JP4593707B2 - メモリセルのセンスアンプ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メモリセルに関し、特に、不揮発性メモリセルからのデータのセンスに関する。
【0002】
【従来の技術】
消去可能プログラム可能読み出し専用メモリ(erasable programmable read only memories:EPROM)または電気的消去可能プログラム可能読み出し専用メモリ(electrically erasable programmable read only memories:EEPROM)は、データを記憶するためのフローティングゲートメモリセル構造を用いる。フローティングゲートメモリセルは、メモリセルにおけるフローティングゲートデバイスのスレッショルド電圧を変えることによってプログラムされる。一般に、メモリセルは、各々のセルが関連するビットラインとワードラインを有するようにアレイに配列される。メモリデバイスに供給される入力アドレス信号によってアクセスされると、変えられた/増大したスレッショルド電圧を有するメモリセルは、メモリセルからセンスされる第1の電圧レベルを生じてターンオフされたままである。第2の電圧レベルがメモリセルからセンスされるようにアクセスされると、変化のないスレッショルドを有するメモリセルがターンオンされる。
【0003】
メモリセルのグループに共通のビットラインはメモリセルからセンスされた電圧を基準電圧と比較し、メモリセルに記憶された論理状態を示す電圧を出力するように機能するセンスアンプに結合されている。図1は、センスアンプがフローティングゲートメモリセル構造からデータをセンスする方法を説明する単純な回路を示す。電流源IREFは、基準回路のブランチに定められた基準セル電流を示し、電流源ICELLは、アレイ回路のブランチに定められたアドレスされたアレイセルの電流を表す。メモリセルの論理状態を示す、センスアンプの第1の入力における電圧、VSA1は、VDD−ICELL・R1であり、基準電圧信号に相当するセンスアンプの第2の入力における電圧、VSA2は、VDD−IREF・R2である。もし、アドレスされたセルが、そのスレッショルド電圧Vtがハイレベルに増加するようにプログラムされているなら、ICELLは、非常に小さく、従って、VSA1>VSA2である。一方、もし、アドレスされたセルが、そのスレッショルド電圧がローであるようにプログラムされているなら、ICELLは、十分大きく、従って、VSA1<VSA2である。
【0004】
図2は、従来のセンスアンプ構造を示し、このセンスアンプ構造は、抵抗RとRにそれぞれ相当する負荷装置M0およびM2−M4、デバイスM1とインバータXI1を含むアレイ回路のブランチパスに配置されたプリチャージ回路、デバイスM5とインバータXI2を含む基準セル回路のブランチパスに配置されたセルのプリチャージ回路、カラム選択即ちビットライントランジスタMBL0−MBL2、基準セルXEF0、異なるそれぞれのワードラインWL0−WL2に接続されたフローティングゲートデバイスXCELL0−XCELL2、及びコンパレータU1を有している。アレイアーキテクチャーの例の詳細は、本願の譲受人に譲渡された米国特許第5,526,307号に開示されている。
【0005】
フローティングゲートセルは、メモリセルデバイスXCELL0−XCELL2のスレッショルド電圧を調整することによってプログラムされる。基準のセルXREF0は、一緒に結線された制御ゲートとフローティングゲートを有している。そのスレッショルド電圧は、信号RWLが加えら得ると、基準セルがターンオンし、所定の電流IREFが基準セル回路のブランチパスを通してプルされるように製造プロセスによって予め決められている。
【0006】
動作において、もし、デバイスへの入力アドレスがコードされ、WL0とBL0信号ラインが選択されると、アドレスされたセレクタMBL0がターンオンし、セルXCELL0 LOWに相当するビットライン20をプルする。ビットライン20をLOWにすると、メモリセルのプリチャージ回路は、ビットライン20をプリチャージし始め、アドレスされたセルのドレイン側(この場合はXCELL0)に電圧(例えば、1、2V)を生じる。基準セルのセンシングパスは、メモリセルのセンシングパスの動作を反映する。例えば、RWL信号が加えられると、基準セルXREF0はターンオンされ、基準セルのプルチャージ回路も基準信号ラインをプリチャージし始め、基準セルXREF0のドレインにプリチャージ電圧を生じる。RWL信号は、パルス化されるか、或いは一定である。メモリセルのセンシングパスに結合されたコンパレータU1の第1の入力における電圧VSA1は、VSA1=VDD−IXCELL0・RM0であり、基準セルのセンシングパスに結合されたコンパレータU1の第2の入力における電圧VSA2は、VSA2=VDD−IREF0・RM2‖M3‖M4である。
【0007】
正しい動作を確実にするために、メモリセルがハイのスレッショルド電圧(即ち論理“1”)を有するようにプログラムされると、小さな量のリーク電流がVSA1>VSA2であるようなメモリセルのセンシングパスを通って流れるだけであるように回路を設計することが必要である。一方、メモリセルがプログラムされず、ローのスレッショルド電圧(即ち論理“0”)を有すると、回路設計は十分な電流がVSA1<VSA2であるようなメモリセルのセンシングパスを通って流れることを保証しなければらない。特に、もし、“1”がセンスされる場合(SAOUT=“1“)、VSA1>VSA2即ちVDD−IXCELL0・RM0>VDD−IREF0・RM2‖M3‖M4(RM0/RM2‖M3‖M4<IXREF0/IXCELL0に減少する)。RM0/RM2‖M3‖M4は、センシング比と呼ばれる。したがって、センシングの正確性を保証するために、センシング比は維持される必要がある。
【0008】
図2に示されたメモリセルをセンシングするシーケンスは、以下のとおりであり、図3A図4Aに示される。一般に、チップイネーブル信号が時刻T1に最初にメモリデバイスに加えられる。代わりに、アドレスが与えられると、ADDRESSトランジェント信号が発生される場合、ADDRESSトランジェント信号が読取り動作を開始するために用いられる。同時に、或いはその後すぐに、アドレスがメモリデバイスのアドレスコーダ(図示せず)の入力に加えられ、それによって、アドレスのコーディングを開始する。アドレスがコードされるΔTの時間隔が生じる。デコードされると、選択信号がビットライン選択トランジスタBL0−BLnの一つのゲートに、及びワードライン選択信号ラインWL0−WLnの一つに与えられる。アドレスがT2時にデコードされ、アドレスされたメモリセルがハイのスレッショルド電圧又はローのスレッショルド電圧でプログラムされるかに依存して、VSA1は下降し始める(図3A)か、上昇し始める(図4A)。最後に、VSA1およびVSA2は、比較器U1によって比較され、その比較された結果が出力バッファ(図示せず)に送られる。
【0009】
上の説明から、アドレスデコーディングが完了すると、センスアンプの入力SA1の電圧のみが上昇か下降し始める。図3Aを参照して、メモリセルの前の状態が“1”論理状態であった場合に、“0”がセンスされると仮定する。一般に、アドレスをデコードする時間量ΔTは15ナノ秒(ns)かそれ以上の範囲にある。従って、もしこの15nsの待ち時間を減少するか、除くことができれば、読取り速度を改善することができる。メモリセルの前の状態が図4Aに示されるように“0”論理状態であった場合に“1”論理状態をセンスする場合に、同様のことが生じる。
【0010】
上述の問題を解決するために用いられる従来の技術は、両側の差動センスアンプを等しくすることである。例えば、“不揮発性半導体メモリデバイス(Nonvolatile Semiconductor Memory Device)”の米国特許第4,884,214号は、非読み出し期間の間、差動センスアンプの両入力を高電位レベルにプリチャージするために、アドレストランジション検出(address transition detection:ATD)信号に応答する等化回路を使用する。
【0011】
同様に、“NANDアレイを有する不揮発性メモリデバイス(Nonvolatile Memory Device with NAND Array)”の米国特許第5,524,094号では、等化回路がセンスアンプの両入力を1/2VCCの中間電圧に等化するために用いられる。
【0012】
最後に、“ビットラインとセンスラインを同時に等化することができる不揮発性半導体メモリ(Nonvolatile Semiconductor Memory Capable of Simultaneously Equalizing Bit Lines and Sense Lines)”の米国特許第5,559,737号は、ビットラインバイアス回路とダミーセルのビットラインバイアス回路を用いて、センスアンプの両入力を等化している。
【0013】
これら3つの従来技術の全てにおいて、センスアンプのビットラインとダミービットラインの入力を等化するために、等化回路/パルスがセンスアンプの両側を短絡するために用いられる。特に、パスゲートがセンスアンプの等化された入力をビットラインとダミービットラインから絶縁するために用いられ、パスゲートは、センスアンプの入力が等化されると、メモリセルにおける論理状態のセンシングを可能にするパルシングを必要とする。
【0014】
本発明は、従来のセンスアンプにおいて発生する読み取り動作におけるアドレスコード期間の影響を最小にすることによって、メモリセルのメモリセル読み取り時間を減少するように機能するセンスアップ回路である。
【0015】
【発明の概要】
プリコード・プリチャージステップを行なうことによってメモリセルの読み取り時間を減少するセンス回路が説明される。このセンス回路は、メモリセルに記憶されたデータに対応する電圧を基準信号ラインと比較するためのコンパレータを有する。このコンパレータの出力は、メモリセルの記憶された論理状態を表わす電圧である。プリコード時間間隔において、及びチップイネーブル信号及び/又はアドレス入力の少なくとも1つと関連する検出パルスに応答して、センス回路は、コンパレータのセンス入力をコンパレータの基準信号入力と等価な電圧レベルにプリチャージする。その結果、読取り動作から生じるビットライン上の電圧トランジションの第1の部分がプリコード期間中に行なわれ、そしてトランジションの第2の部分がアドレスコード後に行なわれ、それによって、読取り動作を速める。
【0016】
一つの実施形態において、センス回路は、第1のセットの負荷装置を有するアレイ回路ブランチ、アレイランチのプリチャージ回路、及びアレイブランチのダミーセルを有する。アレイ回路ブランチの1つの実施形態において、ダミーセルは、基準セルXREF0と同様なフローティングゲートデバイスと呼ばれる。第1のセットの負荷装置は、第1及び第2のサブセットの負荷装置を有する。第1のサブセットの負荷装置は、第2のサブセットの負荷装置が選択的にイネーブルされる間、常にイネーブルされる。センス回路は、更に、第2のセットの負荷装置を有する基準回路ブランチ、基準ブランチプリチャージ回路、及び基準ブランチセルを有する。検出パルスに応答して、センシング比を変えるように第2のサブセットの負荷装置をイネーブルするプリデコードイネーブル信号が与えられる。又、検出パルスに応答して、アレイダミーセルをイネーブルし、バイアスするプリデコードバイアス電圧が与えられて、特定のアレイブランチ電流を与える。プリデコード期間の間、検出パルスが与えら、第2のサブセットの負荷装置及びアレイダミーセルは、コンパレータのセンス入力上の電圧がコンパレータの基準信号入力上の電圧と等しくなるようにイネーブルされる。
【0017】
一つの実施形態において、コンパレータのセンス入力において見られる実効負荷および電流特性は、プリデコード期間中コンパレータの基準信号入力において見られる実効負荷および電流特性と等しい。他の実施形態において、センス入力の負荷および電流特性は、センシング比がプリデコード期間の間ほぼ1であるように調節される。
【0018】
アドレスがコードされると、第2のサブセットの負荷装置及びアレイブランチのダミーセルは、センシング比を変えるために、ディエーブルされる。この状態において、第1負荷装置のサブセット、アレイブランチのプリチャージ回路、及びメモリセル自体は、ビットラインをメモリセルに記憶された論理レベルを表す電圧へ駆動する。
【0019】
ダミーセルは従来のフローティングゲートデバイス、即ち、電流源として機能するように共に短絡されたその制御ゲートとフローティングゲートを有するフローティングゲートデバイスであってもよく、或いはバイアスされたとき、定電流を発生するnチャネル又はpチャネルデバイスであってもよい。
【0020】
他の実施形態おいて、第1のサブセットの負荷装置は、センス回路におけるコンパレータの第1の動作電位と第1入力間に結合された抵抗素子としてイネーブルされ、バイアスされる少なくとも1つのMOSデバイスを有する。第2のサブセットの負荷装置は、コンパレータの第1の動作電位と第1の入力間に結合され、プリデコード期間中にプリデコードイネーブル信号によってイネーブルされ、且つアドレスがデコードされると、ディスエーブルされる少なくとも1つのMOSデバイスを有する。第2セットの負荷装置は、抵抗素子としてイネーブルされ、バイアスされ、且つコンパレータの第1の動作電位と第2の入力間結合された少なくとも1つのMOSデバイスを有する。
【0021】
他の実施形態において、アレイブランチのプリチャージ回路及び基準ブランチのプリチャージ回路は、電気的に等価な回路であり、アレイブランチのダミーセルと基準ブランチのセルは、電気的に等価なフローティングゲートデバイスである。1つの実施形態において、ダミーセル及び基準セルは、同じスレッショルド電圧を有し、プリデコード期間中等しいバイアス電圧によってバイアスされる。
【0022】
他の実施形態において、センス回路は、メモリデバイスのチップイネーブル信号か、入力アドレスかのいずれかに応答するアドレストランジェント検出器(address transient detector:ATD)を有する。このATDは、電圧発生器及び負荷装置コントローラに結合される検出パルスを発生する。検出パルスに応答する電圧発生器は、アレイブランチのダミーセルをバイアスするためのプリデコードバイアス電圧を発生する。検出パルスに応答する負荷装置コントローラは、プリデコード期間の間、第2のサブセットの負荷装置をイネーブルするプリデコードイネーブル信号を与える。
【0023】
センス回路は、フローティングゲートEPROMとEEPROMシステムを含む不揮発性メモリシステム、およびスタティックRAM(SRAM)とダイナミックRAM(DRAM)を含む揮発性メモリシステムに用いることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
フローティングゲートメモリセルに記憶された論理状態をセンスし、メモリセルの読み取り回数を早めるセンス装置の実施形態が図5に示されている。センス装置は、各セルが単一のフローティングゲートデバイス(例えば、XCELL0、XCELL1、XCELL2...)を含むフローティングゲートメモリセルのメモリアレイ10に結合されている。各セルは、対応するビットライン選択デバイス(MBL0、MBL1、MBL2...)にそれぞれ結合される関連したビットライン11−13をそれぞれ有している。ビットライン選択デバイスのグループがセンス装置に結合されていて、その対応するビットライン選択デバイスを介してDATA信号ラインに結合されているメモリセルの1つを読み取ることを可能にする。メモリセルの対応ビットライン選択信号(例えば、BL0、BL1、BL2...)およびそのワードライン選択千合(例えば、WL0、WL1、WL2...)が選択されると、メモリセル(XCELL0、XCELL1、XCELL2)の一つがDATA信号ラインに結合され、メモリセルの論理状態がセンス装置によって読取られるようにする。
【0025】
各センス装置が共通のDATAラインによって異なるグループのメモリセルに結合される場合、2以上のセンス装置がアレイ10に結合されることを理解すべきである。
【0026】
センス装置は、アレイ回路のブランチ1と基準回路のブランチ2を有する。基準回路のブランチ2は基準電圧信号VSA2をコンパレータU1入力SA2上に発生する。電流は、読取りワードライン(RWL)信号を有する基準セルXREF0をバイアすることによって基準回路のブランチに発生する。基準セルは、デバイスの製造中に設定される所定のスレッショルド電圧を有するフローティングゲートデバイスである。基準回路のブランチも、VDDに結合されたそれらのゲートを有する抵抗性の負荷としてバイアスされるMOSデバイス14(即ち、M2、M3、及びM4)のセットを有する。このMOSデバイスのセットは、VDDとSA2間に結合されている。プリチャージ回路15(MOSデバイスM3インバータXI3を含む)は、SA2ノードと基準セルデバイスXREF0の間に結合されている。バイアス信号RWLが加えられると、プリチャージ回路15は、電流IREF0が基準回路のブランチに発生するようにイネーブルされる。コンパレータの入力SA2上に発生した基準電圧信号VSA2は、以下の式1に示されるように、負荷装置M2−M4の並列結合の抵抗値及び基準電流IREF0に依存する。
【0027】
SA2=VDD−(RM2‖RM3‖RM4)×IREF0 式1
アレイ回路のブランチは、VDDとコンパレータの入力SA1の間に結合されるMOS負荷装置16(例えば、M0、M6及びM7)のセットを有する。
このMOS負荷装置M0は、電源VDDに結合されるゲートを有、従って、所定の抵抗値を与えるためにバイアスされる。負荷装置M6とM7は、プリデコードイネーブル信号(CTS)に結合されているゲートを有し、CTSがHIGHに駆動されるとバイアスされ、CTSがLOWであるとディスエーブルされる。プリチャージ回路17(MOSデバイスM1とインバータXI1を有する)は、コンパレータの入力SA1とアレイブランチのダミーセルXREF1の間に結合される。このダミーセルは、アレイDATA信号ラインと接地(即ち、GRD)の間に結合され、デバイスの製造中に設定された所定のスレッショルド電圧を有する。
【0028】
プリデコードバイアス信号PRWLがセルXREF1のゲートに加えられると、プリチャージ回路17は、電流IXREF1がアレイ回路のブランチに発生するようにイネーブルされる。コンパレータの入力SA1上に発生した電圧VSA1は、以下の式2に示されるように、負荷装置M0、M6、及びM7の抵抗値とセルの電流IXREF1に依存する。
【0029】
SA1=VDD−(RM0‖RM6‖RM7)×IXREF1 式2
メモリセル回路のブランチある負荷装置M0と負荷装置M2、M3、及びM4は、メモリセルのセンス中に適切なセンシング比を保証するように選択される。従って、メモリセンス中に、M0、M2−M4は、RM0/RM2‖M3‖M4は、IXCELL0に依存するIXREF0/IXCELL0により大きいか、等しいか、或いは小さくなるように選ばれる。
【0030】
センス回路は、更に、チップイネーブル信号(Chip Enable signal:CE)とメモリデバイスの入力アドレス(A0,A1,...An)の両方に結合されたアドレストランジェント検出器(ATD)18を有する。入力アドレス又はCE移行のいずれかが生じたとき、トランジェント検出器は条件を検出し、移行が生じたとき検出パルス、ATDを発生する。トランジェント検出器は、一定の入力条件が合致するか、センスされると、トランジェント検出器はATD検出パルスを出力するように、論理ゲートを用いて具現化されることが理解されるべきである。ATDパルスはRWl電圧信号にも結合される、必須条件の基準ワードライン電圧発生器(PRWLVG)19に結合される。RWL信号は、電圧発生器(図示せず)によって発生され、PRWL電圧を発生するようにPRWL発生器をバイアスするために用いられる。代わりに、PRWL発生器は、ATD検出パルスに応答する電圧発生器であり、RWL電圧信号によってバイアスされない。代わりに、ATDパルスに応答して、電圧発生器19はプリデコードバイアス信号、PRWLを出力する。ATDパルスは、センシング比のコントローラ(SRC)20にも結合される。コントローラ20はATD検出パルスに応答して、アレイ回路のブランチにおける負荷装置16の抵抗値を変えるように、負荷装置M6とM7をイネーブルシ、バイアスするプリデコードイネーブル信号、CTSを出力する。
【0031】
動作において、アドレス及び/又はチップイネーブル信号(CE)がフローティングゲートメモリデバイスの入力(例えば、ピン)に加えられると、アドレストランジェント検出器18は、アドレス又はチップイネーブル信号の少なくとも1つが移行したことを検出し、ATD検出パルスが発生される。応答において、電圧発生器19はイネーブルされ、電圧VPRWLを出力する。更に、ATD検出パルスに応答して、コントローラ20は、VCTS=VDDを出力する。このことが起きると、ダミーセルXREF1は、ブランチ電流IREF1を発生するようにバイアスされる。基準セルXREF0もブランチ電流を発生するように、一定の、或いはパルス化されたRWL信号によってバイアスされる。イネーブルされたCTSによって、MOS負荷装置M6とM7はイネーブルされ、RM0‖RM6‖RM7 並列抵抗値がアレイ回路のブランチ1に定められる。電流と並列抵抗値は、プリコード間隔(即ち、アドレス又は制御信号がシステムに加えられる時間から関連したセルビットラインとワードラインがデコードされる時間までの間隔)の間、電圧VSA1が以下に示されるVSA2と実質的に等しい電圧に駆動されように選択される。
【0032】
VDD−(RM2‖RM3‖RM4)×IREF0
≒VDD−(RM0‖RM6‖RM7)×IREF1 式3
プリデコードされた間隔は、アドレスをデコードする時間の他の時間を含むこともできることに留意すべきである。特に、低電力の適用において、電源は2ボルト程度の低さであることができ、一方、低いスレッショルドのターンオン電圧は2.8ボルト程度の高さである。結果として、セルがデコードされた(即ち、ワードライン=VCCレベル)としても、ワードラインは、より高い3.2ボルトのレベルに昇圧される(即ちポンプされる)必要があり、セルデバイスがオンとなって、電流がセンスするためのDATAを通して流れることを確実にする。
【0033】
アドレスデコードが完了すると(即ち、低電力の適用の場合、選択されたセルのゲートがVDD所定のレベルにあるか、それより高いと)、PRWLとCTS信号は、M6、M7及びXREF1をターンオフするようにディスエーブルされる(即ち、LOW状態に駆動される)。センスされた電流は、フローティングゲートメモリセルからであり、アレイ回路のブランチにおけるメモリセル及びダミーセルからでないことを確かにするために、PRWL信号はCTS信号の前にディスエーブルされる。
【0034】
CTSがディスエーブルされると、アレイ回路のブランチ1においてイネーブルされた唯一の負荷装置は、負荷装置M0である。結果的に、メモリセルがメモリセルからのデータの正しいセンシングを確かにするように読み取られている間、RM0/RM2‖M3‖M4は、保存される。
【0035】
図3(B)と図4(B)は、図5のセンス回路が、メモリセルがHIGHからLOWの論理状態へ移行し(図4(B))、LOWからHIGHの論理状態へ移行する場合に、如何にしてメモリセルの読取り時間を最小にするのかを示すタイミング図である。図3(B)を参照すると、先ず、コンパレータの入力SA1上の電圧が(点線)HIGHの論理状態にあり、コンパレータ入力SA2に結合された基準電圧信号より大きい。アドレス信号(A0、A1、…An)の1つまたはCE信号の移行は、ATD検出パルスがT1時に発生されるようにする。これが生じると、CTS及びPRWLは、負荷装置M6とM7、及びダミーセルXREF1をターンオンするHIGHに駆動される。結果的に、入力SA1はHIGH論理レベルに相当する電圧からVSA2(図3(B)のインジケータ30によって示される)と等しい電圧へ下がる。T2時にアドレスがデコードされる。アドレスがデコードされると、信号PRWLがディスエーブルされ(即ち、PRWLはLOWになる)、ダミセルXREF1をターンオフする。その後、信号CTSはディスエーブルされ(即ち、CTSはLOWになる)、負荷装置M6とM7をターンオフする。
【0036】
図3(B)において、実際のセルXCELL0が選択され、IXCELL0がアレイ回路のブランチ1を通して流れ始めると、PRWL信号は、丁度T2前にディスエーブルされる。しかし、CTS信号は、アレイ回路のブランチ1の抵抗性負荷を制御し、アレイ回路のブランチ電流を制御しないので、CTS信号は正確に制御される必要はない。代わりに、この信号は、図3(B)に示されるようにPRWL信号よりわずかに遅れた時間にディスエーブルされる。特に、T2時に、電圧VSA1は、IXCELL0がIREF0より大きい限りLOWへ移行し始める。VSA1は、CTS信号がディスエーブルされると、非常に低くなる。
【0037】
XREF1がディスエーブルされた場合、セルの論理状態は、点30(図3(B)参照)においてセンスし始める。結果として、SA1の移行の一部が、アレイブランチにおける回路がセンスされようとしている時間前(即ち、T1とT2の間)に生じ、他の部分は、セル電流がセンスされた後(即ち、T2とT3の間)に生じるので、セルは従来のセンシング方法より速くセンスされる。同様に、図4Bは、はじめに、コンパレータの入力SA1上の電圧がLOW論理状態にあり、コンパレータの入力SA2上の電圧が負荷装置14と基準セルXREF0に依存する電圧にあることを示している。T1時に、SA1上の電圧がSA2(図4(B)において、符号40で示されている)と実質的に等しい電圧に上昇するように、ATDパルスが発生されて、CTSとPRWL信号が加えられるようにする。アドレスがT2時にデコードされると、PRWL信号はディスエーブルされ、XREF1セルをディスエーブルするLOWに移行する。その後、負荷装置M6とM7は、ディスエーブルされる。結果として、コンパレータの入力SA1は、T3時にメモリセルに記憶された論理状態(即ち、HIGH論理状態)を示す電圧へ移行する。
【0038】
二つのタイミング図を比較して、メモリセルは、図3(A)と図4()より図3(B)と図4(B)において、それぞれ速くセンスされることが分かる。更に、プリデコード間隔中のRC定数は、ポストコード期間中のRC定数より小さいので(即ち、RM0C>RM2‖M3‖M4C)、SA1信号の初期の上昇及び降下時間は、図3(B)と図4(B)においてより速いことが留意されるべきである。
【0039】
1つの実施形態において、ダミーセルXREF1のスレッショルド電圧は、基準セルXREF0のスレッショルド電圧と等しいように選ばれ、ダミーセルXREF1のゲートに結合されたプリコードバイアス信号PRWLは、XREF0とXREF1がオンにバイアスされると、それらは、基準及びアレイ回路のブランチの各々に同じ電流を与えるように、RWLに等しく選ばれる。結果的に、ATDの検出パルスが発生され、電圧発生器19がイネーブルされると、それは、IREF0=IREF1であるように電圧VPRWL=VRWLを出力する。更に、CTSがイネーブルされると、MOS負荷装置M6とM7はイネーブルされ、MOS負荷装置14の並列結合の抵抗値が、以下に示されるように、MOS負荷装置16の並列結合の抵抗値と実質的に同じであるようにバイアスされる。
【0040】
M2‖RM3‖RM4=RM0‖RM6‖RM7 式4
結果的に、プリコード間隔中のセンシング比は1に等しい(即ち、RM2‖RM3‖RM4/RM0‖RM6‖RM7≒1)。更に、IREF0=IREF1であり、及びRM2‖RM3‖RM4=RM0‖RM6‖RM7である場合、VSA1は、上述のように、プリデコード間隔の間、VSA2に実質的に等しい電圧に駆動される。CTS信号がディスエーブルされると、センシング比は、メモリセルの正しいセンシングを可能とするRM0/RM2‖RM3‖RM4になる。この特定の例では、RM2,RM3,RM4,及びRM0/は、ポストデコード間隔のセンシング比が約3:1であるように選択される。
【0041】
図5は、負荷装置14と16のセットの各々において、特別な数の抵抗素子を示しているけれども、この特別な配列は、本発明のセンシング装置を実行するのに必要な特別な数のデバイスの数を示しているわけではないことを理解すべきである。更に、デバイスM0を有する負荷装置の第1のサブセット、及び負荷装置M6とM7を有する負荷装置の第2のサブセットの各々におけるデバイスの数も変えることができる。
【0042】
基準セルXREF0とアレイブランチのダミーセルXREF1は、その低いスレッショルド状態においてセンスされる不揮発性メモリセルの電流特性と同じ特性を有する全ての形式の電流源によって置き換え可能であることも明らかである。更に、設計基準は、式3に到達する電圧レベルと同様なプリデコード期間の間、IREF0×R(アレイブランチの等価負荷抵抗)≒IRF1×R(アレイブランチの等価負荷抵抗)を達成することである。
【0043】
図6Aは、PRWL信号によりXREF1をイネーブルしたり、ディスエーブルしたりするための制御回路の1つの実施形態を示す。この制御回路は、ADTパルスに結合されたその入力、及び関連した遅延時間ΔTを有する遅延装置D1に結合されたその出力を有する第1のインバータIN1を有する。このΔT時間の間隔は、プリデコード時間間隔、又はプリデコード時間間隔プラス選択されたセルのゲートが所定の電圧レベルに達するのにかかる時間である。NOR1デバイスの出力は、ATDパルスに結合されたその第2の入力を有するORゲートOR1の入力に結合されている。このOR1ゲートは、PRWLバイアス信号の発生をイネーブルする第1の論理状態、およびPRWLバイアス信号をディスエーブルする第2の論理状態を有するEN信号を発生する。図6Aに示されるタイミング図は、ATD信号がLOWに移行した後、EN信号はΔTの間隔にしてHIGHのイネーブル状態のままであることを示している。CTSは、PRWLがディスエーブルされた後、幾つかのゲートの遅延後にディルエーブルされるように設計される。
【0044】
図6Bは、p型のスイッチングデバイスMCT1とインバータXI5を有する負荷装置M6とM7をイネーブルしたり、ディスエーブルしたりするための制御回路の実施形態を示している。インバータXI5の入力はCTS信号に結合され、その出力はデバイスMCT1の制御ゲートに結合されている。デバイスMCT1はVDD、及びM6とM7のドレインの間に結合される。M6とM7のゲートは、それぞれVDDに結合されている。CTSがLOW(即ち、ディスエーブル状態)の場合、MCT1はオフで、電流はM6とM7を通して流れない。CTSがHIGH(即ち、イネーブル状態)の場合、MCT1はオンで、M6とM7のゲートはVDDに結合されているので、これらのデバイスもオンである。
【0045】
図7Aと図8Aは、アドレストランジェント検出器18の2つの実施形態を示し、図7Bと図8Bは、対応するタイミング図を示す。図7Aに示されたATD回路は、その各々がアドレス信号(又はチップイネーブル信号)に結合され、その各々が正と負のエッジトリガーデバイスを有する複数の個々のアドレス検出器によって具現化される。正と負のエッジトリガーデバイスの各々の出力は、共にOR化され、各々のアドレス信号に相当するORゲートの出力は再び共にOR化されて、ATDパルス信号を発生する。遅延素子Dは、トランジスタ接続キャパシタを充電するウイークインバータとして具現化され、関連するRC遅延時間を与える。動作において、もし、複数の個々の回路のいずれかが正又は負のアドレストランジションを検出した場合、ATDパルス信号は、HIGHに移行し、遅延時間t'Dの後、ATDパルス信号は、再びLOWへ移行する(図7B)。tDとt'Dは必ずしも等しくなくてもよい。代わりに、図8Aに示されるアドレストランジェント検出器18の他の実施形態においては、排他的ORゲートが各アドレス信号の入力トランジションを検出するために用いられて、ATDパルスを発生する。
【0046】
本発明は、1より多い電圧レベルが確立され、メモリセルのスレッショルドと比較されるメモリ構成に適合されることができることが留意されるべきである。例えば、1つの実施形態において、与えられたセルの4つの異なる論理状態を識別するために、3つの異なるVSA2レベルが定められる。この場合、本発明は、プリデコード時間期間の間、異なるVSA2の電圧レベルの各々に対応する等価電圧VSA1を同時に又は別々に確立する。
【0047】
センス回路は、スタティックRAM(SRAM)メモリシステム、及びダイナミックRAM(DRAM)メモリシステムのような揮発性メモリシステムに適用できることが留意されるべきである。
【0048】
以上の説明において、本発明の完全な理解を得るために多くの負荷回路について、いろいろな特定の詳細が述べられた。しかし、これらの特定の詳細は本発明を実施するために用いられる必要がないことは当業者に明らかであろう。他の例では、よく知られたメモリシステム構造及び理論は、本発明を不必要に曖昧にすることを避けるために、説明しなかった。
【0049】
更に、本発明の要素はある実施形態と共に説明されたけれども、本発明は他のいろいろな方法で実現可能であることを理解すべきである。本発明は、例証として示され、説明された特別な実施形態に限定することを意図したものでないことを理解すべきである。この実施形態の詳細な言及は、本発明の本質であると考えられる特徴のみを列挙している請求の範囲を限定することを意図しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】センスアンプがフローティングゲートメモリセル構造からのデータをセンスする方法の基本理論を示す。
【図2】従来のセンスアンプ構造を示す。
【図3】(A)は図2に示されたセンス装置によって、ハイからローへの論理状態の移行をセンスするためのタイミンシーケンスを示すタイミング図である。(B)は図5に示された本発明のセンス装置によって、ハイからローへの論理状態の移行をセンスするためのタイミンシーケンスを示すタイミング図である。
【図4】(A)は図2に示されたセンス装置によって、ローからハイへの論理状態の移行をセンスするためのタイミンシーケンスを示すタイミング図である。(B)は図5に示された本発明のセンス装置によって、ローからハイへの論理状態の移行をセンスするためのタイミンシーケンスを示すタイミング図である。
【図5】本発明の1つの実施形態によるプリデコード・プリチャージ回路を有するフローティングゲートメモリセルのセンス回路である。
【図6A】アレイブランチのプリデコード電流特性を調節するためのアレイランチダミーセルをイネーブル及びディスエーブルする制御回路の実施形態を示す。
【図6B】アレイブランチのプリデコード負荷特性を調節するための追加の負荷装置をイネーブルする制御回路の実施形態を示す。
【図7A】ATDパルス発生回路の実施形態を示す。
【図7B】図7Aの回路に対応するタイミング図を示す。
【図8A】ATDパルス発生回路の他の実施形態を示す。
【図8B】図8Aの回路に対応するタイミング図を示す。

Claims (29)

  1. メモリセルに記憶された論理状態をセンスするためのセンス装置であって、前記メモリセルは関連するビットラインと関連するワードラインを有し、メモリセルが前記関連するビットラインと関連するワードラインを選択するアドレスによってアクセスされたとき、前記論理状態に対応する電圧が前記センス装置によってセンスされ、前記センス装置は、
    センス入力と基準信号入力を有する電圧を比較するための手段と、
    前記基準信号入力に基準電圧を確立するための手段と、
    前記関連するビットラインと関連するワードラインの選択前に発生するアドレス信号トランジションを検出し、検出パルスを発生するための手段と、
    前記関連するビットラインと関連するワードラインが選択されたとき、ディスエーブルされ、前記検出パルスに応答して前記比較手段の前記センス入力を前記基準電圧と実質的に等しい電圧にプリチャージするための手段と、
    前記関連するビットラインと関連するワードラインが選択されたとき、前記比較手段の前記センス入力に前記メモリセルの論理状態に対応する前記電圧を確立する手段と、
    前記比較手段のセンス入力に接続されており、前記検出パルスに応答して比較手段のセンス入力を基準電圧と実質的に等しい電圧にプリチャージするための電流源として機能し、プリチャージ中にセンス入力と基準電圧に各々接続される負荷回路の負荷特性を等しくするダミーセルと、を備え、
    前記比較手段は、前記関連するビットラインと関連するワードラインが選択された後に、前記メモリセルの論理状態を表す信号を出力することを特徴とするセンス装置。
  2. 前記プリチャージ手段は、前記センス入力電圧が前記基準電圧に実質的に等しくなるように、前記センス入力に所定の電流特性を確立する第1の手段、及び前記センス入力に所定の負荷特性を確立する第2の手段を有することを特徴とする請求項1に記載のセンス装置。
  3. 前記プリチャージ手段は、前記センス入力に電流特性を確立する第1の手段及び前記センス入力に負荷特性を確立する第2の手段を有し、これらの電流特性及び負荷特性は前記基準信号入力の電流特性及び負荷特性と等価であることを特徴とする請求項1に記載のセンス装置。
  4. 前記プリチャージ手段は、第1の電流源装置を有する第1の回路ブランチを有し、前記基準電圧確立手段は、第2の電流源装置を有する第2の回路ブランチを有しており、前記検出パルスが発生され且つ前記関連するビットラインと関連するワードラインが選択される前に、前記第1の電流源装置がバイアス電圧によってバイアスされ、前記第2のブランチの第2の電流と等価な第1の電流を前記第1のブランチに確立することを特徴とする請求項1に記載のセンス装置。
  5. 前記第1及び第2の電流源装置はダミーのフローティングゲートメモリセルデバイスであることを特徴とする請求項4に記載のセンス装置。
  6. 前記プリチャージ手段は、更に前記検出パルスに応答して前記バイアス電圧を発生するための手段を有し、前記バイアス電圧発生手段は、前記関連するビットラインと関連するワードラインが選択されたとき、ディスエーブルされることを特徴とする請求項4に記載のセンス装置。
  7. 前記プリチャージ手段は、負荷装置の第1のセットを有する第1の回路ブランチを有し、前記負荷装置の第1のセットは、第1の動作電位と前記センス入力との間に結合されると共に負荷装置の第1のサブセットと負荷装置の第2のサブセットを有し、前記負荷装置の第2のサブセットは、前記検出パルスが発生されるとイネーブルされ、前記関連するビットラインと関連するワードラインが選択された後にディスエーブルされ、且つ
    前記基準電圧確立手段は、負荷装置の第2のセットを有する第2の回路ブランチを有し、前記負荷装置の第2のセットは、前記第1の動作電位と前記基準信号入力との間に結合され、
    前記検出パルスが発生され且つ前記関連するビットラインと関連するワードラインが選択されると、前記負荷装置の第1及び第2のセットは、実質的に、電気的に等価であることを特徴とする請求項1に記載のセンス装置。
  8. 前記プリチャージ手段は、更に、前記検出パルスに応答して負荷装置の前記第2のサブセットをイネーブルための制御手段を有し、前記制御手段は、関連するワードラインが選択されたときにディスエーブルされることを特徴とする請求項7に記載のセンス装置。
  9. 前記負荷装置の第1のサブセット前記負荷装置の第2のセットの比は、前記センス装置による前記論理状態の正確なセンシングを確実にすることを特徴とする請求項8に記載のセンス装置。
  10. 更に、前記検出パルスに結合された入力と遅延デバイスの入力に結合された出力を有する第1のインバータ装置を含む前記第1の電流確立手段をイネーブルするための手段を有し、前記遅延デバイスは、NORゲートの第1の入力に結合された出力を有し、前記NORゲートは、前記検出パルスに結合された第2の入力とORゲートの第1の入力に結合された出力を有し、前記ORゲートの第2の入力は、前記検出パルスに結合され、前記遅延デバイスは関連する時間の遅延を有し、前記ORゲートは、前記検出パルスに応答して前記第1の電流確立手段をイネーブルし、且つ前記検出パルスの後に前記時間遅延と等しい時間間隔において前記電流確立手段をディスエーブルすることを特徴とする請求項2に記載のセンス装置。
  11. 前記第1の電流確立手段は、前記関連するビットラインと関連するワードラインが選択されたときにディスエーブルされ、前記第2の負荷確立手段は、前記関連するビットラインと関連するワードラインが選択された後で、前記センス入力が前記メモリセルにおける前記論理状態に対応する前記電圧をセンスする時間前に生じる時間間隔においてディスエーブルされることを特徴とする請求項10に記載のセンス装置。
  12. 前記第2の負荷確立手段は、第1の動作電位に結合されたゲートを有し、且つ、前記センス入力に前記所定の負荷特性を確立するために第1のノードと前記センス入力との間に結合されている少なくとも1つの負荷装置を有し、前記センス装置は、更に、前記検出パルスに応答して制御信号を発生するための手段を有する前記第2の負荷確立手段をイネーブルするための手段と、前記制御信号に結合された入力とスイッチングデバイスのゲートに結合された出力を有するインバータ装置とを有し、前記スイッチングデバイスは、前記第1の動作電位と前記第1のノードに結合されており、前記制御信号は、第1の状態において前記スイッチングデバイスをイネーブルしそれによって前記少なくとも1つの負荷装置を通る電流路を与え、且つ第2の状態において前記スイッチングデバイスをディスエーブルしそれによって前記少なくとも1つの負荷装置を通る電流路を与えないことを特徴とする請求項2に記載のセンス装置。
  13. 前記メモリセルは、スタティックRAMのメモリ記憶装置であることを特徴とする請求項1に記載のセンス装置。
  14. 前記メモリセルは、ダイナミックRAMのメモリ記憶装置であることを特徴とする請求項1に記載のセンス装置。
  15. 前記メモリセルは、フローティングゲートデバイスであることを特徴とする請求項1に記載のセンス装置。
  16. メモリセルに記憶された論理状態をセンスするためのセンス装置であって、前記メモリセルは関連するビットラインと関連するワードラインを有し、メモリセルが前記関連するビットラインと関連するワードラインを選択するアドレスによってアクセスされたとき、前記論理状態に対応する電圧がセンスされ、前記センス装置は、
    センス入力の電圧を基準信号入力の電圧と比較するための、センス入力と基準信号入力を有する比較器と、
    前記関連するビットラインと関連するワードラインが選択されたとき、前記センス入力に前記メモリセルの前記論理状態に対応する前記電圧を確立するための第1の回路ブランチと、
    前記基準信号入力に基準電圧を確立するための第2の回路ブランチと、
    前記関連するビットラインと関連するワードラインの選択前に発生するアドレス信号トランジションを検出し、検出パルスを発生するための手段と、
    前記関連するビットラインと関連するワードラインの選択前に生じるアドレス信号トランジションを検出するための、及び検出パルスを発生するためのトランジェント検出回路と、
    前記センス入力を、前記検出パルスに応答して前記基準電圧に実質的に等しいプリチャージ電圧にプリチャージするためのプリチャージ回路と、
    前記比較器のセンス入力に接続されており、前記検出パルスに応答して比較器のセンス入力を基準電圧と実質的に等しい電圧にプリチャージするための電流源として機能し、プリチャージ中にセンス入力と基準電圧に各々接続される負荷回路の負荷特性を等しくするダミーセルと、を備え、前記プリチャージ回路は、前記関連するビットラインと関連するワードラインが選択されたとき、ディスエーブルされることを特徴とするセンス装置。
  17. 前記プリチャージ回路は、更に、前記検出パルスに応答する電圧発生器を有し、前記電圧発生器は第1のバイアス電圧を与え、前記第1の回路ブランチは、所定の第1のスレッショルド電圧を有する第1の電流源装置を有しており、前記検出パルスが発生され且つ前記関連するビットラインと関連するワードラインが選択される前に、前記第1の電流源装置は、前記第1のバイアス電圧によってバイアスされて、前記第2の回路ブランチに確立された第2の電流と等価な第1の電流を前記第1のブランチに確立することを特徴とする請求項16に記載のセンス装置。
  18. 前記第1の電流源装置と前記第2の電流源装置の少なくとも1つは、フローティングゲートデバイスであることを特徴とする請求項17に記載のセンス装置。
  19. 前記プリチャージ回路はセンシング比コントローラを有し、前記第1の回路ブランチは負荷装置の第1のセットを有し、前記負荷装置の第1のセットは負荷装置の第1のサブセットと選択可能な負荷装置の第2のサブセットを有し、前記第2の回路ブランチは負荷装置の第2のセットを有しており、前記センシング比コントローラは、前記検出パルスに応答して、前記選択可能な負荷装置の第2のサブセットをイネーブルするイネーブル信号を与え、且つ前記関連するワードラインが選択されると、前記負荷装置の第2のサブセットがディスエーブルされることを特徴とする請求項16に記載のセンス装置。
  20. 前記負荷装置の第2のセットと、前記負荷装置の第1のサブセットのみを含む前記負荷装置との第1の比が、前記センス装置による前記論理状態の正確なセンシングを確実にし、且つ前記負荷装置の第2のセットと、前記負荷装置の第1のサブセットと前記負荷装置の第2のサブセットを含む前記負荷装置の第1のセットとの第2の比がほぼ1であることを特徴とする請求項19に記載のセンス装置。
  21. メモリセルに記憶された論理状態をセンスするためのセンス装置であって、前記メモリセルは関連するビットラインと関連するワードラインを有し、前記メモリセルが前記関連するビットラインと関連するワードラインを選択するアドレスによってアクセスされたとき、前記論理状態に対応する電圧がセンスされ、前記センス装置は、
    基準信号入力に基準電圧を確立するための第1の回路ブランチ、及び前記関連するビットラインと関連するワードラインが選択されたとき、比較器のセンス入力に前記メモリセルの前記論理状態に対応する前記電圧を確立するための第2の回路ブランチを有するセンス回路部分を備え、前記比較器は、前記センス入力の前記電圧を前記基準信号入力の前記基準電圧と比較し、且つ前記関連するビットラインと関連するワードラインが選択された後に、前記メモリセルの前記論理状態を表す信号を出力し、前記第1と第2の回路ブランチは、前記第1と第2のブランチの各々の電流特性と負荷特性に依存する関連するセンシング比を有し、
    更に、1にほぼ等しいセンシング比を確立するための前記センス入力に結合された回路を有する第2の回路部分を備え、前記センス入力に結合された回路は、前記メモリセルへのアクセスが開始される時間から前記関連するビット回路と関連するワードラインが選択される時間までの時間間隔において、イネーブルされ、
    更に、前記比較器のセンス入力に接続されており、アドレス信号トランジションの検出に応答して比較器のセンス入力を基準電圧と実質的に等しい電圧にプリチャージするための電流源として機能し、プリチャージ中にセンス入力と基準電圧に各々接続される負荷回路の負荷特性を等しくするダミーセルを備えることを特徴とするセンス装置。
  22. 前記第2の回路部分は、前記時間間隔において前記センス入力を前記基準電圧に実質的に等しい電圧にプリチャージするためのプリチャージ回路を有することを特徴とする請求項21に記載のセンス装置。
  23. 前記プリチャージ回路は、前記時間間隔中にイネーブルされる、少なくとも1つの負荷装置と少なくとも1つの電流デバイスを有することを特徴とする請求項22に記載のセンス装置。
  24. 更に、入力アドレストランジションとチップイネーブルトランジションの1つを検出し、検出パルスを出力するための検出回路を有し、前記検出パルスは、前記プリチャージ回路をイネーブルすることを特徴とする請求項23に記載のセンス装置。
  25. 更に、前記検出パルスに応答して、前記少なくとも1つの負荷装置をイネーブルするための第1の制御手段を有し、前記制御手段は、前記関連するワードラインが選択されるとディスエーブルされることを特徴とする請求項24に記載のセンス装置。
  26. 更に、前記検出パルスに応答して、前記少なくとも1つの電流源装置をバイアスするための電圧を発生するための電圧発生器を有することを特徴とする請求項24に記載のセンス装置。
  27. 前記メモリセルは、スタティックRAMのメモリ記憶装置であることを特徴とする請求項21に記載のセンス装置。
  28. 前記メモリセルは、ダイナミックRAMのメモリ記憶装置であることを特徴とする請求項21に記載のセンス装置。
  29. 前記メモリセルは、フローティングゲートデバイスであることを特徴とする請求項21に記載のセンス装置。
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