JP4420794B2 - テープカートリッジおよびテープ処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、いわゆる剥離紙(剥離テープ)付きテープ(テープ本体)をテープコアにロール状に巻回した処理テープテープカートリッジおよびテープ処理装置に関するものである。
従来、墨字(文字や記号等のキャラクタ列)の印刷や点字の打刻が行われる処理テープとして、裏面に粘着剤層(粘着層)を設けた記録テープと、粘着剤層を介して、記録テープに貼着された剥離テープ(剥離紙)と、から構成されたテープ本体(テープ)を、テープコアにロール状に巻回したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この処理テープは、記録シートと剥離シートとを重ね合わせた原反シートをロール状に巻回しておいて、これをスライスして所定幅の原材テープを形成した後、この原材テープを繰り出しながらテープコアに巻き付けて、所定の長さで切断して形成される。
そして、処理テープは、例えば、テープカートリッジに収容され、印刷手段を備えたテープ処理装置(テープ印字装置)にテープカートリッジとして装着することで、墨字印刷に供される。そして、墨字が印刷された後、短冊状に切断された処理テープは、剥離テープを記録テープから剥がし、記録テープを粘着剤層を介して被貼着物に貼着することによって、ラベルとして使用される。
特開平8−58203号公報
このような処理テープを用いて、テープ本体の残量が少ない場合に墨字印刷や点字打刻を行うと、テープ本体の長さが足らないため、任意のテープ長または墨字列・点字列の長さにより定まるテープ長より短いラベル(未完成ラベル)が作製されることになる。ところが、処理テープはテープ処理装置(テープカートリッジ)に収納されているため、テープ本体を使い切ってしまったのか否か即座に判断することはできない。また、作製されたラベルを見ても、墨字が途中までしか印刷されていない(墨字が途中で切れている)ような場合を除き、それが未完成ラベルか否か識別することが困難である。例えば、墨字印刷領域を「前寄せ」に設定した場合は、墨字の後方が長い余白となるため、一見しただけではそれが未完成ラベルかどうか判らない。また、特に、点字が打刻されたラベルについては、多くのユーザ(晴眼者)は点字規則の知識に乏しいため、点字が途中までしか打刻されていない場合であっても、それが未完成ラベルであるか否か判断できず、その問題が顕著であった。
この点、テープ本体を使い切ったことを容易に認識させるようにすべく、テープ本体のテープコアへの巻き始め端部を記録テープとは別の色で着色するか、あるいは穴開け加工をしておくことが考えられる。しかしながら、巻き始め端部を着色するには、上記の原材テープに対し、所定の長さで切断する前にその後端部を着色あるいは穴開けする装置・工程が必要となるため、コスト高となってしまう。もっとも、上記の原材テープを所定の長さで切断する際に鋸歯状にカットしておけば、さほどコスト高となることもない。しかしながら、この場合は、テープ処理装置において、鋸歯状部分に直線状のカットが行われると、切れ端がテープ処理装置内部にゴミとして残ってしまうため、現実的ではない。
本発明は、コスト高となることなく、テープコアに巻回したテープ本体を使い切ったことを容易に認識させ得る処理テープテープカートリッジおよびテープ処理装置を提供することを目的とする。
本発明のテープカートリッジは、裏面に粘着剤層を設けた記録テープと、粘着剤層を介して、記録テープに貼着された剥離テープと、から構成されたテープ本体を、テープコアにロール状に巻回した処理テープと、処理テープを繰出し自在に収容したカートリッジケースと、を備えたテープカートリッジであって、テープカートリッジから繰り出されるテープ本体を切断する切断手段を備えたテープ処理装置の装置本体に、着脱自在に装着され、テープ本体は、テープコアへの巻き始め端部に、記録テープを剥離テープから除去した記録テープ除去部を、有し、記録テープ除去部は、カートリッジケースのテープ送出口と、切断手段の切断部位との離間寸法より長く形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、テープ本体の残量が少ない場合にテープ本体が繰り出されると、作製されたラベルの後端部は、記録テープ除去部、すなわち記録テープが途切れ剥離テープのみとなっているため、これを見たユーザは、テープ本体を使い切ったことを容易に認識することができる。そして、この記録テープ除去部は、テープ本体をテープコアに巻回させる前に、巻き始め端部の記録テープを剥離テープから除去するだけで作製することができるため、巻き始め端部を着色することに比べて簡易な装置構成でこれを行うことができ、コスト高となることがない。なお、記録テープを剥離テープから容易に除去できるようにすべく、除去前に、テープコアへの巻き始め端部の記録テープのみをカット線により分断(ハーフカット)しておくことが好ましい。
また、上記の処理テープを収容するテープカートリッジをテープ処理装置に装着することで、テープ本体の残量が少ない場合にテープ本体が繰り出されたとしても、ユーザは、テープ本体を使い切ったことを容易に認識することができる。したがって、未完成ラベルであるか否か識別可能なラベルを提供することができる。
さらに、記録テープ除去部以外の部分でテープ本体が切断される場合、すなわち、所望の長さで切断され、且つ記録テープ除去部を含んでいない完成ラベルが作製される場合、常に、テープ本体の巻き始め端部は、カートリッジケースのテープ送出口から排出されておらず、カートリッジケースの内部に収まっている。この場合、テープ本体は、巻き始め端部側がテープ送出口の開口縁部により位置規制された状態で、切断手段により切断されるため、切断抵抗によりテープ本体が動いてしまうことがなく、切断線が直線となる良好な完成ラベルを提供することができる。
本発明の他のテープカートリッジは、裏面に粘着剤層を設けた記録テープと、粘着剤層を介して、記録テープに貼着された剥離テープと、から構成されたテープ本体を、テープコアにロール状に巻回した処理テープと、処理テープを繰出し自在に収容したカートリッジケースと、を備えたテープカートリッジであって、テープカートリッジから繰り出されるテープ本体を切断する切断手段を備えたテープ処理装置の装置本体に、着脱自在に装着され、テープ本体は、テープコアへの巻き始め端部に、カット線により記録テープのみを分断して形成した切離し片を有すると共に、切離し片は、テープコアに貼着され、切離し片は、カートリッジケースのテープ送出口と、切断手段の切断部位との離間寸法より長く形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、記録テープの切離し片は、剥離テープよりも、テープコアに対して強く粘着している。このため、テープ本体の残量が少ない場合にテープ本体が繰り出されると、切離し片は、粘着力の弱い剥離テープとの間で引き剥がされるようにして、テープコアに貼着したまま剥離テープから除去される。したがって、作製されたラベルの後端部は、剥離テープから記録テープ(切離し片)が除去された記録テープ除去部となり、これを見たユーザは、テープ本体を使い切ったことを容易に認識することができる。そして、この切離し片は、テープ本体をテープコアに巻回させる前に、巻き始め端部の記録テープのみをカット線により分断(ハーフカット)するだけで作製することができるため、巻き始め端部を着色することに比べて簡易な装置構成でこれを行うことができ、コスト高となることがない。さらに、切離し片をテープコアへ強貼着しておくことで、テープ本体の巻き始め端部がテープコアへ固定されるため、テープ本体のテープコアへの巻き付け開始作業を容易に行うことができる。なお、通常、両面粘着テープを用いてテープ本体のテープコアに貼着するが、上記の構成では、この両面粘着テープを省略することができる。
また、上記の処理テープを収容するテープカートリッジをテープ処理装置に装着することで、テープ本体の残量が少ない場合にテープ本体が繰り出されたとしても、ユーザは、テープ本体を使い切ったことを容易に認識することができる。したがって、未完成ラベルであるか否か識別可能なラベルを提供することができる。
さらに、記録テープ除去部以外の部分でテープ本体が切断される場合、すなわち、所望の長さで切断され、且つ記録テープ除去部を含んでいない完成ラベルが作製される場合、常に、テープ本体の巻き始め端部は、カートリッジケースのテープ送出口から排出されておらず、カートリッジケースの内部に収まっている。この場合、テープ本体は、巻き始め端部側がテープ送出口の開口縁部により位置規制された状態で、切断手段により切断されるため、切断抵抗によりテープ本体が動いてしまうことがなく、切断線が直線となる良好な完成ラベルを提供することができる。
この場合、テープ本体は、剥離テープを内側に、記録テープを外側にしてテープコアに巻回されており、切離し片は、粘着テープを介して、テープコアに貼着されていることが好ましい。
この構成によれば、貼着の手段として粘着テープを用いることで、記録テープ(切離し片)とテープコアとが面していない場合であっても、テープ本体の巻き付けの邪魔となることなく、切離し片をテープコアに簡易に貼着させることができる。
本発明のテープ処理装置は、上記したテープカートリッジと、テープカートリッジが着脱自在に装着されるカートリッジ装着部および切断手段を有する装置本体と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、上記の処理テープを収容したテープカートリッジを装着することで、未完成ラベルであるか否か識別できると共に、切断面の良好な完成ラベルを作製することができる。
この場合、装置本体は、テープ本体に対し、墨字の印刷を行う印刷手段および点字の打刻を行う点字打刻手段の少なくとも一方の手段を、さらに備えたことが好ましい。
この構成によれば、上記のテープ本体に墨字印刷および/または点字打刻の為されたラベルを作製することができる。そして、上述したように、記録テープ剥離部により、テープ本体を使い切ったことを容易に認識することができるため、例えば墨字印刷領域を「前寄せ」に設定した場合やテープ本体に点字打刻のみが行われた場合であっても、作製されたラベルが未完成ラベルであるか否か識別することができる。
以下、添付の図面を参照して、本発明の処理テープを適用したテープカートリッジ、およびテープカートリッジが着脱自在に装着されるラベル作製装置(テープ処理装置)について説明する。このラベル作製装置は、装着されたテープカートリッジから繰り出されるテープ本体に対して墨字印刷を行うと共に、手差し挿入されるテープ本体に対して点字打刻を行う複合装置である。
図1は、ラベル作製装置1の閉蓋状態の外観斜視図であり、図2は、ラベル作製装置1の開蓋状態の外観斜視図である。両図に示すように、ラベル作製装置1は、テープ本体Tに対して墨字印刷および点字打刻を行う装置本体2と、テープ本体TおよびインクリボンRを収容し、装置本体2に着脱自在に装着されるテープカートリッジCとを備えている。
装置本体2は、装置ケース3により外殻が形成され、装置ケース3の前半部上面には、操作部201を構成するキーボード4が配設されている。装置ケース3の後半部上面の左部には、テープカートリッジCが装着されるカートリッジ装着部5が窪入形成され、カートリッジ装着部5には、装着されたテープカートリッジCから繰り出されるテープ本体Tに対して墨字印刷を行う印刷ヘッド21(墨字印刷部202)が配設されている。
一方、装置ケース3の後半部上面の右部には、後述する印刷テープ排出口16から排出された印刷済みのテープ本体Tを、前方から手差し挿入する打刻テープ挿入部6、および点字打刻されたテープ本体Tが後方に排出される打刻テープ排出部7がそれぞれ形成されている。さらに、打刻テープ挿入部6と打刻テープ排出部7との間には、テープ本体Tに点字打刻を行う打刻アッセンブリ50(点字打刻部204)を装着するための打刻アッセンブリ装着部(図示省略)が窪入形成されている。この打刻アッセンブリ装着部は、外部から異物が侵入しないよう、その上面が打刻部カバー9で覆われている。なお、打刻部カバー9は、透光性の樹脂で構成され、点検蓋を兼ねている。
また、カートリッジ装着部5には、これを開閉する開閉蓋11が設けられ、開閉蓋11の表側には、キーボード4からの入力結果等を表示する長方形のディスプレイ12が形成されていると共に、これを閉止した状態でテープカートリッジCの装着/非装着を視認するための覗き窓13が形成されている。
また、装置ケース3の左側部には、カートリッジ装着部5と外部とを連通する印刷テープ排出口16が形成され、この印刷テープ排出口16には、テープカートリッジCから繰り出されたテープ本体Tを切断するためのカッタユニット35(切断部203)が臨んでいる。そしてカッタユニット35によりテープ本体Tの後端部が切断されることで、印刷テープ排出口16から墨字印刷後のテープ本体Tが排出される。一方、装置ケース3の右側部には、電源供給のための電源供給口17と、図外のパーソナルコンピュータ等の外部装置と接続するための接続口18(インタフェース)が形成されている。また、装置ケース3内部には、図示しないが、装置本体2を統括制御する制御部207(図5参照)を構成する回路基板が搭載されている。
カートリッジ装着部5には、発熱素子を有しヘッドカバーに覆われた印刷ヘッド21と、テープカートリッジCのテープ本体TおよびインクリボンRを送るためのプラテン駆動軸(図示省略)および巻取り駆動軸(図示省略)とが配設され、また、カートリッジ装着部5の裏側には、プラテン駆動軸および巻取り駆動軸を駆動する印刷送りモータ22(図5参照)やギヤ列等が内蔵されており、これらにより墨字印刷部202が構成されている。テープカートリッジCを上記のカートリッジ装着部5に装着すると、テープカートリッジCの貫通開口28に装置側から印刷ヘッド21が差し込まれると共に、プラテンローラ31および巻取りリール29にプラテン駆動軸および巻取り駆動軸がそれぞれ係合することで、印刷ヘッド21がテープ本体TおよびインクリボンRを挟み込んでプラテンローラ31に当接し、墨字印刷が可能になる。
そして、プラテンローラ31を駆動してテープ本体Tを送りながら、上記のキーボード4等から入力された文字情報に対応して制御部207で作成された文字データに基づいて、印刷ヘッド21により墨字印刷(文字、記号等のキャラクタ列の印刷)を行う。墨字印刷後、テープ本体TのみがテープカートリッジCのテープ送出口32から外部に排出され、インクリボンRは内部(巻取りリール29)で巻き取られるようになっている。
ここで、テープ本体Tは、指定されたラベル長に基づいて設定されたカット長、または入力された文字情報から作成された墨字データ(墨字印刷領域の長さ)および点字データ(点字印刷領域の長さ)や各領域のレイアウトに基づいて設定されたカット長だけ送られ、その後端部でカットされる(詳細は後述する)。すなわち、本実施形態では、ユーザによりラベル長が指定されたときは、その指定された長さのラベルが作製され、ラベル長が指定されないときは、入力された文字情報等に基づいた長さのラベルが作製される。
テープカートリッジCに収容されているテープ本体Tには、テープ幅の異なる2種(12mm、24mm)のものが用意されている。詳細は後述するが、12mmのテープ幅は、点字1マスの高さに対応させたもの(打刻可能な最小の高さ)であり、24mmのテープ幅は、上下2段に分割し、一方の段に墨字、他方の段に点字を表示させるものである。また、テープ本体Tは、いわゆる剥離紙付きのテープであって、裏面に粘着剤層Taa(図7参照)が設けられた記録テープTaと、この粘着剤層Taaにより記録テープTaに貼付された剥離テープTbとから構成されている。
そして、図示しないが、カートリッジケース25の裏面には、小さな複数の被検出孔が形成されており、カートリッジ装着部5の隅部に設けられたテープ識別センサ23(マイクロスイッチ)によってこの複数の被検出孔が識別され、テープ本体Tの種別(および装着)を識別する。
図3に示すように、カッタユニット35は、カートリッジ装着部5と印刷テープ排出口16との間に配設されており、フルカッタユニット36と、フルカッタユニット36に対してテープ送り方向下流側に設けられたハーフカッタユニット37とを備えている。
フルカッタユニット36は、それぞれ直刃から成る可動刃41および固定刃42を有するはさみ形式のカッタであり、クランク機構43を介してモータ駆動(フルカッタモータ44)により、テープ本体Tの記録テープTaおよび剥離テープTbの両方を幅方向に沿って切断、すなわちフルカットする。このフルカットにより、テープ本体Tは、墨字印刷が為された部分の後端部で切断され、印刷テープ排出口16から排出される。ここで、フルカッタユニット36によるテープ本体Tの切断部位と、装着されたテープカートリッジCのテープ送出口32との離間寸法E(図8参照)は、9mmに設定されている。
ハーフカッタユニット37は、直刃から成る切断刃46と、切り込んだ切断刃46の刃線に対して平行に対峙して切断刃46を受ける刃受け部材47とを備え、上記と同様にクランク機構48を介してモータ駆動(ハーフカッタモータ49)により、テープ本体Tに対して記録テープTa側から切断刃46を切り込む(はさみ形式)ことで、テープ本体Tの剥離テープTbを残しつつ、記録テープTaを幅方向に沿って切断、すなわちハーフカットする。なお、図示しないが、切断刃46および刃受け部材47には、切り込んだ切断刃46の刃先と、刃受け部材47の刃先受け面との間隙を位置規制する一対のストッパがそれぞれ設けられている。
ユーザは、このハーフカット部分を手掛かりとして、剥離テープTbを容易に剥がすことができる。そして、本実施形態では、テープ本体Tの先端から所定の寸法(例えば15mm)にハーフカットが為され、作製された各ラベルの先端部がハーフカット代Th(捨て代)となる(図8参照)。
図4に示すように、打刻アッセンブリ50は、テープ送りユニット51と、打刻ユニット52とがベースフレーム53に組み込まれて構成されており、一体として上記の打刻アッセンブリ装着部に装着されている。
テープ送りユニット51は、正逆回転可能な打刻送りモータ61と、グリップローラから成る送りローラ62と、打刻送りモータ61の動力を送りローラ62に伝達する駆動歯車列(図示省略)とを有し、打刻テープ挿入部6から手差し挿入されたテープ本体Tを、打刻テープ排出部7に向けて送る。
打刻ユニット52は、テープ送りユニット51よりも上流側に配設され、駆動源となる3個のソレノイド65と、これにより打刻動作する3個の打刻ピン66(図5参照)と、3個の打刻ピン66による打刻(突き上げ)を受ける打刻受け凹部(図示省略)が3個形成された打刻受けプレート67とを有し、送られていくテープ本体Tに対し、3個の打刻ピン66を選択的に駆動し、点字の打刻凸部を形成する。なお、各ソレノイド65と対応する打刻ピン66との間には、回動アーム(図示省略)から成るリンク機構が連結されており、ソレノイド65の吸引動作で、回動アームが回動して打刻ピン66を突き上げるようになっている。
次に、図5を参照し、ラベル作製装置1の制御系の構成について説明する。ラベル作製装置1は、キーボード4およびディスプレイ12を有し、ユーザによる文字情報の入力や各種情報の表示等のユーザインタフェースを司る操作部201と、テープカートリッジC、印刷ヘッド21および印刷送りモータ22を有し、テープ本体TおよびインクリボンRを送りながらテープ本体T上に入力された文字情報に基づく墨字データを印刷する墨字印刷部202と、フルカッタ(可動刃41および固定刃42)・ハーフカッタ(切断刃46および刃受け部材47)およびこれらをそれぞれ駆動するフルカッタモータ44・ハーフカッタモータ49を有し、印刷済みのテープ本体Tにフルカットおよびハーフカットを行う切断部203と、ソレノイド65、打刻ピン66および打刻送りモータ61を有し、テープ本体Tを搬送しながらテープ本体Tに文字情報に基づく点字データを点字打刻する点字打刻部204と、テープ識別センサ23等の各種センサを有し、各種検出を行う検出部205と、ディスプレイドライバ211、ヘッドドライバ212、印刷送りモータドライバ213、カッタモータドライバ214、打刻ドライバ215および打刻送りモータドライバ216を有し、各部を駆動する駆動部206と、各部と接続され、ラベル作製装置1全体を制御する制御部207とにより構成されている。
制御部207は、CPU221、ROM222、RAM223および入出力制御装置224(IOC:Input Output Controller)を備え、互いに内部バス225により接続されている。そして、CPU221は、ROM222内の制御プログラムに従って、IOC224を介してラベル作製装置1内の各部から各種信号・データを入力する。また、入力した各種信号・データに基づいて、RAM223内の各種データを処理し、IOC224を介してラベル作製装置1内の各部に各種信号・データを出力することにより、墨字印刷処理や点字打刻処理の制御等を行う。
本実施形態では、キーボード4等からのモード選択指示により、テープ本体Tに対し、墨字印刷および点字打刻を行う第1処理モードと、墨字印刷のみ行う第2処理モードと、点字打刻のみ行う第3処理モードのいずれかが選択される。もっとも、第3処理モードでは、手差し挿入のための短冊状のテープ本体Tを入手するために、まず、第1処理モードの墨字印刷の代わりの空印刷(何も印刷しないでテープ送りのみ)を行い、テープカット・排出を行った後、そのテープ本体Tに対し、点字打刻が行われる。
続いて、ラベル作製装置1において、印刷・打刻実行前に行われる墨字印刷領域および点字打刻領域のレイアウト設定およびカット長の設定について説明する。このレイアウト設定では、テープ本体T上における墨字印刷領域と点字打刻領域との相対位置、テープ本体Tに対する各領域の割付、各領域の長さが設定されるほか、墨字印刷の文字サイズなど、一般的なテープ印刷装置やワープロ等と同様の設定が行われる。
まず、テープ幅の検出結果が12mmの場合は、テープ幅が点字1マスの大きさ(テープ幅方向長さ)を打刻可能な最小の長さであるため、墨字印刷領域と点字打刻領域とが同一の段に配置されるレイアウト(墨字点字重記)となる。この墨字点字重記の場合、テープ長さ方向における墨字印刷領域および点字打刻領域の相対位置として、墨字前点字後、点字前墨字後および墨字点字重ねのいずれかのレイアウトが選択される。
一方、テープ幅の検出結果が24mmの場合は、墨字印刷領域が上段,点字打刻領域が下段、または墨字印刷領域が下段,点字打刻領域が上段のいずれかのレイアウト(これらを、いずれも墨字点字並記という)が選択される。さらに、この墨字点字並記の場合、テープ長さ方向における墨字印刷領域および点字打刻領域の相対位置として、左揃え、中揃えおよび右揃えのいずれかのレイアウトが選択される。
さらに、墨字点字重記および墨字点字並記のいずれの場合も、ユーザラベル長を指定(定長指定)した場合は、テープ本体Tに対する墨字印刷領域および点字打刻領域の割付として、前寄せ(テープ本体Tの後方に余白)、中寄せ(テープ本体Tの前後に余白)および後寄せ(テープ本体Tの前方に余白)のいずれかのレイアウトが選択される。
このようにしてレイアウト設定が行われると、続いて、作製するラベルの長さとなるカット長の設定が行われる。このカット長設定では、まず、定長指定か否かを識別し、定長指定のときには、定長時カット長設定に移行し、定長指定でないときには、自動長時カット長設定に移行する。
自動長時カット長設定では、墨字点字並記の場合は、墨字印刷領域・点字打刻領域のうち長いほうの長さ、墨字点字重記の場合であって、墨字点字重ねのときは、両領域のうち長いほうの長さ、墨字前点字後・点字前墨字後のときは、両領域の長さの合計値、にそれぞれ基づいて、カット長が算出・設定される。
定長時カット長設定では、指定されたラベル長と、上記の自動長時カット長設定と同様にして算出されたカット長(仮カット長)とを比較し、仮カット長がラベル長以下であれば、ラベル長がカット長として設定される。なお、仮カット長がラベル長より大きい(すなわち印刷損じ・打刻損じの可能性が有る)ときには、墨字や点字が定長オーバーする旨のメッセージを表示する。
以上のように、本実施形態のラベル作製装置1では、第1〜3処理モードのいずれかを選択すると共に、墨字印刷領域および点字打刻領域を様々なレイアウトに設定し、且つ指定されたラベル長に基づいて、または墨字印刷領域の長さおよび点字印刷領域の長さや各領域のレイアウトに基づいて、カット長を設定し、墨字印刷および点字打刻を行う。例えば、図9(a)に示すラベルは、24mm幅のテープ本体Tに対し、「第1処理モード(点字下段)、定長指定無し、左揃え」と設定し、墨字印刷および点字打刻を行ったもの(以下、第1ラベルL1という)であり、同図(b)に示すラベルは、12mm幅のテープ本体Tに対し、「第2処理モード、定長指定(100mm)、前寄せ」と設定し、墨字印刷のみを行ったもの(以下、第2ラベルL2という)である。なお、入力された文字情報は、いずれも「あずさ12ごう」である。
次に、本発明に係るテープカートリッジCについて詳細に説明する。図6に示すように、テープカートリッジCは、上下2分割(図2参照)のカートリッジケース25内に、テープ本体Tをテープコア27に巻回した処理テープ26と、インクリボンRを巻回しリボン繰出しリール30および巻取りリール29と、プラテンローラ31とを収容して構成されている。テープ本体Tは、記録テープTaを外側にし、且つ剥離テープTbを内側にして(図2参照)テープコア27に巻回された状態で、カートリッジケース25に繰出し自在に収容されている。また、プラテンローラ31は、印刷ヘッド21が遊挿される貫通開口28に隣接するようにして、カートリッジケース25に回転自在に収容されている。
テープ送出口32は、カートリッジケース25の上下方向にスリット状に開口しており、その長さおよび幅は、収容するテープ本体Tの幅および厚さよりもわずかに大きく設定されている。そのため、テープ本体Tは、テープ送出口32の開口縁部32a(図8参照)により幅方向にガイドされるようにして、外部に排出される。
テープ本体Tは、基材シートTabの裏面に粘着剤層Taa(図7参照)が設けられた記録テープTaと、粘着剤層Taaを介して、記録テープTaに貼着された剥離テープTbとが積層して構成されている。基材シートTabは、50μm厚の樹脂シート(ポリエチレンテレフタレート等)で構成されており、墨字が印刷される表面は、熱転写によるインクの乗りを良好にするために加工されている。
また、剥離テープTbは、テープ本体Tを使用時まで取り扱いやすくすると共に、上記粘着剤層Taaを埃等から保護するものであって、表面にシリコン処理が為された80μm厚の樹脂シート(ポリエチレン/ポリプロピレン共重合体等)で構成されている。そのため、粘着剤層Taaが剥離テープTbに及ぼす粘着力は、基材シートTabに及ぼす粘着力よりも極端に小さく(弱粘着)なっている。したがって、ユーザは、記録テープTaから剥離テープTbを容易に剥がすことができる。もっとも、粘着剤層Taaは、剥離テープTbに対し、墨字印刷時のテープ送り動作中、点字打刻時のテープ搬送中やテープ本体T(ラベル)の保管中に、剥離テープTbが剥がれてしまわないだけの粘着力は有している。
そして、このテープ本体Tは、テープと剥離紙とが、テープコア27への巻き始め端部から巻き終わり端部に至るまで重なり合っている通常の剥離紙付きテープとは異なり、テープコア27への巻き始め端部に、記録テープTaを剥離テープTbから除去した記録テープ除去部Trを有している。
図7に示すように、本実施形態の処理テープ26は、次のようにして作製される。まず、幅広の記録テープTa(記録シート72)と幅広の剥離テープTb(剥離シート73)とを重ね合わせた原反シート71を、ロール状に巻回した幅広テープ74を形成する(図7(a))。続いて、これをスライスして所定幅の原材テープ75を形成する(図7(b))。さらに、この原材テープ75からテープ本体Tを繰り出しながら、記録テープTaを外側にし、且つ剥離テープTbを内側にしてテープコア27に巻き付けていく(図7(c))。すなわち、テープカートリッジCに収容すべく、小巻の処理テープ26を構成する。ここで、テープコア27への巻き始め端部を、予め、ハーフカッタにより記録テープTaのみをカット線により分断すると共に、巻き始め端部の記録テープTaを剥離テープTbから除去することで、巻き始め端部に記録テープ除去部Trを形成しておく。
最後に、テープ本体Tを所定の長さ(例えば8m)巻き付けた後、これを直刃(フルカッタ)を備えた切断装置76により切断する(図7(d))。このようにして、テープコア27への巻き始め端部に記録テープ除去部Trを有するテープ本体Tを、テープコア27に巻回した処理テープ26を作製することができる。したがって、例えば巻き始め端部を着色することに比べて、簡易な装置構成でこれを行うことができ、コスト高となることがない。なお、切断装置76として、所定の間隙を存して配設したフルカッタおよびハーフカッタを備えたものを用いることが好ましい。
図8に示すように、記録テープ除去部Trの長さDは、カートリッジケース25のテープ送出口32と、フルカッタユニット36の切断部位との離間寸法E(例えば9mm)より長く形成されており、例えば30〜40mmである。これによれば、図示のように、記録テープ除去部Tr以外の部分でテープ本体Tがフルカッタユニット36(可動刃41および切断刃42)により切断される場合、すなわち、所望の長さ(設定されたカット長)で切断され、且つ記録テープ除去部Trを含んでいない完成ラベルが作製される場合、常に、テープ本体Tの巻き始め端部は、カートリッジケース25のテープ送出口32から排出されておらず、カートリッジケース25の内部に納まっている。この場合、テープ本体Tは、巻き始め端部がテープ送出口32の開口縁部32aにより位置規制された状態で、フルカッタユニット36により切断されるため、切断線が直線となる良好な完成ラベルを提供することができる。
なお、テープ本体Tは、テープ送出口32の開口縁部32aにより位置規制されるほか、上述したように、プラテンローラ31および印刷ヘッド21によっても支持(挟持)されている。このため、記録テープ除去部Trの長さDは、プラテンローラ31と、フルカッタユニット36の切断部位との離間寸法F(例えば、14mm)より長く形成されていることが、さらに好ましい。
図9は、このような処理テープ26を収容したテープカートリッジCを上記の装置本体2に装着し、作製された第1ラベルL1(図9(a)および(c))と第2ラベルL2(図9(b)および(d))とを示す図である。このうち、図9(a)および(b)は、それぞれテープ本体Tの残量が十分にある場合、図9(c)および(d)は、それぞれテープ本体の残量が少ない場合である。
また、図10は、上記の処理テープ26に代えて、通常の剥離紙付きテープ(テープ本体Tnが記録テープTaおよび剥離紙Tpから成り、テープコア27への巻き始め端部に、記録テープ除去部Trのないもの)を巻回したものを収容したテープカートリッジを上記の装置本体2に装着し、テープ本体の残量が少ない場合に作製された第1ラベル(図10(a))と第2ラベル(図10(b))とを示す図である。
図10(a)に示すように、通常の剥離紙付きテープに対し、テープ本体Tnの残量が少ない場合に第1ラベルL1を作製すると、テープ本体Tnの長さが足らないため、墨字「あずさ12ごう」はすべて印刷されるが、点字は全10マス(図9(a)参照)のうち8マス目で途切れた未完成ラベルとなる。ところが、多くのユーザ(晴眼者)は点字規則の知識に乏しいため、点字が途切れていることが判らず、それが未完成ラベルであるか否か識別することができない。
一方、図9(c)に示すように、本実施形態の処理テープ26に対し、テープ本体Tの残量が少ない場合に第1ラベルL1を作製すると、第1ラベルL1の後端部は、記録テープ除去部Tr、すなわち記録テープTaが途切れ剥離テープTbのみとなっているため、テープ本体Tを使い切ったことが一目瞭然である。したがって、その第1ラベルL1が未完成ラベルであると容易に識別することができる。
なお、図9(c)の第1ラベルは、図9(a)や図10(a)の第1ラベルL1との比較のため、点字が打刻されたものであるが、実際には、墨字印刷の後、印刷テープ排出口16からテープ本体Tが排出された時点で、それが未完成ラベルであると判るため、無駄に点字打刻を行うことはない。
また、第2ラベルL2についても、第1ラベルL1と同様のことがいえる。すなわち、図10(b)に示すように、通常の剥離紙付きテープに対し、テープ本体Tnの残量が少ない場合に第2ラベルL2を作製すると、テープ本体Tnの長さが足らないため、定長(100mm、図9(b)参照)より短いラベルとなっている。しかしながら、墨字「あずさ12ごう」の後方は長い余白となっているため、墨字が途中で切れている場合と異なり、一見しただけでは、それが未完成ラベルであるか否か識別することができない。
一方、図9(d)に示すように、本実施形態の処理テープ26に対し、テープ本体Tの残量が少ない場合に第2ラベルL2を作製すると、第2ラベルL2の後端部は、記録テープ除去部Tr、すなわち剥離テープTbのみとなっているため、テープ本体Tを使い切ったことが一目瞭然である。したがって、その第2ラベルL2が、定長よりも短い未完成ラベルであると容易に識別することができる。
続いて、本発明の処理テープを適用したテープカートリッジの第2実施形態について説明する。第2実施形態のテープカートリッジは、第1実施形態のテープカートリッジCと略同様の構成であるが、これに収容される処理テープのテープ本体は、テープコア27への巻き始め端部に上記の記録テープ除去部を有することに代えて、テープコア27への巻き始め端部に切離し片(後述する)を形成し、この切離し片がテープコア27に強貼着されている点で、異なっている。
図11を参照して、第2実施形態の処理テープ26の製造工程について説明する。まず、記録シート72と剥離シート73とを重ね合わせた原反シート71を、ロール状に巻回した幅広テープ74を形成する(図11(a))。続いて、これをスライスして所定幅の原材テープ75を形成する(図11(b))。ここまでは、第1実施形態の処理テープ26の製造工程と同様である。さらに、第1実施形態と同様に、この原材テープ75からテープ本体Tを繰り出しながら、記録テープTaを外側にし、且つ剥離テープTbを内側にしてテープコア27に巻き付けていくが(図11(c))、ここで、テープコア27への巻き始め端部を、予め、ハーフカットにより記録テープTaのみをカット線により分断して切離し片Tcを形成しておき、この切離し片Tcを、粘着テープ81によりテープコア27に強貼着しておく。すなわち、粘着テープ81と切離し片Tcとの粘着力は、切離し片Tcと剥離テープTbとの粘着力よりも大きくなっている。このようにして、テープ本体Tの巻き始め端部がテープコア27へ固定されるため、テープ本体Tのテープコア27への巻き付け開始作業を容易に行うことができる。
最後に、第1実施形態と同様に、テープ本体Tを所定の長さ(例えば8m)巻き付けた後、これを直刃を備えた切断装置76により切断する(図11(d))。このようにして、テープコア27への巻き始め端部に切離し片Tcを形成し、この切離し片Tcをテープコア27に強貼着したテープ本体Tを、テープコア27巻回した処理テープ26を作製することができる。したがって、例えば巻き始め端部を着色することに比べて、簡易な装置構成でこれを行うことができ、コスト高となることがない。さらに、強貼着の手段として粘着テープ81を用いることで、記録テープTa(切離し片Tc)とテープコア27とが面していない場合であっても、テープ本体Tの巻き付けの邪魔となることなく、切離し片Tcをテープコア27に簡易に強貼着させることができる。
なお、切離し片Tcの剥離を容易にすべく、粘着テープ81をカット線の近傍から貼着することが好ましい。また、この種のテープコア27は、テープ本体Tの巻き癖軽減を考慮して太径に(外周が長く)形成されているため、切離し片Tcを長くすることも可能である。
図12に示すように、このように構成された処理テープ26では、記録テープTaの切離し片Tcは、剥離テープTbよりも、テープコア27に対して強く粘着している(図12(a))。このため、テープ本体Tの残量が少ない場合にテープ本体Tが繰り出されると、切離し片Tcは、粘着力の弱い剥離テープTbとの間で引き剥がされるようにして、テープコア27に貼着したまま、剥離テープTbから除去される。このため、作製されたラベルの後端部は、剥離テープTbから記録テープTa(切離し片Tc)が除去された記録テープ除去部Trとなる(図12(b)参照)。
したがって、第2実施形態の処理テープ26についても、これに対し、テープ本体Tの残量が少ない場合にラベルを作製すると、ラベルの後端部は、記録テープ除去部Tr、すなわち剥離テープTbのみとなっているため、これを見たユーザは、テープ本体Tを使い切ったことを容易に認識することができる。
なお、第2実施形態においても、切離し片Tcの長さは、テープ送出口32と、フルカッタユニット36の切断部位との離間寸法Eより長く形成されていることが好ましく、プラテンローラ31と、フルカッタユニット36の切断部位との離間寸法Fより長く形成されていることがさらに好ましい。
閉蓋状態のラベル作製装置の外観斜視図である。 開蓋状態のラベル作製装置の外観斜視図である。 カッタユニットの斜視図である。 打刻アッセンブリの斜視図である。 ラベル作製装置の制御ブロック図である。 テープカートリッジの断面図である。 処理テープの製造工程を示す図である。 フルカッタによりテープ本体を切断する状態を説明する図である。 本発明に係る処理テープを用いて、ラベル作製装置により作成されたラベルを示す図である。 通常の剥離紙付きテープを用いて、ラベル作製装置により作成されたラベルを示す図である。 第2実施形態に係る処理テープの製造工程を示す図である。 第2実施形態に係る処理テープの切離し片が除去され、記録テープ除去部となった状態を説明する図である。
符号の説明
1…ラベル作製装置 2…装置本体 21…印刷ヘッド 25…カートリッジケース 26…処理テープ 27…テープコア 32…テープ送出口 35…カッタユニット 50…打刻アッセンブリ 81…粘着テープ C…テープカートリッジ T…テープ本体 Ta…記録テープ Taa…粘着剤層 Tb…剥離テープ Tr…記録テープ除去部 Tc…切離し片

Claims (5)

  1. 裏面に粘着剤層を設けた記録テープと、前記粘着剤層を介して、前記記録テープに貼着された剥離テープと、から構成されたテープ本体を、テープコアにロール状に巻回した処理テープと、
    前記処理テープを繰出し自在に収容したカートリッジケースと、を備えたテープカートリッジであって、
    前記テープカートリッジから繰り出される前記テープ本体を切断する切断手段を備えたテープ処理装置の装置本体に、着脱自在に装着され、
    前記テープ本体は、前記テープコアへの巻き始め端部に、前記記録テープを前記剥離テープから除去した記録テープ除去部を、有し、
    前記記録テープ除去部は、前記カートリッジケースのテープ送出口と、前記切断手段の切断部位との離間寸法より長く形成されていることを特徴とするテープカートリッジ。
  2. 裏面に粘着剤層を設けた記録テープと、前記粘着剤層を介して、前記記録テープに貼着された剥離テープと、から構成されたテープ本体を、テープコアにロール状に巻回した処理テープと、
    前記処理テープを繰出し自在に収容したカートリッジケースと、を備えたテープカートリッジであって、
    前記テープカートリッジから繰り出される前記テープ本体を切断する切断手段を備えたテープ処理装置の装置本体に、着脱自在に装着され、
    前記テープ本体は、前記テープコアへの巻き始め端部に、カット線により前記記録テープのみを分断して形成した切離し片を有すると共に、前記切離し片は、前記テープコアに貼着され、
    前記切離し片は、前記カートリッジケースのテープ送出口と、前記切断手段の切断部位との離間寸法より長く形成されていることを特徴とするテープカートリッジ。
  3. 前記テープ本体は、前記剥離テープを内側に、前記記録テープを外側にして前記テープコアに巻回されており、
    前記切離し片は、粘着テープを介して、前記テープコアに貼着されていることを特徴とする請求項2に記載のテープカートリッジ。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載のテープカートリッジと、
    前記テープカートリッジが着脱自在に装着されるカートリッジ装着部および前記切断手段を有する前記装置本体と、を備えたことを特徴とするテープ処理装置。
  5. 前記装置本体は、前記テープ本体に対し、墨字の印刷を行う印刷手段および点字の打刻を行う点字打刻手段の少なくとも一方の手段を、さらに備えたことを特徴とする請求項4に記載のテープ処理装置。
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