JP4594310B2 - イーサネット(登録商標)受動光ネットワークにおける伝送制御の方法および装置 - Google Patents

イーサネット(登録商標)受動光ネットワークにおける伝送制御の方法および装置 Download PDF

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Description

本発明は、イーサネット(登録商標)受動光ネットワークの設計に関する。特に詳しくは、本発明は、伝送を制御して、イーサネット(登録商標)受動光ネットワーク内の異なるノードからのレーザのノイズにより発生する干渉を低減する方法および装置に関する。
ますます増えつつあるインターネットトラフィックに歩調を合わせるために、光ファイバおよび対応する光伝送設備を幅広く配置して、基幹ネットワークの容量を大幅に増加している。しかしながら、このような基幹ネットワーク容量の増加は、対応するアクセスネットワーク容量における増加と一致していない。デジタル加入者回線(DSL)およびケーブルモデム(CM)等のブロードバンドソリューションを用いたとしても、現在のアクセスネットワークが提供する限定された帯域幅では、高帯域幅をエンドユーザに提供する際に深刻な障害が発生している。
現在開発中の異なる技術のうち、イーサネット(登録商標)受動光ネットワーク(EPON)は、次世代アクセスネットワークとして最も良い候補の1つである。EPONは、ユビキタスイーサネット(登録商標)技術を安価な受動光学素子と組み合わせたものである。従って、費用対効果の高い、高容量の受動光学素子を用いて、イーサネット(登録商標)の簡易性および拡張性を提供するものである。特に、高帯域幅の光ファイバにより、EPONは、ブロードバンド音声、データおよびビデオトラフィックに同時に対応することができる。このような一体型サービスを、DSLまたはCM技術で提供することは難しい。また、EPONがインターネットプロトコル(IP)トラフィックにさらに適しているのは、イーサネット(登録商標)フレームが大きさの異なるネイティブIPパケットを直接カプセル化することができるのに対し、ATM受動光ネットワーク(APON)は大きさが決まっているATMセルを用いているので、結果としてパケットの断片化および再構築が必要となるからである。
一般に、EPONは、ネットワークの“最初の1マイル”に用いられている。これにより、サービスプロバイダの中央局と、業務または個人加入者との間に接続性を構成する。理論的には、最初の1マイルは、多数の加入者にサービスを提供する中央局を備える、ポイントツーマルチポイントネットワークである。ツリートポロジをEPONに用いることができる。1本のファイバで中央局を受動光分配器と接続して、下流側の光信号を分割して加入者に分配して、加入者からの上流側の光信号を合成する(図1を参照)。
EPON内の伝送は一般に、光加入者線端局装置(OLT)と光ネットワーク装置(ONU)との間で行われる(図2を参照)。OLTは一般に中央局に常駐し、光アクセスネットワークを地下基幹に接続する。これは一般に、インターネットサービスプロバイダ(ISP)またはローカル公衆網に属する外部ネットワークである。ONUを、CURBまたはエンドユーザの位置のいずれかに配置することができ、ブロードバンド音声データおよびビデオサービスを提供することができる。ONUは一般に、1×N受動光カプラに接続する。NはONUの数である。受動光カプラは一般に、1つの光リンクを介してOLTに接続している(それ以上のONUを収容するために、多数の光スプリッタ/カプラをカスケードし得ることに留意されたい)。この構成により、EPONが必要とするファイバの本数とハードウェアの量とを大幅に節約することができる。
EPON内の通信は、下流側トラフィック(OLTからONU)と上流側トラフィック(ONUからOLT)とに分けられる。下流側方向では、1×N受動光カプラの一斉送信の性質のために、OLTによる下流側データフレーム一斉送信が全ONUに届いて、続いて宛て先ONUが抽出することができる。上流側方向では、ONUがチャネル容量およびリソースを共有する必要があるのは、受動光カプラをOLTと接続しているリンクが1つしかないからである。
それに対応して、EPONは一般に、あるアービトレーション機構を用いて、データの衝突を防止し、上流側ファイバチャネル容量を公平に共有するようにしている。これは、伝送ウインドウ(タイムスロット)を各ONUに割り当てることにより、行われる。各タイムスロットは、数個のイーサネット(登録商標)パケットを伝送することができる。ONUは一般に、そのタイムスロットに達するまで、加入者から受信するパケットを緩衝する。そのタイムスロットに達したならば、ONUは、保存した全フレームをOLTまで、全チャネル速度で“バーストする”。
EPONを設計する際の問題の1つは、異なるONUからのレーザのノイズによって発生するデータ伝送に伴う干渉である。ONU内のレーザ送信機は、データ伝送を行わなくても自然放出ノイズを発生する。従って、ONUのレーザが伝送タイムスロットの間にある場合は、その自然放出ノイズにより、別のONUが送信したデータの信号の品質を損なう場合がある。複数の近くにあるONUからのノイズが離れたところにあるONUからのデータ信号と干渉する場合に、この障害が悪化する。
データを送信しない場合にレーザをオフにすることにより、レーザのノイズの問題を回避することができる。これは、データリンク層で生成して、物理層で受信したレーザ制御信号を用いることにより、達成することができる。
しかしながら、制御信号をいくつかのサブレイヤにわたって送信すると、層またはサブレイヤが、その直近の層またはサブレイヤにだけ信号を送信するという、基本的な層リング原理を犯すことになる。ONUでは、データリンク層が、媒体アクセス制御(MAC)クライアントサブレイヤと、マルチポイントMAC制御サブレイヤと、MACサブレイヤとを含むことに留意されたい。また、物理層は、照合調整サブレイヤ、ギガビット・メディア・インデペンデント・インターフェース(GMII)と、物理符号化サブレイヤ(PCS)と、物理媒体接続(PMA)サブレイヤと、物理媒体依存(PMD)サブレイヤとを含む。この環境では、レーザ制御信号を通常MAC制御サブレイヤにより生成して、PMDサブレイヤを受信することにより、MAC制御サブレイヤとPMDサブレイヤとの間のサブレイヤをバイパスする。
従って、複数のサブレイヤにわたって制御信号を送信することなく、ONUの効率的に制御する方法および装置が必要となる。
(概要)
本発明の一実施形態は、中央ノードと、データリンク層および物理層を実行する少なくとも1つのリモートノードとを含むイーサネット(登録商標)受動光ネットワーク内の伝送制御を容易にするシステムを提供する。動作の間、システムは、リモートノードのデータリンク層から通信した、データワードまたはアイドルワードであるワードをリモートノードの物理層で受信することにより、開始する。システムは次に、送信機がワードを送信可能になる前に、ワードを所定量の時間遅延することにより、送信機をオンまたはオフにする時間を生成する。システムはまた、受信したワードの内容に基づいて送信機をオンまたはオフにする。
本実施形態の変形例では、受信したワードの内容に基づいて送信機をオンまたはオフにすることが、送信機の電源が現在オフであり、かつ、受信したワードがデータワードである場合に送信機をオンにすることを含む。
本実施形態の変形例では、受信したワードの内容に基づいて送信機をオンまたはオフにすることが、送信機の電源が現在オンであり、かつ、連続する受信したアイドルワードの数が所定の数以上の場合に、送信機をオフにすることを含む。
本実施形態の変形例では、ワードを所定量の時間遅延することが、先入れ先出し(FIFO)待ち行列のワードをバッファして、FIFO待ち行列のバッファした各ワードをFIFO待ち行列の先頭に向かって定期的にずらして、FIFO待ち行列の先頭のワードを定期的に削除することを含む。
本実施形態の変形例では、システムが、レーザターンオン時間、自動利得制御(AGC)時間およびデータ・クロックリカバリ(CDR)時間に基づいて、ワードを遅延する時間量を決定する。
本実施形態の変形例では、受信したワードがデータワードの場合は、システムが、物理層が受信した現在のデータフレームの直後に別のデータフレームをデータリンク層が一時的に送信しないようにすることにより、データフレームの間に挿入するアイドルワードを十分な数にする。
本実施形態の変形例では、物理層で受信した連続するアイドルワードの数が十分にある場合は、システムが、データリンク層に別のデータフレームを物理層へ送信させる。
当業者が本発明を利用し用いることができるように、特定の適用例およびその要件を背景として、以下に説明する。開示した実施形態に対する各種の変形例は、当業者にとって容易に明らかになるであろう。そして、ここで定義する一般的な原理を、本発明の精神及び範囲から逸脱しない範囲で(例えば、一般的な受動光ネットワーク(PON)アーキテクチャ)、他の実施形態および適用例に適用することもできる。従って、本発明は、示した実施形態に限定されるものではなく、ここに開示した原理および特徴に一致した最も広い範囲に基づくものである。
この詳細な説明に記載のデータ構造および手順を一般に、コンピュータ読取可能記憶媒体に保存する。これは、コンピュータシステムが用いるコードおよび/またはデータを格納する任意の装置または媒体であっても良い。これに限定しないが、特定用途向けIC(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、半導体メモリ、ディスクドライブ磁気テープ、CD(コンパクトディスク)およびDVD(デジタル多目的ディスクまたはデジタルビデオディスク)等の磁気および光記憶装置、伝送媒体埋め込みコンピュータ命令信号(信号を変調した搬送波があるもの、またはないもの)を含む。
受動光ネットワークトポロジ
図1は、中央局および多数の加入者が、光ファイバおよび受動光分配器を介してともに接続している、受動光ネットワークを示している(従来技術)。図1に示すように、多数の加入者が、光ファイバおよび受動光分配器102を介して中央局101と接続している。受動光分配器102をエンドユーザ位置の近傍に配置することができるので、初期ファイバ設置コストを最小限にすることができる。中央局101を、インターネットサービスプロバイダ(ISP)が運営する都市圏ネットワーク等の外部ネットワーク103と接続することができる。図1ではツリートポロジを示しているが、受動光ネットワークは、リングまたはバス等の他のトポロジに基づくこともできることに留意されたい。
EPON内での通常動作モード
図2は、通常動作モードでのEPONを示す(従来技術)。ONUを任意の時にEPON内に接続できるようにするために、EPONは一般に、2つの動作モードを有している。通常動作モードおよびディスカバリ(初期化)モードである。通常動作モードは、通常の上流側データ送信を含み、OLTが全ての初期化されたONUに送信機械を割り当てることを可能にする。
図2に示すように、下流側の方向では、OLT201が下流側データをONU211、ONU212およびONU213に一斉送信する。全ONUは同じコピーの下流側データを受信する間に、各ONUは、自身のその対応するユーザに宛てたデータのみを選択的に転送する。それぞれ、ユーザ221、ユーザ222、ユーザ223である。
上流側の方向では、ONUのサービスレベルの契約により、OLT201は始めに、伝送ウインドウをスケジュール設定して、各ONUに割り当てる。その伝送タイムスロットではない場合は、ONUは一般に、そのユーザから受信したデータをバッファする。そのスケジュール設定した伝送タイムスロットになった場合は、ONUは、そのバッファしたユーザデータを割り当てられた伝送タイムスロット内で送信する。
全ONUがOLTのスケジュール設定に従って順番に上流側データを送信するので、上流側リンクの容量を効率的に利用することができる。しかしながら、適切にスケジュール設定を行うには、OLTは、新規に加入したONUを検出して初期化する必要がある。検出の間は、OLTは、ONUの往復伝搬時間(RTT)、その媒体アクセス(MAC)アドレス、そのサービスレベルの契約等の、伝送スケジュール設定に重要な情報を収集しても良い(いくつかの場合では、サービスレベルの契約をすでにOLTがわかっている場合もあることに留意されたい)。
一般的なイーサネット(登録商標)の要件
図3は、ブリッジイーサネット(登録商標)セグメントを示す(従来技術)。IEEE802規格により、イーサネット(登録商標)セグメントはポイントツーポイントモードで動作できるようになっている。ポイントツーポイントイーサネット(登録商標)セグメントでは、リンクが、2つのホスト、つまり、ホストとイーサネット(登録商標)ブリッジとを接続している。ポイントツーポイントモードは、ギガビットイーサネット(登録商標)等の交換イーサネット(登録商標)での動作の共通した形式である。
複数のイーサネット(登録商標)ホストが互いに通信する必要がある場合は、イーサネット(登録商標)ブリッジは一般に、複数のポイントツーポイントイーサネット(登録商標)セグメント間を接続して切り替えて、セグメント間通信が行えるようにしている。図3に示すように、イーサネット(登録商標)ブリッジ310は、複数のポートを有している。ポイントツーポイントセグメント321および322はそれぞれ、ポート311および312に接続している。共用媒体セグメント323は、ポート313に接続している。セグメント322上のホストがセグメント321上のホストにデータフレームを送信する場合は、その宛て先イーサネット(登録商標)(MAC)アドレスに従って、イーサネット(登録商標)ブリッジ310によりポート312からポート311へデータフレームを転送する。一般に、ブリッジは、フレームを到着したポートへ戻すことはない。
EPON内でのポイントツーポイントエミュレーション(PtPE)
EPON内では、ONUからOLTへの上流側伝送がポイントツーポイント通信なので、EPONの動作は理想的には、IEEE802規格が定義するポイントツーポイントイーサネット(登録商標)動作に準拠している。しかしながら、EPONアーキテクチャは、ブリッジポイントツーポイントイーサネット(登録商標)の要件を自動的に満たすわけではない。EPON上流側リンクを1つのイーサネット(登録商標)ブリッジポートに接続して、上流側トラフィックを全てそのポートで受信する場合は、同じEPON上の別のONUに接続したユーザは、互いに通信することができなくなる。OLT内に位置するイーサネット(登録商標)ブリッジが上流側データを切り替えないのは、同じポートで受信したからである。このような構成により、同じEPON内のONU間でデータトラフィックが、層3(ネットワーク層)で処理されることになってしまい、EPON外に常駐する設備によって切り替えられることになってしまう(例えば、OLTが接続しているIPルータである)。これは、EPON内トラフィックを出力するには大変非効率的なやり方である。
この問題を解決して、EPONを他のイーサネット(登録商標)ネットワークとシームレスに統合するためには、EPON媒体に所属する装置は理想的には、ポイントツーポイント媒体をエミュレートすることができるサブレイヤをさらに有する。このサブレイヤを、照合調整サブレイヤ(RS)と呼ぶ。このエミュレーションサブレイヤはデータリンク層の下層に常駐して、IEEE802.3規格が規定する既存のイーサネット(登録商標)MAC動作を保存する。エミュレーション層の動作は、イーサネット(登録商標)フレームに、各ONUに一意のタグをタグ付けすることに基づいている。これらのタグは論理リンクID(LLID)と呼ばれるもので、各フレームの前のプリアンブルとして配置する。
図4Aは、EPON内のポイントツーポイントエミュレーションでの下流側トラフィック伝送を示す(従来技術)。PtPEモードでは、OLT400は複数のMACポート(インターフェース)を有している。それぞれ、ONUに対応している。MACポート431からイーサネット(登録商標)フレームを下流側に送信する場合は、OLT400の照合調整サブレイヤ440は、MACポート431に対応付けられているLLID461を挿入する。フレームを、受動光カプラを介して全ONUに一斉送信するが、一致するLLIDを有する、ONU内に位置する照合調整サブレイヤモジュール(この例では、LLID461を有するONU451)だけが、フレームを受け取って、そのMAC層に渡して、さらに検証する。他のONU内(LLID462を有するONU452およびLLID463を有するONU453)のMAC層は、そのフレームを受け取ることはない。従って、宛て先ONUに対してだけ、ポイントツーポイントリンクでフレームを送信したかのように見える。
図4Bは、EPON内のポイントツーピントエミュレーションでの上流側トラフィック伝送を示す(従来技術)。上流側方向では、ONU451は、その割り当てられたLLID461を各送信したフレームのプリアンブルに挿入する。従って、OLT400の照合調整サブレイヤ440は、フレームをMACポート431に流すことになる。
複数のONU間での上流リンクの共有
EPONでは、複数のONUが通常、1つのアップリンクを共有して上流側データを送信しているのは、光分配器とOLTとの間にはリンクが1つしかないからである。このタイムシェア伝送を協働するために、OLTは、伝送タイムスロットを各ONUに割り当てている。このようなタイムシェア伝送方法を実施する際の問題の1つは、ONUからのレーザのノイズによって発生する、あるONUから送信したデータとの干渉である。
電源を入れると、レーザ送信機は、データ伝送を行わなくても自然放出ノイズを生成する。データを送信しないのにONUのレーザ送信機の電源を切らない場合は、複数のONUからの蓄積したノイズが別のONUのデータ伝送と干渉することがある。ノイズを生成しているONUがデータを送信しているONUより近くにある場合は、この干渉が悪化する。
この干渉の問題を解決するアプローチの1つは、伝送スロット間のレーザを遮断することである。図5Aは、EPON内の伝送タイムスロットの構造を示す(従来技術)。伝送タイムスロットに含まれる上流側データバーストは、そのデータペイロードの他にいくつかの部分からなる。図5Aに示すように、タイムスロットは、レーザターンオン期間501と、自動利得制御(AGC)期間502と、クロック・データリカバリ(CDR)期間503と、データ/空きペイロード504と、レーザターンオフ期間505とを含んでも良い。レーザは一般に、瞬間的にオンまたはオフしないので、割り当てられたタイムスロットに対してレーザをオンまたはオフする正確な瞬間を算出する際に、レーザ応答時間を考慮に入れる必要があることに留意されたい。
図5Bは、複数のONUからの上流側データバースト伝送を示す(従来技術)。図5Bに示すように、5つのONU521〜525がOLT500と通信する。ONU521および522がそれぞれ送信した上流側データバースト541および542が、同じアップリンクを共有している。ONU521がデータバースト541を送信している場合は、ONU522〜525内のレーザを遮断する。データ伝送が完了した後で、ONU521はそのレーザを遮断して、ONU522にデータバースト542を送信させる。
ONU伝送制御
割り当てられたタイムスロットになった時にレーザをオンにして、伝送が完了した時にレーザをオフにするためには、データリンク層からレーザオン/オフ制御信号を単に生成して、物理層に属するレーザを制御する。これは、ONUのローカルクロックは通常、IEEE802.3ah規格に基づいてデータリンク層に常駐しているので、データリンク層が伝送タイムスロットの開始と終了とを検出することが適しているからである。しかしながら、このアプローチでは、層またはサブレイヤが直近の層またはサブレイヤだけに通知するといった、基本的な層リング原理に違反することになる。
図6は、データリンク層からレーザ制御信号を生成して、物理層に属するレーザを制御することを示す(従来技術)。図6に示すように、OSIモデル層は、物理層612と、データリンク層614と、ネットワーク層616と、トランスポート層618と、セッション層620と、プレゼンテーション層622と、アプリケーション層624とを備える。EPON装置は主に、物理層612およびデータリンク層614内で動作する。IEEE802.3規格に基づいて、EPON内のデータリンク層614は、LLC/MACクライアントサブレイヤ622と、マルチポイントMAC制御サブレイヤ628と、MACサブレイヤ630とを含み、物理層は、照合調整サブレイヤ636と、GMIIインターフェース638と、PCSサブレイヤ640と、PMAサブレイヤ642と、PMDサブレイヤ644と、媒体依存インターフェース(MDI)646と、物理媒体648(光ファイバ)とを含む。特に、物理層装置(PHY)は一般に、PCS、PMAおよびPMDサブレイヤを実行する。
通常、レーザオン/オフ制御信号650をマルチポイントMAC制御サブレイヤ628で生成して、PMDサブレイヤ644に送信して、レーザをオンオフする。このような信号送信機構は簡単であるが、サブレイヤは一般に、複数の層/サブレイヤにわたって信号を送信しないという層リング原理に違反する。この層リング違反を回避する1つの方法は、複数のサブレイヤにわたって伝送するレーザ制御信号650を除去することである。
本発明の一実施形態は、データリンク層から受信した各ワードに対する所定量の遅延を物理層に導入する。この方法により、遅延したワードを観察することにより、送信するデータがあるかどうか、物理層が決定を行って、レーザをオンしてデータ伝送を準備する時間を十分有することができる。同様に、データがもうないか、物理層が決定して、これに応じてレーザをオフすることができる。上述の遅延機構を実施するために、先入れ先出し(FIFO)待ち行列を用いて各ワードをバッファすることもできる。
図7は、本発明の一実施形態による、データリンク層から受信したバッファしたワードに基づいてレーザ送信機を制御する処理を示す。図7の上に示すように、データリンク層から受信したデータは、データフレーム744および750を含む。フレーム744に続くのは、オプションの順方向誤り訂正(FEC)パリティビット746およびパケット間ギャップ(lPG)748のためのスペースである。同様に、フレーム750に続くのは、オプションのFECスペース752およびIPGスペース754である。FECエンコーダをFIFO待ち行列の前または後で実施しても良いことに留意されたい。従って、FECスペース746および752は、前のフレームのFECパリティデータ(FEC符号化をFIFO待ち行列の前で実施する場合)、または空き(FEC符号化をFIFO待ち行列の後で実施する場合)を含むこともある。
通常、FECスペースの長さは、前のフレームの長さの関数である。図示の例では、FECスペース746はフレーム744の長さに依存して、FECスペース752はフレーム750の長さに依存している。また、IPGには最小要求サイズがある。例えば、IEEE802.3ah規格により、IPGは12ワード長であることが定義されている。一方、FECはオプションである。
ワードが物理層に到着した場合は、所定の遅延を有するFIFOバッファ710に格納する。FIFOバッファ710の最後に格納した各ワードを、FIFOバッファ710の先頭に向かって定期的にシフトする。
いつレーザをオンまたはオフするか決定するために、システムは理想的には、受信したワードの内容を監視する。受信したワードがデータワードで、レーザの電源が入っていない場合は、システムはレーザをオンにする。受信したワードを次に、FIFOバッファ710に格納する。物理層に導入した他の遅延と合わせた場合は、FIFOバッファ710に導入した全遅延は理想的には、レーザターンオン期間740および同期期間742に十分対応する。同期期間742は、自動利得制御(AGC)期間およびクロック・データリカバリ(CDR)期間を含んでもよく、これにより、OLTが上流側データの受信を準備することが可能になることに留意されたい。
フレーム744に続くFECスペース746は、フレーム744のFECパリティビットを含む。FIFO待ち行列の前または後でFEC符号化を行っても良いので、データリンク層から受信したFECスペース746は、符号化したFECパリティデータを含んでも良いし、あるいは、空きだけを含んでも良い。FECスペース746の後に、IPGスペース748により、フレーム744(対応するFECスペース768を含む)と、次のフレーム752との間に、確実に最小ギャップが存在するようになる。図7に示す例では、IPGスペース748は、レーザターンオン期間740と同期期間742との合計よりも小さい。従って、IPGスペース748に対応する期間の間は、システムはレーザをオフにしない。
同様に、物理層に到着した時に、フレーム750と、その対応するFECスペース752と、IPGスペース754とを、FIFOバッファ710に格納する。物理層が十分に数多くのIPGアイドルワードを受信した時に、システムはレーザをオフにする。データワードがこれらのアイドルワードに続いている場合は、レーザをオンにする時間が十分あるようにするために、レーザをオンにするのに必要な、最小数の連続IPGアイドルワードが、レーザターンオン期間740および/または同期期間742に理想的に十分対応している。
本発明の一実施形態では、システムは、FIFOバッファ710がレーザをオフにするIPGアイドルワードだけを含むようにする必要がある場合もある。このように、レーザをオンにして、次のデータワードの同期時間を用意するのに十分な時間が確実に用意できる。図7に示すように、FECスペース752内の最後のワードがFIFOバッファ710を出た後に、FIFOバッファ710は、IPGアイドルワードだけを含む。この時、システムはレーザをオフにする。これは、レーザターンオフ期間754の後に完全に遮断することである。FECを用いない場合は、フレーム750の最後のデータワードがFIFOバッファ710を出た後でFIFOバッファ710がIPG空きワードだけを含むようになってすぐに、システムはレーザをオフにしても良いことに留意されたい。
ONUがOLTに近くにある同様の場合は、OLTを、同期のためのデフォルトのAGCおよびCDR時間より小さくする必要がある。従って、このようなONU内のシステムは、FIFOバッファ710に導入した遅延を短縮して、短縮した同期期間を反映させるようにして、伝送オーバーヘッドを小さくしても良い。一般に、システムは、FIFOバッファ710の遅延をもっと柔軟に再構成しても良い。
FECスペースおよびIPGスペースの正確な量を、2つの連続データフレームの間で確保することが重要である。FECスペースおよびIPGスペースの確保は、データリンク層または物理層で行っても良い。第1のシナリオでは、データリンク層(例えば、マルチポイントMAC制御サブレイヤ)が、データフレームの境界を検出して、FECパリティデータおよびIPGに必要なスペースを挿入する。それに応じて、物理層内の伝送制御機構は、いつデータフレームを送信して、いつ伝送を一時停止するかについて、データリンク層に信号を送信する必要はない。
第2のシナリオでは、データリンク層は、データフレームの間にFECおよびIPGのスペースを挿入しない。その代わり、物理層は、データフレームの境界を検出して、FECおよびIPGに必要なスペースを挿入する。それに応じて、物理層は理想的には、いつデータフレームを送信して、いつ伝送を一時停止するかについて、データリンク層に信号を送信する。
図8Aは、本発明の一実施形態による、データリンク層にフレームギャップ制御の信号を送信しないで、データリンク層から受信したワードをバッファする処理を示す。システムは、データリンク層からワードを受信することにより開始する(ステップ810)。システムは次に、受信したワードがデータワードまたはアイドルワードかどうか決定する(ステップ812)。
受信したワードがデータワードの場合は、システムは、アイドル長カウンタを0に設定する(ステップ813)。アイドル長は、連続する空きの数を表し、レーザをオフにする必要があるかどうか決定する際に用いる。システムは次に、レーザがオンになっているかどうか決定する(ステップ814)。レーザがオフの場合は、システムはレーザをオンにする(ステップ816)。そうでない場合は、システムは、FIFOバッファの最初のワードを直接削除するステップに進む(ステップ840)。次に、システムは、FTFOバッファのワードをバッファの先頭に向かってずらして(ステップ841)、受信したデータワードをFIFOバッファの最後に付ける(ステップ842)。システムは次に、データリンク層から次のワードを受信する準備を行う(ステップ810)。
受信したワードがアイドルワードの場合は、システムはまず、アイドル長カウンタを1増加する(ステップ820)。次に、システムは、レーザが現在オンになっているか、かつ、レーザターンオン期間と同期期間との合計として定義する遅延限度をアイドル長が超えているかどうか決定する(ステップ852)。両方の条件がともに合っていれば、システムはレーザをオンにして(ステップ854)、FIFOバッファから最初のワードを削除する(ステップ840)。そうでない場合は、システムはレーザの現在の状態を変更しないで、FIFOバッファの最初のワードを削除するステップに進む(ステップ840)。
図8Bは、本発明の一実施形態による、データリンク層にフレームギャップ制御の信号を送信して、データリンク層から受信したワードをバッファする処理を示す。システムは、データリンク層からワードを受信することにより開始する(ステップ860)。システムは次に、受信したワードがデータワードまたはアイドルワードかどうか決定する(ステップ862)。
受信したワードがデータワードの場合は、システムは、アイドル長カウンタを0に設定して(ステップ864)、現在受信したフレームの直後に折り返しフレームをデータリンク層が一時的に送信しないようにする(ステップ866)。(IEEE802.3規格に基づいて、キャリア検知信号を“真”に設定することにより、これを達成しても良い。“真”に設定した場合、このキャリア検知信号により、現在のデータフレームがデータリンク層からの伝送を終了して、データリンク層が次のデータフレームを送信しないようにする。)システムは次に、レーザがオンになっているかどうか決定する(ステップ870)。レーザがオフの場合は、システムはレーザをオンにする(ステップ872)。そうでない場合は、システムは、FIFOバッファの最初のワードを削除する(ステップ874)。次に、システムは、FTFOバッファのワードをバッファの先頭に向かってずらして(ステップ876)、受信したデータワードをFIFOバッファの最後に付ける(ステップ878)。システムは次に、データリンク層から次のワードを受信する準備を行う(ステップ860)。
受信したワードがアイドルワードの場合は、システムはまず、アイドル長カウンタを1増加する(ステップ880)。システムは次に、連続アイドルワードの数(アイドル長)が最小フレームギャップ以上かどうか決定する(ステップ882)。(最小フレームギャップは理想的には、(FECを用いる場合は)FECパリティビットのスペースとデフォルトのIPGスペースとを含むことに留意されたい。)この場合は、システムは、データリンク層に次のフレームを送信させる(ステップ884)。(IEEE802.3規格に基づいて、キャリア検知信号を“誤り”に設定することにより、これを達成しても良い。)そうでない場合は、システムは、レーザが現在オンになっているか、かつ、レーザターンオン期間と同期期間との合計として定義する遅延限度をアイドル長が超えているかどうか決定する(ステップ886)。両方の条件がともに合っていれば、システムはレーザをオフにして(ステップ888)、FIFOバッファの最初のワードを削除する(ステップS874)。そうでない場合は、システムはレーザの現在の状態を変更しないで、FIFOバッファの最初のワードを削除するステップに進む(ステップ874)。
本発明の実施形態に関する前述の説明は、説明のためだけになされたものである。それらは、網羅的なものでもなく、本発明を開示した形態を限定するためのものではない。従って、多くの変形例および変更例が当業者にとって明らかであろう。また、上記の開示は、本発明に限定されるものではない。本発明の範囲は、添付の請求の範囲に定められるものである。
図1は、光ファイバおよび受動光分配器を介して接続した、イーサネット(登録商標)受動光ネットワーク中央局および多数の加入者を示す(従来技術)。 図2は、通常動作モードでのEPONを示す(従来技術)。 図3は、ブリッジイーサネット(登録商標)セグメントを示す(従来技術)。 図4Aは、EPON内のポイントツーポイントエミュレーションでの下流側トラフィック伝送を示す(従来技術)。 図4Bは、EPON内のポイントツーポイントエミュレーションでの上流側トラフィック伝送を示す(従来技術)。 図5Aは、EPON内の伝送タイムスロットの構造を示す(従来技術)。 図5Bは、複数のONUからの上流側データバースト伝送を示す(従来技術)。 図6は、データリンク層からレーザ制御信号を生成して、物理層に属するレーザを制御することを示す(従来技術)。 図7は、本発明の一実施形態による、データリンク層から受信したバッファしたワードに基づいてレーザ送信機を制御する処理を示す。 図8Aは、本発明の一実施形態による、データリンク層にフレームギャップ制御信号を送信しないで、データリンク層から受信したワードをバッファする処理を示すフローチャートを示す。 図8Bは、本発明の一実施形態による、データリンク層にフレームギャップ制御信号を送信して、データリンク層から受信したワードをバッファする処理を示すフローチャートを示す。

Claims (21)

  1. 中央ノードと、データリンク層および物理層を実行する少なくとも1つのリモートノードとを含むイーサネット(登録商標)受動光ネットワーク(EPON)内の伝送を制御する方法であって、該方法は、
    リモートノードの該物理層で、該リモートノードの該データリンク層から通信されたワードを受信することであって、該ワードがデータワードまたはアイドルワードであり得る、ことと、
    送信機が該ワードを送信可能になる前に、該リモートノードの該物理層で、該ワードを所定量の時間遅延することであって、それにより、該送信機をオンまたはオフにする時間を提供する、ことと、
    該受信されたワードの内容に基づいて該送信機をオンまたはオフにすることであって、該送信機をオンにするか、またはオフにするかの決定は、複数のサブレイヤにわたって該データリンク層から該物理層へと制御信号を送信することなく、該リモートノードの該物理層でなされる、ことと
    を包含する、方法。
  2. 前記受信されたワードの内容に基づいて送信機をオンまたはオフにすることが、該送信機の電源が現在オフであり、該受信されたワードがデータワードである場合に、該送信機をオンにすることを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記受信されたワードの内容に基づいて送信機をオンまたはオフにすることが、該送信機の電源が現在オンであり、連続する受信されたアイドルワードの数が所定の数以上の場合に、該送信機をオフにすることを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記ワードを所定量の時間遅延することが、
    先入れ先出し(FIFO)待ち行列に該ワードをバッファすることと、
    該FIFO待ち行列にバッファされた各ワードを、該FIFO待ち行列の先頭に向かって定期的にシフトすることと、
    該FIFO待ち行列の先頭のワードを定期的に取り出すことであって、該取り出されたワードは、前記送信機によって送信される、ことと
    を含む、請求項1に記載の方法。
  5. レーザターンオン時間、自動利得制御(AGC)時間およびデータ・クロックリカバリ(CDR)時間に基づいて、前記ワードを遅延する時間量を決定することをさらに包含する、請求項1に記載の方法。
  6. 前記受信されたワードがデータワードの場合は、前記方法は、前記物理層で受信された現在のデータフレームの直後に、データフレームを送信することを一時的に停止するように前記データリンク層に信号を送信することであって、それによって、十分な数のアイドルワードをデータフレームの間に挿入可能にする、ことをさらに包含する、請求項1に記載の方法。
  7. 前記物理層で受信された連続するアイドルワードの数が十分にある場合は、前記方法は、データフレームの送信を開始するように前記データリンク層に信号を送信することをさらに包含する、請求項1に記載の方法。
  8. 中央ノードと、データリンク層および物理層を実行する少なくとも1つのリモートノードとを含むイーサネット(登録商標)受動光ネットワーク(EPON)内の伝送を制御する装置であって、該装置は、
    リモートノードの該物理層で、該リモートノードの該データリンク層から通信されたワードを受信するように構成された受信機構であって、該ワードがデータワードまたはアイドルワードであり得る、受信機構と、
    送信機が該ワードを送信可能になる前に、該リモートノードの該物理層で、該ワードを所定量の時間遅延することにより、該送信機をオンまたはオフにする時間を提供するように構成された遅延機構と、
    該受信されたワードの内容に基づいて該送信機をオンまたはオフにするように構成された制御機構であって、該送信機をオンにするか、またはオフにするかの決定は、複数のサブレイヤにわたって該データリンク層から該物理層へと制御信号を送信することなく、該リモートノードの該物理層でなされる、制御機構と
    を備える、装置。
  9. 前記受信されたワードの内容に基づいて前記送信機をオンまたはオフにする間において、該送信機の電源が現在オフであり、該受信されたワードがデータワードである場合に、前記制御機構が該送信機をオンにするように構成される、請求項8に記載の装置。
  10. 前記受信されたワードの内容に基づいて前記送信機をオンまたはオフにする間において、該送信機の電源が現在オンであり、連続する受信されたアイドルワードの数が所定の数以上の場合に、前記制御機構が該送信機をオフにするように構成される、請求項8に記載の装置。
  11. 前記ワードを所定量の時間遅延する間に、前記遅延機構が、
    先入れ先出し(FIFO)待ち行列に該ワードをバッファすることと、
    該FIFO待ち行列にバッファされた各ワードを、該FIFO待ち行列の先頭に向かって定期的にシフトすることと、
    該FIFO待ち行列の先頭のワードを定期的に取り出すことであって、該取り出されたワードは、前記送信機によって送信される、ことと
    を実行するように構成される、請求項8に記載の装置。
  12. 前記遅延機構が、レーザターンオン時間、自動利得制御(AGC)時間およびデータ・クロックリカバリ(CDR)時間に基づいて、前記ワードを遅延する時間量を決定するようにさらに構成される、請求項8に記載の装置。
  13. 前記受信されたワードがデータワードの場合は、前記遅延機構が、前記物理層で受信された現在のデータフレームの直後に、データフレームを送信することを一時的に停止するように前記データリンク層に信号を送信することにより、十分な数のアイドルワードをデータフレームの間に挿入可能にするようにさらに構成される、請求項8に記載の装置。
  14. 前記物理層で受信された連続するアイドルワードの数が十分にある場合は、前記遅延機構が、データフレームの送信を開始するように前記データリンク層に信号を送信するようにさらに構成される、請求項8に記載の装置。
  15. 命令を格納するコンピュータ読取可能記憶媒体であって、該命令は、コンピュータによって実行されると、該コンピュータに、中央ノードと、データリンク層および物理層を実行する少なくとも1つのリモートノードとを含むイーサネット(登録商標)受動光ネットワーク(EPON)内の伝送を制御する方法を実行させ、該方法は、
    リモートノードの該物理層で、該リモートノードの該データリンク層から通信されたワードを受信することであって、該ワードがデータワードまたはアイドルワードであり得る、ことと、
    送信機が該ワードを送信可能になる前に、該リモートノードの該物理層で、該ワードを所定量の時間遅延することであって、それにより、該送信機をオンまたはオフにする時間を提供する、ことと、
    該受信されたワードの内容に基づいて該送信機をオンまたはオフにすることであって、該送信機をオンにするか、またはオフにするかの決定は、複数のサブレイヤにわたって該データリンク層から該物理層へと制御信号を送信することなく、該リモートノードの該物理層でなされる、ことと
    を包含する、コンピュータ読取可能記憶媒体。
  16. 前記受信されたワードの内容に基づいて送信機をオンまたはオフにすることが、該送信機の電源が現在オフであり、該受信されたワードがデータワードである場合に、該送信機をオンにすることを含む、請求項15に記載のコンピュータ読取可能記憶媒体。
  17. 前記受信されたワードの内容に基づいて送信機をオンまたはオフにすることが、該送信機の電源が現在オンであり、連続する受信されたアイドルワードの数が所定の数以上の場合に、該送信機をオフにすることを含む、請求項15に記載のコンピュータ読取可能記憶媒体。
  18. 前記ワードを所定量の時間遅延することが、
    先入れ先出し(FIFO)待ち行列に該ワードをバッファすることと、
    該FIFO待ち行列にバッファされた各ワードを、該FIFO待ち行列の先頭に向かって定期的にシフトすることと、
    該FIFO待ち行列の先頭のワードを定期的に取り出すことであって、該取り出されたワードは、前記送信機によって送信される、ことと
    を含む、請求項15に記載のコンピュータ読取可能記憶媒体。
  19. 前記方法は、レーザターンオン時間、自動利得制御(AGC)時間およびデータ・クロックリカバリ(CDR)時間に基づいて、前記ワードを遅延する時間量を決定することをさらに包含する、請求項15に記載のコンピュータ読取可能記憶媒体。
  20. 前記受信されたワードがデータワードの場合は、前記方法は、前記物理層で受信された現在のデータフレームの直後に、データフレームを送信することを一時的に停止するように前記データリンク層に信号を送信することであって、それによって、十分な数のアイドルワードをデータフレームの間に挿入可能にする、ことをさらに包含する、請求項15に記載のコンピュータ読取可能記憶媒体。
  21. 前記物理層で受信された連続するアイドルワードの数が十分にある場合は、前記方法は、データフレームの送信を開始するように前記データリンク層に信号を送信することをさらに包含する、請求項15に記載のコンピュータ読取可能記憶媒体。
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