JP4594268B2 - 骨延長器 - Google Patents
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Description
すなわち、請求項1の骨延長器は、対向する一方の骨片に取り付けられる第1の支持プレートと、他方の骨片に取り付けられる第2の支持プレートと、該第1および第2の支持プレート間に架け渡されてその先端部を前記第1の支持プレートに係止されるとともに、シャフト後端側を前記第2の支持プレートに螺合されて進退自在とされた延長用シャフトとを備え、前記延長用シャフトをまわして第1の支持プレートを進退させることにより、第1および第2の支持プレートの取り付けられた一対の骨片の間隔を調整可能とし、ルフォーIII型又はIV型骨切延長手術に使用される骨延長器において、
前記第1の支持プレートは、頭蓋骨から切離された上顎骨に固定される第1の骨固定板と、該第1の骨固定板に水平ヒンジによって垂直方向回動自在に軸支されたヒンジボックスと、該ヒンジボックスの先端部に垂直ヒンジによって水平方向回動自在に軸支され、かつ前記延長用シャフトの先端部を挿入して係止する第1の受け金具とからなり、
前記第2の支持プレートは、側頭骨に固定される第2の骨固定板と、該第2の骨固定板に水平ヒンジによって垂直方向回動自在に軸支され、かつ前記延長用シャフトの後端側を挿通して螺合支持する第2の受け金具とからなり、
前記延長用シャフトは、前記第1の受け金具に挿入して螺合する雄ねじ部と、該雄ねじ部の前方側と後方側に位置して形成された第1および第2の2つの支軸部を有するとともに、前記第1の受け金具は、前記延長用シャフトが挿入係止される最奥部が閉じた盲穴からなる受け口を備え、
該受け口内には、前記延長用シャフトの雄ねじ部と螺合する雌ねじ部と、前記延長用シャフトの2つの支軸部と密着してシャフトを前後2個所で回転自在に軸支する第1および第2の2つの軸受け面と、前記延長用シャフトが最奥部まで挿入された状態において延長用シャフトの雄ねじ部を空転させる空洞部とを有し、
さらに、前記延長用シャフトは、頬骨弓の内側を通って配置されている構成としたものである。
前記第1の支持プレートは、頭蓋骨から切離された上顎骨に固定される第1の骨固定板と、該第1の骨固定板に水平ヒンジによって垂直方向回動自在に軸支されたリフトバーと、該リフトバーの先端部に水平ヒンジによって垂直方向回動自在に軸支されたヒンジボックスと、該ヒンジボックスの先端部に垂直ヒンジによって水平方向回動自在に軸支され、かつ前記延長用シャフトの先端部を挿入して係止する第1の受け金具とからなり、
前記第2の支持プレートは、側頭骨に固定される第2の骨固定板と、該第2の骨固定板に水平ヒンジによって垂直方向回動自在に軸支され、かつ前記延長用シャフトの後端側を挿通して螺合支持する第2の受け金具とからなり、
前記延長用シャフトは、前記第1の受け金具に挿入して螺合する雄ねじ部と、該雄ねじ部の前方側と後方側に位置して形成された第1および第2の2つの支軸部を有するとともに、前記第1の受け金具は、前記延長用シャフトが挿入係止される最奥部が閉じた盲穴からなる受け口を備え、
該受け口内には、前記延長用シャフトの雄ねじ部と螺合する雌ねじ部と、前記延長用シャフトの2つの支軸部と密着してシャフトを前後2個所で回転自在に軸支する第1および第2の2つの軸受け面と、前記延長用シャフトが最奥部まで挿入された状態において延長用シャフトの雄ねじ部を空転させる空洞部とを有し、
さらに、前記延長用シャフトは、頬骨弓と下顎筋突起の間を通って配置されている構成としたものである。
前記第1の支持プレートは、頭蓋骨から切離された上顎骨に固定される第1の骨固定板と、該第1の骨固定板に一体的に連接して形成された所定長さからなるリフト板と、該リフト板の先端部に水平ヒンジによって垂直方向回動自在に軸支されたヒンジボックスと、該ヒンジボックスの先端部に垂直ヒンジによって水平方向回動自在に軸支され、かつ前記延長用シャフトの先端部を挿入して係止する第1の受け金具とからなり、
前記第2の支持プレートは、側頭骨に固定される第2の骨固定板と、該第2の骨固定板に水平ヒンジによって垂直方向回動自在に軸支され、かつ前記延長用シャフトの後端側を挿通して螺合支持する第2の受け金具とからなり、
前記延長用シャフトは、前記第1の受け金具に挿入して螺合する雄ねじ部と、該雄ねじ部の前方側と後方側に位置して形成された第1および第2の2つの支軸部を有するとともに、前記第1の受け金具は、前記延長用シャフトが挿入係止される最奥部が閉じた盲穴からなる受け口を備え、
該受け口内には、前記延長用シャフトの雄ねじ部と螺合する雌ねじ部と、前記延長用シャフトの2つの支軸部と密着してシャフトを前後2個所で回転自在に軸支する第1および第2の2つの軸受け面と、前記延長用シャフトが最奥部まで挿入された状態において延長用シャフトの雄ねじ部を空転させる空洞部とを有し、
さらに、前記延長用シャフトは、頬骨弓と下顎筋突起の間を通って配置されており、
前記リフト板を自在に折り曲げることによってリフト板先端に取り付けられた前記ヒンジボックスと第1の受け金具を所定の高さまで持ち上げるようにしたものである。
さらに、上記請求項1〜3に記載の発明によれば、第1の受け金具の受け口内に形成した前後2つの軸受け面によって延長用シャフトの先端部を前後2個所で回動自在に支持したので、延長用シャフトの遊びを可及的に小さくすることができ、骨固定板に取り付けられた骨の揺動をなくして仮骨新生を促進させることができる。また、延長用シャフト先端の雄ねじ部が受け口内の雌ねじ部を通り越して空洞部内まで達すると、雄ねじ部は該位置で空転するようになり、強制的に逆回転して引き抜かない限り延長用シャフトが第1の受け金具から外れるようなことがなくなり、延長用シャフトの自然脱落を防止できる。
〔第1の実施の形態〕
図1〜図4に、本発明に係る骨延長器の第1の実施の形態を示す。
図1は第1の実施の形態に係る骨延長器1の全体構造を示す斜視図、図2(a)(b)は第1,第2の受け金具19,23と延長用シャフト13部分の断面図、図3(a)は第1の支持プレート11の断面図、図3(b)は第1の支持プレート11の平面図、図4は第2の支持プレート12の断面図である。
第1の実施の形態に係る骨延長器1は、主として、反対咬合に対するルフォーIII型、IV型骨切り延長手術と、上下顎の片側短縮に対する顎骨延長手術に用いられる。
左側の上顎と下顎が短縮し、顔面が傾斜している症例に対して、図7(a)に示すように上顎を左右の骨切り線70に沿って切断し、梨状孔にかけた蝶番72を支点にして左側上顎を骨延長器1にて下方に延長すると、上顎は回転して水平になる。下顎は、左側の下顎枝骨73を骨切り線75に沿って、右側の下顎枝骨74を骨切り線76に沿って切断して左側に骨延長器1を懸け、上顎の延長に合わせて延長する。上下顎が水平になるまで延長したら、上・下顎の骨延長器1をそれぞれ抜去し、図7(b)の斜線部77,78にできた新生骨が強度を増すまでプレート固定に代える。
骨延長器1の第1の支持プレート11の骨固定板15を、骨切りした上顎骨体部81にスクリューを打って固定する。第1の支持プレート11は、ヒンジボックス17と受け金具19の作用で3次元的に自由な向きを取ることができるため、上顎骨体部81のどこにでも容易に取りつけることができる。第2の支持プレート12は、斜め上方の側頭部82の骨にスクリューを打って固定する。延長用シャフト13を回転させると、第1の支持プレート11に支持された上顎骨体部81は下方に延長されていく。
左下顎枝骨は骨切り線91に沿って、右下顎枝骨は骨切り線92に沿って切断後、第1の支持プレート11を左下顎枝骨の骨切り線91よりも遠位側の骨93に固定し、第2の支持プレート12を近位側の骨94に固定して骨延長器1を装着する。延長用シャフト13を回転させると、遠位側の骨93は顎関節で固定されて移動しないため、近位側の骨94は下前方に移動し、下顎枝骨を延長する。なお、実際の手術では上顎と下顎を歯牙に固定して一体化してあるので、上顎の移動に連動して下顎も延長され、咬合が狂うことはない。
図10〜図12に、本発明に係る骨延長器の第2の実施の形態を示す。
図10は第2の実施の形態に係る骨延長器2の全体構造を示す斜視図、図11は第1の支持プレート41の斜視図、図12(a)は第1の支持プレート41の断面図、図12(b)は第1の支持プレート41の平面図である。
第2の実施の形態に係る骨延長器2は、主として、反対咬合に対するルフォーI、II型骨切り延長手術に用いられる。また、ルフォーIII型、IV型骨切り延長手術に前記第1の実施の形態に係る骨延長器1と併用して用いられる。
上顎骨81を水平に切断したうえで、延長用シャフト13が頬骨弓82の下を通り、第1の支持プレート41が上顎骨81に、第2の支持プレート12が側頭骨の外耳孔上部83付近に固定されるように、骨延長器2を装着する。頬骨弓82の下方には下顎筋突起84があり、延長用シャフト13は頬骨弓82と下顎筋突起84の間を通るようになる。
図18および図19に、本発明に係る骨延長器の第3の実施の形態を示す。
図18(a)は第3の実施の形態に係る骨延長器における第1の支持プレート61の断面図、図18(b)はその平面図、図19は前記第1の支持プレート61の分解斜視図である。
本明細書は、以下の事項を開示する。
(1)この骨延長器は、対向する一方の骨片に取り付けられる第1の支持プレートと、他方の骨片に取り付けられる第2の支持プレートと、該第1および第2の支持プレート間に架け渡されてその先端部を前記第1の支持プレートに係止されるとともに、シャフト後端側を前記第2の支持プレートに螺合されて進退自在とされた延長用シャフトとを備え、前記延長用シャフトをまわして第1の支持プレートを進退させることにより、第1および第2の支持プレートの取り付けられた一対の骨片の間隔を調整可能とした骨延長器において、前記第1の支持プレートを、一方の骨片に固定される第1の骨固定板と、該第1の骨固定板に水平ヒンジによって垂直方向回動自在に軸支されたヒンジボックスと、該ヒンジボックスの先端部に垂直ヒンジによって水平方向回動自在に軸支され、かつ前記延長用シャフトの先端部を挿入して係止する第1の受け金具とで構成し、前記第2の支持プレートを、他方の骨片に固定される第2の骨固定板と、該第2の骨固定板に水平ヒンジによって垂直方向回動自在に軸支され、かつ前記延長用シャフトの後端側を挿通して螺合支持する第2の受け金具とで構成したものである。
(2)この骨延長器は、対向する一方の骨片に取り付けられる第1の支持プレートと、他方の骨片に取り付けられる第2の支持プレートと、該第1および第2の支持プレート間に架け渡されてその先端部を前記第1の支持プレートに係止されるとともに、シャフト後端側を前記第2の支持プレートに螺合されて進退自在とされた延長用シャフトとを備え、前記延長用シャフトをまわして第1の支持プレートを進退させることにより、第1および第2の支持プレートの取り付けられた一対の骨片の間隔を調整可能とした骨延長器において、前記第1の支持プレートを、一方の骨片に固定される第1の骨固定板と、該第1の骨固定板に水平ヒンジによって垂直方向回動自在に軸支されたリフトバーと、該リフトバーの先端部に水平ヒンジによって垂直方向回動自在に軸支されたヒンジボックスと、該ヒンジボックスの先端部に垂直ヒンジによって水平方向回動自在に軸支され、かつ前記延長用シャフトの先端部を挿入して係止する第1の受け金具とで構成し、前記第2の支持プレートを、他方の骨片に固定される第2の骨固定板と、該第2の骨固定板に水平ヒンジによって垂直方向回動自在に軸支され、かつ前記延長用シャフトの後端側を挿通して螺合支持する第2の受け金具とで構成したものである。
(3)この骨延長器は、対向する一方の骨片に取り付けられる第1の支持プレートと、他方の骨片に取り付けられる第2の支持プレートと、該第1および第2の支持プレート間に架け渡されてその先端部を前記第1の支持プレートに係止されるとともに、シャフト後端側を前記第2の支持プレートに螺合されて進退自在とされた延長用シャフトとを備え、前記延長用シャフトをまわして第1の支持プレートを進退させることにより、第1および第2の支持プレートの取り付けられた一対の骨片の間隔を調整可能とした骨延長器において、前記第1の支持プレートは、一方の骨片に固定される第1の骨固定板と、該第1の骨固定板に一体的に連接して形成された所定長さからなるリフト板と、該リフト板の先端部に水平ヒンジによって垂直方向回動自在に軸支されたヒンジボックスと、該ヒンジボックスの先端部に垂直ヒンジによって水平方向回動自在に軸支され、かつ前記延長用シャフトの先端部を挿入して係止する第1の受け金具とからなり、前記第2の支持プレートは、他方の骨片に固定される第2の骨固定板と、該第2の骨固定板に水平ヒンジによって垂直方向回動自在に軸支され、かつ前記延長用シャフトの後端側を挿通して螺合支持する第2の受け金具とからなり、前記リフト板を自在に折り曲げることによってリフト板先端に取り付けられた前記ヒンジボックスと第1の受け金具を所定の高さまで持ち上げるようにしたものである。
(4)この骨延長器は、上記(2)の骨延長器におけるリフトバーを所定の角度範囲内で回動自在としたものである。
(5)この骨延長器は、上記(3)の骨延長器におけるリフト板を所定の角度範囲内で回動自在としたものである。
(6)この骨延長器は、上記(2)〜(5)のいずれかの骨延長器における第1の受け金具を所定の角度範囲内で回動自在としたものである。
(7)この骨延長器は、上記(1)〜(6)のいずれかの骨延長器において、前記延長用シャフトは、前記第1の受け金具に挿入して螺合する雄ねじ部と、該雄ねじ部の前方側と後方側に位置して形成された第1および第2の2つの支軸部とを有するとともに、前記第1の受け金具は、前記延長用シャフトが挿入係止される最奥部が閉じた盲穴からなる受け口を備え、該受け口内には、前記延長用シャフトの雄ねじ部と螺合する雌ねじ部と、前記延長用シャフトの2つの支軸部と密着してシャフトを前後2個所で回転自在に軸支する第1および第2の2つの軸受け面と、前記延長用シャフトが最奥部まで挿入された状態において延長用シャフトの雄ねじ部を空転させる空洞部とを有することを特徴とするものである。
(8)この骨延長器は、上記(1)〜(7)のいずれかの骨延長器において、前記延長用シャフトは、第2の支持プレートと螺合してシャフトを進退させるためのねじ部がシャフトの進退範囲に対応する部分にのみ形成され、該部以外の部分にはねじ部を形成されていないことを特徴とするものである。
上記(1)の骨延長器によれば、第1の支持プレートのヒンジボックスが、水平ヒンジと垂直ヒンジによって、第1の骨固定板と第1の受け金具を垂直・水平方向に回動自在に連結しているので、第1の骨固定板は延長用シャフトの架け渡し方向と無関係に自由な面に取り付けることができ、また第1の受け金具に係止される延長用シャフトは第2の支持プレートに固定された骨片を3次元的にあらゆる方向へ移動することができる。このため、従来の骨延長器では困難であった3次元のあらゆる方向への骨延長を自在に行なうことができる。
上記(2)の骨延長器によれば、前記請求項1の骨延長器の構成に加え、第1の骨固定板とヒンジボックスとの間に垂直方向回動自在なリフトバーを介在させたので、延長用シャフトが架け渡される一対の支持プレート間に障害物が存在する場合は、リフトバーで延長用シャフトを持ち上げて障害物を回避することができる。このため、従来の骨延長器では困難であったルフォーI型骨切り延長術での上顎の3次元的骨移動を伴う骨延長が可能となった。
上記(3)の骨延長器によれば、第1の骨固定板に一体的に連接して所定長さのリフト板を形成し、このリフト板を所定の角度に折り曲げることによってリフト板先端に取り付けられたヒンジボックスと第1の受け金具を所定の高さまで持ち上げるようにしたので、前記請求項2の骨延長器におけるリフトバーおよび該リフトバーと第1の骨固定板との間をつなぐ水平ヒンジが不要となり、骨延長器をより小型に構成できる。このため、骨の小さな幼児や子供の骨延長手術に用いて優れた効果を発揮し、また、第1の骨固定板とリフト板を一体成形によって作ることができるのでコストの低減を図ることができ、前記リフトバーを備えた請求項2の骨延長器と同等の機能を有する骨延長器を廉価に提供できる。
上記(4)の骨延長器によれば、リフトバーを所定の角度範囲内で回動自在としたので、リフトバーの必要以上の回動を規制することができ、延長用シャフトから作用する骨伸張力を移動骨片に効率的に伝えることができる。
上記(5)の骨延長器によれば、リフト板を所定の角度範囲内で回動自在としたので、延長用シャフトから作用する骨伸張力を移動骨片に効率的に伝えることができるとともに、移動骨片のぶれを最小限に抑えることができる。
上記(6)の骨延長器によれば、第1の受け金具を所定の角度範囲内で回動自在としたので、第1の支持プレートの取り付け面に対する水平方向の回動範囲を制限することができ、移動骨片の不必要な回転移動を制限できる。
上記(7)の骨延長器によれば、第1の受け金具の受け口内に形成した前後2つの軸受け面によって延長用シャフトの先端部を前後2個所で回動自在に支持したので、延長用シャフトの遊びを可及的に小さくすることができ、骨固定板に取り付けられた骨の揺動をなくして仮骨新生を促進させることができる。また、延長用シャフト先端の雄ねじ部が受け口内の雌ねじ部を通り越して空洞部内まで達すると、雄ねじ部は該位置で空転するようになり、強制的に逆回転して引き抜かない限り延長用シャフトが第1の受け金具から外れるようなことがなくなり、延長用シャフトの自然脱落を防止できる。
上記(8)の骨延長器によれば、延長用シャフトを進退するためのねじ部を延長用シャフトの進退に必要な範囲にだけ形成したので、延長用シャフトが架け渡される第1、第2の一対の支持プレートを遠く離れた場所に設置するような場合でも、延長用シャフトの回転時にシャフト中間のねじ部が周辺の軟部組織を巻き込んでシャフトの回転を抑制したり、組織に損傷を与えるというようなことがなくなり、より安全に使用することができる。
11,41,61 第1の支持プレート
12 第2の支持プレート
13 延長用シャフト
15,42,62 第1の骨固定板
15a,42a,62a 取り付け穴
16,22,43,45,64 水平ヒンジ
17,46,65 ヒンジボックス
18,47 垂直ヒンジ
19,48 第1の受け金具
21 第2の骨固定板
21a 取り付け穴
23 第2の受け金具
24 ねじ穴部
25 ねじ部
26 第1の支軸部
27 雄ねじ部
28 凹部
29 第2の支軸部
30,49 受け口
31 シャフトの最先端部
32 盲端
33 第1の軸受け面
34 空洞部
36 雌ねじ部
37 第2の軸受け面
44 リフトバー
50,51,52,53,66,67 ストッパー
54a,54b,68a,68b ストッパー
55 第1の受け金具の先端壁面
63 リフト板
63a 補助固定穴
Claims (3)
- 対向する一方の骨片に取り付けられる第1の支持プレートと、他方の骨片に取り付けられる第2の支持プレートと、該第1および第2の支持プレート間に架け渡されてその先端部を前記第1の支持プレートに係止されるとともに、シャフト後端側を前記第2の支持プレートに螺合されて進退自在とされた延長用シャフトとを備え、前記延長用シャフトをまわして第1の支持プレートを進退させることにより、第1および第2の支持プレートの取り付けられた一対の骨片の間隔を調整可能とし、ルフォーIII型又はIV型骨切延長手術に使用される骨延長器において、
前記第1の支持プレートは、頭蓋骨から切離された上顎骨に固定される第1の骨固定板と、該第1の骨固定板に水平ヒンジによって垂直方向回動自在に軸支されたヒンジボックスと、該ヒンジボックスの先端部に垂直ヒンジによって水平方向回動自在に軸支され、かつ前記延長用シャフトの先端部を挿入して係止する第1の受け金具とからなり、
前記第2の支持プレートは、側頭骨に固定される第2の骨固定板と、該第2の骨固定板に水平ヒンジによって垂直方向回動自在に軸支され、かつ前記延長用シャフトの後端側を挿通して螺合支持する第2の受け金具とからなり、
前記延長用シャフトは、前記第1の受け金具に挿入して螺合する雄ねじ部と、該雄ねじ部の前方側と後方側に位置して形成された第1および第2の2つの支軸部を有するとともに、前記第1の受け金具は、前記延長用シャフトが挿入係止される最奥部が閉じた盲穴からなる受け口を備え、
該受け口内には、前記延長用シャフトの雄ねじ部と螺合する雌ねじ部と、前記延長用シャフトの2つの支軸部と密着してシャフトを前後2個所で回転自在に軸支する第1および第2の2つの軸受け面と、前記延長用シャフトが最奥部まで挿入された状態において延長用シャフトの雄ねじ部を空転させる空洞部とを有し、
さらに、前記延長用シャフトは、頬骨弓の内側を通って配置されていることを特徴とする骨延長器。 - 対向する一方の骨片に取り付けられる第1の支持プレートと、他方の骨片に取り付けられる第2の支持プレートと、該第1および第2の支持プレート間に架け渡されてその先端部を前記第1の支持プレートに係止されるとともに、シャフト後端側を前記第2の支持プレートに螺合されて進退自在とされた延長用シャフトとを備え、前記延長用シャフトをまわして第1の支持プレートを進退させることにより、第1および第2の支持プレートの取り付けられた一対の骨片の間隔を調整可能とし、ルフォーI型、II型、III型又はIV型のいずれかの骨切延長手術に使用される骨延長器において、
前記第1の支持プレートは、頭蓋骨から切離された上顎骨に固定される第1の骨固定板と、該第1の骨固定板に水平ヒンジによって垂直方向回動自在に軸支されたリフトバーと、該リフトバーの先端部に水平ヒンジによって垂直方向回動自在に軸支されたヒンジボックスと、該ヒンジボックスの先端部に垂直ヒンジによって水平方向回動自在に軸支され、かつ前記延長用シャフトの先端部を挿入して係止する第1の受け金具とからなり、
前記第2の支持プレートは、側頭骨に固定される第2の骨固定板と、該第2の骨固定板に水平ヒンジによって垂直方向回動自在に軸支され、かつ前記延長用シャフトの後端側を挿通して螺合支持する第2の受け金具とからなり、
前記延長用シャフトは、前記第1の受け金具に挿入して螺合する雄ねじ部と、該雄ねじ部の前方側と後方側に位置して形成された第1および第2の2つの支軸部を有するとともに、前記第1の受け金具は、前記延長用シャフトが挿入係止される最奥部が閉じた盲穴からなる受け口を備え、
該受け口内には、前記延長用シャフトの雄ねじ部と螺合する雌ねじ部と、前記延長用シャフトの2つの支軸部と密着してシャフトを前後2個所で回転自在に軸支する第1および第2の2つの軸受け面と、前記延長用シャフトが最奥部まで挿入された状態において延長用シャフトの雄ねじ部を空転させる空洞部とを有し、
さらに、前記延長用シャフトは、頬骨弓と下顎筋突起の間を通って配置されていることを特徴とする骨延長器。 - 対向する一方の骨片に取り付けられる第1の支持プレートと、他方の骨片に取り付けられる第2の支持プレートと、該第1および第2の支持プレート間に架け渡されてその先端部を前記第1の支持プレートに係止されるとともに、シャフト後端側を前記第2の支持プレートに螺合されて進退自在とされた延長用シャフトとを備え、前記延長用シャフトをまわして第1の支持プレートを進退させることにより、第1および第2の支持プレートの取り付けられた一対の骨片の間隔を調整可能とし、ルフォーI型、II型、III型又はIV型のいずれかの骨切延長手術に使用される骨延長器において、
前記第1の支持プレートは、頭蓋骨から切離された上顎骨に固定される第1の骨固定板と、該第1の骨固定板に一体的に連接して形成された所定長さからなるリフト板と、該リフト板の先端部に水平ヒンジによって垂直方向回動自在に軸支されたヒンジボックスと、該ヒンジボックスの先端部に垂直ヒンジによって水平方向回動自在に軸支され、かつ前記延長用シャフトの先端部を挿入して係止する第1の受け金具とからなり、
前記第2の支持プレートは、側頭骨に固定される第2の骨固定板と、該第2の骨固定板に水平ヒンジによって垂直方向回動自在に軸支され、かつ前記延長用シャフトの後端側を挿通して螺合支持する第2の受け金具とからなり、
前記延長用シャフトは、前記第1の受け金具に挿入して螺合する雄ねじ部と、該雄ねじ部の前方側と後方側に位置して形成された第1および第2の2つの支軸部を有するとともに、前記第1の受け金具は、前記延長用シャフトが挿入係止される最奥部が閉じた盲穴からなる受け口を備え、
該受け口内には、前記延長用シャフトの雄ねじ部と螺合する雌ねじ部と、前記延長用シャフトの2つの支軸部と密着してシャフトを前後2個所で回転自在に軸支する第1および第2の2つの軸受け面と、前記延長用シャフトが最奥部まで挿入された状態において延長用シャフトの雄ねじ部を空転させる空洞部とを有し、
さらに、前記延長用シャフトは、頬骨弓と下顎筋突起の間を通って配置されており、
前記リフト板を自在に折り曲げることによってリフト板先端に取り付けられた前記ヒンジボックスと第1の受け金具を所定の高さまで持ち上げるようにしたことを特徴とする骨延長器。
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