JP4594196B2 - 圧力最適化装置および圧力最適化方法 - Google Patents

圧力最適化装置および圧力最適化方法 Download PDF

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Description

本発明は、動力プラントの低圧コレクタから蒸気消費プラントに供給する蒸気の低圧コレクタ圧力を最適化する圧力最適化装置および圧力最適化方法に関するものである。
一般に、コンビナート内プラント、鉄鋼プラント、製紙プラントなど、蒸気を熱源または圧力源として使用するプラントでは、蒸気を使用する蒸気消費プラントとともに、その蒸気を生成する動力プラントが設けられている(例えば、特許文献1参照。)。この動力プラントは、通常、複数のボイラおよび複数の蒸気タービンが設けられており、蒸気消費プラント側に所定の圧力の蒸気を送出するとともに、この蒸気を利用して電力を生成し、この電力をプラントで用いたり電力会社へ売却したりしている。このような動力プラントを有するプラントの一例を図5に示す。この図5において、プラント1は、動力プラント20と、この動力プラント20から供給される蒸気を使用する複数の蒸気消費プラント30−1〜30−nとから構成される。なお、蒸気消費プラント30−nは、蒸気消費プラント30−1と同等の構成を有する。したがって、蒸気消費プラント30−nにおいて、蒸気消費プラント30−1と同等の構成要素には同じ名称および符号を付し、適宜説明を省略する。
動力プラント20は、複数のボイラ21−1〜21−lと、これらのボイラ21−1〜21−lにより生成された高温・高圧の蒸気を収集する高圧コレクタ22と、この高圧コレクタ22から供給される蒸気により駆動する複数の蒸気タービン23−1〜23−mと、各蒸気タービンに接続され蒸気タービンが駆動することにより発電を行う発電機24−1〜24−mと、各蒸気タービン23−1〜23−mから排気された蒸気を収集する低圧コレクタ25とから構成される。このような動力プラント20で生成された蒸気は、一端が低圧コレクタ25に接続されたヘッダ配管40−1〜40−nを介して各蒸気消費プラント30−1〜30−nに供給される。
蒸気消費プラント30−1は、ヘッダ配管40−1の他端を介して供給される蒸気の流量を計測する流量計31と、ヘッダ配管40−1からの蒸気をプロセス装置毎に供給するサブヘッダ配管32−1〜32−3と、各サブヘッダ配管32−1〜32−3に設けられた流量計33−1〜33−3および制御弁34−1〜34−3と、各サブヘッダ配管32−1〜32−3から供給される蒸気の熱や圧力を用いて各種作業を行うプロセス装置35−1〜35−3とから構成される。ここで、制御弁34−1〜34−3は、対応するプロセス装置35−1〜35−3に供給する蒸気の流量を制御している。
このようなプラント1において、動力プラント20から各蒸気消費プラント30−1〜30−nに供給する蒸気、すなわち動力プラント20の低圧コレクタ25から送出される蒸気の圧力(以下、「低圧コレクタ圧力」と呼ぶ。)は、蒸気消費プラント30−1〜30−nが必要とする圧力または流量にマージンを付加した値に基づいて設定している。これにより、各蒸気消費プラント30−1〜30−nにおいて使用する蒸気が不足するのを防ぐことができる。
特許第2695974号公報 天谷賢治、[online]、[平成17年8月29日検索]、インターネット、<URL:http://www.a.mei.titech.ac.jp/~kamaya/ss2001/note10.pdf>
上述したようなプラントにおいてコスト削減を図るには、一例として、動力プラントの発電機による発電量を増加させることが行われる。この発電量の増加は、低圧コレクタ圧力を低下させ、高圧コレクタと低圧コレクタとの間の圧力差を大きくすることにより実現することができる。
しかしながら、従来のプラントでは、低圧コレクタ圧力を蒸気消費プラント側が実際に必要とする圧力値にマージンを付加した値に設定しているため、低圧コレクタ圧力を低下させることができず、結果として、十分なコスト削減を行うことができなかった。
そこで、本願発明は、上述したような課題を解決するためになされたものであり、蒸気の供給源から供給される蒸気の最適な圧力を算出することができる圧力最適化装置および圧力最適化方法を提供することを目的とする。
上述したような課題を解決するために、本発明にかかる圧力最適化装置は、蒸気の供給源と、この供給源から供給される蒸気を消費するプロセス装置との間の圧力バランスに関するプロセスモデルを記憶する記憶手段と、プロセスモデルに基づいて、プロセス装置が必要とする蒸気の流量または圧力を満足する、供給源が供給する蒸気の最低の圧力を演算する演算手段とを備えたことを特徴とする。
上記圧力最適化装置において、プロセスモデルは、少なくとも、供給源が供給する蒸気の圧力と、プロセス装置における蒸気の流量または圧力と、供給源からプロセス装置に蒸気を供給する流路に設けられた蒸気の流量を制御する制御弁の開度との関係を表すようにしたものである。
上記圧力最適化装置において、演算手段は、プロセス装置が必要とする蒸気の流量または圧力、および、制御弁が取り得る弁開度を制約条件として供給源が供給する蒸気の最低の圧力を演算するようにしてもよい。
上記圧力最適化装置において、供給源が供給する蒸気の圧力を、演算手段により演算された圧力とすることにより得られる利益を算出する利益算出手段をさらに備えるようにしてもよい。
また、本発明にかかる圧力最適化方法は、蒸気の供給源と、この供給源から供給される蒸気を消費するプロセス装置との間の圧力バランスに関するプロセスモデルを記憶する記憶ステップと、プロセスモデルに基づいて、プロセス装置が必要とする蒸気の流量または圧力を満足する、供給源が供給する蒸気の最低の圧力を演算する演算ステップとを有することを特徴とする。
上記圧力最適化方法において、プロセスモデルは、少なくとも、供給源が供給する蒸気の圧力と、プロセス装置における蒸気の流量または圧力と、供給源からプロセス装置に蒸気を供給する流路に設けられた蒸気の流量を制御する制御弁の開度との関係を表すようにしたものである。
上記圧力最適化方法において、演算手段は、プロセス装置が必要とする蒸気の流量または圧力、および、制御弁が取り得る弁開度を制約条件として供給源が供給する蒸気の最低の圧力を演算するようにしてもよい。
上記圧力最適化方法において、供給源が供給する蒸気の圧力を、演算ステップにより演算された圧力とすることにより得られる利益を算出する利益算出ステップをさらに備えるようにしてもよい。
本発明によれば、蒸気の供給源と、この供給源から供給される蒸気を消費するプロセス装置との間の圧力バランスに関するプロセスモデルに基づいて、上記プロセス装置が必要とする蒸気の流量または圧力を満足する、上記供給源が供給する蒸気の最低の圧力を演算することにより、上記供給源が供給する蒸気の最適な圧力を算出することができる。
以下、図面を参照して本実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態にかかる圧力最適化装置10を適用したプラントの電気的な接続関係を示す構成図である。なお、本実施の形態では、図5を参照して背景技術の欄で説明したプラント1に圧力最適化装置10を適用した場合を例に説明する。したがって、本実施の形態において、背景技術の欄で説明したのと同等の構成要素については、同じ名称および符号を付し、適宜説明を省略する。
プラント1は、圧力最適化装置10と、動力プラント20と、複数の蒸気消費プラント30−1〜30−nと、リアルタイムDB50とから構成される。
圧力最適化装置10は、図2に示すように、記憶部11と、機器パラメータ設定部12と、基本シミュレータ13と、最適化シミュレータ14と、利益算出部15とを備える。このような圧力最適化装置1は、CPU等の演算装置と、メモリ、HDD(Hard Disc Drive)等の記憶装置と、キーボード、マウス、ポインティングデバイス、ボタン、タッチパネル等の外部から情報の入力を検出する入力装置と、インターネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信回線を介して各種情報の送受信を行うI/F装置と、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)またはFED(Field Emission Display)等の表示装置を備えたコンピュータと、このコンピュータにインストールされたプログラムとから構成される。すなわちハードウェア装置とソフトウェアとが協働することによって、上記のハードウェア資源がプログラムによって制御され、上述した記憶部11、機器パラメータ設定部12、基本シミュレータ13、最適化シミュレータ14および利益算出部15が実現される。なお、上記プログラムは、フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM、メモリカードなどの記録媒体に記録された状態で提供されるようにしてもよい。
記憶部11は、プロセスモデルデータ11aと、機器データ11bと、制約条件データ11cと、コストデータ11dとを少なくとも記憶するデータベースである。ここで、プロセスモデルデータ11aとは、プラントに配設されたタービン、ボイラ、配管、制御弁等の各構成要素の特性に基づいて、プラント内の圧力のバランスを数式化したプロセスモデルに関する情報である。図5に示すプラント1の場合、上記の供給源となる低圧コレクタ25から蒸気消費プラント30−1〜30−nのプロセス装置35−1〜35−3までの間のプロセスモデルは、後述する式(1)〜(20)で表される。また、機器データ11bとは、プラント1に配設されたタービン、ボイラ、配管、制御弁等の各機器の特性に関する情報である。また、制約条件データ11cとは、蒸気消費プラント30−1〜30−nの各制御弁34−1〜34−3の弁開度の運用可能な範囲に関する情報である。また、コストデータ11dとは、動力プラント20の発電機24−1〜24−mにより発電された電気の電力会社への売却価格に関する情報である。これらのデータは、予め記憶部11に記憶されている。
機器パラメータ設定部12は、プロセスモデルデータ11a、機器データ11bおよびリアルタイムDB50に記憶されたデータに基づき、図5に示すプラント1における圧力バランスをモデル化したプロセスモデルの各パラメータの更新および推定を行う機能部である。
基本シミュレータ13は、機器パラメータ設定部12により更新および推定されたプロセスモデルのパラメータに基づいて発電機24−1〜24〜nによる発電量を算出する演算処理部である。
最適化シミュレータ14は、機器パラメータ設定部12により更新および推定が行われたプロセスモデルのパラメータと、制約条件データ11cとに基づき、低圧コレクタ25の低圧コレクタ圧力値の下限値を算出する演算処理部である。また、最適化シミュレータ14は、算出した低圧コレクタ圧力値の下限値に基づいて発電機24−1〜24−mによる発電量も算出する。
利益算出部15は、基本シミュレータ13および最適化シミュレータ14により算出された各発電量とコストデータ11dとに基づいて利益向上額を算出する演算処理部である。
動力プラント20は、図5に示すように、複数のボイラ21−1〜21−lと、高圧コレクタ22と、複数の蒸気タービン23−1〜23−mと、複数の発電機24−1〜24−mと、蒸気消費プラント30−1〜30−nへ蒸気を供給する供給源となる低圧コレクタ25とを備える。また、図1に示すように、電気的な構成要素として、計測器I/F(Interface)26と、制御弁I/F27と、制御装置28と、GW(Gate Way)29とを備える。
計測器I/F26は、動力プラント20の各構成要素や配管における駆動状態、圧力、流量、温度等の各種パラメータを測定する計測器に接続され、各計測器による測定値を制御装置28に送出するインターフェース装置である。
制御弁I/F27は、動力プラント20の構成要素や配管に配設された各制御弁に接続され、制御装置28の指示に基づいて各制御弁の開度を制御するインターフェース装置である。
制御装置28は、計測器I/F26が取得した各計測器による測定値や圧力最適化装置10による演算結果に基づいて動力プラント20の各構成要素の動作を制御する演算処理部である。
GW29は、通信回線を介してリアルタイムDB50と各種情報の送受信を行うインターフェース装置である。リアルタイムDB50に送信する情報としては、計測器I/F26および制御弁I/F27が取得した情報などが含まれる。
蒸気消費プラント30−1〜30−nは、流量計31と、サブヘッダ配管32−1〜32−3と、流量計33−1〜33−3と、制御弁34−1〜34−3と、プロセス装置35−1〜35−3とを備える。また、電気的な構成要素として、計測器I/F36と、制御弁I/F37と、制御装置38と、GW39とを備える。
計測器I/F36は、少なくとも流量計31,33−1〜33−3を含む蒸気消費プラント30−1〜30−nの各構成要素や配管における駆動状態、圧力、流量、温度等の各種パラメータを測定する計測器に接続され、各計測器による測定値を制御装置38に送出するインターフェース装置である。なお、計測器I/F36は、ユーザの操作入力やプロセス装置35−1〜35−3の駆動状態に基づいて、プロセス装置35−1〜35−3が必要とする蒸気の流量または圧力も測定する。
制御弁I/F37は、少なくとも制御弁34−1〜34−3を含む蒸気消費プラント30−1〜30−nの構成要素や配管に配設された各制御弁に接続され、制御装置38の指示に基づいて各制御弁の開度を制御するインターフェース装置である。
制御装置38は、計測器I/F36が取得した各計測器による測定値や圧力最適化装置10による演算結果に基づいて蒸気消費プラント30−1〜30−nの各構成要素の動作を制御する演算処理部である。
GW39は、通信回線を介してリアルタイムDB50と各種情報の送受信を行うインターフェース装置である。リアルタイムDB50に送信する情報には、計測器I/F36および制御弁I/F37が取得した情報などが含まれる。
リアルタイムDB50は、動力プラント20の各計測器による測定値および各制御弁の開度、並びに、蒸気消費プラント30−1〜30−nの各計測器が取得した測定値および各制御弁の開度など、動力プラント20および蒸気消費プラント30−1〜30−nに関するデータをそれぞれから受信して記憶するデータベース装置である。
次に、本実施の形態にかかる圧力最適化装置10の動作について図3を参照して説明する。まず、予め記憶部11のプロセスモデルデータ11aには、圧力最適化装置10を適用するプラントのプロセスモデル記憶されている。例えば、図5に示すプラント1に圧力最適化装置10を適用する場合、以下に示すようなプロセスモデルが構築され、プロセスモデルデータ11aに記憶される。なお、以下においては、プラント1の低圧コレクタ25から蒸気消費プラント30−1の間のプロセスモデルについて説明するが、低圧コレクタ25から蒸気消費プラント30−nの間のプロセスモデルについては、上記低圧コレクタ25から蒸気消費プラント30−1の間のプロセスモデルと同等であるので、適宜説明を省略する。
プラント1の低圧コレクタ25から蒸気消費プラント30−1の間のプロセスモデルは、図5に示すように、[1]定圧コレクタ25から蒸気消費プラント30−1入口の間、[2]蒸気消費プラント30−1入口から制御弁34−1〜34−3の間、[3]制御弁34−1〜34−3からプロセス装置35−1〜35−3の間、という3つの部分に分けた圧力バランス式で表現することができる。各バランス式について以下に示す。
[1]定圧コレクタ25から蒸気消費プラント30−1入口の間の圧力バランスは、下式(1)で表される。このとき、定圧コレクタ25から蒸気消費プラント30−1入口の間の蒸気平均密度は、下式(2)で表される。
Figure 0004594196
上式(1)、(2)において、「P0」は、低圧コレクタ25における蒸気の圧力、すなわち低圧コレクタ圧力[kg/cm2]である。「Pa」は、蒸気消費プラント30−1の入口における蒸気の圧力[kg/cm2]である。「ρa」は、定圧コレクタ25から蒸気消費プラント30−1入口の間の蒸気平均密度[kg/m3]である。「T0」は、低圧コレクタ25における蒸気温度[K]であり、低圧コレクタ圧力P0と平衡温度として算出される。「f」は、ヘッダ配管40−1の抵抗係数である。「ua」は、定圧コレクタ25から蒸気消費プラント30−1入口の間の蒸気の流速[m/sec]である。「gc」は、重力換算係数[kg・m/(Kg・sec2)]である。「La」は、ヘッダ配管40−1の長さ[m]である。「Da」は、ヘッダ配管40−1の内径[m]である。MWは、水の分子量[kg/kg−mol]である。「R」は、気体定数[((Kg/cm2)・m3)/(kg−mol・K)]である。「ΔPorificea」は、流量計31による圧力損失[kg/cm2]である。なお、上式(1)の「ρaa 2」の項は運動エネルギーを意味し、[{(Fa1+Fa2+Fa32/ρa}×(1/A2)]により算出される。ここで、「Fa1」,「Fa2」,「Fa3」は、それぞれ制御弁34−1〜34−3の蒸気流量[kg/h]を意味する。また、「A」は、ヘッダ配管40−1の断面積[m2]を意味する。
[2]蒸気消費プラント30−1入口から制御弁34−1〜34−3の間の圧力バランスは、それぞれ下式(3)〜(5)で表される。このとき、蒸気消費プラント30−1入口から制御弁34−1〜34−3の間の蒸気平均密度は、それぞれ下式(6)〜(8)で表される。
Figure 0004594196
上式(3)〜(8)において、「Pa11」,「Pa12」,「Pa13」は、それぞれ制御弁34−1〜34−3の入口圧力[kg/cm2]である。「ρa11」,「ρa12」「ρa13」は、それぞれ蒸気消費プラント30−1入口から制御弁34−1〜34−3の間の蒸気平均密度[kg/m3]である。「ua11 2」,「ua12 2」「ua13 2」は、それぞれ蒸気消費プラント30−1入口から制御弁34−1〜34−3の間の蒸気の流速[m/sec]である。「La11」,「La12」「La13」は、それぞれサブヘッダ配管32a〜32cの長さ[m]である。「Da11」,「Da12」,「Da13」は、それぞれサブヘッダ配管32a〜32cの内径[m]である。
[3]制御弁34−1〜34−3からプロセス装置35−1〜35−3の間の圧力バランスは、それぞれ下式(9)〜(20)で表される。具体的には、制御弁34aとプロセス装置35−1との間の圧力バランスは、下式(11)を満足する場合は下式(9)、下式(12)を満足する場合は下式(10)で表される。また、制御弁34bとプロセス装置35−2との間の圧力バランスは、下式(15)を満足する場合は下式(13)、下式(16)を満足する場合は下式(14)で表される。また、制御弁34cとプロセス装置35−3との間の圧力バランスは、下式(19)を満足する場合は下式(17)、下式(20)を満足する場合は下式(18)で表される。
Figure 0004594196
Figure 0004594196
Figure 0004594196
上式(9)〜(20)において、「Fa1」,「Fa2」,「Fa3」は、それぞれ制御弁34−1〜34−3からの蒸気流量[kg/h]である。「Pa21」,「Pa22」,「Pa32」は、それぞれ制御弁34−1〜34−3の出口圧力[Kg/cm2]である。「CVa1」,「CVa2」,「CVa3」は、それぞれ制御弁34−1〜34−3の定格CV値である。「αa1」,「αa2」,「αa3」は、それぞれ制御弁34−1〜34−3のレンジアビリティである。「Xa1」,「Xa2」,「Xa3」は、それぞれ制御弁34−1〜34−3の弁開度である。「K」は、(1.0+0.0013+加熱度[℃])で表される。
上式(1)〜(20)で表すようなプロセスモデルは、プラントの構成毎に、一般的な化学工学の理論に基づいて構築することができる。
このようなプロセスモデルに対して、機器パラメータ設定部12は、各パラメータの更新および推定を行う(ステップS301)。具体的には、機器パラメータ設定部12は、現在のプラント1の動力プラント20および蒸気消費プラント30−1〜30−nの各構成要素の駆動状態、圧力、流量、温度、各制御弁の開度等に関する情報、並びに、蒸気消費プラント30−1〜30−nの各プロセス装置35−1〜35−3が現在必要とする蒸気の流量または圧力をリアルタイムDB50から取得し、この取得した情報と記憶部11のプロセスモデルデータ11aおよび機器データ11bとに基づいて、プロセスモデルの対応するパラメータに数値を代入したり、近似式に基づいて算出した数値を対応するパラメータに代入することにより、プロセスモデルの各パラメータの更新および推定を行う。
上述したような圧力バランス式からなるプロセスモデルの各パラメータの更新および推定が行われると、基本シミュレータ13は、発電機24−1〜24〜mによる現状の発電量を算出する(ステップS302)。具体的には、基本シミュレータ13は、プロセスモデルの各パラメータと、機器データ11aに記憶されているボイラ21−1〜21−l、高圧コレクタ22、タービン23−1〜23−m、発電機24−1〜24−mおよび低圧コレクタ25の特性とに基づいて、発電機24−1〜24〜mによる発電量を算出する。このとき、基本シミュレータ13は、従来の場合と同様、低圧コレクタ圧力の値を、蒸気消費プラント30−1〜30−nが現在必要とする蒸気の流量または圧力にマージンを付加した値に設定して、上記発電量の算出を行う。なお、設定した低圧コレクタ圧力および算出した発電量は、圧力最適化装置10の表示装置に表示するようにしてもよい。
また、プロセスモデルの各パラメータの更新および推定が行われると、最適化シミュレータ14は、パラメータの更新および推定が行われたプロセスモデルと制約条件データ11cとに基づき、低圧コレクタ25のコレクタ圧力値の下限値を算出し、この下限値に基づいて発電機24−1〜24−mによる発電量を算出する(ステップS303)。このとき、最適化シミュレータ14は、蒸気消費プラント30−1〜30−nの各プロセス装置35−1〜35−3が必要とする蒸気の流量または圧力を供給することができる最低の低圧コレクタ圧力を、プロセスモデルおよび制約条件データ11cに基づいて演算する。この制約条件データ11cは、図5に示すプラント1の場合、下式(21)〜(23)で表される。
Figure 0004594196
上式(21)〜(23)において、「Xa1,min」,「Xa2,min」,「Xa3,min」は、それぞれ制御弁34−1〜34−3の弁開度の運用下限値である。「Xa1,max」,「Xa2,max」,「Xa3,max」は、それぞれ制御弁34−1〜34−3の弁開度の運用上限値である。
最適化シミュレータ14は、上式(1)〜(20)を、上式(21)〜(23)の制約条件および蒸気消費プラント30−1〜30−nの各プロセス装置35−1〜35−3が必要とする蒸気の流量または圧力に基づいて演算し、制御弁34−1〜34−3の弁開度をできるだけ大きくなるようにして制御弁34−1〜34−3による圧力損失を小さくすることにより、低圧コレクタ25の低圧コレクタ圧力が最小となる値を演算する。この演算は、逐次二次計画法(例えば、非特許文献1参照。)により行うことができる。また、他の解析的な最適化手法として、最急降下法や動的計画法などを用いて上記演算を行うようにしてもよい。また、確率的な手法として、アニーリングやニューラルネットワークなどを用いて上記演算を行うようにしてもよい。
最小となる低圧コレクタ圧力を算出すると、最適化シミュレータ14は、算出した低圧コレクタ圧力と、機器データ11aに記憶されているボイラ21−1〜21−l、高圧コレクタ22、タービン23−1〜23−m、発電機24−1〜24−mおよび低圧コレクタ25の特性とに基づいて、発電機24−1〜24〜mによる発電量を算出する。なお、算出した低圧コレクタ圧力および発電量は、圧力最適化装置10の表示装置に表示するようにしてもよい。
基本シミュレータ13および最適化シミュレータ14により発電量が算出されると、利益算出部15は、算出された発電量と記憶部11のコストデータ11dとに基づいて、低圧コレクタ圧力を最小とすることにより得られる利益を算出する(ステップS304)。具体的には、利益算出部15は、基本シミュレータ13により算出された発電量と最適化シミュレータ14により算出された発電量との差分に電力会社へ売電価格を乗じることにより、電力会社から得られる金額を算出する。これにより、圧力最適化装置10により算出された低圧コレクタ圧力で動力プラント20を運転することにより得られる利益を認識することができる。なお、算出した金額は、圧力最適化装置10の表示装置に表示するようにしてもよい。これにより、圧力最適化装置10のユーザは、圧力最適化装置10を導入することにより得られる利益を容易に確認することができる
一例として、圧力最適化装置10による演算結果を図4に示す。図4は、動力プラントの出力が約66.5MWの70MW級のプラントにおける圧力最適化装置10の演算結果である。従来では、低圧コレクタ圧力を0.34[MPa]と設定していたところ、圧力最適化装置10によれば、低圧コレクタ圧力を約0.3[MPa]まで下げることができるとの演算結果が得られた。これにより、算出した発電量に基づくエネルギー削減率は約1.5%となり、図4に示すプラントにおけるコスト削減は、売電価格を10[円/kWh]、製造電力単価を4[円/kWh]とすると、下式(24)より年間約5000万円となる。
コスト削減概算=電力単価差×電力製造量=6[円/kWh]×66500[kW]×8000[h/年]×1.5[%]≒5000[万円/年] ・・・(24)
このように、本実施の形態によれば、蒸気の供給源となる低圧コレクタ25と、この低圧コレクタ25から供給される蒸気を消費する蒸気消費プラント30−1〜30−nとの間の圧力バランスに関するプロセスモデルに基づいて、蒸気消費プラント30−1〜30−nの各プロセス装置35−1〜35−3が必要とする蒸気の流量または圧力を供給することができる最低の低圧コレクタ圧力を演算することにより、最適な低圧コレクタ圧力を算出することができる。
なお、本実施の形態において、図5に示すプラント1のように、蒸気消費プラントが複数存在する場合、最適化シミュレータ14は、各蒸気消費プラント30−1〜30−nの各プロセス装置35−1〜35−3への蒸気の供給を制御する全ての制御弁34−1〜34−3に関する制約条件データ11c、および、各プロセス装置35−1〜35−3が必要とする蒸気の流量または圧力に基づいてプラント1のプロセスモデルを演算し、低圧コレクタ25の低圧コレクタ圧力が最小となる値を算出する。これにより、蒸気消費プラントが複数存在する場合も最小となる低圧コレクタ圧力を算出することができる。
また、圧力最適化装置10による最適な低圧コレクタ圧力および利益の算出は、連続的や所定時間毎に行うようにしてもよい。これにより、蒸気消費プラント30−1〜30−nにより消費される蒸気の量の変化に応じて最適な低圧コレクタ圧力を算出することができ、最大の利益を上げることができる。
また、本実施の形態では、リアルタイムDB50から取得した現時点におけるプラント1の各構成要素の状況に基づいて最適な低圧コレクタ圧力を算出するようにしたが、過去のデータや未来を予測したデータに基づいて、最適な低圧コレクタ圧力を算出するようにしてもよい。この場合、例えば、リアルタイムDB50に過去の履歴を記憶させたり、圧力最適化装置10に外部から過去のデータや予測したデータを入力することより実現することができる。これにより、過去や未来における利益のシミュレーションなどが可能となる。
また、本実施の形態にかかる圧力最適化装置10は、蒸気を供給する動力プラントを有するプラントであるならば図5に示すプラントに限定されず、各種プラントに適用することができる。したがって、動力プラント20のボイラ21−1〜21−l、蒸気タービン23−1〜23−m、発電機24−1〜24−m、蒸気消費プラント30−1〜30−n、ヘッダ配管40−1〜40−nの数量も適宜自由に設定することができる。また、各蒸気消費プラント30−1〜30−nのサブヘッダ配管32a〜32c、流量計33a〜33c、制御弁34−1〜34−3およびプロセス装置35−1〜35−3の数量も適宜自由に設定することができる。
本発明にかかる圧力最適化装置を適用したプラントの電気的な接続関係を示す構成図である。 圧力最適化装置の構成図である。 圧力最適化装置の動作を示すフローチャートである。 圧力最適化装置による演算結果の一例を示す図である。 動力プラントを有するプラントを示す構成図である。
符号の説明
1…プラント、10…圧力最適化装置、11…記憶部、11a…プロセスモデルデータ、11b…機器データ、11c…制約条件データ、11d…コストデータ、12…機器パラメータ設定部、13…基本シミュレータ、14…最適化シミュレータ、15…利益算出部、20…動力プラント、21−1〜21−l…ボイラ、22…高圧コレクタ、23−1〜23−m…蒸気タービン、24−1〜24−m…発電機、25…低圧コレクタ、26…計測器I/F、27…制御弁I/F、28…制御装置、29…GW、30−1〜30−n…蒸気消費プラント、31…流量計、32a〜32c…サブヘッダ配管、33a〜33c…流量計、34−1〜34−3…制御弁、35a〜35c…プロセス装置、36…計測器I/F、37…制御弁I/F、38…制御装置、39…GW、40−1〜40−n…ヘッダ配管。

Claims (8)

  1. 蒸気の供給源と、この供給源から供給される蒸気を消費するプロセス装置との間の圧力バランスに関するプロセスモデルを記憶する記憶手段と、
    前記プロセスモデルに基づいて、前記プロセス装置が必要とする蒸気の流量または圧力を満足する、前記供給源が供給する蒸気の最低の圧力を演算する演算手段と
    を備えたことを特徴とする圧力最適化装置。
  2. 前記プロセスモデルは、少なくとも、前記供給源が供給する蒸気の圧力と、前記プロセス装置における蒸気の流量または圧力と、前記供給源から前記プロセス装置に蒸気を供給する流路に設けられた蒸気の流量を制御する制御弁の開度との関係を表す
    ことを特徴とする請求項1記載の圧力最適化装置。
  3. 前記演算手段は、前記プロセス装置が必要とする蒸気の流量または圧力、および、前記制御弁が取り得る弁開度を制約条件として前記供給源が供給する蒸気の最低の圧力を演算する
    ことを特徴とする請求項2記載の圧力最適化装置。
  4. 前記供給源が供給する蒸気の圧力を、前記演算手段により演算された圧力とすることにより得られる利益を算出する利益算出手段
    をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の圧力最適化装置。
  5. 蒸気の供給源と、この供給源から供給される蒸気を消費するプロセス装置との間の圧力バランスに関するプロセスモデルを記憶する記憶ステップと、
    前記プロセスモデルに基づいて、前記プロセス装置が必要とする蒸気の流量または圧力を満足する、前記供給源が供給する蒸気の最低の圧力を演算する演算ステップと
    を有することを特徴とする圧力最適化方法。
  6. 前記プロセスモデルは、少なくとも、前記供給源が供給する蒸気の圧力と、前記プロセス装置における蒸気の流量または圧力と、前記供給源から前記プロセス装置に蒸気を供給する流路に設けられた蒸気の流量を制御する制御弁の開度との関係を表す
    ことを特徴とする請求項5記載の圧力最適化方法。
  7. 前記演算ステップは、前記プロセス装置が必要とする蒸気の流量または圧力、および、前記制御弁が取り得る弁開度を制約条件として前記供給源が供給する蒸気の最低の圧力を演算する
    ことを特徴とする請求項6記載の圧力最適化方法
  8. 前記供給源が供給する蒸気の圧力を、前記演算ステップにより演算された圧力とすることにより得られる利益を算出する利益算出ステップ
    をさらに備えることを特徴とする請求項5乃至7の何れか1項に記載の圧力最適化方法。
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