JP4594195B2 - ベッド - Google Patents

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Description

本発明はベッドに関するものであり、特に組み立て式のベッドに関するものである。
従来、ベッドは、互いに対向させて配置した板状のヘッドボードとフットボードとの間に水平状態に寝台部を設けて構成し、寝台部にマットレスを敷設して使用している。
ただし、日本人の場合、寝具としては蒲団に馴染んでいることが多いために、マットレスに馴染めない人も多く、そのため、マットレスの代わりに敷き蒲団を使用するタイプのベッドが数多く提案されている。
本発明者もこのような敷き布団を使用するベッドの一形態として、ヘッドボードとフットボードとの間に複数の木製の角筒体を架設して寝台部を構成したベッドを発明した(例えば、特許文献1参照。)。
このベッドでは、寝台部に敷設した敷き布団の湿気を角筒体内に放出させることができ、敷き布団を常に乾燥状態として快適に睡眠をとることができるようになっている。
特開2002−34723号公報
しかしながら、ヘッドボードとフットボードとの間に複数の木製の角筒体を架設して寝台部を構成した場合には、角筒体のヘッドボード及びフットボードへの組み付けのための「遊び」が存在しているために、この「遊び」によって多少のがたつきが生じることを防止できないという問題があった。特に、がたつきの程度が大きい場合には、寝返りの際に軋み音が発生するおそれがあり、安らかな眠りを妨げるおそれがあった。
そこで、本発明のベッドでは、前後に所定間隔を設けて設置したヘッドボードとフットボードとの間に複数の寝台板を架設して寝台部とするとともに、前記ヘッドボードとフットボードとを側面視において上方へ拡開する方向に傾倒させたベッドであって、前記寝台板の両端部には、前記ヘッドボード及びフットボードの傾斜姿勢に合わせて前記寝台板に対して傾斜状としたガイド溝を左右側面に有する挿入部を設ける一方、前記ヘッドボード及び前記フットボードには、前記挿入部を挿通可能であり、かつ、前記ガイド溝の長さと同じ高さを有する挿通孔を所定間隔で複数設け、この挿通孔に前記挿入部をそれぞれ挿通させた後、挿入部の下側面を挿通孔の下側縁に接触させた状態で前記ヘッドボード及びフットボードを傾倒させ、挿入部の上側面を挿通孔の上側縁に接触させて前記ヘッドボード及びフットボードと寝台板とを互いに噛み合い状態とし、互いに隣接する寝台板同士の挿入部間に、前記ガイド溝に沿って上方から固定板を差し込み、同固定板をヘッドボード又はフットボードに重合させることにより、寝台板をヘッドボード及びフットボードに係合させた
さらに、寝台板は木製の角筒体としたことにも持徴を有し、ヘッドボード及びフットボードの寝台部側の側面には、挿通孔の間の下側部に、挿通孔の間の間隔寸法と同じ寸法としたガイド板を設け、このガイド板間に寝台板の端部を挿通孔に望ませて配置し、ヘッドボード又はフットボードの下端の脚部を軸として、ヘッドボード又はフットボードを回転させるように引き起こして起立させることで、寝台板の挿入部をヘッドボード又はフットボードの挿通孔にそれぞれ挿入可能としたことにも特徴を有するものである。
請求項1記載の発明では、前後に所定間隔を設けて設置したヘッドボードとフットボードとの間に複数の寝台板を架設して寝台部とするとともに、前記ヘッドボードとフットボードとを側面視において上方へ拡開する方向に傾倒させたベッドであって、前記寝台板の両端部には、前記ヘッドボード及びフットボードの傾斜姿勢に合わせて前記寝台板に対して傾斜状としたガイド溝を左右側面に有する挿入部を設ける一方、前記ヘッドボード及び前記フットボードには、前記挿入部を挿通可能であり、かつ、前記ガイド溝の長さと同じ高さを有する挿通孔を所定間隔で複数設け、この挿通孔に前記挿入部をそれぞれ挿通させた後、挿入部の下側面を挿通孔の下側縁に接触させた状態で前記ヘッドボード及びフットボードを傾倒させ、挿入部の上側面を挿通孔の上側縁に接触させて前記ヘッドボード及びフットボードと寝台板とを互いに噛み合い状態とし、互いに隣接する寝台板同士の挿入部間に、前記ガイド溝に沿って上方から固定板を差し込み、同固定板をヘッドボード又はフットボードに重合させることにより、寝台板をヘッドボード及びフットボードに係合させたことによって、ヘッドボード及びフットボードと寝台板とが互いに噛み合い状態となることにより、がたつきが生じることを防止できる。
特に、使用にともなってヘッドボード及びフットボードと寝台板とが互いにより強く噛み合うようになることによって、使用にともなってがたつきが生じることがなく、逆に安定性を向上させることができる。
しかも、ヘッドボードを傾斜状態としたことにより、ヘッドボードの上側縁で頭を打ちにくくすることができ、安全性の向上を図ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1記載のベッドにおいて、寝台板は木製の角筒体としたことによって、寝台板による吸湿作用によりこの寝台板の上に敷設した布団の湿気を寝台板で吸収するとともに、寝台板の中央の空洞部分から湿気を放出することにより布団を乾燥状態とすることができる。しかも、寝台板に反りが生じることを防止しやすくすることができるので、寝台板の反りに起因したがたつきが生じることも防止できる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1または請求項2に記載のベッドにおいて、ヘッドボード及びフットボードの寝台部側の側面には、挿通孔の間の下側部に、挿通孔の間の間隔寸法と同じ寸法としたガイド板を設け、このガイド板間に寝台板の端部を挿通孔に望ませて配置し、ヘッドボード又はフットボードの下端の脚部を軸として、ヘッドボード又はフットボードを回転させるように引き起こして起立させることで、寝台板の挿入部をヘッドボード又はフットボードの挿通孔にそれぞれ挿入可能としたことによって、ヘッドボード及びフットボードへの寝台板の組付け時に、一人でも組付け作業を行うことができる。したがって、ベッドの移設作業を一人で行うことができ、気分に応じたベッドの配置換えを極めて容易に行うことができる。特に、本発明のベッドは、ヘッドボードとフットボードと寝台板とに分離可能であるので、個別で持ち運び可能であるので搬送作業を容易とすることができる。
本発明のベッドは、図1の斜視図に示すように、前後に所定間隔を設けて設置したヘッドボード10とフットボード20との間に寝台板30を架設して寝台部を構成したベッドである。図1中、40は寝台板30をフットボード20または後述するようにヘッドボード10に固定装着するための固定板である。
寝台板30は木製の角筒体としている。寝台板30の素材としては、軽量材料が好ましく、具体的には桐、杉、檜などを用いることが望ましい。特に、桐、杉、檜などを用いて寝台板30を構成した場合には、これらの木材が吸湿性に優れていることから、寝台部の上面に敷いた布団から湿気を吸収して、布団の湿気除去を行うことができ、布団を干したりすることなく乾燥させることができる。したがって、常に良好な寝心地を提供することができる。
寝台板30が吸収した湿気は、寝台板30の中央に長手方向に設けた空洞部31を介して放出することができる。この空洞部31には木炭などを収納しておくことにより、吸湿性をさらに高めることができる。
特に、寝台板30は、図2に示すように端部をヘッドボード10及びフットボード20に貫通させて、寝台板30の端部開口が開放された状態としていることにより寝台板30の空洞部31の通気性を高めることができ、しかも寝台板30の空洞部31の通気にともなってベッドを設置している部屋内に空気循環を生じさせることができ、室内空気の換気を促すことができる。
さらに、杉や檜で寝台板30を構成した場合には、寝台板30に数個程度の節が存在し、この節部分に貫通孔を形成することにより、寝台板30の通気性を向上させることができる。
寝台板30は、断面正方形の四角筒状として所定長さとしている。寝台板30を四角筒状とした場合には、比較的薄い板材を用いながら寝台板30が十分な強度を有するようにすることができる。
しかも、たとえば桐、杉、檜の二種または三種を組み合わせて寝台板30を形成することもでき、吸湿性、香り、殺菌性などの効果を複合させた寝台板30とすることができ、しかも、万が一、寝台板30の表面が汚れた場合には、鉋などで寝台板30の表面を削り落とすことにより、容易にきれいにすることができる。
さらに、木材で寝台板30を形成することにより、木材利用を高めて林業の普及及び育成に寄与することができる。
そして、寝台板30は、不要となった場合には所定の長さに切って台座として使用したり、複数の寝台板30を並べてテーブル、椅子、あるいはベンチとして再利用したりすることもできる。特に、寝台板30は自由な長さで切断することができ、使用者に合わせた高さのテーブル、やベンチの製造に供することができる。
ヘッドボード10は、図1及び図2に示すように、所要の幅寸法を有する所要厚みの板体であって、図3及び図4に示すように、ヘッドボード10には下側縁に2つの脚部11,11を突設しており、上側縁には所定形状の膨出曲線を形成して美観を向上させている。本実施形態では、ヘッドボード10は2枚の板体を接合して構成しており、加工性の向上を図ることができるとともに、材料を入手しやすくすることができる。
ヘッドボード10には、図3及び図4に示すように、所定位置に寝台板30の端部を挿通させるヘッドボード側挿通孔12を設けている。本実施形態では、図1に示すように、ヘッドボード10とフットボード20の間に7本の寝台板30を架設するために、ヘッドボード10には、所定間隔で7つのヘッドボード側挿通孔12を設けている。本実施形態では、7本の寝台板30を用いるために7つのヘッドボード側挿通孔12を設けているが、ヘッドボード側挿通孔12は、寝台板30の配設数に合わせて適宜の数だけ設けてよい。
さらに、図3に示すように、ヘッドボード10の寝台部側の側面には、隣り合ったヘッドボード側挿通孔12の間の下側部に、ヘッドボード側挿通孔12の間の間隔寸法と同じ寸法としたヘッドボード側ガイド板13を設けている。
また、図4に示すように、ヘッドボード10の寝台部と反対側の側面には、この側面に突設した2つの支持板14,14を介して、棚板15を装着している。棚板15及び支持板14,14は、ヘッドボード10に着脱自在としている。
さらに、フットボード20も、図1及び図2に示すように、所要の幅寸法を有する所要厚みの板体であって、図5及び図6に示すように、フットボード20でも下側縁に2つの脚部21,21を突設している。フットボード20では、上側縁は水平方向の直線形状としている。本実施形態では、フットボード20も2枚の板体を接合して構成しており、加工性の向上を図ることができるとともに、材料を入手しやすくすることができる。
フットボード20にも、図5及び図6に示すように、所定位置に寝台板30の端部を挿通させるフットボード側挿通孔22を設けている。フットボード20でも、7本の寝台板30を架設可能とするために、所定間隔で7つのフットボード側挿通孔22を設けているが、寝台板30の配設数に合わせて適宜の数だけ設けてもよい。
さらに、図5に示すように、フットボード20の寝台部側の側面には、隣り合ったフットボード側挿通孔22の間の下側部に、フットボード側挿通孔22の間の間隔寸法と同じ寸法としたフットボード側ガイド板23を設けている。
本実施形態では、図6に示すように、フットボード20の寝台部と反対側の側面には、ヘッドボード10のような棚板15を設けていないが、必要に応じて適宜の棚板などを設けてもよい。
上記したヘッドボード10とフットボード20との間に寝台板30を架設する場合には、以下の手順で行うようにしている。
まず、図7に示すように、ヘッドボード10とフットボード20は、寝台板30の長さ分だけ離隔させて、寝台部側の側面をそれぞれ上に向けて配置する。ここで、ヘッドボード10には棚板15及び支持板14,14を装着していない状態としている。
そして、寝台板30の一端をヘッドボード10上に載置するとともに、寝台板30の他端をフットボード20上に載置しながら、ヘッドボード10とフットボード20との間に所定数の寝台板30を配置する。
このとき、寝台板30のフットボード20側の端部は、図8に示すように、フットボード20の各フットボード側挿通孔22に望ませて配置するとともに、隣接したフットボード側ガイド板23の間に配置している。また、図示しないが、寝台板30のヘッドボード10側の端部も、ヘッドボード10の各ヘッドボード側挿通孔12に望ませて配置するとともに、隣接したヘッドボード側ガイド板13の間に配置している。
このように、ヘッドボード側ガイド板13の間、及びフットボード側ガイド板23の間に寝台板30を挿入することで、ヘッドボード10及びフットボード20への寝台板30の組付け時に、寝台板30をヘッドボード10及びフットボード20に対して極めて簡単に適正位置に配置できる。
ここで、図7及び図8に示すように、本実施形態の寝台板30では、端部にヘッドボード側挿通孔12、及びフットボード側挿通孔22にそれぞれ挿通可能とした小径の挿入部32を設けている。
すなわち、本実施形態の寝台板30は、図8に示すように、平板状の上側面板33と、下側面板34と、左側板35と、右側板36とで四角筒状とし、特に、互いに対向させた左側板35と右側板36は、互いに対向させた上側面板33と下側面板34の左右側端がそれぞれ突出状態となるように左右側端よりも内側に配置している。
そして、挿入部32では、上側面板33及び下側面板34の左側端縁が左側板35よりも左側方に突出しないように、さらに、上側面板33及び下側面板34の右側端縁が右側板36よりも右側方に突出しないように、上側面板33及び下側面板34には両端部に細幅とした細幅部を設けて、上側面板33及び下側面板34の両側の外形形状を、上側面板33及び下側面板34の中央部分の外形形状よりもそれぞれ小幅としている。
しかも、寝台板30の一端をヘッドボード10上に載置するとともに、寝台板30の他端をフットボード20上に載置した際に、下側面板34の細幅部に対して左右方向に張り出した下側面板34の張出部34aにおけるフットボード20側端部が、図8に示すように、フットボード側ガイド板23の下端と当接するように寝台板30とフットボード20とを配置することで、寝台板30とフットボード20とを適正に配置できたものとするようにしており、図示しないが同様に、下側面板34の張出部34aにおけるのヘッドボード10側端部がヘッドボード側ガイド板13の下端と当接するように寝台板30とヘッドボード10とを配置することで、寝台板30とヘッドボード10とを適正に配置できたものとするようにしている。
上記したように、寝台板30の一端をヘッドボード10上に載置するとともに、寝台板30の他端をフットボード20上に載置した後、ヘッドボード10下端の脚部11を軸としてヘッドボード10を回転させるように引き起こして図9に示すように起立させ、寝台板30のヘッドボード10側の挿入部32をヘッドボード側挿通孔12にそれぞれ挿入している。このとき、寝台板30のフットボード20側が滑らないように、フットボード20側に重石を載せたり、あるいは、壁などによって支持されるようにしておくことが望ましい。
次いで、同様に、フットボード20下端の脚部21を軸としてフットボード20を回転させるように引き起こして起立させて、寝台板30のフットボード20側の挿入部32をフットボード側挿通孔22にそれぞれ挿入している。
上記したように、寝台板30とヘッドボード10、及び寝台板30とフットボード20はそれぞれあらかじめ適正位置に配置しているので、ヘッドボード10及びフットボード20を引き起こして起立させるだけで、ヘッドボード側挿通孔12及びフットボード側挿通孔22に寝台板30の挿入部32を挿通させることができる。
ヘッドボード10とフットボード20の引き起こしは、ヘッドボード10とフットボード20とで同時に行う必要はなく、いずれか一方から行ってもよく、先に引き起こされる方の引き起こし作業を行う場合には、後で引き起こされる方の固定支持を行っておくことにより、
実質的に一人で引き起こし作業を行うことができる。
ヘッドボード10とフットボード20とを引き起こすことにより、図9に示すように寝台板30はヘッドボード10とフットボード20との間に架設される。
ヘッドボード10を引き起こして起立させ、ヘッドボード側挿通孔12に寝台板30の挿入部32を挿通させた後、ヘッドボード10は、図2に示すように、前高後低に傾倒させて、ヘッドボード側挿通孔12の上側縁を寝台板30の上側面を構成する上側面板33に当接させるとともに、ヘッドボード側挿通孔12の下側縁を寝台板30の下側面を構成する下側面板34に当接させている。
さらに、フットボード20を引き起こして起立させ、フットボード側挿通孔22に寝台板30の挿入部32を挿通させた後、フットボード20は、図2に示すように、前低後高に傾倒させて、フットボード側挿通孔22の上側縁を寝台板30の上側面を構成する上側面板33に当接させるとともに、フットボード側挿通孔22の下側縁を寝台板30の下側面を構成する下側面板34に当接させている。
このように、ヘッドボード10は前高後低に傾倒させるとともに、フットボード20は前低後高に傾倒させて、ヘッドボード側挿通孔12及びフットボード側挿通孔22の上側縁を寝台板30の上側面板33に当接させるとともに、ヘッドボード側挿通孔12及びフットボード側挿通孔22の下側縁を寝台板30の下側面板34に当接させたことによって、ヘッドボード10及びフットボード20と寝台板30とが互いに噛み合い状態となることにより、がたつきが生じることを防止できる。
特に、ヘッドボード10及びフットボード20を傾斜姿勢としているので、使用にともなってヘッドボード10及びフットボード20と寝台板30とが互いにより強く噛み合うようになることによって、使用にともなってがたつきが生じることがなく、逆に安定性を向上させることができる。
しかも、ヘッドボード10を傾斜状態としたことにより、ヘッドボード10の上側縁で頭を打ちにくくすることができ、安全性の向上を図ることができる。
ヘッドボード10の前高後低の傾倒操作、及びフットボード20の前低後高の傾倒操作は、図9及び図2に示すように、寝台板30の上側面板33側と下側面板34側とで挿入部32の寸法を異ならせておくことにより容易に行うことができる。
すなわち、下側面板34において左右側面板35,36よりも左右側方にそれぞれ張り出した張出部における長手方向の端部の位置を、上側面板33において左右側面板35,36よりも左右側方にそれぞれ張り出した張出部における長手方向の端部の位置よりもそれぞれ内寄りに配置して、この端部にヘッドボード10及びフットボード20をそれぞれ当接させるようにしている。
フットボード20を前低後高に傾倒させた後、フットボード20よりも外側方向に突出した隣接した寝台板30の挿入部32の間には、図10に示すように固定板40を装着して、寝台板30をフットボード20に固定装着している。図示しないが、ヘッドボード10を前高後低に傾倒させた後、同様に、ヘッドボード10よりも外側方向に突出した隣接した寝台板30の挿入部32の間には固定板40を装着して、寝台板30をヘッドボード10に固定装着している(図2参照)。
固定板40は、図10に示すように、短冊状の板体で構成し、特に、上端部には広幅の係止部41を設けたT字状として、隣接した寝台板30の挿入部32の間に上方から固定板40を差し込むことにより、固定板40を脱落させることなく装着可能としている。図10中、42は凹状とした指掛け穴であって、装着状態の固定板40を取り外す際に、この指掛け穴42に指を掛けることにより取り外しやすくしている。
さらに、寝台板30の挿入部32には、固定板40の挿入位置に、図7、図8及び図10に示すようにあらかじめガイド溝37を設けておき、このガイド溝37に沿って固定板40を挿入することにより、寝台板30と固定板40とを強固に係合させることができるようにしている。
特に、ガイド溝37は、図7に示すように、ヘッドボード10及びフットボード20の傾斜姿勢に合わせて寝台板30に対して傾斜状に設けることにより、寝台板30の挿入部32の間に挿入した固定板40をヘッドボード10及びフットボード20に重合させることができ、固定板40を介して寝台板30とヘッドボード10及びフットボード20とを強固に係合させることができる。
しかも、寝台板30を装着することによって寝台板30の左右方向のがたつきを抑制することができ、より安定性の高いベッドとすることができる。
その後、ヘッドボード10には、図2に示すように、棚板15及び支持板14,14を装着している。としている。
以上のように本発明のベッドでは、ヘッドボード10及びフットボード20を傾斜姿勢としていることによって、使用にともなって寝台板30とヘッドボード10及びフットボード20とがより強固に係合することによりがたつきが生じることがなく、より安定化させることができる。
さらに、本発明のベッドでは、木製のヘッドボード10、フットボード20、寝台板30、固定板40を組み合わせて形成することにより錆が発生するおそれがなく、長期間安定的に使用できる。
しかも、複数の寝台板30をヘッドボード10とフットボード20との間に架設して形成しており、寝台板30の架設作業は、上記したようにヘッドボード10及びフットボード20の引き起こしによって行うことができ、一人の作業者でベッドの組み立てを行うことができるので、ベッドの配置換えを容易に行うことができる。
上記した実施形態では、7本の寝台板30を用いて寝台部を構成したベッドの説明を行ったが、寝台板30は7本以上であってもよいし、7本以下であってもよい。また、寝台板30は、断面形状が正方形に近い形状に限定するものではなく、扁平状の寝台板を用いることもできる。
本発明の実施形態にかかるベッドの斜視図である。 本発明の実施形態にかかるベッドの側面図である。 ヘッドボードの寝台部側側面を示した側面図である。 ヘッドボードの寝台部と反対側側面を示した側面図である。 フットボードの寝台部側側面を示した側面図である。 フットボードの寝台部と反対側側面を示した側面図である。 ベッドの組立方法を説明するための説明図である。 ベッドの組立方法を説明するための説明図である。 ベッドの組立方法を説明するための説明図である。 ベッドの組立方法を説明するための説明図である。
符号の説明
10 ヘッドボード
11 脚部
12 ヘッドボード側挿通孔
13 ヘッドボード側ガイド板
14 支持板
15 棚板
20 フットボード
21 脚部
22 フットボード側挿通孔
23 フットボード側ガイド板
30 寝台板
31 空洞部
32 挿入部
33 上側面板
34 下側面板
34a 張出部
35 左側板
36 右側板
40 固定板
41 係止部
42 指掛け穴

Claims (3)

  1. 前後に所定間隔を設けて設置したヘッドボードとフットボードとの間に複数の寝台板を架設して寝台部とするとともに、前記ヘッドボードとフットボードとを側面視において上方へ拡開する方向に傾倒させたベッドであって、
    前記寝台板の両端部には、前記ヘッドボード及びフットボードの傾斜姿勢に合わせて前記寝台板に対して傾斜状としたガイド溝を左右側面に有する挿入部を設ける一方、
    前記ヘッドボード及び前記フットボードには、前記挿入部を挿通可能であり、かつ、前記ガイド溝の長さと同じ高さを有する挿通孔を所定間隔で複数設け、
    この挿通孔に前記挿入部をそれぞれ挿通させた後、挿入部の下側面を挿通孔の下側縁に接触させた状態で前記ヘッドボード及びフットボードを傾倒させ、挿入部の上側面を挿通孔の上側縁に接触させて前記ヘッドボード及びフットボードと寝台板とを互いに噛み合い状態とし、互いに隣接する寝台板同士の挿入部間に、前記ガイド溝に沿って上方から固定板を差し込み、同固定板をヘッドボード又はフットボードに重合させることにより、寝台板をヘッドボード及びフットボードに係合させたことを特徴とするベッド。
  2. 前記寝台板は木製の角筒体としたことを持徴とする請求項1記載のべッド。
  3. 前記ヘッドボード及び前記フットボードの前記寝台部側の側面には、前記挿通孔の間の下側部に、前記挿通孔の間の間隔寸法と同じ寸法としたガイド板を設け、このガイド板間に前記寝台板の端部を前記挿通孔に望ませて配置し、前記ヘッドボード又は前記フットボードの下端の脚部を軸として、前記ヘッドボード又は前記フットボードを回転させるように引き起こして起立させることで、前記寝台板の挿入部を前記ヘッドボード又は前記フットボードの挿通孔にそれぞれ挿入可能としたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のベッド。
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