、他端がソレノイド42のプランジャー45の先端部に回動可能に接続している。さらに、アーム部材44の中間部には、その中間部を回動自在に支持する支持部材46が設けられている。そして、このソレノイド42のプランジャー45と上記の打刻ピン41とは平行に配設されている。したがって、ソレノイド42の励磁および消磁によりプランジャー45が直線運動を行うと、アーム部材44が支持部材46を支点として回動し、打刻ピン41が点字テープTに対し垂直方向に直線運動を行う。なお、ソレノイド42に対する印加電圧は、打刻凸部202が適切な高さH(略0.4mm)となるよう、15Vないし18Vに設定されることが好ましく、本実施形態では、18Vに設定されている。
また、各ソレノイド42の取り付け位置と各支持部材46の取り付け位置とは、各アーム部材44の長手方向に所定の範囲で調節可能になっており、打刻ピン41の動作ストロークを調節することができる。したがって、使用する点字テープTの材質や厚さ等に応じて、この動作ストロークを調節することで、打刻凸部202が適切な高さHとなるようにすることができる。
なお、3個の打刻ピン41にそれぞれ接続された3個のアーム部材44は、上下両端に位置するアーム部材44がそれぞれテープ幅方向に離反するように(図5(b)では上下方向に)延在し、中間に位置するアーム部材44が点字テープTの送り方向に沿って延在している。そして、3個のアーム部材44にそれぞれ接続された3個のソレノイド42は、三角形状に配設されている。
一方、図5および図6に示すように、打刻受け手段40bは、打刻ピン41による点字テープTへの打刻の受けとなるものであって、アルミニウム等で構成され、金型プレスにより作製された打刻受け部材50を有している。打刻受け部材50の3個の打刻ピン41と対向する被打刻面51には、3個の打刻ピン41に対応する3個の打刻受け凹部52が形成され、その背面には、金型プレス時に3個の打刻受け凹部52に対応して形成された3個の半球凸部53を有している。なお、打刻受け部材50の背面には、耐衝撃用のばねを組み込んでもよい。
打刻受け凹部52は、打刻ピン41の頭部41aと略相補的な形状に形成されており、その周縁部52aには、ザグリ穴54が形成されている。ザグリ径Dは略2.6mm、すなわち打刻受け凹部52の内面により形成される半球52bの直径Sφ(略2.0mm)よりも略0.6mm大きいザグリ径Dとなっており、また、ザグリ穴54の深さeは略0.2mmである。
なお、ザグリ径Dは、2.2mmないし3.0mmの範囲、すなわち半球52bの直径Sφよりも0.2mmないし1.0mm大きい範囲にあることが好ましい。また、詳細は後述するが、ザグリ穴54の深さeは、0.1mmないし0.3mmの範囲にあることが好ましい。
このザグリ穴54は、金型に対して周縁部52aに対応する部分をザグリ穴54と相補的な形状に加工しておき、金型プレスにより直接形成したものである。なお、ザグリ穴54の無い打刻受け凹部52を形成した打刻受け部材50を金型プレスによって作製した後、切削等により周縁部52aにザグリ穴54を形成してもよい。
そして、上述したように、送りモータ121を駆動源として点字テープTが送られ、これに同期して制御部170からの点字データに対応してソレノイド42を励磁させると、打刻ヘッド40a(ガイド部材43)と打刻受け部材50との間に導入された点字テープTに対し、打刻ピン41により裏側から打刻して打刻凸部202が表面に形成される。
図7に示すように、この打刻動作時には、打刻受け凹部52の周縁部52aに面する点字テープTの環状部位Trが周縁部52aに支持されると共に、打刻凸部202の中心となる点字テープTの凸部中心部位Tcが打刻ピン41の頭部41aに支持されながら表側方向に引っ張られることとなる。しかしながら、打刻受け凹部52の周縁部52aには、上記のザグリ穴54が形成されていることから、打刻動作時に環状部位Trを周縁部側へ逃がすことができるため、点字テープTの環状部位Trに生ずる引っ張り応力が緩衝される。したがって、点字テープTが環状部位Trにおいて破れてしまうことを防止することができる。
ここで、ザグリ穴54のザグリ深さeを変えて(0mm(ザグリ穴無し)、0.05mm、0.1mm、0.2mm、0.3mm、0.4mm)、打刻受け凹部52を形成した試験受け部材を作製し、この試験受け部材を受けとして打刻動作を行った試験結果について説明する。なお、各試験受け部材は、ザグリ深さeが異なるだけで、他の構成は上記の打刻受け部材50と略同一であり、ザグリ深さeが0.2mmの試験受け部材は、上記の打刻受け部材50と同一の構成である。
図8は、各試験受け部材を用いて、点字テープTに対し、打刻凸部202を360個形成したとき、剥離紙33の破れ残りが生じた打刻凸部の個数と、打刻凸部202の形状とを評価した結果を示す図である。この試験結果によると、ザグリ深さが0.01mmよりも浅いときは、剥離紙33の破れ残りが多くなってしまった。これは、ザグリ深さeが浅すぎると、打刻動作時に点字テープTの環状部位Trを周縁部側へ十分に逃がすことができないためであると考えられた(図10参照)。一方、ザグリ深さが0.3mmのときは、打刻凸部202の高さHがわずかに低く(0.3mm程度に)なり、ザグリ深さが0.3mmよりも深いときは、打刻凸部202の高さHが低く(0.2mm以下に)なってしまった。これは、ザグリ深さeが深すぎると、打刻動作時に点字テープTの環状部位Trが周縁部側へ逃げすぎてしまうことから、打刻ピン41の打刻により点字テープTに生じた引っ張り応力が吸収されてしまったためであると考えられた。したがって、ザグリ深さeは、好ましくは0.1mmないし0.3mmであり、さらに好ましくは0.2mmであることがわかった。
また、図9に示すように、打刻受け凹部52の周縁部52aには、上記のザグリ穴54(図6参照)に代えて、環状面取り部55を形成してもよい。環状面取り部55の深さRは略0.2mmであり、環状面取り部55の無い打刻受け凹部52が形成された打刻受け部材50を金型プレスにより作製した後、面取り加工を行うことにより形成したものである。そして、この打刻受け凹部52によっても、打刻動作時に点字テープTの環状部位Trを周縁部側へ逃がすことができるため、点字テープTの環状部位Trに生ずる引っ張り応力が緩衝される。したがって、点字テープTが環状部位Trにおいて破れてしまうことを防止することができる。
なお、ザグリ穴54と同様に、環状面取り部55についても、その深さRは、好ましくは0.1mmないし0.3mmであり、さらに好ましくは0.2mmである。
以上のように、実施形態の点字打刻ユニット40およびこれを備えた点字テープ作製装置1によれば、点字テープTに対し、裏面から打刻しても剥離紙33を破くことなく、表面に点字Bを形成することができる。したがって、打刻凸部202の裏面窪入部に剥離紙33が破れ残ることがないため、ゴミの発生を防ぐことができ、透明の点字テープTを用いた場合にも、表側から破れ残った剥離紙33が透けて見えてしまうことのない点字ラベルを提供することができる。
なお、本実施形態の点字テープ作製装置1は、上述したように、点字Bの打刻に加えて墨字の印刷も可能な構成であるが、もちろん、点字Bの打刻のみを行う点字テープ作製装置であっても、本発明を適用可能である。
(a)は6点点字を説明する図、(b)は打刻凸部の断面図である。 実施形態に係る点字テープ作製装置の開蓋状態における外観斜視図である。 実施形態に係る点字テープの断面図である。 実施形態に係る点字テープ作製装置の制御系を示す図である。 (a)は実施形態に係る打刻部の側面図、(b)は実施形態に係る打刻部の正面図である。 (a)は実施形態に係る打刻受け部材の斜視図、(b)は実施形態に係る打刻受け部材の断面図である。 (a)は実施形態に係る点字打刻ユニットの断面図、(b)は実施形態に係る点字打刻ユニットにより点字の打刻動作を行った状態を示す断面図である。 試験受け部材を用いて点字テープに対し打刻凸部を形成した実験結果を示す図である。 (a)は他の実施形態に係る点字打刻ユニットの断面図、(b)は他の実施形態に係る点字打刻ユニットにより点字の打刻動作を行った状態を示す断面図である。 (a)は従来の点字打刻ユニットの断面図、(b)は従来の点字打刻ユニットにより点字の打刻動作を行った状態を示す断面図である。
符号の説明
1…点字テープ作製装置 33…剥離紙 40…点字打刻ユニット 40a…打刻ヘッド 40b…打刻受け部材 41…打刻ピン 41a…頭部 51…被打刻面 52…打刻受け凹部 52a…周縁部 52b…半球 54…ザグリ穴 55…環状面取り部 202…打刻凸部 D…ザグリ径 e…深さ(ザグリ径) R…深さ(環状面取り部) Sφ…直径(半球) T…点字テープ Tr…環状部位

Claims (5)

  1. 頭部が略半球状に形成された打刻ピンを有する打刻ヘッドと、前記打刻ヘッドに対向する被打刻面に前記打刻ピンの頭部と略相補的な形状の打刻受け凹部が形成された打刻受け部材と、を備え、前記打刻ヘッドと前記打刻受け部材との間に導入され、裏面に剥離紙を貼着した点字テープに対し、裏側から打刻して略半球状の打刻凸部を表面に形成する点字打刻ユニットであって、
    前記打刻受け凹部の周縁部には、前記打刻ピンの打刻時に前記周縁部に面する前記点字テープの環状部位を周縁部側へ逃がす環状のザグリ穴が形成され、
    前記ザグリ穴の断面は、周壁から奥壁に至る部分が直角を為していることを特徴とする点字打刻ユニット。
  2. 前記ザグリ穴のザグリ径が、前記打刻受け凹部の内面により形成される略半球の直径よりも0.2mmないし1.0mm大きく、
    前記ザグリ穴の深さが0.1mmないし0.3mmであることを特徴とする請求項1に記載の点字打刻ユニット。
  3. 頭部が略半球状に形成された打刻ピンを有する打刻ヘッドと、前記打刻ヘッドに対向する被打刻面に前記打刻ピンの頭部と略相補的な形状の打刻受け凹部が形成された打刻受け部材と、を備え、前記打刻ヘッドと前記打刻受け部材との間に導入され、裏面に剥離紙を貼着した点字テープに対し、裏側から打刻して略半球状の打刻凸部を表面に形成する点字打刻ユニットであって、
    前記打刻受け凹部の周縁部には、前記打刻ピンの打刻時に前記周縁部に面する前記点字テープの環状部位を周縁部側へ逃がす環状の面取り部が形成され、
    前記面取り部の断面は、周壁から奥壁に至る部分がアール形状を為していることを特徴とする点字打刻ユニット。
  4. 前記面取り部の深さが略0.1mmないし0.3mmであることを特徴とする請求項3に記載の点字打刻ユニット。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の点字打刻ユニットを備えたことを特徴とする点字テープ作製装置。
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